捨てたい現実

姉が統合失調症になって１５年、私たち家族の苦悩は未だに消えません。

消えるどころか、日に日に年老いてゆく父親、働かなくなった姉、浪費に依存、その日暮らし、その場しのぎの日常…。
悩み事は後を尽きません。

あの悪魔のような発病の日から１５年

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あの日は私も姉もまだまだ未熟な年頃で祖母の突然の死にただただ動揺していました。

姉がおかしくなったのはお葬式の日でした。

火葬場の待合室で極度に緊張した面持ちの姉に母親が少し
横になれと言いましたが、横になっても全く目を閉じず、極端に体が硬直して
泣きもせず、硬い表情で一点をじっと見つめて動きません。

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お葬式が済んで初七日が来る頃、姉の様子は益々おかしくなって、眠る事が出来なくなりました。

夜中ずっと祖母の仏壇の前に座り、お経を延々とあげています。

翌日も、その翌日も夜中は一晩中お経をあげて、家族がもう止めようと諭しても、一旦は止めて布団に横になるものの、数分したら、バッと飛び起きて、｢おばあちゃんの声が…呻き声や叫び声が聞こえる！｣そして、また仏壇の前でお経をあげ始め家族もだんだんと｢おかしい｣と思うようになりました。

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１５年も耐えて今まで大変なご苦労目に浮かびます。私の離婚した妻が統合失調症でした、妻は１６さいで発症しました。病気の本人は病気である自覚もないので大変苦労しました、お姉さんなんとか自立させるしかないと思います、家族とは言え一生面倒診るのは無理です、周りが潰れてしまいます。結局私は自立させようとして逆に恨まれ離婚しました、主治医と御相談されてはどうでしょうか。

• << 6 ありがとうございます。 4番さんも大変ご苦労された事でしょう。この苦労や、大変さは本人や、パートナー、家族といった当事者にしかなかなか分からないと言うのが現状です。 私の姉はだんだんと病状は落ち着いてはいるものの、人格そのものが壊れて、生活のレベルが明らかに低下してきています。家族が甘やかしたり、自立を促す事をしなかった為に今では依存して暮らすしかなく、私も姉に自立を促すと酷く横暴になり、恨まれてきました。私たち家族は姉ひとりの為に様々な物を犠牲にし無くしたり壊れてきました。ここでそんな人生に終止符を打てるように皆様からのアドバイスを受けたいと思っています。アドバイスありがとうございます😃

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その頃、家族皆は
祖母が突然亡くなった事で姉も落ち着かない、悲しくて仕方ないだけで、一時的に挙動不審なだけだろう。そんな風に考えていました。
勿論、精神病を発病しているなんて分かりませんでした。

どこが痛いわけでもなく、血や傷が有るわけでもなく、精神がおかしく侵されているなんて知る由もなくそれまで平凡ながら普通の家庭であったので、家族皆
姉は祖母が亡くなった事で少し気が動転しているだけだと話していました。

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>> 4 １５年も耐えて今まで大変なご苦労目に浮かびます。私の離婚した妻が統合失調症でした、妻は１６さいで発症しました。病気の本人は病気である自覚もな… ありがとうございます。
4番さんも大変ご苦労された事でしょう。この苦労や、大変さは本人や、パートナー、家族といった当事者にしかなかなか分からないと言うのが現状です。

私の姉はだんだんと病状は落ち着いてはいるものの、人格そのものが壊れて、生活のレベルが明らかに低下してきています。家族が甘やかしたり、自立を促す事をしなかった為に今では依存して暮らすしかなく、私も姉に自立を促すと酷く横暴になり、恨まれてきました。私たち家族は姉ひとりの為に様々な物を犠牲にし無くしたり壊れてきました。ここでそんな人生に終止符を打てるように皆様からのアドバイスを受けたいと思っています。アドバイスありがとうございます😃

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姉の統合失調症発病当時、私は１６才で姉は１９才でした。
私は高校生、姉は地元の会社でＯＬをしていました。

姉は学生の頃から両親や先生の期待に添うように生きて来て反抗期もなく、本当に真面目で勉強好きな女性でした。

悪く言えば、流行やファッションには興味がなく、友達も少ない、遊びも恋愛も全く経験ない堅物でした。

何をするにも、決めるにも、母親の言いなりでいい子ちゃん。当然、就職だって母親が勧めた所に入って、期待に応えるように頑張っていたようです。

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祖母も姉を溺愛していました。良いことも悪い事も姉のする事なら容認していました。
また、母親は反抗期のない姉を｢出来のいい子、優等生｣だと賞賛するようになりました。

姉はそれが嬉しいらしく、益々規律とか道徳とかを忠実に守り、期待に応えるようになりました。

反対に、その頃私は高校生で青春真っ盛り。友達と遊んだり、恋愛を楽しんだり、時には先生に呼び出されて注意を受けたり、成績だって中の下に落ちていました。
反抗期もあり、親からは姉と比べて罵られたり、虐められるようになりました。

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4です、途中で何度も割り込んですいません、とても他人事とは思えず早まりました、また最後まで読んでレスします。

• << 15 ありがとうございます。お気遣いなく、いつでもご意見頂けたら嬉しいです。 まだまだ発病当時の話なので、これから１５年間の間にあった事を書き込んでいきます。 お話が長くなると思いますので途中でもご遠慮なくレスしてください😃 ありがとうございました。

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姉はそのせいか、社会性や友達との協調性は全くなく、第三者からしてみれば
ただの｢優等生ぶったいい子ちゃん｣なだけでした。

いつも母親が傘になり、母親の恩恵を一身に受けていたせいか、まるで、幼稚園児が先生の言うことは忠実に何でも守りましょう。
お母さんの言うことは素直に聞きましょう。

お年寄りに対しては思いやりを持ちましょう。

と言ったモラル全てに忠実な人間になってしまい、数少ない友達も全くいなくなりました。

その癖プライドは異様に高く、冗談も全く通じない人間になっていきました。

そんな姉に家族の死はことのほか重大な事に感じたのでしょう。

普通なら高齢の年寄りが亡くなってしまうのは悲しいけど、自然の原理、どこの家庭でもそれを経験しているはずなのに姉はそういう考えが出来なくて、パニック状態になっていたみたいです。

後に精神科医の話では、こうした人格の人は逆境や、ちょっとした困難に弱く、不安定になりやすい傾向があると言われました。

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その後も日が経つにつれて、姉は目の焦点までおかしくなり、一点を見つめて動かなかったり、手や足の動きが異様に不自然で遅くなり、
人の会話の内容まで把握出来なくなってきて、一気に錯乱状態にまで落ちてしまいました。

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だんだんとカレーやシチューと言った簡単な料理すら出来なくなり、テレビも付けたかと思えばチャンネルを数分置きにパチパチ変えてしまったり、呂律も回らなくなり、益々おかしくなりました。

おばあちゃんが呻き声を出している！
苦しんでいる！聞こえる筈のない声が聞こえる＝幻聴が現れて、一段と酷くなってきていたみたいです。
それでも両親は病気だと思わず、亡くなった祖母が取り憑いたとか、霊媒師の所に行って祓ってもらおうとか言う始末。
そして、同県の有名なお寺で祈祷を挙げてもらおうと言う話になりました。

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今思えばバカな事でした。霊とか、何とかって…。

お寺では精神病なんて治る筈もないのに…。

でも、姉は異様に神様や仏様に対して信仰心があり、すぐさまその話に飛びつきました。

お寺で祈祷師の方が話す事を目の色を変えて聞き、藁をも縋る思いで守りました。

私は高校生でありながら、これは霊とかではなく、病気だと思っていました。ただ、精神病なんて詳しく知らなかったので、現状を両親に任せておけばいいや…とにかく、おかしくなっていく姉がまた元に戻れば霊媒師だろうが、お寺だろうがいいや…って思う位でした。

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そのお寺の人間は悪徳でした。明らかに精神病にしか見えない姉を、｢おばあ様を悼む余りに、体調を崩したあなたに代わり、お釈迦様が身代わりになってくださっている状態なんですよ。だから、これから毎日通ってお釈迦様を安心して天に送り出して差し上げるように私たち祈祷師がお祈りしますね。｣と言い、毎日１５分程の祈祷で五千円の祈祷料を払いました。
それに付け加え、肌着も祈祷したものを着るといいと言われ一枚３０００円で１日２枚持参して拝んでもらい、あっという間に祖母の貯蓄はお葬式やその後の四十九に付け加えて姉のお寺参りで無くなっていきました。

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>> 9 4です、途中で何度も割り込んですいません、とても他人事とは思えず早まりました、また最後まで読んでレスします。 ありがとうございます。お気遣いなく、いつでもご意見頂けたら嬉しいです。
まだまだ発病当時の話なので、これから１５年間の間にあった事を書き込んでいきます。
お話が長くなると思いますので途中でもご遠慮なくレスしてください😃
ありがとうございました。

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お言葉に甘えます。お姉さんと私の元妻は性格が似ていると思います、自尊心が以上に高く、変に正義感が強く、周りの期待どうり成長したので自分の自己もなくまた適応範囲のせまい人格、お姉さんは人の死に適応出来ず、それがきっかけで発症したのかな、妻は妻の両親の離婚、父親の自己破産が原因でした。また来ます。

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>> 16 ありがとうございます。

元奥様と姉の性格はよく似ていますね…。

姉も自尊心が異様に高く、曲がった事は受け付けず、正義感も強くて、広い目を持って他人や社会を見れませんでした。

応用力がなく、適応性に著しく欠けている偏った性格の持ち主です。

そのせいか、ちょっとした不意の出来事や困難に出会った時に柔軟に対応出来なくて、パニック状態になり、精神病を発病したんだと思います。母親は育て方が間違っていたと当時は嘆いていましたが、多くの医師の話では原因は不明で一部では遺伝的なものもあるようです。
統合失調症は本当に本人以上に周りが大変です。重病の精神病は正当な離婚事由になります。私もこの病を１５年間そばで見続けてきて、割り切るか、縁を切るかしないと周りの家族まで共倒れになるケースもあり、私自身割り切るようにしています。それに至るまでは様々な困難や葛藤がありましたが、姉のせいで母親は亡くなり、私も娘も姉ひとりに人生を振り回されてきました。
割り切る、縁を切る事は全く悪い事ではありません。４番さんには罪悪感や後悔なく、これからの人生を幸せに過ごされます事をお祈りします😃

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お寺参りをしても、幾ら仏壇に手を合わせても姉の容態は全く良くならず、それどころか、おかしな顔つきと訳の分からない事を時折話すようになっていきました。

夜も全く眠らず、五分置きに布団からガバッと起きてお経をあげたり、幻聴が聞こえると言って体を硬直させて訴えるようになり、付き添って寝起きしていた母親が時折、｢寝なさい！｣と叱っている声がしてくるようになりました。

日を追うごとに母親の声は大きくなっていきました。
｢寝なさい！何で起きるん！いい加減にしぃ！｣

母親は日に日にグチグチ涙を流しながら姉の様子を父と私に話すようになりました。

父は母親と話し合って姉をやっと病院に連れていくように促しました。

でも母親は、ヒステリックになり、｢まあー!!あの子がそんな変な病気だと言うわけ？そんなのあるわけないでしょうが！！｣｢あの子がおかしいなら、他の子なんて皆もっとおかしいじゃない！！｣｢あの子に限って病気だなんて…うちの家系はそんな家系じゃないし、大体、恥ずかしい事だからね！！病気だなんて言うなら、あんたが病気！！｣だと父と私を罵倒して話になりませんでした。

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そしてだんだんと姉は人格を崩壊させてゆきました。

頭の整理がつかないのか、簡単な計算も出来なくなり、(例えば、３×５、５０÷５０、１００ー２０など)電話の受け答えさえも出来なくて、歩行はヨチヨチ歩き、手は不自然に前ならえの状態、目は白目がちで視点が合わない、明らかな精神病が進行している状態でした。

そして、母親のそばを離れず、泣いてばかりです。

夜中は益々おかしくなって五分置きに布団からガバッと起きて電気をパカパカ付けたり、消したり。飾ってあった人形ケースの中の人形を、人形の視線が怖いと言ってダンボールに入れてしまい込んだり、不潔になったり。

母親の服を着ないと落ち着かないと言って、母親の服を着るようになったり。
もう、意味不明。
姉の頭の中はどうなってるのか、一時は優等生だった姉だから理解しようと姉の考えを聞こうと理解しようとしましたが、反対に物凄い疲れました。
そして、理解出来ない事ばかり話して
こちらの頭がイカレてしまいそうでした。

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そして決定的だったのは、お風呂でお漏らしをした事でした。母親もさすがにこれには参ったらしく姉をやっと病院に連れていこうと決意したようで、ある日父と姉を連れて市内の診療所に行きました。父は精神病だと気付いていたようですが、母親は認めたくないみたいで、精神科医を訪ねずに、近くの診療所位で治療したいと言って譲りませんでした。

でも、医師の判断は的確なもので、母親の考えを真っ向から訂正させて、｢霊媒師とかお寺とか、そんなので娘さんは治りません。良いですか、娘さんは然るべき病院で、ちゃんと治療しないとダメなんですよ！｣と母親を諭して精神科医に紹介状を書きました。

帰宅した母親は憔悴した顔で、診療所の医師に対する恨みを延々と話始めましたが、私と父はやっと道が見えたと内心ホッとしました。

でも、そんなの束の間、苦しみはジワジワと始まったばかりでした。

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お姉さんは人格障害も持っているみたいですね、元妻も自己愛性と演技性人格障害を持っていました、それと統合失調症の他に解離性のてんかんヒステリー、こちらは神経症だったかな、一体いくつ病気を持っているのだと私は混乱した記憶があります。でも統合失調症の幻聴被害妄想が一番私は大変でした、娘も母親の狂気乱舞の姿を見て布団の中で震えて泣いていました、また来ます。

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>> 21 おはようございます。
元奥様は同時に幾つもの精神疾患を持たれていらっしゃったんですね、とても大変な思いをされて来られたと察します。
私の姉は最初は祖母の死による(心因反応)と言う軽い病名が付いていましたが、(診療所)専門の精神科医を訪ね、診察を受けた際には、統合失調症だと告げられたそうです。

しかし、母親がいつも姉に同行して診察を受けていた為に、姉に溺愛していた母親を見る余り、担当医は配慮から母親がショックを受けないように、一年以上もこの統合失調症と言う病名を伏せて、心因反応だと話し診察を続けていました。
姉も自己愛が強く、さも他人を悪者に仕立て上げてひたすら母親からの保護と愛情を乞います。
私はそれはわざとかなと思い異様に腹が立った経験が何回も有りますが、それは統合失調症とは別の精神病だったのかも知れません。

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>> 22 おはようございます。お母さんも統合失調症のお姉さんの事を否定から入ったのですね、どの家族も同じだと思いますが、病気を否定する事から入るので、理解するまで時間がかかりその間悪循環になりますよね。多分お姉さんが発症するまでお母さんとお姉さんは共依存関係だったのではないでしょうかだから自己愛の強い人格形成ができたのではないかと思います、お姉さんに振り回されて大変だと思います。

• << 25 未だに姉には頭を悩ませています。 ですが、周りが苦悩し嘆く程、本人は病識も危機感や、将来も重く受け止めていません。 ですから、金銭的な面や、これからの生活なども全く考えません。考えないと言うより、そこまでの思考も最早無くしていってるんだと思います。 しかも、生活のレベルは低下の一途を辿っています。 本当に身内だかと言っても、時には自分の子以下に世話が焼けて、腹の立つ事も多くて投げ出したい有り様です。 でも、もうこれ以上は振り回される人生はごめんなので、 姉とは他人以上に距離を置こうかと考えています。

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ありがとうございます。
お礼が遅くなり申し訳ないです。

母親は可愛い娘が重度の精神病に侵されているなんて最初は全く認めなくて、担当医を罵倒、扱き下ろしたりして大変でした。
私はその頃、福祉系の高校に通っていたので、姉の状態をそばで看ていて、建設的な医師による治療とケースワーカー、保健所、福祉の全てのサポートが必要だと母親に話しましたが、｢一番小さい奴が親に意見するのか！｣｢お母さんはな、お母さんのやり方でやっていく！気に入らないなら、この家を出ていけ！｣と言う有り様でした。
その理不尽な母親の思考とやり方で私と母親は何かと対立するようになりました。
父は｢またか…｣｢あ～やだやだ｣と取り合わず、姉のサポートは結局母親が自ら自分がする、公にするのは恥ずかしいとはねのけてしまい、その分、未だに姉は身内に頼りきりの｢かかり人｣になっています。

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>> 23 おはようございます。お母さんも統合失調症のお姉さんの事を否定から入ったのですね、どの家族も同じだと思いますが、病気を否定する事から入るので、… 未だに姉には頭を悩ませています。
ですが、周りが苦悩し嘆く程、本人は病識も危機感や、将来も重く受け止めていません。
ですから、金銭的な面や、これからの生活なども全く考えません。考えないと言うより、そこまでの思考も最早無くしていってるんだと思います。
しかも、生活のレベルは低下の一途を辿っています。
本当に身内だかと言っても、時には自分の子以下に世話が焼けて、腹の立つ事も多くて投げ出したい有り様です。
でも、もうこれ以上は振り回される人生はごめんなので、
姉とは他人以上に距離を置こうかと考えています。

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母親は専門の精神科医の所から入院治療が早急に必要な姉を連れて戻り、自宅で療養させたいと言いました。

｢精神病院だなんて、この子はそんなんじゃない！大体、うちの家系にそんな人間なんていないし、近所に知れたらどうするの！！｣
と保守的な自分だけの固定観念に捕らわれて、他の意見など全て敵視し、私や父、医師や親戚といった周りの人間に対して牙を剥くようになりました。

皆は母親が間違っていると言っても、今まで見たこともないような母親の強気な気迫に誰も母親本人と向き合って話が出来ませんでした。

あの時から母親自身がもっと柔軟な考えを持ち、姉の病気を受け止めていれば、その後の将来は少なからず開けていたものと悔やむばかりです。

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その後、自宅で寝たり起きたりの生活をしていた姉は益々病状は進み、食事を全て吐き出したり、突如人格が変わり、まるで幼少期の子以下の精神に後退して大変でした。

もう、限界でした。仕事も母親が辞めさせました。

父は姉を入院させないとダメだと母親を強く説得し、渋々母親は姉を入院させました。

私はそれまで一度も精神病院に行った経験がなく、最初は
正直姉の様子を見に行くのが｢怖かった｣のを覚えています。

母親だけでなく、私本人も精神病、精神病院に対して、｢未知のもの、不安、恐怖感｣そして、少しだけ｢関係ない、関わりたくない、軽蔑｣と言ったものがないと言えば嘘になります。

まだまだ未熟な１６歳という年齢もあったかも知れません。
でも、あの頃は
｢お姉ちゃんを助けたい｣との強く純粋な思いがありました。

私はその思いを胸に不安と恐怖感を振り払って姉の入院した精神病院の玄関をくぐりました。

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建物自体はキレイで閉鎖的な感じではなく、それを見て少しホッとしたのも束の間、荷物を持って玄関でスリッパに履き替えてナースステーションに向かうと、話にならない独り言をブツブツと言ってる男性、ロビーで大きな声でお経を上げている男性、ただぼ～っと一点を見つめて座り、私たち家族を見るなり、刺すような目つきで｢*@:&%#-｣と声にならない叫び声をあげる女性…。

一瞬言葉を失いました。

日常生活では見たことのない異空間が視界に飛び込んできました。

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私も元妻を伴って入院する病院の見学に行ったとき閉鎖病棟から見学した時入院患者を見て衝撃を受けました、解放病棟の方は意外と大丈夫でしたが、主さんも本当にここに入院させて大丈夫なのかと思ったのではないですか、

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>> 29 はい、正直うろたえました。
まだ１６歳の私には受け止める器なんてなくて、ただ両親のそばで警戒心を露わにしていました。

福祉系の学校で研修の一環として、老人ホームや、知的障害者の授産施設に訪問学習に訪れた時も最初は抵抗感を覚えましたが、ここは私の予想や経験を遥かに上回っていていました。

閉鎖病棟と、開放病棟が繋がっていたので、時には閉鎖病棟の患者さんを見かけました。

最初は特養老人ホームを彷彿とさせる雰囲気に息を呑みました…。

｢壊れた人々…。｣

そんな風に私は感じました。

病室に通されると、姉も例外ではなく｢壊れて｣いました。

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｢・・・・。｣言葉が出ませんでした。
荷物を持ったまま
目をなるべく合わせないように患者さん達の前を両親に添うように足早に通り過ぎ、ナースステーションでケアワーカーさんに挨拶をして、姉の病気へ入りました。


姉は３人部屋に入っていました。

姉は母親を見るなり、｢お母さん！｣とベッドから飛び起きて｢Ｈ美(自分の名前)家に帰りたい！帰りたい！｣とだだをコネ始めて号泣し始めました。

キツい抗精神薬を服薬しているのか、呂律が回らず、体がブルブル震えています。目は上向きにつっていて、はっきり言って、この前までOLをしていたなんて嘘のような悲惨な姿になっていました。


母親は必死に姉を諭しますが、姉は一旦は頷くものの、また１０分程すると｢悲しい、帰りたい｣を
母親にすがるようにしてだだをコネ始めます。

帰ろうとすると、益々酷くなり、ナースステーションから看護師さんや、ケアワーカーさんを呼んでやっと落ち着かせる状況でした。

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元妻も入院中に１日に何回も私の携帯に病棟の公衆電話から帰りたいと電話して来て困りました、公衆電話のテレホンカード代も馬鹿になりません。でも退院させて帰ってきても、直ぐに悪化してまた入院、本人の気持ちも分かりますが、私は娘との生活を優先しました。

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>> 32 こんばんは。
元奥様も電話を頻繁に掛けていたんですね。大変お困りになった事でしょう。
うちの姉も全く同じように毎日何度も電話を掛けてもきました。しかも、家に帰りたいの一点張りで、何回諭しても数時間経つとかけてきました。
勿論の事、病状はまだ落ち着いてもおらず、外出許可なんて取れないような悪い状態にあるにも関わらず、自分の欲求だけをオウムのように繰り返し言います。それには此方もいくら相手が精神病だと分かっていても腹が立った覚えがあります。
４番さんは娘さんとの生活を優先させられたそうですが、娘さんの為には良いことだったと思います。
私も子供が二人いますが、姉にはなるべく接触させていません。やはり、まだ未熟な子供に取っては重度精神病患者は理解出来ないだろうし、子供の為にはその方が良いことだと思います。

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そうですね。結局最初の入院から１０年がんばりましたが、限界でした、娘には母親は病気だから一緒の生活は無理とだけ言いました。理解出来る年齢になれば医学的に説明します。

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