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神社仏閣珍道中・改
神社仏閣巡り珍道中・改
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神社仏閣巡り珍道中・改  東北路編

No.33 21/02/06 07:44
旅人さん0
あ+あ-

お地蔵さまは
『地が一切の宝を含蔵するごとくに一切の徳を含蔵するもの』
その役割は釈迦入滅後、弥勒菩薩が世にでるまでの間、一切の衆生を永劫に救済することを本来の誓としている。その救済の範囲は人間界に限らず、〖地獄〗〖餓鬼〗〖畜生〗〖阿修羅〗〖天〗の各界全てにおよぶもの。
そこここにおられて、未熟な私を救おうと手を差し伸べてくださっている。お地蔵さまが微笑んで見守っていられるくらいに穏やかに生きられたらと思うのですが┉。

紅葉した木々をバックに私を見おろして微笑んでおられたのは延命地蔵さま。
ここから先、拝観料を納めて進むことになります。心を整えて、御仏にお会いいたすこととしたいものです。が┉、ここには私の物欲をくすぐる授与品が数多く並んでおり、唸りに唸って、御朱印だけにいたしました。そのくらいで自分で自分を褒めてしまうから成長しないのだな。┉。


先に進むと、格子戸のはまった岩窟が見えてまいりました。その前には石碑に爪弾くように描かれた観音さまがお二人。
なんでもこちらの岩窟は鎌倉時代に宋より戻ったという僧がここに遁世していたのだとか。そしてここでその僧侶と時の執権北条時頼が出合ったのだと伝えられているようです。
船と馬くらいしか移動手段のなかった時に、ここまで来るのに大騒ぎする現代人(私)もおるというのに、昔の方は驚くくらいに遠くまで赴いているものであります。

ようやく、私の思い描いていた瑞巌寺さんに近いものとなってまいりました。┉たしかに THE、観光地 なのではありましょうが、やはり寺院はそれに毒されてはいけないよな、などと勝手に思う私であります。

そして、白い太鼓塀が見えてまいります。その向こうに巨大な伽藍が甍を連ねているのが見えます。太鼓塀というのは中が空洞であることからそう呼ばれるのだとか。
このあたりからはもう、瑞巌寺さんの重厚にして壮大な空気にのまれてただ溜め息をつくばかりの私でありました。

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