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蘇るべきではなかった記憶

No.9 20/11/14 17:37
小説好きさん0
あ+あ-

「なんだかすべてのことを思い出したような気がするわ。確かに、そうね。でも、嫌なことを思い出してしまったとしか言いようがないわ。あなたとのお付き合いは、とてもストレスばかりで、辛くって、別れようと思ってたの。とても苦しかったのよ」

そんなことが妻の口から発されるとは思いもよらず、状況を理解できなかった。

「私のことを束縛して、離そうとしてくれないあなたから逃げたい一心で、あの時、自ら道路に飛び込んだの。死んでしまいたいほどの苦しみを感じていたはずよ。それが、今、またお付き合いをして、結婚しているだなんて」

妖精は妻の側にコソコソと近づいていって、こう言った。

「この後の判断はお任せしますよ。私の役目はこれで終わりです。今がお幸せなのなら、そのままでも良いでしょうし、憎しみのようなものが残っているんだったら、改めて考え直すのも良いと思うよ」

そのまま、妖精は消えていった。

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