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雨が降っていた

No.61 17/01/19 10:03
パンダっ子 ( UUqVnb )
あ+あ-

「あ・・・あぁ・・・いいっ」
友香の反応を見て指の動きを緩めた。まだ終わらせない。一旦手を離して丁寧なキスをする。唇を離すと友香が強く抱きしめてきた。
「まだイかせてはくれないの?」
「まだよ。ゆっくり楽しみましょう。友香の身体、隅々まで味わいたい。」

北海道旅行の後、私は友香とのセックスに時間をかけるようになった。いつもより丁寧に友香の身体を愛撫し、褒め称え、たくさん声を上げさせ、汗をかかせる。
友香が疲れて眠るように、深く眠って夢など見ないように。私に出来るささやかな試みだった。

友香の為というより、自分の為かもしれなかった。朝まで気付かずに眠ってしまいたい。もう二度とあんなに辛そうな友香を見たくない。そんな願望が私をそうさせているのかもしれなかった。


「琴乃は最近積極的になったね。」
行為の後、裸のまま寄り添っていると不意に友香が言った。
「うん?そうかな。」
つとめて冷静に答えたつもりでも内心焦っていた。(バレるよね、流石に。) 
「そうだよ。旅行から帰ったあたりからじゃない?」
そこまで気づかれていたのか。
私は友香に向き直った。
「摩耶の話を聞いて、自信がついたのかもしれない。友香に対して良い意味で照れがなくなった。私にしか出来ないやり方であなたを愛したい。」
友香はこの答えに満足したようだった。にっこり笑ってキスをくれた。

「しつこく感じるなら言って。・・・止めないけどね。」
友香はクスクスと笑い、腕を伸ばして私の頭を抱えるように抱きしめた。友香の裸の胸が目の前に迫り、思わず唇を寄せたくなった。
「ふふ、止めないんだ。でもそれでいいわ。」
友香は私の目を覗き込んだ。
「すっごく良いから。」

二人で声を上げて笑った。私は友香の背中に手を回した。すべすべの肌を撫でているうちに猛烈な眠気に襲われた。
そう、これでいい。
このまま眠りにつこう。朝の光を見るまで、二人抱き合って眠ろう。

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