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No.34 14/07/27 18:13
小説大好き0
あ+あ-

綾とはお互い就職したばかりで忙しく、なかなかゆっくり会うというわけにはいかなかった。

俺が就職した会社は一言で言えば中小企業だった。
土曜は交代で隔週休みというのは完全な建前で、仕事に慣れない俺は日曜しか休めなかった。

綾は土曜の夜に俺のアパートへ来て泊まっていったり、日曜の午前中に来たりした。
最初はそれも毎週とはいかず、月に2回とかにもなった。

それでも学生時代も忙しかった俺に慣れている綾は、アパートにくるとやっぱり一緒に昼寝をしたり、飯を作ってくれたり、会えば以前と変わらない雰囲気だった。

そんな毎日の繰り返しで3ヶ月ほど経ち、俺も少し仕事に慣れてきた。

ところがその辺りで、俺の指導係だった加山さんが体調不良で休みがちになった。

最初は風邪で1日2日休んでいたのが、1ヶ月もすると、休職ということになっていた。

経験の浅い俺では、加山さんがやっていた業務などとてもこなせない。

そこで加山さんの1年先輩に当たる主任が新たに俺の指導係になることになった。

金井さんというこの主任は、加山さんとは違い、明るくて人当たりのいい男だった。

ただ、それはあくまでもただの印象だった。

一緒に仕事をするようになってすぐに、加山さんは俺のことを根掘り葉掘り聞いてきた。

どこの出身か、どこの専門学校に行ったか、その辺はまだいい。

彼女はいるのか、この会社の女の子なら誰が好みか、そんなことを聞いてくる。

馬鹿か。

そう思った。

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