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No.97 10/06/01 22:27
Saku ( SWdxnb )
あ+あ-

≫96

陽介は目当ての寺近くの駐車場に車を停め、
加世子と一緒に中を拝観した。

閉園時間30分前で、人もまばらだったが、
咲き始めの紫陽花も美しく、加世子は気持ち良く
眺め歩いた。

「やっぱダメだな。早朝くるべき」

寺を後にした陽介は、残念そうに言った。
加世子は微笑んで、

「凄く良かったですよ。また来たいです」

「フフ。俺としては不完全燃焼だけど、
加世子がそう言うなら、来て良かったよ」

陽介は車を挟んで、加世子を見た。

「うちの実家、ここから車で10分なんだけど、
行ってみる?」

「はい」

二人は車に乗り込み、
陽介は携帯で、実家へ電話を掛けた。

「――俺。今、北鎌倉の駅近くに居てさ。・・・うん。
・・・病院で会った彼女と一緒。・・・はいよ。じゃ、行きますんで」

電話を切った陽介はエンジンをかけた。

「まっ、気楽に」

そう加世子に向かってニッと笑んで、
アクセルを踏んだ。

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