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No.135 10/06/09 20:42
Saku ( SWdxnb )
あ+あ-

≫134

翌朝、ベッドの上で陽介が目覚めた時、
隣に加世子の姿は無く、
縁に、バスローブがキレイに畳まれて置いてあった。

陽介は、服を身に着け、
コーヒーの香りに誘われるようにキッチンへ向かうと、
ダイニングテーブルの上にはハムエッグの朝食が用意されていた。

カウンター越しに背中を向け、コーヒーを入れている
私服姿の加世子が見え、陽介は近づいていった。

「目覚めて、コーヒーの香りに包まれるのっていいね」

チラリと振り向いた加世子の背後に、
寄り添うように立って、手に手を添えた。

「昨日は、済みませんでした」

「謝ることないだろ?」

「・・・・・」

陽介は、加世子の肩に顎をのせ、
コーヒーメーカーの中に落ちていくコーヒーを見つめた。

「こういう朝って、クセになるよ」

「――」

「なぁ、――家族になること、考えてみてよ」

加世子が陽介の顔の方を向く。

「結婚をさ」

少し笑って加世子を見た陽介を、
加世子はただ、見つめ返すしかできなかった。

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