何してんのかな…私…。

ラブホの中にある自販機で買った大人の玩具を使ったり…


たまにマンネリにならないように鏡張りがあるラブホで興奮し合って…和哉が毎回エロビデオでお勉強してかあーしてみようこーしてみようと体位を試してみる。


和哉とのエッチは最初から最後まで身体も心も満たされて毎回、幸せな気持ちになってた。１度終わってもまだまだしたい。和哉と何回もしたい。


時にはバイトがあり少しの時間しか会えない時には…近くの路地にある屋内駐車場の奥にある車に隠れて野外エッチをした事も…。


会った時にエッチができなければ、キスで満たすしかなく２人共がいつも求め合っていた。



大好き…和哉…。。。

とにかく幸せだったなぁ～…

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あっ‼そーいえば、ゆっぴはあの何日か後にソッコー彼氏ができてた(笑)


修平君も…和哉と付き合いだした日に和哉から

－付き合いだした－

との電話があったからあの日、電話しなかったと、会った時に言われた。


しかも今、修平君には超～美人さんの彼女ができてラブラブだ💖
和哉とのゲーセンデートでバッタリ会った。

うん。やっぱり修平君にはあんな美人さんじゃないと釣り合わない。。。
もし私が付き合っていたら可哀想な想いをさせてただろう…(泣)


身分をわきまえてて良かった(笑)



滅多にないが日曜日にバイトが休みだった事が１日だけある…


朝早くから和哉の家に行って２人でバカな事をやってみた。


１日何回エッチできるか試してみようと。



若い若い和哉…



１回１回手を抜かずにイヤらしいエッチをしてくれる…


１０時間近くいて８回したっけな～(笑)



さすがに最後の方は出る量も少なく(笑)ヒリヒリして痛いし、カラカラ渇いて潤いは全くなかったです(笑)




冬休みに入り…今日はクリスマス💖

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街中はクリスマスソングで響き、どのディスプレイにもツリーが飾り付けられイルミネーションで輝く…


道端ではサンタの格好をした呼び寄せの男の人が目につく。



私服でのデート。
夕方にはバイトが入っているが、和哉との初クリスマス💖とても楽しみだ…



朝から和哉と待ち合わせてご飯を食べようと、行きつけのハンバーグ屋に入った。


私は大好物のチーズハンバーグ。和哉はナポリタン。


お互い食べさせあいをして、美味しいね～と満足し、和哉が会計を済まし(笑)ショッピングに繰り出す。


私の服は当時流行っていたスケーター系だった。
夏は……ラルフのポロにチノパン。肩まであるストレートの髪を頭のてっぺんで髪を結び、目にかかりそうな前髪をバッテンピンで斜めに留めたお洒落。



冬は……寒いからブルゾンを来てマフラーを巻き細みのカラーパンツを履く。


たまに頑張ってスカートにブーツを履いた事もあったが、寒がりで自転車での行動だからタイツを掃いたりで色気がなかった。。。

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そんな格好に不満があった和哉とは服装でのケンカばかりだった。


だから今日はクリスマスだし、俺好みの服を買ってやる‼と…
ギャル店に入る。。。

和哉が選ぶ服は派手だ…(苦笑)



私が苦手とするミンニミニのスカート…
パンツが見えるだろっとツッコミたくなるような丈にしかもピンクだ。。。


自転車をこいでるから筋肉つきすぎて、太ももはもぅパンパン。ししゃも足だし。。。

それだけは止めてくれと拒否る。


和哉はミニスカは諦めてくれたが、黒の３段フリルのふわ～っと広がるスカートと、オネー系のツルツル黒サテン地で花柄レースがついたタイトスカートを試着しろと勧める。


今日ばかりは…


美雪こんなの履けなぁ～い💖


の甘い声が通じず…店員さんが上の服を選んでくれ試着する事に。。。



着ていると和哉が試着室に入ってくる…



何入ってきてんのっ‼出てよ‼恥ずかしいじゃん‼

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ん～⁉美雪の体系チェックしないといけないでしょ⁉
着替え俺が手伝うし～💖


と楽しそうに服を脱がしていく。
試着室はカーテン２枚でしか仕切られていないのに…


小さいサイズのブラから胸を出しペロンと乳首舐めたりとイタズラをする…
だけどしっかり服を着々と着せていく。


なんて技だと驚くしかない(笑)


着替えてカーテンから顔をだすと店員がロングブーツを持ってきてくれる。



これまた和哉が履かして膝まであるチャックを上げてくれる。



どこまでやるんだと店員も笑ってる…



店員さんが


可愛いですね～💖


と決まり文句を言う…


確かに服は可愛いけど…
ギャル服に慣れてない私には恥ずかしい。
ましてやスカートなんて…💦制服とはまたちがう。


和哉が次の試着もと２人また試着室に入り、脱がして着させてくれる(笑)


美雪なんもせずにお嬢様じゃん(笑)


おぉっ‼今日はクリスマスだから特別なっ💖


いやいや…あんたがそーしたいんでしょ(笑)楽しんでるし(笑)


そう言いたかったが胸の内で笑って終わらせた(笑)

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着替え終わり…


どっちもいいなと和哉が納得する。。。



これだけだと風邪ひくからコートもいるなぁと選びだす。



あっ…これ可愛い～…


手にとったコートを和哉が着てみろよと手にとりハンガーを取り着させてくれた。



うわぁぁぁ～…(笑)
可愛い～💖💖



白い細身のニットコート。
首回りと手首にはゴージャスに白のフワフワのファーがついている。
ちょっとお尻より下の丈でスカートの出具合といいバランスだ。



和哉が今日、このままデートしようと値札をとってもらい、着た他の服と履いてるロングブーツもお買い上げ～💦💦💦



おいくら万円か…大体計算したけど…３万くらいしたような…(泣)


着ていた服も包んで大きい手提げバックにまとめられ和哉は満足げにありがと～と店員さんにお礼を言う。



和哉…こんなに買ってもらっていいの…⁉
本当にありがとう‼
頑張って着るからね‼

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それからお決まりのラブホへゴォー(笑)
ご飯も食べて服も買ってもらって💖
心はホクホク💖



これから身体もホクホクだぁ💖



クリスマスなだけあってやはり満室が多い…


だけど…ちょっとお高い、地元では有名所の高級ラブホは空いてる。確か、当時…休憩だけで２、３万は取られたハズだ。



和哉は最初からココと決めていたのか…
迷わず私の手を引き入る。



もぅラブラブモード…鍵を取り和哉が私の肩に手を起き引き寄せる。私も和哉の腰に両手を回して…歩き辛いだろうに…くっつきもっつき(笑)


エレベーターで上がり歩いてすぐの部屋…入ると綺麗なレンガ造りの玄関になっていた。


玄関と部屋に戸の仕切りがあり、靴からルームスリッパに履き替え和哉がノブを回し先に部屋に入る。

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中も可愛らしいレンガ造り。
小物は白を基調としている。


大きな白枠の２つの出窓に白いカーテン…とても目を惹き…


１６帖くらいのフローリングには２つの出窓の間あたりにダブルベットがセンスよく置かれている。


ベットに座ると目の前には長めのテレビボードにビックリするくらい大きなテレビが置かれていた。



お風呂好きの和哉と、お風呂場も期待してどんなのかな。と見に行く。


左奥には段差がある廊下があり、両端に洗面所とトイレがある。


真正面のお風呂場はガラス張りで大理石のような造りになっていた…


和哉と顔を見合わせ２人でニンマリする…



初めてのスィートルーム並みのホテル。
だけど新築マンションの一室みたいで気分は完全に新婚さんだ。

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和哉とお風呂をためながら裸になりシャワーを使いお互いの身体を洗いっこする…



ジャグジー大好きな和哉はサッサと浴槽に入りまったりしてる。


私も頭を丁寧に洗い急いで入る。


和哉が後ろから首に両腕を回し右肩に顔を置く。



ここでするのかな～とワクワクしたが全く何も始まらない。


…それどころかジャグジーの内容を変えてお風呂を楽しむ和哉…。


早くベットに行きたいなぁなんてつまんない顔で肩までつかると、しばらくして和哉はお姫様抱っこで洗面所まで私を運ぶ。。。


よいしょ。と下ろした私を立たせてすぐにタオルで拭いたらガウンを着せてくれた。
暖房を入れてはいたが風邪をひかさないようにと和哉の配慮だろう…


こんなちょっとしたことが嬉しい。


和哉が拭き終わるのを待ちガウンを手に取り着せ返す。



手を繋ぎながらベットに座り、冷蔵庫からコーラを取り出した。


プシュッ…


ゴクゴク…


炭酸が効いててプハーって息を吐くと…１人横になった和哉が口うつしでくれと合図する…

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コーラを口にいっぱい含んでベット上の棚に起き、和哉の唇に少しずつ流し込む…


流し込むのが終わると和哉の下が激しく絡まり出す…舌をとめ…



和哉ぁ…美雪にもコーラちょうだい…



なんて甘えて言ってみた。



和哉からの口うつし…またイヤらしく冷たくなった舌を絡ませ…
激しくなると…もぅ…


２人共止まらない………



ゆっくりゆっくり…優しく愛撫してくれた和哉も１つになると…激しく…優しくの繰り返しで最後…私の好きな体位でイカせてくれた。



余韻が残り和哉に足を絡めて抱きつく…



和哉ぁ…
大好きだよぉ…

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こんな幸せ絶頂期の私に…和哉はどうしてそんなに私を幸せな気持ちにできるの…って言うくらい…また…更に幸せな気持ちにしてくれた…。。。


帰り支度をして…洗面所で髪をといていた。


ベットに座った和哉がおいで…と笑顔で私を包みこみ…広がった和哉の股の間に前向きに座らされる…


私の両腕の下から和哉の両腕がスッと伸び…


左手を開いたとともに…小さい緑の星形の箱が見えた。


イキナリの事で思考回路が回らない…


和哉はゆっくり箱を開けた…



開けた瞬間に…私の両目から涙が大量に溢れ出す…。。。



指輪だった…



可愛い可愛い大きいハートと少し小さいハートがくっついた…シルバーリング…



しばらく涙が止まらなくって…両手で交互に涙を拭いとるが止まらない…


勢いつけて振り返り和哉に抱きつく…


嬉しいっ…(泣)


和哉が少しずつ落ち着く私を見計らい…左手の薬指にはめてくれた。



それを見ながらまた涙が溢れだしワンワン泣く私…

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和哉ぁ…ありがとうっ…っ…



何度も何度も和哉にお礼を言う…


和哉は今日のクリスマスが最高の１日になって美雪が喜んでくれて良かった…と抱き締めてくれ…頭をポンポンと軽く叩いて笑っていた…





私の人生最大に幸せだったクリスマスの思い出話です…


好きで好きでたまらなかった和哉…


この指輪は…和哉と別れて９年経った今でも緑の星形の箱と共に…大事にしまってあります。。。

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クリスマスプレゼント…実は私からもあるんだっ…



自分のバックからクシャクシャになったショップのナイロンバックを取り出し和哉に差し出す…。



和哉が笑いながら袋から物を出し広げる…



これ…本当にお前が編んだの…っ⁉



前から和哉に手編みのマフラーが欲しいと催促されていて…学校の休み時間、バイトの合間をぬって完成させたのだ。


いたって普通の黒のマフラー…



和哉が嬉しそうに首に巻き鏡前で手直しする…



美雪ぃ💖ありがとうっ💖マジ嬉しいだで💖



私も和哉の最高の笑顔が見れて嬉しいっ…

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チェックアウトの電話が鳴り…部屋を出る…


自転車置き場までついてきてくれた和哉…


今日はありがとう‼



名残惜しいがバイトがあるから…お礼を言いめいっぱい背伸びしてキスしてバイバイした。



これが…今年最後のデートとなった…。。。

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和哉の実家は県外だ。


だから、お正月は実家で過ごす。
次の日にはもぅ地元にはいなかった。



私も大晦日まで朝から晩までギッシリ…バイトを入れられている…(苦笑)


毎日の和哉からの電話とメールでなんとか頑張れてた。


いよいよ大晦日の夜…


一緒に居れないからと…せめてカウントダウンを電話でする事に…。


０時は電話が混雑してつながりにくいからと２３時くらいに和哉から電話が鳴る…



４日後には和哉も帰ってくるから私のバイトもないしで、あーしたい。こーしたいとデートの計画を立てていた。


カウントダウンが近付く…



もーすぐやね…
和哉と一緒に居れんのが寂しい…



俺もだでっ‼もーすぐ会えるんだで‼さみしがるなってぇ‼



テレビの中継でカウントダウンが始まる。



和哉に…また来年も仲良くやってこなぁー(笑)


と…電話越しに大きな声で叫ばれビックリして答える時にはもぅ新年を迎えていた。



ハッピーニューイヤ～(笑)今年も宜しくな‼美雪…っ…(笑)



こちらこそ(笑)



和哉とは地元の友達と初詣に行くからと電話を切った。

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－１月４日－



さてさて…今日は朝からバタバタ大変っ‼


和哉と今年、初のデート💖


和哉が買ってくれた服を着て、指輪をつけて…それなりに頑張って化粧してみた。
いつもは苦手なアイライナーも引いて…


何度も鏡の前でチェックをする。


この日は寒いし…自転車で４０分待ち合わせの街までこいで化粧や髪型が崩れるのが嫌だったから…
バスで行く事にした。


バス停まで歩いて５分…バスが近付く。
間に合わないかもと少し走り…
バスに乗り込み席に座った。


バックから化粧ポーチを取り出し、小さい手鏡で崩れていないかチェックする…


うん…。可愛いいっ(笑)


自分で満足する…(笑)

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バス停を降り、待ち合わせ場所まで足早に歩く。


和哉は飛行機で帰ってきてその足で直接来てくれる。


何より帰ってきて１番に会ってくれる事が嬉しくて…


和哉より先に着いておきたいとの想いで慣れないブーツで小走りし、待ち合わせ場所のエレベーターがあるゲーセンに着いた。


和哉の姿はまだない。

もう少し…来るまで今日のUFOキャッチーの景品はなんだろうといくつもある台を見回る。


しばらくして、へばりついて観る私の姿に横から笑い声が聞こえる。



フッと気付くと…



クリスマスにあげたマフラーを巻いた和哉が立っていて…


少し痩せたような…ヒゲをそってシャープな顔つきになった…久々に見る和哉に胸がドキドキした。


和哉がいつも通り肩に手を置きエレベーターにのりこむ。
ちょっとの間だけど、身体を向き合わせてギュウッ…って抱き締めてくれた。


新年記念にプリクラを撮ることにした。

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撮り終わり…２人は３枚ずつ、タッチペンで画像を装飾する。 まだ出来上がるまではお互いのを見ない。


しばらくして出来上がりの合図が鳴る…
お互い片手でプリクラを両端で持ち、相手が書いたのを見合う。


抱きついてキスしたり、お互いへっちむいてのポーズや、おすまししてみたり、ドアップのキモイ２人。


和哉はあまり文字は書いていなかったが、元々ある画像で頭にリボンをつけたり、胸にオッパイをつけたりとちょっと笑えた(笑)



私はと言うと…これでもかっ‼と言うくらい…和哉好き好き文字やハートマークで埋めつくし、白スプレーで雪ぽく散らして女の子らしく仕上げた。


よくもまあ…こんなにいっぱい描けたなと感心する和哉。



半分に切り取りお互いしまう。
さて…プリクラの次は…新年早々のスロットだ‼



意気込む和哉…
ちゃんと金持ってきたかと確認された。


いつも和哉のお金で打っていたが、自分のお金で増える楽しみを…と、お正月にもらったお年玉でやってみろと言うのだ…(笑)

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新年早々のスロット…店内は…ほぼ満席…
ジャラジャラジャラジャラ…
ガラガラガラガラ…
もぅ色んな音とBGMが交差してうるさい…としか言い様がない(笑)


和哉と隣に座れる席は空いてなく…別々となった…


和哉に…光ったら携帯でワン切って…と言われ、頷き打ち始める。

どうかついてね～っと願いながら次々、千円札を投資する…



１万遣っても何も変わらずアッサリとストレート負け…



高校生の私には１万円は貴重だ…



これ以上はできないと断念し…
和哉の元へ…



どうやら和哉も負けてるようだ…なんだかんだとついたりしてたがコインが増えたり減ったり…トントンだった。


お腹減ったと言ったら目の前にあるマックでハンバーガー食おうとパチンコ店からでる。


和哉はお前はダブルチーズバーガーセットのコーラだろ⁉と笑い、頷く私を見て注文してくれた。



いつもマックでは同じ注文だ。和哉はよく私を見てる…


だけど私は和哉の好きな食べ物とかあまり知らない。
まあ私が極端に同じ注文しかしないからだろうけど…

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和哉は照り焼きセットを大口空けて食べる。


和哉が今日は調子が悪いし、ホテル代も稼げなかったから和哉の家でまったりしようと言う。


バスに乗り込み、しな～っと和哉にもたれかかった。


だけど和哉は…
離れろってぇ‼公共の場だろ⁉と私を離す。

そりゃ周りの目は気にしなきゃだけど…そんな露骨に断らなくていいじゃんっとムスっとする…


最近の私はおかしいくらいにすぐ拗ねるし我儘だ…


あまりにも素が出過ぎだろってくらい感情をすぐ露にする…


和哉はそんな美雪が可愛い💖と言うが…


嫌われないかなと思いつつ…今更…我儘じゃない美雪は演じれない…(笑)


バスにゆられながら色々な事思い出す…。


和哉は心が広いなぁ…全然怒らない。
怒るとしたら美雪の服装に本気で文句をつけるくらい…。


何をしても…何を言っても和哉は許してくれるだろうと甘えていた頃だった。


バスを降り和哉の家まで歩く。
途中コンビニでお菓子やジュースを買い込み手を繋いで帰る。



ただいまぁ～…‼

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和哉の家は3LDKの綺麗なコーポ。


玄関には長い廊下が続くが、同居している祖父母の部屋だからと奥には行った事がない。

玄関上がってすぐ左にリビングがある。


お婆ちゃんが立っておかえりと返事する。


お邪魔します。と会釈したが見なかったかのように目線を逸らすがいらっしゃい。と声はかけてくれた。


リビングをまた左に入ると和哉の部屋だ。


戸を閉めて、息を吐き出す。



和哉は県外に両親がいて…和哉を一人暮らしにはできないからと祖父母の協力を得て一緒に越してきてきたらしい。
だけどそれは和哉がいる高校３年間が限定でだ。


和哉の祖父には会った事ないが…祖母は和哉の帰りを楽しみにしているのだろう。
いつも台所に座って待っている。


都会だし…お金持ちのお家だけに…祖母は派手だ。
白髪を紫で染め上げ、お洒落な金縁の眼鏡にいつも蛍光色の柄服だ。
喋りも標準語だからか言葉がキツクとれる…。


正直…和哉のお婆ちゃんは苦手だ…。

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耳をすませ…隣のリビングからお婆ちゃんが出ていくのを確認して…


和哉がCDをかける。


と同時に床に座り込んだ私に抱きついてきて…


美雪ぃ～💖さっきはゴメンだでっ💖


とホッペにキスしながらお構い無しに服を脱がせてくる…


ちょっと意地悪にムスってしたけど、和哉からのスキンシップにすぐ顔が緩む(笑)



寒いからと布団に入り裸で抱き合いながらお互い準備は万端…(笑)

あまり声は出さないように…
出そうになれば和哉にキスして押さえてもらった。



またいつリビングに祖父母が入ってくるか解らない。
このスリルもまた燃える薬だった…。。。

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さて、今年初のエッチもし終え…


和哉がジュースとお菓子を飲み食いしながら着替え、近所のスロットに行こうと言う。


和哉の部屋にいても暇だし…と、開けたお菓子を食べ、和哉が自転車をこぎ…２ケツでパチンコ店へと向かう。



そのパチンコ屋は１階が駐車場や駐輪場となっていて２階に上がる階段が螺旋状なのだがガラス張りなのだ…


大きい道路の交差点に面したこの目立つ場所…


いかにも高校生の格好の２人に補導されないかとか信号で停まった車に不審がられないかとか考えオドオドしながらかけ上がる…。。。


また店内はほぼ満席だったが運良く２人並んで座れる席を見つけ座った。



和哉がお前も回せとお札を投入する。



すぐについた…



和哉に目押ししてもらい…最後のボタンから手を離す瞬間…和哉がニッコリ笑い…
ド派手な音楽が鳴り響く…。



嬉しさのあまり笑顔になり…夢中で打つがそれからヒットはなく単発ばかりだった。


和哉は好調で何箱か積んでご機嫌だ…

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夕方になり帰ろうと換金してガラス張りの階段を下りる…



やばっ…っ‼
とっさに和哉の背中に隠れた…



学校の先生が反対側のエレベーターから降りてこっちに向かってくる。
幸い気付いてはないようだが…
ガラス張りだし…人は私達だけだから目立つ…。


和哉に学校の先生だと言ったらとっさに私を先生から見えない方向に覆い抱き…



しばらく動かず抱き締めていてくれた。



先生は近くにある車に乗り込み駐車場から出ていった。



もぅっ…これまた和哉格好良すぎっ(笑)



とっさに見つからないよう庇った姿にまたまた感動の渦…(笑)



先生は行ったって言われた…



和哉はハズイから早く離せと拒否ってたが…

もーちょっとだけこうしたい💖と我儘言って大きい背中に手を回したまま離さなかった。。。



そして…



和哉の学校の友達が街でスロットしてるからと誘われ街に戻った。


その友達はご飯食べてないから先に飯行こうと近くの洋食店にはいる。

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お前何すんの⁉



美雪はぁ～ハンバーグチーズドリア💖



和哉と受け答えし注文をした。



その友達が口を開く。


そーいえば和哉さぁ～あぁ⁉美雪ちゃんと付き合ったんだから焼肉おごれよなぁ⁉
和哉に賭けったんだからぁ～あれいつになんのぉ⁉まだおごってもらってないじゃあ～ん⁉修ちゃんに賭けてた奴ら予想外でビックリしてたよなぁ～(笑)
俺も内心修ちゃん選ぶと思ったわぁ～(笑)

(女の子の喋りみたいですが標準語で話す男の子です。)


と、悪気はないんだろうが私を見て普通に話す。



和哉は苦笑いしながら…


今度おごったるって‼

とその場の空気を変えようと必死だ…。。。


焼肉賭けてたんだぁ…ふぅ～ん。。。


明らかに静かになり機嫌が悪くなる美雪。



黙々とご飯を食べて先に帰ると言い出したが…壁側にあるソファーに和哉と２人並んで奥に座っていたから…


もうちょっと待てよとひき止められる。


イライラを抑えきれず和哉を押し出し帰った。


追いかけてきてたが…和哉の顔が怒ってる…


こっちが怒るの当たり前じゃん‼そう思いながら無視して街を出た。

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和哉から何度も電話が鳴っていたが…



無視してたら…鳴らなくなった。


夜になっても電話は鳴らない…


本気で和哉は怒ってたんだろうか…
もぅ嫌いになったかな…
しつこく無視しすぎたかなと反省するが…


付き合う事に賭けられてた事はやはりショックだ。



だけどこのままで言い訳ないし…かけようか迷ってた。。。



タイミング良く和哉からの電話が鳴る。。。


和哉とは以心伝心してるのかと思うくらいタイミングが合う…


電話に出た。



はい…。



美雪⁉ゴメンな…⁉
焼肉かけてたのは悪かった。最初は冗談で美雪を落とせるか賭けてて…ムキになって…
だけど今はちゃんとお前の事マジやから…



私を落とせるか賭けていた…⁉だからあんなアプローチしてきてた…⁉冗談で賭けられていたとも知らずにまんまと好きになっていた私…
なんか馬鹿みたいやん…。。。



無言でいると…

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俺が悪いけどさぁ～
人前であんなにするお前最悪。
せめて友達と食い終わった後、２人になってから怒るべきだで⁉子供みたいな事すんなって。



と言われ電話を切られた。



またまたショックを受ける…。
その後の友達との気まずさを考えると…確かに和哉の言い分も解る。



だけど…平然と話されて嫌な思いしない訳ないじゃん…


あの友達だって最悪だと思う…



そんな事考えてたら涙が出てくる。



あんな風に和哉に言われてどーしろっての…⁉

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美雪さん…😃
楽しみに待ってます🌟頑張って下さぃね🙋✨

• << 194 ぁぃりさん😃 すみません💦今、レスに気付きました💦 せっかくお言葉頂いていたのに何も返さずすみませんでした💦 読み直すと…なんか文章ひっちゃかめっちゃかで…自分でも訳解んないくらいで…すみません😂💧 まだしばらく…お馬鹿な過去を綴っていきますが…宜しくです(笑)

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また和哉から電話が鳴る…



出ると…



テンションが高く…



うっそぉ～ん💖
ビビったぁ⁉嘘に決まってんだで💖お前は悪くない‼俺が逆やったら殴り倒すわっ‼
お前がちゃんと俺の事好きになってくれてるから怒ったんだで⁉
当然じゃん…悪かった。。。


今はお前の事マジで好きだからなっ‼



その言葉にまた泣く…


さっきまで怒っていたのにこうも逆転されるとは…



本当に美雪の事好きなぁん⁉



好きだって💖愛しとるよ💖
お前しかおらん…



２人でクスクス笑い…電話を切った…

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高２の３学期が始まる…


ホームルームでは受験の話が出た。
先生から卒業後…どういう道を歩くのかしっかり今から考えておけと言われる。


３年になればその道に合ったクラスに振り分けられられる為、選考しなければいけない。


私は…今の飲食店の正社員にならないかと声をかけられているのでそうしようと思い普通科を選択した。



バイトがない日に和哉の家で会う事になり、いつも通り自転車で向かうが、途中、和哉から電話が鳴った。



ちょい先生から呼び出されてまだ帰れそうにないからさぁ～家にばあちゃん居るから部屋入って待っててな‼
ばぁちゃんにはもぅ電話してるから‼



解ったと電話を切る…。

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このパターンは…。
お婆ちゃんはあまり私の事良く思っていないみたいだし…何か言われないかなぁと心配しながら着いてチャイムを鳴らした。



ガチャ…



いらっしゃい。


と、それだけ言い戸を開けてリビングに入っていった…



あの…すみません。
お邪魔します。



リビングから和哉の部屋に入ろうとすると声かけられた…



椅子にお座りなさい⁉コーヒー入れるから…と準備をしながら坦々と話をしていく…



あなた…和哉と結婚とかまで考えてないわよね⁉


知っての通り…和哉は医者になる為にここの土地に来たのよ…


ここに来た時点で和哉の受験はもう始まってるの…意味解る⁉


コーヒーを出され、お礼を言う…



別れろと言っているんだろう…



頷いた。。。



和哉は…あなたと一緒に居だしてから成績が上がらないみたいで…あなたも受験の勉強があるでしょうに…
もう…和哉と会わないようにしてもらえない⁉


６０…７０歳のお年寄りとは思えないくらいキツイ口調に黙り込んでしまった。。。

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納得はしてないが…
ハイ…。と言うしかない。。。



コーヒーを飲み終わり和哉の部屋に入って和哉の帰りを待つ。


確かに和哉の学校の偏差値のレベルは高すぎる…この時期には…周りは焦って勉強しているだろうとの話も聞いていた…。


何度か和哉の帰りが遅かった事があったが…先生から今後の事で指導を受けていた事もあったらしい。。。


だけど本人は夏休みに予備校に通うから大丈夫だと言っていた…。

夜も毎日勉強してるって言ってたから安心してたけど…



確かにこのまま付き合っていて今後の和哉に影響があれば…そぅ考え…和哉が帰ってきて…お婆ちゃんに言われた事を伝えた。。。


あっんのっばばぁ‼


とっさに和哉が部屋を出ようとした。


止めに入り、話を続ける…

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和哉は勉強しにこの学校に入ったんやろ⁉


それで成績が伸びんかったら親もお爺ちゃんお婆ちゃんも心配するんは当たり前やん。


ましてや彼女と会って毎日電話して…って。その時間をもっと勉強に使えって言われるのは当然やと思うしね。


和哉の表情が変わる…


お前何言ってんの⁉
じゃあだから別れるとか言うっての⁉



違うよ‼深雪も和哉と別れるなんて考えらんないから…
遊ぶ日や電話の時間減らして和哉がもっと勉強頑張ってくれたらいいやん(笑)



ホッと胸を撫で下ろした和哉はゴメンな…とつぶやいた。


多分、和哉の中でもこのままじゃいけないと思っていただろうに…和哉の立場も考えずに呑気にしてた自分が恥ずかしい。。。



美雪こそゴメン…。。。



３学期末…メグには私とは違う目標があり…３年は違うクラスになるのが決定だった。


和哉と会う日が少なくなった分、都合が会えば２人で遊んでいた。


春休みに入り…和哉はまた…県外の実家へと帰る。

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>> 134 134の匿名さん｡

不快な人はスルーしてくださいって主さんは最初に言ってるじゃないですか｡
読めないんですか？
楽しみにしてる人もいるのに､乱すような事してそんな貴方の方が頭悪いですよ｡
気にいらないなら読まなければいいだけでしょう｡


主さん✨
横レス失礼しました💦
更新している❗と思ってワクワクしてみたら､あんなレスだったのでつい…💦

初めのころからずっと読んでいます✨
自分の学生の頃思い出したりして､懐かしい気持ちになりながら読んでいます😄
中傷する方もいるかもしれないけど､私のように楽しみにしてる者もいるので気にしないで頑張ってください✨
応援しています😆

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>> 135 １３５さん😃
ありがとうございます💦今見たので削除された内容を見てないのですが…。。。
読んで下さりありがとうございます😃

最近…色々あって自分のしてきた事が積み重なって今に至っています。
そこまで…綴る事でスッキリしようと独り言気分で思い出しながら書いています(笑)
馬鹿にされたり不快に思う方もいらっしゃると思いますが…自分のしてきた事を受け止めてますし…気にしないので…大丈夫です😃
励ましのお言葉どうもありがとうございます😂✊
表情が下手なので訳解らない事も多々あると思いますが…(笑)
頑張りまぁ～す😁✊

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４月に入り和哉が帰ってくる日が来た。


空港まで迎えに行く事になり…和哉を待つ。ベンチに座り昨日の電話の会話を思い出していた…



この間ね～‼メグと買い物行って服買ったの～💖


どんなん⁉お前またパンツとか買ったんか⁉
と嫌味ったらしく言う。


ううん。春だし…花柄のシャツと綺麗なグリーンカーディガンと…キャメル色のオネースカート…と、ロングブーツ…


マジでっ⁉珍しいじゃん⁉お前がそんなの買うの💖じゃあ～明日、迎えに来る時、その服着て来てなぁ～💖
楽しみだでっ💖



なんて言ってた…
和哉に喜んでもらいたくて…
初めて頑張って買ったオネーさん服…


ゲートが開き和哉が出てくるのが見える。
春休みにすぐ染めてた金髪の髪はまだ染め直してなく、背が高いのもあり目立つ和哉。
キョロキョロして私を捜しているようだ…



和哉ぁっ‼



振り向いて気付いた瞬間…笑顔から明らかに不機嫌な顔つきに変わった…



お前それなんだでっ⁉昨日着てこいつったじゃん⁉



本気で怒る和哉…
温厚な和哉がまさかそんなに怒るなんて思ってなかった…。


この日は…春のスケータースタイルで来たのだ。

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朝、着てみたが鏡の前に立った自分を見てあまりにも背伸びして…合ってないように思い、恥ずかしくなりこれに着替えた…


和哉ならまた笑ってけなすくらいだろ～って…そんなに楽しみにしてくれてたとは思わず…


ゴメ～ン(笑)自転車で迎えに来たから…暑そうだったし～(笑)


笑って誤魔化したが機嫌は治らない。



凄い険悪な中、無言で歩き…私の自転車に乗る。いつもはこいでくれる和哉だが…
荷台に乗り、私がこいで…和哉の家へと帰る。


着いてもまだ怒ってるようで無表情のまま部屋に入る。


お爺ちゃん、お婆ちゃんは和哉と別便で夕方帰ってくるそうでいない。

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やっぱり着てくれば良かったかなぁ…でも似合ってないって…嫌われたくなかったし…。嫌だなぁ…。



和哉は疲れたと私に背を向けて…布団に寝っ転がった。。。



一人で涙出してすすり泣いた。



帰ろう…。



本気で寝入った和哉を置いて家を出た。



自転車をこぎながら…５０分くらい経った時、電話が鳴った。



和哉からだ。



お前何勝手に帰っとんの⁉急におらんなったらビックリするだろう⁉今どこ⁉



帰りよる。



家に⁉



うん。



んじゃ～今から家に行くだで‼待っとけよ‼


うん。




家に帰ると母親が…ビックリしていた。


あれ⁉美雪もぅ帰ったの⁉和哉君迎えに行ったんやろ⁉デートせんかったん⁉



うん。ケンカして帰りよったけど…和哉今から家来るって…。



そーなん⁉珍しいね～和哉君とケンカなんか…どーせしょーもない事やろ(笑)はよ仲直りしー(笑)


と笑いながら台所に向かった。

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>> 139 １時間くらいしてチャイムが鳴った。


２階にいた私より先に母親が出た。



あらぁ～和哉君、久しぶり‼金髪似合うね～(笑)相変わらず男前💖勉強忙しいんじゃない⁉無理せず頑張ってね～‼ゆっくりしていって～‼



とまた台所に戻る。
階段を下りひきつった顔で笑ったら、和哉も笑ってた…



２階に上がって床に座った２人…



下から母親が美雪～と叫ぶ…



また下に下りたらアイスコーヒーとお菓子を用意してくれ、持って上がって食べない💖と渡された。



部屋に戻るとニコニコ顔の和哉…



なんで⁉
…と思ってたら…朝、鏡の前で着た服をハンガーにかけて吊っていたのを見て…



今からこれ着て💖



とニコニコ笑顔だ…。


子供かっ(苦笑)ってくらいこんな事で機嫌が良くなり悪くなり…和哉のツボが解らん(笑)


ハイハイ(笑)すみませんでしたと着替える…


ニンマリ顔の和哉は…


美雪可愛いじゃん💖
お前はやっぱそんなんが似合うだでぇ～💖


と抱き締めてくる…



着替えた服はまた脱ぐ事になり…下にいる母親にバレぬようラブラブした…

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夕方になり、コンコンと戸を叩き…母親が廊下から話かける。


和哉君、良かったら夕飯食べて行って～‼
唐揚げなんだけど…


和哉と２人で戸を開け…



和哉が笑顔で答える…


いいんですか⁉すみません…ありがとうございます‼



良かった💖じゃあ～用意したらまた呼ぶわね‼



と下に下りた。


和哉はPHSを取り出し


あっ‼婆ちゃん⁉俺～和哉だけどぉ～‼
今日、夕飯いらねーわ‼食べて帰るから‼


お婆ちゃんに電話した。


しばらくして妹と弟の声が聞こえ遊びから帰ってきた。



妹とは同じ部屋。
入ってこんにちは～‼と挨拶し、荷物を置く。
和哉も笑顔で挨拶し返す。


みーちゃん、お母さんがあと１０分くらいしたらご飯取りに来てだって‼



あー‼うん‼今から下りよかな～


準備してくるからと…妹と下に下りた。

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お母さぁーん‼何かする事ある～⁉



んじゃ～ご飯とお味噌汁ついで、和哉君用に割り箸出して～‼



んーはぁーい。



和哉のご飯は盛り盛り～♪♪
唐揚げも盛り盛りぃ～(笑)



…２階に持って上がり部屋に入ると和哉が私の勉強机に向かい座って何か見てる……


プリクラ手帳だ…。


ちょっと～‼何勝手に見よん⁉


近寄ると…もぅ既に半分くらい見られてた。ちょっと見られたくないプリクラ手帳…



そんなんいいから食べよや～‼


台を出してオボンからご飯を並べる。

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おぉ～っ💖美味そ～💖さすがオバチャン💖 うちは婆ちゃんが揚げ物しないからぁ～出来合いの物ばっかなんだって～…家庭の味久々だでっ💖
いっただきまぁ～すっ‼💖
…んっ…んー💖
んまいっ💖オバチャン料理上手だで～💖
前のオムライスも美味かったしなぁ～💖
美雪も早く作れるようになって…俺に作ってなぁ～(笑)



ご機嫌の和哉は唐揚げ定食にご満悦のようで…終始、味を楽しんでいた(笑)


確かに…お婆ちゃんの世代だと洋食物とか作らないもんね…
だからいつも洋食屋さんにご飯行くんやね…思い出せば…確かに…ハンバーグや…パスタにグラタン…オムライス…(笑)
ってぇ‼お子様やんっ(笑)


美味しそうに食べる和哉…可愛いな…(笑)
こんなに喜んでもらえるなら美雪も作ってあげたいな💖
そろそろ料理覚えなヤバいかな～…
あははは…。。。



テレビを観ながらの会話の中…


ってかさぁ～あ⁉お前昔の男のプリクラとか大事に持ってんだ⁉


えぇ⁉めちゃイキナリ⁉しかもこのタイミングで言う⁉



んん～…大事にしてる訳じゃないけど…
もぅ手帳に貼ってるし～いい思い出よ～⁉

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ふ～ん。俺らのプリクラ昔の男と同じ手帳に貼ってんだぁ～。
ふ～ん。その程度なんだぁ～⁉俺ってぇ…。また次々男ができて思い出の１人になんだ～⁉


それヤキモチ～⁉
美雪は和ちゃんだけだかんね～💖
和哉が１番だぁ～いすきっ💖💖💖
和哉しかいないよ💖


ホッペにちゅう💖したった💖💖💖


そんなたった一言とキスに和哉もコロッと機嫌が治る…(笑)
ちょろいちょろい(笑)


ご飯も食べ終わり時計を見ると２０時になろうとしてた…


和哉といると時間が経つのが早い。。。


そろそろ帰ると、机の上に置いてたPHSやお財布をポケットに入れる。


食べ終わった食器を台所まで運ぶ和哉…



凄く美味しかったです‼お腹一杯いただきました(笑)
ご馳走様でした‼
長居してすみません‼お邪魔しました‼



出てきた母にお礼を言いオボンを渡す…



和哉君いっぱい食べてくれるからオバチャンも作りがいがあるわぁ～(笑)
またいつでもおいでね‼遠いのにわざわざ来てくれてありがとう‼気を付けて帰ってね～‼



と玄関まで見送ってくれた。



ちょっとそこまで送ってくる～と私も和哉と出る。

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和哉は自転車を押し、隣を歩く私…


今度さ～⁉美雪お弁当作ってな💖
彼女のお弁当食べたいだで💖



えっ…うん💖いいよ～💖


じゃあ～またなぁ～と和哉が自転車に乗って遠ざかる…



料理なんて…炒飯とかカレーとか…かろうじてグラタンなら作れるくらい…
まあでもお弁当くらいなら作れるだろう💖と安易な考えでOKした。


和哉が帰った頃だろうか…和哉からの電話が鳴る…


今、帰った💖夜暗いから遅くなったわ‼
なぁお前次の日曜日のバイト夕方から～⁉



シフトを確認して答える。



うん。夕方から～何で～⁉



弁当作って💖
そっちの方まで行くからさ～バイトまで公園デートでもしようだで💖



マジ💖和哉来てくれんの～⁉めちゃ嬉し～💖頑張って作るね💖



あぁ～ぁ…あんな事言っちゃって…



後からめちゃめちゃに後悔する事が起こるのに…(笑)

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次の日曜日…和哉にお弁当作ってって言われたんだけど…何作ろう⁉母親に相談した…。

いなり寿司は⁉簡単だし(笑)


あとは卵焼きに～ウインナーにぃ～…



と、決定し…材料調達お願い💖と待ちに待った日曜日の前日…


お稲荷さんの揚げを煮る…


母が横につき、それぞれの調味料の分量を言われ入れていく…目分量なので味をみて…整える…。



納得のいく味にし、煮た揚げを冷まし、タッパーに移して冷蔵庫に入れる。



準備万端‼
よっしゃと意気込み…


あとは寝るのみ…(笑)


お母さぁ～ん(笑)
明日の朝は宜しくです(笑)



と、弁当作りを指導してもらうのでお願いする…(笑)



美雪にこんな日が来るなんてね…(笑)と、コソっと言い残し寝室に入って行った。



その夜は中々寝付けなかったな…



和哉が大好きな唐揚げ…美味しくできるかな～💖って…


ドキドキしながら眠りについた…

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朝がくる…



緊張してか…朝、６時に目が覚めた…


お弁当は１０時から作るのに…と思いながら布団を被るが寝れない…


まあ…たまには早起きもいいか～と近くにあるマンガ本を手に取り、読書…(笑)


８時になり…ご飯を食べて化粧して…支度をする。


来て行く服は…デート後はバイトだから…といつものパンツスタイル。。。


あとはお弁当だ…


ちょっと早いけど…お母さぁ～ん‼教えて～‼


先ずはお稲荷さん。
ホッカホカの炊きたてご飯を冷まして～から始まり…



お稲荷さん…卵焼き…ウインナー…キューチク…エビフライ…枝豆に～蒲鉾やらトマトに茹でブロッコリーとレタスで誤魔化したようなぁ～…(笑)



あとは忘れましたが…

とりあえず～できたからあとは自分でお弁当箱に詰めるから向こうに行ってと母親を台所から追い出した…


だって…今更だけどなんか恥ずかしいもん。。。
愛妻弁当作ってるみたいで…



それに…。。。

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冷蔵庫からお肉を取り出す…


お母さんには言ってなかったけど…和哉が唐揚げ好きだから…作ってあげたくて…
お母さんに計画時に作ってあげれば⁉って言われてたけど…


お母さんの味でじゃなくて美雪の味で作りたかった…



実は昨日…自分でもも肉買って冷蔵庫の奥に隠して入れてたんだ(笑)



作り方は～実は全く知らないが…こぉ～してあーしてこぉ～だろぉ～と適当にし、揚げる…



大失敗…。。。




いやーーーーーっ‼
１つ揚げて試せば良かったぁ‼でももう遅い…全部揚げてしまってる…。。。



１人試食してショックを受ける…が…
和哉が３０分後には迎えに来る…


なんだかんだと詰め終わるまで…初のお弁当作りは…２時間半くらいかかった…



盛り付けだけは自信があるっ‼



学校で食べる母の手作り弁当は手抜きなんてなくいつも彩り…飾り付け…完璧だったから…イメージはしてたのだ…(笑)


実際、盛り付けるとちょっと弁当みたいにはいかないが…お重に詰め合わせた…



和哉が迎えに来て…これがお弁当かと手を出し、自分の自転車カゴに入れていた。



母親に見送られ…家を出る…

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この日は朝から小雨が降っていた。
天気予報では昼から雨が上がるハズだが、外れらしい。
ドンドン大降りになる…



和哉と公園に向かうとこだったが雨が降ったから雨宿りしようと地元の私…近くを探した。



車道ではない自転車や歩行者のみが使われる…トンネルに入った。長さは２、３メートルほど…




天気も悪いし雨もしばらくやみそうにないからと和哉がここで弁当食おうと言う…。



人も滅多に通らないし…出入口付近の明るい所に近付きお弁当を広げる…


和哉がバシバシ写メを撮りだした…(笑)


そんな大したもんじゃないのに～(泣)


とりあえずメインのお稲荷さんと卵焼きと唐揚げくらいしかまともな料理とは言えない…


まあ初のお弁当作りだからと笑って誤魔化したが、和哉は別に気にしてないようだ…


とりあえず、内容ではなく作った事に意味があったらしい…



なんだ…ただ作ったので良かったんだ…


全部、自分が手掛けた物じゃないといけないって勝手に思い込んでたよ～(笑)



だけどあれこれしたら時間がかかりまくるからさ…

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まあとにかく喜んでくれて良かった…


写真撮影も満足したらしく、手を合わせ…いただきまぁ～す💖とオカズを皿に取っていく。



んっ⁉美雪⁉これ何⁉


和哉は…一品ずつ取っていたから…。やっぱソレ…に気付いたか…(笑)



和哉ぁ…実はソレ…
唐揚げなんだよね…



えっ⁉唐揚げなの⁉
初めて見た。こんなの。



と、口に入れ…ビックリする和哉…



おまっ⁉これっ⁉なんっ⁉



ひきつり笑顔で質問する…(苦笑)



実は唐揚げなんか作った事ないんだけど…肉に醤油味付けして小麦粉まぶして揚げたら…こんなになった。


あはは～(笑)



マジかよ～。。。
俺の好きな唐揚げちゃんがこんなになってしまったか～(笑)
消しゴムみたいだな(笑)外はカリカリ～(笑)中はカスカス～(笑)


散々いつまでも言われた…。。。



唐揚げの印象が強かったのか…他のは美味しいと言ってくれたが…すぐ消しゴム唐揚げの話になり、この時の人生最大の大恥をかいた…



一応…和哉は完食してくれたが…確かにあの消しゴムは食べれた物じゃなかった…
無理矢理食べてくれた和哉に感謝…っ‼(笑)

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