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ななこ( ♀ 6jj9h )
09/06/18 00:36(更新日時)

アユミ…中学3年生

チョット不良っぽい女の子。

何をやっても中途半端。親友は1人居るが、面倒くさがりのアユミは夢もなく[早く適当に結婚でもして…楽に生きてたいなぁ…]とダラダラと生活をしていた…。

そんなアユミを変えたのはテレビ番組…なんと介護の番組だ…。
アユミは年寄り、子供は大嫌い。
そんな彼女を変えた映像とは…

No.1159111 09/01/29 00:15(スレ作成日時)

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No.1 09/01/29 00:27
ななこ ( ♀ 6jj9h )

『あ~暇だなぁ…』
親友の梨香と遊ぶ約束をしていたが、時間まで後2時間ある…

[テレビでもみようかなぁ]
と思い、テレビを付けた…
ニュース…
テレビショッピング…[面白くないなぁ…]📺奇跡の美容室…

[ん❓]奇跡の美容室ってなんだろう…アユミは少し見てみる事にした。

この番組をみたアユミは今まで起きる事がないと思っていた物全てが…体中から、おはよう‼と目を覚ました。

No.2 09/01/29 00:34
ななこ ( ♀ 6jj9h )

内容は、1人の美容師が、お年寄りの家まで行き髪の手入れを行っていた。そのお年寄りは美容室が大好きで寝たきりになる前は月に2度3度と通ってキレイに髪を結ってもらっていたとの事。

でも寝たきりになり髪の手入れも出来ず、お出掛けも出来なくなり彼女は一気に老け込んでしまっていた。
そんな彼女の娘が母を可哀想に思い友達の美容師に、自宅に来て髪の手入れをしてあげて欲しいと懇願したのだ。

No.4 09/01/29 00:42
ななこ ( ♀ 6jj9h )

そんな娘の頼みを聞き入れた美容師は月に2度、老婆の元へ通うようになった。

無口になった老婆に色々と話しかけ、キレイな景色が乗っている本を見せ、髪を整えた。
美容師が通うようになって半年が過ぎようとしていたある日…老婆がふと『いつも、ありがとうございます。あの…お化粧もして頂けないでしょうか❓』
と無気力だった老婆が美容師に頼んだのだ。
美容師は嬉しくなり『はい😃いいですよ。じゃあキレイになりましょうね…お出掛けもしちゃいますか❓』
と老婆に化粧をしながら言ってみた。

No.5 09/01/29 00:50
ななこ ( ♀ 6jj9h )

老婆『こんな…お婆ちゃんが外に出たら…みんな怖がるわ…』

と少し寂しそうに答えた…。

美容師はニコッと微笑み『どこに怖いお婆ちゃんが居ます❓』と老婆に鏡を渡した。
老婆は鏡を受け取り、恐る恐る自分の顔を見た…

老婆『まあ…キレイにして頂いて…』
と涙を浮かべ、娘と美容師に『車椅子…押して下さるかしら…❓』
と言った。

娘と美容師も涙を浮かべ『もちろんよ‼外の空気を吸いましょう‼何か美味しい物も食べて来ましょう‼』
と散々寝たきりで塞ぎ込んでいた老婆を外へ連れ出し。
老婆へのインタビューが始まった。

No.6 09/01/29 00:57
ななこ ( ♀ 6jj9h )

テレビスタッフ『お婆ちゃん😃元気になりましたね😉』

老婆『はい⤴私なんか…もう自分に自信がなくて早く天国に…と思ってたんですよ…でも美容師さんが来てくれてキレイにしてくれたのを見たら…久しぶりにウキウキしましてね…』

どんなサプリメントや薬より老婆はキレイな髪型や化粧で外に出て、残りの人生を楽しむ事が出来るきっかけを得たのだった。

アユミは目から鱗だった…
[すげぇ…美容師…すげぇ…]
アユミは心の底から熱い物が込み上げてきた。

  • << 9 そうこうしている内に梨香との約束の時間になった。 アユミ『やべっ💦』 急いで支度をして梨香の家に向かった。 ピンポーン🎵 『遅い~💦』 中から梨香の声が聞こえた。

No.7 09/01/29 09:21
チョコ大好き ( ♀ zNUK )

早速新作を読ませて頂きました😃ゆっくりで良いので更新を楽しみにしていますね。横レス失礼しました🙏

No.8 09/01/29 21:33
ななこ ( ♀ 6jj9h )

>> 7 早速のレスありがとうございます🙇❤

No.3が削除されていますが…何が書かれていたんだろう…💦

また不定期更新になりますが宜しくお願いします🙇🙇

No.9 09/01/29 21:41
ななこ ( ♀ 6jj9h )

>> 6 テレビスタッフ『お婆ちゃん😃元気になりましたね😉』 老婆『はい⤴私なんか…もう自分に自信がなくて早く天国に…と思ってたんですよ…でも美容師… そうこうしている内に梨香との約束の時間になった。

アユミ『やべっ💦』
急いで支度をして梨香の家に向かった。

ピンポーン🎵


『遅い~💦』
中から梨香の声が聞こえた。

No.10 09/01/29 21:54
ななこ ( ♀ 6jj9h )

>> 9 梨香の家は古い一軒家。お父さんを早く亡くして、お母さんはスナックを経営していた。
梨香もアユミも1人っ子で性格も似ていた為、姉妹の様な付き合いをしていた。

言いたい事は遠慮なく言えた。
だから喧嘩する事も多々あったが次の日にはどちらともなく『昨日…ゴメン…』で直ぐに仲直りをしていた。

真の親友…壊れるなんてあり得ない仲だとアユミも梨香も思っていた。

今までは…

No.11 09/01/29 22:01
ななこ ( ♀ 6jj9h )

梨香『とりあえず部屋で座ってて…』

アユミ『急いだから超疲れた…水もって来て…』

梨香『わかった⤴ジュースがあるから適当にもってくね🎵』

アユミ『ありがと~🎵』

梨香の部屋に入り、ふと机の上が目に入った。高校ガイドやら専門学校の資料が置いてあった。

『おまたせ🎵灰皿もって来たよ⤴』

アユミ『ありがとう⤴』
とジュースを一気飲みした。そしてタバコに火を付け梨香に『高校決まった❓ってか行くの❓』とタバコをふかしながら聞いた。

No.12 09/01/29 22:11
ななこ ( ♀ 6jj9h )

>> 11 梨香は少し考えてから『行きたくはないんだけど…親が高校位行けって最近うるさくて…実は家庭教師来て勉強始めてんだ…アユミも行くんでしょ❓』

アユミはショックだった…『親友なのに…高校の事話してくれなかったじゃん…家庭教師…勉強なんかしてないって昨日まで言ってたじゃん…アユミは行かないのって…行くなら同じ所行きたいじゃん…』
アユミは今まで梨香にウソを付いたり隠し事なんてした事がなかった。アユミはショックのあまり一気に梨香を問いつめた…

No.13 09/01/29 22:23
ななこ ( ♀ 6jj9h )

そんなアユミを尻目に梨香は『だって親が、誰だって勉強してるよ…なんて人に言わずに隠れて勉強してるんだし、友達に合わせて高校に行っても意味がないって言うからさ…アユミもてっきり考えて勉強していると思ってたよ。ちなみに私は南静高校(仮名)行くけど。』

アユミは更にショックを受けた。
南静高校は普通レベルの高校…
アユミはどう頑張っても南静高校より2ランク下(下から2番目程度)の桜川高校(仮名)に行けるか行けないかのレベルだった…

No.14 09/01/29 22:30
ななこ ( ♀ 6jj9h )

アユミ『桜川高校行こうよ…イイ男いっぱいいるし⤴』

梨香『はぁ~💦桜川❓桜川行く位なら高校行く意味ないよ😂アユミは桜川なの❓』

アユミはだんだんイライラしてきた…

[友達ってなんなんだろう…]と…

梨香は続けた。
『アユミとも中学でお別れかぁ…寂しいなぁ…南静高校は無理そう❓』

アユミの中で何かがキレた…

アユミ『梨香は夢あんの❓』
イライラを抑えながらタバコに火を付けながら聞いた。

No.15 09/01/29 22:39
ななこ ( ♀ 6jj9h )

梨香『まだ分かんないけど…短大行ってOLかなぁ⤴』

アユミ『うちらさぁ…今まで夢とかないって…ダラダラしてて…梨香と一緒だから楽しかったんだよ…』

梨香『……えっ…何が❓私が夢持っちゃいけない❓』梨香もイライラしてきていた。

そんな中、梨香のお母さんが買い物から帰って来た。

母『アユミ~🎵来てんでしょ~⤴梨香ぁ~❓ケーキ食べよ~🎵』

梨香はイライラしながら『今行く‼』と怒鳴った。

[なんなの…マジムカつく…]

母は梨香の部屋に来た『また喧嘩❓さぁ食べよっ🎵』

No.16 09/01/29 22:46
ななこ ( ♀ 6jj9h )

梨香のお母さんの事をアユミは『ママ』と呼んでいた。

アユミ『ママ…喧嘩じゃないよ…ただ…今まで姉妹みたいにしてたのに、梨香は私に今は勉強してないとか…将来なんて適当~って言ってたのにさ…なんかショックで…』
と悔し涙を流しながら話した。

梨香はイライラしながら乱暴にケーキを食べていた。

母『う~ん…適当~なんて…言ってたんだ…でもそれは照れ隠しじゃない❓だって…普通…高校は行くでしょ❓行くなら普通レベルの高校を目指すでしょ❓アユミも南静行けば梨香と一緒にいけるじゃない…』
と、そこへ梨香が口を挟んだ…

No.17 09/01/29 22:54
ななこ ( ♀ 6jj9h )

>> 16 梨香『アユミは無理だよ🎵』

母『梨香‼アユミ…ある程度の高校行かないと、何処も雇ってくれないし…貴方が後悔するんだよ…人生決まるんだから…でも南静じゃなくても…出て損はないんじゃないかな…』

梨香『アユミは桜川行くんでしょ❓』

アユミ『…』

母はケーキを食べながら『あんな高校は意味ないわ…』と言って笑っていた。
アユミは自分が笑い者にされているのが本当に悔しくて今にも梨香を殴ってやりたかった。
母『アユミのお母さんって何も言わないの❓アユミの事…可愛くないのかしら…』

[もう…いい加減にして‼]

No.18 09/01/29 23:07
ななこ ( ♀ 6jj9h )

[高校がなんだ‼南静がなんだ‼ちくしょう‼]
アユミはふと今日みたテレビを思いだした…

アユミ『うちの母は私の意見を尊重してくれてて…』

母『尊重って…感心がないだけじゃない…だって…』

アユミ『違います。自分の人生だから…とりあえず自分で悩んでみて…』

母『悩む必要はないの‼高校にはね、行かなきゃ就職出来ないの‼今の世の中はね…』

アユミ『中卒でも大丈夫な仕事があるのを見つけたの‼美容師‼(当時は中卒でも美容学校に行けた)美容師になれば資格もあるし…』

母『甘い😂甘い~😂アマチャ~ン😂😂そんなの続くわけない⤴給料貰えない⤴安定しない😜高校出てからでも美容師にはなれるし…高校出ないで働きながら免許とるなんて無理‼人生甘く見すぎ😜』

アユミ『美容師になるのに高卒はいらない…私は私の人生を曲げないの…‼』

母『呆れた…まあ…素直に人の意見が聞けないんだし…社会はそんなに甘くない…アユミの親が泣くだけだよ…』

No.19 09/01/29 23:17
ななこ ( ♀ 6jj9h )

[何で梨香のママにここまで言われなきゃいけないの⁉なんで言い争いしなきゃいけないの⁉何で私の親まで悪く言われなきゃいけないの⁉悔しい‼って何で梨香はテレビ見ながら普通にケーキ食べてんの⁉]

アユミは悔しさでいっぱいになり梨香に『梨香‼ママ‼面白くない‼帰る‼』と告げ梨香の部屋を後にした。

最後にママは『あなたは可哀想な子だわ…』
と言っていた。

梨香は『アユミ…あんたバカだよ…』って。
アユミは親友を失った寂しさ…信じていた梨香の母にまで自分の親の悪口を言われ…言い様のない悔しさで号泣しながら家へと戻った。

No.20 09/01/29 23:27
ななこ ( ♀ 6jj9h )

家に入る前に涙を拭き、何事もなかったかの様に『ただいま~』とドアを開けた。

すると母親が『早かったねー⁉私も今、買い物から帰って来たのよ~🎵ケーキ買ってきたけど食べる❓』

と…[あ…ケーキ…食べて来なかった…]と思った瞬間、さっきまでの出来事がまた甦って来た。

アユミはまた号泣した。
いきなりの号泣に母親はビックリしていた…
母親『何よ~💦どうしたの💦ケーキ…嫌だった❓好きだよね💦どうしたの~💦』

アユミ『なん…な…何でも…何でもない…』
母親『だって…いきなり泣くなんてオカシイでしょ…とにかく座りなさい。』

アユミはしばらく泣き続けた…母親はアユミが泣き終わるまで隣で何も言わずに…ケーキも食べずに背中を擦ってくれていた。

No.21 09/01/29 23:40
ななこ ( ♀ 6jj9h )

>> 20 アユミが泣き止むと母親は『ゆっくりでいい…ちゃんと話してごらん…』

[親の前で泣くなんて…久しぶり…]

強がりたい年頃❓性格❓だった為…照れくさかったが、久しぶりに心配されてアユミは母親に対して素直に話したくなり、今日テレビを見ていて自分に夢が出来た事から梨香の家での事を事細かく話しした。

母親は黙って聞いていた。

アユミの話しを聞き終わると母親はニッコリ笑って『疲れたでしょ❓ケーキ食べよ😉私が買ってきたケーキの方が美味しいよっ🎵』
と紅茶を入れてケーキを出してくれた。

母親『さぁ、食べて🎵』
と言うと母親はゆっくり話し出した。

No.22 09/01/29 23:49
ななこ ( ♀ 6jj9h )

母親『私もね…高校は行って貰いたいのよ…でもね、アユミが夢を持ってくれた事が凄く嬉しいの🎵しかも素晴らしいじゃない‼確かに高校出てからでも出来る事よね…でも美容師を一生続ける覚悟があれば高校行かなくても資格があれば美容師では居られるからね。辞めちゃうと中卒ではなかなか職がないのよね…アユミが決めなさい😉反対しなきゃ…ダメな親かしら…💦ダメな親でもイイかしら😊ちゃんと考えて自分で答えを出した方が後悔しないよね❓あの時なんで高校に行けって言わなかったの‼ってのはナシだよ😁』

アユミ『うん…でも…いいの❓』

母親『だって…あなたの人生でしょう❓困った時にはサポートするけど…ダメ❓』

No.23 09/01/30 00:06
ななこ ( ♀ 6jj9h )

>> 22 アユミ『わかった。ちゃんと考える…でも…変わらないかも💦梨香や梨香のママに対しても悔しいし‼』

母親『でも悔しいだけで無理して潰れたら…余計悔しいわよ。』

アユミ『だよね…でも…悔しいってバネになりそうだよ😁』

母親『流石‼よっ🎵負けず嫌い~😂』

アユミ『確かに…😂』
母親『じゃあ美容学校の資料とか色々見て見ようね🎵梨香ちゃんのママに対しては言われっぱなしで悔しいけど…何も知らないくせに知ってる口叩いてるバカだと思って無視するわ🎵シカトだね😉』

アユミ『お母さん…強いね…』

母親『う~ん💦子供の教育って全て間違いはないと思うし…人それぞれの育て方があるもんね…否定は出来ないのよ🎵』

アユミ『なるほどね…ってかケーキ美味しい~❤』

母親『良かった~❤アユミとも久しぶりに沢山話せたしぃ~❤』

アユミ『うんっ🎵』

No.24 09/01/30 00:28
ななこ ( ♀ 6jj9h )

>> 23 それから学校に行っても梨香には相手にされなくなった。

アユミは梨香の顔を見る度に悔しさが甦ったが…母親の顔を思いだして[いつか見返す‼]と言い聞かせこらえた。
梨香は頭のイイ子達と遊ぶ様になった…。

[友達って何だろう❓親友って❓]
アユミにも新しい友達は出来たが梨香の事もあり、真から心を許す事は出来ずに…ちょっぴり寂しい中学生生活を終えた。

No.25 09/01/30 00:47
ななこ ( ♀ 6jj9h )

>> 24 梨香は無事に南静高校に合格した。

アユミも無事に杏里美容室に入店し、美容学校の通信料へ入学した。

杏里美容室には先輩が3人いた。

先生(オーナー)…杏里60歳

真紀さん…50歳

美紀さん…28歳

紀香さん…21歳

アユミの教育担当は紀香さん。
紀香さんは有名美容室にいた事もあり、未熟ではあったが1番若い子のスタイルが出来て、年配層にも自分で手入れしやすいと店の中で売り上げもトップだった。
そして紀香さんは面白くてキレイで…自分の容姿に全く自信のないアユミにとって憧れの先輩となった。

No.26 09/02/02 22:07
ななこ ( ♀ 6jj9h )

>> 25 美紀さんは…凄く意地悪な性格の人。

美紀は紀香にべったりでアユミの教育の為に紀香が自分に構ってくれなくなり、面白くないのだ。

[イイ年して…ガキくさい…]とアユミは受け流していたが、美紀はアユミの態度が面白くなかったから、わざとお客さんの前でアユミを叱った。

美紀『アユミちゃん、コーム(くし)持って来て…』

アユミ『コーム❓』

美紀『…はやく‼くしだよ‼』

アユミ『あっ💦』

美紀『あ、じゃないの‼早くして‼』

アユミ『スミマセン💦』 [なんなんだよぉ💦]

No.27 09/02/02 22:18
ななこ ( ♀ 6jj9h )

>> 26 真紀さんはお母さん的な存在。
アユミの事は気に掛けているが紀香に任せてあるため見守ってくれていた。

ある日、真紀と休憩が一緒になったアユミは美紀の事を真紀に相談した。

アユミ『美紀さんって何で意地悪なんですか❓』
真紀『そうね…困ったわね…でも、あなたは美容師になりたいんでしょ❓あの位の人は何処に行っても居るから、もう少し我慢しなさい…仕事で見返しなさい。専門用語とかも教科書見て勉強しなさい。強くならなきゃ美容師にはなれないわよ。大丈夫よね❓アユミは強そうだから😊』

アユミ『ありがとうございます…でも…ムカつく…』

真紀『あなたはもう社会人でしょ…ムカついたら負けよ…』

[わかんないよ…]
若いアユミにはちょっと難しかった…

No.28 09/02/02 22:27
ななこ ( ♀ 6jj9h )

>> 27 そして入店して3ヵ月位経った頃…
中学の同級生だった、メグミから『最近どう❓アユミは社会人なんだよね⤴なんかさ~もう数人、高校を中退しちゃってる人とかいて~とりあえず早いけど同窓会しようって話しが出てんだけど…アユミも参加してくれないかな…』

アユミ『本当に早いね💦イイよっ⤴』

メグミ『良かった~😁場所は元担任の佐藤先生の家だよっ⤴来週の土曜日ねっ😊』

No.29 09/02/02 22:35
ななこ ( ♀ 6jj9h )

>> 28 アユミ『土曜日かぁ…💦ゴメン…無理かも💦』

メグミ『え~💦7時位からだよ~💦』

土曜日は金曜日と同じ位、遅くまでお客さんが来る日だ…下手したら、全て終わってから帰るのは9時を過ぎる。
みんなまだ高校生だから帰る時間だ。

アユミはメグミに説明した。

メグミ『早退しちゃえば❓』

アユミ『無理だよ💦でも聞いてみるね…また連絡するわ…』

メグミはアユミの事を付き合い悪いと思ったであろう…

アユミは次の日に早退の件をサラリと聞いてみた。

No.30 09/02/02 22:44
ななこ ( ♀ 6jj9h )

>> 29 開店前…

タオルをたたみながら紀香に『今度の土曜日に同窓会があるんですよ…7時位って…無理ですよね…』

と思いきって聞いてみた。
紀香は『早いね⤴その時間にはそんなに忙しい訳じゃないから行って来なよっ⤴次の日はこきつかうよっ😂』

アユミ『ありがとうございますっ⤴』

そこへ急に美紀が入ってきた。

美紀『あんたさ‼下っぱのクセして何言ってんの‼私なんかそんな事怖くて言えなかったよ‼仕事残して帰るの❓誰が洗濯とかすんの❓』

さすがに黙って聞いていた真紀が口を挟んだ。

真紀『いいじゃないの…洗濯はみんなでやろうよ…アユミだってたまには…』

美紀『たまにって言ってたら、この子はクセになりそうよ‼』
と凄い剣幕でアユミを睨んだ。

No.31 09/02/02 22:52
ななこ ( ♀ 6jj9h )

>> 30 3ヵ月黙って我慢してきたアユミだったが…流石にもう限界だった。

アユミは怒りで震えながら美紀の襟元を掴み『なんなんだ‼あたしがそんなに気に入らねぇか‼』と切れてしまった。

止めに入ったのは紀香だった。

紀香『アユミちゃん‼ダメ‼先輩に切れちゃダメ…』

真紀『アユミちゃん…先輩に…』

我慢に我慢を重ねてきたアユミは止まらなかった。

アユミ『じゃあ、いかねぇよ‼仕事残しちゃわるいからな‼ってか先輩なら客の前で後輩に恥じかかせてもいいんか⁉』
と更に襟元をキツくひねった…

No.32 09/02/02 22:59
ななこ ( ♀ 6jj9h )

>> 31 そうしたら真紀は泣きながら『紀香ちゃん…アユミちゃんが怖いよぉ…』

アユミ『てめえ…頭おかしいんじゃねぇの❓』

パンッ‼

アユミは紀香に平手打ちされた…

紀香は泣いていた…

紀香『美紀ちゃんも悪いけど…アユミちゃん‼その態度はなんだ⁉仮にも真紀ちゃんは年上で先輩だろう…あたしがダメって言ってるのに…何で我慢してくれないの…』

紀香は元ヤン…
アユミは美容師や…

先輩、後輩…

全てが分からなかった。

そんなやり取りを見ていた杏里先生はアユミと紀香を奥の部屋へ連れて行った。

No.33 09/02/02 23:35
ななこ ( ♀ 6jj9h )

>> 32 杏里先生はお茶を出してくれた…

少し沈黙が続き…

杏里先生『紀香…何があったの❓』

アユミ『あ、あの…』
杏里先生『今は紀香に聞いています‼』

アユミ『…』

アユミはまだイライラが収まってなかった。
杏里先生『ちゃんと話しするまで2人は店に出さないわよ‼』

紀香『スミマセン…私の責任です…』

とゆっくり話し始めた。

  • << 40 紀香は深呼吸して… 『アユミちゃんが土曜日に同窓会に行きたいと言ったので、普段、美紀ちゃんもキツいし…気分転換になれば…と思い…』と事の成り行きを話した。 杏里先生はため息を付き、『美紀ちゃんは自分にも厳しい代わりに人にも厳しいのよね…じゃあ、アユミがシャンプーの指名を取れたら土曜日は5時で上がらせてあげるわ😉私が言えば美紀も嫌とは言わないしね⤴その代わり美紀のお客様から指名、もしくは誉められる事‼やる事はやってますって美紀に見せればいいのよ⤴』

No.34 09/02/03 15:11
ぴょん ( yAaQh )

ごめんね(ノ_・💧)

迷惑かもしれないけど……………来たよ(❤^^)/


もうアユミに感情移入しちゃいましたo(❤▽)o

やっぱりななこさんはすごいなぁ(❤^^)b


ありがとう(❤^^)/
これからも頑張ってね(❤uu)

更新楽しみにしてますo(❤▽)o

No.35 09/02/03 18:30
ななこ ( ♀ 6jj9h )

>> 34 ぴょんさん⤴💕いらっしゃいませ🙇💕
来てくれてありがとう😃⤴
また、ぴょんさんに支えられながら頑張りますね😉
全然迷惑じゃないですよっ💕

また宜しくお願いします🙇🙇

No.36 09/02/03 22:48
ぴょん ( yAaQh )

>> 35 迷惑じゃなくてよかった(❤^^)/

嬉しい言葉をかけてくれてありがとうo(_ _❤)o


こちらこそヨロシクねo(▽❤)o

また💬するかもしれないけど…………その時はゴメンなさい(💧^^)b
&かまってやって下さい🎵(❤^^)✋⌒⭐

No.37 09/02/04 02:03
raindrop(;。;) ( fEgbi )

始めましてm(__)m

ななこさんの小説は「ユミの物語」を始めて読みました。

読み始めは、「ちょっと💧」って思っちゃったんですけど…
最後まで読んで良かったです😢
「私を見て」も、その後一気に読みました。
泣きながら読みました😢
自分とダフる所が色々あって…

ななこさんの今の幸せな生活羨ましく思います😌

私も、頑張って幸せ捕まえなきゃって思いました😆

これからも、体調に気をつけて頑張って下さいませm(__)m

No.38 09/02/04 22:06
ななこ ( ♀ 6jj9h )

>> 37 raindoropさん🙇

初めまして😉

読んで頂いてありがとうございます🙇

raindorpさんも色々とあったみたいですね💦
辛さを乗り越えてしまうと…後は幸せしかありませんよ⤴小さい幸せでも何でも幸せに感じてしまったり…😊

raindorpさんが幸せ💕になりますよ~に😊

私はたまに居酒屋に行ったり、ケーキバイキングに行くと…幸せです🐷

No.39 09/02/04 22:11
ななこ ( ♀ 6jj9h )

🎉読んで頂いて下さる皆様へ🎉

私は本当にレスを頂けるのが嬉しくて…
でも、レスしずらいかなぁ…と思い、感想スレを立ててみました🙇
こんな私に話しかけてくれたり、感想を教えて下さる方々…💕
今度は遠慮なくレスして下さい🙇🙇
お待ちしてますっ😉

No.40 09/02/04 22:21
ななこ ( ♀ 6jj9h )

>> 33 杏里先生はお茶を出してくれた… 少し沈黙が続き… 杏里先生『紀香…何があったの❓』 アユミ『あ、あの…』 杏里先生『今は紀香に聞いてい… 紀香は深呼吸して…
『アユミちゃんが土曜日に同窓会に行きたいと言ったので、普段、美紀ちゃんもキツいし…気分転換になれば…と思い…』と事の成り行きを話した。

杏里先生はため息を付き、『美紀ちゃんは自分にも厳しい代わりに人にも厳しいのよね…じゃあ、アユミがシャンプーの指名を取れたら土曜日は5時で上がらせてあげるわ😉私が言えば美紀も嫌とは言わないしね⤴その代わり美紀のお客様から指名、もしくは誉められる事‼やる事はやってますって美紀に見せればいいのよ⤴』

No.41 09/02/04 22:28
ななこ ( ♀ 6jj9h )

>> 40 それを聞いてアユミは[そんな事…でも美紀さんはシャンプーは下手だし…いやいや💦私だって下手だし💦💦]と困った顔をしていると、紀香さんは真剣な顔になり『アユミちゃん‼やろうよ‼今日から猛特訓だよ⤴美紀ちゃんを少し見返してやろうよっ‼シャンプーは一応合格してるしねっ⤴美紀ちゃんのお客様から誉められたら次の技術を教えてあげるから‼』

アユミは急な展開で頭が回らなかった。

でも美紀に言われっぱなしも悔しかったから…

アユミ『やります‼宜しくお願い致します‼』

No.42 09/02/04 22:36
ななこ ( ♀ 6jj9h )

>> 41 と…答えた。

杏里先生と紀香さんは凄く応援してくれた。
店に戻り、紀香が真紀に説明した。

紀香『…って事で先生は同窓会OKしたんだけど…』

真紀は大笑いしながら『誉められたら…ね…ってか一生無理じゃない⤴まあ…やってみればいいんじゃない😒』
アユミは掴みかかりそうなのをグッと堪えた。
アユミ『宜しくお願いします…』

[なんなの❓この女‼絶対に見返してやる‼ってか辞めさせてやる‼]

アユミはその日から紀香を相手に特訓を始めた…

No.43 09/02/04 22:47
ななこ ( ♀ 6jj9h )

>> 42 今日は木曜日…

アユミは焦っていた。美紀のお客様と言っても紀香のお客様と違い毎日来るわけではなかった…。
紀香はアップやセットが上手だった為、夜のお勤めのお客様がかなり居たから(シャンプーブローやシャンプーセット)のお客様に練習させてもらった。
やっと言われた一言が『手の動きが良くなってきたね…でも紀香ちゃんには…敵わないわね…😉』

アユミは悔しくて…悔しくて…目を閉じても浮かぶのは美紀の高笑い…
いたたまれなくなり休憩室に駆け込んだ…

悔し涙が後から後から流れて来た。

No.44 09/02/04 22:55
ななこ ( ♀ 6jj9h )

>> 43 休憩室でタオルを干しながらアユミは泣いていた。[チックショウ‼チクショウ‼私は何やってんだ💦負けたくない‼負けたくないよ~😭]
一心不乱にタオルを干していると…

紀香『美紀ちゃんのシャンプーブローのお客様来たよ~‼』

アユミ『…は~い⤴…』

アユミは急いで涙を拭き店に戻った。

来られたお客様は美紀と仲が良いみたいだ。
[無理だな…でも負けたくない…]

アユミは一生懸命シャンプーした。
だけど変に力が入ってしまい…結局は何も言われずに終わった。

No.45 09/02/05 08:15
ななこ ( ♀ 6jj9h )

>> 44 そんなアユミを見て紀香は『アユミちゃん…最近遊んでる❓』と不意に聞いてきた。

アユミは『いえ…全然…家と店の往復…休みの日は寝てるか美容雑誌を読んでます…』

アユミは自分で答えてはっとした…
[なんか私…ヤバい感じ…]

紀香はニコッと微笑んで『今日は私もアユミちゃんにシャンプーブローしてあげるからオシャレして、どっか行こう⤴』と誘ってくれた…。
でもアユミは月給手取り8万円…その中で練習用のハサミを買ったり講習会費(半額)を払ったりしていた為、洋服を買う余裕もなく…あまりオシャレではなかった。

No.46 09/02/05 08:28
ななこ ( ♀ 6jj9h )

>> 45 そんなアユミを見通してか、紀香は『出掛ける前に洋服見に行こうね😉最初は洋服なんて買えないもんね💦私もね仲良くなった先輩からもらったり、買ってもらったりしたもん💦』

アユミ『え⁉いや…悪いですよ💦』

紀香『悪くないよ😉上着から靴まで全部コーディネートしてあげる⤴あっ…でもその分は仕事で返してね😉早く覚えて、もっと遊ぶ時間を増やして、一緒に遊ぼう😉』
アユミはまた涙が溢れて来た…

紀香『美紀ちゃんには内緒ね⤴面倒だから💦』

アユミ『はいっ✨』

その日は嬉しくて嬉しくて…お客様に凄く良い笑顔で接客出来た。
実はアユミは中学の一件以来、あまり笑えなくなっていた…

No.47 09/02/05 08:38
ななこ ( ♀ 6jj9h )

>> 46 1日の営業が終わり、真紀さんがアユミに『アユミ笑えるんじゃん⤴今日は頑張ったね😉じゃあお疲れ様😉👋』
アユミは紀香の顔を見た…うんうんと頷いてくれた。

美紀『ま…練習頑張ってね😏明日…クリアしないと土曜日はいけず~😜だからねっ😂お疲れ~👋』

[いちいちカチンと来る事いいやがって💢でも真紀さんに誉められた~⤴⤴😁]

と思っていると紀香が『アユミちゃん⤴シャンプーして😉』

アユミは紀香にシャンプーし始めた…

紀香『うん…確実に上手くなってる…でも足りないのは、気持ち良く、頭皮を健康に…髪艶々にしてあげますよ~って感じの気持ち…愛情がないかな…』

アユミはまた目から鱗だった…

No.48 09/02/05 08:47
ななこ ( ♀ 6jj9h )

>> 47 アユミは中学の時に見たテレビ番組を思い出した。[あの時の美容師さん…柔らかな笑顔で髪を触っていたっけ…きっと…艶々になって綺麗になって…お婆さんも元気になってって思ってたのかな…]
アユミ『紀香さん、一度流してまたやり直して良いですか❓』

紀香『おっ⤴何かが舞い降りたな😁どーぞ😉』

アユミ『ありがとうございます⤴』
シャンプーを洗い流し、最初から…シャンプーを頭に付ける時からアユミは心の中で[紀香さん…いつもありがとうございます…私の練習の為に髪が傷んでしまってますよね…私が地肌から綺麗にしますね…疲れも取れる様に…マッサージ効果も出るといいな…]
と愛情込めてシャンプーをした。

No.49 09/02/05 08:56
ななこ ( ♀ 6jj9h )

>> 48 シャンプーも中盤に差し掛かった頃…

紀香『アユミちゃん‼今までと全然違うよ‼凄く気持ちいいよ‼その調子で最後まで頑張って⤴』

アユミはビックリした…[気持ち一つでこんなに変わるんだ]

アユミ『はいっ⤴』
シャンプーが終わり、リンスを付ける…ゆっくりとしたマッサージをする…いつもはリンスでのマッサージは教えられたところを押してピッピッと終わるのだが、ここのマッサージでもスーっと疲れを取れたら…とゆっくり指を頭皮に這わせツボをスーっとマッサージした。
紀香は何も言わない…[やっぱりここは余計だったのかな❓]
と気にかけながらシャンプーは終わった。

アユミ『紀香さん…ありがとうございました…では起こしますね…』

No.50 09/02/05 09:05
ななこ ( ♀ 6jj9h )

>> 49 アユミは紀香の頭をタオルで抑えシャンプー台を起こして『長くなってしまいスミマセン…お疲れ様でした…』
と紀香に声をかけた。
紀香『アユミちゃん…』
続きを言わない紀香…アユミはドキドキした。
『ふぅ…』と息を付き紀香が再び話した『アユミちゃん…100点‼ビックリしたよ‼どうしたの❓久しぶりに気持ちいいシャンプーしてもらったよ‼ってか多分、リンスの途中から意識がない…😂』
アユミは思いがけない紀香からの言葉に驚いたが…『やったぁ‼⤴よっしゃ~‼⤴』と叫んでしまった…

アユミ『あ…スミマセン…』
悪そうにしているアユミに紀香は『いいじゃない‼嬉しい時は喜ぶの⤴最近は怒る感情や悲しい感情しか出てないじゃん❓嬉しい時は喜ぶのが普通でしょ❓ね❓』

No.51 09/02/05 10:01
ななこ ( ♀ 6jj9h )

>> 50 アユミは本当に嬉しかった✨きっと、美紀のお客さんに誉められるより数倍も嬉しかったと思う。

紀香は時計を見て『アユミちゃん‼今日はブロー止めよう‼時間がないっ💦さあ、アユミちゃんシャンプーするよっ💦ちょっと急ぐから…手抜き😉ゴメンね💦』
手抜きとはいえ紀香のシャンプーはスーっと疲れが取れる…寝てしまいそうになったところを起こされた…。

紀香は自分のセットを手際よくして化粧を直した。
その後、アユミは軽くカットしてもらいセットしてもらった。
紀香『う~ん💦化粧ちょっと直すね😉』
ほんの少し直しただけなのに…凄く変わった…アユミは気分がウキウキした。

No.52 09/02/05 10:10
ななこ ( ♀ 6jj9h )

>> 51 [あのテレビに出てたお婆さんの気持ちが…なんとなくわかるなぁ…]
とアユミはまた美容師という仕事が好きになった。

紀香『じゃ洋服やさんに行くよっ⤴』
連れて行かれた所は普段、紀香がよく行く店らしい…。

アユミは値札をみてビックリした。
上着…\6000

スカート…\12000

紀香は店員さんに話しかけた…

『この子にあうような服ある❓背も低いし…可愛い感じにしたいんだけど…でもカッコ良く…』

店員さんはアユミを見て黒がベースで所々にピンクが入った上着と黒のタイトスカートを出して来た…

店員『着てみて✨』

アユミ『は…はい☺』

No.53 09/02/05 10:17
ななこ ( ♀ 6jj9h )

>> 52 アユミはドキドキしながら袖を通した。

アユミ『どうですか…✨なんか紀香さんみたいです…☺』

店員さん『可愛いじゃん⤴紀香ちゃん…どうかしら❓』
紀香はニッコリ笑ってOK👌サインを出した。
店員さん『ありがとうね⤴\じゃあ…少し負けてあげる⤴\16000でいいよ❤』
紀香『わーい❤ありがとう❤』
アユミは買ってもらった服を着て、今度は靴屋に連れて行かれた。アユミ『紀香さん💦もう十分ですよ…』
紀香『何言ってんの💦足元のオシャレは基本だよっ❤』

結局\12000もするヒールを買ってもらった…。

No.54 09/02/05 10:29
ななこ ( ♀ 6jj9h )

>> 53 紀香『よしっ❤良い感じ⤴ちょっと今日は遅くなるから…アユミちゃん家の電話番号教えて⤴』
と紀香はアユミの家に電話をかけた。

紀香『お世話になっております…杏里美容室の相川紀香と申します…今日はアユミちゃんと色々とお話ししたいので少し帰りが遅くなってしまいますが、私がご自宅まで送らせて頂きますので…』

アユミは紀香の電話を聞きながら[紀香さんって大人だなぁ…やっぱりカッコいいな…]と思っていた。

電話が終わった紀香は『いいって⤴よしっ出発~❤』と車を走らせた。

No.55 09/02/05 11:23
ななこ ( ♀ 6jj9h )

>> 54 アユミ『紀香さん…どこに行くんですか❓』
紀香『とりあえずご飯買ってドライブ❤アユミちゃんは行きたい所ある❓』
アユミは久しぶりに遊びに出かけたから…今の時点で満足していた…だから何処なんだろう❓と答えが浮かばなかった。

そんなアユミを見て紀香は『アユミちゃんって中学の時は悪かったんでしょ~❓』と話題を変えてくれた。

アユミ『いや…そんな程でもないですよ…タバコ吸ってダラダラしてました😁』
紀香は笑っていた。

アユミ『紀香さんは…❓』

紀香『レディースでしたっ❤😁』

アユミ『カッコいい~😁』

紀香『今はあまり言えない過去だよ~💦アユミちゃんは若いから、そう思うんだよ💦』

No.56 09/02/05 11:33
ななこ ( ♀ 6jj9h )

>> 55 途中のコンビニで軽くご飯を買いまたドライブは続く。
アユミと紀香は他愛もない話しをしながら海岸線を走っていた。

アユミ『紀香さんは、何で美容師になったんですか❓』
紀香『高校中退してから友達の家に行った時に友達の親にバカにされてね…悔しくて…この女より綺麗になって生き生き仕事して給料も多くもらってやる‼って思ったんだ😁美容師には興味もあったしね…』

アユミも同じような動機がある事を話した。アユミは嬉しかった…[紀香さんと似てる⤴]
紀香『じゃあ⤴絶対にスタイリストにならなきゃねっ⤴😁美容師はね、入学してから免許を取るまでに人数は半分近く減るの…そして免許をとっても辞めてしまう人もかなり居るんだよ💦それだけキツいんだよね💦』

No.57 09/02/05 11:44
ななこ ( ♀ 6jj9h )

>> 56 アユミ『はいっ😁』

紀香『よしっ⤴じゃあストレス発散にボーリングでもやりますかぁ⤴』

アユミ『この格好で…ですか💦』

紀香『余裕~余裕~⤴サシで勝負しようぜ…』

アユミ『上等だ…』

紀香『言うね~…』
アユミ『スミマセン…』
紀香『あははっ😁良いよっ😃』
ボーリング場に付き二人は先輩、後輩を忘れて遊んだ。結果は…紀香の惨敗…

紀香『師匠…今度また教えて下さい…』

アユミ『良いですよっ⤴』
紀香『あ~💦何かムカつく~😂』仲良く二人で話して居ると…二人の男がナンパして来た…

No.58 09/02/05 12:10
ななこ ( ♀ 6jj9h )

>> 57 背の高い方が話しかけて来た『俺は駿、こいつは雅也⤴カラオケ行こうよっ😉』

紀香『今日は女2人で遊びたいんだけど…それに、この子はまだ未成年なのよ…』

駿『じゃあアルコールなしでカラオケ行こうよっ😉』

紀香はアユミの顔をみた…アユミは[紀香さんにお任せします]と合図した。

紀香『じゃあ2時間だけ…ってか駿くん達は何歳❓』

No.59 09/02/05 12:22
ななこ ( ♀ 6jj9h )

>> 58 駿『あ、俺らは21歳だよ。』


紀香『同じ年だね…アユミちゃんは16歳だよ。』

雅也『アユミちゃんはまだ若いね~💦嫌だったら無理しなくていいよ…』

[雅也さん…優しそう…]

紀香『別に嫌でもないよっ💦じゃあアユミちゃんの社会勉強を兼ねて行こうか…』

アユミ『はい…』
アユミは大好きな紀香さんと遊んで…初めてのナンパを受けて…本当に社会勉強だと思った。
カラオケに着いてアユミは『久しぶり…』と呟くと駿が『アユミちゃん…遊んでないの❓』

アユミ『うん…仕事してからは遊ぶのは今日が初めてです😃』と言うと雅也が目をぱちくりして『社会人なんだ⤴もしかして二人は美容師さん❓』

紀香『え~💦何でわかったの❓』と紀香もビックリ…。

No.60 09/02/05 12:40
ななこ ( ♀ 6jj9h )

>> 59 雅也『二人ともオシャレだし…美容室の匂いがするし…』

紀香『ありがとうね⤴』

アユミ『雅也さん達は❓』と聞くと、駿が『俺らは建築業…アユミちゃんと同じ見習いだね😉』

4人は歌も歌わずに話しを続けた。

紀香『そろそろ歌おうよ…』

アユミ『紀香さんの歌を聞きたいです⤴』

紀香『じゃあ一発目⤴ドリカムの未来予想図…』

[え~💦ドリカム💦チャレンジャーだなぁ…難しいのに…]

紀香の歌が始まった…[う…う…上手い⤴やべぇ…涙が出そう…]
駿も雅也も黙って聞き入っていた…


紀香の歌がおわり…『なんか恥ずかしいなぁ…』と紀香は照れていた。
アユミ『紀香さん上手すぎ💦私歌えないですよ💦』
駿『俺らも歌えないよ💦』

紀香『歌いなさい…😤笑』

No.61 09/02/05 12:50
ななこ ( ♀ 6jj9h )

>> 60 駿『アユミちゃんが紀香ちゃんに歌わせたんだから…やっぱり次はアユミちゃんでしょ~😁』
アユミ『駿さん💦あ~男らしくないですねぇ~😁』

そんなやりとりを見ていた雅也が『じゃ⤴俺⤴男らしいんで⤴歌いますっ⤴浜田省吾のもう一つの土曜日❤』

アユミ『私⤴その歌⤴大好きです❤』

雅也『え❓何❓俺が大好き❓』
皆で大笑いした。

雅也の歌もとても上手くアユミを感動させた…[やっぱり大人は違うなぁ…]

歌い終わった雅也は『アユミちゃん…俺に惚れたんでしょ❓』

と、直ぐ様、駿が『雅也…惚れたのはお前だろう…😂』

雅也は真っ赤になっていた。

No.62 09/02/05 13:03
ななこ ( ♀ 6jj9h )

>> 61 なんとなくアユミも恥ずかしくなり、『では⤴私も歌います⤴プリプリのM❤』

雅也『おっ💡名曲だねぇ…❤』

アユミも歌い終わり…ふと紀香を見ると…涙を拭きながら笑っていた『ゴメン💦色んな事思い出しちゃった💦』
駿『紀香ちゃん…意外と可愛いんだね😁』

紀香『意外は余計です😤駿くんの番だよっ💦』

駿は『では…ユニコーンの大迷惑❤』

雅也『駿は元バンドマンだから上手いよ💡』
本当に上手かった…
そして2時間が経ちカラオケは終わった。

駿は『また遊んでくれないかな…』

雅也『俺もまた遊びたい…』

アユミと紀香も…思いっきり歌って⤴笑って⤴楽しかった😃

次また遊ぶ約束をして、皆で連絡先を交換して別れた。

No.63 09/02/05 13:26
ななこ ( ♀ 6jj9h )

>> 62 決戦の金曜日…

今日がラストチャンス…指名…💦

でもラッキーな事に今日は美紀のお客様が午後から五人もかさなっいる…シャンプーブローではないが、カラー後のシャンプーで勝負出来る。

『いらっしゃいませ⤴』
アユミが声を出す…
すかさず美紀がすれ違い様に『声が小さい…笑顔が薄い…』

イラつきそうなのをアユミはグッと堪えて、また声を出す『いらっしゃいませ⤴こんにちわ~⤴』

すると真紀が『気合い入ってるね⤴頑張って⤴』

アユミ『はいっ⤴』
と返事を返した…

そこへ美紀のお客様が『あらぁ…新人さん⤴良い声で頑張ってるわね…見てて気持ちがいいわ⤴😉』
と誉めてくれた…。
[良かった…⤴でも…シャンプーで誉められたい…]

No.64 09/02/05 13:40
ななこ ( ♀ 6jj9h )

>> 63 休憩時間…

アユミは外に出た…
少し頭を冷やしたかった。店の近くの公園のベンチにすわり色々考えた。
[…誉められたい…ばかりじゃ…ちゃんと気持ちが手に伝わらない…今回は同窓会を断ろう…]
おもむろに席を立ち、同級生に電話をした。『アユミだけど…あれ❓学校は❓サボり~💦いいねぇ…あっ、そうそう同窓会ね…丁度店が忙しくてね…うん…ゴメン…また誘ってね💦』カチャン…
終わった…。
[あれ❓なんかすっきりしたぁ❤よしっ⤴これで怖いものはない‼]

No.65 09/02/05 13:56
ななこ ( ♀ 6jj9h )

>> 64 店に戻ったアユミは鏡の前で笑顔を作った。[やるだけやってみよう…昨日、紀香さんに誉められたシャンプー…頑張ろう⤴]

ドンッ‼‼

アユミは急な衝撃に耐えきれず、バタン‼‼と前に倒れた…

美紀『どいてよ…邪魔なのよ‼真ん中でボーっとしないで‼』
タオルを沢山持ちながら美紀が怒鳴った。

アユミはいきなりの事で目の前が真っ白になった…でも自分の異変に直ぐに気が付いた…アユミ『キャー‼痛い‼痛い‼』
アユミの声でスタッフ…お客様が集まって来た。
杏里先生も中から出て来た。

No.66 09/02/05 14:06
ななこ ( ♀ 6jj9h )

>> 65 杏里先生『申し訳ありません‼お客様‼スタッフの不注意でございます。どうぞ、お席へ…大変申し訳ありませんでした。』

とお客様を落ち着かせてくれていた。

紀香『アユミちゃん…』とアユミに駆け寄って…紀香は絶句した。アユミは鏡の前のガラスの角に額を打ち…額から血が出ていた。
それより、変な転び方をしたせいで左手の薬指をつき…紫色に変色していた‼

真紀『紀香…裏口からアユミを病院に連れて行って‼』

紀香は泣きながら『はい…行くよアユミちゃん…』

アユミも紀香の涙を見て我に返った…

アユミ『痛いよ~💦痛いよ~💦』

紀香『もうちょいで病院だから‼大丈夫だから‼』
と車をとばしてくれた…

No.67 09/02/05 14:22
ななこ ( ♀ 6jj9h )

>> 66 病院に着いてレントゲンを撮った。

額は軽い切り傷…

左手の薬指は…骨が欠けていた…無理に手をついた拍子に骨に付いている筋が伸び、引っ張られて骨が欠けてしまったらしい…。

そこへ杏里先生が駆け付けてくれた。

杏里先生『紀香…店に戻って…お客様…待ってるわ…』
紀香はアユミの側を離れなかった。

杏里先生『あんたはプロでしょう‼アユミは私に任せて戻りなさい‼』

紀香は涙を流し…アユミを見た。

アユミは『紀香さん…ありがとうございました…戻って下さい…』と泣きながら言った。
紀香は黙ってコクンと頭を下げて店に戻った。
杏里先生は医師に『この子は美容師なんですよ…』と涙を溜めて言った。
医師『うん…』
と考えた後、言葉を続けた…

No.68 09/02/05 14:33
ななこ ( ♀ 6jj9h )

>> 67 医師『…とりあえず3ヵ月は仕事は無理です。2ヶ月後にはギプスは取れますが…3ヵ月は雑用などしかできませんね…』

アユミは悔しくて…仕事が出来ない事が怖くて…杏里先生に抱き付いて泣いた。

杏里先生『…帰りましょう…』
病院を出て向かった先は喫茶店。

アユミは何も考えられなくなっていた…
幸い入った喫茶店は仕切りが沢山あり、他の席からはあまり見えない様になっていた。

杏里先生はため息をつき…『アユミ…コーヒー飲んで落ち着きましょう…アユミ…❓仕事には来なさいね…見るのも勉強になるから…』

アユミ『…私…なんでこんな目に…悔しいです…昨日、紀香さんから100点もらったのに…』

No.69 09/02/05 14:43
ななこ ( ♀ 6jj9h )

>> 68 杏里先生は悲しげな顔をして『…そうだったの…じゃあ合格よ‼明日は同窓会に行きなさい…』

アユミは杏里先生の目を真っ直ぐ見て『私…美紀さんを目の敵にしてシャンプーすると、思いやりが手に伝わらないって事がわかったんです…だから今回は心からシャンプーして…心からお客様から合格を貰いたくて…同窓会は断ったんです…』
杏里先生『あなたって子は…』と涙を流した。
そして『その気持ちだけでも…美紀に勝ってるわ…でも…まさか美紀がわざとした事なら…条件を出した私の責任でもあるわ…』

アユミ『…3ヵ月も働けないなんて…』

杏里先生『仕事には来なさい…収入もないと困るでしょう💦』

アユミ『収入…より…技術が欲しい…3ヵ月も出来なかったら…紀香さんの苦労が…』

No.70 09/02/05 14:49
ななこ ( ♀ 6jj9h )

>> 69 杏里先生はアユミの頭を撫でて『大丈夫‼あなたなら直ぐに出来る‼私はあなたを見直したわ😉紀香が気に入ってる訳がわかったわ😊さぁ…コーヒー飲んで⤴あっ、ケーキも皆に内緒で食べていこっ😁』

[ケーキ…ケーキは泣いた後に食べる物❓まるで…飴と鞭…]

杏里先生はイチゴのミルフィーユを頼んでくれた…。

杏里先生『ここのミルフィーユは絶品なのよっ❤』

アユミ『ありがとうございます先生…本当に美味しい❤』

食べ終わり、アユミもすっかり泣き止み先生と店に戻った。

No.71 09/02/05 14:57
ななこ ( ♀ 6jj9h )

>> 70 時間は5時近くになっていた…

[あれ❓静かだなぁ…]
とアユミと杏里先生は思いながら店に入った。
真紀が出て来て『先生…お客様が丁度、先程切れたので…勝手に申し訳ありませんが閉店致しました。どうしても美紀に事情を聞きたくて…』

杏里先生はため息をついて『わかりました。皆のところに行きます。』
とアユミの側から離れずに杏里先生はアユミを連れて休憩室中に入った。

アユミが中に入ると紀香が泣きながらアユミに抱き付いて来た。

紀香『アユミちゃん‼大丈夫❓アユミちゃん‼』

アユミもつられて涙が出た。
アユミ『私…3ヵ月は何も出来なくなりました…紀香さん…ごめんなさい…』

No.72 09/02/05 15:05
ななこ ( ♀ 6jj9h )

>> 71 それを聞いた真紀は黙って立ち上がり、美紀の頬をピシャリ‼と叩いた。

真紀『アユミに謝りなさい‼』

美紀はアユミを睨み付け『なんでですか❓あの子が通路の真ん中でボサッとさぼってたからぶつかっただけじゃないですか❓』

それを聞いた杏里先生もピシャリ‼と美紀の頬を叩いた。

杏里先生『わざとなのね‼わざとだから謝らないのよ‼不注意なら普通、怪我させたんだから謝るでしょう‼』
美紀『私はタオルを持っていて見えなかったんです‼サボッてたあの子が悪くないですか❓』

『あんた‼明日からもう来なくていいよ‼』
口を挟んだのは真紀だった。

美紀はオドオドしながら『紀香ちゃん…私が悪いの❓私は仕事してたんだよ❓サボッてたあの子は怪我したから怒られないの❓』

No.73 09/02/05 15:15
ななこ ( ♀ 6jj9h )

>> 72 紀香『…皆…ごめんなさい…』と言うと…

ガッ‼‼‼
美紀の胸ぐらを掴み壁に押しやった…

アユミはツラくなり『何でですか❓私…サボッてなんか居ません‼鏡で笑顔を作って…気合いを入れてたんです‼邪魔って言われたら退くこと位出来ました‼』

真紀はまだ紀香に胸ぐらを捕まれていた。

美紀『どいてよって言わなかったかしら❓って…あなた気分がいいでしょうね…』

紀香は拳を美紀の腹にバンっ‼と一発入れた。

紀香『いい気になってると…てめえ…痛い目見るぞ‼』

杏里先生『紀香…』

紀香『すいません💦我慢の限界です…』

と美紀から手を放した。
美紀『紀香ちゃんも…やっぱり品が無いわね…元レディース総長は違うわね…』

アユミは『紀香さんの事悪く言わないで‼私が気に入らないんでしょう❓』

No.74 09/02/05 15:27
ななこ ( ♀ 6jj9h )

>> 73 美紀『あなたには興味がないわ。私が辞めるわ…悪者だしね😜』

みんな顔がひきつっていた。

真紀や紀香は美紀が辞める事を賛成していたが…杏里先生は『こんな騒ぎを犯したんだから…辞めるならアユミはみんなに土下座しなさい…』

この後も話し合いにならずに解散となった。
直ぐに店を出たのは美紀と家庭を持っている真紀だった。

杏里先生も紀香もアユミも…グッタリと疲れて動けなかった…

No.75 09/02/05 17:22
ななこ ( ♀ 6jj9h )

>> 74 紀香は座り直し、杏里先生に謝った。
紀香『先生…品のない真似をしてしまい…申し訳ありませんでした…社会人として…』

杏里『仕方ないわよ…今回はね…私も紀香みたいに若かったら、掴みかかってるわ😊だから真紀ちゃんも止めなかったでしょ😊でも…暴力はもう…止めましょうね😃』

アユミは呆然としていたが…杏里先生と紀香には本当に感謝でいっぱいだった。

アユミも二人に痛い手を床に付け『私…頑張ります‼負けません‼今日はありがとうございました🙇』

そんなアユミを見て紀香は『さあ…帰りましょうか…送っていくわ…』

杏里先生『私はご自宅の親御さんに電話しておくからね💦紀香…よろしくね…』

『お疲れ様でした‼』

  • << 78 長い1日が終わり、アユミは紀香の車に乗り込んだ。 紀香は車を走らせ様としない… 紀香『アユミちゃん…ちょっとだけドライブしていい❓』 アユミ『…はい。』 紀香は車を走らせた。少しの間、沈黙が続いたが、今度はアユミから話しを始めた。 アユミ『紀香さん…紀香さんは悪くないです。もちろん杏里先生も…悪いのは…うっかりしていた私ですよ💦』 と言い下を向くと、紀香は『悔しいんでしょ❓悔しいんだよね⁉痛いよね❓』と切なそうに聞いてきた。

No.76 09/02/06 21:12
十真 ( UrGOh )

今晩は、『輝きたい』読ませてもらってます。流石です😍ななこさん!!今回の小説も相変わらず素敵さんです。返信楽しみに待ってます👮頑張って下さい。応援してますから‼私は、もぅ♪ななこさんの小説ファンになりました😊めちゃくちゃどっぷり浸かってます(苦笑)
有り難う御座います。

No.77 09/02/07 10:17
ななこ ( ♀ 6jj9h )

>> 76 十真さん⤴🙇
嬉しいお言葉ありがとうございます⤴❤

こちらこそ…感謝⤴感激⤴です🙇

また時間を見つけて頑張って更新します❤

感想スレもあるので🙇そちらにも遊びに来て下さいね😉

No.78 09/02/09 07:32
ななこ ( ♀ 6jj9h )

>> 75 紀香は座り直し、杏里先生に謝った。 紀香『先生…品のない真似をしてしまい…申し訳ありませんでした…社会人として…』 杏里『仕方ないわよ…今… 長い1日が終わり、アユミは紀香の車に乗り込んだ。

紀香は車を走らせ様としない…

紀香『アユミちゃん…ちょっとだけドライブしていい❓』

アユミ『…はい。』

紀香は車を走らせた。少しの間、沈黙が続いたが、今度はアユミから話しを始めた。

アユミ『紀香さん…紀香さんは悪くないです。もちろん杏里先生も…悪いのは…うっかりしていた私ですよ💦』
と言い下を向くと、紀香は『悔しいんでしょ❓悔しいんだよね⁉痛いよね❓』と切なそうに聞いてきた。

No.79 09/02/09 08:05
ななこ ( ♀ 6jj9h )

>> 78 アユミ『痛いですよ…心も…手も…でも負けない‼美紀さんの事は大嫌いです‼だから…美紀さんには負けたくないんです‼』


車は街中を通りすぎ海岸通りを走っていた…
紀香『美紀ちゃんは多分…辞めないよ…非を認めないし…このまま辞めたら、非を認める事になるからね💦普通なら居づらくて辞めるんだろうけどね💦』

アユミ『辞めなくて良いですよ💦無謀だとは思うけど…美紀さんを追い越して立場を逆転させますから‼』

紀香は運転しながら目を丸くした『アユミちゃん…凄いね…追い越したら面白いね😁私も協力するよっ‼』

アユミ『ありがとうございます…』

海岸通りを通りすぎ、住宅街へ…

アユミ『どこに行くんですか…❓』

No.80 09/02/09 08:21
ななこ ( ♀ 6jj9h )

>> 79 紀香は少し微笑んで『行かないよ…通りすぎるだけ…』

閑静な住宅街…

アユミ『通りすぎる❓誰かの家ですか❓』

紀香『うん…駿くんの家…』

アユミは少しビックリしたが[やっぱり紀香さんは駿くんが好きなんだ‼]と思い紀香に『好きなんですね⁉』
と笑顔で聞いた😁

紀香『うん…好きみたいだね💦アユミちゃんが…こんなんなってる時に申し訳ないんだけど…ね💦』

紀香は今日、駿に会おうとしていたらしい…
アユミ『私の暗い話しは終わりですよ⤴紀香さんの恋に向かって走りましょう⤴』

紀香『とりあえず今日は止めておくよ💦じゃあ今度、駿くん達と遊ぶ約束するから付き合ってね🙇』

アユミ『もちろんです⤴』

No.81 09/02/09 08:30
ななこ ( ♀ 6jj9h )

>> 80 しばらく話しをしてアユミは自宅まで送ってもらった。

アユミ『ありがとうございました。』

紀香『付き合わせちゃってゴメンね💦じゃまた明日ね⤴』

家に入ると母は心配そうにアユミに『痛いでしょ❓』と声をかけてきた。

アユミ『痛いよ💦ま…大丈夫だよ😁』
母はなにかもっと話したそうにしていた…がアユミの手をみて『おやすみ…』アユミは[なんだろう❓ま…近いうちに話してくるよね💦]

と思い部屋に入った。

No.82 09/02/09 09:08
ななこ ( ♀ 6jj9h )

>> 81 翌日…店に行くと美紀がいた。

アユミは[無視する訳にも…]と思い『おはようございます…』と言い美紀の前を通りすぎ様とした…

美紀はキッ‼と睨み付け『おはよー‼』とだけ言ってツン😠としていた。アユミはそれを見て[大人げない…絵にかいた様なバカ😁]
と思ったら吹き出してしまった😂

驚いたのは美紀だけでなく、紀香や真紀もアユミを見た。

美紀がアユミの方へ近づく…

美紀『何❓』

アユミは言うつもりはなかったが美紀の挑発的な態度にカチンときてしまい…見下す様に『いや…気に入らない後輩をいじめて、自分が逆に立場がヤバくなって…そして謝ることも出来ずにまた逆切れ…って思ったら吹き出してしまいました💦ゴメンなさい…😂😂😂』

No.83 09/02/09 09:20
ななこ ( ♀ 6jj9h )

>> 82 美紀は目を白黒させ…顔は真っ赤になり『何⁉それって…私に言ってんの❓』と明らかにマジギレ寸前…

アユミは今まで我慢してきた事もあり…また言葉に出てしまった。笑顔で静かに『美紀さん以外にそんな人…居ませんよ😂』

美紀は更に顔を真っ赤にしてアユミの頬を平手打ち‼
すかさずアユミは避けて美紀の中指が少し当たった。

アユミは美紀に平手打ちした…バチン‼

アユミ『落ち着いて下さいよ…余計…笑えます😂…叩いてゴメンなさい💦一回は…一回ですから…なんなら指も…一本いっときますか…⁉』

アユミは笑顔のまま美紀に噛みついた。

美紀『なんなのよ‼あんたねぇ‼先輩を叩いて…』

アユミ『尊敬出来ない人はいくら年いってても先輩とは思えませんから😂さぁ…仕事しましょう😂』

美紀は休憩室に駆け込んだ。

No.84 09/02/09 09:29
ななこ ( ♀ 6jj9h )

>> 83 そこへ紀香と真紀がアユミのもとへ…

[私は切れてない…切れたのは向こうだ‼]とアユミは得意げな顔をしていた。

紀香『今のは良くない…』

アユミは思いがけない言葉につい『はぁ❓』真紀『はぁ❓じゃないよっ‼紀香の言う通り…今のは良くない‼』
アユミは[わかんない…]

アユミ『何がダメなんですか❓私が出来るささやかな仕返しじゃないですか⁉やられっぱなしで居ろって言うんですか❓』

紀香『そうじゃない…そうじゃないけど言い方があるでしょ❓』

アユミは本当に訳が分からない…[悔しい…紀香さんまで…]

No.85 09/02/09 09:39
ななこ ( ♀ 6jj9h )

>> 84 アユミ『分かりました‼謝って来ます‼その代わり私にも謝らせますよ‼』

紀香『待って‼』

アユミ『なんで美紀さんばかり…』

アユミは悔しくて涙が出てきた。

紀香『アユミちゃんには…もっと大人になってもらいたい…』

アユミ『ワケわかりません…もういいです…仕事も出来ないんで帰ります。』

[もう…放っておいて…]
アユミは自分を見失っていた。

No.86 09/02/09 12:54
ななこ ( ♀ 6jj9h )

>> 85 そう言い残しアユミは店を出た。

追いかけてきたのは真紀…

真紀『待って……💦待ってって⁉アユミ💦』
アユミ『スミマセン…1人にして下さい…』
真紀『逃げるの❓美紀は逃げてないよ…』

アユミ『それは図々しいからじゃないですか❓普通なら謝るとか…居づらくなるとか…』
真紀『居づらいに決まってるじゃない⁉みんなにアユミの前で怒られてんだから。でも逃げてないんだよ…』

アユミ『だから❓何なんですか❓何しても謝らなくても居ればいいんですか❓人に嫌な思いをさせても居たらいいんですか❓』

No.87 09/02/09 13:04
ななこ ( ♀ 6jj9h )

>> 86 真紀『じゃあ好きにしなさい…』

アユミ『私の質問には答えて頂けないのですね…はい好きにします。』

真紀はビックリしていた…何故なら見習いのアユミが切れるなんて職業柄あってはいけない事だから…。先輩がカラスは白だといえば白だと言う世界。

このアユミの行動はアユミ自身を苦しめる原因となった。

No.88 09/02/09 14:31
ななこ ( ♀ 6jj9h )

>> 87 アユミは家に帰ると母に心配かけると思い…とりあえずファーストフード店に入った。

アユミは大好きなテリヤキバーガーとコーヒーを注文し席についた。
『あれ❓アユミちゃん…』
と後ろから女性の声がする…

振り向くと梨香のママだった…💦

[ゲッ…💦]

ママ『今日、仕事なんじゃないの❓』
アユミ『手を怪我してしまって…足手まといだから今日は早退したんです…』

とアユミは必死に誤魔化した。

ママ『そうなんだ…頑張ってね…』

梨香のママは丁度帰る時だったらしい…

[なんか暗い顔してたな…梨香に何かあったのかな…ま…いいか…]

No.89 09/02/09 15:19
ななこ ( ♀ 6jj9h )

>> 88 [そっかぁ…土曜日だもんね…雅也くん暇かな…]
アユミは雅也に電話をしてみた。

アユミ『雅也くん❓久しぶり…』

雅也『は❓アユミちゃん❓仕事は❓』

アユミ『色々あって…』
雅也『そっか…迎えいこうか❓』

アユミ『うん…』

20分後雅也が迎えに来てくれて車に乗り込んだ。

雅也『ゴメンね💦実は駿と遊んでて…誤魔化すのに手間取ったんだ💦』

アユミ『ゴメンね💦一回遊んだ位で急に電話して…呼び出して…』
雅也『あんな出会いだったけど…良い出会いだったと思うよ😉で…どうしたの❓』

No.90 09/02/09 15:47
ななこ ( ♀ 6jj9h )

>> 89 アユミは美容室での事を雅也に話した。
雅也も同じ職人業だから何か分かるかもと思い相談した。

雅也は真面目に黙って聞いてくれた。
話し終わると雅也は…
『そっかぁ…女ばかりの職場には色々あるんだな…でもさ…お前は何をしに行ってんの❓技術を習いに行ってんの❓仕事をしに行ってるの❓』

[ん❓なんだ❓この質問は…]

No.91 09/02/09 18:29
ななこ ( ♀ 6jj9h )

>> 90 雅也『あのさぁ…アユミちゃんはまだ若いから仕方ないんだけど…学生気分が抜けてないんじゃないかな❓』

アユミ『そんな事…』
雅也は優しくアユミを見つめ『紀香さんは…教えてくれないのかな❓教えて欲しかったら待ってるだけじゃなくて自分から聞くとか…動かなきゃね😉』

アユミ『そうなの…❓私…分かんないよ…💦』

雅也『何が分からない❓今、教えたじゃん😊納得出来ないって事だよな❓』

アユミ『うん💦雅也くん…休みなのにゴメンね🙇もう少し説明して欲しいな…』

雅也『俺だってまだ若いから…負に落ちない事だらけだけどな😁いいよっ⤴』

No.92 09/02/09 18:38
ななこ ( ♀ 6jj9h )

>> 91 雅也『じゃあ俺ん家くる❓運転しながらじゃ疲れるし💦』

アユミ『いいよ』

雅也の家に着いた。

アユミ『おじゃまします…』

と言うと、中から可愛い感じのお母さんがバタバタと出迎えてくれた…
雅也の母親『あら…いらっしゃい…雅也が女の子連れて来るなんて⤴ビックリ⁉』

雅也『母さん⁉いいから💦』

雅也の母親『彼女❓』
雅也『違っ違うよ⁉こいつはアユミ…友達だよ💦いいからも~😥』
雅也の母親『あら💦ゴメンね⤴ゆっくりして行ってね…アユミちゃん😁』

アユミ『ありがとうございます💦急におじゃまして申し訳ありません…失礼いたします💦』

雅也の母親『あらぁ⤴しっかりした子ね~☺お茶出してあげるからね⤴』

No.93 09/02/09 18:47
ななこ ( ♀ 6jj9h )

>> 92 アユミ『申し訳ありません…』
と頭を下げて雅也の部屋に入った。

雅也の家はとてもきれいだ…しかも広い…

アユミ『スゴいお家だね…』

雅也『家さ…建築会社やってんだ💦』

アユミ『雅也くんは自分の家の会社にいるの❓』

雅也『違うよ⤴修行の為に他所の会社だよ😁』

コンコンっと扉をノックして雅也のお母さんが入ってきた。

雅也の母親『お茶とお菓子⤴置いていくね⤴』

雅也『ありがとう💦』
アユミ『スミマセン…頂きます🙇』

雅也のお母さんは頷くとにっこり笑って下へ降りて行った。

雅也『ったく…ゴメンな💦』

アユミ『何が❓』

雅也『母ちゃんさぁ…気に入るとお茶出してくるんだよ💦気使うじゃん❓』

アユミ『良いお母さんだね⤴可愛いし☺』

No.94 09/02/09 18:55
ななこ ( ♀ 6jj9h )

>> 93 雅也『まあ…可愛くはないけど…さぁ、お茶飲んで⤴』

アユミ『頂きます☺』
雅也『で❓何が納得出来ない❓』

アユミ『なんで真紀さんは説明してくれなかったんだろう…』

雅也は少し考えて『今のアユミちゃんには何を言っても頭に入らないだろうと思ったんじゃないかな…仕事中だし…終わってから話ししたかったんじゃないかな❓』

アユミ『そんな事言わなかったよ💦』

雅也『いちいち言わなくても…仕事が終わってからの態度を見るべきだったな…社会に出ると、いつでもその場で解決出来る事だけではなくなるんだよ💦』

No.95 09/02/09 19:02
ななこ ( ♀ 6jj9h )

>> 94 アユミ『ふ~ん…なんとなく…わかった気がする…じゃあ、謝らない美紀さんに私が吹き出してしまって…素直な気持ちを言って美紀さんが怒って…逆に今のは私の言い方が悪いって…』

雅也『そりゃ…先輩ってか、年上の人に言うべき事じゃないだろ😁何でも素直に言って良い訳じゃないし…そこだけを注意されただけだろう❓美紀って人が明らかに悪いんだから…』

アユミ『そーゆー事なの❓』

雅也『そーゆー事⤴だからアユミちゃんが勝手に考え過ぎて怒って帰って来ただけだよ…』

No.96 09/02/09 19:22
ななこ ( ♀ 6jj9h )

>> 95 アユミは涙が溢れて流れた…

雅也『えー⁉ゴメン💦言い方キツかった❓』
アユミ『ううん💦違うの…私…バカみたい💦どうしよう…』

雅也『今日、紀香さんを呼び出して…俺も一緒に話してやるよ😁もっと仲間を信用しろよ⤴』

[仲間⁉信用⁉仲間なの❓信用していいの❓]

アユミは涙が止まらなかった…

雅也『お前さ…あ…ゴメン💦アユミちゃんさぁ…』

アユミ『アユミでいいよ…』

雅也『アユミ…さぁ…ちゃんとした仲間いるの❓』

アユミ『…ううん…うぇ~ん💦💦💦』

雅也『何だよ⁉💦世話焼けるなぁ💦泣くなって💦全部話せよ…』

No.97 09/02/09 22:57
ななこ ( ♀ 6jj9h )

>> 96 アユミは梨香のママに中卒なんて…仕事出来ない…給料も貰えない…と言われて『人間失格』扱いをされているようで、若くても25歳位の人を装いたかった事…友達は信用できない…裏切られるのが怖いから…優しい紀香さんも明日には分からない…など思いの丈を雅也にぶつけた。

雅也は口も挟まずに聞いてくれていた。

アユミ『私がオカシイの❓変わってるの❓』
雅也『おかしくないよ…アユミは弱いんだよ…』

アユミ『何で私が弱いの⁉負けず嫌いだよ⁉気は強いよ‼やられたらやり返せる…』

雅也『でも…言われた事以上に傷つくじゃん❓』
アユミ『だけど…だから…梨香は見放したし…信用出来る人と出来ない人を分けて接してるんだよ…』

No.98 09/02/09 23:07
ななこ ( ♀ 6jj9h )

>> 97 それを聞いた雅也は
『アユミ…落ち着いて💦いいか…強い奴はな…自分の弱さを認めるんだよ。それでその弱さを克服していくんだよ😉なかなか出来る奴は居ないよ😉そんなに強がらない方が可愛いよ…裏切られるって思いながら付き合われたら紀香さん悲しむんじゃないかな❓ちょっと落ち着いて考えてみなよ…』

アユミは雅也の言葉の1つ1つが頭の中で渦を巻いた。

アユミ『私…弱いんだ…よね…』

雅也『多分ね…考え過ぎもあると思うよ😉』
アユミ『雅也くんに話して良かった。』

雅也『会うのは今日が2回目だけど…どうしてオレに話せたの❓』
アユミ『…分かんない。』
雅也『オレになら嫌われても良かった❓😂』アユミ『違うよ⁉なんか…話し易かった。』

No.99 09/02/10 22:49
ななこ ( ♀ 6jj9h )

>> 98 アユミ自身も今は人を警戒するから、何故、自分の事をまだ浅い付き合いの雅也に言えたのかは不思議だった。
アユミは出されたお茶を飲みながらまた雅也に聞いた。

アユミ『私…紀香さんに嫌われちゃったかな❓』

雅也『いや…どうしたら良いのか悩んでると思うよ…だから今夜、ちゃんと話そう✨』

アユミ『ありがとう…雅也くんは何で…こんなバカな私に付き合ってくれてるの❓』

雅也『…わかんねぇ…』
と言いながら、ゴロンと床に寝転んだ。

ふとアユミは雅也の部屋を眺めていた。

No.100 09/02/10 22:58
ななこ ( ♀ 6jj9h )

>> 99 雅也『なんだよ💦アユミ💦あまり見るなよ…』

と起き上がった…

アユミ『良い部屋だなぁ…と思って…初めて入る部屋なのに落ち着くんだよね…』

雅也『それは良かった😉いつでも来いよ⤴仕事終わりに電話くれたらいつでも送り迎えしてやるよ⤴』

アユミ『いや…悪いよ💦』

雅也『嫌なのか❓』

アユミ『嫌な訳ないよ💦ただ…悪いから…😥』

雅也『遠慮ならするな‼大丈夫‼オレ…暇だから😂』

アユミ『そうなの❓なんか雅也くんって面白い😂』

アユミはまるで裏表が見えない雅也が新鮮に感じた…[信用出来そうだな…あっ💦また悪いクセだ…信用したい時はいちいち考えないで信用したらいいんだ✨]

雅也『また…お前❓考え事❓』

No.101 09/02/10 23:12
ななこ ( ♀ 6jj9h )

>> 100 アユミ『何でもないよっ⤴😉雅也くん…紀香さんに話す時は宜しくね…もしまた私が暴走したら止めてね💦』

雅也『おうっ⤴任しとけっ💪まだ時間あるな…誰かさんは今日サボりだからあまりうろうろできないしな…』

アユミ『ゴメンね💦』
結局、二人でいろんな話しをしていた。
雅也もアユミに自分の学生時代の事や仕事の事を話してくれた…

No.102 09/02/10 23:26
ななこ ( ♀ 6jj9h )

>> 101 あっと言う間に夕方になっていた。

雅也『腹減っただろ❓』

アユミ『緊張してて…あまり…』

雅也『マジで💦食おうぜ…ちょっと待ってて😉』

と雅也は下に降りて行った…

[雅也くん…何しに行ったんだろ…]

10分位して…廊下から声がする…

雅也『アユミ~💦ドア開けといて~‼』

アユミは『はーい⤴』
とドアを開けた。

雅也はお盆に料理を載せてフラフラと部屋に入って来た。

雅也『はいっ⤴食べよう😉』

アユミ『スゴい⤴‼美味しそう☺』

オムライスと小さなうどん…

アユミ『ママが作ってくれたの❓』

雅也『うんっ⤴でも、うどんはオレが作ったの😁関西風だぜ⤴最近好きなんだ😂』

オムライスは凄くキレイな形だし卵もキレイに巻かれていた。付け合わせのサラダも凄く美味しかった。

No.103 09/02/10 23:33
ななこ ( ♀ 6jj9h )

>> 102 関西風うどんは…薄い味つけ…😂
でも雅也が一生懸命作ったうどんだったせいか、アユミは大満足だった。

アユミ『なんか…しっかり食べちゃったね😂色々ゴメン…』

雅也『食える時に食って置かなきゃな⤴あっ💡色々ゴメン…じゃなくて…ありがとう…に変えた方がいいよ😉』
アユミ『はいっ⤴ありがとう😃』

雅也『お前…面白いな😁』

アユミ『何それ~💦』
時間は刻々と過ぎ…

8時になろうとしていた。

雅也『じゃ…店に電話するよっ⤴』

アユミ『うん…💦』

No.104 09/02/11 00:28
ななこ ( ♀ 6jj9h )

>> 103 雅也『もしもし…佐藤と申しますが相川さんお願いします💦』

『あっ、紀香さん❓オレ⤴雅也‼何時に仕事終わる❓もうすぐ❓じゃあ…駿に迎えに行かせるから家においでよ…どうしても話しがあるんだ…わかった…待ってる…急にゴメンね💦』

雅也は駿に電話して事情を話した。

駿は快く紀香を迎えに行ってくれた。

雅也『アユミ…後、1時間弱で紀香さんが来るよ⤴』

アユミ『うん…』

アユミは不安で不安で仕方なくなった…

そんなアユミを雅也は優しく抱きしめた…
『大丈夫…オレが居るから…心配ない…』
アユミはうつむいたまま雅也に抱かれていた。

[落ち着く…なんでだろう…雅也くんって落ち着くなぁ…]

No.105 09/02/11 22:56
ななこ ( ♀ 6jj9h )

>> 104 アユミ『雅也くん…本当にありがとう…』

雅也『どういたしまして…』

二人は抱きしめ合ったまま会話をしていた…
すると…ピンポ~ン🎵アユミと雅也はすぐに離れて座り直した。

下から駿の声がする…『おじゃましますー』
雅也の母『今日は賑やかねぇ⤴』

トン…トン…トン…

[来た…絶対怒られる💦]
不安な顔をするアユミに雅也はピース✌した…

アユミも微妙な笑顔でピース✌…

駿『雅也…入るぞ…』
紀香『アユミちゃん…』

No.106 09/02/11 23:06
ななこ ( ♀ 6jj9h )

>> 105 駿と紀香がコンビニの袋を下げて部屋に入って来た。

駿『アユミ…お前、社会人だろ❓…』

雅也『駿💦いきなり…お前💦とりあえず、紀香さんとアユミの話しだからさ…』

駿『そうだな…』
と雅也に止められコンビニの袋から飲み物や食べ物をテーブルに並べた。

紀香『駿くん、雅也くん…今回は心配かけてゴメンね…アユミちゃんの事で迷惑かけたね💦』

雅也『そんな事ないよ…』

駿『そうだよ⤴ってかとりあえず飲もうか…アユミも🎵好きなの飲め‼悩める若者よっ😁』

雅也『駿…どんなキャラだよ😂』

アユミ『ゴメンなさい…ありがとう…』

No.107 09/02/11 23:21
ななこ ( ♀ 6jj9h )

>> 106 アユミは紀香の目を見れずにうつむいた…

紀香『アユミちゃん…仕事…続けるよね❓』
アユミ『続けたいです…』

紀香『たい…❓美容師になるよね❓』

アユミ『なりたいです💦』

紀香『また…たい❓』
[なりたいってオカシイのかな❓たい…って付けない言い方なんて…]

と思っているところで紀香が『~たい。じゃダメ‼~します。なります。とか…じゃないと理想で終わるんだよ‼現実にするには、なります。やります。って言葉を使うのっ‼』
アユミ『なるほど…ゴメ……ありがとうございます💦』

紀香『……雅也くんに何か習った❓😲』

アユミは雅也の顔を見た…雅也は『いや…アユミは謝ってばかりだから…謝罪より感謝を…だから…ゴメンよりありがとうって言ったらって…』

No.108 09/02/11 23:32
ななこ ( ♀ 6jj9h )

>> 107 紀香『なるほどね😲💦だから…ちょっと感じが良いんだ‼アユミちゃん‼それ‼凄く良いよ🎵言う方も言われる方も…謝罪より感謝の方が‼』

アユミ『はい…💦でも…紀香さん…色々ゴメンなさい💦私…仕事を続けます⤴美容師になります⤴💦だから…ガキで…アマちゃんですけど…見捨てないで下さい🙇』

と…黙っていた駿がニッコリしながら『アユミ‼偉い‼頑張れ‼オレも雅也もカットモデルにでも何でも協力するからさ⤴美容師になれよっ🎵』

紀香『じゃあ…🎵モヒカンの練習から入ろうか❓笑』

駿『えー‼マジで❓😱』

紀香『冗談だよ😜』

雅也『腰抜かしそうになったよ💦😱』

四人で笑った…🎵

久しぶりにアユミも心から笑った。

No.109 09/02/12 21:09
ななこ ( ♀ 6jj9h )

>> 108 駿『よしっアユミ…ビール飲むか❓』

紀香『未成年だし…明日も仕事だから…』

アユミ『実は飲めるんですよ⤴😁一本頂きますっ🎵』

紀香『明日は仕事だからね😥』

心配されながらも皆で乾杯した。緊張が溶けたアユミは少し飲み過ぎてしまい…寝てしまった。そして紀香と駿に置いてきぼりにされた…

目が覚めると5時…
[まだ早い…もう少し寝ようかな…あれ❓家じゃない😱]

雅也『起きたの❓酔っぱらい…』

アユミは飛び起きた‼ベッドの中には雅也がいた…
アユミ『キャッ💧』
[何❓なに❓ナニ❓‼]
雅也『キャッとか言うなよ…なんもしてねぇから…早く支度しろや…店…何時から❓』
眠そうな事で雅也が聞いて来た。

No.110 09/02/12 21:17
ななこ ( ♀ 6jj9h )

>> 109 アユミ『9時…』

雅也『二日酔いしてない❓』

アユミ『してない…寒いね…』

雅也『もう少し暖まるか❓おいで…』

アユミは躊躇ったが寒いし…雅也にくっつきたかったから

アユミ『おじゃまします…』
ベッドに入ると雅也はアユミを抱きしめた…
雅也『アユミ~…』

アユミ『ん~❓』

雅也『付き合ってよ…』

アユミはビックリして雅也の顔を見上げた。雅也『オレじゃ嫌か❓』

アユミ『嫌じゃないよ…でも…私みたいなのじゃ雅也くんが疲れちゃうよ…💧』

雅也『大丈夫だよ…』
とアユミの額にキスをした。

No.111 09/02/12 21:27
ななこ ( ♀ 6jj9h )

>> 110 雅也『今日、仕事終わったら家に来いよ。』
アユミ『うん⤴私…今日は早く行って開店準備を1人で終わらせて皆を待ちたい…謝って話しするのに時間が欲しいから…』


雅也『偉いな…じゃあ7時過ぎには出ようか🎵』
アユミ『せっかくの休みなのにゴメンね…』
雅也『彼女の為ですからっ⤴』

アユミはニッコリ笑って雅也を見た…

[どうしよう…超シアワセ🎵超好き…🎵]

アユミ『雅也くん…好きだよ…😊』

No.112 09/02/12 21:34
ななこ ( ♀ 6jj9h )

>> 111 雅也は顔をクシャクシャにして満面の笑みで『やっべぇ🎵超シアワセ⤴超嬉しい⤴』

アユミ『何でそんな事言えるの⤴😁恥ずかしくない❓私も同じ事は思ったけど…😁』

雅也『だって嬉しいし⤴好きな人の前で嬉しいのに言葉選べないしっ🎵変か❓』

アユミ『うらやましい…言葉に出せばいいんだね⤴』

アユミは素直な雅也が羨ましく思った…。

人と人の関わり…
言葉の難しさ…
雅也と居ると素直になれそうな気がした。

No.113 09/02/13 07:59
ななこ ( ♀ 6jj9h )

>> 112 雅也『さ…支度しな…送って行くから😉』

時間になり、雅也のママに見つからないようにコッソリ二人で家を出た。
すっかりとした天気で気持ちの良い朝だった…

店に着くまで雅也はアユミの緊張がほぐれる様に色々話してくれていた。

店に着き…アユミ『頑張ってくる…行ってきます⤴』

雅也『はい…行ってらっしゃい😉また夜ね🎵』
軽くキスをしてアユミは店に入って行った。雅也はアユミが見えなくなるまで見守っていた。

No.114 09/02/17 21:33
ななこ ( ♀ 6jj9h )

>> 113 アユミは深呼吸をして気合いを入れた…

[よっしゃ‼]

店のドア開ける…

杏里先生がタオルをたたんでいた…きっとアユミが来なかったら開店準備が間に合わないと思い早くから色々とやっていたのだろう…
アユミ『杏里先生‼おはようございます‼昨日は申し訳ありませんでした‼今日、皆さんに謝ります‼本当にゴメンなさい‼』

アユミは杏里先生を見てハッキリ言い切った。

No.115 09/02/18 00:09
ななこ ( ♀ 6jj9h )

>> 114 先生『良かった…アユミが戻ってくれて…💦みんな心配してたのよ…美紀以外ね…』


アユミ『本当にゴメンなさい💦美紀さんにも謝ります⤴先生…ありがとうございます💦』
先生『アユミ…昨日1日休んで色々と考えて来たのね😉よしよし😉今日からまた頑張りなさいね😊』


アユミ『はい‼』

カラン🎵🎵

『おはようございます‼』

[真紀さんだ…]

  • << 117 アユミ『真紀さん💦昨日は…今まで色々ゴメンなさい💦また今日から頑張ります🙇許して下さい🙇』 アユミは真紀の目をしっかりと見つめて言った。 そんなアユミを見て真紀は少しビックリしながら『アユミ…帰って来ないと思ってたわ…と言うより…貴方にはまだ学生感覚が抜けてないから、もう無理とも思ったわ…でも信じて良いの❓社会人って信用第一なのよ👍貴方は昨日で信用を失ったの…まあ…事情も分かるけどね、仕事を投げ出した事実は変わらない。大変よ、信用を取り戻すのは…社会はそんなに甘くないの…先生ごめんなさいでは済まない世界なのよ…』 アユミは真紀の言葉を素直に感謝を込めて聞いていた。

No.117 09/02/20 22:42
ななこ ( ♀ 6jj9h )

>> 115 先生『良かった…アユミが戻ってくれて…💦みんな心配してたのよ…美紀以外ね…』 アユミ『本当にゴメンなさい💦美紀さんにも謝ります⤴先生…あ… アユミ『真紀さん💦昨日は…今まで色々ゴメンなさい💦また今日から頑張ります🙇許して下さい🙇』

アユミは真紀の目をしっかりと見つめて言った。

そんなアユミを見て真紀は少しビックリしながら『アユミ…帰って来ないと思ってたわ…と言うより…貴方にはまだ学生感覚が抜けてないから、もう無理とも思ったわ…でも信じて良いの❓社会人って信用第一なのよ👍貴方は昨日で信用を失ったの…まあ…事情も分かるけどね、仕事を投げ出した事実は変わらない。大変よ、信用を取り戻すのは…社会はそんなに甘くないの…先生ごめんなさいでは済まない世界なのよ…』
アユミは真紀の言葉を素直に感謝を込めて聞いていた。

No.118 09/02/20 22:48
ななこ ( ♀ 6jj9h )

>> 117 そしてアユミは真紀さんに…
『信用を失ってしまったんですね…でも頑張れば取り戻せますよね❓真紀さんは…私をまた仲間として受け入れてくれますか❓もし、無理と言われても私はまた頑張りたいんです🙇どうか今回は…今回だけは…』


真紀『そう…決意も固いのね😉頑張って見なさい…そしてまた信用を取り戻しなさい…私は少し様子をみるわ✨』

アユミは『ありがとうございます🙇本当にスイマセンでした🙇』

と頭を上げた。

タオルをたたみ…
鏡を磨いていると…

ついに来た…


美紀だ…💦

No.119 09/02/20 23:02
ななこ ( ♀ 6jj9h )

>> 118 と…同時に紀香も出勤…💦

アユミ『おはようございます‼昨日は本当にスイマセンでした💦』
紀香『おはよー‼今日からちゃんとしなさいよ‼』
と更衣室へ笑顔で歩き出した。

美紀は不適な笑みを浮かべ…

『あり得な~い~‼まあ…せいぜい頑張れば❓笑』

[ぶっ殺す…‼ヤバい…💦違う…謝るんだ💦頑張れ自分‼]

アユミはグッとこらえて『真紀さん…今日からまた宜しくお願いします💦昨日はゴメンなさい💦』

と…美紀は拍子抜けしたのか…スゥーっと更衣室へ行ってしまった。

No.120 09/02/22 21:14
ななこ ( ♀ 6jj9h )

>> 119 その日はアユミは精一杯頑張った…✨

゛目配り☝気配り☝心配り☝゛

そして精一杯の笑顔…
そして1日が終わった。
ミーティングで杏里先生は『アユミ…1日お疲れ様。今日のアユミはスーパーアシスタントだったよ。美紀…貴方もそう思ったでしょう❓』

杏里先生は美紀をみて問いかけた。

美紀は明らかに動揺している様子だった…

美紀『まぁ…昨日サボッたんで…今日はこれくらい…当たり前じゃないですか❓これが1ヶ月も続けば認めますけど…』

[はぁ❓何言ってんの❓クソ女💢テメェ……💦我慢…我慢…笑顔…笑顔……クソっ💢]

No.121 09/02/22 21:23
ななこ ( ♀ 6jj9h )

>> 120 そこで紀香は…

『美紀ちゃん💢酷いよ‼誰だって失敗はある‼でもアユミちゃんは一晩考えて戻ってきたんじゃん‼しかも凄く頑張ってたよ‼』

アユミは紀香さんにケンカしてほしくなくて…
『紀香さん💦いいんです…確かに美紀さんのいう通り…1日頑張ったから何❓って感じですよ…大丈夫です。私は1ヶ月と言わずスタイリストになるまではスーパーアシスタントで居ますから‼皆さん…本当にゴメンなさい‼私頑張ってスタイリストになりますから✨また今日から宜しくお願い致します✨』

拍手が沸き起こった…
アユミは自分でも…また一段、大人への階段を登った気がした。

No.122 09/02/22 21:32
ななこ ( ♀ 6jj9h )

>> 121 すると杏里先生は…

『はいっ✨では今日も1日お疲れ様でした‼明日はしっかり休んでまた火曜日から宜しくね‼』

皆『お疲れ様でした‼』

と…アユミ『紀香さん…一度シャンプーさせて頂けませんか❓』

紀香『良いよ‼ブローの前のドライまで教えてあげる…じゃあ…モデルは美紀ちゃんにお願いしてもいいかな❓私はアユミちゃんの手付きを見たいから…』
美紀『良いよ…』


[平常心……自分…頑張れ‼]

アユミ『ありがとうございます‼宜しくお願い致します‼』

美紀がシャンプー台に座る…

アユミ『失礼致します…』と首にタオルをかける…シャンプークロスを着ける…

アユミ『では倒します…美紀さん…宜しくお願い致します…』

No.123 09/02/22 21:41
ななこ ( ♀ 6jj9h )

>> 122 美紀『はい…』

アユミは緊張…プレッシャーを圧し殺し美紀の頭に集中した。

美紀の顔にフェイスガーゼを乗せ、シャワーを手首に当て温度を調整する……

[温度よしっ]

アユミ『お湯は熱くないでしょうか❓』

美紀『少し熱いです…』
アユミ『失礼致しました…』温度を下げ『この温度では大丈夫ですか❓』

美紀『はい…』

美紀の受け答えは事務的だったため少し愛想のないお客様だと思う事にした。

シャンプーを手に取り馴染ませシャンプーの温度を上げてから額の生え際からシャンプーを着けて行く…そして汚れを浮き上がらせるようにシャンプーをして一回目は終了。

流して…問題は二回目のシャンプー…

No.124 09/02/25 22:09
ななこ ( ♀ 6jj9h )

>> 123 二回目…

同じようにシャンプーを着けていく…

生え際からシャカシャカ🎵と心地好いリズムで手を動かす…

美紀の頭皮に集中する…[なんか疲れた頭皮…イラッとばかりしているから…😥でも今はお客様…疲れを取れる様に…]

耳の側は優しく…頭頂部は少し力を入れて…
シャカシャカ…🎵

最後に頭頂部…コメカミ…スゥ~っ…とマッサージ…

アユミ『洗い足りない所は御座いませんか❓』

紀香は黙って見ている…

美紀『……ない……。』

紀香は小声で…

『美紀ちゃん…寝てたんだよ✨😉』

アユミは思わずガッツポーズをした💪😉

アユミ『では…流して行きますね…』

No.125 09/02/25 22:18
ななこ ( ♀ 6jj9h )

>> 124 シャワーでシャンプーを流して…
コンディショナーを髪に馴染ませ頭皮をマッサージして…

流して…

アユミ『では、お疲れ様でした…起こします…美紀さんありがとうございました🙇』

美紀は眠そうな顔を隠す様にぶっきらぼうに自分で頭を拭いていた。

紀香『アユミちゃんのシャンプーどうだった❓寝てた❓』

美紀『悔しいけど…上手くなったと思うよ…』
自分で髪を乾かしながらボソッと感想を言っていた…

紀香『アユミちゃんお疲れ様✨』

アユミ『紀香さん…美紀さん…ありがとうございました🙇』

紀香『今日でシャンプーは完全に合格‼来週からはブローの練習ね✨』

アユミ『お疲れ様でした🙇』

No.126 09/02/25 22:27
ななこ ( ♀ 6jj9h )

>> 125 紀香『本当はドライまで教えたかったけど…彼氏に会いたいんでしょ❓😉』

アユミは顔を赤くした…

紀香『今日は頑張ったご褒美だよ😉本当にお疲れ様🎵でもあの美紀ちゃんを寝かせるなんて…本当に上手になったんだね😲偉い偉いっ🎵じゃあね~😉お疲れ~🎵』

アユミ『本当にありがとうございました🙇今日は嬉しかったです☺』

アユミは紀香と別れて雅也に電話をかけた…

No.127 09/02/25 22:37
ななこ ( ♀ 6jj9h )

>> 126 電話をすると…ワンコールで雅也が出た…

アユミ『あ…アユミ…』

雅也『も~💦遅かったね~💦これから行くよ😉』

アユミ『うん…待ってる🎵』

アユミは近くのコンビニに入りタバコと自分と雅也のジュースを買った。

アユミは幸せを感じていた…[雅也と会えて良かった…早く会いたい…]

雅也の車が見えてアユミは手を振った🎵

アユミ『ありがとう✨』

雅也『お疲れ🎵早く乗って❤』

アユミは雅也の車に乗り込んだ。

ジィ~👀👀❤
アユミは雅也の顔を見ていた…

雅也『ねぇ…なんか…超視線感じるんだけど…笑』

アユミ『今日は色々頑張ったんだ❤だから雅也の顔見て落ち着きたいの🎵😃』

雅也『そっか…結果オーライだったみたいだね😉🎵』

No.128 09/02/25 22:50
ななこ ( ♀ 6jj9h )

>> 127 アユミ…
『少しドライブしたい✨いい❓』

雅也『いいよ❤』

アユミはコンビニで買ったジュースを開けて雅也に渡した…

雅也『おっ✨サンキュ😉今日のアユミの話し聞かせてよ…ってか話したいだろ❓』

アユミ『うん❤あのね…』

アユミは雅也に今日の出来事を話した……

嬉しそうに話すアユミを雅也は運転しながら『すげぇじゃん…アユミ偉いっ❤』

と雅也も嬉しそうに聞いてくれていた。
アユミは凄く幸せな時間だった…

アユミ『あ~💦話し過ぎて喉乾いた…💦』

雅也は笑いながら『ほらっ俺のジュース飲めよ😂』

アユミは雅也からもらったジュースを一気に飲んだ…

No.129 09/02/25 23:09
ななこ ( ♀ 6jj9h )

>> 128 雅也はそんなアユミを見て微笑んだ…

アユミ『ねぇ…雅也って…私の事ガキ扱いしてない❓』

あまりに雅也が微笑むからアユミは少し不安になった。

雅也『可愛いと思ってるよ…ダメ❓』

アユミ『ダメじゃないけど…』

雅也『大人扱いされたいの❓アユミは可愛いから…お姉さんって感じじゃないけど…』

今のアユミは紀香に憧れていたから…少しショックだった…

でもせっかくの楽しいデートを台無しにしたくなかったアユミはまたニッコリ笑って雅也を見た。

雅也『アユミはアユミで良いじゃん❤俺は今のアユミが好きなんだから…』

アユミは恋も仕事も上手く行きそうな気がしていた…


でも…私の周りだけかな…幸せって続かない……。
みんな…どう❓

みんなは…幸せは…続くの…❓

No.130 09/02/25 23:18
ななこ ( ♀ 6jj9h )

どれだけ走っただろう…❓

雅也『そろそろ…引き返すか…ってか遠くまで来すぎたね💦』

アユミ『本当だ💦私は明日休みだから良いけど💦』

雅也『俺…有給取っちゃった😉結構たまってるからさ…月曜日めがけて有給消化すればアユミと遊べるからね😉』

アユミ『本当に~⤴嬉しい~⤴』

雅也『…良かった✨運転疲れたから…どっか泊まってもいい❓』

アユミはドキッ‼とした…でもアユミも帰りたくなかった…。

アユミ『…良いよ…💦』

雅也『大丈夫💦アユミの嫌がる事はしないから😉さて…飯買って…酒買って…行きますかっ⤴』

アユミ『うんっ✨雅也と居れて嬉しい❤』

雅也はまたニッコリ微笑んだ…

No.131 09/02/25 23:24
ななこ ( ♀ 6jj9h )

>> 130 近くのスーパーで二人で買い物をした…

[若夫婦に見えるかな…❤]

買い物をしながら雅也と『あれ食べたい…⤴ガム買う…⤴』
何をしていても楽しい…
買い物が終わり近くのきれいなラブホテルに入った…。

アユミ『きれい~✨』
雅也『本当だ⤴ここにして良かったね✨』

アユミの頭を撫でながら雅也も嬉しそうだった…

No.132 09/02/25 23:41
ななこ ( ♀ 6jj9h )

>> 131 雅也『俺…シャワー浴びてくるわ…アユミは食卓の準備してて✨』

アユミ『いいよっ⤴』
とは言え…買ったものを並べるだけ…

あっと言う間に準備オッケー‼

雅也『アユミ~⤴ちょっと来て~✨』

アユミ『何~❓』
とお風呂に向かった。
扉の外からアユミは…
『何❓』と聞いた。

雅也『タオル巻いてるから開けて…』

ちょっとドキドキしながら扉を開けた…

すると雅也は…
『頭洗って欲しい…ここのバスタブ寝やすいし…出来ない❓』
アユミは呆気にとられた…
『出来るけど…私…服脱がなきゃ濡れちゃうじゃん…』

雅也『バスローブ着てよ⤴俺…アユミにシャンプーして貰いたい❤ダメ❓』

アユミは少し考えたが…なんか一生懸命な雅也が可愛くなり…

『わかった✨じゃあちゃんとアドバイスしてね❤』と言った。

バスローブを着て雅也の顔にハンカチを乗せた…

アユミ『では…』

No.133 09/02/25 23:53
ななこ ( ♀ 6jj9h )

>> 132 シャワーを雅也の頭に当て…流した…

雅也『うわっ⤴気持ち良いよ✨』

アユミ『まだ流してるだけだよ💦』

雅也『ねっ💦でも…アユミ上手いわ…楽しみ…✨』
アユミ『あまりハードル上げないでよっ💦😂』

雅也『はい…』

シャンプーを雅也の頭に着け軽く洗って、流した…
そしてまたシャンプーを着けて…二回目…
[雅也の頭皮は健康そうだなぁ…でも昨日、今日と私に付き合って疲れたかな…疲れを取ってあげよう…]

シャンプーが終わり、流してコンディショナーでマッサージ…
アユミ『雅也…雅也…』

雅也『所々…寝てた…超スッキリしたぁ~☺ありがとうアユミ⤴俺はもう上がるから✨アユミ入りな😊』

アユミ『うん⤴良かった誉めてもらえて😊』

No.134 09/02/26 00:01
ななこ ( ♀ 6jj9h )

>> 133 アユミはシャワーを浴びてバスローブを着て部屋に戻った。

アユミ『お待たせ…』
雅也『おうっ⤴シャンプーありがとうなっ😊今までされたシャンプーの中でNo.1だぞ⤴‼マジで‼』

雅也は凄く誉めてくれた…

アユミ『私も…今まで誉められた中で今日が1番嬉しい⤴😉』

雅也『そうか⤴よしっ⤴乾杯しよう✨アユミもちょっと飲めよ😉』
『乾杯~⤴😉』

アユミ『仕事した後のビールは美味しいなぁ⤴』

雅也『オッサンかっ…😂』

二人で笑いながらご飯を食べながら…ゆっくり飲んだ…

No.135 09/02/26 00:11
ななこ ( ♀ 6jj9h )

>> 134 そして…話題は雅也の元カノ話し…

雅也『そんなに聞きたい❓俺はアユミの元カレの話しなんて聞きたくないなぁ…』

アユミ『私は…彼氏って言う感じの人はいないもん💦』

雅也『えっ‼マジで❓』

アユミ『うん…男友達は居たけど…ちゃんと付き合ったのは雅也が初めて…💦引いた❓』
雅也『引いてないけど…超ビックリ💦でも…嬉しいなぁ☺』

アユミ『そお❓…で❓雅也の元カノはどんな人❓😁』

雅也『数人だけど…ワガママだったなぁ…浮気されたり…』

アユミ『じゃあ…きれいな人ばっかりだったんだ💦紀香さんみたいに…あ~~😱聞かなきゃ良かった😱』

雅也『お前…1人で何言ってんだよ💦ってアユミ…紀香ちゃんに憧れてんだろ❓』

No.136 09/02/26 00:19
ななこ ( ♀ 6jj9h )

>> 135 アユミ『…うん💦』

雅也『俺はアユミの方が好きだよ☺可愛い子が好きだ⤴』

アユミ『ふ~ん💦』

雅也は困った顔をして『だから…こーゆー話しは良くないんだよ💦終わり‼はいっこの話題は終わり~‼😉』

アユミはなんか、しっくり来なかったが…雅也はもう他の話題にすり替えていた。

雅也『アユミ…お前…だいぶ飲んだんじゃない❓』

アユミ『大丈夫だよ✨雅也…もう眠い❓』

雅也『眠くない…けど…キスしたい😉』

アユミ『私も…』

話し疲れた二人はお互いの唇を重ねた…

No.137 09/02/28 00:11
ななこ ( ♀ 6jj9h )

>> 136 アユミはドキドキしていた…[場所も…場所だし…しちゃうのかな…☺]

でも雅也はドキドキしているアユミを見透かしてか…『アユミの事は大切にしたい…俺…本気だわ…アユミ❓怖いか❓』とアユミの顔を覗き込んできた。

アユミは急に恥ずかしくなりうつむいた。
『怖くない…けど…』

雅也はニッコリ笑って『無理すんなよ😁ヨシッ寝るかっ😉』

No.138 09/02/28 00:19
ななこ ( ♀ 6jj9h )

>> 137 アユミは少し寂しい気もしたが…その反面ホッとした。

備え付けの有線を小さめにかけて雅也とベッドに入った。

雅也『おいで…腕枕させて✨』

アユミは雅也の腕に抱かれ…眠りについた。
朝になり目が覚めると雅也はまだ寝ていた。[可愛い寝顔…]
と雅也にキスをした。
雅也は『朝かぁ~❓』
と目を覚ました。

アユミ『あっ💦起こしちゃったね💦まだ寝てて良いよ💦』

雅也は眠そうな目を擦り『起きる~💦せっかくアユミと居られるんだから…時間がもったいない✨』

アユミは嬉しくなり…またキスをした。

No.139 09/02/28 00:24
ななこ ( ♀ 6jj9h )

>> 138 ホテルを出てからはドライブしたり…食事をしたり…✨

楽しい時間はあっと言う間…夜の9時になり雅也は『明日は仕事だから早く寝よう…』

アユミ『まだ一緒にいたい…』

雅也『平日は仕事に集中しよう😉アユミはまだアシスタントなんだから残業して練習しなきゃだろ❓ちゃんと体調を整えなきゃねっ😉』

アユミ『わかった…』

そしてキスをしてアユミは家に帰った。

No.140 09/02/28 00:32
ななこ ( ♀ 6jj9h )

>> 139 次の日から…

アユミはまた一生懸命働き技術の練習も紀香からどんどん習った。
ドライヤーでのドライからミディアムロングのブロー。

ドライにしても素人からしたら<乾かすだけ>にしか思わないが、乾かす順番もあるのだ。
紀香のやり方だと、前髪はドライの時点でほぼ完成させ、顔から首までの生え際から乾かすとお客様は頭が冷たいと思わない。

真っ直ぐなスタイル…ワンレングスも内側からのブローをキチンとしないと、頭を振るとボサボサになってしまう…

No.141 09/02/28 00:34
ななこ ( ♀ 6jj9h )

>> 140 技術というのは…やはり難しいのだ…。

アユミは家に帰ると雅也に電話をした。

雅也は毎日アユミを励ましてくれた。


そして待ちに待った日曜日…✨

No.142 09/02/28 00:45
ななこ ( ♀ 6jj9h )

アユミは毎週日曜日を楽しみに仕事も練習も頑張っていた…。

会うと必ず最後はホテルに行っていた。

でも雅也はキスをするだけでアユミを抱きしめて眠る。

アユミは少し不安になった。

そして次の日曜日も雅也が『寝ようか…おいで…』と言った後にアユミは
『ねぇ…雅也は…その…あの…』

雅也『ん❓どした❓眠くない❓』
アユミ『…うん…あの…雅也は…なんでしないの❓』

雅也は顔を赤くして

『アユミ…😳大切にしたいから…まだ…アユミが怖いかなって思ってて…ってお前…処女だろ…』

No.143 09/02/28 00:56
ななこ ( ♀ 6jj9h )

>> 142 アユミも赤くなりながら
『いや…処女だけど…魅力がないからかな…とか…不安になってて…ゴメン…』


雅也はアユミを抱きしめて頭を撫でた…アユミはそのまま雅也に抱き付いていた…

雅也『魅力ないわけねぇだろ…アユミ…』

アユミ『私…雅也なら…怖くないよ…多分…』

雅也『そっか…じゃあ…優しくする…』

と言うと…いつもより激しいキスをしてきた…。
そして…アユミのバスローブの紐をほどいた…
アユミ『恥ずかしい…💦』
雅也『じゃあ…俺も脱ぐよ…』

と雅也もパンツだけになった。

アユミのブラジャーを器用に外し、雅也はアユミをまたギュッと抱きしめた…

  • << 145 雅也『アユミ…大好きだよ…』 とアユミを仰向けにし…アユミの両方の胸を揉んだ。 そして…乳首にキスをして優しく舐めたり…吸ったりを繰り返した。 アユミ『あぁっ…雅也…変な感じ…でも…気持ちいぃ…』 雅也はアユミの下半身に手を這わせた…太ももから…真ん中に手を移動させた… 雅也『アユミ…入れて良い❓俺…限界…💦』 アユミは頷く事しか出来なかった… 雅也はコンドームを着けてアユミの下半身に当てた…そして直ぐには入れずに愛撫を繰り返し十分に潤ったのを確認すると、ゆっくりと固くなったモノをアユミに押し付けた…

No.144 09/02/28 01:04
ななこ ( ♀ 6jj9h )

>> 143 アユミ『温かい…雅也の温もりが伝わってくる…』

雅也『なんか…超幸せ…』

雅也はまたアユミにキスをした…
そして…
雅也の手がアユミの胸に触れた…

アユミはビクッとなり雅也の手に自分の手を重ねた…

雅也『怖い❓』

アユミ『大丈夫…』

と自分の手を退けた。
雅也の手がアユミの胸を優しく撫で上げる…
アユミ『あ…ぁ…』

初めて体を触れられたアユミは恥ずかしさと快感が同時に来て…思わず雅也に抱き付いた…。

No.145 09/02/28 01:14
ななこ ( ♀ 6jj9h )

>> 143 アユミも赤くなりながら 『いや…処女だけど…魅力がないからかな…とか…不安になってて…ゴメン…』 雅也はアユミを抱きしめて頭を撫でた…ア… 雅也『アユミ…大好きだよ…』
とアユミを仰向けにし…アユミの両方の胸を揉んだ。

そして…乳首にキスをして優しく舐めたり…吸ったりを繰り返した。

アユミ『あぁっ…雅也…変な感じ…でも…気持ちいぃ…』

雅也はアユミの下半身に手を這わせた…太ももから…真ん中に手を移動させた…

雅也『アユミ…入れて良い❓俺…限界…💦』
アユミは頷く事しか出来なかった…

雅也はコンドームを着けてアユミの下半身に当てた…そして直ぐには入れずに愛撫を繰り返し十分に潤ったのを確認すると、ゆっくりと固くなったモノをアユミに押し付けた…

No.146 09/02/28 01:24
ななこ ( ♀ 6jj9h )

>> 145 アユミ『ん…ぁ…』

雅也『力を抜いて…ゆっくり…ゆっくりね…』

アユミは雅也が少し入る度に痛みと快感が体を伝わっていた…

半分位入ったところで雅也は動きを止めた。
雅也『大丈夫か❓』

アユミ『大丈夫だよ…少し痛いけど…続けて…』

すると雅也は再びゆっくり…ゆっくり動いて入って来た…

雅也『入った…キツい…』

アユミ『雅也…動いてみて…』

雅也はアユミに気を使いながらゆっくりと腰を動かした…

アユミ『雅也…雅也…』

雅也『少し早くするよ…』

アユミ『ぁあぁっんっ…いい…』

既に痛みより雅也と一つになれた喜びからか快感の方がアユミを包んでいた…

No.147 09/02/28 01:30
ななこ ( ♀ 6jj9h )

>> 146 アユミね初体験は優しい雅也のお陰で二時間掛かりで成し遂げられた…

雅也『ちょっと血が出ちゃったね…』

アユミ『恥ずかしい…でも…雅也…大好きだよ💕』

雅也『俺もだよ…』

二人は朝まで裸のまま熟睡した…




朝起きると雅也はアユミを抱きしめながらまだ眠っていた…。

そしてアユミがキスをすると…

『ん❓おはよう…』
と胸に手を当ててきた…

No.148 09/02/28 01:39
ななこ ( ♀ 6jj9h )

>> 147 アユミ『雅也のエッチ…』

雅也『エッチで結構…おはようのエッチしたい💕』

アユミ『おはようのキスじゃないの❓笑』

と…雅也はアユミの胸を揉み…

『触って…』
と自分の下半身にアユミの手を導いた…

アユミ『キャッ💦どうしたらいいの❓』

雅也『上下に優しく撫でてて…』

アユミ『こう❓気持ちいい❓』

雅也『うぅっ…いいっ』

と雅也は更に激しくアユミの胸を愛撫した…
アユミは昨日よりも感じていた…

『なんか…昨日より…スゴい感じる…』

雅也『どれ❓…あっ本当だ…スゴいトロトロ…』

アユミ『いや…恥ずかしいよ…言わないで…』

No.149 09/02/28 01:50
ななこ ( ♀ 6jj9h )

>> 148 雅也『じゃ…入れちゃうよっ💕』


アユミ…『あっあぁっんぁあぁっ‼』

雅也は昨日よりも早めの速度で腰を動かした。

アユミ『あっダメ…ダメ‼おかしくなっちゃう‼』

雅也『いいよ…アユミ…可愛い…』

雅也はアユミの胸を舐めたり吸ったりしながら腰を動かした…

アユミは感じ過ぎて…体をくねらせた…

そして雅也も果てた…
雅也『また1週間…頑張れそうだ…😉』

二人でシャワーを浴びてまたベッドに戻り…
しばらく話しをした。
雅也『今度は旅行行きたいな…アユミが美容師免許を取ったら絶対に連れて行くよ…』

アユミ『嬉しい…でも私…自信ないんだよなぁ💦でも‼絶対取る‼』

それからアユミは…
雅也と会わない日は
仕事…練習…勉強に励んだ…。


果たされる事のない約束の為に…

No.150 09/02/28 02:03
ななこ ( ♀ 6jj9h )

>> 149 それから一年半…

相変わらず週一回のデートを重ねていた。
二人の仲もどんどん良くなっていた…。


アユミ17歳。
雅也22歳。

アユミはアシスタントでパーマのロッドを巻いたり、カラーのお客様なら1人でこなせる様になっていた。

次は…いよいよ憧れのカット…
[早く練習したい…]

と思っていた矢先…

アユミは体調が悪くなっていた…
[だるい…眠い…]

紀香『体調良くなきゃ練習にならないから…仕事は休めないから、体調良くなるまでは練習は中断だね💦』

アユミ『💦はい…😢』
とは言え…仕事が終わって直ぐに帰っても暇だ…と…雅也と会っていた…。

No.151 09/02/28 02:11
ななこ ( ♀ 6jj9h )

>> 150 雅也『お前どうしたの❓俺は…会えるから嬉しいけど…』

アユミ『なんか…立ちっぱなしだと…貧血っぽい感じだし…座ってると元気なんだけど…ストレスかな❓…胃がムカムカするんだ…』

雅也『‼ん‼お前…生理来た❓』

アユミ『…あ…10日位遅れてる…‼え‼』
雅也『避妊はしてたけど…まさか…❓』

アユミ『え~‼💦ちょっと…パニック…💦』
雅也『もし…出来てたら…産んでくれよ💕そしたら…結婚しないか…✨』

アユミ『結婚…💕』

雅也『俺じゃ嫌か❓』
アユミ『嫌な訳ないじゃん‼雅也こそ…こんな私でいいの❓』

雅也『もちろん…アユミしかいないよ…恥ずかしいなぁ…☺』

No.152 09/02/28 02:19
ななこ ( ♀ 6jj9h )

>> 151 それからアユミは近所のドラッグストアに行き妊娠検査薬を買った…。

二回分のやつ…。

とりあえず買って直ぐにドラッグストアのトイレで試してみた…。

結果は………。

くっきり陽性。

アユミはそれを持ち雅也に見せる為に雅也の家に戻った。

アユミ『ただいま‼とりあえず一回目…陽性でしたぁ💕』

雅也『やったあ‼…でも…アユミの両親に怒られるな…まだ17歳なのに…美容師免許も取ってないのに…』

アユミ『大丈夫‼美容師免許は取るから⤴😉』

ここからアユミの人生は…一筋縄では行かなかった…。

No.153 09/03/04 00:33
ななこ ( ♀ 6jj9h )

>> 152 雅也『また…3日位したら検査してごらん…また陽性だったら病院に行こうなっ❤』



そして…3日後…



陽性…

アユミ『陽性だよ…』
雅也に見せながら言った。

雅也『やったぁ⤴俺‼超頑張る⤴家の親にも言わなきゃ‼』

と………雅也とアユミは両親のもとへ行き妊娠の話しをした。

No.154 09/03/04 23:59
ななこ ( ♀ 6jj9h )

>> 153 アユミの母『雅也さん…お付き合いされてたのは分かるけど…初めまして…よね❓それにアユミはまだ17歳…アユミなんて家事もろくに出来ないわよ…』
と半分怒りを押さえながら…取り乱すのを堪えながら話したせいか母の目からは涙が溢れていた。

雅也『本当に順番も守れず…でも絶対に幸せにします…』
と必死に母に頭を下げた。

母『夕方…もう一度来てくれる❓お父さんには私から少し話して置くから…』

アユミ『お母さん…ゴメンね…』

母『アユミのバカっ‼アユミには苦労して欲しくないのにっ💦』

アユミ『苦労しても幸せになれるなら…苦労じゃないよ…努力だよ…お母さん…応援して下さい🙇』

No.155 09/03/05 00:10
ななこ ( ♀ 6jj9h )

>> 154 母『とりあえず…夕方来なさい…』

雅也は深々と頭を下げて『驚かせて申し訳ありませんでした…また夕方…伺います。』

と二人でアユミの家を後にした。

雅也は凄く落ち込んでいた。
アユミ『ゴメンね…』
雅也『普通だろ…仕方ないさ…』

アユミ『時間あるから雅也の家にも行こう。』

雅也『…だな。よしっ‼気合い入れて行きますかっ‼』

アユミ『はいっ‼』

No.156 09/03/17 07:54
ななこ ( ♀ 6jj9h )

>> 155 二人で雅也の家に向かっている途中に…ふとベビー服のお店を見つけた。

アユミ『ちょっと見て行きたい…』

ドキドキしながら二人は店に入った。

そこには優しい感じの30歳前後の女性店員が居た。

アユミは店を見渡すと心が踊った。
雅也の顔を見ると雅也もまた嬉しそうに小さな服を手に取り見ていた。

No.157 09/03/17 08:03
ななこ ( ♀ 6jj9h )

>> 156 雅也『やべぇ…欲しくなった☺』

アユミ『まだ、男の子か女の子かわからないよ💦』
と二人が話していると店員さんが
『若いママさんとパパさんだね☺まだ赤ちゃん小さいんだよね❓もしなら…白とか黄色とか…男の子でも女の子でも合う色を選んだら良いと思うよ☺』

と優しく話し掛けてくれた。

アユミと雅也は顔を見合わせた。
アユミ『ありがとうございます☺じゃあ幸せの色、黄色がいいかな😉』

雅也『そうだな⤴』

店員さんはまた優しい顔で微笑み…

『ゆっくり選んでね😉』と言った。

No.158 09/03/17 08:15
ななこ ( ♀ 6jj9h )

>> 157 二人は結局、悩みに悩んで、新生児用の服。薄い黄色地にバックプリントで天使の羽が付いている服と少しレースが付いた白い靴下をレジに出した。

店員さんはニッコリして『可愛いの選んだね😉絶対に元気な赤ちゃん産んでね⤴』

アユミ『…はいっ⤴お姉さんは…❓』

店員『お姉さん⁉ありがとう⤴もうすぐ40歳なんだよ💦』

アユミと雅也はビックリして店員さんに
アユミ『ゴメンなさい💦30歳位かと…』

店員『ありがとう⤴私はね…子供出来ないの💦普通…私みたいな人が選ぶ仕事じゃないんだけど…ママさんと関わる事で私もママの気分になれるからね😉楽しいのよ⤴』

アユミ『重ね重ね…ゴメンなさい💦』

店員『とんでもない💦また来てね⤴買わなくてもいいから☺顔見せてね☺』

アユミ『ありがとうございます☺また来ます⤴』

No.159 09/03/17 08:23
ななこ ( ♀ 6jj9h )

>> 158 結局二人は店に1時間近く居た。

車に戻り時計を見て二人で笑った…

雅也『良い店見つけたな⤴』

アユミ『本当に…服もいっぱいあるし…お姉さんも良い人だったね☺』

雅也『お姉さん…子供出来ないのは辛そうなのにニコニコして働いてたな…すっげ~感動したよ⤴』

アユミは買った赤ちゃんの靴下を袋から出して…
『ちっちゃい☺またあの、お姉さんに選んで貰おうね⤴』
と雅也を見た。

二人共に凄く幸せな時間だった…

No.160 09/03/17 09:01
ななこ ( ♀ 6jj9h )

>> 159 そして雅也の家に着いた…

雅也『なんか自分の家なのに…緊張する…』
アユミは赤ちゃんの服が入った袋を抱きしめて…
『パパ…しっかりして…』
雅也『パパ…しっかりするよ⤴』
二人で気合いを入れて家に入った。

雅也『た…ただいま』
雅也の母『お帰り…あら⤴アユミちゃんも一緒なんだぁ☺』

雅也『母さん…時間ある❓』

母『あるよっ☺暇だよ⤴一緒にお茶しようか☺和菓子もらったのがあるよっ⤴』

雅也『…じゃあリビング行くわ…』

母『…❓…』

アユミ『お…おじゃまします…』

No.161 09/03/17 10:32
ななこ ( ♀ 6jj9h )

>> 160 母『なんか…様子がおかしいねぇ❓』

雅也『うん…』

母『はい、お茶とお菓子…アユミちゃん…どうぞ…』

アユミ『いただきます…』
雅也はお茶を一口飲み深呼吸した…

雅也『…はぁ…よしっ💦母さん実は子供が出来た。俺…アユミと結婚しようと思ってる…』

雅也の母はお茶を飲もうとしていたがビックリして湯飲みを落とした…

母『あっ💦熱い💦』

雅也『大丈夫かよ💦』
母『ゴメン…ちょっと拭かせて💦ゴメンね💦』

No.162 09/03/17 10:43
ななこ ( ♀ 6jj9h )

>> 161 アユミはすぐに立ち上がり布巾を取りに行き雅也の母に一枚渡した。

母『アユミちゃんゴメン💦』

アユミ『こちらこそ…ゴメンなさい💦』

母『何でアユミちゃんが謝るの💦って私まだ気が動転してて…』

雅也『落ち着いてくれよ…』

母『うん…』

雅也は母のお茶を入れ直した…

雅也『急に…こんな報告してゴメン…とりあえずお茶飲んで落ち着いて…』

母『うん…』

母は涙ぐみながらお茶を飲んでいた…

No.163 09/03/17 15:06
ななこ ( ♀ 6jj9h )

>> 162 アユミ『ごめんなさい…』

母『アユミちゃん…あなたまだ17歳よ…それに美容師になるって頑張ってたじゃない…雅也だって、まだ半人前だし…でも…嬉しい気持ちもあるし…複雑だわ💦』

雅也の母の言う通りだ…
まだ…何もかもが中途半端…

でも事実…新しい命はアユミと雅也の元へ降りてきたのだ…

しばらく沈黙が続いたが…先に口を出したのは雅也だった。

『甘いかも知れないけど…必ずアユミや子供を守りながら立派な建築士になるよ⤴アユミが望むなら美容師にもなって貰いたい。母さんには子供をみて欲しいけど…』

母『子育てしながらの家事も大変なのに仕事も復帰するの❓私が見るのは構わないけど…それより…アユミちゃんの両親になんて言えばいいの…💦』

No.164 09/03/17 15:14
ななこ ( ♀ 6jj9h )

>> 163 雅也『アユミのお母さんには話したよ…また…夕方行くんだ。』

母『私達も…一緒に行くわ…アユミちゃん…電話して、伝えてくれる❓』

アユミ『わかりました。スイマセン💦』

アユミは家に電話をかけて母親に伝えた。
母親は少し落ち着いていて…『雅也くんのお母さんによろしくね…』
と言ってくれた。

雅也の母『アユミちゃん…職場の紀香さんに…怒られちゃうかもね💦』

アユミ『はい…覚悟してます…赤ちゃんの為に…』

母『紀香さんは…あなたの為に頑張ってたのよ…赤ちゃんの為に怒られるのは良いけど…紀香さんにちゃんと謝るのよ☝』

アユミ『そうですね…ごめんなさい💦』

No.165 09/03/18 22:05
ななこ ( ♀ 6jj9h )

>> 164 しばらくぎこちない会話が続いていたが…

雅也のお父さんが帰って来た…

母『あっ…あなた達は雅也の部屋に居なさい💦私から話すから…今日に限ってお父さん早いわね💦』

アユミと雅也はこっそりと父親に会わぬように2階へと上がった。

雅也の部屋で二人でドキドキしながら呼ばれるのを待っていた。

雅也『アユミ…後悔はしないか❓』不意に雅也が言った。

アユミはまだ赤ちゃんの服を抱きしめていた…
『私は…後悔しないよ…私より雅也が…』

雅也『俺は今、凄く幸せだ。ただ…それだけだ。アユミの夢を潰さない…でも先伸ばしにしてしまうな…』

いつになく真剣な顔で雅也は話した。

No.166 09/03/18 22:12
ななこ ( ♀ 6jj9h )

>> 165 アユミは雅也の手を握り…

『ありがとう…とりあえず…赤ちゃんが私達を選らんで来てくれたんだから…赤ちゃん優先に考えよう…お世話になった美容室の…特に紀香さんには…本当に申し訳ないけど💦』
雅也『母は強いなぁ😃今度はオレがアユミに諭されちゃうなっ💦』
二人はしっかりと手を握りしめた…




『二人とも~降りてきなさ~い⤴』
雅也のお母さんだっ💦

No.167 09/03/18 22:22
ななこ ( ♀ 6jj9h )

>> 166 ドキドキしながら…

赤ちゃんの洋服の入ってる袋を抱きしめながら…リビングへと向かった…

アユミ『おじさん…ごめんなさい…』

雅也の父『アユミちゃん…座りなさい…アユミちゃんが謝る事はないだろう…』

アユミはあまりの緊張とお父さんの優しい言葉に涙が出てきた…

アユミ『ごめんなさい…』

雅也の母『アユミちゃん💦お父さん怒ってないわよ💦大丈夫だから泣かないで…』

アユミ『スイマセン…』

雅也『父さん…オレは真剣だ‼順序が違うのは謝る‼でも…赤ちゃんが来てくれたんだ…』

雅也の父『…真剣じゃなきゃ困る。今更怒っても…胎教に悪いしな…ただ…わかってるだろうが…少し若いな…苦労は覚悟してる以上だと思いなさい。大丈夫か❓』

No.168 09/03/18 22:34
ななこ ( ♀ 6jj9h )

>> 167 『はい…』

アユミと雅也は同時に返事をした…

雅也の父『アユミちゃん…その袋はなんだい❓…いや…離さずにいるから…』

アユミと雅也は顔を見合せた…

雅也『さっきアユミと買ったものなんだ…アユミ…見せてあげようよ…』

アユミ『うん…』

アユミは袋を雅也の父に渡した。

父は不思議そうな顔をしながら袋を空けて覗き込んだ…

父は見た途端に顔が綻んだ…『おや…可愛い…出してもいいかい❓』

アユミ『はい…見て下さい☺』

袋から赤ちゃんの洋服をテーブルの上に出すと雅也の母も『うわぁ…可愛い…💕あんた達は趣味がいいねぇ☺素敵💕』

アユミと雅也もやっと表情が柔らかくなった。

No.169 09/03/18 23:00
ななこ ( ♀ 6jj9h )

>> 168 雅也の父と母は代わる代わる靴下と洋服を手にとり眺めていた…。
ふと…時計を見ると6時💦

アユミ『そろそろ…父が帰って来ます…』

雅也の母『あらぁ💦じゃあ、ご飯食べてから行きましょう😉8時前には行けるわ😃』

アユミ『わかりました💦電話しておきます🙇』

母『お願いね🙇』

雅也のお母さんは手際よく色々と出してくれた…😃

アユミ『早いっ💦凄いですね💦』

雅也の母『余り物もあるのよ💦時間がないから…ごめんなさい💦』
アユミ『凄いご馳走です💦』

メニューは…

サラダ、唐揚げ、漬物、野菜の煮物、焼きそば、味噌汁、おにぎり

No.170 09/03/19 07:21
ななこ ( ♀ 6jj9h )

>> 169 アユミ『なんか…パーティーみたい☺』

雅也の母『そうね☺』
雅也の父『赤ちゃんが出来たんだ…やはり…嬉しいな…でもまずはアユミちゃんのご両親には謝らないとね💦素直に喜ぶのは、それからだね…』

雅也『父さん、母さん…ありがとう💦』

雅也の母『はいっ食べて⤴アユミちゃんのご両親も待ってるから😉』

パーティーの様な食事…四人はこの後の事は口にせず…緊張しながらも楽しく食事をした。

そして…いよいよアユミの家に行く…

No.171 09/03/20 21:52
ななこ ( ♀ 6jj9h )

>> 170 雅也の両親とアユミと雅也…車の中では皆が緊張していて会話もあまりなかった。

そして遂にアユミの家に着いた。

外から見ると…いつも通り、リビングの電気が付いている…

[ドキドキ…お母さん…認めてくれるかな…お父さん…]

ふう~…

深呼吸…

雅也達も深呼吸してたみたいだ…

アユミ『ただいま…』
アユミの母『は~い😃ようこそ皆さん⤴どうぞ…上がって下さい😃』

No.172 09/03/20 22:10
ななこ ( ♀ 6jj9h )

>> 171 [お母さん…無理してる感じ…]

アユミ『ただいま…』
雅也の父『遅くに申し訳ありません…失礼いたします…』

アユミの母『どうぞ上がって下さい😉』



リビングの扉を開く…
テレビは消えている…
[話し合いモードだ…当たり前だけど…赤ちゃん⤴ママ頑張ります⤴]

No.173 09/03/20 23:02
ななこ ( ♀ 6jj9h )

>> 172 リビングに入ると父はソファーに腰掛けていた。

そして皆がリビングに入ると立ち上がり…
『どうぞ…』と座るように促した。


雅也の父と母は直ぐ様その場に正座をして『初めまして…雅也の父でございます…この度は大事な娘さんに…どうお詫びしたら良いか…』

するとアユミの母は
『あらぁ…よして下さい…大丈夫ですよ…夫婦で話しして…私達も落ち着いてますので😊これからの事を話し合いましょう…』

と明るく声をかけてくれた…

でもまだ雅也の両親は顔を上げられずにいた。

No.174 09/03/20 23:09
ななこ ( ♀ 6jj9h )

>> 173 それを見てアユミの父も『さぁ…顔を上げて下さい…この複雑な心境は…きっとお互い様ですから💦』

と父も雅也の両親に言った。

雅也の両親は申し訳なさそうにゆっくりとソファーに腰掛けた。

アユミの父『では…とりあえずお話しを聞かせて下さい…』

雅也『アユミさんとお付き合いさせて頂いてます…この度はご挨拶もそこそこに…アユミさんのお腹に自分の子供を宿してしまいました。…だからと言うわけではございませんが、アユミさんと結婚させて頂けませんでしょうか❓真剣に幸せにしますので‼』

一気に雅也は自分の気持ちを伝えた。

No.175 09/03/20 23:18
ななこ ( ♀ 6jj9h )

>> 174 するとアユミの父は
『…とても良い青年だね…アユミには勿体ない感じだ…でもやはり若すぎないかな❓これからアユミも雅也くんも沢山の人と出会うよ…それにアユミはまだ美容師になれていない…全てが中途半端な気がするが…』

雅也の父『全くその通りです…確かに若すぎる…でもアユミちゃんは美容師を諦めないらしいし、何より二人の気持ちが…どうでしょうか❓許して頂けないでしょうか❓初めてお会いして本当に失礼を承知で言わせて頂いてます…』


アユミの父は母の顔を見た。

すると母は
『お父さん…もう反対出来ないですよ。アユミも雅也くんも好き同士だし…赤ちゃんだって居るんですから…応援するしかないんですよ…』

と自分にも言い聞かせるようにアユミの母は言い…波を浮かべていた。

No.176 09/03/20 23:27
ななこ ( ♀ 6jj9h )

>> 175 アユミ『お母さんありがとう…いつも…いつも…お母さんをビックリさせる事しか出来ないのに……いつも応援してくれてありがとう…』アユミも涙が止まらなかった…

アユミの母『なあに~❓急に…お母さん…泣かせないで…』

アユミ『だって…だって…高校行かないで美容学校行くって言い出した時も…お…お母さんは…私の夢を…応援したいって…言ってくれたし…今回も…』

アユミの母『あなたが良かれと思って決めた人生でしょ❓お母さんだって反対する時はするけど…あなたがちゃんと考えて行動してるから…応援したいのよ……雅也くん…皆さん…ごめんなさい…なんか…涙が…スミマセン。』

雅也の母も泣きながら『とんでもない…素敵なお母さんですよ…見習いたいです…』

No.177 09/03/20 23:35
ななこ ( ♀ 6jj9h )

>> 176 結局しばらくはアユミとお母さん2人で泣き崩れてしまった。

雅也はお父さん2人にこれからの決意を話してアユミの父にも納得してもらう事が出来た。

結婚の条件は…

まず赤ちゃん第一だが、アユミの夢を潰さない事。これはアユミ自身も望んだ事。

なるべく、苦労はしても後悔しない様な人生にする…

時間はもう11時になっていた。

結婚式の事や住む場所については追々考える事になった。

とりあえずお互いの両親に結婚を許してもらう事ができた。

次の日はお互い仕事があるため、雅也の家族は帰って行った。

No.178 09/03/20 23:43
ななこ ( ♀ 6jj9h )

>> 177 雅也達が帰ってからアユミの母は食器を洗っていた。

アユミ『て…手伝ってあげるよ…』

母『いいよ~💦明日…仕事でしょ❓お腹大丈夫❓無理しないんだよ💦もう今日は疲れたでしょ❓早く寝なよ😊』
アユミ『お母さん…お父さん…ありがとう…おやすみなさい…』

こうしてアユミの長い1日は終わった…

さあ…明日…紀香さんや…杏里先生に言わなきゃ…

No.179 09/03/20 23:57
ななこ ( ♀ 6jj9h )

>> 178 朝…アユミは緊張のせいか悪阻なのか❓

胃がムカムカしていた。
[今日…仕事が終わったらちゃんと話さなきゃ…うぇっ💦気持ち悪い💦]

アユミ『おはよう…』
母『おはよう…顔色悪いみたいね…』

アユミ『悪阻かも💦気持ち悪いんだ😥行って来ます…』

母『ダメなら早退しなさいね💦』

アユミ『今日は…頑張る…仕事終わったら紀香さんや杏里先生に話すから…行って来ます。』

母『無理しちゃダメよ~…』

[お母さん…ありがとう…]

そして…店に着いた。アユミ『おはようございます‼』

杏里先生『はいっ⤴おはよう⤴』

少しすると皆、出勤してきた。

紀香『アユミちゃん…今日も顔色悪いね…大丈夫❓』

アユミ『大丈夫です⤴😃スミマセン💦』

No.180 09/03/21 00:09
ななこ ( ♀ 6jj9h )

>> 179 開店準備をしながら紀香とたわいもない会話を交わした。

会話をして気持ちが紛れたのか❓悪阻はおさまってきた…

[良かった…]

そして開店…

開店と同時に2人の若いお母さんが幼稚園児と思われる女の子を2人連れてきた…

[カットかな…]
アユミ『いらっしゃいませ…今日はいかがなさいますか❓』

すると…

『この子達にパーマ…』

[ゲッ💦まじ❓❓]

アユミ『お子さま…お2人共にパーマですね…薬液は…大丈夫でしょうか❓』

若い母親『大丈夫だと思うよ⤴ケバく…イケイケにして⤴😉ディスコ行ける様に😊』

[ゲッ💦ディスコ行くんかい💦]

アユミ『はい…では先にシャンプーいたしますので…』

若い母親『ほらっ💢アユミ‼お姉さんの言うこと聞きなさいよっ‼』

アユミ『この子…アユミちゃんって言うんですか☺私もアユミです⤴』

若い母親『マジ~⤴』

No.181 09/03/23 22:34
ななこ ( ♀ 6jj9h )

>> 180 自分の子供と同じ(アユミ)という名前だからか❓その母親はアユミに色々と話しかけて来た。

ほぼ自分の武勇伝…
後は子育てでの心構え…

母親『あたしらさぁ…二十歳なんだぁ😁16歳で産んでてぇ~💦ってか子育てって楽しめばぁ~イケるよっ😂なんかぁ~ディスコでも子連れナイトみたいなの行くと~めっちゃ楽しいし~目立てるし~』

[あたしは…こんな親にはならないもんっ]
すると…

チビっ子のアユミが
『お姉ちゃん…頭痛い…』
母親『オシャレすんだから耐えろ💢直ぐに痛いとか言うなっ💢』

バシッ🔥

アユミはビックリして『あっ💦ごめんなさい💦少し巻き方をゆるくします😱』
とチビっ子アユミをかばうと…

キッ🔥と母親に睨まれた…

No.182 09/03/23 22:44
ななこ ( ♀ 6jj9h )

>> 181 母親はアユミを睨み付け…

『ケバくイケイケにしてって言ってんの🔥この子は大袈裟なだけ💢真に受けないで💢』

[キャー💦]

その母親の言葉にチビっ子アユミは泣き出してしまった😭


母親はそれをみて苛々がピークになった…

『ふざけんな💢じゃあ何処も連れていかねぇよ💢』

もう一人の母親は雑誌を読んでいる…
そしてその人の子供は真紀さんに黙ってパーマのロッドを巻かれていた。

真紀はアユミに小声で『巻き納める時はゆるくしな…子供の頭皮だもん…痛いよ💦親はバカみたいだから🔥気にしなさんなっ😉』

No.183 09/03/23 23:00
ななこ ( ♀ 6jj9h )

>> 182 アユミはチビっ子アユミに『泣かないで💦お姉ちゃん痛くない様に可愛くするから😉』

と言った。

するとチビっ子アユミは駄々をこねることなくまた大人しく座り直した。

母親『なんか…めんどくさい子で…ゴメンねぇ~💦』

アユミ『いえ…大丈夫です😉可愛くしますねっ😉』
アユミは真紀さんに言われた通りの巻き方をした…

真紀さんがまたアユミに近づいて『薬液は…どの値段を言われても一番高いのを使って…刺激も少ないし…』

アユミ『いいんですか❓』
真紀『痛い思いさせたくないでしょ❓』
アユミ『はい⤴😃』

No.184 09/03/23 23:23
ななこ ( ♀ 6jj9h )

>> 183 そしてチビっ子アユミは泣く事もなくパーマが終了した。

チビっ子アユミ『お姉ちゃんありがとう😉アユミ可愛くなった❓ママにも可愛いって…言われるねっ⤴怒られないね⤴』

アユミは心に何かが刺さったまま…切なさが残っていた…

母親『チョ~⤴⤴😃可愛い❤ありがとう❤』
アユミ『ありがとうございました🙇また…お待ちいたしております…』

すると真紀がアユミに近づいて…
『お疲れ様💦なんか…疲れたよね…でもあの親子が笑顔になれたから…良かったね😉』

アユミは言葉につまった…

『アドバイスありがとうございました😃』

やっと言えた一言だった…

No.185 09/03/23 23:31
ななこ ( ♀ 6jj9h )

>> 184 アユミは今…妊娠して母になっていたから余計…チビっ子アユミが母に一生懸命な姿を見るのが辛かった…

そして…長く感じられた営業も終わった…



遂に…ドキドキの時間…

No.186 09/03/24 00:03
ななこ ( ♀ 6jj9h )

>> 185 [ドキドキ…ドキドキ…]

ひたすらアユミはドキドキしていた…

すると紀香が『アユミちゃん⤴ミーティングするよ~‼早くおいで~‼』と下から叫んだ…

[うわっ‼ビックリした‼]

アユミ『は…は…は~い💦』


紀香『お疲れ様…さて…今日はアユミちゃん大変だったね💦なんか反省とかあるかな❓』
アユミ『…反省は…真紀さんに助けて貰えなければ、あの子をもっと泣かせただろうし…お母さんも怒らせてました………』

真紀『でも…アユミは頑張ったよ⤴私は年寄りだから😂きっとアユミも経験を積めば私より良い考えがでるよ😉大丈夫…これからまた頑張りましょう😉』

アユミ『…泣……スミマセン…皆さんに…言わなければならない事があります…』

No.187 09/03/24 01:06
ななこ ( ♀ 6jj9h )

>> 186 杏里先生『アユミ…❓』

アユミは言う事は整理出来ていたが…皆の顔を見ていたら言葉が出ずに涙が先に出てしまった…

紀香『アユミちゃん…どした…❓焦らないでいいから…』

アユミ『スミマセン…泣…実は……………💦』

美紀『ちゃんと言えるようになってから時間とれば❓』

紀香『でも…今日言おうと思ったんだよね…どした❓』

アユミ『…赤ちゃんが…お腹に…』
アユミが呟くと皆は一瞬…シーン…となった…と思ったら口々に『え~‼』と声をあげた…。
でもすぐに杏里先生が机をバンっ🔥
と 叩き…
『アユミ‼どういうこと❓何してんの❓働けないじゃない⁉あんた育てるのにいくら掛かってると思ってんの⁉』

No.188 09/03/24 01:18
ななこ ( ♀ 6jj9h )

>> 187 🙇アユミよりの豆知識🙇
未経験の子が入ると、そのエリアの新人を集めて入店式がある、杏里美容室では交通費~参加費までの負担。

その後フレッシュスクールと言う4泊5日の講習会

その他必要な講習会なども負担していたため先生はこの時点でアユミに30万…まだ技術者でもない売り上げをあげられない子に毎月の給料13万支払い、入店してからはかなりアユミにお金が掛かっていたらしい…

No.189 09/03/28 00:07
ななこ ( ♀ 6jj9h )

>> 188 杏里先生はアユミの突然の報告に動揺しながらも…顔は真剣に怒りに満ちていた。

アユミはもちろん、皆、言葉を失った。

当人のアユミは何て言葉を返したらいいのか…ひたすら言葉を探していた。

おめでたい話題なのに暗い話題みたいになっていた…

次に口を開いたのも杏里先生だった。

先生の言葉に皆が氷ついた。

No.190 09/03/28 00:15
ななこ ( ♀ 6jj9h )

>> 189 杏里先生『…アユミ…あんたなんか使わなければ良かった💢…仕事は…技術も半人前のクセに…子作りはベテランなのね…💢上手だわ…』

さすがにアユミもカチン💢と来たが…言い返せる訳もなく…我慢した。
ただただ…涙が溢れて来た。

この雰囲気に耐えられなくなったのか真紀さんが口を開いた。

『先生‼何もそんな言い方しなくても…アユミも…悩んだ末の報告ですよ…最後まで聞いてあげて下さい…』

紀香も黙ってはいたが、真紀の言葉を頷きながら聞いていた。

No.191 09/03/28 00:23
ななこ ( ♀ 6jj9h )

>> 190 そう言われても杏里先生の怒りは収まらなかった。
『アユミ‼あんた…技術者になるなんて言って私を騙したのよ‼半人前のうちに子作りしますなんて面接で言わなかったじゃない⁉ま…これで美容師は諦めるのね💢』

アユミ『先生‼ゴメンなさい…私…美容師は諦めません‼』

先生『な~に甘い事言ってんの💢もうクビだよ‼あんたなんかこの街で美容師に成れると思わないで‼この尻軽女‼』

この言葉にアユミは…
『先生酷い‼私‼絶対に美容師になります‼後…尻軽女じゃねーから‼』

No.192 09/03/28 00:30
ななこ ( ♀ 6jj9h )

>> 191 [あ~あ…言っちゃった…]
アユミだけでなく紀香や真紀…美紀も思った。

杏里先生は更に目を吊り上げて『私はこの街で…長いのよ…組合にも顔が利くわ…舐めてもらっちゃ困るわ…まあ…もう美容業界には顔出せないだろうし…』

アユミは負けじと噛みついた‼
『赤ちゃん産んでも美容師になりますから‼』

先生『バカな子…😒出て行きなさい。私にそんな口をきいて…無事に復帰出来るなんて思わないでよ…さようなら。』

真紀『先生‼』

紀香『杏里先生…』

すると先生はアユミはもう居ないものとしながら真紀達に話し始めた。

No.193 09/03/28 00:39
ななこ ( ♀ 6jj9h )

>> 192 先生『明日、ハローワーク行って求人出してくるわ😊さあ…帰りますか❓みんなでラーメン行く❓』

紀香『先生…アユミちゃん…クビですか❓』
先生『そんな子いたっけ❓あら…知らない子が居るわね…さあ…出て行きなさい…』

もうアユミは限界だった。

自分が悪いにしても…この扱いや言われ様に…まだ若いアユミは限界だった。

『絶対に美容師になってやる‼こんな店‼こっちから辞めてやるわ‼チキショー‼』
アユミは店を飛び出した。

その時杏里先生は『美容師なんかにさせないよ‼とことん邪魔してやるわ‼』

アユミは無視して店を背に歩き始めた…

No.194 09/03/28 00:45
ななこ ( ♀ 6jj9h )

>> 193 『嫌だよ~‼待ってよ‼アユミちゃん‼』

後ろから泣き声で紀香が叫び追いかけて来た。

アユミ『紀香さん…』
真紀も店を飛び出しアユミに近づいて来た。真紀も目に涙を浮かべ…『アユミ…ぜ…絶対に…美容師になりなさい…あなたには…才能か分からないけど…輝くものがあるの…あなたが決めた夢は叶えなさい…絶対に美容師になりなさい…じゃあね…』

アユミ『真紀さん…ありがとうございます…本当にごめんなさい…私…美容師になります…』

真紀は頷きながら店に戻った。

No.195 09/03/28 00:51
ななこ ( ♀ 6jj9h )

>> 194 紀香は泣きながら道に座り混んでいた…

アユミ『紀香さん…ごめんなさい…もう…戻って下さい…』

紀香は泣き崩れたまま『私が…アユミちゃんを美容師にしたかった……とりあえず店に戻るね…後で電話する…雅也も一緒に…これからの事を相談しよう…』

アユミ『ありがとうございます…紀香さんには感謝し過ぎて…言葉に出来ません…後で…電話待ってます…私…帰りますね💦』

紀香は泣きながら立ち上がり、とぼとぼと店に入って行った。

No.196 09/03/28 00:58
ななこ ( ♀ 6jj9h )

>> 195 アユミは雅也に電話をして迎えに来て貰った。

雅也の顔を見るなり安心して更に涙が止まらなかった。

泣きすぎてボロボロになったアユミを見た雅也は焦っていた。

『どした…嫌な事言われたのか❓クビに…なったか❓』

アユミは泣きながら頷いた…

雅也『そっか…辛かったな…ゴメンな…』

アユミ『雅也は…悪くないでしょ❓…赤ちゃんも悪くない…私❓私が悪いの❓誰が悪いの❓分かんない…💦』

雅也『あ…ゴメンゴメン💦誰も悪くない…もちろん赤ちゃんも悪くない‼みんな悪くないけど…タイミングかな💦大丈夫。家族で乗り越えよう…みんなで強くなろう⤴』

No.197 09/03/28 01:14
ななこ ( ♀ 6jj9h )

>> 196 【家族みんなで強くなろう】

アユミの心に愛情と言う温もりが染みた。

アユミ『雅也…ありがとう…』

雅也はニッコリ笑ってくれた。
アユミはいつも雅也の笑顔に励まされた。


雅也はアユミと赤ちゃんを守って行く覚悟を更に固めていた…

アユミ『雅也…今日…雅也の家に行きたい…』

雅也『行きたいって💦俺ん家は…お前ん家だろ❓お前ん家は俺ん家だよ😁ずっと毎日…一緒に居よう…』

アユミは…ついさっき杏里先生の言葉で地獄に突き落とされた感じだったが…今は雅也からの暖かい言葉で正反対の天国に導かれた…
大切な人からの言葉は…魔法が掛かっている様だ…

No.198 09/03/28 01:36
ななこ ( ♀ 6jj9h )

>> 197 雅也の家に着いた。

雅也『ただいま~』

アユミ『お邪魔しま……ただいま…』

奥から雅也の母が出て来た。
『二人とも…お帰りなさい⤴アユミちゃん…お疲れ様でした💦大丈夫かい❓』

雅也の母の優しい声を聞いたアユミはまた涙が溢れて来た。

リビングで雅也と両親に店での事を全て話した。
雅也の父は『アユミちゃんを侮辱したな💢変な脅しまで…辞めて正解だ💢お店のスタッフは良い人ばかりの様だがな…先生にはガッカリだったな…』

と怒り…雅也の母は『美容師になろうね…ま、赤ちゃん産んで少しゆっくりしたってアユミちゃんは若いんだから大丈夫よ😁雅也に養って貰ってさ…少しゆっくりしなさいな😉』
アユミ『お父さん…お母さんありがとうございます😢』

No.199 09/03/31 08:14
ななこ ( ♀ 6jj9h )

>> 198 この日は雅也の家に泊まった。
朝起きると…もう朝食の準備をしている…
アユミ『お母さん…おはようございます💦』
雅也の母『おはよう✨座ってて良いのよ…昨日はお疲れ様💦』

アユミ『手伝いますよ💦』
雅也の母『じゃあ…取り皿とお箸並べて😉…なんかお嫁さんって良いね😊』
雅也の母もまだ若い…こんなに早くお嫁さんが来て…今年中には孫まで産まれる。雅也の母も嬉しかった様だ。二人で朝食の準備をしていると雅也と雅也の父親が起きて来た。

雅也『アユミおはよう✨なんか嫁って感じだな✨』
雅也の父『おはよう✨体は大丈夫なのか❓母さんもまだ若いんだからアユミちゃんはまだ楽して良いんだよ😉』
雅也の母『おはよう✨でも手伝って貰うって…嬉しいよ😉話しながら朝ご飯の支度するのも楽しいし…😊』

No.200 09/03/31 08:24
ななこ ( ♀ 6jj9h )

>> 199 和やかな朝…
雅也の家族とアユミは初めて朝食を一緒に食べた。
緊張も少しあったが、雅也の家族は『アユミ✨アユミ✨』
と沢山話しかけてくれたから、アユミは初日から皆と仲良く食卓を囲めた。
[雅也の両親は優しいなぁ…]

と思いながらアユミはご飯をお代わりした。
雅也『あっ⤴俺もお代わり⤴』

雅也の母『あら✨珍しい⤴』
雅也『今日はなんか…美味いんだよ😊』

雅也の父『俺も…お代わり⤴』

雅也の母『アユミちゃんが居ると明るくなるわね✨私もお代わり⤴』

アユミも遠慮なく笑った😂

No.201 09/03/31 08:30
ななこ ( ♀ 6jj9h )

>> 200 片付けも終わり、雅也の部屋に戻った。
雅也『俺もだけど…母さんと父さんがお代わりしたの久しぶりに見たよ…母さんは初めてかも⤴』

アユミ『私だって久しぶりだよ✨なんか凄く嬉しくて…幸せで…』
雅也『皆…同じだよ⤴アユミ‼絶対幸せにするからな‼今日から色々決めよう…住む所とか…』


今は、ゴールデンウィーク…
アユミ達は色々話し合うのに丁度良かった。

No.202 09/03/31 08:38
ななこ ( ♀ 6jj9h )

>> 201 アユミ『住む所って…ここじゃないの❓』

雅也『まだ若いんだから同居は嫌だな…アユミは嫌じゃないの❓』
アユミ『私は嫌じゃないよ✨あっ💦でもお母さん達が嫌かな…』

雅也『お互いまだ若いからね💦聞いてみようか…』
雅也とリビングに向かうと二人の笑い声が聞こえた。

雅也『なんか楽しそうだな…ちょっといい❓』

両親『いいよ⤴』
雅也『…同居したい❓』

雅也の父『いきなり…だな…どっちでも良いけど…お前達はまだ若いんだからアパートでも借りたら❓』

雅也の母『でも雅也のお給料でアパート借りて生活出来るかしら…』

No.203 09/03/31 09:01
ななこ ( ♀ 6jj9h )

>> 202 雅也『あ…』

雅也の父『大丈夫だよ⤴俺も最初はそうだった😉0からのスタートは当たり前だからな😃足りない時は貸してやるから⤴』

雅也『ありがとう‼とりあえず、アユミの両親にも来て貰って色々話し合わなきゃね…』
アユミ『電話して聞いてみます✨』


アユミが電話すると母が出た。
母『アユミはお嫁さんに行くんだから雅也くんの両親の言う事を聞きなさい。私も若いうちはアパート借りて生活する事に賛成だしね😉じゃあ今日の夜行くから✨』
と電話を切った。

アユミは雅也達に母に言われた事を話した。

No.204 09/03/31 13:06
ななこ ( ♀ 6jj9h )

>> 203 それからまたアユミと雅也は部屋に戻り、これからの事はお互いの両親に合う前に少しでも決めておこうという事になり話しあった…
雅也『なんかさ…とりあえず色々考える事が多いけどさ…まずは…』

と一つ一つ決めていった。
☝アパートはお互いの実家に近いところにする

☝結納や結婚式は簡単にする

やっと決めたのはこの2つだった。

No.205 09/03/31 13:21
ななこ ( ♀ 6jj9h )

>> 204 すると雅也の母が
『アユミちゃん…これからアユミちゃん家に行ってもいいかなぁ…お母さん達もドキドキしてお昼も…お父さんも色々考えがまとまったし…都合聞いてみて💦』

アユミと雅也は少し笑ってしまった。
雅也『皆が初めての事だから…テンパってんだな😂』

アユミ『そうだね😂』
アユミが電話するとアユミの両親も夜とは言ったものの、直ぐにでも話し合いたかったようだった。

アユミ『お母さん達…も…皆同じでした😂これから来るそうです…』

雅也の両親も吹き出してしまっていた。

雅也の父『まあ…親も人間だからな…初めての事はドキドキするんだよ💦皆…一緒だと笑えるな😂』

No.206 09/03/31 13:36
ななこ ( ♀ 6jj9h )

>> 205 しばらくしてアユミの両親が訪ねてきた。

雅也の母『上がって下さい✨』

-------------------⚠ここからはアユミの母は👩母。父は👩父。雅也の母は👨母。父は👨父。
にします🙇
--------------------👩母👩父『失礼いたします』

👨父『気ばかり使うと疲れてしまいますから…楽にして下さい…』
👩母『そうですね…😉』
👩父『子供の事が心配だから…心配をなくせる様に話し合うのだからね…お互いに楽になりましょう😃』

お互いの両親は少し会話をして笑顔が出るようになった。
雅也とアユミもホッと一息ついた。

No.207 09/03/31 14:05
ななこ ( ♀ 6jj9h )

>> 206 👩父
『雅也くんとアユミも少しは決めた事ないのか❓』と、まずは雅也の意見を聞いてくれた。

雅也『はっはい💦アパート借りて生活しようと思ってます。場所はお互いの実家の間位で探してみます。後…もし宜しければ…今後の生活もあるので、結納や結婚式は…』
と言ったところでアユミの父親が口を挟んだ。
『結納は…いいんじゃないかな❓式も簡単にして…浮いたお金で生活や出産があるだろうし…』

👨父『いやいや…雅也💦何失礼な事を言ってるんだ💦大切な娘さんを頂くんだぞ‼』

👩父『いやいや…これから孫にお金がかかるんですよ💦省けるものは省きましょうよ😃雅也くんとアユミが良いのなら、式も簡単にしましょうよ😃花嫁道具だって、アパートには今風の小さな可愛い物が合うんだろうし、お金もかかりませんよ💦』

No.208 09/03/31 14:23
ななこ ( ♀ 6jj9h )

>> 207 👨父『そうですね…では…孫にお金をかけましょう…😉後…皆さんに聞いて欲しい事があるんです。雅也の事ですが…』

雅也の両親は急に真剣な顔になり、雅也の顔を見た。

雅也『なんだよ…父さん…母さん…』

👨父『…今、お前は別の会社で働いているが、家庭をもつのだし、まだまだ半人前だが…私の会社に移って欲しい。社長見習いだな。世代交代だ。どうだ❓雅也❓』

👩母『雅也くん‼凄いじゃない😉』

雅也『俺…頑張るよ‼』
👨父『そしたら給料も良くなるしな。頑張れ‼』

と…急に雅也が社長見習い…アパート暮らし…結納なし…式は簡単に…と決まった。

No.209 09/04/01 21:18
ななこ ( ♀ 6jj9h )

>> 208 それから気分が良くなったお互いの両親は今夜、結納変わりにパーティーでもしましょうと言う事になり…

夜また集まる事になった。

👨母『アユミちゃんは疲れたでしょう❓夜またご両親が来るまで横になっていなさい😉』
と体を気遣い休ませてくれた。

雅也の部屋でベッドに横になり目を閉じたまま雅也と話した。
アユミ『雅也…パパになって…社長見習い…大変だね💦』

雅也『俺は大丈夫だよ😉アユミと赤ちゃんの為だもん😁』

アユミ『ありがとう…アタシ…幸せ過ぎる…』
雅也『俺もだ…』

気疲れしていた二人はいつの間にか眠ってしまっていた。

No.210 09/04/01 22:02
ななこ ( ♀ 6jj9h )

>> 209 そして…夜になりまたアユミの両親が来た。母親はお刺身や得意な手作り唐揚げを持って来た。

アユミ『お母さんの唐揚げは最高なんだよ⤴』
とアユミはテーブルに持って行った。

雅也の母は田舎料理が上手で山菜料理や手作りチーズのピザを出してくれた。

この時のご馳走は食堂やレストランより美味しかった。

雅也『アユミもお母さん二人に料理を習って作ってね☺』

アユミ『だよね~💦』
と少し誤魔化すと…雅也の父は『アッハッハ⤴欲張るなって言ってやりな😂アユミちゃん⤴』と笑われてしまった。

皆が笑顔で良く食べて良く話して…皆が仲良くて…

幸せって…思う…

幸せって…感じる…

続いて欲しい…

でも…やっぱり…

幸せの裏側には…必ず…ある…不幸せ

喜びがあれば悲しみがあるのだ…

No.211 09/04/01 22:11
ななこ ( ♀ 6jj9h )

>> 210 👩母『あら…もう10時だわ…すっかり長居してしまいました…』
👨母『まだ…もう少し良いじゃないですか❓今日は結納みたいなものですし…』

👩母『そうですか❓お父さん達も楽しそうですしね😊』

👩父『後1時間居させてくれ…今、まだ話しが終わらないんだ…』
母親二人は顔を見合せ笑っていた…

父親二人はまるで親友の様に飲みながら話しに花が咲いていた(笑)

雅也はアユミを気遣い『アユミは疲れてしまうので部屋に戻って良いかな❓』

と言ってくれたが、アユミは『大丈夫だよ⤴雅也もお父さん組に混ざって話ししておいでよ😊私はお母さん組に料理を習うから😁』
とアユミもホーム結納パーティーを楽しんだ。

No.212 09/04/01 22:23
ななこ ( ♀ 6jj9h )

>> 211 そんなアユミ見て母親は『アユミ…まだ若いけど大人になったわね…雅也くんのお陰ね…スイマセン…なんかシンミリしちゃって…』
👨母『良いんですよ…話したいこと…話して下さい…』

👩母『アユミは…良い子だけど…以外と中途半端だったし…美容師に成りたいって言ってくれてから色々と自分の道を広げて…私…本音を言えば…アユミともう少し一緒に居たかった…ごめんなさい…』

雅也の母親も目に涙を浮かべてアユミの母親の背中を撫でていた。
👨母『そうよね…アユミちゃんと…アユミちゃんのお母さんしていたいわよね…でもお母さんは貴方よ…私はお義母さんだもの…アパート暮らしにはなるけど…側にいるから…私と一緒におばあちゃんしましょうよ…』

アユミもお母さんの気持ちが痛いほど伝わって来て涙が止まらなかった。

No.213 09/04/01 22:32
ななこ ( ♀ 6jj9h )

>> 212 アユミは泣きながら雅也の母と一緒にお母さんの背中を撫でていた。

アユミ『お母さん…私は遠くには行かないし…これからもお母さんでいてね…』

👩母『ありがとう…ゴメンね…たまには家にも来てね…雅也くんも一緒に…』

アユミ『もちろん⤴良いですよね❓お母さん❓』

👨母『もちろんよ‼アユミちゃんも雅也も…アパートが決まるまで好きな方で生活しなさい…私もアユミちゃんのお母さんも…やっぱりまだ寂しいのよ…』
アユミ『ありがとうございます…では…今日は実家に帰ります。』

雅也『俺もいい❓』

アユミ『聞いてたの❓』

お父さん組を見ると…しっかり話しを聞いていた様で…涙ぐんでいた…

No.214 09/04/01 22:43
ななこ ( ♀ 6jj9h )

>> 213 全く…この2件の家庭は…漫画にもドラマにもないほど気の合う…相性バッチリの家族だ…。





そして…

この日から2日間はアユミの実家で生活する事になった。


雅也『お世話になります…』

👨父『自分の家の様に使いなさい…気を使うと…もう来たくなくなるだろう❓笑』

雅也『笑…ありがとうございます😃』

👩母『さあ…もう1時よ💦ゆっくり休みましょう😉』


[今日は…良く笑って…良く泣いたなぁ…ふぁぁ~]

雅也『アユミ…お疲れ様…寝ようね…』
と雅也はアユミにキスをして…直ぐに寝息を立てて寝てしまった。
[雅也…お疲れ様…ふぁぁ~……]

No.215 09/04/01 23:00
ななこ ( ♀ 6jj9h )

>> 214 次の朝…

👩母『アユミ~‼アユミ~‼紀香ちゃんから電話~‼』



ハッ‼

[やばい…あれから連絡してなかった…💦]

アユミ『起きたよ~‼内線して~‼』

トゥルー🎵トゥルー🎵
深呼吸…スゥ~~…ハァ~…💦

アユミ『おはようございます…』

紀香『おはよう…何で連絡くれなかったの❓具合悪かったの❓』

アユミ『い…いえ…実家同士の家族会議と言うか…結納と言うか…』

紀香『ちょっと位…電話する暇くらいあるでしょ❓酷いんじゃない❓』

[やっぱり怒ってる…]

アユミ『スミマセン…でも…なかなか時間が無くて…でも昨日の夜中帰って来て…今日、明日と家に居るので…会えませんか❓』

紀香『…じゃあ…今日3時に行くわ…』

と電話を切られてしまった。

No.216 09/04/01 23:11
ななこ ( ♀ 6jj9h )

>> 215 電話の声が聞こえてしまったのか…雅也が起きた。
雅也はアユミの顔を見て…『おは…よう…どした❓なんかあった❓』
と心配そうに顔を覗き込み聞いて来た。

アユミはとっさに笑顔を作ったが…バレバレ…💦

アユミ『紀香さんから電話があって…何で連絡くれなかったのって怒られちゃった…私が…悪かったんだけど…で…電話じゃ話し出来なそうだから…会いたいって言って…そしたら…3時に来るって電話切られちゃった…💦』

雅也『なんだそりゃ…昨日までは仕方ないだろ…』

アユミ『でも…紀香さんは心配してくれてたんだもん…私が悪かったんだよ。』

雅也は不服そうな顔をしながら『そうか…じゃあ…俺も謝るよ…』
と言って起き上がった。

No.217 09/04/01 23:19
ななこ ( ♀ 6jj9h )

>> 216 アユミは雅也に紀香の事を悪く思って欲しくなくて色々とフォローした…

『心配させといて辞めたら連絡しないとか…私が常識ないんだよね…』

『紀香さん…今日もオシャレかな…』

『ちゃんと謝らなきゃ…私が悪いんだから…』

雅也『わかったよ💦』

アユミは友達が少なかった中、唯一プライベートでも遊んでくれた紀香は大切だと思い込んでいた。

そして…紀香が来てからの事を色々考えていたら…だんだん具合が悪くなってしまった。
雅也『なんか…考え事❓顔色悪いよ…』

No.218 09/04/01 23:30
ななこ ( ♀ 6jj9h )

>> 217 そんな時…

👩母『もうお昼だし~ご飯食べて~‼用意したからぁ~🎵』

と下に呼ばれた。

アユミ『ハァ~い…オェっ💦気持ち悪く…なった…少し横になるから…雅也だけ食べて来て…ゴメン…』

雅也は心配そうに…

『お前…大丈夫か❓顔色悪いし…どうした❓』

アユミは具合悪いのと考え事で頭がいっぱいになっていた…雅也の心配そうな顔にもイライラが募ってしまった。

アユミ『ちょっと💦お願いだから…大丈夫だから…ご飯食べてきてよ‼オェっ💦気持ち悪い💦』

No.219 09/04/01 23:41
ななこ ( ♀ 6jj9h )

>> 218 雅也『アユミ…わかった…食べてくるね…』

アユミは雅也に初めて無視をした…
言葉を出したら泣きそうだったから…

妊婦のアユミは情緒不安定になったのだ。

[ゴメンね…ゴメンね…雅也…]

涙が後から後から流れた…。

トントン…

アユミ『はい…』

👩母『入るよ…』

アユミ『うん…』

👩母『どうした❓悪阻❓』

アユミ『うん…』

👩母『そっか…雅也くん…アユミが居ないと食欲ないみたいだよ…』
アユミ『うん…涙💦』
👩母『どうした…ケンカ❓』

イライラ…

アユミ『違うって‼オェっ…放っておいて…話し掛けないで…気持ち悪いから…』

👩母『なんか考え事したでしょ❓それは情緒不安定だよ…お母さんもなったもん…少し落ち着くまで休んでな…』

アユミ『ゴメン…涙』

No.220 09/04/01 23:49
ななこ ( ♀ 6jj9h )

>> 219 しばらくして雅也が部屋に戻って来た。

雅也『ただいま🎵美味しかったよ🎵』

アユミ『ゴメン…』

雅也『今…お母さんから聞いたけど…妊婦はたいへんだな…今はどう❓』

アユミ『少し良いよ…ゴメンね…』

雅也『紀香さんの事か❓』

アユミ『違うよ‼』

認めたくなかった。

雅也『そうか…背中擦ろうか❓』

アユミ『…うん』

雅也に背中を擦ってもらうと…ホッとした…胃のムカムカや…イライラがスゥ~~っと消えた…

アユミ『今…何時❓』
雅也『2時…』

[ダルくて化粧も出来ない…紀香さんの前だから…まぁ…いいか…]

アユミ『今日はノーメイクでいい❓』

雅也『良いよっ🎵紀香さんが来る位だから良いだろ❓』

No.221 09/04/01 23:58
ななこ ( ♀ 6jj9h )

>> 220 本当はキレイな紀香が来るのだから…雅也の前では少しでもオシャレにしたかった…

気分がドンドン下がるのが自分でも良くわかった。

暗い表情のアユミを見て雅也は『アユミは可愛いから化粧なんて要らないんだよ🎵』
と優しく抱きしめてくれた。

アユミ『ありがとう🎵今…何分❓』

雅也『2時40分…』
アユミ『着替えなきゃ…オェ…』

雅也『アユミ…❓ストレスなんじゃない❓』
アユミ『違う…違う🎵紀香さんに会うのは嬉しいよ…😉』

無理してるとか…自分でも思いたくないから…認めなかったが…体に出てしまっていた。でもこの時のアユミは認めてなかったから、ただ憂鬱だった。

No.222 09/04/02 00:50
ななこ ( ♀ 6jj9h )

>> 221 着替えはしたものの…
本当に顔が青ざめていた。

雅也『アユミ…俺が居るから大丈夫だよ😉俺はアユミの見方だよ…』

雅也はアユミの心を見透かしてか…慰めの言葉を掛け続けていた。
アユミは凄く嬉しかったが、【雅也…何いってんの❓楽しみだよ🎵】といった顔をしていた。


ピンポ~ン🎵🎵

チャイム音が胃に刺さった…

[ハァ~💦よしっ🎵]
アユミは玄関へと向かい『は~い🎵』

すると…
『紀香です…』

ドアを開けた瞬間…
アユミは凍りついた…
[えっ⁉何なの⁉えっ⁉]

顔色が変わったアユミを見て紀香は…

No.223 09/04/08 21:22
ななこ ( ♀ 6jj9h )

>> 222 紀香『駿も連れて来たよ』

駿『紀香から聞いたぞ⁉お前…何してんだよ⁉』

いきなり玄関先で冷たく言われた…

それを聞いた雅也は、一瞬カッっとしたが、親に聞かれると心配させるだけだと思い、駿と紀香を部屋に通した。
雅也『座ってよ…』

駿『雅也…どうしたんだよ⁉マジでアユミと結婚すんのか❓しかも親にまでなるのか❓』
この一言にいつもは穏和な雅也も流石にキレた。

No.224 09/04/08 21:27
ななこ ( ♀ 6jj9h )

>> 223 アユミは雅也と駿のやり取りを俯きながら聞いて居る中…パニックだった。

[紀香さんだけ来ると思ってたのに…酷い顔なのに…駿くんに見られたくなかった…何で駿くんに怒られなきゃいけないんだろう❓…駿くんに…何で嫌われているんだろう❓…汚い物を見る目で…何で見られてんだろう❓…]

このアユミの疑問はこの後すぐに理由が分かる…

No.225 09/04/08 21:31
ななこ ( ♀ 6jj9h )

>> 224 そんな中…
雅也は駿の胸ぐらを掴んでいた。

雅也『駿‼お前は親友だ‼でもな‼何でお前にアユミの事を悪く言われなきゃいけないんだ⁉しかも…結婚すんのか❓親になるのか⁉当たり前だろう‼好きな女に命が宿ったら結婚するだろ⁉親にもなんだろ⁉どうなんだよ‼』

No.226 09/04/08 22:10
ななこ ( ♀ 6jj9h )

>> 225 雅也は顔を真っ赤にして駿に怒鳴り付けた…
アユミは雅也がこんなにキレると怖いなんて初めて知った…

それでも駿は平気な顔で『だってよ~💦紀香ですら手を焼いた女だぜ…』

[って本人の前だってば…]

紀香は駿を止めない…
[紀香さん…駿くんに愚痴をこぼしたんだ…]

そんな時…アユミの気持ちに雅也は気付いたのか…
『紀香ちゃん…アユミをかばってはくれないの❓アユミは…不器用だけどイイヤツじゃん❓アユミは紀香ちゃんを悪くは言わないよ…』

駿『だって…紀香は悪い事ないもんな…』

雅也『駿…お前にはアユミの良さが分からないんだな…もうイイよ…帰れよ…』

No.227 09/04/08 22:22
ななこ ( ♀ 6jj9h )

>> 226 紀香『駿‼言い過ぎだよ💦私もアユミちゃんには少し手を焼いたから…大丈夫かなって言っただけだよ💦雅也が良いなら…イイじゃん❓』

すると駿は紀香を睨み付け『だって…雅也は親友だぞ⁉どんな男にでも付いて行くようなアユミなんかなぁ…雅也が可哀想だろ…』

[ん❓ん❓…はぁ~⁉]

紀香はマズイ…といった顔をしていた…

アユミ『………紀香さん💦私がいつ男に付いて行きました❓…泣』
アユミはあまりに心ないウソをつかれて驚きと悔しさで大泣きした。

雅也『アユミ…お茶入れてこれるか❓お願い…』

アユミは泣きながら『うん』と頷いた。

アユミが部屋から出たとたん…雅也が紀香に問いつめた…

No.228 09/04/08 22:35
ななこ ( ♀ 6jj9h )

>> 227 雅也『…紀香ちゃん、何で駿にウソつくの❓何でアユミを悪く言うの❓』

紀香『…悪くなんて…』

駿『…ウソ❓』

紀香『…』

雅也『紀香ちゃん❓』紀香はしばらく黙っていたが、開き直ったかの様に話し出した。
『私の憶測…かな。アユミちゃんまだ若いのに…いきなり妊娠して…私や杏里先生にも悪びれる事なく…』

雅也『紀香ちゃん‼アユミは妊娠した喜びもあるけど紀香や杏里先生には悪い事をした…迷惑を掛けたと言っていたよ…杏里先生には酷い事も言われたけど…紀香ちゃんだけは見方だと思っていたのに‼アユミが可哀想じゃないか❓』

駿『…紀香…憶測って…』

そんな時…アユミがお茶を持って部屋に戻って来た…

No.229 09/04/08 22:49
ななこ ( ♀ 6jj9h )

>> 228 紀香『アユミちゃん‼ゴメン🙇つい…寂しくて…悔しくて…本当にゴメン🙇』

アユミ『紀香さん…ビックリしました💦もうイイですよ…』

雅也『アユミ…お前はお人好し過ぎるよ💦』
アユミ『いいの‼』

駿もバツ悪そうにしていたが…『アユミ…本当に雅也を頼むぞ‼』
アユミ『はい…』
[駿くん…まだ紀香さんを信じてるかな…]

雅也『まあ…とにかく結婚するから祝福してくれよ😉また色々決まったら報告するし…』
紀香『もちろん…祝福するよ❤私からも1つ報告😉…実はデザイナーズカップに出るんだ😊来月の第3日曜日だよ❤応援に来てね😉』
雅也は一瞬、顔色が変わったが『もちろん行くよ😃』とだけ答えた。

No.230 09/04/09 21:43
ななこ ( ♀ 6jj9h )

>> 229 アユミはショックだった…場の雰囲気をこれ以上悪くしたくなかったし…これ以上…紀香を嫌いになりたくなかったし…雅也にも嫌いになって欲しくなかった…

でも…雅也は既に紀香の人格を疑っていた。雅也もとりあえず、アユミを傷つけたくなくて気にしないフリをしていた。

No.231 09/04/09 22:52
ななこ ( ♀ 6jj9h )

>> 230 そんな中…紀香は続けた。
『デザイナーズカップ⤴アユミちゃんも見に来てね😉』



アユミ『もちろんです⤴…』

紀香『良かったぁ⤴私ね、賞を取りに行くから⤴』

目をキラキラ輝かせて話していた…
アユミは今…母親で赤ちゃんを守る為に仕事を休業している…でも…でも…美容師に未練がないわけがない…紀香はわざとアユミに話していたのだろう…アユミは気が付かないフリをしていた…でも…デザイナーズカップ…は出たかった…
意外と美容師は外見は華やかだが、日々の練習は本当に地味だし…しんどいし…皆が遊んでる時間も練習に明け暮れて…青春なんて凄く少ないし…そんな日々の頑張りを皆が評価される唯一の祭典…オシャレをして格好よく腕を競う…正に輝ける場なのだ…

No.232 09/04/09 23:03
ななこ ( ♀ 6jj9h )

>> 231 [紀香さん…輝いてる…私だって…赤ちゃんが大きくなったら…絶対に紀香さんより輝いてみせる‼今は…今は…悔しくなんかない‼悔しくなんかない‼悔しくなんかない‼赤ちゃんがいる‼雅也がいる‼今の私だって…輝けるはず…]

少しの間…アユミは俯いていた…

紀香『アユミちゃん💦具合悪そうだから帰るね💦あっ⤴駿~このままドライブ行く❓飲みにいく❓カラオケ🎤しちゃうかぁ❓❤』

駿『カラオケ🎤して飲もうか⤴じゃあ⤴俺らは帰るよ😉雅也は行けないしな…じゃあな⤴』

雅也『………おぅ…』

紀香達が帰った後…少し沈黙が続いた…

No.233 09/04/09 23:10
ななこ ( ♀ 6jj9h )

>> 232 沈黙を破ったのは雅也だった。

『アユミ…なんか…悔しいな…紀香さんさ…』

アユミ『悔しくなんかない‼悔しくなんかない‼悔しがったら赤ちゃんが…赤ちゃんの立場がないよ‼』
雅也の言葉を遮る様にアユミは言った。
雅也は目に涙を浮かべて『だってよ‼紀香さん…なんで今のアユミに出来ない事ばかり楽しそうに話すんだよ‼…アユミも…悔しくなかったら…何で今の幸せ自慢しないんだよ❓赤ちゃんの服も見せなかったじゃないか…悔しかったら…素直に言えよ‼赤ちゃんは関係ないだろ❓赤ちゃんのせいでなんて俺は思ってないぞ‼アユミ…我慢の仕方が違うだろ…』

No.234 09/04/09 23:20
ななこ ( ♀ 6jj9h )

>> 233 アユミ『雅也…お願い…今日は…休ませて…私…パニックになる…』

精一杯だった…

雅也も身重なアユミを攻めそうだったから
『明日また…話そうな…』

その日はもうあまり会話もなく過ごしたが、寝る時にはアユミは雅也にしっかりとくっついて眠った。

No.235 09/04/09 23:36
ななこ ( ♀ 6jj9h )

>> 234 雅也『アユミ…アユミ…朝だよ…ご飯食べよう😃』

アユミ『…おはよう…』

雅也『ご飯食べよう…ちゃんと食べないと赤ちゃんが大きくなれないから😉』

アユミが起きると朝ご飯は出来ていた…

[もう10時…ヤバい💦お母さん呆れてないかな…]

アユミは雅也とリビングに向かった。

リビングに入ると雅也の両親が『おはよう⤴』
とにこやかに迎え入れてくれた…
雅也の母『さあ⤴食べましょうね😉』

アユミ『えっ💦待っててくれたんですか❓』
と言うと雅也の母は優しくアユミの頭を撫でてくれた…
『雅也から聞いたのよ…思ってる事は素直に言いなさいね😉雅也も私達も家族でしょう❓』と語りかけるように話してくれた。

アユミは嬉しいのと、昨日のモヤモヤが一気に和らぎ…涙が溢れた。

No.236 09/04/13 21:54
ななこ ( ♀ 6jj9h )

>> 235 すると雅也の父が静かにアユミに語り掛けた…
『やりたい事が出来なくなる事が多い…自分だけの考えでは行動できなくなる…結婚や妊娠には付き物だよ😃でも悪い事ばかりではないよな⤴赤ちゃんの事考えて楽しくなれたり、好きな相手と一緒に居れたり…独身には独身の楽しみがあり、既婚者には既婚者の楽しみや幸せがあるんだよ😃人間は無い物ねだりだからね😜紀香ちゃんにも嫉妬があったんだね💦アユミちゃんは若いんだから赤ちゃんが幼稚園に行ってからでも夢を追いかければいいよ😃独身のようには出来ないから苦労はするだろうけど…雅也なら協力してくれるんじゃないかな❓今のアユミちゃんは紀香ちゃんが見て幸せに見えて悔しかっただけだよ…』

アユミ『ありがとうございます…お父さん…』

No.237 09/04/13 22:21
ななこ ( ♀ 6jj9h )

>> 236 まだまだ若いアユミには少し辛かったが、雅也や雅也の両親に支えて貰えた事でアユミの気持ちは楽になった。
雅也の母『アユミちゃんは笑ってる方が可愛いよ😉これからは結婚式の事や赤ちゃんの物を揃えてアパートに引っ越す準備しなきゃね⤴楽しみが沢山あるね😉』と言ってくれた。
確かにアユミのお腹が大きくなる前には式を挙げて置かなくてはならない…アユミはこれからの事を考える事で紀香の事を考えなくて良くなっていた。

アユミ『確かに…私…考えなきゃいけない事が沢山ある…ありがとうございます😃お父さん、お母さん…』

No.238 09/04/13 22:39
ななこ ( ♀ 6jj9h )

>> 237 雅也『アユミ…昼すぎにドライブ行くか❓遠くまで行かなきゃ大丈夫だろ❓ハンバーガーでも買って行こうぜ⤴気晴らしだよ⤴』

アユミ『なんか…みんなに気を使わせちゃって…ゴメンね…でもありがとう⤴』

アユミは本当に幸せだった。

その後、雅也と書店に向かい、赤ちゃんの本とウェディング雑誌とインテリア雑誌を買い車を30分走らせて緑が美しい原っぱにシートを敷き二人で横になった。

そこは見渡す限りの草原で広々した場所だった。

雅也『今日は温かいけど…海じゃまだ寒いかな❓って思ってさ…』
アユミ『キレイ…空気も最高…あぁ~⤴気持ちいいねー😃』

周りは緑…そして青空…アユミはウジウジ考えていた自分が小さく思えた…そして深呼吸して雅也を見た。

No.239 09/04/13 22:55
ななこ ( ♀ 6jj9h )

>> 238 雅也はアユミを見ていた…

そして二人で微笑みキスをした。

雅也『俺が、お前と赤ちゃん守るから…』

アユミ『ありがとう…』

アユミの心は今日の陽気に負けない位にポカポカしていた。

しばらく話しをしながら空を眺めていた…
すると雅也が『ちょっと待ってて』と車に戻って行った。

少しすると車からクッションと膝掛けを持って来てくれた。

雅也『使いな…楽だよ😉』

アユミ『ありがとう💦雅也って優しいね😁』
雅也『当たり前じゃんっ⤴あっ、本見ようよ…どれにする❓』

アユミ『ウェディング雑誌⤴😃』

No.240 09/04/13 23:55
ななこ ( ♀ 6jj9h )

>> 239 二人で雑誌に見入っていた…

『キレイ…ここのチャペルがいいな…』
アユミが呟いた。

雅也は雑誌から目を離さずに『チャペルかぁ…可愛いなぁ…俺ね~300万位は貯金があるんだよ⤴だからアユミには可愛いドレスを着て欲しいな…これ⤴これ可愛い‼』

アユミは雅也を見て『何でそんなに貯金があるの❓』

雅也『だって小さい時から無駄遣いしないで貯めてたもん😁』

アユミ『凄いね…』

雅也『だからアユミが働けなくても病院代やらは大丈夫だよ⤴俺は節約上手なんだよ😁』
と雅也は笑っていた…
結婚式は二人の気に入ったチャペルでアユミは二回ドレスを着替えて可愛いウェディングケーキを注文する…招待人数はお互い20人程度…これで150万円…よしっ⤴この線で親に打診しよう…という事になった。

No.241 09/04/14 00:05
ななこ ( ♀ 6jj9h )

>> 240 アユミ『なんか…疲れた~😊』
仰向けになり真っ青な空を見上げた。

雅也も『う~ん…』と仰向けになり目を閉じて『ちょっと休憩だな…一気に本読んだり疲れる事は妊婦には良くないんだ…さっき赤ちゃん雑誌で見た…よし⤴飯にしようっ😉』

とまた雅也は車に戻り、ピクニック用のプラスチックテーブルを出して来た。

二人で小さな食卓を誰も居ない広々とした原っぱで作った。

買って来たドリンクやハンバーガー、雅也のお母さんが持たせてくれたタッパーにはイチゴやオレンジやブドウが入っていた。

アユミ『なんか…凄いご馳走だね⤴😉場所も最高だし😊』

雅也『ここは原っぱだけで他は何もないからな…ゆっくりするには良いけど、あんまり人が来ないんだよな💦』
アユミ『凄い嬉しいよ…悪阻もないしっ⤴いっただきまぁ~す😁』

No.242 09/04/14 00:10
ななこ ( ♀ 6jj9h )

>> 241 雅也『おっ⤴いいねぇ😃食え食え⤴』

二人は真っ青な空の下…たまに心地好いそよ風が吹いて…本当に幸せだった。

アユミはこの時ほどハンバーガーがご馳走に思えた事はないらしい…

No.243 09/04/14 00:35
ななこ ( ♀ 6jj9h )

>> 242 ハンバーガーとポテトと果物…普段なら15分もあれば食べ終わるだろう…でも気が付けば食べ始めてから1時間が経っていた…。

雅也『う~ん喰った~😃』

アユミ『お腹いっぱい❤こんなにゆっくり食べたのって初めてかも…』
雅也『俺も…でもいいな⤴ゆっくり食事するって…😃結婚してからも食事はゆっくり食べるようにしたいな…』
アユミ『そうだね…外人さんみたいね…』

雅也『どこの国❓』

アユミ『忘れた…💦』

No.244 09/04/14 01:13
ななこ ( ♀ 6jj9h )

>> 243 …少し沈黙になったが…二人で吹き出した…
アユミ『知らないのに言ってゴメン💦次はインテリア雑誌見ようかぁ⤴』

と誤魔化してまた雅也と雑誌を見た。
二人でリビングは…こう。寝室は…と話していた。

アユミ『ちょっと休憩…』

雅也『色々考えるのも楽しいけど疲れるな😊少し休んだら帰ろうか❓また来ようね😉』

二人で仰向けになり少しの間、目を閉じた…

No.245 09/04/14 01:23
ななこ ( ♀ 6jj9h )

>> 244 『あっ‼‼』
急に雅也が叫んだ。

アユミ『キャッ💦びっくりした~😥』

雅也『ゴメン💦ゴメン💦アユミの妊婦服も買わなきゃ😲』

アユミ『妊婦服って😂マタニティードレスね💦』

雅也『それそれ💦デパート行って買おうよ😉疲れたか❓』

アユミ『疲れなんて吹っ飛んだよ⤴じゃあデパートでドーナツ買う❤』

雅也『ど~ぞ💦じゃ行くか⤴』

二人でデパートに行き初めてマタニティーファッションコーナーに向かった。

No.246 09/05/11 22:39
ななこ ( ♀ 6jj9h )

>> 245 マタニティー用の洋服売り場には、アユミよりもお腹の出た妊婦さんや、お産の準備用品を買いに来ている人達で溢れていた。

今日はセールをしているらしい…

アユミ『今日来て良かった⤴』

雅也『お前…疲れただろう❓大丈夫か❓』

アユミ『ちょっとお腹が張ってる感じ…』

雅也『早く買ってドーナツ買って帰るぞ😃』
アユミ『は~い⤴』

アユミは可愛い感じのワンピースと妊婦用ジーパン…後は赤ちゃんの小さな靴を買った。
雅也『可愛いなぁ😃早く会いたい…』

アユミは本当に幸せだと感じた。

No.247 09/05/11 22:49
ななこ ( ♀ 6jj9h )

>> 246 買い物が終わりドーナツを買いに行く途中…
本当にお腹が張って痛くなって来た。

その事を雅也に話すと『車に乗ってな…ドーナツは俺が買いに行って来るから⤴』

とアユミは先に車に戻った。

車の中でお腹をさすり、足をさすりしていると…デパートの前では女子高生が楽しそうに話したり、はしゃいだりしていた。

【楽しそうに…キラキラしてる…】

今のアユミは幸せ過ぎる位幸せだが、体の自由があまり利かないせいか、たまに自分にイライラしたりもした。
この時のアユミも…無い物ねだりで、年頃が近い子が楽しそうにキラキラしているのを見るのが少し辛かった。

No.248 09/05/11 23:01
ななこ ( ♀ 6jj9h )

>> 247 女子高生達は彼氏の話しをしたり…
これから⭕⭕の家に行く~❓その前に⭕⭕行く~❓と自由に楽しそうに話していた。

その内、キャッキャ🎵キャッキャ🎵と居なくなった。

【雅也…遅いなぁ…】
と思いながらもアユミは楽しそうにしている子達が気になった…
【あたしは妊婦…赤ちゃんが一緒だから自由には出来ない…赤ちゃんを守れるのは私だけ…私だけ…】

妊婦で少し情緒不安定なせいか、涙が止まらない…

【私は…ママ…強くならなきゃいけない…自由をなくすのはわかっていた…雅也…雅也だって頑張ってるのに…何で私が悔しがるの❓赤ちゃんに悪いよ…ママなんだから…ママなんだから…】

色んな事を考えながら泣いていると雅也が車に乗って来た…

No.249 09/05/11 23:17
ななこ ( ♀ 6jj9h )

>> 248 泣いて居るアユミを見て雅也はビックリしていた…

雅也『お腹痛いか❓大丈夫か❓』

アユミ『ゴメンね…雅也…大丈夫だよ…ぅえ~ん💦』


雅也『大丈夫か⁉直ぐに家に帰るから…待たせてゴメンなっ💦アユミの好きなドーナツが売り切れてたから作ってくれるのを待ってたんだ💦ゴメンな💦』

アユミ『違うの…違うの…なんか…辛くなって…』

雅也『妊婦は大変だな…疲れたからだよ…大丈夫だから…』


雅也は家に着くまで、大丈夫…大丈夫…と声を掛けてくれた。

家に着くと雅也の母が『お帰り~⤴』

と出てきた。

泣いているアユミを見て雅也を睨んだ…

雅也『ん❓…違う💦俺じゃない💦違うぞ…』
アユミはそんな雅也を見て笑ってしまった。

No.250 09/05/12 22:21
ななこ ( ♀ 6jj9h )

>> 249 雅也『俺が泣かせるわけないだろ…』

アユミ『お母さん…雅也じゃないです。私が不安定で…』

雅也の母『不安定かぁ…疲れたんだね。ゆっくり休みなさい…休むのが1番の薬だから😉』

アユミ『ありがとう…お母さん…果物、スゴく美味しかった⤴』


雅也の部屋に着きベッドに横になった。

すると雅也も隣に寝転びアユミのお腹をさすった。

雅也『動き過ぎたかな…アユミ…なんか悩んでいるのか❓話してスッキリしなよ⤴』

雅也に優しい言葉を掛けてもらって嬉しかったが横になったとたん睡魔が襲って来ていた。

アユミ『少し…休む…ゴメン…』

No.251 09/05/12 23:01
ななこ ( ♀ 6jj9h )

>> 250 お腹を温めて2時間位寝て起きた…

雅也はまだ隣で寝ていた。

アユミは雅也の優しい顔を見てまた涙が出た…

【ゴメンね…雅也…ゴメンね…赤ちゃん…悔しい…自分が嫌い…雅也は優しいのに…赤ちゃんは私を選らんでくれたのに…私は…私は…何を望んでいるの❓本当は産みたくないの❓自由になりたいの❓嫌だ…嫌だ…こんな自分はダメ💦赤ちゃん…雅也…】

しばらくアユミは自分と葛藤していた。

【疲れた…答えが出ない…❓出てる❓…出てない‼ダメ‼しっかりして‼自分‼】

アユミは泣き疲れてまた目を閉じた。

No.252 09/05/12 23:42
ななこ ( ♀ 6jj9h )

>> 251 アユミ…

アユミ…

雅也が呼んでいた。

アユミ『ゴメン…寝過ぎた…』

雅也『大丈夫か❓だいぶ疲れてるな…心も疲れてんだろ❓何を望んでるの❓どした❓』

アユミ『…ゴメン…』
雅也は少し困った顔をしながら『ゴメンじゃ分からないよ…何を悩んでる❓言ってくれよ…』

アユミ『……ゴメン…上手く言葉に出来ない…』

雅也は更に困った顔をしてアユミの手を握りしめて『俺達は夫婦になるんだぞ…何でも話さないと…』

アユミ『…明日、話すから…今日は頭を冷やすから…』

雅也『アユミ…お前…わかんねぇよ…俺が悪いなら言えよ‼俺には何も出来ないのかよ‼』

アユミ『……』

No.253 09/05/12 23:58
ななこ ( ♀ 6jj9h )

>> 252 雅也は本当に一生懸命アユミに気を使い、いたわっていた…

それでも雅也もまだ若い…雅也も知らず知らずにストレスが溜まっていた…


アユミ『今、話したところでケンカになる…少し、実家に帰らせて…お願い…します。』
雅也『勝手にしろ…でも1週間が限度だ…』

アユミ『十分だよ…雅也も少し羽を伸ばして…』

そう雅也に告げてアユミはタクシーで実家に帰った。

No.254 09/05/13 22:11
ななこ ( ♀ 6jj9h )

>> 253 実家に付くとリビングに灯りがついていた。
アユミ『ただいま…』

アユミの声を聞きつけ母親が飛び出てきた。
母親『あれ❓どうした❓ケンカしたの❓』

アユミ『違う…』

母親『とりあえず入りなさい…お父さんは今日は飲み会で遅くなるから…』

アユミ『…』
【良かった…】

母親『疲れた❓』

母はアユミの心を見透かしたように聞いてきた。

アユミ『どうしよう…私…自分が…わかんないんだ。』

母『なんで❓』

アユミ『赤ちゃんは大切だし…早く会いたい。雅也も優しいし…雅也の両親も優しいじゃん…』

話しの途中で電話がなった。

母親が電話に出た…

【誰かな…お父さんかな…】

No.255 09/05/13 22:38
ななこ ( ♀ 6jj9h )

>> 254 母親『あらぁ…お久しぶりね…丁度アユミが帰って来たのよ⤴うん…うん…代わるね😉』
アユミ…電話…


えっ❓誰…

アユミが電話の前に着いた時。

紀香ちゃんよ…

【え…💦出ないとまずいよね…】

アユミ『お母さん…二階で…子機で話すから内線して…』

アユミは重い足取りで部屋に向かった。


アユミ『もしもし…』
紀香『アユミちゃん~⤴元気~⤴😁順調~❓』

アユミ『紀香さん…お久しぶりです…はい…元気です…飲んでますか❓』

No.256 09/05/20 22:18
ななこ ( ♀ 6jj9h )

>> 255 紀香『飲んでるよ~⤴来る~❓あっ、具合悪くなったらマズイからダメだ💦来月のデザイナーズカップ見に来てね⤴あのヘアースタジオ⭕⭕の人が審査員で来るんだよ😲』

【え゛~‼会いたい…】

アユミ『本当ですか⤴‼』

紀香『他にも色々と有名店の方が来るからアユミちゃんも見に来てね⤴😃』

アユミ『わかりました‼絶対に行きます⤴』
久しぶりにワクワクする自分が居た…

でも…

アユミが舞台に立って技術を競いあう事は出来ない…

結局…

結局…

物足りない…

No.257 09/05/20 22:31
ななこ ( ♀ 6jj9h )

>> 256 【雅也…赤ちゃん…私は…どうして❓…こんなにワガママなの💦雅也と結婚して…赤ちゃんも居て、この上ない幸せのはずなのに…どうして私は……】


アユミは1人で何時間も部屋に居たので、母親が心配になりアユミの部屋に来た。

母『どした❓』

アユミ『私さ…幸せ過ぎなのに、紀香さんや自由な同年代の子が羨ましくて仕方ない…みんな…キラキラ輝いて羨ましい😢』

母はしばらく黙って居た。

少し沈黙が続いた。


すると母は言った…

No.258 09/05/20 22:39
ななこ ( ♀ 6jj9h )

>> 257 母『アユミ…、同年代の子は、ゆっくりと大人になるんだよ…。高校時代があって、友達と遊んで、色々な人とお付き合いして、働いて…。でもアユミは、高校時代もなく働いて、結婚相手がすぐ見つかって赤ちゃん出来て…だから頭がついて行かないんだよ、あまりにも経験不足で、それをしている人が羨ましくて、楽しそうに見えてるんだよね。キツい事を言わせて貰うと、自分で選んだ人生で赤ちゃんを巻き沿いにして悔やむなんて親に成りきれてなさ過ぎ‼どう❓』

アユミは何も言い返せなかった。

No.259 09/05/20 23:22
ななこ ( ♀ 6jj9h )

>> 258 アユミはただ…涙が出た。

母は続けて言った。
『アユミ…あんたは中途半端だから、おもいっきり何かをしてる人を見て羨ましく思うのよ…だから、あなたが選んだ人生、これから決める人生をおもいっきりしなさい。アユミを見て羨ましく思う人が出来る様に。雅也くんは良いお手本じゃない❓紀香さんが羨ましいなら、赤ちゃんが保育園に行ってからでもまだ追いかけられるでしょ❓今、全てを望んでも体は1つなんだからね😊』

全てを言い終わると母はリビングに戻った。
アユミは母の言葉の1つ1つが頭の中を駆け巡って…

少しづつ落ち着いて来た。

No.260 09/05/21 00:12
ななこ ( ♀ 6jj9h )

>> 259 アユミもリビングへと向かった。

母『大丈夫❓ご飯食べて元気出しますかぁ❓』
と冗談っぽく言った。
アユミ『お母さんの唐揚げが食べたい⤴』

母『良いよっ😊じゃあ…今夜は雅也くんも呼んでみんなで食べよう』


アユミ『うん😊』


アユミは雅也に電話をし、自分がしっかりしていなかった事、母に叱られた事を話した。

雅也は穏やかな雅也に戻っていた。

雅也『唐揚げ楽しみ⤴』

と嬉しそうだった。

No.261 09/05/21 00:23
ななこ ( ♀ 6jj9h )

>> 260 夜になり雅也はが来た。

雅也は母からです…
と手作りのアップルパイを持って来た。

👩母『わぁー⤴凄い‼私、アップルパイ大好き😊』
と喜んでいた。

こうしてアユミと👩母と雅也での食事が始まった。

👩母『雅也くん…ゴメンね。アユミは雅也くんと違ってまだ子供なのよ💦でも親になる以上はアユミも頑張るはずだから、今回の事は許してね💦』

雅也『いえ…自分がアユミを安心させてなかったのかも知れません…スミマセンでした。』

アユミ『違う…ゴメンね。』

と言うと、雅也はおもむろに紙を出した。

アパート情報だった。

No.262 09/05/28 23:32
ななこ ( ♀ 6jj9h )

>> 261 雅也が見つけて来たアパートはどれも可愛い感じのアパートだった。2DKで家賃は6万位…。
少し高いけど雅也は新居だから頑張ると言っていた。

アユミの母も年よりもしっかりした雅也を本当に感心していた。

アユミも少し落ち着いた…

そして雅也とも仲直りをして、しばらくは雅也の家とアユミの家を行ったり来たりする生活をしていた。

No.263 09/05/28 23:40
ななこ ( ♀ 6jj9h )

そして遂に紀香が出るデザイナーズカップ当日。

会場内はカッコ良くオシャレした美容師達で溢れ反っていた。

アユミを1人で行かせる事を心配して雅也も一緒に会場に入っていた。

雅也もまた美容師達に圧倒されていた…

No.264 09/05/29 00:30
ななこ ( ♀ 6jj9h )

>> 263 雅也『すげぇんだな…』

アユミは黙って頷いた。

すると前から紀香と駿が手を振りながら出て来た。


紀香『来てくれてありがとう⤴超~緊張する~💦』

アユミ『頑張って下さい…』

雅也『頑張って⤴』

駿『俺…モデルなんて初めてだから…俺まで緊張してるよ💦』

紀香『教えた通りに動いてね⤴』

【楽しそう…私も雅也をモデルにしてカットしたいな…】

ワクワクした紀香の顔を見てアユミの美容師に対する憧れがさらに強くなった。

【赤ちゃん産んだら絶対に復帰してやる⤴】

No.265 09/05/29 00:38
ななこ ( ♀ 6jj9h )

>> 264 紀香がエントリーしたメンズカットが始まった。

軽快なBGM…

靴の音…

ハサミの音…

審査員の見る目…

アユミも雅也も身を乗り出して見いっていた。

有名美容室の先生が紀香を見ていた…

が…直ぐに他の美容師の作品を見に移った。
紀香は笑顔でカットをしていた…

カットが終わりブローに入ってワックスやスプレーで形を作って競技は終了…

モデル達は審査員の前、観客の前を歩きヘアスタイルのコンセプトをアピールしながら歩く…

そして終了…

No.266 09/05/29 00:48
ななこ ( ♀ 6jj9h )

>> 265 紀香と駿はまだ興奮冷め遣らぬ感じで話しをしていた。

駿『雅也…俺どうだった⁉カッコ良く歩けたかな⁉』

雅也『おう⤴様になってたぞ😁』

紀香『あ~⤴緊張したぁ⤴でも楽しかった‼ありがとう駿‼』

他の参加者もみなこんな感じだった…

そして結果発表…







紀香は入賞しなかった…

悔しくて泣き崩れる紀香…

やりきれない感じでうつ向く駿…

アユミ『紀香さん‼カッコ良かったですよ‼駿くんも‼』

二人を慰め様と言葉を掛けた…

駿『アユミ…ありがとうな…紀香…また出ようぜ⤴』

紀香は悔し泣きしながら頷いた。

紀香『アユミちゃん、いつか一緒に出ようね⤴』

アユミ『絶対に出ます⤴待ってて下さい😉』

No.267 09/05/29 00:53
ななこ ( ♀ 6jj9h )

>> 266 アユミは絶対に雅也をモデルにして出場しようと思った。




そして…しばらくしてアパートを決めた。

引っ越しは来月…

それまでに必要な荷物をまとめたり、新しい家具を予約したりと忙しい日々が続いた。
そして雅也が風邪を引いた。

雅也は薬を飲めないアユミに移ったら困ると言ってしばらくはお互いの実家に居ようと決めた。

No.268 09/05/29 01:03
ななこ ( ♀ 6jj9h )

>> 267 3日後には雅也も熱が下がっていた。

ただ咳がまだ出るからと、会えない日々は続いた。


そして不幸は始まった…

雅也からの電話で…


雅也『親父が亡くなったよ…』

アユミは急な事でビックリし過ぎて、やっと出た言葉が『どうして…』

雅也『今…親父が起きて来ないから部屋に行ったら…冷たくなってたよ…母さんが起きた時には気が付かなかったらしい…アユミ…これるか❓』

アユミ『もちろんだよ‼待っててお父さんにも一緒に行って貰うから…』

アユミは両親に泣きながら、雅也の父親が突然亡くなった事を伝えた。

両親は直ぐに支度を始めてアユミと一緒に雅也の家に向かった。

No.269 09/05/29 01:13
ななこ ( ♀ 6jj9h )

>> 268 雅也の家に着くと、続々と親戚が集まって来た。

結婚式で初めまして…になる予定だった人達とこんな形で挨拶をする事になりアユミも雅也の親戚も本当に切なかった…

医師に来てもらい死亡診断書を書いて貰い、葬儀屋に電話をして…雅也の父親の葬儀の打ち合わせが始まった。

雅也の母親は急に旦那に先立たれたショックで方針状態だった。


集まった親戚はまた葬儀の時に来るからと帰って行ってしまったから葬儀の打ち合わせは雅也とアユミとアユミの両親とで話しを進めた。

打ち合わせには半日かかった。

雅也の母親はひたすらアユミやアユミの両親に『スミマセン…スミマセン…』と謝っていた。

No.270 09/05/29 01:24
ななこ ( ♀ 6jj9h )

>> 269 アユミの母親は『お母さん…急にお父さん居なくなったら私でも、貴女みたいになるわ…気にしないで…私達に甘えて下さい…大丈夫だからね😉大丈夫よ…』

と一生懸命、雅也の母親を落ち着かせようとしてくれた。

雅也『お父さん、お母さん…本当に感心してます。』

アユミの父親『雅也くん…出来るだけお母さんの側に居なさい…』
雅也は涙を流して『ありがとうございます…』
と号泣した。

こんなに泣き崩れる雅也は初めて…

アユミは黙って雅也を抱きしめた。

アユミの母親『雅也くん…辛いね…でも皆で乗り越えてお父さんに安心して天国に行って貰いましょうね…』

No.271 09/05/29 01:31
ななこ ( ♀ 6jj9h )

>> 270 通夜当日


雅也の親戚は頼んだ事はしてくれたがあまり気を回したりはしてくれなかった。

細かい事やお金の事は全て雅也とアユミの両親に任された。

アユミの両親は特に文句を言うわけでもなく雅也と雅也の母親の為に一生懸命、式を無事に終わらせてくれた。

雅也の母親は塞ぎ込んだままになってしまった。

あんなに明るかったお母さんの面影は跡形もなく消えていた。

No.272 09/05/29 01:35
ななこ ( ♀ 6jj9h )

>> 271 葬儀が終わってからは雅也の家で暮らした。
塞ぎ込んだままの雅也の母親を置いてアユミの家には泊まりに行けなかった。

アユミの家で泊まる時は雅也は実家に帰ってアユミだけが残った。

しばらくして雅也がアユミの家に来た時の事…
まさかの言葉…

No.273 09/05/29 01:47
ななこ ( ♀ 6jj9h )

>> 272 雅也『アユミ…そしてお父さん…お母さん…申し訳ないのですが…アパートを借りて二人で住む件は見送らせて頂きたいです…母親が…落ち着くまで…待って貰いたいのです…』

確かに今は、雅也の母親を1人にするのは心配だ…
でも近い距離なのだから…

アユミは言葉が出なかった。

アユミの母親『そう…でも距離は近いし…アユミもお腹に赤ちゃん居るし…私もお母さんの様子を見に行くから…』

アユミの母親は雅也を説得しようとしていたが…雅也は母親の側にいると考えを変えない様子だ。

No.274 09/05/29 08:44
ななこ ( ♀ 6jj9h )

>> 273 アユミは雅也のお母さんには良くしてもらっていたから、見送るなら仕方ないと雅也に任せる事にした。

雅也は泣きながら『ありがとう』と言った。
そして雅也の家での同居が始まった。

雅也のお母さんはアノ日から口数が激減して部屋にこもる様になっていた。

アユミは少しでも元気付けようと一生懸命、話し掛けた。

アユミ『お母さん…買い物行きませんか❓』

雅也の母親『…ごめんなさい…ごめんなさいね…』

アユミ『…お母さん…わかった⤴大丈夫⤴行って来ます😃』

しばらくこんな感じで毎日が過ぎた。

そしてある日…雅也から思いもよらない言葉が…

No.275 09/06/04 23:59
ななこ ( ♀ 6jj9h )

>> 274 雅也『アユミ…母さんはまだ立ち直れないんだよ…わかるか❓』

アユミ『わかるよ💦………ってわかってるに決まってるじゃん➰』

雅也『💦あっ…そうだよな…いや…その…』
アユミ『なんなの❓失礼な言い方じゃない❓』
アユミは雅也の言葉が面白くなく噛みついた…

雅也はオドオドしながらしばらく黙っていた。

アユミ『私がお母さんに、まだ立ち直れないんですか~❓って言ったっていうの❓』

雅也『違うよ💦ただ母さんがアユミが外に出ましょうってシツコイから、立ち直れないのを責められてるみたいだって…』

アユミ『…で❓雅也は何て言ったの❓』

No.276 09/06/05 00:21
ななこ ( ♀ 6jj9h )

>> 275 雅也『…母さんには…アユミには言っておくと言ったよ…』

アユミ『そう…確かに元気になって欲しくて買い物に行きませんか❓とは声を掛けたけど…まだ立ち直れないのかみたいな事は思ってもいなかったし…思う訳もないよね❓雅也は私の事をそんな風に見えてたんだね…』

アユミは凄くショックを受けて泣く事しか出来なかった…

雅也もフォローをしていたが、ショックが大き過ぎて雅也の言葉は耳に入らなかった…

しばらく泣き続けたらお腹が張って苦しくなってきた…
アユミ『お腹痛い…痛いよ…』

No.277 09/06/05 00:27
ななこ ( ♀ 6jj9h )

>> 276 痛がるアユミを見てもオドオドする雅也…

雅也もまだ若いから…当たり前だったかも知れない…

でもアユミには雅也が初めて小さく見えた。
【だらしない男…私が赤ちゃんを守る…】

アユミ『オドオドされても私まで不安になるよ💦放っておいて…顔見せないで‼』

そのままアユミは横になり寝てしまった。

気が付くと部屋の電気は消えていた。

時間は12時…

雅也が居ない…


【あれ❓お風呂かな❓リビングかな…】

お腹の張りは治まったがダルさが残っていてまた横になっているうちに寝てしまっていた。

No.278 09/06/05 00:34
ななこ ( ♀ 6jj9h )

>> 277 また気が付くと…

雅也が居ない…

3時…

すっかりダルさも取れてトイレに行く為に階段を降りた。



雅也は玄関で寝ていた…


【はぁ❓】

アユミ『雅也‼雅也‼』と雅也を揺すると…
雅也『あ~…揺するな…気持ち悪い…』

とトイレへ直行して吐いていた。

アユミはまたパニックになりそうだった…

自分が辛い時に雅也は飲みに行っていた…

しかも泥酔…


【いい加減にしてよ…】

No.279 09/06/17 23:17
ななこ ( ♀ 6jj9h )

🙇読んで頂いている方へ🙇

大変申し訳ありませんが私の体調が良くないため、不本意ではありますがリタイアさせて頂きます😢

今まで応援して頂いてありがとうございました🙇🙇

No.280 09/06/18 00:36
ぽんかん ( ♀ 1Z4Xh )

>> 279 お疲れ様です🙇
体は、大丈夫ですか⁉
また元気になって💪楽しませて下さいね😊
ゆったりと静養を…💝
ご苦労様でした😃

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