注目の話題: 彼氏にカマかけたらクロ　別れるべきか; おばさんイジリされる職場; 妻の過去について

怪盗シャドーと怪盗ムーン

レス3 HIT数 748 あ+ あ-

自由人
17/10/29 20:54(更新日時)

突然の雨。大学に上がったばかりの女性、月野影楼は雨宿りの為、とある空き民家に入って行った。

「ふわぁ…傘とか持って来れば良かった……ちょっとここで雨宿り♪」

しかし、空き民家だと思っていた家はとある怪盗のアジトだという事を彼女はまだ知らなかった。
突然彼女に睡魔が襲い掛かる。

「え……何か、眠く…………………」

眠ってしまった彼女の元に近づく一人の男。

「……………侵入者、排除しないと…でも…こんな綺麗な娘、排除は可哀想だ……」

彼こそが怪盗、その名はシャドー。
彼は彼女を担いで寝室に入って行った………

これは他人を信用出来なくなった一人の怪盗と、彼を支え続ける一人の女性の物語。

タグ

No.2554417　17/10/29 08:39(スレ作成日時)

ウォッチリストに追加

引っ越しの退去費用が安くなる可能性があります！

No.1 17/10/29 09:03
自由人0

キャラ設定。

キャラ１
名前　聖神影
読み　ひじりみかげ
性別　男
年齢　 20歳(大学２年)　
容姿　紺色のブレザー。茶髪、黒い瞳。手首が傷だらけ。
性格　寂しがり屋。人間不信。
備考　昼間は普通の学生。夜は怪盗。茶色の狐面と茶色のカッターナイフがトレードマーク。本当は超インドア派で休みの日は一切外に出ない程。休日の過ごし方はゲームとパソコンらしい。最近、怪盗としての実力に自信が無く、自傷行為を繰り返すようになった。クラスでは嫌われ者。ちょっと常識が欠けている。仕事中はいつも狐面を被るので素顔は見えない。

キャラ２
名前　月野影楼
読み　つきのかげろう
性別　女
年齢　 19歳(大学１年)　
容姿　胸まで伸びた黒い髪を後ろで１つに束ねている。瞳は茶色。制服は割と着崩さない。
性格　明るく元気。家事が得意。
備考　雨宿りの為に入った民家がシャドーのアジトで、シャドーの素顔を見た為半ば強引に怪盗に入れられた。白い狐面がトレードマークになる。休みの日は外に出て買い物したり運動したりするのが好き。親に暴力を受けているため、暴力をされたり、暴力を受けている人を見るのが苦手。実は神影と通っている大学が一緒。常識が欠けている彼に常識を教えている。

No.2 17/10/29 11:26
自由人0

第１話、ファーストコンタクト
影楼side

「……………ん…ここは……？」

長い間眠っていたらしい。目を覚ますとベッドの上だった。

「………やっと起きた？」

逆さまに映る男の姿。

「あの、勝手に入ってごめんなさい。雨宿りしようと思っただけで………」

「そっか。突然の雨だったからね。まだ雨降ってるから、ここで休むと良いよ。」

そう言ってその男は温かい飲み物を出してくれた。
なぁんだ。人居たし怖いと思ったけど、案外良い人そう。
そう思って飲み物を口に入れた。
すると……………

「家に帰るの嫌なら、ずっとここに居ればいいよ。その飲み物飲んだら、もう此処から逃げられないから。それに僕の素顔も見た。黙って帰す訳には行かないね…………」

その男の顔に影がかかる。
怖い。この人も私に暴力を振るうの？

「何か勘違いしてない？僕はいじめるつもりないよ。ねぇ、君の名前は？」

男に名前を聞かれ、私は本名を言ってしまった。

「月野影楼です…」

何で、何で…本当の名前言っちゃったんだろう…。

「じゃあ、君は今から怪盗ムーンとして、一緒に活動してもらう。」

「はい…………」

返事をしてしまった。
もう、逃げる事は出来ない。

そこから私は、彼の心の傷を知る事になる。

No.3 17/10/29 20:54
自由人0

第２話、あいつの気持ち
神影side

雨も上がって、何もせずに帰してあげた。
怖かった。僕を捕まえようとする奴はいっぱい居る。
あいつもその内の一人かもしれない。

「明日、あいつが来たら…どうしよう。殺すか、でも…怖い…………。」

そう思うと、いつの間にか僕の手にはカッターナイフが握られていた。

「……………あいつは、僕をどう思ってるんだろう…。」

あいつの事が気になって仕方がない。
明日、あいつを探しに行くか。

「月野影楼……僕の傷を癒してくれないか…。」

そう思いながら、眠りについた。