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コスモスの行方

24レス2125 Hit
  • ライター(♀匿名)
  • 17/04/20 00:35(最終更新日時)
  • タグ 人生 障害

私は耳に障害があるから聞こえが悪い

厄介な事に全く聴こえないわけでもない故に誤解されやすい

補聴器を着ければ普通の会話が出来るがへたをすると隣の人の話がよく解らない事がある

今も普通の会社で働いています。たくさんのストレスを抱えながら

そんな私の話です

17/04/16 02:42(スレ作成日時) [RSS]

  • No: 15名無し15(匿名)更新時刻17/04/17 05:16

    うんうん、それから?

  • No: 16ライター(♀匿名)スレ主更新時刻17/04/17 12:36

    それから数日が過ぎたある日また会社の人事に来るように言われた



    人事の担当の人は「事情はよく解った」と言いながら手元の書類に目を通していた





    何気なく書類がチラッと見えた。そこには**調査証みたいな文字が見えた



    家の事情を調べたのだろうか、、





    「しかし普通はお母さんがお父さんの面倒を見るものだと思うがね」




    「そうですね。でも母は今の会社に勤めて長いし直ぐにはやめられないと言う事で、、」




    「そういう事なら仕方がないね。こちらの方で後の手続きはやっておくから」




    「申し訳ありません。よろしくお願いいたします」







    複雑な思いを抱えながら私は部屋を出た

  • No: 17ライター(♀匿名)スレ主更新時刻17/04/17 21:53

    それからしばらくして私は会社を辞めた。



    周りの人達に挨拶をしたのかどうか何故かその辺りの記憶が全くと言っていいほど思い出せない。




    父や母に会社を辞めた事を話したが隣人の会社に面接に行くと言ったせいか特に何も言われなかった。




    もっとも父も母も自分の事で精一杯だったのだろう。






    隣の家の係長さんの会社の面接当日になった。




    受付で面接に来た事を告げると暫く待たされた。





    ドアをノックする音に慌てて席を立つと「掛けて下さい。」と言われた




    「A係長から紹介があったコスモスさんですね?」「はい」私は緊張しながら答えた




    履歴書を見ながら前の会社をどうして辞めたのか、どんな仕事をしていたのかいろいろ聞かれた




    「結果はまた連絡いたします。今日はこれで結構です。」








  • No: 18ライター(♀匿名)スレ主更新時刻17/04/18 07:16

    それから3日ほどして『採用』通知が来た。




    「やったー!」




    私は素直に嬉しかった。とにかく頑張ろうと思った




    隣にも報告に行ったら「心配してたのよ良かったわね」と喜んでくれた。




    初出勤の日が来た。久しぶりに緊張していた。




    職場に連れていかれて自己紹介をして「宜しくお願いします」と頭を下げると皆も頭をさげてくれた






    同じ職場には私と年が近い若い人が多かった








    1週間もするとどこから来たの?から始まりいろいろ話をするようになり仕事にも慣れてきた







    会社には自転車で通勤していた。遅刻しそうになると隣の係長に乗せて貰って行ったりした





    お昼は一緒に社食で食べに行く同僚も出来た





    職場の結束が固く皆仲が良くて楽しく仕事が出来た。毎日が楽しかった




    仕事を変わって良かったと思った

  • No: 19ライター(♀匿名)スレ主更新時刻17/04/18 12:36

    それから1年が過ぎた頃だったろうか



    私は仕事でミスをした。元気がない私に佐藤さんが気にする事はないよ!これから気をつけてやるんだよ!と気づかってくれた




    佐藤さんは私の事をKちゃんと呼んでいた。知らず知らずのうちに周りの人達もKちゃんと呼ぶようになった




    会社にはいろんな行事があった。運動会、花火大会さすが大企業は違うなと思った。




    会社の皆でみかん狩りに行く事になった




    車を持っていない私は佐藤さんの車に乗せて貰う事になった




    佐藤さんは子供を連れて来ていた。「よろしくね!」と言うと恥ずかしそうにしていた。

  • No: 20ライター(♀匿名)スレ主更新時刻17/04/18 18:29

    みかん狩りではなくてぶどう狩りだった(._.)




    佐藤さんの子供は女の子でみいちゃんと言った。3才だった。佐藤さんが取ったぶどうを持ってはキャーキャー言いながらみんなの間をあちこち走っていた




    その姿が可愛くて皆でニコニコ見つめていた




    3時ぐらいになるとみんな帰り支度を始めたので私も職場の同僚とぶどうを3、4房持っては帰る事にした




    帰りもまた佐藤さんが送ってくれた。車を降りる時に「ありがとうございました。みいちゃんバイバイ!」と言うとバイバイと可愛らしく手を振った




    それからは残業になるとたまに佐藤さんが送ってくれるようになった





    私はいつの間にか佐藤さんの事を意識し始めていた。

  • No: 21ライター(♀匿名)スレ主更新時刻17/04/18 19:12

    佐藤さんは仕事中に隣になると「Kちゃん、綺麗だね!」とか「可愛いね!」とたまに言ってきた





    「またー子供だと思って」と私は返していた






    その年の忘年会の帰り佐藤さんに同僚と送って貰う事になった





    同僚が先に降りると佐藤さんは黙ったままだった





    「Kちゃん少しドライブしようか、、」





    佐藤さんはそういって車を走らせた





    カーステレオから静かに音楽が流れていた





    そして駐車場に車を止めると肩に手を回してキスをしてきた





    私は佐藤さんに抱きついた





    すると胸のボタンを外そうとしてきた




    私は「ダメ!」




    と言うと手を放して運転席のシートにもたれた





    そして静かに煙草に火をつけた





  • No: 22ライター(♀匿名)スレ主更新時刻17/04/18 22:53

    沈黙だけが過ぎて行った




    「帰ろうか?」




    「、、、」






    佐藤さんは静かに車を走らせた





    そして私の家に着いた





    「ありがとうございました。おやすみなさい」





    佐藤さんは笑顔で「おやすみ!」と言った





    私はテールランプが見えなくなるまで佐藤さんの車を見送っていた





    職場には若い人が多かった。綺麗な女の子は若くても結婚しているか彼氏がいたりした





    寮に入っている同僚は門限が厳し過ぎるとよくこぼしていた





    職場では佐藤さんとは相変わらずに軽口をたたいては日が過ぎて行った





    そんな頃社食に一緒に行く同僚から焼入れの人がコスモスと話がしたいと言ってるよ





    と言われた、「ふーん誰だろう?」





    次の日お昼休みに言われた場所に行くと男の人が立っていた



  • No: 23ライター(♀匿名)スレ主更新時刻17/04/18 23:30

    見た事がない人だった同じ会社なのに





    「あの、、」





    「来てくれてありがとう、名前はコスモスって言うんだね」




    「社食でいつも見てた、、」




    「え、、」




    「その、、社食でコスモスさんの事いつも見てた」





    「今、好きな人いるの?」





    佐藤さんの顔がチラッと浮かんだ





    「特にいないけど、、」





    「オレと付き合ってくれない?」





    (顔を見ると優しそうだし)




    「うん、いいわ」





    「じゃあ電話番号教えてよ。電話するから」






    当時は今みたいな便利な携帯電話なんてなかった





    「もう時間がないから行くわ!オレは松本って言うんだ」





    あっけに取られた私をおいてその人は去って行った





    いつから私を見ていたんだろう






    私の恋はここから始まった

  • No: 24ライター(♀匿名)スレ主更新時刻17/04/20 00:35

    次の日、夜8時過ぎぐらいだったと思う家の電話が鳴った



    慌てて私は電話を取った




    「もしもしKです!」




    「もしもし、Kさんですか?松本ですけど」





    「はい、私です、、」




    「もうご飯済んだの?少し話してもいいかな?」




    「はい、大丈夫です、、」




    「よろしくお願いします。嫌になったら言っていいからね」




    「嫌だなんて、、そんな事ないです。ただ驚いてるだけです。」





    「オレは寮に入っているから長電話は出来ないけどね」




    「そうなんですか?知らなかったです」




    「他の奴等も電話の取り合いしとるし、まあこれは冗談だけど」




    「あはは、そうなんだ大変なんだね」




    15分ぐらい話をしていたら




    「もうそろそろ切るわ!また電話するわ!じゃあね」




    「はーい、待ってます。おやすみなさい」




    「おやすみ!」






    もっと話がしたかった




    寮の電話番号聞いてなかった事に気がついた

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