ランジェリーになったオトコ❤
この物語は一日一回、女性用下着つまりはランジェリーになる能力を身につけたとある男の物語である。
女性用下着であればパンティ、ショーツ、スキャンティ、ガードル、ブラジャー、ボディスーツ、キャミソール、スリップ、ガーターベルト、ストッキングなど何にでも変身が可能。
また変身だけでなく身につけられることで吐息をかけたり男性器を疑似的に出すことで挿入は可能である(ただしパンティなどに限る)。
さて、今日はどんな色や柄、装飾のランジェリーに変身するのか……。
そして相手の女性はどんな年頃か……。
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オレの名前はそうだな、本名はあるが本名を出すとまずいからフェチ男(仮)とでも呼んでくれ。
なぜ、オレが女性下着に変身できるかって……?
そうだな、あの日はオレは彼女にフラれひとり酒を飲み家路についていた……。
彼女はランジェリーデザイナーでオレはしがない会社員。
なぜだか、愛想を尽かされたようだ……。
まったくやってらんねえよ……。
酒に酔いながらふらふらとオレは歩いていた。のんきに住み慣れた町を歩いていると、夜にランジェリーを干している家がちらほらあるもんだ。
女子高生や人妻などの可憐で綺麗な下着があるものだ……。縞々のおパンツから美しい大人向けのランジェリーなど。
見てるだけでえっちな妄想がもやもや膨らむものだ……。
しまいに盗っちゃうぞ、と思ったが下着ドロして記事やニュースに載れば家族やフッた彼女にも悪いものだ。理性はあった……、よかった。
しかし、どこからかひらひらと風に舞うように桃色の誘惑に招くようにパンティが下りてきた……。
辺りを見回したが、下着の持ち主らしい姿はいない……。
コソッとポケットに入れて帰って眺めた。
ああ……、女の子の下着、パンティだかショーツだかになりてえ……。
気づいたら寝ちまっていた……。
そこからだった……。
あるとき、ふと思ったらなんとオレは女性下着になれる能力がなにがなんだか知らないが手に入ってしまった。
ポケットに入れた下着は『魔法のランジェリー』とひそかに呼んでいる。
ここだけのヒミツだぜ。
「あなた、入社何年目!書類に誤字脱字が目立つわ。やりなおし!」
その日も俺に女上司の叱責が飛ぶ。
名を水落沙耶香。縁の付いた眼鏡と綺麗な黒髪を束ねて歳は30ほどだが、営業部の部長であり美人でありスタイルはいいが、性格はキツい。
たしかに入社五年目で書類の不備はまずいがなにも皆の前で叱責することはないだろう。
やりなおし、て眼鏡の内にあるキツい瞳をしながら追い払われた。
やれやれ、と思いながら自分の席につく。たいした営業成績はたしかにないが毎日毎日、頑張っているのだ。
ペンを持ちながらそういえば課長のおかげでフラれた彼女と知り合えたんだっけな、と思い出す。課長に伝わってないといいけど思い冷や汗が出てあわてポケットをまさぐり、ん?とハンカチではない柔らかさに気づく。
やば、昨日のパンツだ。
あわて俺は席を離れる。
「こら、仕事をなさい!」
「と、トイレです」
背中に水落課長の声を受けながらトイレの個室に駆け込む。やばかった、あやうくパンティで汗を拭くところだった。
さいわい別のポケットにハンカチはあってそちらで顔や額を拭くと落ち着きを取り戻した。
便座に座りながら昨日拾ったパンティを眺める。なんの変哲もない無地の純白パンティだ。だけど、微かに洗濯の芳香剤と持ち主の匂いが鼻腔をつくようだ。
鼻に寄せると微かどころではない芳香剤の匂いに混じりながら女性特有の甘く香しい匂い、あと愛液独特の甘い匂いらしいのがフェロモンのようにやってくる。
くんくん、と鼻腔に吸い込めば股間の性器が瞬く間にズボンにテントを張る。
持ち主はわからないが、なんとも魅惑的な匂いが女性たちを想像させた。ズボンを脱いで仕事中にも関わらず、オナニーを始めた。
ハアハア、と自然と息が荒い。女性下着の匂いが鼻を支配するようで股間の性器はいつもより大きく熱く感じられた。
さっきの水落沙耶香の姿が思い浮かぶ。
どうせオトコにフラれた腹いせか欲求不満か、とも思う。
頭の中はいつの間にか彼女のなかでいっぱいになる。叱責させられた仕返しにオナニーで晴らしてやる、と仕返しにもならない仕返しで射精感が底から込み上げた時だった。
意識が真っ白になり射精感に高揚したのを俺はおぼえている……。
気づくと妙なところにいた。妙に全体が人肌くらいになまあたたかい。
…………。
なんだ、これは。
目の前を見るとこれは机の下というやつではないか。
はじめはどこかでなにかを覗きをしていたと思ったがちがうらしい。目の前には魅力的な太腿が落ち着きなく右へ左へと組んだりしている。
落ち着いて状況を見ると、俺はどうやら女性の下半身しかもパンツのあたりに張りついている、いやパンツそのものになっているようだった。
色は赤、燃えるような赤。レースが縁にありしかもそこそこ高い高級下着。パンティというよりはショーツと呼ぶものらしかった。
「もう、○○!どこに行ったのよ。トイレから帰って来ないじゃない」
思わずびくっと俺は震えた。聞きなれたその声は上司の水落部長ではないか。
おそるおそるパンティのままから上を見るが、あいにく表情はわからないが紺のスーツにつつまれた豊かな胸の上から独り言がぶつぶつ聞こえた。
「もうむしゃくしゃするわ」
再びびくっとなった。
瞬間、彼女は腰をわずかに同じようにびくっと揺らした。
(な、なに?さっきから……下半身のあたりがむずむずしちゃうじゃない)
な、なんだ?これは、と俺は思わず思った。あわててもどうしようもないので冷静に考えたら俺は彼女が身に付けている下着、いわばランジェリーというものになったらしい。
しかもどうやら身に付けている相手の心の声が聞こえるようだった。ためしわざとびくっと少しだけ動きお尻のあたりだけ食い込ませてみた。
キャッ、と沙耶香はちいさく他人に聞こえない程度に声を漏らし心の声が続いた。
(いや……ン、な、なんで食い込むの……)
腰をちいさく揺らしながら心の声は甘えたような少女の声が意外だった。
ン?
じわりとなにかが湿るような感じがした。
感覚的には女性下着のクロッチと呼ばれるあたりにわずかな液体の湿り気があった。
感じているのか……。
そういえば妖怪かお化けにいたよな。反物の一反もめんだっけ?
つまり俺は“いったんパンティ”いや“いったんショーツくん”になったのか。
愛液らしい湿りと甘い匂いがツーンと鼻腔をつく。思わず異性の部屋にはじめて入った時を思い出し初体験の頃を思い出す。
どうやらショーツになっている間は俺の身体は生地のなかで身体を屈んだりうつ伏せになれたりして生地の内にいる俺の存在は気づかれないようだ。
うわっ!?
気づくと、水落部長はデスクから立ち歩きオフィスを出て外に出たようだった。若い頃は彼女のくっついて歩いたものだ。いやいまは本当に淫部にくっついているのだが。
「もう、ムカつくたらありゃしない」
バスに乗り営業先か取引先に向かうようで少し揺れる。
……ペロリ。
仰向けになりクロッチから舌が出るかと思ったらわずかに出たようだった。
「ンっ……」
彼女はわずかにバスのなかで腰を揺らしお尻が動いた。ショーツはレース以外にも花柄の刺繍が施されている。
柔らかい生地がそのまま身体なので彼女の体臭がそのまま浴びているようだ。
「ハア……」
吐息のような息が彼女の唇から漏れたようだ。
(感じている時じゃないのに)
根がまじめな性格なせいか理性で律しているように見えたが、頬は薄く紅がかかっていた。
バスの行き先はランジェリーをつくっている製造元だ。
もちろん俺も何度か行っている。
彼女の陰毛はサワサワとしていてワレメ状にちいさく放射状に広がり手入れがされていて綺麗だ。
すぅ〜、はぁ〜と息を吸い込むと陰毛は草原の草のように揺れるようだ。
(やだっ、なんなの!?)
思わず俺の呼吸に尿意をもよおしたのランジェリーメーカーの製造元のオフィスに向かう前に彼女はトイレに向かい個室に入りちいさく吐息をするとタイトスカートから俺(ショーツ)を膝まで下ろして尿をちろちろと流す。
「なんなの?今日はへん?」
ちろちろと流れる尿は弧を描きながら落ちてゆくさまは可愛らしく流れる滝のようだ。
へんなのはおたがいさまだ。なんせいまの俺は上司の“ショーツくん”なのだ。
彼女はバッグのなかを探るがお目当ての替えの下着がないことにつぶやく。
「今朝、入れ忘れたかしら……。もう」
おしっこをしたことでいくぶんは冷静になったらしいが替えの下着がないことにほんの少し苛立ちはあったようだ。
もう、と可愛らしく声を漏らしながらトイレットペーパーで濡れた秘部を拭く。そのまま俺を引き上げて今度は食い込まないようにお尻のあたりをほどほど見ながら細い指で伸ばす。
手洗い場で手を塗らし姿見に少しつかれを見せながらため息をついた。
(あ〜あ、また男にフラれちゃった。欲求不満かしら。さっきちょっと感じちゃったかな)
なんと意外なことに水落部長は俺と同じでフラれていたらしかった。
そうか、それでか、と苛立ちを理解しながら頷く。頷いても見られないのはいいことだ。
そうこうしているうちにキャリアウーマンらしく肩に力が入り凛々しい表情になる。
そんなに力を入れなくても、と思っているうちにすたすたと彼女は目的のオフィスもとい事務所にノックをして入る。
「失礼します。トゥインクルの水落です」
営業がうまくいくか彼女の腕のみせどころ、俺はショーツのクロッチから愛液らしい透明な液体がわずかに湿っているのを見ながらショーツの内から笑みしていた。
「やあ、これは水落さん」
あまり知られていないが、ランジェリーを作っている製造や販売元には男が多い。まあ、俺も男なのだが。
製造元の取引先はまるで町工場の社長みたいだが、頑固で巌みたいな中年だ。だが仕事は堅実、でもあたまはかたい。
俺もたびたびあたまを下げてはいて苦労している。
「いつもお世話になっております。それよりこのコストはどういうことですか?いささか不釣り合いな感じがしますが」
彼女が差し出したのはランジェリーのコストを算出した表だ。どうも生地や繊維のことなどで折り合いがつかなかった件のようだ。
「ウチとしてはそれが精一杯なんだが」
髭が濃い取引先は手強い。作っているのはウチなんだから、と姿勢が町工場のくせに強い。俺の位置からは表は見えないが、相手の男の股間が机越しに見えた。
うげっ。
膨らんだ同性の股間が見えたのだ。すぐに湿った沙耶香の女性器に目を向けた。
「それでは販売しても利益が一円にもなりません」
「いやいや一円にもならないなんて冗談が過ぎますな」
取引先はかなりのやり手だ。あの手この手でかわしては安いコストで利益は微々たるものになる。
嫌な上司ではあるが、なんとかしたいと思うのが男心だ。同じフラれた者同士!と勝手に思うバカな男とオレ自身思う。
ふたりの会話は埓があかない堂々めぐり……。
(え……イヤン)
ショーツになっている俺は無意識にショーツの内にあるクリトリスにため息をかけたようだった。
「どうしました?」
「……いえ、なにも」
眼鏡の奥の彼女の瞳がわずかに頬とともに薄く照れたようだ。
ショーツの奥の陰唇からは感じているのかトロトロと愛液が湿り太腿まで濡れているようだ。
ハアハアとちいさく彼女から吐息が漏れているようで取引先の親父もちょっと怪訝に見て戸惑いが見えた。
俺は思わずさっきのようにお尻の方の下着を上げた。すると彼女はきゅっとお尻から背筋を伸ばした。
「……きゃっ」
「だ、だいじょうぶですかな」
ええ、と答えながらもきゅっと締まったショーツに花弁のような女性器に食い込みがあり理性と性欲、そして取引先の親父と戦い葛藤しているようであった。
あまりに色気を出しすぎると彼女が襲われたりホテルへ誘われる可能性もある。
ランジェリーになっているオレが守りながらうまく交渉を進めないと考えた。
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