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小説大好き( 30代 ♀ )
15/06/27 19:15(更新日時)

4人姉妹末っ子。

といっても、上二人は種違い。
長女がいることを知らされたのは、小1の時。
それまで3人姉妹だと思ってた。

いきなり長女に動物園連れていかれても…
馴染めませんよ、お母さん。



なんであたしが今みたいになっちゃったのか、自分でも追及しながら書いて行きたいと思います。

完全ノンフィクションです。

No.2176778 15/01/14 17:38(スレ作成日時)

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No.1 15/01/14 17:55
小説大好き0 ( 30代 ♀ )

物心ついたときから、両親の仲はサイアク。
小1まで過ごした借家で記憶にあるのは、酔った両親に、怒鳴り声。
叩く音。
気絶した母に水をかける父。
止めた次女に塩辛をかける父(笑)。


姉二人は二階の部屋で、あたしは両親に挟まれて寝てた。
いやだ、二階に行きたい。
こわいこわいこわい…

この時から、父が大嫌いだった。

No.2 15/01/14 18:21
小説大好き ( 30代 ♀ )

酔って帰宅した父に、母が出したのはうどん。

「こんなもの食えるか!」

飲んでない母は、大人しく引き下がった。

「うどん、美味しいのにね。」

「…そう言ってくれるのは、あなただけよ。」


泣かれた。
しまった。

お母さんが泣くと、あたしも泣きたくなる。



改めて書いてみると、チンケなドラマみたいだな(笑)。

No.3 15/01/15 08:18
小説大好き ( 30代 ♀ )

あたしが幼稚園に入学した時から、両親は共働き。
もともと仕事が好きな母。
あたしが幼稚園に入るまで我慢してたらしい。

記憶にないけど、専業の時は良い母だったみたい。
おやつは手作りだし、部屋も綺麗だし。
父が人を連れて来ても嫌な顔せずにおもてなし。

酔った父が、みんながいる前で母に「裸踊りしろ」って言ったのは知らなかったけど。


その頃から、家事は次女の仕事。
次女は中3。
部活も出来ず、学校が終わるとあたしのお迎え、夕飯作り。


実父の再婚相手に虐待されて、母の元に逃げてきた次女。
髪を切られ、タバコを押し付けられ…
虐待されてる時よりは、家事をしてた方が幸せだったのかな。

大好きな姉。
母よりも、母だった。

No.4 15/01/15 16:39
小説大好き ( 30代 ♀ )

とある日曜日。
スーパーの鮮魚部門で働いている父が、珍しくお休みだった。

あたしと、三女を誘いスーパーに買い物に行こうって。
全く行きたくなかったけど、断って機嫌が悪くなるのが嫌でついていった。

父「スーパーまでかけっこしよう!」
三女「わ~い!!」


あたし「えっ?!」


案の定、置いてかれた。
3歳上の三女には追いつけず…


もーいいやっ帰ろっ!
無理に決まってんじゃん。
そのまま自宅に逆戻り。


どこか、冷めてる自分がいた。

No.5 15/01/15 16:42
小説大好き ( 30代 ♀ )

父は、三女のことを溺愛していた。

この15年後、父に「お前は欲しくなかった」
と言われることになる。


常に気を使う対象の父。
…大人になったあたしは、父によく似ている。

No.6 15/01/16 08:03
小説大好き ( 30代 ♀ )

物心ついた時から一緒にいた友達がいる。
ひとつ年上の女の子。
名前はさっちゃん。

おままごとしたり、本を読んだり…
この子との遊びで、なんとなく性に目覚めていく。
一人の時は、布団の中で触ってた。
お互いに触り合うこともあった。
年長の頃からこんなことをしてたあたし。

延長保育のあと、車で送ってくれるおじさんがいた。
みんなはバスで帰るのに、あたしだけ母の知り合いだというこのおじさん。


運転しながら、膝に座らされまさぐられた。
毎日毎日…
おかしいなとは思ったけど、そんなに気にはしてなかった。

No.7 15/01/19 07:37
小説大好き ( 30代 ♀ )

小学校入学。
すぐに友達も出来て、近所の裏山で遊んでた。

すっごく可愛い女の子。
キラキラの純粋な瞳。

途中、トイレに行きたくなって我慢出来ずに外でした。
子供なら、よくあること。

してる最中に近づいてきた。
学生服の男の人。


「そのまま続けて。」

なに?
なんなの??
すぐに止めたかったけど、すぐには止まらない。
そいつは、友達の女の子に周りを見てるように指示した。


あたしは…
抵抗なんて出来なかったんだ。


No.8 15/01/20 06:37
小説大好き ( 30代 ♀ )

荒い息。
乱暴な手。

枯れ葉が冷たい。
木々の隙間から射し込む光り。

「入れていい?」


意味なんてわからなかったけど、ただただ泣いた。
我に返ったのか、男はそそくさと立ち去った。


「大丈夫?」
「うん…」

すぐに家に帰ったけど、誰もいない。
誰にも言えない。
こんな悪いことしたら、きっと泣かれる。

No.9 15/01/20 19:20
小説大好き ( 30代 ♀ )

母が作ってくれる、バナナケーキが大好きだった。

あたしの誕生日、バナナケーキにろうそくを灯すと、電話が鳴った。


受け答えする母。
泣いている。


おじいちゃんが死んだ。
脳出血で急死。


遊んでもらった記憶なんてないけど、木製品のブローチや皿を作る職人だったおじいちゃん。
遊びに行くと、あたしをチラッと見てまた仕事。

あたしは、そんなおじいちゃんが大好きだった。

あたしの誕生日に亡くなったおじいちゃん。
命日を、忘れないようにかな?



バナナケーキ、食べたかったな…

No.10 15/01/21 19:06
小説大好き ( 30代 ♀ )

小学校1年の一学期。
引っ越しが決まった。

…せっかく、お友達できたのに。
やっと慣れたのに。


引っ越し当日、あたしは母と一足先に新居へ。
次女と三女は、父とトラックで。


新しい家。
古い古い平屋建て。
庭はあるけど、窓が多すぎ。

何よりも、お風呂の天井が高過ぎて寒い。すきま風。

飼い猫のミーコは、一緒に来れた。
台所は約二畳。
前の家に比べると、ものすごく狭い。

それでも、越してきた時は少しワクワクした。

No.11 15/01/22 16:30
小説大好き ( 30代 ♀ )

転校初日。
母に連れられ、初めて訪れた。

ドラマみたいに、黒板の前で紹介される。

この時、あたしが考えてたこと。

このクラスの中で、関わらない方が良いヤツは誰か。
独断と偏見で見た目で決めた。


…あいつだ。
あいつが汚いヤツ……


No.12 15/01/24 15:10
名無し12 ( ♀ )

投稿された日から読んでます、
ゆっくりで大丈夫です、
都合がをみながら貴女のペースで書いてください。
続きを楽しみにしています。

No.13 15/01/29 18:25
小説大好き ( 30代 ♀ )

>> 12 ありがとうございます。
ゆっくり更新いきます。

No.14 15/01/29 18:32
小説大好き ( 30代 ♀ )

隣の席の女の子。
気を使ってかやたらと話しかけてくる。

あぁめんどくさい。
しばらくうつ向いていると、諦めたのか話しかけてこなくなった。

1年…
2年…

両親の仲は相変わらず。
喧嘩が始まるのは、母親が飲みに行ったとき。
母親の給料日。


姉たちと寝ていた部屋の、すぐ隣。
アコーディオンカーテンを挟んで聞こえる罵声。

あたしは、横を向いて肩耳を枕に押し付け、左手で左耳をふさいだ。

No.15 15/01/29 18:36
小説大好き ( 30代 ♀ )

お母さん、飲みに行かないで…
お願いだから、帰って来て……

そう口にした日は、必ず飲みに行く母。

父親に、家中の鍵を閉めろと言われる。
帰って来ても、絶対に開けるな。


鍵を閉めてるあたし。
無表情だった。

お母さん…
ここの鍵だけ開けておくね。

No.16 15/01/29 19:21
小説大好き ( 30代 ♀ )

父と入るお風呂が大嫌いだった。

下らない昔話。
しりとり。
嫌で嫌で仕方なかったのに、次女はうまく逃げる。

風呂場から呼ぶ声。

「おーい!いいぞー!!」


はあ。

お父さん。
お願いだから、カラダニ触らないで。
お父さんとお母さん、どっちが好き?って聞かないで。

お母さんが大好き。
お父さん嫌い。

そんなこと言えないから、どっちも好きって答えてた。

No.17 15/01/31 20:32
小説大好き ( 30代 ♀ )

この頃から、喧嘩が始まると外に逃げるようになった。

次女に連れられ、家の外。
寒かった。
眠たかった。


でも、ホッとした。

お母さん、大丈夫かな…
死んだりしないよね……

この前の喧嘩で、殺すなら殺せって言ってた。

怖いよ…
お母さん、大好きだよ。


なにもできない自分。
心配なのに、ホッとしてる自分。

家の中が静かになるのを待とう。

No.18 15/02/04 19:54
小説大好き ( 30代 ♀ )

朝起きると、母の顔は見事に腫れ上がっている。
冷やしたタオルで目を冷やす母。

大丈夫だから、学校に行きなさい。

やだよ。お母さんの側にいたいよ…
お母さん、お仕事行きたかったよね。
お仕事大好きだもんね。


心で叫んで、学校に向かった。

No.19 15/02/04 19:59
小説大好き ( 30代 ♀ )

大嫌いなお正月がきた。
料理が好きな母。

鶏の煮たのが大好きだった。


お正月。
お酒。
喧嘩。
見事なくらい、想像通りのお正月。

見かねた次女が、母の兄に連絡する。
途中、覚えてないけど家を飛び出した母。

誰一人、父の元には残らずに母を追った。
そのまま叔父の家に泊まった。

No.20 15/02/04 20:04
小説大好き ( 30代 ♀ )

穏やかな朝。

叔母が作ってくれた、トーストが物凄く美味しかった。


帰りたくない。
別れれば良いのに…

お父さん、居なくなれば良いのに…
帰ったら、また喧嘩するんだろうな。

ずっとここにいたいな…



それでも、そんなわけにはいかず、家に帰る。
仕事から帰ってきた父。
飲んでないから、以外にも穏やかだった。



良かった
良かった
良かった……

No.21 15/02/05 10:26
名無し12 ( ♀ )

こんにちは。
また読ませて頂きました。
続きを楽しみにしてます(^-^)g"

No.22 15/02/06 17:25
小説大好き ( 30代 ♀ )

>> 21 ありがとうございます!
ホントにゆっくりですが、また読んでいただけたら嬉しいです!

No.23 15/02/06 17:35
小説大好き ( 30代 ♀ )

しばらくして、こんな話が持ち上がった。

母の口から、叔父の子供にならないかって。
未だにホントの事は知らないけど、子供のいない叔父夫婦。
きっと、原因があったんだろうな。


こんなこと言われて、フツーならショックなはず。
でもあたしは、冷静に考えられた。
叔父の子供になれば、喧嘩を聞かなくて済む。
怖い思いもしない。
苦手な三女もいないし、トーストもまた食べられる!
お父さんとお風呂に入らなくても良いし、お家は綺麗なマンション。
一人部屋だって貰えるかも!


一瞬にして、良いことばかり考えた。
でも、考えながら、母に泣いて抱きついたんだ。
言葉には出来ず、泣いて母の胸に抱きついた。


「そうだよね。ごめんね…」


あたしはクラスメイトや、他の子達とは違うと思ってた。
けど、心はフツーの小学生だったんだ。
お母さん大好きな、フツーの子供。
抱きしめてくれた、母の腕が暖かかった。

No.24 15/06/08 21:32
小説大好き ( 30代 ♀ )

あたし、小4。
三女が中1。

生理が始まったばかりの三女が、
痛みに耐えられず這いつくばる。

「薬買ってこい。」

雨が降ってた。
ビニール傘をさして、近所の薬局で薬を買う。

寒い。
雨だからかな?

気づかなかった。
後ろからついてくる足音に。



玄関の前。
長身の男がいた。
いきなりお尻を触られて、びっくりして振り向いてからは彼の顔は見ていない。

気持ち悪い。
なんか出た。

でも、これがどーゆーことか知ってる。

雨、やまないな。

No.25 15/06/24 19:05
小説大好き ( 30代 ♀ )

次女が家を出た。
19歳の次女。
彼氏と同棲。


「置いていってごめんね。ホントにごめんね。」

寂しかったけど、恨んだりはしなかった。
その後もケンカが始まると、次女の家に三女と駆け込んだ。

お味噌汁が美味しいな。
しょうが焼きも大好き。
家、帰りたくないな。

鼓動が早くなる。
息がちゃんとできない。
どーして?
空気が入ってこないよ。

2kの狭いアパート。
明日は帰らなくちゃ。
迷惑だもん。
ごめんね。

No.26 15/06/24 19:10
小説大好き ( 30代 ♀ )

しばらくして、離婚が決まった。
母に、お願いだから離婚してって頼んだ。

離婚届。
父の欄には、あたしが署名した。


父が出ていく。
大きい紙袋が2つ。
三女は追いかけてた。

おとーさぁーんって。
あたしは…
心底ホッとして、追いかけようなんて思わなかった。


あぁ。
父のことが嫌いなんだ。

きっと、母にとっては大きな決断。
あたしにとっては、幸せな決断。

バイバイ、おとーさん。
出来ればもう、会いたくないよ。

No.27 15/06/25 20:29
小説大好き ( 30代 ♀ )

養育費は、毎月くれた。

あたしも三女と三人で食事をして受け取るのが習慣になった。
月に一度。

気を使う時間。


行きたくないな。
おとーさん、すぐ機嫌悪くなるからな。
嫌いなものでも、美味しいって食べなくちゃ。
もっと食えって言われたら、頑張って食べなくちゃ。

最後は、キスしなくちゃ…


おわったら、ちゃんとお金をお母さんに渡さないと。
おねーちゃん、彼氏に渡そうとするから。
あたしが守らなきゃ。


中1の三女。
絵に描いたようにグレた。

長いスカート。
金髪の髪。
根性焼きに、くだらない男。

寂しかったのかな?
辛かったのかな?

何かに、頼りたかったんだよね。

No.28 15/06/25 20:36
小説大好き ( 30代 ♀ )

あたし、五年生。
母は、何かが弾けたように呑み歩くようになった。


夜中12時過ぎ。
電話が鳴る。


「こちら、○○署です。送って行くので、引き取りに来て頂けますか?」

三女は、あたしに行けって言った。


近所のコンビニ。
大きな警察車両。

「お母さんね、タクシーの運転手さんと少しもめたの。
でも、大丈夫だからね。」

「ふざけんなぁー!あいつ連れて来いっ!」


お母さん…
帰ろ…?
あたし、支えるから。
今は酔ってるだけだから。
お家に帰ろ?

No.29 15/06/27 19:15
小説大好き ( 30代 ♀ )

仕事で母のいない時間。
三女が彼氏を連れ込むようになった。
可愛がってくれたけど、あたしは三女の道具。

母が眠ってる隙に、財布からお金を盗むように言われた。

そんなことしたくないよ。
でも、断ったら怒られる。
三女の威圧感は凄い。
小柄で、あたしより小さいのに。
多分、本気でケンカしたら勝てるのに。

この怖さはなんなんだろう?




夜中、母が眠ってる部屋に行った。

わざと、母が起きるように。

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