注目の話題
既婚者の人が同僚をホテルに誘う心理
店員が水分補給してたら怒りますか?
20代のお姉さん

叶う筈のない夢に乾杯

レス32 HIT数 7107 あ+ あ-

名無し( ♂ )
15/02/19 00:57(更新日時)

息子のライヴを見て、昔の事を思い出しました

それを元に小説を書いてみようと思います

13/07/10 01:15 追記
当時の世相をそのまま書きます。あの頃は本当に滅茶苦茶でした。人によっては不快な記述もあるかも知れません。不快に感じた方は、申し訳ありませんがスルー願います

No.1970586 13/07/04 18:50(スレ作成日時)

投稿順
新着順
主のみ
付箋

No.1 13/07/04 19:05
名無し0 ( ♂ )

テレキャスターのシールドを、マーシャルに突っ込みgainとvolumeを最大にし、Mastervolumeで音量を調節した

『渋いね?直結かよ?』

ヤマハのジャズベースを下げた、長身の男が俺に言った

『別にエフェクター使わねえわけじゃねえんだが、今日は何となく直の気分なんだよ』

と俺は答えた

『なら一曲目行くか?』

そう言ったドラマーが、カウントを打ち始めた

カウント8回で、ギター、ベース、ドラムが同時に入る

リハ用の1曲目は、ザ・モッズの、tomorrow nevercamesだった

ヴォーカルは俺がとった

何曲かやった後、俺的には、始めて合わせたにしては、まずまずの出来だと思った

No.2 13/07/04 23:38
名無し0 ( ♂ )

スタジオの帰り、俺達3人は居酒屋へ行った

ボックスに座って、まずビールで乾杯した

まず、ベースのテツが口を開いた

『聴かせてもらったライヴ音源かっこ良かったよ。どうして、解散したんだ?』
思い出したくもない話だが、俺は正直に言った

『女のトラブルだよ。俺の女、リード・ギターの奴と浮気してやがった』

『マジかよ⁉最低だな?』

『ああ最低だ。もうどうでも良いけどな』

『ところで、今日のスタジオどうだった?』

今度はドラムのマサキが言った

『凄くやりやすかったよ。やっぱりリズム隊は息があってねえと。二人はバッチリだね?組んで長いんだろ?』

『3年くらいかな?』

とマサキが答えた

『で、俺達とやってくれんの?』

テツが聞いてきた

『俺でよけりゃな』

と俺は答えた

『よし、新バンド結成だ❗』とテツが言った

『まってくれ。プレイヤーのメンバー募集には、ギターとヴォーカル1名ずつ募集になってたぞ。俺はどっちでも良いが、ギターかヴォーカルもう一人探さなくて良いのか?』

『なんか3ピースでもいけそうな気がするんだよ』

と、テツが言った

No.3 13/07/05 19:48
名無し0 ( ♂ )

>> 2 『もし3ピースでやるんなら、今のテレキャスのリアのピックアップを、ハムバッキングに変えるか、カスタムかレスポール買わなきゃいけねえな。でもちょっと待ってみようぜ。良いギタリストかヴォーカリストが来るかも知れない』

『そうだな。待ってみるか』

そう言って俺達は別れた

No.4 13/07/09 19:10
名無し0 ( ♂ )

>> 3 次の日の深夜、寝ようと思ってた時に、テツから電話が来た

『もしもし』

『ギター希望の奴から、電話が来たんだが、次の練習日スタジオに来てくれって言っといたぞ』

『ふ~ん、そいつどんなのが好きなんだ?』

『話の感じだと、パンク、ロックンロールだな』

『なら、良いじゃねえか?曲はお前が決めてくれ』

『わかった。3曲位なら1週間あれば大丈夫だろ?』

『ああ、じゃあ来週な』

『おお!じゃあな』

『じゃあな』

ギター何使ってるか聞くのを忘れた事に気付いたが、別にそれは、大した事じゃなかったので、気にせず寝た

No.5 13/07/09 19:22
名無し0 ( ♂ )

>> 4 スタジオのロビーに、黒いソフトケースを肩にかけたまま、座ってる奴がいた

テツが声をかける

『カツジさん?』

『テツさん?初めまして』

『そいつは、表情を崩さず答えた』

No.6 13/07/09 19:31
名無し0 ( ♂ )

>> 5 『あんたも直結かい?』

ギターケース以外は、何も持ってないカツジに俺は声をかけた

『いらねえからな』

カツジは面倒臭そうに答えると、シールドをフェンダーのアンプに突っ込もうとした

『待てよ』

俺はカツジを静止した

『何か?』

『フェンダーは俺が使う。あんたは、マーシャルの方を使ってくれ』

そいつは頷くと、ギターをマーシャルに突っ込んだ

ギターは、黒のレスポール・カスタムだった

俺は、テレキャスから伸びたシールドを、フェンダーに突っ込んだ

  • << 11 1曲目はストゥージスのサーチ&デストロイ 2曲目はクラッシュのロンドン・コーリング 3曲目はトム・ロビンソン・バンドのロング・ホット・サマー 4曲目のジョニー・サンダースのチャイニーズ・ロックスに行こうとした時に、俺は止めた 『ちょっと待ってくれ。やりたい事があるんだ』 『何するんだ?』 テツが聞いてきた 俺は返事はせず、テレキャスの6弦を引き抜いた そして、5弦の5フレットの音を4弦の解放に合わせた 『お❗オープン・チューニング⁉』 とテツが言った そして、洋楽を知らないマサキが 『カッコいい‼スライダースのハリーみたいだ‼』 と言った 『ハリーって言うなよ😅キース・リチャーズって言ってくれよ』 俺は苦笑しながら、そう答えた

No.7 13/07/09 20:13
匿名7 

MODS…懐かしいです。♪俺達が出会ったガレージワンダーランド♪今でも好きです!!タイトル見たときは何故かSION思い出しました。つい嬉しくなってしまい、途中ですみませんでしたm(__)m

No.8 13/07/09 21:30
名無し0 ( ♂ )

>> 7 こんな自己満小説、読んでくれて有り難う御座います

MODSは本当に大好きでした

シオンもまだ現役ですね?

これからも途中で書き込んで良いですよ😄

小説というより、思い出話に毛が生えた程度のもんですから😄

No.9 13/07/11 21:21
名無し9 ( ♀ )

主さん、はじめまして。

タイトルを見て、私が大好きなレッズのルシアンヒルの歌詞を思い出して思わずレスしちゃいました。
この時代のロックが未だに大好きです。
これからも小説頑張って下さい。
楽しみにしています。


No.10 13/07/11 23:13
名無し0 ( ♂ )

>> 9 有り難う御座います

そうです

ルシアンヒルの歌詞です

レッズは俺じゃなくて、ドラムのマサキが大好きなバンドでした

初セッションの時に、アウトロー・ブルースとカジノドライヴもやったんですよ

それも書けば良かったな😅

No.11 13/07/12 00:41
名無し0 ( ♂ )

>> 6 『あんたも直結かい?』 ギターケース以外は、何も持ってないカツジに俺は声をかけた 『いらねえからな』 カツジは面倒臭そうに… 1曲目はストゥージスのサーチ&デストロイ

2曲目はクラッシュのロンドン・コーリング

3曲目はトム・ロビンソン・バンドのロング・ホット・サマー

4曲目のジョニー・サンダースのチャイニーズ・ロックスに行こうとした時に、俺は止めた

『ちょっと待ってくれ。やりたい事があるんだ』

『何するんだ?』

テツが聞いてきた

俺は返事はせず、テレキャスの6弦を引き抜いた

そして、5弦の5フレットの音を4弦の解放に合わせた

『お❗オープン・チューニング⁉』

とテツが言った

そして、洋楽を知らないマサキが

『カッコいい‼スライダースのハリーみたいだ‼』

と言った

『ハリーって言うなよ😅キース・リチャーズって言ってくれよ』

俺は苦笑しながら、そう答えた

No.12 13/07/12 18:07
名無し0 ( ♂ )

俺は、マーシャルから突ん裂くように吠える、カツジのレスポールの音に聴き入っていた

(俺にはこんなギター、絶対弾けねえな)

素直に『こいつ良いギタリストだな?』
と思った

ソロは全部カツジに任せた

気が付くと、俺の右手は、スタンドに固定してあるマイクを鷲掴みにしていた

そして、カツジのソロ時のバッキング以外に、ギターを弾かなくなっていた

No.13 13/07/15 00:34
名無し0 ( ♂ )

>> 12 練習が終わり、俺達はスタジオの椅子に座った

テツが言う

『ギター最高だったよ❗なぁトモキ(俺の名前)』

『ああ、最高だった。俺達はどうだった?』

『ヴォーカルもリズム隊も文句無しだよ❗』

マサキが叫ぶ

『よし❗これでメンバー決まった‼』

『ただ・・・』

と、カツジが言う

『ただ・・・何だよ?』

俺が聞いた

『トモキさん。あんたの歌は良かった。声の掠れ具合も俺好みだし。ただオープンチューニングは止めた方が良いよ』

『そうか?あんまり、やった事がねえからな。慣れねえ事はするもんじゃねえな』

テツは黙って苦笑していたた

『それに何かさぁ。俺は、こんな事も出来るんだぜ!みたいな感じが、見てて馬鹿みたいだったし。オープンの味も全然出せてねえのに』

『ああー⁉てめえ❗確かに俺は、オープンで味出せるほど弾き込んでねえよ❗だけど、初対面の野郎に馬鹿みてえ呼ばわりされてヘラヘラ笑ってられる程、人間出来てもいねえんだよ❗』

『俺、なんか間違った事言ったか?』

『間違ってるとか、間違ってねえとかの問題じゃねえんだよ❗礼儀ってもんがあんだろが⁉』

『まぁまぁ』

テツが俺を押さえながら、カツジに問いかける

『でもカツジだって、トモキのヴォーカルと、レギュラー・チューニングのバッキングは認めてんだろ?』

『ああ、だからトモキさんが、オープンをやらなけりゃなんの問題もないよ』

『なら、良いじゃねえか?』

『ちょっと待てよ。馬鹿みてえ呼ばわりした分は俺に謝れよ』

『嫌だね。本当の事言っただけだ』

『この野郎‼』

『二人とも、いい加減にしろよ‼』

テツが叫んだ

『俺もマサキも、最高のメンバーが見つかって、気分が良いんだよ‼せっかく気分が良いのに、ぶち壊すなよ‼』

『カツジ。これから言動には気を付けてくれ。モトキもカッカし過ぎだ。今日は解散。次のリハはオリジナルをやりたい。二人とも来週までに曲を書いて来てくれ』

俺は『解ったよ』と返事をした

カツジも『了解』と返した。この野郎、テツには素直だ

それも気に食わねえが、バンドをやる上では、仕方がないと思って黙っていた

『お疲れさん❗』

『お疲れさん‼』

俺達は、スタジオを出て別れた

No.14 13/10/26 00:35
名無し0 ( ♂ )

俺はこれからバンドが動き出す高揚感と、カツジに対するムカつく思いで、モヤモヤしていた

野郎ムカつくけど、困った事に良いギタリストだなという思いが交錯していた

取り敢えず酒でも飲まなきゃやってらんねえな?

と思い、知り合いがやってるショットバーに向かった

No.15 13/10/26 00:41
名無し0 ( ♂ )

>> 14 その店は【70000V】という名前の店だ

中に入ると、マスターに軽く挨拶をした

カウンターに1人若い女が座っていた

俺はその女の横に座って、マスターに声をかけた

『かわいい客来てんじゃん?』

No.16 13/10/29 19:17
名無し0 ( ♂ )

>> 15 『だろ?この子お前のライヴ観てるんだよ。カッコいいバンドだよね?って言ってたよ』

『よろしく』

『ああ、こっちこそよろしく』

アイドル並に可愛いとか、モデルや女優並に美人とかじゃなく、どちらかと言うとその辺にいそうな子だった

けど、割りと俺の好きなタイプだった

赤いチェックのミニスカートから伸びる、少し太めの生脚に思わず目が行く

『あんまり見ないでね。太いから』

2秒も見てないのに、見てるのがバレた

『そうか?この位の太さが、一番良いけどな』

『本当に?絶対ウソ❗』

『マジだよ』

これは本当だった

『あっそうだ。この子が見た俺のバンドはもう無いって、ちゃんと言ったか?』

『ああ。理由もちゃんとな』

『余計な事は言わなくて良いんだよ❗』

俺は怒鳴った

  • << 19 この子はずっと笑いをこらえてたのだろう いきなり思いっきり吹き出した後、ゲラゲラ笑いだした そう言えば入った時からニヤニヤしてやがった マスターはさすがにバツの悪そうな顔をしてた こっちは、格好付けてた分、余計に恥ずかしさが帰ってきた 『メンバーに女寝取られた奴が格好つけてるぅ😁』 とか、思ってたに違いない クソ‼今日はロクな日じゃねえ こうなりゃ気取るのは止めた 『おい❗いつまで笑ってんだよ⁉』 俺が怒鳴ると、女はビクッとなって、急に笑うのを止めたと思ったら、今度は急に声を出して泣き始めた 俺は(しまった❗)と思った 『ごめんごめん💦全然怒ってねえからよ。泣くなよ』 『そうそう、こいつ言葉は悪いけど、女の子には、余程の事がねえと本気で怒ったりしねえから』 マスターも慌ててフォローする だがマスターの言う事は本当だった あいつには、もっと怒れば良かったのかも知れない 寝とった男はぶん殴ったが、女には『なら、さよならだな?』と言っただけだ 女相手に、感情的になるのが格好悪いと思ったからだ だけど、それが正しい事だったのか、現在も判らない 相変わらず、女は泣いている 『悪かったよ。ごめんな』 すると女は急に泣き止んだ 泣くのも泣き止むのも、急だった

No.17 13/11/01 20:25
小説大好き17 ( 40代 ♂ )

カッコイイです♪
山川健一さんみたいでシビレます(^o^)
主さんがバイカーだったらもっとシビレまくりです♪

No.18 13/11/01 22:13
名無し0 ( ♂ )

>> 17 ありがとうございます

初めて乗った単車は、16の免許取ってすぐに買ったバイクですが、金が無くて原付でした

SUZUKI・RG50Eって奴です。通称ガンマって、呼ばれてました

黒のボディにオレンジのラインが入ってたんですが、タンクを紫に塗装し、シートを白に変えました

2台目はKAWASAKI・KH400という2ストのバイクです

緑っぽいボディでした
3気筒3本マフラーだったんですが、集合管にしないでそのまま乗りました


ただ、バンドを本格的にやる事に決めた時に売ってしまったんで、この小説の舞台になった頃は、2輪には乗ってないんですよ😅

No.19 13/11/02 00:46
名無し0 ( ♂ )

>> 16 『だろ?この子お前のライヴ観てるんだよ。カッコいいバンドだよね?って言ってたよ』 『よろしく』 『ああ、こっちこそよろしく』 … この子はずっと笑いをこらえてたのだろう

いきなり思いっきり吹き出した後、ゲラゲラ笑いだした

そう言えば入った時からニヤニヤしてやがった

マスターはさすがにバツの悪そうな顔をしてた

こっちは、格好付けてた分、余計に恥ずかしさが帰ってきた

『メンバーに女寝取られた奴が格好つけてるぅ😁』

とか、思ってたに違いない

クソ‼今日はロクな日じゃねえ

こうなりゃ気取るのは止めた

『おい❗いつまで笑ってんだよ⁉』

俺が怒鳴ると、女はビクッとなって、急に笑うのを止めたと思ったら、今度は急に声を出して泣き始めた

俺は(しまった❗)と思った

『ごめんごめん💦全然怒ってねえからよ。泣くなよ』

『そうそう、こいつ言葉は悪いけど、女の子には、余程の事がねえと本気で怒ったりしねえから』

マスターも慌ててフォローする

だがマスターの言う事は本当だった

あいつには、もっと怒れば良かったのかも知れない

寝とった男はぶん殴ったが、女には『なら、さよならだな?』と言っただけだ

女相手に、感情的になるのが格好悪いと思ったからだ

だけど、それが正しい事だったのか、現在も判らない

相変わらず、女は泣いている

『悪かったよ。ごめんな』

すると女は急に泣き止んだ

泣くのも泣き止むのも、急だった

  • << 22 『何か飲むか?』 俺はその子に言った 『うん❗飲む‼』 『頼めよ』 『マスター‼スクリュー・ドライバー‼』 『俺はバドワイザー』 俺はこの店では、カクテルは頼まない事にしている マスターがロクに修行してない事が解るからだ 案の定、ウォッカにグレープフルーツジュースを混ぜただけの、スクリュー・ドライバーもどきが出て来た 俺にもバドワイザーが入ったグラスで乾杯した 俺達は取り敢えず乾杯した

No.20 13/11/02 10:35
小説大好き17 ( 40代 ♂ )

17です
お話の途中ですみません。RG50Eですか♪懐かしい♪俺が中学生の時に隣のクラスのヤンキーのヒトが持ってて学校と反対方面なのに「乗らせて♪」って言って家まで付いて行って乗らせて貰った事を思い出します(笑)
当然公道6走れないから畑の畦道ですけどね(笑)今後の展開期待してます♪

No.21 13/11/04 01:19
名無し0 ( ♂ )

>> 20 あれ50の割には速かったんですよ😄

そうですか?

ヤンキーが乗ってましたか😅

No.22 13/11/04 01:34
名無し0 ( ♂ )

>> 19 この子はずっと笑いをこらえてたのだろう いきなり思いっきり吹き出した後、ゲラゲラ笑いだした そう言えば入った時からニヤニヤしてや… 『何か飲むか?』

俺はその子に言った

『うん❗飲む‼』

『頼めよ』

『マスター‼スクリュー・ドライバー‼』

『俺はバドワイザー』

俺はこの店では、カクテルは頼まない事にしている

マスターがロクに修行してない事が解るからだ

案の定、ウォッカにグレープフルーツジュースを混ぜただけの、スクリュー・ドライバーもどきが出て来た

俺にもバドワイザーが入ったグラスで乾杯した

俺達は取り敢えず乾杯した

No.23 13/11/04 01:39
名無し0 ( ♂ )

>> 22 意外と彼女は酒のペースが早かった

だけど酒に強い訳じゃなかった

スクリュー・ドライバーもどきを、3杯飲んだら酔っぱらってきたようだった

No.24 13/11/06 23:46
名無し0 ( ♂ )

>> 23 『わりぃなモトキ。ちっと店ん中の音変えるわ』

マスターは俺の為にかけてくれてた、ハートブレイカーズのLAMFのレコードを止めた

そして、レーザーディスク(当時はDVDなんて物は無かった)をプレイヤーに突っ込んだ

画面では、ロバート・プラントがプレスリーみたいにギターを弾くような動きをしながら、コミュニケーション・ブレイク・ダウンを歌っていた

HR/HMは、興味が無い俺だが、どういうわけか、レッド・ツェッペリンだけは好きだった

『あれ?ジミー・ペイジがちゃんと弾いてるな?』

ライヴでは、いつもクソ外しをするジミー・ペイジがちゃんと弾いてる映像は、海賊版では殆ど無い

これは貴重な映像だった

『これから、客が来るのか?』

『ああ、うちの客はHR好きが多いのは知ってるだろ?だけどツェッペリンなら良いだろ?』

『俺に遠慮する事はねえよ。パープルでもマイケル・シェンカーでもラウドネスでも何でもかけてくれよ。俺なんかより、常連客優先しなよ』
俺はそう答えた

No.25 13/11/07 00:09
名無し0 ( ♂ )

>> 24 ジョン・ボーナムがスティックでカウントを取ると、スリーコードのイントロが流れる

ジョン・ポール・ジョーンズのベースは最高だ
【ROCK&ROLL】が始まった

ジミー・ペイジは相変わらずちゃんと弾いている

『すげえな?よく手に入ったな?こんなもん』

俺は素直にそう思ったので聞いた

『ああ、すげえだろ?知り合いに何でも手に入る奴がいるからな』

マスターは得意げに答える

『なら、あれも手に入るのか?』

俺が薄ら笑いを浮かべてそう聞くと、マスターも薄ら笑いを浮かべた

No.26 13/11/07 00:20
名無し0 ( ♂ )

>> 25 俺は女の太腿に右手を延ばした

女はすでに酔っていたからなのか、抵抗しない

抵抗はしないが、マスターにこう言った

『私、この人に犯される(笑)』

No.27 13/11/08 00:59
名無し0 ( ♂ )

>> 26 マスターはニヤつきながら俺に言った

『お前に犯されるってよ?』

『犯されてみるか?』

俺は女に言った

『や~だよ。バカ』

女はそう言って舌を出した

『俺からの奢りだ』

マスターはそういうと、今度はジン・トニックもどきを女の前においた

No.28 14/06/06 19:56
名無し0 ( ♂ )

>> 27 『ありがとう』

女がグラスに口を付けたと同時くらいに、店のドアが開いた

マスターが
『いらっしゃいませ❗』と叫んだ

店に、いかにもハードロッカーという風貌の男達が入ってきた

No.29 14/06/08 23:27
名無し0 ( ♂ )

三人連れだった

『お!ツェッペリンじゃん?』

店に入るなり、髭面の肩まで伸びた長髪の男が言った

マスターが、氷と焼酎のボトル、グラスが乗ったトレイを持っていった

3人は、ドアの手前のボックス席に座った

『ひさしぶりだね?』

マスターが氷のケースをテーブルに置きながら言う

『いやぁ仕事が忙しくてさぁ』

ボックス席では、客とマスターの有りがちな会話が始まった

ふと隣を見ると、女は瞑れていた

俺はマスターを見る

No.30 14/06/22 23:36
名無し0 ( ♂ )

>> 29 『そろそろ帰るわ。チェックしてくれ。この子の分も俺が払う』

俺はマスターにそう言った

『解ったよ【あれ】はいるかい?』

『ああ頼む。ついでにタクシーもな』

『なら【あれ】の金も一緒でちょうど2万で良いよ』

『ああ』

俺はマスターに一万円札を2枚払った

No.31 14/06/22 23:54
名無し0 ( ♂ )

>> 30 『起きろよ』

俺は女にそう言った

『うん?』

女は俺を見上げた

『二人で違う所行こうぜ』

『うん』

俺は女の手首を握りしめ、強引に外へ出た

外にはマスターが呼んだタクシーが止まってた

俺は女の手を引っ張ってタクシーに乗せた

No.32 15/02/19 00:57
名無し ( ♂ )

>> 31 タクシーの運転手に俺のマンションの場所を告げる

マンションに着くと、俺は女を肩を担いで部屋に入った

そしてベッドに押し倒した

投稿順
新着順
主のみ
付箋
このスレに返信する

小説・エッセイ掲示板のスレ一覧

ウェブ小説家デビューをしてみませんか? 私小説やエッセイから、本格派の小説など、自分の作品をミクルで公開してみよう。※時に未完で終わってしまうことはありますが、読者のためにも、できる限り完結させるようにしましょう。

  • レス新
  • 人気
  • スレ新
  • レス少
新しくスレを作成する

サブ掲示板

注目の話題

カテゴリ一覧