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神社仏閣珍道中・改

No.90 19/04/21 01:05
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お釈迦様の誕生された日をなぜ「花まつり」というのかといいますと、お釈迦様がルンビニーという花園で誕生されたからなのだそうで、神々が誕生を祝って大量の花の雨を降らせたとも、竜王が祝福して甘い雨を注いだともいわれているようです。
そのような伝説に基づいて「花まつり」は、誕生仏と呼ばれる釈迦の仏像に花を飾り甘茶を注ぎかけて祝うということであります。


誕生仏と呼ばれる仏像は右手で天を、左手で大地を指さしている、像で、それはお釈迦様が生まれ落ちてすぐに、東に七歩歩んでそのようなポーズをなさり、
『天上天下 唯我独尊(てんじょうてんげ ゆいがどくそん)
三界皆苦 吾当安此(さんがいかいく ごとうあんし)』
と話された、という伝説に基づいてのもの。
まあ、いかにお釈迦様でも、生まれてすぐに歩き話されるはずはないでしょうが、とは僧侶も話されてはおられることですが┉。

『天上天下唯我独尊』について、実は「唯だ私だけが尊い」という意味をあらわしているのではない、ということを口々に僧侶が語られます。
世間では「天下においても天下においてもただ一人私だけが尊い」と意訳されているが実は決してそうではないのだと。
「唯我独尊」とは、「唯だ、我、独(ひとり)として尊し」との意味で、それは、天上天下にただ一人の、誰とも代わることのできない人間として、しかも何一つ加える必要もなく、このいのちのままに尊いという意味で、我とは釈迦本人のことではなく、人として生まれたすべての者のことなのだということであります。

まあ、たしかにその後お釈迦様が歩まれた軌跡をたどれば、一般的に使われる「唯我独尊」と全く異なるということのほうがしっくりきます。
なに不自由ない一国の王子として生まれ、冬用、夏用、雨期用の三つの宮殿を与えられ、裕福で華美な生活をおくられ、17歳で結婚され正妃との間に一子もいた王子が、29歳でほとんど蒸発のように、地位も身分も財産も捨てて出家され、悟りをひらかれるまでに修行されて苦しむ人々に教えを説いて生きられた方ですから。「生まれつき一番偉いんだよ」なんてカリスマ宣言は決してなさらないと思うのであります。



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