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続・ブルームーンストーン

No.145 19/09/10 12:33
自由人
あ+あ-

「ええっ?!ああっ?!ユッキー?!」

突然のユッキーの登場に私は狼狽えた。

「ん?まだ何か…お取り込み中…だった?」

少し遠慮したようなユッキーの言葉に、

「ユッキー!ミューズが山田さんの携帯番号ゲットしたってよ!」

と大ちゃんがメモをひらつかせ大声でそう言った。

げっ。

なにいきなり直球ど真ん中投げてんのよっ!

ひきつる私に構わず大ちゃんはメモを泳がせる様に振りながら

「はい」

とユッキーの鼻先に突きつける。

「コラコラ大ちゃん!」

ユッキーが笑いながらメモを取り、

「へええ、ユータンも携帯持つようになったんだ。」

とクスクス笑いながらそれでもどこか懐かしそうな目をしてメモをじっと眺めた。

ユッキー?

心なしかユッキーの目が潤んでいる様に見え、

「あ、ね?ね?大ちゃん凄いんだよ!
このメモを見る前に男性の携帯電話の番号が書いてあるって当てたんだから!エスパーかっつーの!」

慌てた私はわざとらしいくらいの笑い声をあげ必要以上に明るくユッキーに話しかけた。

「えっ?そうなの?すごいね大ちゃん。」

感心して驚くユッキーに、

「なわけないでしょ!ミューズが俺にメモを渡そうとした時に一瞬広げてさ、その時にちらっと見えただけ。」

ユッキーに対してもわりかし容赦のない大ちゃんが馬鹿にした様に鼻で笑う。

「なんだ~もお!手品みたいって思ったのに。あ、でも手品ってこんな感じかもね。」

「そうそう。種を明かせば単純!」

2人が可笑しそうに笑う横で、

え?
でも…メモを握ったままの状態の時に既に「男からの連絡先」って言い当ててたよね?
あの時は絶対に見えない状態だったよ?
何故わかったの?

1人モヤモヤとした思いが拭えず、

「あの…それならさ…」

と言いかけた私に、

「ね?今日は私もラストまでこの店にいるから閉店後にでもユータンに電話してみない?」

と、ユッキーがイタズラっぽい目をしながら話しかけてきた。

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