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ブルームーンストーン

No.162 18/08/24 21:07
自由人
あ+あ-

へっ?
なんなんだ?一体。

何をそんなに不機嫌になっているのか本気でわからなかった。

これはまた夜にでも妹の優衣に聞いみよう。

もうそれからは大ちゃんは私に関わって来ようとしなかったのでそれが気になりつつも、私は仕事が終わると急いでそのまま店長の待つカフェに向かった。

カフェに入ると、店長は奥の窓際に座って軽く頬杖をついて窓の外を眺めていたが、私が近づくと気配を察したのかこちらを向いて軽く頭を下げた。

「お待たせしました。」

「いえいえ、それより僕の方こそ田村さんに気を使わせてしまってごめんなさい。」

「大丈夫ですよ。
なんと言ったらいいのか…
いつも店長ってあまり自分の気持ちとか話さない方じゃないですか。
だから…こう…ちょっと心配になったっていうか…」

言葉を必死で選びながらそう言う私に、

「えっ?僕の態度そんなに変だったかな?」

と、店長は苦笑しながらも、

「最近、疲れてるからかな?」

と、独り言の様に呟いた。

店長?

「いらっしゃいませ、ご注文はお決まりですか?」

カフェの店員さんが水の入ったグラスを置きながら声をかけてきた。

「あっ!え~と、じゃあこのAセットで。」

私が慌てて答えると、

「僕も同じ物で。」

といつもの冷静な顔つきに戻った店長が静かに言った。

それからは何となく店長の話を聞くタイミングを逃してしまい、それからはお定まりの仕事の話や職場での人間関係の話になってしまう。

「僕の後に配属される店長は物静かだけど、仕事もできると評判だし何よりも穏やかな人柄だから、きっとアクの強い神谷君と上手くやっていけると思うよ。」

店長は大ちゃんの日頃の言動を思い出したのかクスクスと可笑しそうに笑った。

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