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正解なき罪にまみれて…

No.7 18/03/29 22:36
名無し0 ( ♂ )
あ+あ-

その直後からその女の子は僕に声をかけてくれるようになり

僕らは友達のように話すようになった。

その翌日からクラスの大半が僕をいじめの標的にしはじめた。

天地はひょんなことから簡単にひっくり返ってしまうのだ。


以下、続き

====================================


今思えばそのころのいじめはかなりひどかった。

靴が隠され、教科書を破かれ「死ね」の落書きがされ、

体操服をグランドになげられ、引き出しにエロ本を仕込まれる。。。

ある日は教室に机と椅子がなかった。

僕がいじめからかばった女の子がこっそり教えてくれたのだが

僕の机と椅子はトイレにあった。

もう笑えて来た。

教室とトイレは廊下の端と端だ。

いじめというのにはそこそこ重たいものを

それだけの距離運ぶだけのバイタリティを少年たちに与えるらしい。

そういった物理的ないじめもあれば

女子たちのいじめは陰湿で精神的に苦痛だった。

遠くから鼻をつままれたり、

こちらをちらちらと見ながらよからぬ笑みを浮かべてこそこそ話したり、

すれ違いざまに「きもっ!」と言われたり。

それでも僕は一人の女子がいじめられなくなった事実が

うれしかったし何よりも部活という逃げ道があった。

それに僕はあまり人を信用していなかった。

幼少期に学んだことは僕の思春期を生き抜くためにはもしかしたら

必要なことだったのかもしれない。


部活までの地獄を乗り切った僕はまるで水を得た魚のごとく活き活きとしていたに違いない。

部活では割と周りも避けずに声をかけてくれる。

ふざけあったり一緒に笑いあったりもしてくれる良い奴らが多かった。


吹奏楽部というのは女子の巣窟みたいなものだ。

しかもそのころの女子はそれぞれのグループをつくる。

女子特有のめんどくさいグループ間の抗争や陰口も見ることになった。

少数の男子の中でも性格的になのか女子同士がもめたときには

真っ先に喧嘩の仲裁役として呼ばれた。

こちらからかかわった覚えはないが小学生のころから

代表委員や学年代表などをやっていた(お願いされただけ)ことが功を奏してか

小学校から僕のことを知っている女子からはなぜか信頼されていたらしい。


このころくらいから女子とかかわることが増えた。


つづく・・・

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