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正解なき罪にまみれて…

No.13 18/04/02 15:50
名無し0 ( ♂ )
あ+あ-

彼女の頬はかすかに赤く

目は少し潤んでいたと思う。

彼女のまっすぐさがとても印象的だった。



以下、続き

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そのころの僕は以前よりも純粋に異性に興味を示すようになっていた。

いじめが原因で女の子が話してくれる機会が減っていたからか

声をかけられただけでドキドキしたし

かわいい笑顔を見るだけで恋してしまいそうだった。

それはおそらく勘違いなのだけれど。

自分は避けられたりいじめのターゲットになるくらいが

普通なのだから単純に「あの嫌な目」じゃない目をする女の子に

ある種の喜びや期待を抱いてしまうのかもしれない。

ともかく「普通の対応」が僕にとってはまぶしかった。


いじめは長く続いたのだけど

実はいじめの主犯格の取り巻き以外は単純に逆らえなかったり

自分がいじめのターゲットになるのが恐いだけで

特に僕に対する個人的な感情はなかった。

いじめに慣れていた僕も深く落ち込むときもあったので

教室のカーテンを首に巻いて自殺を図ったこともあった。

その時にたまたま教室を通りかかった僕の小学校からの同級生が

真剣にとめてくれたのだけどそれを境にやばいと思ったのか

昔からの同級生の一部からいじめに反対する動きが出てきた。

その動きによっていじめが強まった時期もあったが

徐々に僕の昔からの同級生からその友達、その友達からその友達へと

僕をいじめから守ってくれようとする動きが広がっていった。

しかしながらいじめっ子は反発を強め、

おとなしそうな友達を捕まえて攻撃し始めたことを知った僕は

我慢の限界を迎えた。

「人の嫌がることをするな」この言葉が僕を縛っていた。

自分は我慢できても自分の友達など周りの人間に嫌なことをされるのは

耐えられなかった。

幸いにも僕はいじめによって体重が増え、

体格もよかったし、人に手を出したことこそなかったものの

力は人一倍強かった。

本当は手を出したくはなかったけれどこの時は少し違った気がする。


つづく・・・


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