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海未の名は?ンミチャ!海未です!

No.5 18/01/09 05:40
作家
あ+あ-

カフェいかない?
亜里沙ちゃんに誘われあたしたちはいく!と言う。しかし----。
「自販機じゃない」
ことりは嘆くなか亜里沙は言う。
「ロシアの田舎でもこんなものです。豪雪地帯に自販機がぽつんです」
はあとことりは吐息した。その頃穂乃果は家路に着きながら乃木坂湖を見つめていた。
雪穂おばあちゃんが昔語っていた物語。
むかしむかし地球にはぷろとかるちゃーと呼ばれるふるい人類がいてそこにはいまのあたしたちと変わらない人間がいた。そして歌を謳い恋をし相手を愛して宇宙や銀河の果てまで翔んでいった。
その名残りかわからないけど乃木坂湖はむかしまくろすという巨大戦艦がそのまたむかしに落ちてできた湖とか……。
だけどまくろすは見えない。だって湖のふかい深い奥深い底でいまは深い眠りについてる。何千年や何万年の歴史を繰り返し繰り返し繰り返しているのがあたしたち。
「あ〜ん!あたしもそっちがいいよ」
花陽はだだをこねる。
「花陽にはまだ早い」
花陽は言う。糸の声を聞いてみたいと。
そう。糸のようにあたしたちの歴史はつむがれているはずなんだって。
雪穂おばあちゃんは語る。
「組紐にはな、ぷろとかるちゃー様の時代からずっとずっと歌と共に文化が受け継がれてきたんじゃ……」
いまあたしたちの時代ではまくろすいやマクロスがかつて遠いむかしに存在してたことを知る者たちはほとんどいない。
「文化のなかには歌があってわしたちは歌巫女の血をひく数少ない一族じゃ……」
歌巫女、イミュレーターとも言われる伝説に残る存在。だけど乃木坂地区や北米、南米、ロシア、アフリカやオーストラリアなどにしか数少ないところにしかいまは歌巫女はいないという。
「『マクロスの火』じゃよ」
ずっとずっとむかしにマクロス艦は伝説の歌巫女リン・ミンメイの歌声に導かれ地球や銀河を守り一度は別の宇宙へ飛翔したけどなぜか戻ってきた時に乃木坂湖にそのまま不時着。それを『マクロスの火』と呼ぶかあるいはかつて宇宙での戦いゆ呼ぶか穂乃果にも花陽にもわからない。
「まったくそれにしてもあの馬鹿は政治家になりおって」
馬鹿というのは穂乃果と花陽のお父さんのこと。父は家を出た身、だけど和菓子屋は政治家になっても続けており町の数少ない名物。
歌巫女の血をひく穂乃果と花陽……。
ミンメイにはまだなれないよ。

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