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歌う流木

No.3 17/11/09 15:28
不知火ほのか ( ♀ E4gYnb )
あ+あ-


「おい、陽が沈んだぞ…」

空は濃紺のシルクが広がっているようだ。そこに一等星が光り輝いている。


「なあ、聞いてんのかよ?オレさあ、一応ここが地元なわけ。でさ、事件とかいやじゃん。だから見ててやったけどさ、いつまでも付き合ってるわけにはいかねーからさぁ。あとは自己責任ってことで…じゃーな」
リュウは立ち上がるとジーンズの砂を手で払った。
三歩、四歩…歩くと、少し離れた場所から夏の終わりに気付いていないパリピ達のにぎやかな声が聴こえてきた。

「チッ…」小さく舌を鳴らしてから流木の方を振り返ると、女は立ち上がってリュウを見ていた。


月に照らし出されたその姿は、Tシャツに膝までのスカート。
顔は20代か…だが、斜めがけにしているポーチを見ると、もっと幼くも思えた。
髪は肩の辺りで切りそろえられた真っ黒なボブ。
顔は…

リュウは、思わずごくりと唾を飲んだ。


「あのさ…オレ、リュウ。お前の名前は?」

「桃花…」


やばっ!声も超可愛いし…




リュウが24年間の人生で、初めて一目ぼれをした瞬間だった。



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