注目の話題: 彼女持ちが女性のお願いで個人的な飲み会を開くってあります？; 警察はもう捜査してないんでしょうか？; 60代後半の男性はなにしてる？

いつか解き放たれる時まで…③続き

No.54　13/12/01 01:43
poinsettia ( ♀ ySQTnb ) あ+あ-

雅樹が帰って来るまで千鶴は落ち着かなかった。

そしてひどく落ち込んだ。

9時には藍斗を寝かしつけ、千鶴はリビングで雅樹の帰りを待っていた。

雅樹は10時すぎに帰宅した。

『お帰りなさい。』

『ただいま。今日悪かったね。大丈夫だった？。』

雅樹のスーツをハンガーにかけながら千鶴は今日の事を話した。

雅樹は疲れた様子だった。

『やっぱりか。なんか意地悪だって聞いてたけど…。ただ…、これからもないとは言い切れないんだよね。俺ずっと無理して藍斗迎えに行ってて、正直大変なんだよ。バスで帰ってくれたら仕事も穴空けないで済むんだよ。』

最もな意見に返す言葉はない。

『そのお母さん気にしなきゃいいんじゃない？。他にもいるんだろ？。』

『私今日親戚って言っちゃったから。』

『えっ?、親戚？。余計怪しいじゃん。』

雅樹はいつになく冷たく感じた。

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