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叶う筈のない夢に乾杯

No.13 13/07/15 00:34
名無し0 ( ♂ )
あ+あ-

≫12

練習が終わり、俺達はスタジオの椅子に座った

テツが言う

『ギター最高だったよ❗なぁトモキ(俺の名前)』

『ああ、最高だった。俺達はどうだった?』

『ヴォーカルもリズム隊も文句無しだよ❗』

マサキが叫ぶ

『よし❗これでメンバー決まった‼』

『ただ・・・』

と、カツジが言う

『ただ・・・何だよ?』

俺が聞いた

『トモキさん。あんたの歌は良かった。声の掠れ具合も俺好みだし。ただオープンチューニングは止めた方が良いよ』

『そうか?あんまり、やった事がねえからな。慣れねえ事はするもんじゃねえな』

テツは黙って苦笑していたた

『それに何かさぁ。俺は、こんな事も出来るんだぜ!みたいな感じが、見てて馬鹿みたいだったし。オープンの味も全然出せてねえのに』

『ああー⁉てめえ❗確かに俺は、オープンで味出せるほど弾き込んでねえよ❗だけど、初対面の野郎に馬鹿みてえ呼ばわりされてヘラヘラ笑ってられる程、人間出来てもいねえんだよ❗』

『俺、なんか間違った事言ったか?』

『間違ってるとか、間違ってねえとかの問題じゃねえんだよ❗礼儀ってもんがあんだろが⁉』

『まぁまぁ』

テツが俺を押さえながら、カツジに問いかける

『でもカツジだって、トモキのヴォーカルと、レギュラー・チューニングのバッキングは認めてんだろ?』

『ああ、だからトモキさんが、オープンをやらなけりゃなんの問題もないよ』

『なら、良いじゃねえか?』

『ちょっと待てよ。馬鹿みてえ呼ばわりした分は俺に謝れよ』

『嫌だね。本当の事言っただけだ』

『この野郎‼』

『二人とも、いい加減にしろよ‼』

テツが叫んだ

『俺もマサキも、最高のメンバーが見つかって、気分が良いんだよ‼せっかく気分が良いのに、ぶち壊すなよ‼』

『カツジ。これから言動には気を付けてくれ。モトキもカッカし過ぎだ。今日は解散。次のリハはオリジナルをやりたい。二人とも来週までに曲を書いて来てくれ』

俺は『解ったよ』と返事をした

カツジも『了解』と返した。この野郎、テツには素直だ

それも気に食わねえが、バンドをやる上では、仕方がないと思って黙っていた

『お疲れさん❗』

『お疲れさん‼』

俺達は、スタジオを出て別れた

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