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続・彷徨う罪

No.6 12/11/20 02:28
ゆい ( vYuRnb )
あ+あ-


ーー…

「ダメだよ…レイ、避けたら楽に死なせてあげられない。」

「あ…うぅっ…」

痛い…寒い…気が遠くなる…

「なぜ、避けたの?
君の大事な身体に、2つも穴を開けたくないのに。」

近づく修也のの靴の先。

カチリと鳴る弾丸の回転音…。

「修也さん、時間がありません。
時期に高瀬達が、此処へ到着します。」

この声…。
レイに支配されて気付かなかったけど、修也の他にも誰かいる。

よく見れば、スニーカーに紛れて数人分の革靴が混ざっている。

スニーカーを履いているのは、修也と…
この黒いコンバースは、マウス…?

間違いない。

擦り切れた踵は、パスクーラーの証し。

なんで、彼が修也と行動を共にしているの?

「ごめんね、レイ。
亮くんが来るまで時間がないそうだ。
これで、本当に終わりだよ…。」

だめ…。
まだ、終われない。

撃たれた肩を押さえて、何とか身体を起こす。

視界はボヤけて、修也の顔も揺れる。

「レイ?」

「たしは…私は…あんたの作った、レイじゃない…」

力を降りしぼって立ち上がる。

「え?」

キョトンと返す修也を睨む。

「私は…零。
あんたと、此処へ拉致られた主人格の零だよ…!」

「零…?
記憶を消した方か…あのクスリはやっぱり、未完然だったみたいだね。
零、記憶を全部取り戻した?」

修也の口調が冷たいものと変わる。
彼が求めたのは、私ではないのだ。

「おかげさまで…此処であった事…全てね。」

「そう。
残念だ…君には、何にも知らず苦しまずに逝ってもらいたかったのに。」

あんたの狙いは、あの事を闇に葬る事…
その為なら、魂を悪魔に売って私(妹)も、自分も殺す事が出来る。

そうなんでしょ?修也…

「死んで…零!」

弾きがねが弾かれて、弾が私を狙う。
今度は、避けられない。

高瀬…っ!

間に合わない…っ

私は、死んでしまう。

高瀬…会いたいよ…

あなたに、会いたい…

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