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【黒い糸】

No.11 11/07/27 21:08
@白猫@ ( BGhZh )
あ+あ-

私と理沙子は午後から会議室のセッティングを頼まれた

200人程が十分に入れる程の会場だ。二人なら5時までには終わるだろう..

誇りだらけの椅子とテーブルを拭いたりしていると、あっという間に3時を回っていた

「ちょっと休憩..」

理沙子が誇りだらけの椅子に腰を下ろし慌て立ち上がる

「冴子、この会社に鑑査部があるって聞いたことある?」

理沙子がスカートをはたきながら言った

「鑑査部?社内調査なんかする?」

「そう、でも公にはされてないんだって..ここって、ワンフロアーごとに部署があるでしょ、その各部署に一人配属されて、その部署の仕事をしてるんだって..」

私は愕然としていた

「何だか監視されてるみたいで気持ち悪いよね..隣で同じ仕事している人がスパイだなんてさ..」

なぜ、ここまで情報が漏洩しているのだろう..鑑査部の存在を知っているのは社長と鑑査部直属の上司と鑑査員を任命された者だけのはずだ..鑑査員同士は顔も名前も知らず会うことさえない..報告は同じ直属の上司に各個人がする..

各フロアーに一人配属されているという情報は私が数年がかりで得た情報だった..それがどうして..

「冴子?どうしたの?」

私はハッとして顔を上げた

「え、うぅん何でもないよ。ほんと嫌だよねぇ..理沙子、もしかして鑑査部のスパイだったりして..」

理沙子が笑い出す

私は動揺を隠すように饒舌になっていた

「さぁ、気合い入れて頑張らないと5時には終わんないよ。理沙子ゴー!」

腕まくりをして椅子を拭き始めた後ろで、理沙子の溜め息が聞こえた..

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