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都市大惨事

レス19 HIT数 1717 あ+ あ-

汚れキャラ( 10代 ♀ )
07/11/23 00:27(更新日時)

小説書きます☺
よろしくお願いします🙇


-2010-6月
ある都市に大惨事が起こった
死者4500人
生存者5人(行方不明者も含む)

少女-樫木ヤチル(かしきやちる)がこの大惨事を経験した生存者の一人であった…

No.923917 07/10/27 00:54(スレ作成日時)

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No.1 07/10/27 01:02
汚れキャラ0 ( 10代 ♀ )

朝一

珍しく早く起きたヤチルは制服を着た
朝ごはんは目玉焼きとハム
ヤチルは元気に学校へ向かった

ヤ「おっはよーみなみ!」

みなみと呼ばれた彼女はヤチルの親友
前田南だ

み「おはよ 今日は早いね どしたの?」

ヤ「なんだかね…早く学校へ行かなきゃいけないって思って!」

み「ふ~ん じゃ行こっか」

二人は元気よく歩いた
これから地獄を味わうとは知らずに…

No.2 07/10/27 01:07
汚れキャラ0 ( 10代 ♀ )

ヤ「やっぱり早く来たからあまり人いないね」

み「うん」

二人はたわいもない話しをしていた
ふと南が窓を見る

み「あれ?いつもそこの道…沢山人が通るのに」

ヤ「本当だ…朝早くても一人ぐらうはいるはず…」

確かに周りは不気味なほどしんとしていた

人がいないのだ
先生などはいるが
生徒がいない
おかしい…
と二人は思った
すると
「おはようございます」

No.3 07/10/28 19:56
汚れキャラ0 ( 10代 ♀ )

>> 2 その人は黒いフードを被っていて顔が見えなかった
二人は不審に思いながらも
おはようございますと返した

「貴方達は…宇宙人を信じますか?」

み「宇宙人!?」

南が呆れたような顔をした

ヤ「どうしていきなりそんな事聞くんですか?」

「これからゲームをするからです」

No.4 07/10/28 20:02
汚れキャラ0 ( 10代 ♀ )

>> 3 ヤ「ゲーム…?」

「はい、選択権はないです。貴方達はこのゲームに参加しなければなりません」

み「訳分かんないこと言わないでよ!」

「すでにこの都市の全員が参加しております」

ヤ「やりましょう」

み「ちょ…ヤチル!」
ヤ「みなみ、私達は参加しなければならない。言ってるじゃない」
み「でもこんな不審な奴…」

「失礼、私には名前というのはないものですから」

No.5 07/10/28 20:05
汚れキャラ0 ( 10代 ♀ )

み「分かったよ…やればいいんでしょ!」

南はため息ついた

「では、始めましょうか。ステージは学校です。外をご覧下さい」
二人は窓を見た

そして外を見て絶句した




「キャアアアア!!」

No.6 07/10/28 20:22
汚れキャラ0 ( 10代 ♀ )

つい先程は人一人いなかった道に沢山の人が逃げていた

追いかけているのは
それは人間とはいえない
しいていうなら筋肉で出来て人の形をした者だった

牙は剥き出し唾液を口から撒き散らしギョロリと赤い目をして
人間を追いかけていた
み「ヒッ…!」

「ルールは簡単、あれから逃げるのです」

ヤ「あれ…は何?」

「あれが、゛宇宙人゛ですよ」

み「あ!」

宇宙人が人を捕まえたそしてその鋭い牙で…


皮膚を引き裂いた

泣き叫ぶその人は飛び散る血で真っ赤
いつしか動かなくなった

み「……ぅぇっ…」

涙目の南、今にも吐きそうだ

「捕まったら…どうなるか、お分かりですね。そして、宇宙人がいるのも」

ヤ「…ひ、どい…」

「…どうかお逃げ下さい。時間がたつにつれステージは変わります。」

No.7 07/10/28 20:32
汚れキャラ0 ( 10代 ♀ )

み「あんなもんに逃げ切れって!?」

ヤ「生か死か…スリル満点ね…楽しめそうにないけど」

ヤチルの声は震えていた

「では、また後ほど」
ドアを開ける際にヤチルが言った

ヤ「貴方は誰?」

「…………」

ヤ「じゃあクロって呼ぶね」

み「あんたはこんな非常事態に!」

ヤ「非常事態だからこそ慌てたらだめだし怖がっちゃ駄目だよ。
状況が悪化するだけ」
「……クロ…ですか」
黒いフードの人は立ち去る

「ヤチルさん、ありがとうございます。名前を私にくださり」

ヤチルに言った

「そして…すみません…」

クロは小さな声で言った

No.8 07/10/28 23:57
汚れキャラ0 ( 10代 ♀ )

しんと静まり返った教室

外は大騒ぎになっているようだ
叫び声が聞こえる

二人は何も言わずただ立っていた
自分がいつ殺されるか分からない
いつ、あれがここにくるか分からない
恐怖でいっぱいだった
「ステージ1
校内に宇宙人が入ってきます 20分間お逃げ下さい」

み・ヤ「!!」

ひたひたひた…

来 る

No.9 07/10/29 00:04
汚れキャラ0 ( 10代 ♀ )

ガラッ

二人は教室から出て走った

み「結構人、居るわね」

ヤ「うん」

ひたひたひた…

!!

み「こっち…!」

小声で言う

二人は理科室に入った
ひたひたひたひたひた
ドクンドクンドクンドクン…

心臓が響きそれが宇宙人に聞こえそうで怖かった

ひた…

いつしか足音はなくなりほっと息をついた

み「…ここに居たら見つかるわ…行こう」

二人は走った

No.10 07/10/29 00:10
汚れキャラ0 ( 10代 ♀ )

ヤ「なんだかこのゲーム…」

み「なにがゲームよ…こんなのゲームじゃない!」

ヤ「なんだかサバイバル鬼ごっこみたいね」
み「サバイバル?」

ヤ「逃げる人は鬼に捕まったら二度と復帰出来ない そんな遊び」

み「捕まったら二度と…殺されるってことね」

タタタタタタ…

角を曲がると何かにぶつかった

み「ッ…」

宇宙人かと身構える

No.11 07/10/29 00:20
汚れキャラ0 ( 10代 ♀ )

「わっごめんなさいっ大丈夫?」

み「(よかった…違った)うん大丈夫。貴方は?」

「あっ私、畔 楓(ほとりかえで)よろしく」

ヤ「私は樫木ヤチル、此方こそよろしくねぇ」

か「大変なことになってるね…大丈夫?」

ヤ「うん、ステージって学校って言ってたけど複数あるのかな?」
か「一つしかないよ」
ヤ「え?でも外には…」










か「全員殺された」

No.12 07/10/29 00:27
汚れキャラ0 ( 10代 ♀ )

ヤ「…………え?…」
か「全員殺された」

二回続けて言う楓

み「そ、そんな…」

ヤ「お母さんや近所のおばさん、犬や猫まで…?」

か「…ぅん…学校に逃げた人もいるよ…」

二人は呆然と立ち尽くした
すぐに凄い恐怖が二人に襲いかかった
足が震える
握っている拳には汗
冷や汗が頬をつたる

ひたひたひた…

No.13 07/10/29 00:35
汚れキャラ0 ( 10代 ♀ )

逃げきれない
逃げきれる訳ない

震える足をなんとか動かそうとする
殺される

か「ゃっ…来たよ…」
み「分かってる…分かってるけど…足がっ!」

ヤチルは強引に南の手を引っ張り走った

ひたひたひた…

足音が小さくなる
代わりに叫び声が聞こえる

私達は死と隣あわせなんだ
怖くて怖くてもういっそのこと殺されてしまいたい
それが恐怖なのに
恐怖に負けるか…
恐怖に打ち勝つか

No.14 07/10/31 23:49
汚れキャラ0 ( 10代 ♀ )

淡々と時間が過ぎていった
三人は息が切れ恐怖で足が震え走るのもままらなかった

すると南がぺたんと地べたに座った

ヤ「!?ハァッ…みなみ?何やって」

み「私もう…ハァッ…走れな…無理…」

か「何言ってるんですか…!死ぬ気ですか…!?」

ゾクリ

ヤチルの背筋がぞくっと寒気が走った

ヤ「なんだか…嫌な予感…す…る」

か「え?嫌なよ」

ピチャリ…

No.15 07/10/31 23:58
汚れキャラ0 ( 10代 ♀ )

楓の腕に二人の視線が集中する
頭の中が真っ白
何が起こった?

何が楓の腕に…

遅れて恐怖がきた

か「ヒッ…きぃやぁぁぁぁぁぁぁ!!!」

楓の腕をつかんでいる筋肉で出来た皮膚に覆われていない
宇宙人と呼ばれているものの腕

ズルッと教室に引き込まれる
ヤチルがとっさに楓の手を掴む

ギリギリ…

ヤ「うっ…」

ヤチルの手が震える

か「ヤチルさんっ…」
このまま引き込まれたら楓はきっと死ぬ
絶対離すもんか

No.16 07/11/01 00:02
汚れキャラ0 ( 10代 ♀ )

ギリギリギリギリ…

か「…ッ…ヤチルさん」

このままではヤチルまで教室に引き込まれる向こうは真っ暗な教室何も見えない
ただ向こうへ行くと
死ぬというだけ

楓は死にたくないのとヤチルまで巻き込みたくないという気持ちが交ざって名前を呼ぶことしかできなかった

南も楓の手を掴む

か「南さっ…!」

No.17 07/11/01 00:10
汚れキャラ0 ( 10代 ♀ )

楓は泣いていた
どうすればいいか分からない

だがすぐに決意した

か「…ありがとう…ございます…」

ヤ「ッ…?」

か「どうか私の分まで…」

手を軽くふると簡単に手が離れた

ヤ「なっ…」

か「私の分まで生きてくだ」

勢いよく楓が教室に引き込まれる

み「かえでっ…!」

バン!!!!

手をもう一度掴もうと思ったが…
遅かった

そこには
静まり返った廊下と宇宙人がボタボタと垂らした唾液と
虚ろな目で教室のドアを見つめる
無力な二人の少女がいた

No.18 07/11/23 00:18
汚れキャラ0 ( 10代 ♀ )

ひたひたひたひた…
足音が聞こえる

二人はしばらくその音を聞いていたが
ヤチルが南の腕を引っ張り階段の方へ行く

み「…………ぅ…」
南が小さく泣いた
ヤチルも泣く
み「どうして…こんなことするんだろう…
どうして…こんなことになったの…?」

や「南…」
み「もうやだ…やだやだやだやだ!死んだ方がマシ!」
や「南!楓の分まで生きよう?言ってたでしょ!?恐怖で死にたくなるのも分かるわ!
でも、生きなきゃ!生きて…早く…」
顔をふせ泣く

No.19 07/11/23 00:27
汚れキャラ0 ( 10代 ♀ )

み「ヤチル…ごめん…」

や「…南…私達絶対生きよう 生きて…どうしてこんなことになったのか二人で…」

み「うん…私達楓の分まで生きてやるわ
絶対に
許さないわ…あの宇宙人!」

や「そうねっ…!?」
み「?」

ヤチルがかたまる
そういえばひたひたとさっきから聞こえている
いやぼたぼたと水が落ちる音も―
そっと横目で見る

やっぱり
そこにいた
宇宙人が

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