ナイト・ソルジャー

レス2 HIT数 44 あ+ あ-


2026/01/05 18:03(更新日時)

夜の街を行き交う人々を誘いかける女達と男達。
競い合う視線の先に積み上げられたシャンパンタワーは、誰も支える事はできない。
終わらないビンゴとルーレットは、街のどこかで繰り返される。



No.4412784 (スレ作成日時)

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No.1

ネオンライトの中を、高級車が行き交っている。
サリーは、セットしたばかりの、ウェイブがかかった髪を揺らしながら、タクシーから降りた。
今日は、遅刻できないーー
携帯を開いて、時間を確認し、店への階段を上がる。
ヒールに付いた汚れを、入口のマットでこすり落とし、自動ドアをくぐり抜ける。
「お疲れ様です」
ドアの向こう側にいた男の子が、すれ違いに声をかける。
「お疲れ」
別の黒服の子が、サリーにタイムカードを持ってくる。
「今日、早出だったんですけど、リューさんたちが同伴が入ったんで、サリーさん、深夜勤、いいですか?」
「、、、、そのつもりで、メール飛ばしたんでしょ?」
「はい。そう聞いてますけど」
サリーは、ラメ入りのショールを黒服に投げつけて、
「レストルーム、3番、誰も入れないで」と、店の奥へと、足早に、ヒールの音を響かせて行く。

No.2

まだ薄暗く、オリーブグリーン色に沈んでいる店内で、顔なじみの客が、面白がるような表情をサリーに向ける。
そのうち、サリーのヒールのかかとが、大理石のフロアの上で、止まった。
(マスカラ、忘れた、、)
唇をかみしめて、レストルームのドアを開け、スツールに腰をおろす。バックを放り投げて、ポーチを取り出し、アイペンシルを探す。
鏡に向かって、いつもより濃いめに瞼(まぶた)をなぞり、じっと、瞳を見つめる。
手をのばして、タイムカードを引き寄せ、その横に置いてあるシフト表に目をやる。
女の子たちの名前の一番上に、ミミが載っている。
(また、あの女、、、、)
ドア越しに、最近流行りの音楽が流れてきた。
ラテン系のビートの中で、うるさい常連客たちが奇声をあげているのが、聞こえてくる。

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