こちら続きです(;^ω^) フーリーヘイド

レス345 HIT数 4007 あ+ あ-


2025/06/13 17:20(更新日時)

前回のスレ満杯になったらしくこちら続きです。(;^ω^)

小説など書いたことない全くの初心者です(;^ω^)

この物語を読む前に注意してください。

これはあくまで俺が空想した架空の世界です。

現実の世界とは一切関係ありません。

読んでる途中で不快に感じたり、

生活に支障が発生しそうな場合はすぐに読むのをやめてください(;^ω^)



~プロフィール(;^ω^)自己紹介~

ハンドルネーム:saizou_2nd

1980/08/12 生まれ

7年過ごした妻が鬱により2年前他界。

ショックから立ち直れず現在、生活保護中で心療内科に通院中。

何か出来る事は無いかと、頭を使うのはタダなので七転八倒中。



~この作品について(;^ω^)~

俺は赤ん坊の時、どの部屋だったかは定かではないが。

母親が俺のオムツを替えようとしていて、

小便を母親にかけた時、

人を嫌がらせる方法を覚えた。(なぜかおぼえている)


幼稚園卒園の時、問題児だった俺の担当の先生?がなぜか泣いているので、

何で泣いてるのと聞いたら隣のクラスの先生が結婚できなくなったのよと言った。

あの時の怒りは未だに忘れない。

「お前凄い良い女なのに何で結婚出来なくなるんだよ!」

先生の服ガッチリ掴んで叫んだ。

どんなに大暴れしてもあの先生は俺を怒らなかった。

「俺が結婚してやるよ!だから泣くなよ!!」

先生はありがとう、と言って俺を抱きしめた。

この時、俺は悲しみ、愛、怒り、お金では買えないものを、

先生から受け取ったのを覚えている。

小学校1年生の時、空に浮かぶ島があるという話を聞き、

1か月間探したが見つからず、

何でそんな話が出来たんだろうと考え始める。

この物語はその時から現在も進行しているが、

そのたった一つの疑問を追及し続けた愚かな行動の一部だと思って頂きたい。



しつこいようですが、俺は鬱であり自己表現により自分自身の治療も兼ねたこの物語。

文法、ルール、言葉遣い等、高卒以下の知識にて作成のため、

読書家の方、知識のある方には大変読みづらく不快な思いをさせます。

早い話、もう読みたくない!っと思ったら、すぐに読むのをやめてください。

責任を取れません。

無責任にも俺は、ある馬鹿馬鹿しい救いようの無い空想に達し、

これを表現すべきか半年悩みました。

表現したいのだけれど、表現してはいけないのではないか。

今も言葉を選んで慣れないキーボードを叩いてる始末です。

できれば中途半端でやる気をなくして作成をやめてしまえとさえ思っています。



いつまで書き続けるかわかりませんが、

頑張ってみます。


25/06/09 04:30 追記
最初から読みたい方はこちらへ(;^ω^)

https://mikle.jp/viewthread/4259320/

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No.4274042 (スレ作成日時)

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No.101

従い移動する者がミイに何か知らせてる。

「!!一緒に行くワンッ!?(;^ω^)

 危険だワン!(;^ω^)

 ここからはどうなるか分かないワン!

 もどったほうが...!」

そう言い掛けたミイをジャンクが止める。

「お前ら...。(^ω^)

 俺に名前付けてほしいって....?(^ω^)」

ジャンクの目が光る。

悪い顔である。

「!!!!(;^ω^)(;^ω^)」←しまった!と思う従い移動する者二人。



「ビックとクエスだっ!(^ω^)」



(・ω・)(・ω・)(・ω・)(・ω・)(・ω・)

あれ?まともだし、良くね?と思う五人。



「センスないか?(・ω・)」



(;・ω・)(・ω・;)(;・ω・)(・ω・;)(・ω・;)

いや...良い...よね...?と思う五人。



「ないかセンス。(・ω・)」



(;・ω・)(・ω・;)(;・ω・)(・ω・;)(・ω・;)

ひねりも何もないね、ねっ、ねっ?とコソコソする五人。



「シックスセンス。(・ω・)」



(;・ω・)(・ω・;)(;・ω・)(・ω・;)(・ω・;)

あれ!少し面白いよ!?とワクワクする五人。



「とてもいい匂い。(・ω・)」



(;・ω・)(・ω・;)(;・ω・)(・ω・;)(・ω・;)

いいぞ!くだらなくなってきた!ドキドキする五人。

No.102




「明日の天気はスフィンクス。(・ω・)」←もう自分で少し笑ってる



(;・ω・)(・ω・;)(;・ω・)(・ω・;)(・ω・;)ブフゥー!!!!!

意味わかんね!!!しかも言いやすい!!!吹き出す五人。



「いやっ!!違うでしょっ!!!(;・ω・)←もう笑っている

 名前でしょっての!!!(;・ω・)

 なんで笑ったら負け選手権開催してんのっ!!

 んっ!!!?

 言ってごらん!?(;・ω・)

 んんっ!!!

 あと10秒以内ねっ!!!!(;・ω・)

 時間内に俺、納得いく事言わなかったら、

 あれだからね!

 踊るからねっ!!!(;・ω・)」



(;・ω・)(・ω・;)(;・ω・)(・ω・;)(・ω・;)

うあぁ...踊り見てぇ~...!と思う五人だったが、

ジャンクに刺激のある言葉を相談する。



「ハイッ!(・ω・)←腰に手を当ててカウントダウンと共に腰を振る

 3!(・ω・)

 2!(・ω・)

 1!(・ω・)=3」←自分で吹き出してどうでも良くなっている



「(;・ω・)寝台特急殺人事件!車内販売員は見た!」



10秒と言ったのに3からのカウントダウンにも関わらず、

必死で叫んだドネ。



(;・ω・)(・ω・;)(;・ω・)(・ω・;)(・ω・;)

微妙だなぁ...気になるけどな...。とコソコソする五人。

No.103

~ ええ(;^ω^)休憩入ります ~

~ いつもくだらない事ばかり思い付く俺ですが(;^ω^) ~

~ これもフーリーヘイドだという事で ~

~ ご納得して頂けたら幸いです(;^ω^)... ~

~ 豪華晩御飯食べた後、薬飲むので(;^ω^) ~

~ もしかすると寝てしまうかもしれませんが ~

~ どちらにせよ書き込みします(;^ω^) ~

~ 18:30目指します(;^ω^) ~

~ 休憩です~(;^ω^)> ~

No.104

~ いつも食べてか思うのですが ~

~ 栄養が一気に体内へ ~

~ 寝ます ごめんなさい ~

No.105

~ おああぁぁっ!!!!汗まみれ!! ~

~ 読者の皆様!!!まずは謝罪をっ!!!!(;^ω^) ~

~ 申し訳ありませぇぇん!!!!!orz ~

~ すんごい爆睡しました!!!!!orz ~

~ たまに起きて寝ぼけながら ~

~ オンラインゲームの友とお話して ~

~ 寝てましたぁぁ!!!!!!!!orz ~

~ ヴェアアアァァァアアアアッ...てかんじで ~

~ 頭ふらっふらで今これ書いてます!!(;^ω^) ~

~ やっぱり俺は良いもの食べちゃダメなんだなぁ...(;^ω^)... ~

~ 仕事放棄だよ...(;^ω^)...今の俺の... ~

~ 12:00に必ず再開します!!!(;^ω^) ~

~ オオカミ少年かよって感じ...(;^ω^)... ~

No.106

~ 目ヤニであかなくなった右目が ~

~ ええ、もっと寝たいよ~とほざいたので ~

~ 真水でスキンヘッドの頭ごとガッシガシ ~

~ 洗ってやりました(;^ω^)ビオレで(ボディーソープ) ~

~ ちょっと涙目(;^ω^) ~

~ 書きます~(;^ω^) ~ 

No.107

「いやいやっ!(;・ω・)

 もういいでしょ!

 このままだったら順番にみんなやるはめになるでしょ!(;・ω・)

 ジャンク!(;・ω・)

 いいよ!

 センスあるよ!(;・ω・)

 でも何でいきなりそんなぴったりの名前が?(;・ω・)」

何とか選手権を中止するドネ。

「いや(;^ω^)だって。

 ビックリマークにクエスチョンマーク、

 合わせたような体してるから...(;^ω^)...。」

「(;^ω^)(;^ω^)(;^ω^)(;^ω^)(;^ω^)あぁー...。」

凄く納得いく五人。

「どっちがビックなんでしょ?(;^ω^)

 二人とも同じだから見分けが...。

 ドネ、私と一緒にいた人ー!(;^ω^)」

はーいみたいにトテトテと二人に歩いてくる従い移動する者。

「ジャンク、私と一緒にいた人ー!ワン!(;^ω^)」

よいしょーという感じで走って二人に並ぶ従い移動する者。

「ん~...なんか姿をお互い区別するべきだなぁ。(;^ω^)

 姿がおんなじだからなぁ...。(;^ω^)」

腕を組んで悩むジャンク。

「えっと私何とかできるかもです。(^ω^)」

ミトナがそう言うとジャンクとドネの服装を、

まずいつか、出現した球体でスキャンし始める。

「(;・ω・)!」

ドネはこの変な効果音のする球体を見て、

思い出したのである。

ンジマオオォォン!という音と共に縦線、横線を周辺に出現させ、

所々でプラスになる中、

映画の早送りの音をかすかに出す球体。

ミトナの目の前に浮かんでいる。

No.108

これは!あのエッチな画面が出て来た時の球体!(;^ω^)

ドネはそれを思い出し冷や汗をかく。

ジャンクとミイ、従い移動する者にあれを見せてしまう可能性が、

あるのではないか!(;^ω^)

心配で仕方ないドネの視界にミイが入った。



「(/ω\)」



ミイがもう知ってしまっているよ!(;^ω^)と、思うドネ。

{知る}者の宿命である。

気が付くとジャンク側の従い移動する者に、

ジャンクの上着、チェック柄の半袖ポロシャツを着せ、

ドネ側の従い移動する者には、

ドネの上着、赤いパーカーを着せる事に。

何故かよく似合っている。

「(^ω^)(^ω^)」

飛んで喜ぶ二人。

「へぇーミトナちゃんこんな事も出来るんだな...。(;・ω・)

 球体?...なのか今の...すげぇな...。(;・ω・)

 ....あれ?...おい?」



(/ω\)(/ω\)



ミトナとミイが真っ赤になって泣いている。

「いやぁなんかね。(;^ω^)>

 ミトナこの機能使うとしばらくこうなっちゃうらしいんだよね。

 まいったまいった、ハハハハッ。(;^ω^)>

 それをミイが知ってしまったんだと思うよ。(;^ω^)」

フォローするドネ。

No.109

「...(;・ω・)ミトナちゃん大変だな...。

 ま、まあ、とりあえずだ!(;・ω・)

 チェック柄がビック!

 パーカーがクエス!

 どうだ!?(^ω^)」

「(^ω^)(^ω^)」

二人とも賛成の様子。

「決まったね。(^ω^)

 そういえばジャンク。

 お前と繋がっている友達はどうするんだ?

 ビックとクエス見てて思ったんだけど。」

「(;・ω・)あ。

 ...そうだよな...。

 どうしよ、ミイ..。(;・ω・)」

ようやく立ち直ったミイが、

「ビックとクエスみたいに、

 行きたいって言うものは居ると思うワン。(;^ω^)

 でも...。

 それはもう帰って来れないという事だから、

 簡単に良いよと言える事ではないワン。

 ビックとクエスも私は心配だワン...正直。」

ミイの言う事はもっともである。

遊んで帰ってくる訳では無いのだからだ。

しかも帰って来れた石像でさえ、

今こうして涙を流して語り部となっているのだから。

「...そうですね。

 この石像を前にして...。

 簡単に良いよとは言えませんよね...。」

涙する二人の石像を眺める六人。

No.110

「...なぁ。(;^ω^)

 もう最後なんだしよ。

 一旦、お互い三人で二組に分かれて、

 戻らないか?(;^ω^)

 里帰りじゃないけれどもよ。

 最後になるかも知んねぇ訳だし。」

「賛成です!\(;^ω^)/

 ジャンクさんの意見に賛成です!!」

「ワワワワワン!!!\(;^ω^)/」

妙にはしゃぐミトナとミイ。

...またなんか企んでるな...(;・ω・)=3と、

心でため息を付くドネ。

「よし!決まりだな!!(^ω^)

 ほんじゃな!

 ドネ!

 間違ってもこっち来るなよ!(^ω^)

 肉片になっても知らねぇからなっ!ハハッ!(^ω^)/」

「行って来るワン!!!(^ω^)/」

「(^ω^)/」

あっという間にいなくなるジャンク、ミイ、ビック。

「...どんな目に合ったんだジャンク...(;^ω^)...。」

「さ、さぁ...。(;^ω^)」

「(;^ω^)...。」

呆れる残された三人。

とりあえずドネの部屋に移動する事にした三人は、

スパゲティーでも食べようと言う事で一致したようである。

ジャンク達は皆に行きたい者がいるか、

よく考えて答えてもらおうという事で一致していた。

今もなお涙を流し続ける二人の石像は、

あえて語っていなかった事を忘れ、

向かってしまった二組に、

ただ涙を流すのであった。

No.111




ドネの部屋が無い代わりに、



目の前で愕然とし、



辺りを見回すジャンク、ミイ、ビック。



三人が少し濃くなった灰色の中で目の前にいる。



困惑するドネ、ミトナ、クエス。



さらに驚くのは、



灰色と眩しさ以外の、



産まれ消えゆく世界、



沢山いたジャンクと繋がった者や、



繋がっていなかった存在も、



消えていないのである。



ドネは直感で思った。



石像はすでに失われたものを、



用いて語っていたのだと。



世界は既にここまで侵食していたのだと。



ビックとクエスもその僅かな生き残りだったのだと。

No.112




もう既に精神的攻撃が始まっているのかもしれない。



俺達はこんな絶望の連撃の中を、



進んでゆくのか。



ドネは正直、



心から冷たくなる恐怖を味わった。



なかなかの事ではへこたれないジャンクでさえ、



現状を悟って泣き叫んでいるのである。



あんなに仲良くなったのに。



あんなに良い奴らだったのに。



また助けられなかった。



まただ。



また俺は知らずに安心して甘えていたんだと。



ミイとビックを抱きしめて謝り続けるジャンク。



ドネは。



このジャンクの激痛を知っている。



ドネもクエスを抱え抱き、ミトナも抱き寄せるしか出来なかった。

No.113

絶望。

それは様々だと思う。

色が、

事細かに何色も。

種類があるように。

私が思うに。

良く頻繁に使われるようになった、

誰でも表現できるこの二文字は、

本当にそれが。

訪れたものと、

まだ知らない者にとっては、

悲しい事に。

違う色に見えるのだ。

百聞は一見に如かず。

この言葉を考えた人は、

天才であると言いたい。

もう救いようが無いのだ。

それを背負って行くしかないのだ。

その重く背に刺さり込む荷を、

むしろ愛さなくてはならないのだ。

荷を捨てても、

置き去りにしても、

焼いても、

砕いても、

食べても、

もうそれは既に、

嘘なのだ。

嘘ではない嘘なのだ。

私はそれでも足掻いて見せる、

みっともなく見苦しい、

荷の重さに喘ぎ、

醜くくも歩む者は、

眩しく愛おしい、

最高の光である事を、

願わんばかりである。

No.114

もはや言葉には表現できない、

ジャンクの悲痛な、

繋がった者達への、

後悔の叫びは、

どうか聞こえてほしい。

どうか届いてほしい。

答えなくても良いからと、

願わざるを得ないほどの、

涙と絶望、自分への悔しさの絶叫。

次から次へと、

あふれ出てくる、

思い出。

次から次へと、

あふれ出てくる、

芽生えた思いやり。

次から次へと、

あふれ出てくる、

お互いを教え合った出来事。

絶望という名の斬首の斧が、

無残にも泣き叫び思い出に浸っている者と、

去ってしまった大切な者を繋ぐ糸を、

断ち切る。

その痛みは、

激痛などではなく、

おそらく、

失神に近いものなのだろう。

あまりの激痛に。

だから、

どうしたのだ。

歯を食いしばって血がしたたり落ちる程、

生えている髪や毛などむしってしまえ。

耳などいらない。

腕などくれてやれ。

足など腐れてしまえ。

進めと私は、

ジャンクに言いたいが、

言えない事を情けなく思い、

記す。

No.115

~ ええ(;^ω^)休憩入ります ~

~ と言う訳でですね...(;^ω^)... ~

~ 夢物語はもう終わりって感じになりましたが ~

~ 第十二話から更にひどくなる中(;^ω^) ~

~ 希望があったり変なやつ出てきたり ~

~ びっくりしたりっていう展開です ~

~ これはですね、言い忘れてたんですが ~

~ 阿部公房さんの砂の女っていう小説 ~

~ 読んだことありましてね(;^ω^) ~

~ 高校生だった俺は衝撃受けましたねぇー(;^ω^) ~

~ こんな単純な事で残酷になれるのかっていう ~

~ 凄いショック(;^ω^)未だに忘れません... ~

~ 休憩しますー...(;^ω^)... ~

No.116




「なんでよ...?



 たしかに俺の事ボコボコに、



 したかもしんねぇけどよ...うぅ...。



 ...な゛がよぐな゛っだじゃねぇかよ...!!



 ...なあっ!!!!



 ...何とか言えよ!!!!!



 な゛ぁっでよ゛ぉぉっ!!!!!



 ...!!!!!!



 じらな゛い゛でふざげででごめ゛んな゛ぁっ!!!!!!!!!



 う゛あぁぁぁぁぁああああああぁあ!!!!!!!!」



...。



もう。



絶望。



もう。



ひたすらに。



手遅れなのだ。



絶望。

No.117

ジャンクが身を投じて、

灰色側の繋がった存在達に、

原型が無くなるほどに、

痛めつけ、弄ばせ、慰めさせ、落とし入れさせ、

だからと言って、

やり返したり、憎んだり、恨むことなく、

受け入れる事が出来るからこそやってみせた。

どう足掻いても、

その者達ができる事、

今できる事はジャンクにとって、

喜びとはかけ離れた行動しか、

できないのだから、

ましてや不老不死という大きな可能性を、

持ったジャンクにとっては、

それを通して愛を教えるしかなかったのだ。

結果。

彼らはジャンクを気に入り、

もうジャンクには嫌がる事はしたくないと、

見事学んだ矢先であるにもかかわらず、

地獄に行った後に浸食があったのか。

それとも石像が見せていた語りだったのか。

どちらにせよ、

あの出来事はジャンクにとって単純に、

素直に嬉しかったことに他ならないのだ。

それが今となってはこのざまである。

かける言葉等、

あるはずが無いのである。

あるとするならば、

消えた友達が、

どうしたの?、と言って、

全て勘違いだったという、

結末ぐらいのものであるが、

それは無い。

No.118

「わかんねぇだろおがよ!!!!

 奥の奴がただ見えなくしてるだけかもしれねぇだろうが!!!!!

 勝手にてめぇで決めつけて!!!!!

 ここで泣いてりゃ前に進めんのかっ!!?

 それこそっ!!!!!

 奥の奴の思い通りになるだけだろうがっ!!!

 あああぁっ!?」

ドネがジャンクを思いっきりぶん殴る。

「.....。」

そのまま倒れ込み動かないジャンク。

馬乗りになって泣きながらジャンクの顔面を、

殴り続けるドネ。

もう、殴りすぎてドネの拳は、

血だらけの上、骨が見えている。

ジャンクも立ち上がり、

ドネをぶん殴る。

涙なのか、歯なのか、鼻水なのか、よだれなのか、

もうわからないまま、

言葉にならない叫びをあげながら、

お互いに殴り続ける。

ドネの腕はやがて変形し、

ジャンクの首は折れ、

周りは血の海の中に、

骨と歯が飛び散っている。

それでも止めないのだ。

気を失う事が出来ないためでもあるが、

それ以上に、

素直に、

悔しいのだ。

自分が。

許せないのである。

それをこうして分かり合えるのは、

ジャンクとドネ。

お互いしかいないのだ。

No.119

よく考えてほしい。

ここですらこんな状態なのだ。

いつか説明した、

今いる灰色と眩しさの世界で、

産まれ消えゆく世界や、

ジャンクと繋がった者達や、

他の存在が無いという事は、

当然。

ミトナの音と光の世界、

ドネの住んでいた部屋のある世界、

ジャンクの住んでいた世界。

そして地獄の成れの果ての世界。

それらも既に無くなっているという事である。

ジャンクに部屋へ行こうとしてそもそも、

ここへ来てしまったのだ。

たしかにドネの言う通りかもしれない。

これもまやかしであり、

じつは皆無事なのかもしれない。

かもしれない。

だが。

...。

これはもうその場にいるこの、

六人しか分からない事なのだろう。

肌で、匂いで、目で、耳で、本能で。

分かる事なのだろう。

ミイですら泣いているのだから。

ミトナですら泣いている。

ビックとクエスも。

それなら最初から、

遠回しにせず、

この現状から言ってほしかったとさえ、

思えてしまう。

No.120

でも、

産まれたばかりの子猫を、

乳も飲ませず、

ネズミを捕まえて来いと言う、

親猫はいないのだ。

きっと考え抜いて、

練りに練った末の、

語り部なりの、

最善の方法だったに、

違いないのだ。

もう既に、

殴り合うのを止めて、

顔面がグシャグシャになりながら、

もう泣いてるのかすら分からない状態で、

倒れている二人。

それを涙して、

眺める事しか出来ない四人もまた、

辛いのである。

この絶望という名の絵を、

買い取って部屋に飾ろうものなら、

その家や、

血の繋がった者はきっと、

いともたやすく、

消え失せるであろう。

この絵と共に。

それぐらい、

今見えている景色は、

眩しさが僅かなのである。

いつも記すが、

もういい。

No.121

石像の元へ帰って来た六人。

不思議な事に、

ジャンクとドネが石像の涙に触れたとたん、

少しずつ傷が癒えているのである。

無言ではあったが、

ミイがジャンクの治療、

ミトナがドネの治療、

ビックとクエスもその手伝いを、

六人黙々と続ける事にした。

さっきまでここでふざけて笑っていた、

六人とは思えない姿である。

石像もどこか悲しげに見えるのは、

気のせいであってほしい。



...。



..。



.。



どれくらい時間が経ったのだろう。

ジャンクとドネもすっかり元通りにはなったが、

元気、と言うより精神は元に戻っていないようだ。

それは他の四人も同じ事である。



ヒタッ、ヒタッ、ヒタッ。



何かがこちらに歩いてくるような音が聞こえる。

六人が何気にそちらを向いた時、

さらに驚くことがあった。

壁、遮断する者がいないのである。

進むべき方角が丸見えなのだ。

元々、壁など無かったのか。

それとも。

とにかく無いのである。

お互いの顔を見合う六人。

No.122

フーリーヘイド 第十二話 ~ここは約束した通りの地獄だった~



以前の愛の世界へと繋がった通り道と思っていたこの通路は、

以前と違い、

薄暗い洞窟で結構な広さのごつごつとした、

岩肌っぽい地下の空洞を思わせる景色の中、

六人は石像の近くで集まっていた。



「アトナ、アトナ。」



そう言って現れたのは、

真っ白いローブを着た、

子供のように背の低い、

フードを被ってはいるが、

顔が真っ白というか、発光しており、

目が逆に暗い。

右手?にランタン?の様な物を持っており、

それもまた光るのではなく、

逆に暗いと言う、

何とも想像しがたい姿をしたものが、

六人に向かって二言喋った、

と言うよりもそう聞こえる音が、

聞こえたと言った方が良いのかもしれない。

「今、アトナって...。」

「あ、ああ。

 俺も聞こえた...。」

ジャンクとドネが久しく喋り、

その言葉に他の四人もそうだと言わんばかりに、

頷いている。

するとこちらを気にしながら背を向けていこうとする、

発光する者。

止まってはこちらを見ている。

No.123

「ついて来て欲しいのでしょうか...?」

ミトナが立ち上がりながら言う。

「どちらにせよ進むしかないワン...。」

他の皆も立ち上がり進み始める。

やはりそれを見て発行する者も進み始めた。

発光する者と六人。

お互い距離を取りながら歩いて行く。

こうしてとうとう奥へと向かい始めた六人。

第一歩を踏み出した訳である。



ややしばらく歩き続けた。



突然、発光する者が、

今まで歩いて来た洞窟の左壁に、

ドアがあり、そこでアトナ、アトナ、と言い始めた。

そのドアがまた特殊であり、

ドアノブがあるべき場所に、

白い発光体があり、

丸くぼんやりと明るいのだが、

ドアは何と言うべきか、

学校にあるグランド。

野球なりサッカーをする場所に、

フェンスが学校外へボールが行かない様、

立っているのは知っていると思うが、

漆黒の中に白いフェンスの様な物が、

一つ一つ均等なひし形ではなく、

オッ、モッ、コッ、ソッ、と言う音と共に、

一つ一つが大きかったり、形が変わったり、

似たような画像をその音と共に切り替え、

スライドショーを見ているような、

そんなドアである。

No.124

急に気味の悪い画像が出て来そうな、

そんな気持ちの良いものではない事は確かである。

距離は取っていたものの、

やはり発行する者はアトナと言うとドアが開き、

明かりが中から外を照らしている中、

こちらを見て待っている。

「...。(;^ω^)

 罠なのか?」

「可能性はあるワン...。」

ジャンクとミイ。

「(;^ω^)(^ω^;)...。」

顔を見合わせるミトナとドネ。

気が付くとビックとクエスがもうドアの前に行き、

発光する者を見上げている。

「!!!(;・ω・)...おい!」

思わず叫ぶジャンク。

「...!ジャンク、違うワン!!(;・ω・)

 ...急いで中に入れって言ってるワン!!!」

飛び跳ねて早くとアピールするビックとクエス。

「いくぞ!」

全員ドアの中へ急いで入る。

発光する者が全員入った事を確認し、

自分も中へ入りまたアトナと言うと、

さっきとは違う外見の真っ白い、

普通のどこにでもありそうなドアがぱたんと閉まる。

顔を見合わせる四人。

ビックとクエスは発光する者に、

ひたすら頭を下げてお礼を言っているように見える。

しばらくそれを眺めていた発光する者は何も言わず、

また歩き始めた。

No.125

六人が入ったそこは、

広い部屋で全部真っ白。

四角い箱の中、と言った感じで家具とかは一切無く、

部屋の中央にやたらと高い四角い、

テーブルにしては立って食事を強いられるような、

そんなものがある。

発光する者はそこへ歩いて行き、

こちらを見る。

相変わらず六人もそれに従い、

四角を全員で囲むような状態に。

発光する者が持っていたランタン?を、

テーブルに置いた途端、

音も無くそれは四角く黒い、

薄い板となってしまった。

するといろんな角度から、

白い薄い紙のような物が飛んできて、

板に集まり、

気が付けば本になっていた。

発光する者がアトナと言いながら、

開かれたページを指さす。

ビックとクエスも、

見たいと言った感じで飛び跳ねているので、

ジャンクとドネが抱えようとしたが、

気が付けば発行する者が二人を抱え、

テーブルの上に立たせていた。

皆それに驚きながらも本を見てみる。



「赤は、グジュジュが残ったのが通る。」



たった一言それが書いてあった。

No.126

「?」

お互い顔を見合わせる六人。

パッといきなり部屋が赤くなるまでは。

「ん!?(・ω・)」

ジャンクが思わず声をあげた時、

発光する者が人差し指を自分の口?に当てて、

静かに、と言った感じの動作の後に、

他の皆にも動かないでと言った仕草を見せる。

「...。」

黙って言われたとおりにする六人。

すると何人の足音であろうか、

もの凄い数の存在が、

何かが歩く様々な音が、

外から聞こえてくる。

やがてそれはどんどん近づいてきて、

ドアの外をとうとう通り始めたのだ。

そして他にも聞こえてきたものが、

酷いのである。

なぜか何を言っているのかわかってしまうし、

表現したくない程の言葉を叫んだり、

呟いていたり、普通に喋ったりしており、

しかもそれら全て、

独り言のように聞こえるのだ。

ここで表現できそうなものを、

何点か以下に記す。

「今度はあれを盗もう」

「明日で何人目かな?」

「裏切るのはやめられない!!」

「いつ見ても、本当にいつ見ても興奮するよ、あの表情...。」

「さてと、まだ足りないな。」

「何で助けてあげてるのに皆、泣くのかなぁ...。」

No.127

六人も黙って動かないではいるが、

同じ事を考えているはず。

恐ろしい程に、

情けのかけらも感じられない、

考え方の基本。

原点はもう既に悪とされる事を、

空気を吸うように成し遂げてしまう者達。

そう言った者たちが今、あのドア一枚の外を、

もの凄い人数で、しかも、

話し方から察するに、

お互いに気が付いてはおらず、

大行進をしているのである。



やがて、

その大行進が過ぎ去り、

部屋は白一色に戻った。



何だったんだ今のは!と叫びそうなジャンクを横目に、

発光する者がまた本を指さす。

今度は一言ではないようだ。

以下にそれを記す。

「彼は眩しいものが嫌い。

 眩しくないものが大好き。

 眩しいのが嫌いなので、

 眩しくないものを見せて、

 喜びを見せる。

 僕は説得する。

 でも彼は嫌がる。

 でも僕が彼に触れた時、

 嫌じゃなかったでしょと言うと、

 凄く怒る。

 でもその後に謝る。

 そして泣くんだ。

 僕は彼を慰める。

No.128

~ ええ(;^ω^)休憩入ります ~

~ さっきちと休憩長くなったので ~

~ 一気に書いてみました(;^ω^)>すいましぇん ~

~ ここらへんの表現はおそらく ~

~ 大好きだった銀河鉄道の夜にちょっと ~

~ 影響されているかもしれません(;^ω^) ~

~ この先どんどんこういった世界が ~

~ 展開していきます(;^ω^)読者さん減りそう... ~

~ 休憩しますー...(;^ω^)... ~

No.129

 彼が嬉しそうに、

 泣きながら、

 抱きついてくる。

 悲しそうに、

 自分が嫌いになる。

 抱きついてくる。

 僕は彼を慰める。

 知らないうちに、

 僕と彼は友達になった。

 彼も喜んだ。

 僕も喜んだ。

 彼が喜ぶと思って、

 僕がする事は、

 何でもあげる事。

 僕が喜ぶと思って、

 彼がする事は、

 何でももらう事。

 僕は君達にもあげる。

 その子は僕の一部。

 君たちの中にも、

 僕と彼の一部があるから、

 ケンカしないでね。」

「これは...。

 アトナ...?

 こいつも...

 アトナ...?」

ここで信じられないと言う思いは、

俺達の中の{彼}がしているのか?

そんな事を思いながらつぶやくジャンク。

「もう信じるしかないワン。

 たとえこれも罠や偽り、

 もしかしたら語り部がまだ語っているのかも。

 どれにせよこれは信じて進むしかないワン。」

No.130

「私も賛成です。

 先程の赤い集団...。

 認識できる存在もいれば、

 できない存在、

 未知の存在もいました。

 しかもあの大行進、

 大人数の中で、

 誰一人、

 隣にいる者にすら気が付いていない...。

 一人だと思って歩いていた...。

 これより先は、

 このアトナさんに頼るしか道はありません。

 どんなに計算しても予測しても、

 このままアトナを信じないで進んだ私達を待つのは死です。」

ミイとミトナが意見を述べた。

ビックとクエスも既にアトナ?と遊んでじゃれている。

「君は...。」

そう言い掛けたドネに、

アトナが片手にビックとクエスを乗せながら、

もう片方の手で本を指さす。

「ミトナとドネを連れて来てくれて、

 ありがとう。

 すごく嬉しいよ。

 でもねあまり喜ぶと、

 彼は怒るんだ。

 ごめんね。

 僕にとって彼も、

 友達で、

 大事なんだ。

 しばらくここで休んで。

 そして考えて。

 僕らが奥へ進んだように、

 君達にも出来るよ。」

No.131

「(;^ω^)=3...。

 とりあえず、

 旅支度の宿...。

 て感じなのかな?(;^ω^)」

ドネの言葉に皆の緊張の糸がほぐれ、

微笑ませた。

どうやらここはひとまず安全な様である。

聞きたいことが山ほどあったが、

皆それよりも、

正直、

今は精神的なダメージが大きく、

休むのが優先の様である。

すると突然、

本当にパッと一瞬であった。

いつの間にか高かったテーブルが低くなり、

気が付けばなかったはずの椅子に座り、

小さいビックとクエスもちゃんと座れる椅子に、

座っていて、

上座にアトナが立っており、

目の前には料理が一品、

皆、一人ずつ用意されている。

アトナがどうぞ食べてと言うような仕草をする。

ビックとクエスは何やら虹色の様なアンモナイトを、

パンのように顔に近付け食べている様である。

口は見えないがアンモナイトが削れていくのが良く見える。

余程気に入ったらしく凄い勢いで食べるビックとクエス。

ミイの前にもアンモナイトが見える。

「こ...これは...ワン....!(;^ω^)

 な...何でこれがここに!!?(;・ω・)」

アトナはニコニコして(;^ω^)良いから食べなさい、

と言った感じで促す。

凄い勢いで食べ始めるミイ。

嬉しさのあまり少し涙ぐんでいる。

No.132

ジャンクも目の前の料理様に見えるものに、

驚愕している。

ミトナはもう既に何皿食べたのだろう、

と言う程のスパゲティーをまだ凄い勢いで、

食べている。

もう喋るのも惜しんで。

(;^ω^)うあぁ...、と少し引いているアトナ。



ドネの前には。

山ほどの様々な料理。

味が濃くてしょっぱいピーマンの肉詰め。

ごくたまに出てくるプレミア鶏肉のから揚げ。

味付けの下手なカレーライス。

失敗した味噌汁。

べちゃべちゃの炊き方間違えたご飯。

いっしょに食べたもんじゃ焼き。

彼女が喜ぶのでたまに買ってた安いケーキ。

塩加減を間違えた豚汁。

いつしか彼女が動けなくなり、

ドネが作ったチャーハン。

噛めないので味付けしたおかゆ。

元気の良い時はホットケーキ。

最後は栄養がたくさん入ったゼリー。



一品だった料理はどんどん増えていく。

なかなか食べないドネ。

でも口を付けていないのに、

既にそれらのおいしさは知っているかのように、

泣いているのだ。

ようやっとの思いで食べ始めるドネ。

もう涙がが止まらない様である。

No.133

今は亡き妻の手料理。

そして動けなくなった妻へ作った、

ドネの手料理や品物。

懐かしくて、

嬉しくて、

もう食べられないと思っていた。

もう二度と食べられないと思っていた、

あの味。

全てがあの時と同じなのだろう。

そこにたとえ妻がいなくても。

もうドネには一緒にいる様な気がして、

ならないのである。

見えないし、

いないのだが、

明らかにいるのだ。

それは、

ジャンクも同様であり、

大粒の涙と共に、

笑いながら食べている。

きっとその本人が求めている、

もっとも今必要であるはずのものが、

皆に与えられているのだろう。

そのそれぞれの眩しさを、

見て喜ぶアトナもまた、

それをゆっくり食べているように見えた。

私自身、今笑いながら、

微笑んでしまいながら、

このもう説明のつかない、

闇の中の一粒の光を描いた、

なぜか心温まる晩餐の絵を、

おこがましくも飾ろうとは思わず、

多くの人と分かち合いたいものであると、

ここに記す。

No.134

~ いやはや(;^ω^)先程の休憩 ~

~ 寝てしまいました(;^ω^) ~

~ 申し訳ありません(;^ω^)本当に ~

~ 良いもの食うと駄目ですね(;^ω^) ~

~ 俺にはやはり合わないのかも(;^ω^) ~

~ ハッとして急いで書き始めたのですが ~

~ またここで休憩を(;^ω^)> ~

~ 失礼します ~

No.135




「ミトナ!



 へんな光ってるのいるよ!?」



「ア、アトナ!



 何があるか分からないんですよ!?



 勝手に触っちゃ....(;^ω^)...遅かった...。」



「ミッ!」



「かわいい!!!



 いいかい?



 もう僕と君は友達だよ!?\(^ω^)/」



「ミッ!\(^ω^)/」



「...即決なんですね...(;^ω^)...相変わらず...。」



「ミトナもやってごらん?\(^ω^)/



 ほらっ!\(^ω^)/」



「ミッ!\(^ω^)/」



「\(^ω^)/」



「アハハハハッ!\(^ω^)/」



.........。

No.136

皆、食べ過ぎたのか、

泣き疲れたのか。

寝ているジャンクのお腹の上で、

ミイとビックが寝て三人、

いびきをかいている。

ミトナ、ドネはクエスを挟んで三人寝ている。

まるで親子のように。

アトナは。

テーブルに座って、

オルゴールの様な音を出している。

暖かい音色だが、

どこか寂しげである、

心休まる調べは、

どこまでも響くようで、

優しく奏でられている。



「ドネだよ!


 
 君は今日からドネ!!



 わかりましたか!!\(^ω^)/」



「ミッミー!\(^ω^)/」



「(;^ω^)=3本当にこの子は、



 誰でも友達にしてしまうのね。」



「頭撫でたら嫌?



 じゃあなんでそんなに可愛いのさ!



 言ってごらん!



 ん?\(^ω^)/」



「ミッミッミー。\(^ω^)/」

No.137

「フフフフフッ!(^ω^)

 さぁ、捕まえますよっ!(^ω^)

 二人ともっ!\(^ω^)/」



「(;^ω^)(;^ω^)ええぇっっ!!!」



......。

オルゴールが鳴っている。

......。



「アトナ!!!



 駄目!!!



 それはお友達になれないです!!!!」



「ミィーーーー!!!!!」



「僕はね!!



 信じるの!!



 出来ることするの!!!



 もう黙ってなんかいられないんだよ!!!」



「アトナ!それ以上近付いては駄目!!!」



「ミ゛ィーーーー!!!!」



「......え。」



「ほら!!!



 こんなに寂しかったんだよ!?



 こんなにも苦しかったんだよっ!!?



 どうして!信じてあげないのっ!!?」



「アトナ.......。」

No.138

皆が眠っている中で、

アトナは思い出しているようだ。

...。

皆、頑張っているのだ。

皆、くじけそうなのだ。

皆、必死なのだ。

アトナでさえ、

同じなのだ。

オルゴールは鳴り続ける。

思い出が激痛と特効薬になり、

傷は絶対に癒えないのだろう。

アトナでさえ、

同じなのだ。

後悔と感謝。

勇気に絶望。

来る日も来る日も。

アトナでさえ、

同じなのだ。

犠牲の上で得た結果。

共に逃げるべきであっただろうか。

二人へのせめてもの、

鎮魂歌(レクイエム)なのだ。

お互いを思えば思う程、

その距離は縮まらず、

近付けない事に、

やがて苛立ち、

何かに頼ったり、

狂ってみたり、

失ったり、

それらが全て、

歌詞となった歌なのである。

...。

オルゴールはやがて止まった。

No.139

~ 休憩入ります(;^ω^)またかよーい ~

~ ドネが...元カメムシが飯食うシーンが ~

~ ちょっと辛かった~...(;^ω^)... ~

~ お前の勝手だろがぁ~っちゅう話なんですがね(;^ω^)>えへへ ~

~ ちょっと思い出しちゃいました(;^ω^)味噌汁が一番効いたなぁ~... ~

~ 亡き妻をこうして語っているのですから ~

~ 間違いなく死後、俺は妻に鉄拳制裁を食らうでしょう...(;・ω・) ~

~ 休憩入ります~... ~

No.140

~ ええ(;^ω^)読者の皆様 ~

~ お待たせしており大変申し訳ありません ~

~ 今非常に悩んでおりまして ~

~ これより先を面白おかしくしてしまうのか ~

~ それとも本来考えていた世界観で行くべきか ~

~ もの凄く悩んでいます(;^ω^) ~

~ オンラインゲームで久しぶりに出会えた人がいましてね ~

~ もの凄く大変だったみたいです ~

~ うまく言えないのですが ~

~ 鬱ではないんですよ(;^ω^)悪いのは ~

~ おそらく素人である俺の経験不足 ~

~ 何とも歯がゆく苦い思いです(;^ω^) ~

~ もうしばしお時間下さい ~

~ ピカソの当時の映像でピカソ特集みたいのやってた事ありましてね ~

~ ピカソが白黒の映像で言うんですよカメラに ~

~ 君たちが求めるものは何だ、もっと凄い絵が見たい? ~

~ では描いてあげよう、といって適当に描くんですが ~

~ みてごらん、君たちが見たかった絵だよ? ~

~ ちがう?じゃあもう少し書き加えようって言って ~

~ みてみろ、どんどん酷くなる ~

~ これのどこが凄いんだい? ~

~ て感じの映像なんですが ~

~ 要は何が描きたいのかって事を ~

~ 本質まで悩んだりしないでカメラ回しただけでしょ?って ~

~ 言いたかったんだと思います ~

~ 悩む時間を期待せず俺に頂けたら幸いですorz ~

~ 身勝手なオッサンで申し訳ないです(;^ω^) ~

No.141

~ 只今激闘中 ~

~ 足掻いてます ~

~ オンラインゲームで話したり ~

~ 鬱がまた激痛のアドバイスくれたり ~

~ 俺なりに足掻いてます ~

~ 絶対、諦めないぞ ~

No.142

~ いよおぉ~し!(;^ω^)もう書くっ!!!! ~

~ 自分で舐めた人差し指!(;^ω^) ~

~ 俺の鬱ちゃんの耳に入れてやりましたわっ!!!(;^ω^) ~

~ うぎゃあぁ!!クサイクサイッ!!!!言ってましたわ!!!(;^ω^) ~

~ その後二人してトランポリン対決して思いっきり!!!! ~

~ 天井に頭、強打!!!!(;^ω^) ~

~ もうそれっくらい悩みましたわっ!(;^ω^) ~

~ くるしいのなんのってもう(;^ω^)たいへん ~

~ ペース激遅ですが再開しますっ!!!(;^ω^)>ビシィッッ!!!!! ~

~ ...(;^ω^) ~

~ その前に作ったカルボナーラ食ってから始めます...(;^ω^) ~

~ 13:00再開...(;^ω^) ~

~ すいません... ~

No.143

深い睡眠から目を覚ました六人。

ジャンク、ミイ、ビックはまだ少し寝ぼけている。

「ミイ...。

 それはリンゴみたいな味かい...?

 ビックに教えてやってくれ...zzz。」

そう言うジャンクの顔をひたすら寝ぼけながら舐め続けるミイ。

ビックはミイの背中で横になっている。

「なんか親子みたいだね(;^ω^)俺達」

「(/ω\)(/ω\)」

ドネの言葉にミトナとクエスも赤面。

「(;^ω^)」 ←アトナ

はーい、起きる時間ですよ~、と言わんばかりに、

鈴のようなチリーン、チリーン、と音を鳴らすアトナ。

この六人はおそらくどこへ行っても生きていけそうだと思うのは、

私だけであろうか。

何とか体を起こしてまた高くなったテーブルに集まる。

アトナが本をまた指さす。

「彼は僕にもっと凄いものを見せたいって、

 凄くはしゃいでる。

 僕には彼を止める事が出来ない。

 それが彼にとって喜びなんだ。

 君たちにとっては、

 嫌な事だと思う。

 この先で僕は待ってる。

 君達とあまり一緒にいると、

 彼は怒る。

 そしてまた泣くんだ。

 それが僕の一部であっても。

 辛いんだ、彼は。

 地獄の終点が君達を待っている。

 それを越えたらまた、

 僕の一部がいるよ。」

No.144

そこで文字が止まった。

次の一言が六人を凍てつかせた。

「めずらしい、彼が来た。」

アトナが部屋のドアの方角、

右の隅っこを指さす。



orz



寒い。

とにかく寒い。

真っ白だった部屋も、

一変。

360度、

星の数など赤子であろうと言う、

あまたの存在の数が{彼}へとゆっくり向かっている。

痛い程の静寂。

無音。

すぐ近くにいるはずの{彼}が、

なゆた先にいるように思える。

アトナは指を指したまま、

普通であるが、

六人は何と言うか、

お金や交換と言った事で得られないものでさえ、

少しずつ強制的に川へ投げ捨てているような、

寒さ。

言いようの無い純粋すぎる程の冷たさに、

ただ耐えるのみ。

ただこれだけは言える。

たしかに六人は見たのだ。

とうとう{彼}を。



「リグジョドゥネ」



{彼}が発した音。

言語なのだろうか。

たった一言。

それだけでアトナ、{彼}以外、

全ての存在が激痛、嘔吐、失明、怪我、病、狂気、火照り。

様々な症状の猛攻撃を食らう。

たった一言である。

無音の中で。

No.145

気が付けば六人。

元の白い部屋でアトナの指さす本を眺めている。

{彼}はもういない。

「彼は喜んでいる。

 今日は機嫌がいい。

 僕も嬉しい。

 もう帰っちゃった。

 僕も帰る。

 またね。」

そう言ってアトナはにじんで徐々に見えなくなった。



...。



絶句する六人。



「...もう不老不死とか関係ねぇな。

 あいつの前で動く事すらできなかった...。」

「...あの数...。

 皆、何もなかった...ワン...。

 一つに...それだけ...ワン。」

「音が無いのに、

 音があった...。

 光が無いのに、

 光があった...。

 私は...何も出来なかった...。」

三人が見た光景に愕然とする中、

ボソボソと呟く。

ビックとクエスも同様である。

「でも彼は僕らに見せたよ?

 自分を。

 まず第一歩じゃないか?(;^ω^)」

No.146

ドネの言葉に、

再び目に光を戻す五人。

「そうだな...!

 そうだよ!

 落ち込むのはえぇっての!(;^ω^)」

「ワワワワワン!(;^ω^)

 わかっていた事だワン!」

「そうですね!(;^ω^)

 ここで落ち込んでいてはもう進めません!(;^ω^)」

ぴょんぴょん跳ねるビックとクエス。

「(;^ω^)=3...とにかく進もう!

 怖いけど、

 嫌だけど、

 辛いけど、

 俺には仲間がいるから平気!(;^ω^)」

ようやく皆に微笑みが戻る。

そうだ。

もう行くしかないのだ。

戻っても石像は温かく迎えてくれるかもしれないが、

そうではなく、

{彼}が珍しく見せた姿。

それは恐ろしい程の予想を打ち砕いたものではあったが、

同時に不思議と六人を更に先へと進ませる理由にもなった。

それが罠かもしれない、

偽りかもしれないが、

進むしかないのだ。

この先に待つのは、

地獄の終点。

ドネ、ジャンク。

二人が交わした神との約束に、

繋がって導かれた四人、

ミトナ、ミイ、ビックとクエス。

六人はドアを開けて白い部屋を後にした。

No.147

部屋を出るとそこは元の通り道の洞窟。

振り返るともうドアは無かった。

アトナがいないのに何故かぼんやり洞窟内が明るい。

最初とは少し様子が変わっているようだ。

「ジャンク...!」

「!!!!!」

ミイの悲痛な声に皆、

驚いて、ミイの視線の先に

さらに驚くものを見た。

硬貨、紙幣、歯、淫らな道具、拷問に使用すると思われる器具、

骨、肉片、腕、血、様々な軍服?、勲章、トロフィー、

宝石、奇麗な物、食器、衣類、食べ物、排泄物、

人形、置物、道具、剣、鎧、旗、槍、

銃、鉱石、貴重な水、貴重な木、何かの機械、

爆弾、戦車、動物...。

洞窟の岩の壁、天井、地面にそれぞれ、

全てめり込んで顔を出し、

ほの明るく、青白く燃えているのである。

そして更にあの赤い大行進は、

歩いていたのではなく、

排水管を流れるが如く、

彼らは強制的に流れていたのかもしれないと言う、

恐ろしい予想をさせるこの光景。

その品々は更に恐ろしくも、

恨みの炎を青白く燃やしているのである。

ミイはそれを知ったので声をあげたのだ。

異様な想像を超える光景に、

再び絶句する六人。

これは確かに地獄の終点なのかもと、

思わせる光景である。

No.148

恨みの炎に照らされながら、

先へと進む六人。

見た事の無い巨大な機械のような物が、

目の前で恨みの炎を燃え盛らせている。

「こいつ乗り越えないと先に行けねぇなっと!(^ω^)」

ジャンクは抵抗なく機械にヒョイッとよじ登った。

「(;^ω^)(;^ω^)(;^ω^)(;^ω^)(;^ω^)」

相変わらずだなぁ...ジャンク、そう思う五人。

「お!\(^ω^)/

 熱くねぇっ!」

ジャンクの言う通り、

恨みの炎はジャンクを避けているのだ。

むしろこうして進みなさいと言わんばかりに、

ほのをが避けて道が出来ているのだ。

「良い奴だ、こいつは!\(^ω^)/」

「(;^ω^)(;^ω^)(;^ω^)(;^ω^)(;^ω^)」

そうですねと思う五人も機械を登り始める。

「お礼にチュッてしてあげよ!ん!?」

そう言って足元の機械にチュッとするジャンク。

恨みの炎が少し赤くなったように見えた。

「一体何の機械なんだろ...。」

「説明は出来ます。

 私の機能で情報は得られましたが...。

 聞かない方が良いかもです...。(;^ω^)

 この機械さんの為にも...。」

「同感だワン...。(;^ω^)

 この存在だけじゃない。

 ここのあるもの全部そうなんだワン...。

 赤い者達が捨てて行った物だワン。」

「...聞かない事にするよ。(;^ω^)」

「こいつも良い奴なんだ。(^ω^)

 ほかの奴も良い奴だぜ。

 何があったにせよ、きっとな。(^ω^)」

「そうだな。」

ドネはそう言いながらビックとクエスを眺める。

飛び跳ねて機械と遊んでいるようなビックとクエス。

No.149

大きな機械の頂上に達した頃、

炎の避けられた道が無くなり、

行き止まりとなった。

「お!機械ちゃん俺達を逃がさない気だな?(^ω^)」

(;^ω^)機械が呆れているように見えた。

目の前の恨みの炎による行き止まりの壁に、

六つの穴が出来ている。

「?」

不思議な光景に思わず首をかしげる五人。

「お!何か見せたいんだな!?(^ω^)

 わかったぜ!機械ちゃん!」

「(;^ω^)(;^ω^)(;^ω^)(;^ω^)(;^ω^)」

ああ、なるほどと思う五人。

たしかにビックとクエス用に穴が二つ、

低い所にある。

穴から覗いた先に見えた光景はこうであったと、

以下に記す。



赤い集団がここに流れ着いた様に、

空が全て漆黒、

真っ白な満月、

灰色の七色の虹、

地面は黒光りする漆黒の砂漠、

洞窟など忘れてしまう程の、

空間と言うよりももはや、

世界である。

後見えるのは醜くも流れ着いた赤い集団がゆっくりと、

砂漠に塊が徐々に重力で平たくなるように、

広がって行く。

そんな中でも未だにお互いの存在には気が付いてはいないようで、

まだ欲望にまみれた言葉を呟いているようだ。

No.150

~ よいしょー!(;^ω^)休憩入ります ~

~ 大変お待たせしました(;^ω^)> ~

~ 何とか今日から再開できそうです ~

~ 16:00再開とします(;^ω^)> ~

~ 休憩入りますー... ~

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