専属神ソフィア篇　第一話「哀れみと悲しみと憎しみと」

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星璃（ 20代 ♀ Y52dob ）
2025/02/18 16:54(更新日時)

ー【ハク視点　２月２日　エウレカ帝国】ー
ハク「・・・え？何？パト君、ごめん、聞こえなかった・・・もう一度言ってくれない？」
パト「ハク、お前は強くなりたいかと聞いているんだ、ハク。」
ハク「・・・え、どういうこと？パト君？」
パト「俺がさっき言った言葉そのままのことを言っているだけだ、ハク、わからないのか？」
ハク「パト君は何も知らないくせに・・・」
パト「何だ？ハク、もう一度言って・・・」
パク「ねえ！パト君！パト君は何も知らないよね？！私のことも！雪花様のことも！カナちゃんやアリシア様やソルテ様のことも！ソフィアちゃんのことも琴歌ちゃんのことも、ラル様のことも月花ちゃんのこともネルさんのことも、何にも知らないんだもんね？！だから私達や【帝園】の従属の方にも優しくなんてしないしむしろ厳しく、冷徹に接してくるんだもんね！そうでしょパト君！違うの？ねえ！教えてよ！パト君！」
雪花＆カナ「ただいま〜」
雪花＆カナ「って、パト？！それにハクも！？」
カナ「やっぱりか！パト！何かおかしいと思ったんだよ！私が感情を通じて話しかけても、何も言わないし、それどころか私に冷たく接してたもんね！パト！」
雪花「・・・パト、ハクに何をした？いや、お前はパトじゃないだろ、さっきからわかってんだよお前、誰だ？私は【原始支配】を持ってるからわかるんだよ、それなのに何だ？さっきから何様なの？偉そうに口々言って、一体何の権利があって言ってんだよ、お前？」
パト？（嘘でしょう？！もうバレたの？やはり【中級神】クラスの【原始神】でもダメか、わたくしの気配遮断能力が未完成なの？いや、違う、わたくしは悪くありませんわ、だって相手がわたくしの想定を超えるレベルまで到達してきてしまったのだから・・・）
？？？？「仕方ありませんわ、ここで正体を表すとしようかしら。」
ソフィア「お、雪花にカナ、帰ってきたんだね！そんで何騒いでんの・・・って？！」
ソフィア「何でここに？！【帝王神候補序列七位】【均衡の天王】メルメア・メルトリア！」
メルメア「あらあら、やはり貴女様もいましたか、【帝王神候補十二位】【監獄塔の異質姫】ソフィア・ターフェアイト様、わたくし達、メルトリア一族は、貴女を喜んで歓迎致しますよ？」
ソフィア「・・・気色が悪い、私はあんた達を絶対に許さない、歓迎されても行きたくないね、いや、あんた達からとっては私がいく所はあの世、そうでしょ？そうやってあんた達メルトリアは私達をとことんいじめてくるもんね、だからハクは怒ったんでしょ？ハクや雪花が怒る理由もわかるよ、帝王神メルトリアなんて、気持ち悪い、帝王神なんていう程、あんた達は何か世界の平和の為に何かしたか？してないよね？だから私達はあんた達を恨んでるんだよ、わかる？」
メルメア「わかりたくもありませんね、いえ、異質姫、故に貴女の能力も平和を壊す能力でしたよね？違いましたか？」
メルメア「というか、第一位パトの専属神の長であり、メルトリア一族であるメリアも含めてでの話ですが？それは？私はそれが気になりますね、どうでしょうか？」
ソフィア「・・・本当、メリアも含めてあんた達メルトリア一族は、私達の痛いところをついてとことん痛めつけてくるね・・・」
メルメア「それでどうなんです？結果は？」
ソフィア「・・・メリアを含めて。」