夢遊病者の歌

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小説好きさん
2024/05/11 22:33(更新日時)

夜空の星は
私を愛しています
今宵は昔の恋人が
あなたを待っています

遥か遠い昔に
月がこっそりと見ていた
二人の男女の約束が果たされる日は
まさにこの後です

お互いを想う強い愛が
今この瞬間を惹き付けたのです

公園の広場にある噴水の
美しい女神の像
慈愛の眼差しの横には
小さな幼子の像

子を想う母の気持ちは
私はまだ知り得ません
それでも想像するのです
あり得たかもしれない
夢のような幸せな日々を

叶わない夢は
いずれ泡となり消える運命にあります
だから

現実と夢の狭間を取っ払おう
酔狂なこの世界を
夢遊病者のように渡り歩こう
千鳥足で星を廻していこう
ゆっくりと丁寧に
心地よく歌を歌いながら
無数の夢物語を眺めて

過ぎ去りし日々の約束
遠くで揺らめく陽炎の記憶
生命の掟は
互いに愛し合うこと
数々の障害に囲まれながら
多方向の向上を目指して
醜く足掻いて生きることが
人間の定めなのです

永遠でないものは夢と変わりません
終わりあるところに始まりもあるのです
生きようが死のうがどうでもいいのです
いくら時が過ぎようと関係ありません
私が想うところにそれはあるのですから

風なびく花に
心を奪われました
色鮮やかに世界を彩る
花のようになりたくて
私は願いました
でも　私は誇るが
花は誇らない
無私無欲の
綺麗な鮮やかな花は
枯れ果てる時でも清純です
何ひとつ不満なく
命を後世に残して死んでいくのですから
私も清純でありたいと思いました

私にはこの世界が
夢のように思えてなりません
全てが移り行く世界と
変わっていく自分を照らし合わせ
あまりの心の想いの多さに
どれが私なのか分からなくなりました
きっと私という存在は
気質と個性と
環境と願望などが
織り交ぜられて形成された
一種の錯覚です
他者との境界も錯覚かもしれません
愛も知能もきっと借り物です
それでも今ではとても幸せな気持ちです

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生きる

No.4048032　2024/05/11 22:32(スレ作成日時)

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No.1 2024/05/11 22:33
小説好きさん0

世の全てに価値を与えるのは愛です
生命の終わりに
意味を見出だすのも愛です

悠久に残せるものは愛です
罪人を天国へ誘うのは愛です

愛には姿形がないので
永遠に存続します
きっとそれが宇宙の本質なのですから

それゆえに
心の内に愛の火を灯しましょう
弱い私が今より
より良く生きれるためにも
生命の輝きで暗闇を照らそうとして
七難八苦の苦悶苦闘

理想と現実の狭間
感情の上昇と下落
大義なき言葉
理想なき人生
全てを無価値にさせる憂い
善悪の宇宙戦争

どれがどらだか分かりゃしない
正解はありません
人は間違う生き物です
人間なんて
最初から欠陥に覆われているのです
何を悩む必要があろうか
と言いながら悩む人間です

幸せを追い求めて生きてきました
その理想は愛でした
この世界は渡る橋です
真の幸いへと辿り着くための橋であって
住み着く場所ではありません
住み着くにしては不便すぎます
夢のような儚い世界でいつまでも
夢をみて楽しんでいれば良かったのに
苦しみの報いはなんでしょうか
いついただけるのでしょうか
救われる日はいつでしょうか

何事も分からないことだらけで
日に日に幼子のようになっていきます
でも、きっとそれでいいのです
生きてても死んでもいいのです
私は全てを肯定します
全ては起こるべくして起きたことだから
考えたって徒労に終わります
私の力の及ばざることです
全て手放して
もっと、もっと深く本質へと
還っていく

疲れたから
もう夢は見ていたくないから