さくら🌸

あなたと出会ったのは二年前…

そう今頃の桜が満開の季節だったね…


私があなたに対しての第一印象なんだったと思う？

あなたに対しての第二印象なんだったと思う？

２度目にあなたと顔を見合わせた場所は薄暗い街灯の下だったね…
だからとても顔色が悪く見えて
大丈夫かなって思ったんだよ…


今思うと不思議な出会いだったね



…２年前…

• 共感0

>> 1 「♪♪♪♪♪♪♪」
携帯がなった。

久しぶりに掛かってきた前の職場の先輩松山さんだった

(もしも～し)

「お!久しぶり!元気かぁ？夜暇?」


(ひまだょーん!どっした?

「職場の奴らと花見してるでこいや」



(うん!わかったよ!)


そんな些細な出来事だった…

• 共感0

私は仕事でお花見の場についたのは８時半ごろ…お花見は終わりかけていた…



「ざわざわ」


夜桜を見に大勢の人達がいた


酔っ払って騒いでる人達


私はあまり人ごみが好きではなかった…
だけど
上を見上げれば
そんなうるさい騒音をかき消すほど夜桜の綺麗さに感動していた…

• 共感0

>> 3 夜桜を見入っていると松山さんが私を見つけて
「遅いじゃん!もぉおわっちまうよ!?」

(ごめんごめん、今仕事終わったもんでさぁ)

私が言った瞬間夜桜を照らしていた明かりが消えた…



「ありゃりゃ、まいったなぁ～せっかく来たのになぁ～」

(いいよん!私が遅かったたんだし)

「いいんや!このまま帰せんゎ～俺の家で二次会すっか!」

(うん!するする!)


松山さんの一言で職場の人と私をいれて４人残った。
少なかったけど充分だった。


私はあまり集団行動が得意ではなかった。

「どうすっかぁ?とりあえず酒とつまみ買いにいくか?｣

松山さんが言った
その横に顔色が悪い男の子がいた…
私が誰だろうと不思議な顔をしたのを松山さんがすぐ気づき
「おっ！そうそう！コイツ去年の３月に入社した淳だ！若いぞ～２０歳だぞ」

(わぁ～若っ!って私と３つしか違わないじゃん!はじめましてゆほです!よろしくね)


「どぉも」

そんな何処にでもありそうな紹介とあいさつだった。

• 共感0

「ゆほちゃん久しぶりだね！元気してたぁ～?」
明るく話しかけて来たのは元同僚だったみくちゃん

(おひさぁ♪今日はたくさん飲もうね！)

松山さんと淳くんはタクシーで家に向かい私とみくちゃんは原付だったため２人で買い出しに行った。

コンビニで私はお酒を手に取りふと思い出した…

(あ!私淳くんと会うの初めてじゃないや!)
「え?うそぉ!いつ会ったの?」
みくちゃんがびっくりした顔で私を見る
そりゃそうだ私が辞めて２年後に淳くんが働きだしたから会うはずがないと思うのが当たり前なのかもしれない。


(たしかねぇ…

• 共感0

一年前…辞めてから久しぶりに会社に行った。仲良しだった亜依が辞めると聞いて会いに行った。(亜依!やっほ♪)

「あっ！ゆほちん久しぶり♪)

亜依は私が苦手とするギャルだった。でもとても明るい子でいつもキャピキャピしてる子だったけど何故か話しの合う子だったから
亜依とはとても仲良くなれた。

(亜依いつ辞めちゃうの?)

「５月に辞めるの～え!?私に会いに来てくれたの?!
マジ嬉しい!ありがとぉ!!」

相変わらず元気な亜依。

その時

「ガラッ」

扉が開いた


背が高くて髪が黒い、今時のキレイな顔をしてる男の子がでてきた


(お!カッコイい～子じゃん!亜依狙ってるでしょ～？)

「あ…ばれた？
そぉなの今アタック中♪」
顔を少し赤らめる亜依。

(亜依はメンクイだからなぁ～いいじゃん♪がんばってね!)

「ありがと♪」


その時に初めて淳くんに会った…
私が淳くんに会って第一印象はカッコイイ子だなぐらいだった。
でもそんな一瞬のことだったのに覚えていたなんて
今思えば不思議だった…。

• 共感0