記憶か記録か…ドラマ日記 7
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連ドラの感想、まとめ等
シーズン毎に記録して行くスレです。
基本、連ドラ対象ですが、その他のドラマを取り上げる事もあるかもしれません。
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>> 292
【2024冬ドラマ】
「春になったら」7話まで終了。
【ふたりで最後の家族旅行!芸人の一大決心】
量を減らし品数を増やした夕食…
【2024冬ドラマ】
「春になったら」8話まで終了。
【“グラッチェ椎名”最後の実演販売!父の退社式】
お父さん、食事中に台所に駆け込み、えずいたと思ったら吐血してた。危なくて自転車にも乗れなくなったし。一つずつ出来なくなる事が増えて、確実に体は弱って行く。傍で見ている瞳も辛いわなあ。
雅彦は最後の仕事の日を自分で決めて、自社初のオリジナル商品200個完売を自分に課し、仲間にフォローして貰いながら達成し、有終の美を飾る。
仕事で遅れて駆け付けた瞳は、体調が悪いながらも天職の輝きを放つ父を見て、思わずカメラを取り出しシャッターを押し続けた。高校時代、父の仕事が恥ずかしかった事を思い出しながら。
大人になった今、妻を亡くした父にとって仕事が支えになっていた事は痛い程よく分かる。だから昔「お父さんの仕事嫌い」と言った事を素直に謝る瞳。「昔の事じゃん」と流す父。
元々仲は良さそうな父娘だったけど、タイムリミットが近付くに連れて互いを思い遣る気持ちが強くなり、素直な今の気持ちを伝え合う様になって来ている。
残りは多分3話。次回がタイムカプセル探し、次が英会話(どんな思いが有るのかな)、そして最後が3/25で瞳達の結婚式。
雅彦の最期をどう描くのかでドラマ全体の印象も決まる様な気がする。
福田さんの能力を信じたい。
脚本=福田靖 演出=稲留武
- << 310 【2024冬ドラマ】 「春になったら」9話まで終了。 【タイムカプセル発掘大作戦!娘が大奮闘】 前回『元々仲は良さそうな父娘だったけど、タイムリミットが近付くに連れて互いを思い遣る気持ちが強くなり、素直な今の気持ちを伝え合う様になって来ている。』と書いたのだが、放送開始の頃はまだ父も元気で声も大きくて、その後瞳は父の余命を知り、足掻き、父は医療用麻薬を使いながらも働き、瞳も父の決断を受け入れてからは、二人で良く話をする様になり、その辺りからかな?何か演技を超えた自然体の父娘みたいな感じは受ける様になってはいたのだけど、今回は特にそれを感じた。 美奈子と岸くんも手伝い、父の望む“会葬者に笑って貰える遺影”を撮った瞳(大学時代写真部の3人、道具も本格的で、父も3人も楽しんでいたのが伝わって来てほっこりした)。 岸くんと葬式の打ち合わせ中、遂に雅彦は倒れて入院。 意識を取り戻した父に、瞳はタイムカプセルを埋めた場所を聞き、一馬と現場に行ってTV電話で父に確認しながら場所を特定。立ち入り禁止なので夜に二人で掘り起こしに。ここのパートのかず君の鈍臭さと、警官に見付かったら瞳を逃し、自分が矢面に立つ強さと優しさにほっこり。 お父さん、彼は家族を守れる男です! 声も小さくなり、溌剌さが失われて行く雅彦を見るのは辛いけど…真摯なドラマなので見届けます。 脚本=福田靖 演出=松本佳奈
>> 293
【2024冬ドラマ】
「正直不動産2」8話まで終了。
【無限ループ地獄】
今回は素人が片手間で手を出すと、大火傷をする可能性も…
【2024冬ドラマ】
「正直不動産2」9話まで終了。
【神木という男】
今回は、サブリース契約のオーナー側のデメリットに付け込んだ、ミネルヴァの悪徳商法の話を背景に、何故神木はあんなにNo.1に拘る様になったのかを、登坂社長が永瀬達社員に語るという展開。
まあ確かにね、朝に横断歩道を渡っていた妻子が車に轢かれて即死って、子煩悩で家庭的な父親だった神木には、耐え難い事だっただろうなとは思う。登坂社長の言う“元々は口下手で営業には向かない男”だった神木には、息子との約束(息子は徒競走、父は営業)1位を取る為に我武者羅に頑張らないと、あまりにも辛くて生きて行けなかったのだろう。
タップダンスも息子に教える為に習得したもので、本当はヒップホップダンスを覚えたかった息子も、タップを好きになってくれたからという理由付けがされていた。
そこまでは理解出来るのだが、1位を取ると妻子の亡霊(妄想)が現れ、永瀬に1位を取られた時だけ妻子が現れなかった、だから1位を取り続けるのだというのは、もうメンタルヘルスの領域なのでクリニックに行った方がとしか…。
永瀬は榎本との同居が心地良い事に気付き、いよいよプロポーズか?という所迄高まって来たと思ったら、榎本がNY転勤を打診されていた!
永瀬は背中を押すんだろうな、きっと。
次が最終回。
脚本=根本ノンジ 演出=川村泰祐
- << 311 【2024冬ドラマ】 「正直不動産2」全10話終了。 【正直不動産よ、永遠に】 登坂不動産が6年越しで仲介に入っている遊休農地転用大規模プロジェクトの許可がやっと下り、さあこれからという時にミネルヴァに情報が漏れ、神木の邪魔が入った。 暗号資産が暴落し、神木から悪魔の囁きをされていた十影が情報を漏らしたのだろうし、その後また神木に囁かれた十影が、永瀬の“地権者情報虎の巻手帳”を盗み、そのタイミングで用地のど真ん中の地権者・狭山が解約を言い出したので、てっきり十影が手帳を売ったんだと思っていたら、後から実際に渡したのは別の落書き手帳だと分かり、えっ!?っと思って録画で確認したら、どうやら前回神木が下僕になった鴨川から聞き出したらしい事が示唆されていた(オンタイムで観ていて見逃してたみたい)。 狭山が再び翻意したのは父親から「好きにしていいが、お前も教師なら人の道に外れた事はするな。お前の息子に誇れる父親でいろ」と言われたから。この言葉は近くで聞いていた神木の心にもグサッと刺さった様で。永瀬から言われた、1位になるより大切な事とは「誰かの幸せの役に立つ事」との合せ技で、神木の心も変化して行くと思われ。 榎本は転勤を決意し、永瀬とは毎日リモートで話し、抜き打ちチェック帰国もするとか(笑) S3も有るかな?ぜひお願いしたい。 脚本=根本ノンジ 演出=川村泰祐
>> 294
【2024冬ドラマ】
「Eye Love You」6話まで終了。
【恋の最終決断!奇跡の海でアイラブユー】
エンジェル投資家と…
【2024冬ドラマ】
「Eye Love You」7話まで終了。
【燃える恋の初デート!激白…私の秘密の力】
小野田の鈍感さには笑ってしまったけど、自分から匂わせても全く通じない男相手だと、意外とポンコツな真尋にはもっと笑ってしまった。仕方なく自分から好きだと告白したら「ごめんなさい」をされて撃沈。
真尋は侑里に泣き付いたけど話は逸れて行って、「侑里さんって肝心な事はいつも濁して目を逸らす。何か抱えているのは分かっていたけど、いつになっても話してくれないじゃないですか」
帰ろうとする真尋に侑里が思わず自分の秘密を言ってしまったのは、それだけ彼女が大切な友達だから。話さない事で不信感を持たれたり距離を取られたりはして欲しくなかったからよね。
それはあんな事をいきなり言われたら驚くし怖くもなるけど、逃げてしまった事で侑里を傷付けたと真尋も落ち込んでいたし、やっぱり二人の関係は特別なんだな。
テオに背中を押された侑里が、真尋に涙ながらに本心を語るシーンには泣けた。全部聞いた真尋の「侑里さん、私の事大好きじゃないですか!」の返しも、真尋らしくて良かった。
テオはあの絵本で心の声が聞こえる人の事は認識しているし、テオとラブラブになった侑里が、ちょいちょいテオの心の声に反応したり答えたりしちゃってるので、もう気付き始めてるのかな?
脚本=三浦希紗 演出=加藤亜季子
- << 312 【2024冬ドラマ】 「Eye Love You」8話まで終了。 【迫り来る究極の選択…運命の恋と父娘愛】 普通の恋愛と違うのは“彼女はテレパスだったのです”、だけで十分面白くなるし、韓国男性と日本女性の恋愛だから、習慣や物の捉え方の違いの部分でも変化を出せるし、実際その二つの要素に惹かれて観ていたのだけど…。 教授が何であんなに侑里の事を気にするのか、その部分だけずっと“ウザいし要らないよなあ、この設定”と思っていたら、絵本の不吉な内容とのリンクとか、絵本の作者で少年テオがヌナと呼んでいたミン・ハナらしき人物の登場とか、何かどんどんそっちの謎で引っ張り、考察させようという方向に進んでいて、「厨房のありす」の感想でも書いたけど、好きじゃないのよね、こういうの。 テオは絵本を持っているし、侑里が絵本の少女と同じ様に耳に手を当てる仕草をする事や、自分の心の声に返事をし始めた事で、侑里がテレパスなのは気付いていたのよね。 教授に「別れて下さい」と言われても拒否したテオ。「君はこの本の結末を知っているんですよね?」と聞かれて、「先生、僕はユン・テオですから」って返してたけど、うん!?これってどういう意味? 侑里も純粋が過ぎて馬鹿っぽくなっちゃってるし…。 今はドクター小野田と真尋のやり取りが笑えて、そっちの方が癒やしになってる。 脚本=山下すばる 演出=岡本伸吾
>> 295
【2024冬ドラマ】
「グレイトギフト」7話まで終了。
【意外な真犯人!!病院殺人の真相】
白鳥、神林、藤巻、久留米の真犯人に…
【2024冬ドラマ】
「グレイトギフト」8話まで終了。
【久留米を救え!真犯人は別にいる】
白鳥、郡司、二人の医師は簡単に人を殺しちゃうし、娘を救う為という理由は有れど、神林迄命令されたら久留米を殺そうとするし、本坊は「飲みに行きましょう」と同じ位の軽い言い方で、「殺しちゃいましょう」「息の根を止めましょう」って唆してるし、もうこの人達の倫理観ってどうなってんの?って、ずっと思ってる。
久留米の動機はほぼほぼ前回私が書いた予想通りで、加えてレンタル倉庫をラボにして、カウンター球菌(ギフトの特効薬)迄完成させていた。久留米を庇って神林に注射をされても、特効薬と久留米の心マのお陰で藤巻は死なずに済んだ。
藤巻は真犯人が仕込んでいた盗聴器を利用して、久留米が特効薬を作った事、優秀な久留米に君は勝てないと、真犯人を徴発。
真犯人は白鳥に“グレイトギフト”のオクトセブンを渡すから、藤巻と久留米を殺して欲しいと、手を組む事を提案。現れた真犯人を見て白鳥も手を組む事に。
ギフトの培養細胞をチャチャッと作れるのだから、真犯人は奈良だろうね。ただ杏梨と組んでいる線はまだ捨ててない。生命研元所長を殺した手、特に爪の切り方が若い女のそれでは無かったから、杏梨の店のボーイなのかなと。
真相とそれぞれの身の振り方(逮捕?自首?逃げ切る?)、残り54分で収まる?
脚本=黒岩勉 演出=星野和成
- << 313 【2024冬ドラマ】 「グレイトギフト」全9話終了。 【真犯人判明!全ての真相】 まあ培養が出来て、患者情報も知り得て病室にも行けて、久留米に対抗心が有りそうとなると奈良以外考えられない訳で、後は杏梨と組んでいるのかどうかだけだったのだけど、結果として私の予想は外れた。(稲葉元所長を殺したのも奈良との事だが、以前の注射シーンの手袋は割りと透けていて、指は太いし爪の切り方がΠ←こういう感じの山を作らない平らな切り方だったから、てっきり男の指だと思っていたのだけど、今回の奈良が注射しているシーンでは手袋が透けていなくて、爪の形が確認出来なかったのよね) あと、生命研の職員名簿だけど、正規職員の久留米も短期の麻帆さえ名前は載せているのに、奈良の名前だけ載せていなかった(裏仕事要員だから?でも当初は違うのでは?)件には、真犯人隠しの作為を感じてしまったな。 途中からあまりの倫理観の無さが気にはなったけど、まあエンタメだからと割り切れば、最初から最後迄どうなるのかなと、ハラハラドキドキする面白さで貫かれていたので、それが答えだ!って事なのだろう。 愛宕ボスを失った奈良が、一人でギフトの実証実験をしていた訳だが警察に捕まり、その後釜に密かに就いたのは北本で、指示役は杏梨だった。便利な殺人兵器“ギフトへの欲”は永遠に無くならないって事か。 脚本=黒岩勉 演出=本橋圭太
>> 296
【2024冬ドラマ】
「不適切にもほどがある」6話まで終了。
【昔話しちゃダメですか?】
自分も純子も9年後には震災死すると知…
【2024冬ドラマ】
「不適切にもほどがある」7話まで終了。
【回収しなきゃダメですか?】
今回はエモケンの出す新作連ドラのアイディアが、「ローマの休日」にインスパイアされた物で、その話に、純子が渚の紹介で髪をカットして貰った美容師のナオキ(岡田将生)に誘われて、あちこちを案内して貰い、心からそのデートを楽しんでいる様子を重ねていたのが洒落ていた。
それでも現代のナオキはスマホを落としただけで食事代も払えず、番号を覚えていないから親にも連絡出来ず、「終わった」事になってしまうという風刺は忘れず、無銭飲食呼ばわりされて従業員に噛み付いた純子は留置場に入れられたが、“すきゃんだる”に連絡して貰えば父親に繋がると機転を利かすのは流石だ。
市郎達が駆け付けたらあっさりと帰ってしまったナオキ(お金は渚に借りたの?)、随分ドライだなと思ったら、牢屋の柵越しに純子とキスをしていた事が後から判明。
昭和に戻りキヨシに何が一番印象に残っているか聞かれて「牢屋」と即答。アン王女の「ローマ!」に掛けていて、これも洒落ていた。
戸籍上は娘の渚が、自分よりずっと若い母親の純子の事が可愛くて仕方ない、運命を知っているからこそ今を楽しんで欲しい、そういう思いが溢れ出していて切なかった。
考察と回収に走り過ぎている昨今のドラマ、それでいいの?という皮肉には強く同意!
脚本=宮藤官九郎 演出=金子文紀
- << 314 【2024冬ドラマ】 「不適切にもほどがある」8話まで終了。 【1回しくじったらダメですか?】 今回はEBS男性アナの不倫が世間に許されず、アナウンサー職に復帰出来ない問題。 妻が許し、その後子供も授かっている。それなのにテレビ画面に映る事が許されない。リスクマネジメント部長になった栗田が言う。「君がテレビに出ると見てない連中が騒ぐんだ」←ここから“コタツ記事”が拡散炎上させ、忘れた頃にまた“コタツ記事”を投入し再拡散炎上、ネット時代はこれを繰り返すから、1回しくじったらずっと許されない不寛容の時代になってしまったと。 クドカンの凄さはこの後で、実は栗田も17年前に不倫をして、妻の親友二人が夫と子連れで年1回開くパーティーに来て、妻ではなく親友二人がネチネチと栗田の不倫を責め立て、妻は困った様な顔をしながらも夫を牽制、栗田はひたすら低姿勢でヘコヘコ、この席には夫の不倫相手も呼ばれていて、家政婦の如く料理や子供の世話をさせられて、ネチネチ話も同席して聞かされるというね。 招かれた市郎の口から思わず出た「気持ち悪い」。 ネットの不倫叩きの気持ち悪さに自覚が無い連中に向けて、わかりやすく映像化して見せたのよね。 市郎はこんな不寛容な未来の為に昭和で頑張りたくない!だから俺みたいなのが令和には必要、もう少し居ようと思い始めた様だけど…。 脚本=宮藤官九郎 演出=井村太一
>> 297
【2024冬ドラマ】
「おっさんのパンツがなんだっていいじゃないか!」9話まで終了。
【プロポーズ!】
翔、野球部の子達に自分…
【2024冬ドラマ】
「おっさんのパンツがなんだっていいじゃないか!」10話まで終了。
【父親って何?】
大地は言ってみれば固定概念に囚われず自分の意見も押し付けない母親の、“安全な繭”の中だけで育って来た様なものだから、自分の自然体はゲイと自認出来、周囲にも隠さずに生きて来られた訳だけど、その周囲とは確かに突然現れた父親の言う様に狭い範囲の世界であり、この先の就職等で広がる周辺世界には、保守的思考の者も存在し、傷付けられたり不当な扱いを受けたりも有るのかもしれない。
大地にとって、面と向かって初めて聞かされた異質な価値観。他人になら反論出来るのに、父親だと心にズシンと来てしまい、気持ちが揺らぎ始めてしまった大地。
「父親って何なんでしょう?」と大地に聞かれて何も答えられなかった誠。
他所様の家庭に踏み込む事を躊躇う誠に翔は「踏み込まないのは冷たいよ」
でもそんな翔も、友達の静に「間違ってる」とは言えない、踏み込めないと思っている自分に気付き、父の代わりにと大地に「円さんと結婚して欲しい」と話をするのだが、そこに大地父が来て「ご両親は君の事で悩みが絶えないだろうね、同情するよ」
ショックを受けて言葉が出ない翔。
美香から話を聞いた誠は“息子が誰かに傷付けられたら、物申しに行くのが沖田誠という父親だ!”と心でつぶやき、家を後にする。
脚本=藤井清美 演出=室井岳人
- << 315 【2024冬ドラマ】 「おっさんのパンツがなんだっていいじゃないか!」全11話終了。 【雨のち晴れ】 大地の父・堀内は経営コンサルタント会社代表なのか。だからあんなに次から次へと言葉が出て来て、具体例を交えながら理路整然と話が出来るのね。 誠も言っていた様に、堀内の言っている事は間違ってはいないし、寧ろ核心を突いてるなって感じなのだけど、これまた誠が問い掛けた様に、堀内の助言通りに生きて、世間からあれこれ言われなくなって大地は幸せなのかって事よね。 父親としての心配は分かるけど、大地の人生は大地の物で、生きて行くのは大地自身なのだから。 古池の話も良かったな。 鈍感になると生きやすくなるけど感動も失くす。だから人生の醍醐味を味わいたいなら自分に慣れない事だ。慣れて自分も周りの人間も雑に扱わない事だ。 最初はどうなる事かと思ったけど、誠に諭され、頭ごなしは止めてよく部下を観察する様になり、特にさり気ない気配りが出来て仕事も有能な志村さんには感心し、感化されたみたい。 沖田一家総出で堀内に多様性の圧力を掛け、誠の言葉(特に誠が円から聞いた彼の本心)で別れを撤回した大地は、誠夫妻の仲人でめでたく円と神前挙式。 声高に主張する事なく、でも話の流れの中で人の痛みを感じさせ、観る者にしっかりと生き方を考えさせる、良いドラマだった。 脚本=藤井清美 演出=二宮崇
>> 298
【2024冬ドラマ】
「さよならマエストロ~父と私のアッパシオナート~」8話まで終了。
【親子の愛のカタチ】
父は高校野球の…
【2024冬ドラマ】
「さよならマエストロ~父と私のアッパシオナート~」9話まで終了。
【父と娘のアパッシオナート】
前回、俊平が『自分と同じ音楽の道を選んだ響に対しては、細心の注意を払ったのだろう事は想像出来るのだが』と書いたのだが、細心の注意を払っていなかったから父娘関係が拗れてしまった…らしい。
まあね、響が物心付いた頃には、自宅には高いレベルの音楽家が常に出入りしていたから、自分も同類だと自然に思い込んで育ったというのは分かるし、実際にコンクールに出ればずっと1位を取っていたから、勝てなくなる日が来るなんて思ってもみなかっただろうし、現実にそうなったら恵まれて育っただけに打たれ弱かったって事ね。後は病室で感情のままに「パパのせいで音楽が嫌いになった」等々、激しく言葉をぶつけたら、父親も指揮者を辞めてしまった事が余計に響を苦しめてしまったのかも。
それにしても、社会人になってもずっと拗らせたままって、人間的に成長が見られなかったのは情けないし、ヒロインなのにその姿を9話迄引っ張ったのは、連ドラの構成としてはやっぱり失敗だな。
ずっと“何なの?この子”って思わされていたから、父娘で涙を流して和解をしても、あまり心に響かなかった。
前回の、一生懸命練習した事が分かる當真あみのバイオリン演奏と、涙の“諦めない宣言”の方が私にはグッと来た。
脚本=大島里美 坪井敏雄
- << 316 【2024冬ドラマ】 「さよならマエストロ~父と私のアッパシオナート~」全10話終了。 【たくさんのありがとうとさよなら】 私は初回の感想で『後は初期設定における、喉に引っ掛かった魚の骨の様な存在の、5年前に何かが有って父を嫌い、色々と拗らせている娘の響に関する謎をどこ迄引っ張るのかだな。 (中略) ずっと魚の骨が引っ掛かったままでは、せっかくの美味しい料理も不味くなってしまうから。』と書いているのだが、その指摘が悪い方に当たってしまい、それがドラマ全体の足を引っ張り、イマイチのドラマにしてしまったなというのが全話観た感想。 穿った見方をすると、オーケストラドラマの準備をしていたら1年前に「リバオケ」に先を越されてしまい、市長がオケを潰す(向こうは議員が画策)話(それを撤回させる為の天音)を深掘り出来ず、それで当初の予定より響の拗らせを引っ張ったり、志帆SP回を作ったりしたのかなと。 いやいや全て予定通りだったと言うなら、4話位からもう脚本がとっ散らかり過ぎてた理由は何なのか聞きたいわ。 夏目の「大学の先輩」という台詞が有ったのだが、高3の途中で家出した後、中退なら大検?学費と生活費はどうしたの?てか日本の音大?向こうの音大? 日本の家は志帆の持ち家?生活費も含めて志帆ってそんなに稼げる人なの? その辺全部ファンタジーで終了! 脚本=大島里美 演出=坪井敏雄
>> 299
【2024冬ドラマ】
「アイのない恋人たち」7話まで終了。
【会いたくて…会いたい】
雄馬と奈美それぞれに、結婚を望む見合い相…
【2024冬ドラマ】
「アイのない恋人たち」8話まで終了。
【君が好きだ。もう一生はなさない】
雄馬のばあちゃんが倒れたの、やっぱりその病室に奈美も通う事で雄馬との接点を作り、二人が互いの気持ちを確認する為の設定だった。何かあからさま過ぎて嫌だな、こういう設定。
その点、多聞と栞の気持ちとその関係の変化については、“理屈じゃ無いんだ”というのが伝わって来る描き方をしているので好感が持てる。一人で居るのが好きだった多聞が、「一人で居ても全然楽しくないんだよ。栞さんと一緒に居たいんだ」と電話で心情を吐露するシーンが特に良かった。
栞も多聞には、こっちに来るならスマホを捨てる位の覚悟が必要と厳しい事を言ったけど、父には「お父さんの事は大好きだよ。でもそれ以上に多聞さんの事が好きなの」と、涙ぐみながら打ち明けていた。
そこからの多聞の急な来訪、からのスマホぶん投げて「好きだーッ!」は、やはり説得力が有る。
真和は人の心を動かす様な言葉は結構スラスラ出て来て、絵里加の兄、愛、愛の息子、自分の母親と、次々に相手の心に届く事を言い、その行動に影響を与える様な一面は有るのだが、やはり仕事がまだ一人前では無いから、優馬や多聞、絵里加には余裕の無い自分を見せて、傷付けたりしちゃうのかな。でもそれは甘えられる相手だからなのかも?
次の9話が最終回。
脚本=遊川和彦 演出=吉川鮎太
- << 317 【2024冬ドラマ】 「アイのない恋人たち」全9話終了。 【愛してる】 確かに歌には当時の状況、当時の感覚に一気に引き戻す様な力は有ると思うけど、そうかあ奈美ママはあれで陥落するのか。まあ計算ではなく、奈美の本心から出た感謝の言葉付きだったから…という事にしておこう。 「こんなに愛し合ってる」と雄馬は言うけど、お互いのどこに惹かれたのか最後迄分からなかった。 多聞は退職して長野で畑を借り、有機栽培で育てた野菜を使うカフェをやると決めた。栞も自宅をカフェにすれば、介護と両立出来ると即決。二人は栞の父に結婚の話をする。ここ迄は良かったけど、栞が「東京から戻った時に思ったの、お父さんが平均寿命迄生きると15年以上は介護が続く、こんな生活いつ迄続くんだろうって…このままだとどんどん嫌な人間になりそうなの、多聞さんが居ないと」って、面と向かって父に言ったのにはびっくり。時々辛辣な言葉を吐くよね、栞って。 真和は連ドラを書き上げ絵里加にプロポーズ。ドラマの台詞みたいにスラスラと出て来る愛の言葉。絵里加は感動してたけど私の心には引っ掛からなかった。真和が絵里加のどこにそんなに惹かれたのかもよく分からなかったからなのかな? 遊川流ではあったけど、こういうストレートな恋愛ドラマを書いたのは意外だったな。 脚本=遊川和彦 演出=綾部真也
>> 300
【2024冬ドラマ】
「厨房のありす」7話まで終了。
【生まれてくれてありがと】
倖生は父の葬儀の日に、夫がゲイである事を隠し…
【2024冬ドラマ】
「厨房のありす」8話まで終了。
【きみも大事な“家族”】
帰宅したら目の前に父の遺体が…って、高校生の時にそんなの見てしまったなんて倖生が可哀想過ぎる。父は名付けに息子の幸せを願う思いを込めていたし、倖生自身、母から批判的な話を聞かされる迄は、父を信頼していたのだから、親子関係は良好だった筈。そんな父が、いくら脅されて精神的にまいっていたとはいえ、息子の目に入ってしまう自宅で、あんな死に方をするものかな。それが凄く引っ掛かった(他殺なのかなと)。
前回も書いたけど、五條製薬にまつわるゴタゴタ(火事、横領、データ改ざん、未知子は他殺とまで言い出した)には興味は無いし、その謎(視聴者に考察させる)で引っ張る様な展開にはして欲しく無かった。
晃生の事は今の倖生を描くのに必要だし、ありすの実父の事と、何故心護が引き取ったのかについてはきちんと描いて欲しいけど、それ以外は別に知りたくもないし。
百花がありすに素直に謝りに来たけど、そもそもASDのありすにあんな言葉を投げ付ける性格と、素直に謝りに来る性格は両立しない様な気がするのだが…ご都合主義?オイオイ
私の好きな三ツ沢家は活躍したけど、一番好きな“ありすのお勝手”の出番は激減してしまったし、何か思っていたのとは違うドラマになってしまったな。
脚本=野田慈伸 演出=瀬野尾一
- << 318 【2024冬ドラマ】 「厨房のありす」9話まで終了。 【勇気をくれる大切な人】 倖生の父親の横領は濡れ衣?、ありすの母親は事故死ではなくて殺された?なんて聞いてしまったら、それは倖生とありすは真実を知りたいと思うのは当然だし、肝心の心護が何も話してくれないなら自分達で調べるしかない。でも二人だけでは心もとないから、五條製薬と取引のある化成会社勤務の百花が、八面六臂の活躍で資料や証人を見付け出し二人を強力アシスト。百花はそういう役割を担う為の人物設定だったから、途中“理解出来ない思考回路”にさせられたりしてたのか、可哀想…。 根っからのドラマ好き以外の、普通のコア層の視聴者に、連ドラを飽きずに最後迄観て貰うには途中の“味変”がマストで、特に考察系に振ると食い付きが良くなるらしく、だからこういうドラマでも導入してしまう…という事の様だ。 今迄、ありすと三ツ沢家の関係をじっくりと描いて来たから、傷心のありすが“家族仲が良く愛に溢れた和紗の家”と比べて、何で私の家は嘘ばかりなのかと涙するシーンは泣けるし、そんなありすを和紗が抱き締めて、私が居る私はいつでもありすの味方、私は何処にも行かないと言うシーンにはもっと泣けた。 これはそういう所が良いドラマなのになあ。考察なんて似合わないよ。 脚本=野田慈伸 演出=猪俣隆一
>> 301
【2024冬ドラマ】
「春になったら」8話まで終了。
【“グラッチェ椎名”最後の実演販売!父の退社式】
お父さん、食事中に台所…
【2024冬ドラマ】
「春になったら」9話まで終了。
【タイムカプセル発掘大作戦!娘が大奮闘】
前回『元々仲は良さそうな父娘だったけど、タイムリミットが近付くに連れて互いを思い遣る気持ちが強くなり、素直な今の気持ちを伝え合う様になって来ている。』と書いたのだが、放送開始の頃はまだ父も元気で声も大きくて、その後瞳は父の余命を知り、足掻き、父は医療用麻薬を使いながらも働き、瞳も父の決断を受け入れてからは、二人で良く話をする様になり、その辺りからかな?何か演技を超えた自然体の父娘みたいな感じは受ける様になってはいたのだけど、今回は特にそれを感じた。
美奈子と岸くんも手伝い、父の望む“会葬者に笑って貰える遺影”を撮った瞳(大学時代写真部の3人、道具も本格的で、父も3人も楽しんでいたのが伝わって来てほっこりした)。
岸くんと葬式の打ち合わせ中、遂に雅彦は倒れて入院。
意識を取り戻した父に、瞳はタイムカプセルを埋めた場所を聞き、一馬と現場に行ってTV電話で父に確認しながら場所を特定。立ち入り禁止なので夜に二人で掘り起こしに。ここのパートのかず君の鈍臭さと、警官に見付かったら瞳を逃し、自分が矢面に立つ強さと優しさにほっこり。
お父さん、彼は家族を守れる男です!
声も小さくなり、溌剌さが失われて行く雅彦を見るのは辛いけど…真摯なドラマなので見届けます。
脚本=福田靖 演出=松本佳奈
- << 319 【2024冬ドラマ】 「春になったら」10話まで終了。 【結婚式前夜…娘から父へ贈る感謝の手紙】 瞳が杉村産院に転職して初めて受け持ちとしてお世話をして来た、二十歳の妊婦・亜弥(杏花)のお産が始まるが、時間だけが経過して中々産まれない。長い尺を取ってリアルに描いたお産シーン。クレジットに“新生児出演協力北村医院”とあるので、産まれた赤ちゃんも新生児に近い子を起用していて、それも含めてリアル。そんな小さな赤ちゃんを抱き、ずっとこの結婚に反対していた亜弥の父も、遂に娘に「おめでとう」と一言。色々な思いが込められた一言だったと思う。 一日掛かりの出産を終え帰宅する瞳。父は入院中でしんとした部屋、主の居ないソファーを見詰め、少しのため息を漏らす瞳。もうすぐこういう日が来てしまう事を、実感している様に私には見えた。 在宅医療を選択した父。 式の前夜、瞳は父への感謝の手紙を読み始めるが泣いてしまう。代わりにお父さんからと、瞳と名付けた理由を話し始める。これが冒頭の亜弥の赤ちゃんの事とリンクし、両親の深い愛情を改めて感じたのだろう瞳は、二人の子供に生まれて良かった、お父さんと一緒に居られて良かったと涙を流して感謝を伝える。 二人がリアルな父娘に見えて、もうこっちも涙腺崩壊。 あの感じだと最終回は結婚式+生前葬になるのかな? 脚本=福田靖 演出=穐山茉由
>> 302
【2024冬ドラマ】
「正直不動産2」9話まで終了。
【神木という男】
今回は、サブリース契約のオーナー側のデメリットに付け込…
【2024冬ドラマ】
「正直不動産2」全10話終了。
【正直不動産よ、永遠に】
登坂不動産が6年越しで仲介に入っている遊休農地転用大規模プロジェクトの許可がやっと下り、さあこれからという時にミネルヴァに情報が漏れ、神木の邪魔が入った。
暗号資産が暴落し、神木から悪魔の囁きをされていた十影が情報を漏らしたのだろうし、その後また神木に囁かれた十影が、永瀬の“地権者情報虎の巻手帳”を盗み、そのタイミングで用地のど真ん中の地権者・狭山が解約を言い出したので、てっきり十影が手帳を売ったんだと思っていたら、後から実際に渡したのは別の落書き手帳だと分かり、えっ!?っと思って録画で確認したら、どうやら前回神木が下僕になった鴨川から聞き出したらしい事が示唆されていた(オンタイムで観ていて見逃してたみたい)。
狭山が再び翻意したのは父親から「好きにしていいが、お前も教師なら人の道に外れた事はするな。お前の息子に誇れる父親でいろ」と言われたから。この言葉は近くで聞いていた神木の心にもグサッと刺さった様で。永瀬から言われた、1位になるより大切な事とは「誰かの幸せの役に立つ事」との合せ技で、神木の心も変化して行くと思われ。
榎本は転勤を決意し、永瀬とは毎日リモートで話し、抜き打ちチェック帰国もするとか(笑)
S3も有るかな?ぜひお願いしたい。
脚本=根本ノンジ 演出=川村泰祐
>> 303
【2024冬ドラマ】
「Eye Love You」7話まで終了。
【燃える恋の初デート!激白…私の秘密の力】
小野田の鈍感さに…
【2024冬ドラマ】
「Eye Love You」8話まで終了。
【迫り来る究極の選択…運命の恋と父娘愛】
普通の恋愛と違うのは“彼女はテレパスだったのです”、だけで十分面白くなるし、韓国男性と日本女性の恋愛だから、習慣や物の捉え方の違いの部分でも変化を出せるし、実際その二つの要素に惹かれて観ていたのだけど…。
教授が何であんなに侑里の事を気にするのか、その部分だけずっと“ウザいし要らないよなあ、この設定”と思っていたら、絵本の不吉な内容とのリンクとか、絵本の作者で少年テオがヌナと呼んでいたミン・ハナらしき人物の登場とか、何かどんどんそっちの謎で引っ張り、考察させようという方向に進んでいて、「厨房のありす」の感想でも書いたけど、好きじゃないのよね、こういうの。
テオは絵本を持っているし、侑里が絵本の少女と同じ様に耳に手を当てる仕草をする事や、自分の心の声に返事をし始めた事で、侑里がテレパスなのは気付いていたのよね。
教授に「別れて下さい」と言われても拒否したテオ。「君はこの本の結末を知っているんですよね?」と聞かれて、「先生、僕はユン・テオですから」って返してたけど、うん!?これってどういう意味?
侑里も純粋が過ぎて馬鹿っぽくなっちゃってるし…。
今はドクター小野田と真尋のやり取りが笑えて、そっちの方が癒やしになってる。
脚本=山下すばる 演出=岡本伸吾
- << 320 【2024冬ドラマ】 「Eye Love You」9話まで終了。 【隠し続けた愛の結末…2人で選ぶ生きる道】 そうなんだろうなとは思っていたけど、ミン・ハナもテレパスと分かり、あの絵本はハナと大学時代の恋人との実話をベースに描いた物で、ハナは私が愛したから彼は死んだ(何が原因でどう死んだのかは明かされず)と話しており、同じテレパスの侑里の恋人になると、テオも自分の恋人と同じ運命を辿る事になるから別れた方がいい、と言っているのだが…。 ハナがテレパスが原因と断定している理由が分からないので、ハナも教授も何で侑里達も同じ結果になると信じ込んでいるのかも分からないのだが。 そもそもハナと侑里の共通項はテレパスだけで、侑里は後天性だけどハナは先天性っぽいし、育った環境も思考回路も全く違うのだから、普通はあんなに断定的に“同じ目に遭う”なんて言い切れないと思うのだけど。 そこが引っ掛かってしまってるので、切ない展開ではあるけど、最初の頃の様に一喜一憂は出来なくなってしまった。 (交通事故のワンパターン演出何とかならないのか。運転者は事故る!危ない!と思ったらクラクションよりブレーキを掛けてハンドルを切るでしょ。バイクだって同じよね。) 真尋と小野田の“ズレ恋”が面白くて、そっちは普通に楽しめてるのが救い。 脚本=三浦希紗 演出=福田亮介
>> 304
【2024冬ドラマ】
「グレイトギフト」8話まで終了。
【久留米を救え!真犯人は別にいる】
白鳥、郡司、二人の医師は簡単に人を…
【2024冬ドラマ】
「グレイトギフト」全9話終了。
【真犯人判明!全ての真相】
まあ培養が出来て、患者情報も知り得て病室にも行けて、久留米に対抗心が有りそうとなると奈良以外考えられない訳で、後は杏梨と組んでいるのかどうかだけだったのだけど、結果として私の予想は外れた。(稲葉元所長を殺したのも奈良との事だが、以前の注射シーンの手袋は割りと透けていて、指は太いし爪の切り方がΠ←こういう感じの山を作らない平らな切り方だったから、てっきり男の指だと思っていたのだけど、今回の奈良が注射しているシーンでは手袋が透けていなくて、爪の形が確認出来なかったのよね)
あと、生命研の職員名簿だけど、正規職員の久留米も短期の麻帆さえ名前は載せているのに、奈良の名前だけ載せていなかった(裏仕事要員だから?でも当初は違うのでは?)件には、真犯人隠しの作為を感じてしまったな。
途中からあまりの倫理観の無さが気にはなったけど、まあエンタメだからと割り切れば、最初から最後迄どうなるのかなと、ハラハラドキドキする面白さで貫かれていたので、それが答えだ!って事なのだろう。
愛宕ボスを失った奈良が、一人でギフトの実証実験をしていた訳だが警察に捕まり、その後釜に密かに就いたのは北本で、指示役は杏梨だった。便利な殺人兵器“ギフトへの欲”は永遠に無くならないって事か。
脚本=黒岩勉 演出=本橋圭太
>> 305
【2024冬ドラマ】
「不適切にもほどがある」7話まで終了。
【回収しなきゃダメですか?】
今回はエモケンの出す新作連ドラ…
【2024冬ドラマ】
「不適切にもほどがある」8話まで終了。
【1回しくじったらダメですか?】
今回はEBS男性アナの不倫が世間に許されず、アナウンサー職に復帰出来ない問題。
妻が許し、その後子供も授かっている。それなのにテレビ画面に映る事が許されない。リスクマネジメント部長になった栗田が言う。「君がテレビに出ると見てない連中が騒ぐんだ」←ここから“コタツ記事”が拡散炎上させ、忘れた頃にまた“コタツ記事”を投入し再拡散炎上、ネット時代はこれを繰り返すから、1回しくじったらずっと許されない不寛容の時代になってしまったと。
クドカンの凄さはこの後で、実は栗田も17年前に不倫をして、妻の親友二人が夫と子連れで年1回開くパーティーに来て、妻ではなく親友二人がネチネチと栗田の不倫を責め立て、妻は困った様な顔をしながらも夫を牽制、栗田はひたすら低姿勢でヘコヘコ、この席には夫の不倫相手も呼ばれていて、家政婦の如く料理や子供の世話をさせられて、ネチネチ話も同席して聞かされるというね。
招かれた市郎の口から思わず出た「気持ち悪い」。
ネットの不倫叩きの気持ち悪さに自覚が無い連中に向けて、わかりやすく映像化して見せたのよね。
市郎はこんな不寛容な未来の為に昭和で頑張りたくない!だから俺みたいなのが令和には必要、もう少し居ようと思い始めた様だけど…。
脚本=宮藤官九郎 演出=井村太一
- << 321 【2024冬ドラマ】 「不適切にもほどがある」9話まで終了。 【分類しなきゃダメですか?】 パワハラ、セクハラ、モラハラ等々の、権力(権限)を持った者が立場の弱い者に行うハラスメントを抑止する為の対策は必要だが、された側がハラスメントと感じたらそれはハラスメントという考え方が、どうも都合の良い方向に拡大解釈される傾向に有るのでは?という問題提起をして来たね。 この件で圧倒的な男性優位社会の昭和の方が良かったとは全く思わないけど、令和もドラマの中で例に挙げていた様に、あれで渚がパワハラ認定やパワハラ呼ばわりされてしまうのなら本末転倒。相変わらずクドカンはギリギリの線を突いて来て上手いなあ。 令和に戻って来たサカエが、安森の事を紳士的だけどグイグイ来る、会いたくて待ち伏せしたりと言ったら、秋津がそれはストーカーと言ったのには笑ってしまった。 あと「昭和はどうだった?」と聞く渚に、「うるさかった、人が」今は人に聞かないでスマホで検索しちゃうから静かだよねって話は本当にそう。 タイムマシーンのスポンサーが業績不振で撤退した為、残っている燃料は後一往復分のみ。 市郎は、停職で気分の落ちている渚に「お母さんに会いに行こう!」と昭和に誘う。 最後の便で、渚はキヨシと令和に戻るのかな?クドカンが最終回をどうまとめるのか、楽しみしかない! 脚本=宮藤官九郎 演出=古林淳太郎
>> 306
【2024冬ドラマ】
「おっさんのパンツがなんだっていいじゃないか!」10話まで終了。
【父親って何?】
大地は言ってみれば固…
【2024冬ドラマ】
「おっさんのパンツがなんだっていいじゃないか!」全11話終了。
【雨のち晴れ】
大地の父・堀内は経営コンサルタント会社代表なのか。だからあんなに次から次へと言葉が出て来て、具体例を交えながら理路整然と話が出来るのね。
誠も言っていた様に、堀内の言っている事は間違ってはいないし、寧ろ核心を突いてるなって感じなのだけど、これまた誠が問い掛けた様に、堀内の助言通りに生きて、世間からあれこれ言われなくなって大地は幸せなのかって事よね。
父親としての心配は分かるけど、大地の人生は大地の物で、生きて行くのは大地自身なのだから。
古池の話も良かったな。
鈍感になると生きやすくなるけど感動も失くす。だから人生の醍醐味を味わいたいなら自分に慣れない事だ。慣れて自分も周りの人間も雑に扱わない事だ。
最初はどうなる事かと思ったけど、誠に諭され、頭ごなしは止めてよく部下を観察する様になり、特にさり気ない気配りが出来て仕事も有能な志村さんには感心し、感化されたみたい。
沖田一家総出で堀内に多様性の圧力を掛け、誠の言葉(特に誠が円から聞いた彼の本心)で別れを撤回した大地は、誠夫妻の仲人でめでたく円と神前挙式。
声高に主張する事なく、でも話の流れの中で人の痛みを感じさせ、観る者にしっかりと生き方を考えさせる、良いドラマだった。
脚本=藤井清美 演出=二宮崇
>> 307
【2024冬ドラマ】
「さよならマエストロ~父と私のアッパシオナート~」9話まで終了。
【父と娘のアパッシオナート】
前回…
【2024冬ドラマ】
「さよならマエストロ~父と私のアッパシオナート~」全10話終了。
【たくさんのありがとうとさよなら】
私は初回の感想で『後は初期設定における、喉に引っ掛かった魚の骨の様な存在の、5年前に何かが有って父を嫌い、色々と拗らせている娘の響に関する謎をどこ迄引っ張るのかだな。
(中略)
ずっと魚の骨が引っ掛かったままでは、せっかくの美味しい料理も不味くなってしまうから。』と書いているのだが、その指摘が悪い方に当たってしまい、それがドラマ全体の足を引っ張り、イマイチのドラマにしてしまったなというのが全話観た感想。
穿った見方をすると、オーケストラドラマの準備をしていたら1年前に「リバオケ」に先を越されてしまい、市長がオケを潰す(向こうは議員が画策)話(それを撤回させる為の天音)を深掘り出来ず、それで当初の予定より響の拗らせを引っ張ったり、志帆SP回を作ったりしたのかなと。
いやいや全て予定通りだったと言うなら、4話位からもう脚本がとっ散らかり過ぎてた理由は何なのか聞きたいわ。
夏目の「大学の先輩」という台詞が有ったのだが、高3の途中で家出した後、中退なら大検?学費と生活費はどうしたの?てか日本の音大?向こうの音大?
日本の家は志帆の持ち家?生活費も含めて志帆ってそんなに稼げる人なの?
その辺全部ファンタジーで終了!
脚本=大島里美 演出=坪井敏雄
>> 308
【2024冬ドラマ】
「アイのない恋人たち」8話まで終了。
【君が好きだ。もう一生はなさない】
雄馬のばあちゃんが倒れたの、や…
【2024冬ドラマ】
「アイのない恋人たち」全9話終了。
【愛してる】
確かに歌には当時の状況、当時の感覚に一気に引き戻す様な力は有ると思うけど、そうかあ奈美ママはあれで陥落するのか。まあ計算ではなく、奈美の本心から出た感謝の言葉付きだったから…という事にしておこう。
「こんなに愛し合ってる」と雄馬は言うけど、お互いのどこに惹かれたのか最後迄分からなかった。
多聞は退職して長野で畑を借り、有機栽培で育てた野菜を使うカフェをやると決めた。栞も自宅をカフェにすれば、介護と両立出来ると即決。二人は栞の父に結婚の話をする。ここ迄は良かったけど、栞が「東京から戻った時に思ったの、お父さんが平均寿命迄生きると15年以上は介護が続く、こんな生活いつ迄続くんだろうって…このままだとどんどん嫌な人間になりそうなの、多聞さんが居ないと」って、面と向かって父に言ったのにはびっくり。時々辛辣な言葉を吐くよね、栞って。
真和は連ドラを書き上げ絵里加にプロポーズ。ドラマの台詞みたいにスラスラと出て来る愛の言葉。絵里加は感動してたけど私の心には引っ掛からなかった。真和が絵里加のどこにそんなに惹かれたのかもよく分からなかったからなのかな?
遊川流ではあったけど、こういうストレートな恋愛ドラマを書いたのは意外だったな。
脚本=遊川和彦 演出=綾部真也
>> 309
【2024冬ドラマ】
「厨房のありす」8話まで終了。
【きみも大事な“家族”】
帰宅したら目の前に父の遺体が…って、高校生の時…
【2024冬ドラマ】
「厨房のありす」9話まで終了。
【勇気をくれる大切な人】
倖生の父親の横領は濡れ衣?、ありすの母親は事故死ではなくて殺された?なんて聞いてしまったら、それは倖生とありすは真実を知りたいと思うのは当然だし、肝心の心護が何も話してくれないなら自分達で調べるしかない。でも二人だけでは心もとないから、五條製薬と取引のある化成会社勤務の百花が、八面六臂の活躍で資料や証人を見付け出し二人を強力アシスト。百花はそういう役割を担う為の人物設定だったから、途中“理解出来ない思考回路”にさせられたりしてたのか、可哀想…。
根っからのドラマ好き以外の、普通のコア層の視聴者に、連ドラを飽きずに最後迄観て貰うには途中の“味変”がマストで、特に考察系に振ると食い付きが良くなるらしく、だからこういうドラマでも導入してしまう…という事の様だ。
今迄、ありすと三ツ沢家の関係をじっくりと描いて来たから、傷心のありすが“家族仲が良く愛に溢れた和紗の家”と比べて、何で私の家は嘘ばかりなのかと涙するシーンは泣けるし、そんなありすを和紗が抱き締めて、私が居る私はいつでもありすの味方、私は何処にも行かないと言うシーンにはもっと泣けた。
これはそういう所が良いドラマなのになあ。考察なんて似合わないよ。
脚本=野田慈伸 演出=猪俣隆一
- << 322 【2024冬ドラマ】 「厨房のありす」全10話終了。 【残酷な事実、やさしい真実】 初期設定では、ありすは結構色々なこだわりの強いタイプのASDだったのに、終盤迄残っていたのは化学が好きで知識が半端ない所と、大きな音や怒鳴り声を怖がりパニクる所位になっていて…。 28才迄ああいうASDのタイプで生きて来た人が、たった3ヶ月であんなに劇的に変化するなんて有り得ないでしょ。 “味変”の為にぶっ込んだミステリーは、動機も組み立ても当事者全員の行動もメチャクチャで、呆れ返ってしまった。 本当にこれって、脚本家の書きたかった展開なの? あれこれ書いても読む人の気分が悪くなるだけだと思うので、細かい事はこれ以上は書かないけど。 “味変”前迄のこのドラマは好きだったし、楽しみに観ていたのだけどね。 残念でしかない。 脚本=玉田真也 演出=鈴木勇馬
>> 310
【2024冬ドラマ】
「春になったら」9話まで終了。
【タイムカプセル発掘大作戦!娘が大奮闘】
前回『元々仲は良さそうな父娘だ…
【2024冬ドラマ】
「春になったら」10話まで終了。
【結婚式前夜…娘から父へ贈る感謝の手紙】
瞳が杉村産院に転職して初めて受け持ちとしてお世話をして来た、二十歳の妊婦・亜弥(杏花)のお産が始まるが、時間だけが経過して中々産まれない。長い尺を取ってリアルに描いたお産シーン。クレジットに“新生児出演協力北村医院”とあるので、産まれた赤ちゃんも新生児に近い子を起用していて、それも含めてリアル。そんな小さな赤ちゃんを抱き、ずっとこの結婚に反対していた亜弥の父も、遂に娘に「おめでとう」と一言。色々な思いが込められた一言だったと思う。
一日掛かりの出産を終え帰宅する瞳。父は入院中でしんとした部屋、主の居ないソファーを見詰め、少しのため息を漏らす瞳。もうすぐこういう日が来てしまう事を、実感している様に私には見えた。
在宅医療を選択した父。
式の前夜、瞳は父への感謝の手紙を読み始めるが泣いてしまう。代わりにお父さんからと、瞳と名付けた理由を話し始める。これが冒頭の亜弥の赤ちゃんの事とリンクし、両親の深い愛情を改めて感じたのだろう瞳は、二人の子供に生まれて良かった、お父さんと一緒に居られて良かったと涙を流して感謝を伝える。
二人がリアルな父娘に見えて、もうこっちも涙腺崩壊。
あの感じだと最終回は結婚式+生前葬になるのかな?
脚本=福田靖 演出=穐山茉由
- << 323 【2024冬ドラマ】 「春になったら」全11話終了。 【人生最大のサプライズ!父娘、旅立ちの時】 結婚式と生前葬を同じ会場でやるのだろうなとは思っていたのだが。 いやあ、結婚式そう来たか! でもよくよく考えたら、父は体力が無くて移動が一番負担になるのだから、自宅の前をバージンロードにして、大鳥居前の階段の上で新郎新婦が誓いの言葉を言う人前結婚式って、理に適ってるのよね。 一の鳥居から神社へと続く長い参道の両脇が住宅街になっているロケーション、その住宅街の参道に面した家に椎名父娘は住んでいる。その設定を最大限に生かした演出プランに大拍手。 式後、近所の会場に移動して、生前葬と披露宴を合体させた「旅立ちの式」を開催。入口には瞳が撮り溜めた父娘の思い出写真がズラリと飾られ、父がお葬式に呼びたいリストに書いていた人々も参加し、余興や歌で楽しい時間を過ごす、何て温かい式なんだろう。 そしてCM明け、店に居るまきのスマホが鳴るが、じっと見詰めて直ぐにはスマホに近寄らないまき。この時点でそうなんだろうなと思った。 次のシーンは祭壇の父の写真をじっと見詰める喪服の瞳。台詞なんて無くても全てが分かる芝居と演出。余韻が凄い。 それぞれの日常は普通に続いているのを描いて、このドラマは終わる。 多分ずっと忘れないだろうな、あの人達のこと。 脚本=福田靖 演出=Spring Directors
>> 312
【2024冬ドラマ】
「Eye Love You」8話まで終了。
【迫り来る究極の選択…運命の恋と父娘愛】
普通の恋愛と違うの…
【2024冬ドラマ】
「Eye Love You」9話まで終了。
【隠し続けた愛の結末…2人で選ぶ生きる道】
そうなんだろうなとは思っていたけど、ミン・ハナもテレパスと分かり、あの絵本はハナと大学時代の恋人との実話をベースに描いた物で、ハナは私が愛したから彼は死んだ(何が原因でどう死んだのかは明かされず)と話しており、同じテレパスの侑里の恋人になると、テオも自分の恋人と同じ運命を辿る事になるから別れた方がいい、と言っているのだが…。
ハナがテレパスが原因と断定している理由が分からないので、ハナも教授も何で侑里達も同じ結果になると信じ込んでいるのかも分からないのだが。
そもそもハナと侑里の共通項はテレパスだけで、侑里は後天性だけどハナは先天性っぽいし、育った環境も思考回路も全く違うのだから、普通はあんなに断定的に“同じ目に遭う”なんて言い切れないと思うのだけど。
そこが引っ掛かってしまってるので、切ない展開ではあるけど、最初の頃の様に一喜一憂は出来なくなってしまった。
(交通事故のワンパターン演出何とかならないのか。運転者は事故る!危ない!と思ったらクラクションよりブレーキを掛けてハンドルを切るでしょ。バイクだって同じよね。)
真尋と小野田の“ズレ恋”が面白くて、そっちは普通に楽しめてるのが救い。
脚本=三浦希紗 演出=福田亮介
- << 324 【2024冬ドラマ】 「Eye Love You」全10話終了。 【完結~ありのままの心で見つめ合う愛の奇跡】 1〜4話迄はただただニヤニヤ、時々爆笑しながら侑里テオ物語を堪能していたのだけど、5話で態とらしさが目立ってあれあれ?となって、でも6〜7話で盛り返し良かった!と思ったら、8〜10話は「何それ」というがっかり展開で…、別れない!って決めてからのイチャイチャシーンも、それまでの設定がムリクリだったから何か虚しさが先に立ってしまい、初期の頃みたいには楽しめなかった。 私は初回の感想で『ふみさんは上手いし、恋愛ドラマの滑り出しとしては好感触。後は“ギフト”(ミステリー)部分の扱い方次第かな。』と書いたのだが、ミステリーにすらなっていない、ただの思い込みの激しいヌナと、この件に関してだけ思考停止をしている教授が二人で事を大きくしていただけという情けない設定で、がっかりどころでは無かった。 役者さんは皆良かっただけに、何でこんな“とんでも展開”をくっつけてしまったのか残念で仕方ない。 これも「厨房のありす」と同じく、コア層狙いの“味変”のつもりだったの?それともネトフリ世界配信を意識して、韓ドラ風味に寄せたかった?それにしたってこのお寒いミステリーじゃ、笑われるだけなのでは? 脚本=三浦希紗 演出=岡本伸吾 楽しかったのに裏切られた気分で、文句ばかりになってしまった…
>> 314
【2024冬ドラマ】
「不適切にもほどがある」8話まで終了。
【1回しくじったらダメですか?】
今回はEBS男性アナの不倫が世…
【2024冬ドラマ】
「不適切にもほどがある」9話まで終了。
【分類しなきゃダメですか?】
パワハラ、セクハラ、モラハラ等々の、権力(権限)を持った者が立場の弱い者に行うハラスメントを抑止する為の対策は必要だが、された側がハラスメントと感じたらそれはハラスメントという考え方が、どうも都合の良い方向に拡大解釈される傾向に有るのでは?という問題提起をして来たね。
この件で圧倒的な男性優位社会の昭和の方が良かったとは全く思わないけど、令和もドラマの中で例に挙げていた様に、あれで渚がパワハラ認定やパワハラ呼ばわりされてしまうのなら本末転倒。相変わらずクドカンはギリギリの線を突いて来て上手いなあ。
令和に戻って来たサカエが、安森の事を紳士的だけどグイグイ来る、会いたくて待ち伏せしたりと言ったら、秋津がそれはストーカーと言ったのには笑ってしまった。
あと「昭和はどうだった?」と聞く渚に、「うるさかった、人が」今は人に聞かないでスマホで検索しちゃうから静かだよねって話は本当にそう。
タイムマシーンのスポンサーが業績不振で撤退した為、残っている燃料は後一往復分のみ。
市郎は、停職で気分の落ちている渚に「お母さんに会いに行こう!」と昭和に誘う。
最後の便で、渚はキヨシと令和に戻るのかな?クドカンが最終回をどうまとめるのか、楽しみしかない!
脚本=宮藤官九郎 演出=古林淳太郎
- << 325 【2024冬ドラマ】 「不適切にもほどがある」全10話終了。 【アップデートしなきゃダメですか?】 昭和の“すきゃんだる”でナポリタンを食べる渚と純子。渚を元気付けようと話す中で思わず渚と呼び捨てにしてしまい、「渚さん」と言い直す純子に、「渚でいいよ」と嬉しそうに言いながら涙が溢れて来る渚。ケチャップが付いてるからと♪渚のハイカラ人魚〜と歌いながら拭いてくれる純子に、幼い自分と母の姿を思い出す渚。 娘だとは言えないもどかしさ、でも確かにそこに母が居る嬉しさ。もうこれで十分だと市郎に言う渚。 色々言っては来たけれど、結論は“寛容が足りない”“でも寛容と甘えは違う”“寛容が肝要、大目に見ましょう”と、昭和と令和の“すきゃんだる”で、それぞれの時代に生きているメンバーが歌い踊るミュージカルで大団円。昭和にも令和にもそれぞれに過不足は有り、時代と共に修正変化して行くけど、それだって次の世代(2054年)から見れば不適切だらけという認識で落としたラストはお見事。 大地震で自分と純子が死ぬ事が分かってしまう前も後も、市郎の娘を大切に思う気持ちはずっと変わらずに貫かれていて、途中からは孫娘への思い、渚からの母、祖父への思いがプラスされ、結局は思い合う家族の話へと収斂して行った、いかにもクドカンらしい笑えて泣ける素敵なドラマだった。 脚本=宮藤官九郎 演出=金子文紀
>> 318
【2024冬ドラマ】
「厨房のありす」9話まで終了。
【勇気をくれる大切な人】
倖生の父親の横領は濡れ衣?、ありすの母親は事故…
【2024冬ドラマ】
「厨房のありす」全10話終了。
【残酷な事実、やさしい真実】
初期設定では、ありすは結構色々なこだわりの強いタイプのASDだったのに、終盤迄残っていたのは化学が好きで知識が半端ない所と、大きな音や怒鳴り声を怖がりパニクる所位になっていて…。
28才迄ああいうASDのタイプで生きて来た人が、たった3ヶ月であんなに劇的に変化するなんて有り得ないでしょ。
“味変”の為にぶっ込んだミステリーは、動機も組み立ても当事者全員の行動もメチャクチャで、呆れ返ってしまった。
本当にこれって、脚本家の書きたかった展開なの?
あれこれ書いても読む人の気分が悪くなるだけだと思うので、細かい事はこれ以上は書かないけど。
“味変”前迄のこのドラマは好きだったし、楽しみに観ていたのだけどね。
残念でしかない。
脚本=玉田真也 演出=鈴木勇馬
>> 319
【2024冬ドラマ】
「春になったら」10話まで終了。
【結婚式前夜…娘から父へ贈る感謝の手紙】
瞳が杉村産院に転職して初めて…
【2024冬ドラマ】
「春になったら」全11話終了。
【人生最大のサプライズ!父娘、旅立ちの時】
結婚式と生前葬を同じ会場でやるのだろうなとは思っていたのだが。
いやあ、結婚式そう来たか!
でもよくよく考えたら、父は体力が無くて移動が一番負担になるのだから、自宅の前をバージンロードにして、大鳥居前の階段の上で新郎新婦が誓いの言葉を言う人前結婚式って、理に適ってるのよね。
一の鳥居から神社へと続く長い参道の両脇が住宅街になっているロケーション、その住宅街の参道に面した家に椎名父娘は住んでいる。その設定を最大限に生かした演出プランに大拍手。
式後、近所の会場に移動して、生前葬と披露宴を合体させた「旅立ちの式」を開催。入口には瞳が撮り溜めた父娘の思い出写真がズラリと飾られ、父がお葬式に呼びたいリストに書いていた人々も参加し、余興や歌で楽しい時間を過ごす、何て温かい式なんだろう。
そしてCM明け、店に居るまきのスマホが鳴るが、じっと見詰めて直ぐにはスマホに近寄らないまき。この時点でそうなんだろうなと思った。
次のシーンは祭壇の父の写真をじっと見詰める喪服の瞳。台詞なんて無くても全てが分かる芝居と演出。余韻が凄い。
それぞれの日常は普通に続いているのを描いて、このドラマは終わる。
多分ずっと忘れないだろうな、あの人達のこと。
脚本=福田靖 演出=Spring Directors
>> 320
【2024冬ドラマ】
「Eye Love You」9話まで終了。
【隠し続けた愛の結末…2人で選ぶ生きる道】
そうなんだろうな…
【2024冬ドラマ】
「Eye Love You」全10話終了。
【完結~ありのままの心で見つめ合う愛の奇跡】
1〜4話迄はただただニヤニヤ、時々爆笑しながら侑里テオ物語を堪能していたのだけど、5話で態とらしさが目立ってあれあれ?となって、でも6〜7話で盛り返し良かった!と思ったら、8〜10話は「何それ」というがっかり展開で…、別れない!って決めてからのイチャイチャシーンも、それまでの設定がムリクリだったから何か虚しさが先に立ってしまい、初期の頃みたいには楽しめなかった。
私は初回の感想で『ふみさんは上手いし、恋愛ドラマの滑り出しとしては好感触。後は“ギフト”(ミステリー)部分の扱い方次第かな。』と書いたのだが、ミステリーにすらなっていない、ただの思い込みの激しいヌナと、この件に関してだけ思考停止をしている教授が二人で事を大きくしていただけという情けない設定で、がっかりどころでは無かった。
役者さんは皆良かっただけに、何でこんな“とんでも展開”をくっつけてしまったのか残念で仕方ない。
これも「厨房のありす」と同じく、コア層狙いの“味変”のつもりだったの?それともネトフリ世界配信を意識して、韓ドラ風味に寄せたかった?それにしたってこのお寒いミステリーじゃ、笑われるだけなのでは?
脚本=三浦希紗 演出=岡本伸吾
楽しかったのに裏切られた気分で、文句ばかりになってしまった…
>> 321
【2024冬ドラマ】
「不適切にもほどがある」9話まで終了。
【分類しなきゃダメですか?】
パワハラ、セクハラ、モラハラ等々の…
【2024冬ドラマ】
「不適切にもほどがある」全10話終了。
【アップデートしなきゃダメですか?】
昭和の“すきゃんだる”でナポリタンを食べる渚と純子。渚を元気付けようと話す中で思わず渚と呼び捨てにしてしまい、「渚さん」と言い直す純子に、「渚でいいよ」と嬉しそうに言いながら涙が溢れて来る渚。ケチャップが付いてるからと♪渚のハイカラ人魚〜と歌いながら拭いてくれる純子に、幼い自分と母の姿を思い出す渚。
娘だとは言えないもどかしさ、でも確かにそこに母が居る嬉しさ。もうこれで十分だと市郎に言う渚。
色々言っては来たけれど、結論は“寛容が足りない”“でも寛容と甘えは違う”“寛容が肝要、大目に見ましょう”と、昭和と令和の“すきゃんだる”で、それぞれの時代に生きているメンバーが歌い踊るミュージカルで大団円。昭和にも令和にもそれぞれに過不足は有り、時代と共に修正変化して行くけど、それだって次の世代(2054年)から見れば不適切だらけという認識で落としたラストはお見事。
大地震で自分と純子が死ぬ事が分かってしまう前も後も、市郎の娘を大切に思う気持ちはずっと変わらずに貫かれていて、途中からは孫娘への思い、渚からの母、祖父への思いがプラスされ、結局は思い合う家族の話へと収斂して行った、いかにもクドカンらしい笑えて泣ける素敵なドラマだった。
脚本=宮藤官九郎 演出=金子文紀
「2024冬ドラマのまとめ①」
1位「不適切にもほどがある!」(TBS)
不適切な昭和あるあるで笑わせて、令和に物申したい事はミュージカルにして主張を和らげ、家族の話で泣かせて、最後は更に30年後から見れば今だって…という視点をプラス。クドカン凄いな。
2位「春になったら」(フジ/制作はカンテレ)
余命宣告された父と結婚を控えた娘の話だけど、お涙頂戴や重くならなかったのは、脚本と演出の方向性と演者の力が上手くマッチしていたから。忘れられないドラマになった。
3位「正直不動産2」(NHK)
実績のあるドラマで安心して視聴出来たけど、今回は根本ノンジ氏の他に2名の脚本家も参加しており、出来に多少のバラ付きが有ったのは否めなかった。でもまだまだ続きが観たいと思わせてくれる優良コンテンツなのは間違いない。
【他にハマったドラマ】
「おっさんのパンツがなんだっていいじゃないか!」(フジ/制作は東海テレビ)
「グレイトギフト」(テレ朝)
【今期の演技MIP】
「春になったら」の奈緒と木梨憲武をセットで。
演技をしているのに二人共自然体で、本物の父娘に見える、錯覚してしまうシーンが幾度となく有った。相乗効果の為せる技…なのかな?
※今期はオリジナル脚本が多く、この傾向が続く事を願っている。勿論良い原作迄使うなと言うつもりはないが。
※放送局は私が関東地区で視聴した局名を記載
「2024冬ドラマのまとめ②」
~3位迄に入らなかったドラマの一言感想~
「先生さようなら」(日テレ)
高校生の渡辺翔太が好きになる教師が北香那で、彼女観たさで最後迄観た感じ。教師になった渡辺翔太が好きになる女子高生役の子が、役と合っていなかった様な。
「Eye Love You」(TBS)
名ばかりミステリーのせいで、楽しかったラブコメが台無しに。
「婚活1000本ノック」(フジ)
脚本家5人で波は有ったけど、そこそこ面白かった。ハートパイの回とラスト2話は特に良かった。
「推しを召し上がれ」(テレ東)
ブルガリア菌を擬人化するアイディアも、演じてる橋本さとしも良かったけど、主演にイマイチ魅力が無かったのが残念。
「グレイトギフト」(テレ朝)
途中から軽過ぎる倫理観が気になりはしたけど、総体としては面白かった。スーパーヒーローにはならない反町隆史という意外性も案外良かった。
「おっさんずラブ-リターンズ-」(テレ朝)
何も考えずに笑えるのは良かったけど、瑠東演出のやり過ぎ感はやっぱり私には合わないなと再確認。
「闇バイト家族」(テレ東)
初回と餃子屋家族の回は面白かったけど、それ以外は中弛みが長くて離脱寸前だった。この内容に全12話の枠は長過ぎた。
「ハコビヤ」(テレ東)
全8話で脚本家5人は多過ぎ。出来にバラ付きも有ったし。テーマは良いので次もあれば観たい。
>> 327
「2024冬ドラマのまとめ②」の続き
「消せない私」(日テレ)
突っ込み所は多々有ったけど、まあまあの出来だった。にしても13話は長過ぎ。
「新空港占拠」(日テレ)
いつ新機軸を打ち出すのかなと思っていたが、ずっと「大病院」の上書きっぽいままだったので飽きてしまった。
「おっさんのパンツがなんだっていいじゃないか!」(フジ/東海TV)
これは拾い物だった。ゲイの青年との交流で、おっさんの意識がどんどんアップデートしたら、部下との仲も家族仲もどんどん良くなる話で、ムリクリ展開が無い所も良かった。
「さよならマエストロ」(TBS)
エピソードの詰め込み過ぎと、ミスとしか思えない変な構成で感動作にはならなかった。期待してたのになあ。
「アイのない恋人たち」(テレ朝)
結局アイは有ったけど、クセも有る男女のラブストーリー。遊川氏なのに展開にそれ程のクセは無く、それが一番の驚きだった。
「厨房のありす」(日テレ)
途中迄はほっこり楽しく観ていたのに、稚拙な“付け足しミステリー”のせいで、それ迄に積み重ねて来たこのドラマの良さが台無しに。
※「お別れホスピタル」は【シーズン枠外ドラマ】に分類変更
※冬ドラマは計17本を全話視聴した。
初回を視聴したドラマは25本で、その内、途中離脱はGP帯が3本、深夜帯が5本だった。
※()内の局名2つは、(視聴局/制作局)を表示
【2024春ドラマ①】
(月曜から曜日順)タイトル/原作/脚本/演出/主演/※脚本演出は複数の場合メインのみ記載
○多分全話観る △初回を観て判断 ※最初から観ないと決めた作品は省略
月〜木(深夜迄)
「366日」無し/清水友佳子/平川雄一朗/広瀬アリス △
「アンメット」漫画/篠崎絵里子/Yuki Saito/杉咲花 △
★「95」小説/喜安浩平/城定秀夫/髙橋海人 △ ※設定は面白そう
「Destiny」無し/吉田紀子/新城毅彦/石原さとみ △
「燕は戻ってこない」小説/長田育恵/未発表/石橋静河 ○ ※共演に稲垣吾郎
★「お迎え渋谷くん」漫画/山岡潤平/紙谷楓/京本大我 △
★「RoOT/ルート」漫画/土屋貴史/土屋貴史/河合優実、坂東龍汰 △
★「からかい上手の高木さん」漫画/金沢知樹/今泉力哉/月島琉衣、黒川想矢 △
★「滅相もない」無し/加藤拓也/加藤拓也/堤真一 △ ※不思議作品になりそう
「ブルーモーメント」漫画/浜田秀哉/田中亮/山下智久 ○ ※相手役は出口夏希
「Believe」無し/井上由美子/常廣丈太/木村拓哉 ○ ※脚本家を信頼して○にした
「Re:リベンジ」無し/伊東忍/金井紘/赤楚衛二 △
★「約束」無し/小峯裕之/山本大輔/中村アン △ ※相手役は横山裕
★印は23時以降に放送開始の深夜ドラマ
(関東の番組表より)
②に続く
>> 329
【2024春ドラマ②】
(金曜から曜日順)タイトル/原作/脚本/演出/主演/※脚本演出は複数の場合メインのみ記載
○多分全話観る △初回を観て判断 ※最初から観ないと決めた作品は省略
金〜日
「ダブルチート」無し/吉田康弘/河野圭太/向井理 △ ※続きはWOWOWで
「イップス」無し/オークラ/筧昌也/篠原涼子、バカリズム △ ※脚本もバカリズムなら○だった
「9ボーダー」無し/金子ありさ/ふくだももこ/川口春奈 △
★「Jkと六法全書」無し/鈴木智/大谷健太郎/幸澤沙良 △
★「君が獣になる前に」漫画/安里麻里/安里麻里/北山宏光 ○ ※グロくならないかだけ心配
「花咲舞が黙ってない」小説/松田裕子/南雲聖一/今田美桜 △
「街並み照らすヤツら」無し/高田亮/前田弘二/森本慎太郎 △ ※突貫でどこまでやれるのか興味あり
★「6秒間の軌跡S2」無し/橋部敦子/藤田明二/高橋一生 ○ ※宮本茉由の参加でバランスが崩れないかだけ心配
★「おいハンサム!!2」漫画/山口雅俊/山口雅俊/吉田鋼太郎 ○
★「あなたの恋人、強奪します。」小説/我人祥太/本田隆一/武田玲奈 △
「アンチヒーロー」無し/山本奈奈/田中健太/長谷川博己 △
「ミス・ターゲット」無し/政池洋佑/植田尚/松本まりか △
★印は23時以降に放送開始の深夜ドラマ
(関東の番組表より)
- << 355 【2024春ドラマ】 「ミス・ターゲット」(ABC) オリジナル作品/脚本=政池洋佑/演出=植田尚/出演=松本まりか、上杉柊平、筒井真理子、沢村一樹 他 (朝日放送日曜10時枠・54分枠) 【結婚詐欺師、婚活する】 松本まりかの声質と演技スタイルでコメディーに全振りするのは難しいから、“湿り気”多めにしたのかもだけど、テーマと内容(脚本演出)の方向性がチグハグで、私には面白くなかった。 なので初回のみで視聴離脱する。 (テレ朝で視聴)
【シーズン枠外ドラマ】
タイトル/原作/脚本/演出/主演/※脚本演出は複数の場合メインのみ記載
○多分全話観る △初回を観て判断
4/2〜「天使の耳」東野圭吾の小説/荒井修子/河原瑶/小芝風花 ○ ※NHKBSプレミアムドラマ枠で23年3月に放送済み。89分✕2を45分✕4に再編して、地上波ドラマ10枠で放送する。共演は安田顕 他
4/5〜★「季節のない街」山本周五郎の小説/宮藤官九郎/宮藤官九郎/池松壮亮 ○ ※23年8月からディズニー+で配信済み。テレ東のドラマ25(31分枠)で地上波初放送。共演は仲野太賀、渡辺大知 他
5/11〜「パーセント」無し/大池容子/大嶋慧介/伊藤万理華 △ ※NHK土曜ドラマ(49分枠)の新作。全4話。多様性の捉え方を主題に据えたドラマらしいので、脚本次第かなと思っている。
★印は23時以降に放送開始の深夜ドラマ
(関東の番組表より)
【2024春ドラマ】
「お迎え渋谷くん」(カンテレ,Storm Labels)脚本=山岡潤平 出演=京本大我、田辺桃子、諸林めい、長谷川京子 他
蜜野まことの漫画原作。《火ドラ★イレブン・30分枠》(全話数不明)
【恋愛経験ゼロ売れっ子俳優が恋!?】
20才差の4才の妹を溺愛している売れっ子俳優の渋谷と、妹・音夢(リズム)が通う保育園の保育士・青田との恋?を描く、スラプスティック寄りのコメディー。
音夢が園庭の遊具から落ちる瞬間に走り出して、かなりの距離が有ったのに間に合って、体で受け止める青田とか、撮影で頭ぽんぽんの感覚が分からず、女優の頭をバスケのドリブルみたいに叩く渋谷とか、漫画で描きそうなシーンをそのまま映像化している様な演出が所々に有って、これを楽しめるかどうかで評価が分かれそうな感じはする。
私的には初回はギリセーフ。これ以上しつこくならなければいいなと。
京本くん、田辺さん、二人共期待している役者さんなので、最後迄観続けられるドラマだといいんだけどな。
感想は多分もう書かないと思う。
脚本=山岡潤平 演出=紙谷楓
【2024春ドラマ】
「からかい上手の高木さん」(TBS)脚本=金沢知樹 他 出演=月島琉衣、黒川想矢、江口洋介 他
山本崇一朗の漫画原作。《ドラマストリーム・30分枠》(全話数不明)
【高木さん】
ある島で暮らす中学生の高木さんと西片くんの話。
西片くんは純粋純情で人を疑う事が無い少年で、だから高木さんがちょっと罠を仕掛けてからかうと、想定した通りに引っ掛かって一々声を出して驚く、その反応が面白くて、高木さんは西片くんをからかうのがやめられない、そんな二人のやり取りを淡々とナチュラルに描いたドラマ。
あの年代って女子の方がませていた様な気がするし、ああいう女子の方がちょっと上から目線でからかうみたいなのは成立するよなあって、何か懐かしさで一杯になってニヤニヤしながら観ていた様な気がする(笑)
あれだけ引っ掛かって、あれだけ面白い反応をしてくれたら、次はどう仕掛けようかなってなるよね。
高木は「西片」呼びで、西片は「高木さん」呼びなのも、二人の関係性が出ていて面白い。
そんな高木さんは、ひょっとして西片くんが好きなのかなって匂わせも有って、中々奥が深そう。
HPによると全編小豆島で撮影したとの事で、映像も綺麗だし、何より二人の関係が可愛くて、これはずっと観ていたいドラマ。
脚本=金沢知樹、萩森淳、今泉力哉 演出=今泉力哉
- << 349 【2024春ドラマ】 「からかい上手の高木さん」3話まで終了。 【100%片想い】 高木さんの気持ち(好き♡)に全く気付いていない西片。高木さんはあの手この手で西片をからかう中に、好きという想いを込めて感情を突っついているのだが、それを額面通りの“からかい”だとしか思っていない西片。 この感情のすれ違いを明るく描いているだけなのに、何でこんなに惹かれるのだろう。 後から振り返ると宝物みたいなものだったんだなと気付く青春時代、その入口に居る高木さんと西片。そのやり取りや、そこで二人が感じ取る事は普遍的なもの…だからなのかな。 イヤホンを分け合って音楽を聴くと、二人は接近する事になる。こんなあるあるも、あの二人で見せられると可愛くて、キュンキュンしながらもニヤニヤしてしまう。 役柄に近い年齢の二人が演じているから、二人の感情をストレートに受け取れるし、その世界観に素直に浸る事が出来る。そこがいい所なんだね、多分。 このドラマ大好き。 脚本=金沢知樹、萩森淳、今泉力哉 演出=今泉力哉
【2024春ドラマ】
「RoOT/ルート」(P.I.C.S,製作委員会)脚本=土屋貴史 出演=河合優実、坂東龍汰、黒田大輔、渡辺いっけい、松尾貴史 他
P.I.C.S、比元和津也原作のメディアミックス作品。《ドラマチューズ!・30分枠》(全話数不明)
【こちら指宿探偵事務所】
アニメや漫画の類を全く観たり読んだりしないので、元々の世界観や成り立ちも知らないのだが、HP等を読むと同じ原作者+作画担当肋家竹一で作るアニメから始まり、漫画化、映画化、舞台化と続き、今回のドラマはアニメのストーリーを別角度から映し出す話にしてあるとの事。
それだけ魅力的な素材だという事なのかな?
予備知識が全く無い状態で観ると、説明台詞みたいなのは一切無いので、若干戸惑う部分も有ったけど、そこはサブタイトルを見ているので、冒頭のシーンは張り込みで二人は探偵なんだな?と想像は出来るし、河合が演じる玲奈は終始クールな感じで、坂東が演じる新人の佐藤は何か余計な事をしそうでヒヤヒヤする感じで、ある意味凸凹で、こういうコンビ物の王道スタイルなのかも?
探偵物だから1、2話で解決して行くのだと思っていたら、どうやら一人の調査を始めたら、そこからどんどん関連しながら話が膨らんで行く様な感じみたい。
今のところ嫌な要素は一つも無いので、楽しめそうだし期待している。
脚本、演出=土屋貴史
【2024春ドラマ】
「君が獣になる前に」(TX,The icon,製作委員会)脚本=安里麻里 他 出演=北山宏光、玉城ティナ、鳴海唯、吉村界人、深水元基、高橋光臣、ベッキー、戸田菜穂 他
さの隆の漫画原作。《ドラマ24・30分枠←今期より40分枠から10分短縮》(全話数不明)
【史上最悪のテロ…犯人は俺の幼なじみ】
「ただ離婚してないだけ」のスタッフと、北山宏光、深水元基らが再集結して作るドラマという事だけしか知らずに観始めたら…。
主人公の神崎が幼なじみで人気女優の琴音と街で偶然?出会い、ラーメンを食べて別れたと思ったら、直後に地下街で琴音が毒ガステロを起こし、最後に自らも防毒マスクを外して死んでしまう。
夜勤明けで寝ていた神崎は、琴音と最後に会っていた人物として警察で事情聴取をされ、その時にテロ映像を見せられて驚愕。
その後、琴音のマネージャー塩見から呼び出され、琴音の役者仲間らと話し合い、真実を突き止めようという事になるのだが、彼らは次々に殺され最後には神崎も殺されて、えーっ!?どうすんの?これと思ったら…、死ねない、今度こそ君を救いたい!と念じたら、あの日の琴音と別れた場所にタイムリープ!ああそういう事なのか。
で、テロには間に合わず神崎はまた死んでしまうのだが、これから多分ループするのね?
初回に関しては期待出来そうな仕上がりだった。
脚本、演出=安里麻里
【2024春ドラマ】
「おいハンサム!!2」(東海TV,日本映画放送)脚本=山口雅俊 出演=吉田鋼太郎、木南晴夏、佐久間由衣、武田玲奈、藤田朋子、ふせえり、須藤蓮、藤原竜也、野波麻帆、太田莉菜、MEGUMI、浜野謙太 他
伊藤理佐の漫画原作。《土ドラ・55分枠》(全話数不明)
【恋とゴハンと三姉妹 帰ってきた伊藤家】
ドラマの内容とは関係ないのだが、何日か前に佐久間由衣が第一子の誕生を発表したばかりなので、この連ドラとその後に公開する映画っていつ撮影したのかなと思ったら、4/6の連ドラ試写会に監督と吉田鋼太郎さんが出席して、半年以上前に撮影したとの発言が有ったとの事。これで一つの謎は解けた(笑)
このドラマは家族それぞれの細かいエピソードを積み重ねて行くスタイルで、感想が書きにくいドラマでもあるのだが、今回は“よく知らない人の事を、その外見や印象だけで決め付けて自分より下に見たり批判をしてはいけない”という、お父さんの“ハンサム説教”に繋がるエピソードが積み重なっていたので、初めての人が観ても結構分かり易かったのではないかな。
あと再確認したのは、何でも飄々と受け流すMEGUMI演じる千鶴お母さんの醸し出す雰囲気が、このドラマの核になっているし私はそれが大好きだという事。
次から感想は書かないかもだけど、このドラマは最後迄必ず観る!
脚本、演出=山口雅俊
【2024春ドラマ】
「366日」(CX)脚本=清水友佳子 出演=広瀬アリス、眞栄田郷敦、坂東龍汰、長濱ねる、綱啓永、和久井映見、前田公輝、戸田菜穂、北村一輝 他
オリジナル作品。《月9・54分枠》(全話数不明)※初回は15分拡大
【一生、忘れられない恋だった】
いやあテンポ悪過ぎ。
お互いの正直な気持ちを打ち明け合ったのが50分過ぎ。そこ迄の展開がもっと歯切れの良い物なら、長いなあとは思わなかったのだろうけど。
アリスの気持ちはしつこい位に視聴者にはだだ漏れにさせておいて、郷敦の本音はずっと伏せて、でも高校生のあの時の“アリスの強い否定”を、まともに受け取ったんだろうな郷敦は、って事は想像出来る様な描き方はされていたので、もう興味はいつ告白し合うのかなって事しか無い訳で。
それをあれだけ引っ張って、やっと付き合う事になったと思ったら…。
まずあの体勢で自分が落ちてしまうのが不思議だったけど、まあそれはいいとして。
これって郷敦は記憶喪失か寝たきりになるか、って所でしょ?
どっちにしてもアリスにとっては重い試練になる訳で…。
このテンポ感でもしそういうストーリーなら観るのはキツいなあ。
一応次回も観てみるけど、離脱の可能性の方が高いかな。
脚本=清水友佳子 演出=平川雄一朗
【2024春ドラマ】
「95」(TX,製作委員会)脚本=喜安浩平 出演=髙橋海人、松本穂香、細田佳央太、犬飼貴丈、関口メンディー、中川大志/紺野まひる、山中崇、桜井日奈子/桜井ユキ、安田顕 他
早見和真の小説原作。《ドラマプレミア23・49分枠》(全話数不明)
【世界の終わりの始まり】
公式サイトの惹句は“大人の作った社会の仕組みに抗い、大切なものを守りながら1995年の渋谷をがむしゃらに駆け抜けた高校生たちの熱い物語”で、主人公の秋久(愛称はQ)が高1の1月に阪神淡路大震災が起き、流行りの“ノストラダムスの大予言”が気になりだした3月に、地下鉄サリン事件が起き、その日の朝に父親が、仕事で丸ノ内線を使うと言っていたのを思い出し、家族の命、人の命が奪われる事の恐ろしさを実感する。父親は2本後の電車に乗る予定で難を免れたが、この日を境に秋久の意識は変わった様に見えた。
そんな秋久に同級生の翔太郎(愛称は翔)が声を掛け、自分の幼なじみで作るチームに誘う。
映画監督が作るドラマなので、映像やカット割りが映画風味で惹き付けるものがある。
ただねえ、十分大人の役者さん達が、制服を着て“高1”を演じるのを観るのは気恥ずかしくて、現実に引き戻されてしまうというのが難点で…。
そこにさえ目を瞑れば面白そうだし、視聴継続は決定!
脚本=喜安浩平 演出=城定秀夫
【2024春ドラマ】
「Destiny」(EX)脚本=吉田紀子 出演=石原さとみ、亀梨和也、安藤政信/宮澤エマ、矢本悠馬、田中みな実/曽田陵介、高畑淳子/佐々木蔵之介、仲村トオル 他
オリジナル作品。《火曜9時・54分枠》(全話数不明)※初回は6分拡大
【許されない初恋】
矢本さんを除き30代後半に突入してる役者さん達が、大学2年から4年生に掛けてを演じている無理矢理感と気恥ずかしさ…。
ちょこっとだけの回想シーンなら、「厨房のありす」で使った様な“肌質を補正”してしまう手も有るけど、あれだけガッツリと使う回想シーンで、しかも5人全員を補正していたら、それはそれで気持ち悪さが先に立ってしまうだろうし。やっぱり構成に無理が有った様な…。
でもその部分の不満を除けば、“知美は何を見付けてカオリに話したのか?それを知ったカオリは、何故奏と真樹は付き合ってはいけない!と、取り憑かれた様に言い出したのか”“奏の父は自殺なのか他殺なのか”“カオリの死の真相は?真樹が殺したって本当なのか”と、知りたくなる謎がてんこ盛りでそこは先が楽しみ。
ついでに言えば特捜検事だった奏の父を、裏から手を回して“冤罪”で追い込んだのが、真樹の父で弁護士の野木なのではという予想が当たるのかも楽しみ。
3年ぶりの連ドラで、石原さとみも気合が入っているしね。
脚本=吉田紀子 演出=新城毅彦
【2024春ドラマ】
「Re:リベンジ-欲望の果てに-」(CX)脚本=伊東忍 他 出演=赤楚衛二、錦戸亮、芳根京子、見上愛、梶原善、青木柚、城山乃愛、利重剛、光石研、余貴美子、笹野高史 他
オリジナル作品。《木曜劇場・54分枠》(全話数不明)※初回は15分拡大
【大病院で繰り広げられるリベンジサスペンス開幕】
駄作って訳でも無いけど、微妙に面白くない。主人公(海斗)の設定が魅力に乏しく、彼にとって“家”“家族”は醜い存在でしかなく、そこから逃げた訳だけど、彼の長年の苦悩がきちんと描かれていないから、何であんな風に父親の事を誤解していたのかも分からないし、あれでは只の駄々っ子っで、あんな表面的にしか人を見ていない男が、よく週刊誌の記者が務まっていたなって、そっちの方が気になってしまう位には海斗の人物描写が甘かった様に思う。
逆に二番手を演じる錦戸亮の方が、怪しい雰囲気を出しているだけで、どういう人物かは伏せられているのだが、雰囲気だけで十分魅力的で惹き付けるものがある。
でもねえ、肝心のストーリー自体にも魅力を感じなかったし、錦戸くんを観たいからだけで観るのも辛いので、初回のみで離脱するわ。
脚本=伊東忍、中村允俊 演出=金井紘
【2024春ドラマ】
「約束~16年目の真実~」(ytv)脚本=小峯裕之 他 出演=中村アン、横山裕、細田善彦、佐津川愛美、森永悠希、織田梨沙、坪倉由幸、森優作、長谷川朝晴、井上肇、山田キヌヲ、岡部たかし、杉本哲太 他
オリジナル作品。《木曜ドラマ・55分枠》(全話数不明)
【「再会」事件の歯車が、再び動き出す】
高校時代、映像研の仲間(不破)の妹が殺され、第一発見者になってしまった主人公の葵は気絶して倒れ、その時の記憶を失くしていた。父親が逮捕され程なく自供、2ヶ月後、持病の狭心症が悪化し父親は死亡。
葵は地元の望野町から去った。
16年後、警察官として実績を積んで来た葵は、漸く希望が通り望野署に異動して来た。
父は冤罪と信じている葵が、それを証明する為に戻って来たのだろうと思っていたのだが、ラストに不破の妹とそっくりな死に方をしている女性を見つけ、鑑識が来てからのモノローグ“ある感覚が私の胸を支配した。それは期待だったのかもしれない。これで目的を成し遂げられる”これだけなら、真犯人の手掛かりになるからだよね…で終わるのだが、葵がニンマリしたのだ。何か含みが有る様なニンマリで背筋がゾッとした。そしてそれを見逃さなかった、バディで本部の上から葵の監視を命じられている香坂。
公式サイトの謳い文句“全員容疑者”っぽい出だしで、期待出来そう。
脚本=小峯裕之 演出=山本大輔
【2024春ドラマ】
「イップス」(CX)脚本=オークラ 他 出演=篠原涼子、バカリズム、渡辺大知、味方良介、安立英、勝村政信、角田晃広、矢本悠馬、染谷将太 他
オリジナル作品。《金9・58分枠》(全話数不明)※初回は15分拡大
【電撃ウィッチの魔法】
最初に犯人と犯行形態を見せてしまう“倒叙ミステリー”に、イップスで書けなくなったミステリー作家黒羽ミコと、同じくイップスで事件を解けなくなったエリート刑事森野徹が、結果的にバディとなって推理して行くコメディーをプラスさせた所がミソで、初回に関して言えば犯行形態はツッコミどころ有りで、それを調べる警察もユルユル、だけど犯人の麻尋(トリンドル玲奈)は大真面目って感じで、謎解きや犯人を落とす過程を楽しむ様なタイプのドラマではなく、イップスの二人が組む事によって生まれるドタバタや、軽妙なやり取りを楽しむドラマという感じだ。(初回に関してはドタバタ感が強く、軽妙な感じはあまり出せていなかったけど…)
書けないけど新作のネタ集めの為に、積極的に事件現場に介入したいミコが、森野の刑事という立場を利用しようと解けないから嫌がる森野の尻をたたき、証拠は森野が見付けて犯人を問い詰めるのはミコと、上手いこと役割分担しているのには笑ってしまった。
目くじら立てずにボヤッと観るには丁度いいのかもね。
脚本=オークラ 演出=筧昌也
【2024春ドラマ】
「花咲舞が黙ってない」(NTV)脚本=松田裕子 他 出演=今田美桜、山本耕史、飯尾和樹、神尾佑、要潤、菊地凛子、上川隆也 他
池井戸潤の小説原作。《土ドラ9・54分枠》←水ドラ枠が終了し土ドラ枠を新設(全話数不明)
【今度の敵は女!?】
杏主演の花咲舞は、2014年と2015年の放送だったのね。「お言葉を返す様ですが…」の決まり文句と、上川隆也が上司だった事は覚えていたけど、杏がどういう感じで演じていたのかはもう微かにしか覚えていない。
そんな記憶力なので、今田美桜と山本耕史のコンビになっても、上川隆也が何故か花咲舞の叔父になって、舞の父親(前は大杉漣さんだったが隠居設定なのかな?)から「花さき」を引き継いでいるという設定でもそんなに違和感は無く、ほぼほぼ新作感覚で視聴出来た。
花咲舞は正義感が強く、言いたい事は言ってしまうキャラではあるのだが、今度の舞は猪突猛進ぶりが激しくて、ハラハラを通り越して若干イライラしてしまう部分も有って、そこが懸念材料ではあるかなと。
ただ池井戸作品は虐げられた者が逆転勝利をする、勧善懲悪で視聴者も溜飲を下げる事が出来るというのがお約束なので、その部分の伝統はしっかりと守られていたかな。
次も観てみるけど、感想は初回のみという事で。
脚本=松田裕子 演出=南雲聖一
【2024春ドラマ】
「6秒間の軌跡〜花火師・望月星太郎の2番目の憂鬱」(EX)脚本=橋部敦子 出演=高橋一生、橋爪功、本田翼、宮本茉由、小久保寿人、原田美枝子 他
オリジナル作品の続編。《土曜ナイトドラマ・30分枠》(全話数不明)※初回は30分拡大
前作の3人(高橋一生、橋爪功、本田翼)のバランスが丁度良くて、それに慣れてそれで成立しているドラマという感覚だったから、宮本茉由(野口ふみか役)が入る事で絶妙なバランスが崩れる事が心配だったのだけど…。
それよりもまず、30分拡大(通常枠の2倍!)にしたのがキツかった。
このドラマは拗らせてる星太郎と、ひょいと現れて(本当は息子の行く末を案じて)色々と口を挟む幽霊の父(航)と、一応弟子なので表面上は一歩引きながらも、その実、絶妙に星太郎の尻を叩くひかりとの、あーだこーだの会話劇で、ドラマとしては抑揚の少い部類に入るから、30分枠で観るのが丁度良く、60分枠だと意識が散漫になってちょっとキツいのだ。
で、冒頭に書いたバランスが崩れないかという心配は、宮本茉由の出番が少なく、何か訳の分からない悪く言えば図々しい女が押し掛けて来て、星太郎に追い返されてまた来てという所で、謎のまま終わってしまったので、“心配の答え”は次回に持ち越しとなってしまった。
拡大する必要って有ったのかな。
脚本=橋部敦子 演出=藤田明二
【2024春ドラマ】
「あなたの恋人、強奪します。」(ABC)脚本=我人祥太 他 出演=武田玲奈、渡邊圭祐、渡邉美穂 他
永嶋恵美の小説原作。《ドラマL・30分枠》(全話数不明)
【DV彼氏、強奪します。】
公式サイトの惹句は『強奪率100%の凄腕女探偵が、クズ男との恋愛トラブルを“強奪”で解決する痛快略奪エンターテインメント!』
オフィスCATの社長で探偵の雛子が、ターゲットの男の“女性の好み”を調べ上げ、理想の女に成り切って男を落とし、依頼人の女性から強奪する形を取り、その後、よりを戻すのも別れるのも依頼人の自由というスタイルの女探偵物語。
まず引っ掛かったのが、ネットに広告を出しているのに受付は電話のみというのは何故?電話番号情報を押さえておく為?でも今回の依頼人・梨沙みたいにDV男を恐れている様な女性には、いきなり電話を掛けるのはハードルが高いのでは?梨沙はよく信用して事務所に迄出向いたよね。
後は雛子の仕掛けも男の引っ掛かり方も、あまりに安易過ぎてこれで強奪率100%とか謳われてもねえ(苦笑)
DV男で別れたい彼氏でも簡単に雛子に奪われて、梨沙のプライドが傷付き、若干雛子に対抗心を燃やしてる所は面白かった。
渡邉美穂は欅坂46時代より更に丸いから、少し体を絞った方がいいよ。
離脱するかは次を観てから決めたい。
脚本=我人祥太 演出=本田隆一
【2024春ドラマ】
「アンチヒーロー」(TBS)脚本=山本奈奈 他 出演=長谷川博己、北村匠海、堀田真由、大島優子、林泰文、近藤華、馬場徹、緒形直人、岩田剛典、細田善彦、木村佳乃、野村萬斎 他
オリジナル作品。《日曜劇場・54分枠》(全話数不明)※初回は25分拡大
【接点】
これは面白かった!
主人公の明墨弁護士は、鋭い観察眼と洞察力の持ち主で、立て板に水の如く溢れ出る言葉は、理路整然としつつ聞く者の心を動かす説得力も持つ。
そんな彼が今回、無罪を勝ち取ろうと説得したのは、町工場のパワハラ社長殺しで起訴された従業員の緋山(岩ちゃん!)。
事件の調査には汚い手も平気で使う明墨だが、彼は“黒い物(犯罪者)も白(無罪)にしてしまう“様な悪徳弁護士なのか?
緋山がやった様にも思えるし、もしかしたら違うのかも?とも思えるし、この辺りの組み立て方と次回への誘導の仕方が上手かった。
後は、獄中の緒形直人(役名不明)が描いた幼女の似顔絵が、明墨と親しい紗耶(近藤華)の面影が有るので、緒形直人は紗耶の父親なのかなと想像してしまうし、という事は、彼を正攻法で弁護して救えなかった明墨の最終目的は、再審で緒方の無罪を勝ち取る事で、今のやり方はその為の準備運動みたいなものなのかなとも思えて来る。
緋山の判決がどうなるのか楽しみ。
脚本=山本奈奈、李正美、宮本勇人、福田哲平 演出=田中健太
- << 354 【2024春ドラマ】 「アンチヒーロー」2話まで終了。 【-拒絶-】 日本の刑事裁判の有罪率は99.9%、この高過ぎる有罪率が検事にプレッシャーを掛けてしまうのではないか、そういう観点からこの数字を見た事が無かったので、そう言われるとそうなのかもと思えて来た。 今回はその観点から、有罪率を維持する為(=出世の為)に緋山の担当検事が証拠を捏造したという設定にして、明墨がそこを徹底的に突いて裁判員の心象に影響を与え、緋山の無罪を勝ち取るという展開だった。 法廷での理路整然とした明墨の弁論には惹き付けられた。 ラストに用意された衝撃的な緋山の証拠隠滅シーン。やはり緋山はクロだったのか。でもこのドラマは答えを明示しない。緋山がクロだとしても、その動機すら明白ではない。 視聴者と感覚が同じ立場の赤峰が詰め寄ると、明墨は「目の前で家族が殺されそうになっている、こっちはその男を殺せるナイフを持っている、赤峰くんならどうする」と問い掛ける。殺しますと答えた赤峰にとってその殺人は正義だけど、法的には情状酌量の余地は有るが殺人であり悪なのだ。 このドラマはそういう事を問い掛けたいのかな。力量の有る役者が演じる事で、エンタメ性も担保しており、本当に見応えのあるドラマに仕上がっている。面白い! 脚本=宮本勇人、李正美、福田哲平、山本奈奈 演出=田中健太
【2024春ドラマ】
「アンメット ある脳外科医の日記」(カンテレ)脚本=篠崎絵里子 出演=杉咲花、若葉竜也、岡山天音、生田絵梨花、山谷花純、野呂佳代、千葉雄大、小市慢太郎、酒向芳、吉瀬美智子、井浦新 他
子鹿ゆずる原作/大槻閑人作画の漫画原作。《月10・54分枠》(全話数不明)※初回は15分拡大
【私の記憶は一日限り…記憶障害の脳外科医再生の物語】
事故前半年と事故後一年半、計二年間の記憶が欠落し、新しい事は今日一日だけは覚えているが、次の日にはその記憶も欠落してしまう。だから起きたら大きな日記帳を読み返して頭に叩き込み、寝る前にはその日の事を新たに書き込み、その日記帳は常に携帯している脳外科医ミヤビの物語。
アメリカ帰りの脳外科医三瓶が、変わり者みたいな登場の仕方だったので、ウワッ(嫌だな)とは思ったのだが、蓋を開けてみたら一々ごもっともな事を言うし、患者の治療には一生懸命だし、“治療をするのは怖い”と後ろ向きで、今は看護助手として働いているミヤビを、“脳外科医としての知識や技術は有るのだから大丈夫”と、再生させようとしているしで、二番手として申し分の無いキャラで一安心。
「出来ない事をやれとは言ってません」「貴女が生きて来た日々は確かにある、自分を信じて下さい」
真摯な作風が心地良いドラマだった!
脚本=篠崎絵里子 演出=Yuki Saito
- << 356 【2024春ドラマ】 「アンメット ある脳外科医の日記」2話まで終了。 【左の感覚を失った少年…日記にはない秘密】 初回の感想に書き切れなかったので今回書いておきたいのが、脳梗塞の後遺症で失語症になった場合、患者が上手く喋れないというのは想像出来るのだが、例えばリハビリの言語療法士の言葉が聞き取れない(映像に置き換えると歪んでしまい、何が映っているのか分からない状態→それと同じ事が言葉の世界で起きている)という症状についてはこのドラマで初めて知り、突然この二重苦の世界に放り出される患者の事を思うと、掛ける言葉も見つからない。(原作者が元脳外科医なので表現がリアル) 今回は右脳の損傷により左半分の感覚を失った、サッカー部のエースだった男子高校生の話で、ミヤビが担当となって寄り添い、彼が事実を受け入れ一つの答えを出す迄の話。手術を禁じられたミヤビには担当患者に割ける時間も多いので、これも自分を活かす一つの方法だろう。 ミヤビの過去については、事故とはミヤビが運転する車が街灯に突っ込んだ自損事故である事、その少し前に三瓶とミヤビは知り合い婚約していた事が、三瓶の口から明かされた。 事故が仕組まれた物で無い事を祈るよ。この真摯な医療ドラマには、変にそういう方向には行って欲しくないから。 脚本=篠崎絵里子 演出=Yuki Saito
【2024春ドラマ】
「滅相も無い」(MBS,製作委員会)脚本=加藤拓也 出演=中川大志、染谷将太、上白石萌歌、森田想、古舘寛治、平原テツ、中嶋朋子、窪田正孝、堤真一 他※ナレーション津田健次郎
オリジナル作品。《ドラマイズム・30分枠》(全8話予定)
途中で挫折して、彼の「きれいのくに」を全話視聴出来なかった身としては、恐る恐る観た加藤拓也作品。
アングラ劇の舞台転換ってこんな感じなのかなと、観た事が無いから想像したのだが…。初回の語り手の川端(中川大志)が、ランドセルを背負った小学生から青年へと成長するに従い場面転換はして行くのに、彼らだけは変わらずずっとバックに控えているバンドが、いつ演奏仕出すのかが気になってしまい(笑)でも結局彼らはそこに控えているだけで…。
「穴」に入ると決めた8人全員がその理由を語り終えた時、あのバンドは演奏を始めるのだろうか?
「穴」と言っても地面に掘られた物ではなく、ゴムの様な軟体の様な巨大な物体(形としてはアボカドを縦に割り種をくり抜いた様な状態で、色は全部がアボカドの皮みたいな感じ)が、ドンと縦に置かれているみたいな状態で。
そこに入ると誰も帰還しないが、死んではいないらしい、だから理想郷なのでは…という発想には私はならないけど、はてさて彼らはどうなりますか?
※ツダケンのナレーションは落ち着くわぁ
脚本、演出=加藤拓也
>> 333
【2024春ドラマ】
「からかい上手の高木さん」(TBS)脚本=金沢知樹 他 出演=月島琉衣、黒川想矢、江口洋介 他
山本崇一朗…
【2024春ドラマ】
「からかい上手の高木さん」3話まで終了。
【100%片想い】
高木さんの気持ち(好き♡)に全く気付いていない西片。高木さんはあの手この手で西片をからかう中に、好きという想いを込めて感情を突っついているのだが、それを額面通りの“からかい”だとしか思っていない西片。
この感情のすれ違いを明るく描いているだけなのに、何でこんなに惹かれるのだろう。
後から振り返ると宝物みたいなものだったんだなと気付く青春時代、その入口に居る高木さんと西片。そのやり取りや、そこで二人が感じ取る事は普遍的なもの…だからなのかな。
イヤホンを分け合って音楽を聴くと、二人は接近する事になる。こんなあるあるも、あの二人で見せられると可愛くて、キュンキュンしながらもニヤニヤしてしまう。
役柄に近い年齢の二人が演じているから、二人の感情をストレートに受け取れるし、その世界観に素直に浸る事が出来る。そこがいい所なんだね、多分。
このドラマ大好き。
脚本=金沢知樹、萩森淳、今泉力哉 演出=今泉力哉
【2024春ドラマ】〚ちょこっと感想〛
「366日」2話まで終了。
高校時代の回想シーンが減って観やすくはなったのだが、遥斗は最悪の昏睡状態なので、明日香と彼とのシーンはこれから全部回想になる訳で。どういう組み立て方をするのかにもよるけど、離脱するかどうか迷い中。
脚本=清水友佳子 演出=宮木正悟
「95」2話まで終了。
翔がQをチームに誘った理由は、あの日、事件現場に駆け付けたQが、一輪の花を手にしていたから。只の野次馬ならそんな事はしないと。確かに。Qの“人が死んだんだ!まず悲しもうよ!”に同感。
進級しても“オトナ”が高2を演じる違和感はどうしても付きまとうな。
脚本=喜安浩平 演出=城定秀夫
「Destiny」2話まで終了。
奏の検事としての今の仕事、奏と貴志の信濃大学時代の出会い等にたっぷりと時間を使い、初回に提示された様々な何故?への明確な回答は無し。ただ輪郭としては事件を“冤罪”にして奏の父親を追い込んだのは真樹の父親というのは何となく分かったけど、カオリ御乱心の理由や、真樹12年もどこで何してた?は分からずじまいで、何かモヤモヤする展開だった。
全部が繋がって行くのだろうな、とは思うのだが、全9話(番宣での石原さとみ発言)でこの構成とテンポ、大丈夫か?
脚本=吉田紀子 演出=新城毅彦
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理沙さん、来てください
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癒やしの森の皆さんへ✨
いえいえ😊 (ひろみ)
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駄目だPART2
首を切るくらいなら最初からこんなの読んで対応しなければいいのに。 …(マニュアル使い)
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