記憶か記録か…ドラマ日記 7

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2024/10/11 21:30(更新日時)

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連ドラの感想、まとめ等

シーズン毎に記録して行くスレです。


基本、連ドラ対象ですが、その他のドラマを取り上げる事もあるかもしれません。

No.3852954 (スレ作成日時)

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No.101

【2023秋ドラマ】

「いちばんすきな花」(CX)脚本=生方美久 出演=多部未華子、松下洸平、今田美桜、神尾楓珠、齋藤飛鳥、白鳥玉季、(黒川想矢、神野美鈴)、美保純、宮崎吐夢、菅原大吉、田辺桃子、泉澤祐希、臼田あさ美、仲野太賀 他※()内は初回は未出演

オリジナル作品。《木曜劇場・54分枠》(全話数不明)初回は20分拡大

冒頭の小学生担任の授業中の言葉「好きなお友達同士で、二人組を作って下さい」に、結構メンタルを抉られた。
自分の時はこういうのは無かったけど、班分けで先ず担任が班長を何人か指名して、その生徒が自分の班に欲しい人を順に指名して行くというのをやられた事がある。半ば位で指名されてホッとして、最後の方に残った人の気持ちを考えて傷付いて、こんな残酷な事をやる担任を恨んだ。
ゆくえ(多部未華子)は二人組を作るのが苦手で1人取り残される子だった。「二人組を作れないと大人になっても…あっそうか、だから学校でそれやるのか」って、自分を納得させていたけど、自分は未だにあの意味を理解出来ないでいる。

二人組が苦手な男女4人が偶然出会い、もう会わない筈だからと、今も残る心の傷を過去話と共にそれぞれがさらけ出し、じゃあと別れて行く。
初回は少々理屈っぽいのが気にはなったが、ここからどう展開させるのか、生方さんの手腕に期待したい。

脚本=生方美久 演出=高野舞

  • << 118 【2023秋ドラマ】〚簡単投稿〛 「いちばんすきな花」2話まで終了。 【4人を繋ぐ忘れ物…交換ノートと同窓会】 ゆくえのモノローグ“誰と一緒に居ても、私の感情だけはいつも1人だった”、今回はいきなりこれに心を抉られた。“痛々しい”とか、“面倒くさい”とか、人によって受け取り方は様々だと思うけど、私は只々抉られた。 夜々と紅葉が偶然会い、「二人は気まずいから三人なら」と、前回夜々が椿のゴミ箱から拾ったサービス券を、忘れ物と称して届ける名目で強引に椿の家を訪ね、戸惑いながらも家に上げる椿。 でも三人で話していても、一人が電話で部屋を出ると二人になってしまい気まずい。 どこまで続くのか、この生き難さ。 それでも紅葉が電話で呼ぶと、前回の謝罪を名目にゆくえはやって来て、一人片付けに残った紅葉は帰り際、次に訪ねる為の名目として、それを椿に告げながらハンカチを忘れ物として置いて行くのだ。 椿の家のリビングに、それぞれの席が決まった四人。果たして名目無しでも集まれる日、二人とか三人だけでも集まれる日は来るのだろうか。 脚本=生方美久 演出=高野舞

No.102

【2023秋ドラマ】

「うちの弁護士は手がかかる」(CX)脚本=服部隆 他 出演=ムロツヨシ、平手友梨奈、吉瀬美智子、菅野莉央、日向亘、安達祐実、村川絵梨、松尾諭、大倉孝二、酒向芳、戸田恵子、江口のりこ 他

オリジナル作品。《新枠/金9・58分枠》(全話数不明)初回は15分拡大

敏腕マネージャーの蔵前(ムロツヨシ)が突然クビになり、捨てる神あれば拾う神ありで、トップ女優の笠原(吉瀬美智子)に長年仕えて来た彼の忍耐強さと意外に鋭い物を見る目が、“今はウチの事務所の完全なお荷物だけど、磨けばモノになる”筈の新人弁護士の天野(平手友梨奈)の御守りをさせれば、きっと良い結果が出ると閃いた法律事務所所長の香澄(戸田恵子)に採用され、パラリーガルのパの字も知らないまま天野とバディを組み奮闘する…という話で、法律の天才だけど実務がまるで駄目なじゃじゃ馬の平手に振り回されながらも、何とか形を整えようとする調整型人間のムロという組み合わせは、結構面白そうだなと期待値はまあまあ高かったのだが…。

瑠東さんの演出は所々滑っているし、最終的な解決策は「FINAL CUT」や「アバランチ」方式(秘密録音、盗撮映像をネット等で晒す)でボヤッとしてるし、もっと面白くなる筈なのに何だかなあの出来で残念。もう少し様子見はしてみるけど…。

脚本=服部隆、西垣匡基 演出=瑠東東一郎

  • << 122 【2023秋ドラマ】他、3作品の〚短文投稿〛 「うちの弁護士は手がかかる」2話まで終了。 【過去のいじめは訴えられない】 通常枠(58分)になった事でテンポが少し良くなり、初回よりは観やすくなった。これはリーガルドラマなんだけど、法廷で頑張るのではなくて、元敏腕マネージャーの素人パラリーガルを活躍させる為に、法廷外で頑張る話なのね。説教で皆が改心するならどれだけ楽か…って事よね。うーん、もう少し様子見。 脚本=西垣匡基 演出=瑠東東一郎 「きのう何食べた?season2」3話まで終了。 大ちゃんとジルベールの出会いは、何とジルベールが12才の時!「勿論そういう関係になったのは彼が18になってからですよ」と強調する大ちゃん(コンプラ的にもね!)。ジルベール呼びの謎が解けた瞬間(笑)。これ、前作を観ていないと???になってしまうのかな? 脚本=安達奈緒子 演出=松本佳奈 【シーズン枠外ドラマ】 「すべて忘れてしまうから」2話まで終了。 【友達いないんですか?】 このドラマはHPでは阿部寛の役をM、尾野真千子の役をFとしているけど(MaleとFemaleの略?)、ドラマ上は男は作家だから先生呼び、女は幼稚園の先生で役職の主任呼びと、名前は出さないままずっと進めるのかな?何か不思議な感覚。 脚本、演出=岨手由貴子 脚本協力=日月舎

No.103

【シーズン枠外ドラマ】2022年9月~ Disney+にて配信済み 地上派初放送

「すべて忘れてしまうから」(TX,C&I)脚本=岨手由貴子 他 出演=阿部寛、尾野真千子、宮藤官九郎、酒井美紀、見栄晴、渡辺大知、鳴海唯、青木柚、Chara、(大島優子、草笛光子) 他※()内は初回は未出演

燃え殻のエッセイ原作。《ドラマ25・31分枠》(配信時は全10話/地上派は不明)

【まさかとは思うけど、殺してないですよね?】
配信済みドラマで阿部寛主演という事以外、内容については読まない様にしていたので、タイトルから毎日記憶を失くしてしまう人の話なのかなと想像していたら全くお門違いで(笑)、原作者が、日常のありふれた出来事はどんどん忘れて行ってしまうのでエッセイとして書き留めた、その本のタイトルが「すべて忘れてしまうから」という事で、初回を観る限り、タイトルとドラマの関連性は感じられなかった。ただ、阿部寛演じる作家と5年の内縁関係にあった女(尾野真千子)が、ハロウィンの夜を境に突然失踪してしまったので、そちらにタイトルとの関連が有るのかはまだ不明なのだが。

作家の彼女の姉と称する、デザイン眼帯をした圧の強い女(酒井美紀)が、不平等な遺産相続のケリを付ける為に妹を捜しており、話としてはミステリーっぽいのかな?取り敢えず何か面白そう。

脚本、演出=岨手由貴子 脚本協力=日月舎

No.104

「2023夏ドラマのまとめ①」

1位「VIVANT」(TBS)
話の内容を突き詰めれば確かに穴も有ったけど、それよりは圧倒的な資金を注ぎ込めば、テレビドラマでもこれだけの役者を集められ、迫力の有る映像を作り出せるのだという事を証明してくれた点を高く評価したい。

2位「ハヤブサ消防団」(テレ朝)
観る前は、田舎の消防団の話を池井戸さんがどう料理しているのかな位の感じだったのだが、始まったら連続放火疑惑に殺人事件、そしてカルト宗教の話へと飽きさせない展開で、十分に楽しませて貰った。

3位「何曜日に生まれたの」(テレ朝)
地上派ドラマではずっとご無沙汰だった野島伸司脚本が吉と出た。野島は終わったとか、したり顔の食わず嫌いで観なかった人は残念でしたね。

【他にハマったドラマ】
「初恋、ざらり」(テレ東)
「彼女たちの犯罪」(日テレ)

【今期の演技MIP】
「シッコウ!!」(テレ朝)の織田裕二。主演を譲っても味の有る演技で、存在感を見せ付けてくれた。内容が落ち着く迄の揺れる序盤を支えて、視聴者離れを食い止めたのはこの人の功績。
「初恋、ざらり」(テレ東)の小野花梨。彼女の役に取り組む真摯な姿勢から生まれた表現が、このドラマにリアリティを与えワンランク上のドラマにしたと思う。

※今期はテレ朝系列に良作が多く頑張ったなという印象。

※放送局は私が関東地区で視聴した局名を記載

No.105

「2023夏ドラマのまとめ②」
~3位迄に入らなかったドラマの一言感想~

「真夏のシンデレラ」(フジ)
ひと夏程度で人物像が変わり過ぎで呆れた。新人脚本家潰しと取られても仕方ないね。

「転職の魔王様」(フジ/カンテレ)
目の付け所は良かったけど、全体の構成をミスったのではないかな。

「やわ男とカタ子」(テレ東)
中身は大した話では無かったけど、オネエ役の三浦翔平が良かったので最後迄観た感じ。

「シッコウ」(テレ朝)
中盤以降、尻上がりに良くなった。トレンディーいじりを楽しそうに受け入れてる織田さんも素敵だった。

「18/40」(TBS)
主人公のどちらにも感情移入が出来ず、シスターフッドの言葉だけが独り歩きをしていた様な印象。

「ばらかもん」(フジ)
五島の自然、ナチュラル演技の子役ちゃん達、頼りないけど時々凛とした佇まいも見せる主人公、それら全てに癒やされた。

「彼女たちの犯罪」(日テレ/ytv)
細部は結構いい加減、でも“どうなるの?”だけで最後迄押し切ったパワーには感心した。

「警部補ダイマジン」(テレ朝)
裏回しみたいな役割の向井理が支えていたドラマ。七夕刑事は要らなかったな。

「初恋、ざらり」(テレ東)
ドラマとしては凄く難しい題材だけど、脇も含めて配役が上手くて成功したケース。

「やさしい猫」(NHK)
これも難しい題材。あれがドラマの限界かなあ。

No.106

>> 105 「2023夏ドラマのまとめ②」の続き

「最高の教師」(日テレ)
テーマは良かった。台詞をもっと簡潔な口語体で紡いでくれたら、もっとストレートに心に響いた筈。

「ギフテッド」(フジ/東海)
前半は少し退屈だったけど、後半は面白くなった。浮所くんは役者として、これからもっと良くなると思う。

「CODE」(日テレ)
狭い範囲の話だった前半はかなり面白くてハマったのだが、風呂敷が広がるに連れてワクワクしなくなってしまった、残念。

「紅さすライフ」(日テレ)
井桁弘恵の役の設定が面白くて観ていた。恋愛設定は無い方が絶対に良かった。

「週末旅の極意」(テレ東)
後半は夫婦の在り方の話になり、ただの旅を楽しむだけのドラマでは無かったが、それも含めて良かったと思う。

「犬と屑」(TVK/MBS)
雰囲気の有る、次が気になるドラマだった。最後が少し残念だったかな。

「晩酌の流儀2」(テレ東)
初めて観たけど飲み食い(自作料理)テロに徹している所が、却って潔くて良かったかも。

「ハレーションラブ」(テレ朝)
ずっと雰囲気は有ったけど…。局の宣伝が嘘を付いたらダメじゃん!

※夏ドラマは以上の18本+上位3本の計21本を全話視聴した。
初回を視聴したドラマは34本で、その内、途中離脱はGP帯が4本、深夜帯が8本、その他が1本だった。

※()内の局名2つは、(視聴局/制作局)を表示

No.107

【2023秋ドラマ】

「ゼイチョー~「払えない」にはワケがある~」(NTV)脚本=三浦駿斗 出演=菊池風磨、山田杏奈、白洲迅、松田元太、鈴木もぐら、猪塚健太、結木滉星、市川由衣、本郷奏多、石野真子、石田ひかり、光石研 他

慎結の漫画原作。《土曜ドラマ・54分枠》(全話数不明)

【公務員、なめないでくださいね。 】
シッコウ!!、ゼイチョー、トクメイ!と続くカタカナ表記お仕事ブーム?
今回は市役所納税課徴税係の徴税吏員のお仕事ドラマ。
税金の滞納者に対して督促し、払わなければ財産(支払い能力)調査をして支払いを促し、それでも払わなければ差し押さえ等の滞納処分を行う仕事…らしい。
但しドラマの謳い文句は「滞納者の“お金と心”に寄り添う」なので、それなりの事情が有る者で法律等に疎い者(私を含め大方の人々は“使える法律”とか、“使える公的サポート”とかには疎いと思うのだが)に対しては、色々と提案して寄り添ってくれる、そういう感じのドラマになるみたいだ。
勿論狡い者には容赦はせず、きっちりと払わせる。その両面を紹介する為に、初回については両方のタイプの滞納者を登場させて、分かりやすく作られていた。

レギュラーが地味な役者ばかりなので、毎回テンポの良い脚本とネームバリューの有るゲストを用意しないと、視聴率的には厳しいかも。

脚本=三浦駿斗 演出=河合勇人

  • << 123 【2023秋ドラマ】3作品の〚短文投稿〛 「ゼイチョー~「払えない」にはワケがある~」2話まで終了。 【滞納者はお嬢様同級生】 百目鬼(山田杏奈)の小学校の転校先の元同級生で、パチンコ店従業員の小沼(田辺桃子)が住民税を滞納し、理屈を捏ね回して支払いを拒否するのだが、“生保でパチンコは許せない”はまだしも、“年金でパチンコ”をするのも許せないと言っている時点で、何で饗庭(菊池風磨)も百目鬼も“年金は出所が違う”と説明しないのかと苛々。 あとさあ、奥林の飛び降りシーンを何回挿入するのさ。年金も飛び降りも、このドラマのコンプラどうなってんの? 脚本=三浦駿斗 演出=河合勇人 「あたりのキッチン」2話まで終了。 【サバの味噌煮】 相変わらず視線は相手に合わせられない清美(桜田ひより)だけど、オドオドしながらも言葉は少しスムーズに出る様になって来たので、初回よりはだいぶ観やすくなった。定食屋“阿吽”の店主(渡部篤郎)は、清美にとっては“人生の水先案内人”の様な人に成りつつ有る。まったり観るには丁度良い。 脚本=橋本夏 演出=岩田和行 「泥濘の食卓」(EX)原作漫画=伊奈子/脚本=倉光泰子/演出=安里麻里 【パラサイト不倫、開幕!】 脚本はそこそこ面白いなと思ったのだが、如何せん主役の齊藤京子の台詞回しが棒で、表情もずっと同じ。これでは観続けるのはキツいので、これにて視聴離脱する。

No.108

>> 62 【追記・修正版】 【2023秋ドラマ①】※40分以上の放送枠のドラマ(金曜から曜日順)タイトル/脚本/演出/主演/※脚本演出は複数の場合メ… >> 63
【2023秋ドラマ】

「あたりのキッチン!」原作=白乃雪/脚本=橋本夏/演出=岩田和行/主演=桜田ひより

極度のコミュ障女子大生が、このままではいけないと一念発起、彼女は“絶対味覚”の持ち主で、それが縁で街の食堂でお試しアルバイトを始めるが…という話なのだが、導入部としてのコミュ障の演出が極端過ぎて、いつもならこのまま視聴離脱するケースなのだが、絶対味覚・絶対嗅覚の持ち主の主人公が、かなり忍耐強くて優しい店主(渡部篤郎)と作り出す、お客の体調や事情を考慮した料理というのには興味が有るので、もう少し様子見をしたいと思う。
〈フジ/東海・土ドラ枠・55分〉


「単身花日」原作=いわしげ孝/脚本=川﨑いづみ/演出=森脇智延/主演=重岡大毅 

これは何を描きたいのかよく分からない、焦点ボケした内容だったし、田中樹がフェロモン出まくりのモテ男設定には違和感しか無いし…。重岡くんは幅広い役柄が出来る好きな役者さんだけど、このドラマは残念ながらこれにて視聴離脱するわ。
〈テレ朝・オシドラサタデー枠・拡大で60分〉

No.109

【2023秋ドラマ】

「下剋上球児」(TBSスパークル,TBS)脚本=奥寺佐渡子 出演=鈴木亮平、黒木華、井川遥、生瀬勝久、明日海りお、鳥谷敬、中沢元紀、兵頭功海、伊藤あさひ、小林虎之介、菅生新樹、番家天嵩、倉田瑛茉、山下美月、松平健、小泉孝太郎、小日向文世 他

菊地高強のノンフィクション原案。《日曜劇場・54分枠》(全話数不明)初回は25分
拡大

今期はドラマのタイトル、脚本家、演出家、主演については調べるけど、あらすじや役柄、相関図等は一切見ない様にしているのだが、不意に予告編が流れたりするので、このドラマも高校野球の話で鈴木亮平が監督らしく、タイトルから言ってもその野球部が、一番下の方からテッペン辺り迄成り上がって行く話なのかなという事は大体把握しての視聴だったが、ほぼほぼ合っている様な。

南雲先生(鈴木亮平)は甲子園球児だった事をひた隠しにして、それを知らぬ現監督や校長から、名前だけでもと次の監督を頼まれるのだが固辞し続ける。野球には嫌な思い出が重なった過去が有り…、でも1人だけ練習を続けている部員を見ると、つい目で追いアドバイスをしたくなってしまう、そう、体に染み付いた野球そのものは好きなのだ。
何だかんだで結局監督を引き受ける南雲。

鈴木亮平がそこに居る安心感と言ったら!
そして新井順子P組の安定感よ!

脚本=奥寺佐渡子 演出=塚原あゆ子

  • << 124 【2023秋ドラマ】 「下剋上球児」2話まで終了。※2話は15分拡大。 【隠し続けた秘密を告白する時】 初回の冒頭で流れた2018年の“夏の甲子園地方大会決勝”に越山高校が出ているシーンは、2016年から始まる、形を成していない野球部が急成長を遂げた結果を、少しだけ先見せさせたもので、この殆どが素人みたいな集団が、どうやったらあそこまで辿り着くのだろうと、視聴者の興味を引く仕掛けだった訳だが、今回も初回の振り返りシーンの一部としてあの決勝の試合が流され、その後2016年の話がまた始まり、星葉高校野球部一年生との練習試合が組まれて、放送部の実況まで付けて、かなりの時間を割いてドキュメンタリータッチで試合の模様を流し、大敗はしたけど得たものは大きく、何より野球は面白いと部員達がやる気になった事が大きく、さあ、ここからだなと視聴者は誰もが思ったと思うのだが…、そこからのまさかの南雲先生の、山住先生への告白「俺、教師を辞めます。教員免許を持っていないんです」の大どんでん返し! 教員試験には合格したけど、単位を落として大学を卒業していないって、免許を偽造したって、山住じゃないけど犯罪だよね。 でも2018年のあの決勝で、南雲は監督をしてる。どうやって諸問題をクリアしたのか? あの決勝には、野球部と南雲の2つの“どうやって?”が掛かっていた訳ね。 脚本=奥寺佐渡子 演出=塚原あゆ子

No.110

>> 95 【2023秋ドラマ】 「ONE DAY~聖夜のから騒ぎ~」(CX)脚本=徳永友一 出演=二宮和也、中谷美紀、大沢たかお、中川大志、松本… 【2023秋ドラマ】

「ONE DAY~聖夜のから騒ぎ~」2話まで終了。

【犯人、混乱、対決…謎が謎を呼ぶ】
ニノと江口洋介の謎の関係、中谷美紀の執念の調査、ニノの特殊能力(異常な身体能力の高さ、写真記憶能力)の謎、この辺りを集中的に描いてくれるなら観続けてもいいのだが、ドラマに入り込もうとすると大沢たかお達(と佐藤浩市)が話の腰を折る、これが頻繁に繰り返されるのでどうにも入り込めない。

私にはこの設定と演出が合わないので、これにて視聴離脱する。

脚本=徳永友一 演出=鈴木雅之

No.111

>> 61 【追記・修正版】 【2023秋ドラマ①】※40分以上の放送枠のドラマ(月曜から曜日順)タイトル/脚本/演出/主演/※脚本演出は複数の場合メ… 【2023秋ドラマ】

「トクメイ!警視庁特別会計係」オリジナル作品/脚本=荒木哉仁/演出=城宝秀則/主演=橋本環奈 ※初回は15分拡大

【捜査のお金に斬り込む異色の警察ドラマ】
「しもべえ」を書いた脚本家なので少しは期待をしていたのだが、いやあ、つまらなくて退屈してしまった。
冒頭、ハシカンが挨拶代わりに数字と映像で沢村一樹を追い込む場面は、テンポも良くて面白いなと思ったんだけど、それが全然続かなくて…。

「しもべえ」は原作有りで、これはオリジナル。その差が出てしまったんだね、きっと。
時間の無駄なので、これにて視聴離脱する。

〈フジ/カンテレ・月10枠・54分+15分〉

※テレ東のドラマプレミア23枠も、最初から観ないと決めていたので、今期の月曜日ドラマは全滅だ。(残るは深夜のシンドラ枠のみ)

※日曜日の残り2枠のドラマも面白ければ、月曜日はそれを観る時間に当てられるし、「DOC」も観てるし「白い巨塔」も録画してあるから、特にドラマロスになる事も無いしね。

No.112

>> 62 【追記・修正版】 【2023秋ドラマ①】※40分以上の放送枠のドラマ(金曜から曜日順)タイトル/脚本/演出/主演/※脚本演出は複数の場合メ… 【訂正】

「ハイエナ」橋部敦子/土方政人/篠原涼子、山崎育三郎 △
      ⬇
「ハイエナ」佐藤嗣麻子/土方政人/篠原涼子、山崎育三郎 △


※一番重要な脚本家の記載を間違えるなんて情けない…スマソ

No.113

>> 96 【2023秋ドラマ】 「大奥」【医療編】12話まで終了。 発想が柔軟で皆を驚かす様な物を発明したかと思えば、赤面疱瘡の何たるかを… 【2023秋ドラマ】

「大奥」【医療編】13話まで終了。

源内の問いに誤魔化さずに「この症状は梅毒…」と答えた青沼。予想はしていた様だが、行き着く先がどうなるのかをなまじ知識として知っているだけに、動き回れなくなる自分の未来を「そんなの平賀源内じゃないんだよ!」と、涙を溜めた大きな瞳で青沼に訴えかけるシーンで涙腺が崩壊した。

腹に一物どころか二物も三物も有りそうな治済の策略で、恐らく毒を盛られた上様の娘・家基は亡くなり、上様自身も薬湯に混ぜたヒ素を飲まされ中毒で伏せてしまった。

伊兵衛が先陣を切って自分で人痘接種をし直ぐに回復した事で、それを見ていた者が次々に接種、誰も死ななかった事から治済は何と、自分の息子・竹千代に密かに接種させる。
掌返しを侘びながら直接意次に自分の甥への接種を頼む定信の方が、人としては可愛いものだと思ったのだが、不運にもその甥が接種後の初の死亡例となってしまい、治済はここぞとばかりに定信と結託し、意次は老中を罷免、青沼は死罪、蘭学講座を受けた者は全員、大奥から追放となった。

死罪は自分だけで良かった、皆が生きていればいずれ必要になった時に、接種のやり方を広められるからと伊兵衛達に伝える青沼の、凛とした姿に再びの涙腺崩壊。

まんまと息子をお飾り将軍にして、権力を手に入れた治済の微笑みの憎たらしさと言ったら…。

脚本=森下佳子 演出=末永創

  • << 128 【2023秋ドラマ】 「大奥」【医療編】14話まで終了。 黒木が5年の歳月を掛けて軽症の赤面疱瘡の患者を捜し歩き、遂に以前源内が立ち寄って人痘接種(熊痘でも良い)の方法を教え、それを信じて実践したら赤面疱瘡に罹っても軽症で済み、男は死なずに増えている村を発見!という光明がさす良い話も、治済のあまりのサイコパス振りに気圧されて、何処かへ飛んで行ってしまった。 いやあ凄かったね、仲間由紀恵。「美しい隣人」を観た時に、こういう綺麗な人がサイコパス的な人をシレッと演じると、より怖さが増すんだなという事は分かったのだが、あの時の仲間由紀恵が年齢を重ね、美しいまま台詞にドスを利かせるものだから、もう観てるだけでも震え上がる位に怖かった。 家斉が「人痘をしたい」と伝えたら、「男が政を語るのではないわぁ!」「男など女の力がなければこの世に生まれ出る事も出来ぬ出来そこないではないか。出来る事と言ったら、乱暴と種付けだけ。そんなクズを盛大に増やしてどうしろというのじゃ!」 これが我が子に浴びせた言葉。 そして家斉の子を何人も間引き、その数々の位牌を見てほくそ笑む。 御台でなくても「早く殺して」と叫びたくなる。 家斉は黒木を頼り土下座をして人痘をしたいと頼む。操り人形から意志を持った将軍へと変化して行く家斉を、中村蒼が上手く演じていて素晴らしかった。 脚本=森下佳子 演出=川野秀昭

No.114

>> 97 【2023秋ドラマ】 「時をかけるな、恋人たち」(カンテレ)脚本=上田誠 出演=吉岡里帆、永山瑛太、伊藤万理華、西垣匠、田中真琴、稲垣… 【2023秋ドラマ】〚短文投稿〛

「時をかけるな、恋人たち」2話まで終了。

【駆け落ちした教師と生徒】
今回は23世紀から令和に駆け落ちしてきた女性教師27才とその男子生徒17才、そして彼らを追い掛けて来たタイムパトローラー少年課のリリリー(夏子)のパート。そのリリリーは翔の婚約者だと言い張り、翔自身はそれを否定、廻に会うためにやって来た、前回パトロールに来た時に大学で廻と知り合い恋に落ちたが、帰る時に規則なので廻の記憶は剥がした、でも会いたくて今回志願して来たと話すパート。
これだけで盛り沢山なので、ゲストの二人はまだ名の知られていない役者さんを起用して、時間配分も少なめに。
でもこれで正解だなと思った。30分なのでバランスが凄く大事なんだなって。
エンドクレジットの所で、未来に帰されたその回のゲストがどうなったのかを、端的な映像で教えてくれるのはいい工夫だよね。
脚本=上田誠 演出=山岸聖太


「くすぶり女とすん止め女」2話まで終了。

【〇〇〇でいることって得なんだっけ?】
郁子が採用されたRadial PRが夫の勤務先だと知らなかった理由は、1年前に夫から「出向になった」と言われただけだったから…らしい。まあ辻褄は合わせてくれたからいいか。面白さは半減してしまったなあ。
今回の収穫は“香音って意外と滑舌がいいんだね”だけだった。

脚本=川原杏奈 脚本、演出=太田勇

  • << 129 【2023秋ドラマ】 「時をかけるな、恋人たち」3話まで終了。 【ホストに恋した未来人】 今迄のタイムリープ物って、過去へでも未来へでも偶然飛ばされて、自分の意思では戻れないというケースが殆どだったと思うのだが、この物語の23世紀人は自分の意思で狙った時代に移動出来てしまうのね。向こうの世界では違法だから、翔達の様なタイムパトローラーが取り締まっている訳だけど。 未来人が過去の歴史を変えてはいけないから、過去人との接触を禁じる、それは真っ当な考え方だなって思っていたけど。 今回チラッと出て来た時空を跨ぐ犯罪、これを未来人にやられたら現代人はひとたまりもないわね。 絶滅したマンモスとかの肉を過去から密輸して販売するルーパーイーツとか、未来で制作した映画を過去で上映して儲ける26世紀フォックスとかみたいに、笑えるケースならまだいいけど、「俺たちに明日はない」のボニー&クライドをもじった様なマギー&キケロみたいに、あらゆる時代を飛び回るカップル強盗なんてやられた日には目も当てられない。現代警察には絶対に捕まえられない訳だし。 まあここを深掘りしたら別のドラマになってしまうから、やるとしても意外性を持たせるとか、上手く扱って欲しいな。 ホスト役の吉村界人が愛を貫くいい人の役だったなんて…最近この手の配役で結構騙されてる(笑) 脚本=上田誠 演出=山岸聖太

No.115

【2023秋ドラマ】

「コタツがない家」(NTV)脚本=金子茂樹 出演=小池栄子、吉岡秀隆、作間龍斗、ホラン千秋、富田望生、河野真也、平澤宏々路、中川大輔、野々村友紀子、石川萌香、高橋惠子、北村一輝、小林薫 他

オリジナル作品。《水曜ドラマ・60分枠》(全話数不明)

【戦力外の男たち】
旦那のダメ男っぷりが端的に描かれた2分20秒程のアバンの後、クレジットのバックに流れる演歌風の主題歌の歌詞、“ひとりじゃなんにもできねぇくせに ふたことめには「ご飯はまだか」”に爆笑、四字熟語やことわざが続く歌詞に、これはもしかして金子さんが詞を書いた?と思ったらやっぱりだった。そして歌は大御所の石川さゆりを起用というね。
もうこの出だしからして面白気配が漂い始めて、中身も期待に違わず笑いの連続だった。
ウエディングプランナーを天職とし、10年勤務後に起業をして社長を務めるしっかり者の主人公・万里江と、結婚した途端に漫画が描けなくなり家でゴロゴロのくせに、流石漫画家だけあってああ言えばこう言うだけは達者なダメ夫・悠作、何やら不登校を決め込み始めた一人息子、そして着の身着のままで転がり込んで来た万里江の父。父が来たせいで家族間の物言いが変化する所がまた面白くて爆笑の連続。

金子さんの脚本は流石の安定感、これは女性視聴者にはウケそうだな。

脚本=金子茂樹 演出=中嶋悟

  • << 130 【2023秋ドラマ】 「コタツがない家」2話まで終了。 【舅VS夫】 前回感想の最後に『これは女性視聴者にはウケそうだな』と書いたのだが、悠作のあまりにも憎たらしい物言いと生活態度を、これ以上は無い位の上手さで吉岡秀隆が演じるものだから、ドラマなのに苛々してしまう女性視聴者も居るらしく、こういう設定や芝居の塩梅って難しいのねと再認識。 いや吉岡さんは絶妙な線(視聴者に嫌われて逃げられないギリギリの線)を突いて演じていると思うんだけどなあ。自分の置かれている状況によっては、嫌気が差す事も有るのかなと。 万里江は離婚の離の字も考えていないみたいだし、何なら悠作を悪く言う父親に対して「あれでも男らしい所も有るのよ」と庇う位だし、父親が投資詐欺に遭って家も貯金も全部失ったと知っても、生きていてくれて良かったし、尊敬も愛情も変わらないからと言葉にしてきちんと伝えてあげるしで、小言は言ってしまうけど、大らかな優しさで家族を包む事の出来る人なのね、きっと。 万里江は拓也というパイロットが好きで、両親も彼を気に入っていたけど振られて、割りと直ぐに悠作と結婚したらしく、その辺の経緯とか、その後に悠作が漫画を描けなくなった理由とかも、その内やってくれると思うけど、その前に先ずは順基の進路だな。 脚本=金子茂樹 演出=中嶋悟

No.116

>> 98 【2023秋ドラマ】〚簡単投稿〛 「家政夫のミタゾノseason6」脚本=八津弘幸/演出=片山修/主演=松岡昌宏 感想は書かない… 【2023秋ドラマ】〚簡単投稿〛

「パリピ孔明」4話まで終了。

【バトル開幕!孔明、お経ラップ披露!英子に新たな出会い!】
↑今回のあらすじをまとめてみました的な、親切が過ぎるサブタイトル(笑)

軍師孔明の、KABE太人をラッパーとして復活させて英子の仲間に引き入れる作戦に、まんまとハマってステージに立ち、孔明とのMCバトルに臨んだKABE。役者の宮世琉弥だから魂の籠もった言葉を紡げるのか、元々ラップの素質を持っていたのかは私には分からないけど、とにかく宮世くんの生ラップが素晴らしくて、あの瞬間だけは彼の放つ世界観にどっぷりハマる事が出来た。
バトルが始まる前の、ステージの派手な装飾はリースの期限なので撤収という小ネタも面白かったし、KABEにまつわるターンに関しては言う事無しの仕上がりだったんだけど、英子のターンになるとつまらなくなるんだよなあ…、何でだろ。

脚本=根本ノンジ 演出=渋江修平

No.117

【2023秋ドラマ】

「ゆりあ先生の赤い糸」(EX)脚本=橋部敦子 出演=菅野美穂、鈴鹿央士、木戸大聖、宮澤エマ、松岡茉優、城山乃愛、志田未来、吉瀬美智子、田中哲司、三田佳子 他

入江喜和の漫画原作。《木曜ドラマ・54分枠》(全話数不明)初回は6分拡大

【倒れた夫には彼氏が!隠し子、彼女まで現れて!?】←これはTVerの副題なんだけど、中身そのままを書くのが流行っているのかね。しかも子供2人は現れたけど、彼女まではまだ現れてないんだけどね(笑)

夫の吾良(田中哲司)が倒れて搬送されているとの病院からの連絡で、急ぎ駆け付けたゆりあ(菅野美穂)は、通報したのがそこに居た若い美青年(箭内=鈴鹿央士)だと知る。夫の手術中もここに居る事を望んだ箭内。
術後の医師の説明も聞きたいと望む箭内を、一緒に連れて行くゆりあ。
医師の去った後、両サイドからそれぞれ吾良の手を握るのだが、この時の箭内の握り方が恋する女のそれみたいで、ゆりあのそれとは全然違う。その後の「僕が抱いて欲しいと言いまして…」という結構なカミングアウトを聞かずとも、彼の立場が想像出来てしまう様なそんな握り方。この演出と鈴鹿くんの綺麗な指の動きだけで、掴みはOKだなと思えた。
彼も彼女?も、夫との本当の関係はまだ不明。何せ夫は意識不明なのだから。
家での介護を決めたゆりあだけど、さてどうなる?

脚本=橋部敦子 演出=金井紘

  • << 133 【2023秋ドラマ】 「ゆりあ先生の赤い糸」2話まで終了。 【本妻vs2人目の愛人】 どうやら夫も稟久(鈴鹿央士)が好きで会っていた事、みちる(松岡茉優)とは何でも話せる居心地の良い関係を築いていた事、この二点は事実みたいだ。 但し稟久の好きと吾良の好きは意味が違うみたいで、二人は肉体関係には至っていない様だし、みちるに関しては、まにを連れてDV夫(源=前原滉)から逃げている時に出会い、義侠心から夫に凄んで見せて母子を助け、そこから吾良は子供も居る擬似家族の様な時間を過ごさせて貰い、お返しに家賃を払って母子の暮らしを支えていたのかなと。こちらも肉体関係は無くて、みのんは吾良の子では無いと踏んでいるのだがどうだろう。 まあ、ゆりあにしてみれば、知らぬ間に夫が好きな男を作り、擬似家族とは楽しく過ごし、そういう相手を必要としていた事自体がショックで裏切りな訳だから、SEXの有無はもしかしたら些細な事なのかもしれない。 ただ、この状況で出したゆりあの結論が想像の斜め上を行く物で、思わず笑ってしまったのだけど。確かに介護は手が掛かるから、助っ人は何人居ても良いし助かる。でも普通は“愛人”もまとめて一緒に暮らすなんて考えつかないよね。 みちるにとっては渡りに船だけど、稟久はどうするのかな? 益々面白くなりそうな予感! 脚本=橋部敦子 演出=金井紘

No.118

>> 101 【2023秋ドラマ】 「いちばんすきな花」(CX)脚本=生方美久 出演=多部未華子、松下洸平、今田美桜、神尾楓珠、齋藤飛鳥、白鳥玉季、… 【2023秋ドラマ】〚簡単投稿〛

「いちばんすきな花」2話まで終了。

【4人を繋ぐ忘れ物…交換ノートと同窓会】
ゆくえのモノローグ“誰と一緒に居ても、私の感情だけはいつも1人だった”、今回はいきなりこれに心を抉られた。“痛々しい”とか、“面倒くさい”とか、人によって受け取り方は様々だと思うけど、私は只々抉られた。

夜々と紅葉が偶然会い、「二人は気まずいから三人なら」と、前回夜々が椿のゴミ箱から拾ったサービス券を、忘れ物と称して届ける名目で強引に椿の家を訪ね、戸惑いながらも家に上げる椿。
でも三人で話していても、一人が電話で部屋を出ると二人になってしまい気まずい。
どこまで続くのか、この生き難さ。

それでも紅葉が電話で呼ぶと、前回の謝罪を名目にゆくえはやって来て、一人片付けに残った紅葉は帰り際、次に訪ねる為の名目として、それを椿に告げながらハンカチを忘れ物として置いて行くのだ。

椿の家のリビングに、それぞれの席が決まった四人。果たして名目無しでも集まれる日、二人とか三人だけでも集まれる日は来るのだろうか。

脚本=生方美久 演出=高野舞

  • << 134 【2023秋ドラマ】 「いちばんすきな花」2話まで終了。 【好き同士が両想い、とは限らなくて…】 子供の頃に、大人から見て“規格”から外れがちな子は、それが欠点と見なされて矯正されがち。椿はそんな子供だった。あれはダメこれはダメと言われ続けたのだろう椿は、いつしか本音は言わずに周囲に合わせる大人になっていた。それでも心の中には言いたい事が溢れているから、一度しか会わない他人には、溢れ出す言葉の数々をぶつけてガス抜きをしていた。 だから初回の椿の印象は理屈っぽい人だったのね。美容師の夜々とは再会してしまったけど、もうこの3人とは会う筈もないと思っていたから。 花屋の息子なのに、花を長持ちさせる為に先の無い花を摘み取ってしまう作業が嫌だった椿。 紅葉が持って来たコンビニの賞味期限切れ商品でも、気にせずに食べてしまう他の3人の感性は、花と食べ物の違いは有れど分かり合えて、椿にとっては素の自分が出せそうで楽なのかもしれない。 3人とこうなる前だったら、例え向こうの一存で婚約破棄となった相手にでも、自分の本音は話せなかっただろうし、“間引かれた方の寿命の短い花束”を彼女に渡すなんて、絶対に出来なかっただろう。 感性の部分で分かり合える友達が居るって認識したら、人は素を出せるし言葉にも出せるんだね。それをきっと他人は「変わったね」と言うのだろう。 脚本=生方美久 演出=谷村政樹

No.119

>> 83 【追記】 【2023秋ドラマ②】 タイトル/脚本/演出/主演/※脚本演出は複数の場合メインのみ記載 【追加】 「ワンルームエンジ… 【2023秋ドラマ】

「ワンルームエンジェル」(MBS,製作委員会)原作漫画=はらだ/脚本=綿種アヤ/演出=枝優花/主演=上杉柊平、西村拓哉 

この枠はBL枠なので、上杉柊平がどう演じるのかに興味が有って観たのだが…。
上杉柊平はイメージから外れない役柄で魅力的だったのだが、相手役の西村拓哉の演技がどうにも棒だし、例え棒だとしても、記憶喪失の天使役としてキャラがピッタリとハマって魅力的な子なら、観続ける理由にはなるのだが、彼にはそういうのも無いし…。という事で残念だけど初回のみで視聴離脱する。

〈TVK/MBS・ドラマシャワー枠・30分〉

No.120

【2023秋ドラマ】

「ハイエナ」(TX,製作委員会)脚本=佐藤嗣麻子 出演=篠原涼子、山崎育三郎、瀧本美織、中尾明慶、久保田悠来、マキタスポーツ、大友花恋、八木勇征、高橋克典 他

韓国SBS同名ドラマ原作。《ドラマ8・54分枠》(全話数不明)初回は10分拡大

【運命の出逢いは宿敵か?恋人か!?】
視聴後に原作の韓ドラについて少し調べたら、篠原涼子が演じた役(どんな汚い手を使ってでも依頼人を勝たせる、もしくは相場より遥かに減刑した判決を勝ち取る様な、一匹狼の弁護士)を本家ではキム・ヘスが演じていたとの事で、なるほどなとこのキャスティングに納得。

韓国でヒットしたドラマという事で、初回を観た感じでは設定や展開にも問題は無く面白かったし、私が観た佐藤嗣麻子脚本のドラマの中では、オリジナルよりは原作の有る「アンフェア」や「サイレーン」の方が断然面白かったので、この先も多分面白くしてくれるのではないかなと期待している。

篠原涼子はこういうカッコ可愛い、だけど少し影も見える様な女性をやらせると、やはりピカイチだなと改めて思った。年齢も全く感じさせないし存在感が凄い。

この先は気楽に観たいので、感想は何か気になる事が有ったら書き留めるという形にしたい。

脚本=佐藤嗣麻子 演出=土方政人

No.121

【2023秋ドラマ】

「フェルマーの料理」(TBS)脚本=渡辺雄介 他 出演=高橋文哉、志尊淳、小芝風花、板垣李光人、白石聖、細田善彦、久保田紗友、及川光博、宮澤エマ、細田佳央太、宇梶剛士、高橋光臣、仲村トオル 他

小林有吾の漫画原作。《金曜ドラマ・54分枠》(全話数不明)初回は15分拡大

【お前の数学の才能は料理のためにある】
子供の頃から数字に強くて、算数から数学へとのめり込み、フェルマーの様な数学者になる事が夢…というよりは、自分の中では人生における必須条件だった岳(高橋文哉)だが、高3の数学オリンピック出場者選考の為の合宿で、絶対に勝てない同世代の存在を知り挫折、私立高校の数学特待生の岳が数学を諦めるという事は、退学を意味していた。
そんな岳が無意識に数学脳を使って作るナポリタンの味に惚れた天才オーナーシェフの海(志尊淳)は、ある事を仕掛けて理事長に岳の退学を撤回させ、卒業後に料理の世界に来る様に誘う。

冒頭にまず1年後の、かなり嫌な奴になっているシェフの岳を見せて、そこから1年前、更には子供の頃の話も交えて見せる岳は、親思いの優しい子なので、そのギャップに少し混乱したし、海の料理を裸で下品に食べる謎の男(高橋光臣)とかが出て来ると、作り物感が強くなって気持ちが萎えるし、どう観たら良いのか…暫く様子見だな。

脚本=渡辺雄介 演出=石井康晴

  • << 135 【2023秋ドラマ】 「フェルマーの料理」2話まで終了。 【超難関二つ星レストランにまかないで合格せよ】 本来なら“まかない試験”の猶予は1ヶ月間なのに、岳に関しては海の気が変わって1週間に短縮されてしまう。 岳なら“答え”さえ見付けてしまえば応用は速い、尻に火を点けてしまった方が結果が出やすいのではと、海が考えての事なのかな、これで答えが出せない様なら、自分の考えている次のステップには連れて行けない(もっと言えば利用出来ない)、という考えだったのかもしれない。 結果、厨房は多国籍軍という事に気付いた岳は、彼らの潜在的な味覚を刺激する料理を生み出し、乾(板垣李光人)を除く全員に支持されて、取り敢えず厨房の仲間入りをする。(この部分が分かり難かったのだけど、黒服を貰えたから合格なのか、全員一致では無いから仮合格なのか、どっち?) 最初から厨房仕事のテンポが良過ぎて、岳は自己紹介もして貰えず厄介者扱いをされて、岳目線で観ているから“何だこいつら”みたいな感覚だった為、まかないで合格だと思ったら、そこで初めて「〇〇だ!」って自己紹介するシステムだと分かった時は結構胸熱だった。 あと何故1年後の変わり果てた岳をチラ見せするのか。今回は布袋の台詞で、皆の総意で海を追い出した事が分かった。こうやって何故?を小出しにして、最後迄引っ張りたいのかな? 脚本=渡辺雄介 演出=石井康晴

No.122

>> 102 【2023秋ドラマ】 「うちの弁護士は手がかかる」(CX)脚本=服部隆 他 出演=ムロツヨシ、平手友梨奈、吉瀬美智子、菅野莉央、日向亘… 【2023秋ドラマ】他、3作品の〚短文投稿〛

「うちの弁護士は手がかかる」2話まで終了。
【過去のいじめは訴えられない】
通常枠(58分)になった事でテンポが少し良くなり、初回よりは観やすくなった。これはリーガルドラマなんだけど、法廷で頑張るのではなくて、元敏腕マネージャーの素人パラリーガルを活躍させる為に、法廷外で頑張る話なのね。説教で皆が改心するならどれだけ楽か…って事よね。うーん、もう少し様子見。
脚本=西垣匡基 演出=瑠東東一郎

「きのう何食べた?season2」3話まで終了。
大ちゃんとジルベールの出会いは、何とジルベールが12才の時!「勿論そういう関係になったのは彼が18になってからですよ」と強調する大ちゃん(コンプラ的にもね!)。ジルベール呼びの謎が解けた瞬間(笑)。これ、前作を観ていないと???になってしまうのかな?
脚本=安達奈緒子 演出=松本佳奈

【シーズン枠外ドラマ】
「すべて忘れてしまうから」2話まで終了。
【友達いないんですか?】
このドラマはHPでは阿部寛の役をM、尾野真千子の役をFとしているけど(MaleとFemaleの略?)、ドラマ上は男は作家だから先生呼び、女は幼稚園の先生で役職の主任呼びと、名前は出さないままずっと進めるのかな?何か不思議な感覚。
脚本、演出=岨手由貴子 脚本協力=日月舎

No.123

>> 107 【2023秋ドラマ】 「ゼイチョー~「払えない」にはワケがある~」(NTV)脚本=三浦駿斗 出演=菊池風磨、山田杏奈、白洲迅、松田元太… 【2023秋ドラマ】3作品の〚短文投稿〛

「ゼイチョー~「払えない」にはワケがある~」2話まで終了。
【滞納者はお嬢様同級生】
百目鬼(山田杏奈)の小学校の転校先の元同級生で、パチンコ店従業員の小沼(田辺桃子)が住民税を滞納し、理屈を捏ね回して支払いを拒否するのだが、“生保でパチンコは許せない”はまだしも、“年金でパチンコ”をするのも許せないと言っている時点で、何で饗庭(菊池風磨)も百目鬼も“年金は出所が違う”と説明しないのかと苛々。
あとさあ、奥林の飛び降りシーンを何回挿入するのさ。年金も飛び降りも、このドラマのコンプラどうなってんの?
脚本=三浦駿斗 演出=河合勇人

「あたりのキッチン」2話まで終了。
【サバの味噌煮】
相変わらず視線は相手に合わせられない清美(桜田ひより)だけど、オドオドしながらも言葉は少しスムーズに出る様になって来たので、初回よりはだいぶ観やすくなった。定食屋“阿吽”の店主(渡部篤郎)は、清美にとっては“人生の水先案内人”の様な人に成りつつ有る。まったり観るには丁度良い。
脚本=橋本夏 演出=岩田和行

「泥濘の食卓」(EX)原作漫画=伊奈子/脚本=倉光泰子/演出=安里麻里
【パラサイト不倫、開幕!】
脚本はそこそこ面白いなと思ったのだが、如何せん主役の齊藤京子の台詞回しが棒で、表情もずっと同じ。これでは観続けるのはキツいので、これにて視聴離脱する。

  • << 202 【2023秋ドラマ】 「あたりのキッチン!」全11話終了。 【食べ応えしっかりハンバーグ】 全話の感想。 初回の主人公・清美(桜田ひより)のコミュ障描写がやり過ぎで、不安要素多めの滑り出しだったけど、人格者の“定食屋阿吽”のご主人・善次郎(渡部篤郎)や、その幼馴染で常連客の花屋のハルさん(峯村リエ)の温かい眼差しに支えられ、少食で食への興味が無い医学生の鈴代さん(工藤美桜)と知り合った事で、何とか彼女の食生活を改善したいとの思いから試行錯誤し、そこから彼女と友人関係になった事で、清美のコミュ障も徐々に改善し、迷っていた卒業後の進路を“料理人”に定める所迄が描かれた。 何が良かったかって、とにかく善次郎の人となり。 和食の道を極めた料理人なのに、偉ぶったり圧を掛けたりとかは全く無くて、アルバイトの清美にもずっと丁寧語で話し掛けていたのが印象的。あのご主人と巡り合ったから、清美は安心してアルバイト生活を送れて、料理人の道を目指す事が出来た。 優しい人の周りには同類が集まって来る。一種のファンタジーでは有ったけど、色々こねくり回さず、ひたすら清美の失敗や成長を優しく見守るドラマで、ご主人や鈴代さんの性格設定が上手かったし、色々な気持ちを込めた料理を観るのも楽しみで、こういうドラマもたまにはいいなとしみじみ思った、癒やされた。 脚本=橋本夏 演出=岩田和行

No.124

>> 109 【2023秋ドラマ】 「下剋上球児」(TBSスパークル,TBS)脚本=奥寺佐渡子 出演=鈴木亮平、黒木華、井川遥、生瀬勝久、明日海り… 【2023秋ドラマ】

「下剋上球児」2話まで終了。※2話は15分拡大。

【隠し続けた秘密を告白する時】
初回の冒頭で流れた2018年の“夏の甲子園地方大会決勝”に越山高校が出ているシーンは、2016年から始まる、形を成していない野球部が急成長を遂げた結果を、少しだけ先見せさせたもので、この殆どが素人みたいな集団が、どうやったらあそこまで辿り着くのだろうと、視聴者の興味を引く仕掛けだった訳だが、今回も初回の振り返りシーンの一部としてあの決勝の試合が流され、その後2016年の話がまた始まり、星葉高校野球部一年生との練習試合が組まれて、放送部の実況まで付けて、かなりの時間を割いてドキュメンタリータッチで試合の模様を流し、大敗はしたけど得たものは大きく、何より野球は面白いと部員達がやる気になった事が大きく、さあ、ここからだなと視聴者は誰もが思ったと思うのだが…、そこからのまさかの南雲先生の、山住先生への告白「俺、教師を辞めます。教員免許を持っていないんです」の大どんでん返し!
教員試験には合格したけど、単位を落として大学を卒業していないって、免許を偽造したって、山住じゃないけど犯罪だよね。

でも2018年のあの決勝で、南雲は監督をしてる。どうやって諸問題をクリアしたのか?
あの決勝には、野球部と南雲の2つの“どうやって?”が掛かっていた訳ね。

脚本=奥寺佐渡子 演出=塚原あゆ子

  • << 137 【2023秋ドラマ】 「下剋上球児」3話まで終了。 【夢の甲子園前に絆が崩壊!?偽教師の決断】 日沖弟が酔った社会人に絡まれて突き飛ばし、相手が怪我をして補導された事件は、実は連絡を受けて駆け付け止めに入った日沖兄が、弾みで突き飛ばしてしまったもので、兄が補導されれば予選大会に出られなくなってしまう事を危惧した弟が、自分がやった事にし、兄は兄で野球部の事を考えると自分が…とは言い出せなかったと。 兄弟仲が悪い筈だったけど、いざという時は庇う弟、いい奴だった。 弟が言う相手の携帯は壊してないという言葉を信じ、目撃者や相手の仲間に話を聞いて回る南雲は、普通の教師以上のいい教師そのものだった。相手が元々画面バキバキだった物をあの事件のせいにしていた事が分かり、互いに穏便に済ませる事で決着。兄も自分のせいだと認め、自分への戒めとして予選には出ず、皆の裏方をすると南雲に告げる。 監督は下りたけど、山住がベンチ入り教師として届け出てしまい、結局受け入れる南雲。教師も校長が辞めさせてくれない。だから予選が終わる迄…、結局自分の未練なのよね。日沖兄弟の純粋さとの対比が効いていた。 何故無免許問題を設定したのか、今はイマイチ理解出来ないのだが、早く処理してくれないとドラマに没入し難くて困るのよね。まあドラマ上の何らかの目的は有るのだとは思うけどさ。 脚本=奥寺佐渡子 演出=塚原あゆ子

No.125

>> 62 【追記・修正版】 【2023秋ドラマ①】※40分以上の放送枠のドラマ(金曜から曜日順)タイトル/脚本/演出/主演/※脚本演出は複数の場合メ… 【2023秋ドラマ】

「たとえあなたを忘れても」(ABC)オリジナル作品/脚本=浅野妙子/演出=大谷健太郎/主演=堀田真由 

病名は明らかにされていないけど、“彼が記憶を無くす事”だけがドラマとしての仕掛けで、それ以外は何の捻りも無く、びっくりする位淡々と自然に進行して行くから、観やすいと言えば観やすいのだが…。

主人公二人の出演シーンが殆どを占めていたので、誰が演じるかで好き嫌いが分かれてしまうのは仕方ないのかなと。
堀田真由さんには惹かれるけど、私は萩原利久くんの演技が苦手なので、彼が出ずっぱりに近いと正直キツい。

あと演出面でも“えっ!?”っという部分が少々有りまして、総体としては魅力を感じられなかったので、これにて視聴離脱する。

〈EX/ABC・朝日放送日曜夜10時のドラマ枠・54分〉

No.126

【2023秋ドラマ】

「セクシー田中さん」(NTV)脚本=相沢友子 出演=木南晴夏、生見愛瑠、毎熊克哉、川村壱馬、前田公輝、円井わん、坂ノ上茜、(生駒里奈、なえなの、高橋メアリージュン)、安田顕 他()内は初回未出演

芦原妃名子の漫画原作。《日曜ドラマ・55分枠》(全話数不明)

【昼は地味なOL、夜はベリーダンサーの田中さん】有る意味、二重生活をしている田中(木南晴夏)。職場の地味で堅物だけど有能な先輩の田中が、初見で自分の心を鷲掴みにしたペルシャレストランのベリーダンサーSariと同一人物だと知った時の、朱里(生見愛瑠)の驚きと歓喜。
始まった朱里の推し活。朱里が誰かに話してしまわないかと戦々恐々の田中。

勝手にそういうドタバタ劇なのかなと思っていたら全然違っていて…。
仕事は出来るのに、年齢と地味な外見から周りに“おばさん認定”され、ある日、鏡を見たらそこに映っている自分の姿にギョッとして、これじゃダメだと一念発起した田中。
外見の“可愛い”だけで判断されがちな朱里は、女に存在する“ガラスの天井”(ヒラリー・クリントンの演説で有名に)を意識し、男に選ばれる女を目指す今のままではダメだと思い始めていた時に、別の顔を持つ田中さんに出会い、影響を受けて行く(筈)。
これってコメディーの名を借りたシスターフッド?
取り敢えず継続視聴決定!

脚本=相沢友子 演出=猪俣隆一

  • << 138 【2023秋ドラマ】 「セクシー田中さん」2話まで終了。 【朱里の復讐計画!無神経なクズ男にお仕置き!】 朱里って田中さんに感化される迄は、友達ヅラをして無料宿代わりに朱里の部屋に強引に泊まって行く進吾(川村壱馬)に対して、中々嫌だと言えない様な子だったのに、推しの田中さんを固定観念全開でボロクソに言った笙野(毎熊克哉)の事は許せず、沸点の低い田中さん自身は笙野の言葉も受け止めているのに、推しの事になると沸点が急激に上がってしまう朱里は、勝手に復讐を考え、外見が笙野好みの女性を自分の友達からピックアップ、小西(前田公輝)と4人での合コンを設定、狙い通りに笙野は“天然ブラックホール百合ちゃん”に引っ掛かりそうになるのだが…惜しくも計画は頓挫してしまう。 朱里はこんな熱くなるタイプには見えなかったので、朱里の心を開放させた田中さんの影響力の凄さを実感。 田中さん自身はスーパーで会った笙野に、ベリーダンスの事を静かに説明。起源も曖昧で多種多様で正解も無いから迷う。自分で選び取るしか無い。自分で選んで地に足を付けて生きたかった。だからベリーダンスなのだと。聡明で冷静沈着な田中さん。 男に媚びたいからだろうなんて思っていた笙野は撃沈。 朱里は人として可愛いし、田中さんは考え方が素敵な人。 観てて癒やされるわ、このドラマ。 脚本=相沢友子 演出=猪俣隆一

No.127

>> 68 【追記】 【2023秋ドラマ②】 タイトル/脚本/演出/主演/※脚本演出は複数の場合メインのみ記載 (シンドラ枠は未発表)   … 【2023秋ドラマ】

「君が死ぬまであと100日」(製作委員会)原作漫画=右腹/脚本=森ハヤシ/演出=林雅貴/主演=髙橋優斗

うーん、出だしは面白かったし、髙橋くんと豊嶋さんの組み合わせも悪く無かったけど…。
余命が見える迄は良かったのだけど、話が進むに連れて、数字として見える余命が増減するという展開にえっ!?とまずシラケて、ラストに訳知り顔の井上瑞稀が出て来た時点で“もういいや”となってしまった。
なのでこれにて視聴離脱する。

〈日テレ・シンドラ枠・30分〉

※本来この枠の制作はいつも日テレとジェイ・ストームで、あの会見の前迄はその様にアナウンスされていたのだが、実際の放送時及び番組HPでは日テレの表記すら外して、製作著作「君が死ぬまであと100日」製作委員会 だけの表記としている。

No.128

>> 113 【2023秋ドラマ】 「大奥」【医療編】13話まで終了。 源内の問いに誤魔化さずに「この症状は梅毒…」と答えた青沼。予想はしてい… 【2023秋ドラマ】

「大奥」【医療編】14話まで終了。

黒木が5年の歳月を掛けて軽症の赤面疱瘡の患者を捜し歩き、遂に以前源内が立ち寄って人痘接種(熊痘でも良い)の方法を教え、それを信じて実践したら赤面疱瘡に罹っても軽症で済み、男は死なずに増えている村を発見!という光明がさす良い話も、治済のあまりのサイコパス振りに気圧されて、何処かへ飛んで行ってしまった。

いやあ凄かったね、仲間由紀恵。「美しい隣人」を観た時に、こういう綺麗な人がサイコパス的な人をシレッと演じると、より怖さが増すんだなという事は分かったのだが、あの時の仲間由紀恵が年齢を重ね、美しいまま台詞にドスを利かせるものだから、もう観てるだけでも震え上がる位に怖かった。

家斉が「人痘をしたい」と伝えたら、「男が政を語るのではないわぁ!」「男など女の力がなければこの世に生まれ出る事も出来ぬ出来そこないではないか。出来る事と言ったら、乱暴と種付けだけ。そんなクズを盛大に増やしてどうしろというのじゃ!」
これが我が子に浴びせた言葉。
そして家斉の子を何人も間引き、その数々の位牌を見てほくそ笑む。
御台でなくても「早く殺して」と叫びたくなる。

家斉は黒木を頼り土下座をして人痘をしたいと頼む。操り人形から意志を持った将軍へと変化して行く家斉を、中村蒼が上手く演じていて素晴らしかった。

脚本=森下佳子 演出=川野秀昭

  • << 140 【2023秋ドラマ】 「大奥」【医療編】15話まで終了。 御台が気が触れていたのは治済への復讐の為の演技で、お志賀と共謀した上での深謀だった。原作未読なので、観ていた私も治済や家斉と同様に見事に引っ掛かった。 お志賀はこの日の為に治済に取り入り、毒見係を引き受けてすっかり信用させ、“毒大盛り”の羊羹も分かっていて毒見をし、治済が食べて倒れたのを見届けると自分も血を吐いて倒れ、「これでやっと姫に…」と御台に言い残して亡くなり、治済はなおしぶとく生き残った。 家斉が「化け物でも母は母じゃ」と御台に懇願し御匙を呼ばせたからなのだが、毒の影響で意識は有るのに話せず体も動かせず、寝たきりの状態になってしまった。 将軍の母として裏で権力を握り、孫でさえも平気で殺す様な神経で、思い通りに生きて来たサイコパス治済にとっては、即死の処刑よりも遥かに辛く苦しい“刑罰”となったのではないか。 側で御台とお志賀が家斉に深謀の説明をしているのを、毒でワナワナ苦しみながら聞いていた治済は、何をどう感じていたのだろう。 家斉のお墨付きで熊痘接種は公の物となり、源内の描いた夢は現実となった。 そして徳川は、治済の気質を色濃く受け継いだと思われる孫の、第12代将軍家慶(高嶋政伸)の時代となる。仲間由紀恵の次は高嶋政伸…狂気の次はまた狂気だあ…。実の娘を手籠めにするって…。 脚本=森下佳子 演出=大原拓

No.129

>> 114 【2023秋ドラマ】〚短文投稿〛 「時をかけるな、恋人たち」2話まで終了。 【駆け落ちした教師と生徒】 今回は23世紀から令和… 【2023秋ドラマ】

「時をかけるな、恋人たち」3話まで終了。

【ホストに恋した未来人】
今迄のタイムリープ物って、過去へでも未来へでも偶然飛ばされて、自分の意思では戻れないというケースが殆どだったと思うのだが、この物語の23世紀人は自分の意思で狙った時代に移動出来てしまうのね。向こうの世界では違法だから、翔達の様なタイムパトローラーが取り締まっている訳だけど。
未来人が過去の歴史を変えてはいけないから、過去人との接触を禁じる、それは真っ当な考え方だなって思っていたけど。

今回チラッと出て来た時空を跨ぐ犯罪、これを未来人にやられたら現代人はひとたまりもないわね。
絶滅したマンモスとかの肉を過去から密輸して販売するルーパーイーツとか、未来で制作した映画を過去で上映して儲ける26世紀フォックスとかみたいに、笑えるケースならまだいいけど、「俺たちに明日はない」のボニー&クライドをもじった様なマギー&キケロみたいに、あらゆる時代を飛び回るカップル強盗なんてやられた日には目も当てられない。現代警察には絶対に捕まえられない訳だし。
まあここを深掘りしたら別のドラマになってしまうから、やるとしても意外性を持たせるとか、上手く扱って欲しいな。

ホスト役の吉村界人が愛を貫くいい人の役だったなんて…最近この手の配役で結構騙されてる(笑)

脚本=上田誠 演出=山岸聖太

  • << 141 【2023秋ドラマ】 「時をかけるな、恋人たち」4話まで終了。 【人気芸人は未来人!?】 寄席でそこそこ人気の出始めた男女漫才コンビのフラジャイル、その男の方が未来人と分かり、剥がして送り返す話。 未来で売れない作家の池浦トシ(田村健太郎)は、違法な旅行会社に騙されて置き去りにされ、助けてくれたピン芸人の水戸桜(福田麻貴)のネタを手直ししてあげたら、一緒にやろうと誘われて舞台に出たらウケたので、二人で行ける所まで行ってみようと、彼女をほっとけなかったと。 二人の関係を自分と廻に重ねてしまう翔は、必死に隊長に問い掛ける。タイムトラベルは何の為に有るのかと。代わりに天野が答える。過去から現在、現在から未来へと続く秩序を根本から覆してしまう破壊的なイノベーション、だから本来は存在すべきではないと。 その後の隊長の言葉が良かったな。「みんなそれぞれの時代時代を生きてるんだよ、そっから逃げんな」 廻の辻褄合わせは、桜が一人でも生きて行ける様な、漫才でもピンでも出来るネタをトシに書かせ、二人で練習した上で置き手紙で別れを告げてトシは去る事。 あのネタをどうやって?と思ったら、遺影を使って一人芝居コントにしてた。そこは強引で福田麻貴の腕頼りだったけど。 トシは未来で、桜は現代でそれぞれ新人賞を穫るというある意味ハッピーエンドで、今迄で一番良かったな。 脚本=上田誠 演出=山岸聖太

No.130

>> 115 【2023秋ドラマ】 「コタツがない家」(NTV)脚本=金子茂樹 出演=小池栄子、吉岡秀隆、作間龍斗、ホラン千秋、富田望生、河野真也、… 【2023秋ドラマ】

「コタツがない家」2話まで終了。

【舅VS夫】
前回感想の最後に『これは女性視聴者にはウケそうだな』と書いたのだが、悠作のあまりにも憎たらしい物言いと生活態度を、これ以上は無い位の上手さで吉岡秀隆が演じるものだから、ドラマなのに苛々してしまう女性視聴者も居るらしく、こういう設定や芝居の塩梅って難しいのねと再認識。
いや吉岡さんは絶妙な線(視聴者に嫌われて逃げられないギリギリの線)を突いて演じていると思うんだけどなあ。自分の置かれている状況によっては、嫌気が差す事も有るのかなと。

万里江は離婚の離の字も考えていないみたいだし、何なら悠作を悪く言う父親に対して「あれでも男らしい所も有るのよ」と庇う位だし、父親が投資詐欺に遭って家も貯金も全部失ったと知っても、生きていてくれて良かったし、尊敬も愛情も変わらないからと言葉にしてきちんと伝えてあげるしで、小言は言ってしまうけど、大らかな優しさで家族を包む事の出来る人なのね、きっと。

万里江は拓也というパイロットが好きで、両親も彼を気に入っていたけど振られて、割りと直ぐに悠作と結婚したらしく、その辺の経緯とか、その後に悠作が漫画を描けなくなった理由とかも、その内やってくれると思うけど、その前に先ずは順基の進路だな。

脚本=金子茂樹 演出=中嶋悟

  • << 143 【2023秋ドラマ】 「コタツがない家」3話まで終了。 【ダメ夫 働く】 夫の漫画の題材にされる事に反発する父を、土門と共に説得する時の、一番効果的な場所選びのアイディア出しといい、会社の顧客の父娘間のトラブルを、一度の実家訪問でササッと解決してみせた事といい、流石に起業して安定経営してるだけの事は有るなと思わせる万里江。 土門も負けず劣らずの出来る男で、癖強でああ言えばこう言うタイプの悠作を見捨てず、何とか新作を描かせようとしているのは、それだけの才能が有ると信じているからなのだとか。 せっかくネーム見せの段階迄行ったのに、また悠作の屁理屈の捏ね回しが始まって、「期待した程面白く無かったんだよなあ」「誰がこんなおっさんとじいさんの小競り合いに金なんか払うんだよ」 あれ?これってもしかして“嫁と自分の話”を描く流れになるのかなと思ったら、最後の方で土門が家に来て、悠作に「新しい企画を思いついた」と言っていたから、もしかするともしかするかも。 それにしても顔は母親似、性格は父親似の息子(笑)・順基(作間龍斗)が、指定校推薦の面接でわざとやらかしてくれて、これはもう万里江は家を出て思い知らせてやる位の事はやってもいいケースだわ。 本当に万里江は悠作のどこに惚れたんだろうね。今のところ夫の漫画の実力が不明だから、不思議でしかないわ。 脚本=金子茂樹 演出=丸谷俊平

No.131

>> 63 【追記・修正版】 【2023秋ドラマ②】※40分未満の放送枠のドラマ(月曜深夜から曜日順)タイトル/脚本/演出/主演/※脚本演出は複数の場… 【2023秋ドラマ】

「マイホームヒーロー」(TBSスパークル,C&I,MBS,製作委員会)原作漫画=山川直輝、朝基まさし/脚本=櫻井剛/演出=青山貴洋/主演=佐々木蔵之介 ※同スタッフ、キャストで制作(多分同時撮影)される映画が来春公開される。アニメも含めたメディアミックス作品。

1、2話連続放送分を視聴。
メディアミックスでお金も掛けているし、出演者も豪華。脚本、演出も手堅くて面白い作品に仕上がっているのだが、中身がこれは深夜放送と映画向きだなと納得する位、結構エグい話で、2話の死体を煮て(以下自粛)辺りからこれは私が苦手な分野だなと感じ始め、もう観るのは止めておこうと思った。

クスッと出来るシーンも織り交ぜながら、決定的には残酷にならない様に描いているので、暴力とか犯罪とかに耐性の有る人は観ても問題無いし、面白く感じるのではないかなと思う。作品が駄目で離脱するのでは無いので、興味の有る人はぜひどうぞ。

〈TBS/MBS・ドラマイズム枠・30分〉

No.132

>> 131 【文章表現の訂正】

上記レスで
>暴力とか犯罪とかに耐性の有る人は観ても問題無い
と書いたが少し言葉足らずで誤解を招くといけないので、
>暴力シーンとか犯罪シーンを観る事に耐性の有る人は観ても問題無い
に訂正します。

No.133

>> 117 【2023秋ドラマ】 「ゆりあ先生の赤い糸」(EX)脚本=橋部敦子 出演=菅野美穂、鈴鹿央士、木戸大聖、宮澤エマ、松岡茉優、城山乃愛、… 【2023秋ドラマ】

「ゆりあ先生の赤い糸」2話まで終了。

【本妻vs2人目の愛人】
どうやら夫も稟久(鈴鹿央士)が好きで会っていた事、みちる(松岡茉優)とは何でも話せる居心地の良い関係を築いていた事、この二点は事実みたいだ。
但し稟久の好きと吾良の好きは意味が違うみたいで、二人は肉体関係には至っていない様だし、みちるに関しては、まにを連れてDV夫(源=前原滉)から逃げている時に出会い、義侠心から夫に凄んで見せて母子を助け、そこから吾良は子供も居る擬似家族の様な時間を過ごさせて貰い、お返しに家賃を払って母子の暮らしを支えていたのかなと。こちらも肉体関係は無くて、みのんは吾良の子では無いと踏んでいるのだがどうだろう。

まあ、ゆりあにしてみれば、知らぬ間に夫が好きな男を作り、擬似家族とは楽しく過ごし、そういう相手を必要としていた事自体がショックで裏切りな訳だから、SEXの有無はもしかしたら些細な事なのかもしれない。

ただ、この状況で出したゆりあの結論が想像の斜め上を行く物で、思わず笑ってしまったのだけど。確かに介護は手が掛かるから、助っ人は何人居ても良いし助かる。でも普通は“愛人”もまとめて一緒に暮らすなんて考えつかないよね。
みちるにとっては渡りに船だけど、稟久はどうするのかな?
益々面白くなりそうな予感!

脚本=橋部敦子 演出=金井紘

  • << 144 【2023秋ドラマ】 「ゆりあ先生の赤い糸」3話まで終了。 【愛人たちと同居スタート!】 えー!?ゆりあってそっち(便利屋の優弥とダブル不倫)に行ってしまうの?それだったら思っていたのと違うドラマになってしまうなあ…。 夫の面倒を見ているのは思いやりでも愛でも何でもない。毎日をこなしているだけ。そうするしかないから。離婚は簡単じゃないし。今あの人を置いては行けない。途中で投げ出すのはカッコ悪くなるみたいでクソムカつくから。ダンナの為じゃない、自分の為。 みたいな事を優弥に吐き出して、優弥もゆりあに自分の為と言っても人の為になってる、憧れの夫婦でいて…みたいな言葉を返していたのに。 二度目に外で会ったらもうキス…って優弥どういうつもり? ゆりあも一度はガードが下がってしまったのは、理想の男としてある意味神格化していた亡き父も、実は浮気(そこは真面目だから遊びでは無いヤツ)をしていたのだと姉から聞いたばかりで、その影響も有ったのかなあ。 吾良が意識を取り戻して会話も出来る様になったら、「後は皆さんにお任せします!」って離婚して家を出て行く、そこからは自由に生きて欲しいな、位に思っていたから、不倫は何か違うんだけどなあ。 脚本=橋部敦子 演出=金井紘

No.134

>> 118 【2023秋ドラマ】〚簡単投稿〛 「いちばんすきな花」2話まで終了。 【4人を繋ぐ忘れ物…交換ノートと同窓会】 ゆくえのモノロ… 【2023秋ドラマ】

「いちばんすきな花」2話まで終了。

【好き同士が両想い、とは限らなくて…】
子供の頃に、大人から見て“規格”から外れがちな子は、それが欠点と見なされて矯正されがち。椿はそんな子供だった。あれはダメこれはダメと言われ続けたのだろう椿は、いつしか本音は言わずに周囲に合わせる大人になっていた。それでも心の中には言いたい事が溢れているから、一度しか会わない他人には、溢れ出す言葉の数々をぶつけてガス抜きをしていた。
だから初回の椿の印象は理屈っぽい人だったのね。美容師の夜々とは再会してしまったけど、もうこの3人とは会う筈もないと思っていたから。

花屋の息子なのに、花を長持ちさせる為に先の無い花を摘み取ってしまう作業が嫌だった椿。
紅葉が持って来たコンビニの賞味期限切れ商品でも、気にせずに食べてしまう他の3人の感性は、花と食べ物の違いは有れど分かり合えて、椿にとっては素の自分が出せそうで楽なのかもしれない。

3人とこうなる前だったら、例え向こうの一存で婚約破棄となった相手にでも、自分の本音は話せなかっただろうし、“間引かれた方の寿命の短い花束”を彼女に渡すなんて、絶対に出来なかっただろう。

感性の部分で分かり合える友達が居るって認識したら、人は素を出せるし言葉にも出せるんだね。それをきっと他人は「変わったね」と言うのだろう。

脚本=生方美久 演出=谷村政樹

  • << 145 【2023秋ドラマ】 「いちばんすきな花」4話まで終了。 【好きや嫌いに理由なんかなくてもいい】 良い悪いは評価あるいは選別する事なので、それなりの基準や理由は必要だが、好きや嫌いは感性なのでそこに理由は要らない。 子供の頃から絵が上手かった紅葉。周りは彼の絵を皆いいねと褒めてくれる中、ゆくえだけは紅葉の絵を好きと言ってくれた、それがとても嬉しかった。どうやら紅葉は幼馴染のゆくえの事がずっと好きみたいな感じだ。 前回は椿だったが、今回は夜々の深掘り回だった。 前回の最後にチラっと出た夜々の母親役は斉藤由貴という時点で、毒親なんだろうなという予想はしていたのだが、思っていたのとは違い、“自分が男兄弟の中で雑に扱われ、それが嫌だったから自分の娘は着飾って女の子っぽく育てたかった”それが原点で、それだけだったら夜々もそこまで苦痛に感じる事も無かったのかなとは思うのだが、可愛さのあまり、何事も夜々優先で育てた為に、兄3人の恨みつらみは全部、依怙贔屓をされている末っ子に向けられてしまった。 これは確かに辛い。他人から向けられる嫉妬より遥かに辛い。 “部室”という居場所が出来たお陰で、ずっと言えなかった母への思いを直接言えた夜々。 斉藤由貴を只の毒親にはしなかったのは、「silent」で“湊斗を只の当て馬にしなかった”生方さんらしいなと思った。 脚本=生方美久 演出=ジョン ウンヒ

No.135

>> 121 【2023秋ドラマ】 「フェルマーの料理」(TBS)脚本=渡辺雄介 他 出演=高橋文哉、志尊淳、小芝風花、板垣李光人、白石聖、細田善彦… 【2023秋ドラマ】

「フェルマーの料理」2話まで終了。

【超難関二つ星レストランにまかないで合格せよ】
本来なら“まかない試験”の猶予は1ヶ月間なのに、岳に関しては海の気が変わって1週間に短縮されてしまう。
岳なら“答え”さえ見付けてしまえば応用は速い、尻に火を点けてしまった方が結果が出やすいのではと、海が考えての事なのかな、これで答えが出せない様なら、自分の考えている次のステップには連れて行けない(もっと言えば利用出来ない)、という考えだったのかもしれない。

結果、厨房は多国籍軍という事に気付いた岳は、彼らの潜在的な味覚を刺激する料理を生み出し、乾(板垣李光人)を除く全員に支持されて、取り敢えず厨房の仲間入りをする。(この部分が分かり難かったのだけど、黒服を貰えたから合格なのか、全員一致では無いから仮合格なのか、どっち?)

最初から厨房仕事のテンポが良過ぎて、岳は自己紹介もして貰えず厄介者扱いをされて、岳目線で観ているから“何だこいつら”みたいな感覚だった為、まかないで合格だと思ったら、そこで初めて「〇〇だ!」って自己紹介するシステムだと分かった時は結構胸熱だった。

あと何故1年後の変わり果てた岳をチラ見せするのか。今回は布袋の台詞で、皆の総意で海を追い出した事が分かった。こうやって何故?を小出しにして、最後迄引っ張りたいのかな?

脚本=渡辺雄介 演出=石井康晴

  • << 147 【2023秋ドラマ】 「フェルマーの料理」3話まで終了。 【創作のモチベーションはプレッシャー】 今回は相乗効果と美意識の話で、そこに岳の生命線でもある数学を上手く絡めて有り、今迄で一番良い仕上がりだったと思う。 蘭菜の作った新メニュー候補が、旨味成分の相乗効果を狙って作った事、旨味成分は数値化されている事を知り、早速数式を用いて素材や料理法を解析してみせる岳。 海から臨時休業日に招く特別な客に出す一品料理を、アシスタントに指名された孫六と共に任された岳は、トリプル効果を狙って3つの旨味成分を掛け合わせるが失敗(2つが一番美味しいのは、料理人の常識らしい)。料理法は閃くが甘鯛の捌き方も知らず、孫六の怒りを買ってしまう。こんな物は客に出せないと孫六が味見をするのだが、これがとてつもなく美味しくて、彼我の才能の差を痛感してしまう孫六。 ここから孫六と協力し合い、美しく、計算し尽くされた一品を出すのだが、それを食すのは幼少期から数学で切磋琢磨して来た神楽と、その父で海のスポンサー?らしき武蔵議員。 かつて岳の数式はつまらなくなったと批判し、こちらも美意識に拘る神楽を“数式料理の美学”で感嘆させ、美しいと言って貰えた岳。 あの時のトラウマも乗り越え、孫六からも認められた岳は、これで名実共にKの一員になれたのだが…、1年後の変化が気になり過ぎ。 脚本=渡辺雄介 演出=平野俊一

No.136

【2023秋ドラマ】4作品の〚短文投稿〛

「パリピ孔明」5話まで終了。
英子のターンになるとつまらなくなるのは何故なのか。英子の歌声で観客を感動させるXデーを盛り上げる為に、今は上白石萌歌の力を出し惜しみさせてるからなのかな。幾田りらが萌歌さんに当て書きした「Dreamer」を出し惜しみして、上っ面の歌ばかり歌わせてるよね。だから英子のターンになるとシラケ気味になるのよね。
脚本=根本ノンジ 演出=池田千尋

「ハイエナ」2話まで終了。
一話完結物だと思い込んでいたら、まだ三鬼家の話が続くのね。次は育三郎がやり返してその次は篠原が…みたいな展開なのかな?まっ、面白さは維持してるので楽しんで観てる。
脚本=佐藤嗣麻子 演出=土方政人

「うちの弁護士は手がかかる」3話まで終了。
やっと法廷で決着。脚本家が早くも3人目だからなのか、何か人物設定にしろ作品のカラーにしろ、統一感に欠けている感じがしてイマイチ話に乗れないんだなあ。
脚本=中園勇也 演出=相沢秀幸

「ゼイチョー~「払えない」にはワケがある~」3話まで終了。
前回も滞納者の設定に一部無理が有ったけど、今回は人物設定も状況設定も全部が無理ばかりで、脚本が酷過ぎたな。次もこんな調子なら視聴離脱するかも。
脚本=三浦駿斗 演出=鯨岡弘識

  • << 142 【2023秋ドラマ】〚短文投稿〛 「パリピ孔明」6話まで終了。 【親友から10万イイネを奪え!魂の歌声で全てを覆せ!?】 英子の歌が魂の歌声じゃないから、全てが嘘臭く見えてしまうのよ。 「Dreamer」をやっとフル?で流したけど、結局これも口パクだし魂の歌声とは程遠かった。 うどん屋さんでのアカペラ(生では無いけど)の方がまだマシだった。 結局、多分この部分が最後迄ネックになると思うので、もう感想は書かないと思う。 意欲作だし、森山未來の演技は観ていたいので、離脱はせずに視聴は最後迄続けようと思っている。 脚本=根本ノンジ 演出=池田千尋
  • << 146 【2023秋ドラマ】 「うちの弁護士は手がかかる」4話まで終了。 【初めての裁判員裁判!隠された真実を暴け】 裁判員裁判では検察官も弁護士も、少しでも見栄えの良い者を担当させるというのは、“裁判あるある”なんだろうか。 もし自分が裁判員になったとしたら、天野みたいなピリピリした子より、山崎みたいな朴訥な感じの人の方がいいし、もっと言えば柔らかい雰囲気の人が安心するかな。 天野のキャラ設定に馴染んだ事も有り、当初よりは観やすくはなったし、裁判に掛ける事でその対策とか進め方とか調査とか、リーガルドラマっぽさも出て来たし、この線で行ってくれるなら離脱せずに済むのかなとは思うのだが。 ムロさんの入院離脱で、次回は台本の設定を急遽変更したとかで、撮影が押した事は容易に想像出来るし、そもそも今回も初担当の脚本家で、4話で4人目、毎回違う脚本家という事で、コンセプトの統一とか大丈夫なのかと不安になっているのに、そこに主役の離脱なので益々不安になる。 wikiを見たらチーフ演出の瑠東東一郎が脚本監修の肩書きも付いているので、彼がコンセプトのコントロールもしているという事だろうか。 今のところは天野の異母姉弁護士(江口のりこ)が言う、“天野には弁護士を名乗る資格はない“の謎で、引っ張るしかないのかな。 脚本=神田優 演出=相沢秀幸

No.137

>> 124 【2023秋ドラマ】 「下剋上球児」2話まで終了。※2話は15分拡大。 【隠し続けた秘密を告白する時】 初回の冒頭で流れた20… 【2023秋ドラマ】

「下剋上球児」3話まで終了。

【夢の甲子園前に絆が崩壊!?偽教師の決断】
日沖弟が酔った社会人に絡まれて突き飛ばし、相手が怪我をして補導された事件は、実は連絡を受けて駆け付け止めに入った日沖兄が、弾みで突き飛ばしてしまったもので、兄が補導されれば予選大会に出られなくなってしまう事を危惧した弟が、自分がやった事にし、兄は兄で野球部の事を考えると自分が…とは言い出せなかったと。
兄弟仲が悪い筈だったけど、いざという時は庇う弟、いい奴だった。
弟が言う相手の携帯は壊してないという言葉を信じ、目撃者や相手の仲間に話を聞いて回る南雲は、普通の教師以上のいい教師そのものだった。相手が元々画面バキバキだった物をあの事件のせいにしていた事が分かり、互いに穏便に済ませる事で決着。兄も自分のせいだと認め、自分への戒めとして予選には出ず、皆の裏方をすると南雲に告げる。
監督は下りたけど、山住がベンチ入り教師として届け出てしまい、結局受け入れる南雲。教師も校長が辞めさせてくれない。だから予選が終わる迄…、結局自分の未練なのよね。日沖兄弟の純粋さとの対比が効いていた。

何故無免許問題を設定したのか、今はイマイチ理解出来ないのだが、早く処理してくれないとドラマに没入し難くて困るのよね。まあドラマ上の何らかの目的は有るのだとは思うけどさ。

脚本=奥寺佐渡子 演出=塚原あゆ子

  • << 149 【2023秋ドラマ】 「下剋上球児」4話まで終了。 【夏に1勝!涙の公式戦がついに開幕…!】 真裏ではプロ野球の日本シリーズ最終決戦が放送されている日に、越山高校の甲子園予選初戦の模様を観ている私(いや、ドラマの中の試合だから)(笑)。 弱い公立高校同士の試合だけど、ドラマ的には盛り上がる様にお互いの監督(こっちは実質の監督ね)が色々と策を弄し、漫画的では有ったけど、何せザン校ナインには思い入れが有るから、勝ってくれと思いながら観ていたのだが…。 負けはしたけど「コールド負けじゃなかった!」「9回迄行けた!」って、そこを凄く喜ぶ彼らを観ていると、何だかんだ言っても純粋なんだなって嬉しくなったし、試合後に、日沖兄の前に弟の壮磨が頭を丸めて現れたのにはびっくりしたし、「野球部に入る、俺がザン校勝たしたるわ」には、泣きそうになった。 翔と壮磨がバッテリーを組めば、今より翔の投球が良くなる筈だし、皆も1勝に貪欲になるだろうし、ここに南雲の“頭脳”が加われば…だったのになあ。 校長に付き添われて出頭した南雲。制作陣はここからどうやって彼をザン校野球部監督に復帰させるつもりなのか。2016年だってSNSでの告発は厳しいし、国民も犯罪には厳しくなってるからねえ。 “一つ位何か成し遂げたい”翔君おじいが、力業を発揮する位しか見当が付かないのだが。 脚本=奥寺佐渡子 演出=山室大輔

No.138

>> 126 【2023秋ドラマ】 「セクシー田中さん」(NTV)脚本=相沢友子 出演=木南晴夏、生見愛瑠、毎熊克哉、川村壱馬、前田公輝、円井わん、… 【2023秋ドラマ】

「セクシー田中さん」2話まで終了。

【朱里の復讐計画!無神経なクズ男にお仕置き!】
朱里って田中さんに感化される迄は、友達ヅラをして無料宿代わりに朱里の部屋に強引に泊まって行く進吾(川村壱馬)に対して、中々嫌だと言えない様な子だったのに、推しの田中さんを固定観念全開でボロクソに言った笙野(毎熊克哉)の事は許せず、沸点の低い田中さん自身は笙野の言葉も受け止めているのに、推しの事になると沸点が急激に上がってしまう朱里は、勝手に復讐を考え、外見が笙野好みの女性を自分の友達からピックアップ、小西(前田公輝)と4人での合コンを設定、狙い通りに笙野は“天然ブラックホール百合ちゃん”に引っ掛かりそうになるのだが…惜しくも計画は頓挫してしまう。
朱里はこんな熱くなるタイプには見えなかったので、朱里の心を開放させた田中さんの影響力の凄さを実感。

田中さん自身はスーパーで会った笙野に、ベリーダンスの事を静かに説明。起源も曖昧で多種多様で正解も無いから迷う。自分で選び取るしか無い。自分で選んで地に足を付けて生きたかった。だからベリーダンスなのだと。聡明で冷静沈着な田中さん。
男に媚びたいからだろうなんて思っていた笙野は撃沈。

朱里は人として可愛いし、田中さんは考え方が素敵な人。
観てて癒やされるわ、このドラマ。

脚本=相沢友子 演出=猪俣隆一

  • << 150 【2023秋ドラマ】 「セクシー田中さん」3話まで終了。 【蘇る恥じらいの記憶!無神経男と過ごした空白の夜!】 進吾の事“友達ヅラをして無料宿代わりに朱里の部屋に強引に泊まって行く”図々しいヤツだとばかり思っていたら…、何だ彼も言葉は結構辛辣だったりするけど、根は凄くいいヤツなんだね。そして恐らく彼はずっと朱里の事が好きなんだけど、朱里の男に求める理想が高いのも知っていたから、“二人で酔ってやらかした日”の翌朝に、「友達なのにゴメン」と謝って、それ以降も友達ヅラをしていたのは、踏み込む勇気が無かったからなんだと思う。 朱里は本当は彼が好きだったから、謝られてしまった事が今でも尾を引いているのね。 一方の笙野も相変わらず無神経な事を田中さんに言うのよね。彼も悪気は無くて、彼なりに気を遣ってもいるのだけど、何せ天然系だから言葉のチョイスがね(笑) 田中さんもある意味天然系だから、笙野の前で「本当は綺麗だねより、可愛いねって頭を撫でられたい、好きな人には」って言って涙ぐんだりするから、笙野は自分の事だと勘違い←あんたじゃ無いわ!と視聴中の女性のツッコミ多数だった筈(笑) お互いに本音を吐き出せて、お互いに影響を与え合ってる田中さんと朱里、これってやっぱりシスターフッドの世界みたいだな。 ラストに田中さんの四十肩問題発生!大変だ!闇堕ちだ! 脚本=相沢友子 演出=伊藤彰記

No.139

【2023秋ドラマ】〚視聴中のドラマ〛
タイトル/脚本/演出/主演 ※脚本演出が複数人の場合はメインのみ記載。月曜日から曜日順★は当日の深夜開始

月曜日は無し

「家政夫のミタゾノS6」八津弘幸/片山修/松岡昌宏
「大奥S2」森下佳子/大原拓/全体の主演は無し
「時をかけるな、恋人たち」上田誠/山岸聖太/吉岡里帆
★「くすぶり女とすん止め女」川原杏奈/太田勇/西田尚美、香音

「コタツがない家」金子茂樹/中嶋悟/小池栄子
「パリピ孔明」根本ノンジ/渋江修平/向井理

「ゆりあ先生の赤い糸」橋部敦子/金井紘/菅野美穂
「いちばんすきな花」生方美久/高野舞/多部未華子、松下洸平、今田美桜、神尾楓珠
「君となら恋をしてみても。」森野マッシュ/松本花奈/日向亘、大倉空人
「ブラックファミリア」佐藤友治/城定秀夫/板谷由夏

「ハイエナ」橋部敦子/土方政人/篠原涼子、山崎育三郎
「うちの弁護士は手がかかる」服部隆/瑠東東一郎/ムロツヨシ
「フェルマーの料理」渡辺雄介/石井康晴/高橋文哉、志尊淳
★「きのう何食べた?S2」安達奈緒子/中江和仁/西島秀俊、内野聖陽

「ゼイチョー~「払えない」にはワケがある~」三浦駿斗/河合勇人/菊池風磨
「あたりのキッチン!」橋本夏/岩田和行/桜田ひより

「下剋上球児」奥寺佐渡子/塚原あゆ子/鈴木亮平
「セクシー田中さん」相沢友子/猪俣隆一/木南晴夏


  • << 155 【2023秋ドラマ】 「ブラックファミリア」脚本=佐藤友治/演出=城定秀夫/主演=板谷由夏 5話迄は観続けたのだが、段々観るのが苦しくなって来て、未だに6話を観ようという気が起こらないので、5話で視聴離脱という事にする。 〈日テレ/読売テレビ・木曜ドラマ枠・55分〉

No.140

>> 128 【2023秋ドラマ】 「大奥」【医療編】14話まで終了。 黒木が5年の歳月を掛けて軽症の赤面疱瘡の患者を捜し歩き、遂に以前源内が… 【2023秋ドラマ】

「大奥」【医療編】15話まで終了。

御台が気が触れていたのは治済への復讐の為の演技で、お志賀と共謀した上での深謀だった。原作未読なので、観ていた私も治済や家斉と同様に見事に引っ掛かった。
お志賀はこの日の為に治済に取り入り、毒見係を引き受けてすっかり信用させ、“毒大盛り”の羊羹も分かっていて毒見をし、治済が食べて倒れたのを見届けると自分も血を吐いて倒れ、「これでやっと姫に…」と御台に言い残して亡くなり、治済はなおしぶとく生き残った。
家斉が「化け物でも母は母じゃ」と御台に懇願し御匙を呼ばせたからなのだが、毒の影響で意識は有るのに話せず体も動かせず、寝たきりの状態になってしまった。
将軍の母として裏で権力を握り、孫でさえも平気で殺す様な神経で、思い通りに生きて来たサイコパス治済にとっては、即死の処刑よりも遥かに辛く苦しい“刑罰”となったのではないか。
側で御台とお志賀が家斉に深謀の説明をしているのを、毒でワナワナ苦しみながら聞いていた治済は、何をどう感じていたのだろう。

家斉のお墨付きで熊痘接種は公の物となり、源内の描いた夢は現実となった。

そして徳川は、治済の気質を色濃く受け継いだと思われる孫の、第12代将軍家慶(高嶋政伸)の時代となる。仲間由紀恵の次は高嶋政伸…狂気の次はまた狂気だあ…。実の娘を手籠めにするって…。

脚本=森下佳子 演出=大原拓

  • << 153 【2023秋ドラマ】 「大奥」【幕末編】16話まで終了。 今回の主なキャスト 瀧山=古川雄大/家定=愛希れいか/阿部正弘=瀧内公美/勝海舟=味方良介/家慶=高嶋政伸/広大院=蓮佛美沙子/胤篤=福士蒼汰 他 家定が実の父親・家慶に手籠めにされている事を知った正弘は、表向きは跡継ぎを作る為、真の目的は家慶から家定を守る為の奥を作る事を思い付き、家慶の反対を受けて広大院に相談、裏からの手助けもあり、瀧山という人材も得て無事に奥を作り上げる。 瀧山から正弘の真の目的を知らされた家定が涙ぐむシーン、人払いに応じず家慶の脅しにも一歩も退かず、逆に脅し返す瀧山の肝の座ったシーン、そこに正弘は居ずとも正弘の計が有ったからこそ生まれたシーンに、胸が熱くなった。 自由に出来ないのならと実の娘に毒を盛る辺りは、治済の隔世遺伝を思わせた家慶だが、黒船来航に驚いて急死とは(笑)高嶋さん、よくぞこの役を引き受けて下さった! 島津藩からの御台を迎えるかどうか、家定の気持ちを慮る正弘に上様は告げる。「そなたの為に将軍になった。そなたが自在に空を飛ぶ為に、ここに座っておるのだ、私は。」策を巡らし守ってくれた正弘に対する、家定からの最大級の礼の言葉と言って良いだろう。 そしてやって来た御台は、むくつけき薩摩隼人ではなく、涼やかな佇まいの青年・胤篤だった。 脚本=森下佳子 演出=木村隆文

No.141

>> 129 【2023秋ドラマ】 「時をかけるな、恋人たち」3話まで終了。 【ホストに恋した未来人】 今迄のタイムリープ物って、過去へでも… 【2023秋ドラマ】

「時をかけるな、恋人たち」4話まで終了。

【人気芸人は未来人!?】
寄席でそこそこ人気の出始めた男女漫才コンビのフラジャイル、その男の方が未来人と分かり、剥がして送り返す話。
未来で売れない作家の池浦トシ(田村健太郎)は、違法な旅行会社に騙されて置き去りにされ、助けてくれたピン芸人の水戸桜(福田麻貴)のネタを手直ししてあげたら、一緒にやろうと誘われて舞台に出たらウケたので、二人で行ける所まで行ってみようと、彼女をほっとけなかったと。

二人の関係を自分と廻に重ねてしまう翔は、必死に隊長に問い掛ける。タイムトラベルは何の為に有るのかと。代わりに天野が答える。過去から現在、現在から未来へと続く秩序を根本から覆してしまう破壊的なイノベーション、だから本来は存在すべきではないと。
その後の隊長の言葉が良かったな。「みんなそれぞれの時代時代を生きてるんだよ、そっから逃げんな」

廻の辻褄合わせは、桜が一人でも生きて行ける様な、漫才でもピンでも出来るネタをトシに書かせ、二人で練習した上で置き手紙で別れを告げてトシは去る事。
あのネタをどうやって?と思ったら、遺影を使って一人芝居コントにしてた。そこは強引で福田麻貴の腕頼りだったけど。

トシは未来で、桜は現代でそれぞれ新人賞を穫るというある意味ハッピーエンドで、今迄で一番良かったな。

脚本=上田誠 演出=山岸聖太

No.142

>> 136 【2023秋ドラマ】4作品の〚短文投稿〛 「パリピ孔明」5話まで終了。 英子のターンになるとつまらなくなるのは何故なのか。英子の歌声… 【2023秋ドラマ】〚短文投稿〛

「パリピ孔明」6話まで終了。

【親友から10万イイネを奪え!魂の歌声で全てを覆せ!?】
英子の歌が魂の歌声じゃないから、全てが嘘臭く見えてしまうのよ。
「Dreamer」をやっとフル?で流したけど、結局これも口パクだし魂の歌声とは程遠かった。
うどん屋さんでのアカペラ(生では無いけど)の方がまだマシだった。

結局、多分この部分が最後迄ネックになると思うので、もう感想は書かないと思う。

意欲作だし、森山未來の演技は観ていたいので、離脱はせずに視聴は最後迄続けようと思っている。

脚本=根本ノンジ 演出=池田千尋

No.143

>> 130 【2023秋ドラマ】 「コタツがない家」2話まで終了。 【舅VS夫】 前回感想の最後に『これは女性視聴者にはウケそうだな』と書… 【2023秋ドラマ】

「コタツがない家」3話まで終了。

【ダメ夫 働く】
夫の漫画の題材にされる事に反発する父を、土門と共に説得する時の、一番効果的な場所選びのアイディア出しといい、会社の顧客の父娘間のトラブルを、一度の実家訪問でササッと解決してみせた事といい、流石に起業して安定経営してるだけの事は有るなと思わせる万里江。
土門も負けず劣らずの出来る男で、癖強でああ言えばこう言うタイプの悠作を見捨てず、何とか新作を描かせようとしているのは、それだけの才能が有ると信じているからなのだとか。

せっかくネーム見せの段階迄行ったのに、また悠作の屁理屈の捏ね回しが始まって、「期待した程面白く無かったんだよなあ」「誰がこんなおっさんとじいさんの小競り合いに金なんか払うんだよ」
あれ?これってもしかして“嫁と自分の話”を描く流れになるのかなと思ったら、最後の方で土門が家に来て、悠作に「新しい企画を思いついた」と言っていたから、もしかするともしかするかも。

それにしても顔は母親似、性格は父親似の息子(笑)・順基(作間龍斗)が、指定校推薦の面接でわざとやらかしてくれて、これはもう万里江は家を出て思い知らせてやる位の事はやってもいいケースだわ。

本当に万里江は悠作のどこに惚れたんだろうね。今のところ夫の漫画の実力が不明だから、不思議でしかないわ。

脚本=金子茂樹 演出=丸谷俊平

  • << 154 【2023秋ドラマ】 「コタツがない家」4話まで終了。 【母の仕事 子知らず】 いやあ息子の順基、図体だけは大きくても、高3も終わりかけだというのに、意外とお子ちゃまだったのね。祖父が転がり込んで来て、その祖父には気を遣えて、祖父を責める父親にはチクチクとツッコミを入れたりしていたので、母親に対しては反抗的では有ったけど、そこまでお子ちゃまな感じはしていなかったので、子供の頃から引き摺っていた“土日に居ない母親”への不満を、あれだけ剥き出しの言葉で母親にぶつけた事に驚いたし、後から分かるその理由が、両想いだと思っていたれいらが、自分の事を友達だとしか思っていない事が分かって、気持ちが荒れていたからって、良く言えば純粋だけど、やっぱりまだお子ちゃまなのね。 でも翌朝、理由も言って「言い過ぎた」って謝ったのは良かったし、この間、悠作がずっと万里江の味方をして庇っていたのが印象的で、もっと言えば順基の幼い時から、土日の行事には悠作が出席して、寂しがる順基をなだめ、万里江の為にはビデオを撮る等して、二人の間を取り持っていた事も分かり、“何だ、優しい人だし、ちゃんとお父さんもしてたんじゃない”って、万里江が惚れた一端も分かって、少しホッとした。 あとグチをこぼせる母親が居て、そこも万里江は幸せだと思うなあ。 脚本=金子茂樹 演出=丸谷俊平

No.144

>> 133 【2023秋ドラマ】 「ゆりあ先生の赤い糸」2話まで終了。 【本妻vs2人目の愛人】 どうやら夫も稟久(鈴鹿央士)が好きで会っ… 【2023秋ドラマ】

「ゆりあ先生の赤い糸」3話まで終了。

【愛人たちと同居スタート!】
えー!?ゆりあってそっち(便利屋の優弥とダブル不倫)に行ってしまうの?それだったら思っていたのと違うドラマになってしまうなあ…。

夫の面倒を見ているのは思いやりでも愛でも何でもない。毎日をこなしているだけ。そうするしかないから。離婚は簡単じゃないし。今あの人を置いては行けない。途中で投げ出すのはカッコ悪くなるみたいでクソムカつくから。ダンナの為じゃない、自分の為。
みたいな事を優弥に吐き出して、優弥もゆりあに自分の為と言っても人の為になってる、憧れの夫婦でいて…みたいな言葉を返していたのに。
二度目に外で会ったらもうキス…って優弥どういうつもり?
ゆりあも一度はガードが下がってしまったのは、理想の男としてある意味神格化していた亡き父も、実は浮気(そこは真面目だから遊びでは無いヤツ)をしていたのだと姉から聞いたばかりで、その影響も有ったのかなあ。

吾良が意識を取り戻して会話も出来る様になったら、「後は皆さんにお任せします!」って離婚して家を出て行く、そこからは自由に生きて欲しいな、位に思っていたから、不倫は何か違うんだけどなあ。

脚本=橋部敦子 演出=金井紘

No.145

>> 134 【2023秋ドラマ】 「いちばんすきな花」2話まで終了。 【好き同士が両想い、とは限らなくて…】 子供の頃に、大人から見て“規… 【2023秋ドラマ】

「いちばんすきな花」4話まで終了。

【好きや嫌いに理由なんかなくてもいい】
良い悪いは評価あるいは選別する事なので、それなりの基準や理由は必要だが、好きや嫌いは感性なのでそこに理由は要らない。
子供の頃から絵が上手かった紅葉。周りは彼の絵を皆いいねと褒めてくれる中、ゆくえだけは紅葉の絵を好きと言ってくれた、それがとても嬉しかった。どうやら紅葉は幼馴染のゆくえの事がずっと好きみたいな感じだ。

前回は椿だったが、今回は夜々の深掘り回だった。
前回の最後にチラっと出た夜々の母親役は斉藤由貴という時点で、毒親なんだろうなという予想はしていたのだが、思っていたのとは違い、“自分が男兄弟の中で雑に扱われ、それが嫌だったから自分の娘は着飾って女の子っぽく育てたかった”それが原点で、それだけだったら夜々もそこまで苦痛に感じる事も無かったのかなとは思うのだが、可愛さのあまり、何事も夜々優先で育てた為に、兄3人の恨みつらみは全部、依怙贔屓をされている末っ子に向けられてしまった。
これは確かに辛い。他人から向けられる嫉妬より遥かに辛い。

“部室”という居場所が出来たお陰で、ずっと言えなかった母への思いを直接言えた夜々。
斉藤由貴を只の毒親にはしなかったのは、「silent」で“湊斗を只の当て馬にしなかった”生方さんらしいなと思った。

脚本=生方美久 演出=ジョン ウンヒ

  • << 158 【2023秋ドラマ】 「いちばんすきな花」5話まで終了。 【優しいふり…一番最低なのは俺だった】 紅葉の言う“みんなから必要とされた”=頼んだら断らないから皆が必要とした、なんだよね。必要の定義が紅葉だけバグっているのかと思ったけど、それが分かっていたから紅葉にとって安全な“ボッチの子”を一本釣りしていたのよね。 紅葉にとっての誤算は、別々に一本釣りをした篠宮(葉山奨之)と黒崎を会わせたら、二人が仲良くなってしまった事。紅葉は一本釣りは出来ても、二人組の中に入って行く事は出来ない子だから。 篠宮も後悔していた様に、直接紅葉にオファーをすれば状況は変わっていたのかもしれないけど、紅葉は明るくて人気者だとインプットされているから、ナイーブな篠宮にとっては直接というのは無理だったんだろうな。 紅葉にしてみれば自分が助けてあげた篠宮が画家として成功し、黒崎とは友達として今でも付き合いがある、自分には手の届かない憧れの世界を篠宮は手に入れている、惨めだったのだろう。 だからってあの頃の自分の真実を、あんなストレートにぶつけるなんて。 救いは篠宮には皆まで聞かずに直ぐに行くよと言ってくれる黒崎が居て、紅葉にも皆まで聞かずに家で待っててと言ってくれる、椿という友達が出来た事。 「綺麗な花を見ている人に、それ棘有りますよって態々言わなくていい」byゆくえ 脚本=生方美久 演出=高野舞

No.146

>> 136 【2023秋ドラマ】4作品の〚短文投稿〛 「パリピ孔明」5話まで終了。 英子のターンになるとつまらなくなるのは何故なのか。英子の歌声… 【2023秋ドラマ】

「うちの弁護士は手がかかる」4話まで終了。

【初めての裁判員裁判!隠された真実を暴け】
裁判員裁判では検察官も弁護士も、少しでも見栄えの良い者を担当させるというのは、“裁判あるある”なんだろうか。
もし自分が裁判員になったとしたら、天野みたいなピリピリした子より、山崎みたいな朴訥な感じの人の方がいいし、もっと言えば柔らかい雰囲気の人が安心するかな。

天野のキャラ設定に馴染んだ事も有り、当初よりは観やすくはなったし、裁判に掛ける事でその対策とか進め方とか調査とか、リーガルドラマっぽさも出て来たし、この線で行ってくれるなら離脱せずに済むのかなとは思うのだが。
ムロさんの入院離脱で、次回は台本の設定を急遽変更したとかで、撮影が押した事は容易に想像出来るし、そもそも今回も初担当の脚本家で、4話で4人目、毎回違う脚本家という事で、コンセプトの統一とか大丈夫なのかと不安になっているのに、そこに主役の離脱なので益々不安になる。

wikiを見たらチーフ演出の瑠東東一郎が脚本監修の肩書きも付いているので、彼がコンセプトのコントロールもしているという事だろうか。

今のところは天野の異母姉弁護士(江口のりこ)が言う、“天野には弁護士を名乗る資格はない“の謎で、引っ張るしかないのかな。

脚本=神田優 演出=相沢秀幸

No.147

>> 135 【2023秋ドラマ】 「フェルマーの料理」2話まで終了。 【超難関二つ星レストランにまかないで合格せよ】 本来なら“まかない試… 【2023秋ドラマ】

「フェルマーの料理」3話まで終了。

【創作のモチベーションはプレッシャー】
今回は相乗効果と美意識の話で、そこに岳の生命線でもある数学を上手く絡めて有り、今迄で一番良い仕上がりだったと思う。

蘭菜の作った新メニュー候補が、旨味成分の相乗効果を狙って作った事、旨味成分は数値化されている事を知り、早速数式を用いて素材や料理法を解析してみせる岳。
海から臨時休業日に招く特別な客に出す一品料理を、アシスタントに指名された孫六と共に任された岳は、トリプル効果を狙って3つの旨味成分を掛け合わせるが失敗(2つが一番美味しいのは、料理人の常識らしい)。料理法は閃くが甘鯛の捌き方も知らず、孫六の怒りを買ってしまう。こんな物は客に出せないと孫六が味見をするのだが、これがとてつもなく美味しくて、彼我の才能の差を痛感してしまう孫六。

ここから孫六と協力し合い、美しく、計算し尽くされた一品を出すのだが、それを食すのは幼少期から数学で切磋琢磨して来た神楽と、その父で海のスポンサー?らしき武蔵議員。
かつて岳の数式はつまらなくなったと批判し、こちらも美意識に拘る神楽を“数式料理の美学”で感嘆させ、美しいと言って貰えた岳。

あの時のトラウマも乗り越え、孫六からも認められた岳は、これで名実共にKの一員になれたのだが…、1年後の変化が気になり過ぎ。

脚本=渡辺雄介 演出=平野俊一

No.148

【2023秋ドラマ】2作品の〚短文投稿〛

「きのう何食べた?season2」5話まで終了。

【史朗の元カレ登場!幸せ…涙のクリスマス】
9年前のシロさんの元恋人のノブさん(及川光博)は、かなり自分本位でズケズケ物を言う人で、それに対してシロさんは全部言葉を飲んで気を遣っていた様子で、今のケンジ相手のシロさんの雰囲気とはだいぶ違っていたのが印象的。シロさんもまだ若かったから、外見“どタイプ”優先だったのね、きっと。
タイプじゃないけど気遣いが出来て、手伝いもしてくれて料理も褒めてくれて、美味しそうに食べるケンジが側に居てくれる事に、「そうか、オレ今幸せなんだ」と気付き、一人涙するシロさんに貰い泣き。年を取るってそういう事なのよ。
脚本=安達奈緒子 演出=平田大輔


「ゼイチョー~「払えない」にはワケがある~」4話まで終了。

【高額滞納!?支える妻の優しい嘘】
私の中では視聴離脱迄“首の皮一枚”だったこのドラマ。今回は“プロスポーツ選手あるある”で、年俸がガクッと下がった時を想定し備えをしていないと、税金を払えなくなってしまいがちという話で、夫婦が互いに気を遣い過ぎて、話し合い不足が原因だったという所に帰結させる、まあまあの内容だったので、次も様子見するという事で今回での離脱は無しで。(菊池風磨の顔芸演出は邪魔だなあ。笑えないし)
脚本=三浦駿斗 演出=鯨岡弘識

  • << 159 【2023秋ドラマ】 「ゼイチョー~「払えない」にはワケがある~」5話まで終了。 【外国人青年が慕う日本のお母さん…涙の秘密】 やっぱり無理だわ。 税金問題は日本人にとって(まあどこの国の国民にとっても)最もシビアな事なのに、この人物設定にこの作風ではね。 これ以上観る気が起きないので、この5話にて離脱する。 【】内のサブタイトルを確認する為に今TVerを見たら、何と2008年の「コード・ブルー-ドクターヘリ緊急救命-」の配信が始まっていた! これは観なくては。楽しみ。
  • << 201 【2023秋ドラマ】 「きのう何食べた?season2」全12話終了。 【家族の形…ケンジの愛情たっぷり特製弁当】 season2全体の感想。アラフィフが近付き、いつまでも中堅ポジションでは居られなくなったシロさんとケンジ。ケンジは美容室の店長を引き受けざるを得なくなり、それを見たシロさんも、少し前に有った大先生からの、息子と二人で共同代表になって欲しいという話を受ける事にした。 そして最初はシロさんの両親の老い支度として墓を買う話が有り、ケンジさんも一緒に入る事にしたらどうかと。ケンジにしたらその気持ちが嬉しいよね。 ケンジの母親は、もしケンジが先に死んだ時に、シロさんの顔も知らないのでは他人扱いになってしまうからという理由で、一家とシロさんの顔合わせ食事会を提案してくれる。 両家とも自分の息子が愛し、幸せに暮らしている相手だから自分達も大事にしてあげたい、ただそういう思いからの提案というのが温かくて泣けてくる。 シロさんの両親の終の住処(老人ホーム)探しと遺産の話、そこからシロさんの財産をケンジに渡す為の遺言書の話に。 養子縁組をしてしまえば確実なんだけどと言うシロさんに、「俺は家族になりたい訳じゃない」と涙ぐむケンジ。 人生の終盤の入口に立った二人の様々な言動に、色々考えさせられたなseason2は。 脚本=安達奈緒子 演出=中江和仁

No.149

>> 137 【2023秋ドラマ】 「下剋上球児」3話まで終了。 【夢の甲子園前に絆が崩壊!?偽教師の決断】 日沖弟が酔った社会人に絡まれて… 【2023秋ドラマ】

「下剋上球児」4話まで終了。

【夏に1勝!涙の公式戦がついに開幕…!】
真裏ではプロ野球の日本シリーズ最終決戦が放送されている日に、越山高校の甲子園予選初戦の模様を観ている私(いや、ドラマの中の試合だから)(笑)。
弱い公立高校同士の試合だけど、ドラマ的には盛り上がる様にお互いの監督(こっちは実質の監督ね)が色々と策を弄し、漫画的では有ったけど、何せザン校ナインには思い入れが有るから、勝ってくれと思いながら観ていたのだが…。
負けはしたけど「コールド負けじゃなかった!」「9回迄行けた!」って、そこを凄く喜ぶ彼らを観ていると、何だかんだ言っても純粋なんだなって嬉しくなったし、試合後に、日沖兄の前に弟の壮磨が頭を丸めて現れたのにはびっくりしたし、「野球部に入る、俺がザン校勝たしたるわ」には、泣きそうになった。
翔と壮磨がバッテリーを組めば、今より翔の投球が良くなる筈だし、皆も1勝に貪欲になるだろうし、ここに南雲の“頭脳”が加われば…だったのになあ。

校長に付き添われて出頭した南雲。制作陣はここからどうやって彼をザン校野球部監督に復帰させるつもりなのか。2016年だってSNSでの告発は厳しいし、国民も犯罪には厳しくなってるからねえ。
“一つ位何か成し遂げたい”翔君おじいが、力業を発揮する位しか見当が付かないのだが。

脚本=奥寺佐渡子 演出=山室大輔

  • << 160 【2023秋ドラマ】 「下剋上球児」5話まで終了。 【新監督登場で波乱!?教師と球児を繋ぐ絆】 南雲が卒業出来なかったのは、卒業に必要な単位の履修登録漏れが有ったから。確認を怠った結果であり、気付いた時点で妻の美香に相談し、初志貫徹したいのなら留年して単位を取得しながら、教採試験を受け直すべきだった。 両親に捨てられた不幸な少年時代、小学校の担任(寿先生=渋川清彦)が引き取り(←赤の他人の場合それって可能なの?)、勉強だけでなく生きる知恵も全て教えてくれた。だから自分もそういう教師になりたいという思いが強かった。にしてもいきなり免許偽造に走るのは、寿先生の様になりたいという強い気持ちとの整合性が全く取れていないじゃない。ここの説明が無いし読み取れないから、まだ引っ掛かりがとれないのよね。 新監督(町田啓太)は犬塚が勝手に連れて来て、勝手にクビにした。今のところ犬塚は南雲糾弾派の急先鋒だし、南雲の起訴不起訴の決定が遅れているから、山住は取り敢えず自分が監督になって、南雲からアドバイスを貰いながら選手を見守り、保護者や住民から南雲復帰待望論が出て来るのを待つ作戦なのかな。 直接指導を受けていた選手達の気持ちはもう推して知るべし。 南雲の過ちからの再生を、野球部の下剋上に重ねて描きたいのは推測出来るのだが…、過ちの設定は別の方が良かったかな。 脚本=奥寺佐渡子 演出=山室大輔

No.150

>> 138 【2023秋ドラマ】 「セクシー田中さん」2話まで終了。 【朱里の復讐計画!無神経なクズ男にお仕置き!】 朱里って田中さんに感… 【2023秋ドラマ】

「セクシー田中さん」3話まで終了。

【蘇る恥じらいの記憶!無神経男と過ごした空白の夜!】
進吾の事“友達ヅラをして無料宿代わりに朱里の部屋に強引に泊まって行く”図々しいヤツだとばかり思っていたら…、何だ彼も言葉は結構辛辣だったりするけど、根は凄くいいヤツなんだね。そして恐らく彼はずっと朱里の事が好きなんだけど、朱里の男に求める理想が高いのも知っていたから、“二人で酔ってやらかした日”の翌朝に、「友達なのにゴメン」と謝って、それ以降も友達ヅラをしていたのは、踏み込む勇気が無かったからなんだと思う。
朱里は本当は彼が好きだったから、謝られてしまった事が今でも尾を引いているのね。

一方の笙野も相変わらず無神経な事を田中さんに言うのよね。彼も悪気は無くて、彼なりに気を遣ってもいるのだけど、何せ天然系だから言葉のチョイスがね(笑)
田中さんもある意味天然系だから、笙野の前で「本当は綺麗だねより、可愛いねって頭を撫でられたい、好きな人には」って言って涙ぐんだりするから、笙野は自分の事だと勘違い←あんたじゃ無いわ!と視聴中の女性のツッコミ多数だった筈(笑)

お互いに本音を吐き出せて、お互いに影響を与え合ってる田中さんと朱里、これってやっぱりシスターフッドの世界みたいだな。

ラストに田中さんの四十肩問題発生!大変だ!闇堕ちだ!

脚本=相沢友子 演出=伊藤彰記

  • << 161 【2023秋ドラマ】 「セクシー田中さん」4話まで終了。 【ダンスが踊れない私なんて、ただのおばさんよ!】 田中さんが四十肩で休演だと分かり、自分も経験して辛いのは分かるから、おかずを作って持って行き、その紙袋の一番上に、自分が治療したペインクリニックのカードを乗せておくという優しさを見せる笙野。 彼の優しさは本物だと思うのだけど、“田中さんは自分を好きだけど、その気持ちには応えられない申し訳無さから”という勘違いも含まれていて、後で勘違いと気付いた時の彼の心の声・俺じゃねえ~~~も含めて笑ってしまった。 でもやっぱり天然系無神経だから、「三好?あんなチャラい男、関わったら田中さんが不幸になります、田中さんには相応しくないですよ」なんて、“あんたは三好さんの何を知ってるの?”って突っ込みたくなる様な事を、簡単に口にしてしまうのよね。 そして沸点の低い田中さんも、これだけは我慢ならず「帰って下さい!」と、あああ怒らせちゃった。 朱里は、笙野と田中さんが急接近したから嫉妬爆発(笑) 進吾からは田中さんに依存してるだけと言われて発奮し、ダンス発表会に見切り発車で出演したのはいいけど、よろけて仲間にぶつかりセットを壊す大ハプニング(笑) 進吾は仕事が上手く行ってないから自信が持てなくて、朱里にコクるなんて出来ないのね、多分。 今回も面白かったあ! 脚本=相沢友子 演出=猪股隆一
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