注目の話題
不倫しているけど好きな人ができた
どういう印象なのか?
シングルマザーの恋愛

選べたなら。

レス35 HIT数 802 あ+ あ-

匿名さん
22/08/23 00:12(更新日時)

産まれてくる事を選べたなら…。
親を選べたなら。
生きてる環境を選べたなら。

そんな事を考えて
空を見ながらタバコを吸い
また今日も孤独に生きてる。
16歳。

それでも私は産まれてきた。
そう思えるようになったよ。
お母さん…。



1人の女の子のリアルな人生のお話。

物語にお付き合いください。



タグ

No.3611123 22/08/21 03:56(スレ作成日時)

投稿順
新着順
主のみ
付箋

No.1 22/08/21 04:09
匿名さん0 

夏が来る少し前に私はこの世に生まれてきた。
元気産声をあげて誕生。

やっとやっと会えたね。
ママ…。
温かい胸に抱かれる事なく…
幸せ溢れた毎日を過ごすなんて
贅沢はしない。
きっと自分で決めて産まれてきた。

そこからすぐ私は養護施設に入れられた。

気づけば周りに沢山の友達が居て
毎日を一緒に生きてきた。

No.2 22/08/21 04:25
匿名さん0 

>> 1 私の生きてきた世界には
寂しい。会いたい。そんな言葉はタブー。
むやみに感情を出す事はしてはいけない。
当たり前に親を求める年齢であっても
してはいけない事をみんな気づいてた。

外に出て公園に行けば小さな子供の手を引いて
楽しそうに散歩する親子。
産まれて間もない赤ちゃんを大事そうに抱っこしながらベンチに座るお母さん。

感情を押し殺す。
ブランコに乗るのが好きだった。

夕方の公園は幸せがあふれてる。

どこからか夕飯のいい香りがして

公園で遊ぶ子供を大きな声で呼ぶ声。
しあわせそうにみんな自分の家に帰ってく。

それを眺めるのが好きだった。
1人ぼっちになった、公園は
オレンジ色に染まり綺麗な空をいつまでも
見ていたい。
そう思いながら今日も地獄へ帰る。

No.3 22/08/21 04:49
匿名さん0 

>> 2 私の古いいじめの記憶は幼稚園
公園で遊んでいた。

おしっこを飲まされた。
「飲まないと仲間にいれないよ」
「のめ!」
嫌な顔なんてできない。
施設の絶対的リーダー。T
やれ!と言われればするしか選択肢はない!
それ以外はない!これが私の日常。

1歳上の男の子が砂場に落ちてるコップに
目の前で言われた通りおしっこを入れた。
まだ温かい。

記憶ではとても臭くて苦かった。


ここから始まる沢山のイジメ。
これがリアル。

沢山の傷ついた仲間が今少しでも笑えてる事を祈って…。

No.4 22/08/21 04:58
匿名さん0 

>> 3 また一つ古い記憶を思い出す。
幼稚園。

沢山の施設のお姉ちゃん達に囲まれて
ベルトで手を縛られ
裸にされた。
目の前にいる裸の男の子上に乗れと言われて無理やり乗せられる。
「動いて、動いて」と言いながら笑うみんな。

この行為の意味すら理解できず
今でも脳裏に焼きついてる。

クスクス笑いながら沢山の年上の高校生の
お姉ちゃんたちに何かをさせられてる。
男の子と2人押し入れに閉じ込められ
外から押さえつけてドアを開かないようにされて
「このこと言ったら殺す」そう言われた。

とりあえず真っ暗な押し入れからでたくて
そのことで頭がいっぱいで怖くて泣きじゃくる。
そのあと、どうやって外に出たのか記憶はない。

ただただ怖くて絶対に言ってはいけないことだけは覚えてる。


大丈夫だよ!
わたし今。ちゃんと生きてるからね。

No.5 22/08/21 05:04
匿名さん0 

>> 4 あれから何十年も経った今、
沢山の苦しみと戦い毎日を生きています。

どんなに辛くても死を選ばなければ
幸せになれる。
なった!

過去の私を慰める為の記憶として
残していきます。
不定期投稿になりますが
宜しくお願いします。

それではまた明日。

No.6 22/08/21 06:18
匿名さん0 

>> 5 眠れないので更新しつづけます。

No.7 22/08/21 06:19
匿名さん0 

>> 6 「ねぇ?知ってる?
ほんとうに辛い出来事は記憶から消えるんだって」

どこかで誰かから聞いたことがある。

じゃあ私の記憶はいつ消えるの?
何度も、神様にお願いした。

あの時の空気感。顔。服装…言葉。全てはっきりと記憶から消える事なく大人になった。


わたし達はいつからか施設を

『オリ』

そう呼ぶようになった。

No.8 22/08/21 06:21
匿名さん0 

>> 7 誰も憎まない。
みんな沢山の気持ちと戦って毎日生きてた。
自分の心と向き合う事がまだできないのに
オリに閉じ込められて生活をする。

今となっては分かる。理解できる。
誰かを笑う事でほんの少しでも
辛い現実(今)と、向き合わず済んでたのかな?

No.9 22/08/21 06:22
匿名さん0 

>> 8 施設での日課
朝6時起床、清掃から1日が始まる。
トイレや廊下、花の水やり、掃き掃除にモップ
いろんな当番があり1人1つ決められ1週間毎に当番が変わりそれらをこなす。

ご飯準備…ご飯時間
学校から帰宅し、お風呂の時間。
生理なんて関係なく小学生は
一年生〜六年生までみんなで一緒に入る。
プライバシーなんてものはなかった。
思春期になり胸が成長し始めると
まだの子から笑われてけなされる。
毛が生え始めると男の子達にもばらされる。

私は成長が早く小学生5年生になり
すぐ生理が来た。みんなより早くて嫌で嫌で
仕方なかった。お腹を殴り出てくる血を止める事で毎日必死だった初潮の記憶。
馬鹿にされて悲しかった。くるしかった。
お風呂場は先生達も見ていない子供達だけの世界。
イジメをするのには好条件の場所だった。

No.10 22/08/21 06:24
匿名さん0 

>> 9 全てにルールと、時間が決められ
守らなければ上のお姉ちゃんから殴れる。

ご飯を食べる順番すらも
決められ守らないと殴られる。
決められたルールは絶対!

ごはん。おかず。味噌汁。
一つずつ食べ終わり
飲み物は、最後まで手をつけてはいけない。
どんなに喉が渇いても飲んではいけない。
一度ご飯が喉に詰まり味噌汁を飲んでしまった
小学生の男の子がいた。
すると高校生のお姉ちゃんがブチギレ
吹っ飛ばした。軽く2メートルは吹っ飛んだ。
モップで殴られそこから正座。
どんなに泣いても、施設の先生達は見て見ぬふり。
注意すらしない。
小さいわたし達には人権なんてない。
従って生きていくだけ。

No.11 22/08/21 06:26
匿名さん0 

>> 10 はじめで死にたいと思ったのは
小学一年生。
学校からの帰り道あの車に飛び込めば
死ねるのかな…何度そう思いながら
重い足を前に出し…地獄へ向かったか…

小さな私の帰る場所はそこしかなかった。


小学生の消灯21時
20:50くらいなると時計の前に立ち
先生が、大きな声で数え出す
『20時55分15秒…16秒…早く寝れ!』
そうルールに急かされ生きてきた私は
今でも何故か行動を急いでしまい
何時までにしなきゃいけない!
そうしなきゃ駄目!染み付いた記憶は
消える事なく生きてる。

No.12 22/08/21 06:28
匿名さん0 

>> 11 どんなに辛くても明日は来る。
夜は明ける。
1人になれる時間は布団に潜る時だけ。
眠りに落ちるその瞬間までが
わたしの中でほんの少し救われた。
布団に潜ると
想像や妄想が、膨らむ。
お母さんが居たらどんな生活してたかな。
手づくりご飯食べてみたいな。
お母さんって呼ぶ時緊張しないのかな?
お父さんどんな人かな?
どんな小さなお家でもいいから
みんなで暮らしてみたいな。

そう夢みてたあの頃の私…。

No.13 22/08/21 06:37
匿名さん0 

>> 12 「辛ったね…」「もう大丈夫だよ。」
過去を思い出すたび
そう心で自分自身に言葉をかけて必死に乗り越えて
生きてきた。
生きてるよ。

過去を思い出しながらメモに残したり、
思い出しながら投稿したりバラバラなので
話しがゴチャゴチャで読みにくいと思いますが
私の生きてきた世界の
リアルを投稿しています。

守られて生きていかなきゃ行けない子供たちが
苦しんで今も生きてるのかと思うと
胸が張り裂けそうです。

今でこそニュースなどですぐ取り上げられる
日常まだまだ見えない世界はすぐそこにあります。
保護されたから終わりではなく
私の中では悪魔の始まりでした。

大人になればなるほど
沢山の当たり前がおかしかった事にやっと気づけました。

↓↓↓

児童養護施設は、保護者のいない児童や虐待されている児童など、社会的な養護が必要な児童が生活する場です。2019年時点で全国に605カ所あり、約2万5千人の子どもたちが生活しています。また、児童養護施設への入所理由の65%は虐待によるものです。さらに、児童養護施設で生活している児童は経済的な理由から大学進学率が低く、退所後の自立にも難しさを抱えており、児童養護施設で暮らす子どもは様々な支援を必要としています。
   
児童養護施設は、父母が死亡、行方不明になっている児童・父母などから虐待されている児童・父母が養育を放棄している児童を対象に、養護を行い、退所後も自立のための援助を行うことが目的の施設です。
↑↑う
ネットから文をお借りしました。

援助や、自立よりも先に
きちんと心のケアが、行き届く場所になる事を何より願っています。

それではまた更新します。

No.14 22/08/21 14:40
匿名さん0 

>> 13 いま、笑えていますか?
沢山の苦しみを抱えて生きていく辛さが
こんなにも苦しいなんて知らなかったよ。
あの時共に過ごした仲間達の今なんて
全然知らない。
何十年と一緒に過ごしてきたのに
大人になるって不思議だなぁ…。

周りの目はいつだって悲しい目

施設だから可哀想。辛いよね。。

そんな言葉や態度は誰一人として望んでないよ。

怒るならなその倍抱きしめてほしかった。
殴るならその倍撫でてほしかった。

本当に欲しいものは玩具なんかじゃなくて
人気のゲームなんかじゃない
 愛 それだけだった。


No.15 22/08/21 22:56
匿名さん0 

>> 14 私が産まれた時の少し詳しい話。

私が施設に入った理由。

環境上育てて行けないと判断されたから。

私は通常の予定よりも早くこの世に産まれてきた。
早産。
母は妊娠中、妊婦健診に一度も行ったことはなく
急に始まった陣痛。
受け入れ先の病院がなくてすごく大変だったみたい。
生まれた時、未熟児の私は普通の子より長い入院をして元気になりなんとか生き延びてここまで来た。

命ってすごいね。

親から望まれなくても必死に生き抜いた。

医療が発達してるおかげなのか…

どんなに苦しくても生きなさい。
神様からそう言われてこの世での修行なのか。

生きることを
自分で望んだ結果だったのかは分からない。

ほんとは何月に産まれるはずだったのかな?
なんてたまに考える。



「本当は産むつもりはなかった。」
「病院に行くお金なんて無くて堕ろせる週数をすぎてたから」

これは大人になり母親本人から聞いた話し。

仕方なく産まれた。
だから仕方なく生きてきた!

それでよかったんだと思う。

毎日の1日に感謝して生きてる。
ありがとう。
生かしてくれて。生きててくれて。
ありがとう。


No.16 22/08/21 23:21
匿名さん0 

>> 15 施設の子達はみんな万引きする子が多かった。
埋まらない寂しさや認めてほしい気持ちを
間違った行動で表してしまい
自分自身でそれを埋める。
そこに快感や達成感を覚えてたんだとおもう…。

悲しいね。

きっと
生きてる存在価値を認めてほしいだけなの。

自分の居場所なんてない集団生活。
食うか食われるか。
虐めるか虐められるか。
そんな毎日。
理由なんてそこにはない。
強がりだけを覚えてはそれを見せつける。
平気なフリをしてただただ生き抜く。
そうやってどんどん大きくなっていく。

あと何年続くんだろう。。
どれくらい耐えれば終わるんだろう。

答えすら求めず閉じ込めてきた気持ち。

万引きを『しれ!』と命令されて
初めての万引きは保育園
両手いっぱいに袋を抱え沢山のお菓子を手にしてた記憶が残ってる。
どうやって盗んだかなんで袋に入ってるのか
記憶にはない。
公園まで行くと笑顔のお姉ちゃん達がいた。
笑われて本当に取ってきたんだそう言われ
全て奪われみんな施設につくまでにがむしゃらに
食べてた。

No.17 22/08/22 15:53
匿名さん0 

>> 16 2回目は小学2年生。
学校から施設までの帰り道にある
文房具屋さんで「消しゴムを盗んでこい!」
小学五年生のYちゃんに突然命令された。

私は今から、してはいけないをする。
そう自覚して万引きをした。

本当にそれがどうしても欲しくて盗む人なら
もっとあたまを使いバレないように
必死に盗む。
でも、当時の私はそこまで頭が回らず
堂々と盗んだ。
200円もしないくらいのほしくもない消しゴムを
手の中に握りしめ出口のドアへ向かった。
外を見るとドアから少し離れた距離にYちゃんが
薄っすら笑いながら嬉しそうに見てる。

自分の言った言葉通りに従う私を見て
優越感に浸り喜んでいるのか…
欲しかった消しゴムが手に入る嬉しさから笑ってたのか…理由は分からない。

もちろん監視カメラですぐにバレた。
店長らしき黒縁メガネの男の人が来て
手を強く引っ張られながら裏へ連れていかれる
様子を見てYちゃんは走って施設へ帰って行った。

記憶が飛んで、気づくと施設の職員室に居た。
たくさんの先生達に囲まれてすごく怒られた。
でも
逆にどこか安心した自分が居た。
やってはいけない事をしたから
罰をきちんと与えてほしかったんだと思う。

盗んだ理由なんてない。そして言わない。
『取ってこい』そう言われ実行したのは私自身。

何十人もの大人に囲まれる怖さよりも
施設の中での小さな世界の人間関係のほうが
なによりも優先であり守らなければいけない決まりなのを知っていたから。

No.18 22/08/22 16:38
匿名さん0 

>> 17 Yちゃんは髪の毛が所々茶髪で施設の近くに家があり古いアパートにお母さんが住んでいた。

昔。学校帰りに突然「家見せてあげる!」そう言われ、着いていくとYちゃんのお母さんが
畳の上で新聞紙を広げ大量のもやしのヒゲを取っては銀のボールへ入れる作業を、繰り返している。
少しシワのある手。
髪の毛は白髪混じりのボサボサでグシャとひとつに結んでて、クシをといていないのがすぐに分かった。

どのくらいYちゃんの家にいたかは覚えていないけど
お母さんってこんな感じなんだ…。と
初めて身近に感じた私はすごく感動して瞬きを忘れるほど
もやしのヒゲを取るYちゃんのお母さんの手を眺めてた。少し口調がキツくて怖い感じの
お母さんだった。

あの時の家の匂いをふとたまに思い出す
懐かしいな…。

No.19 22/08/22 16:46
匿名さん0 

>> 18 どんな理由でYちゃんが施設に入ったのかは分からない。

こんなにも近い距離にお母さんが居るのに
そこで一緒には住めない。
帰る時ニコニコした笑顔で
「またおいでね。」
Yちゃんと私にそう声をかけてくれた。
「またね〜」そう言いながら笑うYちゃんの顔をはっきりと覚えてる。
その言葉の裏の寂しさが一瞬にして私の胸に突き刺さる。

小さな私の心では受け止められないくらいの
大きな悲しみが押し寄せてきて
ズキズキと胸が痛み苦しかった。

施設へ向かいながら話すYちゃんは
さっきよりも笑顔で
必死に、必死に…平然を保ち強がってるのが伝わる。
だからそれが…余計と辛かった。

「大丈夫?寂しいよね?」なんて言葉は口が裂けても絶対言えない。言わない。

ほんとはね。本当は、手を繋いでぎゅっと強く握り締めたかった…。「一緒に頑張ろうね。」「いつか笑える日がくるよ」
言いたい言葉を飲み込み無言で耐えた。

隣に並んで一緒歩く…一緒にあの地獄へ戻ること。

それが今、私の出来る精一杯の事だった。

No.20 22/08/22 21:54
匿名さん0 

>> 19 今でこそ当たり前にニュースになる
学校の先生からの子供への体罰。


私の施設では体罰や理由もなく大人から怒られる。
そんな事は日常だった。

みんなが口揃えるくらい怖い男の先生がいた。
K 。

すごく怖くて毎日、毎日怯えていた。
今日はKが来る日なのか、休みなのか
チェックしては構える。
心の準備が必要なほど恐ろしい先生。

ある日曜の朝。K先生は出勤してきた。

  • << 24 Yちゃんが学校から宿題をしてなくて 怒られていた。 反抗した態度が気に食わないのか K先生はみんなに言った 「ここに正座しろ!」 みんな何も言わず次々と正座をする みんなの前に立たされるYちゃん。 「おい!もう一回言ってみろ!おい!」 爪を噛みながら 大きな怒鳴り声をあげYちゃんの足を蹴飛ばす K。 言葉に出さずすごい目つきで睨みつける Yちゃん…… その瞬間、近くあった学習机の木でできたしっかりとした作りの椅子を持ち上げYちゃんの頭を椅子で上から殴りつけ また椅子を拾い壁に向かって椅子を投げ飛ばした。 その場に倒れ込みあたまを抑えることもしないYちゃん。 一瞬にしてみんなが凍りつく。 怖い…何が起きたの?

No.24 22/08/22 22:14
匿名さん0 

>> 20 今でこそ当たり前にニュースになる 学校の先生からの子供への体罰。 私の施設では体罰や理由もなく大人から怒られる。 そんな事は日… Yちゃんが学校から宿題をしてなくて
怒られていた。
反抗した態度が気に食わないのか
K先生はみんなに言った
「ここに正座しろ!」
みんな何も言わず次々と正座をする

みんなの前に立たされるYちゃん。

「おい!もう一回言ってみろ!おい!」
爪を噛みながら
大きな怒鳴り声をあげYちゃんの足を蹴飛ばす
K。
言葉に出さずすごい目つきで睨みつける
Yちゃん……

その瞬間、近くあった学習机の木でできたしっかりとした作りの椅子を持ち上げYちゃんの頭を椅子で上から殴りつけ
また椅子を拾い壁に向かって椅子を投げ飛ばした。
その場に倒れ込みあたまを抑えることもしないYちゃん。
一瞬にしてみんなが凍りつく。
怖い…何が起きたの?

No.25 22/08/22 22:17
匿名さん0 

>> 24 しーーーーーん
みんな顔を伏せ目の前の2人が見れない。

「こいつのせいで全体責任!今日一日中正座しろ!」そう言いながら爪を噛み足を組みながら
みんなに言うK。

その日は一日中正座した。
トイレとお昼、お風呂時間その時だけ解放された。

夕食を食べてすぐ「もう寝ろ!」みんなにそう言いった。時計は18時過ぎ。

沢山の決まりごとがある施設での唯一の楽しみ。

夕食後19〜20時までの学習時間があり、
それを終えると消灯までの
20〜21時この1時間みんなが好きな事をできる一日の中の1番の楽しみの自由時間。

それをKはわざと奪った

爪を噛みながら布団を敷く子供たちを,眺めては
椅子に座り監視しながら貧乏揺すりをする。
未だに頭から離れない。

No.26 22/08/22 22:20
匿名さん0 

>> 25 1年生から6年生までの子供たちが
その日
理由もなく怒鳴られ怒られ恐怖を感じながら
時間を奪われた。

そんな時間は必要だったのか…
こんな恐怖が必要な私達だったのか…
その理由はKにしか分からない。

プライベートな時間で嫌なことがあると
施設に出勤してきてはみんなに強く当たる
それがすごく憎かった。
許せなかった。

この世から消えてほしかった。

何度頭の中で想像したか分からない。
小学二年生の私が罪を犯してまでも
消したい存在だった。

No.27 22/08/22 22:21
匿名さん0 

>> 26 職員の中で1番上の立場のK。
新人の先生が入ってきて指導され
立派に児童養護施設の先生として
私達に指導する大人は
もう1人の そいつ でしかなかった。

No.28 22/08/22 22:37
匿名さん0 

>> 27 親からの虐待を理由に入ってくる子も沢山いる中で
守られもせずに暴力を振るわれる。
こんな事は絶対にあってはいけない。

その中で育つ子供たちは暴力で支配する事を覚える。

たった一つの小さな出来事。

宿題をしてなかっただけ。

「やりなさい」そう優しく言えば済む事。
隣に寄り添い分からない所を教えてあげる。
それだけのこと。

周りに居た沢山の大人は恐怖を与える存在でしかなかった。

それを助けてほしいと言う子供達も居ない。
その世界に慣れると耐えるだけ。
悪くなくても謝るだけ。
下を見てばかりで生きてきた子供時代。

優しさなんてこの当時感じたとは
なかった

No.29 22/08/22 22:59
匿名さん0 

>> 28 それから数日後…同級生の女の子Rちゃんが
新しく入ってきた。
Rちゃんは新しい靴を履いていて
みんなが羨ましがった。
次の日の朝、学校へ向かいながらみんなで
歩いていると突然Tが言った
「この靴と私の靴交換してよ!」
サイズなんてもちろん合わない。
それでも従わなきゃいけない。
絶対的リーダーのTはみんなが恐る存在だから。
何も言わずその場に固まり下を向くRちゃん.

私は手を握り言った「走ろう!」

一所懸命走った。逃げた。
昨日来たばかりなのにあまりに酷すぎる行為が
許せなかったから。
なにより、もしお母さんから
買ってもらった大事な靴だったら…
可哀想だと思ったから。
足の遅い私達はすぐに捕まった。
一斉にみんなで追いかけてきた…

No.30 22/08/22 23:13
匿名さん0 

>> 29 「ここに2人で並べ!」そう言われて
歩道に2人横並びになった。
他の子達が1人ずつ、
私達の背中に背負うランドセルに向かって
助走をつけ飛び蹴りをしてきた
何度も地べたに手をつき転ぶ。
何度も繰り返された。
その行為に飽きたのか笑いながら

しね、気持ちわるい、お前たちカップル?
顔が汚い、調子のんなよ!帰れ、消えれ
学校までついてくるなよもし学校で見たら施設で後から覚えとけ!
みんながそれぞれに暴言を吐いて走りながら学校へ行った。

涙が止まらないRちゃんと私。
手を繋いで無言で学校に向かった。

もうすぐで学校に着くという時、
同じ施設のひとつ上の男の子
Tくんが話しかけてきた。
「大丈夫?色々あるよな。俺達男子もそうだから…なんかあったら言えよ?何も出来ないけど聞けるから」そう言われ余計と涙が止まらなかった。


これが私の中での最初のRちゃんとの記憶。

No.31 22/08/22 23:23
匿名さん0 

>> 30 自分も同じ地獄の中に居るはずなのに
こんなにもやさしい言葉をかけてくれる
Tは6年前久しぶりに会った時も相変わらず
優し人だった。

No.32 22/08/22 23:54
匿名さん0 

>> 31 その人の夜。消灯時間…
真っ暗な部屋の中で私とRちゃんへの
いじめの続きが始まった。
「お前達きしょいから向こうで寝れ!」
Tにそう言われ布団を無理やり
隅っこへ移動させられた。
2人でコソコソ話しながら励ましあった。
「来たばかりなのにごめんね。何も出来なくて…」そう言うと「んん、ありがとう味方になってくれて。」泣きながら小さな声で話してくれるRちゃん

就寝する部屋は20畳以上ある大きな畳部屋になっていて
障子を全て閉めると先生達やお姉ちゃんたちからは見えない。
夜から急に始まるいじめはよくあった。

No.33 22/08/22 23:58
匿名さん0 

>> 32 体感でそこから1時間くらいが経過した時
突然Tが言った
「Rちゃ〜ん。一緒にみんなで寝よ?」
甘くて優しい声。
「さっきまでごめんね?おいでーー!」
そう言ってRちゃんの敷布団をみんなで寝てる場所まで移動させた。

「あいつはいいよ!無視して!分かった?」少し冷たくて脅すような言い方でRちゃんに言うT。
「うん!、わかった!そうする!」仲間になれたのが嬉しそうに高い声で答えるRちゃんの声。


一気に寂しさが押し寄せて
泣きながら眠りについた。

No.34 22/08/23 00:01
匿名さん0 

>> 33 誰も悪くなかった。誰も悪くない。
Tちゃん自信もきっと、なりたくない自分に
自然となってしまってたんだと思う。

安心できる場所がないと人は誰かをけなすようになり、
1人になりたくない人こそ誰かを叩く事で安心を得る。
それが私なりの答え。必死に言い聞かせてきた。

みんな毎日寂しかったね
孤独だったよね

求める存在は同じ。
お母さん。
それだけ…
それだけ だもんね。
みんな同じ傷を持つ仲間

No.35 22/08/23 00:12
匿名さん0 

>> 34 施設は
男子寮、女子寮に分かれ生活をします。
施設の職員もまた男子寮と女子寮で
違います。


基本ルールや生活の流れは同じで
食事をする場所は同じです。

この物語りに出てくる人物は
同じイニシャルであっても男の子と
なっていたら男の子。
なるべく分かりやすく伝えてますが
同じイニシャルなどが続いてしまった
場合なんとなくで察して理解してもらえると助かります。




投稿順
新着順
主のみ
付箋
このスレに返信する

小説・エッセイ掲示板のスレ一覧

ウェブ小説家デビューをしてみませんか? 私小説やエッセイから、本格派の小説など、自分の作品をミクルで公開してみよう。※時に未完で終わってしまうことはありますが、読者のためにも、できる限り完結させるようにしましょう。

  • レス新
  • 人気
  • スレ新
  • レス少
新しくスレを作成する

サブ掲示板

注目の話題

カテゴリ一覧