記憶か記録か…ドラマ日記 4

レス500 HIT数 7252 あ+ あ-


2022/03/09 22:49(更新日時)

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連ドラの感想、まとめ等

シーズン毎に記録して行くスレです。


基本、連ドラ対象ですが、その他のドラマを取り上げる事もあるかもしれません。

No.3311878 (スレ作成日時)

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No.251

>> 250 (続き)
松下さんの大学3年生は問題ないけど、吉高さんの高校3年生はちょっと厳しかったなあ。髪型が無造作に後ろで束ねただけという、まあ白川郷に住む素朴な女子高生だから敢えての無造作だとは思うのだが、それが却って吉高さんの実年齢を感じさせてしまった様な気がするのよねえ。
あれ、高い位置のポニテにして前髪を作るだけで劇的に若くなると思うんだけど、初回のシーンの為だけに前髪を作るのは難しいか。

「Nのために」もミステリーなので当初は“考察”しながら観ていたけど、途中からは人間ドラマとしてハマって行った感じだったので、「最愛」は湊かなえさんの原作ではないけれど、奥寺さんが深みの有る人間ドラマにしてくれる事を期待して、楽しみに観て行きたいと思う。

演出=塚原あゆ子

  • << 264 【2021秋ドラマ】 「最愛」2話まで終了。 渡辺康介と梨央に何が有ったのかの真相はもう少し引っ張るかと思ったけど、無くなっていた優の携帯が父親の荷物から出て来て、そこに残っていた優が撮ったあの夜の映像を帰郷した梨央が見る事で、事実を知るという形だった。 やはり予想通りで、梨央が引き摺られていたのは薬を飲まされていたから、優が撮っているのに気付いた渡辺が携帯を奪おうとして、優はそこに有った金属製の何かの棒で応戦、渡辺が棒の先を掴み引っ張った時に優が突く形になり、渡辺の腹に突き刺さった。その後に渡辺は倒れ動き回った為に、より深く刺さって死んだのか、又は帰宅した父親がトドメを刺したのかは分からないが、遺体を富山県に遺棄したのは父親なのだろう。 怖がる優に「消したから」と言って携帯を返す梨央。そして5年後、優は失踪した。 梨央の帰郷が1年振りとしたら、その時に優は10歳。という事は15歳位で失踪して今は24歳。後藤(ミッチー)の情報屋(高橋文哉)だけHPの相関図に名前が載っていなくて、年齢的にも近そうなので彼が優なのかも。 何故後藤の足になって梨央を調べているのかは分からないけど。 冒頭、他人の振りをして大輝の事情聴取に応じる時の凛とした大人の女の梨央、その後の加瀬と食事をする時の、素朴さを残した素の梨央との落差の激しさ。吉高由里子の代表作になりそうだな。 演出=塚原あゆ子

No.252

【2021秋ドラマ】

「群青領域」(NHKエンタープライズ・NHK・MMJ)脚本=長田育恵 他 出演=シム・ウンギョン、若葉竜也、柿澤勇人、細田善彦、落合モトキ、田中俊介、SUMIRE、樫山文枝、徳永えり、板谷由夏 他

オリジナル作品。《ドラマ10・44分枠》(全10話予定)

学生時代に組んだ4人のバンドが、メジャーデビューの際に新たにボーカル1名を加えた。そのボーカル陽樹(柿澤)とキーボードのジュニ(ウンギョン)は恋仲となるが、ある日突然陽樹は脱退を宣言、ジュニにも別れを告げ新恋人のハリウッド女優・恵(SUMIRE)の元へ去ってしまう。

傷付いたジュニは、次々とリレーされて行くSNSの目撃情報に追われながら、行きたいと思っていた海に辿り着くが、岩場を走り突端に立った時に、自殺志願者と勘違いして追って来た釣り人(若葉)に声を掛けられて驚き海に落ちてしまうが、飛び込んだ彼に助けられて…という所迄が描かれた。

バンドの演奏演技は結構ナチュラルで良かったけど、ドラマ部分は観念的で、特にジュニと陽樹が恋仲に見えないのが致命的だった。
次回からは助けてくれた男を通じて、海辺に暮らす人々とジュニの交流が始まるみたいで、そこから地に足の着いた人間ドラマに変化して行くのか、もう少し様子見をしたいと思う。

演出=植田尚

  • << 279 【2021秋ドラマ】 「群青領域」2話まで終了。 釣り人の蓮に助けられ、彼の下宿先に連れて行かれたジュニ。 年老いた女将のたえ(樫山文枝)は何も聞かずに替えの服や食事等世話をしてくれる。「そろそろ…」と出て行こうとしても「無理すんな」と言って、自分の日常生活に付き合わせる。 ジュニは包丁さえ使った事が無く、流石のたえも呆れるが、これで何となく子供の頃から母親にピアノ漬けにされて、家事とかは指に悪いとか言われて一切やらずに育ったんだろうなとは思った。(←ピアニスト清塚信也の、超絶厳しかったという韓国人の母親の話を思い出してしまったよ) そして蓮にも何か辛い過去が有る様で、でもジュニを海で助けて来たという事は、そろそろここを出て行けるだろう、そうしたら下宿屋は廃業すると話すたえ。 そのたえは癌を患っているが治療は拒否、子供も居ないし亡くなった夫の所に行きたいと思っている。駆け落ち婚の二人はその時から親戚とも疎遠で、もし亡くなった時の葬式は蓮が出す事になっている。それが下宿の家賃の代わりなのだと。 「私も蓮さんと同じ家賃を払いたいです」 訝しがりスマホでジュニの名前を検索してみる蓮。そこで一連の騒動と彼女が何者なのか、何故消えたくなったのかを初めて知る蓮。 まだ物語は殆ど動かない。次回からかな、動くのは。離脱するかは次を観てからだな。 演出=植田尚

No.253

【2021秋ドラマ】

「二月の勝者-絶対合格の教室-」(NTV)脚本=成瀬活雄 出演=柳楽優弥、井上真央、加藤シゲアキ、池田鉄洋、瀧内公美、今井隆文、加治将樹、住田萌乃、寺川里奈、今里真、岸部一徳 他

高瀬志帆の漫画原作。《土曜ドラマ・54分枠》(全話数不明)

合格率不振の中学入試塾桜花ゼミナール吉祥寺校を舞台に、一流塾ルトワックから引き抜かれた合格請負スター講師の黒木(柳楽)が、いかにして塾生の6年生を、保護者に約束した全員合格に導くのかという話。保護者や生徒に淀み無く話す黒木の言葉には説得力が有り、なるほどなあと感心しながら観ていたのだが、よくよく考えると少しの真実で覆われた屁理屈に丸め込まれている感じも無きにしも非ず(笑)

「ドラゴン桜」と被る部分は有るけど、変な縦軸(これから出て来ない保証は無いが)が無い分、こっちの方が苛々せずに済み面白かった。

「中学受験は課金ゲーム」「子供を合格に導くのは、父親の経済力と母親の狂気」「親はスポンサー」と言いたい放題の黒木。
塾よりサッカーを続けさせたい父親を翻意させた後の、元中学教師で新任講師の佐倉(井上)への言葉、「我々は教育者ではなくサービス業です。ATMである父親の心を揺さぶっただけです」言葉で操りその気にさせるって、親が子供に無意識に使う手法でも有り、黒木はそれを使って金に変えているという事か。

演出=鈴木勇馬

  • << 269 【2021秋ドラマ】 「二月の勝者-絶対合格の教室-」2話まで終了。 開始30分過ぎから始まる、塾を辞めさせると言って来た保護者を説得する黒木の“セールストーク”が、相変わらず凄くて思わず納得してしまう(笑) その前段階で、その生徒が“電車好き”と佐伯から聞いてピンと来てからの、各講師への指示出しの素早さと的確さ、本人の行動力も含めて、出来る奴はやっぱり違うなと思わせてくれる。 ただ、そこのお約束シーンに辿り着く迄の佐伯の躓き部分のテンポが悪くて、観ていて集中出来ないのよね。 黒木は佐伯に前半では「Rクラスはお客さん」「一生懸命にならなくていい」みたいな事しか言わないで(少なくとも視聴者にはそこしか見せないで)、解決してから「Rクラスには楽しく勉強させて下さいと言いましたよね」の後出しじゃんけんは狡いだろ。 で、ラス前に出て来たね、黒木の別の顔。 紗良の継父が塾には行かせないで、勉強は知り合いに見て貰っていたと言った時に、何となく黒木かなとは思ったんだけど、キャバクラの子になのか、場所借りしてるだけなのかは分からないけど、あそこでタダか格安で教えているんだろうね。それで今は黒木が来る迄の間、バイトで紗良が教えているって所かな。 桜花の優秀な子がルトワックに行くと言い出して、やっと加藤シゲアキの出ている意味が分かるのかしら。 演出=鈴木勇馬

No.254

【2021秋ドラマ】

「ドクターX〜外科医・大門未知子〜」⑦(EX)脚本=中園ミホ 他 出演=米倉涼子、野村萬斎、内田有紀、勝村政信、今田美桜、小籔千豊、杉田かおる、岸部一徳、要潤、遠藤憲一、西田敏行 他

オリジナル作品のシリーズ第7期。《木曜ドラマ・54分枠》(全話数不明)初回15分拡大

視聴済みの昨日迄に始まった新ドラマの、他の初回レビューを何とか書き終えたので、飛ばしていたこのドラマの事をちょこっと書いてみる。

まさか新型コロナウイルスのパンデミック迄描くとは思っていなかったのだが、第一波の時にNYの病院に在籍していて、自分の力が全く及ばず、為す術もなく人々が次々に亡くなって行く状況を経験した大門の姿を描いた部分が、これからの大門の生き方にどう影響するのかしないのかが、少し気になる導入部だった。

で、今回大門の前に立ちはだかるのは、元外科医で内科に移り、本院を内科主導の病院に立て直し、復活した蛭間達外科を分院に追いやった蜂須賀(野村)グループという事で、どことなくAI診療改革を目指して乗り込み散って行ったユースケ・サンタマリアグループと被る。

まだ出て来ない要潤とガチンコ勝負になるのかな?
今回は敵対グループの役名の一部を昆虫の漢字で統一。このシステム分かりやすくていいね。

演出=田村直己

※後は観るだけにします

No.255

>> 240 (続き) 二点だけ。 海底で吸い込まれそうになった天海が何とか助かるシーンの描写が甘くて、あの海流の勢いの中どうやって助かったのかが分か… 【2021秋ドラマ】

「日本沈没-希望のひと-」2話まで終了。(2話は15分拡大)

前回、撮影中の潜水艇で急に具合の悪くなった安藤(高橋努)が態とらしかったけど、やっぱり世良から“合図が有ったら仮病になれ”と言われていたのね。そして世良のバックには与党の古狸・副総理の里崎が居て“沈没が1割程度の確率なら公表する必要はない”と言われていた。
国民ではなく国体が一番大切な政治家の怖さね。

里崎を演じた石橋蓮司さんは、コロナ禍における政治家の動きが参考になったとした上で「要するに、楽観主義・自己保身・決断の遅れは、大惨事を招くということです」とコメントしており、初回に流れた全編予告は正にそれを差していると思われる。

それに加えて圧倒的な才能の持ち主の田所にはどうしても勝てず、運良く彼の自爆で大学から追放出来たのに、政府の御用学者に迄上り詰めた今、また目の上のたんこぶになり自分の邪魔をする田所が憎かったという私怨も、世良には有った様だ。

天海は処世術に長け清濁併せ呑む事が出来る男として初回から描かれており、その処世術で自分のピンチも切り抜けて行く、この辺りがこのドラマの魅力の一つでもある。

※バッサリ行った筈の中村アンの髪がロングで、ウィッグでも無さそうなのが気になっていて少し調べたら、このドラマは今春迄に全編撮影終了しているとの事。

演出=平野俊一

  • << 270 【2021秋ドラマ】 「日本沈没-希望のひと-」3話まで終了。 与党の裏総理の里城は田所を詐欺師呼ばわりして楽観視、経済優先を変えない為、天海は田所に言われて地理学の世界的権威のジェンキンスに田所説の真偽を問い、彼が田所説に同意した為、里城もやっと田所説を受け入れるが、今度はその情報を親しい財界人に教えた為に、彼らは一斉に都内の開発プロジェクトから手を引き、地方都市の不動産を買い漁り始める。 外国人の裏打ちに弱いとか、財界人に漏らすとか滅茶苦茶有りそうな話で、シリアスな話なのに笑ってしまった。 頑な迄に人命優先の天海と、経済と人命は両輪派の常盤、経済こそ最優先の里城、多数派の裏総理に首根っこを掴まれて身動きの取れない総理。 天海と常盤のバーでの会話を録音した椎名は、その事実に驚きながらも使命感で記事にするが、上から圧力が掛かりボツになる。 総理の会見もままならず、国民に一斉に事実を知らせる手立てが無い天海は、椎名に共闘を持ち掛け、潰された週刊誌ではなく系列の新聞記事として世に出してしまう。 今回迄は嵐の前の静けさ。 いよいよ事実を知った国民がどう動き出すのか、どういう描き方をするのか楽しみだ。 新しい男と福岡に移住すると言っても「その方がいい」と言う夫に違和感を持った様な天海の妻。あの記事を読んだら気付くんだろうね。 演出=土井裕泰

No.256

【2021秋ドラマ】

「アバランチ」(カンテレ・トライストーンピクチャーズ)脚本=丸茂周 他 出演=綾野剛、福士蒼汰、千葉雄大、高橋メアリージュン、田中要次、利重剛、堀田茜、中山嵩、渡部篤郎、木村佳乃 他

オリジナル作品。《月10・54分枠》(全話数不明)初回15分拡大※枠移動第1作

何でマスクを着けるのかの答えが、犯人悪事告白を全世界生配信でズコーッ、最近しょっちゅう観てるヤツ(笑)

主演と監督だけ前面に出して、脚本家すら中々明かさず勿体振る作戦が功を奏したのか、22時台で視聴率10.3%と好発進をしたが、設定や展開はありきたりで既視感は拭えなかった。
福士蒼汰が出ているせいも有るが、どうしても「DIVER」が頭に浮かぶよなあ。まああっちは元締めの阿久津(りょう)の私欲で集められ、こっちは元締めは別に居るみたいだけど、表に出ている今のリーダー山守(木村、元内調)と羽生(綾野、元公安)の、共通の私怨が発端の共同戦線らしいという、大きな違いはあるけどね。

藤井演出の映像は確かに群を抜いてカッコいい。脚本は…分かりやすさ重視だったのかな。集められた動機から最終的な狙い迄、何となく伝わって来たものね。更なる大どんでん返しとか有るなら大歓迎だけどね。

次回、早くも脚本・演出が交代するので、雰囲気が維持されるのか心配。

演出=藤井道人

  • << 271 【2021秋ドラマ】 「アバランチ」2話まで終了。 アバランチを結成した時に、山守から出された条件は「バレるな、殺すな、裏切るな」、だから生配信で悪行をバラして社会的に抹殺するのが限界な訳ね。(←でも何かあっと驚く方法とか、思わず笑っちゃう方法とか考えて欲しかったな。まだ期待はしているけど) 今回は牧原がアバランチに参加した私怨(姉が、ODA資金を横流ししたIMAA理事長(信太昌之)と黒田外務副大臣(嶋田久作)を告発しようとして、自殺に見せ掛けて殺された)が描かれた訳だが、山守もしくはその上のボス?は、どうやって牧原を見付けて口説いたのかな。姉の不審死のバックに大山に繋がる黒田が居るというのは、アバランチが調べてから分かった事みたいだし。しかし、5年で30億も流れていて彼女が調べる迄誰も分からなかった?って、そんな事って有るのかね。 今回、大山が調査を命じた内調のエース桐島(山中崇)が、理事長が監禁されていた場所は、3年前にテロが有った場所だと指摘し、我々への挑戦ですと言っていたので、これで山守と羽生の私怨が根底にある共通の敵は、大山と言っていいのかなと思う。 西城は超ビビりで弱っちく描かれているんだけど本当なのかな。何か裏が有りそうな気もするんだけど。 で、冒頭の3千万って皆貰ったの?辞退したの? 脚本=酒井雅秋 演出=三宅喜重

No.257

【2021秋ドラマ】

「婚姻届に判を捺しただけですが」(TBS・TBSスパークル)脚本=田辺茂範 他 出演=清野菜名、坂口健太郎、倉科カナ、高杉真宙、前野朋哉、深川麻衣、岡田圭右、木野花、田辺誠一 他

有生青春の漫画原作。《火曜ドラマ・57分枠》(全話数不明)初回15分拡大

こりゃダメだ。
偽装結婚が何故必要なのかの理由で、男の方は相手が結婚出来ない人=既婚者もしくはお互いゲイのどちらかだと思ったら、一番古典的な兄嫁らしくて、まあそれはいいけど、受けて立つ女の方の理由の作り方が、無理矢理絞り出した不自然さに溢れていて、まっいいかとはとても思えなかった。

それと坂口健太郎以外、この人が観たいという役者が出ていないし、そもそも私は主演の清野さんの演技(特に台詞回し)が苦手なので、設定や脚本に魅力が無いなら観続ける意味も無いから、初回のみで視聴離脱する。

演出=金子文紀

No.258

>> 246 【2021秋ドラマ】 「恋です!~ヤンキー君と白杖ガール~ 」2話まで終了。 嫉妬したハチ子(生見愛瑠)が何か邪魔をするんだろう… 【2021秋ドラマ】

「恋です!~ヤンキー君と白杖ガール~ 」3話まで終了。

「身長差が有ると声が聞き取り難かったりする」成る程なあ。
例えば普通の人が身長差の有る人と会話をする場合は、聞き取り難ければ表情を見たり口の動きを見たり等、聞こうとする行動が直ぐに出来るけど、目の不自由な人にはそれが出来ないからという事なのだろう。

身長差を埋めるにはヒールの高い靴だ!と、転けやすいなどのマイナス面に迄は頭が回らない黒川に対し、姉のイズミは「無神経な人」と非難するが、ユキコは「俺のいい所は?」と黒川に聞かれて「バカみたいに単純で猪突猛進、やる事全部予想外、だから一緒に居るとワクワクする」と答える。
全力で妹を守って来た姉と、そろそろその枠が窮屈になって来た妹との捉え方の違いで口論にもなったけど、最後は歩み寄り、姉も妹の成長を認めて少しだけ見守る方向に舵を切れたので良かった。

黒川の就活は全敗。まあ最初は見た目と経歴で判断されるのは世の常、これは仕方ない。結局、獅子王が店長をやっているレンタルビデオ店にバイトで雇われたけど、友達だからというよりは、店の不備を的確に指摘する黒川の能力を買ったという理由での採用だから、ご都合主義とはちょっと違うかな。

ユキコが隣に居るのに、目が見えないからって態と黒川にキスをするハチ子の嫉妬心がどす黒くて、ちょっと不快。

演出=狩山俊輔

  • << 272 【2021秋ドラマ】 「恋です!~ヤンキー君と白杖ガール~ 」3話まで終了。 ユキコの視力がどの程度なのかを聞かれたイズミが、レジ袋で視界を塞ぎ、これで見える感覚と答えたのは分かりやすかった。聞いた黒川は、それならハチ子がキスをして来たのも分からなかった、誤解されずに済むと嬉しそうだったけど(笑) 今回はユキコがバイトをやりたいと言い出した話。最初に面接をした小規模スーパーの店長は、「貴女を雇う事のメリットが無いと難しい」と断り、次のユキコが良く行くBBバーガーには、店長のコネで採用された様に見えたが、実は明るく努力家のユキコが加わる事で新しい風を吹き込んでくれて、従業員の意識が変わればお互いにウインウインの関係になれる、そこ迄考えての採用だった。これはユキコの性格を良く分かっていたからこそ出来た事で、普通はスーパーの店長の様に、デメリットの方が大きいと判断すると思う。 あと全盲の青野くんの“色を覚えた”話も興味深かった。「見えてる人は色でいろいろな事を覚える。見えてる人に合わせないと生き辛いから覚えたんだ」と。頭で想像して覚える色の世界って、どんな感じなのだろう。薄紅色と真っ赤の違いって、どうやってインプットするのだろう。 登場人物の名前の一部に“色の漢字”を使っているのは、そういう意味も含まれていたのかなと思った。 (続く)

No.259

>> 245 【2021秋ドラマ】 「古見さんは、コミュ症です。」6話まで終了。 恋心とはどういうものか具体的に分かっていない古見さんが、“え… 【2021秋ドラマ】

「古見さんは、コミュ症です。」7話まで終了。

文化祭用のメイド服の裁縫で、指を針で刺してしまい戸惑う古見さん。直ぐに察した只野がキズバンを渡しに行く。まだ戸惑っている古見さんに、自分では貼り難いんだと察し貼ってあげようと思う只野。でも戦力外だと思い込んでいるので少し躊躇う。
キズバン一つ貼るのに、お互いにあんなに目線キョロキョロ、内心ドキドキの二人にもうこっちもキュンキュン。
挙げ句に間違った所に貼ってしまう只野に、指なんだけどとは言えない古見さん。
冒頭のこのやり取りだけでも観て良かったと思える仕上がり。

万場木は只野に「好きな人は?」と聞き、「いないと思います」の答えに「古見さんとか?」と聞き返すが、慌てて否定されてこの時点で恐らく察知。
只野と文化祭を一緒に見て回りたい古見さんは、長名に『どうやって誘えば?』とノートで質問するのだが、それを見てしまった万場木は二人の両想いを完全に察知。
道化て身を引く万場木が切なかった。

「友達はいるよ、オレ(自身)」と言う成瀬に、まだ少ないけど気持ちは友達100人だと思っている古見さんが、「分けてあげたいです、その気持ち」って思いやるシーンも優しさに溢れていて素敵だった。

※最終回は一週お休みで11/1に放送。
※前回の訂正。成瀬詩守人→成瀬詩守斗に訂正

演出=石井永二

  • << 285 【2021秋ドラマ】 「古見さんは、コミュ症です。」全8話終了。 只野くんの事は好きだけど、二人とずっと友達でいたいから諦める事にしたと言う万場木さんの気持ちが理解出来ない古見さん。二人とも只野くんが好きって事でいいのにと考える、つい最近まで“人を好きになる”というのがどういう気持ちなのか分からなかった古見さん。その考えに戸惑う万場木さん。 でも古見さんがあんな風に自分の気持ちを話せる様になれたのは、只野くんと万場木さんが常に側に寄り添ってフォローをしてくれたおかげ。 そこから広がって行った、ちょっと人付き合いが苦手な人達の友達の輪。 成瀬くんだけは最後迄友達は要らない、でも時に寄り添ってくれたりする掛け替えのない知り合いなら要るかなって、定義のすり替えで只野くんを苦笑させていたけど(笑) 古見さんが傷付かない様に手を回して特別扱いするより、やってみて嫌な思いをして傷付いたら、その時に助けてあげるのが友達でしょ?とクラスで力説した只野くん自身も、カラオケの時に長名や万場木さんから指摘された事を経てのこの成長。 こういう言い合える関係って難しいからこそ尊い。 全てが上手くハマった快作だった。 古見さん手作りのチョコを貰い「友チョコ」だと勘違いしながらも嬉しそうな只野くんに、本命なのに何で気付かないのかとちょっと拗ねて走り去る古見さんが可愛かったな。 演出=瑠東東一郎

No.260

>> 244 【2021秋ドラマ】 「ムショぼけ」2話まで終了。 前回のレビューで『…ネックは幻影刑務官の存在だけなんだけど。』と書いたのだが… 【2021秋ドラマ】

「ムショぼけ」3話まで終了。

「現場監督に言われた」からと、平松にクビを言い渡された陣内。
「また破門かあ?」(笑)

前科者の44歳はどこも雇ってはくれない。そんな時に道で肩がぶつかり、一触即発になった相手が同房だったシゲ。シゲの職場(コピー機の配送)に日給8500円で雇って貰えたが、慣れない仕事で3人組のチームの足を引っ張ってばかり。
飲み屋でシゲに「いない方が仕事が早い」と、もう一人の同僚が愚痴っているのを立ち聞きしている陣内。

HIROに呼び出されて“女の子のいる店”に3人で行くとそこはぼったくりバーで、潜入したHIROは見付かって拘束されていた。相手の態度に遂に切れた陣内は、ギアが入り殺気を漂わせて次々にボコボコにして行く。ああ、スッキリした!(←私(笑))
事情を知らない同僚の前でエライ事をしてしまったと我に返った陣内。でも同僚はすっかり尊敬の眼差し。あんな明らかにマルボー絡みの店の男達に、普通の男は挑んでなんていけない。それは「スゲーッ!」ってなるわな。

幻影刑務官に、遂にやってしまったなと言われた陣内、トボトボと実家に帰ると、何と娘のナツキがオカンと一緒に夕食を作って待っていた!一瞬で元気になる陣内が可愛かった(笑)

脚本=澤口明宏 脚本、演出=逢坂元

No.261

>> 231 【2021秋ドラマ】 「東京放置食堂」4話まで終了。 結婚詐欺を認めたくない女・美咲(前田敦子)が島で巻き起こす騒動。 島… 【2021秋ドラマ】

「東京放置食堂」6話まで終了。

いやぁ、冒頭の“ひょっとして渚は日出子が産んだ娘だったの?”と思わせておいて、話が進むと島に取材に来た人気脚本家・宮田洋子(橋本マナミ)に頼まれて、洋子が書いた脚本の一部を、雰囲気を掴む為という理由で演じさせられていた事が分かるという流れ、すっかり騙されたし上手い構成演出だったなあ。

映えスポットの“切通し”に案内された洋子が、「産道に見える!20年振りの母子の再会!」とか興奮気味に言い出し、岬の展望台の様な場所に居た女子高生風の二人を見て涙しているのを見て、この島に自分が捨てた娘でも居るのかなとは思ったのだが、まさかそれが冒頭の二人の会話に結び付くものだとは思いもしなかった。(←完敗ですグヌヌ。負け惜しみを言えば、素人二人の大根台詞から迫真の芝居が出来る迄が早ッ!(笑))

洋子の、生後直ぐに養子に出した娘・サチ(伊崎花菜=スタダ所属=片桐はいりのバーター、初ドラマ)の養父母は、洋子に娘を見てやって欲しいと呼び寄せた位だし、サチには養父母だとは告げていたみたいで、実母を恨む事なく急いで走って来て、母とは名乗らずに去ってしまった洋子の乗る船を見送るラストは温かくて、この先の交流も感じさせてほっこりした。

脚本、演出共にお見事だった。

演出=アベラヒデノブ

  • << 275 【2021秋ドラマ】 「東京放置食堂」7話まで終了。 無関心の方の毒親を持つ高校生の真琴(工藤遥)がフラッと島にやって来て、心配しながら見守る日出子と渚。 無関心、いいじゃん自由でと言う渚に対して、自由じゃないです、放置ですと反論する真琴。 くさやに戸惑う真琴に日出子は「くさいくさいめんどくさい、どっか行って欲しい。お母さんに言った事ある?もっと私を見てって」 二階に泊まった真琴に、小さい時に出て行った母親の話をする渚。今は恨んでない、自由になれたから、真琴も自由になってと言いながらも、ある日突然来た(そして多分ずっと待っていた)母親からの手紙に、子供の様に声を上げて泣く渚。 いつもクールに振る舞っている渚にちょいちょい見える影は、これが原因なのね。 次回は早くも最終話。渚は母親に会うのかな?日出子との交流でだいぶ成長は出来たのかなとは思うけど、母親に去られたトラウマは母親にしか解決出来ないと思うからね。 工藤遥って最初分からなかったけど(←ショートヘアじゃなかったから)、あのモー娘。に居た子だったのね。演技を観るのは初めてだったけど、表情も台詞回しも上手かったし、何より滑舌が良くて時々出るハスキーボイスも魅力がある。 まずは深夜帯で大きな役を掴む所からかな。 今回も台詞に大島の風景を短いカット割りで乗せて行く手法とか、演出が冴えていたな。 演出=アベラヒデノブ

No.262

>> 248 (続き) という、家族がいなくて孤独な衛の本能的な物だったのかな。 金持ちの道楽では、社員40人だかの企業に迄は育てられないから、経営判… 【2021秋ドラマ】

「SUPER RICH」2話まで終了。

今回、会議に出ている社員?について、衛から優に簡単に説明が有ったけど、どうやら今吉は立ち上げメンバーだから呼び捨て、他は衛が次々に集めて来て、一ノ瀬と今吉が衛呼びをしていたから、さんをつけて衛さん呼びをしているみたいだな。一ノ瀬以外は社員なのかなあ、まあ幹部社員扱いにしておくわ。

人物描写は下手だよね。さらっとした台詞一つでも、その人物特有の描写が出来る様な脚本家も居るけど、この脚本家は無駄な描写が多く、肝心な部分で深みやキレが無い様な気がする。
だから江口さんには、その演技と迫力で惹き付けられるけど、役の人物としては、優や幹部社員も含めて何か強くは惹かれないのは、多分その(描写が下手)せいなのかなと思う。

あと会社の仕事内容の描き方も雑な感じで、肝心な部分(幹部社員の件もそうだけど、事業内容もどこまで手を広げているのかとか)がよく分からない。

でも逆説的だけど良い点は、細かい事は抜きにしてダラダラせずに、意表を突く展開の速さで興味を繋いで行く所。この中身で前作みたいにダラダラしてたら離脱してたかも。

衛は会社を解散して、ボロっちい一軒家からまたスリースターブックスを始める事にして2話は終わったけど…、幹部社員や碇や優が着いて来たのは分かるけど、何故にインターンも居るのかな?(笑)

演出=平野眞

  • << 277 【2021秋ドラマ】 「SUPER RICH」3話まで終了。 何かジェットコースターが止まったら、途端に魅力が半減してしまったな。 あと3話で3人目の演出家という出入りの激しさだけど、今回の演出が一番つまらなかった。 衛は幼い時に事故で両親を失い家族には恵まれなかったけど、お金持ちの家で使用人が世話をしてくれて、生活には全く苦労せずに育ったから、ゆとりの有る人独特のおおらかさが有って、それが回りの人を惹き付けるんだろうね。 忠犬宮村が衛を好きなのはバレバレだったけど、今吉まで特別な感情を抱いていたとはね。 衛が真面目な顔で自分の気持ちを伝えて、直ぐに今のは大好きな漫画の台詞だとバラす無邪気な一面を見せるも、引っ掛かってしまった今吉はドキドキ、優なんか頬を両手で挟まれて言われたから、その気になってしまったのでは? 今のところ優に特別な才能は見当たらないから(←よく気が付いてフットワークが軽く、子犬系なので年上女性に受けがいいという位か)、地道にコツコツ衛を助けて行くのかね。何か普通。 一ノ瀬が逮捕されて、次回は忠犬宮村の秘密が明かされるらしい。 ジェットコースターに乗らないなら、人物像と仕事の中身をもう少し丁寧に描いて貰わないとなあ。 演出=相沢秀幸

No.263

【2021秋ドラマ】/簡単投稿

「どうせもう逃げられない」6話まで終了。

拓己は不倫はしていないし、寧ろ仕事の為に体を投げ出し苦しんでいた兄嫁を精神的に救おうとしていたのね。でも事故って死なせたのも、ずっと彼女を好きだったのも事実。話が重苦しかった中での「どうなっても知らないぞ」「どうなってもいいですから」からの、拓己の胸ぐら掴んでグイッからのなほのキス、のラストは良かった。
脚本=鈴木裕那 演出=河原瑶

「らせんの迷宮-遺伝子捜査-」2話まで終了。

前回『次回は脚本家が交代するのでどうなるかな?』と書いたのだが、やっぱりだったな。一番雑で酷かったのは、静夫が西原のマンションに行った事は防カメで突き止めているのに、鮎子が行った事は見付けていなかった事。(素手であちこち触ったのは全部拭き取ったの?)基本の構図は好きだから楽しめてはいるんだけどね。
脚本=福田哲平 演出=岩本仁志

「スナック キズツキ」3話まで終了。

バスで股を広げて座り安達に迷惑をかけていた、潤の会社の佐藤(塚地武雅)の話。まあ会社ではあちこち気を遣う“いい顔する派”の彼のストレスは有りがちな話だったけど、フィンランドのストリートビューをトウコと見て、佐藤が心を開き本音を話し出す所は良かった。あと塚地のエアギターが抜群に上手くて意外だった。
脚本=佐藤久美子 演出=湯浅弘章

No.264

>> 251 (続き) 松下さんの大学3年生は問題ないけど、吉高さんの高校3年生はちょっと厳しかったなあ。髪型が無造作に後ろで束ねただけという、まあ白川… 【2021秋ドラマ】

「最愛」2話まで終了。

渡辺康介と梨央に何が有ったのかの真相はもう少し引っ張るかと思ったけど、無くなっていた優の携帯が父親の荷物から出て来て、そこに残っていた優が撮ったあの夜の映像を帰郷した梨央が見る事で、事実を知るという形だった。
やはり予想通りで、梨央が引き摺られていたのは薬を飲まされていたから、優が撮っているのに気付いた渡辺が携帯を奪おうとして、優はそこに有った金属製の何かの棒で応戦、渡辺が棒の先を掴み引っ張った時に優が突く形になり、渡辺の腹に突き刺さった。その後に渡辺は倒れ動き回った為に、より深く刺さって死んだのか、又は帰宅した父親がトドメを刺したのかは分からないが、遺体を富山県に遺棄したのは父親なのだろう。

怖がる優に「消したから」と言って携帯を返す梨央。そして5年後、優は失踪した。
梨央の帰郷が1年振りとしたら、その時に優は10歳。という事は15歳位で失踪して今は24歳。後藤(ミッチー)の情報屋(高橋文哉)だけHPの相関図に名前が載っていなくて、年齢的にも近そうなので彼が優なのかも。
何故後藤の足になって梨央を調べているのかは分からないけど。

冒頭、他人の振りをして大輝の事情聴取に応じる時の凛とした大人の女の梨央、その後の加瀬と食事をする時の、素朴さを残した素の梨央との落差の激しさ。吉高由里子の代表作になりそうだな。

演出=塚原あゆ子

  • << 278 【2021秋ドラマ】 「最愛」3話まで終了。 人を殺した記憶を取り戻し、無かった事には出来ないという置き手紙を残して居なくなった優。そのまま行方不明なのかと思っていたら、母親(梓=薬師丸)が捜し出していた。でも会いたくない、理由は姉が知っていると。そして加瀬から渡された絵葉書には『ごめん、優』の文字が。 これが梓と約束をした、無事を知らせる月1回の連絡手段なのだと言う。 この時の吉高由里子の、「私のせいだ」と泣き崩れる演技が、気持ちが入っていて引き込まれた。上手いなあ。 これってもしかして優が記憶を取り戻した事を直ぐに梓か加瀬に知られて、梓の意向で梨央と引き離して別の場所で生活させられて、今は情報屋として梨央にとっての危険分子の後藤に使われる振りをしながら、実は姉の様子を見守っているのではないか?全ては梓の深謀遠慮から始まった事なのでは? 渡辺昭に喫茶店で500万円が入っていたと思われる青い封筒を渡した若い男と、昭が殺された公園の周囲の防犯カメラに映っていた人物の一人が一致、警察はまだ知らないが、それはあの情報屋の青年だった。 宮崎があの短い映像から、何か昔の優の癖を見付けられないのかなと思ってしまった。 今は信頼する加瀬にだけは素の自分を見せている感じの梨央。そして密かに男としてそれを嬉しく思っていそうな加瀬。加瀬は梨央に嘘はついていないの? 演出=山本剛義

No.265

【2021秋ドラマ】

「和田家の男たち」(EX・MMJ)脚本=大石静 出演=相葉雅紀、佐々木蔵之介、正門良規、石川恋、駒木根隆介、岡部たかし、宮澤美保、潤浩、中村久美、小池栄子、段田安則 他

大石静原案のオリジナル作品。《金曜ナイトドラマ・60分枠》(全話数不明)

この所の大石静にハズレ無し。気楽に観られて楽しくて面白かった。
和田秀平(佐々木)はテレビ局のニュース番組の上司で7歳上で子持ちのりえ(小池)と結婚したけど、取材中の事故で彼女は他界、秀平はりえの連れ子の優(潤浩/相葉)と暮らし、優は就職を機に独立。しかしコロナ禍で会社が倒産した優はデリバリーのアルバイトをしていたが、配達先の老人が目の前で倒れて救急車を手配して病院へ行き、家族が来るというので自転車を引き取りに配達先の家に戻ると、父があの老人を背負ってやって来た。よく覚えてもいなかった義理の祖父・寛(段田)の家で三人は予期せぬ再会、秀平の三人で暮らそうという提案を寛はあっさり、優は渋々受け入れ、和田家の男たち三人の暮らしが始まる。

祖父は元記者で東西新聞の社長迄務めた根っからの新聞人、父は今やニュース番組の総合プロデューサー、そして優はゼミの後輩の引きでネットニュース“バズとぴ”の契約記者(掲載されたら1本3500円、100万ビューをクリアしたらインセンティブとが付く)という、同じマスメディアでも
(続く)

No.266

>> 265 (続き)
カテゴリーの違いは大きく、ここのバチバチはこれからも有りそうだけど、寛の矜持とか指摘とかが大真面目な分、秀平と優の受け方次第で笑いに置き換える事が出来るので、初回みたいな感じで行ってくれるといいなと思う。

相葉くんはこういうトゲの無い役をやらせると本当に上手いなあ。積み上げて来たキャラに拠るところも勿論あるのだろうけど、陰影でアクセントを付けられない役って意外と難しいと思うんだよね。
家族への当たりは柔らかいけど、仕事では実は厳しく切れ者の秀平という設定もいいし、早速その洗礼を浴びてしまった記者素人の優。優がプロになって行くのかどうかも楽しみ。
予告だと草刈民代とか宮澤エマとかゲストも豪華なので、それも楽しみだ。

ラストに流れた主題歌、あっ竹内まりやだ!って思ったらクレジットはPeach&Apricotの「Watching Over You」になっていて、えっ違うの?で、昨日はリアタイ視聴だったからそのまま寝てしまったんだけど。
今日ググってみたらPeach&Apricotはヒットしなくて、逆にネットではあれは竹内まりやの声だ!が多数。デュエットのもう一人はユーミンでは?の声まで。もしそうなら凄い覆面歌手だね。
いつ公式に発表するのか、これも本当に楽しみ。

演出=深川栄洋

  • << 280 【2021秋ドラマ】 「和田家の男たち」2話まで終了。 結婚を切り出さないどころか、さっさと息子や孫と同居してしまい、それからプロポーズをした寛に呆れて「別れましょう」と去って行った恋人・亜蓮(草刈民代)。 話を聞いてくれる優が居たおかげで、気持ちの整理が出来たと言う寛。(←息子よりは距離の有る優の方が話し易いよね) 元カノの結婚式に出てほのか(宮澤エマ)と知り合った優。家族が居る時に家に遊びに行きたいとグイグイ来るタイプ。 ラフな格好の優と父の秀平に対して、きちんとスーツを着ている寛に吹き出してしまった。仕事を聞かれたほのかは、ライフプランナーだと言い名刺を寛と秀平に渡す。何だ、目的はそっちなのか(笑) 積極的なほのかには付いて行けず、でも父と祖父それぞれが自分に無断でほのかと会っていた事には嫉妬をして、爆発してしまう優。結局保険の勧誘だった訳だが、分かっていて会った理由は結構素敵だった。彼女はステップアップしようと泥臭く頑張っているから、自分は入らないけど人を紹介したと秀平。上の世代は下の世代を育てるのが使命だからなと寛。 和田家の男なら彼女に直接話せ、当たって砕けろと煽られた(←ドラムだけの劇伴が秀逸)優は、ほのかに会いに行き玉砕するがスッキリはした様だ。 次回は母・りえの過去が分かるのかな?何が有ったんだろう。 演出=深川栄洋

No.267

>> 235 【2021秋ドラマ】 「正義の天秤」3話まで終了。 久美子が襲われた後に、鷹野が「お前が雨宮久美子を殺そうとしたんだろう」と取り… 【2021秋ドラマ】

「正義の天秤」全5話終了。

ルーム1が引き受けた少女誘拐殺人犯の南野一翔(千葉雄大)は鷹野に、万引きで補導された事が二度ありそれが今回不利にならないかを尋ねた事から、彼が実父のDVから逃れる為に名字を変え、名前に実父と同じ文字が有るのを嫌悪して名前も変えていた事が分かる。元の姓名は木村英之、彼こそ安倍川事件の真犯人だった。

南野は当時、被害者の血を付けた100円玉を態と道端に落とし、偶々それを拾ってポケットに入れたのが被害者からの借金を踏み倒していた川又で、捜査の対象だった彼のズボンから被害者の血痕が出た事でこの事件の犯人とされ、既に死刑執行されていた。

本当は4人も殺し、久美子もあの状態にした男なのに、本件では少女一人の誘拐殺人なので無期懲役が妥当。
南野が木村だと知っている一ノ瀬検事は、鷹野に法廷で協力して死刑に持ち込もうと提案するが…。

一ノ瀬は当時の主任検事に100円玉の件をもっと精査する様に直訴したが受け付けて貰えず、この件を追う久美子にも危険だからと止めたがああいう事になってしまい、ずっと安倍川事件を引き摺っていた。

法廷で弁護士バッジを外している鷹野は、被害者の母親から貴方の大切な人を殺されたら赦せるのかと聞かれ、私なら被告人を絶対に赦せない、この被告人にもし更正の時が訪れるとしたら、それは自分に死刑が下される瞬間だと発言、
(続く)

No.268

>> 267 (続き)
しかしそれは一個人の思いで有ってとそこで踏みと止まり、弁護士バッジを着けた上で、被告人に1%でも更正の可能性が有るならば、私は一生を掛けて彼の心の治療を続けて行く事を約束します。どうか寛大な判決をと締め括る。(←この部分の亀梨の演技は気持ちが入っていて圧巻)

久美子の調査資料に有ったメモに書かれた、鷹野が何故弁護士に向いていると思うのかの文面が、鷹野の暴走したい気持ちにブレーキを掛けた。
弁護士としての正義と一個人としての私怨を晴らす正義、法治国家としての正義と遺族の正義、「正義の天秤」とはそういう事だったのね。

ドラマ全体としては、まず鷹野のキャラ設定が難有りで自分としては受け入れ難かった事、縦軸が太過ぎてバランスが悪かった事、その安倍川事件は冤罪で木村が怪しいと何故一ノ瀬には分かったのかが不明(私の見落とし?)等で、出来はイマイチだったかなと。

前にも書いたけど、縦軸をきちんと描きたいなら全5話では少な過ぎた。

脚本=田辺満①②③⑤、田中眞一④、井上季子③ 演出=片岡敬司①②、二宮崇③④⑤

No.269

>> 253 【2021秋ドラマ】 「二月の勝者-絶対合格の教室-」(NTV)脚本=成瀬活雄 出演=柳楽優弥、井上真央、加藤シゲアキ、池田鉄洋、瀧内… 【2021秋ドラマ】

「二月の勝者-絶対合格の教室-」2話まで終了。

開始30分過ぎから始まる、塾を辞めさせると言って来た保護者を説得する黒木の“セールストーク”が、相変わらず凄くて思わず納得してしまう(笑)
その前段階で、その生徒が“電車好き”と佐伯から聞いてピンと来てからの、各講師への指示出しの素早さと的確さ、本人の行動力も含めて、出来る奴はやっぱり違うなと思わせてくれる。

ただ、そこのお約束シーンに辿り着く迄の佐伯の躓き部分のテンポが悪くて、観ていて集中出来ないのよね。
黒木は佐伯に前半では「Rクラスはお客さん」「一生懸命にならなくていい」みたいな事しか言わないで(少なくとも視聴者にはそこしか見せないで)、解決してから「Rクラスには楽しく勉強させて下さいと言いましたよね」の後出しじゃんけんは狡いだろ。

で、ラス前に出て来たね、黒木の別の顔。
紗良の継父が塾には行かせないで、勉強は知り合いに見て貰っていたと言った時に、何となく黒木かなとは思ったんだけど、キャバクラの子になのか、場所借りしてるだけなのかは分からないけど、あそこでタダか格安で教えているんだろうね。それで今は黒木が来る迄の間、バイトで紗良が教えているって所かな。

桜花の優秀な子がルトワックに行くと言い出して、やっと加藤シゲアキの出ている意味が分かるのかしら。

演出=鈴木勇馬

  • << 281 【2021秋ドラマ】 「二月の勝者-絶対合格の教室-」3話まで終了。 前回、『黒木のお約束シーンに辿り着く迄のテンポが悪い』という様な事を書いたのだが、今回も佐伯の行動が、優秀な成績の花恋(田中絆菜=キャラ作りも演技も上手い)のルトワックへの流出危機のきっかけになってしまったけど、そこから講師のボーナスは生徒の合格実績次第、御三家はポイントが高い、だから優秀な生徒の転塾は阻止しないとという裏話が挟まれ、先輩講師とも解決策を話し合う等、話しに広がりが有った分ダレなくて良かった。 黒木のお約束シーンも、子供の性格や勉強への取り組み方を普段から観察していれば、その先にどうなるか迄ある程度は見通せる事、プラス保護者の子供への向き合い方も含めて予想し、絶妙のタイミングで心憎い迄の言葉を子供に掛けて翻意させるという、派手さは無いけどこれぞ教育のプロという感じの解決策で結構グッと来た。 花恋があんな感じで母親役が高岡早紀だから、娘に輪を掛けた様なモンペなのかと思っていたら、受験生の保護者としても母親としても人間としても理想的な人物だったので逆にびっくりしたけど、膝立ちから娘を抱き締めて二人で泣くシーンとか流石の上手さだったわ。 今回一番驚いたのは、桜花の社長(岸部一徳)が紗良の祖父(亡くなった母親の父)だった事。(←見落としじゃないよね?) (続く)

No.270

>> 255 【2021秋ドラマ】 「日本沈没-希望のひと-」2話まで終了。(2話は15分拡大) 前回、撮影中の潜水艇で急に具合の悪くなった安… 【2021秋ドラマ】

「日本沈没-希望のひと-」3話まで終了。

与党の裏総理の里城は田所を詐欺師呼ばわりして楽観視、経済優先を変えない為、天海は田所に言われて地理学の世界的権威のジェンキンスに田所説の真偽を問い、彼が田所説に同意した為、里城もやっと田所説を受け入れるが、今度はその情報を親しい財界人に教えた為に、彼らは一斉に都内の開発プロジェクトから手を引き、地方都市の不動産を買い漁り始める。

外国人の裏打ちに弱いとか、財界人に漏らすとか滅茶苦茶有りそうな話で、シリアスな話なのに笑ってしまった。

頑な迄に人命優先の天海と、経済と人命は両輪派の常盤、経済こそ最優先の里城、多数派の裏総理に首根っこを掴まれて身動きの取れない総理。

天海と常盤のバーでの会話を録音した椎名は、その事実に驚きながらも使命感で記事にするが、上から圧力が掛かりボツになる。
総理の会見もままならず、国民に一斉に事実を知らせる手立てが無い天海は、椎名に共闘を持ち掛け、潰された週刊誌ではなく系列の新聞記事として世に出してしまう。

今回迄は嵐の前の静けさ。
いよいよ事実を知った国民がどう動き出すのか、どういう描き方をするのか楽しみだ。

新しい男と福岡に移住すると言っても「その方がいい」と言う夫に違和感を持った様な天海の妻。あの記事を読んだら気付くんだろうね。

演出=土井裕泰

  • << 298 【2021秋ドラマ】 「日本沈没-希望のひと-」4話まで終了。 前回、『いよいよ事実を知った国民がどう動き出すのか、どういう描き方をするのか楽しみだ』と書いたのだが、関東が半年以内のいつ沈没するか分からない、確率は70%位という話なのに、国民が何を考えたのかはさっぱり分からず、パニックも起こさずに従順で、地方に脱出する為の政府が用意した無料バスに乗る為に集まって来た人々も、淡々としていてまるで悲壮感無し。渋滞した高速道路のニュース映像は出たけど、駅や空港はどうなっているのかの映像は無し。 それでもあっという間に危険度の高い地域の住民の避難は終わったらしく、ラスト、車も走らず人っ子一人いない道を歩いている天海と椎名は激しい揺れに見舞われ、振り向くと都心の高層ビル群が次々に崩れ落ち、歩いて来た道もどんどん地割れして来る。あの状態で平衡感覚を保てて走れるのも凄いけど…。 政治家と財界人の重鎮と天海、常盤と天海の駆け引きはそれなりに面白さは有るのだが、新聞がすっぱ抜き、総理が仕方なくオブラートに包んだ様な文言の会見をし、田所が事態はもっと深刻だと総理に進言してあると、リモート出演したテレビで念押ししたにも関わらず騒がない国民って、我々はそんなに感情を失くした民族なのか? 最大級の国難だというのに、必死さが全く伝わって来ないドラマになっちゃってる。 演出=土井裕泰

No.271

>> 256 【2021秋ドラマ】 「アバランチ」(カンテレ・トライストーンピクチャーズ)脚本=丸茂周 他 出演=綾野剛、福士蒼汰、千葉雄大、高… 【2021秋ドラマ】

「アバランチ」2話まで終了。

アバランチを結成した時に、山守から出された条件は「バレるな、殺すな、裏切るな」、だから生配信で悪行をバラして社会的に抹殺するのが限界な訳ね。(←でも何かあっと驚く方法とか、思わず笑っちゃう方法とか考えて欲しかったな。まだ期待はしているけど)

今回は牧原がアバランチに参加した私怨(姉が、ODA資金を横流ししたIMAA理事長(信太昌之)と黒田外務副大臣(嶋田久作)を告発しようとして、自殺に見せ掛けて殺された)が描かれた訳だが、山守もしくはその上のボス?は、どうやって牧原を見付けて口説いたのかな。姉の不審死のバックに大山に繋がる黒田が居るというのは、アバランチが調べてから分かった事みたいだし。しかし、5年で30億も流れていて彼女が調べる迄誰も分からなかった?って、そんな事って有るのかね。

今回、大山が調査を命じた内調のエース桐島(山中崇)が、理事長が監禁されていた場所は、3年前にテロが有った場所だと指摘し、我々への挑戦ですと言っていたので、これで山守と羽生の私怨が根底にある共通の敵は、大山と言っていいのかなと思う。

西城は超ビビりで弱っちく描かれているんだけど本当なのかな。何か裏が有りそうな気もするんだけど。

で、冒頭の3千万って皆貰ったの?辞退したの?

脚本=酒井雅秋 演出=三宅喜重

  • << 284 【2021秋ドラマ】 「アバランチ」3話まで終了。 またまた脚本家と演出家が総入れ替え。 でもリナの私怨が、親友(花音=吉谷彩子)を薬付けにして自殺に追い込んだ黄月蘭子(国生さゆり)に有り、自分一人では叶わなかった復讐を、今回のミッションを借りて遂げて行く過程が淡々と描かれて行き、最後に感情が限界突破して、花音の自殺に至る悪夢がフラッシュバックしながら、復讐相手の一人、議員の田渕(矢柴俊博)を死ぬ寸前迄殴り続けるという、リナの哀しみの深さに焦点を当ててじっくりと描いた今作は、前2話とは違ったテイストだったが、高橋メアリージュンの好演も有って強く感情を揺さぶられた。 じっくり描いたせいで、大山と繋がっている本丸の蘭子を潰す?話は次回に回ってしまったが。 あとびっくりしたのが内調のエース桐島が超優秀で、あっという間に大山を恨んでいそうな人物リストを作成し、その中にアバランチメンバーも確実にリストアップされていた事。あのテロ現場の件から、既に大山は山守にロックオンしているし、こんなに早く身バレしそうな展開にするとは思わなかった。 という事は、山守のバックに居る人物も含めた次の段階の戦いに移行して行く可能性も有りなのかな? ※1話の暴力団事務所への突撃で、ああいう所には必ず監視カメラが有るから、羽生達の顔はバレている筈なんだけどなあ。 脚本=武井彩、掛須夏美 演出=山口健人

No.272

>> 258 【2021秋ドラマ】 「恋です!~ヤンキー君と白杖ガール~ 」3話まで終了。 「身長差が有ると声が聞き取り難かったりする」成る程… 【2021秋ドラマ】

「恋です!~ヤンキー君と白杖ガール~ 」3話まで終了。

ユキコの視力がどの程度なのかを聞かれたイズミが、レジ袋で視界を塞ぎ、これで見える感覚と答えたのは分かりやすかった。聞いた黒川は、それならハチ子がキスをして来たのも分からなかった、誤解されずに済むと嬉しそうだったけど(笑)

今回はユキコがバイトをやりたいと言い出した話。最初に面接をした小規模スーパーの店長は、「貴女を雇う事のメリットが無いと難しい」と断り、次のユキコが良く行くBBバーガーには、店長のコネで採用された様に見えたが、実は明るく努力家のユキコが加わる事で新しい風を吹き込んでくれて、従業員の意識が変わればお互いにウインウインの関係になれる、そこ迄考えての採用だった。これはユキコの性格を良く分かっていたからこそ出来た事で、普通はスーパーの店長の様に、デメリットの方が大きいと判断すると思う。

あと全盲の青野くんの“色を覚えた”話も興味深かった。「見えてる人は色でいろいろな事を覚える。見えてる人に合わせないと生き辛いから覚えたんだ」と。頭で想像して覚える色の世界って、どんな感じなのだろう。薄紅色と真っ赤の違いって、どうやってインプットするのだろう。

登場人物の名前の一部に“色の漢字”を使っているのは、そういう意味も含まれていたのかなと思った。
(続く)

  • << 274 【訂正】 「恋です!~ヤンキー君と白杖ガール~ 」3話まで終了。 ↓ 4話まで終了に訂正

No.273

>> 272 (続き)
黒川の“ユキコファースト”振りは本当に可愛い。上手く行かなくて落ち込んでも、あんな風に1ミリも疑わずに“あなたなら出来る”と信じて励ましてくれる人が側に居たら、どんなに人生が楽しくなるだろう、どんなに前向きに生きられるだろう。

「ハチ子の事は大事、兄妹みたいに。ユキコさんへの好きとは違う」と黒川にはっきり言われて、「妹のまんまか…」と納得したかに見えたハチ子だけど、やっぱりそんなに簡単ではなかったみたいで。予告だとまたやらかしそうなんだけど。自分が惨めになるだけだと、ウイカ(橙野)がきっちり話してあげて欲しいよねえ。

そうなるかなとは思っていたけど、やっぱりイズミは獅子王に惚れてしまったか(笑)分かりやすい反応で可愛かった。
でも獅子王には好きな人が。誰だろう?

演出=狩山俊輔


No.274

>> 272 【2021秋ドラマ】 「恋です!~ヤンキー君と白杖ガール~ 」3話まで終了。 ユキコの視力がどの程度なのかを聞かれたイズミが、レ… 【訂正】

「恋です!~ヤンキー君と白杖ガール~ 」3話まで終了。

4話まで終了に訂正

  • << 287 【2021秋ドラマ】 「恋です!~ヤンキー君と白杖ガール~ 」5話まで終了。 何が驚いたって獅子王の“想い人”が黒川だった事!好きだからずっとちょっかいを出していたのか。ユキコとの仲をこじらせてしまった黒川に本気の忠告をしていた所を見ると、黒川を好きの意味は決して軽い物では無かったんだろうね。でもどうにもならないから、せめて黒川の幸せを応援したいといった所なのかな。 その黒川は子供の頃に母親から捨てられた過去が有り、例えユキコでも触れて欲しくない傷になっていた。好きな人が居なくなってしまう怖さを思い出してしまった黒川の涙の告白に、ユキコは「私は居なくなったりしない。独りぼっちになんかさせない」ときっぱり宣言。黒川は抱き締めて「好きです!」一件落着したけど、この二人にはまだまだ困難な事が起こりそうだな。 今回ユキコは、ハチ子とアルバイト先の紺野から、見えない事を武器にしているのではないかと責められ、双方分かり合えはしたのだが…。 まあハチ子の件は別として、ユキコの様な弱視の人が、障がい者に全く対応していない職場にいきなり加入したら、そして上司の方針が働きながら妥協点を見付けて行こうという物だったら、軋轢は生まれて当然だと思う。 ドラマの運びとしては良い落とし所で解決して、上手いなとは思ったけど。 演出=内田秀実

No.275

>> 261 【2021秋ドラマ】 「東京放置食堂」6話まで終了。 いやぁ、冒頭の“ひょっとして渚は日出子が産んだ娘だったの?”と思わせておい… 【2021秋ドラマ】

「東京放置食堂」7話まで終了。

無関心の方の毒親を持つ高校生の真琴(工藤遥)がフラッと島にやって来て、心配しながら見守る日出子と渚。

無関心、いいじゃん自由でと言う渚に対して、自由じゃないです、放置ですと反論する真琴。

くさやに戸惑う真琴に日出子は「くさいくさいめんどくさい、どっか行って欲しい。お母さんに言った事ある?もっと私を見てって」

二階に泊まった真琴に、小さい時に出て行った母親の話をする渚。今は恨んでない、自由になれたから、真琴も自由になってと言いながらも、ある日突然来た(そして多分ずっと待っていた)母親からの手紙に、子供の様に声を上げて泣く渚。
いつもクールに振る舞っている渚にちょいちょい見える影は、これが原因なのね。

次回は早くも最終話。渚は母親に会うのかな?日出子との交流でだいぶ成長は出来たのかなとは思うけど、母親に去られたトラウマは母親にしか解決出来ないと思うからね。

工藤遥って最初分からなかったけど(←ショートヘアじゃなかったから)、あのモー娘。に居た子だったのね。演技を観るのは初めてだったけど、表情も台詞回しも上手かったし、何より滑舌が良くて時々出るハスキーボイスも魅力がある。
まずは深夜帯で大きな役を掴む所からかな。

今回も台詞に大島の風景を短いカット割りで乗せて行く手法とか、演出が冴えていたな。

演出=アベラヒデノブ

  • << 288 【2021秋ドラマ】 「東京放置食堂」全8話終了。 安藤政信の贅沢な使い方にびっくり! 「出勤する筈が気付いたらここに来ていた」と言われれば、島のみんなはあれこれ理由を探して問い掛けるが、自称エリートサラリーマンの東はクールに全否定。 ならばとくさやを出しても、臭いとも言わずに「おいしいです」 「帰る為に旅をしているから」「帰る所が無ければそれは放浪でしょ?」「終わりが有るからいいんですよ、旅は」 黙って聞いていた渚がこの言葉に、駆け落ちをして島を離れ、男と別れたから自分に手紙を寄越したらしい母親を重ねたのかは分からないが、心は乱れたまま翌朝を迎え黙って居なくなってしまう。 港で渚を見付けた日出子。 「放っといて!」「放っとけないよ!」からの言い合い。でもそれで気持ちが落ち着いたのか、店に戻る渚。 その日は渚の誕生日。皆でお祝い。 与座よしあきの三線でまさかのワイルドワンズを合唱するとは(笑)「想い出の渚」←渚に引っ掛けたのか。 東はそのまま帰っちゃうし、渚の母親の事も、日出子が島に来た理由も、全部曖昧模糊のままで終わってしまった。 「昔の癖でつい白黒つけたがっちゃうのよ」という日出子の台詞が有ったけど、そういうのは一旦置いておこうよと言われている様な気もして来た終わり方だった。 ※この先、工藤綾乃が役者としてどう成長して行くのか楽しみだ。 演出=アベラヒデノブ

No.276

【2021秋ドラマ】/簡単投稿

「ドクターX〜外科医・大門未知子〜」2話まで終了。
早くもコロナ禍が終息?こんな事ならコロナ禍は取り入れずに、いつもの感じで始めた方が良かったのにね。
脚本=中園ミホ 演出=田村直己

「顔だけ先生」3話まで終了。
いきなりの10年後の同窓会。何でそっちに行っちゃうの?と思ったら、母親が病気で働けなくなり退学を決めた市川(櫻井海音)の為に企画された“未来の同窓会”だった。これはこれで皆の妄想が楽しかった(笑)
母親が亡くなり、亀高は助成金等での在学を勧めるが、あの時自分が働くと言ったら母親が喜んでくれたからと退学を貫く市川。今度は手先の器用な市川を見て、工場に推薦に行く亀高。こんな風に親身になってくれる先生っていいな。
初給料で今迄食べられなかったハンバーガーセットを嬉しそうに食べる市川。そこに現れて次々にナゲットをつまみ食いする同級生の仲間達。いい話だったな。
脚本=櫻井智也 演出=原桂之介

「ムショぼけ」4話まで終了。
リサは雑誌モデルから人気タレントになった有名人だったのか!知らなんだ(笑)
そのリサから電話が掛かって来て、横に居た同僚のしょうぞうは陣内を更に尊敬(笑)
リサは陣内がひっそり書いているブログを見付け「宗介って超文才あるじゃん!」
ムム…これって原作者よろしく、陣内も作家に転身するフラグ?
脚本=アベラヒデノブ 演出=澤口明宏

  • << 325 【2021秋ドラマ】 「ムショぼけ」7話まで終了。 平松(木下ほうか)が轢き逃げで逮捕され、面会に行く陣内。すっかり立場が逆転した二人だが、陣内は「俺が何とかしたる」と男気を見せ、HIROに電話をして金と弁護士の用意を言い付ける。 HIROから兄貴は反社だからリサと付き合ったりしたら迷惑が掛かると釘を刺された陣内は、会いに来たリサに「すまん、お前とはこれで最後や」 一向に気にせず「宗介」を連呼するリサは、ナツキが遊びに来ると聞いて、陣内の実家まで着いて来る。 カイトも来ていて、皆でオカンのカレーを食べて写真を撮って、陣内の部屋で“獄中日記”を見付け、「出版すれば?めっちゃ文才有るじゃん」と言うリサ。 駅前まで送って行くと、人目を気にせず陣内に抱き付くリサ。両腕を後ろにピンと伸ばしたまま戸惑う陣内。 何かずっと違和感が有って、リサ何か有ったのかなとは思っていたのだが。 夜の8時からリサの既読が付かず、心配していた陣内。 翌日「俺は信じられないニュースを目の当たりにした」のモノローグに被せて、“元人気女子校生モデルが死去”という誰かのツイート画面が映し出される。そこにリサの文字は無かったが、そのタイミングでHIROからの電話が入る。 これはそういう事なの?何かショック過ぎるんだけど。 脚本=アベラヒデノブ 演出=澤口明宏

No.277

>> 262 【2021秋ドラマ】 「SUPER RICH」2話まで終了。 今回、会議に出ている社員?について、衛から優に簡単に説明が有ったけ… 【2021秋ドラマ】

「SUPER RICH」3話まで終了。

何かジェットコースターが止まったら、途端に魅力が半減してしまったな。
あと3話で3人目の演出家という出入りの激しさだけど、今回の演出が一番つまらなかった。

衛は幼い時に事故で両親を失い家族には恵まれなかったけど、お金持ちの家で使用人が世話をしてくれて、生活には全く苦労せずに育ったから、ゆとりの有る人独特のおおらかさが有って、それが回りの人を惹き付けるんだろうね。

忠犬宮村が衛を好きなのはバレバレだったけど、今吉まで特別な感情を抱いていたとはね。
衛が真面目な顔で自分の気持ちを伝えて、直ぐに今のは大好きな漫画の台詞だとバラす無邪気な一面を見せるも、引っ掛かってしまった今吉はドキドキ、優なんか頬を両手で挟まれて言われたから、その気になってしまったのでは?

今のところ優に特別な才能は見当たらないから(←よく気が付いてフットワークが軽く、子犬系なので年上女性に受けがいいという位か)、地道にコツコツ衛を助けて行くのかね。何か普通。

一ノ瀬が逮捕されて、次回は忠犬宮村の秘密が明かされるらしい。
ジェットコースターに乗らないなら、人物像と仕事の中身をもう少し丁寧に描いて貰わないとなあ。

演出=相沢秀幸

  • << 291 【2021秋ドラマ】 「SUPER RICH」4話まで終了。 すったもんだの末に(という噂)主演が江口のりこに決まった時点で、宮村と優が衛を好きになる設定(←特に優が)はやめて、もうお仕事ドラマに全振りすれば良かったのになと思う。(←でもなあ、これまでも結構穴だらけだったし、今回もあのパワハラ男の設定や、クライアントの対応なんか見ていると、そっちも期待は出来そうにないのよねえ) まあ、どっちにしても登場人物の性格設定&描写に難有りなので、とにかく話を動かして見せて行くしか無いのかなと。 と思って観ていたら次回は1年後に飛び、優はアメリカから帰国して会社の戦力になるらしい。そうね、優が何かの才能を発揮して救世主になり、皆で成り上がってスカッとさせてくれないと観続けるモチベも意味も無くなってしまうよなあ。 ただ一点、一ノ瀬の、相手の懐に入り込み徹底的に甘え倒す図々しい迄のクズっぷりは、意外にも結構リアリティーが有って面白かったなと思う。 ※毎回演出家が変わり4話で早くも4人目って、ドタバタだった「推しの王子様」の4話で2人よりハイペースじゃん。そんなに撮影スケジュール押してたのか? 演出=阿部雅和

No.278

>> 264 【2021秋ドラマ】 「最愛」2話まで終了。 渡辺康介と梨央に何が有ったのかの真相はもう少し引っ張るかと思ったけど、無くなってい… 【2021秋ドラマ】

「最愛」3話まで終了。

人を殺した記憶を取り戻し、無かった事には出来ないという置き手紙を残して居なくなった優。そのまま行方不明なのかと思っていたら、母親(梓=薬師丸)が捜し出していた。でも会いたくない、理由は姉が知っていると。そして加瀬から渡された絵葉書には『ごめん、優』の文字が。
これが梓と約束をした、無事を知らせる月1回の連絡手段なのだと言う。
この時の吉高由里子の、「私のせいだ」と泣き崩れる演技が、気持ちが入っていて引き込まれた。上手いなあ。

これってもしかして優が記憶を取り戻した事を直ぐに梓か加瀬に知られて、梓の意向で梨央と引き離して別の場所で生活させられて、今は情報屋として梨央にとっての危険分子の後藤に使われる振りをしながら、実は姉の様子を見守っているのではないか?全ては梓の深謀遠慮から始まった事なのでは?

渡辺昭に喫茶店で500万円が入っていたと思われる青い封筒を渡した若い男と、昭が殺された公園の周囲の防犯カメラに映っていた人物の一人が一致、警察はまだ知らないが、それはあの情報屋の青年だった。

宮崎があの短い映像から、何か昔の優の癖を見付けられないのかなと思ってしまった。

今は信頼する加瀬にだけは素の自分を見せている感じの梨央。そして密かに男としてそれを嬉しく思っていそうな加瀬。加瀬は梨央に嘘はついていないの?

演出=山本剛義

  • << 292 【2021秋ドラマ】 「最愛」4話まで終了。 後藤の情報屋=警察が呼ぶ仮称“イヤホン男”=生田誠迄大輝が辿り着き、生田の住まいで鉢合わせ。逃げおおせた本人から大輝の個人用のスマホにTEL、最後に「大ちゃん」と呼び掛けた時点で生田=優は確定。 恐らく記憶が飛ぶ時に備えて撮っている映像の中の渡辺父を優が殺すファイルを、優のパソコンで見る様に大輝には伝え、梨央には直接同じ映像を送り、9年振りに会う姉弟。 全然引っ張らずに答え合わせをして行くスタイル。渡辺息子の件も父親の件も、トドメを刺したのは別の人物なのではという疑念も残りはするのだが、どちらかと言うと誰が殺したのかという事よりは、誰が何の為に何をしたのか、何をするのか、それは“愛する人の為だから”なのか…みたいな人間ドラマに寄せて行くのかなという気はする。 今回のハイライトは信号待ちの僅かな時間を使った、梨央と大輝の気持ちが通い合うけど、そこには厳然と二人を隔てる壁も有るという事を、赤から青への切り替えで表現したシーン。 あと印象に残ったのはウェルネスの定例会議で、ここぞとばかりに梨央を責める後藤と政信から必死に守る加瀬の奮闘。 梨央が社長に抜擢されてから、いつもこんな風に加瀬が守ってくれていたんだろうなって。 だから梨央は加瀬に素を見せるし、二人だけになると甘え口調なんだよね。 (続く)

No.279

>> 252 【2021秋ドラマ】 「群青領域」(NHKエンタープライズ・NHK・MMJ)脚本=長田育恵 他 出演=シム・ウンギョン、若葉竜也、… 【2021秋ドラマ】

「群青領域」2話まで終了。

釣り人の蓮に助けられ、彼の下宿先に連れて行かれたジュニ。
年老いた女将のたえ(樫山文枝)は何も聞かずに替えの服や食事等世話をしてくれる。「そろそろ…」と出て行こうとしても「無理すんな」と言って、自分の日常生活に付き合わせる。
ジュニは包丁さえ使った事が無く、流石のたえも呆れるが、これで何となく子供の頃から母親にピアノ漬けにされて、家事とかは指に悪いとか言われて一切やらずに育ったんだろうなとは思った。(←ピアニスト清塚信也の、超絶厳しかったという韓国人の母親の話を思い出してしまったよ)

そして蓮にも何か辛い過去が有る様で、でもジュニを海で助けて来たという事は、そろそろここを出て行けるだろう、そうしたら下宿屋は廃業すると話すたえ。

そのたえは癌を患っているが治療は拒否、子供も居ないし亡くなった夫の所に行きたいと思っている。駆け落ち婚の二人はその時から親戚とも疎遠で、もし亡くなった時の葬式は蓮が出す事になっている。それが下宿の家賃の代わりなのだと。
「私も蓮さんと同じ家賃を払いたいです」

訝しがりスマホでジュニの名前を検索してみる蓮。そこで一連の騒動と彼女が何者なのか、何故消えたくなったのかを初めて知る蓮。
まだ物語は殆ど動かない。次回からかな、動くのは。離脱するかは次を観てからだな。

演出=植田尚

No.280

>> 266 (続き) カテゴリーの違いは大きく、ここのバチバチはこれからも有りそうだけど、寛の矜持とか指摘とかが大真面目な分、秀平と優の受け方次第で笑… 【2021秋ドラマ】

「和田家の男たち」2話まで終了。

結婚を切り出さないどころか、さっさと息子や孫と同居してしまい、それからプロポーズをした寛に呆れて「別れましょう」と去って行った恋人・亜蓮(草刈民代)。
話を聞いてくれる優が居たおかげで、気持ちの整理が出来たと言う寛。(←息子よりは距離の有る優の方が話し易いよね)

元カノの結婚式に出てほのか(宮澤エマ)と知り合った優。家族が居る時に家に遊びに行きたいとグイグイ来るタイプ。
ラフな格好の優と父の秀平に対して、きちんとスーツを着ている寛に吹き出してしまった。仕事を聞かれたほのかは、ライフプランナーだと言い名刺を寛と秀平に渡す。何だ、目的はそっちなのか(笑)

積極的なほのかには付いて行けず、でも父と祖父それぞれが自分に無断でほのかと会っていた事には嫉妬をして、爆発してしまう優。結局保険の勧誘だった訳だが、分かっていて会った理由は結構素敵だった。彼女はステップアップしようと泥臭く頑張っているから、自分は入らないけど人を紹介したと秀平。上の世代は下の世代を育てるのが使命だからなと寛。
和田家の男なら彼女に直接話せ、当たって砕けろと煽られた(←ドラムだけの劇伴が秀逸)優は、ほのかに会いに行き玉砕するがスッキリはした様だ。

次回は母・りえの過去が分かるのかな?何が有ったんだろう。

演出=深川栄洋

  • << 294 【2021秋ドラマ】 「和田家の男たち」3話まで終了。 今回は母親りえの事故死の謎を優が知る迄が描かれ、前2話とは異なり、かなりシリアスな仕上がりになっていた。 清宮議員(高橋光臣)の入閣に伴い、政治家一族の清宮家のダーティーな部分を取材中に事故死したりえの、優には隠して来た部分が隠し切れなくなり、遂に秀平が優に自分の思いを伝えるという展開。 りえはかなり仕事の出来る人だった様で、清宮の父の不正を掴み、局からストップを掛けられたが怯まずに取材を続けていたが、ある日突然事故死した。 清宮に殺されたのだと思っていた秀平。 その後、門倉という秘書が“自分が和田りえを突き落とした”と書いた遺書を残して自殺した。だがその日、門倉は地方に居て東京に居たりえは殺せない。 でもそれを機に警察はこの事件から手を引いた。 優の安全を考えてずっと黙って来た秀平。だが俺はまだ諦めていないと言う。 この話を聞いてしまったら、優も多分調べ始めるよね。 でもこういう展開よりは、三世代の食卓でのワダカンを軸にした笑える会話と、それぞれの仕事やプライベートをミックスしたコメディータッチの話の方が良かったな。 ※主題歌の歌唱は竹内まりやと杏里だと公式HPで発表。ユーミンは声質がちょっと違うなとは思ったのだが、杏里なら納得。 共同脚本=荒井修子 演出=深川栄洋

No.281

>> 269 【2021秋ドラマ】 「二月の勝者-絶対合格の教室-」2話まで終了。 開始30分過ぎから始まる、塾を辞めさせると言って来た保護者… 【2021秋ドラマ】

「二月の勝者-絶対合格の教室-」3話まで終了。

前回、『黒木のお約束シーンに辿り着く迄のテンポが悪い』という様な事を書いたのだが、今回も佐伯の行動が、優秀な成績の花恋(田中絆菜=キャラ作りも演技も上手い)のルトワックへの流出危機のきっかけになってしまったけど、そこから講師のボーナスは生徒の合格実績次第、御三家はポイントが高い、だから優秀な生徒の転塾は阻止しないとという裏話が挟まれ、先輩講師とも解決策を話し合う等、話しに広がりが有った分ダレなくて良かった。

黒木のお約束シーンも、子供の性格や勉強への取り組み方を普段から観察していれば、その先にどうなるか迄ある程度は見通せる事、プラス保護者の子供への向き合い方も含めて予想し、絶妙のタイミングで心憎い迄の言葉を子供に掛けて翻意させるという、派手さは無いけどこれぞ教育のプロという感じの解決策で結構グッと来た。

花恋があんな感じで母親役が高岡早紀だから、娘に輪を掛けた様なモンペなのかと思っていたら、受験生の保護者としても母親としても人間としても理想的な人物だったので逆にびっくりしたけど、膝立ちから娘を抱き締めて二人で泣くシーンとか流石の上手さだったわ。

今回一番驚いたのは、桜花の社長(岸部一徳)が紗良の祖父(亡くなった母親の父)だった事。(←見落としじゃないよね?)
(続く)

No.282

>> 281 (続き)
そして黒木が勤務後に何処に行っているのか、そこに孫娘が通っている事も承知している事。(←差し入れ迄持たせている)

二人の通っている地下の場所は、やはり前回書いた予想通りの、私塾というよりは、気軽に質問出来るサポーター付きの自習室みたいな所で、都立高校受験迄310日とか張り出していたので中学3年が中心で、そこにキャバ嬢とか小学生とかも混ざっているという感じだった。

興味深いのは白柳が何故孫娘を桜花に入れずに、ここで勉強させていたのかだな。
あとはあの部屋の家賃は誰が負担しているのか。

でもまあ場所が場所だし、灰谷が結構しつこく黒木に探りを入れたりしているので、灰谷に目撃されたりすると厄介な事になりそうだな。

※冒頭の昔のカップヌードルのCMみたいな佐倉の夢落ちって、いつまで続ける気なのかなあ。

演出=国本雅広

  • << 296 【2021秋ドラマ】 「二月の勝者-絶対合格の教室-」4話まで終了。 そうだよね。塾も営利企業で一つの塾のパイは決まっている以上、収入を上げて行くには教室の数を増やすか、塾生一人当たりの売上を上げて行くしかない。 桜花ゼミナールの場合、特別講習や合宿等のオプション、外部模試を全部申し込むと、月謝と合わせて年間の支払い額は約132万とか…頭がクラクラしてしまう数字だ。 そして講師は民間企業の営業職よろしく、“任意と謳いながらもオプションへの申し込みはノルマ”と、上から尻を叩かれる。物を売る事と合格という価値を売る事は中々イコールとしては繋がらないけど、そこから給料やボーナスを得る以上はやっぱりそうなんだよね。 今回はそれを、Rクラスの塾生の父親がハマっている課金ゲームに重ねて話を進めるという大胆な構成で、意表も突かれたけど分かり易かったし、上手かったなと思う。 桜花の話は凄く良かったんだけど、黒木や佐倉に迄纏わり付く異様な灰谷の動機が分からない言動が浮いていて、「プロミス・シンデレラ」の菊乃並みに苛々するし、こんなに灰谷がドラマの中で幅を利かせるなんて、今のところデメリットでしか無いのだが。 あの自習室みたいな塾のスポンサーはやっぱり白柳だった。これって娘を勘当(あくまでも想像)した手前堂々と援助は出来ないけど、孫の為にと捻り出したアイディアとかなのか? 演出=久保田充

No.283

【2021秋ドラマ】/簡単投稿

「どうせもう逃げられない」7話まで終了。
翼が突然やって来て直ぐ帰った事も、なほが突然謎の高熱を出した事も、時間稼ぎの意味不明。あと深澤は事務所のソファーに座っているのが仕事なの?(笑)
河原さんは脚本は書かない方がいいよ。
脚本、演出=河原瑶

「らせんの迷宮-遺伝子捜査-」3話まで終了。
いくら何でもDNAからあんなに再現率の高い顔は弾き出せないだろう(笑)
自己血液を溜めといて殺された様に偽装するのも見た事あるし。
そもそもあんな完璧なDV証拠映像が有るなら、あんな偽装をしなくても色々やり様は有っただろうに。
※さくら荘ってコタローのアパートだよね。
脚本=酒井雅秋 演出=岩本仁志

「スナック キズツキ」4話まで終了。
~瀧井くん~
「ノルウェイの森」の一説から話を膨らませて作ったオマージュ的展開。でも瀧井があの育ちで自分本位(と言うか空気が読めない?)になった理由はよく分からなかった。白紙の本を渡して朗読させるというのは面白かった。
脚本=佐藤久美子 演出=湯浅弘章

「顔だけ先生」4話まで終了。
蟹江(三浦獠太)のモンペの設定も、遠藤が蟹江を誘ってGPSアートにチャレンジする意味も、面白さを全く感じなかった。ベースはもっと普通の設定がいい。
構成=水野宗則 脚本=保木本真也 演出=白川士

  • << 304 【2021秋ドラマ】/簡単投稿 「どうせもう逃げられない」全9話終了。 いやあもう後半は引き延ばしのグダグダで、結局何を描きたかったのか焦点がボケてしまって、退屈で仕方なかった。 原作のネタバレを読んだんだけど、これって本当は余(草川拓弥)もなほを好きになって告白し、なほはどっちに行くのかって部分が有るらしくて、恐らく30分×9話で短いからバッサリ切ったんだと思うけど、こんなダラダラさせるなら、原作通りにしてテンポ上げた方が良かったのにね。 脚本=鈴木裕那 演出=河原瑶 「ドクターX〜外科医・大門未知子〜」5話まで終了。 今回は超一流のフリーランス看護師・那須田灯(松下奈緒)が突然やって来て、自分のミスを大間に押し付けた興梠を大門と共に成敗し、風の様に去って行く話。 那須田の私服や佇まいが、ほぼほぼ「女王の教室」の阿久津真矢のパクり…おっとオマージュでワロタ。(←松下さん、雰囲気が有って上手かったわ) 設定が面白いし、興梠を徹底的に扱き下ろす感じから、これは中園ミホさんの脚本に戻ったなと思ったらやっぱりそうだった。 もっと那須田と大門のコンビを観たいなと思ったけど、両雄並び立たずになる可能性が高いので、これで良かったのかな。 ※前回は要潤を休ませ遠藤憲一はお役御免に。今回は西田敏行を休ませ、次回からは原守(鈴木浩介)が復帰。ギャラ調整が大変だ。 演出=田村直己

No.284

>> 271 【2021秋ドラマ】 「アバランチ」2話まで終了。 アバランチを結成した時に、山守から出された条件は「バレるな、殺すな、裏切るな… 【2021秋ドラマ】

「アバランチ」3話まで終了。

またまた脚本家と演出家が総入れ替え。
でもリナの私怨が、親友(花音=吉谷彩子)を薬付けにして自殺に追い込んだ黄月蘭子(国生さゆり)に有り、自分一人では叶わなかった復讐を、今回のミッションを借りて遂げて行く過程が淡々と描かれて行き、最後に感情が限界突破して、花音の自殺に至る悪夢がフラッシュバックしながら、復讐相手の一人、議員の田渕(矢柴俊博)を死ぬ寸前迄殴り続けるという、リナの哀しみの深さに焦点を当ててじっくりと描いた今作は、前2話とは違ったテイストだったが、高橋メアリージュンの好演も有って強く感情を揺さぶられた。
じっくり描いたせいで、大山と繋がっている本丸の蘭子を潰す?話は次回に回ってしまったが。

あとびっくりしたのが内調のエース桐島が超優秀で、あっという間に大山を恨んでいそうな人物リストを作成し、その中にアバランチメンバーも確実にリストアップされていた事。あのテロ現場の件から、既に大山は山守にロックオンしているし、こんなに早く身バレしそうな展開にするとは思わなかった。
という事は、山守のバックに居る人物も含めた次の段階の戦いに移行して行く可能性も有りなのかな?

※1話の暴力団事務所への突撃で、ああいう所には必ず監視カメラが有るから、羽生達の顔はバレている筈なんだけどなあ。

脚本=武井彩、掛須夏美 演出=山口健人

  • << 299 【2021秋ドラマ】 「アバランチ」4話まで終了。 大山にあっさり切られた蘭子は薬を飲んで自殺。週跨ぎだったからリナの復讐迄見せるのかと思っていたので、あっさり退場でちょっとびっくり。 今回、山守が作っていた報告書から、大山の野望はJCIAを作って権力を持つ事だと分かった。それを阻止する為に、大山の周囲の資金源を断つべくアバランチは結成されたのかなと思う。 そして山守のバックにいるのは、大道寺(品川徹)という謎の老人。 大枠の構図は見えて来たのだが…。 そこでやっぱり気になるのは、良く言えば身バレを恐れない彼らの大胆な行動、態となのか迂闊なのかで先の展開も違って来るから。でも大山も入って来られる部署の部屋で、山守が大山に関する報告書を作成してる辺り迂闊なのかなと思ったり。 あとは超優秀な桐島の立ち位置ね。普通にアバランチの仲間というのは考え難いので、このまま大山の下僕の振りをして最後に追い落とす役回りなのか、もっと言えば別ルートで大道寺と繋がっている可能性は? 悠源館で顔を晒し、大山の会食先にも従業員を装って潜り込み、態々大山に顔を見せてニヤッとしたリナの素性が桐島の調査でバレてしまった。 山守も知らなかったが、アバランチは大道寺の捨て駒だった的な展開も無きにしも非ずなのかな。 脚本=丸茂周、藤井道人 演出=三宅喜重

No.285

>> 259 【2021秋ドラマ】 「古見さんは、コミュ症です。」7話まで終了。 文化祭用のメイド服の裁縫で、指を針で刺してしまい戸惑う古見さ… 【2021秋ドラマ】

「古見さんは、コミュ症です。」全8話終了。

只野くんの事は好きだけど、二人とずっと友達でいたいから諦める事にしたと言う万場木さんの気持ちが理解出来ない古見さん。二人とも只野くんが好きって事でいいのにと考える、つい最近まで“人を好きになる”というのがどういう気持ちなのか分からなかった古見さん。その考えに戸惑う万場木さん。
でも古見さんがあんな風に自分の気持ちを話せる様になれたのは、只野くんと万場木さんが常に側に寄り添ってフォローをしてくれたおかげ。
そこから広がって行った、ちょっと人付き合いが苦手な人達の友達の輪。

成瀬くんだけは最後迄友達は要らない、でも時に寄り添ってくれたりする掛け替えのない知り合いなら要るかなって、定義のすり替えで只野くんを苦笑させていたけど(笑)

古見さんが傷付かない様に手を回して特別扱いするより、やってみて嫌な思いをして傷付いたら、その時に助けてあげるのが友達でしょ?とクラスで力説した只野くん自身も、カラオケの時に長名や万場木さんから指摘された事を経てのこの成長。
こういう言い合える関係って難しいからこそ尊い。
全てが上手くハマった快作だった。

古見さん手作りのチョコを貰い「友チョコ」だと勘違いしながらも嬉しそうな只野くんに、本命なのに何で気付かないのかとちょっと拗ねて走り去る古見さんが可愛かったな。

演出=瑠東東一郎

No.286

【2021秋ドラマ】/簡単投稿

「言霊荘」4話まで終了。
真っ先に三吉彩花が退場してしまい、観るモチベが下がってしまったのだが、4話は森田望智と斉藤由貴が本領発揮で見応えがあった。開かずの扉になっている管理人室の中が知りたい。
演出=日暮謙

「ラジエーションハウスⅡ」5話まで終了。
院長がラジハの人件費を一人分削れって、そもそもあんなに必要ないのに(←やたらに1台のディスプレイに群がって見詰めてる(笑))雇い直したのはあんたでしょうが(笑)でも高嶋政宏が出過ぎず、副院長の鏑木が何かとラジハの味方をする今の設定は良き。
演出=水戸祐介

「じゃない方の彼女」4話まで終了。
未だに怜子(山下美月)の狙いが読めない(小谷への気持ちを疑ってしまう)のは、相手の見た目が濱田岳(失礼💦)なのと、怜子の育ちが伏せられているから。
興味を繋ぐという意味では、その部分の設定は上手いのかなと。
ただ話の進みが遅いので若干ダレ気味では有るのだが、今回、偶然だとは思うが、怜子が小谷の妻(小西真奈美)と娘に遭遇、手助けをした事で妻には100均のエコバッグ、娘には「いい匂い」という“証拠”を残して行ったので、これが後々…みたいな餌撒きになるのかなと。
まだ“怜子が心理学専攻という事で、小谷は何かの研究のデータ集めの対象にされてる”線は捨ててないんだけど(笑)
脚本=青塚美穂 演出=根本和政

  • << 301 【2021秋ドラマ】 「じゃない方の彼女」5話まで終了。 5話を観て“怜子のデータ集め説”は取り下げる事にする(笑) 今回はずっと知りたかった小谷と麗の馴れ初めが、麗が娘を連れて実家に泊まりがてら同窓会に行くという事で、一人自宅に残された小谷が昔の事を回想するという形で明らかにされた。 小谷は学生、麗は院生で食堂での顔見知りだった。麗が高校から付き合っていた恋人にある日突然一方的に振られ、小谷はその事は知らなかったが、一人で寂しそうにしてる麗に声を掛けた事から、二人の個人的な交流が始まり、麗から「付き合おうか」と言われた小谷は「ずっと好きでした」と応じたのだが、麗は好きだとは言わず「ありがとう」と言った。 麗が好きだったのはあの彼の方だ。そう僕は“じゃない方の男”だったんだ。 でも今は幸せだ。 「先生が初めて。自分からいいなって思ったのは」怜子の告白が始まる。 今まで何人もから好きと言われたけど、自分はどうしても好きとは言えなかった。嘘になるから。だから「ありがとう」とだけ答えていた。 「先生、好き、好きです」 「ありがとう」 「その答えはイヤ」 心は少しばかり揺れたけど、小谷の中では怜子は“じゃない方の彼女”なのね。 でもあれだけロックオンされて、小谷はいつまで平常心を保てるのかな。 脚本=服部隆、青塚美穂 演出=根本和政

No.287

>> 274 【訂正】 「恋です!~ヤンキー君と白杖ガール~ 」3話まで終了。 ↓ 4話まで終了に訂正 【2021秋ドラマ】

「恋です!~ヤンキー君と白杖ガール~ 」5話まで終了。

何が驚いたって獅子王の“想い人”が黒川だった事!好きだからずっとちょっかいを出していたのか。ユキコとの仲をこじらせてしまった黒川に本気の忠告をしていた所を見ると、黒川を好きの意味は決して軽い物では無かったんだろうね。でもどうにもならないから、せめて黒川の幸せを応援したいといった所なのかな。

その黒川は子供の頃に母親から捨てられた過去が有り、例えユキコでも触れて欲しくない傷になっていた。好きな人が居なくなってしまう怖さを思い出してしまった黒川の涙の告白に、ユキコは「私は居なくなったりしない。独りぼっちになんかさせない」ときっぱり宣言。黒川は抱き締めて「好きです!」一件落着したけど、この二人にはまだまだ困難な事が起こりそうだな。

今回ユキコは、ハチ子とアルバイト先の紺野から、見えない事を武器にしているのではないかと責められ、双方分かり合えはしたのだが…。
まあハチ子の件は別として、ユキコの様な弱視の人が、障がい者に全く対応していない職場にいきなり加入したら、そして上司の方針が働きながら妥協点を見付けて行こうという物だったら、軋轢は生まれて当然だと思う。
ドラマの運びとしては良い落とし所で解決して、上手いなとは思ったけど。

演出=内田秀実

  • << 302 【2021秋ドラマ】 「恋です!~ヤンキー君と白杖ガール~ 」6話まで終了。 今回は目が見える人と見えない人の間に横たわる微妙な意識のズレという、ある意味センシティブな問題を真正面から取り上げていた。 その事に関しては一番フラットな筈の黒川にさえ、見える人と見えない人は違うのと突っ掛かって行く空にかなりの違和感が有ったのだが。 問題は黒川ではなくて、空が付き合っていたけど別れた“見える人”の拓己との間に有ったのだという事が分かり…という流れだった。 デートをしていても空の代わりに何でも先に「すみません」と周囲の人に言ってしまう拓己。その度に見えない事=すみませんと言われている様な気がして傷付いていた空。 空の為に気を使い一生懸命頑張っていたのに、何で振られないといけないのかと拓己。それが不満でとんでもない仕返しをした位だから、元々たいした男では無いんだろうけど。まあそれは別として、彼は端から意識が対等では無かったんだよね。だから空の為に“やってあげてる感”が端々に出てしまい、余計に傷付けていたのだと思う。 空が休憩のベンチを譲って貰っているのを遠くから見た黒川は、急いで走って来て譲ってくれた人に「あざーっす!」と礼を言った。これだよね。拓己は「ありがとうございます」と言うべきだった。 黒川は色々な気付きを私達に与えてくれるね。 演出=今和紀

No.288

>> 275 【2021秋ドラマ】 「東京放置食堂」7話まで終了。 無関心の方の毒親を持つ高校生の真琴(工藤遥)がフラッと島にやって来て、心配… 【2021秋ドラマ】

「東京放置食堂」全8話終了。

安藤政信の贅沢な使い方にびっくり!
「出勤する筈が気付いたらここに来ていた」と言われれば、島のみんなはあれこれ理由を探して問い掛けるが、自称エリートサラリーマンの東はクールに全否定。
ならばとくさやを出しても、臭いとも言わずに「おいしいです」
「帰る為に旅をしているから」「帰る所が無ければそれは放浪でしょ?」「終わりが有るからいいんですよ、旅は」

黙って聞いていた渚がこの言葉に、駆け落ちをして島を離れ、男と別れたから自分に手紙を寄越したらしい母親を重ねたのかは分からないが、心は乱れたまま翌朝を迎え黙って居なくなってしまう。
港で渚を見付けた日出子。
「放っといて!」「放っとけないよ!」からの言い合い。でもそれで気持ちが落ち着いたのか、店に戻る渚。

その日は渚の誕生日。皆でお祝い。
与座よしあきの三線でまさかのワイルドワンズを合唱するとは(笑)「想い出の渚」←渚に引っ掛けたのか。

東はそのまま帰っちゃうし、渚の母親の事も、日出子が島に来た理由も、全部曖昧模糊のままで終わってしまった。
「昔の癖でつい白黒つけたがっちゃうのよ」という日出子の台詞が有ったけど、そういうのは一旦置いておこうよと言われている様な気もして来た終わり方だった。

※この先、工藤綾乃が役者としてどう成長して行くのか楽しみだ。

演出=アベラヒデノブ

No.289

「2021秋ドラマ途中経過」

◎ハマっているドラマは
*最愛
*恋です!
*古見さんは、コミュ症です。(終了)

〇面白い(又は良い)ドラマは
*二月の勝者
*日本沈没
*スナックキズツキ
*ムショぼけ
*和田家の男たち
*アバランチ

□普通(まあまあの出来)のドラマは
*SUPER RICH
*東京放置食堂(終了)
*正義の天秤(終了)
*Doctor-X⑦
*ラジエーションハウスⅡ
*らせんの迷宮↘️
*顔だけ先生↘️
*サムライカアサン

●微妙なドラマは
*じゃない方の彼女
*群青領域
*言霊荘↗️
*どうせもう逃げられない↘️
*それでも愛を誓いますか?↘️

▼視聴離脱したドラマは
⚫トーキヨー製麺所←3話迄で離脱。営業中の店内であの動きは有り得ないという話が多くて、自分には向かなかった。
⚫婚姻届に判を捺しただけですが←初回のみで離脱。レビューに書いた通りで、視聴意欲が湧かなかった。失礼だとは思うが2話以降視聴率が上がったのは、清野さんの体型変化に興味が有るからなのではと勘繰りたくなる。

※地上波の新作のみ。3話以下及び2クールドラマを除く。(関東地区基準)

※↗️は当初より面白くなったorもっと面白くなりそう
※↘️は当初よりつまらなくなって来たorつまらなくなった

  • << 326 「2021秋ドラマ途中経過」② ◎ハマっているドラマは *最愛 *恋です! *古見さんは、コミュ症です。(終了) 〇面白い(又は良い)ドラマは *二月の勝者 *スナックキズツキ *ムショぼけ *和田家の男たち↘️ *アバランチ↗️ □普通(まあまあの出来)のドラマは *日本沈没(ランクダウン) *東京放置食堂(終了) *正義の天秤(終了) *Doctor-X⑦ *ラジエーションハウスⅡ *らせんの迷宮↘️ *顔だけ先生↘️ *サムライカアサン↗️ *JKからやり直すシルバープラン ●微妙なドラマは *SUPER RICH(ランクダウン) *じゃない方の彼女 *群青領域 *言霊荘↗️ *どうせもう逃げられない↘️(終了) ▼視聴離脱したドラマは ⚫トーキヨー製麺所←まとめの①参照 ⚫婚姻届に判を捺しただけですが←まとめの①参照 ●それでも愛を誓いますか?←7話迄で離脱。もう話が遅々として進まず、話も暗くて苛々するし、この後3回も放送時間が後ろにずれるらしいので、もう観る気も失せた。 ※地上波の新作のみ。3話以下及び2クールドラマを除く。(関東地区基準) ※↗️は当初より面白くなったorもっと面白くなりそう ※↘️は当初よりつまらなくなって来たorつまらなくなった

No.290

「2021視聴済み秋ドラマ初回視聴率」(%)

「Doctor-X⑦」19.0
「日本沈没」15.8
「ラジエーションハウスⅡ」11.2
「アバランチ」10.3
「ハンオシ」9.4
「二月の勝者」9.2
「最愛」8.9
「恋です!」8.8
「SUPER RICH」7.8
「らせんの迷宮」7.2
「和田家の男たち」6.3
「正義の天秤」5.9
「言霊荘」4.1

※視聴率不明の番組は省略

※30分枠以上で4回以上、1クール以内の作品が対象

※視聴率は関東地区のリアルタイム世帯視聴率

No.291

>> 277 【2021秋ドラマ】 「SUPER RICH」3話まで終了。 何かジェットコースターが止まったら、途端に魅力が半減してしまったな… 【2021秋ドラマ】

「SUPER RICH」4話まで終了。

すったもんだの末に(という噂)主演が江口のりこに決まった時点で、宮村と優が衛を好きになる設定(←特に優が)はやめて、もうお仕事ドラマに全振りすれば良かったのになと思う。(←でもなあ、これまでも結構穴だらけだったし、今回もあのパワハラ男の設定や、クライアントの対応なんか見ていると、そっちも期待は出来そうにないのよねえ)
まあ、どっちにしても登場人物の性格設定&描写に難有りなので、とにかく話を動かして見せて行くしか無いのかなと。

と思って観ていたら次回は1年後に飛び、優はアメリカから帰国して会社の戦力になるらしい。そうね、優が何かの才能を発揮して救世主になり、皆で成り上がってスカッとさせてくれないと観続けるモチベも意味も無くなってしまうよなあ。

ただ一点、一ノ瀬の、相手の懐に入り込み徹底的に甘え倒す図々しい迄のクズっぷりは、意外にも結構リアリティーが有って面白かったなと思う。

※毎回演出家が変わり4話で早くも4人目って、ドタバタだった「推しの王子様」の4話で2人よりハイペースじゃん。そんなに撮影スケジュール押してたのか?

演出=阿部雅和

  • << 303 【2021秋ドラマ】 「SUPER RICH」5話まで終了。 時間が1年後に飛んだだけで、優は子犬系男子というよりは只のヘタレで全然救世主になってないし、相変わらず仕事の描き方は雑で、今のTSBの基本の稼ぎは何なのかもよく分からない始末。 そう言えばあの飲料会社の件は宮村の企画が通った筈だけど、その売上げはどうなってるのか? 優を(アメリカではなくて)アジアに留学に行かせたのだって、そこで知り合った社長の息子と仕事で繋ぐ前提が有っての話だから、優自身の成長なんてどっかに行っちゃってるし。 で、宮村と優の衛を巡る恋の鞘当てなんて、見たくも無い物をちょいちょい見せられる憂鬱。 あと特に必要とも思えない、時間をちょっと戻す演出も邪魔なだけで逆効果。 優の親も、優が子供の時からあんなに長期間稼げない工場なら、さっさと畳むなり自己破産するなりして、次の道に進む事を考えるべきだったんじゃないの? 優しさと優柔不断は別物だよ。 もうとにかく話があっちにこっちにとっ散らかって、中途半端でジメジメしていて、今回はまるで良い所無し。 てか、これって面白くなるのかね? 脚本協力=杉原憲明 演出=三橋利行

No.292

>> 278 【2021秋ドラマ】 「最愛」3話まで終了。 人を殺した記憶を取り戻し、無かった事には出来ないという置き手紙を残して居なくなった… 【2021秋ドラマ】

「最愛」4話まで終了。

後藤の情報屋=警察が呼ぶ仮称“イヤホン男”=生田誠迄大輝が辿り着き、生田の住まいで鉢合わせ。逃げおおせた本人から大輝の個人用のスマホにTEL、最後に「大ちゃん」と呼び掛けた時点で生田=優は確定。
恐らく記憶が飛ぶ時に備えて撮っている映像の中の渡辺父を優が殺すファイルを、優のパソコンで見る様に大輝には伝え、梨央には直接同じ映像を送り、9年振りに会う姉弟。

全然引っ張らずに答え合わせをして行くスタイル。渡辺息子の件も父親の件も、トドメを刺したのは別の人物なのではという疑念も残りはするのだが、どちらかと言うと誰が殺したのかという事よりは、誰が何の為に何をしたのか、何をするのか、それは“愛する人の為だから”なのか…みたいな人間ドラマに寄せて行くのかなという気はする。

今回のハイライトは信号待ちの僅かな時間を使った、梨央と大輝の気持ちが通い合うけど、そこには厳然と二人を隔てる壁も有るという事を、赤から青への切り替えで表現したシーン。

あと印象に残ったのはウェルネスの定例会議で、ここぞとばかりに梨央を責める後藤と政信から必死に守る加瀬の奮闘。
梨央が社長に抜擢されてから、いつもこんな風に加瀬が守ってくれていたんだろうなって。
だから梨央は加瀬に素を見せるし、二人だけになると甘え口調なんだよね。
(続く)

No.293

>> 292 (続き)
でもあの弛緩し切った口調は、明らかに男を意識した物ではない。母親にも甘えられない梨央にとっては、心から信頼出来て甘えられるお兄ちゃん、家族の様な存在なのだと思う。加瀬の方は女として見ていて好きなんだと思うけど。

ミステリーとしてまず惹き付けるという手法は成功したと思う。
そんな中でもまず主要3人(梨央、大輝、加瀬)についてはしっかりと人物が描かれて来ているし、周囲の登場人物についても順を追ってポイントは押さえに来ているので、この先どう展開しても期待を裏切られる事は無いと思っている。

前回、優の事は梓の深謀遠慮と書いたのだが、その読みは4話を観て益々強くなった。

脚本=清水友佳子 演出=山本剛義

  • << 305 【2021秋ドラマ】 「最愛」5話まで終了。 一つも無駄の無いシーンと台詞の連続で成り立っている、これぞプロを感じさせてくれるこのドラマ。 前回ちょっと疑問に思った事も直ぐに答え合わせをしてくれて、ラストには次への興味を繋ぐシーンがちゃんと用意されている。本当に上手い。 優は記憶を取り戻したのではなくて、あの携帯を軽い気持ちで復元して自分が人を殺した事を知り、ショックで姿を消したのね。その優を山梨の寮付きの高校に入れて面倒を見ていたのは梓と加瀬なので、どこまでが梓の深謀遠慮なのかはまだ分からないんだけど。 記憶が無いんだから優はやってないと言う梨央に対し、記録は有るんだから自分が殺したんだと譲らない優。 父親が残した預金通帳・印鑑と、加瀬に頼んで持って来て貰った治験薬?(なのかどうか確信は無いが)を優に渡し「逃げて」と言う梨央。でもずっと苦しんで来た優はもう逃げたくないのね。 父親がパソコンに残した“私が康介を殺して遺棄した”と告白する動画を見た優は「刺したのは俺や!」 「言わんでいい!」「姉ちゃんの前で言わんでいいやさ!」と止める大輝。 三人の思いが交錯する優の身柄確保シーンに泣けた。 全てを見ていた桑田が山尾係長に報告するみたいなので、大輝は捜査から外されるのかな。 加瀬はどうやって梨央と優を助ける? 脚本=奥寺佐渡子 演出=塚原あゆ子 ※このコンビは凄い!

No.294

>> 280 【2021秋ドラマ】 「和田家の男たち」2話まで終了。 結婚を切り出さないどころか、さっさと息子や孫と同居してしまい、それからプ… 【2021秋ドラマ】

「和田家の男たち」3話まで終了。

今回は母親りえの事故死の謎を優が知る迄が描かれ、前2話とは異なり、かなりシリアスな仕上がりになっていた。

清宮議員(高橋光臣)の入閣に伴い、政治家一族の清宮家のダーティーな部分を取材中に事故死したりえの、優には隠して来た部分が隠し切れなくなり、遂に秀平が優に自分の思いを伝えるという展開。

りえはかなり仕事の出来る人だった様で、清宮の父の不正を掴み、局からストップを掛けられたが怯まずに取材を続けていたが、ある日突然事故死した。
清宮に殺されたのだと思っていた秀平。
その後、門倉という秘書が“自分が和田りえを突き落とした”と書いた遺書を残して自殺した。だがその日、門倉は地方に居て東京に居たりえは殺せない。
でもそれを機に警察はこの事件から手を引いた。

優の安全を考えてずっと黙って来た秀平。だが俺はまだ諦めていないと言う。
この話を聞いてしまったら、優も多分調べ始めるよね。
でもこういう展開よりは、三世代の食卓でのワダカンを軸にした笑える会話と、それぞれの仕事やプライベートをミックスしたコメディータッチの話の方が良かったな。

※主題歌の歌唱は竹内まりやと杏里だと公式HPで発表。ユーミンは声質がちょっと違うなとは思ったのだが、杏里なら納得。

共同脚本=荒井修子 演出=深川栄洋

  • << 306 【2021秋ドラマ】 「和田家の男たち」4話まで終了。 秀平の清宮大臣(高橋光臣)を見る目が殺気立っていて怖いんだけど…。あんな目で視線を外さずにじっと見られたら、絶対敵意は感じている筈だし、和田と名乗ってりえと同じテレビ局、同じニュース番組担当なんだから、清宮はもう理解はしているよね。 で、優と寛は外出すると誰かにつけられている感じがしてビビりまくるのだが、実はそれは寛との復縁を願う亜蓮(草刈民代)の仕業だった。 亜蓮は眼科医で一人で生きて行けるし、寛も特に結婚する必要は感じていなかったのに、突然プロポーズしたのはコロナで生活が孤立して不安になったからではないか。 「コロナでなくてもプロポーズして欲しかったんです。それであの時気持ちがよれてしまったんです」何て可愛い告白。 でもワダカンも昔の男、頑なにその場は復縁は拒否。 でも直ぐに優を使って亜蓮の職場の屋上に連れ出して貰って「今度は断らないでくれ。結婚しよう!」「結婚しまーす!」抱き付いてマスク越しのキス。(別居婚にするらしい) 余談だがこのドラマはコロナ禍設定が結構徹底していて、家から一歩出たら皆がほぼマスクをしている。ドラマとしてコロナを取り入れるなら、この程度のリアリティーは持って欲しい。 秀平の清宮追及は功を奏すのか否か。でも今回位の軽妙な笑える部分は欲しいよね。 脚本=大石静、荒井修子 演出=星野和成

No.295

【2021秋ドラマ】/簡単投稿

「群青領域」3話まで終了。
少し話が動いた今回。
人手が無くて困っていたスーパーで働くシングルマザーのつぐみ(徳永えり)が、求人ポスターを見ていたジュニを強引に店長の所に連れて行くという設定は面白かったけど、いくらセクハラ店長が仕切っている小さなスーパーとは言え、履歴書もない住所も覚えていない外国人をいきなり雇うのは有り得ないな。
店長のセクハラパワハラを受けても仕事では常に笑顔、食事とか完璧ではない事を子供に申し訳ないと思っているつぐみの人柄に触れて、つぐみの為に店長に怒りを爆発させるジュニという流れは良かったと思う。
でも若い客に素性がバレて、またバンバン撮られていた。これでメンバーと向き合う事になるのかな?
脚本=長田育恵 演出=塚本連平

「スナック キズツキ」5話まで終了。
~富田さん~
大卒後勤めた商社を30歳で退職し、転職したがそこも辞めて就活をするも中々決まらず早35歳。アルバイトをしているコンビニの客の瀧井が気になっているが、道で挨拶をしても気付かれず、モヤモヤしながらトウコの店に入った富田(徳永えり)の話。辞めなければ良かったのにとは思うけど、女の30は色々考えちゃう狭間なのかな。
今回は文章しりとりで吐き出させ、気持ちを軽くさせていた。次の面接の時は明るい感じだったな。受かるといいね。
脚本=佐藤久美子 演出=筧昌也

  • << 307 【2021秋ドラマ】/簡単投稿 「群青領域」4話まで終了。 「私はキム・ジュニです」がSNSで拡散されて居場所が無くなり、蓮が貸してくれたお金で東京に戻ったジュニ。事務所のスタジオにどうやって入った?指紋認証なのか? 4人でバンドを続けたいという皆の気持ちに流されて同意するジュニだが、いざ配信の復帰ライブが始まると、陽樹の責める言葉や、母親の「ジウが事故で」どうたらこうたらの言葉を思い出し、呼吸が乱れ指が動かなくなってしまう。(←ジウって誰?) メンタルやられて逃げ出したのに、マネージャーは考えが甘くない? うーん、どうしようかなあ、東京部分が全然面白くないんだよなあ。 脚本=長田育恵 演出=塚本連平 「スナック キズツキ」6話まで終了。 ~香保さん~ 今回は一人息子が京大に合格し、受験勉強の世話がやっと終わり一息付いた気分になっていたら、バッタリ会った昔の同級生から「お疲れ様」と言われて、自分の人生はもう上がりなのかと勝手に傷付いてしまい、トウコの店の前を通ったら呼び止められたと勘違いして、でも取り敢えず店に入った佐藤(塚地武雅)の妹の香保(西田尚美)の話。 青春時代の曲を自作の歌詞で歌って、振りを付けて踊ってるのには笑ってしまった。 看板が直ってると思ったけど、これって香保が安達さんから惣菜を買った日みたいだから、看板が壊れる前なのかな。 脚本=佐藤久美子 演出=筧昌也

No.296

>> 282 (続き) そして黒木が勤務後に何処に行っているのか、そこに孫娘が通っている事も承知している事。(←差し入れ迄持たせている) 二人の通… 【2021秋ドラマ】

「二月の勝者-絶対合格の教室-」4話まで終了。

そうだよね。塾も営利企業で一つの塾のパイは決まっている以上、収入を上げて行くには教室の数を増やすか、塾生一人当たりの売上を上げて行くしかない。
桜花ゼミナールの場合、特別講習や合宿等のオプション、外部模試を全部申し込むと、月謝と合わせて年間の支払い額は約132万とか…頭がクラクラしてしまう数字だ。
そして講師は民間企業の営業職よろしく、“任意と謳いながらもオプションへの申し込みはノルマ”と、上から尻を叩かれる。物を売る事と合格という価値を売る事は中々イコールとしては繋がらないけど、そこから給料やボーナスを得る以上はやっぱりそうなんだよね。

今回はそれを、Rクラスの塾生の父親がハマっている課金ゲームに重ねて話を進めるという大胆な構成で、意表も突かれたけど分かり易かったし、上手かったなと思う。

桜花の話は凄く良かったんだけど、黒木や佐倉に迄纏わり付く異様な灰谷の動機が分からない言動が浮いていて、「プロミス・シンデレラ」の菊乃並みに苛々するし、こんなに灰谷がドラマの中で幅を利かせるなんて、今のところデメリットでしか無いのだが。

あの自習室みたいな塾のスポンサーはやっぱり白柳だった。これって娘を勘当(あくまでも想像)した手前堂々と援助は出来ないけど、孫の為にと捻り出したアイディアとかなのか?

演出=久保田充

No.297

【2021秋ドラマ】/簡単投稿

「らせんの迷宮-遺伝子捜査-」4話まで終了。
松尾諭と紺野まひるが夫婦で、松尾諭の方が世界的ピアニストだと?(茶吹いた!)
娘が別の男にレイプされた時の子だと分かってからの妻の行動が異常過ぎて、話にならん。安田顕のくしゃみの演技がリアルで上手いんだけど、とうしても飛沫!汚い!って思ってしまう。
脚本=福田哲平 演出=西村了

「言霊荘」5話まで終了。
第一章終了なんだとか。そんなの知らんわ。
いやあ、回りの若手女優陣の演技力がイマイチなのも有るけど、森田望智と斉藤由貴の芝居は飛び抜けてるわ。
見たかった管理人室の中には呪縛霊が居て、最後はトシマが打ち勝った…んだよね?
脚本=橋本裕志 演出=落合正幸

「顔だけ先生」5話まで終了。
アンケートの下に書かれた“●にたい”の文字。ぬで終わる動詞は死ぬしかない、書いたのは誰?
今回、遠藤の意外な過去と悲惨な過去が明るみに。その経験からなのか、“何故死にたいのかも分からない”と言うその生徒・糸井に未来を見せる為に、遠藤は巨大鍋で作る本格的な芋煮会の10年後の開催を目指し、市川に鍋の設計図を依頼する。でも「お金が無いから50年後になるかも」と市川、笑う糸井。
亀高の正攻法のアプローチより、突飛だけど夢を見せた遠藤の方が糸井の心を掴んだという、中々含蓄のある話だった。
脚本=秋山竜平 演出=原桂之介

  • << 310 【2021秋ドラマ】/簡単投稿 「言霊荘」6話まで終了。 1号室に入居してあっさり死んだ雪乃(秋田汐梨)。1章と同じパターンで「おいおい、それ言うなよ、死んじゃうぞ!」という発言と行動を重ねて、ああやっぱりなという結果。警察官が彼女をフリーにしたから外に逃げ出して…のお粗末さには失笑。 次回は大家(佐野史郎)にコトハとレイシが会いに行き、呪縛霊のヒントになる人物の話が出るみたいなので、ここからが2章なのでは? 脚本=橋本裕志 演出=落合正幸 「顔だけ先生」6話まで終了。 今回は3年担当の加藤先生(野呂佳代)が未婚で妊娠、相手は誰だと校内は噂で持ちきりに。そして相手は2年の小林(若林時英)だと分かり、そこからは小林の親も巻き込んでの大騒動。 「お前は生きて来たんじゃない、生かされて来たの」「今まで生きる為に必死になった事もない人間が、どうして責任なんて言葉が口に出来るの?」小林の母親の言う言葉が一々ごもっともで頷くばかりだったけど、既成概念にとらわれない遠藤は、一見関係の無い方向から母親と小林に話を振って和解させ、加藤先生は自らの意思で退職するが、小林は全生徒の前で先生が自分の子供を妊娠しているのを確認し、「ヤッター!」と叫ぶ。自らに父親としての責任を課した瞬間だった。3話も良かったし、この脚本家は中々いいね。 脚本=櫻井智也 演出=白川士
  • << 330 【2021秋ドラマ】 「らせんの迷宮-遺伝子捜査-」全7話終了。 結局初回の傑作を書いた黒岩勉は初回だけの起用で、他は酒井雅秋が3本、福田哲平が3本を書いて終了した。 初回で私が何これ面白いなあと思った主人公・神保の特異な性格設定は、2話以降は忠実には引き継がれず、どんどん勘と足で捜査する普通の刑事とちょっとクセの有る民間人のバディ物語へと変化してしまい、同時に初回に感じた破天荒な面白さも失われて行った。 これから撮影って時に(もしくは少し撮っていたかも)初めての緊急事態宣言が出て、芸能界の撮影は全部がストップ。田中圭のスケジュールがキツキツだった為に、緊急事態が明けても撮影再開とはならず、その後の調整を経てやっと撮り終えたという特殊事情が有った為に、もしかしたら黒岩勉さんのスケジュールが取れなかったのかなとも思うが。 初回を観た時はワクワクしたので、久し振りにこの枠で楽しみなドラマが来たあって喜んだ分、反動でがっかり感も強くなってしまったのかも。 黒岩さんがリベンジしてくれるなら続編があってもいいけど、そうじゃないならもういいかな。 脚本=①黒岩勉、②④⑥福田哲平、③⑤⑦酒井雅秋 演出=①②③⑥⑦岩本仁志、④西村了、⑤松永洋一

No.298

>> 270 【2021秋ドラマ】 「日本沈没-希望のひと-」3話まで終了。 与党の裏総理の里城は田所を詐欺師呼ばわりして楽観視、経済優先を変… 【2021秋ドラマ】

「日本沈没-希望のひと-」4話まで終了。

前回、『いよいよ事実を知った国民がどう動き出すのか、どういう描き方をするのか楽しみだ』と書いたのだが、関東が半年以内のいつ沈没するか分からない、確率は70%位という話なのに、国民が何を考えたのかはさっぱり分からず、パニックも起こさずに従順で、地方に脱出する為の政府が用意した無料バスに乗る為に集まって来た人々も、淡々としていてまるで悲壮感無し。渋滞した高速道路のニュース映像は出たけど、駅や空港はどうなっているのかの映像は無し。

それでもあっという間に危険度の高い地域の住民の避難は終わったらしく、ラスト、車も走らず人っ子一人いない道を歩いている天海と椎名は激しい揺れに見舞われ、振り向くと都心の高層ビル群が次々に崩れ落ち、歩いて来た道もどんどん地割れして来る。あの状態で平衡感覚を保てて走れるのも凄いけど…。

政治家と財界人の重鎮と天海、常盤と天海の駆け引きはそれなりに面白さは有るのだが、新聞がすっぱ抜き、総理が仕方なくオブラートに包んだ様な文言の会見をし、田所が事態はもっと深刻だと総理に進言してあると、リモート出演したテレビで念押ししたにも関わらず騒がない国民って、我々はそんなに感情を失くした民族なのか?

最大級の国難だというのに、必死さが全く伝わって来ないドラマになっちゃってる。

演出=土井裕泰

  • << 311 【2021秋ドラマ】 「日本沈没-希望のひと-」5話まで終了。 首都圏の沿岸部の高層ビル群があれだけ崩れて海底に沈んで行っても、どの程度の死者、負傷者、被災者が居たのか、どの程度の被害総額が見込まれるのかというデータが一切出て来ないから、CGが只の雑なCGにしか見えなくて現実の悲惨さが全く伝わって来ない。 今回は、避難した天海の娘や椎名の母親が乗っていたバスの車列がトンネル崩落事故に巻き込まれ、天海と椎名は道路が寸断する中、物凄い執念で孤立した被災者の避難場所に迄辿り着き、それぞれの家族を捜し出して無事を喜び合う話がメインで描かれ、こちらは死者数や負傷者数等を具体的に出していたから、どの程度の規模の事故なのかをイメージしやすかった。 その中で天海自身も自分の無力さを肌で感じ、結局自分も皆と同じく机上の論理だけで動いていたのだと気付く。 強引な天海のお陰で失脚せずに済んだ総理は、天海を未来推進会議のメンバーに呼び戻す。 まあその流れはいいとして、田所博士の「第二波は来ない」の断定が超早く、政府が何のクロスチェックもせずにそれを鵜呑みにして(いる様に見えた)、そのまま国民に発表した雑さには驚いた。 で、次からは本当の日本沈没の話が始まるらしい。 雑さばかりが目立つ今の調子で、そんなスケールの大きい話をきちんと作れるのか、もう不安しか無いわ。 演出=平野俊一

No.299

>> 284 【2021秋ドラマ】 「アバランチ」3話まで終了。 またまた脚本家と演出家が総入れ替え。 でもリナの私怨が、親友(花音=吉谷彩… 【2021秋ドラマ】

「アバランチ」4話まで終了。

大山にあっさり切られた蘭子は薬を飲んで自殺。週跨ぎだったからリナの復讐迄見せるのかと思っていたので、あっさり退場でちょっとびっくり。

今回、山守が作っていた報告書から、大山の野望はJCIAを作って権力を持つ事だと分かった。それを阻止する為に、大山の周囲の資金源を断つべくアバランチは結成されたのかなと思う。
そして山守のバックにいるのは、大道寺(品川徹)という謎の老人。
大枠の構図は見えて来たのだが…。

そこでやっぱり気になるのは、良く言えば身バレを恐れない彼らの大胆な行動、態となのか迂闊なのかで先の展開も違って来るから。でも大山も入って来られる部署の部屋で、山守が大山に関する報告書を作成してる辺り迂闊なのかなと思ったり。

あとは超優秀な桐島の立ち位置ね。普通にアバランチの仲間というのは考え難いので、このまま大山の下僕の振りをして最後に追い落とす役回りなのか、もっと言えば別ルートで大道寺と繋がっている可能性は?

悠源館で顔を晒し、大山の会食先にも従業員を装って潜り込み、態々大山に顔を見せてニヤッとしたリナの素性が桐島の調査でバレてしまった。

山守も知らなかったが、アバランチは大道寺の捨て駒だった的な展開も無きにしも非ずなのかな。

脚本=丸茂周、藤井道人 演出=三宅喜重

  • << 313 【2021秋ドラマ】 「アバランチ」5話まで終了。 今回はアバランチ結成迄の経緯が描かれたエピソードゼロ。 自分の判断ミスで藤田(駿河太郎)ら公安の先輩5人を失い、テロの捜査もさせて貰えなくて失意のまま退職し、小さな町工場で感情もなくただ働きただ生きているだけの状態だった羽生に、再び正義を信じその為に戦ってみようと思わせてくれたのは、「あのテロは大山が仕組んだ偽装テロだった。間違った力を正す為にも一緒に戦って欲しい。お願い力を貸して」と頼みに来てくれた山守の言葉ではなくて、発注を切られるとお金が回らなくなるからと、弱味につけ込んだ相手社員の要求のままにリベートを渡している工場経営者の父親の弱腰が許せず、相手の男に「止めて欲しい」と文句を言いに行きボコボコにされながらも、“不正をベラベラ喋る相手の男”を動画に撮っていて、「あたしこれを世に出す。正義は勝つよね」と言い切った、娘のあかり(北香那)の真っ直ぐな思いと行動力だった。 この失意の羽生がただ漫然と生きていた所から、あかりのお陰で正義を信じてみようと思える様になる迄を、時間を掛けて丁寧に描いた事で、アバランチの目的と存在意義も、より明確に感じ取れる様になったと思う。 藤田に目を掛けて貰いやる気満々だった公安の時代、ミスを犯した自分一人が生き残ってしまった苦悩、何も出来ず無気力無感動の境地に陥り、 (続く)

No.300

【2021秋ドラマ】

「阿佐ヶ谷姉妹ののほほんふたり暮らし」(NHK名古屋)脚本=ふじきみつ彦 出演=木村多江、安藤玉恵、いしのようこ、中川大輔、楠見薫、山脇辰哉、中田喜子、宇崎竜童、研ナオコ 他

阿佐ヶ谷姉妹のエッセイ原作。《よるドラ・30分枠》(全7話予定)

まだピンクでもない阿佐ヶ谷姉妹の下積み時代から始まったこのドラマ。
私はお笑い(ネタ)番組は殆ど観ないのだが、バラエティーやトーク番組で二人を見掛けるので、それで阿佐ヶ谷姉妹を知っている程度なのだが、その浅い知識でもびっくりする位、“お姉さん”役の木村多江の口調が江里子さんに似ていたので、やっぱり役者って凄いなっていうのが一番の感想。物真似じゃないからずっと似ている訳ではなくて、雰囲気を掴んで演じている中で時々ハッとする位似ている、それで芝居としては十分なんだろうね。
前に同じ枠で放送された「きれいのくに」で、連佛美沙子が吉田羊の口調に寄せていて驚いた事が有るけど、それ以来の驚きと感動だったわ。

次に驚いたのは美穂さんの超マイペースで独特の性格。そういう感じには見えていなかったからびっくり。気を使うタイプだけどシャキシャキはしていない“お姉さん”だから、美穂さんと一緒に暮らせたのかもしれない、そんな感じがした。

ドラマの性質上レビューは書かないかもだけど、面白いから視聴は続けるつもり。

演出=津田温子

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