記憶か記録か…ドラマ日記 4
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連ドラの感想、まとめ等
シーズン毎に記録して行くスレです。
基本、連ドラ対象ですが、その他のドラマを取り上げる事もあるかもしれません。
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【2021春ドラマ】
「ネメシス」全10話終了。
初回は『人物の交通整理(捌き方)が成否の一つのポイントになりそう』と感じ、2話では『法律を無視したエンタメ性を楽しめばいいのか』と視点を変えようと思い、3話では『ポンコツ風真の必要性に疑問符が付いている』と呆れ始め、4話では『トリック専門の作家が付いているから面白いドラマになるのではないかと期待したのは今は昔(笑)』とさじを投げた。
レビューは書かなかったけど一応全話観た感想としては“大山鳴動して鼠一匹”、とんだトンチキドラマだった。
何故ポンコツ風真を表に出してアンナを“ささやき女将”にしたのか?の答えは2章で出た訳だが、そこで栗田が言っていたそもそもの話、ゲノムベイビーの凍結受精卵が盗まれ、始(仲村)が友人で探偵の栗田に調査を依頼したが、栗田は犯人は研究室内の人間以外考えられなかったが、色々調べたが分からなかったと皆に説明した。
この前提がトンチキだから、そこから後のドラマが全部嘘っぽくなってしまった。
20年前に栗田が始に細かく話を聞けば、あの研究室の中で誰が一番始の決定に反対していたのかなんて一目瞭然、だから栗田は大和だけを監視していれば良かっただけの話。何でこんな設定にしたの?
まっ、この放送枠にしては、続きはHuluや映画で✋にしなかった点だけは評価したい。
演出=入江悠
【2021春ドラマ】
「イチケイのカラス」全11話終了。(最終回は30分拡大)
ワイドなショーの大塚弁護士によると、入間みたいな裁判官は“居ない”そうだし、まあそうだろうなとは思っているが、全裁判官が入間の様に“裁判は常に平等”で“真実をねじ曲げない”“だから人は安心して暮らせる”のだという事を常に心に留めて裁判に臨んでくれる事を、一国民として私は望む。
このドラマのおかげで、裁判や裁判官(書記官)について色々な事を知る事が出来た。もちろんドラマ的に味付けをしている事も承知の上で。
それだけでもこのドラマをやる価値は有ったと思うし、その上でドラマとしても主人公の司法に対する真摯な考え方が全編に貫かれていて、それに周囲も徐々に呼応して、小悪も巨悪も同じ姿勢で裁く軍団が作られて行く過程は爽快だったし面白かった。
いつの世も、組織は正論を掲げる異端児を嫌う。忖度や融通が利かないから怖いのだ。
入間も再任を拒否されるが、ここで坂間や軍団が“やらかした貴方の息子が復帰出来るのに何で入間はクビなのか”と、実質的な任命権者の香田事務総長に詰め寄って、取り敢えず熊本支部に飛ばされただけで済ませたのはお手柄だった。
あれだけのレギュラーが居て、それぞれのキャラも立って、主役は主役然としていて、人の捌き方が見事な脚本だったと思う。
演出=星野和成
【2021春ドラマ】
「大豆田とわ子と三人の元夫」全10話終了。
3話以降レビューは書いていなかったが全話視聴した。
誰にも感情移入出来ない内に、追い打ちを掛ける様に登場した好感を持てない女3人…。
“速射砲慎森”の喋る量が減り、少し可愛さが出て来るのと反比例する様に、人の気持ちをザラザラさせる女3人(正確に言うと女2人。鹿太郎を翻弄する女優だけは、その心理が少し理解出来たので)
もういいかなと思い始めた第6話で状況は一変、多分誰も予想していなかったかごめの死。えっ何?誰か死んだの?何で死んだの?説明はせずに最大限余白を膨らませた脚本と演出に混乱させられ、そして1年後の第2章7話から登場した小鳥遊(オダギリジョー)の人物設定に打ちのめされ、強く惹かれた。
考えてみれば「カルテット」も前半は、4人の不協和音に慣れなくてそんなに惹かれていた訳では無かったのだが、5話の有栖が本性を見せ、6話の真紀と幹生のストーリーが、それぞれの視点で語られた辺りから急激に惹き付けられて、忘れられないドラマとなった。
なのでパターンは同じだったなというのが、今の感想。
プロデューサーのインタビュー記事を読んだのだが、一番意識したのは、1時間集中してドラマを観てくれる視聴者を対象に、様々な受け取り方が可能な余白を作る事だったとの事。まさしくその余白に、後半は見事に釣られた訳だ。
演出=中江和仁
【2021春ドラマ】
「着飾る恋には理由があって」9話まで終了。
葉山から「どうして来なかった?」と強目に言われても反論せずに「ありがとうございました」と礼を言う謙虚な駿にも驚いたが、真柴にも土下座と朝食用意、ここまでは駿らしいなと思ったが、スマホを持つと約束したしおらしさには笑ってしまった。交差点でのあの出来事が余程堪えたのだろう。
今回は真柴の個人インスタで紹介したお気に入りのバッグにデザイン盗作疑惑が持ち上がり、真柴にもステマ疑惑が掛けられ一気に叩きの対象にされてしまう。
広報課にも店舗にも居場所を無くしてしまった真柴は、同じ頃に持ち上がった、葉菜の父親の知り合いが駿に言う「北海道で店をやらないか?」という話に、「行きたいなあ一緒に」仕事はあっちで探すと言い出し、「逃げてない?」「今こんな感じで一緒に居てもダメになる」と駿に言われて更に傷付いてしまう。
駿は何で言葉が足りないんだろう。店のキッチンでのモノローグを、そのまま言葉にして真柴に伝えれば済む話なのに。
明日細貝社長から話が有ると言われた真柴が怖くなってすがったのは、当然ながら葉山。葉山だって今は充電期間中で大人だから痒い所に手が届くけど、忘れてはいけない、この人も仕事に夢中になって奥さんを放っておいて、離婚された過去が有る事を。
細貝社長の話はきっと前向きないい話だと思うよ。
演出=棚澤孝義
- << 24 【2021春ドラマ】 「着飾る恋には理由があって」全10話終了。 真柴が怖がっていた細貝社長の話って具体的に何だったんだろう。課長と二人で部屋から出て来て話していたのは、藤堂が来週会見をするって事だけで、何の為に真柴が呼ばれたのかは分からず仕舞い。これだと前回真柴を不安にさせて、葉山にすがる画を撮りたかったから、その理由付けに利用しただけみたいに感じられて消化不良だった。 逆に真柴が転籍を認められず、岩切ライトを預けられた身として2年も待てない(多分)と即退職を決めた辺りは、心情の説明は無くても想像で理解は出来た。 腕よりもまずは食材の質と鮮度が大事という結論に至った駿が、北海道行きの話に惹かれ、それよりもなお旬の食材を求めて全国を対象に、レストランの無い地域に自らキッチンカーで出向いて行くスタイルに惹かれて決めたという流れは、無理なく描かれていて納得出来た。 このドラマ、駿の方が実は精神的にお子ちゃまで、彼の成長記の様な側面も有った様に感じたのだが、真柴を揺れるけど一貫して芯のぶれない女性として描く事でバランスを取り、視聴意欲に繋げてくれたのは上手かったなと思う。 ラスト前に真柴に言わせたタイトル回収は特に必要性は感じなかったけど、“貴方があちこち行くなら、たまには娘と一緒に追い掛けるわよ”的な、5年後のラストシーンは二人らしくて凄く良かった。 演出=塚原あゆ子
【2021夏ドラマ】
取り敢えず初回は既に視聴した(●印)又は視聴予定のドラマ(月曜から曜日順)タイトル/主演
「ナイト・ドクター」波瑠
●「いいね!光源氏くん し~ずん2」千葉雄大
●「シェフは名探偵」西島秀俊
★「武士スタント逢坂くん!」濵田嵩裕
「彼女はキレイだった」中島健人、小芝風花
「プロミス・シンデレラ」二階堂ふみ
★「サレタガワのブルー」犬飼貴史、堀未央奈
「ハコヅメ~たたかう!交番女子~」戸田恵梨香、永野芽郁
★「ただ離婚していないだけ」北山宏光
●★「にぶんのいち夫婦間」比嘉愛未
★「夜のバッティングセンターで。」関水渚、仲村トオル
「IP~サイバー捜査班」佐々木蔵之介
「緊急取調室」天海祐希
「推しの王子様」比嘉愛未
「初情事まであと1時間」オムニバス作品
「#家族募集します」重岡大毅
「漂着者」斎藤工
●「ひきこもり先生」佐藤二朗
「ボイスⅡ 110緊急指令室」唐沢寿明
●「#コールドゲーム」羽田美智子
「女の戦争~バチュラー殺人事件~」古川雄大
「TOKYO MER~走る緊急救命室~」鈴木亮平
「ボクの殺意が恋をした」中川大志、荒木優子
★印は24時以降に放送開始の深夜ドラマ
(関東の番組表より)
(続く)
>> 5
(続き)
※1 今期は五輪の関係で前倒しスタートも多いので、5/31スタートの作品から夏ドラマとして扱う事にした。
※2 続編の内「光源氏くん」と「ボイス」はレビューを書かない予定。
また作品によってはレビューを毎回書かない場合も有り。
※3 「初情事まで…」については全12話の内8話迄しか地上波で放送しないので、シーズン枠外扱いとする。(関西ではMBS、関東ではTVKのみの放送)
※4 レギュラー放送枠の内、NHKの「ドラマ10」テレビ朝日の「土曜ナイトドラマ」と「オシドラサタデー」の夏ドラマが、今のところ未発表。
※5 発表済みで未記入のドラマ(例えば「刑事7人」とか)は、最初から視聴予定無し。
- << 58 【2021夏ドラマ】の追加情報 ※1 EXの「土曜ナイトドラマ」は「オシドラサタデー」に吸収される形で枠を廃止。「オシドラサタデー」は60分枠となる。7月末から美 少年主演の「ザ・ハイスクール ヒーローズ」の放送が予定されているが、視聴予定無し。 ※2 NHK「ドラマ10」の夏ドラマの発表は無し。おそらく五輪放送の為と推察。 なお9/17から全3話でオダギリジョー脚本・演出のドラマ「オリバーな犬、(Gosh!!)このヤロウ」が放送される事は発表済み。 ※3 NHK「土曜ドラマ」と「よるドラ」の次の夏ドラマも未発表。 『以下夏ドラマ以外の情報』 現在火曜21時「彼女はキレイだった」の放送枠は、10月改編で「月9」に続く月曜22時台に移動する予定。 NHK「よるドラ」と被り、23時台のTX「ドラマプレミア23」迄4本続く、“ドラマ渋滞曜日”になってしまう(悲鳴)
【2021春ドラマ】
「ラブコメの掟…」11話まで終了。
弟に話を聞いて貰う九条。弟も真宮の兄の事を、面倒くさい言い回しをする人認定していて笑ってしまった。
兄が真宮に送ったメールの内容から、九条と兄が会った事がバレてしまうが、「お兄さんは出て行けとは言っていない」と、兄の真意を真宮に伝える事が出来ない九条。
「戻りたいと思わない?」
「ちょっとだけ嬉しいと思ってしまった自分」に自分で驚いたと正直に話す真宮。と同時にどうしても出て行けと言われた事に拘ってしまう真宮に、言い掛けるけど本当の事を言えない九条。
「ちょっとだけ嬉しい」って素直な真宮の言葉は、年上で仕事に生きて来た九条にはやっぱり堪えるよなあ。
兄から待てて1ヵ月というメールを貰っていた九条は、結局決断する。
「私が居ると亮は私の事を考える、それがイヤ。選択肢を狭めるのはイヤ」
「瑠璃さんさえいれば」
「前に言われた時に何か引っ掛かったの、やっと分かった。“さえ”って言葉は別の何かを見ない様にする言葉だから。ごめんね」
これは結構カウンターパンチ、ズシンと来たみたいで動けない真宮。
兄ちゃんもさあ、いきなりヨーロッパを任せるなんて今の真宮じゃ無理でしょ。腹を割って話して理解させて、自分の下で修行をさせればいいのにね。無理に別れさせなくたって、誤解が解ければ真宮は自分の将来の為に頑張るんじゃない?
演出=河原遥
- << 26 【2021春ドラマ】 「ラブコメの掟…」全12話終了。 九条が、別れたいではなくて離れたいという表現をしていた事から、その真意に気付いた真宮は、「俺はもう一回片想いをするだけ、頑張るだけ」と言って別れを拒否。 帰宅した九条は棚のコミックを捨てようとするが、その時に一冊の絵本「なまえのないお姫様」が目に入り、“お姫様はいつも完璧”から始まるその絵本を読み始める。 まるで九条と真宮のこれまでのストーリーみたいな内容に、読みながら泣く九条。 すると最後のページに青い付箋が貼って有り、そこには「俺は王子様になれましたか?」と書いてあった。 いつかの九条がソファーで先に寝てしまった日に、真宮が絵本を読んで書いた物だった。思い出して更に泣いてしまった九条は、翌日、真宮の兄に会いに行き、「逃げていたのは私の方でした」と別れない宣言。実はその前に真宮も来ていて「瑠璃さんとは離れられない」と宣言。これに兄は「初めてだな、逃げなかったの」と返していた。 真宮はまだ完全には兄を信用出来ていない様で、まずは二人で食事をする事から始めようと決めたみたい。 そして九条は社長賞を貰い、その場で部下達に真宮との結婚を発表。 いやあ何か長かったね(笑) ドラマが終わった後に、二人が結婚式の衣裳で並んでるシーンが有ったんだけど、まあ栗山千明のティアラの似合う事と言ったら!素晴らしい! 演出=河原遥
【2021夏ドラマ】
「にぶんのいち夫婦」2話まで終了。
No.7で気になった点を書いて訳が分からんと書いたのだが、そもそもの認識が間違っていた様なので、番組に失礼だから削除して再投稿する。
文は作った料理をテーブルに並べたままそこに突っ伏して寝て、目覚めた時は朝だったという事らしい。
その後のいつメンが集まり、文が泣き出し、事情を聞いた香住が“文のインスタ→和真のインスタ→フォロワーから怪しい女を割り出し→和真の同僚の立川さとみのインスタにたどり着く”って流れは今時の感じで面白かった。その時はストップを掛けた文だけど、後からさやかに煽られてさとみの匂わせ写真を探すと、和真が結婚記念日のプレゼントでくれた、可愛い時計と同じ物をしている写真が。別の写真には相手は既婚者とのコメントまで。
確定っぽいんだけど、何かわざわざ煽ったさやかも怪しいんだよなあ。
で、またまた樋口には何でも話してしまう文。こんな事を続けていたら樋口もその気になって、文を助けたいとか言い出すんじゃないかな?
夫は銀行員で専業主婦、新築の戸建てに済む優香が一番幸せそうだったのに、あの夫はモラハラ男で、まだ妻に手は出してはいない様だが、その分、家の物に当たり散らしているみたいで、DV野郎になるのも近い気がするな。
演出=松田礼人
- << 25 【2021夏ドラマ】 「にぶんのいち夫婦」3話まで終了。 さとみのインスタのデート写真が、文が夫と出掛けた場所ばかりで更に疑いが増す文。さやかは「いいね」をしているある人物が和真ではないかと余計な事をLINEして来るし。←さやかはミスリードなのか? 和真の両親が急に訪ねて来て、文が妄想タイムからえずき始めたら「おめでた?」と言い出した事から、今回は違うが文はいっそのこと本当に子供が欲しいと和真に打診、ニンカツを開始する。 文がいつメンに話すのはいいけど、何でまた樋口に迄ニンカツの事を話すのか、その心理が本当に分からない。 タイミング療法でベッドインする文と和真。この映像に何故か樋口と小倉(コールセンターの文の後輩)のベッドシーンが重なり、結局男が二人とも出来ない。 和真はプレッシャーを掛けられると…と言い訳。文は和真の浮気を確信する。 樋口は文に本気になったからなのかな? 優香は文と同じクリニックに掛かっていて、母子手帳を持っていたから妊娠しているみたいだけど悩んでいるみたいで。 女連れの和真を見掛ける優香は遠くから会釈、和真も気付く。何なの?これ。 今回はエピソードの羅列が多く、内容が薄くてよく理解出来なかった。 脚本家は同じだから演出家のせい? 演出=山本剛義
【2021春ドラマ】
「レンアイ漫画家」全11話終了。
あれから一年、「銀天」は休載し、ランニング、デイトレード、筋トレ、料理、合コンを日課にして、スーツを着こなし女性との会話を楽しんでいる刈部を見て、何?何なの?と思ったのは、私も金條もあいこも同じだったみたいで。
まあ後から「頭から漫画の事を100%追い出す事が必要で、毎日起きている時のスケジュールをビッシリ組んでいた」みたいな刈部の説明を聞いて、一応理解はしたが「これじゃない感」は半端なかった。
あの時「貴女のせい」とは言ったものの、自宅にあいこを住まわせ、フリーの編集者として一部の仕事を任せ、時々アイディアも頂くという関係を築いていた金條は流石で、最後は自分からプロポーズをして早瀬を捕まえちゃうなんて、仕事にもまりあ先生にも早瀬にも一途な可愛らしい女性を、木南さんが演じる日が来るなんて!
なんならあいこの次に金條のキャラが好きだったな。
1年振りに会った刈部に「ホントは楽しくなんかないですよね?漫画を描いて下さい!」とズバリ言えてしまうあいこに拍手。実際これで火が点いて、どっかの島に籠って1週間で「銀天」の新作を描き上げてしまう刈部。やっぱりあいこは刈部のガソリンなのよ。昔も今も。
埠頭にあいこを呼び出し新作を最初に読んで貰い、「最高です!」の言葉を貰い、「君に依頼したい、俺と恋愛してくれ」
(続く)
>> 10
(続き)
「疑似恋愛じゃなくてホントの」
「恋愛して漫画も描いて、そういう人生を生きて行きたい」
もう大丈夫だよ宣言よね。
あいこも一人で生きて行ける様に頑張って来た、刈部さんと恋愛をしても漫画の邪魔をしない私で居たかったからと、今日迄の気持ちを伝えた。
今日があいこの誕生日だと気付いた刈部は、何も用意していないと慌て、決め台詞も考えていたのにとポロッと漏らしたのが運の尽き、あいこに「聞かせろ!」と命じられ(笑)「俺は君の、たった一人の人生の相方でいたい」殆どプロポーズ。
笑顔で刈部の頭をポンポンとするあいこ。
海に落ちる夕日が二人の真ん中で輝き、主題歌が流れ出す、そして刈部はあいこを抱き上げてその胸の辺りに顔を埋める。
こんな完璧な愛を確かめ合うシーンが、このドラマのラストで観られるとは!
そして金條と早瀬の教会での結婚式。遅れて後ろの扉から出て来た刈部とあいこ。私は聞き逃さなかった。「清一郎さんも早く!」と、あいこが言ったのを(笑)
何度も書くけど最初の頃の、あいこが“疑似恋愛”をさせられる部分が本当に勿体なかったな。吉岡里帆の演じるあいこ自体には魅力を感じていたけど、それだけで視聴を継続するには設定がキツ過ぎるかなって。
でも姉役で観月ありさが出て来てからは、話がどんどん動いて行った事も有って楽しみなドラマの一つになったから、終わるのは寂しいな。
演出=石川淳一
【2021春ドラマ】
「リコカツ」全10話終了。
お互いに「やり直したい」と気持ちを伝え合った二人が、咲の念願だった“3年のパリ研修”という難題をどうクリアするのかが最大の見所だった最終回。
難題だけに咲は中々紘一に言い出せず、水無月から先に聞く事になってしまった紘一は、言い出せなかった咲の気持ちを慮ってか、咲に確認する事なく上官に退職願いを提出してしまう。
思い返せばこの二人はいつもこんな感じだった。交際ゼロ日結婚だったせいか、常にお互いの気持ちを探り合うだけで、きちんと向き合って話し合う事をしない。
そして優しいんだけど女性に不慣れで直情径行気味の紘一が暴走し、二人の仲に亀裂が入ってしまう。そして意外に頑固な咲は、自ら積極的に修復に走る事もしなかった。
でも一度離婚という修羅場を通り抜けた二人は一味違っていた。
退職願いの書き損じを見付けた咲は怒り心頭、紘一をひっぱたきメディックは誇りではないのか、一人で勝手に決めないでと大説教。紘一も「済まなかった」と素直に謝った。
そして二人は話し合い、咲は紘一の「自分は待つ。3年位なんだ、37年待って出会った運命の人だ。3年位何の問題もない」「自分には咲さんと過ごす幸せな未来しか見えない」という言葉に後押しされて、“パリ研修”を選択する。
こうやってきちんと本音を話し合えば、落とし所は見えて来るって事よね。
(続く)
>> 12
(続き)
二人は離れている間のルール(毎日おはようとおやすみのビデオ通話をする事等々)を作り、咲は旅立つ。
パリで生き生きと働く咲と、マンションの壁に張った“婚姻届提出まであと○○○○日”のボードの数字をめくり、二人の事で気付いた事を書いたメモを貼り付けながら、咲の帰国を待つ紘一の姿を交互に映しながら、短い時間で3年の経過を伝えた演出は素敵だった。
そして待ちに待った帰国当日、咲のサプライズで一瞬騙された紘一は、「許せん、離婚だ!」でも咲に「離婚?まだ籍入れてませんけど」と逆襲されるじゃれ合いが有ってからの、二人だけの婚姻の儀式。指輪をはめ合いキス…なんだけど鼻をぶつけてしまい、失敗する紘一。でも今回は咲の方からキス!このシーンを敢えて昔ながらの、咲が背伸びをする足元だけを映して表現したセンスにも拍手を。
それぞれの両親は、妻の意向で再婚はしないけど、信頼し合える友達の様な関係作りからスタートした。人生100年時代、これからはこういう元夫婦が増えるのかもね。
脇の人々迄バランス良くしっかりと描写する、上手く作られたドラマだったなあ。
※マンションを即買いしたのはやっぱり水無月だった。契約書だから本名の山田幸男でというのがミソ。彼は本当に咲に恋をしていたのね。でも好きだからこそ彼女の幸せを第一に考える、根はとってもいいヤツだった。
演出=坪井敏雄
【2021春ドラマ】
「半径5メートル」8話まで終了。
就職氷河期世代の対照的な二人の女、一人は未払い賃金の訴訟を起こし、過激な表現で発信を続けるインフルエンサーの須川(渡辺真起子)、もう一人は風未香の塾のアルバイト講師で、今も複数のアルバイトで生計を立てている阿南(須藤理彩)。
阿南と出会った事で就職氷河期に興味が湧き取材を始める風未香だったが、須川の「謝って欲しい。全国民に土下座させたい」という過激な発言には着いて行けず、阿南には賃金未払いに詳しい弁護士を紹介しますと半ば強引に約束を取り付け、圧を感じて距離を置きたい雰囲気を出している阿南の様子には気付かない。
風未香の気持ちは声を上げない阿南寄りだから、須川の過激発言をカットした記事を書き、ゲラを読んだ須川に激怒され「記事は出さないで」と言われてしまう。
この時の、風未香の足を踏み付けて、痛いから叫んでいるのに静かにしてと言われた須川の気持ちを分からせる宝子のフォローが素晴らしかった。「フーミンの見て来た半径5メートルと彼女の5メートルは全然違う」のだと。それは当然阿南の5メートルにも言える事。
就職の時代がこれだけ違うと実感として捉えられないし、今の感覚で身に付いた無意識の言動でさえ、他者を傷付けるのだという事を思い知った風未香。
今回は納得の「半径5メートル」だったな。
脚本=藤平久子 演出=北野隆
- << 27 【2021春ドラマ】 「半径5メートル」全9話終了。 浅田航の新恋人と記事にされ、その後、彼女の会社が自治体用に作った子育てアプリが機能していない事が問題となった興津(西原亜希)。風未香は偶然会えた興津に言われた「あのアプリが大切な事位、私が一番分かっています」という言葉が引っ掛かり、それが取材の原動力となって行く。 本人に直接取材出来なくても、周辺を取材して証言を取り、証拠の写真の1枚も有れば記事に出来ると考え、実際記事にして来た山辺や1折のやり方にモヤモヤが残る風未香は、山辺と「同じ物を追っているのに見えている物が違っていて言い合いになった」と宝子に打ち明け、「フーミンにしか見付けられない真実があるかもよ?」と背中を押され、まず顔見知りで取材のしやすい浅田航に話を聞くと、ホステスをしていた理由も嫌われていた理由も、山辺が取材して得ていた情報とは別の物だった事が分かる。 誰もが自分が見たいと思う様に物を見る。だからこそ自分の足元の真実をしっかりと見つめる事が大切なのではないだろうか。 記者としては風未香を下に見ていた山辺はこの記事に打ちのめされ、「器が小さいのかな」と、まだ上手く気持ちの整理が出来ない事を理由に、荷物をまとめて部屋を出て行く。 何か藤平さんが書いたラスト2話が、2折記者の話としては一番見応えがあったわ。 脚本=藤平久子 演出=岡田健
【2021春ドラマ】
「あのときキスしておけば」全8話終了。
初めての巴とのキスの後、巴はマサオにスイッチして、モモチは巴おじさんに会えずにいた。
巴は「SEIKA」を最後迄描き上げて巴ママに会いに行き、好物の手料理を堪能、その後に編集部に行き、あんなに嫌っていた「SEIKA」のアニメ化にOKを出して編集長を驚かせる。
そして高見沢に「見出だしてくれてありがとう「SEIKA」は二人の作品よ」
モモチはLINEで何度も巴に話し掛けるが返事は無く、再び巴に会う事は出来ず、読めないままでいた「SEIKA」の最終話に目を通す。そこにはキャベ次郎がモヤオに語り掛ける形で、巴からモモチへのメッセージと思われる台詞が書かれていた。
「みんな自分の人生の主役なんだ。強いから勇者なんじゃない。誰かを強くするから勇者なんだ」…何だよこれ…とモモチ。
高見沢に呼び出されたモモチ。そこにはサプライズで結婚式が準備されていた。
喋り方も佇まいもマサオではなく巴に見えるおじさん。喜ぶモモチ。でも抱き締めると直立不動のおじさん。おそらくモモチはあれで気付いたのだと思うが、皆の優しさを受け止めて最後迄知らぬ振りをして付き合う。
二人きりになった時に「もういいんですよ、マサオさんですよね?」
「沢山練習して来たんですけどすみません」
皆の優しさが嬉しかった、巴さんに会いたいと泣くモモチ。
(続く)
>> 15
(続き)
マサオが巴おじさんに見えるモモチは「キスしていいですか?」戸惑いながらも「どうぞ」とマサオ。
キスした瞬間、巴(麻生さん)にスイッチ。「いくら寂しくてもマサオさんとキスする事ないんじゃない?」
「生まれ変わったらまた会おうね」「はい」長いキスが終わると目の前にはマサオが。泣くモモチを抱き締めるマサオ。
巴が蘇った理由は、天界で行われたよみがえり抽選会で「人間に憑依する」という1等を当てたから。(設定は違うけどエールの光石研さんをちょっと思い出してしまった)
天界でも漫画を描いてる巴。徳を積むかお金を貯めれば、また抽選会に参加出来るシステムらしい。
1年後、偶然マサオに会うモモチ。帆奈美は臨月に近く「生まれたら抱っこしに来て下さい」とマサオ。
「じゃあまた」と別れたら背中越しに「モーモチ!」の声。振り向くとそこにはニコニコ顔の巴おじさんが!笑顔で駆け寄るモモチ。「お帰りなさい」
こりゃ天界でも漫画で相当稼いでいるんだな?それに引きの強さは流石だ(笑)
弱虫だけど純粋で優しいモモチという青年が、漫画家の巴と出会う事でお互いに影響を受けて考え方や行動が変わり、それが周囲の人達をもいい意味で変えて行くという、正しくおとぎ話の様な世界観のドラマだったけど、笑えて泣けてちょっと羨ましい気もする良いドラマだった。
大石静さん、流石です、上手い!
演出=日暮謙
【2021春ドラマ】
「生きるとか死ぬとか父親とか」11話まで終了。
母の死を書き上げ、次は人生で母の死の次に大きい事だった家を手放した時の事を書きたいと言うトキコに、今西も賛成する。
何も知らなかったトキコは、家賃の督促状を見て父を問い詰め、既に家は手放し相手の好意で家賃を払って住まわせて貰っていた事を知る。入院時に病んだ事も有り、父の事業は失敗して借金返済の為に家を売ったのだ。
家賃さえ払えなくなり、トキコは引っ越す事を決める。
物で溢れた部屋を片付けに北野とみなみが手伝いに来てくれる。そして彼女達は見付ける。押し入れの中に仕舞い込まれた値札の付いたままの新品の洋服の数々を。中には100万円のコートも。「お母さんきっと寂しかったんだね」
やっぱり書けない。許せないのかな。
「許せない事を書けばいいんですよ」と今西。
別の女、大きな心の穴、父のせいだ。父の稼いだお金で高い服を買って、穴を埋めていたのか。
埋められないよね、物では。「ひまわり」のソフィア・ローレンは殆ど泣かない、お母さんはそこが好きと言っていたトキコの母。人には見せずに心の中でどれだけ泣いていたのかを、分かるからこそのあの「お母さんはそこが好き」だったんだなあって、今思う。
母を「もう綺麗事だけで語るのはやめよう」とトキコが言うと泣き出す父。黙ってハンカチを渡すトキコ。余韻が凄い。
演出=山戸結希
- << 28 【2021春ドラマ】 「生きるとか死ぬとか父親とか」全12話終了。 リスナーからの、他人の人生に影響を与えるかもしれない人生相談は怖くないかという問いに、「私でいいなら」という気持ちでやっていると答えるトキコ。 そんなトキコにプロデューサーから、昼間月~金の帯で人生相談の番組をやらないかとの話が。夜の親和性が捨てがたく、リスナー層も違ってくる昼帯に悩むトキコは、父と出掛けた日の食事中「ちょっとびびってる」とその話をしてみる。 すると父は番組の内容が同じ事を確認した上で、その前に訪ねた老舗の刃物店を例に、「タワマンが建って周囲が変化するからこそ、変わらない自分の店が一層目立つ事をあの店は知っている。周りの変化があの店の風格を作っている。同じ事を手を抜かないでやれば商売は上手く行く」と話し、気持ちの軽くなったトキコは「いいもんだね、相談に乗って貰うって」 お父さんの男親らしい姿って初めて見た気がするけど、それはトキコも同じだった様で、母を介さない父娘のいい関係の始まりなのかなと思った途端、父の差し出した1枚の申し次ぎ「お母さんの好きだった店の一覧」が、またもやトキコの心をかき乱す。恐らく父の死を意識してしまったトキコが、動揺を隠す様に強目の口調で喋りトンカツをどんどん頬張る姿を、ニコニコしながら眺めている父。このシーン、良かったなあ。 (続く)
【2021春ドラマ】
「コントが始まる」全10話終了。
小さな会場でのマクベスの解散単独ライブも無事終了し、潤平は実家に戻り店に呼んだ奈津美を母親に紹介して美人だと喜ばれ、舜太は一旦つむぎの部屋に身を寄せ、彼女お手製の大好きなミートソースに粉チーズをたっぷりかけて食べ、世界放浪の旅へと出掛けて行く。
一人だけ何をするか決めていなかった春斗は、三人じゃんけんで勝って貰い受けた冷蔵庫をボーッと眺めていたが…。
3ヶ月後、彼は“水のトラブルGOGOGO”の作業服を着た、水道の修理屋になっていた。
恐らくあの冷蔵庫にビシッと並べて貼られていた、水道修理のマグネット広告を見て思い付いたのだろう。
就職で初回のコントの回収をするとはね。
2話迄は男3人の青春延長戦みたいな話に馴染めなかったが、3話の、里穂子と俊春のどん底からの復活話、頑張り過ぎた故に真っ当なコースから外れてしまい苦しんだという二人の話に感情移入し、またここからはそれぞれの親や恩師等の考えも絡んで来て、自分の中で消化し共感出来る事も増えて行き、どんどんドラマにハマって行った。
表現者だけでなく作家や漫画家、作品等も含め、エンタメにハマるって好みに合うかだけでなく、その時の自分の状況や心理状態にも左右されるんだなって、このドラマの里穂子を見ていて改めて気付かされた。
そして金子茂樹さんの力量ね、凄いわ。
演出=猪股隆一
【2021春ドラマ】
「コタローは1人暮らし」9話まで終了。
偶然同じタイミングで訪ねて来た、狩野の元カノのあかね(高梨臨)とコタローの養護施設仲間の佑(松島聡)。
佑は何でコタローの居場所を知っていたのかな。
あの年齢差で一緒に住もうとか、5歳の子に費用を出させるとか、大人が聞けば有り得ない話なんだけど、コタローにとっては大切な友達なので、信じちゃうんだな、仕方ないのかなって観ていたら、コタローは佑が嘘を付く時の癖を知っていて、最初から嘘だと見抜いていたけど、それでもお金を渡していた。
佑に何で?と聞かれたコタローは「お主だからぞよ」「裏切られるよりも、信じたい者を信じられない方が辛いであるぞよ」と答える。
この年齢で相手がどうのこうのよりも、自分が相手を信じる事を優先する、それが出来ない方が辛いって思うなんて、どれだけ特殊な経験をして来た子なのかを想像すると、大人はそっちの方が辛い。
改心したらしい佑は、汗水垂らして働く道を選んだ様だが、そこに謎の男(滝藤賢一)が訪ねて来る。(知らなかったけど、とのさまんの声は滝藤さんなんだそう)
予告の青田(間宮祥太朗)の台詞から言って、まあ滝藤さんはコタローの実父なんだろうなあ。
次回、このドラマも「とのさまん」も最終回。
演出=松本佳奈
- << 30 【2021春ドラマ】 「コタローは1人暮らし」全10話終了。 「とのさまん」の最終回を狩野と見届けたコタロー。狩野が「テレビ消せよ」と言っていたので、あれはテレビでリアルタイムで視聴していたと思うのだが、そうだとすると番組の後に流れていた、コタローが「父と母が仲良くしている姿を初めて見た」と言った、父(滝藤さん)がピアノを弾き、コタローを宿している?母(紺野さん)がその隣で微笑んでいる、イメージビデオみたいな映像は何だったんだろう? 探偵の青田はアパートの場所を教える代わりに、コタローの自筆の手紙(まだ強くなれていないので今は会えないという内容)を送り、父親は読んでいたがあれで納得をしたのだろうか?そして母親は何故コタローを置いて去って行ったのか?両親の事は謎だらけのまま終わってしまった。(原作漫画がまだ続いているらしいので、その兼ね合い?) あかねが「(狩野の)お荷物になっている」と言ったせいで、皆に助けて貰ってばかりでは強くなれない、ここを出て行くと決めたコタローだが、狩野は皆もコタローから教えられる事が多いのだからトントンだと言い、「ここに居てもいいのであろうか?」「ああ、ここが俺達の家だ」 狩野の漫画が良くなったのはコタロー達に関わったからと、遅まきながら気付いたあかねは出て行き、美月が戻って来た所で終わり。 漫画が完結したら続編を観たいな。 演出=松本佳奈
【2021夏ドラマ】
「#コールドゲーム」3話まで終了。
今回、分かった事。
ゆうと君なのかなと思っている少年に近付いた猟師風の男は、少年を保護しているのか何なのか分からないけど、敵ではないらしい。
支部長は政治家なのかな?
“木村家”の父親の、本人も知らなかった本当の血液型はOで、バレると疑似親子もバレてしまう。
翔子は収監中に看守と結託して脱獄した模様。
長嶋(銀粉蝶)は拳銃で組員?を殺したが、お務めは済ませている。
清掃員の黒崎は実は元警部補(警察バッジを所持)で、誰だか分からないが脱獄犯を追っている。音楽室の楽器の中に拳銃を隠している。
木村隆の血液型が偽医者藤岡経由で支部長にバレた。
支部長は個人連絡用のトランシーバーを祥子に渡し、祥子を国木田留美さんと呼んだ。
※冷凍しておいた賞味期限切れの瓶牛乳一人一本に釣られて、皆が献血に来るのが面白かった。もしもの時の輸血用の血液確保と、自己申告の血液型のチェックが目的というアイディアも中々の物だった。
その過程で息子が養子だと伝えていない前田家の物語が挟み込まれ、今回はドラマとしてもいい仕上がりだったと思う。
演出=後藤庸介
- << 31 【2021夏ドラマ】 「#コールドゲーム」4話まで終了。 今回、分かった事。 如月は元衆議院議員で、避難所で知り合った元町議秘書の小橋を、ここでの秘書にした。 世界臨時政府は、まだ状態がマシなマレーシアかオーストラリアに本部を置いていそうだと陽菜。 大輝は生きて必ずやらなければいけない事があり、それは亡くなった?恋人とその父親の復讐?ナイフを隠し持っている。 祥子と何かを約束している(大輝の方が態度が偉そう)。 長嶋椿と陽菜は顔見知りらしい。 祥子は詐欺で服役し、出所したらゆうとは養子を希望する夫婦に引き取られていた為、取り戻そうと家に侵入して逮捕されてしまう。 二度目の服役で椿と同房。 氷河期の状況になってから、看守が逃がしてくれた。 ※選挙で班長が黒崎になり(如月が賄賂用のタバコや酒を供給し、黒崎が男共に渡して票を集めた)、如月は班員の申告書を黒崎に見せる。木村家には疑似家族の印が。 黒崎は隆を脅し「あいつらの秘密を探れ」と命令する。 限られた空間だけでの話は飽きるかなと思っていたけど、秘密の小出しが効いているのか今のところは面白い。 如月は黒崎を利用したいのだろうが、そうは問屋が卸さないのでは? 演出=後藤庸介
【2021春ドラマ】
「ドラゴン桜」9話まで終了。(9話は15分拡大)
今回の見所は藤井の成長物語。
最後の模試の休憩時間、恐らく同じ中学出身で進学校に進んだ男女の生徒にバカにされて、一度は立ち上がって言い返そうとするが、自分が散々健太を筆頭に専科の連中をバカにして来た事が頭にちらつき、何も言わずに腰を下ろす。それを見ていた健太はバナナを差し出し、最初は「いいよ」とか言いながらも結局は受け取り仲良く食べる。あのドラゴン桜の下での、健太を人扱いしない振る舞いをした男が、ここまで成長した。
相変わらず本番に弱く、桜木から文転を勧められ最初は拒否するが、とにかく東大に入るというスタートラインに立てと桜木に説得され、受け入れてからは直ぐに皆に「俺に国語と日本史を教えてくれ」と頭を下げた。これも以前なら有り得なかった事。桜木メソッドは成績を隠さないから、互いの得手不得手も丸分かり、だからこそ仲間と一緒に勉強する効果も意味も有るんだろうね。鈴鹿くんは「ホリミヤ」の宮村役とは対照的な藤井役で、表現の幅の広さを見せてくれたね。
下らない買収話、裏切り話に時間を割く位なら、天野が急激に成績を伸ばした理由とか、そもそも偏差値の低い龍海にしか入れなかった背景とか、そういう深掘りをして欲しかった。(藤井は一応インフルで志望校を受けられなかったという説明は有った)
脚本=山本奈奈 演出=石井康晴
- << 32 【2021春ドラマ】 「ドラゴン桜」全10話終了。(10話は15分拡大) 一度は今年の受験を諦めてしまった瀬戸に桜木は、「今この瞬間が未来を作るんだ」と話し掛ける。今をただ無駄に過ごすのか、一分一秒を惜しんで必死で努力し続けるのかでは、結果が大きく違って来る。でも選ぶのはお前だ、お前次第だ。 このドラマと言うか桜木メソッドに貫かれていたのは、この事なんだよね。 人は他人を変えられない、己を変えられるのは自分だけ。でも必死で努力して変わって行く姿は他人に影響を与える。お互いの成長は相乗効果を生み、共感は仲間を増やす。仲間が増えれば変えられる未来もある。ただ環境のせいにして甘えるな、諦めるな。 桜木から「二次試験の二日間だけは自分の事だけを考えろ」と言われていたのに、他の受験生に絡まれていた健太を助けた藤井が受験に失敗し、「僕のせい?」と健太に問われた時に、「あの日お前を助けた時嬉しくて、助けに行けた自分が嬉しくて…」と答えたのは胸熱だった。桜木は一応「この大バカが!」とは言っていたけど、内心は涙が出る程嬉しかっただろうね。 アホな縦軸のせいで天野を深掘りしなかったから、あれだけ性格の悪かった弟が何で急に“兄ちゃん応援モード”になったのかも分からないし、一貫して犯罪を見逃すスタイルにも不満で、全体としては星3つ位の出来だったかな。 脚本=李正美 演出=福澤克雄
【2021夏ドラマ】
「ナイト・ドクター/Night Doctor」(CX)脚本=大北はるか 出演=波瑠、田中圭、岸優太、岡崎紗絵、原菜乃華、宮世琉弥、北村匠海、戸塚純貴、竹財輝之助、梶原善、真矢ミキ、小野武彦、沢村一樹 他
オリジナル作品。《月9ドラマ・54分枠》(全話数不明)初回は30分拡大
働き方改革推進と救急救命科の医師の離職を減らす為に、夜間救急専門のチームを立ち上げたあさひ海浜病院。そこに集まった6人の医師と患者の物語。
初回に関してはモノローグでの説明が多く、医師達の設定がどっかのドラマで観た様なものばかりで、対患者との真摯なストーリーは進んで行くんだけど、そこに居る医師達の人間味はあまり感じられないという、だから誰にも感情移入が出来ず(強いて言うなら心美ちゃんの、助けてくれた朝倉(波瑠)への「お姉さん」と呼び掛けて始まる台詞にはグッと来たかな)、常に冷めて俯瞰で眺めていた様な、そんな感じのする内容だった。
人物像としては朝倉と成瀬(田中)は「アンサング・シンデレラ」の石原さとみと田中圭の医師版そのもの、高岡(岡崎)は初期の「コード・ブルー」の山Pの位置付け、桜庭(北村)は同じく初期の浅利陽介が裏で病気を抱えていたら?というイメージ、そして深澤(岸)は救急救命のドラマでは何度も観て来た“異常に何も出来ない医師”のポジ。
(続く)
>> 22
(続き)
本郷(沢村)は逆にこれもよく居る、医師としての腕はいいけど性格は一匹狼的ポジ。
初回で一番苛々させた深澤が、“朝倉の機転が無ければ最愛の妹を自分のせいで死なせていたかもしれない”(←他人だったらどうだった?)件を通して、1話で精神的に喝が入って少しはやる気が出たみたいなので、後は次の苛々要素の桜庭の病気問題(あんな仕事中に何度も発作を起こす医師は怖いよ)がすっきりすれば、作為的要素が減ってもう少し観やすくなるのかもしれない。
例え100人受け入れて99人が救えなくても、1人でも救えるなら私は受け入れるという、次々の受け入れ拒否で母親を亡くした経験を持つ朝倉の、門前払いはしないという信条が、この夜間チームのベースになるのかなと思われ、救えないケースを初っぱなに持って来た点だけは評価しておこう。
大北はるかさんなので、隅々迄血の通った人間ドラマとしては期待薄だとは思うが、もう少し様子見をしてみよう。
演出=関野宗紀
- << 33 【2021夏ドラマ】 「ナイト・ドクター」2話まで終了。(2話は15分拡大) 今回のテーマはコンビニ受診と生活形態の変化。 共稼ぎが当たり前になり、無理をしないと昼間の受診が出来ない事が、負担を通り越して苦痛になる人が存在する。その一方で本当に救急車をタクシー代わり、夜間救急をコンビニ感覚で利用する患者とも言えない様な患者もいる。 だからと言って医者があからさまに不服を態度に出してはいけない。その中にはごく稀にでも、重症患者が混ざっていないとは言い切れないのだから。 生活形態が変化しているのだから、“何が普通なのか”の世の中の意識も変わらなくては、人々が生き辛くなるだけだ。 凄くいいテーマだったけど、その考えを患者(赤ちゃん)の両親に謝罪と共に朝倉が話し続けるという設定が、態とらしさが前に出てしまって残念だった。 作り物感の懸念材料だった桜庭は、朝倉の母親の事を調べ、発作の時に飲んでいる薬が免疫抑制剤、心臓血管外科の袋なので、恐らく心臓移植のレシピエントなのだろう。抗不安薬も飲んでいるので発作はそっちの影響なのかも。本院の跡取り息子みたいなので、母親が何らかの力技を使った可能性も有るのかも? まだ医者のプライベートと患者の話のバランスが悪く、寧ろこのバランスを押し通す可能性も高いので、私にとっては中途半端な感じの医療ドラマになってしまいそう。 演出=関野宗紀
>> 4
【2021春ドラマ】
「着飾る恋には理由があって」9話まで終了。
葉山から「どうして来なかった?」と強目に言われても反論せずに「…
【2021春ドラマ】
「着飾る恋には理由があって」全10話終了。
真柴が怖がっていた細貝社長の話って具体的に何だったんだろう。課長と二人で部屋から出て来て話していたのは、藤堂が来週会見をするって事だけで、何の為に真柴が呼ばれたのかは分からず仕舞い。これだと前回真柴を不安にさせて、葉山にすがる画を撮りたかったから、その理由付けに利用しただけみたいに感じられて消化不良だった。
逆に真柴が転籍を認められず、岩切ライトを預けられた身として2年も待てない(多分)と即退職を決めた辺りは、心情の説明は無くても想像で理解は出来た。
腕よりもまずは食材の質と鮮度が大事という結論に至った駿が、北海道行きの話に惹かれ、それよりもなお旬の食材を求めて全国を対象に、レストランの無い地域に自らキッチンカーで出向いて行くスタイルに惹かれて決めたという流れは、無理なく描かれていて納得出来た。
このドラマ、駿の方が実は精神的にお子ちゃまで、彼の成長記の様な側面も有った様に感じたのだが、真柴を揺れるけど一貫して芯のぶれない女性として描く事でバランスを取り、視聴意欲に繋げてくれたのは上手かったなと思う。
ラスト前に真柴に言わせたタイトル回収は特に必要性は感じなかったけど、“貴方があちこち行くなら、たまには娘と一緒に追い掛けるわよ”的な、5年後のラストシーンは二人らしくて凄く良かった。
演出=塚原あゆ子
>> 9
【2021夏ドラマ】
「にぶんのいち夫婦」2話まで終了。
No.7で気になった点を書いて訳が分からんと書いたのだが、そもそもの認…
【2021夏ドラマ】
「にぶんのいち夫婦」3話まで終了。
さとみのインスタのデート写真が、文が夫と出掛けた場所ばかりで更に疑いが増す文。さやかは「いいね」をしているある人物が和真ではないかと余計な事をLINEして来るし。←さやかはミスリードなのか?
和真の両親が急に訪ねて来て、文が妄想タイムからえずき始めたら「おめでた?」と言い出した事から、今回は違うが文はいっそのこと本当に子供が欲しいと和真に打診、ニンカツを開始する。
文がいつメンに話すのはいいけど、何でまた樋口に迄ニンカツの事を話すのか、その心理が本当に分からない。
タイミング療法でベッドインする文と和真。この映像に何故か樋口と小倉(コールセンターの文の後輩)のベッドシーンが重なり、結局男が二人とも出来ない。
和真はプレッシャーを掛けられると…と言い訳。文は和真の浮気を確信する。
樋口は文に本気になったからなのかな?
優香は文と同じクリニックに掛かっていて、母子手帳を持っていたから妊娠しているみたいだけど悩んでいるみたいで。
女連れの和真を見掛ける優香は遠くから会釈、和真も気付く。何なの?これ。
今回はエピソードの羅列が多く、内容が薄くてよく理解出来なかった。
脚本家は同じだから演出家のせい?
演出=山本剛義
- << 37 【2021夏ドラマ】 「にぶんのいち夫婦」4話まで終了。 普通は他人には話さない夫婦の秘密をベラベラ喋って来る文の事を樋口はどう思っているのだろう。文を好きなら「俺の事は男としては見てないから、平気でベラベラ喋るんだな」って感じている筈で、だから文との食事中に和真と遭遇した時に、挑発的な挨拶をしたのだと思う。 それでも樋口の真意が全く伝わっていない文。和真はビンビンに感じていて嫉妬をして、帰宅するなり文を押し倒す位だったのに。 カフェには仕事でさとみも来ていて、お互いに紹介をされないまま軽い会釈をしていたが、さとみの腕には例の腕時計、文は浮気相手だと確信、でも和真には特に動揺は無し。 和真が文に囁いた言葉が、さやかが和真のではと指摘したさとみのインスタで呟くアカウントのコメントと全く同じだった事で、やっぱりと和真から離れる文。そこに優香から「死にたい」とLINE。電話をしても出ない。「優香さんは僕達が来るのを待ってる」と、文の手を引き車に走る和真。車中で文は他のいつメンにもLINEをしていたから、次回は優香宅に全員集合かな? もしかして和真と優香ってデキてる? さとみの事はそれを隠す為の壮大なでっち上げとか? 演出=山本剛義
>> 8
【2021春ドラマ】
「ラブコメの掟…」11話まで終了。
弟に話を聞いて貰う九条。弟も真宮の兄の事を、面倒くさい言い回しをする人…
【2021春ドラマ】
「ラブコメの掟…」全12話終了。
九条が、別れたいではなくて離れたいという表現をしていた事から、その真意に気付いた真宮は、「俺はもう一回片想いをするだけ、頑張るだけ」と言って別れを拒否。
帰宅した九条は棚のコミックを捨てようとするが、その時に一冊の絵本「なまえのないお姫様」が目に入り、“お姫様はいつも完璧”から始まるその絵本を読み始める。
まるで九条と真宮のこれまでのストーリーみたいな内容に、読みながら泣く九条。
すると最後のページに青い付箋が貼って有り、そこには「俺は王子様になれましたか?」と書いてあった。
いつかの九条がソファーで先に寝てしまった日に、真宮が絵本を読んで書いた物だった。思い出して更に泣いてしまった九条は、翌日、真宮の兄に会いに行き、「逃げていたのは私の方でした」と別れない宣言。実はその前に真宮も来ていて「瑠璃さんとは離れられない」と宣言。これに兄は「初めてだな、逃げなかったの」と返していた。
真宮はまだ完全には兄を信用出来ていない様で、まずは二人で食事をする事から始めようと決めたみたい。
そして九条は社長賞を貰い、その場で部下達に真宮との結婚を発表。
いやあ何か長かったね(笑)
ドラマが終わった後に、二人が結婚式の衣裳で並んでるシーンが有ったんだけど、まあ栗山千明のティアラの似合う事と言ったら!素晴らしい!
演出=河原遥
>> 14
【2021春ドラマ】
「半径5メートル」8話まで終了。
就職氷河期世代の対照的な二人の女、一人は未払い賃金の訴訟を起こし、過激な…
【2021春ドラマ】
「半径5メートル」全9話終了。
浅田航の新恋人と記事にされ、その後、彼女の会社が自治体用に作った子育てアプリが機能していない事が問題となった興津(西原亜希)。風未香は偶然会えた興津に言われた「あのアプリが大切な事位、私が一番分かっています」という言葉が引っ掛かり、それが取材の原動力となって行く。
本人に直接取材出来なくても、周辺を取材して証言を取り、証拠の写真の1枚も有れば記事に出来ると考え、実際記事にして来た山辺や1折のやり方にモヤモヤが残る風未香は、山辺と「同じ物を追っているのに見えている物が違っていて言い合いになった」と宝子に打ち明け、「フーミンにしか見付けられない真実があるかもよ?」と背中を押され、まず顔見知りで取材のしやすい浅田航に話を聞くと、ホステスをしていた理由も嫌われていた理由も、山辺が取材して得ていた情報とは別の物だった事が分かる。
誰もが自分が見たいと思う様に物を見る。だからこそ自分の足元の真実をしっかりと見つめる事が大切なのではないだろうか。
記者としては風未香を下に見ていた山辺はこの記事に打ちのめされ、「器が小さいのかな」と、まだ上手く気持ちの整理が出来ない事を理由に、荷物をまとめて部屋を出て行く。
何か藤平さんが書いたラスト2話が、2折記者の話としては一番見応えがあったわ。
脚本=藤平久子 演出=岡田健
>> 17
【2021春ドラマ】
「生きるとか死ぬとか父親とか」11話まで終了。
母の死を書き上げ、次は人生で母の死の次に大きい事だった家を…
【2021春ドラマ】
「生きるとか死ぬとか父親とか」全12話終了。
リスナーからの、他人の人生に影響を与えるかもしれない人生相談は怖くないかという問いに、「私でいいなら」という気持ちでやっていると答えるトキコ。
そんなトキコにプロデューサーから、昼間月~金の帯で人生相談の番組をやらないかとの話が。夜の親和性が捨てがたく、リスナー層も違ってくる昼帯に悩むトキコは、父と出掛けた日の食事中「ちょっとびびってる」とその話をしてみる。
すると父は番組の内容が同じ事を確認した上で、その前に訪ねた老舗の刃物店を例に、「タワマンが建って周囲が変化するからこそ、変わらない自分の店が一層目立つ事をあの店は知っている。周りの変化があの店の風格を作っている。同じ事を手を抜かないでやれば商売は上手く行く」と話し、気持ちの軽くなったトキコは「いいもんだね、相談に乗って貰うって」
お父さんの男親らしい姿って初めて見た気がするけど、それはトキコも同じだった様で、母を介さない父娘のいい関係の始まりなのかなと思った途端、父の差し出した1枚の申し次ぎ「お母さんの好きだった店の一覧」が、またもやトキコの心をかき乱す。恐らく父の死を意識してしまったトキコが、動揺を隠す様に強目の口調で喋りトンカツをどんどん頬張る姿を、ニコニコしながら眺めている父。このシーン、良かったなあ。
(続く)
>> 28
(続き)
プロデューサーに平日昼間のリスナー層を聞くトキコ。主婦や自営業の男性が多いと聞くと、独身で子供のいない自分が出来るか不安だと気持ちを吐露するが、よく考えたら“結婚して子供を持つというのは私の母が選んだ道”であり、“自営業の男性というのは昔の父の事”だから、「色々な人の心に寄り添える様に頑張ります」と、話を受ける事を伝える。
金曜夜のいつもの番組、「人間関係の無い私に相談して欲しい」と呼び掛ける、ラジオから流れるトキコの声をラーメン屋で聞き、曲が流れ出すと泣き出す若い女性。
これ、ドラマの中では何の説明も無いのだが、このドラマの祖父江P(女性)のTwitterの文面から推察すると、彼女のAD時代の思い出話を、演出の山戸さんがあの赤い上着の女性に重ねたのかもしれない。どこの誰にでもある様な新人時代、下働き時代の、辛かった苦しかった思い出。乗り越えた今はそれが甘酸っぱい思い出となり、また新たな辛さ苦しさ(もちろん喜びや誇りも!)を抱える事になる、それが人生だねって。
近付きつつある父の終焉を意識して書かれたのか、最後の「離れゆく背中へー」の言葉が重い。
演出=山戸結希
>> 19
【2021春ドラマ】
「コタローは1人暮らし」9話まで終了。
偶然同じタイミングで訪ねて来た、狩野の元カノのあかね(高梨臨)とコ…
【2021春ドラマ】
「コタローは1人暮らし」全10話終了。
「とのさまん」の最終回を狩野と見届けたコタロー。狩野が「テレビ消せよ」と言っていたので、あれはテレビでリアルタイムで視聴していたと思うのだが、そうだとすると番組の後に流れていた、コタローが「父と母が仲良くしている姿を初めて見た」と言った、父(滝藤さん)がピアノを弾き、コタローを宿している?母(紺野さん)がその隣で微笑んでいる、イメージビデオみたいな映像は何だったんだろう?
探偵の青田はアパートの場所を教える代わりに、コタローの自筆の手紙(まだ強くなれていないので今は会えないという内容)を送り、父親は読んでいたがあれで納得をしたのだろうか?そして母親は何故コタローを置いて去って行ったのか?両親の事は謎だらけのまま終わってしまった。(原作漫画がまだ続いているらしいので、その兼ね合い?)
あかねが「(狩野の)お荷物になっている」と言ったせいで、皆に助けて貰ってばかりでは強くなれない、ここを出て行くと決めたコタローだが、狩野は皆もコタローから教えられる事が多いのだからトントンだと言い、「ここに居てもいいのであろうか?」「ああ、ここが俺達の家だ」
狩野の漫画が良くなったのはコタロー達に関わったからと、遅まきながら気付いたあかねは出て行き、美月が戻って来た所で終わり。
漫画が完結したら続編を観たいな。
演出=松本佳奈
>> 20
【2021夏ドラマ】
「#コールドゲーム」3話まで終了。
今回、分かった事。
ゆうと君なのかなと思っている少年に近付いた猟…
【2021夏ドラマ】
「#コールドゲーム」4話まで終了。
今回、分かった事。
如月は元衆議院議員で、避難所で知り合った元町議秘書の小橋を、ここでの秘書にした。
世界臨時政府は、まだ状態がマシなマレーシアかオーストラリアに本部を置いていそうだと陽菜。
大輝は生きて必ずやらなければいけない事があり、それは亡くなった?恋人とその父親の復讐?ナイフを隠し持っている。
祥子と何かを約束している(大輝の方が態度が偉そう)。
長嶋椿と陽菜は顔見知りらしい。
祥子は詐欺で服役し、出所したらゆうとは養子を希望する夫婦に引き取られていた為、取り戻そうと家に侵入して逮捕されてしまう。
二度目の服役で椿と同房。
氷河期の状況になってから、看守が逃がしてくれた。
※選挙で班長が黒崎になり(如月が賄賂用のタバコや酒を供給し、黒崎が男共に渡して票を集めた)、如月は班員の申告書を黒崎に見せる。木村家には疑似家族の印が。
黒崎は隆を脅し「あいつらの秘密を探れ」と命令する。
限られた空間だけでの話は飽きるかなと思っていたけど、秘密の小出しが効いているのか今のところは面白い。
如月は黒崎を利用したいのだろうが、そうは問屋が卸さないのでは?
演出=後藤庸介
- << 41 【2021夏ドラマ】 「#コールドゲーム」5話まで終了。 今回、分かった事。 前回の食糧確保遠征部隊からは3人帰還しなかった。(←大輝は何故遠征部隊に選ばれたいのか?) 祥子は第六感が発達しているのか?(←前にもイメージが現実になっていたし) 陽菜は元々協調性が無く実母(又は継母?)に憎悪されていた。氷河期になり緊急避難時に、母は陽菜とは年の離れた妹だけを連れて逃げ陽菜は捨てられた。 陽菜は椿を「ばあちゃん」と呼び、「昔もよくこうやって二人で焼肉を食べたね」(←もしかして実の祖母なのか?) 大輝は以前、代議士如月の講演会に参加しているのを黒崎に見られていた。(←亡くなった恋人の父親が騙された件に如月が関係している?) 祥子はやはり如月に詐欺を働いた過去がある。 ゆうと君と思われる少年は、祥子と同じカラーマグネットを大事に持っている。(←確定かな?) ※賞品の牛肉1kgを懸けて、知力、体力、特技を個人で競う大会が面白かった。黒崎は木村家の特技を全員✕にしたのにも関わらず、何故か木村家が優勝。でも椿には勿論、福山家にも牛肉をお裾分けする優しさを見せた祥子。ずる賢さと優しさが無ければ詐欺師にはなれないってか?(笑) 次回はいよいよゆうと君を捜しに出掛けて行く祥子。どうなるのかな。 演出=千葉行利
>> 21
【2021春ドラマ】
「ドラゴン桜」9話まで終了。(9話は15分拡大)
今回の見所は藤井の成長物語。
最後の模試の休憩時間、恐…
【2021春ドラマ】
「ドラゴン桜」全10話終了。(10話は15分拡大)
一度は今年の受験を諦めてしまった瀬戸に桜木は、「今この瞬間が未来を作るんだ」と話し掛ける。今をただ無駄に過ごすのか、一分一秒を惜しんで必死で努力し続けるのかでは、結果が大きく違って来る。でも選ぶのはお前だ、お前次第だ。
このドラマと言うか桜木メソッドに貫かれていたのは、この事なんだよね。
人は他人を変えられない、己を変えられるのは自分だけ。でも必死で努力して変わって行く姿は他人に影響を与える。お互いの成長は相乗効果を生み、共感は仲間を増やす。仲間が増えれば変えられる未来もある。ただ環境のせいにして甘えるな、諦めるな。
桜木から「二次試験の二日間だけは自分の事だけを考えろ」と言われていたのに、他の受験生に絡まれていた健太を助けた藤井が受験に失敗し、「僕のせい?」と健太に問われた時に、「あの日お前を助けた時嬉しくて、助けに行けた自分が嬉しくて…」と答えたのは胸熱だった。桜木は一応「この大バカが!」とは言っていたけど、内心は涙が出る程嬉しかっただろうね。
アホな縦軸のせいで天野を深掘りしなかったから、あれだけ性格の悪かった弟が何で急に“兄ちゃん応援モード”になったのかも分からないし、一貫して犯罪を見逃すスタイルにも不満で、全体としては星3つ位の出来だったかな。
脚本=李正美 演出=福澤克雄
>> 23
(続き)
本郷(沢村)は逆にこれもよく居る、医師としての腕はいいけど性格は一匹狼的ポジ。
初回で一番苛々させた深澤が、“朝倉の機転が…
【2021夏ドラマ】
「ナイト・ドクター」2話まで終了。(2話は15分拡大)
今回のテーマはコンビニ受診と生活形態の変化。
共稼ぎが当たり前になり、無理をしないと昼間の受診が出来ない事が、負担を通り越して苦痛になる人が存在する。その一方で本当に救急車をタクシー代わり、夜間救急をコンビニ感覚で利用する患者とも言えない様な患者もいる。
だからと言って医者があからさまに不服を態度に出してはいけない。その中にはごく稀にでも、重症患者が混ざっていないとは言い切れないのだから。
生活形態が変化しているのだから、“何が普通なのか”の世の中の意識も変わらなくては、人々が生き辛くなるだけだ。
凄くいいテーマだったけど、その考えを患者(赤ちゃん)の両親に謝罪と共に朝倉が話し続けるという設定が、態とらしさが前に出てしまって残念だった。
作り物感の懸念材料だった桜庭は、朝倉の母親の事を調べ、発作の時に飲んでいる薬が免疫抑制剤、心臓血管外科の袋なので、恐らく心臓移植のレシピエントなのだろう。抗不安薬も飲んでいるので発作はそっちの影響なのかも。本院の跡取り息子みたいなので、母親が何らかの力技を使った可能性も有るのかも?
まだ医者のプライベートと患者の話のバランスが悪く、寧ろこのバランスを押し通す可能性も高いので、私にとっては中途半端な感じの医療ドラマになってしまいそう。
演出=関野宗紀
- << 46 【2021夏ドラマ】 「ナイト・ドクター」3話まで終了。 初回に信じられない位ポンコツだった深澤と桜庭だが、2話目のウォークイン担当で深澤が落ち着きを見せ、3話目の今回は桜庭が、朝倉のサポートを受けながらも自力で急変患者を救うという急成長を見せ、ずっと同じ脚本家と演出家で作っているのに、別々の作風の様に感じてしまう統一感の無さに少し戸惑ってしまう。 前回はコンビニ受診、今回は無保険患者と医療の問題点を取り上げている点は評価したいのだが、認知症の母親の介護退職で収入もなく借金が膨らみ、でも亡き妻の思い出の詰まった自宅は手放したくないから生活保護は受けられず無保険で、手術はするな死なせてくれって、何でこんな特殊な設定にしてしまうのだろう。しかも中学生の息子が居るのに。ドラマティックにしたいが為の設定なのでは?と思えて少し残念だったな。 でもまあ医師のプライベート部分が桜庭の話で、彼の抱える病気と仕事の関係、彼の仕事に対する望みと母親の心配という、救命救急に関連する話だったので、今回が一番医者物としてはバランスが取れていたかもね。 それにしてもここの人達は、高岡といい成瀬といい、他人の私物や書類を勝手に盗み読みするのには驚いた。 これもドラマの話を進める為の仕込みなんだけど、それで医者仲間に盗み読みさせちゃうのってどうなのよ、脚本の大北さん! 演出=関野宗紀
「2021春ドラマのまとめ①」
1位「リコカツ」
個別レス参照。
「イチケイ」と迷ったが、迷った時はオリジナル作品を上位にすると決めているのでこちらを選択。当初は永山瑛太の特に声の作り込みに違和感が有ったが、それが抜けた2話からは、ドラマの世界観に入り込む事が出来てかなりハマった。脚本、演出、役者、全てのバランスが良かった。
2位「イチケイのカラス」
個別レス参照。
裁判官が検察の結論をひっくり返す趣旨のドラマにするには、警察、検察を下げる必要が有り、その部分の出来不出来に若干のムラが有ったのは確かだが、何が凄いって、あれだけの人数のレギュラーが居て、バランスを欠く事無くきちんとキャラも立たせていた事。周囲が主人公に徐々に感化されて行く過程も上手く描かれていた。
3位「コントが始まる」
個別レス参照。
当初は雰囲気に馴染めなかったが、3話から一気にドラマの世界に引き込まれ、そこからは男3人の話にも着いて行ける様になり楽しむ事が出来た。綿密に計算されて書かれていた脚本が素晴らしかった。
【他にハマった作品】
「あのときキスしておけば」
「生きるとか死ぬとか父親とか」
【今期の演技MIP】
「コントが始まる」の仲野太賀。
役としての潤平のナイーブな感じも上手くてハマったし、毎回のコントで演じる様々な役への対応力、カメレオン振りが凄くて強く印象に残った。
「2021春ドラマのまとめ②」
全話観たドラマの平均視聴率(%)
「ドラゴン桜」14.8
「イチケイのカラス」12.5
「桜の塔」10.4
「リコカツ」9.1
「ネメシス」8.6
「着飾る恋には理由があって」8.2
「コントが始まる」7.6
「大豆田とわ子と三人の元夫」6.1
「レンアイ漫画家」5.4
以下平均視聴率不明
「珈琲いかがでしょう」
「コタローは1人暮らし」
「今ここにある危機と…」
「半径5メートル」
「あのときキスしておけば」
「最高のオバハン」
「私の夫は冷蔵庫で眠っている」
「生きるとか死ぬとか父親とか」
「理想のオトコ」
「ラブコメの掟…」
※1クールを越えるドラマ、3話以下のドラマは除く。
※視聴率は関東地区のリアルタイム世帯視聴率。単純平均。(注:加重平均視聴率とは、数字が異なる場合がある)
2021年春ドラマ
【最終回の視聴率が前週より1ポイント以上上昇したドラマ】←最後がどうなるのか期待値が高かった?
番組名/+ポイント
ドラゴン桜/+5.0
着飾る恋…/+1.5
イチケイのカラス/+1.2
(注)自分が全話視聴済みのドラマで、ワンクール以内で4話以上のドラマが対象。視聴率不明のドラマは対象外。
>> 25
【2021夏ドラマ】
「にぶんのいち夫婦」3話まで終了。
さとみのインスタのデート写真が、文が夫と出掛けた場所ばかりで更に疑いが…
【2021夏ドラマ】
「にぶんのいち夫婦」4話まで終了。
普通は他人には話さない夫婦の秘密をベラベラ喋って来る文の事を樋口はどう思っているのだろう。文を好きなら「俺の事は男としては見てないから、平気でベラベラ喋るんだな」って感じている筈で、だから文との食事中に和真と遭遇した時に、挑発的な挨拶をしたのだと思う。
それでも樋口の真意が全く伝わっていない文。和真はビンビンに感じていて嫉妬をして、帰宅するなり文を押し倒す位だったのに。
カフェには仕事でさとみも来ていて、お互いに紹介をされないまま軽い会釈をしていたが、さとみの腕には例の腕時計、文は浮気相手だと確信、でも和真には特に動揺は無し。
和真が文に囁いた言葉が、さやかが和真のではと指摘したさとみのインスタで呟くアカウントのコメントと全く同じだった事で、やっぱりと和真から離れる文。そこに優香から「死にたい」とLINE。電話をしても出ない。「優香さんは僕達が来るのを待ってる」と、文の手を引き車に走る和真。車中で文は他のいつメンにもLINEをしていたから、次回は優香宅に全員集合かな?
もしかして和真と優香ってデキてる?
さとみの事はそれを隠す為の壮大なでっち上げとか?
演出=山本剛義
- << 53 【2021夏ドラマ】 「にぶんのいち夫婦」5話まで終了。 優香はつわりが酷くて夕飯の支度が出来ず、帰宅した夫は暴言を吐き、テーブルクロスを引っ張って物をばら蒔いて出て行ったらしい。 香住は「あんたこのままだと一生あの男の奴隷だよ。置き手紙を書いてウチに来な」 話し合ってからにしたらと口を挟む和真に、「浮気もDVも最低の事をする男にはこうするしかないのよ!」何も言えなくなる和真。 引き出しに入れていた精力剤のマカを文が見付けた事を知った和真は「もう隠しておけない」 そこにLINEで妊娠検査薬が陽性の写真が送られて来る。私この子のために、いいお母さんになるから。 送っているのは香住に見えるという演出なんだけど、和真の相手が香住とは限らないし、あのLINEの送り主は別の女性なのかもしれない。 香住とさやかがグルなのかもしれないし。 文の前に唐突に高梨(和真の同僚)が現れて、「中山、立川さとみと浮気してますよ」「俺と遊ぼうよ」とラブホに連れ込もうとするも、樋口が現れて殴りつけ救い出す。これで樋口は蓋をしていた自分の本当の気持ちに気付き、和真の事を徹底的に調べると言い出す。浮気が本当でケリが付いたら俺にチャンスをくれませんか?と。 さとみとデキてるのは高梨なのかなあ。 あと優香と和真のあれはミスリードだったの?何だかなあ。 演出=加藤尚樹
【2021夏ドラマ】
「IPサイバー捜査班」(EX・東映)脚本=戸田山雅司 出演=佐々木蔵之介、福原遥、真宮祥太朗、堀内敬子、吉村界人、中川知香、高畑淳子、杉本哲太 他
オリジナル作品。《木曜ミステリー・54分枠》(全話数不明)初回は54分拡大
今流行りのサイバー捜査のスペシャリストを、京都府警サイバー総合事犯係に集めて捜査し、その情報や手柄は1課や2課に渡す損な役割を担う通称“お掃除係”の話。
デジタルに長けているのは主任の安洛(佐々木)と映像解析の川瀬(堀内)と情報解析の岡林(吉村)の3人で、元捜査一課の多和田(間宮)と新人の古宮山(福原)は、3人からの情報を受けて足で捜査をし、平塚係長(杉本)はプロファイリングの専門家だが、今のところはあちこちに気を使う和み担当みたいな立ち位置って感じ。
目新しさは無いけど、こういうのが得意なテレ朝だからまあ無難な仕上がりにはなっていた。ただ通常の2倍の時間を使う様な内容では無いので、間延びした感じは否めなかった。
新人の古宮山が有りがちなポンコツでも生意気でも無く、バディを組む多和田も先輩面をしたりバカにしたりとかはなくて、二人で真摯に仕事をしているので、それは逆に新鮮で良かったと思う。その分主人公のキャラを作り過ぎてるから、プラマイゼロか(笑)
次も観るけどレビューは多分もう書かないと思う。
演出=兼崎涼介
【2021夏ドラマ】
「女の戦争~バチェラー殺人事件~」(TX)脚本=山岡潤平 出演=古川雄大、葵わかな、トリンドル玲奈、寺本莉緒、尾碕真花、松大航也、北原里英、成海璃子、真飛聖、羽場裕一 他
オリジナル作品。《サタドラ・30分枠》(全話数不明)
テレ東の恋愛リアリティーショー「ゲット・ザ・バチェラー」という番組に参加した、鳴戸ホテルグループ御曹司・哲也(古川)と彼を奪い合う7人の女性の愛憎サスペンス。
沢山の応募者の中から“AIが選んだ相性が良い7人”という割には、個性がバラッバラに見える女性達(笑)
(クレジット順に)
①志倉若菜24歳(葵わかな)デパート店員←(もしかして親の仇が鳴戸の父親とか?)
②河原麗奈29歳(トリンドル玲奈)家事手伝い←“暴露タイム”で整形をばらされる。
③一ノ瀬りお21歳(寺本莉緒)元アイドル←賑やかし要員?
④森下一香22歳(尾碕真花)大学生で財閥令嬢←裏の顔がヤバそう。
⑤嶋田理恵29歳(北原里英)看護師←薬を飲んでいるが病気か?バトルでメンバーが怪我をするので救護要員?
⑥須崎利子28歳(成海璃子)弁護士←ビジネスか裏ビジネスか、何かを企んでいそう。
⑦遠藤星45歳(真飛聖)会社社長←オチ要員。もしかしたら斧に細工をした犯人で出オチかも?
分かりやすい様にか、女優の役名と芸名の下の名前がリンクしているのがミソ。
(続く)
>> 39
(続き)
哲也は父親からグループの広告塔になるべくこの番組に出る様に言われ、2年前に事故で亡くした最愛の恋人を忘れる事は出来ないが、前に進む為に自分の意思で参加したと自ら暴露する。
巨大グループの経営者になるにはナイーブ過ぎるのではとも思うが、物腰の柔らかさとか品の良さとか、古川さんは役とキャラが合っていると思う。
MCのケリー豊田役がかなり若い松大さんで、表情の変化や台詞の抑揚に乏しく、役者を起用した意味が無いのではと思ってしまった。
ドラマの冒頭が、哲也が最後迄残った誰かとの挙式の日に、包丁で刺されて殺されたシーンから始まっているので、哲也は誰を選び誰に殺されたのかを推理しながら、これからの女のバトルを観る事になる。
まあ30分なのでサクッと観られて、いい所で“続きは次回”になるので、このまま観て行こうかなとは思っている。
レビューを書くかは未定。
演出=北川瞳
- << 61 【2021夏ドラマ】 「女の戦争~バチェラー殺人事件~」2話まで終了。 予想通り遠藤星は斧に細工をした犯人で脱落、出オチ担当だった(笑)経営する会社の資金繰りが苦しい事迄利子にバラされて、去り際に「水素水になんか手を出すんじゃなかった」と呟く姿が、哀愁が漂っていて何か可笑しかった。真飛さんの存在感は流石だった。 で、次の脱落候補は暴露タイムで次の選挙に立候補する事をバラされて、売名とお金目的で出演したのではないかと皆から疑われ、更に森下一香からサハラ大学主席卒業は嘘で、サマースクールに行っただけの学歴詐称迄バラされた須崎利子か、空中ヨガの布が切れて落下したのが自作自演とバレた場合の嶋田理恵のどちらかだと思うのだが、理恵の場合は“薬を飲んでいる理由”がまだ明かされていないので、利子の可能性が高いかなと。 この先の予想としては、腹黒タイプの理恵、一香、河原麗奈はいずれバレて脱落し、分かりやすくアピールする一ノ瀬りおの事は、男から見たら可愛くて意外と癒されるから哲也が残して、最後迄脱落させない本命は志倉若菜なのではないかな。そして若菜は亡くなった父親絡みで哲也の父に恨みを持っているが、哲也の事は刺していない、という所かな? ※真飛聖、成海璃子とギャラの高い順に脱落させて行くのでは疑惑(笑)で、朝ドラ女優で知名度の有る葵わかなだけは残す作戦(笑) 演出=北川瞳
>> 31
【2021夏ドラマ】
「#コールドゲーム」4話まで終了。
今回、分かった事。
如月は元衆議院議員で、避難所で知り合った元町…
【2021夏ドラマ】
「#コールドゲーム」5話まで終了。
今回、分かった事。
前回の食糧確保遠征部隊からは3人帰還しなかった。(←大輝は何故遠征部隊に選ばれたいのか?)
祥子は第六感が発達しているのか?(←前にもイメージが現実になっていたし)
陽菜は元々協調性が無く実母(又は継母?)に憎悪されていた。氷河期になり緊急避難時に、母は陽菜とは年の離れた妹だけを連れて逃げ陽菜は捨てられた。
陽菜は椿を「ばあちゃん」と呼び、「昔もよくこうやって二人で焼肉を食べたね」(←もしかして実の祖母なのか?)
大輝は以前、代議士如月の講演会に参加しているのを黒崎に見られていた。(←亡くなった恋人の父親が騙された件に如月が関係している?)
祥子はやはり如月に詐欺を働いた過去がある。
ゆうと君と思われる少年は、祥子と同じカラーマグネットを大事に持っている。(←確定かな?)
※賞品の牛肉1kgを懸けて、知力、体力、特技を個人で競う大会が面白かった。黒崎は木村家の特技を全員✕にしたのにも関わらず、何故か木村家が優勝。でも椿には勿論、福山家にも牛肉をお裾分けする優しさを見せた祥子。ずる賢さと優しさが無ければ詐欺師にはなれないってか?(笑)
次回はいよいよゆうと君を捜しに出掛けて行く祥子。どうなるのかな。
演出=千葉行利
- << 62 【2021夏ドラマ】 「#コールドゲーム」6話まで終了。 今回、分かった事。 知能テストの1位は勿論陽菜だが、2位は“父親”の隆だった。地方の国立大を出たと言っていた記憶が有るが、あれは本当だったのね。 政府の救助第一陣の人数は8人で、役に立つ技術者と子供を優先する。第二陣が来るのかも不明。 黒崎は如月に技術者が消されない様に芝居を打って匿ったり、如月を殺そうと計画していた大輝を捕らえて懲罰房に入れたが、如月が大輝を消そうとしている事を察知すると「ここから逃げろ」と出してやったりと、本物の刑事で正義の人なのか? 遠征隊が行き倒れの男を救助して連れ帰り(皆優しい!)、男が切れ切れに「山小屋…助けに…ゆうと…」と言うのを聞いた大輝は、祥子に伝える。 陽菜は椿の本当の孫。椿は自分が殺人犯だったから陽菜には他人の振りをさせ、顔見知りの祥子に預けた。 大輝の恋人の父親が騙された相手は如月。自殺した時に、如月と握手している写真や投資書類っぽい物を残していた。 祥子は結婚詐欺師だった。 大輝はゆうとを捜しに山小屋に行くが、既に立ち去った後だった。 ※一気に如月のクズっぷりが明かされた今回。それでも“大輝のナイフ”というイメージが見えた祥子は、大輝に人殺しをさせたくなくて敢えて裏切る。 陽菜は隆とじゃれたりして明るくなったし、疑似でも家族効果なんだね。 演出=後藤康介
【2021夏ドラマ】
「TOKYO MER~走る緊急救命室」(TBS)脚本=黒岩勉 出演=鈴木亮平、賀来賢人、中条あやみ、要潤、小手伸也、佐野勇斗、フォンチー、菜々緒、鶴見辰吾、橋本さとし、渡辺真起子、石田ゆり子 他
オリジナル作品。《日曜劇場・54分枠》(全話数不明)初回は25分拡大
『待っていては救えない命がある』だから『待っているのではなくこちらから行く』
MERリーダーの救命救急医・喜多見(鈴木)の信念は単純明快だ。彼は幼い頃にアメリカで起きた銃乱射事件で両親を失った。母親はまだ息が有ったのだが、現場に医師は到着せず適切な処置を受けられないまま亡くなった。彼はアメリカで医科大学を出て医師になった。その後、医師を必要とする地域を求めて世界中を飛び回っていた様だ。
こう書くと孤高の気難しい医師を想像してしまうのだが、喜多見は基本は笑顔で人当たりも良く、研修医に対しても対等に接している。そしてひと度出動となると、的確な指示出しと誰もが認める“腕”で現場を捌き“死亡ゼロ”に導く。
そんなスーパードクターの唯一の難点は、出動現場を指揮している消防等の二次災害を危惧した慎重な指示命令が有っても、そこに救える命が有るのなら指示命令を無視してでも救助に向かってしまう事。
そしてその事が、まだ厚労省の認可が降りず試験運用段階のMERに影を射す。
(続く)
>> 42
(続き)
本音を言えば個人的な“赤白争い”なんて要らないんだけど、親玉の“白”に仕える厚労省の官僚であり、医系技官(医師)としてMERにも加入している音羽(賀来)が、大臣の意向を受け入れる事で得られる自身の官僚としての出世と、喜多見に見せ付けられる医師としての矜持に本心では追随したい気持ちとの板挟みとなり、彼がどう動くかで色々な展開が可能となるので、その意味で“赤白争い”は一応許容しておこうかなと思う。
パーフェクトな喜多見にも“あれがバレたら終わり”な秘密が有る様で、それを知っているのは彼を招聘した赤塚都知事(石田)と、多分彼の別れた妻と思われる千晶(仲)だけの様で。白金厚労相(渡辺)が知ったら大変だ!という撒き餌だな(笑)
8トン車を改造して作ったらしいERカーを見てもTBSの本気度が分かるし、元々は力のある脚本家の黒岩さんが、「アンサング・シンデレラ」の汚名を返上すべく本来の力を出して書いてくれれば、役者は揃っているので魅力的な医療エンタメドラマになるのではないかなと期待している。
演出=松木彩
- << 63 【2021夏ドラマ】 「TOKYO MER~走る緊急救命室」2話まで終了。(2話は15分拡大) 相変わらず冒頭からの約15分の緊急出動シーンの、弦巻を除いたチームの連携振りと喜多見の患者対応は鮮やかで素晴らしい。見惚れてしまう。特に手術シーンの鈴木亮平の台詞のスピード感と滑らかさは凄い。あれだけでも観る価値は有るのではと思える位に。 一方で今回これは許容出来ないと不快だったのは白金の腰巾着・久我山の人命軽視。 前回のレビューで“赤白争い”なんて要らないんだけど、音羽がどう動くかで色々な展開が可能となるので、その意味で“赤白争い”は一応許容しておこうかなと思う、とは書いたのだが、白組がこういう方向に動くのなら、本当に“赤白争い”は要らないわ。こういうシリアスドラマで人命を弄ぶのは不快でしか無いので。 あとERカーの中で弦巻が一人で手術をする羽目になっていたけど、あれって駒場の居るセンターに映像が行っているって事は、海浜病院にも機器を設置すれば中継が可能だよね。そうすれば今回の様な緊急時は、病院の救急医とかがサポート出来るのに何故そうしないんだろう。まだ試験運用だから?ドラマティックにする為にというのは分かっているのだけど、こっちも人命がエンタメの道具にされているみたいで、不快感の方が勝ってしまった。 (続く)
【2021夏ドラマ】
「ボクの殺意が恋をした」(ytv)脚本=徳永友一 他 出演=中川大志、新木優子、鈴木伸之、田中みな実、中尾明慶、水野美紀、藤木直人 他
オリジナル作品。《日曜ドラマ・55分枠》(全話数不明)
警視庁の中の秘密組織SOS(非合法の殺し屋組織)のトップエージェント五黄の虎こと男虎丈一郎(藤木)。幼い頃に両親を亡くした柊(中川)は、裏の顔を知らないまま清掃業を営む丈一郎に育てられた。
しかし、もうすぐ清掃業を引退すると宣言された直後に丈一郎は殺され、友人として男虎家に出入りしていた刑事の詩織(水野)から、実は丈一郎はSOSの殺し屋で私が組織の責任者と打ち明けられた柊は、俄には信じられなかったが、丈一郎の部屋には隠し部屋が有り、そこには大量の武器が有る事を知った柊は、詩織から聞かされた丈一郎の仇・鳴宮美月(新木)を自分で殺すと伝える。
えー、いくら引き取られた時から身を守る英才教育を受けていて身体能力抜群とは言え、殺し屋たる精神力は別物でしょと思ったらやっぱりで(笑)
一応ドラマ的には“間が悪い男”なので、いざ美月を殺そうとすると邪魔が入ったり、別の殺し屋デスプリンス(鈴木)の仕掛けで美月が殺されそうになると、思わず助けてしまったりで、予想通り殺したりは出来ない(笑)
(続く)
>> 44
(続き)
危機一髪から二度三度と助けられた美月は、「私のボディーガードになって」と柊に頼む。
まず丈一郎があんな殺され方(岸壁で海に向かって立っている所を後ろから撃たれる)をするか問題。常に身を守りながら“仕事”をしていたからトップエージェントなのであって、あんな隙だらけの立ち方をする訳がない、よって多分丈一郎は死んではいないと思う。
それと夜にあんなにはっきりと顔が映っている監視カメラというのも怪しい。
詩織が単独で仕組んでいるのか、丈一郎と組んでいるのかはまだ分からないが。
でも丈一郎は柊が殺し屋になる事なんて望まない筈だから、やっぱり詩織単独でって事かなあ。
“間が悪い”って演出は毎回とかやられると苛々しそうなので、デスプリンスから美月を守っている間にとっとと恋に落ちて、少し悩んでいる間に実は!という新展開(丈一郎は生きていた!とか、裏切り者は詩織だった!とか)みたいなテンポの良さ、歯切れの良さを望みたいな。
で、美月って葵ちゃんなのかな。
演出=星野和成
>> 33
【2021夏ドラマ】
「ナイト・ドクター」2話まで終了。(2話は15分拡大)
今回のテーマはコンビニ受診と生活形態の変化。
共…
【2021夏ドラマ】
「ナイト・ドクター」3話まで終了。
初回に信じられない位ポンコツだった深澤と桜庭だが、2話目のウォークイン担当で深澤が落ち着きを見せ、3話目の今回は桜庭が、朝倉のサポートを受けながらも自力で急変患者を救うという急成長を見せ、ずっと同じ脚本家と演出家で作っているのに、別々の作風の様に感じてしまう統一感の無さに少し戸惑ってしまう。
前回はコンビニ受診、今回は無保険患者と医療の問題点を取り上げている点は評価したいのだが、認知症の母親の介護退職で収入もなく借金が膨らみ、でも亡き妻の思い出の詰まった自宅は手放したくないから生活保護は受けられず無保険で、手術はするな死なせてくれって、何でこんな特殊な設定にしてしまうのだろう。しかも中学生の息子が居るのに。ドラマティックにしたいが為の設定なのでは?と思えて少し残念だったな。
でもまあ医師のプライベート部分が桜庭の話で、彼の抱える病気と仕事の関係、彼の仕事に対する望みと母親の心配という、救命救急に関連する話だったので、今回が一番医者物としてはバランスが取れていたかもね。
それにしてもここの人達は、高岡といい成瀬といい、他人の私物や書類を勝手に盗み読みするのには驚いた。
これもドラマの話を進める為の仕込みなんだけど、それで医者仲間に盗み読みさせちゃうのってどうなのよ、脚本の大北さん!
演出=関野宗紀
- << 65 【2021夏ドラマ】 「ナイト・ドクター」4話まで終了。 高岡と恋人の北斗(竹財)との間に、怪我をした急患として割り込んで来た詩織(松井愛莉)。詩織の担当にされた高岡は、女の戦いを挑まれて腹を立て、医者という立場を放棄して早退してしまう。 始めは“やれやれ”という展開だったが、途中で朝倉達も初めて知る高岡の診断能力の高さが提示されてからは、医療ドラマらしさが前に出て来て一安心。 高岡に「あんたってさ、友達いないでしょ?」と酷い言葉をぶつけていた詩織自身が、見舞いに来てくれる人が一人も居なくて、インフルエンサーである事だけが拠り所だったのか、だから店の宣伝に利用する為に優しくしていた北斗に全面的に依存し始めた。 容姿を巡る親の酷い言葉に傷付き、自分には勉強しか無いんだと思い、医者にもなった高岡は、朝倉の指摘や詩織の姿を見て、自分も北斗に依存していただけなのだと気付く。そして持ち前の診断能力の高さで詩織のメンタルの病に気付いて説得し、コンサルを受けさせる。 今回はわざとらしいドジや他人の物の盗み読みとかは影を潜め、特に途中からはシリアスな医療ドラマとして、また医者仲間の物語として見応えが有った。 次回は成瀬の医療過誤がメインで、これでチーム5人の紹介編が終わる。ここからわざとらしさを消して、チーム医療のドラマとして浮上して行けるのか、楽しみになって来た。 演出=澤田鎌作
【2021夏ドラマ】
「彼女はキレイだった」(カンテレ・共同テレビ)脚本=清水友佳子 他 出演=中島健人、小芝風花、赤楚衛二、佐久間由衣、LiLiCo、木村祐一、菅原大吉、本多力、片瀬那奈 他
韓国MBCのドラマ原作。《火曜21時・54分枠》(全話数不明)初回は15分拡大
まず初期設定として少年時代に肥満児だった宗介(中島)が、努力してスラッとした体型になるのは十分有り得るが、少女時代に黒髪サラサラのロングヘアーだった愛(小芝)が、大人になったら強度の癖毛になるなんて事は有り得ないのだから(まさか子供時代は縮毛矯正していたなんて後から言い出さないよね?)、あのだらしないソバージュみたいな髪型は、本当は可愛いのにみすぼらしく見せる為の演出、そこに嘘が有るので最初からシラケてしまった。
いくらバイトでも飲食店であの広がった髪を束ねさせないって有り得ないし、大手の出版社の面接にも束ねないで行くって、これまで何社も落ち続けていたのはそれも原因の一つだろ(笑)
愛が忙しい編集部で次々に指示を出されて振り回され、スタジオでは転けて大失態って既視感半端無かったし。
良かったのは二人が子供時代の描写だけ。そこには嘘も誇張も無かったから。
全く駄目って訳でもないので次回も一応観てから、離脱するか、レビューは書かずに観るだけにするかを考える。
演出=紙谷楓
- << 66 【2021夏ドラマ】 「彼女はキレイだった」2話まで終了。 あまり文句ばかりは書きたくは無いけど、何あのディスプレイを見て考え事に集中しているから、宗介には何も聞こえていないという描写。静かな車内の助手席からあれだけはっきりと話し掛けているのに聞こえていないって、今度からはブーブークラクションでも鳴らしたらいいわ(笑) 売れない雑誌は廃刊になる運命なのは何処も一緒。阻止するにはライバル誌より多く部数を売るのが条件で、だからパワハラまがいに部下の尻を叩いているというのが如何にも漫画的(これは韓ドラだが)で、廃刊の事は隠しておきたいなんて逆張りもいい所で出来ない上司の典型じゃん。 で愛はと言えば、「ファッションと美容は任せて」という梨沙の特訓で、あっという間に知識を習得して、使い勝手の良いアシスタントに急成長という都合のいい出来レース。どんだけ優秀なのよ(笑) あのコンビニおにぎりのフィルムを外してと樋口が頼むシーン、愛は仕事中の手なのに、フィルムを全部外して手掴みで渡そうとしていてうわっとなったし、居酒屋のシーンで樋口が、恋人でもないのに自分の箸で料理を愛に取り分けていたのも気になってしまった。 あと樋口が店員のミスで水を被るシーン。あの場所と角度で店員が転けて、何で愛の方に水が飛ぶの?(笑) もうやめておく。 次もレビューを書くかどうかは保留にしておく。 演出=紙谷楓
【2021夏ドラマ】
「ハコヅメ~たたかう!交番女子」(NTV)脚本=根本ノンジ 出演=戸田恵梨香、永野芽郁、三浦翔平、山田裕貴、西野七瀬、平山祐介、千原せいじ、ムロツヨシ 他
秦三子の漫画原作。《水曜ドラマ・60分枠》(全話数不明)
私自身は、警察は権力を持っている分その権力を正しく使い、治安維持の為に頑張ってくれていると信頼しているが、それだけに元刑事で交番勤務に異動して来た藤(戸田)が、新人の川合(永野)に語りかけた「警察官の主な仕事はサンドバッグだよ。犯人を捕まえている時よりサンドバッグになっている時間の方がずっと長いの」という台詞が気になった。
何故かと言うと、このドラマの原作者は10年勤務した元警察官だから。漫画を読んだ訳では無いので、この台詞が漫画の物なのかドラマの物なのかは定かでは無いが、原作者が普通の警察官の日常の仕事を知って貰いたくて漫画家に転身したというのを読んで、恐らくこういう感覚がリアルなんだろうなと感じたのが藤の台詞だったので書き出してみた。こう思わせてしまう違反者や住民等が少なからず居るという現実にも少々がっかりしてしまう。(国民のモラルの低下なのか、警察官の質が落ちているのか、その両方なのか…?)
前置きが長くなってしまったが、プロ警察官と素人に毛の生えた様な新人の取り合わせを後ろから見守るポーカーフェイスの交番所長(ムロ)、
(続く)
>> 48
(続き)
有りがちな設定ではあるけど、まず有能だけど川合から見て掴み所の無い藤という元刑事が、結構魅力的に描かれているし、お約束の新人川合のドジ具合も丁度いい塩梅で留めているのでシラケる事もなく、何でもお見通しみたいな感じも少し漂わせているけどストーリーの邪魔はしない所長と、三人のバランスが絶妙で観やすかったし面白かった。
藤は何かをやらかして(名目上はパワハラ?)刑事課から交番勤務に異動して来た形を取っているが、恐らく何かの事件で取り逃がした犯人を捜しているとか、未解決の事件の真相を探っているとか、その為にはここの交番勤務になる必要が有ったという様な事なのかなと想像。
指導型というよりは、やらせて見守る型の藤と組む事で、川合がどう成長して行くのか、その部分の描き方にこのドラマの成否は掛かっていると思うので、初回の様なタッチが続くなら観て楽しめるドラマになるのではないかなと感じている。
演出=南雲聖一、菅原伸太郎
※初回から二人体制とは。大掛かりなロケが有ったからなのかな?コロナの関係で撮影時間が余計に取られているのは間違いなくて、現場は本当に苦労が多いんだろうな。ドラマ好きとしては心から感謝している。
- << 69 【2021夏ドラマ】 「ハコヅメ~たたかう!交番女子」2話まで終了。 最近のパトカーの乗り心地は眠りを誘う位に快適らしい。眠って貰っては困るが(笑)、少しでも彼らの体の負担を減らせるのなら良かったと思う。 今回も交番警察官の応援の仕事として、検視に立ち会ったり、ガサ入れを手伝ったりという事が紹介された。特にガサ入れの方で、部屋の住人女性は犯罪には関係無いのに、転がり込んで来て同棲している男が空き巣の常習犯だった為に、彼女の私物も含めて全部細かく調べられる事に拒否反応を示した川合を藤が外に連れ出し、「川合の反応の方が正常なんだよ。そこに座ってな。」と優しく声掛けしたシーンが心に残った。赤の他人がズカズカ入って来て、下着一枚一枚までチェックして行くなんて、やられる方も嫌だけど、やる方だって心を無にして慣れていかないとやってられない仕事だよね。こういうのは一般人には分からない心理で、また一つこのドラマで教えて貰った。 学校で源達から手柄を横取りしてニヤリとする藤には笑ったし、ラブホの張り込みで急に山田を惑わせて、“やるな、これ”と思ったら案の定また手柄の横取りで爆笑。 かと思えば亡くなった義父の介護で疲れ切っていた女性に、検視で「背中も顔も綺麗なのは丁寧に介護をされていた証拠です」と優しい言葉を掛けてあげる思いやり。 主人公が魅力的だと観ていて飽きないわ。 演出=南雲聖一
【2021夏ドラマ】
「ただ離婚していないだけ」(TX・ジェイ.ストーム・東映ビデオ・製作委員会)脚本=田中眞一 他 出演=北山宏光、中村ゆり、萩原みのり、深水元基、北川拓実、西川可奈子、武田航平、団時朗、甲本雅裕、杉本哲太 他 ※甲本、杉本は初回は未出演
本田優貴の漫画原作。《ドラマホリック!・40分枠》(全話数不明)
中村ゆりがリビングの床で目覚めると一面の血の海。奥に目をやると北山宏光が目を閉じて壁にもたれて座っている。彼女が殺してしまったの?と思ったら、ゆっくりと目を開ける北山宏光。という事はこの大量の血は誰の物?虚ろな表情のままの男、泣き続ける女。男のモノローグ“俺は何度も思い出す。あの夜の事を。何度も何度も。何故あんなことになってしまったのか”
男が左手を顔に当てると、その手は血に染まっていた。
こんな衝撃的な場面で始まった話は、直ぐに二ヶ月前に戻る。
夫の正隆(北山)はかなりのモラハラ男。口答えも爆発もせずに従っている妻の雪映(中村)。夫はフリーライターで妻は小学校教師。夫は編集者にネチネチと嫌味を言われ馬鹿にされても、口答えも爆発もせずに、言われた通りに原稿の直しをしている。仕事の鬱憤を妻にそのまま向けているのか?と思ったら、その捻れた性格のそもそもの発端は、母親の再婚から始まっていた。
(続く)
>> 50
(続き)
再婚相手は大手製薬会社の社長(団)で、母親が弟の利治(武田)を産むと、継父は彼が後継者とばかりに可愛がって世間に公表し、正隆の存在は消されたも同様に育ったらしい。
そんな男が何故教師の雪映と結婚したのか、その部分がまだ描かれていないので何とも言えないのだが、雪映は過去に妊娠はしたが不育で子供を失っており、医者の話を聞く場には正隆も同席していたので、少なくともその辺り迄は今みたいな酷いモラハラ野郎では無かったのかもしれない。
ただ心の中では泣く妻に“うるせえな、これで良かったんだよ”と毒づき、“家族と向き合わずに済んだと安堵している自分がいた”らしいので、継父が刻み付けた心の傷はずっと彼を支配し続けて来たのだろう。
正隆は萌(萩原)という若い女と浮気をしている。少年院帰りの弟を抱え、二つのバイトを掛け持ちしている中々シビアな現実を生きている女だが、正隆にはそういう影を見せない。彼女の望みで出掛けた箱根旅行。一段飛ばしで階段を駆け上がる萌。下から見詰める正隆に「今あたし幸せ」と顔を崩して笑う萌。
ああ、この無邪気でめげない明るさに正隆は救われている部分が有るんだろうなと、何となく伝わって来たいいシーンだった。
その夜、温泉に浸かりながら、正隆は萌から妊娠した事を告げられる。
ジャニも遂にここまでやるのか、でも北山くんはいい芝居をしている。
脚本、演出=安里麻里
- << 71 【2021夏ドラマ】 「ただ離婚していないだけ」2話まで終了。 不倫相手に子供が出来たと言われて、「何で…だから何でだよ!」「誰のだ?」「堕ろせ、絶対に堕ろせ」と命令する男。 「分かってるよ、当たり前じゃん」と答えながら、失望と哀しさと諦めが混ざった様な目で正隆を見詰める萌。この時の萩原みのりさんの演技が素晴らしくて、すっかり萌に感情移入してしまった。 5年前迄は継父の会社で働き困難な仕事も成功させ、妻との仲も良かった正隆だったが、ある日の役員会で後継社長に指名されたのは、弟で実子の利治だった。他の役員が口々に「何故ですか」「何故、正隆さんじゃ無いんですか?」と問い質していた位なので、正隆は仕事が出来るだけではなく人望も相当有ったのだろう。 恐らくこれが決定打となり正隆は闇落ちした。 どうしてこんなクズ男に萌は惚れたのか。 「凄い不器用で無理ばかりして私に似ている人」、萌にとって正隆は魂の部分で共感出来る人だったのか? 堕胎費用を渡され一人で手術を受けた萌。 夜になって会ってはくれたが、堕ろした事を確認すると仕事を理由に直ぐに行ってしまう正隆。もう声の届かないその遠い背中に「もし私が産みたいって言てったら、正隆さんはどうしてた?」と泣きながら問い掛ける萌。 そして彼女の精神は崩壊する。切な過ぎるわ。 共同脚本、演出=安里麻里 ※全12話の情報あり
【2021夏ドラマ】
「八月は夜のバッティングセンターで。」(TX・BABEL LABEL・製作委員会)脚本=山田能龍 他 出演=関水渚、仲村トオル、岡田圭右、藤田朋子 他 ※各話にゲストの女優と元プロ野球選手が1名ずつ登場
アプリゲーム八月のシンデレラナイン原作。《水ドラ25・30分枠》(全8話予定)
アプリゲームを開発した会社のアカツキが番組提供もしている。制作費は少なくてもアイディアは豊富で斜め上からでも捻り出して来る、いかにもテレ東らしい作品だ。
無名の元プロ野球選手・伊藤智弘(仲村)が、オーナーに頼まれたと言って、女性が打っているバッティングゲージの外に陣取り、その打撃を眺めているだけでも十分怪しいのに、そこでアルバイトをしているオーナーの姪の舞(関水)に咎められると「バッティングを見ればその人の悩みが分かる」と豪語する胡散臭さ。
でも実際にその女性・坂本(木南晴夏)は、同期や後輩のミスをカバーしたりフォローしたりでいい様に使われ、上司からは地雷処理班とまで揶揄されていた。
再び打ちに来た坂本。悩みを聞き伊藤がボールを高く投げて落ちて来ると…3人は野球場のベンチに居たという謎展開(笑)
試合を壊した同期の後を引き継いだ坂本を更に引き継ぐ岡島秀樹!(台詞も有る!)
野球好きで伊藤智仁とかを知っている世代が観ると、感慨深くて特に面白いかも。
演出=原廣利
>> 37
【2021夏ドラマ】
「にぶんのいち夫婦」4話まで終了。
普通は他人には話さない夫婦の秘密をベラベラ喋って来る文の事を樋口はどう…
【2021夏ドラマ】
「にぶんのいち夫婦」5話まで終了。
優香はつわりが酷くて夕飯の支度が出来ず、帰宅した夫は暴言を吐き、テーブルクロスを引っ張って物をばら蒔いて出て行ったらしい。
香住は「あんたこのままだと一生あの男の奴隷だよ。置き手紙を書いてウチに来な」
話し合ってからにしたらと口を挟む和真に、「浮気もDVも最低の事をする男にはこうするしかないのよ!」何も言えなくなる和真。
引き出しに入れていた精力剤のマカを文が見付けた事を知った和真は「もう隠しておけない」
そこにLINEで妊娠検査薬が陽性の写真が送られて来る。私この子のために、いいお母さんになるから。
送っているのは香住に見えるという演出なんだけど、和真の相手が香住とは限らないし、あのLINEの送り主は別の女性なのかもしれない。
香住とさやかがグルなのかもしれないし。
文の前に唐突に高梨(和真の同僚)が現れて、「中山、立川さとみと浮気してますよ」「俺と遊ぼうよ」とラブホに連れ込もうとするも、樋口が現れて殴りつけ救い出す。これで樋口は蓋をしていた自分の本当の気持ちに気付き、和真の事を徹底的に調べると言い出す。浮気が本当でケリが付いたら俺にチャンスをくれませんか?と。
さとみとデキてるのは高梨なのかなあ。
あと優香と和真のあれはミスリードだったの?何だかなあ。
演出=加藤尚樹
- << 72 【2021夏ドラマ】 「にぶんのいち夫婦」6話まで終了。 やっぱりさとみとデキていたのは高梨だった。 文から「もういい、これ以上受け止められない」と言われた樋口だが、高梨を捕まえてネクタイを締め上げ、口を割らせる。 さやかが文に「和真さんのアカウントかも?」と教えたあのアカウントは、高梨の裏アカだった。そして「頼まれたんだよ」と。 さやかと高梨がグルなら、あの“何故?”が繋がるのだ。 さとみの不倫相手が和真ではない場合、何故さとみのインスタにアップされているお出掛け写真の場所が、文と和真が出掛けた事のある場所とことごとく一致するのだろうという疑問が有ったのだが、文達の部屋に飾られた写真を自由に見る事の出来たさやかが、高梨にさとみとのデート場所と自撮りの位置を指示すれば、同じ様な写真をさとみがアップするのは可能だった訳で。(←さとみは出勤時に会社の前で和真に会うと、いきなり腕を絡めたりしていたんだけど、あれはどういう意味なんだ?) 泥酔してさやかに自宅迄送らせた文は、ベッドで潰れた振りをして、和真とさやかの会話に聞き耳を立てる(キスしてる所とかスマホで撮影もしてたよね?)。 次回はいよいよ修羅場みたいだけど、まだ100%相手がさやかだとは言い切れない。 樋口が言っていたさとみの二股も、まだ捨て切れないから。 演出=山本剛義
【2021夏ドラマ】
「緊急取調室」(EX)脚本=井上由美子 出演=天海祐希、田中哲司、速水もこみち、鈴木浩介、工藤阿須加、塚地武雅、池田成志、でんでん、小日向文世 他
オリジナル作品のシリーズ4作目。《木曜ドラマ・54分枠》(全話数不明)初回は10分拡大
前後編の表示が無かったのでうっかりしていたのだが、考えてみればこのドラマの初回は2時間SPか前後編と相場は決まっていたんだよね。途中であっそうかとは思ったけど(笑)
50年振りに姿を現した伝説の活動家・大國塔子(桃井かおり)は、何故ハイジャック事件を起こしたのか?何故同乗していた国交省の宮腰副大臣(大谷亮平)の、淡島パーク疑惑を暴こうとしていたのか?
そして宮腰の秘書の東が持ち込んだバッグに爆弾が入れられた経緯は?
等々が次回への持ち越しとなったが。
大國に爆弾はそいつの手荷物に入れたと言われた東が、自分のバッグを開けて液体爆弾っぽい物を躊躇なく掴んで持ち上げていた所を見ると、彼はそれが偽物でバッグに入っていた事も知っていたとしか思えない。真壁に「これが爆弾?」と言われて慌てた様に大國に突進し、真壁が振り向いた時には毒入り注射を射たれていた。
射した瞬間は映っていなかったので、東が自ら射した事も考えられる(糖尿病用の簡単な注射なので可能)。
予告の感じでも大國と東が組んでいた可能性が高い。
(続く)
>> 54
(続き)
でもそうならどうやって二人は繋がったのか?
東は宮腰から「全てを背負って死ね」と言われていた。だから捨て身の作戦に出たのかもしれない。隠蔽される事まで考えて新品のPCを入れて、証拠の入ったPCは何処かに隠している可能性。では大國側の動機は?
大國の潜伏先を提供しサポートしていた小暮しのぶと見られる遺体が発見されたが、小暮と大國が入れ替わっている可能性は無いのかな。そして小暮と東の方に血縁関係が有ったとか。
全部的外れかもしれないけど、想像を掻き立ててくれる事件設定の面白さ、カリスマ性のある桃井さんだから成立するキャスティングの妙、そしていつもながらのレギュラー陣の安定感、緊張とクスッと笑える部分のバランスの良さ、初回からこれぞキントリと思える出来で安心した。
熱血漢で空回りしていた警乗警察官の山上(工藤)が、まさかの善さんの息子だったとは。小学生の時に両親が離婚して母親の姓になったから、中田ではないんだとか。
彼はキントリに関わるのかな?
でも9月末でのキントリ解散が決まっていて、今回はやけに強調しているので本気?
こんな人気コンテンツをテレ朝が手放す?
無いよねえ。
演出=常廣丈太
- << 73 【2021夏ドラマ】 「緊急取調室」2話まで終了。 まさかの前後編で完結させない曖昧着地。大國塔子は肝心な事は最後迄喋らずに、自分自身が“いつでも証言出来る爆弾”になる事を選んだ。 これは既定のキントリ解散に絡めて大國爆弾を使うつもりなのか、それとも伝説の活動家としての矜持を持たせたかった故の演出なのか。 大國と東秘書が繋がっていたという推測は当たっていたが、東から接触して来てハイジャック犯として死なせてくれる事になっていたという話は意外だった。 地下に潜って50年の生活を支えてくれていたシンパの小暮が、結婚したいから戸籍を返してくれ(成り済ましの解消って事ね)と言って来たのが事の始まりで、既に大國の事が邪魔になっていた小暮との言い合いの末に、自分の長い“おさげ”で首を絞めて小暮を殺してしまった大國。 文字通り食い詰めてしまった訳だが、そのタイミングで東が接触して来た。 (東がどうやって大國の居場所を突き止めていたのかが明かされなかったので、この部分がドラマとしては弱いが) シンパが一人しか居なくて、長年のサポートで疲弊して心変わりしてしまったら、成り済ましてはいたけど働いていた訳でもない活動家の末路はどうなるのか?という視点が面白かった。 そして桃井かおりさんの凄さね。19歳の伝説の演説から食い詰めた“おさげの婆さん”まで、過不足なくきっちりと演じ分けていた。 (続く)
【2021夏ドラマ】
「#家族募集します」(TBS・TBSスパークル)脚本=マギー 出演=重岡大毅、木村文乃、仲野太賀、岸井ゆきの、金子大地、福山翔大、小松和重、円山礼、佐藤逢灯、宮崎莉里沙、三浦綺羅、山本美月、石橋蓮司 他
オリジナル作品。《金曜ドラマ・54分枠》(全話数不明)初回は15分拡大
お好み焼きの“にじや”に押し掛け弟子入りした蒼介(仲野)が、ルームシェアをするつもりで声を掛けたら、その男・俊平(重岡)は昔の学童仲間でシングルファザーだった。
そこから蒼介は、ルームシェアをしながら皆で子供を見守り育てる、疑似家族の様な暮らしをする事を思い付き、SNSで募集をする。お試しも短時間預かりも可にした事から、急な呼び出しで困っていた礼(木村)が娘を預け、扱いに困った蒼介のSOSで仕方なく俊平も息子を連れて“にじや”に行き、礼母子と知り合う。
良く言えば人との距離の取り方が近くてフレンドリー、悪く言えば図々しくて馴れ馴れしい蒼介が、俊平の事情も考慮せずに絡んで行く前半は、ちょっと滑ってる感じは否めなかったのだが、我武者羅に頑張っている俊平や、人に頼りたくないと肩肘張っている礼の心を溶かすには、あれくらい図々しく相手の懐に入って行けるメンタルの持ち主じゃないとダメなのかもと、途中からは思い始めた。熱くて情に脆い点もポイント高いかな。
(続く)
>> 56
(続き)
俊平と話している時に蒼介がふと言った言葉「二人とも無理してんじゃねえかな。無理してまで立派である必要あんのかな。」
側で聞いていた礼は、「何でも話せよ」と言う蒼介の言葉には反発しながらも、「子供と二人きりで居ると自分の気持ちを話せないでずっと過ごしている事に気付きます。誰かに話せたら気持ちの整理もつくのにって」と今の気持ちを明かし、俊平も「確かに」と応じた辺りから、三人の結び付きは始まった様な感じがした。
俊平は絵本作家だった妻・みどり(山本)とは、約三ヶ月前に事故で死別している事は明かされているが、礼の方は自分でこの生き方を選んだという様な言い方をしていたので、離別なのかもしれない。
めいく(岸井)親子は最後にチョロっとしか出なかったのでまだ分からないのだが、俊平の息子・陽役の逢灯くんと、礼の娘・雫役の莉里沙ちゃんは演技も自然で、それぞれの親に馴染んでいて一安心。これからも出番は多いだろうから子役の出来は重要で、ドラマの成否にも関わって来ると思う。(余談だが少しだけ出ていた俊平の子供時代を演じた子が、特に笑った時の顔が重岡くんにそっくりで驚いた。よく見付けて来るよなあ)
次回はめいくが騒動を巻き起こす様で、疑似家族発足まではまだまだ時間が掛かりそう。
演出=福田亮介
- << 77 【2021夏ドラマ】 「#家族募集します」2話まで終了。 まず最初に、次回3話の放送は中3週空けての8/13だと言う。ほぼ1ヵ月放送が無い。何これ。まず来週は「ザ・ベストワン」という4時間のお笑い番組が入っていて、もしかして仲野さんが新型コロナウイルスに感染して撮影がストップした影響で?とも思ったのだが、4時間の生放送という記事が7/7付けで出ていて、仲野さんが発熱して撮影がストップしたのが7/9だから、どうやら当初から7/23と、五輪中継のある7/30は、このドラマの放送休止は既定の事だった様だ。 8/6については22時台にTBSの五輪中継は無いので、もしかしたらこの部分が仲野さん感染の影響なのかもとは思うのだが、それは仕方ないとして、最初から2回続けて休止が決まっていたなんて、ドラマファンとしては流石にどうなの?と愚痴の一つも言いたくなる。しかも(まあ、間が空くからわざとなんだろうけど)次回は、俊平が陽にママの本当の事を告げる大事なシーンが有るらしいし、礼の隠して来た事(多分雫の父親の事、もしかして未婚の母とか?)も明かされるかもとの事で、それが1ヵ月後ってドラマ好きはともかくとして、普通の視聴者はそこ迄待ってくれるのかね。 これは主役として数字がカウントされる重岡くんが、流石に可哀想だわ。えっ?だからジャニの重岡くんに御鉢が回って来たの? (続く)
>> 6
(続き)
※1 今期は五輪の関係で前倒しスタートも多いので、5/31スタートの作品から夏ドラマとして扱う事にした。
※2 続編の内「…
【2021夏ドラマ】の追加情報
※1 EXの「土曜ナイトドラマ」は「オシドラサタデー」に吸収される形で枠を廃止。「オシドラサタデー」は60分枠となる。7月末から美 少年主演の「ザ・ハイスクール ヒーローズ」の放送が予定されているが、視聴予定無し。
※2 NHK「ドラマ10」の夏ドラマの発表は無し。おそらく五輪放送の為と推察。
なお9/17から全3話でオダギリジョー脚本・演出のドラマ「オリバーな犬、(Gosh!!)このヤロウ」が放送される事は発表済み。
※3 NHK「土曜ドラマ」と「よるドラ」の次の夏ドラマも未発表。
『以下夏ドラマ以外の情報』
現在火曜21時「彼女はキレイだった」の放送枠は、10月改編で「月9」に続く月曜22時台に移動する予定。
NHK「よるドラ」と被り、23時台のTX「ドラマプレミア23」迄4本続く、“ドラマ渋滞曜日”になってしまう(悲鳴)
【2021夏ドラマ】
視聴中のドラマの初期評価1️⃣(曜日順)
※放送回数にバラ付き有るが、視聴した所迄の評価
※☆5がハマってる、☆4が面白い又は良作、☆3がまあまあ、☆2がイマイチ、☆1が離脱するかも
※☆の後ろに↗️を付けた物は今後もっと面白くなるかも、期待出来そう
「ナイト・ドクター」☆☆☆↗️
「いいね!光源氏くん し~ずん2」(終了)☆☆☆☆
「シェフは名探偵」☆☆☆☆
「彼女はキレイだった」☆☆
「ハコヅメ~たたかう!交番女子~」☆☆☆☆↗️
★「ただ離婚してないだけ」☆☆☆☆
★「にぶんのいち夫婦」☆☆☆
★「八月は夜のバッティングセンターで。」☆☆
「IPサイバー捜査班」☆☆☆
「緊急取調室」☆☆☆☆☆
「#家族募集します」☆☆☆↗️
「ひきこもり先生」(終了)☆☆☆☆
「ボイスⅡ 110緊急指令室」☆☆☆
「女の戦争~バチェラー殺人事件~」☆☆☆
「#コールドゲーム」☆☆☆
「TOKYO MER~走る緊急救命室」☆☆☆☆☆
「ボクの殺意が恋をした」☆☆☆
★印は24時以降に放送開始の深夜ドラマ
(関東の番組表より)
※まだ放送されていない作品については2️⃣で評価予定
- << 92 【2021夏ドラマ】 視聴中のドラマの初期評価2️⃣(曜日順) ※放送回数にバラ付き有るが、視聴した所迄の評価 ※☆5がハマってる、☆4が面白い又は良作、☆3がまあまあ、☆2がイマイチ、☆1が離脱するかも ※☆の後ろに↗️を付けた物は今後もっと面白くなるかも、期待出来そう 「プロミス・シンデレラ」☆☆☆ ★「サレタガワのブルー」☆ 「推しの王子様」☆☆↗️ 「漂着者」☆☆☆ ※「武士スタント逢坂くん!」のみまだ未放送なので、個別レビューに直接記載する ★印は24時以降に放送開始の深夜ドラマ (関東の番組表より)
【2021夏ドラマ】
「ひきこもり先生」全5話終了。
丁度昨日このドラマを観る前に、秋田県公立高校で起きたいじめ事件について、7年の時を経て当時の校長が被害女子生徒とその父親に対し、教育委員会の職員と被害者の弁護士立ち会いのもと、当時の自身の対応や発言に関して非を認め謝罪をしたとのネットニュースがアップされたのを読んでいたので、スタートから30分迄のドラマの流れと現実のニュースがリンクして、こういう事も一因なんだろうなと考えさせられた。
勿論ドラマは誇張されてはいるが、根っ子は同じなのではないか。
これは本当に私個人の想像でしかないが、秋田の校長は事件の翌年が定年だったので、このまま波風を立てずに退職したいという思いが、教育者としての判断を鈍らせた面が有ったのではないか?
そして教師は何故無力なのか。ドラマに有った様に人事評価をするのが校長だからなのか?その校長の評価をするのは教育委員会との事なので、教育委員会が方向性を間違えればドミノ倒しで間違いが通ってしまう危険性が有るという事になる。
教育者が大人が、間違っている生徒を正さずに、被害生徒の傷口に更に塩を塗って得る安泰って、どんな意味が有るのか。
本当に色々な事を考えさせられる良作だった。
※ラスト15分のコロナ禍の描き方が中途半端だったので、あれなら無い方が良かったかなと思う。
演出=石塚嘉
>> 40
(続き)
哲也は父親からグループの広告塔になるべくこの番組に出る様に言われ、2年前に事故で亡くした最愛の恋人を忘れる事は出来ないが、前に進…
【2021夏ドラマ】
「女の戦争~バチェラー殺人事件~」2話まで終了。
予想通り遠藤星は斧に細工をした犯人で脱落、出オチ担当だった(笑)経営する会社の資金繰りが苦しい事迄利子にバラされて、去り際に「水素水になんか手を出すんじゃなかった」と呟く姿が、哀愁が漂っていて何か可笑しかった。真飛さんの存在感は流石だった。
で、次の脱落候補は暴露タイムで次の選挙に立候補する事をバラされて、売名とお金目的で出演したのではないかと皆から疑われ、更に森下一香からサハラ大学主席卒業は嘘で、サマースクールに行っただけの学歴詐称迄バラされた須崎利子か、空中ヨガの布が切れて落下したのが自作自演とバレた場合の嶋田理恵のどちらかだと思うのだが、理恵の場合は“薬を飲んでいる理由”がまだ明かされていないので、利子の可能性が高いかなと。
この先の予想としては、腹黒タイプの理恵、一香、河原麗奈はいずれバレて脱落し、分かりやすくアピールする一ノ瀬りおの事は、男から見たら可愛くて意外と癒されるから哲也が残して、最後迄脱落させない本命は志倉若菜なのではないかな。そして若菜は亡くなった父親絡みで哲也の父に恨みを持っているが、哲也の事は刺していない、という所かな?
※真飛聖、成海璃子とギャラの高い順に脱落させて行くのでは疑惑(笑)で、朝ドラ女優で知名度の有る葵わかなだけは残す作戦(笑)
演出=北川瞳
- << 79 【2021夏ドラマ】 「女の戦争~バチェラー殺人事件~」3話まで終了。 やっぱりギャラ順(笑) 成海璃子の演技が振り切っていて笑えた。(後から出て来た「チクショー」の“おの発音の口”=最大限に口を開いた“おの口”で画を止めた演出には笑ってしまった) 一ノ瀬りおは毒舌だけど言っている事は結構的を射ているんだよね。それに苛ついた嶋田理恵=元AKBの北原里英に、「どうせ枕、この位のレベルのアイドルなんてそんなもん。じゃなきゃ大した才能も無いのにテレビなんか出られる訳ない」なんて台詞を宛てがう鬼畜の脚本(笑) それに対して「好きになる感情が分からない。恋愛禁止だったから」と急にしおらしくなる一ノ瀬りお。コンボでAKBらしきアイドルをおちょくっていて笑えたけど、世間ではオワコンって認識なんだろうなと、一抹の寂しさも禁じ得ない。 馬鹿を装ってはいるけど中々の策士の一ノ瀬りおに嵌められた森下一香が暴露タイムの餌食となり、SNSの裏の顔が暴かれた。名門は名門なりにレールが敷かれていて、それなりの振る舞いが常に求められる事がストレスで、裏アカはその反動だった、哲也さんなら分かるでしょ?と一香は必死のアピール。 次回の脱落はちょっと読めないなあ。若菜とりおは残すとして、一香か理恵かなあ。やっぱり華のあるトリンドル玲奈は残したいよね。 演出=安見悟朗
>> 41
【2021夏ドラマ】
「#コールドゲーム」5話まで終了。
今回、分かった事。
前回の食糧確保遠征部隊からは3人帰還しなかっ…
【2021夏ドラマ】
「#コールドゲーム」6話まで終了。
今回、分かった事。
知能テストの1位は勿論陽菜だが、2位は“父親”の隆だった。地方の国立大を出たと言っていた記憶が有るが、あれは本当だったのね。
政府の救助第一陣の人数は8人で、役に立つ技術者と子供を優先する。第二陣が来るのかも不明。
黒崎は如月に技術者が消されない様に芝居を打って匿ったり、如月を殺そうと計画していた大輝を捕らえて懲罰房に入れたが、如月が大輝を消そうとしている事を察知すると「ここから逃げろ」と出してやったりと、本物の刑事で正義の人なのか?
遠征隊が行き倒れの男を救助して連れ帰り(皆優しい!)、男が切れ切れに「山小屋…助けに…ゆうと…」と言うのを聞いた大輝は、祥子に伝える。
陽菜は椿の本当の孫。椿は自分が殺人犯だったから陽菜には他人の振りをさせ、顔見知りの祥子に預けた。
大輝の恋人の父親が騙された相手は如月。自殺した時に、如月と握手している写真や投資書類っぽい物を残していた。
祥子は結婚詐欺師だった。
大輝はゆうとを捜しに山小屋に行くが、既に立ち去った後だった。
※一気に如月のクズっぷりが明かされた今回。それでも“大輝のナイフ”というイメージが見えた祥子は、大輝に人殺しをさせたくなくて敢えて裏切る。
陽菜は隆とじゃれたりして明るくなったし、疑似でも家族効果なんだね。
演出=後藤康介
- << 80 【2021夏ドラマ】 「#コールドゲーム」7話まで終了。 今回、分かった事。 遠征隊に助けられた男は別荘地の管理人で、ゆうとの(里親の)両親が街へ出掛けている時に隕石が衝突、一人残されたゆうとを置き去りには出来ず、電気の止まった別荘地から連れ出し山小屋に匿った。 ゆうとは狩りに出掛けていただけで、戻って来て大輝と遭遇。何とか連れ帰る大輝。 20代の祥子は如月と本気の恋に落ちたが、金持ち令嬢との結婚を選んだ如月にあっさり捨てられた。その仕返しに投資詐欺を仕掛けてまんまと成功。その後は同じ様な立場の女性の為に、義賊の様に詐欺を働いていたらしい。 ゆうとの父親とは結婚していたが飛行機事故で亡くなった。←ホンマかいな(笑) 祥子のイメージ発動=拳銃と編み物 ベッドのゆうとに声を掛ける編み物をしていた女性。「お母さん…」とゆうと。そうだ!あの時里親の役をやっていたのは阿南敦子さんだった! ※黒崎は今度は大輝を如月の元に連れて来させて、拳銃を如月に渡した。天井にぶっ放したので弾は入っているみたい。黒崎の思惑って? 次回は最終回。あまのっちが救出部隊で出るのかな? ゆうとと祥子がどうなるのか、疑似家族がどうなるのか楽しみ。 演出=千葉行利
>> 43
(続き)
本音を言えば個人的な“赤白争い”なんて要らないんだけど、親玉の“白”に仕える厚労省の官僚であり、医系技官(医師)としてMERにも…
【2021夏ドラマ】
「TOKYO MER~走る緊急救命室」2話まで終了。(2話は15分拡大)
相変わらず冒頭からの約15分の緊急出動シーンの、弦巻を除いたチームの連携振りと喜多見の患者対応は鮮やかで素晴らしい。見惚れてしまう。特に手術シーンの鈴木亮平の台詞のスピード感と滑らかさは凄い。あれだけでも観る価値は有るのではと思える位に。
一方で今回これは許容出来ないと不快だったのは白金の腰巾着・久我山の人命軽視。
前回のレビューで“赤白争い”なんて要らないんだけど、音羽がどう動くかで色々な展開が可能となるので、その意味で“赤白争い”は一応許容しておこうかなと思う、とは書いたのだが、白組がこういう方向に動くのなら、本当に“赤白争い”は要らないわ。こういうシリアスドラマで人命を弄ぶのは不快でしか無いので。
あとERカーの中で弦巻が一人で手術をする羽目になっていたけど、あれって駒場の居るセンターに映像が行っているって事は、海浜病院にも機器を設置すれば中継が可能だよね。そうすれば今回の様な緊急時は、病院の救急医とかがサポート出来るのに何故そうしないんだろう。まだ試験運用だから?ドラマティックにする為にというのは分かっているのだけど、こっちも人命がエンタメの道具にされているみたいで、不快感の方が勝ってしまった。
(続く)
>> 63
(続き)
春ドラマ「ドラゴン桜」のレビューでも書いたが、あれは生徒、これは患者が相手なので、民間企業同士の話の「半沢直樹」的手法はそぐわないし、使って欲しくない。
日曜劇場ってもうあの成功体験から抜け出せなくなってしまっているのだろうか?
もしそうなら最大限選ぶ題材には配慮をして欲しい。
音羽はまともな医者なので人命を道具にする事は出来ず、リーダーの喜多見の弱点を探しそこからMERを潰す事を考え、喜多見の1年間の空白について調べ始めた。
まあこっちは許容範囲だし、回を重ねればいずれ音羽は赤組に付くと思うし、その頃には最高のチームが完成していると信じて観て行こうかなとは思っている。
千晶と喜多見は5年前に別れた元夫婦で、音羽には立ち聞きされてバレてしまった。喜多見の空白の1年はMERに来る直前迄なので、離婚の理由とは関係は無いのかな。
※初期評価で☆5つを付けたのだが、今回は早くも☆4つに格下げだな。
演出=松木彩
- << 81 【2021夏ドラマ】 「TOKYO MER~走る緊急救命室」3話まで終了。 冒頭の看護師・夏梅の娘が保育園で差別されている話、夏梅は仲間に「感染症とか色々あるから」みたいに話していたが、このドラマはコロナ禍ではない設定で、コロナ以前でも医療従事者の子供に対する差別って有ったのかね、それは何に対して?とちょっと疑問。 元妻を刺し糖尿病の娘の日葵(加藤柚凪=朝顔のつぐみ)を人質に取ったDV野郎vs SIT vs MERの構図。 インスリンを投与して食事をする前に人質に取られたので日葵は危険な状況で、ブドウ糖を投与しに志願した夏梅が内部に入るという展開はいいとして、SITが一度は犯人を銃撃しておきながら、その後、一人で窓から身を乗り出して喚いていた絶好のタイミングで何故発砲しなかったのか不思議。 前半は警察を下げまくって、後半はMERに感化されたSITの新井(山田純大)をまず上げて、新井の作戦を追認する形で警察上層部の事も少し上げて帳尻を合わせていた。 夏梅の看護師としての確固たる信念と的確な判断力と使命感、彼女の英断で瀕死の仲間を救えた事に感謝するSITの敬礼と、喜多見に促されて照れながら敬礼を返す夏梅という展開は良かっただけに、そこに至る迄のSITの能力下げの描き方は残念だった。どうしてもこういう風になっちゃうんだよなあ。 演出=平野俊一
>> 46
【2021夏ドラマ】
「ナイト・ドクター」3話まで終了。
初回に信じられない位ポンコツだった深澤と桜庭だが、2話目のウォークイン…
【2021夏ドラマ】
「ナイト・ドクター」4話まで終了。
高岡と恋人の北斗(竹財)との間に、怪我をした急患として割り込んで来た詩織(松井愛莉)。詩織の担当にされた高岡は、女の戦いを挑まれて腹を立て、医者という立場を放棄して早退してしまう。
始めは“やれやれ”という展開だったが、途中で朝倉達も初めて知る高岡の診断能力の高さが提示されてからは、医療ドラマらしさが前に出て来て一安心。
高岡に「あんたってさ、友達いないでしょ?」と酷い言葉をぶつけていた詩織自身が、見舞いに来てくれる人が一人も居なくて、インフルエンサーである事だけが拠り所だったのか、だから店の宣伝に利用する為に優しくしていた北斗に全面的に依存し始めた。
容姿を巡る親の酷い言葉に傷付き、自分には勉強しか無いんだと思い、医者にもなった高岡は、朝倉の指摘や詩織の姿を見て、自分も北斗に依存していただけなのだと気付く。そして持ち前の診断能力の高さで詩織のメンタルの病に気付いて説得し、コンサルを受けさせる。
今回はわざとらしいドジや他人の物の盗み読みとかは影を潜め、特に途中からはシリアスな医療ドラマとして、また医者仲間の物語として見応えが有った。
次回は成瀬の医療過誤がメインで、これでチーム5人の紹介編が終わる。ここからわざとらしさを消して、チーム医療のドラマとして浮上して行けるのか、楽しみになって来た。
演出=澤田鎌作
- << 82 【2021夏ドラマ】 「ナイト・ドクター」5話まで終了。 相変わらず他人(成瀬)の郵便物を奪い取って差出人(裁判所)を見たり、どういうことか院長に聞きに行ったり、聞かれた院長はプライバシーなのに朝倉にベラベラ喋ったり、ヤバい病院だこと。 朝倉も高岡も初回はあんなにバリバリ処置をしていたのに、今回は急にモタモタしだして成瀬が「どけっ」「どけっ」「どけっ」って極端で、わざとらしさも復活。 そのせいか処置する症例不足を懸念した朝倉は、他の救命救急でアルバイトを始めて、寝不足で目がチカチカの状態で事故現場にドクターカーで出動し、ふらついて足場か何かから落下、自分が急患になってしまうという悲惨さ。 五輪放送で2週間休止するから、興味を繋ぐ為かしらね。 DVで放置された隣の少年を救い出し、実子ではないとバレてからも、少年が急変したら手術を頼み込んだ情の深い女性が、勝手に連れて来てしまったので警察に連行された話と、成瀬が医療過誤で訴えられた件は、手術前の説明不足を謝罪して、手術内容を細かく書いた書類を渡したら、相手が訴訟を取り下げる所迄一気に進み、その二つの話を詰め込んだから、どっち付かずでどちらも中途半端な印象になってしまい残念だった。 やっぱり脚本家に難有りだな。人物像に一貫性が無いし、構成力も弱いし。 演出=澤田鎌作
>> 47
【2021夏ドラマ】
「彼女はキレイだった」(カンテレ・共同テレビ)脚本=清水友佳子 他 出演=中島健人、小芝風花、赤楚衛二、佐久間…
【2021夏ドラマ】
「彼女はキレイだった」2話まで終了。
あまり文句ばかりは書きたくは無いけど、何あのディスプレイを見て考え事に集中しているから、宗介には何も聞こえていないという描写。静かな車内の助手席からあれだけはっきりと話し掛けているのに聞こえていないって、今度からはブーブークラクションでも鳴らしたらいいわ(笑)
売れない雑誌は廃刊になる運命なのは何処も一緒。阻止するにはライバル誌より多く部数を売るのが条件で、だからパワハラまがいに部下の尻を叩いているというのが如何にも漫画的(これは韓ドラだが)で、廃刊の事は隠しておきたいなんて逆張りもいい所で出来ない上司の典型じゃん。
で愛はと言えば、「ファッションと美容は任せて」という梨沙の特訓で、あっという間に知識を習得して、使い勝手の良いアシスタントに急成長という都合のいい出来レース。どんだけ優秀なのよ(笑)
あのコンビニおにぎりのフィルムを外してと樋口が頼むシーン、愛は仕事中の手なのに、フィルムを全部外して手掴みで渡そうとしていてうわっとなったし、居酒屋のシーンで樋口が、恋人でもないのに自分の箸で料理を愛に取り分けていたのも気になってしまった。
あと樋口が店員のミスで水を被るシーン。あの場所と角度で店員が転けて、何で愛の方に水が飛ぶの?(笑)
もうやめておく。
次もレビューを書くかどうかは保留にしておく。
演出=紙谷楓
- << 83 【2021夏ドラマ】 「彼女はキレイだった」3話まで終了。 えっ、もう正体ばらすの?早くない?と思った前回の酔っ払った愛の宗介への電話だけど、樋口が途中で通話を切っていて事なきを得るだった、という事で始まった第3話。 最大のイライラ要素だった“タブレット宗介の聞く耳持たない”態度が改善され、愛に対する態度にも理性が働く様になり、これなら観てもいいかなという感じにはなって来た。 梨沙が宗介に強く惹かれながらも、“恋より友情”を取ろうとしているのが伺い知れたのも高ポイント。愛が梨沙の変化に気付いて「お父さんに会ったの?」と聞いていて、まあ今回は違っていたけど、つまり愛は梨沙の家庭環境を全部知っていて、これ迄もずっと支えになってくれていたんだろうね。だから一番大切な人を傷付けたくない、こっちへ転んだままになるのかはまだ分からないけど、韓ドラとしては意外なチョイスで正直びっくりした。 超贅沢な“当て馬”樋口を強引に梨沙と知り合いにさせたという事は、四角関係にして一波乱の目論見か? 3話になって何で急に日本人のメンタルに寄せて来たのか、それとも元々こういう流れだったのかは分からないけど、こうなると1~2話の糞展開が無駄だし勿体無かったね。 ※子供時代の宗介が膝立ちして、愛がちょっと前屈みになると同じ位の背丈になる雨のシーン、あれは何度観てもキュンとする。 演出=紙谷楓
【2021夏ドラマ】
「プロミスシンデレラ」(TBS・共同テレビ)脚本=古家和尚 出演=二階堂ふみ、眞栄田郷敦、松井玲奈、井之脇海、高橋克実、友近、森カンナ、金子ノブアキ、三田佳子、岩田剛典 他
橘オレコの漫画原作。《火曜ドラマ・57分枠》(全話数不明)初回は15分拡大
火曜日は二枠続けてパワハラモラハラ俺ちゃまドラマか、きっついなあと思いながら観ていたんだけど、こっちは主人公の早梅(二階堂)が、自分の正義感に則ってきっちりはっきり物申すタイプで、俺ちゃまの壱成(郷敦)も根っからのワルではないのが途中からダダ漏れだったので、まあ我慢出来る初期設定だったかなと思う。
その上で、顧客の噂を理由に電話一本でクビにするとか有り得ないし、不倫した上に離婚を告げた夫(井之脇)と一緒に居たくないから早梅が飛び出したのは分かるけど、それなら夫が出勤した後に家に戻って、家中に有る現金(小銭含めて)とか通帳、カード(無いのかもだが)をかき集め、風呂に入り食事もして…位の事はしなさいよと思ってしまった。(助けてくれる親族、友達や知り合いは一人もいないという設定は渋々受け入れるとして)
壱成の方は老舗高級旅館の次男坊だとしても、高校生のくせに何であんなに金回りがいいの?と思ったら、大女将の祖母(三田)が与えているらしい。普通はこんな事はしないわな。
(続く)
>> 67
(続き)
なので祖母の方に特別な思惑が有るのか、もしくは祖母のせいで壱成が何か心に深い傷を負ってしまった過去が有るから、今は自由にさせているとかなのかな?
長男で副社長の成吾(岩田)の初恋の相手が早梅で、それも含めて早梅を敵視しているのが、成吾に首ったけの人気芸者・菊乃(松井)なので、壱成、成吾、早梅の三角関係に菊乃が割り込む構図なのかなと思う。
高級旅館かたおかの大女将と副社長は分かったけど、社長と女将は誰なの?
普通なら成吾達の両親になると思うのだけど、今現在はキャスティングもされていないし、ここに片岡家の問題が有ったりするのかしら。(考え過ぎ?)
まだあの借金返しの為のゲームは続くみたいなので、それが下品にならない事だけは望みたい。観たくなくなっちゃうから。
演出=村上正典
- << 85 【2021夏ドラマ】 「プロミスシンデレラ」2話まで終了。 早くも壱成の“早梅好き”がだだ漏れで笑っちゃうんだけど、表面上はあくまでも俺ちゃま上位を演じて、だけど早梅は“はいはい”的に受け流す、それがお子ちゃま壱成には気に入らない、早目にそういうポジに収めてくれたので、この二人の関係性については観やすくなると思う。 面倒臭くて問題なのは“カップルクラッシャー”らしい菊乃の存在かな。(早梅の夫を唆しているのは菊乃?) 何度も出て来る10年前の、成吾が早梅に靴を履かせようとするシーン。二人は高校の同級生とかなのかなと思っていたのだが、「10年前、どん底だった私を慰めてくれた名前も知らない人」という早梅の台詞でえっ!?とびっくり。 壱成が旅館に出入りしなくなったのも10年前で、女将だった母親が亡くなった(らしいという台詞だったので、もしかしたら誰かと駆け落ちしたとかもあり?)のが原因?それに関係して兄を恨んでいるのかな? 社長の父親は居る様だが、実質旅館を動かしているのは、副社長の成吾と中居頭の藤田という事らしい。 まだ成吾と菊乃の内面が謎だから、面白いという所迄は行ってない。次回、壱成が早梅の夫に鉄拳制裁を下す様だが、こっちはいいとして、やっぱり成吾と菊乃の方向性は早く出して欲しいかな。 演出=村上正典
>> 49
(続き)
有りがちな設定ではあるけど、まず有能だけど川合から見て掴み所の無い藤という元刑事が、結構魅力的に描かれているし、お約束の新人川合…
【2021夏ドラマ】
「ハコヅメ~たたかう!交番女子」2話まで終了。
最近のパトカーの乗り心地は眠りを誘う位に快適らしい。眠って貰っては困るが(笑)、少しでも彼らの体の負担を減らせるのなら良かったと思う。
今回も交番警察官の応援の仕事として、検視に立ち会ったり、ガサ入れを手伝ったりという事が紹介された。特にガサ入れの方で、部屋の住人女性は犯罪には関係無いのに、転がり込んで来て同棲している男が空き巣の常習犯だった為に、彼女の私物も含めて全部細かく調べられる事に拒否反応を示した川合を藤が外に連れ出し、「川合の反応の方が正常なんだよ。そこに座ってな。」と優しく声掛けしたシーンが心に残った。赤の他人がズカズカ入って来て、下着一枚一枚までチェックして行くなんて、やられる方も嫌だけど、やる方だって心を無にして慣れていかないとやってられない仕事だよね。こういうのは一般人には分からない心理で、また一つこのドラマで教えて貰った。
学校で源達から手柄を横取りしてニヤリとする藤には笑ったし、ラブホの張り込みで急に山田を惑わせて、“やるな、これ”と思ったら案の定また手柄の横取りで爆笑。
かと思えば亡くなった義父の介護で疲れ切っていた女性に、検視で「背中も顔も綺麗なのは丁寧に介護をされていた証拠です」と優しい言葉を掛けてあげる思いやり。
主人公が魅力的だと観ていて飽きないわ。
演出=南雲聖一
- << 86 【2021夏ドラマ】 「ハコヅメ~たたかう!交番女子」3話まで終了。 このドラマ、諸般の事情で?戸田恵梨香と永野芽郁のダブル主演という形を取ってはいるが、二人の力量、存在感には大きな開きがあり、実質的には戸田恵梨香主演ドラマだと思っている。 そんな中、今回は藤が有給休暇を取る(でも縦軸らしい個人的な調査はしている)形で川合の出番を増やし、痴漢事件の被害女子高生の聴取という、初めてのしかも難しい仕事を任されて、アプローチをミスした事から「お姉さんに話をしたら気持ちが収まった」と言われて帰られてしまい、実はその後彼女は引きこもりになり、痴漢現場の目撃者も出た事から、刑事課は本格的な捜査を開始する。 その過程で大きく落ち込む川合を、山田が二人だけの部屋で「もし俺が川合を襲ったら川合はどうやってそれを証明する?」と、強制ワイセツ事件の聴取のデリケートさ、虚偽の場合もあるからとその難しさを丁寧に説明し、「あの藤さんでも何度も苦しんで来てる」と言い聞かせたり、源、牧高、ハコ長等、ペア長の藤以外からのフォローや教えの場面を組み込んだ事、そして特徴を掴むのが上手い似顔絵を描く意外な才能が見付かった事も含め、ストーリー展開の中で無理無く川合をフィーチャーし、演じる永野芽郁の魅力を上手く引き出していたし、源、山田の先輩らしさも伝わり、中々良く出来ていた回だったと思う。 演出=丸谷俊平
【2021夏ドラマ】
「サレタガワのブルー」(ソケット・MBS・製作委員会)脚本=舘そらみ 出演=犬飼貴史、堀未央奈、岩岡徹、中田佳祐、染野有来、希代彩、吉田志織、加治ひとみ、髙梨臨(吉田以降は初回は未出演) 他
セモトちかの漫画原作。《ドラマイズム・30分枠》(全話数不明)
夫の暢(犬飼)は在宅で仕事をするグラフィックデザイナーで高収入、だけど料理や家事全般も引き受けている愛妻家。妻の藍子は仕事を理由に帰宅も遅く、朝もギリギリまで寝ていて、夫の用意した朝食も食べずに出掛けて行く女。そして彼女は職場の上司と不倫をしている。
暢と親友の浩平(中田)とその彼女の三人で食事をした日、浩平は会社で残業をしている筈の藍子が、スーツの男と親しそうにしながらその店を出て行くのに遭遇し、迷いながらもその事を暢に告げ、雰囲気も怪しかったと話すが、暢はそんな筈は無いと信じようとしない。
うーん、まず肝心の藍子役の堀の演技に無理が有り、不倫を楽しんでいる魔性の女感が全く伝わって来ない。不倫相手役の岩岡も、エリート臭もしなければ、女を惹き付けるフェロモンも感じられないというダブルパンチで、この不倫を“シタガワ”の二人の演技に説得力が無いので、ドラマがつまらなくなってしまっている。
犬飼さんは上手いんだけどね。
サレ妻役の髙梨さんが出て来たら少しは面白くなるのかなあ。
演出=スミス
>> 51
(続き)
再婚相手は大手製薬会社の社長(団)で、母親が弟の利治(武田)を産むと、継父は彼が後継者とばかりに可愛がって世間に公表し、正隆の存…
【2021夏ドラマ】
「ただ離婚していないだけ」2話まで終了。
不倫相手に子供が出来たと言われて、「何で…だから何でだよ!」「誰のだ?」「堕ろせ、絶対に堕ろせ」と命令する男。
「分かってるよ、当たり前じゃん」と答えながら、失望と哀しさと諦めが混ざった様な目で正隆を見詰める萌。この時の萩原みのりさんの演技が素晴らしくて、すっかり萌に感情移入してしまった。
5年前迄は継父の会社で働き困難な仕事も成功させ、妻との仲も良かった正隆だったが、ある日の役員会で後継社長に指名されたのは、弟で実子の利治だった。他の役員が口々に「何故ですか」「何故、正隆さんじゃ無いんですか?」と問い質していた位なので、正隆は仕事が出来るだけではなく人望も相当有ったのだろう。
恐らくこれが決定打となり正隆は闇落ちした。
どうしてこんなクズ男に萌は惚れたのか。
「凄い不器用で無理ばかりして私に似ている人」、萌にとって正隆は魂の部分で共感出来る人だったのか?
堕胎費用を渡され一人で手術を受けた萌。
夜になって会ってはくれたが、堕ろした事を確認すると仕事を理由に直ぐに行ってしまう正隆。もう声の届かないその遠い背中に「もし私が産みたいって言てったら、正隆さんはどうしてた?」と泣きながら問い掛ける萌。
そして彼女の精神は崩壊する。切な過ぎるわ。
共同脚本、演出=安里麻里
※全12話の情報あり
- << 87 【2021夏ドラマ】 「ただ離婚していないだけ」3話まで終了。 ずっとLINEを正隆に無視され苛つく萌。 不正出血がありあの産婦人科に行くと偶然雪映も来ていて、二つ空けた椅子に座り「何ヵ月ですか?」と自然に話し掛ける萌。「まだ…不妊治療って言うか…」と正直に話す雪映。驚く萌。 街で萌とすれ違う正隆。何で萌は気付かない?と思ったら「やっと正隆さん見れた」からのLINE連チャン攻撃。 少なくともこの時には気付けよ!とは思うのだが、何でも受け入れてくれた萌という事実が正隆の勘を鈍らせたのか、放置してしまう正隆。 雪映の「これ以上自暴自棄にならないでよ、もっと自分を大切にして」で始まる捨て身の忠告を、珍しくそのまま聞いていた正隆。「私は絶対に見捨てない」 正隆は求めて来る雪映を受け入れる。 萌に「別れよう。今までありがとう」のLINE。そして自分は新しい出版社との仕事を開始する正隆。 萌は自傷し、正隆のイエ電に無言電話。 雪映は妊娠し、待合室で萌に笑顔で話してしまう。 そして完全に壊れた萌は、あの新聞配達のジャンパーを着て突撃して来る。 正隆が殺した訳ではなくて、キッチンの包丁を振り回す萌を止めようとして揉み合い、気付いたら萌の腹部に刺さっていたという展開だった。 それでも隠蔽を選んだのは何故なんだろう。 救い様の無い話だけど惹き付けられる。 共同脚本、演出=安里麻里
>> 53
【2021夏ドラマ】
「にぶんのいち夫婦」5話まで終了。
優香はつわりが酷くて夕飯の支度が出来ず、帰宅した夫は暴言を吐き、テーブ…
【2021夏ドラマ】
「にぶんのいち夫婦」6話まで終了。
やっぱりさとみとデキていたのは高梨だった。
文から「もういい、これ以上受け止められない」と言われた樋口だが、高梨を捕まえてネクタイを締め上げ、口を割らせる。
さやかが文に「和真さんのアカウントかも?」と教えたあのアカウントは、高梨の裏アカだった。そして「頼まれたんだよ」と。
さやかと高梨がグルなら、あの“何故?”が繋がるのだ。
さとみの不倫相手が和真ではない場合、何故さとみのインスタにアップされているお出掛け写真の場所が、文と和真が出掛けた事のある場所とことごとく一致するのだろうという疑問が有ったのだが、文達の部屋に飾られた写真を自由に見る事の出来たさやかが、高梨にさとみとのデート場所と自撮りの位置を指示すれば、同じ様な写真をさとみがアップするのは可能だった訳で。(←さとみは出勤時に会社の前で和真に会うと、いきなり腕を絡めたりしていたんだけど、あれはどういう意味なんだ?)
泥酔してさやかに自宅迄送らせた文は、ベッドで潰れた振りをして、和真とさやかの会話に聞き耳を立てる(キスしてる所とかスマホで撮影もしてたよね?)。
次回はいよいよ修羅場みたいだけど、まだ100%相手がさやかだとは言い切れない。
樋口が言っていたさとみの二股も、まだ捨て切れないから。
演出=山本剛義
- << 88 【2021夏ドラマ】 「にぶんのいち夫婦」7話まで終了。 またさとみが和真に腕を絡ませていたけど、あれはミスリードって事でいいの?あんな上司に距離が近い女っている? 結局相手は“欲しがりさやか”って事で、高梨に呼ばれたバーに行ったら和真が居て、どうしても落としたかったから“偶々バーテンをしていた香住の浮気性の彼氏タケル”に命じて酒に薬を入れさせ、潰れた和真をベッド迄運び、服を脱がせて写真を撮るのを手伝わせた。 その写真をネタに和真を脅して関係を迫ったが、文への罪の意識に苦しんでいた和真はEDになってしまったので、さやかとは関係を持っていないという展開。 合コンでさやかは和真を気に入っていたのに、遅れて来た文に和真は一目惚れ、と文句を喚き始めたら香住が「(高校時代)あんた文の彼氏とキスしてたよね!」といきなり暴露。暴れるさやかをひっぱたく香住。 さやか「どうして私は誰かの一番になれないの?」 樋口「それ本当に知りたいですか?貴女は自分が一番だからですよ」←流石!伊達にホストはしていないわ。 夫婦の話し合い。 謝る夫に「和真は悪くない。ずっと苦しんで来たんだよね」と言いながらも「ね、離婚しよう」 これは…そうなるよね。ヤってないからOKって話ではない。夫婦は信頼出来なくなったら只の他人だからね。 しっかし意味不明のミスリードが多いなあ。 演出=松田礼人
>> 55
(続き)
でもそうならどうやって二人は繋がったのか?
東は宮腰から「全てを背負って死ね」と言われていた。だから捨て身の作戦に出たのか…
【2021夏ドラマ】
「緊急取調室」2話まで終了。
まさかの前後編で完結させない曖昧着地。大國塔子は肝心な事は最後迄喋らずに、自分自身が“いつでも証言出来る爆弾”になる事を選んだ。
これは既定のキントリ解散に絡めて大國爆弾を使うつもりなのか、それとも伝説の活動家としての矜持を持たせたかった故の演出なのか。
大國と東秘書が繋がっていたという推測は当たっていたが、東から接触して来てハイジャック犯として死なせてくれる事になっていたという話は意外だった。
地下に潜って50年の生活を支えてくれていたシンパの小暮が、結婚したいから戸籍を返してくれ(成り済ましの解消って事ね)と言って来たのが事の始まりで、既に大國の事が邪魔になっていた小暮との言い合いの末に、自分の長い“おさげ”で首を絞めて小暮を殺してしまった大國。
文字通り食い詰めてしまった訳だが、そのタイミングで東が接触して来た。
(東がどうやって大國の居場所を突き止めていたのかが明かされなかったので、この部分がドラマとしては弱いが)
シンパが一人しか居なくて、長年のサポートで疲弊して心変わりしてしまったら、成り済ましてはいたけど働いていた訳でもない活動家の末路はどうなるのか?という視点が面白かった。
そして桃井かおりさんの凄さね。19歳の伝説の演説から食い詰めた“おさげの婆さん”まで、過不足なくきっちりと演じ分けていた。
(続く)
>> 73
(続き)
東が己の正義の証として息子に残した“裏仕事用のプリペイドケータイ”を、信頼関係を築いていた小石川が息子から託された事でキントリが突破口を開いた事は、まだ北斗刑事部長には知られていない。
あと、梶山が密かに録音していた北斗の暴言、この2点セットは後々使えるかもしれない。
東の妻が話していた「新しいPCを買っていた」件は、全く触れていなかったのが気になる。
大國の話では東があの偽爆弾を作り、ハイジャック事件が解決したら警察がPCを押収し、波島パーク疑惑も調べてくれると思っていたらしいとの事だが、それなら何故PCを購入したのか?
まあ、あれが本物のPCだったとして、メモリーにコピーしていない保証は無い訳で。
活動家の話と真壁VS大國の聴取場面は面白かったけど、ハイジャック事件と東秘書の件の方は、少し雑だったかなというのが全体の印象だな。
次回はこれまでの通常パターンに戻るのかな?取調室でのキントリのチームワークが一番の見所であり楽しみなので、早く観てみたい。
演出=常廣丈太
- << 89 【2021夏ドラマ】 「緊急取調室」3話まで終了。 ボクシングの日本バンタム級タイトルマッチの事前会見に出ていた週刊誌記者が、川に落ちて死んだ。当初は酔った末の事故と思われたが、調べる内に殴られた事により血腫が出来て、それが原因でふらついた末の死で事件だと判明、直前に防犯カメラに写っていたタイトルマッチの挑戦者・石倉(岡山天音)に疑いが掛かり、任意でのキントリの聴取が始まる。 石倉は少年院上がりのダークヒーローだけど、公に過去の懺悔をした上でリングに上がり次々に相手を倒して来たので、幅広い層に人気があるという設定。 対するチャンピオンの加賀見(神尾風珠)は大卒のプリンスで、こちらも人気ボクサー。 鍵を握るのは殺された記者の素行の悪さと、取材対象の二人に近付き過ぎたスポーツキャスターの日高絵美(逢沢りな)。 いくら元不良でも、どう考えてもタイトルマッチの前に石倉が一般人を殴る訳がない、そして犯人は別にいた、だけど記者に狙われて苦し紛れに嘘を付いた加賀見のせいで、石倉は恩人の会長を信じられなくなり、加賀見と会長に対するリング上でのとんでもない復讐を考えていた、そして途中でそれに気付くキントリという、スリリングで面白い話だった。 岡山さんの体作りが凄くて、そこでまず説得力を持たせてしまう、その上での勿論の演技の上手さ、いやあノックアウトされたわ。 演出=常廣丈太
【2021夏ドラマ】
「推しの王子様」(CX・共同テレビ)脚本=阿相クミコ、伊達さん 出演=比嘉愛未、渡邊圭祐、ディーン・フジオカ、白石聖、徳永えり、瀬戸利樹、佐野ひなこ、谷恭輔、藤原大祐、船越英一郎 他
オリジナル作品。《木曜劇場・54分枠》(全話数不明)初回は15分拡大
乙女ゲームにハマってゲーム会社に転職した泉美(比嘉)は、そこのディレクター光井(おディーンさま)に誘われてゲーム会社を起業し、開発した「ラブ・マイ・ペガサス」が大ヒット。ゲームの中のケント様が推しで、ゲームをしながら“推しのいる幸せ”を満喫していたら、ある日突然上から推しそっくりの若い男(航=渡邊圭祐)が舞い降りて(本当は飛び降りて)来た。そこから始まるリアル育成ゲーム。
という事で、やはりこれはコンセプトとしては現実+ファンタジーのファンタジー寄りで、元々は“ふんわり深キョン”に当て書きをした脚本だったんだろうなと思う。で代役が“キリッと比嘉さん”になったから、現実+ファンタジーの若干現実寄りに脚本を書き換えた。でも基本設定や他の配役はそのままだから、やっぱり比嘉さんが少し浮いている感は否めない。
但し渡邊圭祐と並んだ時の絵面は、長身でスラッとした比嘉さんだとピタリと合う。
なので、泉美が航を外見に見合う中身に仕上げた後の二人は、かなりお似合いになるのではないかと思っている。
(続く)
>> 75
(続き)
問題はそこまで自分が我慢して、視聴し続ける事が出来るのかって事。
バタバタしていて脚本の直しが完璧には出来なかったのかもしれないが、とにかく設定というか雰囲気が中途半端。深キョンの個性なら視聴者が許容出来そうな事が、比嘉さんの個性だと難しい、この部分のケアが決定的に不足している。
あと、比嘉さんのモノローグがやたら多いのもシラケる要因で、15分拡大した分が適切に使われていないから、ずっとダラダラしている印象が拭えない。
航は簡単な英語も読めないし、「お引き取り下さい」と丁寧に言われたらもう理解出来ないとか、どういう育ち方をして来たのかと思うが、投げやりでは有るけど攻撃的ではないので、その点は観ていてツラくなりそうな感じではないから良かったなと。
今のところはその程度の感情しか持てないわ。
2話3話と時を重ねる毎に、軌道修正が上手く行けばいいんだけどね。
演出=木村真人
- << 90 【2021夏ドラマ】 「推しの王子様」2話まで終了。 航があまりにも物を知らな過ぎて、どういう育ち方をしたんだろうって前回書いたのだが、今回、航の幼馴染みの大学生で、インターンとしてペガサス・インクで働く事になった古河杏奈(白石聖)の台詞に「高校を中退して何処に行ったか分からなくなって、心配してたんだ」と有ったので、何処かの高校には入れたんだ…。 少し脱線するけど、バレーボールの木村沙織さんは割り算が出来ないけど、圧倒的なバレーボールのスキルで恐らく高校入学は引く手あまただったはず。(割り算以外は大丈夫だったのかもしれないが) だから航も何かとんでもないスキルの持ち主なのかもしれない(笑) 「気に留めて」と言われたら“木に止めちゃう”とか、「夜這いなんてしたら」と言われたら「何が4倍?」とか、確かに笑っちゃうんだけど、これって何を知っていて何を知らないの線引きが凄く難しくて、何でこんな辻褄が合わなくなりそうな所に手を突っ込んじゃったんだろう。 それと泉美の航を拾った理由「過去の何者でもなかった自分と航が重なった」は、ちょっと無理が有るわな。社会人としての次元が違い過ぎるでしょ。 でも初回よりは少し観やすくはなったかな、少しだけだけどね。 ※初回の謎……中華の出前の子が勝手に泉美の部屋に入れるからくりを知りたいわ 共同脚本=伊達さん 演出=木村真人
>> 57
(続き)
俊平と話している時に蒼介がふと言った言葉「二人とも無理してんじゃねえかな。無理してまで立派である必要あんのかな。」
側で聞いて…
【2021夏ドラマ】
「#家族募集します」2話まで終了。
まず最初に、次回3話の放送は中3週空けての8/13だと言う。ほぼ1ヵ月放送が無い。何これ。まず来週は「ザ・ベストワン」という4時間のお笑い番組が入っていて、もしかして仲野さんが新型コロナウイルスに感染して撮影がストップした影響で?とも思ったのだが、4時間の生放送という記事が7/7付けで出ていて、仲野さんが発熱して撮影がストップしたのが7/9だから、どうやら当初から7/23と、五輪中継のある7/30は、このドラマの放送休止は既定の事だった様だ。
8/6については22時台にTBSの五輪中継は無いので、もしかしたらこの部分が仲野さん感染の影響なのかもとは思うのだが、それは仕方ないとして、最初から2回続けて休止が決まっていたなんて、ドラマファンとしては流石にどうなの?と愚痴の一つも言いたくなる。しかも(まあ、間が空くからわざとなんだろうけど)次回は、俊平が陽にママの本当の事を告げる大事なシーンが有るらしいし、礼の隠して来た事(多分雫の父親の事、もしかして未婚の母とか?)も明かされるかもとの事で、それが1ヵ月後ってドラマ好きはともかくとして、普通の視聴者はそこ迄待ってくれるのかね。
これは主役として数字がカウントされる重岡くんが、流石に可哀想だわ。えっ?だからジャニの重岡くんに御鉢が回って来たの?
(続く)
>> 77
(続き)
編成に対する愚痴は以上として本題に入るけど、シェアハウスに異分子が入って来たらどうなる?という初期設定は中々興味深かった。
人に合わせる気が無くて自己流を押し通すタイプの人が混ざったら、常識をベースに阿吽の呼吸で営まれるべきシェアハウスの生活が途端に乱れてしまう。生活空間が全く別の分譲マンションなんかでも、異端児が居ると管理組合等で色々困った事が起きるらしいが、生活空間が重なり合うシェアハウスだと、これは結構シビアな問題になるのではと思ったのだが、ドラマの話が進むと彼女横瀬めいく(岸井)は、“何だ、普通の愛情深い母親じゃん”となって、結局ここに集まった3組の親子と独り者の蒼介は、子供が第一という共通項を持つ同じ方向を見ている集団、という事になった。
まあ観る方も楽っちゃ楽な設定なんだけど、岸井さんにはもう少し人生迷ってやんちゃをして欲しかったんだけどな。(←いやまだ有りかも?)
蒼介の過去は大体予想は付いていたし、だから自分みたいな事にはなって欲しくないし、その為には訳有りの親子を支えたいという気持ちは分かるけど、困難が起きると逃げて俊平に丸投げするし、人との距離感の近さは相変わらずだし、ちょっとまだウザいよねえ。
演出=福田亮介
- << 127 【2021夏ドラマ】 「#家族募集します」3話まで終了。 3回の休止を挟んで約1ヵ月振りの再開。 今回は“陽に母親の死を伝える話”という予告がはっきりと出されていたので、どういう伝え方をするのか、そこにシェアハウスの仲間はどう絡むのか辺りが知りたかった事と、まあきっと泣くだろうなあと思いながら観ていたのだが、案の定泣かされた。 俊平は、義母が私が手紙を書こうかと言うのを“自分に言わせて下さい”と断り、陽に話そうとするも中々言えないそのもどかしさ。そんなに簡単な事じゃないよね。 背中を押してくれたのはシェアハウスの仲間達。 めいくは「考えている振りして逃げてんじゃないの?」と、核心をひと突き。 礼は「私から言える事はありません」と言いながら、専門家の本と、それを読んで礼がまとめたノートを俊平に渡す。 「私自身も雫に言えてない事が有るので」と。 皆に近くに居て貰い、陽に「ママはね、ママはもう帰って来ない」「ママは死んじゃった、もう会えない」と話ながら抱き締め、一緒に泣く二人。 きちんと話した事でここからがスタート。俊平はルームシェアを決め、礼も自分が成長出来るからとルームシェアに同意する。 ラスト、一人で自宅に戻り妻の写った写真をいくつか胸に抱き締め、膝から崩れ落ちて泣くカットが、そんなに簡単ではない俊平の気持ちを映し出していて切なかった。 演出=福田亮介
>> 61
【2021夏ドラマ】
「女の戦争~バチェラー殺人事件~」2話まで終了。
予想通り遠藤星は斧に細工をした犯人で脱落、出オチ担当だっ…
【2021夏ドラマ】
「女の戦争~バチェラー殺人事件~」3話まで終了。
やっぱりギャラ順(笑)
成海璃子の演技が振り切っていて笑えた。(後から出て来た「チクショー」の“おの発音の口”=最大限に口を開いた“おの口”で画を止めた演出には笑ってしまった)
一ノ瀬りおは毒舌だけど言っている事は結構的を射ているんだよね。それに苛ついた嶋田理恵=元AKBの北原里英に、「どうせ枕、この位のレベルのアイドルなんてそんなもん。じゃなきゃ大した才能も無いのにテレビなんか出られる訳ない」なんて台詞を宛てがう鬼畜の脚本(笑)
それに対して「好きになる感情が分からない。恋愛禁止だったから」と急にしおらしくなる一ノ瀬りお。コンボでAKBらしきアイドルをおちょくっていて笑えたけど、世間ではオワコンって認識なんだろうなと、一抹の寂しさも禁じ得ない。
馬鹿を装ってはいるけど中々の策士の一ノ瀬りおに嵌められた森下一香が暴露タイムの餌食となり、SNSの裏の顔が暴かれた。名門は名門なりにレールが敷かれていて、それなりの振る舞いが常に求められる事がストレスで、裏アカはその反動だった、哲也さんなら分かるでしょ?と一香は必死のアピール。
次回の脱落はちょっと読めないなあ。若菜とりおは残すとして、一香か理恵かなあ。やっぱり華のあるトリンドル玲奈は残したいよね。
演出=安見悟朗
- << 94 【2021夏ドラマ】 「女の戦争~バチェラー殺人事件~」4話まで終了。 サタドラ枠の前2作同様、こちらも全6話という事で、そのせいか今回はまさかの2名同時脱落、それも辞退でという事でこれは予想していなかったパターン。 一香は辞退しなくても哲也が指名するだろうとは思っていたけど、嵌めたりおが許せなかった一香が、りおの粗探しをして弱点(アイドルを辞めたら結婚すると口約束をして貢がせていた男)に辿り着き、その男を撮影中のリゾートに呼び寄せたからさあ大変!男の攻撃からりおを守って哲也が怪我をして、結局一香とりおは責任を取る形で辞退した。 で、残った3人の内、理恵が自ら暴露をすると宣言。「私、人を殺しました」、ここで終了。←予告から推察すると、担当患者に懇願されて仕方なく手を貸したパターンかな。それで大量の安定剤を飲んでいたのかなと。 若菜が持っていた達筆で書かれた遺書は、父親が遺した物と予想。麗奈が手帳に挟んでいた写真は、恐らく哲也と亡くなった恋人で、それを麗奈が持っているという事は、写真の女性は麗奈の姉?だから面識の有った麗奈は整形をしたのかな。だとすると二つのパターンが考えられて、姉の死に不審な点が有っての復讐パターンと、逆に好きになってしまったから結ばれたいパターン。 次回、父親は「麗奈にしろ」とか言っているけど、どうなるのかな。楽しみ。 演出=安見悟朗
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【2021夏ドラマ】
「#コールドゲーム」6話まで終了。
今回、分かった事。
知能テストの1位は勿論陽菜だが、2位は“父親…
【2021夏ドラマ】
「#コールドゲーム」7話まで終了。
今回、分かった事。
遠征隊に助けられた男は別荘地の管理人で、ゆうとの(里親の)両親が街へ出掛けている時に隕石が衝突、一人残されたゆうとを置き去りには出来ず、電気の止まった別荘地から連れ出し山小屋に匿った。
ゆうとは狩りに出掛けていただけで、戻って来て大輝と遭遇。何とか連れ帰る大輝。
20代の祥子は如月と本気の恋に落ちたが、金持ち令嬢との結婚を選んだ如月にあっさり捨てられた。その仕返しに投資詐欺を仕掛けてまんまと成功。その後は同じ様な立場の女性の為に、義賊の様に詐欺を働いていたらしい。
ゆうとの父親とは結婚していたが飛行機事故で亡くなった。←ホンマかいな(笑)
祥子のイメージ発動=拳銃と編み物
ベッドのゆうとに声を掛ける編み物をしていた女性。「お母さん…」とゆうと。そうだ!あの時里親の役をやっていたのは阿南敦子さんだった!
※黒崎は今度は大輝を如月の元に連れて来させて、拳銃を如月に渡した。天井にぶっ放したので弾は入っているみたい。黒崎の思惑って?
次回は最終回。あまのっちが救出部隊で出るのかな?
ゆうとと祥子がどうなるのか、疑似家族がどうなるのか楽しみ。
演出=千葉行利
- << 95 【2021夏ドラマ】 「#コールドゲーム」全8話終了。 まさか黒崎と祥子が、班長選挙の前から結託していて、その目的はただ一つ、如月の“マンション建設詐欺”の自白を取る事だった。 黒崎が刑事時代に追っていた事件。だからあの時大輝が居た如月の講演会に黒崎も居たのね。 でも結局警察は手出しが出来ないまま氷河期に突入。 避難所の支部長に収まっていた如月に吐かせる為にはまず、信用させなければいけない。それで祥子と結託、彼女のアイディアで班長選挙を実施、まんまと如月の懐に飛び込んだという訳。 拳銃はまず天井に一発ぶっ放して本物だと見せ付け優位に立つと、見本を見せて如月に教え込み、弾が一発しか入っていない物を渡していた。そして圧倒的優位だと思い込んでいるから、祥子の誘導に乗って“マンション詐欺”の事をベラベラ喋り、黒崎はボイレコにしっかり録音をして如月は懲罰房に。 いやあ拳銃に対する一般人の心理を利用した作戦はお見事。 政府の救出8人の中に陽菜とゆうとが入り喜ぶ祥子、最後に隆が呼ばれて家族は「えっ!?」(笑)隆は地方の国立大を出た後、海洋生物の研究をしていたのね。で食糧難の今、海洋生物は貴重な食物でその研究の第一人者の隆も必要って事で。 名乗らずにゆうとは継母に託した祥子だが、ゆうとは「ママだよね?」と声を掛けてくれて、救いの有るラストでそれも良かった。 演出=千葉行利
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(続き)
春ドラマ「ドラゴン桜」のレビューでも書いたが、あれは生徒、これは患者が相手なので、民間企業同士の話の「半沢直樹」的手法はそぐわな…
【2021夏ドラマ】
「TOKYO MER~走る緊急救命室」3話まで終了。
冒頭の看護師・夏梅の娘が保育園で差別されている話、夏梅は仲間に「感染症とか色々あるから」みたいに話していたが、このドラマはコロナ禍ではない設定で、コロナ以前でも医療従事者の子供に対する差別って有ったのかね、それは何に対して?とちょっと疑問。
元妻を刺し糖尿病の娘の日葵(加藤柚凪=朝顔のつぐみ)を人質に取ったDV野郎vs SIT vs MERの構図。
インスリンを投与して食事をする前に人質に取られたので日葵は危険な状況で、ブドウ糖を投与しに志願した夏梅が内部に入るという展開はいいとして、SITが一度は犯人を銃撃しておきながら、その後、一人で窓から身を乗り出して喚いていた絶好のタイミングで何故発砲しなかったのか不思議。
前半は警察を下げまくって、後半はMERに感化されたSITの新井(山田純大)をまず上げて、新井の作戦を追認する形で警察上層部の事も少し上げて帳尻を合わせていた。
夏梅の看護師としての確固たる信念と的確な判断力と使命感、彼女の英断で瀕死の仲間を救えた事に感謝するSITの敬礼と、喜多見に促されて照れながら敬礼を返す夏梅という展開は良かっただけに、そこに至る迄のSITの能力下げの描き方は残念だった。どうしてもこういう風になっちゃうんだよなあ。
演出=平野俊一
- << 96 【2021夏ドラマ】 「TOKYO MER~走る緊急救命室」4話まで終了。 前回のSIT下げについては、私だけでなく多くの視聴者が疑問に思った様で、Twitterやネット記事でかなり指摘をされていたが、今回は無理筋の下げは無くて、現場の被害医師の命と、彼女が運んでいた移植用の心臓(つまりレシピエントの命)の両方を守る為に、限られた時間の中でMERと消防と海浜病院循環器外科が一丸となって、それぞれのやれる限界迄頑張る姿が描かれていて、ある意味清々しかったしその分、話に入り込めた。 あんなに大規模なトンネル崩落事故に至る迄、国土交通省は放置していたのかという疑問と、MERの手術時間と海浜病院での心臓移植手術時間が同じ位だった事への疑問は残るのだが、まあそれは演出上の都合として受け入れる事にはやぶさかでない。 一分一秒を争う、ヒリヒリする様な人命を救う物語として良く出来ていたから。 喜多見の励ましで手術を選択しレシピエントを救えた千晶が、MERの控え室で寝ている喜多見に「お疲れ」と言いながらグータッチをして、それを上から見ていた音羽が、喜多見にエアーグータッチをするシーンにはグッと来た。 ※涼香が千晶に「あの事件でお兄ちゃんは海外には行けないだろうから、前みたいな事にはならないよ。」って言ってたから、喜多見は外国で誰かの命を助ける為に何かをやらかしたのかな? 演出=平野俊一
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【2021夏ドラマ】
「ナイト・ドクター」4話まで終了。
高岡と恋人の北斗(竹財)との間に、怪我をした急患として割り込んで来た詩…
【2021夏ドラマ】
「ナイト・ドクター」5話まで終了。
相変わらず他人(成瀬)の郵便物を奪い取って差出人(裁判所)を見たり、どういうことか院長に聞きに行ったり、聞かれた院長はプライバシーなのに朝倉にベラベラ喋ったり、ヤバい病院だこと。
朝倉も高岡も初回はあんなにバリバリ処置をしていたのに、今回は急にモタモタしだして成瀬が「どけっ」「どけっ」「どけっ」って極端で、わざとらしさも復活。
そのせいか処置する症例不足を懸念した朝倉は、他の救命救急でアルバイトを始めて、寝不足で目がチカチカの状態で事故現場にドクターカーで出動し、ふらついて足場か何かから落下、自分が急患になってしまうという悲惨さ。
五輪放送で2週間休止するから、興味を繋ぐ為かしらね。
DVで放置された隣の少年を救い出し、実子ではないとバレてからも、少年が急変したら手術を頼み込んだ情の深い女性が、勝手に連れて来てしまったので警察に連行された話と、成瀬が医療過誤で訴えられた件は、手術前の説明不足を謝罪して、手術内容を細かく書いた書類を渡したら、相手が訴訟を取り下げる所迄一気に進み、その二つの話を詰め込んだから、どっち付かずでどちらも中途半端な印象になってしまい残念だった。
やっぱり脚本家に難有りだな。人物像に一貫性が無いし、構成力も弱いし。
演出=澤田鎌作
- << 117 【2021夏ドラマ】 「ナイト・ドクター」6話まで終了。 ナイトドクター制度を始めて3ヵ月。今回は漸く深澤がチキンを脱し、暴走特急だった朝倉が出動現場で怪我をして、それでも2週間後には復帰して、またまた暴走し始めようとした時に深澤から怒鳴られ、高岡から深澤や自分達の気持ちを聞かされて、こちらも漸く自身のやり方の間違いに気付き、軌道修正を始めようとする迄の話。 朝倉があの現場で助けた副工場長の鴨田が朝倉と似た様なタイプで、その暴走を止めるべく、朝倉は深澤と高岡から言われた言葉をそっくりそのまま鴨田にぶつけて説得をする所迄は、それを離れた場所で仲間が聞いていて「それパクり」ってジェスチャーをし合うシーンも含めて良かったんだけど、その後の働き方改革に絡めた説教擬きの話は余計だったかな。 「頑張っている本人は気持ちが満たされてるけど、それを見てる側からすると、心配で心をすり減らす事もある」高岡の受け売りのこの言葉と、もう一人朝倉が助けて入院している鴨田の部下が、本当に心配している事をそのまま伝えれば、それで十分だったのにと思う。 少しわざとらしくて気になったのはそこだけで、今回の脚本は良く練られていたと思う。 ※本郷は桜庭の母で会長の麗子とまたプライベートで会い、「お前」呼びしてた。二人の若い頃の関係が気になるな。 演出=浅見真史
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【2021夏ドラマ】
「彼女はキレイだった」2話まで終了。
あまり文句ばかりは書きたくは無いけど、何あのディスプレイを見て考え事…
【2021夏ドラマ】
「彼女はキレイだった」3話まで終了。
えっ、もう正体ばらすの?早くない?と思った前回の酔っ払った愛の宗介への電話だけど、樋口が途中で通話を切っていて事なきを得るだった、という事で始まった第3話。
最大のイライラ要素だった“タブレット宗介の聞く耳持たない”態度が改善され、愛に対する態度にも理性が働く様になり、これなら観てもいいかなという感じにはなって来た。
梨沙が宗介に強く惹かれながらも、“恋より友情”を取ろうとしているのが伺い知れたのも高ポイント。愛が梨沙の変化に気付いて「お父さんに会ったの?」と聞いていて、まあ今回は違っていたけど、つまり愛は梨沙の家庭環境を全部知っていて、これ迄もずっと支えになってくれていたんだろうね。だから一番大切な人を傷付けたくない、こっちへ転んだままになるのかはまだ分からないけど、韓ドラとしては意外なチョイスで正直びっくりした。
超贅沢な“当て馬”樋口を強引に梨沙と知り合いにさせたという事は、四角関係にして一波乱の目論見か?
3話になって何で急に日本人のメンタルに寄せて来たのか、それとも元々こういう流れだったのかは分からないけど、こうなると1~2話の糞展開が無駄だし勿体無かったね。
※子供時代の宗介が膝立ちして、愛がちょっと前屈みになると同じ位の背丈になる雨のシーン、あれは何度観てもキュンとする。
演出=紙谷楓
- << 99 【2021夏ドラマ】 「彼女はキレイだった」4話まで終了。 震える宗介の隣で傘になり寄り添ってくれた愛と、子供の時の同様のシーンが重なり思わず愛の頬に手を伸ばした宗介。 「副編集長?」と言われて我に返った宗介だが、そこから愛は気になる存在に変わり、照れ隠しに「総務部!」と呼んだりはしていたが、二人で行く事になった企画のロケハンを経て、愛のアイディアを認めて「グッジョブ」と言ったり、「佐藤愛」呼びに変わる宗介。 一方の愛は、あの頃と変わらない宗介の笑顔を見た事で、中身は変わっていないんだと感じて、本当の事を話そうとする。 ここでお約束の次回へ。 宗介がデレ始めて、やっと中島健人の良さが出て来たし、小芝風花とのコメディー部分のコンビネーションも中々面白かった。 やっぱり根本的な間違いは、宗介が廃刊を隠してる事なんだよなあ。引導を渡す役目なら厳しくて嫌われるアレでいいけど、廃刊を覆したいなら秘密主義ではなくて、部下と協調して頑張るべきなんだよなあ。実力不足なんだから。 梨沙は樋口から、自分の気持ちに嘘をつかない方がいいと言われて、やっぱり宗介に本当の事を言えないし、樋口は梨沙が嘘をついている相手が宗介と知りショックを受ける。 でも愛の部屋で、宗介から聞いていたパズルの一片を見付けた梨沙は「私じゃないんだよね」梨沙の性格設定はいいね。 脚本=三浦希紗 演出=木下高男
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(続き)
なので祖母の方に特別な思惑が有るのか、もしくは祖母のせいで壱成が何か心に深い傷を負ってしまった過去が有るから、今は自由にさせてい…
【2021夏ドラマ】
「プロミスシンデレラ」2話まで終了。
早くも壱成の“早梅好き”がだだ漏れで笑っちゃうんだけど、表面上はあくまでも俺ちゃま上位を演じて、だけど早梅は“はいはい”的に受け流す、それがお子ちゃま壱成には気に入らない、早目にそういうポジに収めてくれたので、この二人の関係性については観やすくなると思う。
面倒臭くて問題なのは“カップルクラッシャー”らしい菊乃の存在かな。(早梅の夫を唆しているのは菊乃?)
何度も出て来る10年前の、成吾が早梅に靴を履かせようとするシーン。二人は高校の同級生とかなのかなと思っていたのだが、「10年前、どん底だった私を慰めてくれた名前も知らない人」という早梅の台詞でえっ!?とびっくり。
壱成が旅館に出入りしなくなったのも10年前で、女将だった母親が亡くなった(らしいという台詞だったので、もしかしたら誰かと駆け落ちしたとかもあり?)のが原因?それに関係して兄を恨んでいるのかな?
社長の父親は居る様だが、実質旅館を動かしているのは、副社長の成吾と中居頭の藤田という事らしい。
まだ成吾と菊乃の内面が謎だから、面白いという所迄は行ってない。次回、壱成が早梅の夫に鉄拳制裁を下す様だが、こっちはいいとして、やっぱり成吾と菊乃の方向性は早く出して欲しいかな。
演出=村上正典
- << 100 【2021夏ドラマ】 「プロミスシンデレラ」3話まで終了。 離婚届にサインをしていない早梅。壱成に知られて「慰謝料分捕りゲーム」が始まる。 疎遠だった父親が孤独死をして独りぼっちになり苦しかった早梅に、「僕が家族になります」と言ってくれて結婚した正弘だから、どこかで不倫なんて嘘で他に理由が有るのではという思いが捨て切れなかった早梅。そういう夫婦の心の機微迄は理解出来ない壱成。でもズバリいい事も言うのね。「ぶつけろよ、ヘラヘラしてないで。不倫されて悲しかったって」 ここで壱成の回想。やっぱりお母さんは亡くなったんではなくて、出て行ったんだ。て事は父親が不倫して耐えられなくなって出て行ったパターン?子供だったし傷になるよねえ、あれは。 家の玄関で正弘に絡み付く女を目撃して、踏ん切りのついた早梅は離婚届にサインをして、お金ですらも繋がりたくないと分割の慰謝料も、現金も拒否してしまう。(←流石に現金100万円は貰っておけよ) 正弘の相手は菊乃で、離婚届にサインをしたと聞いて即正弘を捨てる。 菊乃は成吾が昔早梅と会っているシーンを目撃していた。菊乃はあの頃から既に成吾が好きだったの? 憎き早梅の幸せを潰したいのだとしても、早梅が独り身になってしまったら、成吾もくっ付き易いのにね。 そして遅まきながら、早梅もあの時の彼が成吾だと気付いた。 演出=都築淳一
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【2021夏ドラマ】
「ハコヅメ~たたかう!交番女子」2話まで終了。
最近のパトカーの乗り心地は眠りを誘う位に快適らしい。眠って…
【2021夏ドラマ】
「ハコヅメ~たたかう!交番女子」3話まで終了。
このドラマ、諸般の事情で?戸田恵梨香と永野芽郁のダブル主演という形を取ってはいるが、二人の力量、存在感には大きな開きがあり、実質的には戸田恵梨香主演ドラマだと思っている。
そんな中、今回は藤が有給休暇を取る(でも縦軸らしい個人的な調査はしている)形で川合の出番を増やし、痴漢事件の被害女子高生の聴取という、初めてのしかも難しい仕事を任されて、アプローチをミスした事から「お姉さんに話をしたら気持ちが収まった」と言われて帰られてしまい、実はその後彼女は引きこもりになり、痴漢現場の目撃者も出た事から、刑事課は本格的な捜査を開始する。
その過程で大きく落ち込む川合を、山田が二人だけの部屋で「もし俺が川合を襲ったら川合はどうやってそれを証明する?」と、強制ワイセツ事件の聴取のデリケートさ、虚偽の場合もあるからとその難しさを丁寧に説明し、「あの藤さんでも何度も苦しんで来てる」と言い聞かせたり、源、牧高、ハコ長等、ペア長の藤以外からのフォローや教えの場面を組み込んだ事、そして特徴を掴むのが上手い似顔絵を描く意外な才能が見付かった事も含め、ストーリー展開の中で無理無く川合をフィーチャーし、演じる永野芽郁の魅力を上手く引き出していたし、源、山田の先輩らしさも伝わり、中々良く出来ていた回だったと思う。
演出=丸谷俊平
- << 101 【2021夏ドラマ】 「ハコヅメ~たたかう!交番女子」4話まで終了。 今回も川合の成長記。 町山署に“連続強制わいせつ事件”の帳場が立ち、特捜班の強面達が集まるが、この班長である癖の強い米田(矢柴俊博)の言動でひと笑い。容疑者安田の証拠を固めるべく、泊まり込みでそれぞれの任務に付くが、安田は動かず証拠も見付からない。 彩菜も再度の聴取拒否で八方塞がりとなり、米田は新人の描いた似顔絵に頼った結論を見直し、一から事件の洗い直しを命じる。 通常業務に戻された藤と川合。藤は捜査資料を刑事課に返却する様にとハコ長を通じて川合に言い残し、自分は上がってしまう。被害者の証言を読み始める川合。事件のせいで一瞬にして世界が変わってしまった彼女達の苦悩、悲痛な叫びがそこには綴られていた。 本当は仕事を上がったのではなく、源に付き合って貰って安田の張り込みをしていた藤は、川合からの決意の電話を貰い、彩菜の聞き取りをやらせて欲しいと副署長に直談判、ハコ長が先に来て許可を貰っていて、二人は彩菜の家に。 川合が謝罪し説得をするも反応しない彩菜、藤が絶妙のタイミングで「今日はこれで失礼します」と母親に伝えると、彩菜が部屋のドアを開ける。 彩菜の証言で米田特捜班は再び安田を容疑者として動き出すが、藤と川合は蚊帳の外。山田の機転で車両を持ち出し、独断で3人は安田の立ち回り先を探ることに。 (続く)
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【2021夏ドラマ】
「ただ離婚していないだけ」2話まで終了。
不倫相手に子供が出来たと言われて、「何で…だから何でだよ!」「誰…
【2021夏ドラマ】
「ただ離婚していないだけ」3話まで終了。
ずっとLINEを正隆に無視され苛つく萌。
不正出血がありあの産婦人科に行くと偶然雪映も来ていて、二つ空けた椅子に座り「何ヵ月ですか?」と自然に話し掛ける萌。「まだ…不妊治療って言うか…」と正直に話す雪映。驚く萌。
街で萌とすれ違う正隆。何で萌は気付かない?と思ったら「やっと正隆さん見れた」からのLINE連チャン攻撃。
少なくともこの時には気付けよ!とは思うのだが、何でも受け入れてくれた萌という事実が正隆の勘を鈍らせたのか、放置してしまう正隆。
雪映の「これ以上自暴自棄にならないでよ、もっと自分を大切にして」で始まる捨て身の忠告を、珍しくそのまま聞いていた正隆。「私は絶対に見捨てない」
正隆は求めて来る雪映を受け入れる。
萌に「別れよう。今までありがとう」のLINE。そして自分は新しい出版社との仕事を開始する正隆。
萌は自傷し、正隆のイエ電に無言電話。
雪映は妊娠し、待合室で萌に笑顔で話してしまう。
そして完全に壊れた萌は、あの新聞配達のジャンパーを着て突撃して来る。
正隆が殺した訳ではなくて、キッチンの包丁を振り回す萌を止めようとして揉み合い、気付いたら萌の腹部に刺さっていたという展開だった。
それでも隠蔽を選んだのは何故なんだろう。
救い様の無い話だけど惹き付けられる。
共同脚本、演出=安里麻里
- << 103 【2021夏ドラマ】 「ただ離婚していないだけ」4話まで終了。 雪映は「救急車!」と叫ぶが正隆は「ダメだ、もう死んでる」「警察に!」と言う雪映に答えずに、萌の遺体を引き摺り「お前も持て!持てって言ってんだよーッ!」と怒鳴る正隆。どこまでクズなのか。 雪映は極限状態でも理性が働き、救急車、警察と普通なら頭に浮かんで当然の事を言っている。それなのに正隆は何故“警察”を拒否した?自分の意思で殺した訳じゃないのに。“クズだから”だけじゃ説明がつかないので、ここの正隆の心理は描写して欲しい。 正隆から普段通りにしろと言われて学校に行くが、児童を見ると校門から中に入れない雪映。同僚に促されてやっとの思いで入るが…。 一方の正隆は萌の幻影に悩まされ食事も摂れない。 「何をされても我慢して来たけどもうついて行けない!もう無理」と泣く雪映。 産院で堕胎の予約をして交番の前までは行くが、言えずに立ち去る雪映。 相変わらず食べられず子供の様に声をあげて泣く正隆。ごめんなさいを繰り返す。 正隆を抱き締め子供が出来た事を初めて告げる雪映。また抱き合い泣く二人。 「頼む、一緒に居てくれ」 雪映は経済的には自活出来る人なのに、精神的には依存タイプなのかな、判断が遅いよ。 予告では切羽詰まった佐野にゆすられるみたいで、二人は更なる地獄へ 共同脚本、演出=安里麻里
>> 72
【2021夏ドラマ】
「にぶんのいち夫婦」6話まで終了。
やっぱりさとみとデキていたのは高梨だった。
文から「もういい、これ以…
【2021夏ドラマ】
「にぶんのいち夫婦」7話まで終了。
またさとみが和真に腕を絡ませていたけど、あれはミスリードって事でいいの?あんな上司に距離が近い女っている?
結局相手は“欲しがりさやか”って事で、高梨に呼ばれたバーに行ったら和真が居て、どうしても落としたかったから“偶々バーテンをしていた香住の浮気性の彼氏タケル”に命じて酒に薬を入れさせ、潰れた和真をベッド迄運び、服を脱がせて写真を撮るのを手伝わせた。
その写真をネタに和真を脅して関係を迫ったが、文への罪の意識に苦しんでいた和真はEDになってしまったので、さやかとは関係を持っていないという展開。
合コンでさやかは和真を気に入っていたのに、遅れて来た文に和真は一目惚れ、と文句を喚き始めたら香住が「(高校時代)あんた文の彼氏とキスしてたよね!」といきなり暴露。暴れるさやかをひっぱたく香住。
さやか「どうして私は誰かの一番になれないの?」
樋口「それ本当に知りたいですか?貴女は自分が一番だからですよ」←流石!伊達にホストはしていないわ。
夫婦の話し合い。
謝る夫に「和真は悪くない。ずっと苦しんで来たんだよね」と言いながらも「ね、離婚しよう」
これは…そうなるよね。ヤってないからOKって話ではない。夫婦は信頼出来なくなったら只の他人だからね。
しっかし意味不明のミスリードが多いなあ。
演出=松田礼人
- << 104 【2021夏ドラマ】 「にぶんのいち夫婦」全8話終了。 今度は和真の妄想タイム(笑) 文ちゃんを守る為に嘘を付くしかなかったんだと言う自分と、違う!本当は全部自分を守る為だ!と否定する、もう一人の自分とのせめぎ合い。 さとみとの不倫が嫁にバレて出て行かれ、公園で飲んだくれている高梨。見付けた和真に「俺が必死に働いて食わせて来たのに、たかが不倫位で」と、全世界の妻を敵に回す発言。「子供にも一生会わせねえって」と泣くクズ。 母親の所で暮らす文は、母が出て行った時に味方になってあげなかった過去を謝り泣く。 さやかにも、高校時代あのカラオケで彼にキスをしていたのはさやかだと気付いていたのに、友達でいられなくなると思って言わなかった、でもあの時ちゃんと向き合っていれば、今になってこんな事にならなくて済んだ、ごめんと謝る文。 何でも言葉を飲み込めばいいってものではないけど、言っても通じない相手もいるしなあ。さやかみたいな性格だと難しいわな。香住だって言わなかったんだから。 樋口と通話しながら出掛けようと文がドアを開けると襲って来た高梨。(←跡をつけて家を特定していたの?)包丁を持ち出し刺そうとした瞬間、庇って刺されたのは和真だった。 “私と和真は半人前同士の二分の一夫婦だ。だからこそ夫婦になったんだ”タイトルを回収して、やり直す事にした二人。メデタシメデタシ 演出=松田礼人
>> 74
(続き)
東が己の正義の証として息子に残した“裏仕事用のプリペイドケータイ”を、信頼関係を築いていた小石川が息子から託された事でキントリが…
【2021夏ドラマ】
「緊急取調室」3話まで終了。
ボクシングの日本バンタム級タイトルマッチの事前会見に出ていた週刊誌記者が、川に落ちて死んだ。当初は酔った末の事故と思われたが、調べる内に殴られた事により血腫が出来て、それが原因でふらついた末の死で事件だと判明、直前に防犯カメラに写っていたタイトルマッチの挑戦者・石倉(岡山天音)に疑いが掛かり、任意でのキントリの聴取が始まる。
石倉は少年院上がりのダークヒーローだけど、公に過去の懺悔をした上でリングに上がり次々に相手を倒して来たので、幅広い層に人気があるという設定。
対するチャンピオンの加賀見(神尾風珠)は大卒のプリンスで、こちらも人気ボクサー。
鍵を握るのは殺された記者の素行の悪さと、取材対象の二人に近付き過ぎたスポーツキャスターの日高絵美(逢沢りな)。
いくら元不良でも、どう考えてもタイトルマッチの前に石倉が一般人を殴る訳がない、そして犯人は別にいた、だけど記者に狙われて苦し紛れに嘘を付いた加賀見のせいで、石倉は恩人の会長を信じられなくなり、加賀見と会長に対するリング上でのとんでもない復讐を考えていた、そして途中でそれに気付くキントリという、スリリングで面白い話だった。
岡山さんの体作りが凄くて、そこでまず説得力を持たせてしまう、その上での勿論の演技の上手さ、いやあノックアウトされたわ。
演出=常廣丈太
- << 126 【2021夏ドラマ】 「緊急取調室」4話まで終了。 2回休止。その内の1回は五輪中継が理由では無いので、明らかに平均視聴率維持の為の休止だと思う。(←あのTOKYO MERでさえ、五輪中継の裏では1桁に落ちたので、これは仕方ない判断なのかな) さて今回の話は、自分が開発した食品廃棄物リサイクルシステムSY-21を誤作動させて、好きな男を含め二人の命を奪った橘(高橋メアリージュン)の動機と真意は何処に有ったのかを探って行く話。 「33歳、独身女性なら痴情の縺れで自棄を起こし…」という刑事部長・北斗のありがちな見立てに猛反発した真壁だったが、結果的には北斗の頭の中に有るデータ「30代独身女性の犯罪に、男女間のトラブルが関わっているケースは非常に多い」の通りだったという、皮肉な話でも有った。 今回の場合は女の一方的な片想いで、男は最後迄開発のパートナーという立場を崩さなかった訳だが、女の気持ちの変遷と嘘で描くだけでは弱いと思ったのか、ミスリードとして橘の主治医・折原(甲本雅裕)を絡ませたのだが、逆にこれが話の腰を折ってしまい、橘の話に集中出来なかったのは残念だった。 ガスを噴出させて直ぐにガスの薄い床の、しかも空気孔側に顔を向けて倒れていたから、橘だけ(本当は)重体にもならずに助かったという辺りは面白かったんだけどねえ。キントリの邪魔をする折原が邪魔だった。 演出=樹下直美
>> 76
(続き)
問題はそこまで自分が我慢して、視聴し続ける事が出来るのかって事。
バタバタしていて脚本の直しが完璧には出来なかったのかもしれな…
【2021夏ドラマ】
「推しの王子様」2話まで終了。
航があまりにも物を知らな過ぎて、どういう育ち方をしたんだろうって前回書いたのだが、今回、航の幼馴染みの大学生で、インターンとしてペガサス・インクで働く事になった古河杏奈(白石聖)の台詞に「高校を中退して何処に行ったか分からなくなって、心配してたんだ」と有ったので、何処かの高校には入れたんだ…。
少し脱線するけど、バレーボールの木村沙織さんは割り算が出来ないけど、圧倒的なバレーボールのスキルで恐らく高校入学は引く手あまただったはず。(割り算以外は大丈夫だったのかもしれないが)
だから航も何かとんでもないスキルの持ち主なのかもしれない(笑)
「気に留めて」と言われたら“木に止めちゃう”とか、「夜這いなんてしたら」と言われたら「何が4倍?」とか、確かに笑っちゃうんだけど、これって何を知っていて何を知らないの線引きが凄く難しくて、何でこんな辻褄が合わなくなりそうな所に手を突っ込んじゃったんだろう。
それと泉美の航を拾った理由「過去の何者でもなかった自分と航が重なった」は、ちょっと無理が有るわな。社会人としての次元が違い過ぎるでしょ。
でも初回よりは少し観やすくはなったかな、少しだけだけどね。
※初回の謎……中華の出前の子が勝手に泉美の部屋に入れるからくりを知りたいわ
共同脚本=伊達さん 演出=木村真人
- << 106 【2021夏ドラマ】 「推しの王子様」3話まで終了。 まさかの渡邊ビューネくん!(笑)あれはある意味、乙女の永遠の癒しと憧れかも。 前回物を知らな過ぎる航について『何を知っていて何を知らないの線引きが凄く難しくて、何でこんな辻褄が合わなくなりそうな所に手を突っ込んじゃったんだろう。』と書いたのだが、早速その懸念が現実となった今回。 泉美が与えたIT用語解説書や新聞等は全然頭に入らないのに、水嶋の自伝(ビジネス書)は短時間で読めて、自分で大事だと思う所にはマーカーまで引いてる、つまり自分なりの解釈をしながら読書をしていた事になる。(矛盾に対する言い訳の様に、マーカーは的外れだったと泉美に言わせてるけど) あと突っ込みを入れさせて貰うと、航はお金が無いから野宿をしようとしていたのに、ビジネス書とランタンを買うお金(そこそこの額は要るよ)はどこに有ったの? 今回は仕事の話がメインだったけど、専門用語と出資側の要求が飛び交っていただけで、中身が全然見えないし、見せる工夫もしていなかったので、中途半端でつまらなかった。上手くお仕事ドラマに寄せられないなら、私が前回書いた航が持っていそうな『何かとんでもないスキル』をとっとと発揮させて、“本当の泉美の王子様”に昇格させた方が面白いのになと思う。 (多分それは泉美が水嶋に裏切られてからなんだろうけど) 脚本=伊達さん 演出=河野圭太
【2021夏ドラマ】
「漂着者」(EX)脚本=神田優、ブラジリィー・アン山田 出演=斎藤工、白石麻衣、野間口徹、戸塚純貴、橋本じゅん、岩谷健司、佐リリー・フランキー、船越英一郎、生瀬勝久 他
秋元康企画・原作・脚本のオリジナル作品。《金曜ナイトドラマ・60分枠》(全話数不明)
どこまで本人が書いたのか分からないが、脚本に迄手を出した秋元氏。
「あな番」も然りだったけど、初期設定の撒き餌、所謂掴みと次への繋ぎ方はやっぱり上手いんだよなあ。
どの位漂流していたのか(嘘なのか)はまだ分からないけど、彼(記憶喪失なので仮称ヘミングウェイ=斎藤)の髪の毛と髭が伸ばしっ放しなのはこの手のドラマではマストの演出だけど、爪迄きちんと伸ばしっ放しにしていた点は評価したい。
で、もうどこも悪くは無いので病院には置いて置けないというタイミングで、治療費も全部肩代わりし、身元引き受け人となった超怪しいNPO法人(だけど宗教臭プンプン)代表のローゼン岸本(野間口=クレジット3番目なのでかなりの重要人物と見た)。
彼はヘミングウェイの超能力を利用したいのか、それとも最初から仕組まれた物なのか?
そして新聞記者の新谷(白石)はどう巻き込まれて行くのか、その辺りがポイントになるのかな。
※かなりの高さから落ちても死なないヘミングウェイのパフォの意味は何なんだろうか。
演出=本橋圭太
- << 107 【2021夏ドラマ】 「漂着者」2話まで終了。 今回分かった事。 最初あちこち骨折しているが生きているという事だったヘミが、いつの間にか右足骨折と打撲多数に変わっていた。 予知絵で助けた遥香がヘミを見たら両手を翼の形にした。 後宮教授は事前に主治医から貰った下剤を飲み、首を吊っても脱糞しない様にしていた。ガムテープも自分で巻けるのでやはり自殺か? エレベーターでヘミの足元の翼のタトゥーを見た後宮教授は、ロシア語で「着いたのか」と言っていた。 公安はヘミを監視。ヘミを座礁した某国の工作船から逃げた工作員なのではと見ている。 ローゼンの“しあわせの鐘の家”には、仮想通貨のブラックマネーが流れ込んでいるらしい。 後宮が病室の壁一面に書き込んでいたゲノム解析の図式は未完成だったが、ヘミがサラサラ書き込んで完成させていた。 両手を翼の形にした国原医師の遺体が、病院の安置室に安置されていた。 ※座礁して漂流して新潟の海岸に辿り着いたのなら、某国とは中国か北朝鮮かロシアが怪しく、後宮の留学先であり、第六感の遺伝子の研究を旧ソ連の時代からしていたというロシアの可能性が高い。 “しあわせの鐘の家”の正体は、工作員を匿う組織なのか? 新谷を「詠美」と呼び捨てにしだしたヘミ、二人の関係もしくは因縁は何なのか? 演出=本橋圭太 ※今後もレビューを書き続けるかは未定。
>> 59
【2021夏ドラマ】
視聴中のドラマの初期評価1️⃣(曜日順)
※放送回数にバラ付き有るが、視聴した所迄の評価
※☆5がハマってる…
【2021夏ドラマ】
視聴中のドラマの初期評価2️⃣(曜日順)
※放送回数にバラ付き有るが、視聴した所迄の評価
※☆5がハマってる、☆4が面白い又は良作、☆3がまあまあ、☆2がイマイチ、☆1が離脱するかも
※☆の後ろに↗️を付けた物は今後もっと面白くなるかも、期待出来そう
「プロミス・シンデレラ」☆☆☆
★「サレタガワのブルー」☆
「推しの王子様」☆☆↗️
「漂着者」☆☆☆
※「武士スタント逢坂くん!」のみまだ未放送なので、個別レビューに直接記載する
★印は24時以降に放送開始の深夜ドラマ
(関東の番組表より)
- << 97 【追記】 「武士スタント逢坂くん!」初回は視聴したが、続けて観たい内容では無かったので、視聴予定リストからは外す。 8/7開始の〈オトナの土ドラ〉枠の次回作「准教授・高槻彰良の推察」(伊野尾慧主演/全8話予定)は視聴する予定。 ※但しWOWOWとのコラボ企画でseason2は直後にWOWOWで放送される為、全話視聴したとしてもseason1の終わり方によっては【シーズン外ドラマ】にするかも。
「2021夏ドラマ途中経過」
◎ハマっているドラマは
*ハコヅメ
*緊急取調室
〇面白い(又は良い)ドラマは
*TOKYO MER
*シェフは名探偵
*ただ離婚してないだけ
□普通(まあまあの出来)のドラマは
*#家族募集します↗️
*ナイトドクター
*プロミス・シンデレラ
*漂着者
*コールドゲーム
*女の戦争
*にぶんのいち夫婦
●微妙なドラマは
*彼女はキレイだった↗️
*推しの王子様↗️
*IPサイバー捜査班
*八月は夜のバッティングセンターで
▼視聴離脱しそう又は離脱したドラマは
*ボイスⅡ←Ⅰよりも脚本がつまらないし、唐沢さんの動きと真木さんの滑舌問題がキツい。離脱するかも。
*サレタガワのブルー←メインの4人の役者の内、2人に問題有りなのでちょっとキツい。離脱するかも。
*ボクの殺意が恋をした←3話迄で離脱。
予想通り話に発展と“味変”が無くて飽きた。
※地上波の新作のみ。3話以下及び2クールドラマを除く。(関東地区基準)
※↗️は評価が上がるかも
※既に終了している「いいね!光源氏くん2」と「ひきこもり先生」については初期評価1️⃣を参照
- << 98 【追記】 「ボイスⅡ」は3話までで視聴離脱。先に書いた理由に加えて、子供や女性への精神的や肉体的DVのシーンに、私の気持ちがついていけないから。 「サレタガワのブルー」については、藍子の腹黒さが前面に出て来た事と、梢(高梨臨)と暢が出会い、梢からの情報に暢が接した事で新展開に移行しそうなので、それを期待して☆↗️に評価を変更。
>> 79
【2021夏ドラマ】
「女の戦争~バチェラー殺人事件~」3話まで終了。
やっぱりギャラ順(笑)
成海璃子の演技が振り切っていて…
【2021夏ドラマ】
「女の戦争~バチェラー殺人事件~」4話まで終了。
サタドラ枠の前2作同様、こちらも全6話という事で、そのせいか今回はまさかの2名同時脱落、それも辞退でという事でこれは予想していなかったパターン。
一香は辞退しなくても哲也が指名するだろうとは思っていたけど、嵌めたりおが許せなかった一香が、りおの粗探しをして弱点(アイドルを辞めたら結婚すると口約束をして貢がせていた男)に辿り着き、その男を撮影中のリゾートに呼び寄せたからさあ大変!男の攻撃からりおを守って哲也が怪我をして、結局一香とりおは責任を取る形で辞退した。
で、残った3人の内、理恵が自ら暴露をすると宣言。「私、人を殺しました」、ここで終了。←予告から推察すると、担当患者に懇願されて仕方なく手を貸したパターンかな。それで大量の安定剤を飲んでいたのかなと。
若菜が持っていた達筆で書かれた遺書は、父親が遺した物と予想。麗奈が手帳に挟んでいた写真は、恐らく哲也と亡くなった恋人で、それを麗奈が持っているという事は、写真の女性は麗奈の姉?だから面識の有った麗奈は整形をしたのかな。だとすると二つのパターンが考えられて、姉の死に不審な点が有っての復讐パターンと、逆に好きになってしまったから結ばれたいパターン。
次回、父親は「麗奈にしろ」とか言っているけど、どうなるのかな。楽しみ。
演出=安見悟朗
- << 108 【2021夏ドラマ】 「女の戦争~バチェラー殺人事件~」5話まで終了。 いやあ、予告にすっかり騙された(笑) 看護師だから有りそうと誘導しておいて、“お前らの想像通りになんかするかよ”とほくそ笑んでいる脚本家のドヤ顔が見える様(笑) 演じた北原里英に一言。実は難しい、普通に喋って告白する部分の演技に、もっと勉強が必要かな。 理恵自主退場で哲也父の英一郎登場。 残った二人にテストをして勝った人とは父子と三人で食事会。 「麗奈にしろ。彼女はお前の金が目当てには見えない。顔が派手で連れて歩くのに見映えがいい。志倉地味だし何を考えているのか分からない」哲也が「そんな事は有りません!」と強く否定したので、彼自身は若菜に惹かれていると分かる。 テストは英一郎がADを買収して麗奈の勝ち。でもテスト中に若菜が告白した「志倉は母の旧姓。本当はみやま(録画で観たので漢字分からず)と言い、父は自殺をした」に、英一郎が“おや?”みたいな顔で反応。哲也は古い社員に確認し、父親が“共同開発”を持ち掛けて若菜の父を騙し、みやま寝具の技術や特許を盗んだ事を知る。そのせいでベッドを作れなくなった父親は自殺した。 英一郎に復讐する為に哲也に近付いた若菜だが、「哲也さんの事は…どうしたらいいんですか?」「若菜さん!」遠くでそんな二人を見ている麗奈。 (続く)
>> 80
【2021夏ドラマ】
「#コールドゲーム」7話まで終了。
今回、分かった事。
遠征隊に助けられた男は別荘地の管理人で、ゆう…
【2021夏ドラマ】
「#コールドゲーム」全8話終了。
まさか黒崎と祥子が、班長選挙の前から結託していて、その目的はただ一つ、如月の“マンション建設詐欺”の自白を取る事だった。
黒崎が刑事時代に追っていた事件。だからあの時大輝が居た如月の講演会に黒崎も居たのね。
でも結局警察は手出しが出来ないまま氷河期に突入。
避難所の支部長に収まっていた如月に吐かせる為にはまず、信用させなければいけない。それで祥子と結託、彼女のアイディアで班長選挙を実施、まんまと如月の懐に飛び込んだという訳。
拳銃はまず天井に一発ぶっ放して本物だと見せ付け優位に立つと、見本を見せて如月に教え込み、弾が一発しか入っていない物を渡していた。そして圧倒的優位だと思い込んでいるから、祥子の誘導に乗って“マンション詐欺”の事をベラベラ喋り、黒崎はボイレコにしっかり録音をして如月は懲罰房に。
いやあ拳銃に対する一般人の心理を利用した作戦はお見事。
政府の救出8人の中に陽菜とゆうとが入り喜ぶ祥子、最後に隆が呼ばれて家族は「えっ!?」(笑)隆は地方の国立大を出た後、海洋生物の研究をしていたのね。で食糧難の今、海洋生物は貴重な食物でその研究の第一人者の隆も必要って事で。
名乗らずにゆうとは継母に託した祥子だが、ゆうとは「ママだよね?」と声を掛けてくれて、救いの有るラストでそれも良かった。
演出=千葉行利
>> 81
【2021夏ドラマ】
「TOKYO MER~走る緊急救命室」3話まで終了。
冒頭の看護師・夏梅の娘が保育園で差別されている話、夏…
【2021夏ドラマ】
「TOKYO MER~走る緊急救命室」4話まで終了。
前回のSIT下げについては、私だけでなく多くの視聴者が疑問に思った様で、Twitterやネット記事でかなり指摘をされていたが、今回は無理筋の下げは無くて、現場の被害医師の命と、彼女が運んでいた移植用の心臓(つまりレシピエントの命)の両方を守る為に、限られた時間の中でMERと消防と海浜病院循環器外科が一丸となって、それぞれのやれる限界迄頑張る姿が描かれていて、ある意味清々しかったしその分、話に入り込めた。
あんなに大規模なトンネル崩落事故に至る迄、国土交通省は放置していたのかという疑問と、MERの手術時間と海浜病院での心臓移植手術時間が同じ位だった事への疑問は残るのだが、まあそれは演出上の都合として受け入れる事にはやぶさかでない。
一分一秒を争う、ヒリヒリする様な人命を救う物語として良く出来ていたから。
喜多見の励ましで手術を選択しレシピエントを救えた千晶が、MERの控え室で寝ている喜多見に「お疲れ」と言いながらグータッチをして、それを上から見ていた音羽が、喜多見にエアーグータッチをするシーンにはグッと来た。
※涼香が千晶に「あの事件でお兄ちゃんは海外には行けないだろうから、前みたいな事にはならないよ。」って言ってたから、喜多見は外国で誰かの命を助ける為に何かをやらかしたのかな?
演出=平野俊一
- << 110 【2021夏ドラマ】 「TOKYO MER~走る緊急救命室」5話まで終了。 今回はまたほぼ完璧に組み立てられていて、話に入り込めたし面白かった。 冒頭に出動の無い時でもMERは車内での救命訓練をしているという姿を映し、涼香が小児患者相手に手話を使っている姿も映し、それがいざという時に役立つという流れも良かったし、エレベーター内に閉じ込められる4人の組み合わせがまた絶妙で、権力は持っているのに危機に際しては駄々っ子みたいになってしまう、仮病で入院中のどこぞの幹事長をコメディ・リリーフとして使ったのは上手かったなと思う。 臍帯脱出して危険な妊婦の手術と、仮病の駄々っ子の脱出のどちらを優先するのかを、喜多見が音羽に「貴方の判断に任せます。貴方医者ですから」と、答えは分かっていてインカムを通して迫るシーンは、ハイライトだったな。官僚としては終わると覚悟をしての音羽の決断に対し、赤塚が「大人の駆け引き」で幹事長をヒーローにする事でお咎め無しに終わらせ、ついでにMER潰しも暫く控えさせる事に成功するという三方よし、名を捨てて実を取るとはこの事か。 音羽が医系技官の道に進んだ理由も少し明かされ、思った通り志を持って選んだ事が分かり、その点は安心した。(涼香とのLOVEは有りそう?) それにしても下げる対象が政治家だと納得してしまうというのも、不幸な事だよなあ。 演出=松木彩
>> 83
【2021夏ドラマ】
「彼女はキレイだった」3話まで終了。
えっ、もう正体ばらすの?早くない?と思った前回の酔っ払った愛の宗介へ…
【2021夏ドラマ】
「彼女はキレイだった」4話まで終了。
震える宗介の隣で傘になり寄り添ってくれた愛と、子供の時の同様のシーンが重なり思わず愛の頬に手を伸ばした宗介。
「副編集長?」と言われて我に返った宗介だが、そこから愛は気になる存在に変わり、照れ隠しに「総務部!」と呼んだりはしていたが、二人で行く事になった企画のロケハンを経て、愛のアイディアを認めて「グッジョブ」と言ったり、「佐藤愛」呼びに変わる宗介。
一方の愛は、あの頃と変わらない宗介の笑顔を見た事で、中身は変わっていないんだと感じて、本当の事を話そうとする。
ここでお約束の次回へ。
宗介がデレ始めて、やっと中島健人の良さが出て来たし、小芝風花とのコメディー部分のコンビネーションも中々面白かった。
やっぱり根本的な間違いは、宗介が廃刊を隠してる事なんだよなあ。引導を渡す役目なら厳しくて嫌われるアレでいいけど、廃刊を覆したいなら秘密主義ではなくて、部下と協調して頑張るべきなんだよなあ。実力不足なんだから。
梨沙は樋口から、自分の気持ちに嘘をつかない方がいいと言われて、やっぱり宗介に本当の事を言えないし、樋口は梨沙が嘘をついている相手が宗介と知りショックを受ける。
でも愛の部屋で、宗介から聞いていたパズルの一片を見付けた梨沙は「私じゃないんだよね」梨沙の性格設定はいいね。
脚本=三浦希紗 演出=木下高男
- << 121 【2021夏ドラマ】 「彼女はキレイだった」5話まで終了。 愛が宗介に本当の事を話そうとした所で樋口がやって来て遮る“お約束パターン”。わざわざ千葉までご苦労様(笑)でもこれはラブコメに於ける当て馬の様式美の一つだから、こういうのに突っ込みは入れない。 今回最大の突っ込みは、愛の解雇に繋がる“任された持ち場を離れる設定”の部分。警備員に強く言われて部屋から飛び出した瞬間に、扉の側で里中と出会ったんだから、その場で大量の紙袋の荷物を愛が受け取り、里中に「車を動かして!」と言って行かせれば良かっただけの話。 あとモデルをするデザイナーの妻役の人の腰回りが立派で、およそモデル体型では無かった事。(←あれでは人気デザイナーの服を着せても説得力が無くなる) 妻が「契約を続けたいならミスをした人間を解雇しろ!」デザイナーも目で同意(←妻に頭が上がらないのね)からの、宗介も反論せずの流れは、まだまだ器の小さい宗介の取りそうな行動として、逆に説得力は有ったね。 梨沙に身分を明かして「(愛に)本当の事を全部話した方がいい」と、親友同士の二人の仲が壊れない様に心配したり、愛の企画を自分の企画として出して認めさせ、「彼女を好きなんです」と宣言した上で宗介の背中を押して解雇を取り消させたり、“当て馬”樋口が本当にいいヤツでツラい。 演出=木下高男
>> 85
【2021夏ドラマ】
「プロミスシンデレラ」2話まで終了。
早くも壱成の“早梅好き”がだだ漏れで笑っちゃうんだけど、表面上はあく…
【2021夏ドラマ】
「プロミスシンデレラ」3話まで終了。
離婚届にサインをしていない早梅。壱成に知られて「慰謝料分捕りゲーム」が始まる。
疎遠だった父親が孤独死をして独りぼっちになり苦しかった早梅に、「僕が家族になります」と言ってくれて結婚した正弘だから、どこかで不倫なんて嘘で他に理由が有るのではという思いが捨て切れなかった早梅。そういう夫婦の心の機微迄は理解出来ない壱成。でもズバリいい事も言うのね。「ぶつけろよ、ヘラヘラしてないで。不倫されて悲しかったって」
ここで壱成の回想。やっぱりお母さんは亡くなったんではなくて、出て行ったんだ。て事は父親が不倫して耐えられなくなって出て行ったパターン?子供だったし傷になるよねえ、あれは。
家の玄関で正弘に絡み付く女を目撃して、踏ん切りのついた早梅は離婚届にサインをして、お金ですらも繋がりたくないと分割の慰謝料も、現金も拒否してしまう。(←流石に現金100万円は貰っておけよ)
正弘の相手は菊乃で、離婚届にサインをしたと聞いて即正弘を捨てる。
菊乃は成吾が昔早梅と会っているシーンを目撃していた。菊乃はあの頃から既に成吾が好きだったの?
憎き早梅の幸せを潰したいのだとしても、早梅が独り身になってしまったら、成吾もくっ付き易いのにね。
そして遅まきながら、早梅もあの時の彼が成吾だと気付いた。
演出=都築淳一
- << 112 【2021夏ドラマ】 「プロミスシンデレラ」4話まで終了。 これ、菊乃の立ち位置を早く明確にした方が良いのでは? 成吾「彼女の事を忘れている訳じゃないんだろ?もしかして君が何かしたのか?」 菊乃「何かって?」成吾「あきら!」 菊乃「その呼び方はルール違反よ」 思わせ振りな台詞を言わせて“この二人の謎の関係”で視聴者の興味を引っ張りたいのだろうけど、今の人物描写だと菊乃は売れっ子芸者には見えないし(今回やっとお座敷で踊るシーンは有ったけど、ここまで芸者として売れていると思わせる演出が全くない)、だからそんな芸者菊乃を重宝している老舗高級旅館かたおかという設定にも全く説得力が無い。 今回VIP客の西園寺パワハラ芸能事務所社長(かたせ梨乃)の暴挙に対して、早梅が「私には苛めている様にしか見えません」と物申すシーンが有ったが、菊乃の行為もただ早梅を苛めている様にしか見えず、菊乃自身に妖しさも人を惹き付ける色気も感じられないから、菊乃の存在と成吾との関係性が、ドラマ全体の足を引っ張っている様にしか見えないのだ。 なので1話でも早く菊乃の立ち位置を明確にしてしまう事をお勧めする。 母(睦月)は家を出る時に、7歳の壱成に「私はあなたなんか要らない」と言って去って行った。これは酷い。病んでいたのか、それとも壱成は夫の愛人の子だったとかなのかな? 演出=都築淳一
>> 86
【2021夏ドラマ】
「ハコヅメ~たたかう!交番女子」3話まで終了。
このドラマ、諸般の事情で?戸田恵梨香と永野芽郁のダブル主演…
【2021夏ドラマ】
「ハコヅメ~たたかう!交番女子」4話まで終了。
今回も川合の成長記。
町山署に“連続強制わいせつ事件”の帳場が立ち、特捜班の強面達が集まるが、この班長である癖の強い米田(矢柴俊博)の言動でひと笑い。容疑者安田の証拠を固めるべく、泊まり込みでそれぞれの任務に付くが、安田は動かず証拠も見付からない。
彩菜も再度の聴取拒否で八方塞がりとなり、米田は新人の描いた似顔絵に頼った結論を見直し、一から事件の洗い直しを命じる。
通常業務に戻された藤と川合。藤は捜査資料を刑事課に返却する様にとハコ長を通じて川合に言い残し、自分は上がってしまう。被害者の証言を読み始める川合。事件のせいで一瞬にして世界が変わってしまった彼女達の苦悩、悲痛な叫びがそこには綴られていた。
本当は仕事を上がったのではなく、源に付き合って貰って安田の張り込みをしていた藤は、川合からの決意の電話を貰い、彩菜の聞き取りをやらせて欲しいと副署長に直談判、ハコ長が先に来て許可を貰っていて、二人は彩菜の家に。
川合が謝罪し説得をするも反応しない彩菜、藤が絶妙のタイミングで「今日はこれで失礼します」と母親に伝えると、彩菜が部屋のドアを開ける。
彩菜の証言で米田特捜班は再び安田を容疑者として動き出すが、藤と川合は蚊帳の外。山田の機転で車両を持ち出し、独断で3人は安田の立ち回り先を探ることに。
(続く)
>> 101
(続き)
ここでドラマ冒頭に、藤が命じて川合が歩き回って管内の地理を頭に叩き込んでいた事が生きて来る。川合の読みは見事に当たり、藤は被害者を寸前で保護、山田は安田の仲間を確保、逃げた安田は川合が追うが、丸腰の自分に気付き“どうしよう”と躊躇(そりゃあ怖いよね)、でも勇気を振り絞り走るが途中で転けてしまう。そこへ風の様に現れ安田を確保したのは源。(←川合には見えない場所まで連れて行って、違う意味の“壁ドン”とかしちゃったみたいで笑った)
俺の指示を無視してと、藤と川合に怒る振りをした後、「駒としてはまあまあの働きだった。ご苦労だった」と労う米田。今時としてはアウトな言葉遣いで部下を威嚇したり罵倒したりの米田だけど、見る所は見ていて、認めて誉める事も忘れない、上に立つ人にはこうであって欲しい、下品なのは困りものだが(笑)
川合は副署長から似顔絵捜査官の研修を正式に受ける様に命じられる。
そして藤がロッカーから落とした写真をハコ長が拾い「そろそろ川合君に君から話した方がいいんじゃないか?」
写真には藤を含めた4人の警察官。
徳永えりと何かが合った様なのだが、臼田あさ美、大西礼芳と名前の有る女優が揃っているので、それなりの過去話回は有るのだろう。(永野芽郁がコロナ感染して撮影に影響が出るとの事。発熱・倦怠感が有った様で心配。早く良くなります様に)
演出=丸谷俊平
- << 105 【追記】 「ハコヅメ~たたかう!交番女子」の放送内容変更について。 ダブル主演の一人、永野芽郁さんの新型コロナウイルス感染により撮影スケジュールに変更が生じ、ストックも不足していた為、8/4と11の2週分については特別編を放送すると日テレが発表。 特別編には町山署や町山交番の新撮分と、1話で放送後YouTubeに上がった動画が大人気の“町山署の通常点検”が含まれるとの事。 ※今期屈指の傑作なので、脚本や設定の変更をせずに“特別編”に差し替えて、永野芽郁さんの復帰を待つという選択をしてくれた事に感謝。(こういう判断をするという事は、おそらく永野芽郁さんの回復が順調だという事なので、それは本当に良かったなと思う)
- << 136 【2021夏ドラマ】 「ハコヅメ~たたかう!交番女子」5話まで終了。 永野芽郁さんが最短の療養期間で済んだ様で、まずは良かったです。 今回は警察官だって普通の男女、出会いを求めて合コンもするよという事で、同期から回って来た合コンに参加する藤と川合。 「合コンは堅気と知り合えるチャンス」と張り切る藤。ところが仕切りを挟んだ隣のボックスでは源と山田が看護師と合コンしていて(笑) 「警官にとって看護師は最高の相手」と言う源の挙げた三つの理由に、そうなんだろうなと納得してしまった。 スマホに呼び出しが掛かり、直ちに警察官の顔になって席を立つ4人。成る程これでは普通の人との恋愛とは縁遠くなりそう。 警察官同士の結婚が多いのはそういう事情も有るし、手を出したら最後、上司から「責任を取るんだろうな!?」と迫られるかららしい。(←規律を重んじる組織だから如何にもって感じだな) 周りの助けも有ってイケメンの消防士とのデートにまで漕ぎ着けた川合だったけど、来る前に出会った認知症の三宅夫妻の不自然な様子が急に気になり出してデートはキャンセル、駆け付けると気付いていた先輩の藤がちゃんとケアをしていた訳だが、警察官として少しずつだけど着実に成長している川合に胸が熱くなる展開だった。 そして藤が例の写真の同期の二人を寮に連れて来た。 (続く)
>> 87
【2021夏ドラマ】
「ただ離婚していないだけ」3話まで終了。
ずっとLINEを正隆に無視され苛つく萌。
不正出血がありあの産…
【2021夏ドラマ】
「ただ離婚していないだけ」4話まで終了。
雪映は「救急車!」と叫ぶが正隆は「ダメだ、もう死んでる」「警察に!」と言う雪映に答えずに、萌の遺体を引き摺り「お前も持て!持てって言ってんだよーッ!」と怒鳴る正隆。どこまでクズなのか。
雪映は極限状態でも理性が働き、救急車、警察と普通なら頭に浮かんで当然の事を言っている。それなのに正隆は何故“警察”を拒否した?自分の意思で殺した訳じゃないのに。“クズだから”だけじゃ説明がつかないので、ここの正隆の心理は描写して欲しい。
正隆から普段通りにしろと言われて学校に行くが、児童を見ると校門から中に入れない雪映。同僚に促されてやっとの思いで入るが…。
一方の正隆は萌の幻影に悩まされ食事も摂れない。
「何をされても我慢して来たけどもうついて行けない!もう無理」と泣く雪映。
産院で堕胎の予約をして交番の前までは行くが、言えずに立ち去る雪映。
相変わらず食べられず子供の様に声をあげて泣く正隆。ごめんなさいを繰り返す。
正隆を抱き締め子供が出来た事を初めて告げる雪映。また抱き合い泣く二人。
「頼む、一緒に居てくれ」
雪映は経済的には自活出来る人なのに、精神的には依存タイプなのかな、判断が遅いよ。
予告では切羽詰まった佐野にゆすられるみたいで、二人は更なる地獄へ
共同脚本、演出=安里麻里
- << 124 【2021夏ドラマ】 「ただ離婚していないだけ」5話まで終了。 佐野がどういう経緯で正隆に辿り着いたのか…。端緒はやっぱり萌の弟だった。あんな子だけど流石に心配になったんだよね。 ガールズバーに行ったり産婦人科に行ったり。口の聞き方を知らないから殴り込みみたいだったけど。 それで佐野に目を付けられてアパートに来られて…。落ちていた正隆のイエ電番号のメモを取り上げられて。 雪映から萌の弟が姉を捜している事を聞いた正隆は、何故か萌のスマホをポケットに入れて外出。何処かに捨てるのかと思ったらそのままガールズバーに入って、接客の上手いほのか(大原優乃)にどんどん喋らされて、LINE交換にまで応じて。 雪映は佐野からのユスり電話で「職場に押し掛けたっていいんだぞ」って言われたら「生徒まで巻き込まないで!」と自分の職業をばらしちゃうし。 店に戻った佐野が萌のスマホに電話をすると、正隆のポケットのスマホのバイブ音が鳴り出し、(←何で電源オフにしていなかった?)切るとバイブ音も切れて、ほぼほぼ気付いた佐野。雪映からの“ユスられたコール”で慌てて帰ろうとする背中に、ほのかが「また来てくださいね!柿野さん」。驚いて振り向く正隆に本名で登録されたLINEの画面を見せるほのか。 うーっ怖い怖い! 雪映は咄嗟の事だから仕方ないとして、正隆は何なの?何で墓穴を掘りに行ってるのさ。 (続く)
>> 88
【2021夏ドラマ】
「にぶんのいち夫婦」7話まで終了。
またさとみが和真に腕を絡ませていたけど、あれはミスリードって事でいいの…
【2021夏ドラマ】
「にぶんのいち夫婦」全8話終了。
今度は和真の妄想タイム(笑)
文ちゃんを守る為に嘘を付くしかなかったんだと言う自分と、違う!本当は全部自分を守る為だ!と否定する、もう一人の自分とのせめぎ合い。
さとみとの不倫が嫁にバレて出て行かれ、公園で飲んだくれている高梨。見付けた和真に「俺が必死に働いて食わせて来たのに、たかが不倫位で」と、全世界の妻を敵に回す発言。「子供にも一生会わせねえって」と泣くクズ。
母親の所で暮らす文は、母が出て行った時に味方になってあげなかった過去を謝り泣く。
さやかにも、高校時代あのカラオケで彼にキスをしていたのはさやかだと気付いていたのに、友達でいられなくなると思って言わなかった、でもあの時ちゃんと向き合っていれば、今になってこんな事にならなくて済んだ、ごめんと謝る文。
何でも言葉を飲み込めばいいってものではないけど、言っても通じない相手もいるしなあ。さやかみたいな性格だと難しいわな。香住だって言わなかったんだから。
樋口と通話しながら出掛けようと文がドアを開けると襲って来た高梨。(←跡をつけて家を特定していたの?)包丁を持ち出し刺そうとした瞬間、庇って刺されたのは和真だった。
“私と和真は半人前同士の二分の一夫婦だ。だからこそ夫婦になったんだ”タイトルを回収して、やり直す事にした二人。メデタシメデタシ
演出=松田礼人
>> 102
(続き)
ここでドラマ冒頭に、藤が命じて川合が歩き回って管内の地理を頭に叩き込んでいた事が生きて来る。川合の読みは見事に当たり、藤は被害者…
【追記】
「ハコヅメ~たたかう!交番女子」の放送内容変更について。
ダブル主演の一人、永野芽郁さんの新型コロナウイルス感染により撮影スケジュールに変更が生じ、ストックも不足していた為、8/4と11の2週分については特別編を放送すると日テレが発表。
特別編には町山署や町山交番の新撮分と、1話で放送後YouTubeに上がった動画が大人気の“町山署の通常点検”が含まれるとの事。
※今期屈指の傑作なので、脚本や設定の変更をせずに“特別編”に差し替えて、永野芽郁さんの復帰を待つという選択をしてくれた事に感謝。(こういう判断をするという事は、おそらく永野芽郁さんの回復が順調だという事なので、それは本当に良かったなと思う)
>> 90
【2021夏ドラマ】
「推しの王子様」2話まで終了。
航があまりにも物を知らな過ぎて、どういう育ち方をしたんだろうって前回書いた…
【2021夏ドラマ】
「推しの王子様」3話まで終了。
まさかの渡邊ビューネくん!(笑)あれはある意味、乙女の永遠の癒しと憧れかも。
前回物を知らな過ぎる航について『何を知っていて何を知らないの線引きが凄く難しくて、何でこんな辻褄が合わなくなりそうな所に手を突っ込んじゃったんだろう。』と書いたのだが、早速その懸念が現実となった今回。
泉美が与えたIT用語解説書や新聞等は全然頭に入らないのに、水嶋の自伝(ビジネス書)は短時間で読めて、自分で大事だと思う所にはマーカーまで引いてる、つまり自分なりの解釈をしながら読書をしていた事になる。(矛盾に対する言い訳の様に、マーカーは的外れだったと泉美に言わせてるけど)
あと突っ込みを入れさせて貰うと、航はお金が無いから野宿をしようとしていたのに、ビジネス書とランタンを買うお金(そこそこの額は要るよ)はどこに有ったの?
今回は仕事の話がメインだったけど、専門用語と出資側の要求が飛び交っていただけで、中身が全然見えないし、見せる工夫もしていなかったので、中途半端でつまらなかった。上手くお仕事ドラマに寄せられないなら、私が前回書いた航が持っていそうな『何かとんでもないスキル』をとっとと発揮させて、“本当の泉美の王子様”に昇格させた方が面白いのになと思う。
(多分それは泉美が水嶋に裏切られてからなんだろうけど)
脚本=伊達さん 演出=河野圭太
- << 113 【2021夏ドラマ】 「推しの王子様」4話まで終了。 メインライターの阿相さんが書くと、何でテンポが悪くなるんだろう。 拾って来た航を一人前の男に育成する事と、推しが居る(熱中出来る趣味が有る)と生活に張りが出る事位しかテーマが見当たらないので、会話劇の部分がかなり重要になって来ると思うのだが、それがどうにものんびりダラダラで締まりが無いから、イマイチ乗れないんだなあ。 育成中の航に対して、時々泉美が金言に近い様な事をポロッと言って、後から航がそれを行動に生かして泉美が胸熱になる、というのが見所で、色々な事を覚えて行く航はまあ可愛いと言うか微笑ましいんだけどね。 ただ初期設定に無理が有ったから、色々矛盾が生じてやはりそこが気になってしまうのよね。 航の特技は絵を描く事で、まあペガサス・インクの通常の仕事には役立つけど、私が想像していた会社の危機を救う様な、とんでもないスキルでは無かった。(←別の形で会社の危機を救う男になる可能性は有るかもだが) ※航は母親が出て行った高1迄は両親の居る家庭で育っている事が分かって、なおのこと“何であんなに言葉や常識を知らない大人になったのか”が疑問だし、この矛盾はずっとドラマの足を引っ張りそう。 演出=河野圭太 ※次回からはレビューは書かないかも
>> 91
【2021夏ドラマ】
「漂着者」(EX)脚本=神田優、ブラジリィー・アン山田 出演=斎藤工、白石麻衣、野間口徹、戸塚純貴、橋本じゅ…
【2021夏ドラマ】
「漂着者」2話まで終了。
今回分かった事。
最初あちこち骨折しているが生きているという事だったヘミが、いつの間にか右足骨折と打撲多数に変わっていた。
予知絵で助けた遥香がヘミを見たら両手を翼の形にした。
後宮教授は事前に主治医から貰った下剤を飲み、首を吊っても脱糞しない様にしていた。ガムテープも自分で巻けるのでやはり自殺か?
エレベーターでヘミの足元の翼のタトゥーを見た後宮教授は、ロシア語で「着いたのか」と言っていた。
公安はヘミを監視。ヘミを座礁した某国の工作船から逃げた工作員なのではと見ている。
ローゼンの“しあわせの鐘の家”には、仮想通貨のブラックマネーが流れ込んでいるらしい。
後宮が病室の壁一面に書き込んでいたゲノム解析の図式は未完成だったが、ヘミがサラサラ書き込んで完成させていた。
両手を翼の形にした国原医師の遺体が、病院の安置室に安置されていた。
※座礁して漂流して新潟の海岸に辿り着いたのなら、某国とは中国か北朝鮮かロシアが怪しく、後宮の留学先であり、第六感の遺伝子の研究を旧ソ連の時代からしていたというロシアの可能性が高い。
“しあわせの鐘の家”の正体は、工作員を匿う組織なのか?
新谷を「詠美」と呼び捨てにしだしたヘミ、二人の関係もしくは因縁は何なのか?
演出=本橋圭太
※今後もレビューを書き続けるかは未定。
>> 94
【2021夏ドラマ】
「女の戦争~バチェラー殺人事件~」4話まで終了。
サタドラ枠の前2作同様、こちらも全6話という事で、そのせ…
【2021夏ドラマ】
「女の戦争~バチェラー殺人事件~」5話まで終了。
いやあ、予告にすっかり騙された(笑)
看護師だから有りそうと誘導しておいて、“お前らの想像通りになんかするかよ”とほくそ笑んでいる脚本家のドヤ顔が見える様(笑)
演じた北原里英に一言。実は難しい、普通に喋って告白する部分の演技に、もっと勉強が必要かな。
理恵自主退場で哲也父の英一郎登場。
残った二人にテストをして勝った人とは父子と三人で食事会。
「麗奈にしろ。彼女はお前の金が目当てには見えない。顔が派手で連れて歩くのに見映えがいい。志倉地味だし何を考えているのか分からない」哲也が「そんな事は有りません!」と強く否定したので、彼自身は若菜に惹かれていると分かる。
テストは英一郎がADを買収して麗奈の勝ち。でもテスト中に若菜が告白した「志倉は母の旧姓。本当はみやま(録画で観たので漢字分からず)と言い、父は自殺をした」に、英一郎が“おや?”みたいな顔で反応。哲也は古い社員に確認し、父親が“共同開発”を持ち掛けて若菜の父を騙し、みやま寝具の技術や特許を盗んだ事を知る。そのせいでベッドを作れなくなった父親は自殺した。
英一郎に復讐する為に哲也に近付いた若菜だが、「哲也さんの事は…どうしたらいいんですか?」「若菜さん!」遠くでそんな二人を見ている麗奈。
(続く)
>> 108
(続き)
哲也の恋人は事故で亡くなったと言っていたから、麗奈も復讐の為に近付いているのなら、事故の原因を作ったのは哲也自身か父親のどちらかという事になる。
前に書いた様に、麗奈が恋人の妹なら哲也に会った事が有るとか、写真で顔を知られている可能性が高いので、整形した理由になる。
そうまでして近付いたけど麗奈も哲也が好きになってしまい、でも哲也が選んだのが若菜だったからそれならいっそのことと殺してしまった、と見せ掛けておいて、実は若菜との結婚は認めない英一郎に、それなら真実を公表して世間に謝罪すると哲也が言い出したので、英一郎が殺ってしまったという線も(笑)
脱落したメンバーも全員結婚式に出席するそうなので、何を言うのかそれも楽しみ。
※何日か前に葵わかなさんのインタビューを読んだら、撮影場所のレオマリゾートに2週間泊まり込んで撮影をしたそうで、その時に、最後まで残るのは葵わかなと予想していた私の読みは当たってたなと…(笑)
演出=北川瞳
- << 114 【2021夏ドラマ】 「女の戦争~バチェラー殺人事件~」全6話終了。 いやあ、また騙された(笑) 美山若菜の線は全く考えてなかった。まあ確かに哲也の父親に復讐する動機は有るし、家族も居なくて死ぬ気なら、やれなくは無いのか…。 麗奈は香里で、哲也がNYに行く前の学生時代の恋人だったって知らんがな(笑)いくら整形をしても、声や喋り方は変わらない筈だから、キスをする迄気付かなかった哲也という設定には無理が有るよなあ。 全員集合なのかと思ったら、一香とりおはビデオメッセージだけだった。 利子は選挙に落ち、星は番組出演が宣伝になって業績回復って(笑)理恵は相変わらず不安定みたいだったけど、いつの間にかくっついていたMCとADも含めての控え室は、同窓会みたいで楽しそうだった。(一応、麗奈も含めた4人が怪しい動きをするカットは挟んでいたけど、この4人はミスリードだと思っていたから) 父親が改心し息子の選択を認めて気持ちが通い合った所で絶望の淵に落とすという、究極の復讐だった。 作りとしては上手かったなとしか言いようがない。楽しめたしね。 ※父親は哲也を直ぐに発見して、包丁も刺さったままだったから、助かる可能性も有ったのでは?とか、若菜はあの高さからの川への飛び降りで死ねるものなのかとかは、ちょっと思ってしまった。 演出=北川瞳
>> 96
【2021夏ドラマ】
「TOKYO MER~走る緊急救命室」4話まで終了。
前回のSIT下げについては、私だけでなく多くの視聴者…
【2021夏ドラマ】
「TOKYO MER~走る緊急救命室」5話まで終了。
今回はまたほぼ完璧に組み立てられていて、話に入り込めたし面白かった。
冒頭に出動の無い時でもMERは車内での救命訓練をしているという姿を映し、涼香が小児患者相手に手話を使っている姿も映し、それがいざという時に役立つという流れも良かったし、エレベーター内に閉じ込められる4人の組み合わせがまた絶妙で、権力は持っているのに危機に際しては駄々っ子みたいになってしまう、仮病で入院中のどこぞの幹事長をコメディ・リリーフとして使ったのは上手かったなと思う。
臍帯脱出して危険な妊婦の手術と、仮病の駄々っ子の脱出のどちらを優先するのかを、喜多見が音羽に「貴方の判断に任せます。貴方医者ですから」と、答えは分かっていてインカムを通して迫るシーンは、ハイライトだったな。官僚としては終わると覚悟をしての音羽の決断に対し、赤塚が「大人の駆け引き」で幹事長をヒーローにする事でお咎め無しに終わらせ、ついでにMER潰しも暫く控えさせる事に成功するという三方よし、名を捨てて実を取るとはこの事か。
音羽が医系技官の道に進んだ理由も少し明かされ、思った通り志を持って選んだ事が分かり、その点は安心した。(涼香とのLOVEは有りそう?)
それにしても下げる対象が政治家だと納得してしまうというのも、不幸な事だよなあ。
演出=松木彩
- << 116 【2021夏ドラマ】 「TOKYO MER~走る緊急救命室」6話まで終了。 今回は冬木の息子・壮太も含めた児童18名が、山でオリエンテーリング中に行方不明になりMERが出動するという話。 後から、スズメバチに襲われたので散り散りに逃げたという事が分かるのだが、まず、行方不明だと警察だかに知らせたのは、あの引率の先生だよね?もう一人位付き添いが居たとして、前後で挟んで引率していて、何でスズメバチに襲われた事を通報時に伝えなかったの?そうすれば出動前の準備も違って来るのに。もう前提からしておかしいでしょ。 次に壮太だけが骨折した子の為に副え木を探しに行ったと知り、冬木と喜多見が捜し回るシーン、いつの間にか二手に別れていて、冬木がアナフィラキシーショックで倒れている壮太を見付けて注射をして、抱き上げて連れて行こうとしたらスズメバチの大群が襲って来て転げ落ちるって、あの空間の何処に巣が有ったの? それと冬木はインカムを付けているんだから、動く前に喜多見と会話が出来たんじゃないの? 喜多見の指示が無くても動けるチームである事を白金達に知らしめるのがテーマで、その為には要救助者をバラけさせる必要が有ったから、あんな無理筋な状況にしちゃったんだろうね。もう本末転倒。 壮太がMERで活躍する父親を自慢に思っている良い話も、あまりのご都合主義のせいで霞んでしまったわ。 演出=大内舞子
【2021夏ドラマ】
「シェフは名探偵」全9話終了。
「ちょっといいですか?」で始まる三舟シェフのお節介推理と、それに被せる映像(多分何か専門用語があると思うんだけど、役者が演じた物をコマ落としにしてイラストを加える)が独特で、どれもとっても楽しめた。
中盤からは失踪した三舟シェフの父親捜しの話も加わり、自営のフランス料理のシェフだった父の仕事をずっと見て育ち、やがて手伝う様になった三舟が初めて作った料理を食べた父親の感想は「パ・マル」で、直訳すると「悪くない」。
「美味しい」と言って貰いたい一心でフランスで修行に励んだ三舟は、ある日自分の作った料理を皆が「パ・マル」と評し、その時に向こうでは「悪くない」よりは「素晴らしい」に近い意味で使われる事を知る。
誉めてくれていたんだ!
修行を終えて帰国すると父親は、独立した弟子の借金を肩代わりする為に店を売り、失踪していた。
最後は見付かって、知り合いが連れて来てくれて、三舟が父親の秘伝の味を教えて貰う為に二人で調理場に立つという、ほっこりするシーンで終わった。
ワンシチュエーションドラマでも飽きさせずに、ここまで面白く作れるんだという発見が出来て大満足の内容だった。
演出=木村ひさし
>> 100
【2021夏ドラマ】
「プロミスシンデレラ」3話まで終了。
離婚届にサインをしていない早梅。壱成に知られて「慰謝料分捕りゲーム」…
【2021夏ドラマ】
「プロミスシンデレラ」4話まで終了。
これ、菊乃の立ち位置を早く明確にした方が良いのでは?
成吾「彼女の事を忘れている訳じゃないんだろ?もしかして君が何かしたのか?」
菊乃「何かって?」成吾「あきら!」
菊乃「その呼び方はルール違反よ」
思わせ振りな台詞を言わせて“この二人の謎の関係”で視聴者の興味を引っ張りたいのだろうけど、今の人物描写だと菊乃は売れっ子芸者には見えないし(今回やっとお座敷で踊るシーンは有ったけど、ここまで芸者として売れていると思わせる演出が全くない)、だからそんな芸者菊乃を重宝している老舗高級旅館かたおかという設定にも全く説得力が無い。
今回VIP客の西園寺パワハラ芸能事務所社長(かたせ梨乃)の暴挙に対して、早梅が「私には苛めている様にしか見えません」と物申すシーンが有ったが、菊乃の行為もただ早梅を苛めている様にしか見えず、菊乃自身に妖しさも人を惹き付ける色気も感じられないから、菊乃の存在と成吾との関係性が、ドラマ全体の足を引っ張っている様にしか見えないのだ。
なので1話でも早く菊乃の立ち位置を明確にしてしまう事をお勧めする。
母(睦月)は家を出る時に、7歳の壱成に「私はあなたなんか要らない」と言って去って行った。これは酷い。病んでいたのか、それとも壱成は夫の愛人の子だったとかなのかな?
演出=都築淳一
- << 122 【2021夏ドラマ】 「プロミスシンデレラ」5話まで終了。 成吾に誘われてレストランで二人きりで食事をする早梅。近くで壱成と洸也(金子ノブアキ)が盗聴しているとも知らずに、10年前の出会いと別れについて淡々と話す二人。 成る程ねえ、早梅は母親を亡くし父親が酒に溺れてDVが激しくなっていた時期、成吾は母親の睦月が家を出て1ヶ月位の時期で、お互いに辛かったけどそういう家庭の事は言わずに、何気ない会話をしてそれが息抜きの様な、一瞬だけ現実から逃避出来る宝物の様な時間だったのね。 早梅の父親の暴力を目の当たりにして助け出し、「俺の家に来なよ、ウチ結構広いし」「好きだ」「大人になって働いて君を守れる男になるから」自分の履いていた靴を「履いて」と裸足の早梅に差し出すけど、履いて貰えず去って行くあのシーンには、こういう事情が隠されていたのね。 成吾から壱成は恋愛対象になるのか聞かれて「ないよ」と答える早梅。「よかった」と成吾。その瞬間二人のテーブルにやって来る壱成。本当にガキンチョで困ったものだ(笑) 早梅の「ないよ」が頭をグルグル駆け回って苦しいのか、1~6まで“出て行く”で借金はチャラのゲームを作り、同居生活を強引に終わらせる壱成。 早梅はひとまず旅館に移動。 そこに正弘がやって来る。(←まあ、菊乃が教えたんだよね)相変わらず悪女ではなくて、ただの性悪にしか見えない菊乃。 (続く)
>> 106
【2021夏ドラマ】
「推しの王子様」3話まで終了。
まさかの渡邊ビューネくん!(笑)あれはある意味、乙女の永遠の癒しと憧れかも…
【2021夏ドラマ】
「推しの王子様」4話まで終了。
メインライターの阿相さんが書くと、何でテンポが悪くなるんだろう。
拾って来た航を一人前の男に育成する事と、推しが居る(熱中出来る趣味が有る)と生活に張りが出る事位しかテーマが見当たらないので、会話劇の部分がかなり重要になって来ると思うのだが、それがどうにものんびりダラダラで締まりが無いから、イマイチ乗れないんだなあ。
育成中の航に対して、時々泉美が金言に近い様な事をポロッと言って、後から航がそれを行動に生かして泉美が胸熱になる、というのが見所で、色々な事を覚えて行く航はまあ可愛いと言うか微笑ましいんだけどね。
ただ初期設定に無理が有ったから、色々矛盾が生じてやはりそこが気になってしまうのよね。
航の特技は絵を描く事で、まあペガサス・インクの通常の仕事には役立つけど、私が想像していた会社の危機を救う様な、とんでもないスキルでは無かった。(←別の形で会社の危機を救う男になる可能性は有るかもだが)
※航は母親が出て行った高1迄は両親の居る家庭で育っている事が分かって、なおのこと“何であんなに言葉や常識を知らない大人になったのか”が疑問だし、この矛盾はずっとドラマの足を引っ張りそう。
演出=河野圭太
※次回からはレビューは書かないかも
>> 109
(続き)
哲也の恋人は事故で亡くなったと言っていたから、麗奈も復讐の為に近付いているのなら、事故の原因を作ったのは哲也自身か父親のどちらか…
【2021夏ドラマ】
「女の戦争~バチェラー殺人事件~」全6話終了。
いやあ、また騙された(笑)
美山若菜の線は全く考えてなかった。まあ確かに哲也の父親に復讐する動機は有るし、家族も居なくて死ぬ気なら、やれなくは無いのか…。
麗奈は香里で、哲也がNYに行く前の学生時代の恋人だったって知らんがな(笑)いくら整形をしても、声や喋り方は変わらない筈だから、キスをする迄気付かなかった哲也という設定には無理が有るよなあ。
全員集合なのかと思ったら、一香とりおはビデオメッセージだけだった。
利子は選挙に落ち、星は番組出演が宣伝になって業績回復って(笑)理恵は相変わらず不安定みたいだったけど、いつの間にかくっついていたMCとADも含めての控え室は、同窓会みたいで楽しそうだった。(一応、麗奈も含めた4人が怪しい動きをするカットは挟んでいたけど、この4人はミスリードだと思っていたから)
父親が改心し息子の選択を認めて気持ちが通い合った所で絶望の淵に落とすという、究極の復讐だった。
作りとしては上手かったなとしか言いようがない。楽しめたしね。
※父親は哲也を直ぐに発見して、包丁も刺さったままだったから、助かる可能性も有ったのでは?とか、若菜はあの高さからの川への飛び降りで死ねるものなのかとかは、ちょっと思ってしまった。
演出=北川瞳
【2021夏ドラマ】
「准教授・高槻彰良の推察Season1」(東海テレビ・WOWOW)脚本=藤井清美 他 出演=伊野尾慧、神宮寺勇太、岡田結実、須賀健太、吉沢悠 他
澤村御影の小説原作。《オトナの土ドラ・55分枠》(全8話予定)※その後WOWOWにてSeason2を4話放送予定
怪異現象の解明にしか興味の無い民俗学者の高槻(伊野尾)と、少年時代に経験した怪異現象によって、人が嘘をついている言葉が歪んで聞こえてしまう能力を持ってしまった学生の深町尚哉(神宮寺)が、たまたま深町が出会った“こっくりさん”を怖がる少年の話から、彼のクラスの怪異現象を高槻が解明し、深町の特殊能力を知った高槻が「君はもうここ(高槻研究室)の仲間だ」と言ってハグする迄の話。
高槻は一度見た物は全て記憶して忘れない能力を持っているらしく、嘘が分かる深町と組めば、これはかなりポテンシャルの高いバディになる事だろう。
初回は深町の少年時代の話にも時間を割くので、怪異現象の方は単純な話にしたのだと思うけど、単純過ぎて間延びした印象になってしまったのは残念だった。
ただ室内も外のロケも映像は雰囲気が有って説得力が感じられたので、題材次第では面白くなるのかもしれない。
主演、共演に関しては今のところ可も無し不可も無しって感じかな。
初回評価は☆☆↗️
演出=池澤辰也
※次は観てもレビューは書かないかも
- << 212 【2021夏ドラマ】 「准教授・高槻彰良の推察Season1」全8話終了。 怪異の話という触れ込みだったが、初回からずっと人間が意図して作り出した怪異擬きが続き、正直退屈な回も有ったのだが、尻上がりに面白くなって行き、第6話の“図書館のマリエさん”は、人の手で作られた現象で有りながらも、話自体が上手く作られていて、オチで“そうだったのか”と深く頷ける、心に染みるストーリーだったので強く印象に残った。 またこの回は、高槻のデスクのファイルを落としてしまった深町が、中の新聞記事を読む事で、“高槻彰良くん12歳が誘拐され、1ヵ月後に京都の鞍馬で保護される”という高槻の秘密を知ってしまうという重要な回でもあった。 そして第7話では深町と同じ経験をして“耳が嘘発見器化した”警察官の遠山が登場し、高槻も昔自分の身に起きた事を深町に告白するという、いよいよ本物の怪異の話に舵を切り、第8話は、深町の身に起きた事は何だったのかを解明する為に、深町、高槻、佐々倉の3人で出身の村を訪ね、高槻の洞察力と機転により、深町は心の重荷から解放される。 あの祭りは本当に大切な人を見付ける為の呪い(まじない)をかけて貰ったと思う事にする、現象を変えられないなら解釈を変えてみようと思う、と遠山に告げた深町。 特殊能力によって、本当の意味での家族や恋人や友達は作れなくても俺は孤独ではない。 (続く)
>> 110
【2021夏ドラマ】
「TOKYO MER~走る緊急救命室」5話まで終了。
今回はまたほぼ完璧に組み立てられていて、話に入り込め…
【2021夏ドラマ】
「TOKYO MER~走る緊急救命室」6話まで終了。
今回は冬木の息子・壮太も含めた児童18名が、山でオリエンテーリング中に行方不明になりMERが出動するという話。
後から、スズメバチに襲われたので散り散りに逃げたという事が分かるのだが、まず、行方不明だと警察だかに知らせたのは、あの引率の先生だよね?もう一人位付き添いが居たとして、前後で挟んで引率していて、何でスズメバチに襲われた事を通報時に伝えなかったの?そうすれば出動前の準備も違って来るのに。もう前提からしておかしいでしょ。
次に壮太だけが骨折した子の為に副え木を探しに行ったと知り、冬木と喜多見が捜し回るシーン、いつの間にか二手に別れていて、冬木がアナフィラキシーショックで倒れている壮太を見付けて注射をして、抱き上げて連れて行こうとしたらスズメバチの大群が襲って来て転げ落ちるって、あの空間の何処に巣が有ったの?
それと冬木はインカムを付けているんだから、動く前に喜多見と会話が出来たんじゃないの?
喜多見の指示が無くても動けるチームである事を白金達に知らしめるのがテーマで、その為には要救助者をバラけさせる必要が有ったから、あんな無理筋な状況にしちゃったんだろうね。もう本末転倒。
壮太がMERで活躍する父親を自慢に思っている良い話も、あまりのご都合主義のせいで霞んでしまったわ。
演出=大内舞子
- << 130 【2021夏ドラマ】 「TOKYO MER~走る緊急救命室」7話まで終了。 何故公安が喜多見に張り付いているのかの一端が分かった今回。彼らの狙いはテロリスト?のツバキ(城田優)で、そのツバキは喜多見と何らかの因縁が有るから、日本に入国したなら必ず喜多見と接触する筈という事なんだな。 医療ドラマで話をテロに振るとは思ってもみなかったのでびっくりしたが、テロだから公安の新キャラ・外事課長の月島(稲森いずみ)が登場し(「決断出来ないバカが政治家を名乗るなキリッ」にはワロタ)、政治家とは別の“喜多見の邪魔をする壁”としての展開が可能となった。(←それでも決断するのは官邸というヒエラルキーは絶対というのが最大の皮肉) 犯行予告の有った毒ガス爆発の被害者となっている、不法滞在外国人の命の重さをどう捉えるのかという問題提起と、(ツバキが?)理科大の有機リンを盗み出す為のセンサー解除に、切り取った清掃員の人差し指の先を使った残虐性との解離に、頭がクラクラした。 意外だったのはここに来て、白金も医系技官だった事が赤塚の口から明かされた事。 これはもしかして、最後の方での赤白連携が有るのかも? 前回は根拠の無いスズメバチ下げと、有り得ない引率教師下げで作られた話だったので不快だったが、今回は悪徳社長と天沼幹事長下げで作られていたので問題無く楽しめた。 演出=平野俊一
>> 82
【2021夏ドラマ】
「ナイト・ドクター」5話まで終了。
相変わらず他人(成瀬)の郵便物を奪い取って差出人(裁判所)を見たり、ど…
【2021夏ドラマ】
「ナイト・ドクター」6話まで終了。
ナイトドクター制度を始めて3ヵ月。今回は漸く深澤がチキンを脱し、暴走特急だった朝倉が出動現場で怪我をして、それでも2週間後には復帰して、またまた暴走し始めようとした時に深澤から怒鳴られ、高岡から深澤や自分達の気持ちを聞かされて、こちらも漸く自身のやり方の間違いに気付き、軌道修正を始めようとする迄の話。
朝倉があの現場で助けた副工場長の鴨田が朝倉と似た様なタイプで、その暴走を止めるべく、朝倉は深澤と高岡から言われた言葉をそっくりそのまま鴨田にぶつけて説得をする所迄は、それを離れた場所で仲間が聞いていて「それパクり」ってジェスチャーをし合うシーンも含めて良かったんだけど、その後の働き方改革に絡めた説教擬きの話は余計だったかな。
「頑張っている本人は気持ちが満たされてるけど、それを見てる側からすると、心配で心をすり減らす事もある」高岡の受け売りのこの言葉と、もう一人朝倉が助けて入院している鴨田の部下が、本当に心配している事をそのまま伝えれば、それで十分だったのにと思う。
少しわざとらしくて気になったのはそこだけで、今回の脚本は良く練られていたと思う。
※本郷は桜庭の母で会長の麗子とまたプライベートで会い、「お前」呼びしてた。二人の若い頃の関係が気になるな。
演出=浅見真史
- << 131 2021夏ドラマ】 「ナイト・ドクター」7話まで終了。 人は見た目と肩書きで判断されがち、それは夜間専門救急医である自分達も例外ではない。ではその貼り付いたレッテルを剥がすにはどうしたらいいのか…という話だった様に思うが、出て来た事例がちょっと極端で、特に救急車で運び込んだ娘の容態が悪化しているのに、手術するなら夜間の医者は信用出来ないから、昼間の医者を呼んでくれと喚く父親なんて最たるもので、あれでかなり白けた。 合コンで男が“安定が売りの公務員”だと嘘を付き、高岡は避けられる女医ではなく“人気の看護師”だと嘘を付いたエピソード(後から来た朝倉が正直に話して直ぐにバレ、引かれるオマケ付き)は、それなりに現実味のある話だったと思うけど、初回に朝倉が助けたホームレスがたらい回しの末にまたやって来て、「何で助けた」「生きてるだけで煙たがられる」「俺が何をしたって言うんだ」というのを、同列のレッテル貼りとして語るのは違和感が有った。 汚い姿で異臭を放っていれば、街行く人々に煙たがられるのは仕方のない事。 ホームレスではない、人間濱辺なんだ、こうなるには事情が有ったんだという話は、別のテーマの時に丁寧に組み込んで欲しかった。 うーん、やっぱり組み立て方に難有りだなあ、このドラマは。大北さんの能力の問題だけではないんだね、きっと。 演出=関野宗紀
【2021夏ドラマ】
「うきわ-友達以上、不倫未満-」(TX・AOI Pro・製作委員会)脚本=倉光泰子 他 出演=門脇麦、森山直太朗、田中樹、高橋文哉、小西桜子、大東駿介、蓮佛美沙子、西田尚美 他
野村宗弘の漫画原作。《ドラマプレミアム23・49分枠》(全話数不明)
広島から本社に転勤し、社宅のマンションに引っ越して来た中山夫婦(夫・拓也=大東、妻・麻衣子=門脇)と、隣に住む上司の二葉夫婦(夫・一=森山、妻・聖=西田)の、それぞれの生活と関わりを描くラブストーリーらしい。
まず、隣の生活音が結構聞こえて来る古びたマンションの社宅という設定が何かいい。普通の会社員とその妻の生活感溢れる描写に凄く説得力がある。
結婚18年で子供の居ない二葉夫妻、夫は妻が不倫をしているのを感じていた。そして意を決し、会社帰りに妻の相手と疑っている講師(田宮=田中)の居る陶芸教室を車で見張る。
CLOSEDの看板が出ているのに妻は扉をノック、田宮は満面の笑顔の妻の肩に優しく腕を回し迎え入れる。虚ろな表情で見ているだけの二葉が切ない。
慌ただしく出勤して行く妻が置いて行った結婚18周年記念の夫婦茶碗、あの男に習って作った茶碗。凄い形相で茶碗を投げ付けようとした二葉は、隣家から聞こえた麻衣子の「忘れ物!」の叫び声て我に返る。
(続く)
>> 119
(続き)
ベランダから戻る時に夫のダンベルに躓き倒れた麻衣子。夫の忘れたスマホの着信音がして、画面を見ると「車修理110番」から送って来たメッセージは「今夜もうちに来ますか?💛」
直属の上司である二葉は帰宅しているのに、毎晩帰りが遅い夫…。
ベランダに出た麻衣子は、二葉の電話の言葉を自分に話し掛けられていると勘違いをして話し掛け、そこから二人の仕切り板(避難壁)を挟んだ会話が始まる。
顔が見えないからこそ気軽に話せる二人。
でも二葉家のベランダに居た蜘蛛が中山家のベランダに移動した騒ぎの中、直ぐ側に居た二人は顔を合わせる事に。
まだ導入部なので未知数な部分は有るが、妙に生活感のあるリアルな感じと、一歩踏み出したら危険水域に突入しそうな感じの境目で、この二人は踏みとどまるのか否かという独特の危うさが漂っていて、次への興味をそそる。
中山夫婦は結婚二年、転勤で拓也は学生時代の知り合い(どういう関係だったのかはまだ謎)福田(蓮佛)と同じ部署になり再会、あっという間に男女の仲に(なったんだよね?)。
門脇麦が海に浮かんだり沈んだりするイメージカット、そこに投げ込まれる浮き輪。
浮き輪と浮気を掛けてるの?そして浮き輪を投げ込んだのは誰設定?二葉?
初回の評価は☆☆☆↗️
演出=風間太樹
- << 132 【2021夏ドラマ】 「うきわ-友達以上、不倫未満-」2話まで終了。 「将来、東京本社に行く事になるけど、その時は着いて来て欲しい」と指輪を差し出され、どこぞの防波堤で拓也からプロポーズされた事を思い出している麻衣子。からの例の海に落ちる心象風景。 そこはクリーニング店のカウンター。「似てますよね、うわきとうきわ」前を見詰めながら唐突に佐々木に話し掛ける麻衣子。 夫に聞きたいけど聞けない。ご飯に海苔で書かれた「うわきしてるの?」「相手はだれ?」を黙々と口に入れる麻衣子。グルグル回る洗濯機にも問い掛ける。言いたいのに言えないもどかしさ。 そして夜のベランダ。遂に二葉に言ってしまう。「浮気…あの人が…」まで言うと泣き出してしまう麻衣子。部屋から持って来た箱入りティッシュを、薄い避難壁の下から麻衣子に差し出す二葉。グッと来るシーン。 日を置いてティッシュを返しに行くと、また泣いてしまう麻衣子。二葉は玄関に招き入れ「一人で抱えるのはしんどいよね」と肩に手を置き、ハッと気付いて「ごめんごめん」、そして僕も同じですと、妻に男がいる事を話す。 麻衣子が寝室の壁をノックすると返って来るノック、心象風景で浮き輪を投げ入れ小舟で助けるのは二葉、麻衣子の中でどんどんその存在が大きくなって行く二葉。 そして麻衣子は朝のゴミ捨てに、パジャマのままはやめて着替えて行く事にする。 (続く)
>> 99
【2021夏ドラマ】
「彼女はキレイだった」4話まで終了。
震える宗介の隣で傘になり寄り添ってくれた愛と、子供の時の同様のシーン…
【2021夏ドラマ】
「彼女はキレイだった」5話まで終了。
愛が宗介に本当の事を話そうとした所で樋口がやって来て遮る“お約束パターン”。わざわざ千葉までご苦労様(笑)でもこれはラブコメに於ける当て馬の様式美の一つだから、こういうのに突っ込みは入れない。
今回最大の突っ込みは、愛の解雇に繋がる“任された持ち場を離れる設定”の部分。警備員に強く言われて部屋から飛び出した瞬間に、扉の側で里中と出会ったんだから、その場で大量の紙袋の荷物を愛が受け取り、里中に「車を動かして!」と言って行かせれば良かっただけの話。
あとモデルをするデザイナーの妻役の人の腰回りが立派で、およそモデル体型では無かった事。(←あれでは人気デザイナーの服を着せても説得力が無くなる)
妻が「契約を続けたいならミスをした人間を解雇しろ!」デザイナーも目で同意(←妻に頭が上がらないのね)からの、宗介も反論せずの流れは、まだまだ器の小さい宗介の取りそうな行動として、逆に説得力は有ったね。
梨沙に身分を明かして「(愛に)本当の事を全部話した方がいい」と、親友同士の二人の仲が壊れない様に心配したり、愛の企画を自分の企画として出して認めさせ、「彼女を好きなんです」と宣言した上で宗介の背中を押して解雇を取り消させたり、“当て馬”樋口が本当にいいヤツでツラい。
演出=木下高男
- << 134 【2021夏ドラマ】 「彼女はキレイだった」6話まで終了。 時間軸がおかしい(宗介が愛の危機を知り、愛の居る都内のホテルに着く迄にどれだけ時間が掛かってるの?とか、タクシーで去って行った宗介を後から追い掛けて愛は走り出したのに、宗介のマンションには同時に到着したとか)粗っぽい演出は有ったけど、それを笑って済ませられる位に、主役の二人の気持ちが動いて距離が縮まって行く様がきちんと描かれていたので、王道のラブストーリーとして満足の行く展開だった。 最初は“恋より友情”を取ろうとしていた梨沙が、やっぱり宗介への想いを断ち切る事は出来ず、遂にあのジグソーパズルの一片を持ち出して宗介に見せるという、禁断の一手を使ってしまった事も、ここまで梨沙の気持ちの揺れを丁寧に描いて来た上での行動なので、頭から彼女を否定は出来ない作りになっていた。 マンションの前で宗介を待っていた梨沙を見て「愛」と呼ぶ宗介。それを見て恐らく一瞬で梨沙の嘘を理解したであろう愛の気持ちを思うと、凄く切ない。 ラブコメ、ラブストーリーは、これ位分かりやすい方が観ていて気持ちがいい。脇の二人(樋口と梨沙)が単純に恋の邪魔をするのではなくて、ヒロインにとって支えてくれる大切な存在で有るという設定が、この四角関係をより切ない物にしていて、そこは上手いなあと思う。 脚本=三浦希紗 演出=松田祐輔
>> 112
【2021夏ドラマ】
「プロミスシンデレラ」4話まで終了。
これ、菊乃の立ち位置を早く明確にした方が良いのでは?
成吾「彼女の…
【2021夏ドラマ】
「プロミスシンデレラ」5話まで終了。
成吾に誘われてレストランで二人きりで食事をする早梅。近くで壱成と洸也(金子ノブアキ)が盗聴しているとも知らずに、10年前の出会いと別れについて淡々と話す二人。
成る程ねえ、早梅は母親を亡くし父親が酒に溺れてDVが激しくなっていた時期、成吾は母親の睦月が家を出て1ヶ月位の時期で、お互いに辛かったけどそういう家庭の事は言わずに、何気ない会話をしてそれが息抜きの様な、一瞬だけ現実から逃避出来る宝物の様な時間だったのね。
早梅の父親の暴力を目の当たりにして助け出し、「俺の家に来なよ、ウチ結構広いし」「好きだ」「大人になって働いて君を守れる男になるから」自分の履いていた靴を「履いて」と裸足の早梅に差し出すけど、履いて貰えず去って行くあのシーンには、こういう事情が隠されていたのね。
成吾から壱成は恋愛対象になるのか聞かれて「ないよ」と答える早梅。「よかった」と成吾。その瞬間二人のテーブルにやって来る壱成。本当にガキンチョで困ったものだ(笑)
早梅の「ないよ」が頭をグルグル駆け回って苦しいのか、1~6まで“出て行く”で借金はチャラのゲームを作り、同居生活を強引に終わらせる壱成。
早梅はひとまず旅館に移動。
そこに正弘がやって来る。(←まあ、菊乃が教えたんだよね)相変わらず悪女ではなくて、ただの性悪にしか見えない菊乃。
(続く)
>> 122
(続き)
あの時も思ったけど、正弘は離婚届けを出していない可能性の方が高いんじゃないのかな。サインした早梅が出て行って直ぐに菊乃から捨てられたんだから。あっ、そうか、菊乃の狙いはそこに有ったのかな?
早梅の気持ちを完全に正弘から離れさせて、次に進もうとしても正弘の足枷が外れずにもう一度苦しむ様に仕向ける。もしそうなら少しだけ性悪から悪女に傾きそう。
成吾の話で睦月は壱成を産んでから体調を崩し、家を出た半年後には亡くなった事が分かった。余命宣告を受けていて、もしかしたら旅館に気を使ったのかもしれないと。その時の睦月の中に壱成を産んだ後悔が有ったのだとしても、「私はあなたなんか要らない」って何で言ってしまったんだろう。良く解釈して憎ませて自分を忘れさせる為?
でも当の本人は屈折して旅館も跡継ぎの兄も憎む、どうしようもないガキンチョに育ってしまったじゃないね。
ゲームは終わり正弘の再登場と、成吾の早梅への接近で物語が動いて、違う面白さが出て来る事に期待。
演出=北坊信一
- << 135 【2021夏ドラマ】 「プロミスシンデレラ」6話まで終了。 正弘は後悔して早梅とやり直そうとしたのではなく、菊乃に早梅をその気にさせればもう一度付き合ってあげると言われて、嬉々として命令に従っていただけだった。そして案の定失敗してそれでも菊乃にすがったら、スタンガンを当てられて失神。 やっぱり菊乃は只の性悪女のままでガッカリ。中盤を過ぎても何を目的にしているのかを明かさず、ドラマの邪魔でしかない状態にしているって、完全にコントロールミスでしょ、これ。 紆余曲折は有ったけど、壱成はやっと早梅に素直な胸の内を話せて、二人で祖母の家に戻る事が出来たし、旅館での早梅と成吾の接触が心配で、夏休み中は茶房でアルバイトをしながら二人を見張る事にした様で、この展開はちょっと面白そう。 壱成は何故早梅の事が気になって仕方ないのか、いつメンや洸也にはとっくに“ガチ恋”だってバレているのに、本人には自覚がないという設定も面白い。 ややこしい菊乃の居ない、普通に夫に浮気されて離婚した早梅と、壱成、成吾の三角関係のラブコメの方が良かったのにと思うよ。 ※壱成の母親は、壱成が僕も一緒に行くって言ったから、それを断ち切る為に「私はあなたなんて要らない」って言ったんだね。 今回、早梅に全部を吐き出せたから、止まっていた壱成の時間が動き出すといいね。 演出=村上正典
>> 103
【2021夏ドラマ】
「ただ離婚していないだけ」4話まで終了。
雪映は「救急車!」と叫ぶが正隆は「ダメだ、もう死んでる」「警察に…
【2021夏ドラマ】
「ただ離婚していないだけ」5話まで終了。
佐野がどういう経緯で正隆に辿り着いたのか…。端緒はやっぱり萌の弟だった。あんな子だけど流石に心配になったんだよね。
ガールズバーに行ったり産婦人科に行ったり。口の聞き方を知らないから殴り込みみたいだったけど。
それで佐野に目を付けられてアパートに来られて…。落ちていた正隆のイエ電番号のメモを取り上げられて。
雪映から萌の弟が姉を捜している事を聞いた正隆は、何故か萌のスマホをポケットに入れて外出。何処かに捨てるのかと思ったらそのままガールズバーに入って、接客の上手いほのか(大原優乃)にどんどん喋らされて、LINE交換にまで応じて。
雪映は佐野からのユスり電話で「職場に押し掛けたっていいんだぞ」って言われたら「生徒まで巻き込まないで!」と自分の職業をばらしちゃうし。
店に戻った佐野が萌のスマホに電話をすると、正隆のポケットのスマホのバイブ音が鳴り出し、(←何で電源オフにしていなかった?)切るとバイブ音も切れて、ほぼほぼ気付いた佐野。雪映からの“ユスられたコール”で慌てて帰ろうとする背中に、ほのかが「また来てくださいね!柿野さん」。驚いて振り向く正隆に本名で登録されたLINEの画面を見せるほのか。
うーっ怖い怖い!
雪映は咄嗟の事だから仕方ないとして、正隆は何なの?何で墓穴を掘りに行ってるのさ。
(続く)
>> 124
(続き)
クズ男になる前はあんなにバリバリ働いていたんだから、正隆は基本的には頭の切れる男なのかと思っていたけど、金銭的には恵まれて育ったから脇が甘い所が有るんだろうね。
萌や雪映に対する態度が本当にクズで、「何だ、この男は!」って苛々しながら正隆の事を見ていたのに、もっと本物のクズ(佐野)が前面に出て来たら、ハラハラしながら“何やってんの正隆!”って、尻を叩きたくなっている自分がいてびっくり。
ある意味上手いんだね、展開が。
前回迄かなり萌に感情移入して観ていたから、亡くなってしまってどうなるかなあって思いながら観始めたんだけど、今回に関しては逆転現象を上手く取り入れていたので、集中して観る事が出来た。
これからの予告だとほのかが正隆の家に来たり、刑事が来たりで、夫婦を追い詰めるのは佐野だけじゃなさそう。まあ佐野だけじゃ尺が持たないしね。
脚本=清水匡 演出=角田恭弥
※脚本、演出共に交代したけど、雰囲気は変わらずに保っていた
- << 138 【2021夏ドラマ】 「ただ離婚していないだけ」6話まで終了。 逃げる時に佐野に上着を掴まれ、そのまま取られてしまった正隆。そう、ポケットに入れていた萌のスマホごと。 佐野に命じられたほのかがパスワードを探り当て解除、萌と正隆の2ショット写真に写り込んでいた、小学校名が印刷された封筒で雪映の勤務先もバレて佐野が乗り込んで来る。雪映が知らない人だと言い切ったので、警察を呼ぼうという話になったが、その前に仁科の手下が佐野を連れ去って事なきを得る雪映。 佐野に「金を払うからこれっきりにしてくれ」と電話をする正隆。精神的なダメージの酷い雪映に、繰り返し囁く根拠の無い「大丈夫だから」。諸悪の根源の正隆に言われてもねえ。 雪映はフラフラと萌の弟を訪ねる。「産院に来なくなったから」と言われて、姉を気に掛けてくれる人がいたと喜ぶ弟が切ない。姉の相手は柿野という男で堕胎させられたんだと弟に言われた雪映は、更にショックを受けてしまう。 前借りに行った編集者に断られ、それよりお前の弟も大変な事になってるなと言われ、贈賄疑惑が有る事を知る。 慌てて帰宅しニュースを見ていると、窓の外に2階から落ちて来る人影が。雪映だった。 雪映は半分は夫を信じていたのかな、あんなクズなのに。笑顔まで見せて歓待してくれた萌の弟、嘘つきの自分、それは苦しいよね、楽になりたいよね。 脚本=清水匡 演出=角田恭弥
>> 89
【2021夏ドラマ】
「緊急取調室」3話まで終了。
ボクシングの日本バンタム級タイトルマッチの事前会見に出ていた週刊誌記者が、川…
【2021夏ドラマ】
「緊急取調室」4話まで終了。
2回休止。その内の1回は五輪中継が理由では無いので、明らかに平均視聴率維持の為の休止だと思う。(←あのTOKYO MERでさえ、五輪中継の裏では1桁に落ちたので、これは仕方ない判断なのかな)
さて今回の話は、自分が開発した食品廃棄物リサイクルシステムSY-21を誤作動させて、好きな男を含め二人の命を奪った橘(高橋メアリージュン)の動機と真意は何処に有ったのかを探って行く話。
「33歳、独身女性なら痴情の縺れで自棄を起こし…」という刑事部長・北斗のありがちな見立てに猛反発した真壁だったが、結果的には北斗の頭の中に有るデータ「30代独身女性の犯罪に、男女間のトラブルが関わっているケースは非常に多い」の通りだったという、皮肉な話でも有った。
今回の場合は女の一方的な片想いで、男は最後迄開発のパートナーという立場を崩さなかった訳だが、女の気持ちの変遷と嘘で描くだけでは弱いと思ったのか、ミスリードとして橘の主治医・折原(甲本雅裕)を絡ませたのだが、逆にこれが話の腰を折ってしまい、橘の話に集中出来なかったのは残念だった。
ガスを噴出させて直ぐにガスの薄い床の、しかも空気孔側に顔を向けて倒れていたから、橘だけ(本当は)重体にもならずに助かったという辺りは面白かったんだけどねえ。キントリの邪魔をする折原が邪魔だった。
演出=樹下直美
>> 78
(続き)
編成に対する愚痴は以上として本題に入るけど、シェアハウスに異分子が入って来たらどうなる?という初期設定は中々興味深かった。
…
【2021夏ドラマ】
「#家族募集します」3話まで終了。
3回の休止を挟んで約1ヵ月振りの再開。
今回は“陽に母親の死を伝える話”という予告がはっきりと出されていたので、どういう伝え方をするのか、そこにシェアハウスの仲間はどう絡むのか辺りが知りたかった事と、まあきっと泣くだろうなあと思いながら観ていたのだが、案の定泣かされた。
俊平は、義母が私が手紙を書こうかと言うのを“自分に言わせて下さい”と断り、陽に話そうとするも中々言えないそのもどかしさ。そんなに簡単な事じゃないよね。
背中を押してくれたのはシェアハウスの仲間達。
めいくは「考えている振りして逃げてんじゃないの?」と、核心をひと突き。
礼は「私から言える事はありません」と言いながら、専門家の本と、それを読んで礼がまとめたノートを俊平に渡す。
「私自身も雫に言えてない事が有るので」と。
皆に近くに居て貰い、陽に「ママはね、ママはもう帰って来ない」「ママは死んじゃった、もう会えない」と話ながら抱き締め、一緒に泣く二人。
きちんと話した事でここからがスタート。俊平はルームシェアを決め、礼も自分が成長出来るからとルームシェアに同意する。
ラスト、一人で自宅に戻り妻の写った写真をいくつか胸に抱き締め、膝から崩れ落ちて泣くカットが、そんなに簡単ではない俊平の気持ちを映し出していて切なかった。
演出=福田亮介
- << 140 【2021夏ドラマ】 「#家族募集します」4話まで終了。 俊平達がルームシェアを開始して2週間、それなりに和気あいあいと暮らしていた“みんなの家”に、入居希望の黒崎と娘のいつきがやって来て様々な波風が立つ話。 黒崎は年齢も高そうだし常に威圧的な態度で、部屋が空いていたとしても断りたいタイプだと思うけど、いつきちゃん自身がネットでここを見付けて住みたいと希望した様で、仕事が多忙で娘の面倒を見ていられない黒崎も、これ幸いとばかりに話に乗ったのかもと思ってしまった。それだけに最終的に礼が断ると怒り出し、捨て台詞まで吐いて出て行く事に。 頼って来てくれたいつきちゃんを追い出す形になって、これで良かったのか悩み始め、「しばらく一人にさせて下さい」と言う礼を追い掛けて一人にさせない俊平。 自分を面倒臭いと言う礼に、みんな面倒臭いんだから面倒臭いもシェアしそればいいと話す俊平。ここのくだり好きだな。こういうお節介をしないなら“みんなの家”で暮らす意味は無いと思うから。 ただ、店主の銀治に異様にお節介をする蒼介にはちょっと引くんだけどさあ。 建設会社のプロジェクトマネージャー(だったかな?)でお金は有りそうな黒崎だから、家政婦さんとかは頼めそうなのに何故そうしないのか、何故いつきちゃんは“みんなの家”の家族になりたいのか辺りは、次回に分かりそう。 (続く)
「2021視聴済み夏ドラマ初回視聴率」(%)
「緊急取調室」14.7
「TOKYO MER」14.1
「ナイト・ドクター」13.4
「ハコヅメ」11.3
「ボイスⅡ」11.3
「IPサイバー捜査班」10.3
「プロミス・シンデレラ」7.9
「#家族募集します」7.7
「彼女はキレイだった」7.6
「推しの王子様」6.0
「ボクの殺意が恋をした」5.8
「漂着者」4.6
「シェフは名探偵」3.2
≡以下視聴率不明≡
「ひきこもり先生」
「いいね!光源氏くん し~ずん2」
「武士スタント」
「サレタガワのブルー」
「ただ離婚してないだけ」
「にぶんのいち夫婦」
「八月は夜のバッティングセンターで。」
「#コールドゲーム」
「准教授・高槻彰良の推察」
「うきわ-友達以上、不倫未満-」
「女の戦争バチェラー殺人事件」
※30分枠以上で4回以上、1クール以内の作品が対象(但しよるドラのみ29分枠)
※視聴率は関東地区のリアルタイム世帯視聴率
「2021夏ドラマ途中経過②」
◎ハマっているドラマは
*ハコヅメ
*緊急取調室
*TOKYO MER
〇面白い(又は良い)ドラマは
*シェフは名探偵(終了)
*ただ離婚してないだけ
*ひきこもり先生(終了)
*いいね!光源氏くん2(終了)
□普通(まあまあの出来)のドラマは
*うきわ↗️
*#家族募集します↗️
*ナイトドクター
*プロミス・シンデレラ
*#コールドゲーム(終了)
*女の戦争(終了)
*にぶんのいち夫婦(終了)↘️
*彼女はキレイだった↗️
*八月は夜のバッティングセンターで
●微妙なドラマは
*准教授・高槻彰良の推察↗️
*IPサイバー捜査班↗️
*推しの王子様
*サレタガワのブルー
▼視聴離脱したドラマは
⚫ボイスⅡ←3話迄で離脱。Ⅰよりも脚本がつまらないし、暴力シーン(肉体、精神両方)に耐えられない。
⚫ボクの殺意が恋をした←3話迄で離脱。
予想通り話に発展と“味変”が無くて飽きた。
⚫漂着者←2話迄で離脱。3話の追随録画に失敗していた為、30分の欠落が生じた。と言ってTVer等で見直す程でも無いので離脱。
⚫武士スタント←初回で離脱。合わなかった。
※地上波の新作のみ。3話以下及び2クールドラマを除く。(関東地区基準)
※↗️は面白くなったorもっと面白くなりそう
※↘️はつまらなくなって来たorつまらなくなった
>> 116
【2021夏ドラマ】
「TOKYO MER~走る緊急救命室」6話まで終了。
今回は冬木の息子・壮太も含めた児童18名が、山でオリ…
【2021夏ドラマ】
「TOKYO MER~走る緊急救命室」7話まで終了。
何故公安が喜多見に張り付いているのかの一端が分かった今回。彼らの狙いはテロリスト?のツバキ(城田優)で、そのツバキは喜多見と何らかの因縁が有るから、日本に入国したなら必ず喜多見と接触する筈という事なんだな。
医療ドラマで話をテロに振るとは思ってもみなかったのでびっくりしたが、テロだから公安の新キャラ・外事課長の月島(稲森いずみ)が登場し(「決断出来ないバカが政治家を名乗るなキリッ」にはワロタ)、政治家とは別の“喜多見の邪魔をする壁”としての展開が可能となった。(←それでも決断するのは官邸というヒエラルキーは絶対というのが最大の皮肉)
犯行予告の有った毒ガス爆発の被害者となっている、不法滞在外国人の命の重さをどう捉えるのかという問題提起と、(ツバキが?)理科大の有機リンを盗み出す為のセンサー解除に、切り取った清掃員の人差し指の先を使った残虐性との解離に、頭がクラクラした。
意外だったのはここに来て、白金も医系技官だった事が赤塚の口から明かされた事。
これはもしかして、最後の方での赤白連携が有るのかも?
前回は根拠の無いスズメバチ下げと、有り得ない引率教師下げで作られた話だったので不快だったが、今回は悪徳社長と天沼幹事長下げで作られていたので問題無く楽しめた。
演出=平野俊一
- << 145 【2021夏ドラマ】 「TOKYO MER~走る緊急救命室」8話まで終了。 赤塚に止められ本当の事を皆に言えない喜多見に音羽は「今後は自分の判断で動きます」と言って現場で実践。 駒場に止められても「待ってたら助けられません」と単独で危険な作業をする喜多見に、「貴方のそういう綺麗事はもううんざりなんですよ!」とまで言う程、心が離反してしまった音羽の気持ちを引き戻すには、そこでインカムで喜多見の過去を皆に告白させた上で、喜多見を仮死状態にして音羽に「待っているだけじゃ救えない命もある」と言わせて救助させる事が必要だった訳ね。 その為に組み立てられた出動の設定は説得力が有り、話に入り込む事が出来た。 ああいう災害時に、冷静な分析をしてギリギリの所で時には辛い決断と命令をしなければならない駒場は、損な役回りだよなあ。特にこんな命令を聞かない連中ばっかりじゃね。 喜多見は海外で働いていた時に担ぎ込まれたテロリスト椿を助け、探しに来た政府の人間に「ここには居ない」と嘘をついた。患者を守りたかったから。椿は翌日に逃げ、喜多見はテロリストを匿い逃亡の手助けをした罪で逮捕、投獄された。 だから椿からのメールは「どんな命も救う、相変わらずですね、先生」だったのね。 白金は次の一手が有るらしく、赤塚は高輪の目前で胸を押さえて倒れた。赤白連携有りそうなんだけどな。 演出=松木彩
>> 117
【2021夏ドラマ】
「ナイト・ドクター」6話まで終了。
ナイトドクター制度を始めて3ヵ月。今回は漸く深澤がチキンを脱し、暴走特…
2021夏ドラマ】
「ナイト・ドクター」7話まで終了。
人は見た目と肩書きで判断されがち、それは夜間専門救急医である自分達も例外ではない。ではその貼り付いたレッテルを剥がすにはどうしたらいいのか…という話だった様に思うが、出て来た事例がちょっと極端で、特に救急車で運び込んだ娘の容態が悪化しているのに、手術するなら夜間の医者は信用出来ないから、昼間の医者を呼んでくれと喚く父親なんて最たるもので、あれでかなり白けた。
合コンで男が“安定が売りの公務員”だと嘘を付き、高岡は避けられる女医ではなく“人気の看護師”だと嘘を付いたエピソード(後から来た朝倉が正直に話して直ぐにバレ、引かれるオマケ付き)は、それなりに現実味のある話だったと思うけど、初回に朝倉が助けたホームレスがたらい回しの末にまたやって来て、「何で助けた」「生きてるだけで煙たがられる」「俺が何をしたって言うんだ」というのを、同列のレッテル貼りとして語るのは違和感が有った。
汚い姿で異臭を放っていれば、街行く人々に煙たがられるのは仕方のない事。
ホームレスではない、人間濱辺なんだ、こうなるには事情が有ったんだという話は、別のテーマの時に丁寧に組み込んで欲しかった。
うーん、やっぱり組み立て方に難有りだなあ、このドラマは。大北さんの能力の問題だけではないんだね、きっと。
演出=関野宗紀
- << 146 【2021夏ドラマ】 「ナイト・ドクター」8話まで終了。 脳外科の専門医になる道に進むか、ナイトドクターに留まるかで気持ちが揺れる成瀬の話。 救急医の知識は広く浅くで、専門性の無い何でも屋と言われてしまうby桜庭の自虐で落としておいて、成瀬が専門性の高い手術迄は無理に行わず、翌朝迄全身管理をして脳外科部長に引き継いだ事で、スムースに手術が出来た事を部長に感謝されて、ナイトドクターの存在意義を感じ取れたからここに残る、でも脳外科でも時々研修出来る様にシフトを組んで貰う事にした。 ビジネススクールと掛け持ちしてる桜庭にも言える事だけど、夜勤なんだから昼間はまず寝ないとダメでしょ。 大体彼らは何時から何時迄働いている設定なの?確かまだ暗く無い夕方には出動して嘉島と引き継ぎをして、朝迄働いたらまた嘉島と引き継ぎをしてるよね。という事は仮眠の描写は無いけど、交代で仮眠しながら15時間位拘束されてる計算なんだけど。(働き方改革で日勤医が9時間拘束と仮定すればね)週休2日もしてる筈なんだけど、桜庭以外はいつも病院に詰めてるし結構雑だよね(笑) あと今回は特にセンター長の嘉島を必要以上に事無かれ主義の小心者に描き、脳外科部長にはお伺いを立てる様な態度を取らせ、専門医とは対等では無いみたいな演出をしていたのが凄く気になった。そこまで下げる? 演出=野田悠介(兼プロデューサー)
>> 120
(続き)
ベランダから戻る時に夫のダンベルに躓き倒れた麻衣子。夫の忘れたスマホの着信音がして、画面を見ると「車修理110番」から送って来た…
【2021夏ドラマ】
「うきわ-友達以上、不倫未満-」2話まで終了。
「将来、東京本社に行く事になるけど、その時は着いて来て欲しい」と指輪を差し出され、どこぞの防波堤で拓也からプロポーズされた事を思い出している麻衣子。からの例の海に落ちる心象風景。
そこはクリーニング店のカウンター。「似てますよね、うわきとうきわ」前を見詰めながら唐突に佐々木に話し掛ける麻衣子。
夫に聞きたいけど聞けない。ご飯に海苔で書かれた「うわきしてるの?」「相手はだれ?」を黙々と口に入れる麻衣子。グルグル回る洗濯機にも問い掛ける。言いたいのに言えないもどかしさ。
そして夜のベランダ。遂に二葉に言ってしまう。「浮気…あの人が…」まで言うと泣き出してしまう麻衣子。部屋から持って来た箱入りティッシュを、薄い避難壁の下から麻衣子に差し出す二葉。グッと来るシーン。
日を置いてティッシュを返しに行くと、また泣いてしまう麻衣子。二葉は玄関に招き入れ「一人で抱えるのはしんどいよね」と肩に手を置き、ハッと気付いて「ごめんごめん」、そして僕も同じですと、妻に男がいる事を話す。
麻衣子が寝室の壁をノックすると返って来るノック、心象風景で浮き輪を投げ入れ小舟で助けるのは二葉、麻衣子の中でどんどんその存在が大きくなって行く二葉。
そして麻衣子は朝のゴミ捨てに、パジャマのままはやめて着替えて行く事にする。
(続く)
>> 132
(続き)
正面から二葉と向き合う麻衣子。
「二葉さんと話したかったです」
「聞きますよ、いつでもベランダで」
「そういう事じゃないと思います。話したいんです」
そこに止まったタクシーから、拓也と愛宕が降りて来る。前夜、仕事がトラブったと言って慌てて出て行き、今帰宅した拓也。何故に愛宕と?本当に仕事だった?愛宕ってこの社宅に住んでるの?
気を持たせるラストシーンが上手いわあ。
あと田宮は友達だか知り合いだかの男に借金が有る様で。スマホをいじっていた事をその男に「ママ活か?」と言われていたから、もしかして聖は金づるとして利用されてるのかしら。もしくは承知の上で愚痴の吐き出し相手として、聖も利用している?
二葉夫妻がどうしてあんな風になってしまったのかも知りたい。
演出=風間太樹
- << 147 【2021夏ドラマ】 「うきわ-友達以上、不倫未満-」3話まで終了。 やっぱり愛宕もこの社宅住みだったんだ。 麻衣子もこの人は不倫相手じゃないと判断したみたいだけど。 妄想の砂場のシーンからすると、二葉との大切な朝のひとときをズカズカと壊された気がして、それがイヤって顔に出ちゃってたのね。 でも愛宕が、楽しそうにゴミ出しをしている二人を家から見てしまった事から、警戒した二葉はもうゴミ出しで会うのは止めた方がいいと麻衣子に伝える。 せっかく顔を見て話せる場だったのに。 でもベランダで唐突に今度ごはんにでもと誘ってくれる二葉。びっくりしながらも「はい」と答える麻衣子。避難壁の下からLINEのQRコードを差し出す二葉。 予約の必要な料亭の様な店の個室で会う二人。何で?と思ったけど、やっぱりこの二人の組み合わせの食事で、人目に触れるのはまずいよね。でも何かドキドキするね、このシチュエーション。 今回何か切なかったのは、慣れた手付きでチャーハンを作りながら買って来た唐揚げをつまむ二葉のシーンの後に、田宮の工房のキッチンで唐揚げ揚げている聖のシーンを繋げていた事。 この夫婦の溝は子供が出来なかった事、その受け取り方の違いに有った様なのだが。今でも聖には深い傷として残っているのね。 次回、明かされるのかなあ。 脚本=神田優 演出=太田良
>> 121
【2021夏ドラマ】
「彼女はキレイだった」5話まで終了。
愛が宗介に本当の事を話そうとした所で樋口がやって来て遮る“お約束パタ…
【2021夏ドラマ】
「彼女はキレイだった」6話まで終了。
時間軸がおかしい(宗介が愛の危機を知り、愛の居る都内のホテルに着く迄にどれだけ時間が掛かってるの?とか、タクシーで去って行った宗介を後から追い掛けて愛は走り出したのに、宗介のマンションには同時に到着したとか)粗っぽい演出は有ったけど、それを笑って済ませられる位に、主役の二人の気持ちが動いて距離が縮まって行く様がきちんと描かれていたので、王道のラブストーリーとして満足の行く展開だった。
最初は“恋より友情”を取ろうとしていた梨沙が、やっぱり宗介への想いを断ち切る事は出来ず、遂にあのジグソーパズルの一片を持ち出して宗介に見せるという、禁断の一手を使ってしまった事も、ここまで梨沙の気持ちの揺れを丁寧に描いて来た上での行動なので、頭から彼女を否定は出来ない作りになっていた。
マンションの前で宗介を待っていた梨沙を見て「愛」と呼ぶ宗介。それを見て恐らく一瞬で梨沙の嘘を理解したであろう愛の気持ちを思うと、凄く切ない。
ラブコメ、ラブストーリーは、これ位分かりやすい方が観ていて気持ちがいい。脇の二人(樋口と梨沙)が単純に恋の邪魔をするのではなくて、ヒロインにとって支えてくれる大切な存在で有るという設定が、この四角関係をより切ない物にしていて、そこは上手いなあと思う。
脚本=三浦希紗 演出=松田祐輔
- << 148 【2021夏ドラマ】 「彼女はキレイだった」7話まで終了。 困った時に愛が頼るのは樋口。 「俺はジャクソンが幸せになってくれたら何でもいい」と言いながらも、愛に大丈夫ですか?と見詰められると「その気が無いなら無駄にドキドキさせんなよ」と返し、「ジャクソンにとって最高の友達を目指す」と宣言して、実際、梨沙に愛が気付いている事を電話で伝える樋口。(←この時の樋口の家のリビングがかなり豪華。会長の息子は樋口かな) でもやっぱり樋口だって簡単には諦め切れないよね。 樋口が自分の為に雨で濡れて体調を崩した事を知った愛が謝りに来てくれると、「何かの間違いでジャクソン、こっち向いてくんないかなあって」「今からする事、許せ」と言って愛を抱き締め、「やっぱり友達なんて無理だ。俺にもチャンスくれないか?」「俺達なら絶対楽しい」って告白してる時に遮る電話。(←この時の全身でビクッてする小芝風花の芝居がいい) 梨沙から本物の愛は貴方のそばにいる人と言われた宗介からの電話で、「この16年間、君にどれだけ会いたかったか」と言われて「宗介」と呼ぶ愛。この呼び捨てで全てを悟った樋口は「行くな!」 「会いたい」と宗介。「行くなよ」と樋口。 「ごめんなさい」と言って去って行く愛。一点凝視で絶望を表す赤楚くんの演技がまたいいんだなあ、これが。 当て馬が素敵過ぎて樋口の事ばかりになってしまった。 (続く)
>> 123
(続き)
あの時も思ったけど、正弘は離婚届けを出していない可能性の方が高いんじゃないのかな。サインした早梅が出て行って直ぐに菊乃から捨てら…
【2021夏ドラマ】
「プロミスシンデレラ」6話まで終了。
正弘は後悔して早梅とやり直そうとしたのではなく、菊乃に早梅をその気にさせればもう一度付き合ってあげると言われて、嬉々として命令に従っていただけだった。そして案の定失敗してそれでも菊乃にすがったら、スタンガンを当てられて失神。
やっぱり菊乃は只の性悪女のままでガッカリ。中盤を過ぎても何を目的にしているのかを明かさず、ドラマの邪魔でしかない状態にしているって、完全にコントロールミスでしょ、これ。
紆余曲折は有ったけど、壱成はやっと早梅に素直な胸の内を話せて、二人で祖母の家に戻る事が出来たし、旅館での早梅と成吾の接触が心配で、夏休み中は茶房でアルバイトをしながら二人を見張る事にした様で、この展開はちょっと面白そう。
壱成は何故早梅の事が気になって仕方ないのか、いつメンや洸也にはとっくに“ガチ恋”だってバレているのに、本人には自覚がないという設定も面白い。
ややこしい菊乃の居ない、普通に夫に浮気されて離婚した早梅と、壱成、成吾の三角関係のラブコメの方が良かったのにと思うよ。
※壱成の母親は、壱成が僕も一緒に行くって言ったから、それを断ち切る為に「私はあなたなんて要らない」って言ったんだね。
今回、早梅に全部を吐き出せたから、止まっていた壱成の時間が動き出すといいね。
演出=村上正典
- << 150 【2021夏ドラマ】 「プロミスシンデレラ」7話まで終了。 成吾よ、壱成がちゃんと働くか釘を刺すより、仲居の意識の低さを何とかせい! あと今回強目に描かれていた早梅の鈍感さも問題有りだな。 従業員の意見箱に早梅への文句ばかりが入れられ、「やっぱり私、嫌われてたんだ」って今頃? 直接対決した千葉(森カンナ)に、「散々誤解される様な態度をとっておいて、私は関係ない、誤解ですってイライラする」みたいに言われていたけど、これは確かにそう。 壱成の事は「弟みたいなもの」だとしても(今はそうじゃなくなって来たみたいだけど)、社長の息子なんだから、旅館で働く以上は公私のけじめはつけるべきだし、千葉はまだ知らないけど、成吾と二人きりで食事に行ったり、二人きりの散歩の途中で抱き締められたり(←即突き放しなさいよ)とか、スキが有り過ぎだろ。 で、また訳のわからん茶房のアルバイト山ノ井さくらの投入。ただのアルバイトで成吾の出身高校在学中というだけなら、何であんなに方向音痴を強調して旅館内をフラフラさせるの? 菊乃だけでも持て余しているのに。 その菊乃の過去がやっと少し出た訳だが。 学生の時にいじめられていたみたいで、「マジ、キモいんだよ」って言われていた事、加賀美明という本名からもしかしてトランスジェンダーなのかなと思ったり。 でも成吾が何で弱味を握られているのかは不明。 演出=北坊信一
>> 102
(続き)
ここでドラマ冒頭に、藤が命じて川合が歩き回って管内の地理を頭に叩き込んでいた事が生きて来る。川合の読みは見事に当たり、藤は被害者…
【2021夏ドラマ】
「ハコヅメ~たたかう!交番女子」5話まで終了。
永野芽郁さんが最短の療養期間で済んだ様で、まずは良かったです。
今回は警察官だって普通の男女、出会いを求めて合コンもするよという事で、同期から回って来た合コンに参加する藤と川合。
「合コンは堅気と知り合えるチャンス」と張り切る藤。ところが仕切りを挟んだ隣のボックスでは源と山田が看護師と合コンしていて(笑)
「警官にとって看護師は最高の相手」と言う源の挙げた三つの理由に、そうなんだろうなと納得してしまった。
スマホに呼び出しが掛かり、直ちに警察官の顔になって席を立つ4人。成る程これでは普通の人との恋愛とは縁遠くなりそう。
警察官同士の結婚が多いのはそういう事情も有るし、手を出したら最後、上司から「責任を取るんだろうな!?」と迫られるかららしい。(←規律を重んじる組織だから如何にもって感じだな)
周りの助けも有ってイケメンの消防士とのデートにまで漕ぎ着けた川合だったけど、来る前に出会った認知症の三宅夫妻の不自然な様子が急に気になり出してデートはキャンセル、駆け付けると気付いていた先輩の藤がちゃんとケアをしていた訳だが、警察官として少しずつだけど着実に成長している川合に胸が熱くなる展開だった。
そして藤が例の写真の同期の二人を寮に連れて来た。
(続く)
>> 136
(続き)
川合の部屋で川合と牧高に酒やつまみを作らせて飲み始める先輩3人(笑)
松島(大西礼芳)は県警本部勤務、桃木(臼田あさ美)は女性特別機動隊の分隊長。
二人は川合の事を「顔は全然似てないけど空気感が“あいつ”に似てる」と藤に言う。
おかっぱ頭で寄せているせいか、徳永えりと永野芽郁は似てるなと思っていたけど、顔じゃなくて空気感だったのね。
何が有ったのかは分からないが、藤の思惑を川合が知る事となり、藤との間に亀裂が入りそうな次回、新たな局面に入って行くのかな?
シリアスに傾きそうだけど、このドラマのスタッフならコメディーも適度に入れ込んでくれそうだから期待している。
演出=伊藤彰記
- << 151 【2021夏ドラマ】 「ハコヅメ~たたかう!交番女子」6話まで終了。 警察内のメンタルヘルス研修で笑わせてくれて、チェーンソー男の襲撃から川合を守った藤とのアイコンタクトで、既に出来上がっている二人の阿吽の呼吸を感じさせてくれて、テキパキと細かい仕事をこなす川合にやる気と成長を感じ取れて、ニヤニヤしながら観ていたら…。 チャイルドシートが無かったばかりに、単独事故なのに赤ちゃんが車外に飛ばされて亡くなった現場に立ち会い、ショックを受けてしまった川合。 それでも何とか仕事を続けていたけど、幼児を抱いて運転していた母親にきつく注意をした事を「それは違うよ」と藤に咎められた事で、心を閉ざしてしまった川合。 警察官は我々の想像も付かない様な悲惨な事故現場を何度も目撃している。でもその悲惨さを直接市民に伝えるのが仕事ではない。それは知らなくていい事だから。警察官の仕事は、少しでも悲惨な事故を減らす為に、ルールを守って貰う事を市民に徹底する事。それが藤やハコ長、交通課の部長が川合に伝えたかった事。 そして警察が国民にお願いしたいメッセージそのものだった。ズシンと胸に迫る物が有ったね。 ドラマとしては父からの手紙の末尾に書かれた“辛かったらいつでも帰っておいで”と、こども会の防犯教室の紙芝居で自分が話をした事、散会後に危険運転の車から子供を守り自分がぶつかってしまった事、 (続く)
>> 125
(続き)
クズ男になる前はあんなにバリバリ働いていたんだから、正隆は基本的には頭の切れる男なのかと思っていたけど、金銭的には恵まれて育った…
【2021夏ドラマ】
「ただ離婚していないだけ」6話まで終了。
逃げる時に佐野に上着を掴まれ、そのまま取られてしまった正隆。そう、ポケットに入れていた萌のスマホごと。
佐野に命じられたほのかがパスワードを探り当て解除、萌と正隆の2ショット写真に写り込んでいた、小学校名が印刷された封筒で雪映の勤務先もバレて佐野が乗り込んで来る。雪映が知らない人だと言い切ったので、警察を呼ぼうという話になったが、その前に仁科の手下が佐野を連れ去って事なきを得る雪映。
佐野に「金を払うからこれっきりにしてくれ」と電話をする正隆。精神的なダメージの酷い雪映に、繰り返し囁く根拠の無い「大丈夫だから」。諸悪の根源の正隆に言われてもねえ。
雪映はフラフラと萌の弟を訪ねる。「産院に来なくなったから」と言われて、姉を気に掛けてくれる人がいたと喜ぶ弟が切ない。姉の相手は柿野という男で堕胎させられたんだと弟に言われた雪映は、更にショックを受けてしまう。
前借りに行った編集者に断られ、それよりお前の弟も大変な事になってるなと言われ、贈賄疑惑が有る事を知る。
慌てて帰宅しニュースを見ていると、窓の外に2階から落ちて来る人影が。雪映だった。
雪映は半分は夫を信じていたのかな、あんなクズなのに。笑顔まで見せて歓待してくれた萌の弟、嘘つきの自分、それは苦しいよね、楽になりたいよね。
脚本=清水匡 演出=角田恭弥
- << 153 【2021夏ドラマ】 「ただ離婚していないだけ」7話まで終了。 公式HPのストーリーでは雪映は自殺未遂と書かれているが、ドラマ内では事故とも自殺とも言っていない。分かるのは足から落ちたという事実だけ。 目覚めた雪映は、検査の結果お腹の赤ちゃんが無事だと分かると食欲も出て、「家に帰る」と。(←そのまま退院したので大きな怪我はしていなかった模様) 一方の正隆は父が死に、弟の利治からは兄の様には子会社をまとめられなくて、でもどうしても実績が欲しいから金をばらまいた、会社を潰してごめんと謝られた。そして利治は地検の特捜に連れて行かれた。 モノローグ「何をやって来たんだろう。自分の挫折ばかりにしがみついて、俺は…」今頃気付く正隆。 「この子を産む」と決意した雪映に従う正隆。そこにあの男、佐野がやって来た。 金を渡すも全然足りず、正隆を殴り蹴り飛ばす佐野。 2階に上がろうとした佐野を途中で止め、正隆が振り払ったら転げ落ち失神。二人は急いで手首と足首をガムテープで拘束するが、気が付いた佐野はまあ強い。倒した正隆に尚も襲い掛かろうとした時に雪映がやかんの熱湯を浴びせる。喚きのたうち回る佐野。 「静かにして」と言いながら佐野の顔を踏みつけ「言うことを聞きなさい!」と冷たく言い放つ雪映。 腰を抜かしたままその姿を凝視している正隆。 (続く)
【8/19(木)のドラマの短評】
「IPサイバー捜査班」第6話
IoTマンションの変形密室殺人、面白いかも!と思いながら観ていたのだが、ベランダの3階から4階に遺体を持ち上げる踏み台に、漫画500冊を階段状に積み上げたというトリックにどっちらけ。外から丸見えじゃん。二人分の体重だよ?滑るし崩れるじゃん。
脚本=保木本真也、吉本昌弘 演出=宗野賢一
「緊急取調室」第5話
〈容疑者はロボット〉お助け+見守りロボットのハイリー本体に残っている映像が、殺人も撮影している筈なので、パスワードを探り当てなければという話と、動機は何処に?を探って行くと、実の母の言葉がユスリにしか聞こえなくなっていた男との、哀しい親子関係が見えて来る。
組み立てに破綻は無いんだけど、ミスリードも含めて予想しやすい役者を起用した、役者頼みの側面が強くて、やっぱりなって感じであまり話に入り込めなかった。
脚本=井上由美子 演出=樹下直美
「推しの王子様」第6話
相変わらず冗長で話がちっとも進まん。
前回、遊園地で遊んでちょっと二人の仲が進展するのかと思ったら、立ち聞きからの誤解で航の気持ちが閉ざされて、今回はじゃあどうしよう、あっちに揺れこっちに揺れ、道路を挟んでお互いに取り敢えずごめんなさい。2週間でこれだけ😞💦横目で観ていても大丈夫そうだわ。
脚本=阿相クミコ 演出=倉木義典
- << 156 【2021夏ドラマ】 「緊急取調室」6話まで終了。 父親(諸星=駿河太郎)が息子の翼が誘拐されたと通報、犯人は別居中の妻(麻美=瀧内公美)。特殊犯担当の鬼塚(丸山智己)が麻美に連絡を入れると、「返す位なら一緒に死ぬ」と言われ、北斗は真壁に説得を命じる。 先にこの話を成立させる為に組み込まれたと思われる突っ込み所を三つ挙げておくと、まず諸星がキントリメンバーの前で麻美の留守録にメッセージを残した時に、「どこに居ても必ず見付ける」という言葉を入れ込んだのだが、視聴者の私が違和感を持ち“この男もしかしてDV体質?”と思ったのに、何故キントリメンバーは誰もあの言葉に引っ掛からなかったのだろう?(←何故わざわざ視聴者だけにヒントを出した?) 二つ目は諸星を30分だけ仕事に行かせる事を、渡辺が上司の監物の了解も取らずに勝手にOKを出し、監物も取り消さなかった事。(←諸星が逃げないと話が進まない&ミスの責任を取る為に二人が無茶をする) 三つ目は自分と翼を逃がしてくれた小夜子が、刃物を諸星に取られて襲い掛かられていたのに、何故麻美はそのまま警察に駆け込まなかったのか?(←麻美と暮らしていた翼を先に連れ去ったのは諸星で、その時に相談したら民事不介入と言われた事で警察を信頼していなかったとしても、これは刑事事件、通報しなければ夫が追って来るのは分かっていたのにね) (続く)
- << 196 【2021夏ドラマ】 「IPサイバー捜査班」全9話終了。 2週に渡って描かれた「ディープフェイク事件」は面白がった。ただIT関連の用語はさっぱりな自分にとっては、ディープフェイクの事はネットニュース等で知ってはいたけど、深掘りされて色々な用語を使って会話をされると、全くついて行けなかった。でも雰囲気ドラマと捉えれば十分楽しめた。 西堂(大東駿介)が元締めの犯人だというのは想像していたし、永尾(波岡一喜)が自殺じゃないのも(薬を飲んだ後に一瞬えっ!?って顔をしてから苦しみ始めたから)分かっていたけど、桐子警視正が西堂に利用されていた事迄は読めなかった。 最後は皆が外に出て、古宮山救出の為に動くのも“お掃除係”らしくて良かった。 全体の出来としては波は有ったけど、メンバーのキャラがしっかり作られていて、嫌な奴は一人も居なかった事、多和田がスパイみたいな事をしていたのも、実は親が離婚したから姓は違うけど、実父の楡井審議官からの指示で、本当の目的は知らされないまま異動に伴う身辺調査をしていただけだと途中で明かされ、最後の方では古宮山や安洛に真実を告白し、ここに残りたいという意思表示も父親にして大団円だったのも良かった。 そして係長は最後迄“皆に気を遣う担当”のままだった(笑)←それも良き! 思わず出た安洛の「父さんが絶対に助ける!」は胸熱だったね。 演出=神徳幸治
>> 127
【2021夏ドラマ】
「#家族募集します」3話まで終了。
3回の休止を挟んで約1ヵ月振りの再開。
今回は“陽に母親の死を伝える…
【2021夏ドラマ】
「#家族募集します」4話まで終了。
俊平達がルームシェアを開始して2週間、それなりに和気あいあいと暮らしていた“みんなの家”に、入居希望の黒崎と娘のいつきがやって来て様々な波風が立つ話。
黒崎は年齢も高そうだし常に威圧的な態度で、部屋が空いていたとしても断りたいタイプだと思うけど、いつきちゃん自身がネットでここを見付けて住みたいと希望した様で、仕事が多忙で娘の面倒を見ていられない黒崎も、これ幸いとばかりに話に乗ったのかもと思ってしまった。それだけに最終的に礼が断ると怒り出し、捨て台詞まで吐いて出て行く事に。
頼って来てくれたいつきちゃんを追い出す形になって、これで良かったのか悩み始め、「しばらく一人にさせて下さい」と言う礼を追い掛けて一人にさせない俊平。
自分を面倒臭いと言う礼に、みんな面倒臭いんだから面倒臭いもシェアしそればいいと話す俊平。ここのくだり好きだな。こういうお節介をしないなら“みんなの家”で暮らす意味は無いと思うから。
ただ、店主の銀治に異様にお節介をする蒼介にはちょっと引くんだけどさあ。
建設会社のプロジェクトマネージャー(だったかな?)でお金は有りそうな黒崎だから、家政婦さんとかは頼めそうなのに何故そうしないのか、何故いつきちゃんは“みんなの家”の家族になりたいのか辺りは、次回に分かりそう。
(続く)
>> 140
(続き)
今回、次回作の欧州での取材をみどりに勧めたのは俊平だったという事実が分かった。まだ陽が小さいからとためらうみどりの背中を押す形で。これは余計に後悔もするだろうし、陽に対しての申し訳なさみたいなものにも苦しんでいたのかなあとも思う。
対して、礼の秘密は夫の芳樹(橋本淳)とまだ戸籍上は別れていない事。何よりも雫の事が一番の礼に対し、自分の事が一番でずっと変わらなかった芳樹とは相容れずに別れたが、本当にこれが雫の為に良かったのかという部分で迷い、踏ん切れないのだと言う。(←いつも鉄壁の守りを固めている礼に、これだけ素直に心の内を喋らせる事の出来る俊平の人間力よ!)
予告の感じだと俊平が黒崎の心を開かせるのかな?いつきちゃんが傷付かない結果になるといいね。
※約1ヵ月空いて再開した前回3話の視聴率は、私の危惧した通りガクンと下がって5.1%だった。この4話の視聴率は(月)に出るのだが、ここで回復しないと打ち切り話が現実の物になる可能性も出て来る。
ドラマとしてはどんどん良くなって来ているので、当初の予定通りに作って欲しいなと願っている。
演出=村尾嘉昭
- << 158 【2021夏ドラマ】 「#家族募集します」5話まで終了。 いつきの事を心配した俊平は、直接黒崎の仕事先に行って面会し話をする。同じ3ヵ月前にシングルファーザーになった者同士として心配だったのかもしれない。 でも話してみたら黒崎が離婚したのは5年前で、いつきは妻が引き取り、ほぼ会わない状態だったのが、コンサートツアーで海外に行くから半年間預かってと娘を置いて行ったのが3ヵ月前。 いつきの母親は黒崎の写真を全部捨ててしまったので、いつきは父親の顔も覚えていない状態だったし、黒崎は3歳だった娘が急に大きくなって現れたので戸惑ってしまい、お互いにギクシャクしてしまったのね。 でもそれも“にじやフェス”に黒崎を呼んで、父娘で組ませて手伝わせ、蒼介が撮った“いつきを離れた所から見つめて微笑む黒崎”の写真をきっかけに、銀治に背中を押された黒崎が謝り、いつきも父に謝る事でギクシャクも若干解消。ルームシェアは出来ないけど、“みんなの家”とは繋がって行く事に。 にじやフェスには偶々来た芳樹も参加。パパとママの間に入って嬉しそうな雫。黒崎父娘の事も見ていた礼は、自分の理想を芳樹に押し付けていただけだった事に気付き反省、その上で「離婚しましょう」、雫にはいつ会いに来てもいいからと話し、驚いた芳樹は取り敢えず保留。 月1面会の取り決めを無しにしたのは、雫にとってはいいパパだからよね? (続く)
【2021夏ドラマ】
「ドラマ 家、ついて行ってイイですか?」(TX)脚本=政池洋佑 他 出演=竜星涼、にしおかすみこ、曽田陵介 他
テレ東のバラエティーのドラマ化。《サタドラ30・30分枠》(全7話予定)
オンエアされたエピソードから7つの話を選びドラマ化した物。
この番組自体は一度観た事が有るだけで、撮影OKの出た人の家に一緒に行って、部屋の中を映し話を聞くフォーマットだったと思う。
このドラマはその話の部分をドラマ化し、取材中の今の部分と合体させるという手法を取っている。
第1話は事故で2年間の記憶を失ってしまった佳則と同棲している久美子の話。男にはまだ恋人になり同棲する前迄の記憶しか無くて、久美子に同棲していたと言われても理解出来ない所がポイント。それでも明るく振る舞っている久美子。影の部分は見せなかったのかどうかは不明。
①ゲストは志田未来、岡田龍太郎
第1話が若干ぼんやりした印象だったので、レビューは書かない事にしたのだが、第2話の内容が、まず女性の格好や話し方がパンチが効いていて興味を引かれたし、物語の結末が、恋人は幼い頃に両親の離婚で引き裂かれた双子の兄妹の兄だと分かり、別れた後で兄は自殺したという小説で読む様な衝撃的な話だったので、強く印象に残り書き留めておこうかなと考え直した次第。
②ゲストは馬場ふみか、伊藤あさひ
(続く)
>> 142
(続き)
馬場ふみかが、かなり変わっているけど不思議な魅力のある“ゆいか”という女性を好演。「コード・ブルー」の頃に比べたら格段に演技が上手くなっていて、ザ・女優って感じでかなりの説得力が有った。
また遊び馴れたゆいかが初恋の相手という、初で純情で真っ直ぐな男・竜太を、こちらもキャラのぴったりな伊藤あさひが好演。どう見ても水と油で合わなそうな二人が、同郷で生年月日も同じと分かって急速に打ち解けて行くのだが、その裏にあんな事実が有ったなんてね。
主演の竜星涼は取材ディレクターの玉岡を演じていて、道行く人や近くに居る一般人に次々に声を掛ける作業自体が苦手で、それがマストのこの仕事が苦痛になっていて転職を考えている設定。
100人に声を掛けて1人OKが出るかどうか、その取材がオンエアされるかどうかの確率も非常に厳しい。これはメンタル弱い人には無理な仕事だなあ。
1、2話共にすんなり取材を受け入れてくれるタイプの人の話だったが、殆どは無視か文句を言われるかなんだろうし、それを想像すると気が滅入るから、1、2話のチョイスで正解だわ。
残り5話、今後もレビューを書くかは内容次第かな。
演出=①二宮崇、②吉村慶介
- << 210 【2021夏ドラマ】 「ドラマ 家、ついて行ってイイですか?」全7話終了。 第3話は熟年結婚した夫を亡くして間も無い事を隠して、取材に応じたきよ美の話。飄々とした話振りの裏に有る深い喪失感を研ナオコが好演。夫役の菅原大吉も上手かった。 第4話はダメンズばかりを引き寄せる母親に反発し、最後に再婚した義父もいい人なのに受け付けず、自分の結婚を機に和解するという話。それほど惹かれなかった。 ④ゲストは川島海荷、小野塚勇人 第5話は1型糖尿病を患い出産が難しい事から、跡取りが必要な老舗の和菓子屋の息子と別れる女性の話。放送後、同病でも出産は可能と、実際に出産して子育てしている女性から批判のツイートが有り、最終回の最後に謝罪コメントが表示された。 ドラマとしてはそれほど惹かれなかった。 ⑤ゲストは剛力彩芽、堀井新太 第6話は妻が癌で入院中の夫婦の話。まさか“我が家の坪倉”に泣かされるとは。それ位役にハマっていたし、顔で笑って心で泣きながら、飄々とした雰囲気を崩さない淳という男を好演していた。 ⑥ゲストは坪倉由幸、野波麻帆 最終話は性格が水と油で惹かれ合い同棲するも、バリキャリ女の四角四面な性格に本当に愛されているのか自信が持てず、約束の30迄にプロポーズ出来なかった男が、その瞬間に「別れよう」と言われてしまう話。 (続く)
>> 130
【2021夏ドラマ】
「TOKYO MER~走る緊急救命室」7話まで終了。
何故公安が喜多見に張り付いているのかの一端が分かった…
【2021夏ドラマ】
「TOKYO MER~走る緊急救命室」8話まで終了。
赤塚に止められ本当の事を皆に言えない喜多見に音羽は「今後は自分の判断で動きます」と言って現場で実践。
駒場に止められても「待ってたら助けられません」と単独で危険な作業をする喜多見に、「貴方のそういう綺麗事はもううんざりなんですよ!」とまで言う程、心が離反してしまった音羽の気持ちを引き戻すには、そこでインカムで喜多見の過去を皆に告白させた上で、喜多見を仮死状態にして音羽に「待っているだけじゃ救えない命もある」と言わせて救助させる事が必要だった訳ね。
その為に組み立てられた出動の設定は説得力が有り、話に入り込む事が出来た。
ああいう災害時に、冷静な分析をしてギリギリの所で時には辛い決断と命令をしなければならない駒場は、損な役回りだよなあ。特にこんな命令を聞かない連中ばっかりじゃね。
喜多見は海外で働いていた時に担ぎ込まれたテロリスト椿を助け、探しに来た政府の人間に「ここには居ない」と嘘をついた。患者を守りたかったから。椿は翌日に逃げ、喜多見はテロリストを匿い逃亡の手助けをした罪で逮捕、投獄された。
だから椿からのメールは「どんな命も救う、相変わらずですね、先生」だったのね。
白金は次の一手が有るらしく、赤塚は高輪の目前で胸を押さえて倒れた。赤白連携有りそうなんだけどな。
演出=松木彩
- << 160 【2021夏ドラマ】 「TOKYO MER~走る緊急救命室」9話まで終了。 涼香に何味が好きか聞かれて、戸惑いながら超小声で「チョコ、ですかね」と答えた音羽が可愛い!、答えてくれた事に満足してニコニコしている涼香も可愛い!なんて思って観ていたら、その二人の距離が縮まった事が、喜多見のピンチ、MERのピンチの前振りだったとはね。 大使館は確かに外国、許可が無ければ入れない。でも地下に怪我人が居て大使とも連絡が取れないなら、まずあの大使館員が本国のお偉いさんに許可を取るべきだったんじゃない? 今回は駒場が人命軽視の久我山に叩き付けた台詞「要救助者よりも自分の命を優先させたら、レスキューじゃ無いんだよ!」に痺れた。 そして命懸けで人命救助をしたら、「あなた達もこれで終わりね」と捨て台詞の白金。 ここまで下げっぱなしの白金なので、最後に上げる伏線が、“もって3ヵ月の心臓病”を抱えている赤塚を、移植以外で救う方法として比奈と高輪が話していた、ips細胞を使う厚労省の許可が必要な治療法だと予想。(←厚労相として、元医療人として許可をするパターン) 久我山に嵌められた涼香。世の中の汚い部分とは無縁だし、何も知らないんだろうなって位、真っ直ぐで純粋だもんなあ。 世間の手のひら返しを描く為のテロリスト?まさかね。まあ椿には興味は湧かないな。 ※全11話みたいね 演出=泉正英
>> 131
2021夏ドラマ】
「ナイト・ドクター」7話まで終了。
人は見た目と肩書きで判断されがち、それは夜間専門救急医である自分達も例外…
【2021夏ドラマ】
「ナイト・ドクター」8話まで終了。
脳外科の専門医になる道に進むか、ナイトドクターに留まるかで気持ちが揺れる成瀬の話。
救急医の知識は広く浅くで、専門性の無い何でも屋と言われてしまうby桜庭の自虐で落としておいて、成瀬が専門性の高い手術迄は無理に行わず、翌朝迄全身管理をして脳外科部長に引き継いだ事で、スムースに手術が出来た事を部長に感謝されて、ナイトドクターの存在意義を感じ取れたからここに残る、でも脳外科でも時々研修出来る様にシフトを組んで貰う事にした。
ビジネススクールと掛け持ちしてる桜庭にも言える事だけど、夜勤なんだから昼間はまず寝ないとダメでしょ。
大体彼らは何時から何時迄働いている設定なの?確かまだ暗く無い夕方には出動して嘉島と引き継ぎをして、朝迄働いたらまた嘉島と引き継ぎをしてるよね。という事は仮眠の描写は無いけど、交代で仮眠しながら15時間位拘束されてる計算なんだけど。(働き方改革で日勤医が9時間拘束と仮定すればね)週休2日もしてる筈なんだけど、桜庭以外はいつも病院に詰めてるし結構雑だよね(笑)
あと今回は特にセンター長の嘉島を必要以上に事無かれ主義の小心者に描き、脳外科部長にはお伺いを立てる様な態度を取らせ、専門医とは対等では無いみたいな演出をしていたのが凄く気になった。そこまで下げる?
演出=野田悠介(兼プロデューサー)
- << 161 【2021夏ドラマ】 「ナイト・ドクター」9話まで終了。 心美がドナーカードにサイン、兄の深澤にも家族の欄にサインを求め深澤が拒否反応を示した事から、朝倉が母親がドナーになった件を、桜庭が自分がレシピエントだった件をそれぞれ皆の前で告白、本郷の「献血して貰った血液が無ければ患者は助けられない」の言葉もあり、考え直した深澤が納得してサインする迄が描かれた今回。 妹の事になると冷静ではいられなくなる深澤の事は、これ迄も度々描かれていたので、医師として患者の事を考える事と妹の事とは全く別問題、感情が先立ち深く考えられずに激昂してしまう展開に無理は無かったし、いつも貰ってばかりで迷惑を掛けてと悩んでいた時にドナーの事を知り、沢山調べてこんな自分でも役に立てると分かったら気持ちが楽になり、自分を好きになれた、堂々と生きて行けると思ったという心美の本心、ドナーカードが生きる心の支えになる人も居るんだという話は胸を打った。 ラストの、救急隊員・星崎からの朝倉への受け入れ要請を、本郷が「断れ!」と命じた本心は…。 恐らく本郷は似た者同士(患者の事になると周りが見えなく成りがち)の二人が同じ患者に関わる事で、歯止めが効かなくなる事を危惧しているのだと推測。 今回はまあまあ良く出来ていたと思う。 演出=高橋由妃
>> 133
(続き)
正面から二葉と向き合う麻衣子。
「二葉さんと話したかったです」
「聞きますよ、いつでもベランダで」
「そういう事じゃないと…
【2021夏ドラマ】
「うきわ-友達以上、不倫未満-」3話まで終了。
やっぱり愛宕もこの社宅住みだったんだ。
麻衣子もこの人は不倫相手じゃないと判断したみたいだけど。
妄想の砂場のシーンからすると、二葉との大切な朝のひとときをズカズカと壊された気がして、それがイヤって顔に出ちゃってたのね。
でも愛宕が、楽しそうにゴミ出しをしている二人を家から見てしまった事から、警戒した二葉はもうゴミ出しで会うのは止めた方がいいと麻衣子に伝える。
せっかく顔を見て話せる場だったのに。
でもベランダで唐突に今度ごはんにでもと誘ってくれる二葉。びっくりしながらも「はい」と答える麻衣子。避難壁の下からLINEのQRコードを差し出す二葉。
予約の必要な料亭の様な店の個室で会う二人。何で?と思ったけど、やっぱりこの二人の組み合わせの食事で、人目に触れるのはまずいよね。でも何かドキドキするね、このシチュエーション。
今回何か切なかったのは、慣れた手付きでチャーハンを作りながら買って来た唐揚げをつまむ二葉のシーンの後に、田宮の工房のキッチンで唐揚げ揚げている聖のシーンを繋げていた事。
この夫婦の溝は子供が出来なかった事、その受け取り方の違いに有った様なのだが。今でも聖には深い傷として残っているのね。
次回、明かされるのかなあ。
脚本=神田優 演出=太田良
- << 162 【2021夏ドラマ】 「うきわ-友達以上、不倫未満-」4話まで終了。 二葉夫妻の気持ちがすれ違って行った理由が、二葉は麻衣子に、聖は田宮にそれぞれ語る形で明かされた今回の話。 やはり子供を強く望む聖と、自然に任せて出来れば嬉しい程度の二葉との熱量の差が、不妊によって聖には重くのし掛かり、意識の差が有るから二葉が聖に掛ける言葉は微妙に的を外れていて、それが更に聖を苦しめ傷付けていたという悪循環。 この人の笑顔が好き、笑顔を守りたいと思って結婚したのに、聖は段々笑わなくなって二葉は仕事に逃げて。帰宅して玄関のドアを開けるのに、一呼吸置き気持ちを作ってからじゃないと開けられない二葉を映したカットが切なかった。 外に出てタクシーを探しに離れて行く二葉を追いかけて、袖を掴み、その手を下ろして軽く手を握る麻衣子。 驚き、タクシーに乗ってから「何故あんな事をしたんですか」と気色ばむ二葉。 こればっかりは気持ちが完全に二葉に行ってしまっている麻衣子と、まだ聖への複雑な思いが残っている二葉との意識の差だから仕方ない。 でもきちんと理性が働きブレーキを掛けられる男が相手で良かったんだよ、麻衣子にとっては。 福田に東大卒の恋人?が居る事を知り、嫉妬して対抗意識を燃やしている馬鹿な夫より、遥かに自分には合っている二葉だから好きになった麻衣子の気持ちは分かるけどさ。 演出=風間太樹
>> 134
【2021夏ドラマ】
「彼女はキレイだった」6話まで終了。
時間軸がおかしい(宗介が愛の危機を知り、愛の居る都内のホテルに着く迄…
【2021夏ドラマ】
「彼女はキレイだった」7話まで終了。
困った時に愛が頼るのは樋口。
「俺はジャクソンが幸せになってくれたら何でもいい」と言いながらも、愛に大丈夫ですか?と見詰められると「その気が無いなら無駄にドキドキさせんなよ」と返し、「ジャクソンにとって最高の友達を目指す」と宣言して、実際、梨沙に愛が気付いている事を電話で伝える樋口。(←この時の樋口の家のリビングがかなり豪華。会長の息子は樋口かな)
でもやっぱり樋口だって簡単には諦め切れないよね。
樋口が自分の為に雨で濡れて体調を崩した事を知った愛が謝りに来てくれると、「何かの間違いでジャクソン、こっち向いてくんないかなあって」「今からする事、許せ」と言って愛を抱き締め、「やっぱり友達なんて無理だ。俺にもチャンスくれないか?」「俺達なら絶対楽しい」って告白してる時に遮る電話。(←この時の全身でビクッてする小芝風花の芝居がいい)
梨沙から本物の愛は貴方のそばにいる人と言われた宗介からの電話で、「この16年間、君にどれだけ会いたかったか」と言われて「宗介」と呼ぶ愛。この呼び捨てで全てを悟った樋口は「行くな!」
「会いたい」と宗介。「行くなよ」と樋口。
「ごめんなさい」と言って去って行く愛。一点凝視で絶望を表す赤楚くんの演技がまたいいんだなあ、これが。
当て馬が素敵過ぎて樋口の事ばかりになってしまった。
(続く)
>> 148
(続き)
梨沙は樋口からの忠告で、今度こそ真実を宗介に伝えようとアポを取り、手紙まで書いて用意していたのに、「モスト」がコラボする会社の店舗案内に梨沙の店も掲載されていて、マネージャーとして写真と名前も載っていた事から、愛ではない事が宗介に分かってしまい、会いに来た宗介に一方的に問い詰められるだけで、モストの愛が本物の愛だと知るとさっさと行ってしまった宗介に手紙すら渡せなかった。
確かに嘘を付き続けて、ぐずぐずしてしまった梨沙が一番悪いんだけど、宗介自身も感性が鈍くて「何か変だ」と中々気付かなかったんだし、もっと言えば愛の事を見た目だけで判断して嫌い、中身を見ようともしなかったから気付かなかったとも言える訳で、あちこち傷付けてる宗介も大概だよなと思う。
好きになった愛があの愛だと分かったら、走って捜して見付けていきなりブチューか~い(笑)
初恋だし思い出が美し過ぎて“宗介100%”になっちゃってる愛だけど、目を覚ませ!どう考えたって樋口の方がベストチョイスでしょうが…。
次回は廃刊の事が分かっちゃうのかな?
それより気になる“姿を消した樋口”
脚本=清水友佳子 演出=紙谷楓
- << 163 【2021夏ドラマ】 「彼女はキレイだった」8話まで終了。 廃刊の件が皆にバレるきっかけが、岸田(木村祐一)と宗介の会話を立ち聞きした里中が振れ回ったから、というのが如何にも韓ドラっぽくて雑だったけど、(そう言えばどこぞの音羽さんもよく立ち聞きしていたから、他所の国の事は言えないか…)もとい、岡島が「貴方のした事は判断ではない、独断です!」と、宗介に言い切った部分は良かったね。 皆の能力は信じていたから、負の部分は言わないで自分だけで抱えた方が楽だった、という判断ミス。それはさ、もっと仕事の出来る人間のやる事だよね。 皆の能力を信じている様には見えなかったし、何より宗介自身に余裕が全く感じられなかったから、あれじゃ絶対に何も伝わらないって。 愛から逃げ回っていた梨沙を、文字通り走って追い掛けて、お約束の転けて倒れて梨沙の足を止めさせてからの、泣きながら互いの気持ちをぶつけて元の関係に戻るシーンは、夜、梨沙がやっと宗介のアドレスを削除出来た事も含めて中々良かったと思う。 当て馬樋口は有給休暇を消化し、飄々としながらタイミング良く戻って来て、ピンチの宗介には真顔の忠告で背中を押してやり、今回も泣ける位いいヤツだった。 樋口の次のターンは、LiLiCoの後任編集長…かな? 脚本=三浦希紗 演出=木下高男
>> 135
【2021夏ドラマ】
「プロミスシンデレラ」6話まで終了。
正弘は後悔して早梅とやり直そうとしたのではなく、菊乃に早梅をその気に…
【2021夏ドラマ】
「プロミスシンデレラ」7話まで終了。
成吾よ、壱成がちゃんと働くか釘を刺すより、仲居の意識の低さを何とかせい!
あと今回強目に描かれていた早梅の鈍感さも問題有りだな。
従業員の意見箱に早梅への文句ばかりが入れられ、「やっぱり私、嫌われてたんだ」って今頃?
直接対決した千葉(森カンナ)に、「散々誤解される様な態度をとっておいて、私は関係ない、誤解ですってイライラする」みたいに言われていたけど、これは確かにそう。
壱成の事は「弟みたいなもの」だとしても(今はそうじゃなくなって来たみたいだけど)、社長の息子なんだから、旅館で働く以上は公私のけじめはつけるべきだし、千葉はまだ知らないけど、成吾と二人きりで食事に行ったり、二人きりの散歩の途中で抱き締められたり(←即突き放しなさいよ)とか、スキが有り過ぎだろ。
で、また訳のわからん茶房のアルバイト山ノ井さくらの投入。ただのアルバイトで成吾の出身高校在学中というだけなら、何であんなに方向音痴を強調して旅館内をフラフラさせるの?
菊乃だけでも持て余しているのに。
その菊乃の過去がやっと少し出た訳だが。
学生の時にいじめられていたみたいで、「マジ、キモいんだよ」って言われていた事、加賀美明という本名からもしかしてトランスジェンダーなのかなと思ったり。
でも成吾が何で弱味を握られているのかは不明。
演出=北坊信一
- << 164 【2021夏ドラマ】 「プロミスシンデレラ」8話まで終了。 松井玲奈さんに恨みは無いけど、菊乃のポジがずっと謎のままだから苛々が高じて、菊乃が出て来ると絵面が汚れる気さえしていたので、壱成が放った一言「あんたさあ、何かヘビみてーだよな」には、我が意を得たりと大喝采!(でもこれって脚本家(もしくは原作)が一人相撲している様な物なんだけどさ) 野生の危機管理能力が有りそうだった早梅が、バレバレの菊乃の罠にハマって突き落とされて怪我をするという、有り得ない展開には失笑しか無かったけど、その後の壱成のまさかの“山賊抱っこ”からの「行くぞ!早梅」(←初呼び捨て)で沸いたので、良しとするか。 早梅は10年前、成吾の差し出した靴は拒否したけど、今回、壱成が手当てをして履かせてくれた下駄は素直に受け入れたし、成吾のキスは拒否したけど、壱成のいきなりキスは拒否しなかった。もう早梅の王子様はこれで決まりだね。 菊乃は成吾とは結婚出来ないから、成吾の早梅への思いを叶える為に、拗らせながらも画策してるのかいな?もう苛つくからそう思っておこう。(何で成吾がヘビ女に対して今迄ヘタレだったのかは、きっちり説明して貰いたい) あと山ノ井さくらはミスリードにしたかったの?それとも単純に描き方が下手だっただけなの? 演出=村上正典
>> 137
(続き)
川合の部屋で川合と牧高に酒やつまみを作らせて飲み始める先輩3人(笑)
松島(大西礼芳)は県警本部勤務、桃木(臼田あさ美)は…
【2021夏ドラマ】
「ハコヅメ~たたかう!交番女子」6話まで終了。
警察内のメンタルヘルス研修で笑わせてくれて、チェーンソー男の襲撃から川合を守った藤とのアイコンタクトで、既に出来上がっている二人の阿吽の呼吸を感じさせてくれて、テキパキと細かい仕事をこなす川合にやる気と成長を感じ取れて、ニヤニヤしながら観ていたら…。
チャイルドシートが無かったばかりに、単独事故なのに赤ちゃんが車外に飛ばされて亡くなった現場に立ち会い、ショックを受けてしまった川合。
それでも何とか仕事を続けていたけど、幼児を抱いて運転していた母親にきつく注意をした事を「それは違うよ」と藤に咎められた事で、心を閉ざしてしまった川合。
警察官は我々の想像も付かない様な悲惨な事故現場を何度も目撃している。でもその悲惨さを直接市民に伝えるのが仕事ではない。それは知らなくていい事だから。警察官の仕事は、少しでも悲惨な事故を減らす為に、ルールを守って貰う事を市民に徹底する事。それが藤やハコ長、交通課の部長が川合に伝えたかった事。
そして警察が国民にお願いしたいメッセージそのものだった。ズシンと胸に迫る物が有ったね。
ドラマとしては父からの手紙の末尾に書かれた“辛かったらいつでも帰っておいで”と、こども会の防犯教室の紙芝居で自分が話をした事、散会後に危険運転の車から子供を守り自分がぶつかってしまった事、
(続く)
>> 151
(続き)
怪我は軽傷で済み、体が動いて子供を守れた事で少し自信を取り戻せた事から気持ちも復活、ギクシャクしていた藤との仲も元に戻った。
その影で、「川合にもしもの事が有ったら…」と藤がボロ泣きして、その姿を見せまいと側に立って源が隠していた事など、川合は知るよしもない。
何が有っても心を乱さない藤に、川合は「藤さんとは違うんです。もうほっといて下さい」と言い、その言葉で入院中の同期のあの子から言われた「私、聖子ちゃんとは違うから、もうほっといて」を思い出していた藤。
川合の復帰後、有給休暇を取った藤が向かったのは、あの子こと桜しおり(徳永えり)が入院している病院。
桜は車椅子から立ち上がり、バーを掴んで歩行訓練をしていた。
前回迄は伏せられていたし、同期やハコ長の話し振りから、桜は事故で亡くなっているのだと思い込んでいたから、生きていてびっくりしたと同時に素直に良かったなと思った。
轢き逃げで桜は大怪我を負って、藤はその犯人をコツコツ捜しているのね。その為に刑事よりはまだ少し時間に余裕を持てそうな交番勤務を志願したのかな。
父への手紙という体で過去形で語られる川合のモノローグが、段々藤との仲が引き裂かれる様な不穏な感じに変化して来ているのがちょっと気になるなあ。
演出=南雲聖一
- << 165 【2021夏ドラマ】 「ハコヅメ~たたかう!交番女子」7話まで終了。 ハコ長は出産したばかりの妻に面会に行くのに、「仕事で立ち会えなかった事を証明して」と川合を一緒に連れて行ったけど、あれって川合を引き合わせれば、妻が“事故に遭った桜さん”に似てるって言うのが分かっていて、それをきっかけに川合に話しておこうと思ったからなんじゃないかな。 何故、藤が川合に話さなかったのか謎だったけど、どうやら桜の事故は普通の轢き逃げ事案ではなくて、新人婦警(それも桜の顔の系統が好き)ばかりに粘着して、それ迄はただ見詰めていただけの守護天使と隠語で呼ばれていた男が、わざとぶつけたのではないかと藤達は思っているらしい。 あの見通しの良い轢き逃げ現場を見たら、わざととしか思えない。 山田が不用意に発した「藤先輩は(桜に似ている)川合を囮にしてるのでは?」を立ち聞きしてしまった川合は、ショックを受けてしまったけど、藤は逆に守りたい一心なんだろうね。 町山署に配属され交番勤務になった川合が、桜に似ているのを顔合わせの時に知り、自分がペアになって守護天使から守る(同時にその時が来たら確保する)為に、ハコ長と北条に根回しをして貰い交番勤務になったのでは?(現実的に警察組織でそれが可能なのかは分からないけど…) 藤には川合に、腹を割って話してあげて欲しいな。桜も前を向き始めたのだし。 演出=丸谷俊平
>> 138
【2021夏ドラマ】
「ただ離婚していないだけ」6話まで終了。
逃げる時に佐野に上着を掴まれ、そのまま取られてしまった正隆。そう…
【2021夏ドラマ】
「ただ離婚していないだけ」7話まで終了。
公式HPのストーリーでは雪映は自殺未遂と書かれているが、ドラマ内では事故とも自殺とも言っていない。分かるのは足から落ちたという事実だけ。
目覚めた雪映は、検査の結果お腹の赤ちゃんが無事だと分かると食欲も出て、「家に帰る」と。(←そのまま退院したので大きな怪我はしていなかった模様)
一方の正隆は父が死に、弟の利治からは兄の様には子会社をまとめられなくて、でもどうしても実績が欲しいから金をばらまいた、会社を潰してごめんと謝られた。そして利治は地検の特捜に連れて行かれた。
モノローグ「何をやって来たんだろう。自分の挫折ばかりにしがみついて、俺は…」今頃気付く正隆。
「この子を産む」と決意した雪映に従う正隆。そこにあの男、佐野がやって来た。
金を渡すも全然足りず、正隆を殴り蹴り飛ばす佐野。
2階に上がろうとした佐野を途中で止め、正隆が振り払ったら転げ落ち失神。二人は急いで手首と足首をガムテープで拘束するが、気が付いた佐野はまあ強い。倒した正隆に尚も襲い掛かろうとした時に雪映がやかんの熱湯を浴びせる。喚きのたうち回る佐野。
「静かにして」と言いながら佐野の顔を踏みつけ「言うことを聞きなさい!」と冷たく言い放つ雪映。
腰を抜かしたままその姿を凝視している正隆。
(続く)
>> 153
(続き)
母は強しと形容するべきなのか迷うが、正隆との主従関係は完全に逆転した感じだ。
あの後、二人は佐野をどうするつもりなのだろう。
佐野が行方不明になれば、今度は仁科が黙ってはいないだろうし、萌の弟も姉の失踪から55日目になって、とうとう警察に相談に出向いた。
ヤクザと警察、両方から探りを入れられて、それでも平然として居られるのだろうか?
今度は正隆の方がメンタルが持たなそうな気がするのだが。
※このドラマに一つだけ不満が有るのだが、録音にムラが有って台詞が聞き取れない事が有る。深夜ドラマなので録画で観る事になるから、字幕は使えない。
今回なんて利治の台詞で、通常の2倍(普通なら爆音だよね)の音量にして3度繰り返して、やっと聞き取れた物が有った。
もう撮了しているのでどうにもならないのかもしらないけど、改善出来るならして欲しいわ、苛々するから。
脚本=清水匡 脚本、演出=安里麻里
- << 166 【2021夏ドラマ】 「ただ離婚していないだけ」8話まで終了。 「殺るしかないわよね」 そんな雪映にビビりながらも「俺が殺る」 男気を出したけど結局殺れなかった正隆。 1ヵ月後。 何で正隆はダイニングテーブルで仕事をしてるのかと思ったら、2階に佐野を監禁していたからなんだな。 紙オムツでご飯は犬食い。(←オムツの取り替えは当初は雪映がやっていた様だ。ゴミが急に増えるけど周囲の人は変に思わないのかな?) 妹の菜穂とその娘・陽菜が遊びに来て、勝手に2階に上がった陽菜が佐野を見てしまい、まだ上手く説明出来ないので雪映が誤魔化したけど、後日、陽菜は絵はバッチリ描けて、それも結構上手くて、陽菜が言ってた「2階に誰かいたよ」が本当だったのでは?と感じた菜穂は、再び柿野家を訪れ「確かめたい」と、正隆の制止も聞かずに2階に上がってしまう。 でもまず寝室に行ったので、その間にあの部屋でうるさくする佐野を雪映が扇風機で殴り付ける。 寝室からあの部屋に来た菜穂がドアを開けて見たものは何?(←気になる上手い終り方) 雪映がどんどん冷酷になって行く。反比例する様に正隆は直ぐ動揺するしビビりになってる。 予告では大きな穴を掘っていたけど何だろう。佐野?それとも萌を移す?もしくはまとめて二人?書いててちょっと怖くなる。 脚本=清水匡 脚本、演出=安里麻里
【2021夏ドラマ】
【ここまでの短評】
「サレタガワのブルー」7話まで終了。
最初の方は堀と岩岡の、役者としての力量と役柄に大きなギャップが有ってつまらなかったのだが、ベッドシーンが減り堀の役が“アイコパス”全開になってからは、堀のキャラとシンクロし始めて観やすくなり面白くなった。
離婚はしたくない和正を自宅に呼びつける藍子。例のインスタでそれを知った暢と梢が部屋に突撃。クローゼットに隠れている二人を見付ける暢。次回が最終回。どうなるか楽しみ。
演出=スミス
「八月は夜のバッティングセンターで。」7話まで終了。
こちらも次回が最終回。
毎回色々な悩みを抱えた女性を妄想球場に連れ出し、本物の元プロ野球選手の持つ技術や個性で解決の糸口を示して来たドラマ。
今回は、今はアイディアが枯渇してしまった元スター編集者・武田(板谷由夏)に、引き際を納得させる話。
レジェンドは山本昌で、いつもの様に本人が投げるのではなく、後輩の現エース編集者にマウンドを譲り、スタンドで彼女が抑えるのを見届けて泣く武田に、山本昌が「誰にでも来るんです、この時が」から始まる長い台詞で、本人も分かっていた引き際を最後に納得させるという展開だった。
昌さんが長台詞を自然に喋っていてびっくり。そして板谷さんはやっぱり上手かった。
脚本=矢島弘一 演出=原田健太郎
- << 167 【2021夏ドラマ】 【ここまでの短評】 「サレタガワのブルー」全8話終了。 裸でクローゼットに隠れた二人を冷静に見付けた暢。 和正は誘って来た藍子が全部悪い、離婚する気なんて全然無いの一点張り。 藍子は私達は真実の愛で結ばれている、妊娠もしている、結婚するの。 ここで後から来た弁護士が妊娠検査薬を差し出し、渋々応じた藍子は嘘がバレて万事休す。 梢も暢も強くなっていて、慰謝料を科しての離婚成立。 和正は地方に左遷でボロボロになったけど、藍子は早速次のターゲットを見付けていて、暢も苦笑い。笑えるアイコパスだった。 演出=スミス 「八月は夜のバッティングセンターで。」8話まで終了。※確かwikiで最初全8話になっていたと思うのだが、考えてみれば野球の話なので、9話迄が正解だね。 今回はアイドルの新センター・ヒナが独りよがりでマネージャーと対立、「辞めてソロになっちゃおうかな」と言うヒナに、独りよがりで失敗した経験が有るらしい舞が本気の説教。反発するヒナを伊藤は妄想球場へ。そこには捕手兼監督の「古田だーッ!」が居た。チームが弱い(グループの人気が落ちた)のは私のせいじゃないと言わんばかりのヒナに向け「うーん、責任の範囲が狭いね」と、チームの責任を背負い続けて来た古田の放った一言は重味が有ったね。最終回はトラウマを抱える舞を再生させる話なのかな。 演出=原廣利
>> 139
【8/19(木)のドラマの短評】
「IPサイバー捜査班」第6話
IoTマンションの変形密室殺人、面白いかも!と思いながら観ていたのだ…
【2021夏ドラマ】
「緊急取調室」6話まで終了。
父親(諸星=駿河太郎)が息子の翼が誘拐されたと通報、犯人は別居中の妻(麻美=瀧内公美)。特殊犯担当の鬼塚(丸山智己)が麻美に連絡を入れると、「返す位なら一緒に死ぬ」と言われ、北斗は真壁に説得を命じる。
先にこの話を成立させる為に組み込まれたと思われる突っ込み所を三つ挙げておくと、まず諸星がキントリメンバーの前で麻美の留守録にメッセージを残した時に、「どこに居ても必ず見付ける」という言葉を入れ込んだのだが、視聴者の私が違和感を持ち“この男もしかしてDV体質?”と思ったのに、何故キントリメンバーは誰もあの言葉に引っ掛からなかったのだろう?(←何故わざわざ視聴者だけにヒントを出した?)
二つ目は諸星を30分だけ仕事に行かせる事を、渡辺が上司の監物の了解も取らずに勝手にOKを出し、監物も取り消さなかった事。(←諸星が逃げないと話が進まない&ミスの責任を取る為に二人が無茶をする)
三つ目は自分と翼を逃がしてくれた小夜子が、刃物を諸星に取られて襲い掛かられていたのに、何故麻美はそのまま警察に駆け込まなかったのか?(←麻美と暮らしていた翼を先に連れ去ったのは諸星で、その時に相談したら民事不介入と言われた事で警察を信頼していなかったとしても、これは刑事事件、通報しなければ夫が追って来るのは分かっていたのにね)
(続く)
>> 156
(続き)
等々かなり強引さが目立った設定だったが、キントリメンバーが全員あの部屋に詰めて情報を収集・分析し、真壁を中心に電話で麻美の説得を続けるというのは、キントリの良さや魅力が十分に感じられて良かったと思う。
途中、麻美の感情が大きく動く(民事不介入と言われた等)シーンでは、実際には電話で話しているのだが、画面では真壁の前に麻美が居て泣き顔を見せている様な演出もしていて、瀧内さんの演技も素晴らしくて引き込まれた。
監物は諸星逮捕時に威嚇無しで発砲したとして処分され、渡辺をキントリメンバーに託して異動する事になった。
キントリ解散迄あと34日…今度ばかりは本当に解散するのかなあ。
で、次回からは善さんの息子の山上(工藤阿須加)がナベのバディになるみたい。
ゲストは板谷由夏だから、まだ大國裁判の話にはならないとは思うが、いよいよ裁判が始まるみたいなので、そこで大國が何を語るのか、キントリは宮腰の不正と警察上層部の隠蔽を暴けるのか、ラスト迄の展開も楽しみだ。
演出=常廣丈太
- << 168 【2021夏ドラマ】 【ここまでの短評】 「緊急取調室」7話まで終了。 霊能者がノコノコ警察迄来て「協力します」って、受付で押し問答してるのも変な話だけど、“ナベ山”が慌てて話を聞きに行ったら妹が出て来て「双子です」、もうこの時点で怪しさプンプン。 貴船馨(板谷由夏)と美容外科医の間には何も関係が無いと結論付けた時に、何故妹との関係も同時に調べなかったのか(本名の佐久間で調べてたら、渚の名前も引っ掛かってた筈)が疑問で、あれでシラケてしまった。 でも最後の“大國搭子獄死”のニュースで、そこまでの話なんて全部振っ飛んでしまった。想像もしていなかったので、そっちに振ったかあって…。 演出=樹下直美 「推しの王子様」8話まで終了。 前回から8ヵ月経過したら、あ~ら不思議、航はペガサス・インクには欠かせない有能なメンバーになっていて、「恋森」のキャンペーンに泉美の代わりにテレビ出演をそつなくこなす迄に出世、誰も気付かなかった新たな脚本の不備に航だけが気付き、自分の判断で脚本を書き直して声優とのトラブルを回避する等、どんだけ~の変わり様! 1年前位のあの“野生児演出”との整合性が無さ過ぎてシラケたわあ。 ペガサスの危機を救う王子に、スピード出世させる必要が有ったの? ミッチーのプロポーズが虚しい… 脚本=伊達さん 演出=河野圭太
>> 141
(続き)
今回、次回作の欧州での取材をみどりに勧めたのは俊平だったという事実が分かった。まだ陽が小さいからとためらうみどりの背中を押す形で…
【2021夏ドラマ】
「#家族募集します」5話まで終了。
いつきの事を心配した俊平は、直接黒崎の仕事先に行って面会し話をする。同じ3ヵ月前にシングルファーザーになった者同士として心配だったのかもしれない。
でも話してみたら黒崎が離婚したのは5年前で、いつきは妻が引き取り、ほぼ会わない状態だったのが、コンサートツアーで海外に行くから半年間預かってと娘を置いて行ったのが3ヵ月前。
いつきの母親は黒崎の写真を全部捨ててしまったので、いつきは父親の顔も覚えていない状態だったし、黒崎は3歳だった娘が急に大きくなって現れたので戸惑ってしまい、お互いにギクシャクしてしまったのね。
でもそれも“にじやフェス”に黒崎を呼んで、父娘で組ませて手伝わせ、蒼介が撮った“いつきを離れた所から見つめて微笑む黒崎”の写真をきっかけに、銀治に背中を押された黒崎が謝り、いつきも父に謝る事でギクシャクも若干解消。ルームシェアは出来ないけど、“みんなの家”とは繋がって行く事に。
にじやフェスには偶々来た芳樹も参加。パパとママの間に入って嬉しそうな雫。黒崎父娘の事も見ていた礼は、自分の理想を芳樹に押し付けていただけだった事に気付き反省、その上で「離婚しましょう」、雫にはいつ会いに来てもいいからと話し、驚いた芳樹は取り敢えず保留。
月1面会の取り決めを無しにしたのは、雫にとってはいいパパだからよね?
(続く)
>> 158
(続き)
礼の性格だと芳樹と一緒に暮らしたらまた煮詰まりそうだから、この選択の方が雫にとってもベストなのかもしれない。
そして俊平はみどりの残した、旅先から返送され開けられなかったスーツケースの中身と向き合う事に。ボイスレコーダーには沢山刺激を受けて、来て良かったと明るく弾むみどりの声が残されていた。
これで俊平の心の重荷は少しだけでも軽くなるのかな。陽にとっては大切なママの声。
※前回4話の視聴率は7.0%迄戻していたのでひとまずホッとした。
※8/27付けの番組公式Twitterに、前日の撮影時に重岡くんの誕生日祝いをした時の写真がUPされていて、そこにはレギュラー陣に加えて黒崎父娘の橋本じゅんさん達、芳樹の橋本淳さんも写っていたので、にじやの“みんなの家”をハブにした“#家族”は、確実に形成されて行きそうだなと思った次第。
演出=村尾嘉昭
- << 169 【2021夏ドラマ】 「#家族募集します」6話まで終了。 銀治が何で蒼介のやりたい様にやらせているのか少し疑問だったのだけど、蒼介がまだ写真に打ち込んでいた時の事を知っているからこそ、自分に弟子入り志願した蒼介の本音を測りかねて、でも聞き出せずで様子見していたのかな。 父親が居ない事を大地はどう思っているのか、本音を測りかねていためいくは、ナオトを恋人候補としてにじやの“家族”に紹介する事で、「パパは要らない、ママが居るから要らない。ここにはみんなが居るから」という大地の本音を引き出した。 銀治もナオトの“面接”にかこつけて蒼介に「お前の本気は何処にある?」と切り込んでいたし、黒崎もみんなの前だといつきに本音が話せて、いつきもきちんと顔を向けて話を聞く様になった。 拗らせている人にとっては、疑似家族を介す事がリハビリみたいな部分は有るんだろうね。 ただちょっと引っ掛かるのは、ナオトはいきなりめいくに振り回されても、最後迄文句の一つも言わないし、黒崎は呼ばれたからって仕事を切り上げて帰って来るなんて豹変し過ぎだし、芳樹は一つもごねずに礼の意思を尊重してスパッと別れるしで、みんなちょっと描き方が表面的で綺麗事過ぎない? その辺りに物足りなさを感じる視聴者はいるかもね。 ※前回はまた視聴率が5.4%まで落ちて、冷や冷やものだね 演出=坂上卓哉
>> 145
【2021夏ドラマ】
「TOKYO MER~走る緊急救命室」8話まで終了。
赤塚に止められ本当の事を皆に言えない喜多見に音羽は「…
【2021夏ドラマ】
「TOKYO MER~走る緊急救命室」9話まで終了。
涼香に何味が好きか聞かれて、戸惑いながら超小声で「チョコ、ですかね」と答えた音羽が可愛い!、答えてくれた事に満足してニコニコしている涼香も可愛い!なんて思って観ていたら、その二人の距離が縮まった事が、喜多見のピンチ、MERのピンチの前振りだったとはね。
大使館は確かに外国、許可が無ければ入れない。でも地下に怪我人が居て大使とも連絡が取れないなら、まずあの大使館員が本国のお偉いさんに許可を取るべきだったんじゃない?
今回は駒場が人命軽視の久我山に叩き付けた台詞「要救助者よりも自分の命を優先させたら、レスキューじゃ無いんだよ!」に痺れた。
そして命懸けで人命救助をしたら、「あなた達もこれで終わりね」と捨て台詞の白金。
ここまで下げっぱなしの白金なので、最後に上げる伏線が、“もって3ヵ月の心臓病”を抱えている赤塚を、移植以外で救う方法として比奈と高輪が話していた、ips細胞を使う厚労省の許可が必要な治療法だと予想。(←厚労相として、元医療人として許可をするパターン)
久我山に嵌められた涼香。世の中の汚い部分とは無縁だし、何も知らないんだろうなって位、真っ直ぐで純粋だもんなあ。
世間の手のひら返しを描く為のテロリスト?まさかね。まあ椿には興味は湧かないな。
※全11話みたいね
演出=泉正英
- << 170 【2021夏ドラマ】 「TOKYO MER~走る緊急救命室」10話まで終了。 それは無いだろう。 何故そこを狙うのか。不条理を叩き込むには一番効果的だからって。 椿の仲間が国内に居てサポートしている様には描かれていないから、どうしたって公安が無能に見えてしまう。 誤情報でも拡散されるとそれを疑わずに、昨日迄のヒーローを手のひらを返す様に叩き潰すネット社会。 椿の罠で重体の患者や医学生らと共に、教室に閉じ込められた喜多見と音羽。 ネットに踊らされ喜多見をテロリストの仲間だと疑って、準備室に閉じ込める事迄した学生達が、患者に心マをしている音羽に「いい加減にしろ!」と一喝された後、「喜多見チーフならこの人を救える。くだらない噂に振り回されてないで、あの人が何をするのかその目で見て判断しろ!」と言われ、実際に喜多見の救命に必死な姿を目の当たりにして、医者として信用し協力する迄をきちんと描いた点は評価したい。 それだけに最後迄、途切れ途切れに自分の行為を悔いる言葉を兄に伝えながら、MERの必死の救命処置も空しく戻って来なかった涼香の悲劇は余計にショックだった。 心マを続ける喜多見の心の痛み、その腕を掴んで止めた音羽の胸中を思うと本当に切なかった。 表情でフラグは立っていたけど、最後位は白金を上げて、公安も少しは活躍させて終わってよね、頼むわ。 演出=平野俊一
>> 146
【2021夏ドラマ】
「ナイト・ドクター」8話まで終了。
脳外科の専門医になる道に進むか、ナイトドクターに留まるかで気持ちが揺れ…
【2021夏ドラマ】
「ナイト・ドクター」9話まで終了。
心美がドナーカードにサイン、兄の深澤にも家族の欄にサインを求め深澤が拒否反応を示した事から、朝倉が母親がドナーになった件を、桜庭が自分がレシピエントだった件をそれぞれ皆の前で告白、本郷の「献血して貰った血液が無ければ患者は助けられない」の言葉もあり、考え直した深澤が納得してサインする迄が描かれた今回。
妹の事になると冷静ではいられなくなる深澤の事は、これ迄も度々描かれていたので、医師として患者の事を考える事と妹の事とは全く別問題、感情が先立ち深く考えられずに激昂してしまう展開に無理は無かったし、いつも貰ってばかりで迷惑を掛けてと悩んでいた時にドナーの事を知り、沢山調べてこんな自分でも役に立てると分かったら気持ちが楽になり、自分を好きになれた、堂々と生きて行けると思ったという心美の本心、ドナーカードが生きる心の支えになる人も居るんだという話は胸を打った。
ラストの、救急隊員・星崎からの朝倉への受け入れ要請を、本郷が「断れ!」と命じた本心は…。
恐らく本郷は似た者同士(患者の事になると周りが見えなく成りがち)の二人が同じ患者に関わる事で、歯止めが効かなくなる事を危惧しているのだと推測。
今回はまあまあ良く出来ていたと思う。
演出=高橋由妃
- << 171 【2021夏ドラマ】 「ナイト・ドクター」10話まで終了。 本郷が朝倉に受け入れ拒否をさせた理由は、到着迄の時間から言って助かる見込みが無いからだった。 朝倉達が怪訝な顔をしていたから、働き出してから今迄は、本郷が断れと言った事は無かった、受け入れても助けられないと分かっている様な患者は一人も居なかったって事だよね。そうじゃないと急なキャラ変になってしまい、今迄の本郷との整合性が取れない。 キャラ変と言えば、嘉島迄急にナイトドクター達を気遣って、今夜の為に体を休める様にとか言い出して笑ってしまった。有り得ない位に散々下げまくって来たのにさ。 成瀬が裁判を抱えていた時も急にキャラ変したし、そういう一貫性を保てない所がこの脚本家の弱さなんだと思う。 で、ナイトドクター制のお陰で患者は2倍に増えたけど、救命救急全体としては赤字だから、人件費を削減する為にナイトドクターは解散と理事会で決まった。救命が中々黒字化しないのは病院界隈の常識なのに、赤字を理由にって何を今更と思ってしまった。 医者をかき集めておいてそれは無いだろう。でも息子の直訴で会長が翻意するとかはもっと無いからね。 最後位はシラケない様にビシッとまとめて欲しいわな。 演出=澤田鎌作
>> 147
【2021夏ドラマ】
「うきわ-友達以上、不倫未満-」3話まで終了。
やっぱり愛宕もこの社宅住みだったんだ。
麻衣子もこの人は…
【2021夏ドラマ】
「うきわ-友達以上、不倫未満-」4話まで終了。
二葉夫妻の気持ちがすれ違って行った理由が、二葉は麻衣子に、聖は田宮にそれぞれ語る形で明かされた今回の話。
やはり子供を強く望む聖と、自然に任せて出来れば嬉しい程度の二葉との熱量の差が、不妊によって聖には重くのし掛かり、意識の差が有るから二葉が聖に掛ける言葉は微妙に的を外れていて、それが更に聖を苦しめ傷付けていたという悪循環。
この人の笑顔が好き、笑顔を守りたいと思って結婚したのに、聖は段々笑わなくなって二葉は仕事に逃げて。帰宅して玄関のドアを開けるのに、一呼吸置き気持ちを作ってからじゃないと開けられない二葉を映したカットが切なかった。
外に出てタクシーを探しに離れて行く二葉を追いかけて、袖を掴み、その手を下ろして軽く手を握る麻衣子。
驚き、タクシーに乗ってから「何故あんな事をしたんですか」と気色ばむ二葉。
こればっかりは気持ちが完全に二葉に行ってしまっている麻衣子と、まだ聖への複雑な思いが残っている二葉との意識の差だから仕方ない。
でもきちんと理性が働きブレーキを掛けられる男が相手で良かったんだよ、麻衣子にとっては。
福田に東大卒の恋人?が居る事を知り、嫉妬して対抗意識を燃やしている馬鹿な夫より、遥かに自分には合っている二葉だから好きになった麻衣子の気持ちは分かるけどさ。
演出=風間太樹
- << 172 【2021夏ドラマ】 「うきわ-友達以上、不倫未満-」5話まで終了。 麻衣子からどんどん遠ざかって行く“うきわ”。代わって登場したのは大きなタイヤ。それを運動部員の様に、腰に巻き付けたロープで引っ張り走る麻衣子。途中でロープが切れて、勢い良く走り出す麻衣子(この時の麦さんのフォームが凄く綺麗でびっくり)。こ、これってもしや、避難壁をぶち破る気なの?って思ったら、ベランダの柵に乗り、壁を回り込んで二葉の所に。驚きながら抱き止める二葉。 二葉さんは私の“うきわ”と話した後、「二葉さん、うち、二葉さんのこと…」←ああ、何て言ったの?今回もいい所で終わらせたなあ、ニクい。 「中山さんって、表情には出すのに言葉にするのは苦手だから」と、ズバリと指摘したアルバイトの佐々木くん(幼い頃から両親が共に不倫していたから、顔色を見るのが得意になっちゃったのかな)。で、麻衣子のそういう所が不満そうな拓也。(←結婚前から気付いていたみたいなのに何故結婚した?) 母親から「これからの女は仕事もするのよ」と言われて育った福田は、バリキャリにはなったが仕事だけと言われない様に、武器として“東大出のマッチョ”を恋人にしている。でもそれは飾り。拓也とは本当の恋愛が出来るから楽しい。分かる様な分からない様な変な理屈。でもそれで不倫される妻はたまったものではない。 (続く)
>> 149
(続き)
梨沙は樋口からの忠告で、今度こそ真実を宗介に伝えようとアポを取り、手紙まで書いて用意していたのに、「モスト」がコラボする会社の店…
【2021夏ドラマ】
「彼女はキレイだった」8話まで終了。
廃刊の件が皆にバレるきっかけが、岸田(木村祐一)と宗介の会話を立ち聞きした里中が振れ回ったから、というのが如何にも韓ドラっぽくて雑だったけど、(そう言えばどこぞの音羽さんもよく立ち聞きしていたから、他所の国の事は言えないか…)もとい、岡島が「貴方のした事は判断ではない、独断です!」と、宗介に言い切った部分は良かったね。
皆の能力は信じていたから、負の部分は言わないで自分だけで抱えた方が楽だった、という判断ミス。それはさ、もっと仕事の出来る人間のやる事だよね。
皆の能力を信じている様には見えなかったし、何より宗介自身に余裕が全く感じられなかったから、あれじゃ絶対に何も伝わらないって。
愛から逃げ回っていた梨沙を、文字通り走って追い掛けて、お約束の転けて倒れて梨沙の足を止めさせてからの、泣きながら互いの気持ちをぶつけて元の関係に戻るシーンは、夜、梨沙がやっと宗介のアドレスを削除出来た事も含めて中々良かったと思う。
当て馬樋口は有給休暇を消化し、飄々としながらタイミング良く戻って来て、ピンチの宗介には真顔の忠告で背中を押してやり、今回も泣ける位いいヤツだった。
樋口の次のターンは、LiLiCoの後任編集長…かな?
脚本=三浦希紗 演出=木下高男
- << 174 【2021夏ドラマ】 「彼女はキレイだった」9話まで終了。 横断歩道であれだけ派手に倒れて只の過労だったって、心配して損したけどまあそれはいい。その後の、駆け付けた愛を帰さない“目がハートになる”事から始まり、暫く続いた宗介のラブラブモードは何なの? 初回から続いた冷徹無比な宗介は無理して装っていたスタイルだから、素の自分が素直に出ている今の状態は、本人的には矛盾が無くて自然体という事なのだろうけど、あまりの映像演出の落差に唖然としてしまった。 ハート宗介に時間を割く位なら、廃刊目前でメインインタビューの歌手にスキャンダルで更に大ピンチって展開なんだから、そこから各人が一番やりたかった企画を持ち寄ろうと宗介が決断して、皆が生き生きと取材する部分にこそもっと時間を掛けて欲しかったなと思う。 そして突然浮上して来た人気覆面作家の楠瀬凛と、会長の息子の副社長就任話。てっきり両方樋口なのかと思って観ていたら、会長の息子はノーマーク宮城だったのでびっくり。完全にスタッフのミスリードに引っ掛かってしまったわ(笑) まあ何で樋口があんな豪邸(←リビングから想像して)に住めるのかの答えは、後出しだけどきっちり出してくれたので良しとしよう。 で、MOSTは恐らく…まっ、最後はあれこれ予想せずに純粋に楽しもう! 演出=木下高男
>> 150
【2021夏ドラマ】
「プロミスシンデレラ」7話まで終了。
成吾よ、壱成がちゃんと働くか釘を刺すより、仲居の意識の低さを何とかせ…
【2021夏ドラマ】
「プロミスシンデレラ」8話まで終了。
松井玲奈さんに恨みは無いけど、菊乃のポジがずっと謎のままだから苛々が高じて、菊乃が出て来ると絵面が汚れる気さえしていたので、壱成が放った一言「あんたさあ、何かヘビみてーだよな」には、我が意を得たりと大喝采!(でもこれって脚本家(もしくは原作)が一人相撲している様な物なんだけどさ)
野生の危機管理能力が有りそうだった早梅が、バレバレの菊乃の罠にハマって突き落とされて怪我をするという、有り得ない展開には失笑しか無かったけど、その後の壱成のまさかの“山賊抱っこ”からの「行くぞ!早梅」(←初呼び捨て)で沸いたので、良しとするか。
早梅は10年前、成吾の差し出した靴は拒否したけど、今回、壱成が手当てをして履かせてくれた下駄は素直に受け入れたし、成吾のキスは拒否したけど、壱成のいきなりキスは拒否しなかった。もう早梅の王子様はこれで決まりだね。
菊乃は成吾とは結婚出来ないから、成吾の早梅への思いを叶える為に、拗らせながらも画策してるのかいな?もう苛つくからそう思っておこう。(何で成吾がヘビ女に対して今迄ヘタレだったのかは、きっちり説明して貰いたい)
あと山ノ井さくらはミスリードにしたかったの?それとも単純に描き方が下手だっただけなの?
演出=村上正典
- << 175 【2021夏ドラマ】 「プロミスシンデレラ」9話まで終了。 成吾の話だと明(菊乃)は高校のクラスメート(あの頃の彼女って言ってるから、トランスジェンダーでは無かったのか)で親しくは無かった。あの早梅が“靴を履いてくれなかった日”に、どこかで見ていて「早く追い掛けて」と言われたけど動かなかったら、明が追い掛けて行き歩道橋から落ちて大怪我をした。 3年前に菊乃として現れたが、整形をしていたので最初は気付かなかった。 何で成吾は菊乃と男女の仲になった?弱味を握られていないなら、ただの誘惑されてズルズルパターン? 菊乃が10年前の話をするので、早梅は「貴女は誰?」と聞くが、答えは「私の事なんか覚えてないでしょうけど」 整形してるから早梅は思い出せないのか、それとも追い掛けた時に早梅が止まってくれなくて、自分は事故に遭った事への逆恨み? どっちにしたって、自分が成吾と一緒になる事を諦めた最大の理由を明かしてくれないと、辻褄が合わないわな。 で、カタを付けに行った筈が、菊乃にスタンガンで倒されちゃった壱成。 予告で成吾が土下座をしていたから、あの後、誰か(正弘?)に運ばせて監禁してるのか? 早梅は成吾にはっきりと壱成を選ぶと意思表示しているので、後は“ヘビ女”の過去と行動の整合性をきっちりと描けるのかどうかだな。描けてもマイナス評価に変わりは無いけどさ。 演出=都築淳一
>> 152
(続き)
怪我は軽傷で済み、体が動いて子供を守れた事で少し自信を取り戻せた事から気持ちも復活、ギクシャクしていた藤との仲も元に戻った。
…
【2021夏ドラマ】
「ハコヅメ~たたかう!交番女子」7話まで終了。
ハコ長は出産したばかりの妻に面会に行くのに、「仕事で立ち会えなかった事を証明して」と川合を一緒に連れて行ったけど、あれって川合を引き合わせれば、妻が“事故に遭った桜さん”に似てるって言うのが分かっていて、それをきっかけに川合に話しておこうと思ったからなんじゃないかな。
何故、藤が川合に話さなかったのか謎だったけど、どうやら桜の事故は普通の轢き逃げ事案ではなくて、新人婦警(それも桜の顔の系統が好き)ばかりに粘着して、それ迄はただ見詰めていただけの守護天使と隠語で呼ばれていた男が、わざとぶつけたのではないかと藤達は思っているらしい。
あの見通しの良い轢き逃げ現場を見たら、わざととしか思えない。
山田が不用意に発した「藤先輩は(桜に似ている)川合を囮にしてるのでは?」を立ち聞きしてしまった川合は、ショックを受けてしまったけど、藤は逆に守りたい一心なんだろうね。
町山署に配属され交番勤務になった川合が、桜に似ているのを顔合わせの時に知り、自分がペアになって守護天使から守る(同時にその時が来たら確保する)為に、ハコ長と北条に根回しをして貰い交番勤務になったのでは?(現実的に警察組織でそれが可能なのかは分からないけど…)
藤には川合に、腹を割って話してあげて欲しいな。桜も前を向き始めたのだし。
演出=丸谷俊平
- << 176 【2021夏ドラマ】 「ハコヅメ~たたかう!交番女子」8話まで終了。 山田や宮原の言う“藤は川合を囮にしようと思った”は表現がキツいけど、町山署ですれ違った新人の川合を見た瞬間、“この子の側に居れば守護天使が現れるかも”と藤が思い、教育したいと理由を付けて交番に異動して来たのは事実だった。 でも側で教育し行動を共にする内に、この子を危険な目に遭わせたくない、守りたい、守護天使なんか現れなければいいと気持ちが変化し、そういう理由でペアを組むのを望んだ事を後悔していたのね。 川合は色々な事が周囲から耳に入り、混乱し傷付いたりもしたけど、結局藤先輩への信頼は揺るがなかった。 それは源が揶揄した「聖子ちゃんは川合が趣味」という位に、とことん面倒を見て貰って来たという積み重ねと、それによって藤先輩の教えが既に体に染み付いている事を川合が実感してるから。 署を上げて張り込み中のレストランに、何も知らなかった非番の山田、源、川合が、それぞれお相手を連れて入って来て、山田と源はデートが台無し、川合の相手の学校の先輩の目的は保険の勧誘、それをカップルを装って座っているハコ長と藤が横目で眺めながら、あれやこれや寸評してるのが可笑しくて大爆笑。 かと思えば副署長が初めてカッコいい台詞を熱弁したりと、ホント作りが上手いわあ。次回で終わりなんて寂し過ぎるな。 演出=伊藤彰記
>> 154
(続き)
母は強しと形容するべきなのか迷うが、正隆との主従関係は完全に逆転した感じだ。
あの後、二人は佐野をどうするつもりなのだろう。
…
【2021夏ドラマ】
「ただ離婚していないだけ」8話まで終了。
「殺るしかないわよね」
そんな雪映にビビりながらも「俺が殺る」
男気を出したけど結局殺れなかった正隆。
1ヵ月後。
何で正隆はダイニングテーブルで仕事をしてるのかと思ったら、2階に佐野を監禁していたからなんだな。
紙オムツでご飯は犬食い。(←オムツの取り替えは当初は雪映がやっていた様だ。ゴミが急に増えるけど周囲の人は変に思わないのかな?)
妹の菜穂とその娘・陽菜が遊びに来て、勝手に2階に上がった陽菜が佐野を見てしまい、まだ上手く説明出来ないので雪映が誤魔化したけど、後日、陽菜は絵はバッチリ描けて、それも結構上手くて、陽菜が言ってた「2階に誰かいたよ」が本当だったのでは?と感じた菜穂は、再び柿野家を訪れ「確かめたい」と、正隆の制止も聞かずに2階に上がってしまう。
でもまず寝室に行ったので、その間にあの部屋でうるさくする佐野を雪映が扇風機で殴り付ける。
寝室からあの部屋に来た菜穂がドアを開けて見たものは何?(←気になる上手い終り方)
雪映がどんどん冷酷になって行く。反比例する様に正隆は直ぐ動揺するしビビりになってる。
予告では大きな穴を掘っていたけど何だろう。佐野?それとも萌を移す?もしくはまとめて二人?書いててちょっと怖くなる。
脚本=清水匡 脚本、演出=安里麻里
- << 179 【2021夏ドラマ】 「ただ離婚していないだけ」9話まで終了。 菜穂があの部屋に入る迄に、雪映があそこまで体裁を整える時間が有ったとは思えないし、階下の臭いに気付いていた嗅覚が有るのに、佐野を長期間、あの様な形で監禁する事から発する臭いには全く気付かないというのは、かなりのご都合主義だなと思えた。 突っ込みはその程度にしておいて、前回、何処かの山中に穴を掘っていたのは、臭い出した萌の遺体を移し替える為で、その描写の過程で、前回疑問に思った佐野のオムツ問題の答え合わせを見せて貰った。成る程、臭いをカムフラージュする為と、掘り返した跡を隠す為に、生ゴミも含めて積み上げていたのね。 でもあれも含めて異臭は近所には隠せないよね。 佐野はあんなに痩せこけてもサバイバル精神を失っていないのは凄いね。ここから脱出しても仁科に詰められるからどっちもどっちなんだけど、正隆の不手際で放置された幅広のピンセット(毛抜き?)を拾い、それで棚のブラケットと繋がれていた犬のリードみたいな物を外し、後ろ手の手枷と足枷は付いたままだけど移動は可能にしたおかげで、正隆達が庭を掘り返している姿を目撃、棚に有ったカメラを窓枠に置き、後ろ手でシャッターを連写する頭脳プレーで正隆を強請る証拠をゲット、逃亡したらこのSDカードを仁科との取引に使う算段なのかな? (続く)
>> 155
【2021夏ドラマ】
【ここまでの短評】
「サレタガワのブルー」7話まで終了。
最初の方は堀と岩岡の、役者としての力量と役…
【2021夏ドラマ】
【ここまでの短評】
「サレタガワのブルー」全8話終了。
裸でクローゼットに隠れた二人を冷静に見付けた暢。
和正は誘って来た藍子が全部悪い、離婚する気なんて全然無いの一点張り。
藍子は私達は真実の愛で結ばれている、妊娠もしている、結婚するの。
ここで後から来た弁護士が妊娠検査薬を差し出し、渋々応じた藍子は嘘がバレて万事休す。
梢も暢も強くなっていて、慰謝料を科しての離婚成立。
和正は地方に左遷でボロボロになったけど、藍子は早速次のターゲットを見付けていて、暢も苦笑い。笑えるアイコパスだった。
演出=スミス
「八月は夜のバッティングセンターで。」8話まで終了。※確かwikiで最初全8話になっていたと思うのだが、考えてみれば野球の話なので、9話迄が正解だね。
今回はアイドルの新センター・ヒナが独りよがりでマネージャーと対立、「辞めてソロになっちゃおうかな」と言うヒナに、独りよがりで失敗した経験が有るらしい舞が本気の説教。反発するヒナを伊藤は妄想球場へ。そこには捕手兼監督の「古田だーッ!」が居た。チームが弱い(グループの人気が落ちた)のは私のせいじゃないと言わんばかりのヒナに向け「うーん、責任の範囲が狭いね」と、チームの責任を背負い続けて来た古田の放った一言は重味が有ったね。最終回はトラウマを抱える舞を再生させる話なのかな。
演出=原廣利
- << 181 【2021夏ドラマ】 「八月は夜のバッティングセンターで。」全9話終了。 何話目からだったろう、舞の過去のユニフォーム姿がインサートされたり、母親が「本当にもういいの?」的な事を言ったりした事が有ったので、彼女はクラブか何かで野球をやっていて、挫折した過去が有るのだろうなというのは想像していたし、前回のアイドルへの必死の言葉で、その挫折は舞の独りよがりに原因が有ったからなのだろうなという事も、想像は付いていたのだが、幹也が大学の友人だった伊藤に姪の舞の心の再生を頼んだから、このバッティングセンターに通っていたのだと迄は思っていなかったので、ちょっと驚いた。 いきなりあれこれ言っても反発するだけだから、色々悩みを抱えていそうな女性達を妄想球場に連れ出し、レジェンドに手を貸して貰って次々に心の手当てをし、再生して行く姿を見せる事で地ならしをした上で、最後は舞に真意を伝えてから妄想球場に連れ出し、心の手当てをしてマウンドに立たせて投げさせた。 勿論妄想なので本当には投げていないのだが、それがきっかけとなり、自分が死球を当てて休部している美希に会いに行き、話をして抱き合い、わだかまりを洗い流す事が出来た。 意表を突く面白さが有るドラマだった。 ※古田さえ呼び捨てだったのに、何故里崎の時だけ“さん付け”だったのかは、明かさないままだったね。何の戦略だったのかな。 演出=原廣利
>> 157
(続き)
等々かなり強引さが目立った設定だったが、キントリメンバーが全員あの部屋に詰めて情報を収集・分析し、真壁を中心に電話で麻美の説得を…
【2021夏ドラマ】
【ここまでの短評】
「緊急取調室」7話まで終了。
霊能者がノコノコ警察迄来て「協力します」って、受付で押し問答してるのも変な話だけど、“ナベ山”が慌てて話を聞きに行ったら妹が出て来て「双子です」、もうこの時点で怪しさプンプン。
貴船馨(板谷由夏)と美容外科医の間には何も関係が無いと結論付けた時に、何故妹との関係も同時に調べなかったのか(本名の佐久間で調べてたら、渚の名前も引っ掛かってた筈)が疑問で、あれでシラケてしまった。
でも最後の“大國搭子獄死”のニュースで、そこまでの話なんて全部振っ飛んでしまった。想像もしていなかったので、そっちに振ったかあって…。
演出=樹下直美
「推しの王子様」8話まで終了。
前回から8ヵ月経過したら、あ~ら不思議、航はペガサス・インクには欠かせない有能なメンバーになっていて、「恋森」のキャンペーンに泉美の代わりにテレビ出演をそつなくこなす迄に出世、誰も気付かなかった新たな脚本の不備に航だけが気付き、自分の判断で脚本を書き直して声優とのトラブルを回避する等、どんだけ~の変わり様!
1年前位のあの“野生児演出”との整合性が無さ過ぎてシラケたわあ。
ペガサスの危機を救う王子に、スピード出世させる必要が有ったの?
ミッチーのプロポーズが虚しい…
脚本=伊達さん 演出=河野圭太
- << 182 【2021夏ドラマ】 「緊急取調室」8話まで終了。(8話は10分拡大) つまらなかった前回から一転、今回の事件は面白かった。 容疑者の上原(宮澤エマ)は傷害致死を主張するが、防犯カメラ等の証拠も目撃証言も無い。キントリの取り調べが始まると、メンバーが疑問をぶつける度にコロコロ証言を変えて行く被疑者。 職場の集団聞き取りでは、被害者はいい人だったという意見しか出ない。 この時点で何か変、もしかして上原が代表して殺したのでは?とは思ったのだが、そこからの意外な動機疑惑、「被害者はいい人」を率先して主張していた4人のパート女性への真壁と管理官の出張聴取、被害者からの脅しと侮辱に逆上した4人と上原が取り囲み、一人が突き飛ばして落ちそうになった被害者を上原が一度は引き戻したのに、そこから意思を持って突き飛ばした意外性。自分が一番失う物が無いからと全てを引き受けた容疑者を演じたエマさんの、やさぐれている訳でも挑発する訳でもなく淡々と供述を変えて行く演技に、却って説得力を感じて惹き付けられた。 縦軸の方は、菱さん春さんがそれぞれの得意分野の人脈から情報を貰う単独行動、からの菱さん捨て身の容疑者になるというまさかの展開。 この感じだと今のキントリは本当に解散する様だね。 最終回をどうまとめるのか楽しみ。 演出=常廣丈太
- << 198 【2021夏ドラマ】 「推しの王子様」10話まで終了。 常に腹に一物有りそうな描き方をしていたので、水嶋はもっと劇画的に泉美を追い詰めるのかと想像していたら、利益を追い求める企業家としては当然の要求を出し続けて、中途半端な立場に居た泉美がそれに応え切れずに遂には逃げ出してしまうという、予想外のシビアな話に振ってきたのでちょっと驚いた。(←身も心もボロボロだった筈の泉美が、あっという間に引っ越したのにはもっと驚いたが) 泉美にとってはクリエーターは社員というよりは仲間なんだよね。社長ではなくて泉美さんって呼ばせてるしね。(因みに光井の事は皆光井さんって呼んでる) だから経営者としての厳しい判断よりは、仲間の企画を叶えてあげたいという心情の方が優先されてしまう。 それが落とし穴になるとはね。 最終回は何年後とかに飛びそうな予感はするけど、その時に泉美と組んでるのは航なのか?ぶっちゃけ恋愛の答えを出してしまったら、光井と杏奈とは同じ会社では働けない様な気はするのだが。 長かったけどやっと終わる。 今回を観た勝手な感想としては、深キョン当て書きの時からは、かなり脚本をビジネスモードにお直ししてるのでは?と思う。 演出=河野圭太
>> 159
(続き)
礼の性格だと芳樹と一緒に暮らしたらまた煮詰まりそうだから、この選択の方が雫にとってもベストなのかもしれない。
そして俊平は…
【2021夏ドラマ】
「#家族募集します」6話まで終了。
銀治が何で蒼介のやりたい様にやらせているのか少し疑問だったのだけど、蒼介がまだ写真に打ち込んでいた時の事を知っているからこそ、自分に弟子入り志願した蒼介の本音を測りかねて、でも聞き出せずで様子見していたのかな。
父親が居ない事を大地はどう思っているのか、本音を測りかねていためいくは、ナオトを恋人候補としてにじやの“家族”に紹介する事で、「パパは要らない、ママが居るから要らない。ここにはみんなが居るから」という大地の本音を引き出した。
銀治もナオトの“面接”にかこつけて蒼介に「お前の本気は何処にある?」と切り込んでいたし、黒崎もみんなの前だといつきに本音が話せて、いつきもきちんと顔を向けて話を聞く様になった。
拗らせている人にとっては、疑似家族を介す事がリハビリみたいな部分は有るんだろうね。
ただちょっと引っ掛かるのは、ナオトはいきなりめいくに振り回されても、最後迄文句の一つも言わないし、黒崎は呼ばれたからって仕事を切り上げて帰って来るなんて豹変し過ぎだし、芳樹は一つもごねずに礼の意思を尊重してスパッと別れるしで、みんなちょっと描き方が表面的で綺麗事過ぎない?
その辺りに物足りなさを感じる視聴者はいるかもね。
※前回はまた視聴率が5.4%まで落ちて、冷や冷やものだね
演出=坂上卓哉
- << 183 【2021夏ドラマ】 「#家族募集します」7話まで終了。 あんな登場をしたからもっと破天荒キャラなのかと当初は思っていた“めいく”が、今回も高級メロンをまた買ってくると言う黒崎に、「それはやめとこ」とピシャリと言ったり、皆で海へ行こうという話にも「ウチは無理」と、身の丈に合った生活スタイルを崩さず大地にも納得をさせているという、かなりのバランス感覚を持った人物だったという意外性。 時々突飛な行動もするけど、根っこは大地の事を一番に考えている普通の母親で、気付いたらこのドラマの中で一番好きなキャラになっていた。 そのめいくがやたら囃し立てたからか、礼が俊平を異性として意識し始めている感じが出だしているのが、展開としては気になる。このドラマにラブモード要らない派なので。 と思っていたらラストで銀治が倒れた。それも皆が出払い二人きりだった大地の目の前で。蒼介とカラオケに行った母親とは連絡が取れなかったのかな?大地は海で宿泊中の俊平に電話をして来た。どうしたらいいかなんて分からないもんね、不安な大地が可哀想。 銀治は以前、二階で家族と暮らしていたのね。離婚なのか妻と死別なのかはまだ分からないが、居なくなった家族。 銀じいちゃんと慕う大地のおかげで、やっと二階に上がれたのに…。 娘が来るみたいだし、どうなる#みんなんち? 演出=加藤亜季子(ノーサイドゲームで演出補表記あり)
>> 160
【2021夏ドラマ】
「TOKYO MER~走る緊急救命室」9話まで終了。
涼香に何味が好きか聞かれて、戸惑いながら超小声で「チ…
【2021夏ドラマ】
「TOKYO MER~走る緊急救命室」10話まで終了。
それは無いだろう。
何故そこを狙うのか。不条理を叩き込むには一番効果的だからって。
椿の仲間が国内に居てサポートしている様には描かれていないから、どうしたって公安が無能に見えてしまう。
誤情報でも拡散されるとそれを疑わずに、昨日迄のヒーローを手のひらを返す様に叩き潰すネット社会。
椿の罠で重体の患者や医学生らと共に、教室に閉じ込められた喜多見と音羽。
ネットに踊らされ喜多見をテロリストの仲間だと疑って、準備室に閉じ込める事迄した学生達が、患者に心マをしている音羽に「いい加減にしろ!」と一喝された後、「喜多見チーフならこの人を救える。くだらない噂に振り回されてないで、あの人が何をするのかその目で見て判断しろ!」と言われ、実際に喜多見の救命に必死な姿を目の当たりにして、医者として信用し協力する迄をきちんと描いた点は評価したい。
それだけに最後迄、途切れ途切れに自分の行為を悔いる言葉を兄に伝えながら、MERの必死の救命処置も空しく戻って来なかった涼香の悲劇は余計にショックだった。
心マを続ける喜多見の心の痛み、その腕を掴んで止めた音羽の胸中を思うと本当に切なかった。
表情でフラグは立っていたけど、最後位は白金を上げて、公安も少しは活躍させて終わってよね、頼むわ。
演出=平野俊一
- << 186 【2021夏ドラマ】 「TOKYO MER~走る緊急救命室」全11話終了。(最終回は15分拡大) 白金が赤塚の病状を知り、心筋組織移植の手助けをするのは想定内だったけど、白金が赤塚の入院の確認に来て、「最後に純粋に人の命を救いたかった」という赤塚の言葉を聞き、最初に立候補した時の自分の理想を思い出させられ、気持ちが揺れだした時に赤塚が急変、そこからの“怒涛の寝返り”は面白かった。 公安の月島も最後はビシッと決めて(あの喜多見への問い掛けは鋭かったね。そして喜多見の答えはMERだったのだろう)最悪の事態は防いだので、こっちも上げて終われて良かった。 ただねえ、今回は厚労省の役人を下げていたけどさあ、いくら上からの指示とは言え、今ERカーで手術すれば助けられると医師が言っているのに、それを阻止する様なそこ迄思考停止した役人なんて居る? こういう下げ方だけはホント受け入れられないわ、いくら娯楽でも。 後はいつにも増してジャストタイミングで助けが入る演出が多くて、「ちょっとそれ時間的に無理じゃね?」というのも有って苦笑もしたのだが、まあ、最後はこうなるのだろうと思っていた“それでも俺は医者として椿を助ける”ぶれない展開からの、MERの正式発足、式典途中での出動と、気持ち良く終わらせてくれたので満足だった。 コロナ禍での大変なロケ撮影をやり切ってくれた全員に感謝。 演出=松木彩
>> 161
【2021夏ドラマ】
「ナイト・ドクター」9話まで終了。
心美がドナーカードにサイン、兄の深澤にも家族の欄にサインを求め深澤が拒…
【2021夏ドラマ】
「ナイト・ドクター」10話まで終了。
本郷が朝倉に受け入れ拒否をさせた理由は、到着迄の時間から言って助かる見込みが無いからだった。
朝倉達が怪訝な顔をしていたから、働き出してから今迄は、本郷が断れと言った事は無かった、受け入れても助けられないと分かっている様な患者は一人も居なかったって事だよね。そうじゃないと急なキャラ変になってしまい、今迄の本郷との整合性が取れない。
キャラ変と言えば、嘉島迄急にナイトドクター達を気遣って、今夜の為に体を休める様にとか言い出して笑ってしまった。有り得ない位に散々下げまくって来たのにさ。
成瀬が裁判を抱えていた時も急にキャラ変したし、そういう一貫性を保てない所がこの脚本家の弱さなんだと思う。
で、ナイトドクター制のお陰で患者は2倍に増えたけど、救命救急全体としては赤字だから、人件費を削減する為にナイトドクターは解散と理事会で決まった。救命が中々黒字化しないのは病院界隈の常識なのに、赤字を理由にって何を今更と思ってしまった。
医者をかき集めておいてそれは無いだろう。でも息子の直訴で会長が翻意するとかはもっと無いからね。
最後位はシラケない様にビシッとまとめて欲しいわな。
演出=澤田鎌作
- << 187 【2021夏ドラマ】 「ナイト・ドクター」全11話終了。 前回、ナイトドクターの人件費も増え救命救急単体では赤字だから解散すると理事会で決定、という所迄を見せておいて、実は制度を廃止する訳ではなくて、文字通り今のナイトドクターチームは解散するという意味だったって、何じゃそりゃ。確かに廃止じゃなくて解散という単語は使ってたけど、存続意義の事は隠し赤字の事だけ強調して、その後の展開(会長の意志)を隠したよね。 で、全国の柏桜会系列病院にナイトドクター制度を根付かせる為に、4人をバラバラに異動させて、深澤と本郷はあさひ海浜に残るという結末だった。(←深澤は心美の事が有るからね) 桜庭なんて心タンポナーデの患者を自力で救っただけで異動して行ったけど、病の事も有るし大丈夫なのかね。(←かなりのご都合主義) 成瀬は脳外の研修はあっさり諦めたのか? 「夜間に働く人の為にもナイトドクターは必要」というテーマを、夜勤じゃないと成立しない職業の人々の事故現場に次々に出動し、懸命に処置する姿を通して描いた部分は良かったし、十分理解出来たのだが、それに重ねて朝倉のモノローグのナレーションで、その意義を強調する演出は説教臭くて却って白けた。 全く駄目なら観ないで済むけど、惹かれる部分も有りながら描き方が中途半端で苛々するというのが、一番厄介だよなあ。 演出=関野宗紀
>> 162
【2021夏ドラマ】
「うきわ-友達以上、不倫未満-」4話まで終了。
二葉夫妻の気持ちがすれ違って行った理由が、二葉は麻衣子に、…
【2021夏ドラマ】
「うきわ-友達以上、不倫未満-」5話まで終了。
麻衣子からどんどん遠ざかって行く“うきわ”。代わって登場したのは大きなタイヤ。それを運動部員の様に、腰に巻き付けたロープで引っ張り走る麻衣子。途中でロープが切れて、勢い良く走り出す麻衣子(この時の麦さんのフォームが凄く綺麗でびっくり)。こ、これってもしや、避難壁をぶち破る気なの?って思ったら、ベランダの柵に乗り、壁を回り込んで二葉の所に。驚きながら抱き止める二葉。
二葉さんは私の“うきわ”と話した後、「二葉さん、うち、二葉さんのこと…」←ああ、何て言ったの?今回もいい所で終わらせたなあ、ニクい。
「中山さんって、表情には出すのに言葉にするのは苦手だから」と、ズバリと指摘したアルバイトの佐々木くん(幼い頃から両親が共に不倫していたから、顔色を見るのが得意になっちゃったのかな)。で、麻衣子のそういう所が不満そうな拓也。(←結婚前から気付いていたみたいなのに何故結婚した?)
母親から「これからの女は仕事もするのよ」と言われて育った福田は、バリキャリにはなったが仕事だけと言われない様に、武器として“東大出のマッチョ”を恋人にしている。でもそれは飾り。拓也とは本当の恋愛が出来るから楽しい。分かる様な分からない様な変な理屈。でもそれで不倫される妻はたまったものではない。
(続く)
>> 172
(続き)
陶芸教室のグループLINEで、“田宮と恋人”と称した写真が回って来てショックを受ける聖。昔から仲の良い友達で会わせてもいいと、必死になって説明してくれる田宮。
動揺しながらも“お金の関係”に持って行こうとする聖を抱き締め、「ずっと待ってる」と田宮。「本気だから」「そんな事を言われたら終わりにするしかない」「えっ?」
激しく嫉妬をしながらも大人の女を装う聖。一方では深く夫を傷付けておきながら。
予告が本当なら、聖は夫と麻衣子が親しくしている事に気付く様なのだが、果たして田宮の時の様に聖の気持ちは激しく動揺するのだろうか?
そしていずれは拓也の耳にも入るのだろうが、プラトニックだなんて信じられないだろうね、肉食男としては。自分の事は棚に上げて、やたらとプライドが傷付く拓也の事はぜひ見てみたい(笑)
脚本=神田優 演出=風間太樹
- << 188 【2021夏ドラマ】 「うきわ-友達以上、不倫未満-」6話まで終了。 「うち、二葉さんのことが…」のタイミングで「ただいま」と帰宅した聖の声。部屋に入って説明するか?と慌てる二人。 前回、予告が本当なら…と書いたのだが、やっぱり聖に逆ギレするのは妄想で、また柵を乗り越えて自宅のベランダに戻ったのかと思いきや、何を伝って行ったのかは分からないが何と下の庭まで降りていた麻衣子!(←君は野生児か!?(笑))玄関に戻り鍵が無くて入れないオチには笑ってしまったが。 ケサダ(会社)の納涼祭に社宅で屋台を出すという事で、四角関係+愛宕が全員集合(笑)これは何かが起きそうと思っていたら、愛宕がやってくれた。 トイレで一緒になった福田に拓也との不倫をズバリ指摘、個室に麻衣子が居るとは知らないで喋る二人。 仕事では来る玉全部打ち返して来て疲れちゃってる福田が、「中山さんの奥さんには、こんな悩みなんか無いだろうな」と愚痴った瞬間、出て来た麻衣子は「悩みでしたら私にも有ります」頭を下げて謝る福田。 ビンタをする様に麻衣子を煽る、訳の分からん愛宕(笑) 一旦手は振りかざすが、そんな権利なんてない、夫にはバレた事は言わないでと言って去って行く麻衣子。 腰を抜かして崩れる福田。(←本来は内気な普通の子(昔の描写有り)で、ずっと無理して大きく見せていたんだなって何か伝わって来た) (続く)
>> 163
【2021夏ドラマ】
「彼女はキレイだった」8話まで終了。
廃刊の件が皆にバレるきっかけが、岸田(木村祐一)と宗介の会話を立ち聞…
【2021夏ドラマ】
「彼女はキレイだった」9話まで終了。
横断歩道であれだけ派手に倒れて只の過労だったって、心配して損したけどまあそれはいい。その後の、駆け付けた愛を帰さない“目がハートになる”事から始まり、暫く続いた宗介のラブラブモードは何なの?
初回から続いた冷徹無比な宗介は無理して装っていたスタイルだから、素の自分が素直に出ている今の状態は、本人的には矛盾が無くて自然体という事なのだろうけど、あまりの映像演出の落差に唖然としてしまった。
ハート宗介に時間を割く位なら、廃刊目前でメインインタビューの歌手にスキャンダルで更に大ピンチって展開なんだから、そこから各人が一番やりたかった企画を持ち寄ろうと宗介が決断して、皆が生き生きと取材する部分にこそもっと時間を掛けて欲しかったなと思う。
そして突然浮上して来た人気覆面作家の楠瀬凛と、会長の息子の副社長就任話。てっきり両方樋口なのかと思って観ていたら、会長の息子はノーマーク宮城だったのでびっくり。完全にスタッフのミスリードに引っ掛かってしまったわ(笑)
まあ何で樋口があんな豪邸(←リビングから想像して)に住めるのかの答えは、後出しだけどきっちり出してくれたので良しとしよう。
で、MOSTは恐らく…まっ、最後はあれこれ予想せずに純粋に楽しもう!
演出=木下高男
- << 190 【2021夏ドラマ】 「彼女はキレイだった」全10話終了。 樋口が押し切る事は予想していたけど、それでブーストが掛かってルナに勝ったとしても一時的な物だし、あのメンバーから樋口が抜けて宮城が抜けて愛が抜けて、宗介まで抜けて、二年後も廃刊にならずに存続してるって、どんな才能に溢れた編集者が加入したのかねと、嫌味の一つも言いたくなる程のご都合主義で苦笑。 まあそれはそれとして、身の振り方を迷う愛に夏川先生が言った背中を押す言葉、「自分自身が好きで楽しいと思える場所がゴールで自分の居場所」は説得力が有ったし、愛に触発されて絵本作家に復帰した夏川先生や、大学院で経営学を本気で学んで、いずれは自分の店を出したいと決めて勉強に励む梨沙を見て、やりたい事をしていると綺麗に見えると気付いた事を愛が話し、今よりもっと綺麗になった愛と結婚出来るのを楽しみに待ってると宗介が答える部分は、このドラマのタイトルには二重の意味が有った事が分かる仕掛けになっていて、そこはちょっと洒落てるなと素直に思った。 どうやら蘭子だけは樋口の素性を知っていてMOSTに受け入れた様なのだが、あの過去でどうして今の樋口が出来上がったのかは謎のままだったな。(←と言うか雑な扱いだったよね) 最高の当て馬樋口と、憎めない親友梨沙が居たから途中離脱しなかった、そんな感じかな。それ位宗介は…以下自粛 演出=紙谷楓
>> 164
【2021夏ドラマ】
「プロミスシンデレラ」8話まで終了。
松井玲奈さんに恨みは無いけど、菊乃のポジがずっと謎のままだから苛々が…
【2021夏ドラマ】
「プロミスシンデレラ」9話まで終了。
成吾の話だと明(菊乃)は高校のクラスメート(あの頃の彼女って言ってるから、トランスジェンダーでは無かったのか)で親しくは無かった。あの早梅が“靴を履いてくれなかった日”に、どこかで見ていて「早く追い掛けて」と言われたけど動かなかったら、明が追い掛けて行き歩道橋から落ちて大怪我をした。
3年前に菊乃として現れたが、整形をしていたので最初は気付かなかった。
何で成吾は菊乃と男女の仲になった?弱味を握られていないなら、ただの誘惑されてズルズルパターン?
菊乃が10年前の話をするので、早梅は「貴女は誰?」と聞くが、答えは「私の事なんか覚えてないでしょうけど」
整形してるから早梅は思い出せないのか、それとも追い掛けた時に早梅が止まってくれなくて、自分は事故に遭った事への逆恨み?
どっちにしたって、自分が成吾と一緒になる事を諦めた最大の理由を明かしてくれないと、辻褄が合わないわな。
で、カタを付けに行った筈が、菊乃にスタンガンで倒されちゃった壱成。
予告で成吾が土下座をしていたから、あの後、誰か(正弘?)に運ばせて監禁してるのか?
早梅は成吾にはっきりと壱成を選ぶと意思表示しているので、後は“ヘビ女”の過去と行動の整合性をきっちりと描けるのかどうかだな。描けてもマイナス評価に変わりは無いけどさ。
演出=都築淳一
- << 191 【2021夏ドラマ】 「プロミスシンデレラ」全10話終了。 前回の最後に『後は“ヘビ女”の過去と行動の整合性をきっちりと描けるのかどうかだな。』と書いたのだが、結局“この女は病気なのね”で済ませるしかない様な中途半端な描き方でがっかり。訳の分からない女の事を最終回迄引っ張ってあれだけ?みたいな。 親にも嫌われる位の醜い顔だったから、成吾を好きでも諦めて、その代わりに成吾が好きな早梅との仲が上手く行く様にと見守っていたのに、早梅が成吾を受け入れなかったから、そこからずっと早梅を逆恨みしていたって、それであそこ迄色々仕掛けるってやっぱり病気だろ。 成吾も別に菊乃に弱味を握られていた訳ではなくて、支えて貰ったとか言ってたけど、要は都合のいい女扱いだったんだよね。 壱成監禁の菊乃の自白ビデオ迄撮ったのに、警察には突き出さずに正弘に引き取らせたり、菊乃目当ての御贔屓さんがどんどんキャンセルして閑古鳥だったのに、菊乃が居なくてもどんどんお客さんが戻って来たり、まあいい加減な話だったよね。 一貫してぶれない早梅と、彼女に影響されていい男に育って行く壱成を、二階堂ふみと眞栄田郷敦が上手く演じていたので、この二人がどうなるかは楽しみで最後迄観たけど、菊乃は邪魔だし成吾は魅力が無いし、そっちがかなり足を引っ張ったよなあ。 演出=村上正典
>> 165
【2021夏ドラマ】
「ハコヅメ~たたかう!交番女子」7話まで終了。
ハコ長は出産したばかりの妻に面会に行くのに、「仕事で立ち会…
【2021夏ドラマ】
「ハコヅメ~たたかう!交番女子」8話まで終了。
山田や宮原の言う“藤は川合を囮にしようと思った”は表現がキツいけど、町山署ですれ違った新人の川合を見た瞬間、“この子の側に居れば守護天使が現れるかも”と藤が思い、教育したいと理由を付けて交番に異動して来たのは事実だった。
でも側で教育し行動を共にする内に、この子を危険な目に遭わせたくない、守りたい、守護天使なんか現れなければいいと気持ちが変化し、そういう理由でペアを組むのを望んだ事を後悔していたのね。
川合は色々な事が周囲から耳に入り、混乱し傷付いたりもしたけど、結局藤先輩への信頼は揺るがなかった。
それは源が揶揄した「聖子ちゃんは川合が趣味」という位に、とことん面倒を見て貰って来たという積み重ねと、それによって藤先輩の教えが既に体に染み付いている事を川合が実感してるから。
署を上げて張り込み中のレストランに、何も知らなかった非番の山田、源、川合が、それぞれお相手を連れて入って来て、山田と源はデートが台無し、川合の相手の学校の先輩の目的は保険の勧誘、それをカップルを装って座っているハコ長と藤が横目で眺めながら、あれやこれや寸評してるのが可笑しくて大爆笑。
かと思えば副署長が初めてカッコいい台詞を熱弁したりと、ホント作りが上手いわあ。次回で終わりなんて寂し過ぎるな。
演出=伊藤彰記
- << 192 【2021夏ドラマ】 「ハコヅメ~たたかう!交番女子」全9話終了。(最終回は10分拡大) “守護天使”の似顔絵配布から1週間後、免許更新をした村川署から連絡が有り、本名(木村)や勤務先(農園)が割れて捜査が始まった。 木村は借金が理由で家から逃げて、会えなくなった娘(警察官)の面影を求めて、特に雰囲気の似ている新人婦警を見守っていた男だった。 変質者とか狂暴な男じゃなかったからいいけど、それでも川合一人の時に木村と目が合ってしまった時は、川合と同じ位こっちもドキドキしてしまった。 そこからの川合の「すみまふぇん」「警察れふ」「こんにちふぁ」に木村も上ずって「よんちは」で、緊張感の中にも笑いに持って行く上手さね、このドラマの真骨頂だわ。 廃車にしていなかった軽トラの放置場所まで案内させる川合。ここもドキドキしたわあ。 娘はもう退官してるのに木村は知らなかったのかな。とにかく警察官の娘に迷惑を掛けたくない、その一心で自首もしなかったし、バレたら自殺する事しか頭に無かったのね。 橋の欄干に足を掛けた木村に「借金作って家族から逃げて、人轢いて逃げて、最後は死んで逃げるつもりか」と話し掛け、「逃がさないよ、絶対に」「あんたには生きて、罪を償って貰う」と近付いて行ったハコ長の静かな圧力と迫力に、木村も、観ている私も圧倒されてしまった。 (続く)
【2021秋ドラマ】
「古見さんは、コミュ症です。」(NHK・テレビマンユニオン)脚本=水橋文美江 出演=増田貴久、池田エライザ、吉川愛、ゆうたろう、筧美和子、大西礼芳、城田優、溝端淳平 他 語り:高橋克実
オダトモヒトの漫画原作。《よるドラ・30分枠》(全8話予定)
※コミュ症とは医療用語ではなく、コミュニケーションが苦手な人の事を指す、との表記あり。
舞台は高校、新一年生。なのに35歳のまっすー、32歳の溝端さん。他にも上の出演者を見れば分かるけど、あれあれという配役。
でも不思議な物で、まっすーが制服を着て演じると、気が利いて空気が読める只野仁人(ただの・ひとひと)新一年生にも見えるんだよね。まあ相手役のエライザが25歳なのにかなりフレッシュに見えるから、それに引っ張られてまっすーもそう見えるのかも?
エライザ演じる古見硝子(こみ・しょうこ)は極度のコミュ症、でも只野は彼女が微かに発声したのを聞いていたので、喋れないのではなくコミュニケーションが苦手なんだなと直ぐ理解、「何か書いて話します?」
すると古見は黒板に“どうして分かったんですか?”
そこから二人の板書での会話が始まる。
風変わりなキャラが多くてどうなるのか興味はあるけど、毎回レビューを書くのは難しそうなので、観るだけにしようかなと思っている。
演出=瑠東東一郎
- << 201 【2021秋ドラマ】 「古見さんは、コミュ症です。」3話まで終了。 2話の片居役の溝端さんの演技を観た時に、あっ、これはある程度キャリアが有って、しっかり表現出来る役者さんが演じるべき役だと思ったし、風変わりな連中の中心に立ち、個は出さずに受けに徹し、バランサーとして機能する只野を演じるには、やはりそれなりのキャリアの有る役者じゃないと無理なので、溝端&まっすーの起用で正解だったんだなと感じた次第。 コミュニケーション手段としてガラケーを手に入れた古見さん。初心者あるあるで間違って登録1号の只野に電話を掛けてしまい、慌てて切ったら掛け直されて、思わず出た言葉が「お掛けになった電話番号は現在使われておりません」で、その発想に爆笑。只野って事も有るのかもだが、相対じゃないと喋れるんだとびっくりしたし、只野も喜んでた。 何で周囲に引かれるのか分からない万場木に、メイクのせいと言ってあげる只野。古見さんも『素顔を見てみたいです』とノートに書いて見せたので、速攻でトイレで素っぴんになって来る万場木が可愛かった。 誤解の解けた長名も古見さんの友達になり、只野と古見さんを中心に友達の輪が広がろうとしていた矢先、親の転勤で片居の転校が決まる。(←溝端さんなら独り暮らし出来るのにと思ってしまったけど、高1設定だった(笑)) 折角只野という理解者と巡り会えたのにね、残念。 演出=岡下慶仁
【2021秋ドラマ】
「トーキョー製麺所」(製作委員会・MBS)脚本=宮本武史 他 出演=吉野北人、栁俊太郎、奥野壮、秋田汐梨、江上敬子 他
オリジナル作品。《ドラマイズム・30分枠》(全話数不明)
丸亀製麺が全面協力して麺や店舗の提供、役者への作業の指導等をして作られた、うどんチェーン店のお仕事ドラマ。
産休に入った店長の後任が来ないまま店員が一人突然辞めて、バイトやパートだけで回している店は大ピンチ。
そこにやって来た新任の店長・元ホテルマンの赤松(吉野)は、蝶ネクタイという姿だけでなく、動きも喋りも接客態度も超丁寧。
持ち場を離れて迄する客への過剰サービスに、“早い”が生命線の商売なのにとバイトリーダーの青井(栁)は激怒、店内で苛立ちをぶつけてしまいハッとするが、常連客は青井を支持。「特別じゃなくて日常でいいんだって」と。
それでもやり方は変えない、新メニューを作ると言い出す赤松。
元同僚が、変わったのは制服だけで中身は変わってないと評していたから、まあホテルから飛ばされたんだろうね。
それでも強引に作った限定品が、意外に売れたり美味しかったりしていたから、実績は作るのかな。
面白そうなので次も観てみる。
※この御時世だからマスク無しでの調理と会話は、どうしても気になってしまうね。
演出=近藤啓介
>> 166
【2021夏ドラマ】
「ただ離婚していないだけ」8話まで終了。
「殺るしかないわよね」
そんな雪映にビビりながらも「俺が殺る」…
【2021夏ドラマ】
「ただ離婚していないだけ」9話まで終了。
菜穂があの部屋に入る迄に、雪映があそこまで体裁を整える時間が有ったとは思えないし、階下の臭いに気付いていた嗅覚が有るのに、佐野を長期間、あの様な形で監禁する事から発する臭いには全く気付かないというのは、かなりのご都合主義だなと思えた。
突っ込みはその程度にしておいて、前回、何処かの山中に穴を掘っていたのは、臭い出した萌の遺体を移し替える為で、その描写の過程で、前回疑問に思った佐野のオムツ問題の答え合わせを見せて貰った。成る程、臭いをカムフラージュする為と、掘り返した跡を隠す為に、生ゴミも含めて積み上げていたのね。
でもあれも含めて異臭は近所には隠せないよね。
佐野はあんなに痩せこけてもサバイバル精神を失っていないのは凄いね。ここから脱出しても仁科に詰められるからどっちもどっちなんだけど、正隆の不手際で放置された幅広のピンセット(毛抜き?)を拾い、それで棚のブラケットと繋がれていた犬のリードみたいな物を外し、後ろ手の手枷と足枷は付いたままだけど移動は可能にしたおかげで、正隆達が庭を掘り返している姿を目撃、棚に有ったカメラを窓枠に置き、後ろ手でシャッターを連写する頭脳プレーで正隆を強請る証拠をゲット、逃亡したらこのSDカードを仁科との取引に使う算段なのかな?
(続く)
>> 179
(続き)
でも正隆にはもうお金は無いし、柿野製薬ももう身売りしちゃったのにね。あっそうか、自宅が有ったか。
萌の弟の創甫が行動を共にしている刑事の池崎(甲本雅裕)がまた癖の強そうな人物で、何で単独行動が可能なのかは分からないけど、それをするって事は“はみ出し刑事”って事で、何か不気味なんだよなあ。
仁科の手下もとうとう柿野の自宅を突き止めた様だし、その前に池崎が創甫を伴ってピンポーンをしたし、どんどん追い詰められて行くね。
創甫は雪映を姉の友達と認識している訳だけど、顔を合わせた時に雪映はどう誤魔化すのかね。あの時点では不倫の事は知らなくて、産婦人科に来なくなったから純粋に心配していたのとか言うのかな。(←そうだとして池崎迄誤魔化せるものなのかね)
佐野の動きも気になるし、次も早く観たい。
脚本=清水匡 演出=松本拓
- << 194 【2021夏ドラマ】 「ただ離婚していないだけ」10話まで終了。 雪映は凄いよ。いきなり創甫が来たのに、萌を殺した部分だけは伏せて、後は全部真実を話した。これは相手を信じさせる一番有効な方法。だけど最後に少し調子に乗って?夫の子だったかは分からないなんて言ったから、創甫を怒らせちゃったね。あの子は短絡的だから何をするか分からないよ。 正隆は雪映から見れば失態ばかり。 それで仕方なく尻拭いをしてるのに(←まあ良く言えばだが)、“雪映は変わった”とかどの口が言ってるのか。 しかし佐野の生命力は凄いわ。彼を制御する為に雪映は最初は熱湯ぶっかけ、次に扇風機で殴打、その次が電子レンジぶん投げ、そして包丁で足を刺す、そこ迄やっても正隆のドジのせいも有って結局逃げられた。しかも正隆達は知らないが、ヤバい証拠の写ったSDカードを紙オムツの中に隠して。(←明け方だとしても、あの明るさの時に人が全く居ない住宅街って謎だけどさ(笑)) ランニングシャツと紙オムツで裸足の男が、奇声を上げて走っていても誰も110番しないのかな。 あと仁科の車は佐野とすれ違ったのに気付かなかったのかね。 池崎に疑われ仁科が本格参戦、創甫も何をするか分からないし、証拠持ちの佐野には逃げられるし、更なる地獄しか待ち受けていない様な…。 演出=松本拓
>> 167
【2021夏ドラマ】
【ここまでの短評】
「サレタガワのブルー」全8話終了。
裸でクローゼットに隠れた二人を冷静に見付けた…
【2021夏ドラマ】
「八月は夜のバッティングセンターで。」全9話終了。
何話目からだったろう、舞の過去のユニフォーム姿がインサートされたり、母親が「本当にもういいの?」的な事を言ったりした事が有ったので、彼女はクラブか何かで野球をやっていて、挫折した過去が有るのだろうなというのは想像していたし、前回のアイドルへの必死の言葉で、その挫折は舞の独りよがりに原因が有ったからなのだろうなという事も、想像は付いていたのだが、幹也が大学の友人だった伊藤に姪の舞の心の再生を頼んだから、このバッティングセンターに通っていたのだと迄は思っていなかったので、ちょっと驚いた。
いきなりあれこれ言っても反発するだけだから、色々悩みを抱えていそうな女性達を妄想球場に連れ出し、レジェンドに手を貸して貰って次々に心の手当てをし、再生して行く姿を見せる事で地ならしをした上で、最後は舞に真意を伝えてから妄想球場に連れ出し、心の手当てをしてマウンドに立たせて投げさせた。
勿論妄想なので本当には投げていないのだが、それがきっかけとなり、自分が死球を当てて休部している美希に会いに行き、話をして抱き合い、わだかまりを洗い流す事が出来た。
意表を突く面白さが有るドラマだった。
※古田さえ呼び捨てだったのに、何故里崎の時だけ“さん付け”だったのかは、明かさないままだったね。何の戦略だったのかな。
演出=原廣利
>> 168
【2021夏ドラマ】
【ここまでの短評】
「緊急取調室」7話まで終了。
霊能者がノコノコ警察迄来て「協力します」って、受付…
【2021夏ドラマ】
「緊急取調室」8話まで終了。(8話は10分拡大)
つまらなかった前回から一転、今回の事件は面白かった。
容疑者の上原(宮澤エマ)は傷害致死を主張するが、防犯カメラ等の証拠も目撃証言も無い。キントリの取り調べが始まると、メンバーが疑問をぶつける度にコロコロ証言を変えて行く被疑者。
職場の集団聞き取りでは、被害者はいい人だったという意見しか出ない。
この時点で何か変、もしかして上原が代表して殺したのでは?とは思ったのだが、そこからの意外な動機疑惑、「被害者はいい人」を率先して主張していた4人のパート女性への真壁と管理官の出張聴取、被害者からの脅しと侮辱に逆上した4人と上原が取り囲み、一人が突き飛ばして落ちそうになった被害者を上原が一度は引き戻したのに、そこから意思を持って突き飛ばした意外性。自分が一番失う物が無いからと全てを引き受けた容疑者を演じたエマさんの、やさぐれている訳でも挑発する訳でもなく淡々と供述を変えて行く演技に、却って説得力を感じて惹き付けられた。
縦軸の方は、菱さん春さんがそれぞれの得意分野の人脈から情報を貰う単独行動、からの菱さん捨て身の容疑者になるというまさかの展開。
この感じだと今のキントリは本当に解散する様だね。
最終回をどうまとめるのか楽しみ。
演出=常廣丈太
- << 197 【2021夏ドラマ】 「緊急取調室」全9話終了。(最終回は10分拡大) 突然現れた大國の弁護士・羽屋田(大塚寧々)の、宮越への個人的な恨みとか知らんがな。羽屋田なんて登場させずにキントリVS.宮越だけで見せて欲しかった。 上層部が隠蔽すると決めた以上、辞める覚悟で証拠を外部に開示するとかしない限り、簡単には隠蔽を暴けない。今回は物的証拠は破壊されてしまったし、証人の大國は病死してしまったから、確実な証拠を出して宮越や上層部を追い詰める事は出来なかった。 だから東が息子の奨太に預けた裏仕事用の携帯電話を返却しながら、責めるのではなく良心を試す様な奨太の言葉と、真壁の「もちろんバックアップは取ってあります」の念押しで、宮越を大臣辞任に追い込んだのが精一杯のキントリの正義だったという結末は、ある意味リアルで納得出来た。 前回のレビューで書いた“菱さん捨て身の容疑者になる”という読みは全然外れていて、仕掛けたのは宮越の方だったという設定には“そこ迄やるか?”という疑問は残るけど、打つ手が無いから取り敢えず乗ってみたという意味では、菱さんの捨て身も強ち的外れでは無かったという事で。 大國塔子が強烈だっただけに、この展開は尻すぼみの印象が強くなってしまい、全体の構成で考えると失敗だったのかなと思う。 あと山上の中途半端な絡ませ方もマイナスだったね。 演出=常廣丈太
>> 169
【2021夏ドラマ】
「#家族募集します」6話まで終了。
銀治が何で蒼介のやりたい様にやらせているのか少し疑問だったのだけど、蒼…
【2021夏ドラマ】
「#家族募集します」7話まで終了。
あんな登場をしたからもっと破天荒キャラなのかと当初は思っていた“めいく”が、今回も高級メロンをまた買ってくると言う黒崎に、「それはやめとこ」とピシャリと言ったり、皆で海へ行こうという話にも「ウチは無理」と、身の丈に合った生活スタイルを崩さず大地にも納得をさせているという、かなりのバランス感覚を持った人物だったという意外性。
時々突飛な行動もするけど、根っこは大地の事を一番に考えている普通の母親で、気付いたらこのドラマの中で一番好きなキャラになっていた。
そのめいくがやたら囃し立てたからか、礼が俊平を異性として意識し始めている感じが出だしているのが、展開としては気になる。このドラマにラブモード要らない派なので。
と思っていたらラストで銀治が倒れた。それも皆が出払い二人きりだった大地の目の前で。蒼介とカラオケに行った母親とは連絡が取れなかったのかな?大地は海で宿泊中の俊平に電話をして来た。どうしたらいいかなんて分からないもんね、不安な大地が可哀想。
銀治は以前、二階で家族と暮らしていたのね。離婚なのか妻と死別なのかはまだ分からないが、居なくなった家族。
銀じいちゃんと慕う大地のおかげで、やっと二階に上がれたのに…。
娘が来るみたいだし、どうなる#みんなんち?
演出=加藤亜季子(ノーサイドゲームで演出補表記あり)
- << 200 【2021夏ドラマ】 「#家族募集します」8話まで終了。 取り敢えず銀じいは心筋梗塞のカテーテル手術が成功して、皆と話せる迄に回復したからホッとした。自分がキャッチボールなんかに誘ったからだと心を痛めていた大地に、そうじゃない「大地は命の恩人だ」と言って顔に手を当ててあげるシーンはグッと来た。 こんな風に相手を思いやれる人なのに、何で実の息子との関係は拗らせてしまったのだろう。 銀治が保管していた、蒼介が「にじや」で撮った家族写真をSNSにUPして家族捜しをしたら、息子の嫁が訪ねて来た。 その話だと、そこ迄拗らせる事かなという感じはするのだが。 嫁は出来ればまた一緒に暮らしたいみたいだし、蒼介は相手には二階には「俺の家族が暮らしてます」と言い、仲間には嫁が訪ねて来た事は隠した。でもあの涙と態度では直ぐにバレそうだけどね。 何か嫁がさあ、権利を主張する様な感じの人ではなくて、ただただ親子の関係を修復してあげたいみたいな、優しそうな人だから余計に蒼介は考えちゃうんだろうな。 銀じいの居る「にじや」の二階だから“みんなの家”は上手く成立しているとも言える訳で、別の物件でシェアハウスというのは違う様な気もするし。 どういうまとめ方をするのかなあ。 ※黒崎の別れた妻役が平原綾香にはびっくり!海外ツアーって説得力有り過ぎ(笑) 演出=福田亮介
【2021秋ドラマ】
取り敢えず初回は既に視聴した(●印)又は視聴予定のドラマ(月曜から曜日順)タイトル/主演
「ラジエーションハウスⅡ」窪田正孝
「アバランチ」綾野剛
●「古見さんはコミュ症です」増田貴久
「じゃない方の彼女」濱田岳
★「サムライカアサン」城島茂
「婚姻届に判を捺しただけですが」清野菜名
「ムショぼけ」北村有起哉
●★「トーキョー製麺所」吉野北人
「恋です!~ヤンキー君と白杖ガール~」杉咲花
★「東京放置食堂」片桐はいり
「ドクターX(7)」米倉涼子
「SUPER RICH」江口のりこ
「どうせもう逃げられない」白洲迅
「らせんの迷宮~DNA科学捜査~」田中圭
「最愛」吉高由里子
「和田家の男たち」相葉雅紀
「群青領域」シム・ウンギョン
★「スナックキズツキ」原田知世
「正義の天秤」亀梨和也
「二月の勝者-絶対合格の教室-」柳楽優弥
「言霊荘」西野七瀬
「顔だけ先生」神尾楓珠
★「それでも愛を誓いますか?」松本まりか
「日本沈没~希望のひと~」小栗旬
②「真犯人フラグ」西島秀俊
★印は24時以降に放送開始の深夜ドラマ
②は2クールの秋冬ドラマ(シーズン枠外)
(関東の番組表より)
- << 207 【2021秋ドラマ】 これから22時台迄に放送が始まる視聴予定ドラマの放送開始日(スタート順) 開始日→時間→局→タイトル 9/25 21:00 NHK 正義の天秤 10/4 21:00 フジテレビ ラジエーションハウスⅡ 10/6 22:00 日テレ 恋です!~ヤンキー君と白杖ガール~ 10/10 21:00 TBS 日本沈没-希望のひと- 10/10 22:30 日テレ 真犯人フラグ 10/14 21:00 テレ朝 Doctor-X ⑦ 10/14 22:00 フジテレビ SUPER RICH 10/15 20:00 テレ東 らせんの迷宮~DNA科学捜査~ 10/15 22:00 NHK 群青領域 10/15 22:00 TBS 最愛 10/16 22:00 日テレ 二月の勝者-絶対合格の教室- 10/18 22:00 フジテレビ アバランチ 10/19 22:00 TBS 婚姻届に判を捺しただけですが ※関東の番組表より
>> 184
(続き)
※1 TX「ただ離婚していないだけ」放送中のドラマホリックは廃枠予定(wiki情報)
※2 TXドラマ「家、ついて行ってイイですか?」放送中のサタドラは廃枠予定(wiki情報)
※3 EXオシドラサタデーは23:30からの30分枠に戻り、23:00からの土曜ナイトドラマ枠が復活
※4 「ムショぼけ」と「どうせもう逃げられない」はテレビ神奈川で視聴予定
※5 「古見さんは…」の後番組は木村多江主演の「阿佐ヶ谷姉妹ののほほんふたり暮らし」、「東京放置食堂」の後番組は鈴木ゆうか、小宮璃央ダブル主演の「JKからやり直すシルバープラン」で、2作品共初回は視聴予定
※6 (月)(金)(土)は視聴予定のドラマ枠が混み合っている為、早目に視聴離脱したり、レビューは書かずに視聴だけにするドラマが有ったりするかも
>> 170
【2021夏ドラマ】
「TOKYO MER~走る緊急救命室」10話まで終了。
それは無いだろう。
何故そこを狙うのか。不条理を…
【2021夏ドラマ】
「TOKYO MER~走る緊急救命室」全11話終了。(最終回は15分拡大)
白金が赤塚の病状を知り、心筋組織移植の手助けをするのは想定内だったけど、白金が赤塚の入院の確認に来て、「最後に純粋に人の命を救いたかった」という赤塚の言葉を聞き、最初に立候補した時の自分の理想を思い出させられ、気持ちが揺れだした時に赤塚が急変、そこからの“怒涛の寝返り”は面白かった。
公安の月島も最後はビシッと決めて(あの喜多見への問い掛けは鋭かったね。そして喜多見の答えはMERだったのだろう)最悪の事態は防いだので、こっちも上げて終われて良かった。
ただねえ、今回は厚労省の役人を下げていたけどさあ、いくら上からの指示とは言え、今ERカーで手術すれば助けられると医師が言っているのに、それを阻止する様なそこ迄思考停止した役人なんて居る?
こういう下げ方だけはホント受け入れられないわ、いくら娯楽でも。
後はいつにも増してジャストタイミングで助けが入る演出が多くて、「ちょっとそれ時間的に無理じゃね?」というのも有って苦笑もしたのだが、まあ、最後はこうなるのだろうと思っていた“それでも俺は医者として椿を助ける”ぶれない展開からの、MERの正式発足、式典途中での出動と、気持ち良く終わらせてくれたので満足だった。
コロナ禍での大変なロケ撮影をやり切ってくれた全員に感謝。
演出=松木彩
>> 171
【2021夏ドラマ】
「ナイト・ドクター」10話まで終了。
本郷が朝倉に受け入れ拒否をさせた理由は、到着迄の時間から言って助かる…
【2021夏ドラマ】
「ナイト・ドクター」全11話終了。
前回、ナイトドクターの人件費も増え救命救急単体では赤字だから解散すると理事会で決定、という所迄を見せておいて、実は制度を廃止する訳ではなくて、文字通り今のナイトドクターチームは解散するという意味だったって、何じゃそりゃ。確かに廃止じゃなくて解散という単語は使ってたけど、存続意義の事は隠し赤字の事だけ強調して、その後の展開(会長の意志)を隠したよね。
で、全国の柏桜会系列病院にナイトドクター制度を根付かせる為に、4人をバラバラに異動させて、深澤と本郷はあさひ海浜に残るという結末だった。(←深澤は心美の事が有るからね)
桜庭なんて心タンポナーデの患者を自力で救っただけで異動して行ったけど、病の事も有るし大丈夫なのかね。(←かなりのご都合主義)
成瀬は脳外の研修はあっさり諦めたのか?
「夜間に働く人の為にもナイトドクターは必要」というテーマを、夜勤じゃないと成立しない職業の人々の事故現場に次々に出動し、懸命に処置する姿を通して描いた部分は良かったし、十分理解出来たのだが、それに重ねて朝倉のモノローグのナレーションで、その意義を強調する演出は説教臭くて却って白けた。
全く駄目なら観ないで済むけど、惹かれる部分も有りながら描き方が中途半端で苛々するというのが、一番厄介だよなあ。
演出=関野宗紀
>> 173
(続き)
陶芸教室のグループLINEで、“田宮と恋人”と称した写真が回って来てショックを受ける聖。昔から仲の良い友達で会わせてもいいと、必…
【2021夏ドラマ】
「うきわ-友達以上、不倫未満-」6話まで終了。
「うち、二葉さんのことが…」のタイミングで「ただいま」と帰宅した聖の声。部屋に入って説明するか?と慌てる二人。
前回、予告が本当なら…と書いたのだが、やっぱり聖に逆ギレするのは妄想で、また柵を乗り越えて自宅のベランダに戻ったのかと思いきや、何を伝って行ったのかは分からないが何と下の庭まで降りていた麻衣子!(←君は野生児か!?(笑))玄関に戻り鍵が無くて入れないオチには笑ってしまったが。
ケサダ(会社)の納涼祭に社宅で屋台を出すという事で、四角関係+愛宕が全員集合(笑)これは何かが起きそうと思っていたら、愛宕がやってくれた。
トイレで一緒になった福田に拓也との不倫をズバリ指摘、個室に麻衣子が居るとは知らないで喋る二人。
仕事では来る玉全部打ち返して来て疲れちゃってる福田が、「中山さんの奥さんには、こんな悩みなんか無いだろうな」と愚痴った瞬間、出て来た麻衣子は「悩みでしたら私にも有ります」頭を下げて謝る福田。
ビンタをする様に麻衣子を煽る、訳の分からん愛宕(笑)
一旦手は振りかざすが、そんな権利なんてない、夫にはバレた事は言わないでと言って去って行く麻衣子。
腰を抜かして崩れる福田。(←本来は内気な普通の子(昔の描写有り)で、ずっと無理して大きく見せていたんだなって何か伝わって来た)
(続く)
>> 188
(続き)
ベランダで隣から聞こえて来る夫婦の会話を聞きながら、レジャーシートを拭いている麻衣子。出て来た拓也が話し掛けても妄想中で聞く耳持たず(笑)
「麻衣子、聞いてる?」
おかずが増えた二葉家の食卓。
「陶芸教室には?」「休会した」
「あんなにハマってたのに?」「もう十分かな」
妻の不倫が終わった?
その瞬間、今度は二葉が溺れる。
ノックが4回、飛んで来る浮き輪。
ノックを返し浮き輪を着ける二葉。
小舟に立ち浮き輪のロープを引く麻衣子。
抑制はしていたけど、やっぱり二葉にとっても麻衣子は“うきわ”だったのね。いつの間にかそれで、心の均衡を保っていたのね。それが突然の聖の“帰還宣言”でバランスが崩れ、海に落ちてしまった。
心は麻衣子を求めていた。
そこへ拓也からの電話。
「妻が帰って来ないんです」
納涼祭の帰り道に「いつまでも逃げてちゃダメだよね」と聖が呟き、麻衣子が「終わったんですか?浮気」と心の声で聞き返すシーンが有り、おかずが増えた事も知ってしまった麻衣子。
自分の浮き輪のロープは断ち切られたと思ってるのかな。
二葉の気持ちが動いてる事はまだ知らない。
演出=太田良
- << 202 【2021夏ドラマ】 「うきわ-友達以上、不倫未満-」7話まで終了。 河原に座っている麻衣子を先に見付けたのは二葉だった。この前、うきわだったと言ってくれて嬉しかった、僕にとっても中山さんがうきわでしたと言う二葉に「うちがうきわ?」「嬉しいです、私も」と返す麻衣子。そこに拓也も来て「麻衣子ーッ!」と呼ばれた時の麻衣子の顔(笑) いかにも『何で来たんだよ、邪魔なんだよ』って顔をしてた。 「じゃ、僕はこれで」と去って行く二葉をずっと目で追い掛ける麻衣子。拓也は二葉を見ていて気付かなかった様だが、あの目を見たら一発で分かっちゃっただろうなあ。 心機一転と思っていた聖だが、木下が産休から早期復帰した理由が、働く母親のロールモデルとして管理職に起用される事になったからと知り、再び古傷が抉られてしまう。 田宮が待ち伏せをしてバックハグするシーンが有り、直ぐに帰宅しなかったので後戻りしちゃった?とも思ったのだが、帰宅した聖に二葉は何が有ったか話して欲しいと言い、聖も木下の事を正直に話したので、この二人の関係は少し変化したのかな。 麻衣子は二葉家の隣に居たいからという理由で、離婚はしないと決めたのだが、その二葉に福岡転勤の辞令が出る。 ああ、こういう別れ方なのか、なるほど。聖は「考えさせて」と答えていたけど、付いて行った方が本当の心機一転にはなるよね。 ※次回が最終回 演出=風間太樹
>> 174
【2021夏ドラマ】
「彼女はキレイだった」9話まで終了。
横断歩道であれだけ派手に倒れて只の過労だったって、心配して損したけど…
【2021夏ドラマ】
「彼女はキレイだった」全10話終了。
樋口が押し切る事は予想していたけど、それでブーストが掛かってルナに勝ったとしても一時的な物だし、あのメンバーから樋口が抜けて宮城が抜けて愛が抜けて、宗介まで抜けて、二年後も廃刊にならずに存続してるって、どんな才能に溢れた編集者が加入したのかねと、嫌味の一つも言いたくなる程のご都合主義で苦笑。
まあそれはそれとして、身の振り方を迷う愛に夏川先生が言った背中を押す言葉、「自分自身が好きで楽しいと思える場所がゴールで自分の居場所」は説得力が有ったし、愛に触発されて絵本作家に復帰した夏川先生や、大学院で経営学を本気で学んで、いずれは自分の店を出したいと決めて勉強に励む梨沙を見て、やりたい事をしていると綺麗に見えると気付いた事を愛が話し、今よりもっと綺麗になった愛と結婚出来るのを楽しみに待ってると宗介が答える部分は、このドラマのタイトルには二重の意味が有った事が分かる仕掛けになっていて、そこはちょっと洒落てるなと素直に思った。
どうやら蘭子だけは樋口の素性を知っていてMOSTに受け入れた様なのだが、あの過去でどうして今の樋口が出来上がったのかは謎のままだったな。(←と言うか雑な扱いだったよね)
最高の当て馬樋口と、憎めない親友梨沙が居たから途中離脱しなかった、そんな感じかな。それ位宗介は…以下自粛
演出=紙谷楓
>> 175
【2021夏ドラマ】
「プロミスシンデレラ」9話まで終了。
成吾の話だと明(菊乃)は高校のクラスメート(あの頃の彼女って言ってる…
【2021夏ドラマ】
「プロミスシンデレラ」全10話終了。
前回の最後に『後は“ヘビ女”の過去と行動の整合性をきっちりと描けるのかどうかだな。』と書いたのだが、結局“この女は病気なのね”で済ませるしかない様な中途半端な描き方でがっかり。訳の分からない女の事を最終回迄引っ張ってあれだけ?みたいな。
親にも嫌われる位の醜い顔だったから、成吾を好きでも諦めて、その代わりに成吾が好きな早梅との仲が上手く行く様にと見守っていたのに、早梅が成吾を受け入れなかったから、そこからずっと早梅を逆恨みしていたって、それであそこ迄色々仕掛けるってやっぱり病気だろ。
成吾も別に菊乃に弱味を握られていた訳ではなくて、支えて貰ったとか言ってたけど、要は都合のいい女扱いだったんだよね。
壱成監禁の菊乃の自白ビデオ迄撮ったのに、警察には突き出さずに正弘に引き取らせたり、菊乃目当ての御贔屓さんがどんどんキャンセルして閑古鳥だったのに、菊乃が居なくてもどんどんお客さんが戻って来たり、まあいい加減な話だったよね。
一貫してぶれない早梅と、彼女に影響されていい男に育って行く壱成を、二階堂ふみと眞栄田郷敦が上手く演じていたので、この二人がどうなるかは楽しみで最後迄観たけど、菊乃は邪魔だし成吾は魅力が無いし、そっちがかなり足を引っ張ったよなあ。
演出=村上正典
>> 176
【2021夏ドラマ】
「ハコヅメ~たたかう!交番女子」8話まで終了。
山田や宮原の言う“藤は川合を囮にしようと思った”は表現がキ…
【2021夏ドラマ】
「ハコヅメ~たたかう!交番女子」全9話終了。(最終回は10分拡大)
“守護天使”の似顔絵配布から1週間後、免許更新をした村川署から連絡が有り、本名(木村)や勤務先(農園)が割れて捜査が始まった。
木村は借金が理由で家から逃げて、会えなくなった娘(警察官)の面影を求めて、特に雰囲気の似ている新人婦警を見守っていた男だった。
変質者とか狂暴な男じゃなかったからいいけど、それでも川合一人の時に木村と目が合ってしまった時は、川合と同じ位こっちもドキドキしてしまった。
そこからの川合の「すみまふぇん」「警察れふ」「こんにちふぁ」に木村も上ずって「よんちは」で、緊張感の中にも笑いに持って行く上手さね、このドラマの真骨頂だわ。
廃車にしていなかった軽トラの放置場所まで案内させる川合。ここもドキドキしたわあ。
娘はもう退官してるのに木村は知らなかったのかな。とにかく警察官の娘に迷惑を掛けたくない、その一心で自首もしなかったし、バレたら自殺する事しか頭に無かったのね。
橋の欄干に足を掛けた木村に「借金作って家族から逃げて、人轢いて逃げて、最後は死んで逃げるつもりか」と話し掛け、「逃がさないよ、絶対に」「あんたには生きて、罪を償って貰う」と近付いて行ったハコ長の静かな圧力と迫力に、木村も、観ている私も圧倒されてしまった。
(続く)
>> 192
(続き)
ワッパ(手錠)を藤に譲る源も彼らしくて良かったね。
やっと開けた“ドレスコードのある”同期の女子会。味なんてどうせ分からないからと、空の瓶に別の酒を詰めた桜が呑みたいと言っていた松祭で乾杯。案の定美味しいと語り出す同期達と、してやったりの藤で一笑い。
退官を決めたと伝える桜。そりゃ怖いよね、あんな思いをしたらトラウマは消えないよ。
桜の意志を尊重して止めない先輩達にちょっぴり不満の川合の取った作戦は、桜のいる部屋の前で扉越しに「ちょっとー、ペア長の藤さんの愚痴、聞いて貰えます?」から始まる数々のディスり(笑)
川合が「あのマウンテンメスゴリラ!」と言った瞬間、立ち上がった桜は「それ私の大事なゴリラだし!」と扉を開けながら叫ぶが、一足早く源が川合を隠した後で、廊下には藤が立っていた。「私やっぱり警察官辞めない」「だって忙しい聖子ちゃんに、あんなアホな子の指導迄させられない。私が根性叩き直すし」で、川合の作戦大成功。
そして引っ掛かった桜は“誰からも好かれるいい人”だけど“お勉強は…”と評されてていた人そのものだった(笑)
最後は日常の巡回業務。既に懐かしい「どうせ来るならクソヤロウ」が、唱和で聞けて胸熱だった。
もうここで書くけど間違いなく今期No.1ドラマ。戸田さんの私生活との兼ね合いも有るけど、早目の続編期待しちゃうなあ。
演出=南雲聖一
>> 180
(続き)
でも正隆にはもうお金は無いし、柿野製薬ももう身売りしちゃったのにね。あっそうか、自宅が有ったか。
萌の弟の創甫が行動を共に…
【2021夏ドラマ】
「ただ離婚していないだけ」10話まで終了。
雪映は凄いよ。いきなり創甫が来たのに、萌を殺した部分だけは伏せて、後は全部真実を話した。これは相手を信じさせる一番有効な方法。だけど最後に少し調子に乗って?夫の子だったかは分からないなんて言ったから、創甫を怒らせちゃったね。あの子は短絡的だから何をするか分からないよ。
正隆は雪映から見れば失態ばかり。
それで仕方なく尻拭いをしてるのに(←まあ良く言えばだが)、“雪映は変わった”とかどの口が言ってるのか。
しかし佐野の生命力は凄いわ。彼を制御する為に雪映は最初は熱湯ぶっかけ、次に扇風機で殴打、その次が電子レンジぶん投げ、そして包丁で足を刺す、そこ迄やっても正隆のドジのせいも有って結局逃げられた。しかも正隆達は知らないが、ヤバい証拠の写ったSDカードを紙オムツの中に隠して。(←明け方だとしても、あの明るさの時に人が全く居ない住宅街って謎だけどさ(笑))
ランニングシャツと紙オムツで裸足の男が、奇声を上げて走っていても誰も110番しないのかな。
あと仁科の車は佐野とすれ違ったのに気付かなかったのかね。
池崎に疑われ仁科が本格参戦、創甫も何をするか分からないし、証拠持ちの佐野には逃げられるし、更なる地獄しか待ち受けていない様な…。
演出=松本拓
- << 203 【2021夏ドラマ】 「ただ離婚していないだけ」11話まで終了。 前回も思ったけど、このドラマに出て来る人達は仁科を除いて皆少しずつ抜けてると言うか詰めが甘いと言うか…、なのでその都度「甘い甘い、そうじゃないだろ」って思ってしまい、自分がどの立場で誰(って犯罪者なんだけど…)を応援しているのか分からなくなって来る、そういう沼にはまる様な不思議な魅力が有る。 佐野は紙オムツで奇声を上げて道路を走って仁科に捕まってしまうし(←前回仁科は柿野より佐野を選択していた)、旅行に出ていた柿野夫婦は、佐野が殺されたニュースを見て、「これで誰にもバレない」と喜んで帰宅しちゃうし(←刑事や創甫の事は?)、創甫は白昼堂々と正隆に切り付けちゃうし(←でもあれは失敗というよりは、刺せなかったのかな。殺ろうと思っていたなら後ろからズブッと行ってる筈だから)。 その分、プロの仁科の極悪非道な行為がかなりえげつなく映った。(杉本哲太は善人から極悪人迄、その演技力の振り幅が凄い) SDカードを手に入れた仁科に1億で買えと脅され、「殺そう」と呟く雪映とさめざめと泣く正隆の対比が印象的だった。 予告では正隆がスッキリとした顔をしていたので、やっと自首するのかなと感じたけど。 共同脚本、演出=安里麻里 ※次回が最終回で、私の選んだ夏ドラマはこれが最後の放送になる予定
【2021秋ドラマ】
「東京放置食堂」(TX・共テレ・製作委員会)脚本=和田清人 他 出演=片桐はいり、工藤綾乃、与座よしあき、松川尚瑠輝、梅垣義明 他
ゲームアプリ放置少女原案。《水ドラ25・30分枠》(全話数不明)
人を裁く事に疲れた元裁判官の真野日出子(片桐)が大島に来て、火山で知り合った小宮山渚(工藤)の経営する居酒屋「風待屋」で働き始め、本土からやって来た悩み人や疲れ人の話を聞き、店の奥に有る氷の貯蔵室だった部屋に連れて行き、説教をしたりヒントを授けたりして本土に帰って貰う、というのが基本設計なのかなと思う。
まあアイディアとしてはオーソドックスだよね。
初回は日出子を知っているIT企業CEOが、喝を入れて貰いたくてそれ目的で来ているので少し基本からは外れるし、レギュラー出演者の顔見せに時間を割く分、大島の自然や飯テロといった、こちらが期待しているシーンが少なかった事も有り、あまり惹かれなかったというのが正直な所かな。
ただ一点だけ、工藤綾乃の目力の強さと、それを強調したゲストの近藤公園との睨み合い演出には“おっ!?”っと思ったし、影の有る感じの役柄にも合っている様に感じたので、この子目当てでもう少し観てみようかなと思っている。
演出=アベラヒデノブ
- << 204 【2021秋ドラマ】 「東京放置食堂」2話まで終了。 今回は年齢を重ねて内面も変化しているのに、表向きはずっとブリブリのアイドルで変わらない事が是とされる事に疲れ、恐怖さえ覚えて仕事をすっぽかし逃げて来た小松原美織(桜井玲香)の話。 島の男どもには直ぐに顔バレするけど、日出子は誰だか知らない。だから最初に出会った時に美織がタバコを吸っていても、その場所(火山噴火時のシェルター)に居る事を不思議がり、どういう場所かを教えるだけ。アイドルだと知り店に連れ帰り料理を出すと、焼酎を欲しがる美織に「いいの?アイドルなのに」と逆に心配したり。 それでも男どもが店に来そうになると隠れる美織に、今回は渚が説教。 「アイドル言い訳にすんなよ!」 「あんた何様?」 「真面目に働いて納税してる、居酒屋の女将だよ?」 身長差のある桜井を上から見下ろし、睨み合う工藤が今回も良かった。 渚は火山に一人で居た日出子に「何してんの?」と声を掛けた。まあ自殺志願?とか思ったのかな。それに対して「お腹空いたあ」と答えた日出子を店に連れて行き、食べさせたのがくさや。臭いけど上手い! だから日出子は初めての客にはくさやを食べさせるのか。 ※桟橋で日出子と、美織の歌のダンスを踊る工藤綾乃の手足の長さよ! 演出=アベラヒデノブ
>> 139
【8/19(木)のドラマの短評】
「IPサイバー捜査班」第6話
IoTマンションの変形密室殺人、面白いかも!と思いながら観ていたのだ…
【2021夏ドラマ】
「IPサイバー捜査班」全9話終了。
2週に渡って描かれた「ディープフェイク事件」は面白がった。ただIT関連の用語はさっぱりな自分にとっては、ディープフェイクの事はネットニュース等で知ってはいたけど、深掘りされて色々な用語を使って会話をされると、全くついて行けなかった。でも雰囲気ドラマと捉えれば十分楽しめた。
西堂(大東駿介)が元締めの犯人だというのは想像していたし、永尾(波岡一喜)が自殺じゃないのも(薬を飲んだ後に一瞬えっ!?って顔をしてから苦しみ始めたから)分かっていたけど、桐子警視正が西堂に利用されていた事迄は読めなかった。
最後は皆が外に出て、古宮山救出の為に動くのも“お掃除係”らしくて良かった。
全体の出来としては波は有ったけど、メンバーのキャラがしっかり作られていて、嫌な奴は一人も居なかった事、多和田がスパイみたいな事をしていたのも、実は親が離婚したから姓は違うけど、実父の楡井審議官からの指示で、本当の目的は知らされないまま異動に伴う身辺調査をしていただけだと途中で明かされ、最後の方では古宮山や安洛に真実を告白し、ここに残りたいという意思表示も父親にして大団円だったのも良かった。
そして係長は最後迄“皆に気を遣う担当”のままだった(笑)←それも良き!
思わず出た安洛の「父さんが絶対に助ける!」は胸熱だったね。
演出=神徳幸治
>> 182
【2021夏ドラマ】
「緊急取調室」8話まで終了。(8話は10分拡大)
つまらなかった前回から一転、今回の事件は面白かった。
…
【2021夏ドラマ】
「緊急取調室」全9話終了。(最終回は10分拡大)
突然現れた大國の弁護士・羽屋田(大塚寧々)の、宮越への個人的な恨みとか知らんがな。羽屋田なんて登場させずにキントリVS.宮越だけで見せて欲しかった。
上層部が隠蔽すると決めた以上、辞める覚悟で証拠を外部に開示するとかしない限り、簡単には隠蔽を暴けない。今回は物的証拠は破壊されてしまったし、証人の大國は病死してしまったから、確実な証拠を出して宮越や上層部を追い詰める事は出来なかった。
だから東が息子の奨太に預けた裏仕事用の携帯電話を返却しながら、責めるのではなく良心を試す様な奨太の言葉と、真壁の「もちろんバックアップは取ってあります」の念押しで、宮越を大臣辞任に追い込んだのが精一杯のキントリの正義だったという結末は、ある意味リアルで納得出来た。
前回のレビューで書いた“菱さん捨て身の容疑者になる”という読みは全然外れていて、仕掛けたのは宮越の方だったという設定には“そこ迄やるか?”という疑問は残るけど、打つ手が無いから取り敢えず乗ってみたという意味では、菱さんの捨て身も強ち的外れでは無かったという事で。
大國塔子が強烈だっただけに、この展開は尻すぼみの印象が強くなってしまい、全体の構成で考えると失敗だったのかなと思う。
あと山上の中途半端な絡ませ方もマイナスだったね。
演出=常廣丈太
>> 168
【2021夏ドラマ】
【ここまでの短評】
「緊急取調室」7話まで終了。
霊能者がノコノコ警察迄来て「協力します」って、受付…
【2021夏ドラマ】
「推しの王子様」10話まで終了。
常に腹に一物有りそうな描き方をしていたので、水嶋はもっと劇画的に泉美を追い詰めるのかと想像していたら、利益を追い求める企業家としては当然の要求を出し続けて、中途半端な立場に居た泉美がそれに応え切れずに遂には逃げ出してしまうという、予想外のシビアな話に振ってきたのでちょっと驚いた。(←身も心もボロボロだった筈の泉美が、あっという間に引っ越したのにはもっと驚いたが)
泉美にとってはクリエーターは社員というよりは仲間なんだよね。社長ではなくて泉美さんって呼ばせてるしね。(因みに光井の事は皆光井さんって呼んでる)
だから経営者としての厳しい判断よりは、仲間の企画を叶えてあげたいという心情の方が優先されてしまう。
それが落とし穴になるとはね。
最終回は何年後とかに飛びそうな予感はするけど、その時に泉美と組んでるのは航なのか?ぶっちゃけ恋愛の答えを出してしまったら、光井と杏奈とは同じ会社では働けない様な気はするのだが。
長かったけどやっと終わる。
今回を観た勝手な感想としては、深キョン当て書きの時からは、かなり脚本をビジネスモードにお直ししてるのでは?と思う。
演出=河野圭太
- << 205 【2021夏ドラマ】 「推しの王子様」全11話終了。 トップダウン型のランタンの社員がコストダウンを追及するのは当然で、でも彼の失敗は乙女ゲームの何たるかを理解しないまま、これ迄のやり方をペガサス・インクに転用してしまった事。 その結果下請けに出した“恋森”の新規イベントのキャラが、ユーザーから見たら別物と言ってもいい位の変わり様で、“恋森”のSNSは大炎上。それを救ったのは“恋森”の危機を知った泉美が匿名で投稿した、改善案やペガサス・インクへの期待をまとめたブログだった。 光井は水嶋にランタンからの再独立を提案、孫に「恋森はおじいちゃんの会社になってからつまらなくなった」と言われていた水嶋は、ペガサス・インクの売却を許可するというウルトラC展開(笑)(←餅は餅屋に気付いたのか(笑)) 泉美と航がくっついたら、杏奈と光井はどうする問題は、杏奈は内定辞退でゼウスに就職、光井は仲間として泉美を支える関係に戻る事で決着した。 航の長くて理路整然とした告白シーンにはシラケて、やっぱり野生児からの成長早過ぎだろと思ったし、たったの1年で映画をプロデュースして賞まで獲った光井って、どんだけ~!? 最終回はちょっと脚本がイマイチだったな。何で阿相さんがまとめなかったのかな。 まあコンセプト修正とかドタバタしたし、大変は大変だっただろうけどね。 脚本=伊達さん 演出=木村真人
【2021秋ドラマ】
「どうせもう逃げられない」(MBS・製作委員会)脚本=鈴木裕那 他 出演=白洲迅、横田真悠、草川拓弥、石田ニコル、本田望結、小林涼子、浅香航大 他
一井かずみの漫画原作。《ドラマ特区・30分枠》(全話数不明)
デザイナーとして名声を得ていたのに、何かが有って5年前から裏方に徹していて、何が有ったのかとか、デザイナー時代の事を聞くのは御法度というデザイン事務所「ソロ・デザインオフィス」代表の向坂拓己(白洲)と、就活全敗で繋ぎで向坂の事務所の経理の短期バイトに応募したことから、その真っ直ぐさ故に損ばかりしている性格が向坂に気に入られ、正社員として採用された野田蔵まほ(横田)のラブストーリー。
色々有ったらしい男が、不器用な位真っ直ぐな女に惹かれてピュアな恋に落ちるという、まあ有りがちな話だし、意識して観るのは初めての横田真悠に、それほど魅力も引っ掛かる物も感じられないので、どうしようかなという迷いは有るのだが、向坂の抱える問題が何なのかを知りたい気持ちも有るので、もう少し様子見をしてみようと思う。出し惜しみする様なら離脱するかも。
演出=河原瑶
- << 208 【2021秋ドラマ】 「どうせもう逃げられない」2話まで終了。 向坂は雨が苦手そう。 ほんの少しインサートされた過去映像から想像すると、雨の日に、後部座席で若い女性が寝ている状態の車を運転していて事故に遭った様だ。彼は怪我をして彼女は亡くなった? まほに「あんたってさ、何でそんなに簡単に他人を信じんの?人はさ、裏切るんだよ」と若干苛つきながら言ったのは本音みたいだから、事故をきっかけに信頼していた人に裏切られたとかなのかな。 だから強い結び付きの人間関係を築く事からは逃げている。その壁を、自己肯定感が低く馬鹿正直で真っ直ぐで、人をとことん信じるタイプのまほが乗り越える事は出来るのか、と言った所か? 今回から登場した事務所のメンバーの浅香航大が、どういう役割を担うのかも気になるので、もう少し観てみる。 演出=河原瑶 >>178 「トーキョー製麺所」 初回から衛生面とか店内での私語の多さとかが気になってはいたのだが、第3話の緑川が店内で大声を出し続けるシーンに至っては不快でしかなく、次も観ようという気にはとてもならないので、3話をもって視聴離脱する。
>> 183
【2021夏ドラマ】
「#家族募集します」7話まで終了。
あんな登場をしたからもっと破天荒キャラなのかと当初は思っていた“めいく…
【2021夏ドラマ】
「#家族募集します」8話まで終了。
取り敢えず銀じいは心筋梗塞のカテーテル手術が成功して、皆と話せる迄に回復したからホッとした。自分がキャッチボールなんかに誘ったからだと心を痛めていた大地に、そうじゃない「大地は命の恩人だ」と言って顔に手を当ててあげるシーンはグッと来た。
こんな風に相手を思いやれる人なのに、何で実の息子との関係は拗らせてしまったのだろう。
銀治が保管していた、蒼介が「にじや」で撮った家族写真をSNSにUPして家族捜しをしたら、息子の嫁が訪ねて来た。
その話だと、そこ迄拗らせる事かなという感じはするのだが。
嫁は出来ればまた一緒に暮らしたいみたいだし、蒼介は相手には二階には「俺の家族が暮らしてます」と言い、仲間には嫁が訪ねて来た事は隠した。でもあの涙と態度では直ぐにバレそうだけどね。
何か嫁がさあ、権利を主張する様な感じの人ではなくて、ただただ親子の関係を修復してあげたいみたいな、優しそうな人だから余計に蒼介は考えちゃうんだろうな。
銀じいの居る「にじや」の二階だから“みんなの家”は上手く成立しているとも言える訳で、別の物件でシェアハウスというのは違う様な気もするし。
どういうまとめ方をするのかなあ。
※黒崎の別れた妻役が平原綾香にはびっくり!海外ツアーって説得力有り過ぎ(笑)
演出=福田亮介
- << 206 【2021夏ドラマ】 「#家族募集します」全9話終了。 蒼介が何かに悩んでいるのを真っ先に察知したのは俊平。蒼介は二人で銀治の見舞いに行き、そこで話をしようと考えていた様だが、嫁(ヒコロヒー)が先に来ていて、銀治と嫁の会話を聞いた俊平は蒼介が何に悩んでいるのかを察して意見する。そして相変わらずの銀治にも二人で「余計なお世話をさせて下さい!」 嫁を追ってにじやに来た銀治の息子も普通の人で、意地の張り合いをしていただけだから直ぐに和解。 4人の話し合いで一番収入が不安定なめいくが真っ先に「私と大地が出て行くよ」と口火を切ったのは、歌手のいつきの母に歌を聴いて貰い、気持ちは届いたからと言って貰えたのが自信になったからなのかな。 礼も俊平も強くなれたし、仲間がいるから一歩を踏み出せる、「次のページを開こう」と蒼介に告げる。 短期間に引っ越しを繰り返すのって余計な費用が掛かるから、考え無しの蒼介め!とは思うけど、皆、人生の転換期に居て煮詰まっていた所を、蒼介のお節介を通じて仲間になり、思考の整理や前を向くきっかけにはなった訳だし、節目節目の交流は続いて行くみたいだから、まあお互いにプラスだったのかなと。 一番プラスに働いたのは黒崎で、劇的な変化だけど説得力も一番有った様に思う。 綺麗事に終始した感は有るけど、それでも直球に押し切られたって感じかな。 演出=福田亮介
>> 177
【2021秋ドラマ】
「古見さんは、コミュ症です。」(NHK・テレビマンユニオン)脚本=水橋文美江 出演=増田貴久、池田エライザ、吉…
【2021秋ドラマ】
「古見さんは、コミュ症です。」3話まで終了。
2話の片居役の溝端さんの演技を観た時に、あっ、これはある程度キャリアが有って、しっかり表現出来る役者さんが演じるべき役だと思ったし、風変わりな連中の中心に立ち、個は出さずに受けに徹し、バランサーとして機能する只野を演じるには、やはりそれなりのキャリアの有る役者じゃないと無理なので、溝端&まっすーの起用で正解だったんだなと感じた次第。
コミュニケーション手段としてガラケーを手に入れた古見さん。初心者あるあるで間違って登録1号の只野に電話を掛けてしまい、慌てて切ったら掛け直されて、思わず出た言葉が「お掛けになった電話番号は現在使われておりません」で、その発想に爆笑。只野って事も有るのかもだが、相対じゃないと喋れるんだとびっくりしたし、只野も喜んでた。
何で周囲に引かれるのか分からない万場木に、メイクのせいと言ってあげる只野。古見さんも『素顔を見てみたいです』とノートに書いて見せたので、速攻でトイレで素っぴんになって来る万場木が可愛かった。
誤解の解けた長名も古見さんの友達になり、只野と古見さんを中心に友達の輪が広がろうとしていた矢先、親の転勤で片居の転校が決まる。(←溝端さんなら独り暮らし出来るのにと思ってしまったけど、高1設定だった(笑))
折角只野という理解者と巡り会えたのにね、残念。
演出=岡下慶仁
- << 214 【2021秋ドラマ】 「古見さんは、コミュ症です。」4話まで終了。 回し役の長名のドタキャンで、コミュニケーションに難有りの3人(古見、片居、万場木)と、受けは得意だけど回しは苦手な只野の4人で海に行く事に。長名が知り合いに頼んでくれた送迎バスの中は沈黙が支配。耐えられなくなって始めたしりとりは、古見さんは鉄道しばりで駅の「き」ばっかり(笑)。片居は何故か早口のことわざしばり(笑) 古見さんは友達が居なかったから別れにも慣れていなくて寂しいと。 片居の親の転勤先はマレーシアだって。簡単には会えない、でも「目の前の海は世界中どこまでも繋がってるよ」と励ます只野。 そして片居が去って二学期になり、生徒会長の選挙が始まる。ここで新キャラが二人登場。会長に立候補した1年生の潔清子(いさぎ・きよこ=大西礼芳)と、その幼馴染みの阿瀬志吹(あせ・しぶき=筧美和子)で、人気者の古見さんに応援演説を頼みに来て、古見さんも私で良ければと承諾したのに、人気を利用しようとした自分が許せないと断ってしまう潔。 彼女は極度の潔癖症で、困っているお年寄りは進んで助けるのに、直後には公園の水道でお年寄りに触れた手や腕は全部洗わないと気が済まない、その事に凄く悩んでる様子。 潔の後をつけてその事を知った只野と古見さん。「じゃあ、友達になりましょう」と古見さん。 (続く)
>> 189
(続き)
ベランダで隣から聞こえて来る夫婦の会話を聞きながら、レジャーシートを拭いている麻衣子。出て来た拓也が話し掛けても妄想中で聞く耳持…
【2021夏ドラマ】
「うきわ-友達以上、不倫未満-」7話まで終了。
河原に座っている麻衣子を先に見付けたのは二葉だった。この前、うきわだったと言ってくれて嬉しかった、僕にとっても中山さんがうきわでしたと言う二葉に「うちがうきわ?」「嬉しいです、私も」と返す麻衣子。そこに拓也も来て「麻衣子ーッ!」と呼ばれた時の麻衣子の顔(笑)
いかにも『何で来たんだよ、邪魔なんだよ』って顔をしてた。
「じゃ、僕はこれで」と去って行く二葉をずっと目で追い掛ける麻衣子。拓也は二葉を見ていて気付かなかった様だが、あの目を見たら一発で分かっちゃっただろうなあ。
心機一転と思っていた聖だが、木下が産休から早期復帰した理由が、働く母親のロールモデルとして管理職に起用される事になったからと知り、再び古傷が抉られてしまう。
田宮が待ち伏せをしてバックハグするシーンが有り、直ぐに帰宅しなかったので後戻りしちゃった?とも思ったのだが、帰宅した聖に二葉は何が有ったか話して欲しいと言い、聖も木下の事を正直に話したので、この二人の関係は少し変化したのかな。
麻衣子は二葉家の隣に居たいからという理由で、離婚はしないと決めたのだが、その二葉に福岡転勤の辞令が出る。
ああ、こういう別れ方なのか、なるほど。聖は「考えさせて」と答えていたけど、付いて行った方が本当の心機一転にはなるよね。
※次回が最終回
演出=風間太樹
- << 216 【2021夏ドラマ】 「うきわ-友達以上、不倫未満-」全8話終了。 カラオケルームで対面で座りとりとめの無い話をする二葉と麻衣子。突然麻衣子が「そっち行ってもいいですか?」と言った時にはドキッとしたけど、「隣同士の方が落ち着く」という言葉に、あっ、そうかと気付いた、壁は無いけどね。 「私達、最後迄何も無くて本当に良かった」という麻衣子の言葉、これは本当にそう。 だから麻衣子は最後迄拓也に強気で行けたし、二葉も聖とやり直す気持ちになれた。 拓也は麻衣子が口下手で、肝心な事は言ってくれない人だと結婚前から分かっていたのに、「向き合おうとしてくれない」って不満が有るからって、それを麻衣子に言わずにいきなり浮気って、自分も向き合っていなかったくせに。確かに麻衣子が言う様に“相手より自分が大事な似た者同士”だったのかもね。 聖は田宮に夫の事を「大切なの、大切な人だって思い出したの」と告げて、福岡に付いて行きやり直す事を決め、「愛しとったけど大切じゃなかった」中山夫妻は別れを選択した。 不動産屋で新しく住む部屋を決め、自力で泳いでるカットの次にはどこまでも続く一本道を歩き出す、髪を切ったニュー麻衣子。 もう浮き輪は無いけど、最初に麻衣子を海に突き落とした“たっくん”も居ないから必要無いし、自力で泳ぐという決意の様なラストが、ニュー麻衣子を表していてスッキリした。 演出=風間太樹
>> 194
【2021夏ドラマ】
「ただ離婚していないだけ」10話まで終了。
雪映は凄いよ。いきなり創甫が来たのに、萌を殺した部分だけは伏せ…
【2021夏ドラマ】
「ただ離婚していないだけ」11話まで終了。
前回も思ったけど、このドラマに出て来る人達は仁科を除いて皆少しずつ抜けてると言うか詰めが甘いと言うか…、なのでその都度「甘い甘い、そうじゃないだろ」って思ってしまい、自分がどの立場で誰(って犯罪者なんだけど…)を応援しているのか分からなくなって来る、そういう沼にはまる様な不思議な魅力が有る。
佐野は紙オムツで奇声を上げて道路を走って仁科に捕まってしまうし(←前回仁科は柿野より佐野を選択していた)、旅行に出ていた柿野夫婦は、佐野が殺されたニュースを見て、「これで誰にもバレない」と喜んで帰宅しちゃうし(←刑事や創甫の事は?)、創甫は白昼堂々と正隆に切り付けちゃうし(←でもあれは失敗というよりは、刺せなかったのかな。殺ろうと思っていたなら後ろからズブッと行ってる筈だから)。
その分、プロの仁科の極悪非道な行為がかなりえげつなく映った。(杉本哲太は善人から極悪人迄、その演技力の振り幅が凄い)
SDカードを手に入れた仁科に1億で買えと脅され、「殺そう」と呟く雪映とさめざめと泣く正隆の対比が印象的だった。
予告では正隆がスッキリとした顔をしていたので、やっと自首するのかなと感じたけど。
共同脚本、演出=安里麻里
※次回が最終回で、私の選んだ夏ドラマはこれが最後の放送になる予定
- << 217 【2021夏ドラマ】 「ただ離婚していないだけ」全12話終了。 「殺そう」という雪映に対して、もう戦意喪失していた様な正隆だったから無理だろうなとは思っていたけど、そもそもの雪映に対する罪悪感からか、夢では“やり遂げよう”とする自分も居た訳だが、最後に決断の背中を押したのは、弟が“法務局に保管してあった物”を丸暗記して伝えてくれた“親父の遺言”だった。 「お前が私の様な道を辿らないこと。大切な者達を傷つけない様に」 正隆は池崎に電話をして自首したけど、雪映は普通に出産して子供と面会に来ていたから、恐らく正隆は萌を殺して遺体を隠していた事を、全部自分一人でやったと供述したんだろうね。 雪映と別れた時に持っていた、大金と火炎瓶と刃物が入ったボストンバッグはどうしたのかな?持ったまま自首してたなら、どう説明したんだろう。(←佐野の事は隠し通している筈だから、ヤクザに脅されているとは言えないし) 相続した5億を小切手にして全部創甫に渡したのには驚いたけど、あれが正隆なりの贖罪なのかな。 そして正隆が送った離婚届けを面会の時に目の前で破り、「もう二度と会わないけど離婚はしない、私は貴方の妻でこの子は貴方の子供だから」一瞬意味が取れなかったけど…。 こういう事なのかな。妊娠してからの雪映にとっては、子供を産む事が全てに優先される事だった。 (続く)
>> 195
【2021秋ドラマ】
「東京放置食堂」(TX・共テレ・製作委員会)脚本=和田清人 他 出演=片桐はいり、工藤綾乃、与座よしあき、松川尚…
【2021秋ドラマ】
「東京放置食堂」2話まで終了。
今回は年齢を重ねて内面も変化しているのに、表向きはずっとブリブリのアイドルで変わらない事が是とされる事に疲れ、恐怖さえ覚えて仕事をすっぽかし逃げて来た小松原美織(桜井玲香)の話。
島の男どもには直ぐに顔バレするけど、日出子は誰だか知らない。だから最初に出会った時に美織がタバコを吸っていても、その場所(火山噴火時のシェルター)に居る事を不思議がり、どういう場所かを教えるだけ。アイドルだと知り店に連れ帰り料理を出すと、焼酎を欲しがる美織に「いいの?アイドルなのに」と逆に心配したり。
それでも男どもが店に来そうになると隠れる美織に、今回は渚が説教。
「アイドル言い訳にすんなよ!」
「あんた何様?」
「真面目に働いて納税してる、居酒屋の女将だよ?」
身長差のある桜井を上から見下ろし、睨み合う工藤が今回も良かった。
渚は火山に一人で居た日出子に「何してんの?」と声を掛けた。まあ自殺志願?とか思ったのかな。それに対して「お腹空いたあ」と答えた日出子を店に連れて行き、食べさせたのがくさや。臭いけど上手い!
だから日出子は初めての客にはくさやを食べさせるのか。
※桟橋で日出子と、美織の歌のダンスを踊る工藤綾乃の手足の長さよ!
演出=アベラヒデノブ
- << 222 【2021秋ドラマ】 「東京放置食堂」3話まで終了。 今回は日出子が裁判官時代に担当して、15年間刑務所に収監されて出所して来た、元暴力団組長・山中正平(竹中直人)の話。 「あの女にケジメ付けに来た」と言う、背中一面刺青の粗暴な男とくれば、島民は日出子に仕返しをしに来たのではと恐れるが、いざ対面したら「戻ってまいりました」「お務めご苦労様でした」という事で、日出子は刑務所の山中宛に「必ず更正出来る」という手紙を出し続け、人間扱いしてくれたその気持ちに報いる為に堅気になろうと決意し、その報告をしてケジメを付けたかったから来た事が分かる。 下手な大道芸で暮らして行けると思っている甘い考えの山中に、「娑婆はそんなに甘くはないよ!」と日出子が喝を入れるシーンも良かったし、後から大道芸は山中が子供の頃に、母親に連れて行って貰った大切な思い出だから選んだという事が分かり、昔自分が作って貰って嬉しかった風船の剣を、島の子供に作ってあげたら喜んでくれて、嬉しそうに子供とはしゃぐ山中を見詰める日出子というシーンも良かった。 臭い臭いと言ってくさやを食べたがらない山中に、「臭い物に蓋をする世の中で、ずっと生き残ってるんだ」と言って、くさやを推奨する日出子がツボだった(笑) ※このドラマは料理に特別なライティングはしないから、飯テロにはならないのよね。 演出=アベラヒデノブ
>> 198
【2021夏ドラマ】
「推しの王子様」10話まで終了。
常に腹に一物有りそうな描き方をしていたので、水嶋はもっと劇画的に泉美を追…
【2021夏ドラマ】
「推しの王子様」全11話終了。
トップダウン型のランタンの社員がコストダウンを追及するのは当然で、でも彼の失敗は乙女ゲームの何たるかを理解しないまま、これ迄のやり方をペガサス・インクに転用してしまった事。
その結果下請けに出した“恋森”の新規イベントのキャラが、ユーザーから見たら別物と言ってもいい位の変わり様で、“恋森”のSNSは大炎上。それを救ったのは“恋森”の危機を知った泉美が匿名で投稿した、改善案やペガサス・インクへの期待をまとめたブログだった。
光井は水嶋にランタンからの再独立を提案、孫に「恋森はおじいちゃんの会社になってからつまらなくなった」と言われていた水嶋は、ペガサス・インクの売却を許可するというウルトラC展開(笑)(←餅は餅屋に気付いたのか(笑))
泉美と航がくっついたら、杏奈と光井はどうする問題は、杏奈は内定辞退でゼウスに就職、光井は仲間として泉美を支える関係に戻る事で決着した。
航の長くて理路整然とした告白シーンにはシラケて、やっぱり野生児からの成長早過ぎだろと思ったし、たったの1年で映画をプロデュースして賞まで獲った光井って、どんだけ~!?
最終回はちょっと脚本がイマイチだったな。何で阿相さんがまとめなかったのかな。
まあコンセプト修正とかドタバタしたし、大変は大変だっただろうけどね。
脚本=伊達さん 演出=木村真人
>> 200
【2021夏ドラマ】
「#家族募集します」8話まで終了。
取り敢えず銀じいは心筋梗塞のカテーテル手術が成功して、皆と話せる迄に回…
【2021夏ドラマ】
「#家族募集します」全9話終了。
蒼介が何かに悩んでいるのを真っ先に察知したのは俊平。蒼介は二人で銀治の見舞いに行き、そこで話をしようと考えていた様だが、嫁(ヒコロヒー)が先に来ていて、銀治と嫁の会話を聞いた俊平は蒼介が何に悩んでいるのかを察して意見する。そして相変わらずの銀治にも二人で「余計なお世話をさせて下さい!」
嫁を追ってにじやに来た銀治の息子も普通の人で、意地の張り合いをしていただけだから直ぐに和解。
4人の話し合いで一番収入が不安定なめいくが真っ先に「私と大地が出て行くよ」と口火を切ったのは、歌手のいつきの母に歌を聴いて貰い、気持ちは届いたからと言って貰えたのが自信になったからなのかな。
礼も俊平も強くなれたし、仲間がいるから一歩を踏み出せる、「次のページを開こう」と蒼介に告げる。
短期間に引っ越しを繰り返すのって余計な費用が掛かるから、考え無しの蒼介め!とは思うけど、皆、人生の転換期に居て煮詰まっていた所を、蒼介のお節介を通じて仲間になり、思考の整理や前を向くきっかけにはなった訳だし、節目節目の交流は続いて行くみたいだから、まあお互いにプラスだったのかなと。
一番プラスに働いたのは黒崎で、劇的な変化だけど説得力も一番有った様に思う。
綺麗事に終始した感は有るけど、それでも直球に押し切られたって感じかな。
演出=福田亮介
>> 184
【2021秋ドラマ】
取り敢えず初回は既に視聴した(●印)又は視聴予定のドラマ(月曜から曜日順)タイトル/主演
「ラジエーションハウ…
【2021秋ドラマ】
これから22時台迄に放送が始まる視聴予定ドラマの放送開始日(スタート順)
開始日→時間→局→タイトル
9/25 21:00 NHK 正義の天秤
10/4 21:00 フジテレビ ラジエーションハウスⅡ
10/6 22:00 日テレ 恋です!~ヤンキー君と白杖ガール~
10/10 21:00 TBS 日本沈没-希望のひと-
10/10 22:30 日テレ 真犯人フラグ
10/14 21:00 テレ朝 Doctor-X ⑦
10/14 22:00 フジテレビ SUPER RICH
10/15 20:00 テレ東 らせんの迷宮~DNA科学捜査~
10/15 22:00 NHK 群青領域
10/15 22:00 TBS 最愛
10/16 22:00 日テレ 二月の勝者-絶対合格の教室-
10/18 22:00 フジテレビ アバランチ
10/19 22:00 TBS 婚姻届に判を捺しただけですが
※関東の番組表より
>> 199
【2021秋ドラマ】
「どうせもう逃げられない」(MBS・製作委員会)脚本=鈴木裕那 他 出演=白洲迅、横田真悠、草川拓弥、石田ニコル…
【2021秋ドラマ】
「どうせもう逃げられない」2話まで終了。
向坂は雨が苦手そう。
ほんの少しインサートされた過去映像から想像すると、雨の日に、後部座席で若い女性が寝ている状態の車を運転していて事故に遭った様だ。彼は怪我をして彼女は亡くなった?
まほに「あんたってさ、何でそんなに簡単に他人を信じんの?人はさ、裏切るんだよ」と若干苛つきながら言ったのは本音みたいだから、事故をきっかけに信頼していた人に裏切られたとかなのかな。
だから強い結び付きの人間関係を築く事からは逃げている。その壁を、自己肯定感が低く馬鹿正直で真っ直ぐで、人をとことん信じるタイプのまほが乗り越える事は出来るのか、と言った所か?
今回から登場した事務所のメンバーの浅香航大が、どういう役割を担うのかも気になるので、もう少し観てみる。
演出=河原瑶
>>178
「トーキョー製麺所」
初回から衛生面とか店内での私語の多さとかが気になってはいたのだが、第3話の緑川が店内で大声を出し続けるシーンに至っては不快でしかなく、次も観ようという気にはとてもならないので、3話をもって視聴離脱する。
- << 223 【2021秋ドラマ】 「どうせもう逃げられない」3話まで終了。 浅香航大が演じるカメラマンの深澤馨は“たくみ”“かおる”と下の名前で呼び合っているし、「いつだってお前は、いつか自分の元を去ってくれる人間しか側に置かない」と指摘したり、「ちはるさんの夢はまだ見るのか?」と聞いて拓己を怒らせたりしているので、拓己の過去も知っている友達みたいな関係なのかな? そして予告でチラッと映った裸の拓己の背中には大きな傷痕が。 これを繋ぎ合わせると、あの時車の後部座席で寝ていたのは“ちはる”で、拓己が事故って彼女は死亡、拓己は大怪我を負ったという事なんだろうね。 今回、なほの昔の上司で二股を掛けられていた粕谷(白石隼也)という男が出て来て、独立するから経理の社員として来ないかと誘い、なほが派遣ではなく社員で働いていると知ると、「お前は確実にお荷物だろ」「小さい会社で社員なんて有り得ない」と言ってなほを不安がらせていたが、“そんな事言ったらこれから独立するお前の会社の方こそ、なほを社員で雇うなんて有り得ないだろうが!“と、思い切り突っ込んでしまったのだが(笑)素直ななほは真に受けてしまうのよねえ。 浦江が粕谷を前にして「こんなぽっと出のイヤミ野郎の言う事なんか信じる前に、私達の事を信じてよ」となほに言ってくれてスッキリしたあ(笑) なほは嘘つき男ホイホイなのか? 脚本、演出=河原瑶
【2021秋ドラマ】
「正義の天秤」(NHK・The icon)脚本=田辺満 他 出演=亀梨和也、奈緒、北山宏光、大政絢、佐戸井けん太、大島優子、萩原聖人、竹中直人、中村雅俊、山口智子 他
大門剛明の小説原作。《土曜ドラマ・49分枠》(全5話予定)
事前情報無し(亀梨が元医者の弁護士役という事だけ知っていた)で観たので、もっとシリアスな弁護士物を想像していたら、意外とエンタメ寄りの作りだったので少しびっくり。
何で出来る弁護士の鷹野(亀梨)が、部下の弁護士には木で鼻を括る様な態度しか取らないのか、結構使い古されたパターンで描かれていたのでそこは微妙だったなあ。
出来る男は一匹狼、一々部下に説明なんてしない、ドラマってこういうの好きだよねえ。
鷹野が事件について思考を整理するシーン(短いカットをどんどん繋いでいた所)が分かり辛かった。
亀梨は総体的には良かったと思うけど、一番力の入る場面で「ブラック企業の実態を明るみに出す方法も有るじゃないですか!」の台詞が、ここだけ急に叫ぶ様な言い方になって、バランスが崩れてしまっていたのが惜しかった。
事務所の創始者で急死した佐伯(中村)の信条は、被告人の刑だけを見るのではなく、心の内迄見て何が最適か判断しろって事なんだろうね。鷹野はそれが分かっている。
この後、お荷物弁護士軍団が悔しさをバネに奮闘するのかね。
演出=片岡敬司
- << 224 【2021秋ドラマ】 「正義の天秤」2話まで終了。 うーん、このドラマでは鷹野の恋人の久美子(大島優子)が何故今の様な状態(いわゆる植物状態)になり、鷹野は何故医師を辞めて弁護士に転身したのかの縦軸が占める割合が大きいみたいで、そこに当然毎回の刑事事件と裁判が有り、ルーム1のメンバーの話も盛り込むから、もう話を追うだけで頭がパンパンになる。 リアタイで観ただけでは“あれ?どうなってたんだっけ”と、分かってなかった事が出て来てしまう。 ひょっとして縦軸の久美子が追っていた冤罪事件には、西園寺(竹中直人)と一ノ瀬(萩原聖人)が関係しているのかな?どっちにしても縦軸をそれなりのボリュームで描きたいなら、49分×5回では多分足りないし、横軸の事件が駆け足になり、バランスも悪いし物足りなさも感じてしまう。 梅津(佐戸井けん太)の家庭の事が付け足しの様に感じてしまったのは私だけかな。 西園寺が桐生(大政絢)に、暗に鷹野をスパイしろと示唆するシーンは、短いカットで今後の展開を左右するのか?と思わせたので(まあ裏切らないだろうけど)、あれには意味が有って良かったけどね。 今回の事件は色々“ザル”で突っ込みたくなったけど、それよりも突っ込みたいのは“不規則発言”を許しまくる裁判長の居る法廷かな(笑) 演出=片岡敬司
>> 143
(続き)
馬場ふみかが、かなり変わっているけど不思議な魅力のある“ゆいか”という女性を好演。「コード・ブルー」の頃に比べたら格段に演技が上…
【2021夏ドラマ】
「ドラマ 家、ついて行ってイイですか?」全7話終了。
第3話は熟年結婚した夫を亡くして間も無い事を隠して、取材に応じたきよ美の話。飄々とした話振りの裏に有る深い喪失感を研ナオコが好演。夫役の菅原大吉も上手かった。
第4話はダメンズばかりを引き寄せる母親に反発し、最後に再婚した義父もいい人なのに受け付けず、自分の結婚を機に和解するという話。それほど惹かれなかった。
④ゲストは川島海荷、小野塚勇人
第5話は1型糖尿病を患い出産が難しい事から、跡取りが必要な老舗の和菓子屋の息子と別れる女性の話。放送後、同病でも出産は可能と、実際に出産して子育てしている女性から批判のツイートが有り、最終回の最後に謝罪コメントが表示された。
ドラマとしてはそれほど惹かれなかった。
⑤ゲストは剛力彩芽、堀井新太
第6話は妻が癌で入院中の夫婦の話。まさか“我が家の坪倉”に泣かされるとは。それ位役にハマっていたし、顔で笑って心で泣きながら、飄々とした雰囲気を崩さない淳という男を好演していた。
⑥ゲストは坪倉由幸、野波麻帆
最終話は性格が水と油で惹かれ合い同棲するも、バリキャリ女の四角四面な性格に本当に愛されているのか自信が持てず、約束の30迄にプロポーズ出来なかった男が、その瞬間に「別れよう」と言われてしまう話。
(続く)
>> 210
(続き)
取材に入っている時に「今すぐ出て行って」という話になり、出て行った男を追い掛けた玉岡が玄関前でインタビュー。自信が無かった事、本当は結婚したかった事を聞き出し、扉の向こうに居る女に「ともこさんはどうなんですか?」とお節介。
家について行ったら縁結びをしてしまった、そして結婚式にも招待されてスピーチ迄してしまったという話だった。
嘘の様な本当の話だったけど、人物自体にはそれほど惹かれなかった。
⑦ゲストは鈴木杏、尾上寛之
ドラマ全体としては、まず企画した事自体が凄いし、沢山のケースの中からドラマとして耐えられる、興味を引く、“事実は小説より奇なり”な物を選んだのだろうから、面白くない訳がないとは思う。
ただやっぱり観る側の好みによってハマる物とハマらない物は有って、それは話のインパクトによる物も大きいけど、結局は演者も含めてその人物像にハマるかどうかなんだと思う。
その意味で、ストーリーにも人物像にも両方ハマった第2話が、私にはベストドラマだったな。
そして研さんの第3話と、坪倉さんの第6話は深く心に残るドラマだった。
忘れてはいけない玉岡役の竜星さん、人の良さが滲み出ていて“警戒されにくさ”がポイントになるのだろうこの仕事に、意外と向いていそうな玉岡という男を、上手く演じていたと思う。(私なら取材は断るけど(笑))
演出=①④⑤⑦二宮嵩、②③吉村慶介、⑥菊池俊次
>> 115
【2021夏ドラマ】
「准教授・高槻彰良の推察Season1」(東海テレビ・WOWOW)脚本=藤井清美 他 出演=伊野尾慧、神宮寺勇太…
【2021夏ドラマ】
「准教授・高槻彰良の推察Season1」全8話終了。
怪異の話という触れ込みだったが、初回からずっと人間が意図して作り出した怪異擬きが続き、正直退屈な回も有ったのだが、尻上がりに面白くなって行き、第6話の“図書館のマリエさん”は、人の手で作られた現象で有りながらも、話自体が上手く作られていて、オチで“そうだったのか”と深く頷ける、心に染みるストーリーだったので強く印象に残った。
またこの回は、高槻のデスクのファイルを落としてしまった深町が、中の新聞記事を読む事で、“高槻彰良くん12歳が誘拐され、1ヵ月後に京都の鞍馬で保護される”という高槻の秘密を知ってしまうという重要な回でもあった。
そして第7話では深町と同じ経験をして“耳が嘘発見器化した”警察官の遠山が登場し、高槻も昔自分の身に起きた事を深町に告白するという、いよいよ本物の怪異の話に舵を切り、第8話は、深町の身に起きた事は何だったのかを解明する為に、深町、高槻、佐々倉の3人で出身の村を訪ね、高槻の洞察力と機転により、深町は心の重荷から解放される。
あの祭りは本当に大切な人を見付ける為の呪い(まじない)をかけて貰ったと思う事にする、現象を変えられないなら解釈を変えてみようと思う、と遠山に告げた深町。
特殊能力によって、本当の意味での家族や恋人や友達は作れなくても俺は孤独ではない。
(続く)
>> 212
(続き)
何故なら心から信頼出来る大切な人が側に居るから。
いそいそと高槻研究室に足を運ぶ深町のカット。
お互いに怪異を経験し、それを境に特殊能力を身に付けてしまった二人。それは普通の人間には入り込めない、深い絆で結ばれるわな。
このドラマ、後半に進むに連れてそこはかとなくBLの雰囲気が漂い始めていたのだが、まあ特殊な人間同士の特殊で深い結び付きを表現すると、ああなるのだろうと解釈しておく事にする。実際に完璧に近い部分で理解し合えるのは、お互いにお互いしか存在しない訳だから。
瑠衣子さんがちょっと拗ねちゃうのも分かるな。
高槻の怪異の解明はWOWOWで放送されるseason2に持ち越されたけど、深町の件をスッキリとさせた所で区切ってくれたので、番組に対しては何の不満もない。
WOWOWを契約している方は、多分高槻の怪異解明版も面白くなると思うので、ぜひどうぞ。
脚本=③⑥伊藤嵩(それ以外は藤井清美) 演出=①②⑧池澤辰也、③④⑤守下敏行、⑥⑦室井岳人
>> 201
【2021秋ドラマ】
「古見さんは、コミュ症です。」3話まで終了。
2話の片居役の溝端さんの演技を観た時に、あっ、これはある程度…
【2021秋ドラマ】
「古見さんは、コミュ症です。」4話まで終了。
回し役の長名のドタキャンで、コミュニケーションに難有りの3人(古見、片居、万場木)と、受けは得意だけど回しは苦手な只野の4人で海に行く事に。長名が知り合いに頼んでくれた送迎バスの中は沈黙が支配。耐えられなくなって始めたしりとりは、古見さんは鉄道しばりで駅の「き」ばっかり(笑)。片居は何故か早口のことわざしばり(笑)
古見さんは友達が居なかったから別れにも慣れていなくて寂しいと。
片居の親の転勤先はマレーシアだって。簡単には会えない、でも「目の前の海は世界中どこまでも繋がってるよ」と励ます只野。
そして片居が去って二学期になり、生徒会長の選挙が始まる。ここで新キャラが二人登場。会長に立候補した1年生の潔清子(いさぎ・きよこ=大西礼芳)と、その幼馴染みの阿瀬志吹(あせ・しぶき=筧美和子)で、人気者の古見さんに応援演説を頼みに来て、古見さんも私で良ければと承諾したのに、人気を利用しようとした自分が許せないと断ってしまう潔。
彼女は極度の潔癖症で、困っているお年寄りは進んで助けるのに、直後には公園の水道でお年寄りに触れた手や腕は全部洗わないと気が済まない、その事に凄く悩んでる様子。
潔の後をつけてその事を知った只野と古見さん。「じゃあ、友達になりましょう」と古見さん。
(続く)
>> 214
(続き)
「友達なら応援してもおかしくないでしょ?」と。
手を出す潔、古見さんも手を出し握手。
その後、めちゃくちゃ手を洗う潔(笑)
一人減ったけど直ぐに補充出来た友達の輪。またしてもコミュニケーションに難有りの子で類は友を呼ぶだけど、何て優しさに包まれた友達の輪なんだろう。
阿瀬志吹さんはその名の通り汗っかきで悩んでるみたいだし、まだもう一人出てない子(城田優!)も居る。どんな風に友情が育まれて行くのか楽しみ。
演出=岡下慶仁
※今回から古見さんのノートの文章が、手書きの字幕として右サイドに縦書きで出る様になった。
あくまでも想像だが、チーフ演出の瑠東さんの演出プランとしては、古見さんの手書きのノートの字を視聴者にも読ませる事で、字が綺麗とか読みにくいとかの感情も含めて、登場人物達との感情の共有を目指していたのでは?と思うのだが…。
おそらくクレームが殺到したんだろうね、読みにくい、読み終わらない等々。
そうじゃないと、岡下さん演出の第4話からスタイルを変えた事の説明がつかない、と思うのだが。
- << 245 【2021秋ドラマ】 「古見さんは、コミュ症です。」6話まで終了。 恋心とはどういうものか具体的に分かっていない古見さんが、“えっ、この感情は何?”と気付き始めた時、一方で只野は古見さんから電話で言われた話を、“もう僕は戦力外なんだ”と受け取り激しく落ち込んでいた。 うーん、まだまだピュアな若者達の、迷子になりそうな恋心は切ないなあ。キュンキュンしちゃう。 とうとう出て来た転校生の成瀬詩守人(なるせ・しすと=城田優)、黒板の端から端まで使って成瀬と書き、鏡を見詰めて髪をいじる等々早速かましてくれてるが、実は彼もお一人様族らしい。 皆でカラオケに行く事になり、古見さんは成瀬を誘う。友達とカラオケに行くのが夢だった古見さん。同じく皆でカラオケは初めての成瀬が、考え過ぎて選んだのは「森のくまさん」(笑)でも皆が輪唱してくれて盛り上がる。 文化祭でやる事になった「メイド喫茶」がどういう物かを、只野がコスプレをして長名と万場木が説明。古見さん、無理にやる事はないと心配する只野に対して、長名と万場木はやってみなければ分からない、只野君は決め付け過ぎと言い、古見さんは「やります」と言葉で伝える。 そして冒頭に書いた電話での長い会話。 古見さんの「もう大丈夫です」に込めた気持ちと、只野の受け止め方の落差ね。言葉って本当に難しい。 演出=石井永二
>> 202
【2021夏ドラマ】
「うきわ-友達以上、不倫未満-」7話まで終了。
河原に座っている麻衣子を先に見付けたのは二葉だった。この前…
【2021夏ドラマ】
「うきわ-友達以上、不倫未満-」全8話終了。
カラオケルームで対面で座りとりとめの無い話をする二葉と麻衣子。突然麻衣子が「そっち行ってもいいですか?」と言った時にはドキッとしたけど、「隣同士の方が落ち着く」という言葉に、あっ、そうかと気付いた、壁は無いけどね。
「私達、最後迄何も無くて本当に良かった」という麻衣子の言葉、これは本当にそう。
だから麻衣子は最後迄拓也に強気で行けたし、二葉も聖とやり直す気持ちになれた。
拓也は麻衣子が口下手で、肝心な事は言ってくれない人だと結婚前から分かっていたのに、「向き合おうとしてくれない」って不満が有るからって、それを麻衣子に言わずにいきなり浮気って、自分も向き合っていなかったくせに。確かに麻衣子が言う様に“相手より自分が大事な似た者同士”だったのかもね。
聖は田宮に夫の事を「大切なの、大切な人だって思い出したの」と告げて、福岡に付いて行きやり直す事を決め、「愛しとったけど大切じゃなかった」中山夫妻は別れを選択した。
不動産屋で新しく住む部屋を決め、自力で泳いでるカットの次にはどこまでも続く一本道を歩き出す、髪を切ったニュー麻衣子。
もう浮き輪は無いけど、最初に麻衣子を海に突き落とした“たっくん”も居ないから必要無いし、自力で泳ぐという決意の様なラストが、ニュー麻衣子を表していてスッキリした。
演出=風間太樹
>> 203
【2021夏ドラマ】
「ただ離婚していないだけ」11話まで終了。
前回も思ったけど、このドラマに出て来る人達は仁科を除いて皆少し…
【2021夏ドラマ】
「ただ離婚していないだけ」全12話終了。
「殺そう」という雪映に対して、もう戦意喪失していた様な正隆だったから無理だろうなとは思っていたけど、そもそもの雪映に対する罪悪感からか、夢では“やり遂げよう”とする自分も居た訳だが、最後に決断の背中を押したのは、弟が“法務局に保管してあった物”を丸暗記して伝えてくれた“親父の遺言”だった。
「お前が私の様な道を辿らないこと。大切な者達を傷つけない様に」
正隆は池崎に電話をして自首したけど、雪映は普通に出産して子供と面会に来ていたから、恐らく正隆は萌を殺して遺体を隠していた事を、全部自分一人でやったと供述したんだろうね。
雪映と別れた時に持っていた、大金と火炎瓶と刃物が入ったボストンバッグはどうしたのかな?持ったまま自首してたなら、どう説明したんだろう。(←佐野の事は隠し通している筈だから、ヤクザに脅されているとは言えないし)
相続した5億を小切手にして全部創甫に渡したのには驚いたけど、あれが正隆なりの贖罪なのかな。
そして正隆が送った離婚届けを面会の時に目の前で破り、「もう二度と会わないけど離婚はしない、私は貴方の妻でこの子は貴方の子供だから」一瞬意味が取れなかったけど…。
こういう事なのかな。妊娠してからの雪映にとっては、子供を産む事が全てに優先される事だった。
(続く)
>> 217
(続き)
だから家庭を守る一念でどんどんエスカレートして行った訳だが、最後の最後に翻意して正隆を止めようとした。
そして止める前に正隆自身が全てを引き受け、雪映が無傷で子供を産み育てられる様にしてくれていた。それが巻き込んでしまった雪映への正隆なりの贖罪で有り、離婚は夫として父親として大切な者達を守る為なのだと理解していたから、逆に籍を抜かない事が正隆への感謝の気持ちであり、夢だった3人で暮らす事は出来ないけど、戸籍上では3人家族のままで居たいと。
ここまで来ると意地も有るんだろうしね。
もう二度と会う事はなくても私達は夫婦、ただ、離婚してないだけ…
当初の「ただ、離婚してないだけ」とは随分と意味合いが変わってしまったけどね。
主演の北山宏光が、これ迄のイメージをぶち壊す様なクズ男を好演していたのも印象的だったけど、何と言っても序盤の萩原みのりの演技が萌役にピタリとハマっていて、ドラマの雰囲気を作っていた事と、後半の佐野を演じた深水元基の鬼気迫る怪演、この二人の存在は大きかったと思う。
突っ込み所も有ったけど、自分の正義感が迷走させられてしまう様な、訳の分からない不思議な面白さの有るドラマだった。
脚本、演出=安里麻里
「2021夏ドラマのまとめ①」
1位「ハコヅメ」
個別レス参照。
脚本、演出、役者陣、どれかが突出する訳でもなく、どれもがバランス良く高い平均点のまま最後迄維持していた事を高く評価したい。主役の二人はそれぞれの持ち味を最大限に出していたし、組み合わせの妙を考えた時に、この二人を選択したプロデューサーにアッパレを差し上げたい
2位「TOKYO MER」
個別レス参照。
コロナ禍の今だからこそ余計に、こんな人達が居てくれたらと気持ちを前向きにしてくれる、そんなパワー漲るドラマだった。ただ、MERを上げる為にかなりご都合主義が目立つ部分が有り、そこが本当に残念だった。
3位「ただ離婚してないだけ」
個別レス参照。
これもご都合主義的な部分が結構有ったのだが、とにかく惹き付けて離さない様な不思議な魅力に溢れていて、最後迄視聴意欲が下がらなかった。その点を高く評価したい。
【他にハマった作品】
「うきわ-友達以上、不倫未満-」
【今期の演技MIP】
「TOKYO MER」の鈴木亮平。今期のMVPでもある訳だが、あの滑らかな台詞運びが醸し出す圧倒的な信頼感と存在感、それなくしてドラマMERの成功は無かったと言っても過言ではない位の役者としての力量に、完全にノックアウトされてしまったから彼を選んだ。
「2021夏ドラマのまとめ②」
全話観たドラマの平均視聴率(%)
「TOKYO MER」13.6
「緊急取調室」12.1
「ハコヅメ」11.4
「ナイト・ドクター」11.1
「IP サイバー捜査班」8.8
「プロミス・シンデレラ」7.9
「#家族募集します」7.0
「彼女はキレイだった」7.0
「推しの王子様」4.9
「シェフは名探偵」2.6
=以下平均視聴率不明=
「ひきこもり先生」
「いいね!光源氏くんS2」
「サレタガワのブルー」
「ただ離婚してないだけ」
「にぶんのいち夫婦」
「八月は夜のバッティングセンターで。」
「#コールドゲーム」
「准教授・高槻彰良の推察」
「うきわ-友達以上、不倫未満-」
「女の戦争」
「ドラマ 家、ついて行ってイイですか?」
※1クールを越えるドラマ、3話以下のドラマは除く。
※視聴率は関東地区のリアルタイム世帯視聴率。単純平均。(注:加重平均視聴率とは、数字が異なる場合がある)
2021年夏ドラマ
【最終回の視聴率が前週より1ポイント以上上昇したドラマ】←最後がどうなるのか期待値が高かった?
番組名/+ポイント
TOKYO MER/+6.0
緊急取調室/+1.4
プロミス・シンデレラ/+1.4
彼女はキレイだった/+1.4
ナイト・ドクター/+1.1
ハコヅメ/+1.0
#家族募集します/+1.0
(注)自分が全話視聴済みのドラマで、ワンクール以内で4話以上のドラマが対象。視聴率不明のドラマは対象外。
>> 204
【2021秋ドラマ】
「東京放置食堂」2話まで終了。
今回は年齢を重ねて内面も変化しているのに、表向きはずっとブリブリのアイドル…
【2021秋ドラマ】
「東京放置食堂」3話まで終了。
今回は日出子が裁判官時代に担当して、15年間刑務所に収監されて出所して来た、元暴力団組長・山中正平(竹中直人)の話。
「あの女にケジメ付けに来た」と言う、背中一面刺青の粗暴な男とくれば、島民は日出子に仕返しをしに来たのではと恐れるが、いざ対面したら「戻ってまいりました」「お務めご苦労様でした」という事で、日出子は刑務所の山中宛に「必ず更正出来る」という手紙を出し続け、人間扱いしてくれたその気持ちに報いる為に堅気になろうと決意し、その報告をしてケジメを付けたかったから来た事が分かる。
下手な大道芸で暮らして行けると思っている甘い考えの山中に、「娑婆はそんなに甘くはないよ!」と日出子が喝を入れるシーンも良かったし、後から大道芸は山中が子供の頃に、母親に連れて行って貰った大切な思い出だから選んだという事が分かり、昔自分が作って貰って嬉しかった風船の剣を、島の子供に作ってあげたら喜んでくれて、嬉しそうに子供とはしゃぐ山中を見詰める日出子というシーンも良かった。
臭い臭いと言ってくさやを食べたがらない山中に、「臭い物に蓋をする世の中で、ずっと生き残ってるんだ」と言って、くさやを推奨する日出子がツボだった(笑)
※このドラマは料理に特別なライティングはしないから、飯テロにはならないのよね。
演出=アベラヒデノブ
- << 231 【2021秋ドラマ】 「東京放置食堂」4話まで終了。 結婚詐欺を認めたくない女・美咲(前田敦子)が島で巻き起こす騒動。 島出身の男と婚約し、島でウェディングフォトを撮ろうと約束して船に乗って来たはいいが、ウェディングドレス姿で待つも男は港に現れず電話番号は全部嘘。 マッチングアプリで知り合い、免許証も見せて貰ったと言うが。 昨日結婚式の前金を男に払ったから、手持ちも銀行にもお金が無いと言う美咲に、本当はもう気付いてるんでしょ?騙された事と日出子。 子供の様に泣き出す美咲。 そこからはビールを飲んでくだを巻き、出される料理に食らい付く美咲。←食い過ぎじゃね?金持ってないくせにと常連客(笑) ダサ過ぎる男に合わせて自分を変えるなんてイヤと、夢見る夢子の様な浮わついた結婚観を語る美咲。 出た!くさや! 臭いと食べない美咲を例の貯蔵庫に連れて行き、「人生はおとぎ話じゃない!誰だって人に見られたくない物を奥の方に抱えている。結婚ってのはさ、そういう相手の弱い所を全部丸ごと受け止める事じゃないの?」と説教をする日出子。 うーん臭い…美味しい…とくさやを食す美咲。 給料が出たら返すという約束をきちんと守った美咲。島で傷が癒えたのか、マッチングアプリでドバイの石油王をゲットしたというオチ←それ一番怪しいヤツ(笑) 前田敦子はこういう女をやらせたら上手いな。 演出=アベラヒデノブ
>> 208
【2021秋ドラマ】
「どうせもう逃げられない」2話まで終了。
向坂は雨が苦手そう。
ほんの少しインサートされた過去映像から想…
【2021秋ドラマ】
「どうせもう逃げられない」3話まで終了。
浅香航大が演じるカメラマンの深澤馨は“たくみ”“かおる”と下の名前で呼び合っているし、「いつだってお前は、いつか自分の元を去ってくれる人間しか側に置かない」と指摘したり、「ちはるさんの夢はまだ見るのか?」と聞いて拓己を怒らせたりしているので、拓己の過去も知っている友達みたいな関係なのかな?
そして予告でチラッと映った裸の拓己の背中には大きな傷痕が。
これを繋ぎ合わせると、あの時車の後部座席で寝ていたのは“ちはる”で、拓己が事故って彼女は死亡、拓己は大怪我を負ったという事なんだろうね。
今回、なほの昔の上司で二股を掛けられていた粕谷(白石隼也)という男が出て来て、独立するから経理の社員として来ないかと誘い、なほが派遣ではなく社員で働いていると知ると、「お前は確実にお荷物だろ」「小さい会社で社員なんて有り得ない」と言ってなほを不安がらせていたが、“そんな事言ったらこれから独立するお前の会社の方こそ、なほを社員で雇うなんて有り得ないだろうが!“と、思い切り突っ込んでしまったのだが(笑)素直ななほは真に受けてしまうのよねえ。
浦江が粕谷を前にして「こんなぽっと出のイヤミ野郎の言う事なんか信じる前に、私達の事を信じてよ」となほに言ってくれてスッキリしたあ(笑)
なほは嘘つき男ホイホイなのか?
脚本、演出=河原瑶
- << 232 【2021秋ドラマ】 「どうせもう逃げられない」4話まで終了。 性格だけでなく頭も悪そうな粕谷の脅しに、何故拓己が屈したのかが意味不明。 なほが帳簿の改ざんなんてする訳無いのだから、因縁付けられてるだけだし、事故に遭わせるのなんて簡単だというのは、明らかな脅迫だから警察に言えばいいだけなのにね。 自分がやった粉飾決算をなほに擦り付けて、拓己を脅そうとしていた粕谷の頭の悪さに呆れてしまった。 気持ち悪いだけで敵役としては失格だな。 拓己の背中の傷痕はケロイド状になっているみたいなので、ひょっとして事故って火災が起きてしまったのかな。 自分のせいで死なせてしまった人が居るなら、次のの恋愛に踏み切る事は中々難しいだろうね。 で、告白する前に「社員とはそうならない」と断られてしまったなほは、髪の毛をバッサリ切ってしまった。(←実際にはウィッグだよね?あれ。雑誌モデルもやっているみたいなので、髪は切れないでしょ) 今回はイマイチだったな。 脚本、演出=河原瑶
>> 209
【2021秋ドラマ】
「正義の天秤」(NHK・The icon)脚本=田辺満 他 出演=亀梨和也、奈緒、北山宏光、大政絢、佐戸井けん太…
【2021秋ドラマ】
「正義の天秤」2話まで終了。
うーん、このドラマでは鷹野の恋人の久美子(大島優子)が何故今の様な状態(いわゆる植物状態)になり、鷹野は何故医師を辞めて弁護士に転身したのかの縦軸が占める割合が大きいみたいで、そこに当然毎回の刑事事件と裁判が有り、ルーム1のメンバーの話も盛り込むから、もう話を追うだけで頭がパンパンになる。
リアタイで観ただけでは“あれ?どうなってたんだっけ”と、分かってなかった事が出て来てしまう。
ひょっとして縦軸の久美子が追っていた冤罪事件には、西園寺(竹中直人)と一ノ瀬(萩原聖人)が関係しているのかな?どっちにしても縦軸をそれなりのボリュームで描きたいなら、49分×5回では多分足りないし、横軸の事件が駆け足になり、バランスも悪いし物足りなさも感じてしまう。
梅津(佐戸井けん太)の家庭の事が付け足しの様に感じてしまったのは私だけかな。
西園寺が桐生(大政絢)に、暗に鷹野をスパイしろと示唆するシーンは、短いカットで今後の展開を左右するのか?と思わせたので(まあ裏切らないだろうけど)、あれには意味が有って良かったけどね。
今回の事件は色々“ザル”で突っ込みたくなったけど、それよりも突っ込みたいのは“不規則発言”を許しまくる裁判長の居る法廷かな(笑)
演出=片岡敬司
- << 235 【2021秋ドラマ】 「正義の天秤」3話まで終了。 久美子が襲われた後に、鷹野が「お前が雨宮久美子を殺そうとしたんだろう」と取り調べを受け、鷹野が「そういうことか、検察は本当の犯人を知っているんじゃないか?」と呟き、それを廊下で一ノ瀬が見ているシーンが挟み込まれたのだが、これが鷹野が弁護士を目指す決定打になったのかな?そして一ノ瀬の立場の曖昧さね。もしかしたら怪しいと見せ掛けて、目的は鷹野と一にしているのかもとも思えて来たし。 過去2回より今回が一番面白かったし、観終わってスッキリした感じがする。 死刑が妥当な求刑なのに容疑者に虚を突かれ、手玉に取られて迷いと不安が生じ、無期懲役の求刑にしてしまった長谷川検事(高橋克実)。 「このままでいいんですか?」と、裁判前の法廷での、長谷川に正義を問う鷹野との一騎討ちが、いつもの裁判ショーとは違い、二人の真摯なやり取りがひしひしと伝わって来て胸を打った。 今迄、このキャッチボールシーンって必要?って思っていたけど、今回、自分は取り引きなんてしていない!道を外してなんかいない!とばかりに、杉村が気持ちを乗せた強い返球をしたのを観て、初めて投げ合う意味を感じた回でもあった。 控訴をした上で自死を選んだ長谷川が教えてくれたキムラヒデユキを調べろ、ここから突破口は開けるのだろうか。 共同脚本=井上季子 演出=二宮崇
【2021秋ドラマ】
「それでも愛を誓いますか?」(ABC)脚本=兵藤るり 他 出演=松本まりか、藤原季節、松澤匠、内田滋、松岡依都美、吉田沙世、菅原大吉、酒井若菜、池内博之 他
萩原ケイクの漫画原作。《ドラマL・30分枠》(全話数不明)
結婚8年レス5年、子供なしの夫39歳・妻35歳の夫婦。妻は普通に夫を求めたりするが夫はそれに応えられず、妻は子供が欲しいがそれを中々夫には言えない。夫の心のバリアを感じ取っているからだ。
その事を除けば一応仲は良いのだが、そんな鬱々とした生活から心機一転する為に、妻はノベルティーグッズメーカーで契約社員として働き始める。
その会社ヒカリノラボで妻の純須純(すみす・じゅん=松本)は、常にマスクを着け言動も一風変わっているデザイン課の真山(藤原)と知り合う。
一方ゼネコンで忙しく働く夫の純須武頼(すみす・たけより=池内)は、高校の同窓会で足立沙織(酒井)と再会する。
武頼が妻にだけEDなのかがまだ分からないので何とも言えないのだが、あんな風に拒否され続けて純はよく5年も我慢してるなあと。
武頼が沙織とどうなるのかでEDの件は明らかになるとは思うのだが。
一番の突っ込み所は“すみす”という名字ね。純須純ってさあ(笑)
話はあれだけど映像は悪くないので、取り敢えず次回も様子見をするという事で。
演出=広瀬奈々子
【2021秋ドラマ】
「ラジエーションハウスⅡ~放射線科の診断レポート~ 」(CX)脚本=大北はるか 出演=窪田正孝、本田翼、広瀬アリス、浜野謙太、丸山智己、矢野聖人、山口紗弥加、遠藤憲一、鈴木伸之、八嶋智人、高嶋政宏、浅野和之、和久井映見 他
横幕智裕、モリタイシの漫画原作。《月9・60分枠》(全話数不明)初回は30分拡大
新院長・灰島(高嶋)の効率優先の改革によりバラバラになっていたラジハメンバーが次々に復帰、五十嵐、杏も復帰して、結局前レギュラーに技師の田中(八嶋)と院長が加入した形で始まる事になる。
無理矢理“ラジハのやり過ぎ出過ぎ”の設定を作り出して、院長が阻止しようとする展開はお約束でそのまま継承。内科医長として復帰した大森(和久井)は灰島と同期で、昔の弱味を知っている大森がチクチクやると灰島が慌て出すという形で、大森がストッパー役を担っていたのでギスギス感が無く、その点は初回はいい感触だった。でもずっとこの演出をやるとくどくなるし、高嶋さんの顔芸はあまり見たくないし、院長をラジハにどう絡ませるのかが私にとっては一つのポイントになりそう。
にしてもレギュラーが多過ぎだな。のっけから技師長(遠藤)に認知症の疑いとか言い始めたので、ドクターXと被るエンケンさんが退場するのかと思ったんだけど、治る病気にしてたからそのまま残りそうだし。
(続く)
【2021秋ドラマ】
「ムショぼけ」(ABC)脚本=アベラヒデノブ 他 出演=北村有起哉、九条ジョー、武田玲奈、松尾諭、木下ほうか、末成映薫、板尾創路 他
沖田臥竜の小説原作。《ドラマ+・30分枠》(全話数不明)※テレビ神奈川で視聴
鉄砲玉として敵対組織の組長を襲撃し、14年お務めして仮釈放で出て来たら世の中はガラッと変わっていて、その変化に戸惑い“それはムショぼけ”だと担当だった刑務官に言われ続ける幻影を見てしまう男・陣内(北村)の話。
北村さんを始め癖の強目な役者が揃い、カタギとして生きて行きたいのに適応出来ない不器用な元ヤクザの話なので、面白そうだなと思って観たのだがイマイチしっくり来なかった。
それは多分、板尾さんの演じている幻影の刑務官が、私にはフィットしなかったからなのだと思う。あんな風な出方って必要なのかな。
昔は陣内のビビりの舎弟だったくせに、人気極道YouTuberになったら陣内の事を「舎弟が14年振りに出て来た。カチコミビビって大ハズレ」とか嘘ついて陣内を怒らせるHIRO(九条)とか、陣内の肝っ玉おかん(末成)とか面白いし、原作者が本物の元極道で12年間お務めしていたとの事なので、初回だけでもいくつかの“ムショぼけ”が出て来て、その辺りも笑えて面白いから、ネックは幻影刑務官の存在だけなんだけど。
脚本=澤口明宏 脚本、演出=アベラヒデノブ
- << 244 【2021秋ドラマ】 「ムショぼけ」2話まで終了。 前回のレビューで『…ネックは幻影刑務官の存在だけなんだけど。』と書いたのだが、今回憎きHIROと直接会った時に、また陣内を怒らせたHIROに殴り掛かろうとする腕を掴んで止めたのは幻影刑務官、このシーンで彼の役割と存在意義がはっきりと分かり、もうネックでは無くなったのでより面白く観る事が出来た。 陣内は組の兄貴分の平松(木下)に、ムショを出たら組を持たせてやる、5千万円もやると言われて敵対組長にカチコミを掛けた(HIROが自分の番組でバカにしていた様に、実際は弾が逸れて負傷させただけだった)のだが、実はその数時間前に組同士の手打ちが行われていて、落とし前を迫られた組長達は、陣内は前日に破門にしていた男だと嘘をついて何とか事を収めた。面会で、だからお前には組も持たせられないし金もやれないと言う平松に、荒れ狂う陣内。 お務めが終わり、金属バットを手に平松に仕返しに行った陣内が見たのは、“ハマの吸血鬼”と呼ばれていた男とは程遠い、しょぼくれた只のじいさんだった。拍子抜けする陣内。 HIROが話していた男は“陣内宗介では?”というDMがナツキから来たのをきっかけに、リサ、さとし、平松も協力して、娘と涙の再会を果たした陣内。あんな風に泣いて抱き付いてくれるなんて、家庭ではいい父親だったのね。 脚本=澤口明宏 脚本、演出=逢坂元
【2021秋ドラマ】
「恋です!~ヤンキー君と白杖ガール~ 」(NTV)脚本=松田裕子 出演=杉咲花、杉野遥亮、奈緒、鈴木伸之、田辺桃子、細田佳央太、生見愛瑠、堀夏喜、ファーストサマーウイカ、戸塚純貴、古川雄大、岸谷五朗 他 案内人・濱田祐太郎
うおやまの漫画原作。《水曜ドラマ・60分枠》(全話数不明)
森生(杉野)みたいなあんなに純粋で可愛げのあるヤンキーなんて居るのだろうかとは思うのだが、そうじゃないと、目に障害を抱えているだけでなく、過去の交通事故のトラウマ?(多分)も有って、恋に臆病になっている主人公・ユキコ(杉咲)の心の扉をこじ開ける事は出来ないのだろうし、この部分にファンタジー要素を持たせるのは、ドラマとしては悪くはないかなと思う。
一つだけ、目に障害を持ってから嗅覚が鋭くなったというユキコなのに、隣に座った森生の匂いには気付かないという設定は無理が有るのでは?
謝りたくて森生を探していて、こういう人を知りませんか?と尋ねるのに、「物凄く不器用で口下手なだけで、本当は全然悪い奴じゃないです」なんて、内面の事を話し出すのも不自然だし。
隣で黙って聞いていた森生に嬉し泣きをさせる為の布石がこれではちょっとね。
森生が言った「俺とユキコさんでは住む世界が違う」を、ユキコは障害者と健常者だからと捉え、森生は「ユキコさんは普通の世界で生きているじゃないですか」
(続く)
>> 229
(続き)
という意味で話していて、ユキコが「私が…普通…」と戸惑うシーンは印象的だった。
ユキコが森生の事を「黒川」と呼び捨てにしてタメ口で話すのに、ヤンキーの森生はユキコさん呼びで丁寧語を崩さないという設定は面白かった。
もしかしたら杉野遥亮はこの役でブレイクするかもしれない。私は「スカム」の役が一番印象に残っているけど、このドラマで柔らかさとか温かさが出せれば、これからの役者としての幅も広がると思うし、プライム帯の主役にも近付けるのではないかと思う。
※案内人として視覚障害を持つお笑いタレント濱田祐太郎を配し、毎回少しずつ障害についての解説を挟む様だ。
ぼんやりとしか分かっていない事だらけだと思うので、ドラマを観ながら正しい知識が頭に入ってくればいいなとは思っている。
演出=内田秀実
- << 246 【2021秋ドラマ】 「恋です!~ヤンキー君と白杖ガール~ 」2話まで終了。 嫉妬したハチ子(生見愛瑠)が何か邪魔をするんだろうなとは想像していたけど、白杖を「私もこれ持ちたいなあ」はちょっとね。ハチ子としては森生がユキコに優しくするのは、目が見えない子を放っておけない性格だからという事にしておきたい、それで思わず言ってしまったみたいな感じでは有るのだけど、当初は白杖を嫌っていた自分のせいで、車から庇ってくれた幼馴染みの男の子が足に怪我をしてしまった事がトラウマになってるユキコは、「持てばいいじゃん!」と過剰に反応し、何も知らない森生との仲もギクシャクしてしまう。 生まれた時から全盲の青野(細田)には、白杖を持つ抵抗感というのが実感として分からないけど、普通の生活をしていて途中から見えなくなった人にとっては、白杖を持つ事は目が見えないと認める事だから、最初は抵抗感があるという空(田辺)の話には、そうなのかとハッとさせられた。 自分が気付かずにユキコに何かをしてしまったから傷付けたと思い込んでいる森生は、目隠しをして生活をしてみて、その大変さに気付く。ホントお人好しで優しい子。 森生と居ると普通じゃない事ばかりで楽しかったと気付いたユキコも、冒険をして森生に会いに行く。 いい方向に感化し合う二人だけど、献身的過保護の姉イズミは、そりゃ苛々するよね。 演出=内田秀実
>> 222
【2021秋ドラマ】
「東京放置食堂」3話まで終了。
今回は日出子が裁判官時代に担当して、15年間刑務所に収監されて出所して来た…
【2021秋ドラマ】
「東京放置食堂」4話まで終了。
結婚詐欺を認めたくない女・美咲(前田敦子)が島で巻き起こす騒動。
島出身の男と婚約し、島でウェディングフォトを撮ろうと約束して船に乗って来たはいいが、ウェディングドレス姿で待つも男は港に現れず電話番号は全部嘘。
マッチングアプリで知り合い、免許証も見せて貰ったと言うが。
昨日結婚式の前金を男に払ったから、手持ちも銀行にもお金が無いと言う美咲に、本当はもう気付いてるんでしょ?騙された事と日出子。
子供の様に泣き出す美咲。
そこからはビールを飲んでくだを巻き、出される料理に食らい付く美咲。←食い過ぎじゃね?金持ってないくせにと常連客(笑)
ダサ過ぎる男に合わせて自分を変えるなんてイヤと、夢見る夢子の様な浮わついた結婚観を語る美咲。
出た!くさや!
臭いと食べない美咲を例の貯蔵庫に連れて行き、「人生はおとぎ話じゃない!誰だって人に見られたくない物を奥の方に抱えている。結婚ってのはさ、そういう相手の弱い所を全部丸ごと受け止める事じゃないの?」と説教をする日出子。
うーん臭い…美味しい…とくさやを食す美咲。
給料が出たら返すという約束をきちんと守った美咲。島で傷が癒えたのか、マッチングアプリでドバイの石油王をゲットしたというオチ←それ一番怪しいヤツ(笑)
前田敦子はこういう女をやらせたら上手いな。
演出=アベラヒデノブ
- << 261 【2021秋ドラマ】 「東京放置食堂」6話まで終了。 いやぁ、冒頭の“ひょっとして渚は日出子が産んだ娘だったの?”と思わせておいて、話が進むと島に取材に来た人気脚本家・宮田洋子(橋本マナミ)に頼まれて、洋子が書いた脚本の一部を、雰囲気を掴む為という理由で演じさせられていた事が分かるという流れ、すっかり騙されたし上手い構成演出だったなあ。 映えスポットの“切通し”に案内された洋子が、「産道に見える!20年振りの母子の再会!」とか興奮気味に言い出し、岬の展望台の様な場所に居た女子高生風の二人を見て涙しているのを見て、この島に自分が捨てた娘でも居るのかなとは思ったのだが、まさかそれが冒頭の二人の会話に結び付くものだとは思いもしなかった。(←完敗ですグヌヌ。負け惜しみを言えば、素人二人の大根台詞から迫真の芝居が出来る迄が早ッ!(笑)) 洋子の、生後直ぐに養子に出した娘・サチ(伊崎花菜=スタダ所属=片桐はいりのバーター、初ドラマ)の養父母は、洋子に娘を見てやって欲しいと呼び寄せた位だし、サチには養父母だとは告げていたみたいで、実母を恨む事なく急いで走って来て、母とは名乗らずに去ってしまった洋子の乗る船を見送るラストは温かくて、この先の交流も感じさせてほっこりした。 脚本、演出共にお見事だった。 演出=アベラヒデノブ
>> 223
【2021秋ドラマ】
「どうせもう逃げられない」3話まで終了。
浅香航大が演じるカメラマンの深澤馨は“たくみ”“かおる”と下の名…
【2021秋ドラマ】
「どうせもう逃げられない」4話まで終了。
性格だけでなく頭も悪そうな粕谷の脅しに、何故拓己が屈したのかが意味不明。
なほが帳簿の改ざんなんてする訳無いのだから、因縁付けられてるだけだし、事故に遭わせるのなんて簡単だというのは、明らかな脅迫だから警察に言えばいいだけなのにね。
自分がやった粉飾決算をなほに擦り付けて、拓己を脅そうとしていた粕谷の頭の悪さに呆れてしまった。
気持ち悪いだけで敵役としては失格だな。
拓己の背中の傷痕はケロイド状になっているみたいなので、ひょっとして事故って火災が起きてしまったのかな。
自分のせいで死なせてしまった人が居るなら、次のの恋愛に踏み切る事は中々難しいだろうね。
で、告白する前に「社員とはそうならない」と断られてしまったなほは、髪の毛をバッサリ切ってしまった。(←実際にはウィッグだよね?あれ。雑誌モデルもやっているみたいなので、髪は切れないでしょ)
今回はイマイチだったな。
脚本、演出=河原瑶
【2021秋ドラマ】
「スナック キズツキ」(TX・ホリプロ・製作委員会)脚本=佐藤久美子 他 出演=原田知世、成海璃子、平岩紙、塚地武雅、小関裕太、浜野謙太 他 ナレーター・大和田伸也
益田ミリの漫画原作。《ドラマ24・40分枠》(全話数不明)
~傷付いた人だけが辿り着ける、お酒を出さない癒しのスナック「キズツキ」~
というのがドラマの謳い文句で、どうやってママのトウコ(原田)が客を癒すのかと思ったら…。
普通に美味しいソイラテを出し、作り始めたドライカレーを客の中田(成海)が見ると「ウチはカレーも美味しいよ」と勧め、中田が食べ終わると突然ママがギターを抱え、マイクを中田に渡して歌う事を強要(笑)
好きに歌えば適当に合わせるからと言われて戸惑いながらも、今の職場でのキズツキ『コールセンターあるある』を切々と歌い出す。合いの手を入れるママに乗せられて中田はスッキリと歌い終わると「二番行っていいですか?」と、今度は少し自己中な彼氏・潤(小関)の愚痴を歌い出す(笑)
店を出た中田は「何故歌った?私…」でも楽しかったなと帰って行く。
なるほどねえ、トウコは話を聞くのではなくて、歌わせて乗せて自ら「吐き出させる」スタイルなのね。
中田が飲んだり食べたりしている時に、客(安達=平岩)へのクレーム対応のストレスや、彼に本音が言えないストレスが回想で描かれているので、
(続く)
>> 233
(続き)
即興の歌詞の意味がよく分かり、笑えたり切なくなったりする。
このドラマが他のドラマと少し違うのは、「キズツキ」に訪れる客(ドラマ的にはゲスト)が、他の誰かと何らかの繋がりが有って単発出演ではない事。
クレーマー役の平岩さんは次回のメインで、中田の彼氏役の小関さんや、今回チラッと出た潤の上司役の塚地さんも、いずれメインの回が有るのだろう。
また第二弾として西田尚美、徳永えり、堀内敬子、八嶋智人等の出演も発表されていて、彼らもどんどん繋がって行くのだろう。
今回は客の安達がオペレーターの中田を言葉で傷付けたが、惣菜店店員の安達も誰かに傷付けられてスナックに辿り着く。
言葉を喋り感情を持つ人間は、意識しては勿論だが、無意識の内にでも誰かを傷付けている。自分自身が無意識に相手の行為を誘発している場合もある。事程左様に人間とは厄介な生き物なのだ。
次回の予告では安達にピアノを弾かせていたので、吐き出させる方法は歌だけでは無さそうだから、トウコが何を選ぶのかも楽しみだ。
最後はトウコのキズツキも観られるのかな?
演出=筧昌也
>> 224
【2021秋ドラマ】
「正義の天秤」2話まで終了。
うーん、このドラマでは鷹野の恋人の久美子(大島優子)が何故今の様な状態(いわ…
【2021秋ドラマ】
「正義の天秤」3話まで終了。
久美子が襲われた後に、鷹野が「お前が雨宮久美子を殺そうとしたんだろう」と取り調べを受け、鷹野が「そういうことか、検察は本当の犯人を知っているんじゃないか?」と呟き、それを廊下で一ノ瀬が見ているシーンが挟み込まれたのだが、これが鷹野が弁護士を目指す決定打になったのかな?そして一ノ瀬の立場の曖昧さね。もしかしたら怪しいと見せ掛けて、目的は鷹野と一にしているのかもとも思えて来たし。
過去2回より今回が一番面白かったし、観終わってスッキリした感じがする。
死刑が妥当な求刑なのに容疑者に虚を突かれ、手玉に取られて迷いと不安が生じ、無期懲役の求刑にしてしまった長谷川検事(高橋克実)。
「このままでいいんですか?」と、裁判前の法廷での、長谷川に正義を問う鷹野との一騎討ちが、いつもの裁判ショーとは違い、二人の真摯なやり取りがひしひしと伝わって来て胸を打った。
今迄、このキャッチボールシーンって必要?って思っていたけど、今回、自分は取り引きなんてしていない!道を外してなんかいない!とばかりに、杉村が気持ちを乗せた強い返球をしたのを観て、初めて投げ合う意味を感じた回でもあった。
控訴をした上で自死を選んだ長谷川が教えてくれたキムラヒデユキを調べろ、ここから突破口は開けるのだろうか。
共同脚本=井上季子 演出=二宮崇
- << 267 【2021秋ドラマ】 「正義の天秤」全5話終了。 ルーム1が引き受けた少女誘拐殺人犯の南野一翔(千葉雄大)は鷹野に、万引きで補導された事が二度ありそれが今回不利にならないかを尋ねた事から、彼が実父のDVから逃れる為に名字を変え、名前に実父と同じ文字が有るのを嫌悪して名前も変えていた事が分かる。元の姓名は木村英之、彼こそ安倍川事件の真犯人だった。 南野は当時、被害者の血を付けた100円玉を態と道端に落とし、偶々それを拾ってポケットに入れたのが被害者からの借金を踏み倒していた川又で、捜査の対象だった彼のズボンから被害者の血痕が出た事でこの事件の犯人とされ、既に死刑執行されていた。 本当は4人も殺し、久美子もあの状態にした男なのに、本件では少女一人の誘拐殺人なので無期懲役が妥当。 南野が木村だと知っている一ノ瀬検事は、鷹野に法廷で協力して死刑に持ち込もうと提案するが…。 一ノ瀬は当時の主任検事に100円玉の件をもっと精査する様に直訴したが受け付けて貰えず、この件を追う久美子にも危険だからと止めたがああいう事になってしまい、ずっと安倍川事件を引き摺っていた。 法廷で弁護士バッジを外している鷹野は、被害者の母親から貴方の大切な人を殺されたら赦せるのかと聞かれ、私なら被告人を絶対に赦せない、この被告人にもし更正の時が訪れるとしたら、それは自分に死刑が下される瞬間だと発言、 (続く)
【2021秋ドラマ】
「言霊荘」(EX・ABEMA・MMJ)脚本=橋本裕志 出演=西野七瀬、永山絢斗、内田理央、堀田真由、内藤理沙、三吉彩花、森田望智、石井杏奈、中村ゆりか、斉藤由貴 他
オリジナル作品。《土曜ナイトドラマ・30分枠》(全話数不明)
負の感情からふと呟いた願望が現実になり、それを知った呟いた本人も、あまりの出来事に精神的に追い詰められて…というホラー。
前期の「准教授・高槻彰良…」で、怪異の大半は人為的に作り出された物という話を見続けたばかりなので、どれが作為なのかという目でずっと観ていたのだけど(笑)、除霊師のトシマ(斉藤)の指示で、祓詞(はらいことば)を一晩中唱え続け、朝迄決して窓を開けてはいけないと言われていたので、鳥のチュンチュンというさえずりを確認して窓を開けたらまだ真っ暗だったという部分だけは、人為的に録音を流せるなと思ったけど、それ以外は分からなかったなあ。
リアタイだと夜中だし、ホラーは基本苦手なんだけど、ビビりのインチキ霊能者レイシ(永山)や、がめついトシマの言動で笑わせてくれるし、煽る音とかも控えめなので、これなら何とか観られそうかなと。
主演は別として、その他の若手女優は魅力的な人が揃っているので、彼女達の競演も楽しみの一つだ。(一番観たかった三吉さんが真っ先に死ぬなんてアララ…)
演出=落合正幸
【2021秋ドラマ】
「顔だけ先生」(東海テレビ・スイッチ)脚本=水野宗徳 他 出演=神尾楓珠、貫地谷しほり、三浦涼介、阿部華也子、笠原秀幸、和田聰宏、八嶋智人 他
オリジナル作品。《土ドラ・55分枠》(全11話予定)
番組提供画面の両サイドにテロップが出て、向かって左が『非常識講師がやってきた!!』右が『こじらせたまま大人になった全ての人へ捧げる』、これがこのドラマを端的に洗わしているなと、観終わって思った。
世の中の常識とか慣例とされている事、暗黙の了解とか阿吽の呼吸とか、そういうのが一切通じない、1コマ3千円で雇われた私立高校の非常勤講師・遠藤(神尾)。
彼の常識に囚われない、彼にとってのシンプルな言動が、生徒に、やがては教師に少なからぬ影響を与えて行くという話なのだろう。
遠藤は好き勝手にやっている様には見えるが、押し付けがましさも無いし、主任の亀高(貫地谷)に注意された時の返しも屁理屈では無いので、観ていて不快にならない、それがこのドラマのいい点だな。
そして今回フィーチャーされた生徒は水原(田端妃菜)で、遠藤の言葉に感化されて、自分の本当にやりたい事をアピールする糸口として坊主になってしまうという話。坊主になれば皆が注目して、自分の夢を応援してくれると思っていたのに、ドン引きされるだけで失敗しちゃったというのも、高2の割には幼いけど可愛かった。
(続く)
>> 237
(続き)
そして実際に本人がバリカンで髪を刈り上げ、それを一発撮りしたそうなのだが、演じた田端妃菜は16歳、目力が有り鼻筋が通っているので、坊主でもそれ程違和感は無い。坊主になると分かっていて、オーディションで自分から取りに行ったとか。
綺麗な顔立ちではあるんだけど、普通のロングヘアーだと芸能界には同類がゴロゴロ居るので目立たない。ここで一発名前を売るには持ってこいの役だし、新ドラマの初回だからインパクトも有る。ハイリスクハイリターンってヤツで、SNSを見た限りではこの作戦は見事に成功して、ドラマ好きの間ではかなりバズってる。(←さすがホリプロ戦略が上手い)
一発目がこれだと、次からの生徒役の子はハードルが一気に上がってしまって、ちょっと心配かな。
神尾くんは勿論顔だけじゃなくて、遠藤の飄々とした感じを上手く出していて良かったし、受け手の貫地谷さんを筆頭に回りを固める役者さんが上手いから、安心して観ていられる。
そんなに期待はしていなかったんだけど、「消えた初恋」を捨ててこっちを選んで正解だったのかなと思っている。
演出=原桂之介
【2021秋ドラマ】
「日本沈没-希望のひと-」(TBS)脚本=橋本裕志 出演=小栗旬、松山ケンイチ、杏、ウエンツ瑛士、中村アン、國村隼、風吹ジュン、比嘉愛未、宮崎美子、吉田鋼太郎、杉本哲太、風間杜夫、石橋蓮司、仲村トオル、香川照之 他 ナレーター・ホラン千秋
小松左京の小説原作。《日曜劇場・54分枠》(全話数不明)初回25分拡大
二酸化炭素を排出しない海底資源を吸い上げる国家プロジェクト(COMS)に断固反対し、関東沈没を唱える地震学者・田所(香川)と、彼を詐欺企業の手先に仕立て上げて、COMSの反対運動を押さえ込みたい政府、その政府側のオピニオンリーダー的立場にいた環境省官僚の天海(小栗)が、伊豆半島沖のダイビング時に、自身が実際に見た海底の割れ目から吹き出す暖気、そして危うくその割れ目に吸い込まれそうになった体験により、徐々に根拠が無いと言われていた田所の“関東沈没説”に傾き始め、問題ないとする政府肝いりの会議の結論に異議を唱え、“君はもう終わりだ”的な雰囲気の中、田所が天海に予言していた通りに伊豆半島沖の島が完全に沈没してしまい、日本中が騒然とする迄が描かれた。
地球物理学とか会議とか、リアタイで観ていたら全部は理解出来ないのだが、この手のドラマを観る楽しみは、極限に置かれた時の人間ドラマその物だから、その意味では集中して観られたし良く出来ていたと思う。
(続く)
>> 239
(続き)
二点だけ。
海底で吸い込まれそうになった天海が何とか助かるシーンの描写が甘くて、あの海流の勢いの中どうやって助かったのかが分かり難かった。
そして日の島の沈没シーンの周囲の海の穏やかさが気になった。島が海に飲み込まれて行くのに、あの程度の波の動きだけって、ちょっと信じられない。
福澤組を引き摺る香川さんの台詞回しは少し気になったけど、それ以外からは福澤臭はしなかったし、登場人物が多い中、天海を徹底的に主人公然として立たせている演出も良かったと思う。
極限の中で天海がどの様な活躍をしてくれるのか、楽しみにしている。
演出=平野俊一
- << 255 【2021秋ドラマ】 「日本沈没-希望のひと-」2話まで終了。(2話は15分拡大) 前回、撮影中の潜水艇で急に具合の悪くなった安藤(高橋努)が態とらしかったけど、やっぱり世良から“合図が有ったら仮病になれ”と言われていたのね。そして世良のバックには与党の古狸・副総理の里崎が居て“沈没が1割程度の確率なら公表する必要はない”と言われていた。 国民ではなく国体が一番大切な政治家の怖さね。 里崎を演じた石橋蓮司さんは、コロナ禍における政治家の動きが参考になったとした上で「要するに、楽観主義・自己保身・決断の遅れは、大惨事を招くということです」とコメントしており、初回に流れた全編予告は正にそれを差していると思われる。 それに加えて圧倒的な才能の持ち主の田所にはどうしても勝てず、運良く彼の自爆で大学から追放出来たのに、政府の御用学者に迄上り詰めた今、また目の上のたんこぶになり自分の邪魔をする田所が憎かったという私怨も、世良には有った様だ。 天海は処世術に長け清濁併せ呑む事が出来る男として初回から描かれており、その処世術で自分のピンチも切り抜けて行く、この辺りがこのドラマの魅力の一つでもある。 ※バッサリ行った筈の中村アンの髪がロングで、ウィッグでも無さそうなのが気になっていて少し調べたら、このドラマは今春迄に全編撮影終了しているとの事。 演出=平野俊一
【シーズン枠外ドラマ】
「真犯人フラグ」(NTV)脚本=高野水登 出演=西島秀俊、芳根京子、佐野勇斗、桜井ユキ、生駒里奈、柄本時生、柿澤勇人、原菜乃華、渋川清彦、深水元基、迫田孝也、平田敦子、正名僕蔵、田中哲司、宮沢りえ 他
秋元康の企画原案。《日曜ドラマ・55分枠》(全話数不明)秋冬2クール作品
ある日突然、妻と娘と息子が失踪し、事件扱いするには証拠が乏しく、まずは家出人扱いにすると警察に言われた相良(西島)は、週刊誌編集長の友人・河村(田中)に相談、実名・顔写真を載せてデジタル版で記事にした方が情報が早く得られると勧められ了承するが、記事が出てメディアの取材が始まり騒動になると、どうもこの夫が怪しいのでは?というフラグが立ってしまう。
家族仲は良く、念願のマイホームも建てるばかりになっていた。夫にしてみれば狐につままれたみたいな感じで、当初は切迫感が無く、それが疑われる原因の一つにはなったのかもという感じだ。
長いし秋元ドラマだからもう考察とかはせずに、ただ眺めていて楽しめれば観続けると思う。
※深水さんが出る事は知っていたけどどの役かは知らなかったので、やけに背が高い住愛ホームの担当者(林)を見ても、最初は気付かなかったのだけど、ひよろっとした感じと目を見てもしやと思い調べたら彼だった。#ただリコの佐野とのあまりの違いにびっくり。スゴッ!
演出=佐久間紀佳
- << 312 【シーズン枠外ドラマ】 「真犯人フラグ」5話まで終了。 細かい考察等はせずに、何か瑞穂(芳根ちゃん)は出来過ぎで怪しいなあ、大学同期の二人(田中哲司、迫田孝也)も、全幅の信頼が置けるのかなあとか、ふんわりざっくり感じながら観ていて、4話迄はそれなりに楽しんでいたのだが、今回は…まあ酷かった。 本木(生駒ちゃん)、菱田(桜井ユキ)、猫おばさん、太田黒部長(正名僕蔵)、大阪本社の男等々、みんな設定が異様で只々気持ち悪くて、それに輪を掛ける煽り効果音(私的には逆効果音)で、もう楽しむどころでは無い位に気持ち悪くて不快だった。 内容的にも殆ど話は進まず引き延ばしに掛かっているから、余計に中身の伴わない気持ち悪さだけが目立ってしまうんだよね。 と同時に主人公の長所だったおおらかさが“只の抜け作”に見えて来る不快さも襲って来て、一気につまらなくなってしまった。 ぷろびん(柄本時生)も気持ち悪い設定なんだけど、一応世相を盛り込み作り込んだ上での気持ち悪さなので(法律を持ち出されると弱い所なんかリアルだし)、イラッとはするけど役として理解出来るので不快と迄は行かない。 ドラマとしてこの差は大きいよ。 考察はしない口だけど一つだけ。 あのサッカーボールは地上から蹴ってあの窓の位置に当てるのはプロでも多分無理。ベランダの柵が邪魔だから。 脚本=高野水登 演出=中島悟
【2021秋ドラマ】
「じゃない方の彼女」(TX・FINE)脚本=服部隆 他 出演=濱田岳、山下美月、小西真奈美、豊田裕大、東野絢香、宝辺花帆美、山崎樹範、YOU 他
秋元康の企画・原案。《ドラマプレミア23・49分枠》(全話数不明)
休日の格好がシャツのボタンは全部留め、裾はズボンの中に入れてウエストはベルトでキッチリ締め、ズボンの丈は白い靴下の大部分が見える位に短め、こんなダサくて振る舞いはくそ真面目な妻子持ちの准教授(小谷=濱田)に、可愛くて実際にモテまくりの女子大生(怜子=山下)が、積極的に近付いてくる理由とは?
学部も違うし授業も取って無い様なので、成績の為では無さそうだから、心理学専攻という事で何かの研究のデータ集めの対象にされてる?(笑)
全体のタッチは明るくてコメディーっぽいし、この二人が不倫に走る図というのは考え難いんだけどなあ。
怜子の育ち方とかが分かって来ると方向性も見えて来るのかなと。
凄く面白いとかでも無いので、もう少し様子見をしてみる。
演出=三木康一郎
【2021秋ドラマ】
「サムライカアサン」(NTV・JS・AX-ON)脚本=服部隆 出演=城島茂、大西風雅、井頭愛海、リョウ、名坂大志、有野晋哉 他
板羽皆の漫画原作。《シンドラ・30分枠》(全話数不明)
原作は知らず、簡単なドラマ紹介の記事を読んだ時にイメージした“こんな感じかな?”が、まんま“そんな感じ”で、とても観やすかった。
1話で二つの話が盛り込まれるのは想定していなかったけど、基本、反抗期の息子にウザがられながらも怯む事なく、ありったけの愛情を注ぎ込むオカンの姿と生活を描くだけなので、テンポを保つ為にはこの方が良いと観終わって思った。
城島くんは想像通りの適役で、上手いし面白い。ちょこっとしか出て来ない夫役の有野も、すっとぼけていていい味を出している。
息子役の大西くんの事は全く知らなくて、演技も今回初めて観た。
台詞は棒読みに少し色を付けた程度の物で、素人と大差ない演技力だったけど、何と言うか風貌とかキャラとかが、“いつまでも子供扱いするオカンにうんざりしているけどやっぱりそれなりに子供”という、微妙な時期の少年そのものみたいな感じなので、まあ許容範囲かなと。
※構えずに気楽に観てほっこりしたいので、レビューを書くのは今回のみとしたい。
演出=内田秀実
- << 357 【2021秋ドラマ】 「サムライカアサン」全10話終了。 初回は面白くて満足の行く出来だったけど、その後も基本よい子の武士に注ぐ過剰な愛情だけが描かれて、少し食傷気味になっていた頃に、武士がこずえの家に初めて遊びに行き、母親代わりをしてくれている姉を取られるのではと嫉妬して不機嫌な弟のケンジに嫌われ、それをこずえがよい子に相談した辺りから、よい子の濃い愛情の対象がこずえとケンジにも分散、それと同時によい子の人生経験から出て来るアドバイスや思いやりの言葉が胸に来る事が増えて、まさかこのドラマで泣くとは思っていなかったのだが涙する場面が何度か有って、ドラマとしても尻上がりに良くなって行った印象が強い。 最初はあんなに母親をうざがっていた武士が、漫才師を目指すと決めて一人暮らしをする日が近付くに連れて、斜に構えたり照れながらでは有っても母親の相手をする位にはなり、引っ越しの前日にはとうとう夕飯を食べながら「オカン、美味いな」と声を掛け、最後はオカンの子守唄も拒否せず、ベッドに潜り込んで来ても寝た振りをして追い出さなかった。 こういう男の子の言葉とは裏腹な優しさ、思いやりにもグッと来たし、流石よい子の育てた子だったね。 脚本(全話)=服部隆 演出=内田秀実1.2.3.8.10話、中茎強4.5.6.9話、今和紀7話
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【2021秋ドラマ】
「ムショぼけ」(ABC)脚本=アベラヒデノブ 他 出演=北村有起哉、九条ジョー、武田玲奈、松尾諭、木下ほうか、末…
【2021秋ドラマ】
「ムショぼけ」2話まで終了。
前回のレビューで『…ネックは幻影刑務官の存在だけなんだけど。』と書いたのだが、今回憎きHIROと直接会った時に、また陣内を怒らせたHIROに殴り掛かろうとする腕を掴んで止めたのは幻影刑務官、このシーンで彼の役割と存在意義がはっきりと分かり、もうネックでは無くなったのでより面白く観る事が出来た。
陣内は組の兄貴分の平松(木下)に、ムショを出たら組を持たせてやる、5千万円もやると言われて敵対組長にカチコミを掛けた(HIROが自分の番組でバカにしていた様に、実際は弾が逸れて負傷させただけだった)のだが、実はその数時間前に組同士の手打ちが行われていて、落とし前を迫られた組長達は、陣内は前日に破門にしていた男だと嘘をついて何とか事を収めた。面会で、だからお前には組も持たせられないし金もやれないと言う平松に、荒れ狂う陣内。
お務めが終わり、金属バットを手に平松に仕返しに行った陣内が見たのは、“ハマの吸血鬼”と呼ばれていた男とは程遠い、しょぼくれた只のじいさんだった。拍子抜けする陣内。
HIROが話していた男は“陣内宗介では?”というDMがナツキから来たのをきっかけに、リサ、さとし、平松も協力して、娘と涙の再会を果たした陣内。あんな風に泣いて抱き付いてくれるなんて、家庭ではいい父親だったのね。
脚本=澤口明宏 脚本、演出=逢坂元
- << 260 【2021秋ドラマ】 「ムショぼけ」3話まで終了。 「現場監督に言われた」からと、平松にクビを言い渡された陣内。 「また破門かあ?」(笑) 前科者の44歳はどこも雇ってはくれない。そんな時に道で肩がぶつかり、一触即発になった相手が同房だったシゲ。シゲの職場(コピー機の配送)に日給8500円で雇って貰えたが、慣れない仕事で3人組のチームの足を引っ張ってばかり。 飲み屋でシゲに「いない方が仕事が早い」と、もう一人の同僚が愚痴っているのを立ち聞きしている陣内。 HIROに呼び出されて“女の子のいる店”に3人で行くとそこはぼったくりバーで、潜入したHIROは見付かって拘束されていた。相手の態度に遂に切れた陣内は、ギアが入り殺気を漂わせて次々にボコボコにして行く。ああ、スッキリした!(←私(笑)) 事情を知らない同僚の前でエライ事をしてしまったと我に返った陣内。でも同僚はすっかり尊敬の眼差し。あんな明らかにマルボー絡みの店の男達に、普通の男は挑んでなんていけない。それは「スゲーッ!」ってなるわな。 幻影刑務官に、遂にやってしまったなと言われた陣内、トボトボと実家に帰ると、何と娘のナツキがオカンと一緒に夕食を作って待っていた!一瞬で元気になる陣内が可愛かった(笑) 脚本=澤口明宏 脚本、演出=逢坂元
>> 215
(続き)
「友達なら応援してもおかしくないでしょ?」と。
手を出す潔、古見さんも手を出し握手。
その後、めちゃくちゃ手を洗う潔(笑)
…
【2021秋ドラマ】
「古見さんは、コミュ症です。」6話まで終了。
恋心とはどういうものか具体的に分かっていない古見さんが、“えっ、この感情は何?”と気付き始めた時、一方で只野は古見さんから電話で言われた話を、“もう僕は戦力外なんだ”と受け取り激しく落ち込んでいた。
うーん、まだまだピュアな若者達の、迷子になりそうな恋心は切ないなあ。キュンキュンしちゃう。
とうとう出て来た転校生の成瀬詩守人(なるせ・しすと=城田優)、黒板の端から端まで使って成瀬と書き、鏡を見詰めて髪をいじる等々早速かましてくれてるが、実は彼もお一人様族らしい。
皆でカラオケに行く事になり、古見さんは成瀬を誘う。友達とカラオケに行くのが夢だった古見さん。同じく皆でカラオケは初めての成瀬が、考え過ぎて選んだのは「森のくまさん」(笑)でも皆が輪唱してくれて盛り上がる。
文化祭でやる事になった「メイド喫茶」がどういう物かを、只野がコスプレをして長名と万場木が説明。古見さん、無理にやる事はないと心配する只野に対して、長名と万場木はやってみなければ分からない、只野君は決め付け過ぎと言い、古見さんは「やります」と言葉で伝える。
そして冒頭に書いた電話での長い会話。
古見さんの「もう大丈夫です」に込めた気持ちと、只野の受け止め方の落差ね。言葉って本当に難しい。
演出=石井永二
- << 259 【2021秋ドラマ】 「古見さんは、コミュ症です。」7話まで終了。 文化祭用のメイド服の裁縫で、指を針で刺してしまい戸惑う古見さん。直ぐに察した只野がキズバンを渡しに行く。まだ戸惑っている古見さんに、自分では貼り難いんだと察し貼ってあげようと思う只野。でも戦力外だと思い込んでいるので少し躊躇う。 キズバン一つ貼るのに、お互いにあんなに目線キョロキョロ、内心ドキドキの二人にもうこっちもキュンキュン。 挙げ句に間違った所に貼ってしまう只野に、指なんだけどとは言えない古見さん。 冒頭のこのやり取りだけでも観て良かったと思える仕上がり。 万場木は只野に「好きな人は?」と聞き、「いないと思います」の答えに「古見さんとか?」と聞き返すが、慌てて否定されてこの時点で恐らく察知。 只野と文化祭を一緒に見て回りたい古見さんは、長名に『どうやって誘えば?』とノートで質問するのだが、それを見てしまった万場木は二人の両想いを完全に察知。 道化て身を引く万場木が切なかった。 「友達はいるよ、オレ(自身)」と言う成瀬に、まだ少ないけど気持ちは友達100人だと思っている古見さんが、「分けてあげたいです、その気持ち」って思いやるシーンも優しさに溢れていて素敵だった。 ※最終回は一週お休みで11/1に放送。 ※前回の訂正。成瀬詩守人→成瀬詩守斗に訂正 演出=石井永二
>> 230
(続き)
という意味で話していて、ユキコが「私が…普通…」と戸惑うシーンは印象的だった。
ユキコが森生の事を「黒川」と呼び捨てにして…
【2021秋ドラマ】
「恋です!~ヤンキー君と白杖ガール~ 」2話まで終了。
嫉妬したハチ子(生見愛瑠)が何か邪魔をするんだろうなとは想像していたけど、白杖を「私もこれ持ちたいなあ」はちょっとね。ハチ子としては森生がユキコに優しくするのは、目が見えない子を放っておけない性格だからという事にしておきたい、それで思わず言ってしまったみたいな感じでは有るのだけど、当初は白杖を嫌っていた自分のせいで、車から庇ってくれた幼馴染みの男の子が足に怪我をしてしまった事がトラウマになってるユキコは、「持てばいいじゃん!」と過剰に反応し、何も知らない森生との仲もギクシャクしてしまう。
生まれた時から全盲の青野(細田)には、白杖を持つ抵抗感というのが実感として分からないけど、普通の生活をしていて途中から見えなくなった人にとっては、白杖を持つ事は目が見えないと認める事だから、最初は抵抗感があるという空(田辺)の話には、そうなのかとハッとさせられた。
自分が気付かずにユキコに何かをしてしまったから傷付けたと思い込んでいる森生は、目隠しをして生活をしてみて、その大変さに気付く。ホントお人好しで優しい子。
森生と居ると普通じゃない事ばかりで楽しかったと気付いたユキコも、冒険をして森生に会いに行く。
いい方向に感化し合う二人だけど、献身的過保護の姉イズミは、そりゃ苛々するよね。
演出=内田秀実
- << 258 【2021秋ドラマ】 「恋です!~ヤンキー君と白杖ガール~ 」3話まで終了。 「身長差が有ると声が聞き取り難かったりする」成る程なあ。 例えば普通の人が身長差の有る人と会話をする場合は、聞き取り難ければ表情を見たり口の動きを見たり等、聞こうとする行動が直ぐに出来るけど、目の不自由な人にはそれが出来ないからという事なのだろう。 身長差を埋めるにはヒールの高い靴だ!と、転けやすいなどのマイナス面に迄は頭が回らない黒川に対し、姉のイズミは「無神経な人」と非難するが、ユキコは「俺のいい所は?」と黒川に聞かれて「バカみたいに単純で猪突猛進、やる事全部予想外、だから一緒に居るとワクワクする」と答える。 全力で妹を守って来た姉と、そろそろその枠が窮屈になって来た妹との捉え方の違いで口論にもなったけど、最後は歩み寄り、姉も妹の成長を認めて少しだけ見守る方向に舵を切れたので良かった。 黒川の就活は全敗。まあ最初は見た目と経歴で判断されるのは世の常、これは仕方ない。結局、獅子王が店長をやっているレンタルビデオ店にバイトで雇われたけど、友達だからというよりは、店の不備を的確に指摘する黒川の能力を買ったという理由での採用だから、ご都合主義とはちょっと違うかな。 ユキコが隣に居るのに、目が見えないからって態と黒川にキスをするハチ子の嫉妬心がどす黒くて、ちょっと不快。 演出=狩山俊輔
【2021秋ドラマ】
「SUPER RICH」(CX)脚本=溝井英一デービス 出演=江口のりこ、赤楚衛二、町田啓太、菅野莉央、板垣瑞生、矢本悠馬、志田未来、中村ゆり、戸次重幸、美保純、古田新太、松嶋菜々子 他
オリジナル作品。《木曜劇場・54分枠》(全話数不明)初回15分拡大
江口のりこが金持ちの女社長の話を主演するという情報しか知らないで観たので、まさか初回で一文無し(←という様な事を氷河衛(ひょうが・まもる=江口)が春野優(赤楚)に言っていたけど、あの時点ではまだ帰る家も有った筈だよね?財布も偶々持っていなかっただけで)になって、そこから這い上がる話になるのだとは思っていなかったので、展開の早さにびっくり。
生まれた時から金持ちで、金の苦労は一切して来なかった衛と、貧乏な家に生まれて金の苦労が絶えなかった優が、同じラインに立って補い合いながら、人生の逆転劇を演じて行くという話にしたいのかなあ。
衛が一ノ瀬亮(戸次)と起業した電子書籍の会社(スリースターブックス)の社員?構成が、ちょっと分かり難い。投資決定の会議に出ていた連中は、衛さん又は衛呼びをしていたので、起業当時からの仲間で、社員ではなくて役員なのかしらね。
皆が反対する(一ノ瀬を100%信用していなさそうな)中、深く精査もせずに投資を押し切った衛。あれは信頼というよりは、唯一の拠り所を失いたくない
(続く)
>> 247
(続き)
という、家族がいなくて孤独な衛の本能的な物だったのかな。
金持ちの道楽では、社員40人だかの企業に迄は育てられないから、経営判断にはそれなりにシビアな筈の衛が、一ノ瀬の事になると判断力が鈍る、そこをまんまと利用されてしまった訳だが、これって一ノ瀬も利用されていて黒幕がいるか、もしくは何らかの理由で嵌められて脅されたから仕方なくなのか、どちらかのパターンの様な気がする。
子犬系男子の優の本領が、どの様に発揮されて衛を助けるのかがまだ見えないので、何とも評価しにくいのだが、初回に関しては可もなく不可もなくと言った所かなあ。
暫く様子見だな。
半分位は素っぴんで出ていた様な気がする江口のりこは、主演だからと言って気負うでもなく、いつもの本領を発揮していてその点は安心して観ていられる。
演出=三橋利行
- << 262 【2021秋ドラマ】 「SUPER RICH」2話まで終了。 今回、会議に出ている社員?について、衛から優に簡単に説明が有ったけど、どうやら今吉は立ち上げメンバーだから呼び捨て、他は衛が次々に集めて来て、一ノ瀬と今吉が衛呼びをしていたから、さんをつけて衛さん呼びをしているみたいだな。一ノ瀬以外は社員なのかなあ、まあ幹部社員扱いにしておくわ。 人物描写は下手だよね。さらっとした台詞一つでも、その人物特有の描写が出来る様な脚本家も居るけど、この脚本家は無駄な描写が多く、肝心な部分で深みやキレが無い様な気がする。 だから江口さんには、その演技と迫力で惹き付けられるけど、役の人物としては、優や幹部社員も含めて何か強くは惹かれないのは、多分その(描写が下手)せいなのかなと思う。 あと会社の仕事内容の描き方も雑な感じで、肝心な部分(幹部社員の件もそうだけど、事業内容もどこまで手を広げているのかとか)がよく分からない。 でも逆説的だけど良い点は、細かい事は抜きにしてダラダラせずに、意表を突く展開の速さで興味を繋いで行く所。この中身で前作みたいにダラダラしてたら離脱してたかも。 衛は会社を解散して、ボロっちい一軒家からまたスリースターブックスを始める事にして2話は終わったけど…、幹部社員や碇や優が着いて来たのは分かるけど、何故にインターンも居るのかな?(笑) 演出=平野眞
【2021秋ドラマ】
「らせんの迷宮-遺伝子捜査-」(TX・AX-ON)脚本=黒岩勉 他 出演=田中圭、安田顕、倉科カナ、中田圭祐、古川凛、渡辺いっけい、松坂慶子 他
夏緑、菊田洋之の漫画原作。《金曜8時のドラマ・54分枠》(全話数不明)初回48分拡大※全話撮影済み
面白かった。何がいいって主人公の遺伝子科学者で『DNA解析の世界的権威(by乱原流奈)』である神保仁(田中)の性格設定。
フィールドワークになるとオタク全開になるのは、こういうその道の第一人者には有りがちな設定なんだけど、今回で言えば一人目の犯人を説得する時の余裕のある態度、そして何と言っても連続殺人の真犯人に拉致監禁されて、刃物で殺すと脅されているのに全然怖がらず、自分で分析した犯人の頭の良さを説明して相手を喜ばせたと思ったら、今度はその性格分析で罵詈雑言の言いたい放題で、相手を怒らせてしまう余裕ぶり(笑)
相棒になった熱血刑事の安堂源治(安田)が助けに来てくれると信じていたとは言え、殺す気満々なサイコパスみたいな男に対して、あんな通常運転で会話が出来る人間がいるだろうか(笑)
遺族として平岡祐太が登場した時に、真犯人はこいつだ!とは思ったけど(笑)、いつにも増して気合いの入った演技で、静から狂気へと変化する犯罪者を表現していて素晴らしかった。
次回は脚本家が交代するのでどうなるかな?
演出=岩本仁志
「最愛」(CX)脚本=奥寺佐渡子 他 出演=吉高由里子、松下洸平、田中みな実、佐久間由衣、高橋文哉、奥野瑛太、岡山天音、茅島成美、薬師丸ひろ子、光石研、酒向芳、津田健次郎、及川光博、井浦新 他
オリジナル作品。《金曜ドラマ・54分枠》(全話数不明)初回15分拡大
新井順子(プロデューサー)+塚原あゆ子(演出)の黄金コンビ+奥寺佐渡子(脚本・過去作/夜行観覧車/Nのために/リバース他)のドラマとあって、期待度もかなり高かったのだが、次も直ぐに観たくなる様ないい仕上がりで、流石だなと大満足だった。
15年の時を経て疑惑の人となった梨央(吉高)の、表には出ていない過去の事件のポイントは、その件に関して肝心な部分の記憶が梨央には無い事、父親が自分がもう少し早く戻っていればと後悔していた事、弟の優は興奮すると暴力的になるが、その部分の記憶は飛んでしまう病気を持っている事、この辺りに有るのではないかと思う。
渡辺康介(朝井大智)が狙いを定めた様に梨央に纏わり付いて行くシーンの、これから起きる事が想像出来る様なネチネチとした感じの演出が凄かった。
あの時に渡辺が何かを素早くポケットに仕舞う様な仕草をしたけど、あれが恐らく梨央の大切な御守りで、15年後に『証拠』として刑事の大輝(松下)が気付くきっかけになる皮肉、設定が上手いなあ。
(続く)
>> 250
(続き)
松下さんの大学3年生は問題ないけど、吉高さんの高校3年生はちょっと厳しかったなあ。髪型が無造作に後ろで束ねただけという、まあ白川郷に住む素朴な女子高生だから敢えての無造作だとは思うのだが、それが却って吉高さんの実年齢を感じさせてしまった様な気がするのよねえ。
あれ、高い位置のポニテにして前髪を作るだけで劇的に若くなると思うんだけど、初回のシーンの為だけに前髪を作るのは難しいか。
「Nのために」もミステリーなので当初は“考察”しながら観ていたけど、途中からは人間ドラマとしてハマって行った感じだったので、「最愛」は湊かなえさんの原作ではないけれど、奥寺さんが深みの有る人間ドラマにしてくれる事を期待して、楽しみに観て行きたいと思う。
演出=塚原あゆ子
- << 264 【2021秋ドラマ】 「最愛」2話まで終了。 渡辺康介と梨央に何が有ったのかの真相はもう少し引っ張るかと思ったけど、無くなっていた優の携帯が父親の荷物から出て来て、そこに残っていた優が撮ったあの夜の映像を帰郷した梨央が見る事で、事実を知るという形だった。 やはり予想通りで、梨央が引き摺られていたのは薬を飲まされていたから、優が撮っているのに気付いた渡辺が携帯を奪おうとして、優はそこに有った金属製の何かの棒で応戦、渡辺が棒の先を掴み引っ張った時に優が突く形になり、渡辺の腹に突き刺さった。その後に渡辺は倒れ動き回った為に、より深く刺さって死んだのか、又は帰宅した父親がトドメを刺したのかは分からないが、遺体を富山県に遺棄したのは父親なのだろう。 怖がる優に「消したから」と言って携帯を返す梨央。そして5年後、優は失踪した。 梨央の帰郷が1年振りとしたら、その時に優は10歳。という事は15歳位で失踪して今は24歳。後藤(ミッチー)の情報屋(高橋文哉)だけHPの相関図に名前が載っていなくて、年齢的にも近そうなので彼が優なのかも。 何故後藤の足になって梨央を調べているのかは分からないけど。 冒頭、他人の振りをして大輝の事情聴取に応じる時の凛とした大人の女の梨央、その後の加瀬と食事をする時の、素朴さを残した素の梨央との落差の激しさ。吉高由里子の代表作になりそうだな。 演出=塚原あゆ子
【2021秋ドラマ】
「群青領域」(NHKエンタープライズ・NHK・MMJ)脚本=長田育恵 他 出演=シム・ウンギョン、若葉竜也、柿澤勇人、細田善彦、落合モトキ、田中俊介、SUMIRE、樫山文枝、徳永えり、板谷由夏 他
オリジナル作品。《ドラマ10・44分枠》(全10話予定)
学生時代に組んだ4人のバンドが、メジャーデビューの際に新たにボーカル1名を加えた。そのボーカル陽樹(柿澤)とキーボードのジュニ(ウンギョン)は恋仲となるが、ある日突然陽樹は脱退を宣言、ジュニにも別れを告げ新恋人のハリウッド女優・恵(SUMIRE)の元へ去ってしまう。
傷付いたジュニは、次々とリレーされて行くSNSの目撃情報に追われながら、行きたいと思っていた海に辿り着くが、岩場を走り突端に立った時に、自殺志願者と勘違いして追って来た釣り人(若葉)に声を掛けられて驚き海に落ちてしまうが、飛び込んだ彼に助けられて…という所迄が描かれた。
バンドの演奏演技は結構ナチュラルで良かったけど、ドラマ部分は観念的で、特にジュニと陽樹が恋仲に見えないのが致命的だった。
次回からは助けてくれた男を通じて、海辺に暮らす人々とジュニの交流が始まるみたいで、そこから地に足の着いた人間ドラマに変化して行くのか、もう少し様子見をしたいと思う。
演出=植田尚
- << 279 【2021秋ドラマ】 「群青領域」2話まで終了。 釣り人の蓮に助けられ、彼の下宿先に連れて行かれたジュニ。 年老いた女将のたえ(樫山文枝)は何も聞かずに替えの服や食事等世話をしてくれる。「そろそろ…」と出て行こうとしても「無理すんな」と言って、自分の日常生活に付き合わせる。 ジュニは包丁さえ使った事が無く、流石のたえも呆れるが、これで何となく子供の頃から母親にピアノ漬けにされて、家事とかは指に悪いとか言われて一切やらずに育ったんだろうなとは思った。(←ピアニスト清塚信也の、超絶厳しかったという韓国人の母親の話を思い出してしまったよ) そして蓮にも何か辛い過去が有る様で、でもジュニを海で助けて来たという事は、そろそろここを出て行けるだろう、そうしたら下宿屋は廃業すると話すたえ。 そのたえは癌を患っているが治療は拒否、子供も居ないし亡くなった夫の所に行きたいと思っている。駆け落ち婚の二人はその時から親戚とも疎遠で、もし亡くなった時の葬式は蓮が出す事になっている。それが下宿の家賃の代わりなのだと。 「私も蓮さんと同じ家賃を払いたいです」 訝しがりスマホでジュニの名前を検索してみる蓮。そこで一連の騒動と彼女が何者なのか、何故消えたくなったのかを初めて知る蓮。 まだ物語は殆ど動かない。次回からかな、動くのは。離脱するかは次を観てからだな。 演出=植田尚
【2021秋ドラマ】
「二月の勝者-絶対合格の教室-」(NTV)脚本=成瀬活雄 出演=柳楽優弥、井上真央、加藤シゲアキ、池田鉄洋、瀧内公美、今井隆文、加治将樹、住田萌乃、寺川里奈、今里真、岸部一徳 他
高瀬志帆の漫画原作。《土曜ドラマ・54分枠》(全話数不明)
合格率不振の中学入試塾桜花ゼミナール吉祥寺校を舞台に、一流塾ルトワックから引き抜かれた合格請負スター講師の黒木(柳楽)が、いかにして塾生の6年生を、保護者に約束した全員合格に導くのかという話。保護者や生徒に淀み無く話す黒木の言葉には説得力が有り、なるほどなあと感心しながら観ていたのだが、よくよく考えると少しの真実で覆われた屁理屈に丸め込まれている感じも無きにしも非ず(笑)
「ドラゴン桜」と被る部分は有るけど、変な縦軸(これから出て来ない保証は無いが)が無い分、こっちの方が苛々せずに済み面白かった。
「中学受験は課金ゲーム」「子供を合格に導くのは、父親の経済力と母親の狂気」「親はスポンサー」と言いたい放題の黒木。
塾よりサッカーを続けさせたい父親を翻意させた後の、元中学教師で新任講師の佐倉(井上)への言葉、「我々は教育者ではなくサービス業です。ATMである父親の心を揺さぶっただけです」言葉で操りその気にさせるって、親が子供に無意識に使う手法でも有り、黒木はそれを使って金に変えているという事か。
演出=鈴木勇馬
- << 269 【2021秋ドラマ】 「二月の勝者-絶対合格の教室-」2話まで終了。 開始30分過ぎから始まる、塾を辞めさせると言って来た保護者を説得する黒木の“セールストーク”が、相変わらず凄くて思わず納得してしまう(笑) その前段階で、その生徒が“電車好き”と佐伯から聞いてピンと来てからの、各講師への指示出しの素早さと的確さ、本人の行動力も含めて、出来る奴はやっぱり違うなと思わせてくれる。 ただ、そこのお約束シーンに辿り着く迄の佐伯の躓き部分のテンポが悪くて、観ていて集中出来ないのよね。 黒木は佐伯に前半では「Rクラスはお客さん」「一生懸命にならなくていい」みたいな事しか言わないで(少なくとも視聴者にはそこしか見せないで)、解決してから「Rクラスには楽しく勉強させて下さいと言いましたよね」の後出しじゃんけんは狡いだろ。 で、ラス前に出て来たね、黒木の別の顔。 紗良の継父が塾には行かせないで、勉強は知り合いに見て貰っていたと言った時に、何となく黒木かなとは思ったんだけど、キャバクラの子になのか、場所借りしてるだけなのかは分からないけど、あそこでタダか格安で教えているんだろうね。それで今は黒木が来る迄の間、バイトで紗良が教えているって所かな。 桜花の優秀な子がルトワックに行くと言い出して、やっと加藤シゲアキの出ている意味が分かるのかしら。 演出=鈴木勇馬
【2021秋ドラマ】
「ドクターX〜外科医・大門未知子〜」⑦(EX)脚本=中園ミホ 他 出演=米倉涼子、野村萬斎、内田有紀、勝村政信、今田美桜、小籔千豊、杉田かおる、岸部一徳、要潤、遠藤憲一、西田敏行 他
オリジナル作品のシリーズ第7期。《木曜ドラマ・54分枠》(全話数不明)初回15分拡大
視聴済みの昨日迄に始まった新ドラマの、他の初回レビューを何とか書き終えたので、飛ばしていたこのドラマの事をちょこっと書いてみる。
まさか新型コロナウイルスのパンデミック迄描くとは思っていなかったのだが、第一波の時にNYの病院に在籍していて、自分の力が全く及ばず、為す術もなく人々が次々に亡くなって行く状況を経験した大門の姿を描いた部分が、これからの大門の生き方にどう影響するのかしないのかが、少し気になる導入部だった。
で、今回大門の前に立ちはだかるのは、元外科医で内科に移り、本院を内科主導の病院に立て直し、復活した蛭間達外科を分院に追いやった蜂須賀(野村)グループという事で、どことなくAI診療改革を目指して乗り込み散って行ったユースケ・サンタマリアグループと被る。
まだ出て来ない要潤とガチンコ勝負になるのかな?
今回は敵対グループの役名の一部を昆虫の漢字で統一。このシステム分かりやすくていいね。
演出=田村直己
※後は観るだけにします
>> 240
(続き)
二点だけ。
海底で吸い込まれそうになった天海が何とか助かるシーンの描写が甘くて、あの海流の勢いの中どうやって助かったのかが分か…
【2021秋ドラマ】
「日本沈没-希望のひと-」2話まで終了。(2話は15分拡大)
前回、撮影中の潜水艇で急に具合の悪くなった安藤(高橋努)が態とらしかったけど、やっぱり世良から“合図が有ったら仮病になれ”と言われていたのね。そして世良のバックには与党の古狸・副総理の里崎が居て“沈没が1割程度の確率なら公表する必要はない”と言われていた。
国民ではなく国体が一番大切な政治家の怖さね。
里崎を演じた石橋蓮司さんは、コロナ禍における政治家の動きが参考になったとした上で「要するに、楽観主義・自己保身・決断の遅れは、大惨事を招くということです」とコメントしており、初回に流れた全編予告は正にそれを差していると思われる。
それに加えて圧倒的な才能の持ち主の田所にはどうしても勝てず、運良く彼の自爆で大学から追放出来たのに、政府の御用学者に迄上り詰めた今、また目の上のたんこぶになり自分の邪魔をする田所が憎かったという私怨も、世良には有った様だ。
天海は処世術に長け清濁併せ呑む事が出来る男として初回から描かれており、その処世術で自分のピンチも切り抜けて行く、この辺りがこのドラマの魅力の一つでもある。
※バッサリ行った筈の中村アンの髪がロングで、ウィッグでも無さそうなのが気になっていて少し調べたら、このドラマは今春迄に全編撮影終了しているとの事。
演出=平野俊一
- << 270 【2021秋ドラマ】 「日本沈没-希望のひと-」3話まで終了。 与党の裏総理の里城は田所を詐欺師呼ばわりして楽観視、経済優先を変えない為、天海は田所に言われて地理学の世界的権威のジェンキンスに田所説の真偽を問い、彼が田所説に同意した為、里城もやっと田所説を受け入れるが、今度はその情報を親しい財界人に教えた為に、彼らは一斉に都内の開発プロジェクトから手を引き、地方都市の不動産を買い漁り始める。 外国人の裏打ちに弱いとか、財界人に漏らすとか滅茶苦茶有りそうな話で、シリアスな話なのに笑ってしまった。 頑な迄に人命優先の天海と、経済と人命は両輪派の常盤、経済こそ最優先の里城、多数派の裏総理に首根っこを掴まれて身動きの取れない総理。 天海と常盤のバーでの会話を録音した椎名は、その事実に驚きながらも使命感で記事にするが、上から圧力が掛かりボツになる。 総理の会見もままならず、国民に一斉に事実を知らせる手立てが無い天海は、椎名に共闘を持ち掛け、潰された週刊誌ではなく系列の新聞記事として世に出してしまう。 今回迄は嵐の前の静けさ。 いよいよ事実を知った国民がどう動き出すのか、どういう描き方をするのか楽しみだ。 新しい男と福岡に移住すると言っても「その方がいい」と言う夫に違和感を持った様な天海の妻。あの記事を読んだら気付くんだろうね。 演出=土井裕泰
【2021秋ドラマ】
「アバランチ」(カンテレ・トライストーンピクチャーズ)脚本=丸茂周 他 出演=綾野剛、福士蒼汰、千葉雄大、高橋メアリージュン、田中要次、利重剛、堀田茜、中山嵩、渡部篤郎、木村佳乃 他
オリジナル作品。《月10・54分枠》(全話数不明)初回15分拡大※枠移動第1作
何でマスクを着けるのかの答えが、犯人悪事告白を全世界生配信でズコーッ、最近しょっちゅう観てるヤツ(笑)
主演と監督だけ前面に出して、脚本家すら中々明かさず勿体振る作戦が功を奏したのか、22時台で視聴率10.3%と好発進をしたが、設定や展開はありきたりで既視感は拭えなかった。
福士蒼汰が出ているせいも有るが、どうしても「DIVER」が頭に浮かぶよなあ。まああっちは元締めの阿久津(りょう)の私欲で集められ、こっちは元締めは別に居るみたいだけど、表に出ている今のリーダー山守(木村、元内調)と羽生(綾野、元公安)の、共通の私怨が発端の共同戦線らしいという、大きな違いはあるけどね。
藤井演出の映像は確かに群を抜いてカッコいい。脚本は…分かりやすさ重視だったのかな。集められた動機から最終的な狙い迄、何となく伝わって来たものね。更なる大どんでん返しとか有るなら大歓迎だけどね。
次回、早くも脚本・演出が交代するので、雰囲気が維持されるのか心配。
演出=藤井道人
- << 271 【2021秋ドラマ】 「アバランチ」2話まで終了。 アバランチを結成した時に、山守から出された条件は「バレるな、殺すな、裏切るな」、だから生配信で悪行をバラして社会的に抹殺するのが限界な訳ね。(←でも何かあっと驚く方法とか、思わず笑っちゃう方法とか考えて欲しかったな。まだ期待はしているけど) 今回は牧原がアバランチに参加した私怨(姉が、ODA資金を横流ししたIMAA理事長(信太昌之)と黒田外務副大臣(嶋田久作)を告発しようとして、自殺に見せ掛けて殺された)が描かれた訳だが、山守もしくはその上のボス?は、どうやって牧原を見付けて口説いたのかな。姉の不審死のバックに大山に繋がる黒田が居るというのは、アバランチが調べてから分かった事みたいだし。しかし、5年で30億も流れていて彼女が調べる迄誰も分からなかった?って、そんな事って有るのかね。 今回、大山が調査を命じた内調のエース桐島(山中崇)が、理事長が監禁されていた場所は、3年前にテロが有った場所だと指摘し、我々への挑戦ですと言っていたので、これで山守と羽生の私怨が根底にある共通の敵は、大山と言っていいのかなと思う。 西城は超ビビりで弱っちく描かれているんだけど本当なのかな。何か裏が有りそうな気もするんだけど。 で、冒頭の3千万って皆貰ったの?辞退したの? 脚本=酒井雅秋 演出=三宅喜重
【2021秋ドラマ】
「婚姻届に判を捺しただけですが」(TBS・TBSスパークル)脚本=田辺茂範 他 出演=清野菜名、坂口健太郎、倉科カナ、高杉真宙、前野朋哉、深川麻衣、岡田圭右、木野花、田辺誠一 他
有生青春の漫画原作。《火曜ドラマ・57分枠》(全話数不明)初回15分拡大
こりゃダメだ。
偽装結婚が何故必要なのかの理由で、男の方は相手が結婚出来ない人=既婚者もしくはお互いゲイのどちらかだと思ったら、一番古典的な兄嫁らしくて、まあそれはいいけど、受けて立つ女の方の理由の作り方が、無理矢理絞り出した不自然さに溢れていて、まっいいかとはとても思えなかった。
それと坂口健太郎以外、この人が観たいという役者が出ていないし、そもそも私は主演の清野さんの演技(特に台詞回し)が苦手なので、設定や脚本に魅力が無いなら観続ける意味も無いから、初回のみで視聴離脱する。
演出=金子文紀
>> 246
【2021秋ドラマ】
「恋です!~ヤンキー君と白杖ガール~ 」2話まで終了。
嫉妬したハチ子(生見愛瑠)が何か邪魔をするんだろう…
【2021秋ドラマ】
「恋です!~ヤンキー君と白杖ガール~ 」3話まで終了。
「身長差が有ると声が聞き取り難かったりする」成る程なあ。
例えば普通の人が身長差の有る人と会話をする場合は、聞き取り難ければ表情を見たり口の動きを見たり等、聞こうとする行動が直ぐに出来るけど、目の不自由な人にはそれが出来ないからという事なのだろう。
身長差を埋めるにはヒールの高い靴だ!と、転けやすいなどのマイナス面に迄は頭が回らない黒川に対し、姉のイズミは「無神経な人」と非難するが、ユキコは「俺のいい所は?」と黒川に聞かれて「バカみたいに単純で猪突猛進、やる事全部予想外、だから一緒に居るとワクワクする」と答える。
全力で妹を守って来た姉と、そろそろその枠が窮屈になって来た妹との捉え方の違いで口論にもなったけど、最後は歩み寄り、姉も妹の成長を認めて少しだけ見守る方向に舵を切れたので良かった。
黒川の就活は全敗。まあ最初は見た目と経歴で判断されるのは世の常、これは仕方ない。結局、獅子王が店長をやっているレンタルビデオ店にバイトで雇われたけど、友達だからというよりは、店の不備を的確に指摘する黒川の能力を買ったという理由での採用だから、ご都合主義とはちょっと違うかな。
ユキコが隣に居るのに、目が見えないからって態と黒川にキスをするハチ子の嫉妬心がどす黒くて、ちょっと不快。
演出=狩山俊輔
- << 272 【2021秋ドラマ】 「恋です!~ヤンキー君と白杖ガール~ 」3話まで終了。 ユキコの視力がどの程度なのかを聞かれたイズミが、レジ袋で視界を塞ぎ、これで見える感覚と答えたのは分かりやすかった。聞いた黒川は、それならハチ子がキスをして来たのも分からなかった、誤解されずに済むと嬉しそうだったけど(笑) 今回はユキコがバイトをやりたいと言い出した話。最初に面接をした小規模スーパーの店長は、「貴女を雇う事のメリットが無いと難しい」と断り、次のユキコが良く行くBBバーガーには、店長のコネで採用された様に見えたが、実は明るく努力家のユキコが加わる事で新しい風を吹き込んでくれて、従業員の意識が変わればお互いにウインウインの関係になれる、そこ迄考えての採用だった。これはユキコの性格を良く分かっていたからこそ出来た事で、普通はスーパーの店長の様に、デメリットの方が大きいと判断すると思う。 あと全盲の青野くんの“色を覚えた”話も興味深かった。「見えてる人は色でいろいろな事を覚える。見えてる人に合わせないと生き辛いから覚えたんだ」と。頭で想像して覚える色の世界って、どんな感じなのだろう。薄紅色と真っ赤の違いって、どうやってインプットするのだろう。 登場人物の名前の一部に“色の漢字”を使っているのは、そういう意味も含まれていたのかなと思った。 (続く)
>> 245
【2021秋ドラマ】
「古見さんは、コミュ症です。」6話まで終了。
恋心とはどういうものか具体的に分かっていない古見さんが、“え…
【2021秋ドラマ】
「古見さんは、コミュ症です。」7話まで終了。
文化祭用のメイド服の裁縫で、指を針で刺してしまい戸惑う古見さん。直ぐに察した只野がキズバンを渡しに行く。まだ戸惑っている古見さんに、自分では貼り難いんだと察し貼ってあげようと思う只野。でも戦力外だと思い込んでいるので少し躊躇う。
キズバン一つ貼るのに、お互いにあんなに目線キョロキョロ、内心ドキドキの二人にもうこっちもキュンキュン。
挙げ句に間違った所に貼ってしまう只野に、指なんだけどとは言えない古見さん。
冒頭のこのやり取りだけでも観て良かったと思える仕上がり。
万場木は只野に「好きな人は?」と聞き、「いないと思います」の答えに「古見さんとか?」と聞き返すが、慌てて否定されてこの時点で恐らく察知。
只野と文化祭を一緒に見て回りたい古見さんは、長名に『どうやって誘えば?』とノートで質問するのだが、それを見てしまった万場木は二人の両想いを完全に察知。
道化て身を引く万場木が切なかった。
「友達はいるよ、オレ(自身)」と言う成瀬に、まだ少ないけど気持ちは友達100人だと思っている古見さんが、「分けてあげたいです、その気持ち」って思いやるシーンも優しさに溢れていて素敵だった。
※最終回は一週お休みで11/1に放送。
※前回の訂正。成瀬詩守人→成瀬詩守斗に訂正
演出=石井永二
- << 285 【2021秋ドラマ】 「古見さんは、コミュ症です。」全8話終了。 只野くんの事は好きだけど、二人とずっと友達でいたいから諦める事にしたと言う万場木さんの気持ちが理解出来ない古見さん。二人とも只野くんが好きって事でいいのにと考える、つい最近まで“人を好きになる”というのがどういう気持ちなのか分からなかった古見さん。その考えに戸惑う万場木さん。 でも古見さんがあんな風に自分の気持ちを話せる様になれたのは、只野くんと万場木さんが常に側に寄り添ってフォローをしてくれたおかげ。 そこから広がって行った、ちょっと人付き合いが苦手な人達の友達の輪。 成瀬くんだけは最後迄友達は要らない、でも時に寄り添ってくれたりする掛け替えのない知り合いなら要るかなって、定義のすり替えで只野くんを苦笑させていたけど(笑) 古見さんが傷付かない様に手を回して特別扱いするより、やってみて嫌な思いをして傷付いたら、その時に助けてあげるのが友達でしょ?とクラスで力説した只野くん自身も、カラオケの時に長名や万場木さんから指摘された事を経てのこの成長。 こういう言い合える関係って難しいからこそ尊い。 全てが上手くハマった快作だった。 古見さん手作りのチョコを貰い「友チョコ」だと勘違いしながらも嬉しそうな只野くんに、本命なのに何で気付かないのかとちょっと拗ねて走り去る古見さんが可愛かったな。 演出=瑠東東一郎
>> 244
【2021秋ドラマ】
「ムショぼけ」2話まで終了。
前回のレビューで『…ネックは幻影刑務官の存在だけなんだけど。』と書いたのだが…
【2021秋ドラマ】
「ムショぼけ」3話まで終了。
「現場監督に言われた」からと、平松にクビを言い渡された陣内。
「また破門かあ?」(笑)
前科者の44歳はどこも雇ってはくれない。そんな時に道で肩がぶつかり、一触即発になった相手が同房だったシゲ。シゲの職場(コピー機の配送)に日給8500円で雇って貰えたが、慣れない仕事で3人組のチームの足を引っ張ってばかり。
飲み屋でシゲに「いない方が仕事が早い」と、もう一人の同僚が愚痴っているのを立ち聞きしている陣内。
HIROに呼び出されて“女の子のいる店”に3人で行くとそこはぼったくりバーで、潜入したHIROは見付かって拘束されていた。相手の態度に遂に切れた陣内は、ギアが入り殺気を漂わせて次々にボコボコにして行く。ああ、スッキリした!(←私(笑))
事情を知らない同僚の前でエライ事をしてしまったと我に返った陣内。でも同僚はすっかり尊敬の眼差し。あんな明らかにマルボー絡みの店の男達に、普通の男は挑んでなんていけない。それは「スゲーッ!」ってなるわな。
幻影刑務官に、遂にやってしまったなと言われた陣内、トボトボと実家に帰ると、何と娘のナツキがオカンと一緒に夕食を作って待っていた!一瞬で元気になる陣内が可愛かった(笑)
脚本=澤口明宏 脚本、演出=逢坂元
>> 231
【2021秋ドラマ】
「東京放置食堂」4話まで終了。
結婚詐欺を認めたくない女・美咲(前田敦子)が島で巻き起こす騒動。
島…
【2021秋ドラマ】
「東京放置食堂」6話まで終了。
いやぁ、冒頭の“ひょっとして渚は日出子が産んだ娘だったの?”と思わせておいて、話が進むと島に取材に来た人気脚本家・宮田洋子(橋本マナミ)に頼まれて、洋子が書いた脚本の一部を、雰囲気を掴む為という理由で演じさせられていた事が分かるという流れ、すっかり騙されたし上手い構成演出だったなあ。
映えスポットの“切通し”に案内された洋子が、「産道に見える!20年振りの母子の再会!」とか興奮気味に言い出し、岬の展望台の様な場所に居た女子高生風の二人を見て涙しているのを見て、この島に自分が捨てた娘でも居るのかなとは思ったのだが、まさかそれが冒頭の二人の会話に結び付くものだとは思いもしなかった。(←完敗ですグヌヌ。負け惜しみを言えば、素人二人の大根台詞から迫真の芝居が出来る迄が早ッ!(笑))
洋子の、生後直ぐに養子に出した娘・サチ(伊崎花菜=スタダ所属=片桐はいりのバーター、初ドラマ)の養父母は、洋子に娘を見てやって欲しいと呼び寄せた位だし、サチには養父母だとは告げていたみたいで、実母を恨む事なく急いで走って来て、母とは名乗らずに去ってしまった洋子の乗る船を見送るラストは温かくて、この先の交流も感じさせてほっこりした。
脚本、演出共にお見事だった。
演出=アベラヒデノブ
- << 275 【2021秋ドラマ】 「東京放置食堂」7話まで終了。 無関心の方の毒親を持つ高校生の真琴(工藤遥)がフラッと島にやって来て、心配しながら見守る日出子と渚。 無関心、いいじゃん自由でと言う渚に対して、自由じゃないです、放置ですと反論する真琴。 くさやに戸惑う真琴に日出子は「くさいくさいめんどくさい、どっか行って欲しい。お母さんに言った事ある?もっと私を見てって」 二階に泊まった真琴に、小さい時に出て行った母親の話をする渚。今は恨んでない、自由になれたから、真琴も自由になってと言いながらも、ある日突然来た(そして多分ずっと待っていた)母親からの手紙に、子供の様に声を上げて泣く渚。 いつもクールに振る舞っている渚にちょいちょい見える影は、これが原因なのね。 次回は早くも最終話。渚は母親に会うのかな?日出子との交流でだいぶ成長は出来たのかなとは思うけど、母親に去られたトラウマは母親にしか解決出来ないと思うからね。 工藤遥って最初分からなかったけど(←ショートヘアじゃなかったから)、あのモー娘。に居た子だったのね。演技を観るのは初めてだったけど、表情も台詞回しも上手かったし、何より滑舌が良くて時々出るハスキーボイスも魅力がある。 まずは深夜帯で大きな役を掴む所からかな。 今回も台詞に大島の風景を短いカット割りで乗せて行く手法とか、演出が冴えていたな。 演出=アベラヒデノブ
>> 248
(続き)
という、家族がいなくて孤独な衛の本能的な物だったのかな。
金持ちの道楽では、社員40人だかの企業に迄は育てられないから、経営判…
【2021秋ドラマ】
「SUPER RICH」2話まで終了。
今回、会議に出ている社員?について、衛から優に簡単に説明が有ったけど、どうやら今吉は立ち上げメンバーだから呼び捨て、他は衛が次々に集めて来て、一ノ瀬と今吉が衛呼びをしていたから、さんをつけて衛さん呼びをしているみたいだな。一ノ瀬以外は社員なのかなあ、まあ幹部社員扱いにしておくわ。
人物描写は下手だよね。さらっとした台詞一つでも、その人物特有の描写が出来る様な脚本家も居るけど、この脚本家は無駄な描写が多く、肝心な部分で深みやキレが無い様な気がする。
だから江口さんには、その演技と迫力で惹き付けられるけど、役の人物としては、優や幹部社員も含めて何か強くは惹かれないのは、多分その(描写が下手)せいなのかなと思う。
あと会社の仕事内容の描き方も雑な感じで、肝心な部分(幹部社員の件もそうだけど、事業内容もどこまで手を広げているのかとか)がよく分からない。
でも逆説的だけど良い点は、細かい事は抜きにしてダラダラせずに、意表を突く展開の速さで興味を繋いで行く所。この中身で前作みたいにダラダラしてたら離脱してたかも。
衛は会社を解散して、ボロっちい一軒家からまたスリースターブックスを始める事にして2話は終わったけど…、幹部社員や碇や優が着いて来たのは分かるけど、何故にインターンも居るのかな?(笑)
演出=平野眞
- << 277 【2021秋ドラマ】 「SUPER RICH」3話まで終了。 何かジェットコースターが止まったら、途端に魅力が半減してしまったな。 あと3話で3人目の演出家という出入りの激しさだけど、今回の演出が一番つまらなかった。 衛は幼い時に事故で両親を失い家族には恵まれなかったけど、お金持ちの家で使用人が世話をしてくれて、生活には全く苦労せずに育ったから、ゆとりの有る人独特のおおらかさが有って、それが回りの人を惹き付けるんだろうね。 忠犬宮村が衛を好きなのはバレバレだったけど、今吉まで特別な感情を抱いていたとはね。 衛が真面目な顔で自分の気持ちを伝えて、直ぐに今のは大好きな漫画の台詞だとバラす無邪気な一面を見せるも、引っ掛かってしまった今吉はドキドキ、優なんか頬を両手で挟まれて言われたから、その気になってしまったのでは? 今のところ優に特別な才能は見当たらないから(←よく気が付いてフットワークが軽く、子犬系なので年上女性に受けがいいという位か)、地道にコツコツ衛を助けて行くのかね。何か普通。 一ノ瀬が逮捕されて、次回は忠犬宮村の秘密が明かされるらしい。 ジェットコースターに乗らないなら、人物像と仕事の中身をもう少し丁寧に描いて貰わないとなあ。 演出=相沢秀幸
【2021秋ドラマ】/簡単投稿
「どうせもう逃げられない」6話まで終了。
拓己は不倫はしていないし、寧ろ仕事の為に体を投げ出し苦しんでいた兄嫁を精神的に救おうとしていたのね。でも事故って死なせたのも、ずっと彼女を好きだったのも事実。話が重苦しかった中での「どうなっても知らないぞ」「どうなってもいいですから」からの、拓己の胸ぐら掴んでグイッからのなほのキス、のラストは良かった。
脚本=鈴木裕那 演出=河原瑶
「らせんの迷宮-遺伝子捜査-」2話まで終了。
前回『次回は脚本家が交代するのでどうなるかな?』と書いたのだが、やっぱりだったな。一番雑で酷かったのは、静夫が西原のマンションに行った事は防カメで突き止めているのに、鮎子が行った事は見付けていなかった事。(素手であちこち触ったのは全部拭き取ったの?)基本の構図は好きだから楽しめてはいるんだけどね。
脚本=福田哲平 演出=岩本仁志
「スナック キズツキ」3話まで終了。
バスで股を広げて座り安達に迷惑をかけていた、潤の会社の佐藤(塚地武雅)の話。まあ会社ではあちこち気を遣う“いい顔する派”の彼のストレスは有りがちな話だったけど、フィンランドのストリートビューをトウコと見て、佐藤が心を開き本音を話し出す所は良かった。あと塚地のエアギターが抜群に上手くて意外だった。
脚本=佐藤久美子 演出=湯浅弘章
>> 251
(続き)
松下さんの大学3年生は問題ないけど、吉高さんの高校3年生はちょっと厳しかったなあ。髪型が無造作に後ろで束ねただけという、まあ白川…
【2021秋ドラマ】
「最愛」2話まで終了。
渡辺康介と梨央に何が有ったのかの真相はもう少し引っ張るかと思ったけど、無くなっていた優の携帯が父親の荷物から出て来て、そこに残っていた優が撮ったあの夜の映像を帰郷した梨央が見る事で、事実を知るという形だった。
やはり予想通りで、梨央が引き摺られていたのは薬を飲まされていたから、優が撮っているのに気付いた渡辺が携帯を奪おうとして、優はそこに有った金属製の何かの棒で応戦、渡辺が棒の先を掴み引っ張った時に優が突く形になり、渡辺の腹に突き刺さった。その後に渡辺は倒れ動き回った為に、より深く刺さって死んだのか、又は帰宅した父親がトドメを刺したのかは分からないが、遺体を富山県に遺棄したのは父親なのだろう。
怖がる優に「消したから」と言って携帯を返す梨央。そして5年後、優は失踪した。
梨央の帰郷が1年振りとしたら、その時に優は10歳。という事は15歳位で失踪して今は24歳。後藤(ミッチー)の情報屋(高橋文哉)だけHPの相関図に名前が載っていなくて、年齢的にも近そうなので彼が優なのかも。
何故後藤の足になって梨央を調べているのかは分からないけど。
冒頭、他人の振りをして大輝の事情聴取に応じる時の凛とした大人の女の梨央、その後の加瀬と食事をする時の、素朴さを残した素の梨央との落差の激しさ。吉高由里子の代表作になりそうだな。
演出=塚原あゆ子
- << 278 【2021秋ドラマ】 「最愛」3話まで終了。 人を殺した記憶を取り戻し、無かった事には出来ないという置き手紙を残して居なくなった優。そのまま行方不明なのかと思っていたら、母親(梓=薬師丸)が捜し出していた。でも会いたくない、理由は姉が知っていると。そして加瀬から渡された絵葉書には『ごめん、優』の文字が。 これが梓と約束をした、無事を知らせる月1回の連絡手段なのだと言う。 この時の吉高由里子の、「私のせいだ」と泣き崩れる演技が、気持ちが入っていて引き込まれた。上手いなあ。 これってもしかして優が記憶を取り戻した事を直ぐに梓か加瀬に知られて、梓の意向で梨央と引き離して別の場所で生活させられて、今は情報屋として梨央にとっての危険分子の後藤に使われる振りをしながら、実は姉の様子を見守っているのではないか?全ては梓の深謀遠慮から始まった事なのでは? 渡辺昭に喫茶店で500万円が入っていたと思われる青い封筒を渡した若い男と、昭が殺された公園の周囲の防犯カメラに映っていた人物の一人が一致、警察はまだ知らないが、それはあの情報屋の青年だった。 宮崎があの短い映像から、何か昔の優の癖を見付けられないのかなと思ってしまった。 今は信頼する加瀬にだけは素の自分を見せている感じの梨央。そして密かに男としてそれを嬉しく思っていそうな加瀬。加瀬は梨央に嘘はついていないの? 演出=山本剛義
【2021秋ドラマ】
「和田家の男たち」(EX・MMJ)脚本=大石静 出演=相葉雅紀、佐々木蔵之介、正門良規、石川恋、駒木根隆介、岡部たかし、宮澤美保、潤浩、中村久美、小池栄子、段田安則 他
大石静原案のオリジナル作品。《金曜ナイトドラマ・60分枠》(全話数不明)
この所の大石静にハズレ無し。気楽に観られて楽しくて面白かった。
和田秀平(佐々木)はテレビ局のニュース番組の上司で7歳上で子持ちのりえ(小池)と結婚したけど、取材中の事故で彼女は他界、秀平はりえの連れ子の優(潤浩/相葉)と暮らし、優は就職を機に独立。しかしコロナ禍で会社が倒産した優はデリバリーのアルバイトをしていたが、配達先の老人が目の前で倒れて救急車を手配して病院へ行き、家族が来るというので自転車を引き取りに配達先の家に戻ると、父があの老人を背負ってやって来た。よく覚えてもいなかった義理の祖父・寛(段田)の家で三人は予期せぬ再会、秀平の三人で暮らそうという提案を寛はあっさり、優は渋々受け入れ、和田家の男たち三人の暮らしが始まる。
祖父は元記者で東西新聞の社長迄務めた根っからの新聞人、父は今やニュース番組の総合プロデューサー、そして優はゼミの後輩の引きでネットニュース“バズとぴ”の契約記者(掲載されたら1本3500円、100万ビューをクリアしたらインセンティブとが付く)という、同じマスメディアでも
(続く)
>> 265
(続き)
カテゴリーの違いは大きく、ここのバチバチはこれからも有りそうだけど、寛の矜持とか指摘とかが大真面目な分、秀平と優の受け方次第で笑いに置き換える事が出来るので、初回みたいな感じで行ってくれるといいなと思う。
相葉くんはこういうトゲの無い役をやらせると本当に上手いなあ。積み上げて来たキャラに拠るところも勿論あるのだろうけど、陰影でアクセントを付けられない役って意外と難しいと思うんだよね。
家族への当たりは柔らかいけど、仕事では実は厳しく切れ者の秀平という設定もいいし、早速その洗礼を浴びてしまった記者素人の優。優がプロになって行くのかどうかも楽しみ。
予告だと草刈民代とか宮澤エマとかゲストも豪華なので、それも楽しみだ。
ラストに流れた主題歌、あっ竹内まりやだ!って思ったらクレジットはPeach&Apricotの「Watching Over You」になっていて、えっ違うの?で、昨日はリアタイ視聴だったからそのまま寝てしまったんだけど。
今日ググってみたらPeach&Apricotはヒットしなくて、逆にネットではあれは竹内まりやの声だ!が多数。デュエットのもう一人はユーミンでは?の声まで。もしそうなら凄い覆面歌手だね。
いつ公式に発表するのか、これも本当に楽しみ。
演出=深川栄洋
- << 280 【2021秋ドラマ】 「和田家の男たち」2話まで終了。 結婚を切り出さないどころか、さっさと息子や孫と同居してしまい、それからプロポーズをした寛に呆れて「別れましょう」と去って行った恋人・亜蓮(草刈民代)。 話を聞いてくれる優が居たおかげで、気持ちの整理が出来たと言う寛。(←息子よりは距離の有る優の方が話し易いよね) 元カノの結婚式に出てほのか(宮澤エマ)と知り合った優。家族が居る時に家に遊びに行きたいとグイグイ来るタイプ。 ラフな格好の優と父の秀平に対して、きちんとスーツを着ている寛に吹き出してしまった。仕事を聞かれたほのかは、ライフプランナーだと言い名刺を寛と秀平に渡す。何だ、目的はそっちなのか(笑) 積極的なほのかには付いて行けず、でも父と祖父それぞれが自分に無断でほのかと会っていた事には嫉妬をして、爆発してしまう優。結局保険の勧誘だった訳だが、分かっていて会った理由は結構素敵だった。彼女はステップアップしようと泥臭く頑張っているから、自分は入らないけど人を紹介したと秀平。上の世代は下の世代を育てるのが使命だからなと寛。 和田家の男なら彼女に直接話せ、当たって砕けろと煽られた(←ドラムだけの劇伴が秀逸)優は、ほのかに会いに行き玉砕するがスッキリはした様だ。 次回は母・りえの過去が分かるのかな?何が有ったんだろう。 演出=深川栄洋
>> 235
【2021秋ドラマ】
「正義の天秤」3話まで終了。
久美子が襲われた後に、鷹野が「お前が雨宮久美子を殺そうとしたんだろう」と取り…
【2021秋ドラマ】
「正義の天秤」全5話終了。
ルーム1が引き受けた少女誘拐殺人犯の南野一翔(千葉雄大)は鷹野に、万引きで補導された事が二度ありそれが今回不利にならないかを尋ねた事から、彼が実父のDVから逃れる為に名字を変え、名前に実父と同じ文字が有るのを嫌悪して名前も変えていた事が分かる。元の姓名は木村英之、彼こそ安倍川事件の真犯人だった。
南野は当時、被害者の血を付けた100円玉を態と道端に落とし、偶々それを拾ってポケットに入れたのが被害者からの借金を踏み倒していた川又で、捜査の対象だった彼のズボンから被害者の血痕が出た事でこの事件の犯人とされ、既に死刑執行されていた。
本当は4人も殺し、久美子もあの状態にした男なのに、本件では少女一人の誘拐殺人なので無期懲役が妥当。
南野が木村だと知っている一ノ瀬検事は、鷹野に法廷で協力して死刑に持ち込もうと提案するが…。
一ノ瀬は当時の主任検事に100円玉の件をもっと精査する様に直訴したが受け付けて貰えず、この件を追う久美子にも危険だからと止めたがああいう事になってしまい、ずっと安倍川事件を引き摺っていた。
法廷で弁護士バッジを外している鷹野は、被害者の母親から貴方の大切な人を殺されたら赦せるのかと聞かれ、私なら被告人を絶対に赦せない、この被告人にもし更正の時が訪れるとしたら、それは自分に死刑が下される瞬間だと発言、
(続く)
>> 267
(続き)
しかしそれは一個人の思いで有ってとそこで踏みと止まり、弁護士バッジを着けた上で、被告人に1%でも更正の可能性が有るならば、私は一生を掛けて彼の心の治療を続けて行く事を約束します。どうか寛大な判決をと締め括る。(←この部分の亀梨の演技は気持ちが入っていて圧巻)
久美子の調査資料に有ったメモに書かれた、鷹野が何故弁護士に向いていると思うのかの文面が、鷹野の暴走したい気持ちにブレーキを掛けた。
弁護士としての正義と一個人としての私怨を晴らす正義、法治国家としての正義と遺族の正義、「正義の天秤」とはそういう事だったのね。
ドラマ全体としては、まず鷹野のキャラ設定が難有りで自分としては受け入れ難かった事、縦軸が太過ぎてバランスが悪かった事、その安倍川事件は冤罪で木村が怪しいと何故一ノ瀬には分かったのかが不明(私の見落とし?)等で、出来はイマイチだったかなと。
前にも書いたけど、縦軸をきちんと描きたいなら全5話では少な過ぎた。
脚本=田辺満①②③⑤、田中眞一④、井上季子③ 演出=片岡敬司①②、二宮崇③④⑤
>> 253
【2021秋ドラマ】
「二月の勝者-絶対合格の教室-」(NTV)脚本=成瀬活雄 出演=柳楽優弥、井上真央、加藤シゲアキ、池田鉄洋、瀧内…
【2021秋ドラマ】
「二月の勝者-絶対合格の教室-」2話まで終了。
開始30分過ぎから始まる、塾を辞めさせると言って来た保護者を説得する黒木の“セールストーク”が、相変わらず凄くて思わず納得してしまう(笑)
その前段階で、その生徒が“電車好き”と佐伯から聞いてピンと来てからの、各講師への指示出しの素早さと的確さ、本人の行動力も含めて、出来る奴はやっぱり違うなと思わせてくれる。
ただ、そこのお約束シーンに辿り着く迄の佐伯の躓き部分のテンポが悪くて、観ていて集中出来ないのよね。
黒木は佐伯に前半では「Rクラスはお客さん」「一生懸命にならなくていい」みたいな事しか言わないで(少なくとも視聴者にはそこしか見せないで)、解決してから「Rクラスには楽しく勉強させて下さいと言いましたよね」の後出しじゃんけんは狡いだろ。
で、ラス前に出て来たね、黒木の別の顔。
紗良の継父が塾には行かせないで、勉強は知り合いに見て貰っていたと言った時に、何となく黒木かなとは思ったんだけど、キャバクラの子になのか、場所借りしてるだけなのかは分からないけど、あそこでタダか格安で教えているんだろうね。それで今は黒木が来る迄の間、バイトで紗良が教えているって所かな。
桜花の優秀な子がルトワックに行くと言い出して、やっと加藤シゲアキの出ている意味が分かるのかしら。
演出=鈴木勇馬
- << 281 【2021秋ドラマ】 「二月の勝者-絶対合格の教室-」3話まで終了。 前回、『黒木のお約束シーンに辿り着く迄のテンポが悪い』という様な事を書いたのだが、今回も佐伯の行動が、優秀な成績の花恋(田中絆菜=キャラ作りも演技も上手い)のルトワックへの流出危機のきっかけになってしまったけど、そこから講師のボーナスは生徒の合格実績次第、御三家はポイントが高い、だから優秀な生徒の転塾は阻止しないとという裏話が挟まれ、先輩講師とも解決策を話し合う等、話しに広がりが有った分ダレなくて良かった。 黒木のお約束シーンも、子供の性格や勉強への取り組み方を普段から観察していれば、その先にどうなるか迄ある程度は見通せる事、プラス保護者の子供への向き合い方も含めて予想し、絶妙のタイミングで心憎い迄の言葉を子供に掛けて翻意させるという、派手さは無いけどこれぞ教育のプロという感じの解決策で結構グッと来た。 花恋があんな感じで母親役が高岡早紀だから、娘に輪を掛けた様なモンペなのかと思っていたら、受験生の保護者としても母親としても人間としても理想的な人物だったので逆にびっくりしたけど、膝立ちから娘を抱き締めて二人で泣くシーンとか流石の上手さだったわ。 今回一番驚いたのは、桜花の社長(岸部一徳)が紗良の祖父(亡くなった母親の父)だった事。(←見落としじゃないよね?) (続く)
>> 255
【2021秋ドラマ】
「日本沈没-希望のひと-」2話まで終了。(2話は15分拡大)
前回、撮影中の潜水艇で急に具合の悪くなった安…
【2021秋ドラマ】
「日本沈没-希望のひと-」3話まで終了。
与党の裏総理の里城は田所を詐欺師呼ばわりして楽観視、経済優先を変えない為、天海は田所に言われて地理学の世界的権威のジェンキンスに田所説の真偽を問い、彼が田所説に同意した為、里城もやっと田所説を受け入れるが、今度はその情報を親しい財界人に教えた為に、彼らは一斉に都内の開発プロジェクトから手を引き、地方都市の不動産を買い漁り始める。
外国人の裏打ちに弱いとか、財界人に漏らすとか滅茶苦茶有りそうな話で、シリアスな話なのに笑ってしまった。
頑な迄に人命優先の天海と、経済と人命は両輪派の常盤、経済こそ最優先の里城、多数派の裏総理に首根っこを掴まれて身動きの取れない総理。
天海と常盤のバーでの会話を録音した椎名は、その事実に驚きながらも使命感で記事にするが、上から圧力が掛かりボツになる。
総理の会見もままならず、国民に一斉に事実を知らせる手立てが無い天海は、椎名に共闘を持ち掛け、潰された週刊誌ではなく系列の新聞記事として世に出してしまう。
今回迄は嵐の前の静けさ。
いよいよ事実を知った国民がどう動き出すのか、どういう描き方をするのか楽しみだ。
新しい男と福岡に移住すると言っても「その方がいい」と言う夫に違和感を持った様な天海の妻。あの記事を読んだら気付くんだろうね。
演出=土井裕泰
- << 298 【2021秋ドラマ】 「日本沈没-希望のひと-」4話まで終了。 前回、『いよいよ事実を知った国民がどう動き出すのか、どういう描き方をするのか楽しみだ』と書いたのだが、関東が半年以内のいつ沈没するか分からない、確率は70%位という話なのに、国民が何を考えたのかはさっぱり分からず、パニックも起こさずに従順で、地方に脱出する為の政府が用意した無料バスに乗る為に集まって来た人々も、淡々としていてまるで悲壮感無し。渋滞した高速道路のニュース映像は出たけど、駅や空港はどうなっているのかの映像は無し。 それでもあっという間に危険度の高い地域の住民の避難は終わったらしく、ラスト、車も走らず人っ子一人いない道を歩いている天海と椎名は激しい揺れに見舞われ、振り向くと都心の高層ビル群が次々に崩れ落ち、歩いて来た道もどんどん地割れして来る。あの状態で平衡感覚を保てて走れるのも凄いけど…。 政治家と財界人の重鎮と天海、常盤と天海の駆け引きはそれなりに面白さは有るのだが、新聞がすっぱ抜き、総理が仕方なくオブラートに包んだ様な文言の会見をし、田所が事態はもっと深刻だと総理に進言してあると、リモート出演したテレビで念押ししたにも関わらず騒がない国民って、我々はそんなに感情を失くした民族なのか? 最大級の国難だというのに、必死さが全く伝わって来ないドラマになっちゃってる。 演出=土井裕泰
>> 256
【2021秋ドラマ】
「アバランチ」(カンテレ・トライストーンピクチャーズ)脚本=丸茂周 他 出演=綾野剛、福士蒼汰、千葉雄大、高…
【2021秋ドラマ】
「アバランチ」2話まで終了。
アバランチを結成した時に、山守から出された条件は「バレるな、殺すな、裏切るな」、だから生配信で悪行をバラして社会的に抹殺するのが限界な訳ね。(←でも何かあっと驚く方法とか、思わず笑っちゃう方法とか考えて欲しかったな。まだ期待はしているけど)
今回は牧原がアバランチに参加した私怨(姉が、ODA資金を横流ししたIMAA理事長(信太昌之)と黒田外務副大臣(嶋田久作)を告発しようとして、自殺に見せ掛けて殺された)が描かれた訳だが、山守もしくはその上のボス?は、どうやって牧原を見付けて口説いたのかな。姉の不審死のバックに大山に繋がる黒田が居るというのは、アバランチが調べてから分かった事みたいだし。しかし、5年で30億も流れていて彼女が調べる迄誰も分からなかった?って、そんな事って有るのかね。
今回、大山が調査を命じた内調のエース桐島(山中崇)が、理事長が監禁されていた場所は、3年前にテロが有った場所だと指摘し、我々への挑戦ですと言っていたので、これで山守と羽生の私怨が根底にある共通の敵は、大山と言っていいのかなと思う。
西城は超ビビりで弱っちく描かれているんだけど本当なのかな。何か裏が有りそうな気もするんだけど。
で、冒頭の3千万って皆貰ったの?辞退したの?
脚本=酒井雅秋 演出=三宅喜重
- << 284 【2021秋ドラマ】 「アバランチ」3話まで終了。 またまた脚本家と演出家が総入れ替え。 でもリナの私怨が、親友(花音=吉谷彩子)を薬付けにして自殺に追い込んだ黄月蘭子(国生さゆり)に有り、自分一人では叶わなかった復讐を、今回のミッションを借りて遂げて行く過程が淡々と描かれて行き、最後に感情が限界突破して、花音の自殺に至る悪夢がフラッシュバックしながら、復讐相手の一人、議員の田渕(矢柴俊博)を死ぬ寸前迄殴り続けるという、リナの哀しみの深さに焦点を当ててじっくりと描いた今作は、前2話とは違ったテイストだったが、高橋メアリージュンの好演も有って強く感情を揺さぶられた。 じっくり描いたせいで、大山と繋がっている本丸の蘭子を潰す?話は次回に回ってしまったが。 あとびっくりしたのが内調のエース桐島が超優秀で、あっという間に大山を恨んでいそうな人物リストを作成し、その中にアバランチメンバーも確実にリストアップされていた事。あのテロ現場の件から、既に大山は山守にロックオンしているし、こんなに早く身バレしそうな展開にするとは思わなかった。 という事は、山守のバックに居る人物も含めた次の段階の戦いに移行して行く可能性も有りなのかな? ※1話の暴力団事務所への突撃で、ああいう所には必ず監視カメラが有るから、羽生達の顔はバレている筈なんだけどなあ。 脚本=武井彩、掛須夏美 演出=山口健人
>> 258
【2021秋ドラマ】
「恋です!~ヤンキー君と白杖ガール~ 」3話まで終了。
「身長差が有ると声が聞き取り難かったりする」成る程…
【2021秋ドラマ】
「恋です!~ヤンキー君と白杖ガール~ 」3話まで終了。
ユキコの視力がどの程度なのかを聞かれたイズミが、レジ袋で視界を塞ぎ、これで見える感覚と答えたのは分かりやすかった。聞いた黒川は、それならハチ子がキスをして来たのも分からなかった、誤解されずに済むと嬉しそうだったけど(笑)
今回はユキコがバイトをやりたいと言い出した話。最初に面接をした小規模スーパーの店長は、「貴女を雇う事のメリットが無いと難しい」と断り、次のユキコが良く行くBBバーガーには、店長のコネで採用された様に見えたが、実は明るく努力家のユキコが加わる事で新しい風を吹き込んでくれて、従業員の意識が変わればお互いにウインウインの関係になれる、そこ迄考えての採用だった。これはユキコの性格を良く分かっていたからこそ出来た事で、普通はスーパーの店長の様に、デメリットの方が大きいと判断すると思う。
あと全盲の青野くんの“色を覚えた”話も興味深かった。「見えてる人は色でいろいろな事を覚える。見えてる人に合わせないと生き辛いから覚えたんだ」と。頭で想像して覚える色の世界って、どんな感じなのだろう。薄紅色と真っ赤の違いって、どうやってインプットするのだろう。
登場人物の名前の一部に“色の漢字”を使っているのは、そういう意味も含まれていたのかなと思った。
(続く)
- << 274 【訂正】 「恋です!~ヤンキー君と白杖ガール~ 」3話まで終了。 ↓ 4話まで終了に訂正
>> 272
(続き)
黒川の“ユキコファースト”振りは本当に可愛い。上手く行かなくて落ち込んでも、あんな風に1ミリも疑わずに“あなたなら出来る”と信じて励ましてくれる人が側に居たら、どんなに人生が楽しくなるだろう、どんなに前向きに生きられるだろう。
「ハチ子の事は大事、兄妹みたいに。ユキコさんへの好きとは違う」と黒川にはっきり言われて、「妹のまんまか…」と納得したかに見えたハチ子だけど、やっぱりそんなに簡単ではなかったみたいで。予告だとまたやらかしそうなんだけど。自分が惨めになるだけだと、ウイカ(橙野)がきっちり話してあげて欲しいよねえ。
そうなるかなとは思っていたけど、やっぱりイズミは獅子王に惚れてしまったか(笑)分かりやすい反応で可愛かった。
でも獅子王には好きな人が。誰だろう?
演出=狩山俊輔
>> 272
【2021秋ドラマ】
「恋です!~ヤンキー君と白杖ガール~ 」3話まで終了。
ユキコの視力がどの程度なのかを聞かれたイズミが、レ…
【訂正】
「恋です!~ヤンキー君と白杖ガール~ 」3話まで終了。
↓
4話まで終了に訂正
- << 287 【2021秋ドラマ】 「恋です!~ヤンキー君と白杖ガール~ 」5話まで終了。 何が驚いたって獅子王の“想い人”が黒川だった事!好きだからずっとちょっかいを出していたのか。ユキコとの仲をこじらせてしまった黒川に本気の忠告をしていた所を見ると、黒川を好きの意味は決して軽い物では無かったんだろうね。でもどうにもならないから、せめて黒川の幸せを応援したいといった所なのかな。 その黒川は子供の頃に母親から捨てられた過去が有り、例えユキコでも触れて欲しくない傷になっていた。好きな人が居なくなってしまう怖さを思い出してしまった黒川の涙の告白に、ユキコは「私は居なくなったりしない。独りぼっちになんかさせない」ときっぱり宣言。黒川は抱き締めて「好きです!」一件落着したけど、この二人にはまだまだ困難な事が起こりそうだな。 今回ユキコは、ハチ子とアルバイト先の紺野から、見えない事を武器にしているのではないかと責められ、双方分かり合えはしたのだが…。 まあハチ子の件は別として、ユキコの様な弱視の人が、障がい者に全く対応していない職場にいきなり加入したら、そして上司の方針が働きながら妥協点を見付けて行こうという物だったら、軋轢は生まれて当然だと思う。 ドラマの運びとしては良い落とし所で解決して、上手いなとは思ったけど。 演出=内田秀実
>> 261
【2021秋ドラマ】
「東京放置食堂」6話まで終了。
いやぁ、冒頭の“ひょっとして渚は日出子が産んだ娘だったの?”と思わせておい…
【2021秋ドラマ】
「東京放置食堂」7話まで終了。
無関心の方の毒親を持つ高校生の真琴(工藤遥)がフラッと島にやって来て、心配しながら見守る日出子と渚。
無関心、いいじゃん自由でと言う渚に対して、自由じゃないです、放置ですと反論する真琴。
くさやに戸惑う真琴に日出子は「くさいくさいめんどくさい、どっか行って欲しい。お母さんに言った事ある?もっと私を見てって」
二階に泊まった真琴に、小さい時に出て行った母親の話をする渚。今は恨んでない、自由になれたから、真琴も自由になってと言いながらも、ある日突然来た(そして多分ずっと待っていた)母親からの手紙に、子供の様に声を上げて泣く渚。
いつもクールに振る舞っている渚にちょいちょい見える影は、これが原因なのね。
次回は早くも最終話。渚は母親に会うのかな?日出子との交流でだいぶ成長は出来たのかなとは思うけど、母親に去られたトラウマは母親にしか解決出来ないと思うからね。
工藤遥って最初分からなかったけど(←ショートヘアじゃなかったから)、あのモー娘。に居た子だったのね。演技を観るのは初めてだったけど、表情も台詞回しも上手かったし、何より滑舌が良くて時々出るハスキーボイスも魅力がある。
まずは深夜帯で大きな役を掴む所からかな。
今回も台詞に大島の風景を短いカット割りで乗せて行く手法とか、演出が冴えていたな。
演出=アベラヒデノブ
- << 288 【2021秋ドラマ】 「東京放置食堂」全8話終了。 安藤政信の贅沢な使い方にびっくり! 「出勤する筈が気付いたらここに来ていた」と言われれば、島のみんなはあれこれ理由を探して問い掛けるが、自称エリートサラリーマンの東はクールに全否定。 ならばとくさやを出しても、臭いとも言わずに「おいしいです」 「帰る為に旅をしているから」「帰る所が無ければそれは放浪でしょ?」「終わりが有るからいいんですよ、旅は」 黙って聞いていた渚がこの言葉に、駆け落ちをして島を離れ、男と別れたから自分に手紙を寄越したらしい母親を重ねたのかは分からないが、心は乱れたまま翌朝を迎え黙って居なくなってしまう。 港で渚を見付けた日出子。 「放っといて!」「放っとけないよ!」からの言い合い。でもそれで気持ちが落ち着いたのか、店に戻る渚。 その日は渚の誕生日。皆でお祝い。 与座よしあきの三線でまさかのワイルドワンズを合唱するとは(笑)「想い出の渚」←渚に引っ掛けたのか。 東はそのまま帰っちゃうし、渚の母親の事も、日出子が島に来た理由も、全部曖昧模糊のままで終わってしまった。 「昔の癖でつい白黒つけたがっちゃうのよ」という日出子の台詞が有ったけど、そういうのは一旦置いておこうよと言われている様な気もして来た終わり方だった。 ※この先、工藤綾乃が役者としてどう成長して行くのか楽しみだ。 演出=アベラヒデノブ
【2021秋ドラマ】/簡単投稿
「ドクターX〜外科医・大門未知子〜」2話まで終了。
早くもコロナ禍が終息?こんな事ならコロナ禍は取り入れずに、いつもの感じで始めた方が良かったのにね。
脚本=中園ミホ 演出=田村直己
「顔だけ先生」3話まで終了。
いきなりの10年後の同窓会。何でそっちに行っちゃうの?と思ったら、母親が病気で働けなくなり退学を決めた市川(櫻井海音)の為に企画された“未来の同窓会”だった。これはこれで皆の妄想が楽しかった(笑)
母親が亡くなり、亀高は助成金等での在学を勧めるが、あの時自分が働くと言ったら母親が喜んでくれたからと退学を貫く市川。今度は手先の器用な市川を見て、工場に推薦に行く亀高。こんな風に親身になってくれる先生っていいな。
初給料で今迄食べられなかったハンバーガーセットを嬉しそうに食べる市川。そこに現れて次々にナゲットをつまみ食いする同級生の仲間達。いい話だったな。
脚本=櫻井智也 演出=原桂之介
「ムショぼけ」4話まで終了。
リサは雑誌モデルから人気タレントになった有名人だったのか!知らなんだ(笑)
そのリサから電話が掛かって来て、横に居た同僚のしょうぞうは陣内を更に尊敬(笑)
リサは陣内がひっそり書いているブログを見付け「宗介って超文才あるじゃん!」
ムム…これって原作者よろしく、陣内も作家に転身するフラグ?
脚本=アベラヒデノブ 演出=澤口明宏
- << 325 【2021秋ドラマ】 「ムショぼけ」7話まで終了。 平松(木下ほうか)が轢き逃げで逮捕され、面会に行く陣内。すっかり立場が逆転した二人だが、陣内は「俺が何とかしたる」と男気を見せ、HIROに電話をして金と弁護士の用意を言い付ける。 HIROから兄貴は反社だからリサと付き合ったりしたら迷惑が掛かると釘を刺された陣内は、会いに来たリサに「すまん、お前とはこれで最後や」 一向に気にせず「宗介」を連呼するリサは、ナツキが遊びに来ると聞いて、陣内の実家まで着いて来る。 カイトも来ていて、皆でオカンのカレーを食べて写真を撮って、陣内の部屋で“獄中日記”を見付け、「出版すれば?めっちゃ文才有るじゃん」と言うリサ。 駅前まで送って行くと、人目を気にせず陣内に抱き付くリサ。両腕を後ろにピンと伸ばしたまま戸惑う陣内。 何かずっと違和感が有って、リサ何か有ったのかなとは思っていたのだが。 夜の8時からリサの既読が付かず、心配していた陣内。 翌日「俺は信じられないニュースを目の当たりにした」のモノローグに被せて、“元人気女子校生モデルが死去”という誰かのツイート画面が映し出される。そこにリサの文字は無かったが、そのタイミングでHIROからの電話が入る。 これはそういう事なの?何かショック過ぎるんだけど。 脚本=アベラヒデノブ 演出=澤口明宏
>> 262
【2021秋ドラマ】
「SUPER RICH」2話まで終了。
今回、会議に出ている社員?について、衛から優に簡単に説明が有ったけ…
【2021秋ドラマ】
「SUPER RICH」3話まで終了。
何かジェットコースターが止まったら、途端に魅力が半減してしまったな。
あと3話で3人目の演出家という出入りの激しさだけど、今回の演出が一番つまらなかった。
衛は幼い時に事故で両親を失い家族には恵まれなかったけど、お金持ちの家で使用人が世話をしてくれて、生活には全く苦労せずに育ったから、ゆとりの有る人独特のおおらかさが有って、それが回りの人を惹き付けるんだろうね。
忠犬宮村が衛を好きなのはバレバレだったけど、今吉まで特別な感情を抱いていたとはね。
衛が真面目な顔で自分の気持ちを伝えて、直ぐに今のは大好きな漫画の台詞だとバラす無邪気な一面を見せるも、引っ掛かってしまった今吉はドキドキ、優なんか頬を両手で挟まれて言われたから、その気になってしまったのでは?
今のところ優に特別な才能は見当たらないから(←よく気が付いてフットワークが軽く、子犬系なので年上女性に受けがいいという位か)、地道にコツコツ衛を助けて行くのかね。何か普通。
一ノ瀬が逮捕されて、次回は忠犬宮村の秘密が明かされるらしい。
ジェットコースターに乗らないなら、人物像と仕事の中身をもう少し丁寧に描いて貰わないとなあ。
演出=相沢秀幸
- << 291 【2021秋ドラマ】 「SUPER RICH」4話まで終了。 すったもんだの末に(という噂)主演が江口のりこに決まった時点で、宮村と優が衛を好きになる設定(←特に優が)はやめて、もうお仕事ドラマに全振りすれば良かったのになと思う。(←でもなあ、これまでも結構穴だらけだったし、今回もあのパワハラ男の設定や、クライアントの対応なんか見ていると、そっちも期待は出来そうにないのよねえ) まあ、どっちにしても登場人物の性格設定&描写に難有りなので、とにかく話を動かして見せて行くしか無いのかなと。 と思って観ていたら次回は1年後に飛び、優はアメリカから帰国して会社の戦力になるらしい。そうね、優が何かの才能を発揮して救世主になり、皆で成り上がってスカッとさせてくれないと観続けるモチベも意味も無くなってしまうよなあ。 ただ一点、一ノ瀬の、相手の懐に入り込み徹底的に甘え倒す図々しい迄のクズっぷりは、意外にも結構リアリティーが有って面白かったなと思う。 ※毎回演出家が変わり4話で早くも4人目って、ドタバタだった「推しの王子様」の4話で2人よりハイペースじゃん。そんなに撮影スケジュール押してたのか? 演出=阿部雅和
>> 264
【2021秋ドラマ】
「最愛」2話まで終了。
渡辺康介と梨央に何が有ったのかの真相はもう少し引っ張るかと思ったけど、無くなってい…
【2021秋ドラマ】
「最愛」3話まで終了。
人を殺した記憶を取り戻し、無かった事には出来ないという置き手紙を残して居なくなった優。そのまま行方不明なのかと思っていたら、母親(梓=薬師丸)が捜し出していた。でも会いたくない、理由は姉が知っていると。そして加瀬から渡された絵葉書には『ごめん、優』の文字が。
これが梓と約束をした、無事を知らせる月1回の連絡手段なのだと言う。
この時の吉高由里子の、「私のせいだ」と泣き崩れる演技が、気持ちが入っていて引き込まれた。上手いなあ。
これってもしかして優が記憶を取り戻した事を直ぐに梓か加瀬に知られて、梓の意向で梨央と引き離して別の場所で生活させられて、今は情報屋として梨央にとっての危険分子の後藤に使われる振りをしながら、実は姉の様子を見守っているのではないか?全ては梓の深謀遠慮から始まった事なのでは?
渡辺昭に喫茶店で500万円が入っていたと思われる青い封筒を渡した若い男と、昭が殺された公園の周囲の防犯カメラに映っていた人物の一人が一致、警察はまだ知らないが、それはあの情報屋の青年だった。
宮崎があの短い映像から、何か昔の優の癖を見付けられないのかなと思ってしまった。
今は信頼する加瀬にだけは素の自分を見せている感じの梨央。そして密かに男としてそれを嬉しく思っていそうな加瀬。加瀬は梨央に嘘はついていないの?
演出=山本剛義
- << 292 【2021秋ドラマ】 「最愛」4話まで終了。 後藤の情報屋=警察が呼ぶ仮称“イヤホン男”=生田誠迄大輝が辿り着き、生田の住まいで鉢合わせ。逃げおおせた本人から大輝の個人用のスマホにTEL、最後に「大ちゃん」と呼び掛けた時点で生田=優は確定。 恐らく記憶が飛ぶ時に備えて撮っている映像の中の渡辺父を優が殺すファイルを、優のパソコンで見る様に大輝には伝え、梨央には直接同じ映像を送り、9年振りに会う姉弟。 全然引っ張らずに答え合わせをして行くスタイル。渡辺息子の件も父親の件も、トドメを刺したのは別の人物なのではという疑念も残りはするのだが、どちらかと言うと誰が殺したのかという事よりは、誰が何の為に何をしたのか、何をするのか、それは“愛する人の為だから”なのか…みたいな人間ドラマに寄せて行くのかなという気はする。 今回のハイライトは信号待ちの僅かな時間を使った、梨央と大輝の気持ちが通い合うけど、そこには厳然と二人を隔てる壁も有るという事を、赤から青への切り替えで表現したシーン。 あと印象に残ったのはウェルネスの定例会議で、ここぞとばかりに梨央を責める後藤と政信から必死に守る加瀬の奮闘。 梨央が社長に抜擢されてから、いつもこんな風に加瀬が守ってくれていたんだろうなって。 だから梨央は加瀬に素を見せるし、二人だけになると甘え口調なんだよね。 (続く)
>> 252
【2021秋ドラマ】
「群青領域」(NHKエンタープライズ・NHK・MMJ)脚本=長田育恵 他 出演=シム・ウンギョン、若葉竜也、…
【2021秋ドラマ】
「群青領域」2話まで終了。
釣り人の蓮に助けられ、彼の下宿先に連れて行かれたジュニ。
年老いた女将のたえ(樫山文枝)は何も聞かずに替えの服や食事等世話をしてくれる。「そろそろ…」と出て行こうとしても「無理すんな」と言って、自分の日常生活に付き合わせる。
ジュニは包丁さえ使った事が無く、流石のたえも呆れるが、これで何となく子供の頃から母親にピアノ漬けにされて、家事とかは指に悪いとか言われて一切やらずに育ったんだろうなとは思った。(←ピアニスト清塚信也の、超絶厳しかったという韓国人の母親の話を思い出してしまったよ)
そして蓮にも何か辛い過去が有る様で、でもジュニを海で助けて来たという事は、そろそろここを出て行けるだろう、そうしたら下宿屋は廃業すると話すたえ。
そのたえは癌を患っているが治療は拒否、子供も居ないし亡くなった夫の所に行きたいと思っている。駆け落ち婚の二人はその時から親戚とも疎遠で、もし亡くなった時の葬式は蓮が出す事になっている。それが下宿の家賃の代わりなのだと。
「私も蓮さんと同じ家賃を払いたいです」
訝しがりスマホでジュニの名前を検索してみる蓮。そこで一連の騒動と彼女が何者なのか、何故消えたくなったのかを初めて知る蓮。
まだ物語は殆ど動かない。次回からかな、動くのは。離脱するかは次を観てからだな。
演出=植田尚
>> 266
(続き)
カテゴリーの違いは大きく、ここのバチバチはこれからも有りそうだけど、寛の矜持とか指摘とかが大真面目な分、秀平と優の受け方次第で笑…
【2021秋ドラマ】
「和田家の男たち」2話まで終了。
結婚を切り出さないどころか、さっさと息子や孫と同居してしまい、それからプロポーズをした寛に呆れて「別れましょう」と去って行った恋人・亜蓮(草刈民代)。
話を聞いてくれる優が居たおかげで、気持ちの整理が出来たと言う寛。(←息子よりは距離の有る優の方が話し易いよね)
元カノの結婚式に出てほのか(宮澤エマ)と知り合った優。家族が居る時に家に遊びに行きたいとグイグイ来るタイプ。
ラフな格好の優と父の秀平に対して、きちんとスーツを着ている寛に吹き出してしまった。仕事を聞かれたほのかは、ライフプランナーだと言い名刺を寛と秀平に渡す。何だ、目的はそっちなのか(笑)
積極的なほのかには付いて行けず、でも父と祖父それぞれが自分に無断でほのかと会っていた事には嫉妬をして、爆発してしまう優。結局保険の勧誘だった訳だが、分かっていて会った理由は結構素敵だった。彼女はステップアップしようと泥臭く頑張っているから、自分は入らないけど人を紹介したと秀平。上の世代は下の世代を育てるのが使命だからなと寛。
和田家の男なら彼女に直接話せ、当たって砕けろと煽られた(←ドラムだけの劇伴が秀逸)優は、ほのかに会いに行き玉砕するがスッキリはした様だ。
次回は母・りえの過去が分かるのかな?何が有ったんだろう。
演出=深川栄洋
- << 294 【2021秋ドラマ】 「和田家の男たち」3話まで終了。 今回は母親りえの事故死の謎を優が知る迄が描かれ、前2話とは異なり、かなりシリアスな仕上がりになっていた。 清宮議員(高橋光臣)の入閣に伴い、政治家一族の清宮家のダーティーな部分を取材中に事故死したりえの、優には隠して来た部分が隠し切れなくなり、遂に秀平が優に自分の思いを伝えるという展開。 りえはかなり仕事の出来る人だった様で、清宮の父の不正を掴み、局からストップを掛けられたが怯まずに取材を続けていたが、ある日突然事故死した。 清宮に殺されたのだと思っていた秀平。 その後、門倉という秘書が“自分が和田りえを突き落とした”と書いた遺書を残して自殺した。だがその日、門倉は地方に居て東京に居たりえは殺せない。 でもそれを機に警察はこの事件から手を引いた。 優の安全を考えてずっと黙って来た秀平。だが俺はまだ諦めていないと言う。 この話を聞いてしまったら、優も多分調べ始めるよね。 でもこういう展開よりは、三世代の食卓でのワダカンを軸にした笑える会話と、それぞれの仕事やプライベートをミックスしたコメディータッチの話の方が良かったな。 ※主題歌の歌唱は竹内まりやと杏里だと公式HPで発表。ユーミンは声質がちょっと違うなとは思ったのだが、杏里なら納得。 共同脚本=荒井修子 演出=深川栄洋
>> 269
【2021秋ドラマ】
「二月の勝者-絶対合格の教室-」2話まで終了。
開始30分過ぎから始まる、塾を辞めさせると言って来た保護者…
【2021秋ドラマ】
「二月の勝者-絶対合格の教室-」3話まで終了。
前回、『黒木のお約束シーンに辿り着く迄のテンポが悪い』という様な事を書いたのだが、今回も佐伯の行動が、優秀な成績の花恋(田中絆菜=キャラ作りも演技も上手い)のルトワックへの流出危機のきっかけになってしまったけど、そこから講師のボーナスは生徒の合格実績次第、御三家はポイントが高い、だから優秀な生徒の転塾は阻止しないとという裏話が挟まれ、先輩講師とも解決策を話し合う等、話しに広がりが有った分ダレなくて良かった。
黒木のお約束シーンも、子供の性格や勉強への取り組み方を普段から観察していれば、その先にどうなるか迄ある程度は見通せる事、プラス保護者の子供への向き合い方も含めて予想し、絶妙のタイミングで心憎い迄の言葉を子供に掛けて翻意させるという、派手さは無いけどこれぞ教育のプロという感じの解決策で結構グッと来た。
花恋があんな感じで母親役が高岡早紀だから、娘に輪を掛けた様なモンペなのかと思っていたら、受験生の保護者としても母親としても人間としても理想的な人物だったので逆にびっくりしたけど、膝立ちから娘を抱き締めて二人で泣くシーンとか流石の上手さだったわ。
今回一番驚いたのは、桜花の社長(岸部一徳)が紗良の祖父(亡くなった母親の父)だった事。(←見落としじゃないよね?)
(続く)
>> 281
(続き)
そして黒木が勤務後に何処に行っているのか、そこに孫娘が通っている事も承知している事。(←差し入れ迄持たせている)
二人の通っている地下の場所は、やはり前回書いた予想通りの、私塾というよりは、気軽に質問出来るサポーター付きの自習室みたいな所で、都立高校受験迄310日とか張り出していたので中学3年が中心で、そこにキャバ嬢とか小学生とかも混ざっているという感じだった。
興味深いのは白柳が何故孫娘を桜花に入れずに、ここで勉強させていたのかだな。
あとはあの部屋の家賃は誰が負担しているのか。
でもまあ場所が場所だし、灰谷が結構しつこく黒木に探りを入れたりしているので、灰谷に目撃されたりすると厄介な事になりそうだな。
※冒頭の昔のカップヌードルのCMみたいな佐倉の夢落ちって、いつまで続ける気なのかなあ。
演出=国本雅広
- << 296 【2021秋ドラマ】 「二月の勝者-絶対合格の教室-」4話まで終了。 そうだよね。塾も営利企業で一つの塾のパイは決まっている以上、収入を上げて行くには教室の数を増やすか、塾生一人当たりの売上を上げて行くしかない。 桜花ゼミナールの場合、特別講習や合宿等のオプション、外部模試を全部申し込むと、月謝と合わせて年間の支払い額は約132万とか…頭がクラクラしてしまう数字だ。 そして講師は民間企業の営業職よろしく、“任意と謳いながらもオプションへの申し込みはノルマ”と、上から尻を叩かれる。物を売る事と合格という価値を売る事は中々イコールとしては繋がらないけど、そこから給料やボーナスを得る以上はやっぱりそうなんだよね。 今回はそれを、Rクラスの塾生の父親がハマっている課金ゲームに重ねて話を進めるという大胆な構成で、意表も突かれたけど分かり易かったし、上手かったなと思う。 桜花の話は凄く良かったんだけど、黒木や佐倉に迄纏わり付く異様な灰谷の動機が分からない言動が浮いていて、「プロミス・シンデレラ」の菊乃並みに苛々するし、こんなに灰谷がドラマの中で幅を利かせるなんて、今のところデメリットでしか無いのだが。 あの自習室みたいな塾のスポンサーはやっぱり白柳だった。これって娘を勘当(あくまでも想像)した手前堂々と援助は出来ないけど、孫の為にと捻り出したアイディアとかなのか? 演出=久保田充
【2021秋ドラマ】/簡単投稿
「どうせもう逃げられない」7話まで終了。
翼が突然やって来て直ぐ帰った事も、なほが突然謎の高熱を出した事も、時間稼ぎの意味不明。あと深澤は事務所のソファーに座っているのが仕事なの?(笑)
河原さんは脚本は書かない方がいいよ。
脚本、演出=河原瑶
「らせんの迷宮-遺伝子捜査-」3話まで終了。
いくら何でもDNAからあんなに再現率の高い顔は弾き出せないだろう(笑)
自己血液を溜めといて殺された様に偽装するのも見た事あるし。
そもそもあんな完璧なDV証拠映像が有るなら、あんな偽装をしなくても色々やり様は有っただろうに。
※さくら荘ってコタローのアパートだよね。
脚本=酒井雅秋 演出=岩本仁志
「スナック キズツキ」4話まで終了。
~瀧井くん~
「ノルウェイの森」の一説から話を膨らませて作ったオマージュ的展開。でも瀧井があの育ちで自分本位(と言うか空気が読めない?)になった理由はよく分からなかった。白紙の本を渡して朗読させるというのは面白かった。
脚本=佐藤久美子 演出=湯浅弘章
「顔だけ先生」4話まで終了。
蟹江(三浦獠太)のモンペの設定も、遠藤が蟹江を誘ってGPSアートにチャレンジする意味も、面白さを全く感じなかった。ベースはもっと普通の設定がいい。
構成=水野宗則 脚本=保木本真也 演出=白川士
- << 304 【2021秋ドラマ】/簡単投稿 「どうせもう逃げられない」全9話終了。 いやあもう後半は引き延ばしのグダグダで、結局何を描きたかったのか焦点がボケてしまって、退屈で仕方なかった。 原作のネタバレを読んだんだけど、これって本当は余(草川拓弥)もなほを好きになって告白し、なほはどっちに行くのかって部分が有るらしくて、恐らく30分×9話で短いからバッサリ切ったんだと思うけど、こんなダラダラさせるなら、原作通りにしてテンポ上げた方が良かったのにね。 脚本=鈴木裕那 演出=河原瑶 「ドクターX〜外科医・大門未知子〜」5話まで終了。 今回は超一流のフリーランス看護師・那須田灯(松下奈緒)が突然やって来て、自分のミスを大間に押し付けた興梠を大門と共に成敗し、風の様に去って行く話。 那須田の私服や佇まいが、ほぼほぼ「女王の教室」の阿久津真矢のパクり…おっとオマージュでワロタ。(←松下さん、雰囲気が有って上手かったわ) 設定が面白いし、興梠を徹底的に扱き下ろす感じから、これは中園ミホさんの脚本に戻ったなと思ったらやっぱりそうだった。 もっと那須田と大門のコンビを観たいなと思ったけど、両雄並び立たずになる可能性が高いので、これで良かったのかな。 ※前回は要潤を休ませ遠藤憲一はお役御免に。今回は西田敏行を休ませ、次回からは原守(鈴木浩介)が復帰。ギャラ調整が大変だ。 演出=田村直己
>> 271
【2021秋ドラマ】
「アバランチ」2話まで終了。
アバランチを結成した時に、山守から出された条件は「バレるな、殺すな、裏切るな…
【2021秋ドラマ】
「アバランチ」3話まで終了。
またまた脚本家と演出家が総入れ替え。
でもリナの私怨が、親友(花音=吉谷彩子)を薬付けにして自殺に追い込んだ黄月蘭子(国生さゆり)に有り、自分一人では叶わなかった復讐を、今回のミッションを借りて遂げて行く過程が淡々と描かれて行き、最後に感情が限界突破して、花音の自殺に至る悪夢がフラッシュバックしながら、復讐相手の一人、議員の田渕(矢柴俊博)を死ぬ寸前迄殴り続けるという、リナの哀しみの深さに焦点を当ててじっくりと描いた今作は、前2話とは違ったテイストだったが、高橋メアリージュンの好演も有って強く感情を揺さぶられた。
じっくり描いたせいで、大山と繋がっている本丸の蘭子を潰す?話は次回に回ってしまったが。
あとびっくりしたのが内調のエース桐島が超優秀で、あっという間に大山を恨んでいそうな人物リストを作成し、その中にアバランチメンバーも確実にリストアップされていた事。あのテロ現場の件から、既に大山は山守にロックオンしているし、こんなに早く身バレしそうな展開にするとは思わなかった。
という事は、山守のバックに居る人物も含めた次の段階の戦いに移行して行く可能性も有りなのかな?
※1話の暴力団事務所への突撃で、ああいう所には必ず監視カメラが有るから、羽生達の顔はバレている筈なんだけどなあ。
脚本=武井彩、掛須夏美 演出=山口健人
- << 299 【2021秋ドラマ】 「アバランチ」4話まで終了。 大山にあっさり切られた蘭子は薬を飲んで自殺。週跨ぎだったからリナの復讐迄見せるのかと思っていたので、あっさり退場でちょっとびっくり。 今回、山守が作っていた報告書から、大山の野望はJCIAを作って権力を持つ事だと分かった。それを阻止する為に、大山の周囲の資金源を断つべくアバランチは結成されたのかなと思う。 そして山守のバックにいるのは、大道寺(品川徹)という謎の老人。 大枠の構図は見えて来たのだが…。 そこでやっぱり気になるのは、良く言えば身バレを恐れない彼らの大胆な行動、態となのか迂闊なのかで先の展開も違って来るから。でも大山も入って来られる部署の部屋で、山守が大山に関する報告書を作成してる辺り迂闊なのかなと思ったり。 あとは超優秀な桐島の立ち位置ね。普通にアバランチの仲間というのは考え難いので、このまま大山の下僕の振りをして最後に追い落とす役回りなのか、もっと言えば別ルートで大道寺と繋がっている可能性は? 悠源館で顔を晒し、大山の会食先にも従業員を装って潜り込み、態々大山に顔を見せてニヤッとしたリナの素性が桐島の調査でバレてしまった。 山守も知らなかったが、アバランチは大道寺の捨て駒だった的な展開も無きにしも非ずなのかな。 脚本=丸茂周、藤井道人 演出=三宅喜重
>> 259
【2021秋ドラマ】
「古見さんは、コミュ症です。」7話まで終了。
文化祭用のメイド服の裁縫で、指を針で刺してしまい戸惑う古見さ…
【2021秋ドラマ】
「古見さんは、コミュ症です。」全8話終了。
只野くんの事は好きだけど、二人とずっと友達でいたいから諦める事にしたと言う万場木さんの気持ちが理解出来ない古見さん。二人とも只野くんが好きって事でいいのにと考える、つい最近まで“人を好きになる”というのがどういう気持ちなのか分からなかった古見さん。その考えに戸惑う万場木さん。
でも古見さんがあんな風に自分の気持ちを話せる様になれたのは、只野くんと万場木さんが常に側に寄り添ってフォローをしてくれたおかげ。
そこから広がって行った、ちょっと人付き合いが苦手な人達の友達の輪。
成瀬くんだけは最後迄友達は要らない、でも時に寄り添ってくれたりする掛け替えのない知り合いなら要るかなって、定義のすり替えで只野くんを苦笑させていたけど(笑)
古見さんが傷付かない様に手を回して特別扱いするより、やってみて嫌な思いをして傷付いたら、その時に助けてあげるのが友達でしょ?とクラスで力説した只野くん自身も、カラオケの時に長名や万場木さんから指摘された事を経てのこの成長。
こういう言い合える関係って難しいからこそ尊い。
全てが上手くハマった快作だった。
古見さん手作りのチョコを貰い「友チョコ」だと勘違いしながらも嬉しそうな只野くんに、本命なのに何で気付かないのかとちょっと拗ねて走り去る古見さんが可愛かったな。
演出=瑠東東一郎
【2021秋ドラマ】/簡単投稿
「言霊荘」4話まで終了。
真っ先に三吉彩花が退場してしまい、観るモチベが下がってしまったのだが、4話は森田望智と斉藤由貴が本領発揮で見応えがあった。開かずの扉になっている管理人室の中が知りたい。
演出=日暮謙
「ラジエーションハウスⅡ」5話まで終了。
院長がラジハの人件費を一人分削れって、そもそもあんなに必要ないのに(←やたらに1台のディスプレイに群がって見詰めてる(笑))雇い直したのはあんたでしょうが(笑)でも高嶋政宏が出過ぎず、副院長の鏑木が何かとラジハの味方をする今の設定は良き。
演出=水戸祐介
「じゃない方の彼女」4話まで終了。
未だに怜子(山下美月)の狙いが読めない(小谷への気持ちを疑ってしまう)のは、相手の見た目が濱田岳(失礼💦)なのと、怜子の育ちが伏せられているから。
興味を繋ぐという意味では、その部分の設定は上手いのかなと。
ただ話の進みが遅いので若干ダレ気味では有るのだが、今回、偶然だとは思うが、怜子が小谷の妻(小西真奈美)と娘に遭遇、手助けをした事で妻には100均のエコバッグ、娘には「いい匂い」という“証拠”を残して行ったので、これが後々…みたいな餌撒きになるのかなと。
まだ“怜子が心理学専攻という事で、小谷は何かの研究のデータ集めの対象にされてる”線は捨ててないんだけど(笑)
脚本=青塚美穂 演出=根本和政
- << 301 【2021秋ドラマ】 「じゃない方の彼女」5話まで終了。 5話を観て“怜子のデータ集め説”は取り下げる事にする(笑) 今回はずっと知りたかった小谷と麗の馴れ初めが、麗が娘を連れて実家に泊まりがてら同窓会に行くという事で、一人自宅に残された小谷が昔の事を回想するという形で明らかにされた。 小谷は学生、麗は院生で食堂での顔見知りだった。麗が高校から付き合っていた恋人にある日突然一方的に振られ、小谷はその事は知らなかったが、一人で寂しそうにしてる麗に声を掛けた事から、二人の個人的な交流が始まり、麗から「付き合おうか」と言われた小谷は「ずっと好きでした」と応じたのだが、麗は好きだとは言わず「ありがとう」と言った。 麗が好きだったのはあの彼の方だ。そう僕は“じゃない方の男”だったんだ。 でも今は幸せだ。 「先生が初めて。自分からいいなって思ったのは」怜子の告白が始まる。 今まで何人もから好きと言われたけど、自分はどうしても好きとは言えなかった。嘘になるから。だから「ありがとう」とだけ答えていた。 「先生、好き、好きです」 「ありがとう」 「その答えはイヤ」 心は少しばかり揺れたけど、小谷の中では怜子は“じゃない方の彼女”なのね。 でもあれだけロックオンされて、小谷はいつまで平常心を保てるのかな。 脚本=服部隆、青塚美穂 演出=根本和政
>> 274
【訂正】
「恋です!~ヤンキー君と白杖ガール~ 」3話まで終了。
↓
4話まで終了に訂正
【2021秋ドラマ】
「恋です!~ヤンキー君と白杖ガール~ 」5話まで終了。
何が驚いたって獅子王の“想い人”が黒川だった事!好きだからずっとちょっかいを出していたのか。ユキコとの仲をこじらせてしまった黒川に本気の忠告をしていた所を見ると、黒川を好きの意味は決して軽い物では無かったんだろうね。でもどうにもならないから、せめて黒川の幸せを応援したいといった所なのかな。
その黒川は子供の頃に母親から捨てられた過去が有り、例えユキコでも触れて欲しくない傷になっていた。好きな人が居なくなってしまう怖さを思い出してしまった黒川の涙の告白に、ユキコは「私は居なくなったりしない。独りぼっちになんかさせない」ときっぱり宣言。黒川は抱き締めて「好きです!」一件落着したけど、この二人にはまだまだ困難な事が起こりそうだな。
今回ユキコは、ハチ子とアルバイト先の紺野から、見えない事を武器にしているのではないかと責められ、双方分かり合えはしたのだが…。
まあハチ子の件は別として、ユキコの様な弱視の人が、障がい者に全く対応していない職場にいきなり加入したら、そして上司の方針が働きながら妥協点を見付けて行こうという物だったら、軋轢は生まれて当然だと思う。
ドラマの運びとしては良い落とし所で解決して、上手いなとは思ったけど。
演出=内田秀実
- << 302 【2021秋ドラマ】 「恋です!~ヤンキー君と白杖ガール~ 」6話まで終了。 今回は目が見える人と見えない人の間に横たわる微妙な意識のズレという、ある意味センシティブな問題を真正面から取り上げていた。 その事に関しては一番フラットな筈の黒川にさえ、見える人と見えない人は違うのと突っ掛かって行く空にかなりの違和感が有ったのだが。 問題は黒川ではなくて、空が付き合っていたけど別れた“見える人”の拓己との間に有ったのだという事が分かり…という流れだった。 デートをしていても空の代わりに何でも先に「すみません」と周囲の人に言ってしまう拓己。その度に見えない事=すみませんと言われている様な気がして傷付いていた空。 空の為に気を使い一生懸命頑張っていたのに、何で振られないといけないのかと拓己。それが不満でとんでもない仕返しをした位だから、元々たいした男では無いんだろうけど。まあそれは別として、彼は端から意識が対等では無かったんだよね。だから空の為に“やってあげてる感”が端々に出てしまい、余計に傷付けていたのだと思う。 空が休憩のベンチを譲って貰っているのを遠くから見た黒川は、急いで走って来て譲ってくれた人に「あざーっす!」と礼を言った。これだよね。拓己は「ありがとうございます」と言うべきだった。 黒川は色々な気付きを私達に与えてくれるね。 演出=今和紀
>> 275
【2021秋ドラマ】
「東京放置食堂」7話まで終了。
無関心の方の毒親を持つ高校生の真琴(工藤遥)がフラッと島にやって来て、心配…
【2021秋ドラマ】
「東京放置食堂」全8話終了。
安藤政信の贅沢な使い方にびっくり!
「出勤する筈が気付いたらここに来ていた」と言われれば、島のみんなはあれこれ理由を探して問い掛けるが、自称エリートサラリーマンの東はクールに全否定。
ならばとくさやを出しても、臭いとも言わずに「おいしいです」
「帰る為に旅をしているから」「帰る所が無ければそれは放浪でしょ?」「終わりが有るからいいんですよ、旅は」
黙って聞いていた渚がこの言葉に、駆け落ちをして島を離れ、男と別れたから自分に手紙を寄越したらしい母親を重ねたのかは分からないが、心は乱れたまま翌朝を迎え黙って居なくなってしまう。
港で渚を見付けた日出子。
「放っといて!」「放っとけないよ!」からの言い合い。でもそれで気持ちが落ち着いたのか、店に戻る渚。
その日は渚の誕生日。皆でお祝い。
与座よしあきの三線でまさかのワイルドワンズを合唱するとは(笑)「想い出の渚」←渚に引っ掛けたのか。
東はそのまま帰っちゃうし、渚の母親の事も、日出子が島に来た理由も、全部曖昧模糊のままで終わってしまった。
「昔の癖でつい白黒つけたがっちゃうのよ」という日出子の台詞が有ったけど、そういうのは一旦置いておこうよと言われている様な気もして来た終わり方だった。
※この先、工藤綾乃が役者としてどう成長して行くのか楽しみだ。
演出=アベラヒデノブ
「2021秋ドラマ途中経過」
◎ハマっているドラマは
*最愛
*恋です!
*古見さんは、コミュ症です。(終了)
〇面白い(又は良い)ドラマは
*二月の勝者
*日本沈没
*スナックキズツキ
*ムショぼけ
*和田家の男たち
*アバランチ
□普通(まあまあの出来)のドラマは
*SUPER RICH
*東京放置食堂(終了)
*正義の天秤(終了)
*Doctor-X⑦
*ラジエーションハウスⅡ
*らせんの迷宮↘️
*顔だけ先生↘️
*サムライカアサン
●微妙なドラマは
*じゃない方の彼女
*群青領域
*言霊荘↗️
*どうせもう逃げられない↘️
*それでも愛を誓いますか?↘️
▼視聴離脱したドラマは
⚫トーキヨー製麺所←3話迄で離脱。営業中の店内であの動きは有り得ないという話が多くて、自分には向かなかった。
⚫婚姻届に判を捺しただけですが←初回のみで離脱。レビューに書いた通りで、視聴意欲が湧かなかった。失礼だとは思うが2話以降視聴率が上がったのは、清野さんの体型変化に興味が有るからなのではと勘繰りたくなる。
※地上波の新作のみ。3話以下及び2クールドラマを除く。(関東地区基準)
※↗️は当初より面白くなったorもっと面白くなりそう
※↘️は当初よりつまらなくなって来たorつまらなくなった
- << 326 「2021秋ドラマ途中経過」② ◎ハマっているドラマは *最愛 *恋です! *古見さんは、コミュ症です。(終了) 〇面白い(又は良い)ドラマは *二月の勝者 *スナックキズツキ *ムショぼけ *和田家の男たち↘️ *アバランチ↗️ □普通(まあまあの出来)のドラマは *日本沈没(ランクダウン) *東京放置食堂(終了) *正義の天秤(終了) *Doctor-X⑦ *ラジエーションハウスⅡ *らせんの迷宮↘️ *顔だけ先生↘️ *サムライカアサン↗️ *JKからやり直すシルバープラン ●微妙なドラマは *SUPER RICH(ランクダウン) *じゃない方の彼女 *群青領域 *言霊荘↗️ *どうせもう逃げられない↘️(終了) ▼視聴離脱したドラマは ⚫トーキヨー製麺所←まとめの①参照 ⚫婚姻届に判を捺しただけですが←まとめの①参照 ●それでも愛を誓いますか?←7話迄で離脱。もう話が遅々として進まず、話も暗くて苛々するし、この後3回も放送時間が後ろにずれるらしいので、もう観る気も失せた。 ※地上波の新作のみ。3話以下及び2クールドラマを除く。(関東地区基準) ※↗️は当初より面白くなったorもっと面白くなりそう ※↘️は当初よりつまらなくなって来たorつまらなくなった
「2021視聴済み秋ドラマ初回視聴率」(%)
「Doctor-X⑦」19.0
「日本沈没」15.8
「ラジエーションハウスⅡ」11.2
「アバランチ」10.3
「ハンオシ」9.4
「二月の勝者」9.2
「最愛」8.9
「恋です!」8.8
「SUPER RICH」7.8
「らせんの迷宮」7.2
「和田家の男たち」6.3
「正義の天秤」5.9
「言霊荘」4.1
※視聴率不明の番組は省略
※30分枠以上で4回以上、1クール以内の作品が対象
※視聴率は関東地区のリアルタイム世帯視聴率
>> 277
【2021秋ドラマ】
「SUPER RICH」3話まで終了。
何かジェットコースターが止まったら、途端に魅力が半減してしまったな…
【2021秋ドラマ】
「SUPER RICH」4話まで終了。
すったもんだの末に(という噂)主演が江口のりこに決まった時点で、宮村と優が衛を好きになる設定(←特に優が)はやめて、もうお仕事ドラマに全振りすれば良かったのになと思う。(←でもなあ、これまでも結構穴だらけだったし、今回もあのパワハラ男の設定や、クライアントの対応なんか見ていると、そっちも期待は出来そうにないのよねえ)
まあ、どっちにしても登場人物の性格設定&描写に難有りなので、とにかく話を動かして見せて行くしか無いのかなと。
と思って観ていたら次回は1年後に飛び、優はアメリカから帰国して会社の戦力になるらしい。そうね、優が何かの才能を発揮して救世主になり、皆で成り上がってスカッとさせてくれないと観続けるモチベも意味も無くなってしまうよなあ。
ただ一点、一ノ瀬の、相手の懐に入り込み徹底的に甘え倒す図々しい迄のクズっぷりは、意外にも結構リアリティーが有って面白かったなと思う。
※毎回演出家が変わり4話で早くも4人目って、ドタバタだった「推しの王子様」の4話で2人よりハイペースじゃん。そんなに撮影スケジュール押してたのか?
演出=阿部雅和
- << 303 【2021秋ドラマ】 「SUPER RICH」5話まで終了。 時間が1年後に飛んだだけで、優は子犬系男子というよりは只のヘタレで全然救世主になってないし、相変わらず仕事の描き方は雑で、今のTSBの基本の稼ぎは何なのかもよく分からない始末。 そう言えばあの飲料会社の件は宮村の企画が通った筈だけど、その売上げはどうなってるのか? 優を(アメリカではなくて)アジアに留学に行かせたのだって、そこで知り合った社長の息子と仕事で繋ぐ前提が有っての話だから、優自身の成長なんてどっかに行っちゃってるし。 で、宮村と優の衛を巡る恋の鞘当てなんて、見たくも無い物をちょいちょい見せられる憂鬱。 あと特に必要とも思えない、時間をちょっと戻す演出も邪魔なだけで逆効果。 優の親も、優が子供の時からあんなに長期間稼げない工場なら、さっさと畳むなり自己破産するなりして、次の道に進む事を考えるべきだったんじゃないの? 優しさと優柔不断は別物だよ。 もうとにかく話があっちにこっちにとっ散らかって、中途半端でジメジメしていて、今回はまるで良い所無し。 てか、これって面白くなるのかね? 脚本協力=杉原憲明 演出=三橋利行
>> 278
【2021秋ドラマ】
「最愛」3話まで終了。
人を殺した記憶を取り戻し、無かった事には出来ないという置き手紙を残して居なくなった…
【2021秋ドラマ】
「最愛」4話まで終了。
後藤の情報屋=警察が呼ぶ仮称“イヤホン男”=生田誠迄大輝が辿り着き、生田の住まいで鉢合わせ。逃げおおせた本人から大輝の個人用のスマホにTEL、最後に「大ちゃん」と呼び掛けた時点で生田=優は確定。
恐らく記憶が飛ぶ時に備えて撮っている映像の中の渡辺父を優が殺すファイルを、優のパソコンで見る様に大輝には伝え、梨央には直接同じ映像を送り、9年振りに会う姉弟。
全然引っ張らずに答え合わせをして行くスタイル。渡辺息子の件も父親の件も、トドメを刺したのは別の人物なのではという疑念も残りはするのだが、どちらかと言うと誰が殺したのかという事よりは、誰が何の為に何をしたのか、何をするのか、それは“愛する人の為だから”なのか…みたいな人間ドラマに寄せて行くのかなという気はする。
今回のハイライトは信号待ちの僅かな時間を使った、梨央と大輝の気持ちが通い合うけど、そこには厳然と二人を隔てる壁も有るという事を、赤から青への切り替えで表現したシーン。
あと印象に残ったのはウェルネスの定例会議で、ここぞとばかりに梨央を責める後藤と政信から必死に守る加瀬の奮闘。
梨央が社長に抜擢されてから、いつもこんな風に加瀬が守ってくれていたんだろうなって。
だから梨央は加瀬に素を見せるし、二人だけになると甘え口調なんだよね。
(続く)
>> 292
(続き)
でもあの弛緩し切った口調は、明らかに男を意識した物ではない。母親にも甘えられない梨央にとっては、心から信頼出来て甘えられるお兄ちゃん、家族の様な存在なのだと思う。加瀬の方は女として見ていて好きなんだと思うけど。
ミステリーとしてまず惹き付けるという手法は成功したと思う。
そんな中でもまず主要3人(梨央、大輝、加瀬)についてはしっかりと人物が描かれて来ているし、周囲の登場人物についても順を追ってポイントは押さえに来ているので、この先どう展開しても期待を裏切られる事は無いと思っている。
前回、優の事は梓の深謀遠慮と書いたのだが、その読みは4話を観て益々強くなった。
脚本=清水友佳子 演出=山本剛義
- << 305 【2021秋ドラマ】 「最愛」5話まで終了。 一つも無駄の無いシーンと台詞の連続で成り立っている、これぞプロを感じさせてくれるこのドラマ。 前回ちょっと疑問に思った事も直ぐに答え合わせをしてくれて、ラストには次への興味を繋ぐシーンがちゃんと用意されている。本当に上手い。 優は記憶を取り戻したのではなくて、あの携帯を軽い気持ちで復元して自分が人を殺した事を知り、ショックで姿を消したのね。その優を山梨の寮付きの高校に入れて面倒を見ていたのは梓と加瀬なので、どこまでが梓の深謀遠慮なのかはまだ分からないんだけど。 記憶が無いんだから優はやってないと言う梨央に対し、記録は有るんだから自分が殺したんだと譲らない優。 父親が残した預金通帳・印鑑と、加瀬に頼んで持って来て貰った治験薬?(なのかどうか確信は無いが)を優に渡し「逃げて」と言う梨央。でもずっと苦しんで来た優はもう逃げたくないのね。 父親がパソコンに残した“私が康介を殺して遺棄した”と告白する動画を見た優は「刺したのは俺や!」 「言わんでいい!」「姉ちゃんの前で言わんでいいやさ!」と止める大輝。 三人の思いが交錯する優の身柄確保シーンに泣けた。 全てを見ていた桑田が山尾係長に報告するみたいなので、大輝は捜査から外されるのかな。 加瀬はどうやって梨央と優を助ける? 脚本=奥寺佐渡子 演出=塚原あゆ子 ※このコンビは凄い!
>> 280
【2021秋ドラマ】
「和田家の男たち」2話まで終了。
結婚を切り出さないどころか、さっさと息子や孫と同居してしまい、それからプ…
【2021秋ドラマ】
「和田家の男たち」3話まで終了。
今回は母親りえの事故死の謎を優が知る迄が描かれ、前2話とは異なり、かなりシリアスな仕上がりになっていた。
清宮議員(高橋光臣)の入閣に伴い、政治家一族の清宮家のダーティーな部分を取材中に事故死したりえの、優には隠して来た部分が隠し切れなくなり、遂に秀平が優に自分の思いを伝えるという展開。
りえはかなり仕事の出来る人だった様で、清宮の父の不正を掴み、局からストップを掛けられたが怯まずに取材を続けていたが、ある日突然事故死した。
清宮に殺されたのだと思っていた秀平。
その後、門倉という秘書が“自分が和田りえを突き落とした”と書いた遺書を残して自殺した。だがその日、門倉は地方に居て東京に居たりえは殺せない。
でもそれを機に警察はこの事件から手を引いた。
優の安全を考えてずっと黙って来た秀平。だが俺はまだ諦めていないと言う。
この話を聞いてしまったら、優も多分調べ始めるよね。
でもこういう展開よりは、三世代の食卓でのワダカンを軸にした笑える会話と、それぞれの仕事やプライベートをミックスしたコメディータッチの話の方が良かったな。
※主題歌の歌唱は竹内まりやと杏里だと公式HPで発表。ユーミンは声質がちょっと違うなとは思ったのだが、杏里なら納得。
共同脚本=荒井修子 演出=深川栄洋
- << 306 【2021秋ドラマ】 「和田家の男たち」4話まで終了。 秀平の清宮大臣(高橋光臣)を見る目が殺気立っていて怖いんだけど…。あんな目で視線を外さずにじっと見られたら、絶対敵意は感じている筈だし、和田と名乗ってりえと同じテレビ局、同じニュース番組担当なんだから、清宮はもう理解はしているよね。 で、優と寛は外出すると誰かにつけられている感じがしてビビりまくるのだが、実はそれは寛との復縁を願う亜蓮(草刈民代)の仕業だった。 亜蓮は眼科医で一人で生きて行けるし、寛も特に結婚する必要は感じていなかったのに、突然プロポーズしたのはコロナで生活が孤立して不安になったからではないか。 「コロナでなくてもプロポーズして欲しかったんです。それであの時気持ちがよれてしまったんです」何て可愛い告白。 でもワダカンも昔の男、頑なにその場は復縁は拒否。 でも直ぐに優を使って亜蓮の職場の屋上に連れ出して貰って「今度は断らないでくれ。結婚しよう!」「結婚しまーす!」抱き付いてマスク越しのキス。(別居婚にするらしい) 余談だがこのドラマはコロナ禍設定が結構徹底していて、家から一歩出たら皆がほぼマスクをしている。ドラマとしてコロナを取り入れるなら、この程度のリアリティーは持って欲しい。 秀平の清宮追及は功を奏すのか否か。でも今回位の軽妙な笑える部分は欲しいよね。 脚本=大石静、荒井修子 演出=星野和成
【2021秋ドラマ】/簡単投稿
「群青領域」3話まで終了。
少し話が動いた今回。
人手が無くて困っていたスーパーで働くシングルマザーのつぐみ(徳永えり)が、求人ポスターを見ていたジュニを強引に店長の所に連れて行くという設定は面白かったけど、いくらセクハラ店長が仕切っている小さなスーパーとは言え、履歴書もない住所も覚えていない外国人をいきなり雇うのは有り得ないな。
店長のセクハラパワハラを受けても仕事では常に笑顔、食事とか完璧ではない事を子供に申し訳ないと思っているつぐみの人柄に触れて、つぐみの為に店長に怒りを爆発させるジュニという流れは良かったと思う。
でも若い客に素性がバレて、またバンバン撮られていた。これでメンバーと向き合う事になるのかな?
脚本=長田育恵 演出=塚本連平
「スナック キズツキ」5話まで終了。
~富田さん~
大卒後勤めた商社を30歳で退職し、転職したがそこも辞めて就活をするも中々決まらず早35歳。アルバイトをしているコンビニの客の瀧井が気になっているが、道で挨拶をしても気付かれず、モヤモヤしながらトウコの店に入った富田(徳永えり)の話。辞めなければ良かったのにとは思うけど、女の30は色々考えちゃう狭間なのかな。
今回は文章しりとりで吐き出させ、気持ちを軽くさせていた。次の面接の時は明るい感じだったな。受かるといいね。
脚本=佐藤久美子 演出=筧昌也
- << 307 【2021秋ドラマ】/簡単投稿 「群青領域」4話まで終了。 「私はキム・ジュニです」がSNSで拡散されて居場所が無くなり、蓮が貸してくれたお金で東京に戻ったジュニ。事務所のスタジオにどうやって入った?指紋認証なのか? 4人でバンドを続けたいという皆の気持ちに流されて同意するジュニだが、いざ配信の復帰ライブが始まると、陽樹の責める言葉や、母親の「ジウが事故で」どうたらこうたらの言葉を思い出し、呼吸が乱れ指が動かなくなってしまう。(←ジウって誰?) メンタルやられて逃げ出したのに、マネージャーは考えが甘くない? うーん、どうしようかなあ、東京部分が全然面白くないんだよなあ。 脚本=長田育恵 演出=塚本連平 「スナック キズツキ」6話まで終了。 ~香保さん~ 今回は一人息子が京大に合格し、受験勉強の世話がやっと終わり一息付いた気分になっていたら、バッタリ会った昔の同級生から「お疲れ様」と言われて、自分の人生はもう上がりなのかと勝手に傷付いてしまい、トウコの店の前を通ったら呼び止められたと勘違いして、でも取り敢えず店に入った佐藤(塚地武雅)の妹の香保(西田尚美)の話。 青春時代の曲を自作の歌詞で歌って、振りを付けて踊ってるのには笑ってしまった。 看板が直ってると思ったけど、これって香保が安達さんから惣菜を買った日みたいだから、看板が壊れる前なのかな。 脚本=佐藤久美子 演出=筧昌也
>> 282
(続き)
そして黒木が勤務後に何処に行っているのか、そこに孫娘が通っている事も承知している事。(←差し入れ迄持たせている)
二人の通…
【2021秋ドラマ】
「二月の勝者-絶対合格の教室-」4話まで終了。
そうだよね。塾も営利企業で一つの塾のパイは決まっている以上、収入を上げて行くには教室の数を増やすか、塾生一人当たりの売上を上げて行くしかない。
桜花ゼミナールの場合、特別講習や合宿等のオプション、外部模試を全部申し込むと、月謝と合わせて年間の支払い額は約132万とか…頭がクラクラしてしまう数字だ。
そして講師は民間企業の営業職よろしく、“任意と謳いながらもオプションへの申し込みはノルマ”と、上から尻を叩かれる。物を売る事と合格という価値を売る事は中々イコールとしては繋がらないけど、そこから給料やボーナスを得る以上はやっぱりそうなんだよね。
今回はそれを、Rクラスの塾生の父親がハマっている課金ゲームに重ねて話を進めるという大胆な構成で、意表も突かれたけど分かり易かったし、上手かったなと思う。
桜花の話は凄く良かったんだけど、黒木や佐倉に迄纏わり付く異様な灰谷の動機が分からない言動が浮いていて、「プロミス・シンデレラ」の菊乃並みに苛々するし、こんなに灰谷がドラマの中で幅を利かせるなんて、今のところデメリットでしか無いのだが。
あの自習室みたいな塾のスポンサーはやっぱり白柳だった。これって娘を勘当(あくまでも想像)した手前堂々と援助は出来ないけど、孫の為にと捻り出したアイディアとかなのか?
演出=久保田充
【2021秋ドラマ】/簡単投稿
「らせんの迷宮-遺伝子捜査-」4話まで終了。
松尾諭と紺野まひるが夫婦で、松尾諭の方が世界的ピアニストだと?(茶吹いた!)
娘が別の男にレイプされた時の子だと分かってからの妻の行動が異常過ぎて、話にならん。安田顕のくしゃみの演技がリアルで上手いんだけど、とうしても飛沫!汚い!って思ってしまう。
脚本=福田哲平 演出=西村了
「言霊荘」5話まで終了。
第一章終了なんだとか。そんなの知らんわ。
いやあ、回りの若手女優陣の演技力がイマイチなのも有るけど、森田望智と斉藤由貴の芝居は飛び抜けてるわ。
見たかった管理人室の中には呪縛霊が居て、最後はトシマが打ち勝った…んだよね?
脚本=橋本裕志 演出=落合正幸
「顔だけ先生」5話まで終了。
アンケートの下に書かれた“●にたい”の文字。ぬで終わる動詞は死ぬしかない、書いたのは誰?
今回、遠藤の意外な過去と悲惨な過去が明るみに。その経験からなのか、“何故死にたいのかも分からない”と言うその生徒・糸井に未来を見せる為に、遠藤は巨大鍋で作る本格的な芋煮会の10年後の開催を目指し、市川に鍋の設計図を依頼する。でも「お金が無いから50年後になるかも」と市川、笑う糸井。
亀高の正攻法のアプローチより、突飛だけど夢を見せた遠藤の方が糸井の心を掴んだという、中々含蓄のある話だった。
脚本=秋山竜平 演出=原桂之介
- << 310 【2021秋ドラマ】/簡単投稿 「言霊荘」6話まで終了。 1号室に入居してあっさり死んだ雪乃(秋田汐梨)。1章と同じパターンで「おいおい、それ言うなよ、死んじゃうぞ!」という発言と行動を重ねて、ああやっぱりなという結果。警察官が彼女をフリーにしたから外に逃げ出して…のお粗末さには失笑。 次回は大家(佐野史郎)にコトハとレイシが会いに行き、呪縛霊のヒントになる人物の話が出るみたいなので、ここからが2章なのでは? 脚本=橋本裕志 演出=落合正幸 「顔だけ先生」6話まで終了。 今回は3年担当の加藤先生(野呂佳代)が未婚で妊娠、相手は誰だと校内は噂で持ちきりに。そして相手は2年の小林(若林時英)だと分かり、そこからは小林の親も巻き込んでの大騒動。 「お前は生きて来たんじゃない、生かされて来たの」「今まで生きる為に必死になった事もない人間が、どうして責任なんて言葉が口に出来るの?」小林の母親の言う言葉が一々ごもっともで頷くばかりだったけど、既成概念にとらわれない遠藤は、一見関係の無い方向から母親と小林に話を振って和解させ、加藤先生は自らの意思で退職するが、小林は全生徒の前で先生が自分の子供を妊娠しているのを確認し、「ヤッター!」と叫ぶ。自らに父親としての責任を課した瞬間だった。3話も良かったし、この脚本家は中々いいね。 脚本=櫻井智也 演出=白川士
- << 330 【2021秋ドラマ】 「らせんの迷宮-遺伝子捜査-」全7話終了。 結局初回の傑作を書いた黒岩勉は初回だけの起用で、他は酒井雅秋が3本、福田哲平が3本を書いて終了した。 初回で私が何これ面白いなあと思った主人公・神保の特異な性格設定は、2話以降は忠実には引き継がれず、どんどん勘と足で捜査する普通の刑事とちょっとクセの有る民間人のバディ物語へと変化してしまい、同時に初回に感じた破天荒な面白さも失われて行った。 これから撮影って時に(もしくは少し撮っていたかも)初めての緊急事態宣言が出て、芸能界の撮影は全部がストップ。田中圭のスケジュールがキツキツだった為に、緊急事態が明けても撮影再開とはならず、その後の調整を経てやっと撮り終えたという特殊事情が有った為に、もしかしたら黒岩勉さんのスケジュールが取れなかったのかなとも思うが。 初回を観た時はワクワクしたので、久し振りにこの枠で楽しみなドラマが来たあって喜んだ分、反動でがっかり感も強くなってしまったのかも。 黒岩さんがリベンジしてくれるなら続編があってもいいけど、そうじゃないならもういいかな。 脚本=①黒岩勉、②④⑥福田哲平、③⑤⑦酒井雅秋 演出=①②③⑥⑦岩本仁志、④西村了、⑤松永洋一
>> 270
【2021秋ドラマ】
「日本沈没-希望のひと-」3話まで終了。
与党の裏総理の里城は田所を詐欺師呼ばわりして楽観視、経済優先を変…
【2021秋ドラマ】
「日本沈没-希望のひと-」4話まで終了。
前回、『いよいよ事実を知った国民がどう動き出すのか、どういう描き方をするのか楽しみだ』と書いたのだが、関東が半年以内のいつ沈没するか分からない、確率は70%位という話なのに、国民が何を考えたのかはさっぱり分からず、パニックも起こさずに従順で、地方に脱出する為の政府が用意した無料バスに乗る為に集まって来た人々も、淡々としていてまるで悲壮感無し。渋滞した高速道路のニュース映像は出たけど、駅や空港はどうなっているのかの映像は無し。
それでもあっという間に危険度の高い地域の住民の避難は終わったらしく、ラスト、車も走らず人っ子一人いない道を歩いている天海と椎名は激しい揺れに見舞われ、振り向くと都心の高層ビル群が次々に崩れ落ち、歩いて来た道もどんどん地割れして来る。あの状態で平衡感覚を保てて走れるのも凄いけど…。
政治家と財界人の重鎮と天海、常盤と天海の駆け引きはそれなりに面白さは有るのだが、新聞がすっぱ抜き、総理が仕方なくオブラートに包んだ様な文言の会見をし、田所が事態はもっと深刻だと総理に進言してあると、リモート出演したテレビで念押ししたにも関わらず騒がない国民って、我々はそんなに感情を失くした民族なのか?
最大級の国難だというのに、必死さが全く伝わって来ないドラマになっちゃってる。
演出=土井裕泰
- << 311 【2021秋ドラマ】 「日本沈没-希望のひと-」5話まで終了。 首都圏の沿岸部の高層ビル群があれだけ崩れて海底に沈んで行っても、どの程度の死者、負傷者、被災者が居たのか、どの程度の被害総額が見込まれるのかというデータが一切出て来ないから、CGが只の雑なCGにしか見えなくて現実の悲惨さが全く伝わって来ない。 今回は、避難した天海の娘や椎名の母親が乗っていたバスの車列がトンネル崩落事故に巻き込まれ、天海と椎名は道路が寸断する中、物凄い執念で孤立した被災者の避難場所に迄辿り着き、それぞれの家族を捜し出して無事を喜び合う話がメインで描かれ、こちらは死者数や負傷者数等を具体的に出していたから、どの程度の規模の事故なのかをイメージしやすかった。 その中で天海自身も自分の無力さを肌で感じ、結局自分も皆と同じく机上の論理だけで動いていたのだと気付く。 強引な天海のお陰で失脚せずに済んだ総理は、天海を未来推進会議のメンバーに呼び戻す。 まあその流れはいいとして、田所博士の「第二波は来ない」の断定が超早く、政府が何のクロスチェックもせずにそれを鵜呑みにして(いる様に見えた)、そのまま国民に発表した雑さには驚いた。 で、次からは本当の日本沈没の話が始まるらしい。 雑さばかりが目立つ今の調子で、そんなスケールの大きい話をきちんと作れるのか、もう不安しか無いわ。 演出=平野俊一
>> 284
【2021秋ドラマ】
「アバランチ」3話まで終了。
またまた脚本家と演出家が総入れ替え。
でもリナの私怨が、親友(花音=吉谷彩…
【2021秋ドラマ】
「アバランチ」4話まで終了。
大山にあっさり切られた蘭子は薬を飲んで自殺。週跨ぎだったからリナの復讐迄見せるのかと思っていたので、あっさり退場でちょっとびっくり。
今回、山守が作っていた報告書から、大山の野望はJCIAを作って権力を持つ事だと分かった。それを阻止する為に、大山の周囲の資金源を断つべくアバランチは結成されたのかなと思う。
そして山守のバックにいるのは、大道寺(品川徹)という謎の老人。
大枠の構図は見えて来たのだが…。
そこでやっぱり気になるのは、良く言えば身バレを恐れない彼らの大胆な行動、態となのか迂闊なのかで先の展開も違って来るから。でも大山も入って来られる部署の部屋で、山守が大山に関する報告書を作成してる辺り迂闊なのかなと思ったり。
あとは超優秀な桐島の立ち位置ね。普通にアバランチの仲間というのは考え難いので、このまま大山の下僕の振りをして最後に追い落とす役回りなのか、もっと言えば別ルートで大道寺と繋がっている可能性は?
悠源館で顔を晒し、大山の会食先にも従業員を装って潜り込み、態々大山に顔を見せてニヤッとしたリナの素性が桐島の調査でバレてしまった。
山守も知らなかったが、アバランチは大道寺の捨て駒だった的な展開も無きにしも非ずなのかな。
脚本=丸茂周、藤井道人 演出=三宅喜重
- << 313 【2021秋ドラマ】 「アバランチ」5話まで終了。 今回はアバランチ結成迄の経緯が描かれたエピソードゼロ。 自分の判断ミスで藤田(駿河太郎)ら公安の先輩5人を失い、テロの捜査もさせて貰えなくて失意のまま退職し、小さな町工場で感情もなくただ働きただ生きているだけの状態だった羽生に、再び正義を信じその為に戦ってみようと思わせてくれたのは、「あのテロは大山が仕組んだ偽装テロだった。間違った力を正す為にも一緒に戦って欲しい。お願い力を貸して」と頼みに来てくれた山守の言葉ではなくて、発注を切られるとお金が回らなくなるからと、弱味につけ込んだ相手社員の要求のままにリベートを渡している工場経営者の父親の弱腰が許せず、相手の男に「止めて欲しい」と文句を言いに行きボコボコにされながらも、“不正をベラベラ喋る相手の男”を動画に撮っていて、「あたしこれを世に出す。正義は勝つよね」と言い切った、娘のあかり(北香那)の真っ直ぐな思いと行動力だった。 この失意の羽生がただ漫然と生きていた所から、あかりのお陰で正義を信じてみようと思える様になる迄を、時間を掛けて丁寧に描いた事で、アバランチの目的と存在意義も、より明確に感じ取れる様になったと思う。 藤田に目を掛けて貰いやる気満々だった公安の時代、ミスを犯した自分一人が生き残ってしまった苦悩、何も出来ず無気力無感動の境地に陥り、 (続く)
【2021秋ドラマ】
「阿佐ヶ谷姉妹ののほほんふたり暮らし」(NHK名古屋)脚本=ふじきみつ彦 出演=木村多江、安藤玉恵、いしのようこ、中川大輔、楠見薫、山脇辰哉、中田喜子、宇崎竜童、研ナオコ 他
阿佐ヶ谷姉妹のエッセイ原作。《よるドラ・30分枠》(全7話予定)
まだピンクでもない阿佐ヶ谷姉妹の下積み時代から始まったこのドラマ。
私はお笑い(ネタ)番組は殆ど観ないのだが、バラエティーやトーク番組で二人を見掛けるので、それで阿佐ヶ谷姉妹を知っている程度なのだが、その浅い知識でもびっくりする位、“お姉さん”役の木村多江の口調が江里子さんに似ていたので、やっぱり役者って凄いなっていうのが一番の感想。物真似じゃないからずっと似ている訳ではなくて、雰囲気を掴んで演じている中で時々ハッとする位似ている、それで芝居としては十分なんだろうね。
前に同じ枠で放送された「きれいのくに」で、連佛美沙子が吉田羊の口調に寄せていて驚いた事が有るけど、それ以来の驚きと感動だったわ。
次に驚いたのは美穂さんの超マイペースで独特の性格。そういう感じには見えていなかったからびっくり。気を使うタイプだけどシャキシャキはしていない“お姉さん”だから、美穂さんと一緒に暮らせたのかもしれない、そんな感じがした。
ドラマの性質上レビューは書かないかもだけど、面白いから視聴は続けるつもり。
演出=津田温子
>> 286
【2021秋ドラマ】/簡単投稿
「言霊荘」4話まで終了。
真っ先に三吉彩花が退場してしまい、観るモチベが下がってしまったのだが、4話…
【2021秋ドラマ】
「じゃない方の彼女」5話まで終了。
5話を観て“怜子のデータ集め説”は取り下げる事にする(笑)
今回はずっと知りたかった小谷と麗の馴れ初めが、麗が娘を連れて実家に泊まりがてら同窓会に行くという事で、一人自宅に残された小谷が昔の事を回想するという形で明らかにされた。
小谷は学生、麗は院生で食堂での顔見知りだった。麗が高校から付き合っていた恋人にある日突然一方的に振られ、小谷はその事は知らなかったが、一人で寂しそうにしてる麗に声を掛けた事から、二人の個人的な交流が始まり、麗から「付き合おうか」と言われた小谷は「ずっと好きでした」と応じたのだが、麗は好きだとは言わず「ありがとう」と言った。
麗が好きだったのはあの彼の方だ。そう僕は“じゃない方の男”だったんだ。
でも今は幸せだ。
「先生が初めて。自分からいいなって思ったのは」怜子の告白が始まる。
今まで何人もから好きと言われたけど、自分はどうしても好きとは言えなかった。嘘になるから。だから「ありがとう」とだけ答えていた。
「先生、好き、好きです」
「ありがとう」
「その答えはイヤ」
心は少しばかり揺れたけど、小谷の中では怜子は“じゃない方の彼女”なのね。
でもあれだけロックオンされて、小谷はいつまで平常心を保てるのかな。
脚本=服部隆、青塚美穂 演出=根本和政
>> 287
【2021秋ドラマ】
「恋です!~ヤンキー君と白杖ガール~ 」5話まで終了。
何が驚いたって獅子王の“想い人”が黒川だった事!好…
【2021秋ドラマ】
「恋です!~ヤンキー君と白杖ガール~ 」6話まで終了。
今回は目が見える人と見えない人の間に横たわる微妙な意識のズレという、ある意味センシティブな問題を真正面から取り上げていた。
その事に関しては一番フラットな筈の黒川にさえ、見える人と見えない人は違うのと突っ掛かって行く空にかなりの違和感が有ったのだが。
問題は黒川ではなくて、空が付き合っていたけど別れた“見える人”の拓己との間に有ったのだという事が分かり…という流れだった。
デートをしていても空の代わりに何でも先に「すみません」と周囲の人に言ってしまう拓己。その度に見えない事=すみませんと言われている様な気がして傷付いていた空。
空の為に気を使い一生懸命頑張っていたのに、何で振られないといけないのかと拓己。それが不満でとんでもない仕返しをした位だから、元々たいした男では無いんだろうけど。まあそれは別として、彼は端から意識が対等では無かったんだよね。だから空の為に“やってあげてる感”が端々に出てしまい、余計に傷付けていたのだと思う。
空が休憩のベンチを譲って貰っているのを遠くから見た黒川は、急いで走って来て譲ってくれた人に「あざーっす!」と礼を言った。これだよね。拓己は「ありがとうございます」と言うべきだった。
黒川は色々な気付きを私達に与えてくれるね。
演出=今和紀
- << 324 【2021秋ドラマ】 「恋です!~ヤンキー君と白杖ガール~ 」7話まで終了。 特番で1週休止明けの今回は、全体的にコメディー色を強目にした演出で、今回から観始めたという人には面白くて見易かっただろうと思うし、ずっと観ている者にとっても、二つの意味を持たせた『夢を見ること』という話も盛り込んだ、笑えてちょっとしんみりする、いつもながらの見応えの有る内容だった。 唐突に黒川が夢の中でユキコを身を挺して守る話が出て来て、うん?と思ったら、そこからユキコ達は夢をどうやって見ているのかの説明(中途のユキコと生まれつきの青野では種類が違うとか)に移り、なる程と納得。盲学校の就職説明会の話から、将来の夢は有るのかという話にも。(←ここでハチ子の服飾専門学校に行き、その道に進みたいという具体的な夢が挟まれたのも良かった) 父親が獅子王と黒川を比較して、獅子王を気に入り黒川をハブる、駄々っ子の様な対応で笑わせておいて、後にはちゃんと二人の関係を認めて、スタジオで写真を撮ってあげる男気を見せてくれて二人は一安心。 そして我慢出来ずに獅子王に好きですと告白したイズミに対し、頭を下げて自分は普通じゃない、想い人は男なんですと正直に告げた獅子王。悩んだ末に獅子王を“推しにする”と決めたイズミの、笑顔の裏の切なさを思うとね…。 次回は初恋の緋山君、本格登場でどうなる? 演出=狩山俊輔
>> 291
【2021秋ドラマ】
「SUPER RICH」4話まで終了。
すったもんだの末に(という噂)主演が江口のりこに決まった時点で、宮…
【2021秋ドラマ】
「SUPER RICH」5話まで終了。
時間が1年後に飛んだだけで、優は子犬系男子というよりは只のヘタレで全然救世主になってないし、相変わらず仕事の描き方は雑で、今のTSBの基本の稼ぎは何なのかもよく分からない始末。
そう言えばあの飲料会社の件は宮村の企画が通った筈だけど、その売上げはどうなってるのか?
優を(アメリカではなくて)アジアに留学に行かせたのだって、そこで知り合った社長の息子と仕事で繋ぐ前提が有っての話だから、優自身の成長なんてどっかに行っちゃってるし。
で、宮村と優の衛を巡る恋の鞘当てなんて、見たくも無い物をちょいちょい見せられる憂鬱。
あと特に必要とも思えない、時間をちょっと戻す演出も邪魔なだけで逆効果。
優の親も、優が子供の時からあんなに長期間稼げない工場なら、さっさと畳むなり自己破産するなりして、次の道に進む事を考えるべきだったんじゃないの?
優しさと優柔不断は別物だよ。
もうとにかく話があっちにこっちにとっ散らかって、中途半端でジメジメしていて、今回はまるで良い所無し。
てか、これって面白くなるのかね?
脚本協力=杉原憲明 演出=三橋利行
- << 315 【2021秋ドラマ】/簡単投稿 「SUPER RICH」6話まで終了。 本当にこのドラマは何を描きたいの? 全部中途半端なのに、今度は衛の認知症の祖母の話が出るわ、大企業の専務がセキュリティーユルユルの裏カジノに出入りしてるわ、そのどっちにも優が絡んで衛がほだされてって、不自然この上無いわ。 よくこの脚本でOKが出てるよなあ。 次回は仕事の方で進展が有るみたいなので一応観るけど、代わり映えしなければ見限るかも。 脚本=溝井英一デービス 演出=三橋利行 「ドクターX〜外科医・大門未知子〜」6話まで終了。 やっぱり中園ミホさんじゃないとテンポが悪いなあ。軽妙さが無いし、大門登場の間も悪いし。と言うか、いくら今回が原の復帰初登場だからって、さして魅力が有る訳じゃない原のシーンに時間を掛け過ぎじゃない? このドラマはあくまでも大門中心の様式美で作り込むから面白いのであって、そこを外されると途端にマンネリ感が前に出て来て普通のドラマになってしまう。 で、晶さんは何を画策してるのかな?いよいよ“米倉ドクターX”は本当に店仕舞いをするのかね。 ※今回は野村萬斎、杉田かおるを休ませてギャラ調整ワオッ 脚本=香取隆史 演出=片山修
>> 283
【2021秋ドラマ】/簡単投稿
「どうせもう逃げられない」7話まで終了。
翼が突然やって来て直ぐ帰った事も、なほが突然謎の高熱を出し…
【2021秋ドラマ】/簡単投稿
「どうせもう逃げられない」全9話終了。
いやあもう後半は引き延ばしのグダグダで、結局何を描きたかったのか焦点がボケてしまって、退屈で仕方なかった。
原作のネタバレを読んだんだけど、これって本当は余(草川拓弥)もなほを好きになって告白し、なほはどっちに行くのかって部分が有るらしくて、恐らく30分×9話で短いからバッサリ切ったんだと思うけど、こんなダラダラさせるなら、原作通りにしてテンポ上げた方が良かったのにね。
脚本=鈴木裕那 演出=河原瑶
「ドクターX〜外科医・大門未知子〜」5話まで終了。
今回は超一流のフリーランス看護師・那須田灯(松下奈緒)が突然やって来て、自分のミスを大間に押し付けた興梠を大門と共に成敗し、風の様に去って行く話。
那須田の私服や佇まいが、ほぼほぼ「女王の教室」の阿久津真矢のパクり…おっとオマージュでワロタ。(←松下さん、雰囲気が有って上手かったわ)
設定が面白いし、興梠を徹底的に扱き下ろす感じから、これは中園ミホさんの脚本に戻ったなと思ったらやっぱりそうだった。
もっと那須田と大門のコンビを観たいなと思ったけど、両雄並び立たずになる可能性が高いので、これで良かったのかな。
※前回は要潤を休ませ遠藤憲一はお役御免に。今回は西田敏行を休ませ、次回からは原守(鈴木浩介)が復帰。ギャラ調整が大変だ。
演出=田村直己
>> 293
(続き)
でもあの弛緩し切った口調は、明らかに男を意識した物ではない。母親にも甘えられない梨央にとっては、心から信頼出来て甘えられるお兄ち…
【2021秋ドラマ】
「最愛」5話まで終了。
一つも無駄の無いシーンと台詞の連続で成り立っている、これぞプロを感じさせてくれるこのドラマ。
前回ちょっと疑問に思った事も直ぐに答え合わせをしてくれて、ラストには次への興味を繋ぐシーンがちゃんと用意されている。本当に上手い。
優は記憶を取り戻したのではなくて、あの携帯を軽い気持ちで復元して自分が人を殺した事を知り、ショックで姿を消したのね。その優を山梨の寮付きの高校に入れて面倒を見ていたのは梓と加瀬なので、どこまでが梓の深謀遠慮なのかはまだ分からないんだけど。
記憶が無いんだから優はやってないと言う梨央に対し、記録は有るんだから自分が殺したんだと譲らない優。
父親が残した預金通帳・印鑑と、加瀬に頼んで持って来て貰った治験薬?(なのかどうか確信は無いが)を優に渡し「逃げて」と言う梨央。でもずっと苦しんで来た優はもう逃げたくないのね。
父親がパソコンに残した“私が康介を殺して遺棄した”と告白する動画を見た優は「刺したのは俺や!」
「言わんでいい!」「姉ちゃんの前で言わんでいいやさ!」と止める大輝。
三人の思いが交錯する優の身柄確保シーンに泣けた。
全てを見ていた桑田が山尾係長に報告するみたいなので、大輝は捜査から外されるのかな。
加瀬はどうやって梨央と優を助ける?
脚本=奥寺佐渡子 演出=塚原あゆ子
※このコンビは凄い!
- << 316 【2021秋ドラマ】 「最愛」6話まで終了。 いやあ、加瀬の弁護士能力が半端無かった。ちょっとグレーな手も使ったけど、“池”の謎に弁護士側が気付いたのは大きかったと思う。 そして突然現れた“(渡辺昭と思われる男が)東の池から這い出て来たのを見た”という目撃者。これって落ちた時に昭の頭が水から出ていたのかどうかで、浸かっていた経過時間は変わって来るとは思うんだけど、警察が周囲の防犯カメラを調べた中に、この目撃男性(赤タオル)は居なかったのかしら。もし彼が映っていないなら、彼と同じ様なルートを辿って公園に出入りをすれば、這い出て来た昭を殺した真犯人も映らずに済むという事になるよね。 それと一人だけずっと浮いていた橘しおりが、渡辺康介の“女子大生連続性的暴行事件”の被害者の一人だった事が分かった。当時は松村栞と名乗り二十歳で法都大の学生だったが、彼女はその後1年休学し、その間に両親が離婚した為に母親の姓の橘に変え、下の名前もしおりに変えた。 これって当時、性的暴行の被害者である事が表に出たから、名前を変える必要が有ったとかなのかな。 でも何で真田ウェルネスや梨央を攻撃するのか、理由が見えて来ない。毎教新聞を辞めた事と関係が有るのかな。でもそうなら、わざわざ2006年の“渡辺康介”に絡める意味が分からないし。うーん謎だな。 (続く)
>> 294
【2021秋ドラマ】
「和田家の男たち」3話まで終了。
今回は母親りえの事故死の謎を優が知る迄が描かれ、前2話とは異なり、かなり…
【2021秋ドラマ】
「和田家の男たち」4話まで終了。
秀平の清宮大臣(高橋光臣)を見る目が殺気立っていて怖いんだけど…。あんな目で視線を外さずにじっと見られたら、絶対敵意は感じている筈だし、和田と名乗ってりえと同じテレビ局、同じニュース番組担当なんだから、清宮はもう理解はしているよね。
で、優と寛は外出すると誰かにつけられている感じがしてビビりまくるのだが、実はそれは寛との復縁を願う亜蓮(草刈民代)の仕業だった。
亜蓮は眼科医で一人で生きて行けるし、寛も特に結婚する必要は感じていなかったのに、突然プロポーズしたのはコロナで生活が孤立して不安になったからではないか。
「コロナでなくてもプロポーズして欲しかったんです。それであの時気持ちがよれてしまったんです」何て可愛い告白。
でもワダカンも昔の男、頑なにその場は復縁は拒否。
でも直ぐに優を使って亜蓮の職場の屋上に連れ出して貰って「今度は断らないでくれ。結婚しよう!」「結婚しまーす!」抱き付いてマスク越しのキス。(別居婚にするらしい)
余談だがこのドラマはコロナ禍設定が結構徹底していて、家から一歩出たら皆がほぼマスクをしている。ドラマとしてコロナを取り入れるなら、この程度のリアリティーは持って欲しい。
秀平の清宮追及は功を奏すのか否か。でも今回位の軽妙な笑える部分は欲しいよね。
脚本=大石静、荒井修子 演出=星野和成
- << 318 【2021秋ドラマ】 「和田家の男たち」5話まで終了。 3、4話と出ていたりえの仇、清宮父子の話はパタッと出なくなり、今回は優の記事や文体が高く評価されて、黎明新聞系列のネットニュース会社ニュースチェイスに引き抜かれる話。 バズとぴでは題材の制限が多く、それを不満に思っていた優は、拾ってくれた三ツ村への恩義も有って揺れるが、寛や志麻(石川恋)に背中を押されて移籍を決める。 ニュースチェイスの片岡(野間口徹)は、確かに優の文才は買ってくれているみたいだったけど、何かイケイケドンドンだし、純粋な優は口車に乗せられているのではと思ったら案の定で。 ネットニュースはタイトルが命だからと、バズらなかった最初の「クイデリ」の記事のタイトルを、優に無断でバズる様に改悪、炎上してもビューを稼げたと全く優の心の痛みに配慮しない。 「結局ビューを稼ぎたいだけじゃないですか」 「和田さんなら革命を起こせますよ」 「起こさなくていいです」 で、三ツ村がやっぱり和田さんの記事は必要だと言ってくれて、バズとぴに出戻り。 寛も認めてるし優には人を惹き付ける文才は有るらしい。 次回は、今回最悪な出会いをした女(堀内敬子)と秀平の話になるらしい。何か焦点が定まらなくなって来ているが、どういうまとめ方をするつもりなんだろう。 脚本=田中眞一 演出=星野和成
>> 295
【2021秋ドラマ】/簡単投稿
「群青領域」3話まで終了。
少し話が動いた今回。
人手が無くて困っていたスーパーで働くシングルマザ…
【2021秋ドラマ】/簡単投稿
「群青領域」4話まで終了。
「私はキム・ジュニです」がSNSで拡散されて居場所が無くなり、蓮が貸してくれたお金で東京に戻ったジュニ。事務所のスタジオにどうやって入った?指紋認証なのか?
4人でバンドを続けたいという皆の気持ちに流されて同意するジュニだが、いざ配信の復帰ライブが始まると、陽樹の責める言葉や、母親の「ジウが事故で」どうたらこうたらの言葉を思い出し、呼吸が乱れ指が動かなくなってしまう。(←ジウって誰?)
メンタルやられて逃げ出したのに、マネージャーは考えが甘くない?
うーん、どうしようかなあ、東京部分が全然面白くないんだよなあ。
脚本=長田育恵 演出=塚本連平
「スナック キズツキ」6話まで終了。
~香保さん~
今回は一人息子が京大に合格し、受験勉強の世話がやっと終わり一息付いた気分になっていたら、バッタリ会った昔の同級生から「お疲れ様」と言われて、自分の人生はもう上がりなのかと勝手に傷付いてしまい、トウコの店の前を通ったら呼び止められたと勘違いして、でも取り敢えず店に入った佐藤(塚地武雅)の妹の香保(西田尚美)の話。
青春時代の曲を自作の歌詞で歌って、振りを付けて踊ってるのには笑ってしまった。
看板が直ってると思ったけど、これって香保が安達さんから惣菜を買った日みたいだから、看板が壊れる前なのかな。
脚本=佐藤久美子 演出=筧昌也
- << 319 【2021秋ドラマ】/簡単投稿 「群青領域」5話まで終了。 相変わらず東京の部分が弱い。 バンドの契約解除問題、ソロになった陽樹の苦悩、ゲイの玲二(細田善彦)と相手の痴情の縺れが描かれるんだけど、全部が観念的で感情が伝わって来ない。 危篤だったたえさんの最後を蓮と看取ったジュニはあの海辺の町に残る事になり、新しい人間関係も生まれるみたいなので、そちらに期待かなあ。 脚本=長田育恵 演出=植田尚 「スナック キズツキ」7話まで終了。 ~ヨシ子さん~ 今回は悟志(塚地武雅)と香保(西田尚美)の母親・ヨシ子(丘みつ子)の話。 子供二人を育て上げ、これからという時に夫が病死。いつの間にか独身の息子の世話だけが生き甲斐みたいな生活になっていた。 息子は“旅行や芝居に行けば?”と言ってくれるが、一緒に行ける様な友達とはもう疎遠になっていた。 世話焼き自治会長に、悟志くんにどうかと独身の一人娘を持つ皆川さんを紹介されて意気投合し、一瞬の夢を見るが…。 結局その娘さんにはその気が無くて電話で断られてしまったが、(トウコがチケットをくれたので)「シャンソンはお好きですか?」と思い切って聞いてみるヨシ子。(返事はおそらくOK) 昔のレコードを聴く楽しみにも気付いた母親に、悟志も嬉しそうなのが印象的だった。今回は地味だけど心に染みる話だったな。 脚本=佐藤久美子 演出=湯浅弘章
【2021秋ドラマ】
「JKからやり直すシルバープラン」(TX・松竹撮影所・製作委員会)脚本=中村充俊 他 出演=鈴木ゆうか、小宮璃央、紺野彩夏、祷キララ、川﨑麻世、山崎樹範 他
林達永、李惠成の漫画原作。《水ドラ25・30分枠》(全話数不明)
人生80年時代は学生20年、社会人40年、老後20年だったが、今は寿命がグンと伸びて老後40~50年時代。
自ずとその為の備えは変わって来るが、あなたはそれを意識して、その為の準備はしているのか?その為の外せない方法は知っているのか?等々を、1990年に17歳で、金持ちの娘として金に飽かせて散々周りを小バカにしていた主人公・二ノ宮小百合(鈴木)が、バブルが弾けて没落し遂にはホームレスに迄落ちぶれて、ホームレス狩りに遭って死の間際の47歳から、元の17歳の環境にタイムワープした事を契機に、恐らく「あの小百合が何で?」と違和感を持たれながらも、後悔しない老後を生き抜く為の「シルバープラン三本柱」を、学校の皆にレクチャーして行く(のだろう)話。
社会の事は何も知らずにわがまま放題だった鼻持ちならない小娘が、いきなり超貧乏になって社会に放り出されて、どんな凄惨を舐め何を感じ何を悟ったのかがきちんと描ければ、面白いドラマになるかもね。
演出=太田勇
- << 369 【2021秋ドラマ】 「JKからやり直すシルバープラン」全8話終了。 初回の感想に小百合が“どんな凄惨を舐め何を感じ何を悟ったのかがきちんと描ければ”と書いたのだが、そっちの部分はほぼスルーで、ホームレスに迄落ちぶれた元お嬢が30年前にタイムリープした時に、そこ迄の後悔を踏まえてそうならない人生を送るには、高校生の今から何をどう考え先々に備えて行けば良いのかを同級生にレクチャーし、またウザい程に積極的に関わって行くという方に全振りをした内容だった。 同級生を男一人、女二人に絞る大胆な構成(あくまでも制作費節約の体)で、彼らの家庭環境から来る悩みもきちんと描いていたので、青春ドラマっぽさも兼ね備えた一風変わった作りだった。 まあ全8話では小百合の30年の悲哀迄は描けなかっただろうし、あの可愛さを殆ど残した鈴木ゆうかの老けメイクを見たら、リアル30年は端から描く気は無かったんだよね。(←最初に気付けよって話(笑)) 色々勉強にはなったし、観て損は無かったかな。ただドラマとしては評価はし難いよなあ。 ※このドラマで紺野彩夏を初めて見たのだが、上半身に比べて足が異常に細くてびっくりした。鈴木ゆうかでも細いのに彼女よりも遥かに細くて、何かアンバランスだった。モデルさんらしいけど。 脚本=中村允俊①③⑤⑦、奥村徹也②④⑥⑧ 演出=太田勇①⑧、吉野圭②~⑦
【2021秋ドラマ】
「二月の勝者-絶対合格の教室-」5話まで終了。
Ωクラストップ(即ち桜花ゼミナールトップ)の成績の島津が、父親の教育ハラスメントで受けるストレスをAクラスの海斗に突っ掛かる事で発散していたが、エスカレートする教ハラにプッツン、塾の夏期講習をサボり周囲を慌てさせるが…という展開。
ちょっとあの父親の塾の教え方全否定、俺の渡す教材だけやってろ的な設定は、じゃあ塾なんて必要ないしお金が勿体無いじゃんって、総突っ込みが入りそうな位無理筋だったとは思うのだが、家庭内で塾生がどんなに辛い立場に有ったとしても、塾の講師が家庭内に迄立ち入る事は出来ないという黒木の言葉は確かにそうで、子供にアドバイスする事は出来ても根本の親に意見する事は出来ない。
ドラマとしてはスカッとはしないけど、これも一つの現実なんだろうね。
で、灰谷ね。黒木がSTARFISHに入り、入れ替わりに子供(小学生)達が出て来るのを見ていたけど、あれでピンと来る…様なタマではないわな。
演出=鈴木勇馬
- << 320 【2021秋ドラマ】 「二月の勝者-絶対合格の教室-」6話まで終了。 今回は学校は不登校だが桜花には通っているAクラスの柴田まるみに、彼女の性格には合っているけど、今の実力以上の偏差値が必要な二葉女子学院受験という高い目標を持たせる為に、現役の紗良に制服で桜花に来て貰いどんな学校か話して貰ったり、頑張ってΩクラスに昇格したら、まるみとは性格が正反対でフレンドリーな樹里と自然に近付ける様に、座席や夏合宿の部屋割りを操作して、お互いに自分の短所と長所を自覚する様に仕向け、二人で二葉受験に真剣に取り組む決意をさせる黒木の本領発揮の作戦が小気味良かった。 前回の様な家庭の問題には塾講師はタッチは出来ないけど、桜花での勉強法とか志望校選びとかならいくらでも手出しは出来る。だからわざと5~6話で繋げて描いたのかな。 佐倉先生中心の話から、桜花の講師全体で問題解決に当たる様なスタイルになって来て、間延びせずより観やすくなったと思う。 紗良も不登校だったとはね。それで誰だかに勧められて黒木の無料塾に通ったと。 そこ迄は明かされたけど、何故白柳がお金を出しているのかは伏せられたままだね。 紗良はそれを知らない様にも見えるんだけど。 ※まるみの母親役の人の、一部クサい芝居が鼻に突いた(演出家も悪い)。もしかしてと思ったらやっぱり元ヅカだった。 脚本=成瀬活雄 演出=久保田充
>> 297
【2021秋ドラマ】/簡単投稿
「らせんの迷宮-遺伝子捜査-」4話まで終了。
松尾諭と紺野まひるが夫婦で、松尾諭の方が世界的ピアニス…
【2021秋ドラマ】/簡単投稿
「言霊荘」6話まで終了。
1号室に入居してあっさり死んだ雪乃(秋田汐梨)。1章と同じパターンで「おいおい、それ言うなよ、死んじゃうぞ!」という発言と行動を重ねて、ああやっぱりなという結果。警察官が彼女をフリーにしたから外に逃げ出して…のお粗末さには失笑。
次回は大家(佐野史郎)にコトハとレイシが会いに行き、呪縛霊のヒントになる人物の話が出るみたいなので、ここからが2章なのでは?
脚本=橋本裕志 演出=落合正幸
「顔だけ先生」6話まで終了。
今回は3年担当の加藤先生(野呂佳代)が未婚で妊娠、相手は誰だと校内は噂で持ちきりに。そして相手は2年の小林(若林時英)だと分かり、そこからは小林の親も巻き込んでの大騒動。
「お前は生きて来たんじゃない、生かされて来たの」「今まで生きる為に必死になった事もない人間が、どうして責任なんて言葉が口に出来るの?」小林の母親の言う言葉が一々ごもっともで頷くばかりだったけど、既成概念にとらわれない遠藤は、一見関係の無い方向から母親と小林に話を振って和解させ、加藤先生は自らの意思で退職するが、小林は全生徒の前で先生が自分の子供を妊娠しているのを確認し、「ヤッター!」と叫ぶ。自らに父親としての責任を課した瞬間だった。3話も良かったし、この脚本家は中々いいね。
脚本=櫻井智也 演出=白川士
>> 298
【2021秋ドラマ】
「日本沈没-希望のひと-」4話まで終了。
前回、『いよいよ事実を知った国民がどう動き出すのか、どういう描き…
【2021秋ドラマ】
「日本沈没-希望のひと-」5話まで終了。
首都圏の沿岸部の高層ビル群があれだけ崩れて海底に沈んで行っても、どの程度の死者、負傷者、被災者が居たのか、どの程度の被害総額が見込まれるのかというデータが一切出て来ないから、CGが只の雑なCGにしか見えなくて現実の悲惨さが全く伝わって来ない。
今回は、避難した天海の娘や椎名の母親が乗っていたバスの車列がトンネル崩落事故に巻き込まれ、天海と椎名は道路が寸断する中、物凄い執念で孤立した被災者の避難場所に迄辿り着き、それぞれの家族を捜し出して無事を喜び合う話がメインで描かれ、こちらは死者数や負傷者数等を具体的に出していたから、どの程度の規模の事故なのかをイメージしやすかった。
その中で天海自身も自分の無力さを肌で感じ、結局自分も皆と同じく机上の論理だけで動いていたのだと気付く。
強引な天海のお陰で失脚せずに済んだ総理は、天海を未来推進会議のメンバーに呼び戻す。
まあその流れはいいとして、田所博士の「第二波は来ない」の断定が超早く、政府が何のクロスチェックもせずにそれを鵜呑みにして(いる様に見えた)、そのまま国民に発表した雑さには驚いた。
で、次からは本当の日本沈没の話が始まるらしい。
雑さばかりが目立つ今の調子で、そんなスケールの大きい話をきちんと作れるのか、もう不安しか無いわ。
演出=平野俊一
- << 321 【2021秋ドラマ】 「日本沈没-希望のひと-」6話まで終了。 事前の避難のおかげ(=天海のおかげ)で被害は最小限で済んだという様なナレーションを冒頭で流していたが、それでも石塚の妹の様に亡くなった人は沢山居た筈だし、椎名の様に住む家を失くした人も、職場が消えてしまった人も、想像出来ない位沢山いた筈だ。その悲しみが全く伝わって来ない。そして、あれだけの建物が沈んでしまった事による海洋汚染問題も、天海の言葉として綺麗にするとは触れていたが、どれだけの金額が必要なのかには触れないから、深刻さが殆ど伝わって来ない。 それなのに、次は“日本沈没”が予測されている中、相変わらずパワーゲームを仕掛けて自分が中心にいないと気が済まない能天気な政治家と、それに振り回される総理とエリート官僚達の図式を描き続けているこのドラマ。 日本が無くなるという時にまで、“池井戸風味の対立煽り”は死守しなくていいよ、白けるから。あと、天海と椎名の恋愛風味も要らない 国内に逃げる場所が有る関東沈没と、外国に移住するしかない日本沈没では意味(国民のメンタル的にも、そもそもどうやって国としての機能を維持して行くのかについても)が全然違うという現実が突き付けられているのだから、この部分をリアルに丁寧に描いて欲しいのだ。 (田所を嵌めている辺り期待は出来そうにないなあ) 演出=土井裕泰
>> 241
【シーズン枠外ドラマ】
「真犯人フラグ」(NTV)脚本=高野水登 出演=西島秀俊、芳根京子、佐野勇斗、桜井ユキ、生駒里奈、柄本時生、柿…
【シーズン枠外ドラマ】
「真犯人フラグ」5話まで終了。
細かい考察等はせずに、何か瑞穂(芳根ちゃん)は出来過ぎで怪しいなあ、大学同期の二人(田中哲司、迫田孝也)も、全幅の信頼が置けるのかなあとか、ふんわりざっくり感じながら観ていて、4話迄はそれなりに楽しんでいたのだが、今回は…まあ酷かった。
本木(生駒ちゃん)、菱田(桜井ユキ)、猫おばさん、太田黒部長(正名僕蔵)、大阪本社の男等々、みんな設定が異様で只々気持ち悪くて、それに輪を掛ける煽り効果音(私的には逆効果音)で、もう楽しむどころでは無い位に気持ち悪くて不快だった。
内容的にも殆ど話は進まず引き延ばしに掛かっているから、余計に中身の伴わない気持ち悪さだけが目立ってしまうんだよね。
と同時に主人公の長所だったおおらかさが“只の抜け作”に見えて来る不快さも襲って来て、一気につまらなくなってしまった。
ぷろびん(柄本時生)も気持ち悪い設定なんだけど、一応世相を盛り込み作り込んだ上での気持ち悪さなので(法律を持ち出されると弱い所なんかリアルだし)、イラッとはするけど役として理解出来るので不快と迄は行かない。
ドラマとしてこの差は大きいよ。
考察はしない口だけど一つだけ。
あのサッカーボールは地上から蹴ってあの窓の位置に当てるのはプロでも多分無理。ベランダの柵が邪魔だから。
脚本=高野水登 演出=中島悟
>> 299
【2021秋ドラマ】
「アバランチ」4話まで終了。
大山にあっさり切られた蘭子は薬を飲んで自殺。週跨ぎだったからリナの復讐迄見せ…
【2021秋ドラマ】
「アバランチ」5話まで終了。
今回はアバランチ結成迄の経緯が描かれたエピソードゼロ。
自分の判断ミスで藤田(駿河太郎)ら公安の先輩5人を失い、テロの捜査もさせて貰えなくて失意のまま退職し、小さな町工場で感情もなくただ働きただ生きているだけの状態だった羽生に、再び正義を信じその為に戦ってみようと思わせてくれたのは、「あのテロは大山が仕組んだ偽装テロだった。間違った力を正す為にも一緒に戦って欲しい。お願い力を貸して」と頼みに来てくれた山守の言葉ではなくて、発注を切られるとお金が回らなくなるからと、弱味につけ込んだ相手社員の要求のままにリベートを渡している工場経営者の父親の弱腰が許せず、相手の男に「止めて欲しい」と文句を言いに行きボコボコにされながらも、“不正をベラベラ喋る相手の男”を動画に撮っていて、「あたしこれを世に出す。正義は勝つよね」と言い切った、娘のあかり(北香那)の真っ直ぐな思いと行動力だった。
この失意の羽生がただ漫然と生きていた所から、あかりのお陰で正義を信じてみようと思える様になる迄を、時間を掛けて丁寧に描いた事で、アバランチの目的と存在意義も、より明確に感じ取れる様になったと思う。
藤田に目を掛けて貰いやる気満々だった公安の時代、ミスを犯した自分一人が生き残ってしまった苦悩、何も出来ず無気力無感動の境地に陥り、
(続く)
>> 313
(続き)
あかりのお陰で再生し生気を取り戻す迄の羽生を、綾野剛が見事に演じ分けていて説得力が有ったし、北香那の上手さと存在感も半端なかった。
謎の老人・大道寺は、山守の内調時代の内閣官房長官だった人で、桐島は山守の同僚だった。この時の関係性から言って、桐島は最後にアバランチ側に寝返るか、もしくは前回書いた様に、山守とは別に大道寺から指令を受けて動いているのか、どちらかなのだろうなという意は強くなった。
次のターゲットはテロ当時の羽生達の上司の戸倉(手塚とおる←顎をカチカチ鳴らすんじゃないかと一瞬思った(笑))。
それを予想している大山は、羽生をテロの容疑者として指名手配をした。
第一部完のクレジットを出した後に、臨時ニュースの形で羽生の指名手配を伝える演出、上手いなあ。
脚本=酒井雅秋 脚本、演出=藤井道人
- << 322 【2021秋ドラマ】 「アバランチ」6話まで終了。(6話から第2部) 冒頭で羽生の指名手配のニュースが流れ、そこからのアバランチのアジトのガサ入れと思われる映像が少しだけ挿入された後、時間軸が二週間前に戻り、毎朝ジャーナル遠山記者の牧原への取材シーンに。 「何故アバランチは出来たと?」 「時代が彼らを必要としたからじゃない?」 4話迄は大山の周りの民間人を社会的に葬る戦いで、アバランチが常に主導権を握り、実戦の相手も暴力団だったので、まあ余裕を見せながらの勝利が続いた訳だが、第2部からはいよいよ警察内部の人間がターゲットとなり、実戦相手も大山が抱えているらしい謎の組織・極東リサーチとなり、ここのリーダーらしき貝原という男がえげつない程格闘が強いし、羽生を轢き殺そうとする所など全く躊躇しない冷酷さといい、これは大山を守る集団としてかなりの強敵になりそう。 いきなりのド派手な攻防戦に度肝を抜かれたと思ったら、流石のアバランチも手を出せない在日米軍施設の中に消えて行くという思いもよらぬ設定で、これはブーストが掛かったなという印象。 羽生は“一連のテロ容疑”で指名手配されるので、という事はガルシア殺害と、戸倉や西城父辺りが大山に切られて消され、それも羽生がやった事にされるのかな? あっ、遠山って真実を見付け、記事でアバランチを援護しそうな気がする。 脚本=青島武 演出=山口健人
>> 303
【2021秋ドラマ】
「SUPER RICH」5話まで終了。
時間が1年後に飛んだだけで、優は子犬系男子というよりは只のヘタレで…
【2021秋ドラマ】/簡単投稿
「SUPER RICH」6話まで終了。
本当にこのドラマは何を描きたいの?
全部中途半端なのに、今度は衛の認知症の祖母の話が出るわ、大企業の専務がセキュリティーユルユルの裏カジノに出入りしてるわ、そのどっちにも優が絡んで衛がほだされてって、不自然この上無いわ。
よくこの脚本でOKが出てるよなあ。
次回は仕事の方で進展が有るみたいなので一応観るけど、代わり映えしなければ見限るかも。
脚本=溝井英一デービス 演出=三橋利行
「ドクターX〜外科医・大門未知子〜」6話まで終了。
やっぱり中園ミホさんじゃないとテンポが悪いなあ。軽妙さが無いし、大門登場の間も悪いし。と言うか、いくら今回が原の復帰初登場だからって、さして魅力が有る訳じゃない原のシーンに時間を掛け過ぎじゃない?
このドラマはあくまでも大門中心の様式美で作り込むから面白いのであって、そこを外されると途端にマンネリ感が前に出て来て普通のドラマになってしまう。
で、晶さんは何を画策してるのかな?いよいよ“米倉ドクターX”は本当に店仕舞いをするのかね。
※今回は野村萬斎、杉田かおるを休ませてギャラ調整ワオッ
脚本=香取隆史 演出=片山修
- << 327 【2021秋ドラマ】/簡単投稿 「ドクターX〜外科医・大門未知子〜」7話まで終了。 今回は森本(田中圭)カムバックかあ。昔出ていてポンコツだった様な記憶は有るのだが、細かくは覚えていないや。己を知っていて医者のインフルエンサーの道へ逃げたのかと思ったら、実家の病院が赤字経営に陥り、その穴埋めで取り敢えず始めたら当たっちゃった、だって(笑) しかし脚本がイマイチだなあ。そもそもの話として、中園さんが蜂須賀に何をやらせたかったのかが不明瞭だから、他の脚本家も困るわな。 ※今回は内田有紀と要潤、今田美桜まで出さずに、ギャラの節約に励んでた。 脚本=小峯裕之 演出=高橋貴司 「SUPER RICH」7話まで終了。 相変わらずの箇条書きスタイル。“あっちもこっちも書いておかなきゃ”で脚本を書いているから、一つ一つのエピソードがぶつ切りで脈絡が無い様に見える。だから印象が散漫になる。 今吉の衛への恋心はギリ有りとして、思わせ振りな鮫島の妊娠とか、優の母親の暴走とか要らないよね。その分、奮起してフォレストモバイルを起業した森ノ宮の心境の変化とか、もう少し丁寧に描いてやれやと思ってしまう。 まあ、あれだけ優と衛の小っ恥ずかしいラブパートを増やしたら、只でさえいい加減だったお仕事パートはズタズタにされるわな。 脚本=溝井英一デービス、脚本協力=中園勇也 演出=平野眞
>> 305
【2021秋ドラマ】
「最愛」5話まで終了。
一つも無駄の無いシーンと台詞の連続で成り立っている、これぞプロを感じさせてくれるこ…
【2021秋ドラマ】
「最愛」6話まで終了。
いやあ、加瀬の弁護士能力が半端無かった。ちょっとグレーな手も使ったけど、“池”の謎に弁護士側が気付いたのは大きかったと思う。
そして突然現れた“(渡辺昭と思われる男が)東の池から這い出て来たのを見た”という目撃者。これって落ちた時に昭の頭が水から出ていたのかどうかで、浸かっていた経過時間は変わって来るとは思うんだけど、警察が周囲の防犯カメラを調べた中に、この目撃男性(赤タオル)は居なかったのかしら。もし彼が映っていないなら、彼と同じ様なルートを辿って公園に出入りをすれば、這い出て来た昭を殺した真犯人も映らずに済むという事になるよね。
それと一人だけずっと浮いていた橘しおりが、渡辺康介の“女子大生連続性的暴行事件”の被害者の一人だった事が分かった。当時は松村栞と名乗り二十歳で法都大の学生だったが、彼女はその後1年休学し、その間に両親が離婚した為に母親の姓の橘に変え、下の名前もしおりに変えた。
これって当時、性的暴行の被害者である事が表に出たから、名前を変える必要が有ったとかなのかな。
でも何で真田ウェルネスや梨央を攻撃するのか、理由が見えて来ない。毎教新聞を辞めた事と関係が有るのかな。でもそうなら、わざわざ2006年の“渡辺康介”に絡める意味が分からないし。うーん謎だな。
(続く)
>> 316
(続き)
今回の演出のハイライトは、加瀬の声だけで「(優の)処分が決まった」の後、無音で加瀬が優に説明、車で待つ梨央はじっと警察署の入り口を見詰め、スローモーションで加瀬が出て来て、少し間を空けて優が出て来る。釈放だ!(視聴者はここで初めて分かる)ドアを開け優の元に走り抱き締める梨央。ここまでずっとスローモーション。一旦少し離れた二人を今度は笑顔の加瀬が、二人を包み込む様に抱き締める。このシーンは上方向から撮影と、一連の流れが凄く凝っていたし強く印象に残った。
大輝が被疑者の側に同情し過ぎた、これは警察官としては良くない事だと加瀬から教えられた梨央は、大輝の迷惑にならない様に“もう逢わない”と決意。歩道橋の上と下での電話での会話。梨央の姿を見付けて下から「勝手に決めるな!」と叫ぶ大輝。
いつもの様に効果的に流れる宇多田ヒカルの「君に夢中」。
逃げる梨央、追い掛ける大輝。行き止まりで掴まえて強く抱き締める大輝。抱き締め返さず寂しげな笑顔を見せ、少し手を振り去って行く梨央。
永遠に結ばれそうにない二人。
それでも梨央はやっと愛する優と二人暮らしが出来る。だけど橘に後藤に政信に、もしかしたら他にも…周りは敵だらけ。どういう展開になるのか全く読めない。梨央に感情移入して観ているから本当に切ないけど、ドラマとしては最高に面白い。
脚本=奥寺佐渡子 演出=村尾嘉昭
- << 328 【2021秋ドラマ】 「最愛」7話まで終了。 今回はしおりのターン。 やっぱり唯一康介を告訴した女性って松村栞だったんだ。それで名前を変えたかったのか。 自分に纏わり付くしおりについて大輝から素性を聞き、写真を見せられて遂に誰だったかを思い出す梨央。 白昼から栞に薬を飲ませ、フラフラの栞に気付いた梨央には「貧血みたいだ」と嘘を付き、引き摺る様に栞を奥へ連れて行く康介。(←もう完全にイカれてる)異変は感じ取れなかったまだ初な高校生の梨央。あれを根に持たれてもそれは逆恨みでしか無いよなあ。 しおりはどうやって真田ウェルネスの黒い部分に気付き、どうやって証拠を手に入れたのか?もしかして親が真田の施設で寄付金詐欺の被害に遭っていたとか?それを追求する為に新聞社を辞めた可能性は有るのかな。 結果的に深追いし過ぎたしおりは転落死に見せ掛けて殺されたみたいだし、予告では「後藤さんがお亡くなりに…」って気になる台詞も有って、(←まあミッチーはやけに鼻血を垂らしていたから、病死の可能性も有るけど)もしかして真田の闇はもっと深いのかも。 もし梓の亡くなった父が後藤に裏仕事を命じていたのだとしたら、梓が知らないというのは不自然だしなあ。 どんどん解決している様に見せておいて、実は何も100%の解決はしていない、真実は別に有りそうという凄いドラマだ。 脚本=清水友佳子 演出=山本剛義
>> 306
【2021秋ドラマ】
「和田家の男たち」4話まで終了。
秀平の清宮大臣(高橋光臣)を見る目が殺気立っていて怖いんだけど…。あんな…
【2021秋ドラマ】
「和田家の男たち」5話まで終了。
3、4話と出ていたりえの仇、清宮父子の話はパタッと出なくなり、今回は優の記事や文体が高く評価されて、黎明新聞系列のネットニュース会社ニュースチェイスに引き抜かれる話。
バズとぴでは題材の制限が多く、それを不満に思っていた優は、拾ってくれた三ツ村への恩義も有って揺れるが、寛や志麻(石川恋)に背中を押されて移籍を決める。
ニュースチェイスの片岡(野間口徹)は、確かに優の文才は買ってくれているみたいだったけど、何かイケイケドンドンだし、純粋な優は口車に乗せられているのではと思ったら案の定で。
ネットニュースはタイトルが命だからと、バズらなかった最初の「クイデリ」の記事のタイトルを、優に無断でバズる様に改悪、炎上してもビューを稼げたと全く優の心の痛みに配慮しない。
「結局ビューを稼ぎたいだけじゃないですか」
「和田さんなら革命を起こせますよ」
「起こさなくていいです」
で、三ツ村がやっぱり和田さんの記事は必要だと言ってくれて、バズとぴに出戻り。
寛も認めてるし優には人を惹き付ける文才は有るらしい。
次回は、今回最悪な出会いをした女(堀内敬子)と秀平の話になるらしい。何か焦点が定まらなくなって来ているが、どういうまとめ方をするつもりなんだろう。
脚本=田中眞一 演出=星野和成
- << 329 【2021秋ドラマ】 「和田家の男たち」6話まで終了。 冒頭から次々と美味しそうな料理を作りおきしている優。あれ?どっかに出張取材でも行くのかなと思ったら、外国から帰国して隔離中の妻・亜蓮にワダカンが届ける料理だった。あれで二日分って女一人には多過ぎじゃない?(笑) 秀平は有名人の私生活ゴシップ系統の話題は、フロンティアニュースでは絶対に扱わない。部下は取り上げるべきだと言うし、視聴率も落ちているが、秀平は頑として局長の言う事も聞かない。それで閑職に飛ばされたとしてもやらないらしい。 ワダカンが教えてくれた冷やし中華しか出さない店に取材に行った優は、一人で切り盛りするおばさんに言われるままに店を手伝い、体を気遣っておばさんの信頼を得る。そして厨房で倒れて動けないおばさんから優にSOSコール。駆け付け救急車を呼び病室に付き添う優。 そこに飛び込んで来た妹が、何と今、失踪したと世間を騒がせている有名社長。 マスコミも世間も30歳も年下の夫を疑っていたが…。 姉が優の人間性を保証したので、妹は優の取材を受けたいと言い、真相(愛していると言われても、どうしても不安になってしまう微妙な女心)を聞いた優の記事はバズる事! 売る為なら真相でも無いのに平気で匂わせた記事や番組を作る風潮に喝!で、面白かった。 脚本=大石静、田中眞一 演出=木内健人
>> 307
【2021秋ドラマ】/簡単投稿
「群青領域」4話まで終了。
「私はキム・ジュニです」がSNSで拡散されて居場所が無くなり、蓮が貸…
【2021秋ドラマ】/簡単投稿
「群青領域」5話まで終了。
相変わらず東京の部分が弱い。
バンドの契約解除問題、ソロになった陽樹の苦悩、ゲイの玲二(細田善彦)と相手の痴情の縺れが描かれるんだけど、全部が観念的で感情が伝わって来ない。
危篤だったたえさんの最後を蓮と看取ったジュニはあの海辺の町に残る事になり、新しい人間関係も生まれるみたいなので、そちらに期待かなあ。
脚本=長田育恵 演出=植田尚
「スナック キズツキ」7話まで終了。
~ヨシ子さん~
今回は悟志(塚地武雅)と香保(西田尚美)の母親・ヨシ子(丘みつ子)の話。
子供二人を育て上げ、これからという時に夫が病死。いつの間にか独身の息子の世話だけが生き甲斐みたいな生活になっていた。
息子は“旅行や芝居に行けば?”と言ってくれるが、一緒に行ける様な友達とはもう疎遠になっていた。
世話焼き自治会長に、悟志くんにどうかと独身の一人娘を持つ皆川さんを紹介されて意気投合し、一瞬の夢を見るが…。
結局その娘さんにはその気が無くて電話で断られてしまったが、(トウコがチケットをくれたので)「シャンソンはお好きですか?」と思い切って聞いてみるヨシ子。(返事はおそらくOK)
昔のレコードを聴く楽しみにも気付いた母親に、悟志も嬉しそうなのが印象的だった。今回は地味だけど心に染みる話だったな。
脚本=佐藤久美子 演出=湯浅弘章
- << 331 【2021秋ドラマ】 「群青領域」6話まで終了。 火野が玲二(細田善彦)との関係と、玲二が好きなのは拓真(落合モトキ)だと週刊誌に売った為に、バンドは更にズタボロに。特にジュニが好きな拓真はショックが大きく、玲二に向けたままの背中が拒否感を露にしていた。 そして陽樹を引き抜いた音楽事務所社長の津田は、ベーシストのヤナ(田中俊介)迄引き抜こうと声を掛ける。 悦子マネージャー(板谷由夏)って、見出だす才能は有っても、人心の管理・観察能力は無いよね。 青木荘には過去の住人が集まって、たえさんの「お別れの会」が開かれ、そこに弁護士が来て「青木荘を蓮に譲る、受けるかどうかは蓮の自由」というたえさんの遺言内容を蓮に伝える。 察しのいい古参住人だった奈央(臼田あさ美)は、蓮の自由に決めればいいとは言いながらも、後日、耳は聞こえるけど話せない(ショックによる失語症?)という映里(伊東蒼)を蓮に会わせて「住まわせてくれないかな」と。 養育費を払いたくない元夫が無理矢理息子を連れ去ろうとして揉めているつぐみを助けた蓮は、青木荘に匿う事にしたし、ジュニも居て「居場所の無い人達におばあちゃんの言葉を伝える役目は出来るのでは?」と背中を押すから、蓮は引き継ぐ事になるのかな。 今のところジュニの役が韓国人である必要は無いよね。早く意味を見せてくれ。 脚本=詩森ろば(初担当) 演出=塚本連平
- << 332 【2021秋ドラマ】 「スナック キズツキ」8話まで終了。 ~南さん~ 今回は香保が安達さんにクレームを付けた日の帰りに、偶然会った高校の同級生・南(下の名前なのかと思ったら旧姓で今は鈴木裕子=堀内敬子)の物語。 母親との会話が面倒臭そうな思春期の娘と息子。母子家庭?と思ったら、「週末に帰って来る…」の会話から、夫は単身赴任っぽいと分かる。 久し振りにネイルでもと取り出したら中身はカピカピで、普段の生活が察せられる。 そしてストレスが溜まりまくりの訪問ヘルパーの仕事。 帰り道に「キズツキ」の看板に気付きフラッと中に入る南さん。 ここまで説明台詞ではなく、自然な台詞と演出だけで南の生活環境を端的に描いてくれたお陰で、あっという間に彼女に感情移入したから、その後のトウコとの会話もスーっと心に入って来た。 「おいしいコーヒー、シュークリーム、今日はいい一日だったなあ」と笑顔で南が言ったのに、トウコがすっとティッシュをカウンターに置いたので、うん?と思ったら、カメラが南の顔に切り替わるとその目から一筋の涙がこぼれ落ちていて…。出色の演出。 ストレス発散をタップダンスにしたのは、歌だと本職だった堀内さんの上手さが隠し切れないからかな?なんて(笑) 次回は南の娘の“キズツキ” ※利用者宅のトイレはヘルパーは使えないって初めて知った 脚本=今西祐子(初担当) 演出=湯浅弘章
>> 309
【2021秋ドラマ】
「二月の勝者-絶対合格の教室-」5話まで終了。
Ωクラストップ(即ち桜花ゼミナールトップ)の成績の島津が、…
【2021秋ドラマ】
「二月の勝者-絶対合格の教室-」6話まで終了。
今回は学校は不登校だが桜花には通っているAクラスの柴田まるみに、彼女の性格には合っているけど、今の実力以上の偏差値が必要な二葉女子学院受験という高い目標を持たせる為に、現役の紗良に制服で桜花に来て貰いどんな学校か話して貰ったり、頑張ってΩクラスに昇格したら、まるみとは性格が正反対でフレンドリーな樹里と自然に近付ける様に、座席や夏合宿の部屋割りを操作して、お互いに自分の短所と長所を自覚する様に仕向け、二人で二葉受験に真剣に取り組む決意をさせる黒木の本領発揮の作戦が小気味良かった。
前回の様な家庭の問題には塾講師はタッチは出来ないけど、桜花での勉強法とか志望校選びとかならいくらでも手出しは出来る。だからわざと5~6話で繋げて描いたのかな。
佐倉先生中心の話から、桜花の講師全体で問題解決に当たる様なスタイルになって来て、間延びせずより観やすくなったと思う。
紗良も不登校だったとはね。それで誰だかに勧められて黒木の無料塾に通ったと。
そこ迄は明かされたけど、何故白柳がお金を出しているのかは伏せられたままだね。
紗良はそれを知らない様にも見えるんだけど。
※まるみの母親役の人の、一部クサい芝居が鼻に突いた(演出家も悪い)。もしかしてと思ったらやっぱり元ヅカだった。
脚本=成瀬活雄 演出=久保田充
- << 333 【2021秋ドラマ】 「二月の勝者-絶対合格の教室-」7話まで終了。 Rクラスの自由気儘な王羅の家庭の事情、祖母がビルを持っていたから、王羅の両親はそこで鍼灸院を開いて働いて来たけど、父親が病死してからは母親は働き詰めで、生活は出来るけど息子の面倒は見てあげられず、祖母にも負担を掛けたくないので、一番長時間預かってくれるのが桜花だったから入塾させたって凄い理由。周りに迷惑を掛けている事には平身低頭で悪い人ではないし、王羅も大人から見ると可愛げが有って憎めない子だから、橘も“キャラ変わった?”と思える位、親身になって面倒を見ちゃうんだろうな。 自習の邪魔をする王羅にキレた大内が怒鳴り、そこだけを見た橘が大内を注意した事で今度は橘に反発、母親に訴えた事で大内の退塾騒動に。 結局黒木の判断で、王羅は開業前の個別塾ブルーミングに移る事に。(←先生は?誰が面倒を見るの?受講料高いよね) 大内は「ママに怒られたから頑張る」って退塾しないらしいけど、あの短絡的な母親がどうやって考えを変えたのか不思議。 黒木は個人塾の副業がルトワックの社長にバレて二択を迫られ退職を選んだ、ウチを蹴る程の塾ってどんな塾なのか猛烈に知りたかった、それが灰谷の“ストーカー”をしていた理由らしいが、何か…気持ち悪いし、意味不明。まっどうでもいいけど。 脚本=成瀬活雄 演出=国本雅広
>> 311
【2021秋ドラマ】
「日本沈没-希望のひと-」5話まで終了。
首都圏の沿岸部の高層ビル群があれだけ崩れて海底に沈んで行っても、…
【2021秋ドラマ】
「日本沈没-希望のひと-」6話まで終了。
事前の避難のおかげ(=天海のおかげ)で被害は最小限で済んだという様なナレーションを冒頭で流していたが、それでも石塚の妹の様に亡くなった人は沢山居た筈だし、椎名の様に住む家を失くした人も、職場が消えてしまった人も、想像出来ない位沢山いた筈だ。その悲しみが全く伝わって来ない。そして、あれだけの建物が沈んでしまった事による海洋汚染問題も、天海の言葉として綺麗にするとは触れていたが、どれだけの金額が必要なのかには触れないから、深刻さが殆ど伝わって来ない。
それなのに、次は“日本沈没”が予測されている中、相変わらずパワーゲームを仕掛けて自分が中心にいないと気が済まない能天気な政治家と、それに振り回される総理とエリート官僚達の図式を描き続けているこのドラマ。
日本が無くなるという時にまで、“池井戸風味の対立煽り”は死守しなくていいよ、白けるから。あと、天海と椎名の恋愛風味も要らない
国内に逃げる場所が有る関東沈没と、外国に移住するしかない日本沈没では意味(国民のメンタル的にも、そもそもどうやって国としての機能を維持して行くのかについても)が全然違うという現実が突き付けられているのだから、この部分をリアルに丁寧に描いて欲しいのだ。
(田所を嵌めている辺り期待は出来そうにないなあ)
演出=土井裕泰
- << 334 【2021秋ドラマ】 「日本沈没-希望のひと-」7話まで終了。 田所が拘置所に拘束されたら、田所が構築したシステムが弾き出したデータを解析し、日本が沈没するかどうか予測出来る専門家は日本には居なくて、世界にもアメリカのジェンキンスしか居ないんだって(笑) それで意図的に古いデータを渡されたジェンキンスが、これなら沈没はしないと言ったらもう日本は安全なんだって(笑) 流石にクロスチェックをしたい天海が引っ張り出して来たのが世良。世良は難なく読み解いて結論は田所と同じ。 最新データをジェンキンスに渡したら、こちらも結論は田所と同じ。 で、裏切り者は長沼官房長官で理由は男の嫉妬って…、これはあんまりだろ。中学生か! こんな事をダラダラ見せられて、やっと移民交渉が始まったと思ったら、アメリカ通でコネが有ると自負する総理の勇み足で、アメリカからは手玉に取られ、中国通でコネが有る里城が、本領発揮の駆け引きで中国から中々の数字を引き出していたのに、日本の足下を見たアメリカの掟破りで中国は面子丸潰れで激怒、今度は中国が掟破りの“日本沈没”を世界に暴露で、里城激おこ総理真っ青。 日米中の駆け引きがデフォルメされて、有りそうっちゃ有りそうで、そこだけは面白かったけど後はもう…。 文句しか浮かばないから止めておく。 ※残り2話で最後は2時間超えの拡大版 演出=宮崎陽平(初担当)
>> 314
(続き)
あかりのお陰で再生し生気を取り戻す迄の羽生を、綾野剛が見事に演じ分けていて説得力が有ったし、北香那の上手さと存在感も半端なかった…
【2021秋ドラマ】
「アバランチ」6話まで終了。(6話から第2部)
冒頭で羽生の指名手配のニュースが流れ、そこからのアバランチのアジトのガサ入れと思われる映像が少しだけ挿入された後、時間軸が二週間前に戻り、毎朝ジャーナル遠山記者の牧原への取材シーンに。
「何故アバランチは出来たと?」
「時代が彼らを必要としたからじゃない?」
4話迄は大山の周りの民間人を社会的に葬る戦いで、アバランチが常に主導権を握り、実戦の相手も暴力団だったので、まあ余裕を見せながらの勝利が続いた訳だが、第2部からはいよいよ警察内部の人間がターゲットとなり、実戦相手も大山が抱えているらしい謎の組織・極東リサーチとなり、ここのリーダーらしき貝原という男がえげつない程格闘が強いし、羽生を轢き殺そうとする所など全く躊躇しない冷酷さといい、これは大山を守る集団としてかなりの強敵になりそう。
いきなりのド派手な攻防戦に度肝を抜かれたと思ったら、流石のアバランチも手を出せない在日米軍施設の中に消えて行くという思いもよらぬ設定で、これはブーストが掛かったなという印象。
羽生は“一連のテロ容疑”で指名手配されるので、という事はガルシア殺害と、戸倉や西城父辺りが大山に切られて消され、それも羽生がやった事にされるのかな?
あっ、遠山って真実を見付け、記事でアバランチを援護しそうな気がする。
脚本=青島武 演出=山口健人
- << 335 【2021秋ドラマ】 「アバランチ」7話まで終了。 大山with極東リサーチとアバランチの攻防戦が面白くて、集中して観ていたからあっという間に終わってしまった感じだった。やっぱり大山は只者ではないのね。彼の頭脳と、様々な実戦のスペシャリストを集めたらしい極東リサーチが相手なので、アバランチの打つ手は悉く向こうに読まれ、どんどん追い込まれて余裕を失くして行く羽生達を観るのが切なかった。 狙撃された戸倉の止血をしようと、上着を脱いで胸に当てていた羽生は、結局逃げるしかなく上着もそのまま残して行ったのだが、後から来た貝原が上着を持ち上げるとライターが落ちて、それを顔を映さない別の男が拾ってポケットにしまった。 これってもしかして藤田は死んでいなくて、大山のJCIAに参加しているのか?あのライターは藤田が羽生にあげた物だよね。もし藤田が大山に与しているなら、羽生のこの3年間の苦悩の日々は何だったのかという話になるなあ。 次回更に追い込まれそうだけど、アバランチにとっての頼みの綱は、大山に信用されていないと確信した桐島の寝返りと、“流されない、自分の見た事しか信じない”タイプの遠山記者の書く「アバランチの真実」の記事。両方とも希望的予測でしかないんだけど、誰かがアバランチを救ってくれないと、救い様の無い話になってしまうからね。 脚本=小寺和久(初担当) 演出=三宅喜重
【2021秋ドラマ】/簡単投稿
「ラジエーションハウスⅡ」8話まで終了。
6話辺りから患者を一人に絞る、もしくは複数でも患者同士に関連性を持たせる方向に舵を切った様で、そこにラジハのメンバーをしっかりと絡ませてストーリーを組み立てているから、当初よりかなり観やすくなった。
8話の患者は演技力の有る吉川愛一人で、そこに高校の先輩でもあるという設定の広瀬アリスをガッツリと絡ませて、見応えのある内容に仕上げていた。
相変わらず技師全員が一つのモニターに群がる、非現実的なスタイルだけは貫いていて、もうこのバカらしさはお約束として受け入れるしかないのかね。
脚本=大北はるか 演出=清矢明子
「じゃない方の彼女」7話まで終了。
小谷の結局は“据え膳食わぬは男の恥”的な、毅然としない態度、狡さに若干苛々して来たし、次回、自宅で開くバーベキューパーティーで小谷と怜子が鉢合わせするみたいだから、後から麗ちゃんにバレて痛い目に遭ってしまえと思ったり(笑)
怜子の方も、初めて本気で好きになった相手が小谷という事は分かったけど、何故?の部分が敢えてなのか描かれていないので、やっぱり家庭を壊す只の自己中女にしか見えないんだよなあ。
コメディーと言う程にはカラッともしてないし…。
脚本=青塚美穂 演出=岸川正史
- << 354 【2021秋ドラマ】 「ラジエーションハウスⅡ」全11話終了。 灰島がこれからは利益に見合った予算付けをすると各科に通達した事で、明確な自分の科の患者しか診ない、原因不明な患者の病気を突き止める為の各科の連携など拒否という、およそ総合病院とは思えない様なギスギスした雰囲気を作り出しておいて、灰島の本当の狙いは、赤字続きで融資が得られなくなって病院が潰れる事だけは回避する事に有ったって、察した大森が「そうよね?」と灰島の本音を代弁、「私が間違っていました」と言う訳でもなく、最後はいきなり“仏の灰島”に大変身(笑) 前にも書いたけど利益重視と言いながら、自分が押し進めていた画像診断は外注に出しラジハ人員は大幅削減の方針を貫かず、どんどん呼び戻した時点で灰島理論は破綻しているんだよね。 利益利益と尻を叩かれる各科の医長達が、何故そこを突かないのか不思議だったわ。 で、漸くやっと五十嵐が幼馴染みの“肉まん”だと気付いた杏だけど、二人の仲に進展は無し。これから映画も有るし、二桁視聴率を確保したから③も間違いなくやると思うので、そう簡単にはくっつけないで曖昧なまま続けそうだな。 灰島の件とラジハの人数が多過ぎるのを抜きにすれば、特に中盤以降は①よりは良かった様に思う。 脚本=大北はるか(6話以外) 演出=相沢秀幸(全部で5人の演出家が参加)
>> 302
【2021秋ドラマ】
「恋です!~ヤンキー君と白杖ガール~ 」6話まで終了。
今回は目が見える人と見えない人の間に横たわる微妙な…
【2021秋ドラマ】
「恋です!~ヤンキー君と白杖ガール~ 」7話まで終了。
特番で1週休止明けの今回は、全体的にコメディー色を強目にした演出で、今回から観始めたという人には面白くて見易かっただろうと思うし、ずっと観ている者にとっても、二つの意味を持たせた『夢を見ること』という話も盛り込んだ、笑えてちょっとしんみりする、いつもながらの見応えの有る内容だった。
唐突に黒川が夢の中でユキコを身を挺して守る話が出て来て、うん?と思ったら、そこからユキコ達は夢をどうやって見ているのかの説明(中途のユキコと生まれつきの青野では種類が違うとか)に移り、なる程と納得。盲学校の就職説明会の話から、将来の夢は有るのかという話にも。(←ここでハチ子の服飾専門学校に行き、その道に進みたいという具体的な夢が挟まれたのも良かった)
父親が獅子王と黒川を比較して、獅子王を気に入り黒川をハブる、駄々っ子の様な対応で笑わせておいて、後にはちゃんと二人の関係を認めて、スタジオで写真を撮ってあげる男気を見せてくれて二人は一安心。
そして我慢出来ずに獅子王に好きですと告白したイズミに対し、頭を下げて自分は普通じゃない、想い人は男なんですと正直に告げた獅子王。悩んだ末に獅子王を“推しにする”と決めたイズミの、笑顔の裏の切なさを思うとね…。
次回は初恋の緋山君、本格登場でどうなる?
演出=狩山俊輔
- << 336 【2021秋ドラマ】 「恋です!~ヤンキー君と白杖ガール~ 」8話まで終了。 今回はラブコメなら一度は登場する恋敵の話。まあ緋山(小関裕太)は社会人としてそつなく仕事をこなしている様なタイプで、常識は身に付いているし、やる事が一々スマートだから周囲の受けもいい。おまけにイケメン。そしてユキコの初恋の相手。緋山にとってもユキコが初恋だったのかは定かでは無いが、ユキコを庇った交通事故で緋山が怪我をして、尻切れトンボみたいに終わってしまった交流だったから、再会を機にユキコへの想いが蘇ってしまったのだろうか。 只でさえ緋山と比べて引け目を感じてしまう黒川なのに、「僕がユキコを幸せにしたい」とまで言われて深く傷付いてしまう。 只、ユキコは1ミリも緋山に気持ちが揺れないのよね。 何故かと言うと、弱虫だった自分を強くしてくれたのは黒川だから。黒川がいてくれたから色々な事に挑戦出来た。だから私の為に変わろうとなんかしないで。今の黒川が好きなんだから。 黒川は確かに物を知らないし一般常識が無い。だから逆に既成概念に捕らわれずにユキコを励ましたり、一緒に行動範囲を広げたりが出来る。そしてユキコは過保護にされて生きるのはもう嫌なのよね。 青野くんのホームからの転落事故はぞっとした。ホームドアの無い駅が早くゼロになります様に。 演出=内田秀実
>> 276
【2021秋ドラマ】/簡単投稿
「ドクターX〜外科医・大門未知子〜」2話まで終了。
早くもコロナ禍が終息?こんな事ならコロナ禍は取り…
【2021秋ドラマ】
「ムショぼけ」7話まで終了。
平松(木下ほうか)が轢き逃げで逮捕され、面会に行く陣内。すっかり立場が逆転した二人だが、陣内は「俺が何とかしたる」と男気を見せ、HIROに電話をして金と弁護士の用意を言い付ける。
HIROから兄貴は反社だからリサと付き合ったりしたら迷惑が掛かると釘を刺された陣内は、会いに来たリサに「すまん、お前とはこれで最後や」
一向に気にせず「宗介」を連呼するリサは、ナツキが遊びに来ると聞いて、陣内の実家まで着いて来る。
カイトも来ていて、皆でオカンのカレーを食べて写真を撮って、陣内の部屋で“獄中日記”を見付け、「出版すれば?めっちゃ文才有るじゃん」と言うリサ。
駅前まで送って行くと、人目を気にせず陣内に抱き付くリサ。両腕を後ろにピンと伸ばしたまま戸惑う陣内。
何かずっと違和感が有って、リサ何か有ったのかなとは思っていたのだが。
夜の8時からリサの既読が付かず、心配していた陣内。
翌日「俺は信じられないニュースを目の当たりにした」のモノローグに被せて、“元人気女子校生モデルが死去”という誰かのツイート画面が映し出される。そこにリサの文字は無かったが、そのタイミングでHIROからの電話が入る。
これはそういう事なの?何かショック過ぎるんだけど。
脚本=アベラヒデノブ 演出=澤口明宏
- << 363 【2021秋ドラマ】/簡単投稿 「ムショぼけ」全10話終了。 7話がショックが大きかったせいも有るのだろうけど、あそこが一番のピークだった様な気がするな。 8話でリサの喪失感が大きくて引きこもりみたいになってしまった陣内が、獄中日記を書いてみなよと言ってくれたリサの言葉を思い出し、過去を振り返りながら書き始め、9、10話もずっとそんな感じで書き上げて、元極道でお務めもしていた先輩作家に見て貰い、アドバイスを受けてブラッシュアップして行く所迄が描かれた。 9、10話は重複している部分も有り、何か最後で間延びしてしまった感は否めない。 全8話位にすれば良かったのかもね。 脚本=澤口明宏 脚本、演出=アベラヒデノブ 「言霊荘」全10話終了。 7話から話が大きく転換、女流作家の三葉(藤井美菜)と旧言霊荘の管理人の空(菜々緒)の秘めた関係が、オーナーの葉鳥(佐野史郎)が絡んで来た事で壊れ、空が三葉を殺し、葉鳥が空を殺した過去。空の地縛霊をコトハが呼び覚ましてしまった事で次々に起きた悲劇、という事だった様だ。 アパートに飲み込まれたレイシや住人達は戻って来るが、今度は無念の死を遂げた紗香が地縛霊?というオチだった。 まさかの菜々緒の登場で画が締まったなあ、流石だ。途中ダレたけど7話からは盛り返したね。 脚本=橋本裕志 演出=落合正幸
>> 289
「2021秋ドラマ途中経過」
◎ハマっているドラマは
*最愛
*恋です!
*古見さんは、コミュ症です。(終了)
〇面白い(…
「2021秋ドラマ途中経過」②
◎ハマっているドラマは
*最愛
*恋です!
*古見さんは、コミュ症です。(終了)
〇面白い(又は良い)ドラマは
*二月の勝者
*スナックキズツキ
*ムショぼけ
*和田家の男たち↘️
*アバランチ↗️
□普通(まあまあの出来)のドラマは
*日本沈没(ランクダウン)
*東京放置食堂(終了)
*正義の天秤(終了)
*Doctor-X⑦
*ラジエーションハウスⅡ
*らせんの迷宮↘️
*顔だけ先生↘️
*サムライカアサン↗️
*JKからやり直すシルバープラン
●微妙なドラマは
*SUPER RICH(ランクダウン)
*じゃない方の彼女
*群青領域
*言霊荘↗️
*どうせもう逃げられない↘️(終了)
▼視聴離脱したドラマは
⚫トーキヨー製麺所←まとめの①参照
⚫婚姻届に判を捺しただけですが←まとめの①参照
●それでも愛を誓いますか?←7話迄で離脱。もう話が遅々として進まず、話も暗くて苛々するし、この後3回も放送時間が後ろにずれるらしいので、もう観る気も失せた。
※地上波の新作のみ。3話以下及び2クールドラマを除く。(関東地区基準)
※↗️は当初より面白くなったorもっと面白くなりそう
※↘️は当初よりつまらなくなって来たorつまらなくなった
>> 315
【2021秋ドラマ】/簡単投稿
「SUPER RICH」6話まで終了。
本当にこのドラマは何を描きたいの?
全部中途半端なのに…
【2021秋ドラマ】/簡単投稿
「ドクターX〜外科医・大門未知子〜」7話まで終了。
今回は森本(田中圭)カムバックかあ。昔出ていてポンコツだった様な記憶は有るのだが、細かくは覚えていないや。己を知っていて医者のインフルエンサーの道へ逃げたのかと思ったら、実家の病院が赤字経営に陥り、その穴埋めで取り敢えず始めたら当たっちゃった、だって(笑)
しかし脚本がイマイチだなあ。そもそもの話として、中園さんが蜂須賀に何をやらせたかったのかが不明瞭だから、他の脚本家も困るわな。
※今回は内田有紀と要潤、今田美桜まで出さずに、ギャラの節約に励んでた。
脚本=小峯裕之 演出=高橋貴司
「SUPER RICH」7話まで終了。
相変わらずの箇条書きスタイル。“あっちもこっちも書いておかなきゃ”で脚本を書いているから、一つ一つのエピソードがぶつ切りで脈絡が無い様に見える。だから印象が散漫になる。
今吉の衛への恋心はギリ有りとして、思わせ振りな鮫島の妊娠とか、優の母親の暴走とか要らないよね。その分、奮起してフォレストモバイルを起業した森ノ宮の心境の変化とか、もう少し丁寧に描いてやれやと思ってしまう。
まあ、あれだけ優と衛の小っ恥ずかしいラブパートを増やしたら、只でさえいい加減だったお仕事パートはズタズタにされるわな。
脚本=溝井英一デービス、脚本協力=中園勇也 演出=平野眞
- << 337 【2021秋ドラマ】/簡単投稿 「ドクターX〜外科医・大門未知子〜」8話まで終了。 今回は白木(高畑淳子)が顔見せ出演。本当にいよいよ店仕舞いなのかね。 蜂須賀の野望は感染研究センターを作る事だったのね。で、何か急に腰の辺りを押さえて痛がる素振りは、ニコラス(市村正親)と同じパターンなのか?もうネタ切れなんだろうなあ。 ※今回は何と岸部一徳、勝村政信、要潤を休ませて遠藤憲一を復帰させた。 脚本=林誠人 演出=田村直己 「SUPER RICH」8話まで終了。 視聴率が落ちて来ると、冒頭のシーンを詐欺紛いに編集して時間軸を戻し、「えっ?どういう事?何で彼が?」と視聴者に思わせて、答えが出る最後迄観させようという悪どい事迄やる様になるのか。何かがっかり。 せっかく優が豪徳くんのプライドを思いやれないシーンを作っても、そこで終わりのぶった切り。勿体ぶった鮫島の妊娠は、衛が妊婦等が働き易い会社にする事迄は気が回っていないよねと言いたかった為。何だかなあ。 ネットに悪意ある記事が出て、今吉の同性愛と衛への本当の気持ちが衛自身にも伝わり、そこからの衛が「今吉は何にも悪くないよ」と抱き締めて説得するシーンだけは、二人の好演も有って見応えが有ったけど。 ※優が危篤なのに母親と妹が来ない不思議。 脚本=溝井英一デービス、脚本協力=中園勇也 演出=阿部雅和
>> 317
(続き)
今回の演出のハイライトは、加瀬の声だけで「(優の)処分が決まった」の後、無音で加瀬が優に説明、車で待つ梨央はじっと警察署の入り口…
【2021秋ドラマ】
「最愛」7話まで終了。
今回はしおりのターン。
やっぱり唯一康介を告訴した女性って松村栞だったんだ。それで名前を変えたかったのか。
自分に纏わり付くしおりについて大輝から素性を聞き、写真を見せられて遂に誰だったかを思い出す梨央。
白昼から栞に薬を飲ませ、フラフラの栞に気付いた梨央には「貧血みたいだ」と嘘を付き、引き摺る様に栞を奥へ連れて行く康介。(←もう完全にイカれてる)異変は感じ取れなかったまだ初な高校生の梨央。あれを根に持たれてもそれは逆恨みでしか無いよなあ。
しおりはどうやって真田ウェルネスの黒い部分に気付き、どうやって証拠を手に入れたのか?もしかして親が真田の施設で寄付金詐欺の被害に遭っていたとか?それを追求する為に新聞社を辞めた可能性は有るのかな。
結果的に深追いし過ぎたしおりは転落死に見せ掛けて殺されたみたいだし、予告では「後藤さんがお亡くなりに…」って気になる台詞も有って、(←まあミッチーはやけに鼻血を垂らしていたから、病死の可能性も有るけど)もしかして真田の闇はもっと深いのかも。
もし梓の亡くなった父が後藤に裏仕事を命じていたのだとしたら、梓が知らないというのは不自然だしなあ。
どんどん解決している様に見せておいて、実は何も100%の解決はしていない、真実は別に有りそうという凄いドラマだ。
脚本=清水友佳子 演出=山本剛義
- << 338 【2021秋ドラマ】 「最愛」8話まで終了。 まず前回『予告では「後藤さんがお亡くなりに…」って気になる台詞』って書いたんだけど、あれは聞き間違いでどうも「後藤さんがおらんくなった」って梨央の台詞だったらしい。でも8話にはそんなシーンは無かった。どういう事?今の梨央が岐阜弁で話す相手は優、大輝の二人位だよね。どっちへの台詞だったんだろう。で、本編ではカットになったと。 橘の死については後藤が怪しいと思わせていたけど、今回の感じだと後藤以外の誰かが口封じで殺した、もしくは橘本人が不審死を装って捨て身の自殺をした、のどちらかかなと。 屋上には争った形跡が無いとの事なので、殺しならかなりのプロの仕業だな。 覚悟の自殺なら本人のPCはどこかに隠してあって、後で何らかの形であの編集長に渡る様にしてあるのではないか。 後藤が壊していたPCは、ヤバい記録満載の自分のPCなのではないかな。 そして遂に梓がラスボス感を漂わせて来たね。(当然だけど)会社の裏側も知っている梓。人当たりが強く厳しくなって来たね。 この世に5本しかないボールペンが、昭事件の遺留品になっていた!梨央の物は有るので、後は梓、政信、後藤、加瀬の内の誰かの物という事になる。 加瀬さん…、やっぱりそうなのかな。 あと優が「(記憶が)昨日また飛んだ」って言ってたのが気になるなあ。 脚本=奥寺佐渡子 演出=塚原あゆ子
>> 318
【2021秋ドラマ】
「和田家の男たち」5話まで終了。
3、4話と出ていたりえの仇、清宮父子の話はパタッと出なくなり、今回は優の…
【2021秋ドラマ】
「和田家の男たち」6話まで終了。
冒頭から次々と美味しそうな料理を作りおきしている優。あれ?どっかに出張取材でも行くのかなと思ったら、外国から帰国して隔離中の妻・亜蓮にワダカンが届ける料理だった。あれで二日分って女一人には多過ぎじゃない?(笑)
秀平は有名人の私生活ゴシップ系統の話題は、フロンティアニュースでは絶対に扱わない。部下は取り上げるべきだと言うし、視聴率も落ちているが、秀平は頑として局長の言う事も聞かない。それで閑職に飛ばされたとしてもやらないらしい。
ワダカンが教えてくれた冷やし中華しか出さない店に取材に行った優は、一人で切り盛りするおばさんに言われるままに店を手伝い、体を気遣っておばさんの信頼を得る。そして厨房で倒れて動けないおばさんから優にSOSコール。駆け付け救急車を呼び病室に付き添う優。
そこに飛び込んで来た妹が、何と今、失踪したと世間を騒がせている有名社長。
マスコミも世間も30歳も年下の夫を疑っていたが…。
姉が優の人間性を保証したので、妹は優の取材を受けたいと言い、真相(愛していると言われても、どうしても不安になってしまう微妙な女心)を聞いた優の記事はバズる事!
売る為なら真相でも無いのに平気で匂わせた記事や番組を作る風潮に喝!で、面白かった。
脚本=大石静、田中眞一 演出=木内健人
- << 339 【2021秋ドラマ】 「和田家の男たち」7話まで終了。 週刊アスタの「家族の肖像」が話題になり、早速復縁を迫って来たほのか(笑) 優くんが変わったから私の気持ちも変わったと、まあいけしゃあしゃあと(笑) 動揺はしたけど志麻の顔が浮かび、きっぱりと断った優、よく言った! 一方、週刊アスタは清宮大臣の違法金銭授受をすっぱ抜き、清宮は記者会見で“政治家恒例”の秘書が秘書がで切り抜けた。そして総理が手を回した為、アスタは続報が出せなくなり、それを秀平に伝えた編集長で彼女の文子(堀内敬子)から、「ウチの契約記者が行方不明になっている秘書の柴崎と繋がっています。お望みなら紹介します」と言われた秀平は、「お願いします」。 一緒に行くと言って聞かない優を連れて、漁港に居る柴崎に会いに行く秀平。 「和田りえは私の妻でこの子(優)の母親です。」この言葉に明らかに動揺し、「りえは本当は何を取材していたのか」という秀平の問いに、「奥さんは清宮恭介が引き起こした交通事故について調べていました」と話し出す。清宮の信号無視で相手方の車の4人もが亡くなった事故というよりは事件。これを父親が揉み消し、埒が明かないので恭介本人に自首を勧めたら、恭介が突き飛ばしりえが落ちて亡くなった。 当時、清宮家の運転手だった柴崎は一部始終を目撃、清宮父は口封じの為に秘書に昇格させた。 (続く)
>> 297
【2021秋ドラマ】/簡単投稿
「らせんの迷宮-遺伝子捜査-」4話まで終了。
松尾諭と紺野まひるが夫婦で、松尾諭の方が世界的ピアニス…
【2021秋ドラマ】
「らせんの迷宮-遺伝子捜査-」全7話終了。
結局初回の傑作を書いた黒岩勉は初回だけの起用で、他は酒井雅秋が3本、福田哲平が3本を書いて終了した。
初回で私が何これ面白いなあと思った主人公・神保の特異な性格設定は、2話以降は忠実には引き継がれず、どんどん勘と足で捜査する普通の刑事とちょっとクセの有る民間人のバディ物語へと変化してしまい、同時に初回に感じた破天荒な面白さも失われて行った。
これから撮影って時に(もしくは少し撮っていたかも)初めての緊急事態宣言が出て、芸能界の撮影は全部がストップ。田中圭のスケジュールがキツキツだった為に、緊急事態が明けても撮影再開とはならず、その後の調整を経てやっと撮り終えたという特殊事情が有った為に、もしかしたら黒岩勉さんのスケジュールが取れなかったのかなとも思うが。
初回を観た時はワクワクしたので、久し振りにこの枠で楽しみなドラマが来たあって喜んだ分、反動でがっかり感も強くなってしまったのかも。
黒岩さんがリベンジしてくれるなら続編があってもいいけど、そうじゃないならもういいかな。
脚本=①黒岩勉、②④⑥福田哲平、③⑤⑦酒井雅秋 演出=①②③⑥⑦岩本仁志、④西村了、⑤松永洋一
>> 319
【2021秋ドラマ】/簡単投稿
「群青領域」5話まで終了。
相変わらず東京の部分が弱い。
バンドの契約解除問題、ソロになった陽樹の…
【2021秋ドラマ】
「群青領域」6話まで終了。
火野が玲二(細田善彦)との関係と、玲二が好きなのは拓真(落合モトキ)だと週刊誌に売った為に、バンドは更にズタボロに。特にジュニが好きな拓真はショックが大きく、玲二に向けたままの背中が拒否感を露にしていた。
そして陽樹を引き抜いた音楽事務所社長の津田は、ベーシストのヤナ(田中俊介)迄引き抜こうと声を掛ける。
悦子マネージャー(板谷由夏)って、見出だす才能は有っても、人心の管理・観察能力は無いよね。
青木荘には過去の住人が集まって、たえさんの「お別れの会」が開かれ、そこに弁護士が来て「青木荘を蓮に譲る、受けるかどうかは蓮の自由」というたえさんの遺言内容を蓮に伝える。
察しのいい古参住人だった奈央(臼田あさ美)は、蓮の自由に決めればいいとは言いながらも、後日、耳は聞こえるけど話せない(ショックによる失語症?)という映里(伊東蒼)を蓮に会わせて「住まわせてくれないかな」と。
養育費を払いたくない元夫が無理矢理息子を連れ去ろうとして揉めているつぐみを助けた蓮は、青木荘に匿う事にしたし、ジュニも居て「居場所の無い人達におばあちゃんの言葉を伝える役目は出来るのでは?」と背中を押すから、蓮は引き継ぐ事になるのかな。
今のところジュニの役が韓国人である必要は無いよね。早く意味を見せてくれ。
脚本=詩森ろば(初担当) 演出=塚本連平
- << 341 【2021秋ドラマ】/簡単投稿 「群青領域」7話まで終了。 つぐみが稼ぐ為に東京に出て、寮付きの水商売仕事でも探すと言い出したので、蓮は青木荘の継承を決意。料理を作る事を条件にここに住んで欲しいと伝える。 つぐみ母子と映里が引っ越して来て賑やかになった青木荘。 東京では陽樹も「繊細ぶって自分を甘やかすのが大好き。もう付き合ってられない」ズバリと言われてSUMIREに捨てられ、こっちもボロボロ。 レイジは屋上から飛び降りそうな雰囲気で終わったけど、予告ではジュニが青木荘に連れ帰ってたから良かったあ。 つぐみ以外からは食費も取らないとね。 脚本=詩森ろば 演出=塚本連平 「スナック キズツキ」9話まで終了。 ~芽衣ちゃん~ 南の娘・高2の芽衣の進路に関するモヤモヤと片想いの夢が破れる話。 大学に進学するだけが“価値”ではないし、その先の未来にばかり重きを置く事にも抵抗がある芽衣。 「今ここに居る私って価値が無いのかな」と悩む芽衣にトウコは、ザーザー降りの雨の中に一歩を踏み出しずぶ濡れになってごらん、その制服でと、今の貴女を忘れない方法として伝授。 スッキリした芽衣は帰宅すると、トウコの真似をしてホットサンドを作り「ママ、食べる?」 パティシエが夢なのに言い出せなくて、不安もあるしモヤモヤしてたのか。 トウコのお陰で母親に言えて良かったね。 脚本=今西祐子 演出=湯浅弘章
>> 319
【2021秋ドラマ】/簡単投稿
「群青領域」5話まで終了。
相変わらず東京の部分が弱い。
バンドの契約解除問題、ソロになった陽樹の…
【2021秋ドラマ】
「スナック キズツキ」8話まで終了。
~南さん~
今回は香保が安達さんにクレームを付けた日の帰りに、偶然会った高校の同級生・南(下の名前なのかと思ったら旧姓で今は鈴木裕子=堀内敬子)の物語。
母親との会話が面倒臭そうな思春期の娘と息子。母子家庭?と思ったら、「週末に帰って来る…」の会話から、夫は単身赴任っぽいと分かる。
久し振りにネイルでもと取り出したら中身はカピカピで、普段の生活が察せられる。
そしてストレスが溜まりまくりの訪問ヘルパーの仕事。
帰り道に「キズツキ」の看板に気付きフラッと中に入る南さん。
ここまで説明台詞ではなく、自然な台詞と演出だけで南の生活環境を端的に描いてくれたお陰で、あっという間に彼女に感情移入したから、その後のトウコとの会話もスーっと心に入って来た。
「おいしいコーヒー、シュークリーム、今日はいい一日だったなあ」と笑顔で南が言ったのに、トウコがすっとティッシュをカウンターに置いたので、うん?と思ったら、カメラが南の顔に切り替わるとその目から一筋の涙がこぼれ落ちていて…。出色の演出。
ストレス発散をタップダンスにしたのは、歌だと本職だった堀内さんの上手さが隠し切れないからかな?なんて(笑)
次回は南の娘の“キズツキ”
※利用者宅のトイレはヘルパーは使えないって初めて知った
脚本=今西祐子(初担当) 演出=湯浅弘章
>> 320
【2021秋ドラマ】
「二月の勝者-絶対合格の教室-」6話まで終了。
今回は学校は不登校だが桜花には通っているAクラスの柴田まる…
【2021秋ドラマ】
「二月の勝者-絶対合格の教室-」7話まで終了。
Rクラスの自由気儘な王羅の家庭の事情、祖母がビルを持っていたから、王羅の両親はそこで鍼灸院を開いて働いて来たけど、父親が病死してからは母親は働き詰めで、生活は出来るけど息子の面倒は見てあげられず、祖母にも負担を掛けたくないので、一番長時間預かってくれるのが桜花だったから入塾させたって凄い理由。周りに迷惑を掛けている事には平身低頭で悪い人ではないし、王羅も大人から見ると可愛げが有って憎めない子だから、橘も“キャラ変わった?”と思える位、親身になって面倒を見ちゃうんだろうな。
自習の邪魔をする王羅にキレた大内が怒鳴り、そこだけを見た橘が大内を注意した事で今度は橘に反発、母親に訴えた事で大内の退塾騒動に。
結局黒木の判断で、王羅は開業前の個別塾ブルーミングに移る事に。(←先生は?誰が面倒を見るの?受講料高いよね)
大内は「ママに怒られたから頑張る」って退塾しないらしいけど、あの短絡的な母親がどうやって考えを変えたのか不思議。
黒木は個人塾の副業がルトワックの社長にバレて二択を迫られ退職を選んだ、ウチを蹴る程の塾ってどんな塾なのか猛烈に知りたかった、それが灰谷の“ストーカー”をしていた理由らしいが、何か…気持ち悪いし、意味不明。まっどうでもいいけど。
脚本=成瀬活雄 演出=国本雅広
- << 342 【2021秋ドラマ】 「二月の勝者-絶対合格の教室-」8話まで終了。 順の家の前のパトカーは何と父親が呼んでいた。母親を突き飛ばされて遂にキレた順がテーブルをひっくり返し、父親を突き飛ばしたから、親に暴力を振るったな、謝れ、謝らないなら警察呼ぶぞ!って、自分の暴力は棚に上げて何なんだこの男は。 母親はやっと離婚を決意、順を連れて実家に帰るが、そうなると順の受験をどうするかという話になる。 母親は順が“父親にやらされていた”と思っていたから、経済的な理由もあるし受験はやめる方向でと順に話し、順もそれを理解して黒木に「やめます」と話すのだが、順の開成に行きたいという気持ちが本物で、勉強が楽しくなっているのを知っている黒木は、奨学金制度等を母親に説明して、順の受験したいという本心も引き出し、説得に成功する。でも引き続き桜花にも通うらしいけど、その受講料はどうするのだろう。そこの説明は無かったからちょっとモヤモヤ。 黒木は寝不足で倒れてしまう位に保護者面談の資料作りが完璧で、その子供に最適な学校を示し、どんな質問をされても即座に適切な説明をするので、保護者も迷う事なく決断出来る。お見事。 順が父親に会いに行き、自分の力で開成に合格してみせるから、そうしたらママに謝って欲しいと啖呵を切るシーンは良かったね。言いなりだった順はもう居ないってね。 脚本=成瀬活雄 演出=山田信義
>> 321
【2021秋ドラマ】
「日本沈没-希望のひと-」6話まで終了。
事前の避難のおかげ(=天海のおかげ)で被害は最小限で済んだという…
【2021秋ドラマ】
「日本沈没-希望のひと-」7話まで終了。
田所が拘置所に拘束されたら、田所が構築したシステムが弾き出したデータを解析し、日本が沈没するかどうか予測出来る専門家は日本には居なくて、世界にもアメリカのジェンキンスしか居ないんだって(笑)
それで意図的に古いデータを渡されたジェンキンスが、これなら沈没はしないと言ったらもう日本は安全なんだって(笑)
流石にクロスチェックをしたい天海が引っ張り出して来たのが世良。世良は難なく読み解いて結論は田所と同じ。
最新データをジェンキンスに渡したら、こちらも結論は田所と同じ。
で、裏切り者は長沼官房長官で理由は男の嫉妬って…、これはあんまりだろ。中学生か!
こんな事をダラダラ見せられて、やっと移民交渉が始まったと思ったら、アメリカ通でコネが有ると自負する総理の勇み足で、アメリカからは手玉に取られ、中国通でコネが有る里城が、本領発揮の駆け引きで中国から中々の数字を引き出していたのに、日本の足下を見たアメリカの掟破りで中国は面子丸潰れで激怒、今度は中国が掟破りの“日本沈没”を世界に暴露で、里城激おこ総理真っ青。
日米中の駆け引きがデフォルメされて、有りそうっちゃ有りそうで、そこだけは面白かったけど後はもう…。
文句しか浮かばないから止めておく。
※残り2話で最後は2時間超えの拡大版
演出=宮崎陽平(初担当)
- << 343 【2021秋ドラマ】 「日本沈没-希望のひと-」8話まで終了。 全世界に“日本沈没”がバレてしまい、移民交渉はまず、面子を潰された仕返しに条件を引き上げた中国と相対するしかなく、残っていた唯一のパイプである、昔々に里城が貸しを作っていた元首席に現首席への口添えを頼み込み、何とか1000万人の枠を押さえる事に成功する里城と天海。(←オフレコの交渉とは言え、日本側の通訳が同席しないのは有り得ないのでは?) あの中国が1000万人受け入れを決めた事で、今度は逆に人道支援策を試される形になった西側民主主義国家も、1200万人受け入れ表明のアメリカを筆頭に、次々と受け入れを表明して行く。 この辺の流れというのは、前回に引き続きデフォルメはされているけど有りそうな線で纏めていて、それなりに面白かった。 ただもう書き飽きたけど、国民の緊迫感の表し方は相変わらず下手。 天海の母親が移民はせずに「私はここにおる」って言う感情は理解出来るし、椎名が「みんな分からないから不安なんですよ」と言って、少しでも不安解消に役立てばと、移民先の国々の一般人が、次々に笑顔で「歓迎」を口にする映像を作り、街頭ビジョンで流しているのを天海と二人で眺めるシーンも良かった。そんな椎名でさえも本当は怖くて堪らないと泣く、ここが一番国民感情の本音としての訴求力は有ったね。 演出=平野俊一
>> 322
【2021秋ドラマ】
「アバランチ」6話まで終了。(6話から第2部)
冒頭で羽生の指名手配のニュースが流れ、そこからのアバランチ…
【2021秋ドラマ】
「アバランチ」7話まで終了。
大山with極東リサーチとアバランチの攻防戦が面白くて、集中して観ていたからあっという間に終わってしまった感じだった。やっぱり大山は只者ではないのね。彼の頭脳と、様々な実戦のスペシャリストを集めたらしい極東リサーチが相手なので、アバランチの打つ手は悉く向こうに読まれ、どんどん追い込まれて余裕を失くして行く羽生達を観るのが切なかった。
狙撃された戸倉の止血をしようと、上着を脱いで胸に当てていた羽生は、結局逃げるしかなく上着もそのまま残して行ったのだが、後から来た貝原が上着を持ち上げるとライターが落ちて、それを顔を映さない別の男が拾ってポケットにしまった。
これってもしかして藤田は死んでいなくて、大山のJCIAに参加しているのか?あのライターは藤田が羽生にあげた物だよね。もし藤田が大山に与しているなら、羽生のこの3年間の苦悩の日々は何だったのかという話になるなあ。
次回更に追い込まれそうだけど、アバランチにとっての頼みの綱は、大山に信用されていないと確信した桐島の寝返りと、“流されない、自分の見た事しか信じない”タイプの遠山記者の書く「アバランチの真実」の記事。両方とも希望的予測でしかないんだけど、誰かがアバランチを救ってくれないと、救い様の無い話になってしまうからね。
脚本=小寺和久(初担当) 演出=三宅喜重
- << 344 【2021秋ドラマ】 「アバランチ」8話まで終了。 羽生(だけでなく仲間も)に掛けられた一連のテロ容疑の“一連”に、何が含まれるのか定かでは無いのだが、取り敢えずは大山が仕掛けた、総理も出席する筈だった一般人も多数居る集い(何の集いだったかは失念)で起きた爆弾テロの罪をアバランチに擦り付けた形だ。 とにかくアバランチが市民を逃がす為に、“爆弾を仕掛けた、逃げろ”という事前収録の映像を街頭ビジョンに流した事で、市民は逃がせたけど、それを逆手に取られて指名手配の理由にされてしまった。 どうやら桐島は最初から大道寺の下、山守とは繋がっていて、少なくとも羽生には後から仲間だと知らされていたみたいだな。でも現時点では大山の方が一枚上手で、“摘んだ”と悟った時の桐島の表情、特に充血した目に込められた様々な感情を一瞬で表現した山中崇の芝居には痺れた。 それもこれも4話迄は抑え気味だった大山を演じる渡部篤郎が、徐々にその本領を発揮して不気味さを漂わせ始めたからこその恐怖がそこに有るからで、この人選はやっぱり凄いな。 そして予想通りの藤田の生存と大山の仲間入り。顔半分ケロイドになっていたから、少なくともあの偽装テロ迄は何も知らなくて、意識を取り戻してから大山に洗脳された、もしくは希望的予想としては洗脳された振りをしている、のどちらかかな。 (続く)
>> 324
【2021秋ドラマ】
「恋です!~ヤンキー君と白杖ガール~ 」7話まで終了。
特番で1週休止明けの今回は、全体的にコメディー色を…
【2021秋ドラマ】
「恋です!~ヤンキー君と白杖ガール~ 」8話まで終了。
今回はラブコメなら一度は登場する恋敵の話。まあ緋山(小関裕太)は社会人としてそつなく仕事をこなしている様なタイプで、常識は身に付いているし、やる事が一々スマートだから周囲の受けもいい。おまけにイケメン。そしてユキコの初恋の相手。緋山にとってもユキコが初恋だったのかは定かでは無いが、ユキコを庇った交通事故で緋山が怪我をして、尻切れトンボみたいに終わってしまった交流だったから、再会を機にユキコへの想いが蘇ってしまったのだろうか。
只でさえ緋山と比べて引け目を感じてしまう黒川なのに、「僕がユキコを幸せにしたい」とまで言われて深く傷付いてしまう。
只、ユキコは1ミリも緋山に気持ちが揺れないのよね。
何故かと言うと、弱虫だった自分を強くしてくれたのは黒川だから。黒川がいてくれたから色々な事に挑戦出来た。だから私の為に変わろうとなんかしないで。今の黒川が好きなんだから。
黒川は確かに物を知らないし一般常識が無い。だから逆に既成概念に捕らわれずにユキコを励ましたり、一緒に行動範囲を広げたりが出来る。そしてユキコは過保護にされて生きるのはもう嫌なのよね。
青野くんのホームからの転落事故はぞっとした。ホームドアの無い駅が早くゼロになります様に。
演出=内田秀実
- << 346 【2021秋ドラマ】 「恋です!~ヤンキー君と白杖ガール~ 」9話まで終了。 青野くんの件は緋山がギリギリの所で助けて無事で良かった。『ホームドアの無い駅は欄干の無い橋と同じ』この例えは我々にも分かりやすい。中央は車が走るから歩行者は端を歩く。欄干が無ければ怖くて歩けない。 黒川のアイディアが売上げアップに貢献し、それが本部に認められて売上げ不振店に正社員として赴任しないか、但し鹿児島だがと獅子王から言われ、嬉しいけどユキコの側に居たいからと断ってしまう黒川。 花男の「俺達大人から誉められる事なんて無かったから、森生の事だけどメチャクチャ嬉しかった」って気持ち、良く分かる。 黒川だって嬉しかった筈だし、“車で何時間掛かる”とか調べてはいたんだから、少しは気持ちが動いたのかなとは思うが、仕事で必要とされる事よりも、ユキコの側にいてユキコに必要とされる事の方がいい、「俺の人生なんてどうでもいいっす」って、これはユキコにしたら重いよなあ。 仕事で必要とされる喜びを感じて欲しいけど、言葉での説得を受け付けない黒川に対して、こちらも不器用なユキコは「私達別れよう」と極端な選択。追い掛ける黒川に「来るな!もう黒川の顔は見たくない!」 緋山の事は有るにせよ、目を真っ赤にしてるユキコの、言葉とは裏腹な気持ちを何故読み取れないの、黒川は…。もう、焦れったい! 演出=狩山俊輔
>> 327
【2021秋ドラマ】/簡単投稿
「ドクターX〜外科医・大門未知子〜」7話まで終了。
今回は森本(田中圭)カムバックかあ。昔出てい…
【2021秋ドラマ】/簡単投稿
「ドクターX〜外科医・大門未知子〜」8話まで終了。
今回は白木(高畑淳子)が顔見せ出演。本当にいよいよ店仕舞いなのかね。
蜂須賀の野望は感染研究センターを作る事だったのね。で、何か急に腰の辺りを押さえて痛がる素振りは、ニコラス(市村正親)と同じパターンなのか?もうネタ切れなんだろうなあ。
※今回は何と岸部一徳、勝村政信、要潤を休ませて遠藤憲一を復帰させた。
脚本=林誠人 演出=田村直己
「SUPER RICH」8話まで終了。
視聴率が落ちて来ると、冒頭のシーンを詐欺紛いに編集して時間軸を戻し、「えっ?どういう事?何で彼が?」と視聴者に思わせて、答えが出る最後迄観させようという悪どい事迄やる様になるのか。何かがっかり。
せっかく優が豪徳くんのプライドを思いやれないシーンを作っても、そこで終わりのぶった切り。勿体ぶった鮫島の妊娠は、衛が妊婦等が働き易い会社にする事迄は気が回っていないよねと言いたかった為。何だかなあ。
ネットに悪意ある記事が出て、今吉の同性愛と衛への本当の気持ちが衛自身にも伝わり、そこからの衛が「今吉は何にも悪くないよ」と抱き締めて説得するシーンだけは、二人の好演も有って見応えが有ったけど。
※優が危篤なのに母親と妹が来ない不思議。
脚本=溝井英一デービス、脚本協力=中園勇也 演出=阿部雅和
- << 347 【2021秋ドラマ】/簡単投稿 「ドクターX〜外科医・大門未知子〜」9話まで終了。 今回はレギュラー全員出席で、おまけに蛭間夫人(藤真利子)まで出て、膵臓癌が発覚、大門の手術を受けた。 その手術を熱心に見ていた蜂須賀も実は膵臓癌で、内科的治療は効果が無く、皮肉にも大門の腕にすがる事になった。 まあ中園さんが書くとキャラの絡ませ方とか、大門その物の描き方がやっぱり上手いので面白くなる。 しかしハッチは後出しジャンケンでキャラ変し過ぎじゃない?晶さんも逆の意味で曖昧な方にキャラ変しちゃっているし。 次は最終回、またまた新型のウイルスが発生するらしい。 ※ハッチ執念で完成した研究センターが安っぽくて笑えた。 脚本=中園ミホ 演出=山田勇人 「SUPER RICH」9話まで終了。 もう、どこまで仕事の話を蔑ろにすれば気が済むのだろう。優の父親がユルユル人間だって、直接被害を受けなければ気が付かない様な甘い息子をCOOに据えるなんて、衛も役員連中も甘過ぎるだろう。 大体CEOが夫や役員に病気を伏せて、上場前の大事な時期にいきなりリモートで全部を乗り切ろうなんて、そんな決断をする意味が分からない。 偶々宮村だけが気付いて、衛に言われて隠して、優との対立構造を作りたかっただけじゃん。 脚本=溝井英一デービス、脚本協力=中園勇也 演出=下畠優太←何と5人目の演出家!
>> 328
【2021秋ドラマ】
「最愛」7話まで終了。
今回はしおりのターン。
やっぱり唯一康介を告訴した女性って松村栞だったんだ。それ…
【2021秋ドラマ】
「最愛」8話まで終了。
まず前回『予告では「後藤さんがお亡くなりに…」って気になる台詞』って書いたんだけど、あれは聞き間違いでどうも「後藤さんがおらんくなった」って梨央の台詞だったらしい。でも8話にはそんなシーンは無かった。どういう事?今の梨央が岐阜弁で話す相手は優、大輝の二人位だよね。どっちへの台詞だったんだろう。で、本編ではカットになったと。
橘の死については後藤が怪しいと思わせていたけど、今回の感じだと後藤以外の誰かが口封じで殺した、もしくは橘本人が不審死を装って捨て身の自殺をした、のどちらかかなと。
屋上には争った形跡が無いとの事なので、殺しならかなりのプロの仕業だな。
覚悟の自殺なら本人のPCはどこかに隠してあって、後で何らかの形であの編集長に渡る様にしてあるのではないか。
後藤が壊していたPCは、ヤバい記録満載の自分のPCなのではないかな。
そして遂に梓がラスボス感を漂わせて来たね。(当然だけど)会社の裏側も知っている梓。人当たりが強く厳しくなって来たね。
この世に5本しかないボールペンが、昭事件の遺留品になっていた!梨央の物は有るので、後は梓、政信、後藤、加瀬の内の誰かの物という事になる。
加瀬さん…、やっぱりそうなのかな。
あと優が「(記憶が)昨日また飛んだ」って言ってたのが気になるなあ。
脚本=奥寺佐渡子 演出=塚原あゆ子
- << 348 【2021秋ドラマ】 「最愛」9話まで終了。 冒頭の梓のモノローグ「彼女のため会社のため、私のした事に後悔はない」は、何を指して言っているのか? 記者会見で真田の人間は誰も殺人事件には関与していないと言い切って、寄付金詐欺については認め、その罪の全てを引き受けて警察に出頭したので、ドラマを観終えた時は自分が出頭した事に後悔はないなのかと単純に思ったのだが、よくよく考えるともっと直接的に梨央や、ひょっとしたら政信の事迄何かを隠し庇っているのかもしれないとも思う様になった。 赤いペンについては加瀬も後藤もまだ持っているのが確認され、政信は貰った事すら覚えていない状態(←これは有り得そう。梓から特別に貰える喜びが加瀬や後藤、そして10年前の梨央には有ったが、政信には無さそうだから)、そして梓はどこかに有る筈だけど分からない状態。 だから渡辺父の現場の遺留品は、政信の赤いペンを貰った(借りて返さなかった)誰かの物だった可能性も有るし、梓の物だった可能性も有る。だからと言ってその者が渡辺父を殺したとも今は言えない。ただ揉み合った時に落とした物を、渡辺父が拾っただけかもしれないし。 そして橘のPCについては、あの編集長が既に預かっていたとの事なので、やはり自分の記事を握り潰されない様にする為の覚悟の自殺だった線が強いのかなと。 (続く)
>> 329
【2021秋ドラマ】
「和田家の男たち」6話まで終了。
冒頭から次々と美味しそうな料理を作りおきしている優。あれ?どっかに出張取…
【2021秋ドラマ】
「和田家の男たち」7話まで終了。
週刊アスタの「家族の肖像」が話題になり、早速復縁を迫って来たほのか(笑)
優くんが変わったから私の気持ちも変わったと、まあいけしゃあしゃあと(笑)
動揺はしたけど志麻の顔が浮かび、きっぱりと断った優、よく言った!
一方、週刊アスタは清宮大臣の違法金銭授受をすっぱ抜き、清宮は記者会見で“政治家恒例”の秘書が秘書がで切り抜けた。そして総理が手を回した為、アスタは続報が出せなくなり、それを秀平に伝えた編集長で彼女の文子(堀内敬子)から、「ウチの契約記者が行方不明になっている秘書の柴崎と繋がっています。お望みなら紹介します」と言われた秀平は、「お願いします」。
一緒に行くと言って聞かない優を連れて、漁港に居る柴崎に会いに行く秀平。
「和田りえは私の妻でこの子(優)の母親です。」この言葉に明らかに動揺し、「りえは本当は何を取材していたのか」という秀平の問いに、「奥さんは清宮恭介が引き起こした交通事故について調べていました」と話し出す。清宮の信号無視で相手方の車の4人もが亡くなった事故というよりは事件。これを父親が揉み消し、埒が明かないので恭介本人に自首を勧めたら、恭介が突き飛ばしりえが落ちて亡くなった。
当時、清宮家の運転手だった柴崎は一部始終を目撃、清宮父は口封じの為に秘書に昇格させた。
(続く)
>> 339
(続き)
柴崎は「カメラの前で話して欲しい」という秀平の頼みを了承。優が見守る中、セットしたカメラの前で秀平のインタビューに答える柴崎。(←このシーンはずっと無音)そして優の目には、秀平の隣に若き日のままの母親が座って、一緒に話を聞いている姿が見える。
政治家になるのが義務付けられた様に育った恭介が、当時金髪に染めてバイクを乗り回していたのは、父親へのせめてもの反抗だったのかな。そして重大な事故を起こして父親が揉み消し、痛い所を突いて来たりえを感情のままに突き飛ばしたら落ちて行ってしまった。そして今度は秘書に「私がやった」と遺書を書かせて自殺までさせて隠蔽した父親。
あれでよく恭介は精神崩壊しなかったね。
前二つの隠蔽に比べれば、今回の不正なんて蚊に刺された様な物、位の感覚なんだろうね、恭介は。
秀平は無事フロンティアニュースでこのインタビューを流せるのかな。
優はどうするんだろう。
次回は早くも最終回。男三人の食卓の会話も見納めかあ。
脚本=大石静、田中眞一 演出=深川栄洋
- << 350 【2021秋ドラマ】 「和田家の男たち」全8話終了。 自分の妻の復讐の為では無いのかと危惧する父に、断じて違う、司法の独立が侵されている、国民の知る権利に応えるのがマスメディアの役目だと言い切る秀平。 「ならやれ」と寛。この父子の迫真のやり取りには痺れた。 秀平は仲間を巻き込まない為に、清宮の不正金銭授受の件を取り上げると伝えておき、編集も一人でやっていたのだが、見に来た井上が中身に気付き上に伝えた為、秀平は放送から外された。 優と二人でテレビを見ていた寛は一言「負けたな」 後日、不正金銭授受の件だけは放送され、清宮は大臣を辞任したが、議員辞職はしなかった。 秀平は退職し、その後週刊アスタが“殺人”の真相を書く事も、秀平や優がネット媒体で真相を暴く事も無かった。 ドラマ的にはスカッとはしなかったけど、現実的には政治力で隠蔽し警察に不問とさせた事を、元秘書の証言だけでひっくり返す事は不可能なんだろうなと思う。 優が「本当に思った事はフィクションでしか書けない」と言って小説を書き出した裏には、父が負けた悔しさ、自分も清宮に何も言えなかった悔しさが有ったからなのではと思えた。 もう飯テロも男三人の面白いやり取りも観られないと思うと寂しいなあ。特にワダカンのキャラは最高だった。 脚本=大石静、田中眞一 演出=深川栄洋
>> 331
【2021秋ドラマ】
「群青領域」6話まで終了。
火野が玲二(細田善彦)との関係と、玲二が好きなのは拓真(落合モトキ)だと週刊誌…
【2021秋ドラマ】/簡単投稿
「群青領域」7話まで終了。
つぐみが稼ぐ為に東京に出て、寮付きの水商売仕事でも探すと言い出したので、蓮は青木荘の継承を決意。料理を作る事を条件にここに住んで欲しいと伝える。
つぐみ母子と映里が引っ越して来て賑やかになった青木荘。
東京では陽樹も「繊細ぶって自分を甘やかすのが大好き。もう付き合ってられない」ズバリと言われてSUMIREに捨てられ、こっちもボロボロ。
レイジは屋上から飛び降りそうな雰囲気で終わったけど、予告ではジュニが青木荘に連れ帰ってたから良かったあ。
つぐみ以外からは食費も取らないとね。
脚本=詩森ろば 演出=塚本連平
「スナック キズツキ」9話まで終了。
~芽衣ちゃん~
南の娘・高2の芽衣の進路に関するモヤモヤと片想いの夢が破れる話。
大学に進学するだけが“価値”ではないし、その先の未来にばかり重きを置く事にも抵抗がある芽衣。
「今ここに居る私って価値が無いのかな」と悩む芽衣にトウコは、ザーザー降りの雨の中に一歩を踏み出しずぶ濡れになってごらん、その制服でと、今の貴女を忘れない方法として伝授。
スッキリした芽衣は帰宅すると、トウコの真似をしてホットサンドを作り「ママ、食べる?」
パティシエが夢なのに言い出せなくて、不安もあるしモヤモヤしてたのか。
トウコのお陰で母親に言えて良かったね。
脚本=今西祐子 演出=湯浅弘章
- << 352 【2021秋ドラマ】/簡単投稿 「群青領域」8話まで終了。 ジュニは青木荘にレイジを連れ帰るが、仲良く食卓を囲む住人に馴染めず部屋に籠りきり。昔の蓮と同じね。 それでも部屋食を食べ美味しかったと答えたレイジに、「なら良かった」とジュニ。つぐみも蓮もただ微笑む。 でもマスコミは二人を放ってはおかず、居場所は直ぐに特定され事務所にゲラが送られて来る。 逃げる指示をする悦子に対し、つぐみ達は話し合いを希望、ジュニはそこで「私はもう逃げたくない」と伝える。 脚本家が変わってからの方が、東京部分についても感情が伝わる様になり、見易くなってるのは皮肉だな。 脚本=詩森ろば 演出=植田尚 「スナック キズツキ」10話まで終了。 ~和也さん~ 今回は潤の年の離れた兄の和也の話。 今は大阪で勤めているけど元々はこちらが地元で、何と南達と同級生だった和也は、仕事で上京し潤と飲んだ後に真っ直ぐ「キズツキ」に。何とここは和也の父親が昔作った店。当時のままの佇まいに懐かしむ和也。父親が病気で入院したらあちこちに借金していた事が分かり、そこからは苦労したらしい。潤は良い時の父親を知らないから可哀想とも。ちょっと屈折してるのはそのせいなのかな。その分兄ちゃんには甘えてるよね。 トウコは漫画家だったらしい。でも次回はこぐま屋さんの話だから、トウコの事は最終回かな。 脚本=佐藤久美子 演出=筧昌也
>> 333
【2021秋ドラマ】
「二月の勝者-絶対合格の教室-」7話まで終了。
Rクラスの自由気儘な王羅の家庭の事情、祖母がビルを持ってい…
【2021秋ドラマ】
「二月の勝者-絶対合格の教室-」8話まで終了。
順の家の前のパトカーは何と父親が呼んでいた。母親を突き飛ばされて遂にキレた順がテーブルをひっくり返し、父親を突き飛ばしたから、親に暴力を振るったな、謝れ、謝らないなら警察呼ぶぞ!って、自分の暴力は棚に上げて何なんだこの男は。
母親はやっと離婚を決意、順を連れて実家に帰るが、そうなると順の受験をどうするかという話になる。
母親は順が“父親にやらされていた”と思っていたから、経済的な理由もあるし受験はやめる方向でと順に話し、順もそれを理解して黒木に「やめます」と話すのだが、順の開成に行きたいという気持ちが本物で、勉強が楽しくなっているのを知っている黒木は、奨学金制度等を母親に説明して、順の受験したいという本心も引き出し、説得に成功する。でも引き続き桜花にも通うらしいけど、その受講料はどうするのだろう。そこの説明は無かったからちょっとモヤモヤ。
黒木は寝不足で倒れてしまう位に保護者面談の資料作りが完璧で、その子供に最適な学校を示し、どんな質問をされても即座に適切な説明をするので、保護者も迷う事なく決断出来る。お見事。
順が父親に会いに行き、自分の力で開成に合格してみせるから、そうしたらママに謝って欲しいと啖呵を切るシーンは良かったね。言いなりだった順はもう居ないってね。
脚本=成瀬活雄 演出=山田信義
- << 351 【2021秋ドラマ】 「二月の勝者-絶対合格の教室-」9話まで終了。 今回は受験まで残り3ヵ月の追い込み時期の対策が、個人個人を取り上げながら細かく描かれていて興味深かった。 ここからは子供自身も目の色が変わるとか、基礎を繰り返し勉強して来た子はここから伸びるとか、本命の前に1月に試験の有る学校を受けさせる(もう模試が無いので)とか、そうなんだあと黒木のテンポの良い解説と指示出しに見入ってしまった。 子供の身の丈を無視して、遥かに偏差値が及ばない学校一本槍の母親に、どうやって併願させるのか任された佐倉は、桂のアドバイスも受けて、本人に適した学校の過去問テストを何回もやらせて、解ける楽しさを覚えさせ、本人から母親を説得させる事に成功する。 黒木は自分のルトワックでの失敗談(退職理由=灰谷の言っていた事とは全然違う)を語り、受験に限らず最後は本人に決めさせる事が一番大事、何故なら人生は選択の繰り返しだから、大人の無理な都合を押し付けて躓いたりさせない様にと佐倉に伝える。 4話の感想で“白柳は娘を勘当していたのか?”と書いたのだが、やはりそうだった。孫が居るのを知ったのが紗良が中学生の時だった。不登校の紗良の為にあの塾を作り、恐らく継父に通わせて欲しいと頼んだのだろうね。 その前に黒木と何処かで知り合っている筈だけどそれはまだ不明。 脚本=成瀬活雄 演出=国本雅広
>> 334
【2021秋ドラマ】
「日本沈没-希望のひと-」7話まで終了。
田所が拘置所に拘束されたら、田所が構築したシステムが弾き出したデ…
【2021秋ドラマ】
「日本沈没-希望のひと-」8話まで終了。
全世界に“日本沈没”がバレてしまい、移民交渉はまず、面子を潰された仕返しに条件を引き上げた中国と相対するしかなく、残っていた唯一のパイプである、昔々に里城が貸しを作っていた元首席に現首席への口添えを頼み込み、何とか1000万人の枠を押さえる事に成功する里城と天海。(←オフレコの交渉とは言え、日本側の通訳が同席しないのは有り得ないのでは?)
あの中国が1000万人受け入れを決めた事で、今度は逆に人道支援策を試される形になった西側民主主義国家も、1200万人受け入れ表明のアメリカを筆頭に、次々と受け入れを表明して行く。
この辺の流れというのは、前回に引き続きデフォルメはされているけど有りそうな線で纏めていて、それなりに面白かった。
ただもう書き飽きたけど、国民の緊迫感の表し方は相変わらず下手。
天海の母親が移民はせずに「私はここにおる」って言う感情は理解出来るし、椎名が「みんな分からないから不安なんですよ」と言って、少しでも不安解消に役立てばと、移民先の国々の一般人が、次々に笑顔で「歓迎」を口にする映像を作り、街頭ビジョンで流しているのを天海と二人で眺めるシーンも良かった。そんな椎名でさえも本当は怖くて堪らないと泣く、ここが一番国民感情の本音としての訴求力は有ったね。
演出=平野俊一
- << 353 【2021秋ドラマ】 「日本沈没-希望のひと-」全9話終了。最終回は69分拡大。 小栗旬がテレビ番組(金スマだったかな?)で、9、10話を放送しますってポロッと言っていたので、本当は拡大版ではなくて通常枠の9話と15分拡大の10話の予定で作っていたのだと思うが、衆院選で1週休んだ分を後ろに延ばせなかった為、拡大という形にしたのだと思う。 でも内容的には総理へのテロやルビー菌変異株感染症等、移民に不都合な事が次々に起きて政府や官僚が振り回されるという余計な部分に時間を取り、肝心の移民や移転企業の向こうでの動向とか、何だか理屈は良く分からなかったけど、北海道と青森県と九州だけは沈まずに済んでもう安全と分かった時に、ほぼ移民が完了している日本国民、特に地元民や企業から帰国の要望は出なかったのかとか、観たい知りたい部分は出て来なかった。 あと、青森県だけ残して本州と四国が一気に沈没したのに、お隣の国々に津波等の被害が一切出ていない(出た様に描かない)って、有り得るのか?チリの巨大地震の時は日本にも津波が押し寄せたというのに。 とにかく脚本が雑だから、役者が熱演すればする程滑稽に見えてしまうという、役者に失礼なドラマだった様に思う。当然だけど誰にも感情移入出来ず、ドラマに入り込む事も出来なかった。期待値が高かった分、失望感も大きかった。 演出=平野俊一、土井裕康(クレジット順)
>> 335
【2021秋ドラマ】
「アバランチ」7話まで終了。
大山with極東リサーチとアバランチの攻防戦が面白くて、集中して観ていたから…
【2021秋ドラマ】
「アバランチ」8話まで終了。
羽生(だけでなく仲間も)に掛けられた一連のテロ容疑の“一連”に、何が含まれるのか定かでは無いのだが、取り敢えずは大山が仕掛けた、総理も出席する筈だった一般人も多数居る集い(何の集いだったかは失念)で起きた爆弾テロの罪をアバランチに擦り付けた形だ。
とにかくアバランチが市民を逃がす為に、“爆弾を仕掛けた、逃げろ”という事前収録の映像を街頭ビジョンに流した事で、市民は逃がせたけど、それを逆手に取られて指名手配の理由にされてしまった。
どうやら桐島は最初から大道寺の下、山守とは繋がっていて、少なくとも羽生には後から仲間だと知らされていたみたいだな。でも現時点では大山の方が一枚上手で、“摘んだ”と悟った時の桐島の表情、特に充血した目に込められた様々な感情を一瞬で表現した山中崇の芝居には痺れた。
それもこれも4話迄は抑え気味だった大山を演じる渡部篤郎が、徐々にその本領を発揮して不気味さを漂わせ始めたからこその恐怖がそこに有るからで、この人選はやっぱり凄いな。
そして予想通りの藤田の生存と大山の仲間入り。顔半分ケロイドになっていたから、少なくともあの偽装テロ迄は何も知らなくて、意識を取り戻してから大山に洗脳された、もしくは希望的予想としては洗脳された振りをしている、のどちらかかな。
(続く)
>> 344
(続き)
でもウチさんは爆弾の被害を最小限に留める為に自らを犠牲にしてしまった訳で、もし藤田が潜入していたのだとしても、山守達には到底許せない事になるだろうなあ。
遠山記者はアバランチが総理を危険から遠ざけ、一般市民を爆弾テロから守る為に逃がした事を正確に把握し、証拠の写真も全部撮ってある。
でも当然の事ながら相手が相手なので、上司からは「ウチではこの記事は出せない」と言われ、遠山も「分かりますよ」と反発はしない。まあそれこそ今は生配信で告発は可能だし、遠山は何らかの形でこの真実を世に出すだろうね。
後はあの“担がれただけの人”みたいな、御目出度いキャラの総理が、どう遠山の告発の裏書きをしてくれるかだな。
残り2話らしいので、もう一波乱は有りそうだけど、とにかく最後は大山の罪が暴かれてスカッとして欲しい。
※4話迄、生配信で告発のお仕置きが続いた時は、もうダレて来てどうなることやらと先が心配になったけど、5話のエピソードゼロをきっかけに雰囲気がガラッと変わり、ヒリヒリと痺れる様な展開で、一瞬も目が離せない様なドラマに変貌を遂げた。
こうなると同じパターンを何故4話も続けたのか、あそこに捻りを加えられなかった点が本当に勿体無かったなと。
脚本=小寺和久 演出=山口健人
- << 355 【2021秋ドラマ】 「アバランチ」9話まで終了。 打本を失い、藤田の生存と大山の仲間だった事を知り、大山の本当の恐ろしさを実感し打ちのめされた山守は、これ以上自分の仲間を失いたくないとアバランチの解散を皆に告げる。 でも山守は一人で藤田との決着を付けるつもりでいたみたいだし、羽生も一人で藤田に会いに行き、そして彼に撃たれた。 藤田は大山の信念に共鳴して仲間入りした様に話していたが、具体的な話(どういうアプローチが有り、どこに共鳴したのか等)は伏せられたままなので、本当に大山の部下なのか、実は…が期待出来るのではないか、どちらとも取れる微妙な線を突いていて良く出来ている。 前回“遠山は何らかの形でこの真実を世に出すだろうね。 ”と書いたのだが、まさか西城からアプローチして二人で組むとは思わなかった。確かに遠山が個人としてネットに流すだけでは、あの大山相手では弱いのかもしれない。西城は刑事部長である父親に別件の不正を認めさせ、そこから風穴を開ける、父親の最後の正義に賭けたいのかもしれない。そこにあの御目出度いキャラの総理の裏書きが加われば…。 藤田は羽生を一発で仕留めなかった。あの至近距離でただ立っているだけの羽生をだ。ここに希望を感じてしまう。 さあ、どう締め括るのか楽しみに待ちたい。 脚本=小寺和久 演出=三宅喜重
>> 336
【2021秋ドラマ】
「恋です!~ヤンキー君と白杖ガール~ 」8話まで終了。
今回はラブコメなら一度は登場する恋敵の話。まあ緋山…
【2021秋ドラマ】
「恋です!~ヤンキー君と白杖ガール~ 」9話まで終了。
青野くんの件は緋山がギリギリの所で助けて無事で良かった。『ホームドアの無い駅は欄干の無い橋と同じ』この例えは我々にも分かりやすい。中央は車が走るから歩行者は端を歩く。欄干が無ければ怖くて歩けない。
黒川のアイディアが売上げアップに貢献し、それが本部に認められて売上げ不振店に正社員として赴任しないか、但し鹿児島だがと獅子王から言われ、嬉しいけどユキコの側に居たいからと断ってしまう黒川。
花男の「俺達大人から誉められる事なんて無かったから、森生の事だけどメチャクチャ嬉しかった」って気持ち、良く分かる。
黒川だって嬉しかった筈だし、“車で何時間掛かる”とか調べてはいたんだから、少しは気持ちが動いたのかなとは思うが、仕事で必要とされる事よりも、ユキコの側にいてユキコに必要とされる事の方がいい、「俺の人生なんてどうでもいいっす」って、これはユキコにしたら重いよなあ。
仕事で必要とされる喜びを感じて欲しいけど、言葉での説得を受け付けない黒川に対して、こちらも不器用なユキコは「私達別れよう」と極端な選択。追い掛ける黒川に「来るな!もう黒川の顔は見たくない!」
緋山の事は有るにせよ、目を真っ赤にしてるユキコの、言葉とは裏腹な気持ちを何故読み取れないの、黒川は…。もう、焦れったい!
演出=狩山俊輔
- << 356 【2021秋ドラマ】 「恋です!~ヤンキー君と白杖ガール~ 」全10話終了。 二人が別れて1年後からスタート。 結局黒川は鹿児島に行き、店は業績不振のままで会社は九州から全店舗を撤退させ、黒川はそのまま退職。まあね、これだけネットで何でも観られる時代だから、レンタルビデオ店の経営は厳しいと思うよ。 ユキコはあの会社にそのまま就職、事務仕事をこなしていたが、再会した黒川に、今でも作った料理を美味しいと言って貰えるのが一番嬉しいのでは?と言われた事から、「やりたい事と出来る事は違うから」と答えたものの、そこから今のままでいいのか迷い始め、調理師専門学校の体験授業に参加してみる事に。 黒川は感じた事をそのまま素直に口に出しているだけなんだけど、つい仕方ないと考えがちなユキコにとっては、前に進むきっかけと勇気を与えてくれる人生の道標みたいな存在になっているんだね。 新しくやりたい事が見付かる迄、ユキコさんには会いに来ないと言っていた黒川だけど、結局見付けた夢はユキコとキッチンカーをやる事で、彼のやりたい事とはずっとユキコと一緒に居る事なんだと、この点だけは首尾一貫の黒川だった。 獅子王に告白されても、気持ちには応えられない事を伝えた上で「ごめん、いやありがとうだな」とサラッと言える黒川って、ホントいいヤツだな。 ホントいいドラマだった。 演出=内田秀実
>> 337
【2021秋ドラマ】/簡単投稿
「ドクターX〜外科医・大門未知子〜」8話まで終了。
今回は白木(高畑淳子)が顔見せ出演。本当にい…
【2021秋ドラマ】/簡単投稿
「ドクターX〜外科医・大門未知子〜」9話まで終了。
今回はレギュラー全員出席で、おまけに蛭間夫人(藤真利子)まで出て、膵臓癌が発覚、大門の手術を受けた。
その手術を熱心に見ていた蜂須賀も実は膵臓癌で、内科的治療は効果が無く、皮肉にも大門の腕にすがる事になった。
まあ中園さんが書くとキャラの絡ませ方とか、大門その物の描き方がやっぱり上手いので面白くなる。
しかしハッチは後出しジャンケンでキャラ変し過ぎじゃない?晶さんも逆の意味で曖昧な方にキャラ変しちゃっているし。
次は最終回、またまた新型のウイルスが発生するらしい。
※ハッチ執念で完成した研究センターが安っぽくて笑えた。
脚本=中園ミホ 演出=山田勇人
「SUPER RICH」9話まで終了。
もう、どこまで仕事の話を蔑ろにすれば気が済むのだろう。優の父親がユルユル人間だって、直接被害を受けなければ気が付かない様な甘い息子をCOOに据えるなんて、衛も役員連中も甘過ぎるだろう。
大体CEOが夫や役員に病気を伏せて、上場前の大事な時期にいきなりリモートで全部を乗り切ろうなんて、そんな決断をする意味が分からない。
偶々宮村だけが気付いて、衛に言われて隠して、優との対立構造を作りたかっただけじゃん。
脚本=溝井英一デービス、脚本協力=中園勇也 演出=下畠優太←何と5人目の演出家!
- << 358 【2021秋ドラマ】 「ドクターX〜外科医・大門未知子〜」全10話終了。 蜂須賀ってずっと独善的で、外科手術ゼロで内科主導のケミカルサージェリーを掲げて徹底し、政治力にも長けた権力志向の強い人物として描かれてはいたが、現実的に外科手術ゼロなんて不可能だし、外科を蔑ろにしてまで何をやりたいのかがずっと見えなくて、大門の“壁キャラ”としても全く魅力が感じられなかったのだが、9話で蜂須賀の行き付けの鮨屋の大将(小堺一機)が登場したら、急に“権力なんかには興味がなくて、アフリカの子供達を気に掛けて、ずっとマスクと石鹸を送り続けて来た男”にキャラ変した。 まあ権力が欲しかったのは、念願の感染研究センターを作りたかったからなのだという事は後付けで分かったし、器が完成したら膵臓癌が見付かり内科では治せず大門に頼り、手術の前に自分が新型のウイルスに感染してしまうという皮肉も用意して有って、9、10話はそれなりに面白かったのだけど、そこに至る迄の全体の8割に当たる部分との落差が激しくて、何でこんなにバランスの悪い展開にしたのか、そこがとても残念に思う。 ずっとシリーズもこれで最後なのかなという雰囲気が漂っていたのだが、平均視聴率で今期全ドラマの中の1位を獲得。“腐っても鯛”だったドラマをテレ朝がやめられるのか? 脚本=中園ミホ 演出=田村直己
>> 338
【2021秋ドラマ】
「最愛」8話まで終了。
まず前回『予告では「後藤さんがお亡くなりに…」って気になる台詞』って書いたんだけど、あ…
【2021秋ドラマ】
「最愛」9話まで終了。
冒頭の梓のモノローグ「彼女のため会社のため、私のした事に後悔はない」は、何を指して言っているのか?
記者会見で真田の人間は誰も殺人事件には関与していないと言い切って、寄付金詐欺については認め、その罪の全てを引き受けて警察に出頭したので、ドラマを観終えた時は自分が出頭した事に後悔はないなのかと単純に思ったのだが、よくよく考えるともっと直接的に梨央や、ひょっとしたら政信の事迄何かを隠し庇っているのかもしれないとも思う様になった。
赤いペンについては加瀬も後藤もまだ持っているのが確認され、政信は貰った事すら覚えていない状態(←これは有り得そう。梓から特別に貰える喜びが加瀬や後藤、そして10年前の梨央には有ったが、政信には無さそうだから)、そして梓はどこかに有る筈だけど分からない状態。
だから渡辺父の現場の遺留品は、政信の赤いペンを貰った(借りて返さなかった)誰かの物だった可能性も有るし、梓の物だった可能性も有る。だからと言ってその者が渡辺父を殺したとも今は言えない。ただ揉み合った時に落とした物を、渡辺父が拾っただけかもしれないし。
そして橘のPCについては、あの編集長が既に預かっていたとの事なので、やはり自分の記事を握り潰されない様にする為の覚悟の自殺だった線が強いのかなと。
(続く)
>> 348
(続き)
ただそれには、そこ迄真田グループを許せない理由が必要で、自分の危機を梨央が気付かなかったからというだけでは、全く有り得ない位弱過ぎるので、新聞社を退職する前にもっと直接的な怒りが込み上げる何かが有った筈。逆にそれが示されないなら自殺ではないのかなと。
その日に真田関係でアリバイが無いのは梓だけらしいが、“素人の梓”が橘と揉み合ったのなら痕跡が残るだろうから、直接の関与は無いと見ている。
で、最後に藤井がとんでもない疑惑を大輝にぶつける訳だが、目撃したなら藤井自身もあの現場にいた事になるので、相討ちになってしまう。なのであの遺留品の御守りの中の手書きメッセージの筆跡に見覚えが有った藤井が、一応梨央から御守りを貰った全員に今も所持しているのかどうか、或いはその行方を確認した上で、大輝にカマを掛けただけなのではないかな。でもこれもなあ、あの大輝のメッセージは梨央に当てた物だから、梨央が貰って持っていたと思うのが自然だよなあ。ならば藤井の根拠は何なのか?あと梓に会った理由は?(あの夜、梓は達夫と一緒に居たのではとか聞く為?)
池から這い出た渡辺父はふらっとして何処かに頭をぶつけて(←何処かに痕跡が必要だけどさ)、立ち上がったけどまたふらついて西池に落ちてしまった…。結局渡辺父も橘も直接的な犯人は居ない…にならないかな。
脚本=清水友佳子 演出=村尾嘉昭
- << 360 【2021秋ドラマ】 「最愛」全10話終了。 直接的な犯人はいない、にならないかなとの願いも空しく、手を下したのは加瀬だった。橘の方は高熱を出していた事もあり、加瀬とゲラの奪い合いをした時にバランスを崩して落ちて行ったみたいな感じだったが、渡辺父に関しては息子同様のクズで、あまりに被害者達を貶める発言をしたので、腹を立て若干の意思を持って突き飛ばした感じかなあ。 一番驚いたのはそもそもの発端、莉央と優を何故献身的に守ろうと思う様になったのかが、15年前のあの台風の日に、達雄と行動を共にしていたのも加瀬で、法を犯してでも子供達は絶対に守ろうとする達雄の強い親心に触れ、流されながらも次第に感化されたかららしいと明かされた事。小さい時に親を亡くした加瀬にとっては、親とはこういうものなのだと初めて強烈に実感した事だったのかもしれない。 そして直後に達雄が亡くなり、代わりに自分が守ると決意したのは想像に難くない。 8話の会社の別荘で、梨央が「何で味方してくれるの?」と問うと加瀬が「何度も言ってるけど家族だと思ってる」の直後に♪君に夢中が流れて、あの時は単純にやっぱり加瀬は男として梨央が好きなのかなと思ったのだが、今思えばあれは唯一の伏線だったのかもしれない。 あとはミスリードの赤いペンの使い方ね。 9話の頭で加瀬が持っていて安心させて、梓は「見当たらないのよ」 (続く)
>> 340
(続き)
柴崎は「カメラの前で話して欲しい」という秀平の頼みを了承。優が見守る中、セットしたカメラの前で秀平のインタビューに答える柴崎。(…
【2021秋ドラマ】
「和田家の男たち」全8話終了。
自分の妻の復讐の為では無いのかと危惧する父に、断じて違う、司法の独立が侵されている、国民の知る権利に応えるのがマスメディアの役目だと言い切る秀平。
「ならやれ」と寛。この父子の迫真のやり取りには痺れた。
秀平は仲間を巻き込まない為に、清宮の不正金銭授受の件を取り上げると伝えておき、編集も一人でやっていたのだが、見に来た井上が中身に気付き上に伝えた為、秀平は放送から外された。
優と二人でテレビを見ていた寛は一言「負けたな」
後日、不正金銭授受の件だけは放送され、清宮は大臣を辞任したが、議員辞職はしなかった。
秀平は退職し、その後週刊アスタが“殺人”の真相を書く事も、秀平や優がネット媒体で真相を暴く事も無かった。
ドラマ的にはスカッとはしなかったけど、現実的には政治力で隠蔽し警察に不問とさせた事を、元秘書の証言だけでひっくり返す事は不可能なんだろうなと思う。
優が「本当に思った事はフィクションでしか書けない」と言って小説を書き出した裏には、父が負けた悔しさ、自分も清宮に何も言えなかった悔しさが有ったからなのではと思えた。
もう飯テロも男三人の面白いやり取りも観られないと思うと寂しいなあ。特にワダカンのキャラは最高だった。
脚本=大石静、田中眞一 演出=深川栄洋
>> 342
【2021秋ドラマ】
「二月の勝者-絶対合格の教室-」8話まで終了。
順の家の前のパトカーは何と父親が呼んでいた。母親を突き飛ば…
【2021秋ドラマ】
「二月の勝者-絶対合格の教室-」9話まで終了。
今回は受験まで残り3ヵ月の追い込み時期の対策が、個人個人を取り上げながら細かく描かれていて興味深かった。
ここからは子供自身も目の色が変わるとか、基礎を繰り返し勉強して来た子はここから伸びるとか、本命の前に1月に試験の有る学校を受けさせる(もう模試が無いので)とか、そうなんだあと黒木のテンポの良い解説と指示出しに見入ってしまった。
子供の身の丈を無視して、遥かに偏差値が及ばない学校一本槍の母親に、どうやって併願させるのか任された佐倉は、桂のアドバイスも受けて、本人に適した学校の過去問テストを何回もやらせて、解ける楽しさを覚えさせ、本人から母親を説得させる事に成功する。
黒木は自分のルトワックでの失敗談(退職理由=灰谷の言っていた事とは全然違う)を語り、受験に限らず最後は本人に決めさせる事が一番大事、何故なら人生は選択の繰り返しだから、大人の無理な都合を押し付けて躓いたりさせない様にと佐倉に伝える。
4話の感想で“白柳は娘を勘当していたのか?”と書いたのだが、やはりそうだった。孫が居るのを知ったのが紗良が中学生の時だった。不登校の紗良の為にあの塾を作り、恐らく継父に通わせて欲しいと頼んだのだろうね。
その前に黒木と何処かで知り合っている筈だけどそれはまだ不明。
脚本=成瀬活雄 演出=国本雅広
- << 362 【2021秋ドラマ】 「二月の勝者-絶対合格の教室-」全10話終了。 最終回は年明けから始まり、力試しの前受けから本命校の受験、そして新年度の桜花ゼミナール説明会迄が描かれた。 ほぼほぼ本命校から第二志望校位迄には合格し、黒木の的確なアドバイスが効いた結果となった。 精神的に逞しくなった順は、奨学金特別給付枠で偏差値70の前受け校に受かり、本命の開成も合格、偏差値の高い都立中にも合格した。何となくそんな予感はしたけど、順は都立に行く事を選択。 「私立は俺には贅沢、実力を試せてパパも見返せて満足してる。開成合格は先生達へのプレゼント、3校合格は桜花にとって十分な実績でしょ」と話す順に「君は最高の男です」と黒木。 後で黒木が灰谷に語っていた「受験を通して学ぶ事の喜びや、己に勝つ事の尊さを知った者が、未来を切り開いて行く本当の勝者だと思います」これは正に順や、果敢にチャレンジした海斗、まるみ、そして頑張り抜いた全ての塾生にこそ言って欲しかった言葉だ。 灰谷、何でこのドラマに居たの?原作は知らないけど、あんなのに時間を割くなら、もっと黒木や桜花の講師に時間を使って欲しかった。ホント灰谷は要らなかった。 ※佐倉、市立中学教師に戻ったけど、いつ教員試験を受け直したの?そんな余裕有った?それとも臨時教員とかなのかな。 脚本=成瀬活雄 演出=鈴木勇馬
>> 341
【2021秋ドラマ】/簡単投稿
「群青領域」7話まで終了。
つぐみが稼ぐ為に東京に出て、寮付きの水商売仕事でも探すと言い出したの…
【2021秋ドラマ】/簡単投稿
「群青領域」8話まで終了。
ジュニは青木荘にレイジを連れ帰るが、仲良く食卓を囲む住人に馴染めず部屋に籠りきり。昔の蓮と同じね。
それでも部屋食を食べ美味しかったと答えたレイジに、「なら良かった」とジュニ。つぐみも蓮もただ微笑む。
でもマスコミは二人を放ってはおかず、居場所は直ぐに特定され事務所にゲラが送られて来る。
逃げる指示をする悦子に対し、つぐみ達は話し合いを希望、ジュニはそこで「私はもう逃げたくない」と伝える。
脚本家が変わってからの方が、東京部分についても感情が伝わる様になり、見易くなってるのは皮肉だな。
脚本=詩森ろば 演出=植田尚
「スナック キズツキ」10話まで終了。
~和也さん~
今回は潤の年の離れた兄の和也の話。
今は大阪で勤めているけど元々はこちらが地元で、何と南達と同級生だった和也は、仕事で上京し潤と飲んだ後に真っ直ぐ「キズツキ」に。何とここは和也の父親が昔作った店。当時のままの佇まいに懐かしむ和也。父親が病気で入院したらあちこちに借金していた事が分かり、そこからは苦労したらしい。潤は良い時の父親を知らないから可哀想とも。ちょっと屈折してるのはそのせいなのかな。その分兄ちゃんには甘えてるよね。
トウコは漫画家だったらしい。でも次回はこぐま屋さんの話だから、トウコの事は最終回かな。
脚本=佐藤久美子 演出=筧昌也
>> 343
【2021秋ドラマ】
「日本沈没-希望のひと-」8話まで終了。
全世界に“日本沈没”がバレてしまい、移民交渉はまず、面子を潰され…
【2021秋ドラマ】
「日本沈没-希望のひと-」全9話終了。最終回は69分拡大。
小栗旬がテレビ番組(金スマだったかな?)で、9、10話を放送しますってポロッと言っていたので、本当は拡大版ではなくて通常枠の9話と15分拡大の10話の予定で作っていたのだと思うが、衆院選で1週休んだ分を後ろに延ばせなかった為、拡大という形にしたのだと思う。
でも内容的には総理へのテロやルビー菌変異株感染症等、移民に不都合な事が次々に起きて政府や官僚が振り回されるという余計な部分に時間を取り、肝心の移民や移転企業の向こうでの動向とか、何だか理屈は良く分からなかったけど、北海道と青森県と九州だけは沈まずに済んでもう安全と分かった時に、ほぼ移民が完了している日本国民、特に地元民や企業から帰国の要望は出なかったのかとか、観たい知りたい部分は出て来なかった。
あと、青森県だけ残して本州と四国が一気に沈没したのに、お隣の国々に津波等の被害が一切出ていない(出た様に描かない)って、有り得るのか?チリの巨大地震の時は日本にも津波が押し寄せたというのに。
とにかく脚本が雑だから、役者が熱演すればする程滑稽に見えてしまうという、役者に失礼なドラマだった様に思う。当然だけど誰にも感情移入出来ず、ドラマに入り込む事も出来なかった。期待値が高かった分、失望感も大きかった。
演出=平野俊一、土井裕康(クレジット順)
>> 323
【2021秋ドラマ】/簡単投稿
「ラジエーションハウスⅡ」8話まで終了。
6話辺りから患者を一人に絞る、もしくは複数でも患者同士…
【2021秋ドラマ】
「ラジエーションハウスⅡ」全11話終了。
灰島がこれからは利益に見合った予算付けをすると各科に通達した事で、明確な自分の科の患者しか診ない、原因不明な患者の病気を突き止める為の各科の連携など拒否という、およそ総合病院とは思えない様なギスギスした雰囲気を作り出しておいて、灰島の本当の狙いは、赤字続きで融資が得られなくなって病院が潰れる事だけは回避する事に有ったって、察した大森が「そうよね?」と灰島の本音を代弁、「私が間違っていました」と言う訳でもなく、最後はいきなり“仏の灰島”に大変身(笑)
前にも書いたけど利益重視と言いながら、自分が押し進めていた画像診断は外注に出しラジハ人員は大幅削減の方針を貫かず、どんどん呼び戻した時点で灰島理論は破綻しているんだよね。
利益利益と尻を叩かれる各科の医長達が、何故そこを突かないのか不思議だったわ。
で、漸くやっと五十嵐が幼馴染みの“肉まん”だと気付いた杏だけど、二人の仲に進展は無し。これから映画も有るし、二桁視聴率を確保したから③も間違いなくやると思うので、そう簡単にはくっつけないで曖昧なまま続けそうだな。
灰島の件とラジハの人数が多過ぎるのを抜きにすれば、特に中盤以降は①よりは良かった様に思う。
脚本=大北はるか(6話以外)
演出=相沢秀幸(全部で5人の演出家が参加)
>> 345
(続き)
でもウチさんは爆弾の被害を最小限に留める為に自らを犠牲にしてしまった訳で、もし藤田が潜入していたのだとしても、山守達には到底許せ…
【2021秋ドラマ】
「アバランチ」9話まで終了。
打本を失い、藤田の生存と大山の仲間だった事を知り、大山の本当の恐ろしさを実感し打ちのめされた山守は、これ以上自分の仲間を失いたくないとアバランチの解散を皆に告げる。
でも山守は一人で藤田との決着を付けるつもりでいたみたいだし、羽生も一人で藤田に会いに行き、そして彼に撃たれた。
藤田は大山の信念に共鳴して仲間入りした様に話していたが、具体的な話(どういうアプローチが有り、どこに共鳴したのか等)は伏せられたままなので、本当に大山の部下なのか、実は…が期待出来るのではないか、どちらとも取れる微妙な線を突いていて良く出来ている。
前回“遠山は何らかの形でこの真実を世に出すだろうね。
”と書いたのだが、まさか西城からアプローチして二人で組むとは思わなかった。確かに遠山が個人としてネットに流すだけでは、あの大山相手では弱いのかもしれない。西城は刑事部長である父親に別件の不正を認めさせ、そこから風穴を開ける、父親の最後の正義に賭けたいのかもしれない。そこにあの御目出度いキャラの総理の裏書きが加われば…。
藤田は羽生を一発で仕留めなかった。あの至近距離でただ立っているだけの羽生をだ。ここに希望を感じてしまう。
さあ、どう締め括るのか楽しみに待ちたい。
脚本=小寺和久 演出=三宅喜重
- << 364 【2021秋ドラマ】 「アバランチ」全10話終了。 何が驚いたって藤田は事前に大山から偽装テロの事を教えられていて、部下を失う事も分かっていて、言われるままに実行していた事。大山からは部下にだけやらせればいいと言われていたけど、堪らずに自分も現場に入って重度の火傷を負ってしまう、或いは大山に言われて羽生を撃っても急所を外す、ある意味非情には徹し切れない優しい男だから、上官の命令は絶対で断る事等到底考えられなかったのか?(←でもそんな男だったら、山守や羽生があんなに惚れるか?) 羽生と対峙した時に「世の中にはどう足掻いても変わらない物がある」と藤田は言ったが、それが長い物には巻かれた理由なのだろうか。 藤田の内面の葛藤が全く描かれなかったので、ドラマとしては片手落ちになってしまった感は拭えないなあ。 西城父には最後の正義感が残っていて、彼の記者会見での「押収した武器を極東リサーチに横流しする様に指示した」という証言をきっかけに、遠山の上司は記事化にGoサイン、ウチさんの置き土産で藤田と羽生のやりとりを盗撮した映像が総理を動かし、大山を毅然と更迭する迄の流れはお見事だった。 5話以降はホントに面白かったね。 何か続きが作れる様な曖昧な終わり方だったので、その内映画化とか有りそうな気もする。トライストーンが関わっているので。 脚本=小寺和久 演出=山口健人
>> 346
【2021秋ドラマ】
「恋です!~ヤンキー君と白杖ガール~ 」9話まで終了。
青野くんの件は緋山がギリギリの所で助けて無事で良か…
【2021秋ドラマ】
「恋です!~ヤンキー君と白杖ガール~ 」全10話終了。
二人が別れて1年後からスタート。
結局黒川は鹿児島に行き、店は業績不振のままで会社は九州から全店舗を撤退させ、黒川はそのまま退職。まあね、これだけネットで何でも観られる時代だから、レンタルビデオ店の経営は厳しいと思うよ。
ユキコはあの会社にそのまま就職、事務仕事をこなしていたが、再会した黒川に、今でも作った料理を美味しいと言って貰えるのが一番嬉しいのでは?と言われた事から、「やりたい事と出来る事は違うから」と答えたものの、そこから今のままでいいのか迷い始め、調理師専門学校の体験授業に参加してみる事に。
黒川は感じた事をそのまま素直に口に出しているだけなんだけど、つい仕方ないと考えがちなユキコにとっては、前に進むきっかけと勇気を与えてくれる人生の道標みたいな存在になっているんだね。
新しくやりたい事が見付かる迄、ユキコさんには会いに来ないと言っていた黒川だけど、結局見付けた夢はユキコとキッチンカーをやる事で、彼のやりたい事とはずっとユキコと一緒に居る事なんだと、この点だけは首尾一貫の黒川だった。
獅子王に告白されても、気持ちには応えられない事を伝えた上で「ごめん、いやありがとうだな」とサラッと言える黒川って、ホントいいヤツだな。
ホントいいドラマだった。
演出=内田秀実
>> 243
【2021秋ドラマ】
「サムライカアサン」(NTV・JS・AX-ON)脚本=服部隆 出演=城島茂、大西風雅、井頭愛海、リョウ、名坂大志…
【2021秋ドラマ】
「サムライカアサン」全10話終了。
初回は面白くて満足の行く出来だったけど、その後も基本よい子の武士に注ぐ過剰な愛情だけが描かれて、少し食傷気味になっていた頃に、武士がこずえの家に初めて遊びに行き、母親代わりをしてくれている姉を取られるのではと嫉妬して不機嫌な弟のケンジに嫌われ、それをこずえがよい子に相談した辺りから、よい子の濃い愛情の対象がこずえとケンジにも分散、それと同時によい子の人生経験から出て来るアドバイスや思いやりの言葉が胸に来る事が増えて、まさかこのドラマで泣くとは思っていなかったのだが涙する場面が何度か有って、ドラマとしても尻上がりに良くなって行った印象が強い。
最初はあんなに母親をうざがっていた武士が、漫才師を目指すと決めて一人暮らしをする日が近付くに連れて、斜に構えたり照れながらでは有っても母親の相手をする位にはなり、引っ越しの前日にはとうとう夕飯を食べながら「オカン、美味いな」と声を掛け、最後はオカンの子守唄も拒否せず、ベッドに潜り込んで来ても寝た振りをして追い出さなかった。
こういう男の子の言葉とは裏腹な優しさ、思いやりにもグッと来たし、流石よい子の育てた子だったね。
脚本(全話)=服部隆 演出=内田秀実1.2.3.8.10話、中茎強4.5.6.9話、今和紀7話
>> 347
【2021秋ドラマ】/簡単投稿
「ドクターX〜外科医・大門未知子〜」9話まで終了。
今回はレギュラー全員出席で、おまけに蛭間夫人…
【2021秋ドラマ】
「ドクターX〜外科医・大門未知子〜」全10話終了。
蜂須賀ってずっと独善的で、外科手術ゼロで内科主導のケミカルサージェリーを掲げて徹底し、政治力にも長けた権力志向の強い人物として描かれてはいたが、現実的に外科手術ゼロなんて不可能だし、外科を蔑ろにしてまで何をやりたいのかがずっと見えなくて、大門の“壁キャラ”としても全く魅力が感じられなかったのだが、9話で蜂須賀の行き付けの鮨屋の大将(小堺一機)が登場したら、急に“権力なんかには興味がなくて、アフリカの子供達を気に掛けて、ずっとマスクと石鹸を送り続けて来た男”にキャラ変した。
まあ権力が欲しかったのは、念願の感染研究センターを作りたかったからなのだという事は後付けで分かったし、器が完成したら膵臓癌が見付かり内科では治せず大門に頼り、手術の前に自分が新型のウイルスに感染してしまうという皮肉も用意して有って、9、10話はそれなりに面白かったのだけど、そこに至る迄の全体の8割に当たる部分との落差が激しくて、何でこんなにバランスの悪い展開にしたのか、そこがとても残念に思う。
ずっとシリーズもこれで最後なのかなという雰囲気が漂っていたのだが、平均視聴率で今期全ドラマの中の1位を獲得。“腐っても鯛”だったドラマをテレ朝がやめられるのか?
脚本=中園ミホ 演出=田村直己
【2021秋ドラマ】/簡単投稿
「SUPER RICH」10話まで終了。
宮村は両親共働きの鍵っ子で育ち、子供の頃から自分の感情は飲み込んでしまう様な性格だったらしい。社会人になったらそれが裏目に出て、パワハラ上司の餌食になってしまった。
でも仕事は出来るので、島谷にTSBのCEO含みでウチに来ないかと言われて、殻を破りたくなったらしい。
いつまでも居ると思うな忠犬宮村に本当になるのか、それとも?
唐突に入れ込んだ豪徳に誘われて優もデイトレードをやり始める設定。これで騙されるんじゃ優はいいとこ無しのままで終わるから、多分ドカッと儲けて救世主になり、タイトル回収するんでしょ?知らんけど。
脚本=溝井英一デービス 協力=中園勇也 演出=平野眞
「スナック キズツキ」11話まで終了。
~こぐま屋さん~
こぐま屋の上田くんはどうしても漫才師になりたくて、人生二度目の養成所通い中。でも養成所仲間だけど10歳も年下の相方にコンビ解消を告げられ、理由は「年の差が大きくて感覚が合わない」で、傷付いてトウコの店に客としてやって来て、「漫才、やってみる?」で、スタンドマイクで即興漫才。話としてはありきたりだったけど、遂に原田知世に漫才までやらせて、本人も振り切ってやっていた事には拍手を。
脚本=佐藤久美子 演出=筧昌也
- << 366 【2021秋ドラマ】 「SUPER RICH」全11話終了。 やっぱり宮村は忠犬のままだった。 で、優は豪徳に騙されもしなかったけど、彼の才覚でどーんと稼ぐ事もなく、知識不足を痛感したから大学受験をして勉強するんだって。←えっ、今更? たった1年アジア(曖昧な表現)に留学しただけなのに、通訳無しでビジネスの交渉が出来る位に、有り得ない程中国語と韓国語が堪能になっていた優←(そっちの道に進めばいいのに)。でも海外でも国内でも会社の役に立つ様な大きな仕事は出来なかった優。ヒロインの相手役で結婚迄漕ぎ着けたのに、今か今かと待っていたのに、結局最後迄会社の救世主になる事は無く、その座は宮村に奪われて、優はただの甘ちゃんのまま終わってしまった。 これ、どう見たって見せ場の多かった町田啓太の方が役得だったよね。 で、ラスボス松嶋菜々子には傷が付かない様に、総出で気を遣うのね(笑) 最終回に詰め込むだけ詰め込んで、カタカナビジネス用語を並べて解説も付いたけど、言葉として塊で説明しているだけだから頭に入って来なかった。 途中から完全にお仕事ドラマは放棄しちゃっていたので、最終回だけ“鮮やか逆転劇”でカタルシスを狙われてもそれは無理、殆ど無感動だったわ。 脚本=溝井英一デービス 演出=三橋利行
>> 349
(続き)
ただそれには、そこ迄真田グループを許せない理由が必要で、自分の危機を梨央が気付かなかったからというだけでは、全く有り得ない位弱過…
【2021秋ドラマ】
「最愛」全10話終了。
直接的な犯人はいない、にならないかなとの願いも空しく、手を下したのは加瀬だった。橘の方は高熱を出していた事もあり、加瀬とゲラの奪い合いをした時にバランスを崩して落ちて行ったみたいな感じだったが、渡辺父に関しては息子同様のクズで、あまりに被害者達を貶める発言をしたので、腹を立て若干の意思を持って突き飛ばした感じかなあ。
一番驚いたのはそもそもの発端、莉央と優を何故献身的に守ろうと思う様になったのかが、15年前のあの台風の日に、達雄と行動を共にしていたのも加瀬で、法を犯してでも子供達は絶対に守ろうとする達雄の強い親心に触れ、流されながらも次第に感化されたかららしいと明かされた事。小さい時に親を亡くした加瀬にとっては、親とはこういうものなのだと初めて強烈に実感した事だったのかもしれない。
そして直後に達雄が亡くなり、代わりに自分が守ると決意したのは想像に難くない。
8話の会社の別荘で、梨央が「何で味方してくれるの?」と問うと加瀬が「何度も言ってるけど家族だと思ってる」の直後に♪君に夢中が流れて、あの時は単純にやっぱり加瀬は男として梨央が好きなのかなと思ったのだが、今思えばあれは唯一の伏線だったのかもしれない。
あとはミスリードの赤いペンの使い方ね。
9話の頭で加瀬が持っていて安心させて、梓は「見当たらないのよ」
(続く)
>> 360
(続き)
誰かに拾われた可能性は考えたけど、それが加瀬だとは全く思わなかった。
そして梓は誰が拾ったのかを察していて、それも含めて自分が知らぬ振りをして出頭し、事件の真相を曖昧にして警察が加瀬に辿り着かない様にアシストしていたのだという事にも気付かなかった。
藤井の存在もミスリードとしては上手かった。早い段階から何か怪しいとずっと思わせて引っ張っても、それに耐えられた岡山天音の起用は大正解だった。
警察は証拠が無いから姿を消した加瀬を指名手配出来ない。法律知識の塊の加瀬が取り敢えずは勝って、この後どうなるかは視聴者の想像に任せるという曖昧な終わり方に全く腹が立たず、寧ろ感謝さえ覚えるのはそれだけ感情の部分、それぞれの最愛を丁寧に描いて来た証だと思う。
承認されたSND850を飲んでも過去の記憶は戻らないという事実を優の台詞で言わせて、視聴者に残る一抹の不安もしっかり打ち消す脚本の細かさにも拍手を。
梨央も含め関係者は皆加瀬の事を分かっていて知らぬ振りをする、いやいや素敵な落とし所だったな。
これは間違いなく吉高由里子のターニングポイントの作品になるだろう。そして松下洸平にとってもね。あれだけの演技力を示せたのだから、ドラマ主演のオファーも来ると思う。
脇に至る迄、配役もほぼ完璧だった。
脚本=奥寺佐渡子 演出=塚原あゆ子
>> 351
【2021秋ドラマ】
「二月の勝者-絶対合格の教室-」9話まで終了。
今回は受験まで残り3ヵ月の追い込み時期の対策が、個人個人を…
【2021秋ドラマ】
「二月の勝者-絶対合格の教室-」全10話終了。
最終回は年明けから始まり、力試しの前受けから本命校の受験、そして新年度の桜花ゼミナール説明会迄が描かれた。
ほぼほぼ本命校から第二志望校位迄には合格し、黒木の的確なアドバイスが効いた結果となった。
精神的に逞しくなった順は、奨学金特別給付枠で偏差値70の前受け校に受かり、本命の開成も合格、偏差値の高い都立中にも合格した。何となくそんな予感はしたけど、順は都立に行く事を選択。
「私立は俺には贅沢、実力を試せてパパも見返せて満足してる。開成合格は先生達へのプレゼント、3校合格は桜花にとって十分な実績でしょ」と話す順に「君は最高の男です」と黒木。
後で黒木が灰谷に語っていた「受験を通して学ぶ事の喜びや、己に勝つ事の尊さを知った者が、未来を切り開いて行く本当の勝者だと思います」これは正に順や、果敢にチャレンジした海斗、まるみ、そして頑張り抜いた全ての塾生にこそ言って欲しかった言葉だ。
灰谷、何でこのドラマに居たの?原作は知らないけど、あんなのに時間を割くなら、もっと黒木や桜花の講師に時間を使って欲しかった。ホント灰谷は要らなかった。
※佐倉、市立中学教師に戻ったけど、いつ教員試験を受け直したの?そんな余裕有った?それとも臨時教員とかなのかな。
脚本=成瀬活雄 演出=鈴木勇馬
>> 325
【2021秋ドラマ】
「ムショぼけ」7話まで終了。
平松(木下ほうか)が轢き逃げで逮捕され、面会に行く陣内。すっかり立場が逆転し…
【2021秋ドラマ】/簡単投稿
「ムショぼけ」全10話終了。
7話がショックが大きかったせいも有るのだろうけど、あそこが一番のピークだった様な気がするな。
8話でリサの喪失感が大きくて引きこもりみたいになってしまった陣内が、獄中日記を書いてみなよと言ってくれたリサの言葉を思い出し、過去を振り返りながら書き始め、9、10話もずっとそんな感じで書き上げて、元極道でお務めもしていた先輩作家に見て貰い、アドバイスを受けてブラッシュアップして行く所迄が描かれた。
9、10話は重複している部分も有り、何か最後で間延びしてしまった感は否めない。
全8話位にすれば良かったのかもね。
脚本=澤口明宏 脚本、演出=アベラヒデノブ
「言霊荘」全10話終了。
7話から話が大きく転換、女流作家の三葉(藤井美菜)と旧言霊荘の管理人の空(菜々緒)の秘めた関係が、オーナーの葉鳥(佐野史郎)が絡んで来た事で壊れ、空が三葉を殺し、葉鳥が空を殺した過去。空の地縛霊をコトハが呼び覚ましてしまった事で次々に起きた悲劇、という事だった様だ。
アパートに飲み込まれたレイシや住人達は戻って来るが、今度は無念の死を遂げた紗香が地縛霊?というオチだった。
まさかの菜々緒の登場で画が締まったなあ、流石だ。途中ダレたけど7話からは盛り返したね。
脚本=橋本裕志 演出=落合正幸
>> 355
【2021秋ドラマ】
「アバランチ」9話まで終了。
打本を失い、藤田の生存と大山の仲間だった事を知り、大山の本当の恐ろしさを実感…
【2021秋ドラマ】
「アバランチ」全10話終了。
何が驚いたって藤田は事前に大山から偽装テロの事を教えられていて、部下を失う事も分かっていて、言われるままに実行していた事。大山からは部下にだけやらせればいいと言われていたけど、堪らずに自分も現場に入って重度の火傷を負ってしまう、或いは大山に言われて羽生を撃っても急所を外す、ある意味非情には徹し切れない優しい男だから、上官の命令は絶対で断る事等到底考えられなかったのか?(←でもそんな男だったら、山守や羽生があんなに惚れるか?)
羽生と対峙した時に「世の中にはどう足掻いても変わらない物がある」と藤田は言ったが、それが長い物には巻かれた理由なのだろうか。
藤田の内面の葛藤が全く描かれなかったので、ドラマとしては片手落ちになってしまった感は拭えないなあ。
西城父には最後の正義感が残っていて、彼の記者会見での「押収した武器を極東リサーチに横流しする様に指示した」という証言をきっかけに、遠山の上司は記事化にGoサイン、ウチさんの置き土産で藤田と羽生のやりとりを盗撮した映像が総理を動かし、大山を毅然と更迭する迄の流れはお見事だった。
5話以降はホントに面白かったね。
何か続きが作れる様な曖昧な終わり方だったので、その内映画化とか有りそうな気もする。トライストーンが関わっているので。
脚本=小寺和久 演出=山口健人
【2021秋ドラマ】/簡単投稿
「顔だけ先生」全11話終了。
振り返ると水野宗徳が単独で脚本を書いた初回がテーマも分かりやすく、遠藤先生の独特な生徒との関わり方も、成る程納得と素直に思える自然な流れで描かれていて、こんな感じで続くならと視聴意欲も掻き立てられたのだが、水野さんが構成・他の脚本家が執筆、或いは外れる形でドラマが進むに連れて、当初の分かりやすさ親しみやすさが薄れ、「何がどうしてどうなった」の部分が観念的で分かりにくく(或いはそれ以前の独りよがり)、どんどん取っ付きにくくなって行ったのは残念だった。脚本家によって出来上がりにムラが有ったのも、連ドラとしてはマイナスだった。
5話で少しだけ出た遠藤の過去、特に野球部の先生に突然キレてボコボコにした話が、その後の遠藤の成長にどうリンクしたのかが不明で、その辺も消化不良を感じた一因かな。
脚本=櫻井智也 演出=原桂之介
「阿佐ヶ谷姉妹ののほほんふたり暮らし」全7話終了。
初回に感じた江里子の程好いバランス感覚が、擬似姉妹を支えるポイントなんだろうなという印象は、ずっと変わらなかった。
自分達に関わる周囲の人達と良好な関係を保ち、身内の様に見守られ、お笑い界での出世を我が事の様に喜んで貰える、そういうバックボーン有っての阿佐ヶ谷姉妹なんだなというのが良く分かるドラマだった。
脚本=ふじきみつ彦 演出=津田温子
>> 359
【2021秋ドラマ】/簡単投稿
「SUPER RICH」10話まで終了。
宮村は両親共働きの鍵っ子で育ち、子供の頃から自分の感情…
【2021秋ドラマ】
「SUPER RICH」全11話終了。
やっぱり宮村は忠犬のままだった。
で、優は豪徳に騙されもしなかったけど、彼の才覚でどーんと稼ぐ事もなく、知識不足を痛感したから大学受験をして勉強するんだって。←えっ、今更?
たった1年アジア(曖昧な表現)に留学しただけなのに、通訳無しでビジネスの交渉が出来る位に、有り得ない程中国語と韓国語が堪能になっていた優←(そっちの道に進めばいいのに)。でも海外でも国内でも会社の役に立つ様な大きな仕事は出来なかった優。ヒロインの相手役で結婚迄漕ぎ着けたのに、今か今かと待っていたのに、結局最後迄会社の救世主になる事は無く、その座は宮村に奪われて、優はただの甘ちゃんのまま終わってしまった。
これ、どう見たって見せ場の多かった町田啓太の方が役得だったよね。
で、ラスボス松嶋菜々子には傷が付かない様に、総出で気を遣うのね(笑)
最終回に詰め込むだけ詰め込んで、カタカナビジネス用語を並べて解説も付いたけど、言葉として塊で説明しているだけだから頭に入って来なかった。
途中から完全にお仕事ドラマは放棄しちゃっていたので、最終回だけ“鮮やか逆転劇”でカタルシスを狙われてもそれは無理、殆ど無感動だったわ。
脚本=溝井英一デービス 演出=三橋利行
【2021秋ドラマ】/簡単投稿
「群青領域」全10話終了。
うーん、結局最後迄、主人公が韓国人である事の意味が見出だせなかった。国同士の関係がずっと微妙だから態となのかどうか知らないが、陽樹との関係において、彼女が韓国人だから文化や習慣の違いでも相容れない物がどうしても互いに有ったという部分を、全くノータッチにしたのは不思議だし、それなら日本人にした方が余計な事を考えずに済んだし、もう少し東京部分も血の通った描き方が出来たのではと思ってしまった。
青木荘が母胎の様に傷付いた者を包み込み再生して行くという部分は良かっただけに、勿体なかったなあという気はする。
※前半5話と後半5話を二人の脚本家で分けて書くという珍しい形だった。
脚本=詩森ろば 演出=植田尚
「スナック キズツキ」全12話終了。
~トウコさん~
最後は店主のトウコの話。
父の七回忌の法事で実家に帰り、漫画家を目指して応募を続け、念願が叶って連載に迄漕ぎ着け、そして連載終了を告げられ筆を折り、偶々見付けたスナックを居抜きで借りる迄を、トウコが思い出すという形で描かれた。
トウコの料理は実家のレストランで腕を振るっていた父譲り、ホスピタリティーは母譲りだったんだなという事が良く伝わって来た。
原田知世の個性を生かした、深夜に癒される柔らかいドラマだったな。
脚本=佐藤久美子 演出=筧昌也
【2021秋ドラマ】
「じゃない方の彼女」全12話終了。
ずっと書いて来たけど、結局怜子の育ちとか過去とかは全スルーだったので、何故小谷にあれだけ惹かれ執着するのかが分からず、結果的にただの自己中女の印象が強目で深みが感じられず、そこは残念だった。
怜子をもっと掘り下げていれば、ラストシーンも魔性が感じられて面白かったのかなと思うが、あれでは只のあざとさが強調されただけ。
小谷の人物設定は面白かったし、あの小谷が美人妻の麗をどうやって射止めたのかも、第5話でしっかりと描かれ、その過去を踏まえて小谷は麗にとっては「僕はじゃない方の男なんだ」とずっと認識しており、その心の隙間に“本命攻撃”をして来る怜子が入り込んだという図式は理解出来る。
ただこれも最終回で麗が「話し掛けてくれたあの日からずっと、まーくんは“じゃない方”じゃなくて“である方”なんだよ」と言ってくれた事で誤解は解けた。
結局一番言いたかったのは、夫婦と言えども、いや夫婦だからこそ互いの本音はきちんと伝えた方がいいぞって事だった様で。
内容の割に長過ぎたね。8話位が限界だったのでは?
※山下美月は女優としての可能性は感じさせてくれた。ただ驚いた時の表情が目を剥き過ぎ(元々目力が強い)で不自然に見えるので、あれは直した方がいい。
脚本=服部隆 演出=三木康一郎
>> 308
【2021秋ドラマ】
「JKからやり直すシルバープラン」(TX・松竹撮影所・製作委員会)脚本=中村充俊 他 出演=鈴木ゆうか、小宮璃央…
【2021秋ドラマ】
「JKからやり直すシルバープラン」全8話終了。
初回の感想に小百合が“どんな凄惨を舐め何を感じ何を悟ったのかがきちんと描ければ”と書いたのだが、そっちの部分はほぼスルーで、ホームレスに迄落ちぶれた元お嬢が30年前にタイムリープした時に、そこ迄の後悔を踏まえてそうならない人生を送るには、高校生の今から何をどう考え先々に備えて行けば良いのかを同級生にレクチャーし、またウザい程に積極的に関わって行くという方に全振りをした内容だった。
同級生を男一人、女二人に絞る大胆な構成(あくまでも制作費節約の体)で、彼らの家庭環境から来る悩みもきちんと描いていたので、青春ドラマっぽさも兼ね備えた一風変わった作りだった。
まあ全8話では小百合の30年の悲哀迄は描けなかっただろうし、あの可愛さを殆ど残した鈴木ゆうかの老けメイクを見たら、リアル30年は端から描く気は無かったんだよね。(←最初に気付けよって話(笑))
色々勉強にはなったし、観て損は無かったかな。ただドラマとしては評価はし難いよなあ。
※このドラマで紺野彩夏を初めて見たのだが、上半身に比べて足が異常に細くてびっくりした。鈴木ゆうかでも細いのに彼女よりも遥かに細くて、何かアンバランスだった。モデルさんらしいけど。
脚本=中村允俊①③⑤⑦、奥村徹也②④⑥⑧ 演出=太田勇①⑧、吉野圭②~⑦
「2021秋ドラマのまとめ①」
1位「最愛」
個別レス参照。
まずオリジナルでミステリー+それぞれの最愛を描いて、最後迄1ミリも飽きさせなかった制作陣に敬意を表したい。そして全て当て書きなのではと思える位の配役の妙。かなり高レベルの1位である。
2位「恋です!~ヤンキー君と白杖ガール~」
個別レス参照。
原作有りだが意表を突くテーマを上手く捌いた制作陣に拍手を送りたい。そしてこちらも配役が上手かった。小関くんが登場してから、テーマが恋愛寄りにずれて行ったのが少し残念ポイント。
3位「古見さんは、コミュ症です。」
個別レス参照。
人付き合いが苦手な子達が高校入学を機に、気遣いの出来る只野くんが接着剤となり友達になって行くという、優しさに溢れたドラマ。そして何と言っても最年少の吉川愛でも21歳、最年長の増田貴久と城田優が35歳(何れもドラマ開始時の年齢)で高1の生徒を演じるアイディアがハマっていて素晴らしかった。
【他にハマった作品】
「アバランチ」
「二月の勝者-絶対合格の教室-」
【今期の演技MIP】
「最愛」の吉高由里子。渾身の演技とはこういう事を言うのかなと思えた位、このドラマの彼女にハマった。それ位に演技プランが素晴らしかった。それを受け支えていた松下洸平の演技も強く印象に残った。
- << 373 「2021秋ドラマのまとめ③」 ~3位迄に入らなかったドラマの一言感想~ 順不同 「Doctor X… ⑦」あんなにキャラがぶれるなんて…。終焉が近いのか? 「日本沈没」プロデューサーがどういうつもりでこのドラマを作ったのかが見えて来なかった。 「ラジエーションハウスⅡ」Ⅰよりは少し観やすくなってた。 「アバランチ」5話から別ドラマの様に面白くなった。 「二月の勝者…」灰谷さえ居なければ…。 「SUPER RICH」脚本が酷かった中で、最後に町田啓太が全部かっさらって行った。 「じゃない方の彼女」コメディーとしては話が中途半端。 「阿佐ヶ谷姉妹ののほほんふたり暮らし」阿佐ヶ谷の人情話が嫌いじゃなかった。 「らせんの迷宮~DNA科学捜査~」始めドカーンであと尻すぼみ。 「群青領域」主人公が韓国人である必要性はどこに?
「2021秋ドラマのまとめ②」
全話観たドラマの平均視聴率(%)
「Doctor X… ⑦」16.4
「日本沈没」15.7
「ラジエーションハウスⅡ」10.7
「恋です!…」8.7
「最愛」8.7
「アバランチ」8.6
「二月の勝者…」7.5
「SUPER RICH」6.8
=以下平均視聴率不明=
「古見さんは、コミュ症です。」
「じゃない方の彼女」
「阿佐ヶ谷姉妹ののほほんふたり暮らし」
「らせんの迷宮~DNA科学捜査~」
「群青領域」
「和田家の男たち」
「正義の天秤」
「言霊荘」
「顔だけ先生」
「サムライカアサン」
「ムショぼけ」
「JKからやり直すシルバープラン」
「東京放置食堂」
「どうせもう逃げられない」
「スナックキズツキ」
※1クールを越えるドラマ、3話以下のドラマは除く。
※視聴率は関東地区のリアルタイム世帯視聴率。単純平均。(注:加重平均視聴率とは、数字が異なる場合がある)
∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞
今期全話観たドラマは、感想を書かなかった「つまり好きって言いたいんだけど、」を含めて計24本。
途中離脱は計3本。
>> 370
「2021秋ドラマのまとめ①」
1位「最愛」
個別レス参照。
まずオリジナルでミステリー+それぞれの最愛を描いて、最後迄1ミリも飽…
「2021秋ドラマのまとめ③」
~3位迄に入らなかったドラマの一言感想~
順不同
「Doctor X… ⑦」あんなにキャラがぶれるなんて…。終焉が近いのか?
「日本沈没」プロデューサーがどういうつもりでこのドラマを作ったのかが見えて来なかった。
「ラジエーションハウスⅡ」Ⅰよりは少し観やすくなってた。
「アバランチ」5話から別ドラマの様に面白くなった。
「二月の勝者…」灰谷さえ居なければ…。
「SUPER RICH」脚本が酷かった中で、最後に町田啓太が全部かっさらって行った。
「じゃない方の彼女」コメディーとしては話が中途半端。
「阿佐ヶ谷姉妹ののほほんふたり暮らし」阿佐ヶ谷の人情話が嫌いじゃなかった。
「らせんの迷宮~DNA科学捜査~」始めドカーンであと尻すぼみ。
「群青領域」主人公が韓国人である必要性はどこに?
>> 373
「2021秋ドラマのまとめ③」
~3位迄に入らなかったドラマの一言感想~
順不同
「和田家の男たち」清宮vsりえのシリアスな話は入れない方が楽しめたのでは?
「正義の天秤」脚本も亀梨くんも少し力み過ぎだったかも。
「言霊荘」最後に出て来た菜々緒の破壊力が凄かった。
「顔だけ先生」もっと分かりやすい例えにして欲しかった。
「サムライカアサン」ドラマ後半の人間味溢れるオカンに惚れた。
「ムショぼけ」最後の方が引き延ばしに見えて残念だった。
「JKからやり直すシルバープラン」講義要素が前面に出過ぎちゃったな。
「東京放置食堂」全体で見ると雰囲気ドラマで終わってしまった感じ。
「どうせもう逃げられない」良かったのは最初の方だけ。
「スナックキズツキ」原田知世ここにあり、みたいなドラマ。
「つまり好きって言いたいんだけど、」王道ラブコメに“味変の森田望智”が上手くマッチしていて面白かった。
【2022冬ドラマ】
取り敢えず初回は視聴予定のドラマ(月曜から曜日順)タイトル/主演
「ミステリと言う勿れ」菅田将暉
「ドクターホワイト」浜辺美波
「恋せぬふたり」岸井ゆきの、高橋一生
「ユーチューバーに娘はやらん!」佐々木希
★「私の正しいお兄ちゃん」古川雄大
「ファイトソング」清原果耶
「ハレ婚。」島崎遥香
「ムチャブリ! わたしが社長になるなんて」高畑充希
★「部長と社畜の恋はもどかしい」中村ゆりか
「となりのチカラ」松本潤
「ゴシップ #彼女が知りたい本当の○○」黒木華
「ケイ×ヤク -あぶない相棒-」鈴木伸之、犬飼貴丈
「しもべえ」安田顕
「妻、小学生になる。」堤真一
「愛しい嘘〜優しい闇〜」波瑠
★「シジュウカラ」山口紗弥加
「わげもん〜長崎通訳異聞〜」永瀬廉
「逃亡医F」成田凌
「もしも、イケメンだけの高校があったら」細田佳央太
「鹿楓堂よついろ日和」小瀧望
「おいハンサム!!」吉田鋼太郎
★「封刃師」早乙女太一
「DCU」阿部寛
★印は24時以降に放送開始の深夜ドラマ
(関東の番組表より)
※以下の?を付けた3番組は視聴するか未定
★?「真夜中にハロー!」菊池桃子
★?「鉄オタ道子、2万キロ」玉城ティナ
★?「僕ドラ」町田啓太
※「僕ドラ」は短縮タイトル
- << 395 【視聴未定にしていたドラマについて】 「鉄オタ道子、2万キロ」 家具メーカー営業役の玉城ティナが鉄オタに扮し、休みの度に旅に出て“撮り鉄”を楽しみ、いい写真は鉄道雑誌に送る(そこの編集長から依頼されている)という話。知り合った人とのドラマも有るけど、どっちかと言うと駅や電車や風景や駅弁を見て癒されるという番組。行く場所によって差が出そう。レビューは書かないけど全部観るつもり。 「真夜中にハロー!」 途中迄はゲストハウスを営む母娘と泊まり客が織り成す、普通のドラマっぽかったんだけど、突然悩める漫画家の前に扉が現れ、そこを開けるとモーニング娘。の楽屋で、そこから自宅の部屋でやりたい放題されて、最後はヘリポートでと彼女達のパフォーマンスや歌の歌詞に励まされ、スッキリした顔で日常に帰って行くという、「八月は夜のバッティングセンターで。」の亜流みたいなドラマだった。次はもういいや。 「僕ドラ」 今は公募の原作漫画を選び、ドラマ化する迄の過程をドキュメンタリーで見せている段階。原作は孫と祖母の入れ替わり物に決まり、外見が町田啓太で中身が祖母の時に、彼がどんな演技をするのか楽しみだ。 ドラマは2/3スタートとの事。 このドラマに関してはレビューを書くかも。
- << 399 【追記】 「私の正しいお兄ちゃん」 初回は視聴したがとても暗く、内容も特に惹かれる部分が無く、主演の古川雄大はそれなりに魅力的に演じてはいるが、相手役の女優さんに全く魅力を感じない事、またFOD配信用に作られたドラマで、地上波では完全版ではないかもしれないので、初回のみで視聴離脱する事にした。 【放送中断】 「おいハンサム!!」2話が津波報道で中断され、再開後の録画が出来なかった為、今は再放送の情報待ち。同枠「その女、ジルバ」が地震報道で中断した時は、同週の(金)午後に再放送された為、今回も同様の措置に期待。 【放送休止】 「封刃師」初回、テレビ朝日は津波報道の為ドラマは放送休止。どこかの枠で放送する事は明言しているので、今はその放送日時の決定待ち。ABCは本日の夜、予定通り初回を放送する。
【2022冬ドラマ】
「部長と社畜の恋はもどかしい」(TX・PROTX、製作委員会)脚本=川﨑いづみ 出演=中村ゆりか、竹財輝之助、小野莉奈、永田崇人、脇知弘、佐野岳、丸山智己 他
志茂の漫画原作。《ドラマParavi・30分枠》(全話数不明)
少し変わっているとか癖のある役柄が多かった中村ゆりかが、連ドラ初主演で掴んだ役柄は、営業アシスタントとして働き同僚に頼まれたら嫌とは言わない性格で、どんどん仕事が増えて毎日残業の完全な社畜だけど、それがやりがいや喜びになっているポジティブ社畜の丸山真由美。猛スピードで仕事を捌くけど、ピリピリした感じは一切無くて、フワッとしていて可愛い感じの女性。
そんな丸山が、絶対に定時で上がる総務部の堤司部長(竹財)と、会社の飲み会で合流し「もう一軒行くぞ」でサシで飲み、酔った勢いで部長の部屋でベッドイン。
「俺ならお前を満たしてやれるかもしれない」と言われてその気になったのだが、翌日言われたのは「分かるよな、俺達は大人なんだから」
堤司は元々営業部のエースで残業も厭わず働いていて、丸山は新人時代に堤司のアシスタントをしていた。それがある日突然、本人の希望で総務部に異動して定時上がりの男になった。
秘密の関係を続けて堤司に感化され、丸山も定時上がりになるのかな?
取り敢えずもう少し様子見をしてみる。
演出=村上牧人
【2022冬ドラマ】
「ゴシップ #彼女が知りたい本当の○○」(CX・共同テレビ)脚本=関えり香 他 出演=黒木華、溝端淳平、野村周平、野間口徹、石井杏奈、寛一郎、大鶴義丹、りょう、安藤政信、生瀬勝久 他
オリジナル作品。《木曜劇場・54分枠》(全話数不明)初回15分拡大
うーん、お仕事ドラマ寄りで黒木華が若い男にデレる姿は見なくて済みそうなのは良かったけど、その肝心なお仕事は何を軸にして何を伝えて行きたいのかが、何かボヤッとしていてよく分からなかった。
瀬古が編集長に就任して所謂“こたつ記事”は一切無くして、ゴシップの種を見付けたら足で取材、裏取りをして署名記事として出す、という方針になるのかな。あの人数でそれをやっていたら、ネットニュースの武器であるスピード感は失われるよね。ただ、カンフルNEWSは裏取りしたゴシップ記事しか出さないという事が定着すれば、それは“こたつ記事”に飽き飽きしている層を引っ張って来る為の売りになるかもしれない。
瀬古が辞書迄使って根津に質問返しを繰り返していたけど、あの設定って要るのかね。あと、仁和や笹目との謎の関係、室内でもずっとマフラーを外さない理由、こういうのは全部瀬古の過去に繋がるのかね。
一本芯が通れば化ける可能性はなきにしもあらず、かな?
※生瀬さんの退場が本当なら残念過ぎる。
演出=石川淳一
- << 389 【2022冬ドラマ】 「ゴシップ #彼女が知りたい本当の○○」2話まで終了。 生配信を見ながら記事を書いて即アップをするのはOKなのか。まあ本人の発言だけならそれは有りだと思うけど。 本人の会見での言葉尻や、SNSの写真の細部からネタを揃える所迄は、一般人の“発掘-解析-拡散”厨と大して変わりは無いけど、瀬古の場合は本人に接触して裏付けを取り、忖度はせずに事実だけを書く、このフォーマットで進めて行くみたいだな。 暗いよなあ。人の気持ちが読み取れなくて寄り添う事も出来ない、納得させてくれるのは辞書の説明だけ。 でも仁和にだけは忠実でただひたすら役に立ちたいと思っている。 この落差、意味がまだ伏せられているから、正直観ていて苛々する事の方が多い。 今回の一番の名場面は、取材で正面突破しか出来ない瀬古に見せた根津の、いかにもプロっぽいテクニック「おーい、翼くん、鈴音ちゃんのこと好き?」「うん!」だな。 瀬古の過去についての具体的な話を出し惜しみする様なら、この後の「ケイ✕ヤク」と次週から始まる「となりのチカラ」の出来次第では、こちらの視聴は止めるかもしれない。 それ位、今は失望している。 脚本=橋本夏 演出=石川淳一
【2022冬ドラマ】
「しもべえ」(NHK・共同テレビ)脚本=荒木哉仁 他 出演=安田顕、白石聖、金子大地、矢作穂香、内藤秀一郎、池間夏海、福澤重文、長谷川朝晴、矢田亜希子 他
村田ひろゆきの漫画原作。《ドラマ10・44分枠》(全8話予定)
白石聖の出演作(連ドラ)としては「絶対正義」「だから私は推しました」「恐怖新聞」「ガールガンレディ」「推しの王子様」の5本が、役柄迄はっきりと覚えていて、等身大の大学生だった「推しの王子様」以外は、ちょっと特殊な設定の役で、真顔か恐怖に震える顔を見せる事が多かったので、コメディードラマの中で、女子高生として笑ったり泣いたり膨れたりする白石聖を初めて観た様な気がするし、演技としてきっちりとこなしているのを観ると、その成長に嬉しくなる。
“しもべえ”というアプリをダウンロードしたら、「助けて」と頼むとユリナの危機には飛んで来る、寅さんみたいな格好のおじさん。でも時にはユリナの邪魔もして、勉強を疎かにするユリナの生活を軌道修正する為に、強権発動をしたり勉強の手助けをしたり。
しもべえの安田顕は一切喋らずに、顔芸とジェスチャーだけで意思を伝える。これが最高に上手くて笑える。
しもべえは辰馬の父と何か関係が有るのかな?
一念発起したユリナは、今の底辺から医学部に合格出来るのか、これは楽しみだな。
演出=山内大典
- << 393 【2022冬ドラマ】 「しもべえ」2話まで終了。 何だろう、ユリナのおバカ設定(勉強もダメだし、無駄に信じて騙される)は初回で十分分かったので、無駄に騙される方の設定で丸々1話を使われてしまうと、何か期待が萎んで苛々の方が募って来てしまった。 亜紀や辰馬が体を張って助けに来るとか、本来なら泣ける部分なんだけど、ユリナがあまりにもおバカ過ぎて泣くに泣けない。 しもべえアプリには1日の呼び出し上限が有って、レンタルおじさんに使っちゃったから肝心の所で機能せず、敵が油断したら深夜0時で復活とか、笑える部分も有ったんだけど、全体的にはコメディー色が弱くて重めなんだよなあ。それが残念。 ユリナへの復讐に執念を燃やす多田とか、何かやらかして没落した様な辰馬の父とか、コメディーになりにくい存在も居るし、こんな感じで進むなら44分×8回はちょっとキツいかなあ。 脚本=荒木哉仁 演出=山内大典
【2022冬ドラマ】
「シジュウカラ」(TX、ザ・ワークス、製作委員会)脚本=開真理 出演=山口紗弥加、板垣李光人、宮崎吐夢、入山法子、和田光沙、酒井若菜、池内博之 他
坂井恵理の漫画原作。《ドラマ24・40分枠》(全話数不明)
売れない漫画家だった忍は、夫の実家に引っ越し東京を離れるのを機に漫画の仕事から離れる事を決めていたのだが、ドロドロ不倫を描いた昔の漫画が電子書籍で突然バズり、単発の不倫漫画の仕事が舞い込んで来る。一人では無理なのでアシスタントを募集したら、千秋という若い男が面接に現れる。
忍の山口紗弥加は想定内の演技だが、普段はソフトな感じだけど、ちょいちょいミステリアスな面を漂わせたり、忍にアプローチをしてみせたりする不思議男子の千秋を、板垣李光人が妖しく演じていて結構インパクトが有った。
忍の家の表札を見て顔色が変わったり、部屋の中でズボンを穿いていない忍の夫を見ると呼吸が荒くなったりする千秋の様子から、母子家庭だと言う千秋の家庭を壊したのは忍の夫なのではないか?
忍は赤ん坊の長男を子育て中に夫に浮気をされ、今もずっと心の傷になっているという描写も有った。
千秋がアシスタントに応募して来たのは偶然ではない。ならばその意図は?
山口さんのこういう役は間違い無いし、板垣くんの演技が気になるので取り敢えず継続視聴決定!
演出=大九明子
- << 394 【2022冬ドラマ】 「シジュウカラ」2話まで終了。 今回は話としてはそんなに進まなかったけど、忍と千秋の関係はグッと進んだ。 千秋の父は「母にも僕にもレアキャラだった」、たまに帰って来ると母親が女丸出しになるから、子供だった千秋はそれが堪らなく嫌だった。そんな時に救ってくれたのがスパイスの連載漫画「ウサギなんておいかけない」で、その作者ササキシノブが忍だったと知った時の千秋の驚愕。 千秋は泣き出し「先生の漫画が無ければ僕は死んでいた」と。 水族館で忍に近付き手を握ると“ギュウ”という効果音(笑)、仕事をする忍の椅子を蹴って回して振り向かせるなど、前半は相変わらずの千秋のエロいちょっかいと忍のドキドキ。 そして後半、忍が恩人だったと知った瞬間から余裕を無くし、一人のナイーブな青年の姿を見せて、おずおずと忍に近付きおずおずとキスをする千秋。 千秋をモデルに年下男との不倫がテーマの新作を描いている忍だが、もう既に恋に落ちている様な…。 夫には「黙って!」と喋らせず自分は目を閉じて上に乗り、恐らく相手は千秋だと思いながらするベッドシーンが超エロかった。 脱がなくても演技と演出で十分表現は出来るという事で、流石だ。 演出=大九明子
【2022冬ドラマ】
「わげもん〜長崎通訳異聞〜」(NHK大阪)脚本=宮村優子 出演=永瀬廉、小池徹平、久保田紗友、平山祐介、宮川一朗太、トラウデン都仁、高嶋政宏、本田博太郎、矢島健一、石黒賢、武田鉄矢 他
オリジナル作品。《土曜ドラマ・49分枠》(全4話予定)
歴史が苦手、大河ドラマも苦手な自分にとっては、幕末の長崎、出島辺りの事を描くこのドラマも中々分かり難くて、主人公の壮太が母の死をきっかけに、父を捜す旅に出て長崎に辿り着いたが、同じ仕事をしていた筈の蘭語の通詞達に聞いても誰も知らぬと答え、でもその表情から何かを知っている様にも見え、父捜しの先には父が巻き込まれた様な何かが有ったのか?という話が縦軸になるのだと思うが、そこに通詞の仕事振りや脱走した漂着者を巡る奉行所との攻防、出島の特性の説明等が盛り込まれ、主人公の存在感が薄まってしまう位、要素が盛り沢山であちこちに動くので、正直ドラマとして面白いとか感銘を受けたとかの感覚は殆ど芽生えなかった。
それでも集中して観てはいたので退屈になったとかは無かったのだが。
外国人の言葉は和訳を付けずに全部喋らせて、それを通詞の森山が和訳をして伝えるというスタイルを取っていた為、時間が掛かって間延びする感じがした。まあ通訳の話だからなのだろうが。
※久保田紗友は時代劇向きの顔だからハマっていた。
演出=盆子原誠
- << 431 【2022冬ドラマ】 「わげもん〜長崎通訳異聞〜」全4話終了。 縦軸の失踪したらしい壮太の父の話の全貌が分かり難い上に、出島や通詞の説明、牢から逃げたカイを匿い唐人船で逃がす迄の話、何か言いたげだった出島の老通詞が殺され、壮太が犯人として捕らえられる話、周田とハンセンが共謀して行っていた抜け荷の話、壮太を助けに来た神頭の過去と現在の話、神頭の船の焼き討ち等の話が各話に詰め込まれ、その上でもう一つの縦軸である通詞の仕事振りと、有能な森山が行う通詞の育成、その他に壮太を助けたり面倒を見てくれる周りの人達との交流、これだけの内容がたった4話で描かれた為に、もう話を追い掛け理解しようとするだけで精一杯で、物語を楽しむ余裕など無かった。 混血児にとって混血が珍しくない長崎は生き易い、他の土地では今の様な生活は出来ないという話は興味深かったし、通詞の仕事を掘り下げて描いたり、出島の中の状況や壮太を取り巻く人間模様を描いた部分については面白さを感じたので、父の失踪部分は全カットし、父の死を知った壮太が長崎に来る所から始めてエピソードは少し整理し、森山に感化されて父の後を継ぐ決心をする迄の壮太ストーリーにした方が、分かり易くて面白かったのではないかなと思う。 ※歴史好きな人には、これ位ぎゅうぎゅう詰めでも問題は無いのかもだが。 脚本=宮村優子 演出=盆子原誠①④、椰川善郎②③
【2022冬ドラマ】
「おいハンサム!!」(東海テレビ・日本映画放送)脚本=山口雅俊 出演=吉田鋼太郎、木南晴夏、佐久間由衣、武田玲奈、須藤蓮、山中聡、久保田悠来、野波麻帆、桐山漣、高杉真宙、MEGUMI、浜野謙太 他
伊藤理佐の漫画原作。《土ドラ・55分枠》(全話数不明)
食の好みも個性もバラバラな三姉妹の唯一の共通点は男を見る目がない事で、気が気じゃない伊藤家の昭和の頑固親父・源太郎は、取引先の社員で意気投合した大森を自宅に連れて来るが、その男は長女の由香が顔が不細工だからという理由で振った元カレだった。
若い頃から一度決めた事は取り消さない、これは頑固親父になるなと分かっていて結婚したと言う源太郎の妻・千鶴の、鋭い観察力に基づいた“夫のトリセツ”が超面白くて笑った。
木南晴夏の母親役を何で若いMEGUMIに?と思っていたのだが、酔った夫をトリセツ通りに扱い寝かし付ける所なんかは、クールでしゃきしゃきしている感じのMEGUMIだからこその笑いも生まれて、なるほどなと。ただ今後母親として娘にアドバイスするシーンとかがもし出て来たら、佐久間さん、武田さんはいいとして木南さん相手はちょっとキツいかな(実際は4歳違い)、どうなんだろう。
MEGUMI自身は実年齢より10歳位上の設定という事で、楽しんで演じているそうだが。
(続く)
>> 381
(続き)
唯一結婚してる次女・里香だが、夫のミキヒロはモラハラっぽくて、実家に戻りそうな匂いがプンプンする。
演出としては全体に、四コマ漫画みたいにぶつ切り風に作って繋いで行くみたいなタッチの中で、源太郎が大森達を連れて行った老夫婦だけで切り盛りしている蕎麦屋のシーンだけは、自棄に丁寧に長回しするなと思ったら、どんなに忙しくても丁寧な声掛けとおもてなしの心を忘れずに接客やお運びをしているおばあさんの姿を、大森の後輩で今時の前髪命の若い山下に見せる事で、彼に何かを感じ取って欲しかったからなのね。焼きそばの先輩達の中で一人だけニシンそばを頼んだけど、おばあさんの接客を見ていたら感じるものが有ったのか、最後は前髪を乱しながらズルズル掻き込み、つゆも一滴残さず飲み干した山下。もしかしたら下げる時におばあさんに少しでも楽をさせたい配慮だったのかな?
指導って言葉だけじゃないんだね。そして隙有らば自分の前髪ばかり気にしていた山下が、感じ取る事の出来る子で良かった。
他のシーンとのバランスを考えると、あそこ迄の長回しはどうなのかとも思うのだが、伝えたい事はより細かく伝わったかなとは思う。
初回は面白かったし、源太郎のキャラが憎めないので継続視聴は決定。
演出=山口雅俊
※HPの脚本、演出のスタッフは山口さんの名前しか書かれていないので、一人で全部やるのかなあ、それはちょっと不安だ。
- << 410 【2022冬ドラマ】 「おいハンサム!!」2話まで終了。 両親と三人娘の伊藤家は食の好みがバラバラだが、家族だからという理由で統一するとかはせずに、それぞれの好みに合わせて焼き方を変えたり味変させたり、最大限各自の好みを尊重して食事をして来た。まあ母親が専業主婦だったのも大きいのだろうが、こういう育ち方をして来ると家庭を持った時にどうするんだろうと思ったら…。 初回を観て次女の里香はモラハラ夫の言いなりなのかと思っていたら、「女なんだから焼き鳥は串から外してレモンでもかけて食べろ」という夫に、「串から外していきなりレモンをかける女が好きなら、そういう女と付き合いなよ」としっかり言い返して、夫を唖然とさせていたのでびっくり。 源太郎は串から食べるから脂も乗っていて旨いと思ってる派で、里香も感化されてそっち派になったのだろう。 即実家に戻ったが、源太郎に話し合う様に諭され、素直に従う里香。 それに比べ不倫相手に別の女がいる事が分かったら尾行して、相手の家に乗り込み、男に怒鳴られたらキレて5倍返し位に怒鳴り、者を投げ付け鉢植えの植木を振り回して暴れる由香の怖い事。 そんな娘に異変を感じ貝を買って眺めて食べなさいと勧める父。確かに砂抜きをしていると生きているのが分かる。でもありがたやとまでは思わないけどな(笑) シュールだったな、今回は。 ※学はヤバそう。 演出=山口雅俊
【2022冬ドラマ】
「ミステリと言う勿れ」(CX)脚本=相沢友子 出演=菅田将暉、伊藤沙莉、尾上松也、筒井道隆、遠藤憲一 他/(以下ゲスト)阿部亮平、永山瑛太/(以下初回は出演無し)門脇麦、白石麻衣、鈴木浩介
田村由美の漫画原作。《月9・54分枠》(全話数不明)初回は30分拡大
菅田将暉が探偵でもない只の大学生なのに事件の謎を解いてしまう、新感覚ミステリーという事位しか知らないまま視聴。
新感覚って何だろうと思っていたら、まず最初に本人(久能整=くのうととのう)に殺人事件の容疑が掛けられ、任意という名のやや強制的な取り調べが続き、その間、久能は署からの帰宅時に仕入れた刑事達の個人情報を元に、事件とは関係のない彼らの私的な悩みについての会話を続け、証人や証拠を突き付ける一人強面の強硬派刑事に対しては、言葉尻を捉えたり過去の記憶を辿ったりしながら全否定、それどころか会話を続ける内に、久能は真犯人に辿り着いてしまう。女性刑事に調査の依頼はするが彼自身は何の調査もしない。そしてこの事件に関する警察の捜査自体も映像では見せない。
全ては取調室の中での会話だけで話が進み、解決してしまう。これは確かに新感覚ミステリーだ。
頭の回転の良さそうな久能を犯人とするには、安易な証拠が揃い過ぎていた事と、自棄に犯人と決め付ける薮刑事(遠藤憲一)の危うさから、途中からもしかして…
(続く)
>> 383
(続き)
とは思っていたのだが、やっぱり…の後に思いもよらない展開が有って、この組み立ては中々衝撃的だった。
事件とは直接関係のない久能の話、例えば“真実は人の数だけ有るが事実は一つだけ”、例えば“権力側の男は徒党を組んで悪事を働くが、そこに女性が一人混ざるだけで彼らはやりにくくなる”、例えば“ゴミを出すのは一番簡単な作業。出せる状態にする事も含めてゴミ出しと言う”等々、実に説得力が有って面白かった。
それぞれに悩みを抱えていた青砥刑事(筒井道隆)、風呂光刑事(伊藤沙莉)、池本刑事(尾上松也)が、次々に久能の話に耳を傾けて、彼の言葉を信用し始めるという流れも面白かった。
ほぼワンシチュエーションドラマなので絵面は少々地味だけど、“久能理論”が嫌味にならないギリギリの線を突いていたので、彼の話を聞いているだけで面白かった。そして一転真犯人に対しては、核心を突き彼の心を抉る様な非情な理論展開が待っていて、久能の思考の幅の広さにミステリアスな雰囲気も感じさせて、これからの多様な設定にも期待が持てそうな気がする。
※室内でもマフラーを外さない久能。黒木華とのまさかのマフラー被り(笑)
※ラストの別事件の端緒で出て来た金髪男。クレジットが出る迄瑛太とは全く気付かず。見事なカメレオン俳優振り。
演出=松山博昭
- << 405 【2022冬ドラマ】 「ミステリと言う勿れ」2話まで終了。 整が巻き込まれたバスジャックは巧妙に仕組まれた罠で、乗客を連れ去った犯人は、連続殺人事件の第一被害者・犬堂愛珠(白石麻衣)の兄達だった。一向に捜査が進まない事に腹を立て、自分達で目星を付けた犯人の可能性のある者を拘束し、自供させようという魂胆だった。 バスの中で、或いは監禁された犬堂家の実家で、整は相変わらず切れ味鋭い持論で拘束犯を論破し、悩める拘束被害者達の心の負荷を軽減して行く。 「今あなたが殺されずに済んでいるのは、秩序を重んじる人達の中にいるから」 「いじめる側はいじめなきゃならない位病んでいる。あいつにいじめられた、あいつ病んでるかもしれないからカウンセリング受けさせてよって、みんなが簡単に言える社会になればいいと思う。」 「苦しい事を薄める為により悪い事を望むのはまずいです。その先どうなるか僕は知っているので」整はどんな闇を抱えて生きて来たのだろう。 今回は風呂光の刑事としての成長と、それを促し、結果を出したらきちんと認めて現場に同行させた青砥警部に、ちょっと感動した。 途中から時間的にこれは次回に持ち越しかなと思ったら案の定だった。 「犯人は乗客の中にいる」 怪しいのは勿論瑛太だけど、そんな“まんま”なのかな。 次回が待ち遠しい。 演出=松山博昭
【2022冬ドラマ】
「恋せぬふたり」(NHK)脚本=吉田恵里香 出演=岸井ゆきの、高橋一生、濱正悟、小島藤子、菊池亜希子、北香那、アベラヒデノブ、西田尚美、小市慢太郎 他
オリジナル作品。《よるドラ・30分枠》(全8話予定)
アロマンティック(他者に恋愛感情を抱かない)、アセクシュアル(他者に性的欲求が湧かない)という概念については、このドラマで初めて知った。
スーパーの本部勤務の主人公・兒玉咲子(さくこ=岸井)は、男性を好きになるという感情が分からず、家族や上司等に結婚話をされる事が苦痛だった。
自分はおかしいのかと思いネット検索をすると、上記の概念が目に入り、その概念を分かりやすい言葉で書いたブログも見付け、共感する事ばかりで気持ちが楽になる。
偶然そのブログ主が自社店舗の青果部に勤める高橋羽(さとる=高橋)だと分かった咲子は、畳み掛ける様に質問をして話をしたがり、アロマアセクを自認している高橋は、人に聞かれない方がいいと自宅に誘う。
高橋が一人暮らしと知った咲子は「恋愛感情抜きで家族になりませんか?」と誘い、高橋は「僕の事…ナメてます?」
実家は出たいけど一人は嫌いと言う咲子。同居するのかしないのか、結末をどうするのかは気になるところだ。
※観続けるとは思うけど、毎回レビューを書くかは未定
※相変わらず可愛い加藤柚凪(朝顔/つぐみ役)
演出=押田友太
- << 409 【2022冬ドラマ】 「恋せぬふたり」2話まで終了。 カニに惹かれて兒玉家参り(笑) 「なめてます?」とは言ったものの、もし咲子と同居したらご近所さんからの“嫁候補紹介”が止むかもしれないから、僕にもメリットがある、咲子の実家で恋人の振りをするのも、カニが好きだからいいですよと、羽も意外とメリット重視派だった。 その実家で母親と妹夫婦から、あまりにも“普通の幸せ、普通の家庭”と強調されて(←咲子にはそう聞こえたが、何も知らない人には“普通”の会話)、遂にキレた咲子はアロマアセクである事をカミングアウトしてしまう。???の家族一同、義弟が口にした「あの…LGBT的な?アレですか?」に「アレって何?」と咲子大爆発。 教師である義弟の半端な知識からの問い掛けも悪いけど、アロマアセク自体が知られていないのだから、あそこ迄キレられてもなあ…とは思った。 でもこんなに早い段階でのカミングアウトは意外だったな。もっと引っ張るかもと思っていたから。 その分、何とも気持ちの悪い咲子の同期・松岡の独りよがりが急に強調され始めたので、3話から起承転結の承に進みたいのね。 アセク同士でも性的な感覚は同一では無いから、アンケートで確認し合いたいという羽の提案は、彼らにとっては大事な事なんだろうな。 演出=野口雄大
【2022冬ドラマ】
「ファイトソング」(TBS・TBSスパークル)脚本=岡田惠和 出演=清原果那、間宮祥太朗、菊池風磨、東啓介、藤原さくら、栗山千明、橋本じゅん、戸次重幸、稲森いずみ 他
オリジナル作品。《火曜ドラマ・57分枠》(全話数不明)初回は15分拡大
母が亡くなり父に捨てられ、養護施設で育った花枝(清原)は、強くなる事を望んで空手を習い、日本代表に手の届く所迄来ていた。だがバイクに轢かれ入院した病院の検査で聴神経腫瘍が見付かり、医師から「耳が聞こえなくなるケースが多いです」と伝えられ、大学も退学し施設に居候をして一年、抜け殻の様な状態の花枝を見かねた施設長の磯辺(稲森)は、施設出身でハウスクリーニングの仕事をしている慎吾(菊池)の仕事を手伝う様に促す。
一方、いわゆる一発屋のミュージシャンの芦田(間宮)は、ずっと曲が書けずに苦しい日々を送っていた。
そんな二人が慎吾の会社のチラシをきっかけに、業者と依頼者という形で芦田の部屋で出会う。
花枝が「この曲だけあれば他には要らない」と言って、ずっとリピートして聞いているのが、自分の唯一のヒット曲「スタートライン」だと知り、ピアノで弾き語りを始める芦田。
母が大好きな「スタートライン」と共に有った幸せだった家族の日々を思い出し、号泣してしまう花枝。
(続く)
>> 386
(続き)
ずっと苦しんでいたのに、自分の曲をこんなに必要とし、こんなに泣いてくれる人が目の前に居る。
だから思わず本音が出た。「ありがとう…はぁ…続けたいな」
ここで初めて「スタートライン」を作った本人だと気付き、失礼の数々を謝り倒す花枝に対し、何でも言って下さいと言われたのをいい事に「あの…俺と付き合ってくれない?」「えっ?」
煮詰まっていた芦田は、恐らく屋上から飛び降りたら楽になれるかな位までには追い詰められていて、下を覗きこんだりしていたら遠くの方でこっちを見ている人が居て現実に引き戻され、また別の日は手を叩いて恐らくその反響音で高さを測ったりしていたと思うのだが、救急車のサイレンで現実に引き戻されていた。
一度目の見ていた人は花枝。二度目のサイレンは恐らく事故に遭った花枝の元に駆け付けた救急車。
芦田は多分間接的に二度も花枝に助けられていたのだと思う。
そして今度は三度目の正直で、前に進む為に花枝の助けを借りようとしている。
花枝はどう答えるのかな。
岡田さんの「姉ちゃんの恋人」は、吉岡を演じる林遣都にハマって、それが視聴の牽引力になっていたが、このドラマには今のところ、そこ迄のパーソンは居ない。
ラスト14分迄は割りと平板に描かれていたので、ストーリーとしての掴みも感じ取れなかったしなあ。
まあ、悪くは無いので次だね、どうなるかは。
演出=岡本伸吾
- << 407 【2022冬ドラマ】 「ファイトソング」2話まで終了。 なるほど、そういう風に繋げたかったのかというのが腑に落ちた第2話。 芦田の突然の申し出を、歌の感動だけで終わりにしたいと断る花枝。 でも“大切な1曲”の作者と出会えた事は嬉しく、素直にその事を仲間に話す花枝。絶対に泣かない筈の花枝が泣いたと聞き、「心が動いたのはいい事。何かが大きく動くきっかけになるかもしれないから、チャンスは見逃さないで」と磯辺に言われ、花枝に謝りたかった芦田からの、会社の問い合わせフォームに届いた正直な彼の気持ちが書かれたメールを読んだ花枝はまた泣いてしまい、その文面に有った2ヶ月という作曲の期限と、自分の片耳の手術迄の期限が同じ位な事、聞こえなくなるかもしれないから思い出を作っておいた方がいいと主治医に言われた事を思い出し、すれ違いの末にやっと会えた芦田に、2ヶ月限定で付き合う事を告げる。 即初デートを決め着替え始めるが中々服が決まらない花枝が女の子で可愛い。「何やってんだろ私、いいのか?いいんだよ、何か心が動いてる」と自問自答しながら。 “お付き合い”が初めて同士の二人がぎこちなくて青春してるのがまた可愛い。迷った末に芦田が花枝を連れて行ったのが、中庭に鹿威しが有る様な店という(笑) 既にめまいの症状が出て来た花枝だが、このまま耳の病気の事は誰にも打ち明けないのか? 演出=岡山伸吾
【2022冬ドラマ】
「ムチャブリ! わたしが社長になるなんて」(NTV)脚本=渡邉真子 出演=高畑充希、志尊淳、夏帆、笠松将、山田真歩、忍成修吾、優香、坪倉由幸、神保悟志、荒川良々、松田翔太 他
オリジナル作品。《水曜ドラマ・60分枠》(全話数不明)
浅海社長(松田)の“思い付いたら即行動に移す=決まっていた事でも直ぐに覆す=説明はしない”というスタイルには好感が持てないし、主人公の雛子(高畑)の“はっきりと声に出す独り言”には辟易したし、特に心に残った台詞も無かったし…要するにイマイチ乗れないドラマだった。
一番印象に残っているのが超似合っていた高畑充希のショートヘアと、一人だけ浮き気味の、スタイリストが張り切った感が出ちゃってる高畑充希のファッションというね。
これはいつの間にか社長に言われた事をこなすだけになっていた雛子、結局ぬるま湯に浸かっていただけのシェフの古賀(神保)、頭は有っても心が足りない雛子の部下(になってしまった)大牙(志尊)達が、社長の無茶振りを受けて変わらざるを得なくなってから、徐々に変わって行く過程を通して、“人は変わる事を恐れてはいけない”という事を伝えたいドラマなのだろうか?
全く駄目という訳でも無いので、もう少し様子見はしてみるけど。
演出=猪股隆一
- << 408 【2022冬ドラマ】 「ムチャブリ! わたしが社長になるなんて」2話まで終了。 うーん、脚本が…。 まず主人公の設定が致命的につまらない。 相変わらずの声に出す独り言が気持ち悪いし、仕事に対する勘の鈍さには呆れてしまう。では何故浅海社長はこんな雛子に子会社の社長を無茶振りしたのかと言うと、「ビビッと来たんだよ、君に」って、どこが?その曖昧な何かでもいいから直ぐに見せて欲しい。この主人公に少しでも魅力が加わる様に。 あと、えっ、これ必要?っていう無駄なシーン(例えば雛子が大牙と秘書課の柚を呼んでダラダラと飲むシーンとか)は、ドラマのリズムを悪くするだけ。 浅海と専務はキャッチしていた競合店情報を、現場組は誰も知らなかったなんて有り得るのか?誰も駅を利用していないのか?駅周辺を見て回らないのか? もう呆れてしまう程のポンコツ振りで、これで笑えって無理でしょ。 「相棒」は観ないから水曜日のプライム帯のドラマはこれだけなので観続けたいんだけど、このままだと「恋はDeepに」以来の視聴離脱になってしまうかも。 演出=猪股隆一
>> 377
【2022冬ドラマ】
「ゴシップ #彼女が知りたい本当の○○」(CX・共同テレビ)脚本=関えり香 他 出演=黒木華、溝端淳平、野村周…
【2022冬ドラマ】
「ゴシップ #彼女が知りたい本当の○○」2話まで終了。
生配信を見ながら記事を書いて即アップをするのはOKなのか。まあ本人の発言だけならそれは有りだと思うけど。
本人の会見での言葉尻や、SNSの写真の細部からネタを揃える所迄は、一般人の“発掘-解析-拡散”厨と大して変わりは無いけど、瀬古の場合は本人に接触して裏付けを取り、忖度はせずに事実だけを書く、このフォーマットで進めて行くみたいだな。
暗いよなあ。人の気持ちが読み取れなくて寄り添う事も出来ない、納得させてくれるのは辞書の説明だけ。
でも仁和にだけは忠実でただひたすら役に立ちたいと思っている。
この落差、意味がまだ伏せられているから、正直観ていて苛々する事の方が多い。
今回の一番の名場面は、取材で正面突破しか出来ない瀬古に見せた根津の、いかにもプロっぽいテクニック「おーい、翼くん、鈴音ちゃんのこと好き?」「うん!」だな。
瀬古の過去についての具体的な話を出し惜しみする様なら、この後の「ケイ✕ヤク」と次週から始まる「となりのチカラ」の出来次第では、こちらの視聴は止めるかもしれない。
それ位、今は失望している。
脚本=橋本夏 演出=石川淳一
- << 412 【2022冬ドラマ】 「ゴシップ #彼女が知りたい本当の○○」3話まで終了。 前回、視聴離脱寸前迄行ったのだが、今回は今迄で一番苛々せずにスムーズに観る事が出来た。特に瀬古(黒木)の過去の何かが明かされた訳でも無いのに何故だろうと考えたら、今回取材のバディとして選んだのが、瀬古の先輩で雑誌時代のカンフルNEWSのエース記者だった椛谷(野間口)で、彼の当時のある署名記事を高く評価していた瀬古は、記者としての彼に一目置いているので、同期の根津(溝端)に対する様な聞き返しはしないし、人に寄り添えない筈の瀬古にしては、椛谷の眠っている記者魂を揺り起こそうと仕向けている様な気配も感じ取れて、私にとってはそれが良い方向に作用したのかもしれない。 椛谷が何故記者としては“生ける屍”の様になっていたのかの、家庭の事情も端的に描かれていて、反抗期の息子との精神的にすれ違ったままの関係を、自身が「書かせてくれ」と名乗り出て書いた署名記事の文面で息子の心を動かし、記事に“いいね”を押させる事で椛谷の気持ちも和らぐという話の展開も良かった。 根津に対しての聞き返し、仁和(安藤)への心酔、笹目(寛一郎)の瀬古への干渉という、苛々3点セットは残ったままなので、このドラマに対する不信感が払拭された訳では無いのだけどね。 脚本=青塚美穂 演出=木村真人
【2022冬ドラマ】
「ケイ×ヤク-あぶない相棒-」(ギークピクチュアズ・ytv)脚本=酒井雅秋 他 出演=鈴木伸之、犬飼貴丈、徳井義実、萩原みのり、松本利夫、吉村界人、栗山千明、眞島秀和、板尾創路 他
薫原好江の漫画原作。《木ドラF・55分枠》(全話数不明)
公安捜査官の一狼(鈴木)とヤクザの若頭の獅郎(犬飼)が、ある目的の為にそれぞれの身内に隠して手を組み、調査を開始する事に…という所迄が描かれた初回。
説明台詞は排除し、映像だけでグイグイ進む冒頭の尾行シーン。途中でこれは過去と現在が目まぐるしく交錯しているのだと分かる迄は、頭の中は?印だらけに。でも集中して観られたし、スピード感が有って格好良い演出だった。
一狼は、3年前に忽然と消え銃殺動画が出回ったものの遺体も見つからない、バディだった先輩の莉音(栗山)の事を調べたいが、上司からは幕引きしたのだと言われて許可が降りず、獅郎を監視する様に命令され、彼が営む秘密クラブに潜入して二人は知り合う。
この二人がどうやって手を組むのかが最大の見所だった訳だが、一狼が莉音の墓参に行くと獅郎も来て、「何で?」と聞く一狼に「姉貴とどういう関係だ?」と獅郎。「姉貴?」
莉音の好みの500ml缶ビールを供えて帰ろうとする獅郎を呼び止め、身分と名を名乗り、先輩を捜したい、真相を突き止める為に手を組まないかと誘う一狼。
(続く)
>> 390
(続き)
「警察がヤクザと手を組むのかよ」と訝る獅郎だが、一狼が袋から取り出して供えた500ml缶ビールを見た瞬間、嘘ではない事を察知、交渉は成立する。
事前に一狼と莉音が500ml缶ビールで飲み明かすシーンが、思い出として入れ込んで有って、その中で莉音は「缶ビールは500mlじゃなきゃ」と言って笑っていた。
だから一狼は獅郎を弟だと信じ、獅郎は一狼を姉の後輩だと信じた。
この展開は洒落ていたし説得力もあって良かった。
冒頭、背中からお尻まで一面刺青の獅郎がホテルで中年男と密会していて、相手は誰なのかと思ったら、ラストに総理大臣(板尾)だったと分かる。これも言葉ではなくて、本人が見ていたテレビの総理の記者会見映像で分かるという演出。
映像がしっかりしていれば説明台詞なんて必要ないのよ。
3年前、莉音は“J事案”に一人踏み込んで消された?そう見せ掛けて潜っている?
獅郎が峰上組で頭角を現したのも3年前。総理とはいつからなのかは分からないが、これも情報を得る為なのか?(←総刺青男と関係を持つ総理って…)
想像していた以上にしっかりと作り込まれていて雰囲気も有ったし、総理の件とか無駄に引っ張らずに答え合わせをしてくれたスタイルも好みだ。これは継続視聴決定。
※ケイ×ヤクのケイは警察、ヤクはヤクザ、その二人が契約を交わす二重の意味があるのね。
演出=波多野貴文
- << 413 【2022冬ドラマ】 「ケイ×ヤク-あぶない相棒-」2話まで終了。 獅郎と莉音は親に捨てられ施設で育った。血族ではなくて“心族”だったのね。獅郎だけ養子に行って家族は出来たけど、本当の家族は姉貴だけだと思っている。それ位二人の絆は強かった。 莉音が嘘をついて手帳を含む荷物を獅郎に預けた日、歯ブラシ2本に気付いた姉は「紹介してよ」と弟をからかった。慌てた獅郎は姉を追い返した。後から実は俺はバイで今の恋人は男だったから言えなかったと、謝りメールを送ったが返事が来る事は無かった。一度は捨てられた命、姉貴の事を調べる為ならと峰上組に入った。何も怖くなかった。 一狼が警察官になったのは、両親が事件に巻き込まれて死んだから。調べたいとかではなくて、どうしても湧いて来る“負の感情”に抗う為。理不尽に対する怒り、復讐心、或いは自死の誘惑だったかもしれない。あらゆる負の感情に負けたくなかったから、警察官になると決めて自分を叱咤していたのだろう。 莉音の手帳から総理を含む4人の政治家が浮かび上がり、1枚だけ残されたレシートがヒントとなり、一狼は4人の政治家の共通項は、子供が皆同じ東永大付属中学出身だという事に気付く。 ここで獅郎が総理とそういう関係だった事が生きて来る訳ね。 ※一狼が獅郎の背中の牡丹に魅せられるシーンは妖しくてヤバかったね。 脚本=鹿目けい子、酒井雅秋 演出=波多野貴文
【2022冬ドラマ】
「愛しい嘘〜優しい闇〜」(EX・MMJ)脚本=丑尾健太郎 他 出演=波瑠、林遣都、本仮屋ユイカ、黒川智花、松村沙友理、徳重聡、西尾まり、新川優愛、溝端淳平 他
愛本みずほの漫画原作。《金曜ナイトドラマ・60分枠》(全話数不明)
うわーもう、何か初期設定が全くワクワクしない、同窓会発端のラブサスペンス?
一番失敗したのが主人公(望緒=波瑠)の性格設定じゃないかな。原作通りなのかどうかは知らないけど、あんなにウジウジして言葉を飲み込んでしまう主人公なんて観たくないわ。
半沢直樹じゃ無いんだから、後輩から不当に「謝れ謝れ」って言われて謝っちゃうって、苛々しかしないわ。
「私、嘘をついていました」って、3年前に漫画家デビューして1作のみでフェードアウトした後、どうなってるのかなんて皆興味が無かったんだから、わざわざアシスタントしてるなんて言わなくていいし、嘘をついてた事にはならんだろう。
自分はどうでもいいけどファンをバカにするのは許さないって、“謝れ女No.2”をひっぱたいていたけど、そいつは犯罪者、自分は被害者なのに友達だから警察には言わないって、結局望緒はいい子ぶりっこにしか見えなかった。仮に後からアゲても遅いわ。大事なのは初回なんだから。
カギは転校した中野幸(男子?)なのね?
様子見はするけどレビューは多分もう書かない。
演出=樹下直美
>> 378
【2022冬ドラマ】
「しもべえ」(NHK・共同テレビ)脚本=荒木哉仁 他 出演=安田顕、白石聖、金子大地、矢作穂香、内藤秀一郎、池…
【2022冬ドラマ】
「しもべえ」2話まで終了。
何だろう、ユリナのおバカ設定(勉強もダメだし、無駄に信じて騙される)は初回で十分分かったので、無駄に騙される方の設定で丸々1話を使われてしまうと、何か期待が萎んで苛々の方が募って来てしまった。
亜紀や辰馬が体を張って助けに来るとか、本来なら泣ける部分なんだけど、ユリナがあまりにもおバカ過ぎて泣くに泣けない。
しもべえアプリには1日の呼び出し上限が有って、レンタルおじさんに使っちゃったから肝心の所で機能せず、敵が油断したら深夜0時で復活とか、笑える部分も有ったんだけど、全体的にはコメディー色が弱くて重めなんだよなあ。それが残念。
ユリナへの復讐に執念を燃やす多田とか、何かやらかして没落した様な辰馬の父とか、コメディーになりにくい存在も居るし、こんな感じで進むなら44分×8回はちょっとキツいかなあ。
脚本=荒木哉仁 演出=山内大典
>> 379
【2022冬ドラマ】
「シジュウカラ」(TX、ザ・ワークス、製作委員会)脚本=開真理 出演=山口紗弥加、板垣李光人、宮崎吐夢、入山法子…
【2022冬ドラマ】
「シジュウカラ」2話まで終了。
今回は話としてはそんなに進まなかったけど、忍と千秋の関係はグッと進んだ。
千秋の父は「母にも僕にもレアキャラだった」、たまに帰って来ると母親が女丸出しになるから、子供だった千秋はそれが堪らなく嫌だった。そんな時に救ってくれたのがスパイスの連載漫画「ウサギなんておいかけない」で、その作者ササキシノブが忍だったと知った時の千秋の驚愕。
千秋は泣き出し「先生の漫画が無ければ僕は死んでいた」と。
水族館で忍に近付き手を握ると“ギュウ”という効果音(笑)、仕事をする忍の椅子を蹴って回して振り向かせるなど、前半は相変わらずの千秋のエロいちょっかいと忍のドキドキ。
そして後半、忍が恩人だったと知った瞬間から余裕を無くし、一人のナイーブな青年の姿を見せて、おずおずと忍に近付きおずおずとキスをする千秋。
千秋をモデルに年下男との不倫がテーマの新作を描いている忍だが、もう既に恋に落ちている様な…。
夫には「黙って!」と喋らせず自分は目を閉じて上に乗り、恐らく相手は千秋だと思いながらするベッドシーンが超エロかった。
脱がなくても演技と演出で十分表現は出来るという事で、流石だ。
演出=大九明子
>> 375
【2022冬ドラマ】
取り敢えず初回は視聴予定のドラマ(月曜から曜日順)タイトル/主演
「ミステリと言う勿れ」菅田将暉
「ドクター…
【視聴未定にしていたドラマについて】
「鉄オタ道子、2万キロ」
家具メーカー営業役の玉城ティナが鉄オタに扮し、休みの度に旅に出て“撮り鉄”を楽しみ、いい写真は鉄道雑誌に送る(そこの編集長から依頼されている)という話。知り合った人とのドラマも有るけど、どっちかと言うと駅や電車や風景や駅弁を見て癒されるという番組。行く場所によって差が出そう。レビューは書かないけど全部観るつもり。
「真夜中にハロー!」
途中迄はゲストハウスを営む母娘と泊まり客が織り成す、普通のドラマっぽかったんだけど、突然悩める漫画家の前に扉が現れ、そこを開けるとモーニング娘。の楽屋で、そこから自宅の部屋でやりたい放題されて、最後はヘリポートでと彼女達のパフォーマンスや歌の歌詞に励まされ、スッキリした顔で日常に帰って行くという、「八月は夜のバッティングセンターで。」の亜流みたいなドラマだった。次はもういいや。
「僕ドラ」
今は公募の原作漫画を選び、ドラマ化する迄の過程をドキュメンタリーで見せている段階。原作は孫と祖母の入れ替わり物に決まり、外見が町田啓太で中身が祖母の時に、彼がどんな演技をするのか楽しみだ。
ドラマは2/3スタートとの事。
このドラマに関してはレビューを書くかも。
【2022冬ドラマ】
「逃亡医F」(NTV)脚本=福原充則 出演=成田凌、森七菜、桐山照史、桜庭ななみ、和田聰宏、酒匂芳、前田敦子、安田顕、松岡昌宏 他
伊月慶悟/佐藤マコトの漫画原作。《土曜ドラマ・54分枠》(全話数不明)
同じ医大の研究医で恋人の妙子(桜庭)の殺害容疑で指名手配された無実の脳外科医・藤木(成田)が逃亡し、先々で一刻の猶予も許されない患者と遭遇し、天才的な腕で救って行く、みたいな話になるのかな。
初回はアルバイトとして乗り込んだ海洋観測船の観測士・沢井(森)が左腕に大怪我をして、斧でぶった切り内部を修復してから繋ぎ合わせるという、究極の手技を短時間で行ってみせる。
いやあ何が驚いたって、腕が中身剥き出しでぐちゃぐちゃになっているのに、全く痛がらずにベラベラ藤木に話し掛ける沢井。
斧でぶった切る前は流石に麻酔を注射してたけど、それでも変わらぬしっかりとした口調。貴女は超人ですか?
あと追い掛ける妙子の兄ちゃん(八神=松岡)の粗野な事。とてもじゃないが規律を重んじる自衛隊レンジャー部隊出身とは思えない。
まっ、ある意味作り物感を重視する、この枠らしいっちゃらしいんだけど、ここまでリアリティーを排除されると馬鹿馬鹿しくなって困った。
観ても多分お気楽な視聴だけにすると思う。
演出=佐藤東弥
【2022冬ドラマ】
「もしも、イケメンだけの高校があったら
」(EX)脚本=服部隆 他 出演=細田佳央太、宮世琉弥、藤沢大祐、遠藤さくら、水沢林太郎、内藤秀一郎、藤枝喜輝、皆川猿時、秋山菜津子、速水もこみち 他
秋元康の企画原作。《土曜ナイトドラマ・30分枠》(全話数不明)
冒頭の挨拶で校長(秋山)が、イケメンばかりの我が校にはイジメや暴力がない、何故ならイケメンは人と比較する必要が無いから、みたいな事を力説していたが、イケメンもピンキリなんだから、そこにはやはり優劣が生まれるし、ましてやイケメン選抜大会とやらで全国で競うなら、順位まで付いちゃうのよ?それで比較しないっておかしくない?
とまあ能書きはその位で、お気楽に観られそうな感じには仕上がっている。
細田くんはイケメンの中に紛れ込んでしまった“平凡枠”の役なんだけど、演技をしているから目力がダントツで私には一番イケメンに見えた。
プライベートでその辺を歩いていたら、他のキャストの子の方が目立つんだろうけど。
でもこのドラマの一番のイケメンはもこみちだった。確かに俺はイケメンですみたいな台詞を真面目な顔で吐くんだけど、全く嫌味に聞こえないし納得しちゃうって凄いわな。
イケメンOBもこみち(風間)指名の細田くん(龍馬)が革命を起こすのかな?楽しみ。
演出=唐木希浩
【2022冬ドラマ】
「鹿楓堂よついろ日和」(EX・ジェイストーム)脚本=泉澤陽子 出演=小瀧望、葉山奨之、大西流星、佐伯大地、白洲迅、藤井流星 他
清水ユウの漫画原作。《オシドラサタデー・30分枠》(全話数不明)
このジャニ枠とはあまり相性が良くなかったのだが、和風モダンな喫茶店鹿楓堂(ろくふうどう)で癒される客というコンセプトと、「リコカツ」を単独で書いた脚本家の泉澤さんに惹かれて観てみたら、想像していた通りの“飯テロ癒され系”の楽しめそうなドラマだった。
ロケ地に選んだカフェも行ってみたくなるような落ち着いた佇まいをしていたし、特製抹茶パフェ、鮭といくらのだし茶漬け、わらびもち、シフォンケーキ、そして4人のイケメン従業員の夕食の四色鍋、もうどれも彩りが美しく美味しそうで、妄想味覚を攻撃されて困った。
イケメン4人も一本芯の通った店主(小瀧)、調整型癒し系(葉山)、手の掛かる末っ子系(大西)、ひたすら明るい系(佐伯)とバランスよく揃えており、何だかんだ仲が良さそうでほっこりする。
懸念があるとすれば主人公の双子の兄弟(藤井)の存在かな?何か軋轢が有りそうで、その混ぜ込み方次第では今の良い雰囲気が迷子になりそうで、ちょっと心配。
まっ、そこは泉澤さんの腕に期待しておこう。継続視聴は決定。
演出=Yuki Saito
>> 375
【2022冬ドラマ】
取り敢えず初回は視聴予定のドラマ(月曜から曜日順)タイトル/主演
「ミステリと言う勿れ」菅田将暉
「ドクター…
【追記】
「私の正しいお兄ちゃん」
初回は視聴したがとても暗く、内容も特に惹かれる部分が無く、主演の古川雄大はそれなりに魅力的に演じてはいるが、相手役の女優さんに全く魅力を感じない事、またFOD配信用に作られたドラマで、地上波では完全版ではないかもしれないので、初回のみで視聴離脱する事にした。
【放送中断】
「おいハンサム!!」2話が津波報道で中断され、再開後の録画が出来なかった為、今は再放送の情報待ち。同枠「その女、ジルバ」が地震報道で中断した時は、同週の(金)午後に再放送された為、今回も同様の措置に期待。
【放送休止】
「封刃師」初回、テレビ朝日は津波報道の為ドラマは放送休止。どこかの枠で放送する事は明言しているので、今はその放送日時の決定待ち。ABCは本日の夜、予定通り初回を放送する。
- << 402 【放送中断】 「おいハンサム!!」2話の再放送情報 フジテレビ1/20(木)14:45~再放送 メディアミックスαの枠で放送 他のネット局の情報は以下のリンクから https://www.tokai-tv.com/oihandsome/special/07.html 【放送休止】 「封刃師」初回の放送 ①テレビ朝日1/23(日)2:30~ ②翌日に第2話の放送1/24(月)2:55~ ①は通常の放送枠 ②はイレギュラーの放送枠 以下のリンクで確認を https://www.asahi.co.jp/fujinshi/
【2022冬ドラマ】
「DCU Deep Crime Unit」(TBS・Keshet International・Facet4 Media)脚本=青柳祐美子 他 出演=阿部寛、横浜流星、中村アン、山崎育三郎、趣里、高橋光臣、岡崎体育、有輝、佃典彦、春風亭昇太、市川実日子、吉川晃司 他
イラン・ウルマー、サミュエル・ゴールドバーグの原案。《日曜劇場・54分枠》(全話数不明)初回は25分拡大
HP等では〜手錠を持ったダイバー~というサブタイトルが付いているのだが、実際のドラマではサブタイトルが無く上記の様に表示されていたので、映像通りの表記とする。
海保を取り上げたドラマには「海猿」という傑作が有って、救助、その為のキツい訓練、友情、恋、愛が描かれて、記憶に残るドラマとなった。
海保のダイバー物として、そことの差別化を図る為にこうしたのかは分からないが、このドラマの隊員達は救助ではなく捜査をする、逮捕権も持っている、そして一番ビックリしたのは陸での捜査権も、管轄に縛られる事無く持っているという事。
端緒が海や湖や川等、水にまつわる事件であれば、その捜査に必要なら日本全国どこへでも行けるらしい。
おまけに6人の隊員とサイバー班、科学捜査ラボ迄自前で抱えているので、県警とかに頼らずともDCUだけで捜査を完結する事も可能という設定にしてある。
(続く)
>> 400
(続き)
だからなのか、とにかく隊長の新名(阿部)の辞書には協調とか協力とか調和とか、ましてや忖度なんて言葉は無いらしく、とにかく強引、傲慢で上からしか物を言わない。
なので折角発足した組織なのに早くも分裂状態。
その内、水深120mとか潜っている時に、ロープを切られて置き去りとかにされるんじゃないかと心配になってしまうレベル。
彼がこんな風になってしまったのは、15年前に亡くなったバディ(成合=吉川)の組織への裏切り(スパイ)行為が原因なんだろうかと思っていたら、最後に、成合が亡くなった時に現場海域に居たけど記憶を失っていた少年で、現在は新名の部下になっている瀬能(横浜)が突然記憶を取り戻したら、新名が海保に報告した事とは真逆の事を言い出し、えっ、これはどういう事?根底から覆すの?これが縦軸なの?と混乱してしまった。
思っていたドラマとはだいぶ違うけど、一応集中して観る事は出来たので、組み立て自体は悪くはないのかなと。
只ねえ、無駄なギクシャクはあまり観たくはないのでほどほどに。
当時は成合の恋人で、今は新名の恋人の真子(市川)とのやり取りなんかを観ていると、仕事モードの新名は誰とも馴れ合わない様にわざとしている仮の姿で、実はスパイ事件の真相を今でも探っているのではないかとも思えるのよねえ。
脚本=青柳祐美子、小谷暢亮、谷口純一郎、脚本協力=宮本勇人 演出=田中健太
- << 419 【2022冬ドラマ】 「DCU」2話まで終了。(2話は15分拡大) 隊長の罪を暴くと息巻いていた瀬能だが、あっさりとPTSD発症で潜れなくなっている事を新名に見抜かれ、上に報告されたらダイバーから外されるので、すっかり弱腰になってしまた瀬能。新名にそんな気はさらさら無いのに、そこ迄は読めない瀬能、大丈夫か? 大丈夫かと言えば、最後の取って付けた様な隆子のミス、脚本家大丈夫か?手錠を持っている捜査官でも有るのに、証拠品を置いてある車のキーを第三者に渡すなんて、基本的な教育すら受けていないのか? 4人で考えてこういう設定しか考えつかないなら、もう少しまともな脚本家一人に頼んだ方がマシなんじゃない? 外国人だからと色眼鏡では見ない→証拠を掴み真犯人を挙げる→外国人から感謝される→証拠のスマホを外国人に見せて、これから持ち帰る事を告げる←ここからおかしくなる→送って欲しいと言われて同乗させる←証拠と一緒に第三者を乗せるなよ 信頼関係が構築されたと思っていたら、いとも簡単に覆された、面白いでしょ?ってやりたかったんだろうけど、稚拙過ぎて逆効果になっちゃったじゃない。 ちょっと脚本がアレなんで、次回からは何か書きたくなった時にだけ書く事にする。 離脱する程つまらない訳ではないので、観るとは思う。 脚本=青柳祐美子、小谷暢亮、谷口純一郎、脚本協力=宮本勇人 演出=田中健太
>> 399
【追記】
「私の正しいお兄ちゃん」
初回は視聴したがとても暗く、内容も特に惹かれる部分が無く、主演の古川雄大はそれなりに魅力的に演じては…
【放送中断】
「おいハンサム!!」2話の再放送情報
フジテレビ1/20(木)14:45~再放送
メディアミックスαの枠で放送
他のネット局の情報は以下のリンクから
https://www.tokai-tv.com/oihandsome/special/07.html
【放送休止】
「封刃師」初回の放送
①テレビ朝日1/23(日)2:30~
②翌日に第2話の放送1/24(月)2:55~
①は通常の放送枠
②はイレギュラーの放送枠
以下のリンクで確認を
https://www.asahi.co.jp/fujinshi/
【2022冬ドラマ】
「ドクターホワイト」(カンテレ・共同TV)脚本=小峯裕之 出演=浜辺美波、柄本佑、瀧本美織、岡崎沙絵、片桐仁、高橋努、高橋文哉、宮田俊哉、勝地涼、毎熊克哉、小手伸也、石坂浩二 他
樹林伸の小説原作。《月10・54分枠》(全話数不明)初回は15分拡大
特異な医学知識と病気の診断能力を持ちながら、それ以外の知識や常識は失われた状態で見付かった、白夜と名乗る若い女性の主人公(浜辺)が、保護した将貴(柄本)と縁のある高森総合病院院長が創設した“総合診断協議チームCDT”に加わり、各医師の誤診を正して行くという話なので、もっと全体的にシリアスタッチでバチバチ行くのかと思ったら、白夜の常識が通用しない面を強調して子供っぽく小首を傾げさせたり、知識は有っても感情が無いから人に寄り添えない(あれ?どっかで観たぞ)状態から、あっという間にアイドル笑顔を身に付ける迄を描いたり、結構“スターシステム”色が濃い作風だったので「あれ?」って感じで観ていた。
それでもまあ楽しく観られたし、バチバチは次回からのお楽しみという事で、暫くは様子見をしようと思っている。
※しかし浜辺美波の“カワイイ”は無敵だな。
※今回はお兄ちゃんポジの柄本佑も楽しみ。
演出=城宝秀則
【2022冬ドラマ】
「ユーチューバーに娘はやらん!」(TX・リオネス・製作委員会)脚本=舘そらみ 他 出演=佐々木希、金子ノブアキ、戸塚純貴、若月佑美、栗山英宣、白石絃馬、陽月華、三戸なつめ、斉藤由貴、遠藤憲一 他
秋元康の企画原作。《ドラマプレミア23・49分枠》(全話数不明)
結婚式の途中でバタンと扉を開けて“迎えに来た”男が手を差し伸べ、握り返して彼と一緒に去って行ったのは新郎(細田善彦←まさかの出オチ?)の方だった。
そこから披露宴はどうするのか、キャンセル料は?御祝儀は?のバタバタが有って、新婦・千紗(佐々木)の「やる!披露宴」の一言で、新郎の親戚として出席していた人気ユーチューバーのタックタックは、事の顛末を編集した動画を作り直し、新郎の勤め先の上司であるテレビ局員の榎本(金子)は宴の進行役を買って出て、プロの司会がいるのに新婦の父親(遠藤)が飲んだくれながらしゃしゃり出てという具合で、それでも何とか新郎抜きの宴をやり遂げる。
そこ迄の新婦(擬き)の振る舞いと最後のキリッとした挨拶にグッと来たタックタックは千紗に交際を申し込み、対抗意識なのか榎本迄交際を申し込む。
うーん、話と脚本がイマイチだな。笑いが何かネチャっとしてる。様子見して次も変わらなければ離脱するかも。
演出=西浦正記
>> 384
(続き)
とは思っていたのだが、やっぱり…の後に思いもよらない展開が有って、この組み立ては中々衝撃的だった。
事件とは直接関係のない…
【2022冬ドラマ】
「ミステリと言う勿れ」2話まで終了。
整が巻き込まれたバスジャックは巧妙に仕組まれた罠で、乗客を連れ去った犯人は、連続殺人事件の第一被害者・犬堂愛珠(白石麻衣)の兄達だった。一向に捜査が進まない事に腹を立て、自分達で目星を付けた犯人の可能性のある者を拘束し、自供させようという魂胆だった。
バスの中で、或いは監禁された犬堂家の実家で、整は相変わらず切れ味鋭い持論で拘束犯を論破し、悩める拘束被害者達の心の負荷を軽減して行く。
「今あなたが殺されずに済んでいるのは、秩序を重んじる人達の中にいるから」
「いじめる側はいじめなきゃならない位病んでいる。あいつにいじめられた、あいつ病んでるかもしれないからカウンセリング受けさせてよって、みんなが簡単に言える社会になればいいと思う。」
「苦しい事を薄める為により悪い事を望むのはまずいです。その先どうなるか僕は知っているので」整はどんな闇を抱えて生きて来たのだろう。
今回は風呂光の刑事としての成長と、それを促し、結果を出したらきちんと認めて現場に同行させた青砥警部に、ちょっと感動した。
途中から時間的にこれは次回に持ち越しかなと思ったら案の定だった。
「犯人は乗客の中にいる」
怪しいのは勿論瑛太だけど、そんな“まんま”なのかな。
次回が待ち遠しい。
演出=松山博昭
- << 420 【2022冬ドラマ】 「ミステリと言う勿れ」3話まで終了。 今回は“整式理論”は控え目で、その代わりに僅かな事でも見逃さない冷静さと、そこからの推理力が光り、探偵みたいだなと思う間も無く、翔の成り済まし、思ってもいなかった真犯人、翔の心の内まで読み解いて行き、“ああ凄いな”と思った所でドラマが始まってから約30分、次の事件に進むのかなと思ったら、翔こと犬堂我路から整に送られて来た宅配物は、翔の腕時計等を着けた腕先で、警察が調べたら護送中に車ごと拐われた真犯人(バスの運転手)のものだったというびっくり展開。 まだ続くのかと思ったら、今度は愛珠本人が書いた自身宛のハガキが存在する事が分かり、我路達のハガキを見付ける旅が始まる。 そこからは永山瑛太が主役なのかと勘違いしそうになる程、整は出て来ないのだが、最後に“ずっと先の話”として整と我路の再会シーンを入れた事で、このドラマの主人公は整で、でもお互いに何か通じ合う物を感じている我路との因縁はまだ続くのだという事が分かり、これは観続けなければと思わせる戦略でもあり、今回の大胆な構成には感心しきりだった。 我路が見抜いた整の、子供がかまって欲しい時にする“人の癖を真似るとこ有るよね”。整は誰にかまって欲しかったんだろう。あの首元のケロイドと関係は有るのかな。 演出=松山博昭
【2022冬ドラマ】
「ハレ婚。」(ABC)脚本=山田佳奈 出演=島崎遥香、稲葉友、浅川梨奈、柳ゆり菜、宮地雅子、渡辺いっけい 他
NONの漫画原作。《ドラマ+・30分枠》(全話数不明)
少子化、過疎化対策の為、男が4人迄妻を持てる「一夫多妻制(ハーレム婚、略してハレ婚)」が認められた特区のつばめ市が舞台で、東京から戻って来たらその条例が出来ていて、迫って来る謎の男もいて、ハレ婚なんて絶対にイヤと拒否するも、実家の父は入院中で家業の喫茶店は借金が3千万、お金の為に割り切って男の第三夫人になる事を決めた女の話。
いかにも漫画って感じの話で、ドタバタ迄は行かないコメディー仕立てなのだが、如何せん主役(島崎遥香)に魅力が無いし、そこ迄の演技力も無いし。
12年前、初めて会った時から好きだったと迫って来る龍之介役の稲葉友は、作り込みの髪型が絶望的に似合っていない事以外はまあまあなんだけど。
次回も観て話が面白くなっていなければ離脱するかも。
演出=二宮崇
>> 387
(続き)
ずっと苦しんでいたのに、自分の曲をこんなに必要とし、こんなに泣いてくれる人が目の前に居る。
だから思わず本音が出た。「ありがと…
【2022冬ドラマ】
「ファイトソング」2話まで終了。
なるほど、そういう風に繋げたかったのかというのが腑に落ちた第2話。
芦田の突然の申し出を、歌の感動だけで終わりにしたいと断る花枝。
でも“大切な1曲”の作者と出会えた事は嬉しく、素直にその事を仲間に話す花枝。絶対に泣かない筈の花枝が泣いたと聞き、「心が動いたのはいい事。何かが大きく動くきっかけになるかもしれないから、チャンスは見逃さないで」と磯辺に言われ、花枝に謝りたかった芦田からの、会社の問い合わせフォームに届いた正直な彼の気持ちが書かれたメールを読んだ花枝はまた泣いてしまい、その文面に有った2ヶ月という作曲の期限と、自分の片耳の手術迄の期限が同じ位な事、聞こえなくなるかもしれないから思い出を作っておいた方がいいと主治医に言われた事を思い出し、すれ違いの末にやっと会えた芦田に、2ヶ月限定で付き合う事を告げる。
即初デートを決め着替え始めるが中々服が決まらない花枝が女の子で可愛い。「何やってんだろ私、いいのか?いいんだよ、何か心が動いてる」と自問自答しながら。
“お付き合い”が初めて同士の二人がぎこちなくて青春してるのがまた可愛い。迷った末に芦田が花枝を連れて行ったのが、中庭に鹿威しが有る様な店という(笑)
既にめまいの症状が出て来た花枝だが、このまま耳の病気の事は誰にも打ち明けないのか?
演出=岡山伸吾
- << 423 【2022冬ドラマ】 「ファイトソング」3話まで終了。 “鹿威しデート”で、春樹の5倍位はベラベラ喋り続ける花枝にびっくり。初めての事で浮わついていたとしても、相手は大好きな歌の作者だから、気分が高揚していたのだとしても、人としては初対面に毛の生えた位の男性相手に、あんなに遠慮せずに喋る様なタイプだったっけ、花枝って。 “鹿威し”の後、春樹の家で付き合うとはどういう事かネットで調べ、話し合い、ボードに書き出して結論として、中華街でデートをする事にした二人。 デートに向けてお洒落な洋服一式を通販で買った花枝。 この辺りは二人らしいなと思ったし、春樹の部屋にいきなり事務所の後輩が訪ねて来て、「先輩が出て行く事が決まっているから、その後に俺達が入る」と聞かされ動揺した春樹が、よりスランプからの脱出を焦って、デートの最後にキス迄しようとした気持ちの変化も理解出来た。 それだけに“鹿威し”部分の花枝の違和感が少し残念だった。 今回は二人のデートを気にする慎吾が中華街に先回りするのを察知した凛も、その慎吾が気になって同行し、尾行しながらも凛は若干デート気分、慎吾は見失ってガックリというシーンが挟み込まれ、菊池風磨と藤原さくらの息の合った掛け合いが面白く、素敵なアクセントになっていた。 さてさて春樹はあの時、本当にキスをしたのだろうか? 演出=石井康晴
>> 388
【2022冬ドラマ】
「ムチャブリ! わたしが社長になるなんて」(NTV)脚本=渡邉真子 出演=高畑充希、志尊淳、夏帆、笠松将、山田真…
【2022冬ドラマ】
「ムチャブリ! わたしが社長になるなんて」2話まで終了。
うーん、脚本が…。
まず主人公の設定が致命的につまらない。
相変わらずの声に出す独り言が気持ち悪いし、仕事に対する勘の鈍さには呆れてしまう。では何故浅海社長はこんな雛子に子会社の社長を無茶振りしたのかと言うと、「ビビッと来たんだよ、君に」って、どこが?その曖昧な何かでもいいから直ぐに見せて欲しい。この主人公に少しでも魅力が加わる様に。
あと、えっ、これ必要?っていう無駄なシーン(例えば雛子が大牙と秘書課の柚を呼んでダラダラと飲むシーンとか)は、ドラマのリズムを悪くするだけ。
浅海と専務はキャッチしていた競合店情報を、現場組は誰も知らなかったなんて有り得るのか?誰も駅を利用していないのか?駅周辺を見て回らないのか?
もう呆れてしまう程のポンコツ振りで、これで笑えって無理でしょ。
「相棒」は観ないから水曜日のプライム帯のドラマはこれだけなので観続けたいんだけど、このままだと「恋はDeepに」以来の視聴離脱になってしまうかも。
演出=猪股隆一
- << 424 【2022冬ドラマ】 「ムチャブリ! わたしが社長になるなんて」3話まで終了。 前回よりは若干観やすくはなったと思うが、どうにもこうにも高畑充希の演じる主人公・雛子の人物像が好きになれない。 それどころか一番の苛々の元になっている。 脚本がアレでも、一番出番の多い主人公に魅力やパワーが有れば、まだ観続ける事は可能なのだが、両方駄目だとキツい。 なので今回で視聴離脱する事に決めた。 オリジナルでやるなら脚本家は慎重に選んで欲しかった。 脚本=渡邉真子 演出=猪股隆一
>> 385
【2022冬ドラマ】
「恋せぬふたり」(NHK)脚本=吉田恵里香 出演=岸井ゆきの、高橋一生、濱正悟、小島藤子、菊池亜希子、北香那、ア…
【2022冬ドラマ】
「恋せぬふたり」2話まで終了。
カニに惹かれて兒玉家参り(笑)
「なめてます?」とは言ったものの、もし咲子と同居したらご近所さんからの“嫁候補紹介”が止むかもしれないから、僕にもメリットがある、咲子の実家で恋人の振りをするのも、カニが好きだからいいですよと、羽も意外とメリット重視派だった。
その実家で母親と妹夫婦から、あまりにも“普通の幸せ、普通の家庭”と強調されて(←咲子にはそう聞こえたが、何も知らない人には“普通”の会話)、遂にキレた咲子はアロマアセクである事をカミングアウトしてしまう。???の家族一同、義弟が口にした「あの…LGBT的な?アレですか?」に「アレって何?」と咲子大爆発。
教師である義弟の半端な知識からの問い掛けも悪いけど、アロマアセク自体が知られていないのだから、あそこ迄キレられてもなあ…とは思った。
でもこんなに早い段階でのカミングアウトは意外だったな。もっと引っ張るかもと思っていたから。
その分、何とも気持ちの悪い咲子の同期・松岡の独りよがりが急に強調され始めたので、3話から起承転結の承に進みたいのね。
アセク同士でも性的な感覚は同一では無いから、アンケートで確認し合いたいという羽の提案は、彼らにとっては大事な事なんだろうな。
演出=野口雄大
- << 428 【2022冬ドラマ】 「恋せぬふたり」3話まで終了。 独りよがりの松岡が気持ち悪いと思ったら、何と咲子と松岡は一時期付き合っていて、断り切れずに体の関係も有った。と同時に咲子の感じる違和感を松岡も何となく感じたのか、付き合う前の“アイドル推し友”の時の方が楽しかったという事で、お付き合いは“活動休止”になった。 でも咲子が持っていた“変なアンケート”を取り上げて読んだら、急に心配になったらしい。 「アイドルは活動休止してもアイドルだろ?」「咲子はまだギリ俺の彼女だから」凄い論理(笑) 羽の貯めていた7店舗のポイント特典期限が今日迄で、仕事終わりに二人で手分けして消化し、帰宅する所迄尾行していた松岡は、どういう関係なのかと二人に迫る。 羽が「家族(仮)です」と答えるが、結婚するのかと更にヒートアップ。 「愛のないセックスは理解出来ても、セックスのない愛は理解出来ないんですか?」 そりゃあ、松岡には(てか、殆どの人には)理解出来ないよね。 二人は揉み合いになり、階段から落ちそうになった松岡を庇った羽が落ちてしまう。 予告だと納得出来ない松岡が押し掛けて、3人の生活が始まる様だが、松岡はアロマアセクを理解出来るのだろうか? ※咲子と松岡の推しアイドルを、同じよるドラ枠のドラマに出ていた“サニサイ”に設定していて、ちょっと沸いた! 演出=土井祥平
>> 382
(続き)
唯一結婚してる次女・里香だが、夫のミキヒロはモラハラっぽくて、実家に戻りそうな匂いがプンプンする。
演出としては全体に、四…
【2022冬ドラマ】
「おいハンサム!!」2話まで終了。
両親と三人娘の伊藤家は食の好みがバラバラだが、家族だからという理由で統一するとかはせずに、それぞれの好みに合わせて焼き方を変えたり味変させたり、最大限各自の好みを尊重して食事をして来た。まあ母親が専業主婦だったのも大きいのだろうが、こういう育ち方をして来ると家庭を持った時にどうするんだろうと思ったら…。
初回を観て次女の里香はモラハラ夫の言いなりなのかと思っていたら、「女なんだから焼き鳥は串から外してレモンでもかけて食べろ」という夫に、「串から外していきなりレモンをかける女が好きなら、そういう女と付き合いなよ」としっかり言い返して、夫を唖然とさせていたのでびっくり。
源太郎は串から食べるから脂も乗っていて旨いと思ってる派で、里香も感化されてそっち派になったのだろう。
即実家に戻ったが、源太郎に話し合う様に諭され、素直に従う里香。
それに比べ不倫相手に別の女がいる事が分かったら尾行して、相手の家に乗り込み、男に怒鳴られたらキレて5倍返し位に怒鳴り、者を投げ付け鉢植えの植木を振り回して暴れる由香の怖い事。
そんな娘に異変を感じ貝を買って眺めて食べなさいと勧める父。確かに砂抜きをしていると生きているのが分かる。でもありがたやとまでは思わないけどな(笑)
シュールだったな、今回は。
※学はヤバそう。
演出=山口雅俊
- << 417 【2022冬ドラマ】 「おいハンサム!!」3話まで終了。 凄いね。冷蔵庫の片隅から出て来た長ねぎの使い残しと、定年退職した米山が残して行った“大量の仕事の下調べ資料”を結び付けて、「人生には限りが有る。だから使い切れなかった物が必ず残ってしまう。娘達よ、やり残しを恐れるな」という結論に持って行くとは。 冷蔵庫地図の話も面白かった。まだ新婚?の次女の里香は冷蔵庫の中身をきっちりと頭に入れて、計算ずくで献立を考えているがそれでも使い切れない物が出てしまう。 母親の千鶴も昔はそうだったが、娘が3人出来たらそんなのどうでもよくなった。 「冷蔵庫は王様じゃなくて道具なの。冷蔵庫の目的はジャスト使い切る事じゃなくて、家族の幸せなのよ」(←家族の食べたい物優先って理解した) 前回荒ぶった長女の由香には、取引先の年下イケメンが急に「好きです」と告白、戸惑い過ぎてそういうシチュエーションの漫画を読み漁る姿に笑ってしまった。 そして三女の美香がのぼせてるイケメン彼氏の学(高杉真宙)は、やっぱりヤバい奴だった。言葉の端々、行動の端々にモラハラ気質が“こんにちは”をしている。 ルーズで依存体質のユウジも困ったものだけど、学は本格的にヤバそう。 美香も違和感は持ち始めたみたいだけど。 演出=山口雅俊
【2022冬ドラマ】
「となりのチカラ」(EX)脚本=遊川和彦 出演=松本潤、上戸彩、小澤征悦、映美くらら、ソニン、清水尋也、長尾謙杜、鎌田英怜奈、大平洋介、古川凛、浅野和之、夙川アトム、風吹ジュン、松嶋菜々子 他
オリジナル作品。《木曜ドラマ・54分枠》(全話数不明)初回は10分拡大
郊外の庶民的なマンションに引っ越して来た中越一家。夫のチカラ(松本)はマンション住人の動向が気になって仕方の無いタイプで、何かに気付いたら見に行くかどうかでまず迷い、中々結論が出せない優柔不断タイプでもある。その時の格好が椅子から立ち上がるかどうかの“中腰スタイル”で、それを役名と引っ掛けているらしい。
行く迄が中々決まらず苛々させられるのだが、行くとなったら猪突猛進で、無理矢理にでも部屋の中にズンズン入って行く強心臓の持ち主でもあり、なるほど、こういう精神構造でもしてないと、知らない家庭への良かれと思ってのお節介なんて出来ないよなと、変に納得してしまった。だって普通は怖いもん。
ネットの発達で遠くの事迄事細かく知る事が出来る様になった現代社会だが、特に都会に関しては“プライバシーの尊重”が重視された結果、隣にどんな人が住んでいるのかさえ知らずに暮らすパターンが定着している。
果たしてその“新常識”に一石を投じるドラマになるのか、暫くは様子見をしたい。
演出=遊川和彦
- << 425 【2022冬ドラマ】 「となりのチカラ」2話まで終了。 今回分かったのは、チカラの母は病死、ふさぎ込んだ父に気を遣ってそっとしておいたら自殺してしまったという哀しい過去。 父に対しての後悔が残っているので、それからは周りの事を気に掛け積極的に声を掛ける様になったと。 成功体験、失敗体験色々有ったんだろうけど、どんどんエスカレートして今の姿になっちゃったって所かな? 娘は父の様にはなりたくない、自分の問題から逃げて周りの人の心配ばかりと腐してはいたけど、逃げて楽する事ばかり考えている人が大半の世の中で、父の様な人が少しでも増えれば、世界はちょっとだけ良くなるのではと思う辺り、やっぱりあの親の子だし、まだランドセルを背負ってる割には思考が大人びていて文才も有りそう。 チカラは問題解決能力は無いんだけど、女の子へ手旗信号を渡して拠り所になってあげたり、ヤングケアラーの託也には結果的に思い切り本心を吐き出させてあげたり、近くに身を置くからこそ出来る事はしてあげている。そういう所はやっぱり凄いのかな、中々出来る事では無いので。 ただねえ、ドラマとして観ているとあの迷い過ぎる所が結構キツいのよねえ。 ※いくらゴーストでもライターをやっているのに、ヤングケアラーを知らなかったチカラにびっくり。 演出=本橋圭太
>> 389
【2022冬ドラマ】
「ゴシップ #彼女が知りたい本当の○○」2話まで終了。
生配信を見ながら記事を書いて即アップをするのはOK…
【2022冬ドラマ】
「ゴシップ #彼女が知りたい本当の○○」3話まで終了。
前回、視聴離脱寸前迄行ったのだが、今回は今迄で一番苛々せずにスムーズに観る事が出来た。特に瀬古(黒木)の過去の何かが明かされた訳でも無いのに何故だろうと考えたら、今回取材のバディとして選んだのが、瀬古の先輩で雑誌時代のカンフルNEWSのエース記者だった椛谷(野間口)で、彼の当時のある署名記事を高く評価していた瀬古は、記者としての彼に一目置いているので、同期の根津(溝端)に対する様な聞き返しはしないし、人に寄り添えない筈の瀬古にしては、椛谷の眠っている記者魂を揺り起こそうと仕向けている様な気配も感じ取れて、私にとってはそれが良い方向に作用したのかもしれない。
椛谷が何故記者としては“生ける屍”の様になっていたのかの、家庭の事情も端的に描かれていて、反抗期の息子との精神的にすれ違ったままの関係を、自身が「書かせてくれ」と名乗り出て書いた署名記事の文面で息子の心を動かし、記事に“いいね”を押させる事で椛谷の気持ちも和らぐという話の展開も良かった。
根津に対しての聞き返し、仁和(安藤)への心酔、笹目(寛一郎)の瀬古への干渉という、苛々3点セットは残ったままなので、このドラマに対する不信感が払拭された訳では無いのだけどね。
脚本=青塚美穂 演出=木村真人
- << 426 【2022冬ドラマ】 「ゴシップ #彼女が知りたい本当の○○」4話まで終了。 何か2話迄に描かれた瀬古の人物像(特に1話)と、3話以降のそれがぶれて来ているのが気になる。まあ自分にとっては観易くなっているので良いのだが、大事な初期設定があれで良かったのかは精査して欲しいかな。 今回は“やる気無し、女好き”のレッテルを貼られていた下馬の事情が視聴者には冒頭で明かされ、ネタを考えていないならと瀬古の取材のバディに指名された下馬が 、やり方の違い、世代間ギャップ、言葉の行き違いから一度は離脱するも、ある事に気付いて瀬古の危機を察知、すんでの所で助け出し犯人も逮捕の手柄を立てる。 「あなたに出来る仕事は他の人にも出来る。そうでないと会社は成り立たない。でも、あなたで良かった、そう言われる仕事ならきっとある。」「カンフルにあなたは必要」瀬古にそう言われて完全にデレた下馬。 下馬までやる気満々になって面白くない一本は、瀬古凛々子で検索、“女子中学生変死事件”の掲示板の“真犯人は瀬古凛々子”のレスに気付く。 こんな一行レスを信じて騒ぎ出すのかな、一本は? そして笹目はこの、16年前の被害者の兄か弟とかなのかな? カンフルのチーム戦が機能し始めたので、残っている仁和の件は、今回の笹目みたいに類推出来る事が少しだけ見えれば、それでいいかな。 脚本=橋本夏 演出=木村真人
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(続き)
「警察がヤクザと手を組むのかよ」と訝る獅郎だが、一狼が袋から取り出して供えた500ml缶ビールを見た瞬間、嘘ではない事を察知、交…
【2022冬ドラマ】
「ケイ×ヤク-あぶない相棒-」2話まで終了。
獅郎と莉音は親に捨てられ施設で育った。血族ではなくて“心族”だったのね。獅郎だけ養子に行って家族は出来たけど、本当の家族は姉貴だけだと思っている。それ位二人の絆は強かった。
莉音が嘘をついて手帳を含む荷物を獅郎に預けた日、歯ブラシ2本に気付いた姉は「紹介してよ」と弟をからかった。慌てた獅郎は姉を追い返した。後から実は俺はバイで今の恋人は男だったから言えなかったと、謝りメールを送ったが返事が来る事は無かった。一度は捨てられた命、姉貴の事を調べる為ならと峰上組に入った。何も怖くなかった。
一狼が警察官になったのは、両親が事件に巻き込まれて死んだから。調べたいとかではなくて、どうしても湧いて来る“負の感情”に抗う為。理不尽に対する怒り、復讐心、或いは自死の誘惑だったかもしれない。あらゆる負の感情に負けたくなかったから、警察官になると決めて自分を叱咤していたのだろう。
莉音の手帳から総理を含む4人の政治家が浮かび上がり、1枚だけ残されたレシートがヒントとなり、一狼は4人の政治家の共通項は、子供が皆同じ東永大付属中学出身だという事に気付く。
ここで獅郎が総理とそういう関係だった事が生きて来る訳ね。
※一狼が獅郎の背中の牡丹に魅せられるシーンは妖しくてヤバかったね。
脚本=鹿目けい子、酒井雅秋 演出=波多野貴文
- << 427 【2022冬ドラマ】 「ケイ×ヤク-あぶない相棒-」3話まで終了。 一狼と獅郎、この二人の因縁に驚く。 誕生日が同じ日(獅郎は捨て子なので定かでは無いとは言っていたが)。そしてその日は一狼の両親が、東京テトラビル爆破事件に巻き込まれて亡くなった命日でもある。あの日、自分がプレゼントをねだらなければ、はしゃいで疲れて休憩する事にならなければと、ずっと後悔し誕生日が嫌いだった一狼。 そしてあの日獅郎は施設で、職員の野々村(眞島秀和)が誕生日だからと焼いてくれたパンケーキに、シロップを何度も掛けては美味しそうに頬張っていた。“姉”の莉音と一緒に。そして後日、その野々村が爆破の犯人として逮捕された。 爆破の日と同日に、東永中学の音楽祭が開かれ、それを機につるんでいた大須匡達4人は学校に来なくなり、東は退学して入院、学校に来始めた3人は口を利かなくなっていた。 この爆破と4人の関係は? 莉音はあの日、野々村が施設に居たのを知っていたから疑問に思って調べ始めたのかな。 それにしても狂暴な匡の裏の顔、あれで代議士って、総理は気付くのが遅かったって、どんだけ父親をしていなかったのか。 おまけ③「任務だから全部経費で落ちる」と言う公安の一狼に、ヤクザの獅郎が「国民の血税を何だと思ってるんだ」と言い返すシーンに大爆笑。ホントおまけは和むわあ。 脚本=三浦駿斗 演出=白石達也
【2022冬ドラマ】
「妻、小学生になる。」(TBS)脚本=大島里美 出演=堤真一、石田ゆり子、蒔田彩珠、森田望智、毎田暖乃、柳家喬太郎、飯塚悟志、馬場徹、田中俊介、杉野遥亮、吉田羊 他
村田椰融の漫画原作。《金曜ドラマ・54分枠》(全話数不明)初回は15分拡大
妻は太陽。君が牛丼なら僕は紅生姜と夫は自認し、妻に依存し妻を中心に回っていた家庭が、交通事故による突然の妻・貴恵(石田)の死で壊れた。
10年後、夫・新島圭介(堤)は役職定年で部署異動、若い女性課長(森田)の部下となるが、何の感情の動きも無くただ会社に通い、弁当を買って食べるという生活を送り、二十歳の娘・麻衣(蒔田)は就職もせず部屋に引きこもり、父が買って来た弁当も自室で食べるという生活を続けていた。
そんなある日、自分は貴恵だと言い張る小学生の女の子・万理華(毎田)が新島家にやって来る。今日、気付いたのだと言って。
これは自分が死んだら生ける屍の様になってしまった夫と娘に気付いた妻の魂が、万理華の体を借りて二人を叱咤し、あるべき姿へと導いて行く、多分そんな話なのだろう。
何故小学生の万理華だったのか…には、母親(吉田)の存在も含めて、また別の事情が有るのだろう。
危うい設定が吉と出るには毎田さんの演技力が不可欠な訳だが、凄いねこの子は。ちょいちょい石田ゆり子が見え隠れするのよね。
演出=坪井敏雄
- << 429 【2022冬ドラマ】 「妻、小学生になる。」2話まで終了。 外で会っている時でも圭介は「貴恵」、万理華は「圭介」と昔のままの呼び方で相手に話し掛ける。それが他人にもし聞かれたら、どれだけ違和感をもたらすのかまで意識もせずに。万理華の中身は貴恵だと認めた段階で、圭介にとっては万理華の外観は意識の外に飛んで行ってしまっているのだろう。万理華本人は自分の姿は鏡等に映らない限り見えない訳だから、貴恵で居る事に違和感は無いのだろう。 映画館ロビーで通りすがりの老夫婦から父娘に間違われ、壁のアクリルカバーに映るお互いの姿を見て無言で立ち尽くすシーンが象徴的だった。 麻衣が失った時間を取り戻す様にママ、ママと呼んで、それでも控え目に甘えたり、貴恵の言う事を聞いてお洒落をして合コンに出掛けたりする気持ちは、痛い程に理解出来るんだよねえ。 反面、圭介のあまりにも周りが見えなくなっている喜び溢れ過ぎの言動が、ちょっと痛過ぎると言うか…。 まあそれで周りも不審に思い騒動にって要素に繋げたいのかなとも思うのだが。 貴恵の弟・友利(ゆうり)役で神木隆之介が出て来たのにはびっくり。伏せられていたから。 そして万理華の母親の千嘉は闇が深そうだなあ。貴恵が万理華の中に入ったのには、万理華を救う意味も込められているのかなと少し思ったり。 演出=坪井敏雄
【2022冬ドラマ】/簡単投稿
「しもべえ」3話まで終了。
今回はしもべえの働き方がアップデートをして、整理解雇を避ける為のユリナの母の過ちを正し、多田の弟子入りを許して鍛え、すれ違っていた父子関係を修復させ、最後は鴨志田家の七夕祭りの食事迄用意して、御礼に来た多田親子も招き入れたら、多田父の会社にユリナ母が転職出来る事になったというおまけ付きで、流れる様な見事な構成で面白かった。
気になったのはしもべえの作ったお吸い物を飲んだユリナ母の、何かに気付いた様な反応と、最後にしもべえが見詰めていたベッドの患者の事。
次も観たいと思わせる上手い匂わせだったな。
脚本=荒木哉仁 演出=山内大典
「シジュウカラ」3話まで終了。
千秋が年上の女と腕を組み歩くのを見掛けた忍は二人を尾行し、着いた家を見て驚愕し、あの日の悪夢を思い出す。
あの時の夫の浮気相手の家だった。
もしかして千秋は夫の子なのか?
疑惑が頭の中をグルグルして苦しくなった忍は、家の外で帰りを待っていた千秋に「夫の子なの?」と問い掛け、千秋は大笑いして否定。(←笑う演技はまだ下手な李光人くん)
でも何故先生は夫の浮気を見て見ぬ振りをしたのかと、涙を流しながら忍を責め立てる。家庭をぶっ壊そうと思っていたと。
夫が二人の仲を疑い出したので、新たな展開になるのかな?てか夫は橘という名字で何か思い出さないのかね?
演出=大九明子
【2022冬ドラマ】
「逃亡医F」2話まで終了。
凄いね、沢井(森七菜)って。丸印の地名と“医者なら病院”ってだけで藤木を見付け出すなんて、警察より有能じゃん。あと“おやきテレビ”の二人も、マスクを付けてる目だけの男をよく指名手配犯の藤木って分かるよね。
妙子の藤木への最後の言葉「あたしに何かあったら、都波さんとあわせて…」を、藤木は都波と会う様にと受け取っているけど、それだと日本語としておかしいよね。
初回よりは少しはマシになったけど、低空飛行に変わりはないわ。
演出=佐藤東弥
「鹿楓堂よついろ日和」2話まで終了。
※前回の間違いを訂正。鹿楓堂の読みを“ろくほうどう”に訂正。
初回のゲストのウイカがまた出て来て、独り暮らしの父(桜田=津田寛治)に鹿楓堂を勧め、また仕事で天丼を食べそびれたサラリーマンの柴野(ゆうたろう)も初めて立ち寄り、それぞれに大満足して帰って行くという話。
賄いのカレーの匂いに惹かれた桜田には、裏メニューとして“冬野菜たっぷりカレー”を出し、口が天丼になっている柴野には、メニューになくても“サクふわ鳥天丼”を作ってあげる優しい人達。(ときたかが陶芸家を辞めた理由が気になる)
最後に“抹茶のロールケーキ”(←添えられた小豆あんが食べたい!)を絶賛していたのは、スイの双子の兄の回し者?あまり観たくはないな、そういうのは。
演出=Yuki Saito
- << 432 【2022冬ドラマ】 「逃亡医F」3話まで終了。 沢井は注意されても鳴海ではなく藤木と呼んでしまうから、香川(升毅)も藤木と呼ぶ様になり、ホテルでも「藤木さん」と呼び掛けた事で、ホテルマンに顔とセットで指名手配犯と気付かれてしまった。 肝心な時に眼鏡も掛けないしマスクもしない、藤木と呼ばれる、これ位のうっかりが重ならないと、そうそう「手配犯だ!」とはならないもんね、普通(笑) でも今回は香川の人物像がしっかりと描かれた上で、彼の病気とその家族との問題迄が丁寧に描かれて、今迄のトンチキ風とは違う趣のドラマに仕上がっていて、一番観易かった。 と思ったら、藤木が警官6人に囲まれた危機に八神が突然現れ、6人をボッコボコにして制服を奪い、変装して藤木を連れ去るという暴挙に。(←公務執行妨害、暴行罪、窃盗罪…八神も手配犯じゃん) 別に藤木を助けた訳ではなくて、川に落として水責めの拷問で、妙子を殺したと吐け!ってやってた(笑) 初回は八神が気持ち悪かったけど、何かちょっと愛しくなって来た(笑) そしてラストね。 頭に色々付けた妙子がベッドで眠っていた。側には初回に、安田顕から涙をすすられていた部下の女性が居たので、場所は恐らくあの研究所。 予め別の死体を用意しておいて、何処かですり替えたのか? これ位のトンチキで行ってくれるなら、観てもいいかなと思えて来た。 演出=佐藤東弥
>> 410
【2022冬ドラマ】
「おいハンサム!!」2話まで終了。
両親と三人娘の伊藤家は食の好みがバラバラだが、家族だからという理由で統…
【2022冬ドラマ】
「おいハンサム!!」3話まで終了。
凄いね。冷蔵庫の片隅から出て来た長ねぎの使い残しと、定年退職した米山が残して行った“大量の仕事の下調べ資料”を結び付けて、「人生には限りが有る。だから使い切れなかった物が必ず残ってしまう。娘達よ、やり残しを恐れるな」という結論に持って行くとは。
冷蔵庫地図の話も面白かった。まだ新婚?の次女の里香は冷蔵庫の中身をきっちりと頭に入れて、計算ずくで献立を考えているがそれでも使い切れない物が出てしまう。
母親の千鶴も昔はそうだったが、娘が3人出来たらそんなのどうでもよくなった。
「冷蔵庫は王様じゃなくて道具なの。冷蔵庫の目的はジャスト使い切る事じゃなくて、家族の幸せなのよ」(←家族の食べたい物優先って理解した)
前回荒ぶった長女の由香には、取引先の年下イケメンが急に「好きです」と告白、戸惑い過ぎてそういうシチュエーションの漫画を読み漁る姿に笑ってしまった。
そして三女の美香がのぼせてるイケメン彼氏の学(高杉真宙)は、やっぱりヤバい奴だった。言葉の端々、行動の端々にモラハラ気質が“こんにちは”をしている。
ルーズで依存体質のユウジも困ったものだけど、学は本格的にヤバそう。
美香も違和感は持ち始めたみたいだけど。
演出=山口雅俊
【2022冬ドラマ】
「封刃師」(ABC)脚本=中島かずき 出演=早乙女太一、遠藤雄弥、中村ゆりか、深川麻衣、矢柴俊博、手塚とおる、橋本じゅん 他
中島かずき企画原作。《ドラマL・30分枠》(全9話予定)
上司からの執拗なパワハラを受け、全身に恨み辛みが蓄積して爆発した井崎(佐野岳)に、「お前闇が溜まってるな」と声を掛けて来たのは誰なのか?
その男から刀(←伸縮式なの?)を手に入れた井崎は憎き上司二人を刺し殺し、取材依頼を受けた記者の三條(深沢)を、自社の資材倉庫に呼び出す。
三條は最初の被害者の遺体から立ち上る、他の人には見えないらしい灰の様な物を目撃し、井崎からも黒い灰が見えて、謎の男から「黒い灰が見えたらとにかく逃げろ」と忠告されていたにも関わらず、呼び出しに応じてしまう。
まあ、すんでの所でその謎の男・封刃師の駆(早乙女)が助けに来て井崎と戦って、「お前の穢れ、全て受け止めた」と言って自分の鞘に井崎の刀を納めると、井崎も消えてしまう訳だが。
冒頭の夜の都会のビルの屋上での殺陣の美しさ、脇坂に馬乗りになって刀を刺そうとしている井崎の顔を、下からアップで撮る迫力、そして資材置場を迷路に見立てた様な井崎が追うシーンの、ドキドキさせてくれる縦横無尽のカメラワーク、やっぱり藤井さんの映像は面白い。
駆達の事は追々分かって来るのだろう。
演出=藤井道人
- << 422 【2022冬ドラマ】 「封刃師」2話まで終了。 駆が穢れ刃を鞘に納めると何故井崎も消えてしまったのかが謎だったのだが、元々井崎はフードの男に殺されていて、その手に穢れ刃の柄を握ると動き出す。 そして復讐を遂げ駆と戦い、駆が穢れ刃を鞘に納めると同時に、井崎も鞘に吸い込まれるという図式らしい。 今回の穢れ刃の持ち主は、穢れ刃を研究していた大学の准教授・山江(清水伸)で、研究を認めてくれず論文を読みもせずにばら蒔いた教授と、論文を拾い集める自分を鼻で笑った女子学生を穢れ刃で殺した。 駆と山江の殺陣を撮影した三條だったが、画面に映るのは駆だけで、何故なら山江は死人だから。 大体図式は理解出来た。 あとは何故三條には灰が見えるのかだな。 駆は子供の頃、目の前で穢れ刃で母親を父親に?殺され、自分にも刃を振り下ろされた(今でも腕が痛むみたい)過去がある。 今回駆は翔の仕事は俺を殺す事だって言ってたけど、それもどういう意味なんだろう。 演出=桑島憲司 ※演出家が交代したら映像が普通になってしまった。 ∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞ 「ハレ婚。」は2話まで観たが、あまり面白くないのでこれで視聴離脱する。
>> 401
(続き)
だからなのか、とにかく隊長の新名(阿部)の辞書には協調とか協力とか調和とか、ましてや忖度なんて言葉は無いらしく、とにかく強引、傲…
【2022冬ドラマ】
「DCU」2話まで終了。(2話は15分拡大)
隊長の罪を暴くと息巻いていた瀬能だが、あっさりとPTSD発症で潜れなくなっている事を新名に見抜かれ、上に報告されたらダイバーから外されるので、すっかり弱腰になってしまた瀬能。新名にそんな気はさらさら無いのに、そこ迄は読めない瀬能、大丈夫か?
大丈夫かと言えば、最後の取って付けた様な隆子のミス、脚本家大丈夫か?手錠を持っている捜査官でも有るのに、証拠品を置いてある車のキーを第三者に渡すなんて、基本的な教育すら受けていないのか?
4人で考えてこういう設定しか考えつかないなら、もう少しまともな脚本家一人に頼んだ方がマシなんじゃない?
外国人だからと色眼鏡では見ない→証拠を掴み真犯人を挙げる→外国人から感謝される→証拠のスマホを外国人に見せて、これから持ち帰る事を告げる←ここからおかしくなる→送って欲しいと言われて同乗させる←証拠と一緒に第三者を乗せるなよ
信頼関係が構築されたと思っていたら、いとも簡単に覆された、面白いでしょ?ってやりたかったんだろうけど、稚拙過ぎて逆効果になっちゃったじゃない。
ちょっと脚本がアレなんで、次回からは何か書きたくなった時にだけ書く事にする。
離脱する程つまらない訳ではないので、観るとは思う。
脚本=青柳祐美子、小谷暢亮、谷口純一郎、脚本協力=宮本勇人 演出=田中健太
- << 434 【2022冬ドラマ】/簡単投稿 「DCU~手錠を持ったダイバー」3話まで終了。(3話は15分拡大) 初めて公務執行妨害で逮捕して手錠は掛けていたけど、遂に潜る事を放棄しちゃったよ(笑) ボートや船で追い掛けるなら、普通の海保隊員で十分。きっちり訓練をしているんだから。 DCUの存在意義って何よ。 脚本家が二人体制になったけど、描いていたのは“無能で上司の命令を聞かずに暴走すると、死ぬよ”って事だけで、もう何をか言わんやだ。 脚本=青柳祐美子、小谷暢亮 演出=青山貴洋 【シーズン枠外ドラマ】/簡単投稿 「真犯人フラグ」14話まで終了。 みんなのお待ちかね、二宮、遂に本性を現した? 橘と本木はグルっぽい?もし本当に筋弛緩剤を射たれてぐったりしていたら、あんな短時間で木本が橘を担いで逃げられる訳が無いよね。強羅でも近くに居たなら別だけど。 三人は別々の理由で別々に連れ去られたって考察していた人が居たけど、そっちの線が有力になって来たのかな? 脚本=高野水登 演出=佐久間紀佳
>> 405
【2022冬ドラマ】
「ミステリと言う勿れ」2話まで終了。
整が巻き込まれたバスジャックは巧妙に仕組まれた罠で、乗客を連れ去った…
【2022冬ドラマ】
「ミステリと言う勿れ」3話まで終了。
今回は“整式理論”は控え目で、その代わりに僅かな事でも見逃さない冷静さと、そこからの推理力が光り、探偵みたいだなと思う間も無く、翔の成り済まし、思ってもいなかった真犯人、翔の心の内まで読み解いて行き、“ああ凄いな”と思った所でドラマが始まってから約30分、次の事件に進むのかなと思ったら、翔こと犬堂我路から整に送られて来た宅配物は、翔の腕時計等を着けた腕先で、警察が調べたら護送中に車ごと拐われた真犯人(バスの運転手)のものだったというびっくり展開。
まだ続くのかと思ったら、今度は愛珠本人が書いた自身宛のハガキが存在する事が分かり、我路達のハガキを見付ける旅が始まる。
そこからは永山瑛太が主役なのかと勘違いしそうになる程、整は出て来ないのだが、最後に“ずっと先の話”として整と我路の再会シーンを入れた事で、このドラマの主人公は整で、でもお互いに何か通じ合う物を感じている我路との因縁はまだ続くのだという事が分かり、これは観続けなければと思わせる戦略でもあり、今回の大胆な構成には感心しきりだった。
我路が見抜いた整の、子供がかまって欲しい時にする“人の癖を真似るとこ有るよね”。整は誰にかまって欲しかったんだろう。あの首元のケロイドと関係は有るのかな。
演出=松山博昭
- << 436 【2022冬ドラマ】 「ミステリと言う勿れ」4話まで終了。 暗号で爆破予告をする犯人。二件とも建物が特定しやすく、整から見ると暗号も解きやすい。その傾向から整は、爆弾は何処?よりは爆破予告で何を伝えたいのかの方が気になると風呂光に話す。 三件目の爆破予告は対象の建物が多く、暗号も多くて分かりにくい。しかも青砥の命令で整には解読を頼めず、風呂光は苦戦していた。 その頃整は、ずぶ濡れになりながら「山賊の歌」を歌っている男に声を掛け、東屋で雨を凌ぎながら拘りの強そうな男との会話を続けていると、男は突然「何処かに爆弾を仕掛けた気がする」と言い出した。「もしかして一昨日と昨日の爆弾もあなた?」「そんな気がする」 男の様子から記憶喪失だと気付いた整は風呂光に電話をし、池本からとにかく行く迄話を繋いでいて欲しいと言われる。 今回はまた違ったパターンの会話劇で、記憶が無いとは言え、ほぼ爆弾魔らしき男を前に全くビビらずに、何故?を繰り返したり抉る様な質問をしたりする整は、やっぱり只者ではないなと思わされた。 数字の三への拘りが強い犯人の特性と諸々の会話から、仕掛けた建物と場所を弾き出す、その豊富な知識に基づいた閃き力には脱帽しかない。 幼い頃に母親に出て行かれたという共通点を持つ男(柄本佑)と整には、何か引かれ合う似た感覚が有った様な気がする。 二人の芝居に痺れた。 演出=品田俊介
【2022冬ドラマ】/簡単投稿
「ドクターホワイト」2話まで終了。
晴汝からここぞという時に笑顔になるといいと言われた白夜は、自信満々の新キャラ夏樹(勝地)に対し「それニコッ誤診ですニコッ」
やると思ったら案の定。こういう脱線程度ならアクセントになるし、主人公の可愛さ補強にもなるから問題ないんだけど、このドラマ、どうでもいいやり取りや笑わせようとするわざとらしさがどうにも鼻につくし、全体のテンポも悪くしている。
白夜の能力とその他大勢の能力格差が大きいから、バチバチを丁寧に描く事が出来ないのかな。下手な時間稼ぎが多過ぎて白ける。
演出=城宝秀則
「ユーチューバーに娘はやらん!」2話まで終了。
脚本家が代わったら何か面白くなってた(笑)
平家の家族+千紗の幼馴染みの光輝(栗山)で囲む食卓の会話、千紗に気を遣う職場の上司や同僚達の会話、この部分の畳み掛ける様なカラッとした笑いがしっかりと作り込まれている事で、逃げた男の謝罪、タックタックの改めての告白や、千紗の仕事へのアドバイス、榎本の大人の男としての千紗への気遣い等の、しっとりだったり生真面目だったりのシーンも生きて来るというものだ。
こういう感じで続くなら、軽く観るのに丁度いいんだけどな。でも脚本家が全部で4人なので、ばら付きは出るんだろうね。
脚本=川﨑いづみ 演出=西浦正記
>> 418
【2022冬ドラマ】
「封刃師」(ABC)脚本=中島かずき 出演=早乙女太一、遠藤雄弥、中村ゆりか、深川麻衣、矢柴俊博、手塚とおる、橋…
【2022冬ドラマ】
「封刃師」2話まで終了。
駆が穢れ刃を鞘に納めると何故井崎も消えてしまったのかが謎だったのだが、元々井崎はフードの男に殺されていて、その手に穢れ刃の柄を握ると動き出す。
そして復讐を遂げ駆と戦い、駆が穢れ刃を鞘に納めると同時に、井崎も鞘に吸い込まれるという図式らしい。
今回の穢れ刃の持ち主は、穢れ刃を研究していた大学の准教授・山江(清水伸)で、研究を認めてくれず論文を読みもせずにばら蒔いた教授と、論文を拾い集める自分を鼻で笑った女子学生を穢れ刃で殺した。
駆と山江の殺陣を撮影した三條だったが、画面に映るのは駆だけで、何故なら山江は死人だから。
大体図式は理解出来た。
あとは何故三條には灰が見えるのかだな。
駆は子供の頃、目の前で穢れ刃で母親を父親に?殺され、自分にも刃を振り下ろされた(今でも腕が痛むみたい)過去がある。
今回駆は翔の仕事は俺を殺す事だって言ってたけど、それもどういう意味なんだろう。
演出=桑島憲司
※演出家が交代したら映像が普通になってしまった。
∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞
「ハレ婚。」は2話まで観たが、あまり面白くないのでこれで視聴離脱する。
>> 407
【2022冬ドラマ】
「ファイトソング」2話まで終了。
なるほど、そういう風に繋げたかったのかというのが腑に落ちた第2話。
芦…
【2022冬ドラマ】
「ファイトソング」3話まで終了。
“鹿威しデート”で、春樹の5倍位はベラベラ喋り続ける花枝にびっくり。初めての事で浮わついていたとしても、相手は大好きな歌の作者だから、気分が高揚していたのだとしても、人としては初対面に毛の生えた位の男性相手に、あんなに遠慮せずに喋る様なタイプだったっけ、花枝って。
“鹿威し”の後、春樹の家で付き合うとはどういう事かネットで調べ、話し合い、ボードに書き出して結論として、中華街でデートをする事にした二人。
デートに向けてお洒落な洋服一式を通販で買った花枝。
この辺りは二人らしいなと思ったし、春樹の部屋にいきなり事務所の後輩が訪ねて来て、「先輩が出て行く事が決まっているから、その後に俺達が入る」と聞かされ動揺した春樹が、よりスランプからの脱出を焦って、デートの最後にキス迄しようとした気持ちの変化も理解出来た。
それだけに“鹿威し”部分の花枝の違和感が少し残念だった。
今回は二人のデートを気にする慎吾が中華街に先回りするのを察知した凛も、その慎吾が気になって同行し、尾行しながらも凛は若干デート気分、慎吾は見失ってガックリというシーンが挟み込まれ、菊池風磨と藤原さくらの息の合った掛け合いが面白く、素敵なアクセントになっていた。
さてさて春樹はあの時、本当にキスをしたのだろうか?
演出=石井康晴
- << 437 【2022冬ドラマ】 「ファイトソング」4話まで終了。 案の定、花枝が避けて春樹のみぞおち辺りに突きを入れて、キスは不成立。やっぱり春樹は焦っていたんだよね、それは凄く分かる。 でも動揺した、自分勝手はイヤ、心が動くと色々な事が見えて来ると、前回よりも更に早口で捲し立てる花枝には、違和感を通り越して嫌悪感が。喋る事が自己防衛に繋がるタイプの子も居るけど、花枝は空手に打ち込み、日本代表に手の届く所迄は行った子なんだから、喋らずとも自己防衛出来る位の精神力は身に付けていたという方が自然なんじゃない? 実際、病気の事は一人で抱えている訳だし。いくら未知の恋愛感情の話だからって、人ってあそこ迄豹変するものなの? 春樹は1週間で曲を作れと言われて苦しむけど、偶然が重なり花枝の昔の仲間との空手の練習試合を見て触発され、イメージが溢れ出し一気に完成させる。 花枝をカフェに呼び出してイヤホンで聴かせる春樹。「元気が出る」と伝えるが、徹夜だった春樹は眠ってしまう。 ドラマの前半だったか、花枝の右耳がキーンとするシーンが挟み込まれていたので、イヤホンが聴き難くなるのかと心配したけど、それは大丈夫で安心させておいて、後日、春樹からの「えっと、曲ダメだった。今までありがとう」の電話で突き落とすって、展開が上手過ぎて震えたわ。 演出=村尾嘉昭
>> 408
【2022冬ドラマ】
「ムチャブリ! わたしが社長になるなんて」2話まで終了。
うーん、脚本が…。
まず主人公の設定が致命的に…
【2022冬ドラマ】
「ムチャブリ! わたしが社長になるなんて」3話まで終了。
前回よりは若干観やすくはなったと思うが、どうにもこうにも高畑充希の演じる主人公・雛子の人物像が好きになれない。
それどころか一番の苛々の元になっている。
脚本がアレでも、一番出番の多い主人公に魅力やパワーが有れば、まだ観続ける事は可能なのだが、両方駄目だとキツい。
なので今回で視聴離脱する事に決めた。
オリジナルでやるなら脚本家は慎重に選んで欲しかった。
脚本=渡邉真子 演出=猪股隆一
>> 411
【2022冬ドラマ】
「となりのチカラ」(EX)脚本=遊川和彦 出演=松本潤、上戸彩、小澤征悦、映美くらら、ソニン、清水尋也、長尾謙杜…
【2022冬ドラマ】
「となりのチカラ」2話まで終了。
今回分かったのは、チカラの母は病死、ふさぎ込んだ父に気を遣ってそっとしておいたら自殺してしまったという哀しい過去。
父に対しての後悔が残っているので、それからは周りの事を気に掛け積極的に声を掛ける様になったと。
成功体験、失敗体験色々有ったんだろうけど、どんどんエスカレートして今の姿になっちゃったって所かな?
娘は父の様にはなりたくない、自分の問題から逃げて周りの人の心配ばかりと腐してはいたけど、逃げて楽する事ばかり考えている人が大半の世の中で、父の様な人が少しでも増えれば、世界はちょっとだけ良くなるのではと思う辺り、やっぱりあの親の子だし、まだランドセルを背負ってる割には思考が大人びていて文才も有りそう。
チカラは問題解決能力は無いんだけど、女の子へ手旗信号を渡して拠り所になってあげたり、ヤングケアラーの託也には結果的に思い切り本心を吐き出させてあげたり、近くに身を置くからこそ出来る事はしてあげている。そういう所はやっぱり凄いのかな、中々出来る事では無いので。
ただねえ、ドラマとして観ているとあの迷い過ぎる所が結構キツいのよねえ。
※いくらゴーストでもライターをやっているのに、ヤングケアラーを知らなかったチカラにびっくり。
演出=本橋圭太
- << 452 【2022冬ドラマ】/簡単投稿 「となりのチカラ」3話まで終了。 前回《ただねえ、ドラマとして観ているとあの迷い過ぎる所が結構キツいのよねえ。》と書いたのだが、流石に今回は“何も解決出来ない男のグダクダと、それでも口出しをやめない特性”に嫌気がさして来た。 ソニンのベトナム人なのに何人か分からない様な台詞回しにもがっかり。 次回(2/24)は松嶋菜々子の抱える問題が分かる?みたいなので、一応視聴は続けるけど、もうレビューは書かないかも。 演出=本橋圭太
>> 412
【2022冬ドラマ】
「ゴシップ #彼女が知りたい本当の○○」3話まで終了。
前回、視聴離脱寸前迄行ったのだが、今回は今迄で一番…
【2022冬ドラマ】
「ゴシップ #彼女が知りたい本当の○○」4話まで終了。
何か2話迄に描かれた瀬古の人物像(特に1話)と、3話以降のそれがぶれて来ているのが気になる。まあ自分にとっては観易くなっているので良いのだが、大事な初期設定があれで良かったのかは精査して欲しいかな。
今回は“やる気無し、女好き”のレッテルを貼られていた下馬の事情が視聴者には冒頭で明かされ、ネタを考えていないならと瀬古の取材のバディに指名された下馬が
、やり方の違い、世代間ギャップ、言葉の行き違いから一度は離脱するも、ある事に気付いて瀬古の危機を察知、すんでの所で助け出し犯人も逮捕の手柄を立てる。
「あなたに出来る仕事は他の人にも出来る。そうでないと会社は成り立たない。でも、あなたで良かった、そう言われる仕事ならきっとある。」「カンフルにあなたは必要」瀬古にそう言われて完全にデレた下馬。
下馬までやる気満々になって面白くない一本は、瀬古凛々子で検索、“女子中学生変死事件”の掲示板の“真犯人は瀬古凛々子”のレスに気付く。
こんな一行レスを信じて騒ぎ出すのかな、一本は?
そして笹目はこの、16年前の被害者の兄か弟とかなのかな?
カンフルのチーム戦が機能し始めたので、残っている仁和の件は、今回の笹目みたいに類推出来る事が少しだけ見えれば、それでいいかな。
脚本=橋本夏 演出=木村真人
- << 439 【2022冬ドラマ】 「ゴシップ #彼女が知りたい本当の○○」5話まで終了。 前回のレビューで“大事な初期設定があれで良かったのかは精査して欲しいかな”と書いた初回の脚本家で、恐らくこのドラマの全体像を構築したと思われる(←オリジナルの場合、普通は初回を担当する脚本家がメインライターになるが、このドラマは2話で早くも他のライターに交代したから、本当にメインライターなのかは不明だが)関さんが、瀬古の過去に何が有ったのかを描く入り口に当たるこの5話に再登板した。でもまあ当然だけど瀬古のイメージを元に戻す事も無かったし、トータルで見るとやっぱり初回はミスってるよなって改めて思う。 で、今回なんだけど一本の描き方が雑でご都合主義なのが気になった。話の流れが先に有って、その為には一本はこの程度の考えでこう動かそう…みたいな?瀬古が何故「戦力外」扱いにしているのかも明らかに出来るから一石二鳥だ、みたいな? だから人物像がぶれて行くのか? あとサワユナ盗撮男が、あれだけ身長差の有る一本をサワユナと間違えるかね?というツッコミも一応入れておく(笑) 笹目は予想通り亡くなった中学生(岸辺春香)の弟だった。そして仁和は、瀬古がネットで犯人扱いされた過去が有るのを知っていた。「気にするな」と瀬古に言っていたので、まあ犯人ではない事も知っているのよね。 脚本=関えり香 演出=木下高男
>> 413
【2022冬ドラマ】
「ケイ×ヤク-あぶない相棒-」2話まで終了。
獅郎と莉音は親に捨てられ施設で育った。血族ではなくて“心族”…
【2022冬ドラマ】
「ケイ×ヤク-あぶない相棒-」3話まで終了。
一狼と獅郎、この二人の因縁に驚く。
誕生日が同じ日(獅郎は捨て子なので定かでは無いとは言っていたが)。そしてその日は一狼の両親が、東京テトラビル爆破事件に巻き込まれて亡くなった命日でもある。あの日、自分がプレゼントをねだらなければ、はしゃいで疲れて休憩する事にならなければと、ずっと後悔し誕生日が嫌いだった一狼。
そしてあの日獅郎は施設で、職員の野々村(眞島秀和)が誕生日だからと焼いてくれたパンケーキに、シロップを何度も掛けては美味しそうに頬張っていた。“姉”の莉音と一緒に。そして後日、その野々村が爆破の犯人として逮捕された。
爆破の日と同日に、東永中学の音楽祭が開かれ、それを機につるんでいた大須匡達4人は学校に来なくなり、東は退学して入院、学校に来始めた3人は口を利かなくなっていた。
この爆破と4人の関係は?
莉音はあの日、野々村が施設に居たのを知っていたから疑問に思って調べ始めたのかな。
それにしても狂暴な匡の裏の顔、あれで代議士って、総理は気付くのが遅かったって、どんだけ父親をしていなかったのか。
おまけ③「任務だから全部経費で落ちる」と言う公安の一狼に、ヤクザの獅郎が「国民の血税を何だと思ってるんだ」と言い返すシーンに大爆笑。ホントおまけは和むわあ。
脚本=三浦駿斗 演出=白石達也
- << 441 【2022冬ドラマ】 「ケイ×ヤク-あぶない相棒-」4話まで終了。 初回のレビューで“3年前、莉音は“J事案”に一人踏み込んで消された?そう見せ掛けて潜っている?”と書いたのだが、“田口部長の指示で潜っていた”が正解だった。探る相手にバレた時のダメージを最小限に抑える為に、「潜る時の細胞」(←作戦を知る者の単位)は出来るだけ小さくするのが秘密組織の鉄則だけど、目を閉じていたとは言え、あんな風に顔出しの動画を出してしまったら、莉音の極秘捜査も自ずと制限を受けて捗らなかったのではと思ってしまった。 あと獅郎の立場よね。莉音の死が信じられなかったから、闇に近付く為に峰上組に入った訳だし。 3話から出て来た謎の女はエミリと言い、匡の手先として動いているのだと思っていたら、別の男(右手の指に太い指輪を2個はめてた)と電話をして指示を受けていたみたいだな。あの指輪男は匡の動きを見張るという総理の命を受けた者なのか、或いは総理の急所である匡を使って総理を強請るor潰すつもりなのか? 匡だけでは小者感が半端無かったので、謎の勢力が出て来てまたブーストが掛かりそう。 エミリ役の青野楓の殺陣がキレッキレで凄いなと思って調べたら、フルコンタクト空手をやっている人だった。 おまけ④は、獅郎の派手なガウンを纏い鏡に写してはしゃぐ、お茶目な一狼が可愛かった。 脚本=酒井雅秋 演出=日高貴士
>> 409
【2022冬ドラマ】
「恋せぬふたり」2話まで終了。
カニに惹かれて兒玉家参り(笑)
「なめてます?」とは言ったものの、もし咲…
【2022冬ドラマ】
「恋せぬふたり」3話まで終了。
独りよがりの松岡が気持ち悪いと思ったら、何と咲子と松岡は一時期付き合っていて、断り切れずに体の関係も有った。と同時に咲子の感じる違和感を松岡も何となく感じたのか、付き合う前の“アイドル推し友”の時の方が楽しかったという事で、お付き合いは“活動休止”になった。
でも咲子が持っていた“変なアンケート”を取り上げて読んだら、急に心配になったらしい。
「アイドルは活動休止してもアイドルだろ?」「咲子はまだギリ俺の彼女だから」凄い論理(笑)
羽の貯めていた7店舗のポイント特典期限が今日迄で、仕事終わりに二人で手分けして消化し、帰宅する所迄尾行していた松岡は、どういう関係なのかと二人に迫る。
羽が「家族(仮)です」と答えるが、結婚するのかと更にヒートアップ。
「愛のないセックスは理解出来ても、セックスのない愛は理解出来ないんですか?」
そりゃあ、松岡には(てか、殆どの人には)理解出来ないよね。
二人は揉み合いになり、階段から落ちそうになった松岡を庇った羽が落ちてしまう。
予告だと納得出来ない松岡が押し掛けて、3人の生活が始まる様だが、松岡はアロマアセクを理解出来るのだろうか?
※咲子と松岡の推しアイドルを、同じよるドラ枠のドラマに出ていた“サニサイ”に設定していて、ちょっと沸いた!
演出=土井祥平
- << 438 【2022冬ドラマ】 「恋せぬふたり」4話まで終了。 前回の予告を観て松岡は羽に嫉妬して無理矢理同居するの?嫌な奴だなとか思っていたら、松岡を庇って落ちて羽が腰を痛め、右腕も骨折した為、責任を感じて有給休暇を取って治る迄介護をしつつ、二人の実態を見て自分なりに納得をしたいって事だったのね。 それでもあの性格だから、ちょいちょい無理解から来る不躾な質問をしたり、「カップルみがする」「妻みがする」とか、二人を苛つかせる事を平気で口にするのよね。 でも咲子が「恋が分からないから“恋するクリスマスフェア”のアイディアが出て来ない。私でいいのかな」と悩み始めると、「本当にお客様を喜ばせようとする気持ちが一番大事で、咲子にはそれが有るから大丈夫」と励ます所とか、ウザい所も有るけど咲子の言う様に根はいい奴みたいだというのは感じた。 松岡は一緒に暮らす事で自分の無理解に気付いて素直に反省したりもするんだけど、理解したあげくの提案が「恋愛抜きの家族って有りなんだなって。だったらさ、俺でよくない?」「キスもセックスも触ったりもしない。したくなったら自分でする」 咲子とは食の好みも趣味も合うから一緒に居ると楽しいと、改めて実感したらしい。 「だから俺でよくない?」 うーん、ちょっと違うかなあ(笑) 羽がどう出るのかが気になるけど、答え合わせは2/21迄お.あ.ず、け! 演出=押田友太
>> 414
【2022冬ドラマ】
「妻、小学生になる。」(TBS)脚本=大島里美 出演=堤真一、石田ゆり子、蒔田彩珠、森田望智、毎田暖乃、柳家喬太…
【2022冬ドラマ】
「妻、小学生になる。」2話まで終了。
外で会っている時でも圭介は「貴恵」、万理華は「圭介」と昔のままの呼び方で相手に話し掛ける。それが他人にもし聞かれたら、どれだけ違和感をもたらすのかまで意識もせずに。万理華の中身は貴恵だと認めた段階で、圭介にとっては万理華の外観は意識の外に飛んで行ってしまっているのだろう。万理華本人は自分の姿は鏡等に映らない限り見えない訳だから、貴恵で居る事に違和感は無いのだろう。
映画館ロビーで通りすがりの老夫婦から父娘に間違われ、壁のアクリルカバーに映るお互いの姿を見て無言で立ち尽くすシーンが象徴的だった。
麻衣が失った時間を取り戻す様にママ、ママと呼んで、それでも控え目に甘えたり、貴恵の言う事を聞いてお洒落をして合コンに出掛けたりする気持ちは、痛い程に理解出来るんだよねえ。
反面、圭介のあまりにも周りが見えなくなっている喜び溢れ過ぎの言動が、ちょっと痛過ぎると言うか…。
まあそれで周りも不審に思い騒動にって要素に繋げたいのかなとも思うのだが。
貴恵の弟・友利(ゆうり)役で神木隆之介が出て来たのにはびっくり。伏せられていたから。
そして万理華の母親の千嘉は闇が深そうだなあ。貴恵が万理華の中に入ったのには、万理華を救う意味も込められているのかなと少し思ったり。
演出=坪井敏雄
- << 442 【2022冬ドラマ】 「妻、小学生になる。」3話まで終了。 昔、家族三人で行った水族館に、万理華になった貴恵と三人で出掛けてはしゃぐ圭介。大きな水槽を見ていた万理華が「子供のサイズ感だと迫力が違うわね」と言ったのには笑ってしまった。 トイレに行った万理華が戻らず取り乱す圭介。常にいつ貴恵(の魂)が消えてしまうのかと怯えている気持ちは分かるけど、大の大人があそこ迄?、麻衣位の反応が普通でしょと、また少しシラケてしまったのだが。 その後、万理華が貴恵の弟・友利のアパートに行き「貴方のお姉さんってどんな人?」と質問、「トップオブ頼りがい、姉ちゃんは周りを駄目にする」という答えを聞いて、圭介は多分元々依存体質だった上に、貴恵と結婚したから余計に駄目になっちゃったのかなと。麻衣に関しては子育ての最中だったから、駄目にする様な対応はしていなかっただろうし、その後、父親を反面教師にして冷静沈着タイプになったのかなと。 万理華の中に二人が共存しているのであれば、当然に母親の千嘉には違和感が有っただろうし、あの後、不器用な圭介の対応次第では大変な事になるかも。万理華と麻衣が機転を利かしてくれればいいけど。 最後に唐突に出て来た中学生作家の出雲凛音、この子も誰かの魂を宿してるのかな? 演出=山本剛義
【2022冬ドラマ】/簡単投稿
「しもべえ」4話まで終了。
辰馬の父は廃人の様になってるけど、辰馬が蔑んでいる様に見えるから、病気というよりは何かから逃げてアル中になったみたいな感じなのかな。
辰馬がユリナの事は覚えていないと言って、好きでもなさそうな医者の娘と付き合っているのは、何かの打算?
ユリナはなまじ知識が無いから、勉強し始めるとスポンジの様にどんどん吸収して行くと評した辰馬。あんなに成績が上がるかは別として、何か納得してしまったわ、あの言葉。
しもべえの料理の味は、やっぱりユリナ父のものと同じなんだ。て事は、しもべえは父の魂が動かしてる?
次回は4週間後!ワオッ
脚本=遠山絵梨香 演出=紙谷楓
「シジュウカラ」4話まで終了。
忍の旦那、ちょいちょい人を苛々させる物言いをするけど、だんだんエスカレートして今回は男尊女卑思考が酷くて、この人って会社で一切失言をしてないのかな、その内モラハラで告発されるのではと心配になるレベルだわ。
千秋は中学の時からおばさん相手に体を売ってたって、あの母親が離婚されてお金に困って仕方なくだったのかな。
忍に嫉妬して告げ口して来た千秋の幼馴染みの女に、他人の知られたくない秘密を、自分の優越感の為に誰かに話すものじゃないと、ビシッと注意した忍は格好良かった。ラストの千秋の暗い目にはゾクゾクした。
演出=成瀬朋一
- << 482 【2022冬ドラマ】 「しもべえ」5話まで終了。 長いお休みを経て4週間振りの再開。まあコンテンツとしては特徴が有って強いので、内容を忘れてしまう様な事は無かった。 今回は文化祭のクラスの役員決め、生徒会からの嫌がらせ、そして多田の活躍で出店がバズる迄の話に、辰馬と父・和馬の関係、和馬の過去に何が有ったのか、父子の和解、和泉に別れを切り出す辰馬等々の話を絡ませ、たこ焼き出店の話は明るく振り切った雰囲気で、ユリカvs.辰馬の話はシリアスにと、メリハリが効いていてそれなりに面白かった。 和馬が教授執刀の患者が死亡したのは、教授の術前検査ミスが原因と指摘して、教授と和泉の父に陥れられて、手術ミスで患者を死なせた医師としてリークされ、大学病院から追放され、教授が手を回したから勤務医は叶わず、開業の資金も借りられずに八方塞がりで、気力を失ってしまったという真相は、ドラマ界では手垢の付いた設定で、ちょっとがっかりな面は有るのだが、次回しもべえが大学病院で証拠探しをするみたいなので、そっちに期待したい。 辰馬は和泉に「別れよう。君の事好きじゃないんだ」←😱「君に親父の事を言いふらされるのが怖かったから」「じゃ、言いふらしてもいいのね?」「いいよ。親父は何も悪い事はしていない」 ユリナ憎しの和泉は、また何かをしでかしそう。父親そっくりだな。 脚本=遠山絵梨香 演出=紙谷楓
>> 380
【2022冬ドラマ】
「わげもん〜長崎通訳異聞〜」(NHK大阪)脚本=宮村優子 出演=永瀬廉、小池徹平、久保田紗友、平山祐介、宮川一朗…
【2022冬ドラマ】
「わげもん〜長崎通訳異聞〜」全4話終了。
縦軸の失踪したらしい壮太の父の話の全貌が分かり難い上に、出島や通詞の説明、牢から逃げたカイを匿い唐人船で逃がす迄の話、何か言いたげだった出島の老通詞が殺され、壮太が犯人として捕らえられる話、周田とハンセンが共謀して行っていた抜け荷の話、壮太を助けに来た神頭の過去と現在の話、神頭の船の焼き討ち等の話が各話に詰め込まれ、その上でもう一つの縦軸である通詞の仕事振りと、有能な森山が行う通詞の育成、その他に壮太を助けたり面倒を見てくれる周りの人達との交流、これだけの内容がたった4話で描かれた為に、もう話を追い掛け理解しようとするだけで精一杯で、物語を楽しむ余裕など無かった。
混血児にとって混血が珍しくない長崎は生き易い、他の土地では今の様な生活は出来ないという話は興味深かったし、通詞の仕事を掘り下げて描いたり、出島の中の状況や壮太を取り巻く人間模様を描いた部分については面白さを感じたので、父の失踪部分は全カットし、父の死を知った壮太が長崎に来る所から始めてエピソードは少し整理し、森山に感化されて父の後を継ぐ決心をする迄の壮太ストーリーにした方が、分かり易くて面白かったのではないかなと思う。
※歴史好きな人には、これ位ぎゅうぎゅう詰めでも問題は無いのかもだが。
脚本=宮村優子 演出=盆子原誠①④、椰川善郎②③
>> 416
【2022冬ドラマ】
「逃亡医F」2話まで終了。
凄いね、沢井(森七菜)って。丸印の地名と“医者なら病院”ってだけで藤木を見付け…
【2022冬ドラマ】
「逃亡医F」3話まで終了。
沢井は注意されても鳴海ではなく藤木と呼んでしまうから、香川(升毅)も藤木と呼ぶ様になり、ホテルでも「藤木さん」と呼び掛けた事で、ホテルマンに顔とセットで指名手配犯と気付かれてしまった。
肝心な時に眼鏡も掛けないしマスクもしない、藤木と呼ばれる、これ位のうっかりが重ならないと、そうそう「手配犯だ!」とはならないもんね、普通(笑)
でも今回は香川の人物像がしっかりと描かれた上で、彼の病気とその家族との問題迄が丁寧に描かれて、今迄のトンチキ風とは違う趣のドラマに仕上がっていて、一番観易かった。
と思ったら、藤木が警官6人に囲まれた危機に八神が突然現れ、6人をボッコボコにして制服を奪い、変装して藤木を連れ去るという暴挙に。(←公務執行妨害、暴行罪、窃盗罪…八神も手配犯じゃん)
別に藤木を助けた訳ではなくて、川に落として水責めの拷問で、妙子を殺したと吐け!ってやってた(笑)
初回は八神が気持ち悪かったけど、何かちょっと愛しくなって来た(笑)
そしてラストね。
頭に色々付けた妙子がベッドで眠っていた。側には初回に、安田顕から涙をすすられていた部下の女性が居たので、場所は恐らくあの研究所。
予め別の死体を用意しておいて、何処かですり替えたのか?
これ位のトンチキで行ってくれるなら、観てもいいかなと思えて来た。
演出=佐藤東弥
- << 444 【2022冬ドラマ】 「逃亡医F」4話まで終了。 藤木を水責めにしたら脈が止まって「やり過ぎた」と焦る(八神)拓兄ぃ。石を脇に挟み、動脈を止めていた藤木はしてやったり!こんな臨機応変も出来るのに変装は苦手なのね(笑) 今回は拓兄ぃが藤木と仲がいい振りをして沢井を騙し、都波教授の情報を仕入れて拉致、筋川のアパートに監禁して話を聞き出すのだが、「言わないと俺の指を折る!」ってどういう脅し?(笑)で、本当にボキッて折ったら教授がビビって白状するって(笑) 「妙子くんは金に転んでバイオネオの佐々木と組んだ」←と教授は思い込んでる? 少なからずショックを受ける拓兄ぃ。 妹は親代わりの自分に何でも話してくれていたと信じる拓兄ぃに、沢井が「相談するなら兄弟より恋人にするでしょ」とバッサリ。よく言った、沢井! 佐々木は警視総監(だったかな?)に賄賂を渡して、藤木を引き渡す様に念押ししてた。 どういう事?天才医師藤木の神の手で、妙子を復活させたいのか? どういう方向に進むのか分からないから、様子見の筈が気になってつい観てしまう、そんなドラマに進化中、かな? 演出=大谷太郎
【2022冬ドラマ】/簡単投稿
「鹿楓堂よついろ日和」3話まで終了。
今回はスイの双子の兄が経営しているホテルのパティシエ角崎(白洲)が、深夜テレビのスイーツ対決番組出演を椿に仕掛けて来て、勝って優越感に浸るだけでなく、観覧席にいたスイが大企業の御曹司である事もばらしてしまうという、私から観たら要らない展開が始まってしまったなと残念に思う回だった。そんな中でも、椿の過去(お客様第一の姿勢が仇になり、何処へ行ってもクビ)と、そんな椿の客の事情に合わせて臨機応変に対応する姿勢に感銘を受けたスイが、椿をスカウトする話が盛り込まれ、その部分だけは良かったなと。
演出=柴田啓佑
「おいハンサム!!」4話まで終了。
以前のレビューにも書いたと思うけど、このドラマは基本、家族それぞれの生活の4コマ漫画を、どんどん繋ぎ合わせて行く様な作りなんだよね。
だから共通の芯になる様なテーマがある時は、そこに収斂して行き腑に落ちるし、芯が見えにくい時はバラバラだったなという印象が強くなってしまう、そういう危険性も孕んでいる気がする。
今回は里香の夫の、昔の恋人への浮気心が発覚し、“何で男はいつまでも昔の女に想いを馳せるのか”から、まさかの昭和の大ヒット曲「五番街のマリーへ」の歌詞いじり(男の思い込みいじり)が始まり、「お父さんにもマリーがいるの?」で落とすという大胆さに大笑い。
演出=水田成英
- << 445 【2022冬ドラマ】 「おいハンサム!!」5話まで終了。 三女美香の究極の男運の悪さと言ったら…。「いつか結婚しようか」がプロポーズだったユウジ。《はあ?未来形&疑問形かよ》と腹を立て、生活力の無い男には流されなかった美香。でも今度の男は…。 二人で学の実家を訪問。玄関で学が妹に「キヨ」と呼び掛けたら、「ラジャー」と言って小洒落た椅子を持って来た。美香を座らせ足を揉み始めた学。妹とツーカーなのは、過去に何人もの女性を連れて来て同じ行為をしていたって事よね。学も学だし、それを奇異とも思わずにニコニコしている学の家族も気持ち悪い。 美香から借りたボールペンを失くして謝りもせず、高いボールペンを返せば文句無いだろうと思ってる想像力の無さも嫌。ホントこの男だけは無しだぜ。 冷し中華を作らせて自分に合う女か測る男。 何も聞かずに料理にすぐレモンをかける男。 牛丼はつゆだくが通だと思い込んでウンチクを語る男。 焼肉屋に入って最初からご飯を頼み、おかわりの度に焼肉にはご飯が一番だと一々言う男。 今回は変な男特集みたいな話だったけど、やっぱり学が断トツで変だわ。 安くたって使い勝手が良いからずっと使ってるボールペンって有ると思うの。高ければいいって物でもない。それを謝りも聞きもせずって、有り得ないわ。 (前回から)総合演出=山口雅俊 演出=水田成英
>> 419
【2022冬ドラマ】
「DCU」2話まで終了。(2話は15分拡大)
隊長の罪を暴くと息巻いていた瀬能だが、あっさりとPTSD発症…
【2022冬ドラマ】/簡単投稿
「DCU~手錠を持ったダイバー」3話まで終了。(3話は15分拡大)
初めて公務執行妨害で逮捕して手錠は掛けていたけど、遂に潜る事を放棄しちゃったよ(笑)
ボートや船で追い掛けるなら、普通の海保隊員で十分。きっちり訓練をしているんだから。
DCUの存在意義って何よ。
脚本家が二人体制になったけど、描いていたのは“無能で上司の命令を聞かずに暴走すると、死ぬよ”って事だけで、もう何をか言わんやだ。
脚本=青柳祐美子、小谷暢亮 演出=青山貴洋
【シーズン枠外ドラマ】/簡単投稿
「真犯人フラグ」14話まで終了。
みんなのお待ちかね、二宮、遂に本性を現した?
橘と本木はグルっぽい?もし本当に筋弛緩剤を射たれてぐったりしていたら、あんな短時間で木本が橘を担いで逃げられる訳が無いよね。強羅でも近くに居たなら別だけど。
三人は別々の理由で別々に連れ去られたって考察していた人が居たけど、そっちの線が有力になって来たのかな?
脚本=高野水登 演出=佐久間紀佳
【2022冬ドラマ】/簡単投稿
「封刃師」3話まで終了。
1、2話の様に恨み辛みが積もり積もって穢れとなった人だけに“穢れ刃”が渡されるのかと思ったら、今回の穢れはただ快楽の為に連続殺人を犯していたので、そんなの有りなのかとちょっとがっかり。
その代わり今回、妹が危うく被害者になる所を自分で助けて穢れと戦い、その後に駆に助けて貰った神代刑事(武田梨奈)が“フード”に殺され、穢れ刃を握りしめて犯罪者を殺し始めたので、こっちのドラマに期待したい。今回の殺陣の演出はキレが有り見応えが有った。
演出=曽根隼人
「ドクターホワイト」3話まで終了。
相変わらず無駄なシーン(定例会議でコーヒーメーカーとか)が多いな。
あと優馬くんの母親に対する態度が極端過ぎて(あの年齢であんな逆張りする?)、ちょっとシラケた。
画像を診て「影が有ります」って白夜に分かるなら、他の医師にも分かるよね、普通。
結局このドラマは白夜は何者?誰が狙ってる?の方にウエイトを置きたいんだよね?
演出=河野圭太
「ユーチューバーに娘はやらん!」3話まで終了。
脚本家と演出家が同時に変わって、またユーモアの質が落ちてしまった。
タックタックの深掘りと、榎本と千紗は昔の番組で繋がっていたのかも、という部分は良かったんだけどね。コメディー部分がぬる過ぎる。
脚本=いとう菜のは 演出=関野宗記
- << 446 【2022冬ドラマ】 「封刃師」4話まで終了。 穢れ刃を持った神代(武田梨奈)は暴力団事務所にも殴り込んで、そこに居た全員を容赦なく斬り捨てた。 後から来た翔は「まさか君が?」 逃げる神代を路地裏で駆と翔が挟み撃ち。 「私は死んでいい奴しか殺していない!」 「今はそうでもやがて誰でも斬りたくなってしまう」と駆。 形勢不利と見るや拳銃で駆を撃ち逃げる神代。(弾は駆の脇腹をかすめただけだった) 美緒に電話を掛け状況を説明し、穢れ刃を広めない為にフードの男の事を皆に説明する様に頼む神代。 妹に会いたいけど会えない、会えば斬ってしまうかもしれないから。マンションの下まで来て部屋を見上げていると駆が到着、闘いが始まる。 前回も思ったけど武田さんのアクション、特に全く体の軸がぶれない蹴り技が凄くて、カッコいいなあと思って調べたら、空手の黒帯二段なのね。回し蹴り、超カッケー! 美緒は五百津堂にフード男の話をしに行くが、何と肇(橋本じゅん)達も初めて知る話で、肇は巳前(手塚とおる)に確認するが、知らないのか隠しているのか、どっちにも取れる反応。 駆の封刃師としての寿命も尽き掛けている様子。最後はあのフード男との対決になるのかな?残りあと4話。 演出=曽根隼人
>> 420
【2022冬ドラマ】
「ミステリと言う勿れ」3話まで終了。
今回は“整式理論”は控え目で、その代わりに僅かな事でも見逃さない冷静…
【2022冬ドラマ】
「ミステリと言う勿れ」4話まで終了。
暗号で爆破予告をする犯人。二件とも建物が特定しやすく、整から見ると暗号も解きやすい。その傾向から整は、爆弾は何処?よりは爆破予告で何を伝えたいのかの方が気になると風呂光に話す。
三件目の爆破予告は対象の建物が多く、暗号も多くて分かりにくい。しかも青砥の命令で整には解読を頼めず、風呂光は苦戦していた。
その頃整は、ずぶ濡れになりながら「山賊の歌」を歌っている男に声を掛け、東屋で雨を凌ぎながら拘りの強そうな男との会話を続けていると、男は突然「何処かに爆弾を仕掛けた気がする」と言い出した。「もしかして一昨日と昨日の爆弾もあなた?」「そんな気がする」
男の様子から記憶喪失だと気付いた整は風呂光に電話をし、池本からとにかく行く迄話を繋いでいて欲しいと言われる。
今回はまた違ったパターンの会話劇で、記憶が無いとは言え、ほぼ爆弾魔らしき男を前に全くビビらずに、何故?を繰り返したり抉る様な質問をしたりする整は、やっぱり只者ではないなと思わされた。
数字の三への拘りが強い犯人の特性と諸々の会話から、仕掛けた建物と場所を弾き出す、その豊富な知識に基づいた閃き力には脱帽しかない。
幼い頃に母親に出て行かれたという共通点を持つ男(柄本佑)と整には、何か引かれ合う似た感覚が有った様な気がする。
二人の芝居に痺れた。
演出=品田俊介
- << 448 【2022冬ドラマ】 「ミステリと言う勿れ」5話まで終了。 前回バランスを崩して落ちた整は検査入院。寝ようと思った時に隣のベッドにも患者が居る事に気付く。 自己紹介の後、元刑事だと言う牛田(小日向文世)は過去の事件をクイズにして出すが、整が一発で当ててしまうと「つまんねえ、じゃ二問目だ」。 それも当てて「もう寝てもいいですか?」と言うと「三問目」。 ここで二問目迄は三問目のヒントも兼ねていて、三問目の真犯人は牛田の優秀な相棒だった霜鳥(相島一之)で、どうやら牛田はそれに気付いていたが、22年間ずっと黙っていた事が分かる。ところが不治の病で入院し、見舞いに来た霜鳥が「入院費を払わせて下さい」と言った事から、牛田は考えを変える…という話で、牛田と整の掛け合いが楽しめてドラマに入り込んでいたら、翌朝看護師に起こされた整が知ったのは「牛田さんなら昨日の朝、亡くなりましたよ」でガーン、全部整の夢? でも牛田がくれた「自省録」は確かに手元にあり、元相棒の霜鳥は病室にやって来て、その霜鳥を捕まえる為に刑事もやって来て…、整が牛田から聞いた話は現実だったというね。どう解釈したらいいのか分からないが、滅茶苦茶面白かった。 そして「自省録」を使った暗号を操る入院患者で、その本を牛田にくれたというライカ(門脇麦)という女性に試される?整。 次回は頭脳戦? 演出=松山博昭
>> 423
【2022冬ドラマ】
「ファイトソング」3話まで終了。
“鹿威しデート”で、春樹の5倍位はベラベラ喋り続ける花枝にびっくり。初め…
【2022冬ドラマ】
「ファイトソング」4話まで終了。
案の定、花枝が避けて春樹のみぞおち辺りに突きを入れて、キスは不成立。やっぱり春樹は焦っていたんだよね、それは凄く分かる。
でも動揺した、自分勝手はイヤ、心が動くと色々な事が見えて来ると、前回よりも更に早口で捲し立てる花枝には、違和感を通り越して嫌悪感が。喋る事が自己防衛に繋がるタイプの子も居るけど、花枝は空手に打ち込み、日本代表に手の届く所迄は行った子なんだから、喋らずとも自己防衛出来る位の精神力は身に付けていたという方が自然なんじゃない?
実際、病気の事は一人で抱えている訳だし。いくら未知の恋愛感情の話だからって、人ってあそこ迄豹変するものなの?
春樹は1週間で曲を作れと言われて苦しむけど、偶然が重なり花枝の昔の仲間との空手の練習試合を見て触発され、イメージが溢れ出し一気に完成させる。
花枝をカフェに呼び出してイヤホンで聴かせる春樹。「元気が出る」と伝えるが、徹夜だった春樹は眠ってしまう。
ドラマの前半だったか、花枝の右耳がキーンとするシーンが挟み込まれていたので、イヤホンが聴き難くなるのかと心配したけど、それは大丈夫で安心させておいて、後日、春樹からの「えっと、曲ダメだった。今までありがとう」の電話で突き落とすって、展開が上手過ぎて震えたわ。
演出=村尾嘉昭
- << 451 【2022冬ドラマ】 「ファイトソング」5話まで終了。 花枝は“恋の取り組み”については何でも仲間に話してしまうのに、何故“耳”の事は誰にも話さずに一人で抱え込んでいるのかが分かった今回。 花枝をプライベートで自宅に招いた葉子の、何か秘密や心配事を抱えているのか、ひょっとして耳の事かなという問い掛けに、「秘密は有ります」「言わずに抱えてる方が楽だっていうのも有って、誰か一人に言ったら壊れてしまうのかもっていうのも有って」と打ち明けた花枝。 なるほどね、直美や仲間達に話せる事と話せない事のラインが花枝の中にはしっかりと有って、それはやはり家族を失い、一人で生きる為に強くなりたいと空手にのめり込んだ時から、心の中で育てて来た自分を守る為のエリアみたいな物なのかなと。 心が動き納得の行く曲が書けて、この後も書けそうな気がする春樹は、社長を待ち伏せして頭を下げて直談判。その姿を慎吾に見られてしまうが、「格好悪くなんてないっすよ。俺も有るんで、信用金庫とかに頭下げるヤツ」って本心で言える慎吾ってホントいい奴。ついでに花枝達とキャンプに行くんだと、日付と場所迄教えてあげる人の良さ。(←別れたと思ってるから、無意識に自慢も入っちゃったのかな?) そして予想通り春樹が駆け付け告白からの、慎吾のちょっと待ったあ! 次回も観たくなるラスト、相変わらず上手いね。 演出=岡本伸吾
>> 428
【2022冬ドラマ】
「恋せぬふたり」3話まで終了。
独りよがりの松岡が気持ち悪いと思ったら、何と咲子と松岡は一時期付き合ってい…
【2022冬ドラマ】
「恋せぬふたり」4話まで終了。
前回の予告を観て松岡は羽に嫉妬して無理矢理同居するの?嫌な奴だなとか思っていたら、松岡を庇って落ちて羽が腰を痛め、右腕も骨折した為、責任を感じて有給休暇を取って治る迄介護をしつつ、二人の実態を見て自分なりに納得をしたいって事だったのね。
それでもあの性格だから、ちょいちょい無理解から来る不躾な質問をしたり、「カップルみがする」「妻みがする」とか、二人を苛つかせる事を平気で口にするのよね。
でも咲子が「恋が分からないから“恋するクリスマスフェア”のアイディアが出て来ない。私でいいのかな」と悩み始めると、「本当にお客様を喜ばせようとする気持ちが一番大事で、咲子にはそれが有るから大丈夫」と励ます所とか、ウザい所も有るけど咲子の言う様に根はいい奴みたいだというのは感じた。
松岡は一緒に暮らす事で自分の無理解に気付いて素直に反省したりもするんだけど、理解したあげくの提案が「恋愛抜きの家族って有りなんだなって。だったらさ、俺でよくない?」「キスもセックスも触ったりもしない。したくなったら自分でする」
咲子とは食の好みも趣味も合うから一緒に居ると楽しいと、改めて実感したらしい。
「だから俺でよくない?」
うーん、ちょっと違うかなあ(笑)
羽がどう出るのかが気になるけど、答え合わせは2/21迄お.あ.ず、け!
演出=押田友太
- << 474 【2022冬ドラマ】 「恋せぬふたり」5話まで終了。 いつの間にか連絡が取れなくなり、小田原の店に異動してしまった千鶴に会いたいけど会いには行けないと悩む咲子に、カズくんは「会いに行けよ」羽は「介入し過ぎるのは…」それに対してカズくんの「家族(仮)って、結構ドライなんすね」の呟きが効いたのか、腰痛も癒えた羽は3人でのお出掛けを提案。「彼へのお礼も兼ねて小田原なんてどうでしょう」戸惑う咲子に「僕だけじゃ考えられませんでした。カズくんさんが居たからです」 カズくんは羽がくれたアロマアセクに関する本を沢山読み込んで、知ろうとしてくれてるのが分かっていたから、羽もカズくんの言い分、考え方に耳を傾ける様になって来たのね。勿論彼が好い人なのが分かったからというのも有るけど。 千鶴はまさかの咲子への恋愛感情を自覚してしまった事が、離れた理由だった。咲子が人を好きになれない子だと分かっていたから。これも苦しいよなあ。 カズくんは家族と仲良しで、その中に咲子も加わって欲しいと願っているけど、それは無理だよねえ。親は普通の結婚を望むもの。そしてカズくんの幸せはそういう所に有る。 「だから解散しよう」と咲子。 羽が用意してくれた蟹を、泣きながら食べる咲子が切なくもあり。 演出=野口雄大
>> 426
【2022冬ドラマ】
「ゴシップ #彼女が知りたい本当の○○」4話まで終了。
何か2話迄に描かれた瀬古の人物像(特に1話)と、3…
【2022冬ドラマ】
「ゴシップ #彼女が知りたい本当の○○」5話まで終了。
前回のレビューで“大事な初期設定があれで良かったのかは精査して欲しいかな”と書いた初回の脚本家で、恐らくこのドラマの全体像を構築したと思われる(←オリジナルの場合、普通は初回を担当する脚本家がメインライターになるが、このドラマは2話で早くも他のライターに交代したから、本当にメインライターなのかは不明だが)関さんが、瀬古の過去に何が有ったのかを描く入り口に当たるこの5話に再登板した。でもまあ当然だけど瀬古のイメージを元に戻す事も無かったし、トータルで見るとやっぱり初回はミスってるよなって改めて思う。
で、今回なんだけど一本の描き方が雑でご都合主義なのが気になった。話の流れが先に有って、その為には一本はこの程度の考えでこう動かそう…みたいな?瀬古が何故「戦力外」扱いにしているのかも明らかに出来るから一石二鳥だ、みたいな?
だから人物像がぶれて行くのか?
あとサワユナ盗撮男が、あれだけ身長差の有る一本をサワユナと間違えるかね?というツッコミも一応入れておく(笑)
笹目は予想通り亡くなった中学生(岸辺春香)の弟だった。そして仁和は、瀬古がネットで犯人扱いされた過去が有るのを知っていた。「気にするな」と瀬古に言っていたので、まあ犯人ではない事も知っているのよね。
脚本=関えり香 演出=木下高男
- << 453 【2022冬ドラマ】 「ゴシップ #彼女が知りたい本当の○○」6話まで終了。 現在のコンプライアンスに照らして問題の有る有名人の過去の言動を掘り起こし、ネット上で拡散して一斉に叩き、現在の仕事や地位から引き摺り下ろそうとするキャンセルカルチャー、そう言えば東京五輪絡みで有ったねえ。 それをベースにしたドラマ部分にはあまり魅力は感じなかったけど、YouTuberが南雲の娘に卵をぶつけて、ごめんごめんと肩に手を回して逃げられない様にしていたのは犯罪だから、“根津は動画を撮っておけよ”とは思った。 瀬古は中学時代でもあのマフラーをして、あの辞書で言葉の意味を確認していたから、犯人扱いをされた事で心を閉ざした訳ではなくて、元々ASDもしくはそのグレーゾーンに居て人の気持ちが分からない、だから友達も居ないし、そもそも友達がどういうものかも感情としては理解出来ていなかったから、作る必要性も感じていなかった、そういう設定なんだね、多分。だから逆に潰れなかったのかも? (瀬古ジュニアを演じた山田美紅羽の黒木華への寄せ具合が半端なくて素晴らしかった) ここ迄の笹目の関わり方が作り過ぎで、蓋を開けたら肩透かしを食った感じにはなったけど、新たにカンフルに加わる事で違うパターンの記事が作れるならいいのかも。 脚本=橋本夏 演出=石川淳
【2022冬ドラマ】
「ダメな男じゃダメですか?」(TX・ホリプロ・製作委員会)脚本=小寺和久 他 出演=町田啓太、深川麻衣、加藤清史郎、堀部圭亮、山野海、ゆうたろう、田口浩正、諏訪太朗、宮崎美子 他
大盛のぞみの漫画原作。《水ドラ25・30分枠》(全話数不明)
1月に4回放送されたドキュメンタリーで、原作漫画が選ばれる迄の選考過程や、頭の話の流れ、町田啓太の祖母役が誰か、ロケ地は何処か等ずっと観ていたので、新鮮味は無く“ああ、あの場面は最終的にこういう絵面にしたのか”とか、権太(町田)の眉を触る癖は強調し過ぎかなとか、ドキュメンタリーでの出来事を確認するみたいな見方になってしまった。
ドキュメンタリーでは入れ替わる所迄しか追っていないので、次回からはまっさらな気持ちでドラマを観る事が出来る。
入れ替わってからの二人の言動のアイディアが、このドラマの肝になり成否を分ける元にもなるので、どんな展開になるのかを楽しみに待ちたいと思う。
演出=太田勇
>> 427
【2022冬ドラマ】
「ケイ×ヤク-あぶない相棒-」3話まで終了。
一狼と獅郎、この二人の因縁に驚く。
誕生日が同じ日(獅郎は…
【2022冬ドラマ】
「ケイ×ヤク-あぶない相棒-」4話まで終了。
初回のレビューで“3年前、莉音は“J事案”に一人踏み込んで消された?そう見せ掛けて潜っている?”と書いたのだが、“田口部長の指示で潜っていた”が正解だった。探る相手にバレた時のダメージを最小限に抑える為に、「潜る時の細胞」(←作戦を知る者の単位)は出来るだけ小さくするのが秘密組織の鉄則だけど、目を閉じていたとは言え、あんな風に顔出しの動画を出してしまったら、莉音の極秘捜査も自ずと制限を受けて捗らなかったのではと思ってしまった。
あと獅郎の立場よね。莉音の死が信じられなかったから、闇に近付く為に峰上組に入った訳だし。
3話から出て来た謎の女はエミリと言い、匡の手先として動いているのだと思っていたら、別の男(右手の指に太い指輪を2個はめてた)と電話をして指示を受けていたみたいだな。あの指輪男は匡の動きを見張るという総理の命を受けた者なのか、或いは総理の急所である匡を使って総理を強請るor潰すつもりなのか?
匡だけでは小者感が半端無かったので、謎の勢力が出て来てまたブーストが掛かりそう。
エミリ役の青野楓の殺陣がキレッキレで凄いなと思って調べたら、フルコンタクト空手をやっている人だった。
おまけ④は、獅郎の派手なガウンを纏い鏡に写してはしゃぐ、お茶目な一狼が可愛かった。
脚本=酒井雅秋 演出=日高貴士
- << 454 【2022冬ドラマ】 「ケイ×ヤク-あぶない相棒-」5話まで終了。 いやあ今回は説明台詞多過ぎ。 あんなに莉音と田口に事細かに説明させなくても、テトラビル爆破とJ事案が繋がっている可能性が有ったから、上の指示には逆らって央に密かに調べさせていたと田口が説明すれば、何故フェイク動画が必要だったのかは台詞で言わなくても、映像を流すだけで分かる。 1、2話演出の波多野さんだったら、こんな台詞の洪水にはしなかっただろうに。 4年前、莉音が大使館に絡んで探っていた諜報員が、エミリが指示を受けている左手(右手じゃなかった)に太い指輪2個の男で、テトラビル爆破事件の何日か前に、現場付近に居たのを公安が確認していた諜報員と同一人物なのではないか? まだ分からないのは20年前、爆破事件の被害者として記録されていた匡ら4人が、本当は当日に何をやったのかと、4年前、その4人の親で政治家である大須らに有った不穏な動きとは何だったのか、また莉音と獅郎は冤罪では?と疑っている野々村(施設の職員ではなくて施設の出身者で、時々来ては子供達の世話をしてくれていた人)は、犯人では無いなら何故自首をして死刑判決を浮け入れているのか?そして指輪男自体は誰の命令で動いているのか辺りだな。 澤口が殺されビビる匡。総理はどう出るのだろう。 ※床でくっついて寝てる一狼獅郎が可愛かった 脚本=三浦駿斗 演出=蔵方政俊
>> 429
【2022冬ドラマ】
「妻、小学生になる。」2話まで終了。
外で会っている時でも圭介は「貴恵」、万理華は「圭介」と昔のままの呼び…
【2022冬ドラマ】
「妻、小学生になる。」3話まで終了。
昔、家族三人で行った水族館に、万理華になった貴恵と三人で出掛けてはしゃぐ圭介。大きな水槽を見ていた万理華が「子供のサイズ感だと迫力が違うわね」と言ったのには笑ってしまった。
トイレに行った万理華が戻らず取り乱す圭介。常にいつ貴恵(の魂)が消えてしまうのかと怯えている気持ちは分かるけど、大の大人があそこ迄?、麻衣位の反応が普通でしょと、また少しシラケてしまったのだが。
その後、万理華が貴恵の弟・友利のアパートに行き「貴方のお姉さんってどんな人?」と質問、「トップオブ頼りがい、姉ちゃんは周りを駄目にする」という答えを聞いて、圭介は多分元々依存体質だった上に、貴恵と結婚したから余計に駄目になっちゃったのかなと。麻衣に関しては子育ての最中だったから、駄目にする様な対応はしていなかっただろうし、その後、父親を反面教師にして冷静沈着タイプになったのかなと。
万理華の中に二人が共存しているのであれば、当然に母親の千嘉には違和感が有っただろうし、あの後、不器用な圭介の対応次第では大変な事になるかも。万理華と麻衣が機転を利かしてくれればいいけど。
最後に唐突に出て来た中学生作家の出雲凛音、この子も誰かの魂を宿してるのかな?
演出=山本剛義
- << 455 【2022冬ドラマ】 「妻、小学生になる。」4話まで終了。 予想通り万理華が出て来て「友達のお父さんが送ってくれた」と誤魔化した。万理華が来なければ本当の事を話しそうな勢いだった圭介。 ラストもそうだったけど、いきなり見ず知らずの男が部屋に入って来て腕を掴み、「何やってるんだ!」って言われたら、そりゃあ千嘉じゃなくても「何なのよあんた!」って言うし、それ以前に超怖いよね。 万理華の中身は大人の貴恵だから、千嘉が今どんな状況に置かれ、どんな精神状態なのかをきちんと理解している。だから私が解決すると言っているのに、圭介なんかより遥かに解決能力のある貴恵が言っているのに、何故それが理解出来ないのか。もう考えの浅い圭介を見ていると苛々して来る。 万理華の中に二人が共生しているのではなくて、今は貴恵が中に居て、万理華としての記憶はもうおぼろ気な物でしか無いのね。タケルくんには話を上手く合わせて「お前何か変わったな」って言われる位で済んだけど、交換日記の事を忘れてしまった万理華にショックを受けてしまったヒマリちゃんの事は、すっかり傷付けてしまった。 友利が何歳なのか分からないが、中学生のくせに流行り物の話が友利とぴったり合う凛音の中には、友利と同世代の女性が入っているのだろう。 この万理華と凛音の二つの生まれ変わり話はどう繋がって行くのかな。 演出=大内舞子
【2022冬ドラマ】/簡単投稿
「愛しい嘘〜優しい闇〜」4話まで終了。
初回でレビューはもう書かないとは思ったのだが、2話迄に“謝れ女”二人が退場してくれて、代わりに浮上した強烈キャラの正(徳重聡)は、ドラマの盛り上げ役として許容範囲で、3話は話も面白くなって来ていたのでレビューを書こうかなと思ったら、退場した筈の“謝れ女①”がまた出て来て苛っとしたのでパス。
今回は遂にあの“ウジウジいい子ぶりっこ”の美緒がこの短期間で豹変、何とあの正に言い返して突き飛ばした(笑)
次はぜひ“謝れ女①”をボコボコにしてくれ。
雨宮と中野が入れ替わっているのか、雨宮が中野の代わりをしているのか、雨宮自身の個人的な恨みが有ったのか、どれだろう。
失脚した正が復讐鬼に豹変する展開は面白い。
脚本=神田優 演出=日暮謙
「シジュウカラ」5話まで終了。
女の人からお金を貰い体も反応していたから、自分のしている事を嫌な事とは気付いていなかった千秋に、忍が大人の女として言葉を尽くして説明し、したたかなつもりでも子供だった橘くんを、大人は利用していたのだと分からせるシーンが良かった。
「先生、逃げましょ!」と言われ、千秋の車に乗ったものの、忍のキャリーバッグの中身は空だった。やっぱり悠太は捨てられないよね。
ラスト、苛つくダメ親父に、悠太がビシッと言ってくれてスッキリしたわ。
演出=成瀬朋一
- << 456 【2022冬ドラマ】 「愛しい嘘〜優しい闇〜」5話まで終了。 前回《雨宮と中野が入れ替わっているのか、雨宮が中野の代わりをしているのか、雨宮自身の個人的な恨みが有ったのか、どれだろう。》って書いたのだが、どうやら全部外れで、雨宮に恋人への傷害で逮捕された過去が有り、その恋人は既に死んでいる事が玲子が頼んだ先輩の調べで分かった。 そして雨宮の母は認知症の振りをしているだけで(息子から身を守る為?)、恋人として挨拶をした望緒に「逃げなさい、貴女も殺されるわよ」と警告をした。 雨宮だけ今井さん、本田さんって名字呼びしてるの、ずっと気になってたんだよなあ。優美に至っては現姓の野瀬さん呼び。普通、ずっと会っていなかったのなら旧姓の北川さんで呼ばない?だから中身は中野で不倫相手なのではと思っていたのだが、何か違っていたみたい。 てか雨宮、望緒のワインに睡眠薬を入れたっぽいし、本当にヤバい人みたいな気がする。(←まさかの母親の罪を背負ってとかはないよね?) 中野の両親が虐待してた、だから花火の失火を中野が利用した可能性も浮上。でもそれを明かした田村先生を演じているのが近藤公園だから、実は…の展開も有りそうな(笑) 3話から確実に面白くなっている。そして3話からここ迄脚本を担当しているのが…。 脚本=神田優 演出=樹下直美
>> 432
【2022冬ドラマ】
「逃亡医F」3話まで終了。
沢井は注意されても鳴海ではなく藤木と呼んでしまうから、香川(升毅)も藤木と呼ぶ…
【2022冬ドラマ】
「逃亡医F」4話まで終了。
藤木を水責めにしたら脈が止まって「やり過ぎた」と焦る(八神)拓兄ぃ。石を脇に挟み、動脈を止めていた藤木はしてやったり!こんな臨機応変も出来るのに変装は苦手なのね(笑)
今回は拓兄ぃが藤木と仲がいい振りをして沢井を騙し、都波教授の情報を仕入れて拉致、筋川のアパートに監禁して話を聞き出すのだが、「言わないと俺の指を折る!」ってどういう脅し?(笑)で、本当にボキッて折ったら教授がビビって白状するって(笑)
「妙子くんは金に転んでバイオネオの佐々木と組んだ」←と教授は思い込んでる?
少なからずショックを受ける拓兄ぃ。
妹は親代わりの自分に何でも話してくれていたと信じる拓兄ぃに、沢井が「相談するなら兄弟より恋人にするでしょ」とバッサリ。よく言った、沢井!
佐々木は警視総監(だったかな?)に賄賂を渡して、藤木を引き渡す様に念押ししてた。
どういう事?天才医師藤木の神の手で、妙子を復活させたいのか?
どういう方向に進むのか分からないから、様子見の筈が気になってつい観てしまう、そんなドラマに進化中、かな?
演出=大谷太郎
- << 458 【2022冬ドラマ】 「逃亡医F」5話まで終了。 肝心な事を忘れてた。 バイオネオが欲しいのは、妙子が持っていた筈の開発にに成功した新薬のデータだった。だから妙子も生き返らせたいし、恋人の藤木なら在処を知っているかもしれないから、警察に身柄を引き渡せと言っていたんだよね。 でも今回、佐々木の手下の幹(堺小春)が長谷川(桐山照史)の後をつけて藤木の居場所を特定したのに、烏丸(前田敦子)を会いに行かせただけで、誰かを手配して捕まえさせたりしなかったのは何故なんだろう。 警察経由じゃないと誘拐監禁罪とかに問われるから?よく分からん。 今回はトンチキな部分が、拓兄ぃの弱い振りした立ち回り位で、もしも不法滞在者が重病になったら等、ヒューマンドラマにかなり寄せた内容になっていて、正直戸惑ってしまった。 初回みたいな訳の分からない傍若無人な八神は苦手だったけど、今のちょっとは聞く耳を持つ様になって来た破天荒キャラの拓兄ぃは嫌いじゃ無いので、もう少しトンチキドラマに貢献して欲しい。 と思っていたら、次回は今回の不法滞在者グループを相手に大暴れをするみたいなので、またトンチキドラマに振れる事を期待している。 演出=大谷太郎
>> 433
【2022冬ドラマ】/簡単投稿
「鹿楓堂よついろ日和」3話まで終了。
今回はスイの双子の兄が経営しているホテルのパティシエ角崎(…
【2022冬ドラマ】
「おいハンサム!!」5話まで終了。
三女美香の究極の男運の悪さと言ったら…。「いつか結婚しようか」がプロポーズだったユウジ。《はあ?未来形&疑問形かよ》と腹を立て、生活力の無い男には流されなかった美香。でも今度の男は…。
二人で学の実家を訪問。玄関で学が妹に「キヨ」と呼び掛けたら、「ラジャー」と言って小洒落た椅子を持って来た。美香を座らせ足を揉み始めた学。妹とツーカーなのは、過去に何人もの女性を連れて来て同じ行為をしていたって事よね。学も学だし、それを奇異とも思わずにニコニコしている学の家族も気持ち悪い。
美香から借りたボールペンを失くして謝りもせず、高いボールペンを返せば文句無いだろうと思ってる想像力の無さも嫌。ホントこの男だけは無しだぜ。
冷し中華を作らせて自分に合う女か測る男。
何も聞かずに料理にすぐレモンをかける男。
牛丼はつゆだくが通だと思い込んでウンチクを語る男。
焼肉屋に入って最初からご飯を頼み、おかわりの度に焼肉にはご飯が一番だと一々言う男。
今回は変な男特集みたいな話だったけど、やっぱり学が断トツで変だわ。
安くたって使い勝手が良いからずっと使ってるボールペンって有ると思うの。高ければいいって物でもない。それを謝りも聞きもせずって、有り得ないわ。
(前回から)総合演出=山口雅俊 演出=水田成英
- << 459 【2022冬ドラマ】 「おいハンサム!!」6話まで終了。 今回のテーマは先入観と思い込みには気を付けようかな? 会社の会議に怪しまれる事なく潜り込み、意味の無い会議で使われがちな、意味の無い単語を散りばめた手製のBINGOを使って、その言葉が出たら穴を開けるを繰り返し、BINGOが完成したら嫌味たらしく置いて去って行く、官僚崩れの男(石黒賢)の話が面白かった。普通は受付でチェックをしてパスを渡すと思うけど、まあ緩くなってる会社も有りそうだから意外と盲点なのかも(笑) 美香はプロポーズを受け入れ、両家の顔合わせをしたのだが、父は学が傘を真横にして持ち、前後に振って歩く姿が気になり、母は学がスーツの襟に付いたソースのシミを、ずっと気にして何度もチェックしていた姿が気になった。多くを知らなくても、そういう所から危険を察知して値踏みして行くものなのね。 そして懲りない里香の夫・大輔が、初回に里香が作ったタンメンを「タンメンじゃない」って喚いていた理由が分かった今回。 ちょっと演出がくどくて笑えなかったけど、喚く理由が分かった偶々居合わせた渡辺が、「タンメンはワンタン麺の略じゃないですよ」とビシッと教えて、大輔が俺には他にも沢山の“タンメン”が有ったのかもしれないと、自分の思い込みに気付く流れは良かった。でも里香は…? 脚本協力=兵藤るり 脚本、演出=山口雅俊
>> 435
【2022冬ドラマ】/簡単投稿
「封刃師」3話まで終了。
1、2話の様に恨み辛みが積もり積もって穢れとなった人だけに“穢れ刃”が渡…
【2022冬ドラマ】
「封刃師」4話まで終了。
穢れ刃を持った神代(武田梨奈)は暴力団事務所にも殴り込んで、そこに居た全員を容赦なく斬り捨てた。
後から来た翔は「まさか君が?」
逃げる神代を路地裏で駆と翔が挟み撃ち。
「私は死んでいい奴しか殺していない!」
「今はそうでもやがて誰でも斬りたくなってしまう」と駆。
形勢不利と見るや拳銃で駆を撃ち逃げる神代。(弾は駆の脇腹をかすめただけだった)
美緒に電話を掛け状況を説明し、穢れ刃を広めない為にフードの男の事を皆に説明する様に頼む神代。
妹に会いたいけど会えない、会えば斬ってしまうかもしれないから。マンションの下まで来て部屋を見上げていると駆が到着、闘いが始まる。
前回も思ったけど武田さんのアクション、特に全く体の軸がぶれない蹴り技が凄くて、カッコいいなあと思って調べたら、空手の黒帯二段なのね。回し蹴り、超カッケー!
美緒は五百津堂にフード男の話をしに行くが、何と肇(橋本じゅん)達も初めて知る話で、肇は巳前(手塚とおる)に確認するが、知らないのか隠しているのか、どっちにも取れる反応。
駆の封刃師としての寿命も尽き掛けている様子。最後はあのフード男との対決になるのかな?残りあと4話。
演出=曽根隼人
>> 436
【2022冬ドラマ】
「ミステリと言う勿れ」4話まで終了。
暗号で爆破予告をする犯人。二件とも建物が特定しやすく、整から見ると暗…
【2022冬ドラマ】
「ミステリと言う勿れ」5話まで終了。
前回バランスを崩して落ちた整は検査入院。寝ようと思った時に隣のベッドにも患者が居る事に気付く。
自己紹介の後、元刑事だと言う牛田(小日向文世)は過去の事件をクイズにして出すが、整が一発で当ててしまうと「つまんねえ、じゃ二問目だ」。
それも当てて「もう寝てもいいですか?」と言うと「三問目」。
ここで二問目迄は三問目のヒントも兼ねていて、三問目の真犯人は牛田の優秀な相棒だった霜鳥(相島一之)で、どうやら牛田はそれに気付いていたが、22年間ずっと黙っていた事が分かる。ところが不治の病で入院し、見舞いに来た霜鳥が「入院費を払わせて下さい」と言った事から、牛田は考えを変える…という話で、牛田と整の掛け合いが楽しめてドラマに入り込んでいたら、翌朝看護師に起こされた整が知ったのは「牛田さんなら昨日の朝、亡くなりましたよ」でガーン、全部整の夢?
でも牛田がくれた「自省録」は確かに手元にあり、元相棒の霜鳥は病室にやって来て、その霜鳥を捕まえる為に刑事もやって来て…、整が牛田から聞いた話は現実だったというね。どう解釈したらいいのか分からないが、滅茶苦茶面白かった。
そして「自省録」を使った暗号を操る入院患者で、その本を牛田にくれたというライカ(門脇麦)という女性に試される?整。
次回は頭脳戦?
演出=松山博昭
- << 461 【2022冬ドラマ】 「ミステリと言う勿れ」6話まで終了。 今回は近年特に深刻な社会問題となっている虐待をテーマにした話の前編。 ライカの提示する暗号に導かれて整がその場所に行くと、虐待に関係した人に出会うというのが何故なのかがまだよく分からないのだが、そこに描かれた話は現実とシンクロし感情を抉って来る。 冒頭の亡くなった老婦人が、親切にしてくれた病院施設の温室の管理人・梅津(阿南敦子)に、現金と手紙を入れたバッグを残した話も、一度も病院に来なかった娘との断絶の原因は娘を愛せなかった事、つまり若かりし頃の精神的な虐待にあった。 そして子供への暴力を伴った虐待を実力行使で解決する男二人の話へと展開。 子供から頼まれたらという形を取って、放火で虐待する親を殺してしまう香音人(早乙女太一)と、彼に助けられ心酔している陸太(岡山天音)の二人組。 整が陸太に絡まれた事をきっかけに会話を重ねる二人。「虐待された子はみんな凝った綺麗な名前が付いているんだよな。親が名前を付けた時は、そんな事になるなんて思わなかったんだろうな」と陸太。 確かにキラキラネームみたいなのが多いなという印象は持っているが、生まれた時の親の思いに迄想像を馳せた事は無かったのでドキッとした。 医師達は気付いている筈なのにという陸太の嘆きには、「アメリカは専門職の人が通報しないと責任を問われる」 (続く)
【2022冬ドラマ】
「ドクターホワイト」4話まで終了。
今回は研修医の佐久間(高橋文哉)の高校時代の恩師・鳥羽(橋爪淳)が、オペの出来ない多発性腫瘍と分かり、真壁(小手伸也)も白夜も仕方ない事と諦めたケースなのに、佐久間一人諦めずに文献を読み漁り、遂には海外で治験迄進んでいる新しい抗癌剤が有る事を突き止め、鳥羽に説明をしようと病室に駆け付けるが既に亡くなっていたという話。
大幅におちゃらけが減って医療ドラマっぽくなったら、これはこれで既視感だらけの平凡なストーリーになってしまった。
研修医が思い入れのある患者だと、しゃかりきになって助けようとする“あるあるパターン”。
“楽しい”は何となく分かって来たけど、“悲しい”がピンと来ないと言う白夜が、合唱部の指導をしている鳥羽から歌う事を教えて貰い交流していたからか、鳥羽の死を知り“心が重くなる”感覚を覚えた事は、感情が無い白夜の“人間化”への大きな前進かな。
内科医らしいけど診療シーンは無く、言ってる事も毎回ブレブレの麻里亜(瀧本美織)を、もう少し何とかしてくれないかな。今のままだと「頭悪そう」としか思えないんだよね。
あと今回、真壁が名刺交換をしたどこかの企業の会長の海江田(石橋凌)は、院長狙いの真壁の後ろ楯にでもなるのかな?
演出=北坊信一
- << 463 【2022冬ドラマ】 「ドクターホワイト」5話まで終了。 出たよ、AI診断。医療ドラマの脚本家は好きだねえ、これ。困った時のAI頼み(笑) こういうのが好きそうな白夜が興味津々で食い付いたのには笑ってしまったけど。 真壁が海江田が持つグループ企業の医療コンサル会社JMAのAI診断を導入して、CDTを潰そうとしてる訳だが、資金導入の能力が無い院長は影が薄くなるばかり。(←癌みたいだけど、その内こっそり勇気が助けに来るんじゃない?) 診断が難しいケースの患者の診断対決に勝てば、CDTが存続出来るという“患者で遊ぶな”の展開に。 本気を出した白夜が圧勝する訳だが、知識優先だった白夜に「あなた達は人を診ていない」と言わせる皮肉。 感染したら救えない狂犬病だが、救った症例のある実験的なアプローチのミルウォーキープロトコル(救えたのは50人中6人とか)。確かつい最近何かで読んだか見たかで知っていた方法だったので、こういうのもドラマに使うのかと興味深かった。(原作に有るのかな?) 白夜が将貴に打ち明けた話だと、彼女はどこかの施設で育ち、白い何も無い部屋に一人だったと。「もう二度とあの場所には戻りたくない。これが怖いという事なんでしょうか」「俺が絶対に君を守るから」(←どうやって?) 記憶が無いのは嘘で、勇気から逃げ続ける為に本当の事は言うなと言われていたのかな。 演出=城宝秀則
【2022冬ドラマ】
「ユーチューバーに娘はやらん!」4話まで終了。
今回の脚本は“遊ぶ”場面が若干遊び過ぎかなとは思ったが、コメディー部分と“仕事の矜持”を真面目に取り上げた部分とのバランスも良く、面白かった。
藤松屋の女性社長の鶴の一声で、千紗発案の新商品の契約を破棄された件について、話を聞いたタックタックは「自分でいいと思ったなら、そのコンセプトで行くべき」とアドバイスし、そういう経験は何度もあると言う榎本は「他は譲っても核だけは“ブラしたら”駄目ですよ」とアドバイス。(ブラしたらとはブレたらの言い換えで“ぶれる”の他動詞が“ぶらす”。千紗の仕事“下着メーカー”のブラと掛けてた?)
榎本の“ブラしたら駄目”が心に残った千紗は、核であるキャッチコピーは変えずに、下着を見せなかった部分は譲って多様性を強調したポスターに変えてプレゼン、専務を落として規模は小さくなったが契約を勝ち取った。
対企業の仕事のマインドについては、テレビ局で仕事をしている榎本の方に一日の長が有ったという事だね。
千紗が励まされていた「リライブ」という番組、榎本が千紗からタイトルを聞いても喜ばなかったので、彼の仕事だとしたら、ディレクターに成り立ての頃に「核を譲ってしまいずっと後悔をしてる」と話していた番組なのかなあ。
脚本=本田隆朗 演出=関野宗記
>> 437
【2022冬ドラマ】
「ファイトソング」4話まで終了。
案の定、花枝が避けて春樹のみぞおち辺りに突きを入れて、キスは不成立。やっ…
【2022冬ドラマ】
「ファイトソング」5話まで終了。
花枝は“恋の取り組み”については何でも仲間に話してしまうのに、何故“耳”の事は誰にも話さずに一人で抱え込んでいるのかが分かった今回。
花枝をプライベートで自宅に招いた葉子の、何か秘密や心配事を抱えているのか、ひょっとして耳の事かなという問い掛けに、「秘密は有ります」「言わずに抱えてる方が楽だっていうのも有って、誰か一人に言ったら壊れてしまうのかもっていうのも有って」と打ち明けた花枝。
なるほどね、直美や仲間達に話せる事と話せない事のラインが花枝の中にはしっかりと有って、それはやはり家族を失い、一人で生きる為に強くなりたいと空手にのめり込んだ時から、心の中で育てて来た自分を守る為のエリアみたいな物なのかなと。
心が動き納得の行く曲が書けて、この後も書けそうな気がする春樹は、社長を待ち伏せして頭を下げて直談判。その姿を慎吾に見られてしまうが、「格好悪くなんてないっすよ。俺も有るんで、信用金庫とかに頭下げるヤツ」って本心で言える慎吾ってホントいい奴。ついでに花枝達とキャンプに行くんだと、日付と場所迄教えてあげる人の良さ。(←別れたと思ってるから、無意識に自慢も入っちゃったのかな?)
そして予想通り春樹が駆け付け告白からの、慎吾のちょっと待ったあ!
次回も観たくなるラスト、相変わらず上手いね。
演出=岡本伸吾
- << 464 【2022冬ドラマ】 「ファイトソング」6話まで終了。 春樹の告白を勝手に「お断りします」と遮ったのに、結局面白くしたかっただけと道化師になってしまう慎吾。 後の方で花枝をバックハグしながら「俺はずっと花枝を愛し続けるし守り続ける」と話すシーンが有るんだけど、その感覚は慎吾達の居る施設に年下の花枝が入所した時から始まっているから、中々男として踏み込む勇気が出ないというのは何となく分かる気がする。その辺りの感情の出し入れが菊池風磨は上手いよねえ。 対する春樹は花枝から取り組み再開のOKが出て、早速花枝が組んだ予定に従って遊園地デートに。 高いのは苦手だからと、春樹に一人で行かせたジェットコースター。でも多分耳鳴りが始まっているから、そうなるとジェットコースターの様な機械音は耳に響くから、それが不安で乗らなかったのかなと思う。 降りて来た春樹は、何故隣に花枝が居ないのか切なくて涙が溢れる位に心が動いたらしく、その事を饒舌に話す。死んだ様な目でどんよりしていた春樹から、心が動き笑顔が増えて目が輝き出した春樹への変貌を、間宮祥太朗が実に繊細に演じていて感動。 立石医師に手術は一人では受けない方がいい、支えてくれる人が必要と説得されて、漸く直美達に話す決心がついた花枝。花枝が何かを隠している事は察知している仲間達。 次回はボロ泣き必至だな、きっと。 演出=石井康晴
>> 425
【2022冬ドラマ】
「となりのチカラ」2話まで終了。
今回分かったのは、チカラの母は病死、ふさぎ込んだ父に気を遣ってそっとして…
【2022冬ドラマ】/簡単投稿
「となりのチカラ」3話まで終了。
前回《ただねえ、ドラマとして観ているとあの迷い過ぎる所が結構キツいのよねえ。》と書いたのだが、流石に今回は“何も解決出来ない男のグダクダと、それでも口出しをやめない特性”に嫌気がさして来た。
ソニンのベトナム人なのに何人か分からない様な台詞回しにもがっかり。
次回(2/24)は松嶋菜々子の抱える問題が分かる?みたいなので、一応視聴は続けるけど、もうレビューは書かないかも。
演出=本橋圭太
- << 489 【2022冬ドラマ】 「となりのチカラ」5話まで終了。 少年Aかもしれない上条くんの話。 噂を流していたのは管理人の星で、その理由は自分の息子が被害者で、それを苦に妻は自殺、未成年だから遺族にも加害者の情報は教えてくれず、ずっと苦しんで来たが、感情を全く出さない上条に不信感を抱き、チカラを焚き付けたら「少年院に居た」事は聞き出してくれて、そこから星の感情は一気に爆発、少年Aである根拠は無いのに馬乗りになって上条を殴りつけた。それでも無反応の上条。 ドラマでは病名は出さなかったが、上条の母親は恐らく代理ミュンヒハウゼン症候群で、その影響なのかは分からないが、上条自身は自分の感情を表現出来ない病気。それでイジメに遭い、振り払ったアルコールランプで火災が起き、イジメた相手が死んで少年院に入っていた。 チカラは病気の事を調べ、住人の怒ったり笑ったり等、様々な感情を浮かべた写真を撮り、これを参考にして欲しいと上条に渡す。じっと見詰め涙を溢す上条。「僕は悲しいんですか?」「いや嬉しいんだと思うよ」「じゃあ笑った方が…」と言いながら、ひきつった顔になる清水尋也の名演に思わずこちらも涙が。 初めてチカラがいい仕事をしたなと思えた反面、管理人が私怨からの間違いで居住者にあれだけの事をしておいて、他の居住者が署名活動でクビを撤回させる強引な流れにはシラケてしまった。 演出=竹園元
>> 439
【2022冬ドラマ】
「ゴシップ #彼女が知りたい本当の○○」5話まで終了。
前回のレビューで“大事な初期設定があれで良かったの…
【2022冬ドラマ】
「ゴシップ #彼女が知りたい本当の○○」6話まで終了。
現在のコンプライアンスに照らして問題の有る有名人の過去の言動を掘り起こし、ネット上で拡散して一斉に叩き、現在の仕事や地位から引き摺り下ろそうとするキャンセルカルチャー、そう言えば東京五輪絡みで有ったねえ。
それをベースにしたドラマ部分にはあまり魅力は感じなかったけど、YouTuberが南雲の娘に卵をぶつけて、ごめんごめんと肩に手を回して逃げられない様にしていたのは犯罪だから、“根津は動画を撮っておけよ”とは思った。
瀬古は中学時代でもあのマフラーをして、あの辞書で言葉の意味を確認していたから、犯人扱いをされた事で心を閉ざした訳ではなくて、元々ASDもしくはそのグレーゾーンに居て人の気持ちが分からない、だから友達も居ないし、そもそも友達がどういうものかも感情としては理解出来ていなかったから、作る必要性も感じていなかった、そういう設定なんだね、多分。だから逆に潰れなかったのかも?
(瀬古ジュニアを演じた山田美紅羽の黒木華への寄せ具合が半端なくて素晴らしかった)
ここ迄の笹目の関わり方が作り過ぎで、蓋を開けたら肩透かしを食った感じにはなったけど、新たにカンフルに加わる事で違うパターンの記事が作れるならいいのかも。
脚本=橋本夏 演出=石川淳
- << 465 【2022冬ドラマ】 「ゴシップ #彼女が知りたい本当の○○」7話まで終了。 今回のテーマは“猫占い”で、素材として猫はバズるからと提案したのは、やる気が出て来た一本というのがまず良かったし、取材は私が行くと言う瀬古に、笹目が「動物写真は意外と難しいから僕が一緒に行きます」と言ったのも自然な流れで良かったけど、何故か強引に根津も付いて来たというのが、仕事が理由ではなくて笹目を瀬古と組ませたくないという“男の嫉妬”だったのが、やっぱり話をそっちへ持って行くの?と、ちょっと不安になったのだけど、猫はモフモフで可愛いし、当初の“猫占い”の記事から、占う女性が陥った“マッチングアプリの光と闇”という記事に繋げる迄の流れも、いかにもネット記事で扱うのに適した内容だったし、小ぢんまりとしたネットニュース編集部カンフルNEWSの身の丈に合った題材で、こういうのを丁寧に描くのが、このドラマには合っているんじゃないかなって観てて思った。 で、新たに出て来た縦軸なのか?「16年前、俺は瀬古先生とお前を守れなかった。もう少し早く気付いていればと何度も思ったよ」という仁和の台詞。えーっと、覚えてないんだけど、シングルマザーの瀬古の母親って学校の先生だったっけ?仁和は教え子?瀬古母子が逃げる様に引っ越して、その後母親は病んで…とかなのかしら。 脚本=青塚美穂 演出=木村真人
>> 441
【2022冬ドラマ】
「ケイ×ヤク-あぶない相棒-」4話まで終了。
初回のレビューで“3年前、莉音は“J事案”に一人踏み込んで消…
【2022冬ドラマ】
「ケイ×ヤク-あぶない相棒-」5話まで終了。
いやあ今回は説明台詞多過ぎ。
あんなに莉音と田口に事細かに説明させなくても、テトラビル爆破とJ事案が繋がっている可能性が有ったから、上の指示には逆らって央に密かに調べさせていたと田口が説明すれば、何故フェイク動画が必要だったのかは台詞で言わなくても、映像を流すだけで分かる。
1、2話演出の波多野さんだったら、こんな台詞の洪水にはしなかっただろうに。
4年前、莉音が大使館に絡んで探っていた諜報員が、エミリが指示を受けている左手(右手じゃなかった)に太い指輪2個の男で、テトラビル爆破事件の何日か前に、現場付近に居たのを公安が確認していた諜報員と同一人物なのではないか?
まだ分からないのは20年前、爆破事件の被害者として記録されていた匡ら4人が、本当は当日に何をやったのかと、4年前、その4人の親で政治家である大須らに有った不穏な動きとは何だったのか、また莉音と獅郎は冤罪では?と疑っている野々村(施設の職員ではなくて施設の出身者で、時々来ては子供達の世話をしてくれていた人)は、犯人では無いなら何故自首をして死刑判決を浮け入れているのか?そして指輪男自体は誰の命令で動いているのか辺りだな。
澤口が殺されビビる匡。総理はどう出るのだろう。
※床でくっついて寝てる一狼獅郎が可愛かった
脚本=三浦駿斗 演出=蔵方政俊
- << 466 【2022冬ドラマ】 「ケイ×ヤク-あぶない相棒-」6話まで終了。 今回は一狼が突破口を開く為に、田口に頼んで拘置所に野々村(眞島秀和)の面会に行く話がメイン。もう終わった事と取り合わない野々村に、一狼が「桜香園の出身ですよね」と声を掛けると一瞬立ち止まった。 獅郎は当時の施設の園長(麻丘めぐみ!)に会い、話している内に経営が苦しかったが、あの事件の少し前に匿名の寄付が有った事を思い出してくれる。獅郎は当時野々村が峰上組の息の掛かったヤミ金から借金をしていた事も突き止める。 借金を棒引きにする条件が、爆破事件犯人として自首する事という図式が描けた一狼は、もう一度野々村に面会し、自分が爆破事件の遺児である事を明かし、莉音や獅郎のその後も語り、遂に野々村の口から真実を引き出す。 仕事も無く唯一の心の拠り所だった桜香園は、絶対に失いたくなかった野々村に付け入った峰上組、その指示を出したのは一体誰なのか。 澤口、森川が殺され、東は行方不明で、入院している匡はビビりまくり。「お前は何をしたのか」と聞きに来た父親に言い訳をした後、自分を探っている二人と言って一狼と獅郎の写真を見せ、驚愕する総理。 総理は何も知らない体なのか。 おまけ⑥一晩遊ぶ女を勧める獅郎に「最初は好きな人とがいいんだ」と断る一狼。そのスペックで?とからかう獅郎が可愛かった。 脚本=小川眞住枝 演出=蔵方政俊
>> 442
【2022冬ドラマ】
「妻、小学生になる。」3話まで終了。
昔、家族三人で行った水族館に、万理華になった貴恵と三人で出掛けてはし…
【2022冬ドラマ】
「妻、小学生になる。」4話まで終了。
予想通り万理華が出て来て「友達のお父さんが送ってくれた」と誤魔化した。万理華が来なければ本当の事を話しそうな勢いだった圭介。
ラストもそうだったけど、いきなり見ず知らずの男が部屋に入って来て腕を掴み、「何やってるんだ!」って言われたら、そりゃあ千嘉じゃなくても「何なのよあんた!」って言うし、それ以前に超怖いよね。
万理華の中身は大人の貴恵だから、千嘉が今どんな状況に置かれ、どんな精神状態なのかをきちんと理解している。だから私が解決すると言っているのに、圭介なんかより遥かに解決能力のある貴恵が言っているのに、何故それが理解出来ないのか。もう考えの浅い圭介を見ていると苛々して来る。
万理華の中に二人が共生しているのではなくて、今は貴恵が中に居て、万理華としての記憶はもうおぼろ気な物でしか無いのね。タケルくんには話を上手く合わせて「お前何か変わったな」って言われる位で済んだけど、交換日記の事を忘れてしまった万理華にショックを受けてしまったヒマリちゃんの事は、すっかり傷付けてしまった。
友利が何歳なのか分からないが、中学生のくせに流行り物の話が友利とぴったり合う凛音の中には、友利と同世代の女性が入っているのだろう。
この万理華と凛音の二つの生まれ変わり話はどう繋がって行くのかな。
演出=大内舞子
- << 467 【2022冬ドラマ】 「妻、小学生になる。」5話まで終了。 激怒した千嘉に追い出された万理香は圭介の自宅でお泊まり。「まず座んな」から始まる圭介へのお説教(笑) 中身がアラフォーだからというのも有るけど、友利の話だと二人の母親も毒親だったらしく、貴恵は気を使い怒らせない様に上手く相手をしていて、「姉ちゃんは母ちゃんの母ちゃんみたいだった」らしく、ああいう女の相手はお手の物という自信も有ったのだろう。 遂に千嘉に“生まれ変わり”について話すのだが、当然信じない千嘉は腹を立て、万理香に「邪魔なんだよ!」の暴言。 「今迄も娘にそんな言葉言ってたの?子供が黙って聞いてるからって、何も感じてない訳じゃないのよ」この万理香の言葉は千嘉に響いたみたいだ。 いつも目を反らしていた娘が、真っ直ぐに自分を見て話してる事、美味しいオムライスなんて娘が作れる筈がない事、何よりママと呼んでた娘がお母さんと呼び始めた事、「あなたは万理香じゃない。あなたは誰なの?」「私は新島貴恵なんだと思う」「じゃあ万理香は?」 その答えなのかもしれない凛音のケースは、凛音が失神すると、それを見ていた凛音と同じ癖を持った男が去って行くのだが、何と幽霊になってる。 あの男は目的を果たしたのか?それなら貴恵も千嘉を正し、圭介と麻衣を再生させたら去って行くのだろうか。 演出=坪井敏雄
>> 443
【2022冬ドラマ】/簡単投稿
「愛しい嘘〜優しい闇〜」4話まで終了。
初回でレビューはもう書かないとは思ったのだが、2話迄に“謝…
【2022冬ドラマ】
「愛しい嘘〜優しい闇〜」5話まで終了。
前回《雨宮と中野が入れ替わっているのか、雨宮が中野の代わりをしているのか、雨宮自身の個人的な恨みが有ったのか、どれだろう。》って書いたのだが、どうやら全部外れで、雨宮に恋人への傷害で逮捕された過去が有り、その恋人は既に死んでいる事が玲子が頼んだ先輩の調べで分かった。
そして雨宮の母は認知症の振りをしているだけで(息子から身を守る為?)、恋人として挨拶をした望緒に「逃げなさい、貴女も殺されるわよ」と警告をした。
雨宮だけ今井さん、本田さんって名字呼びしてるの、ずっと気になってたんだよなあ。優美に至っては現姓の野瀬さん呼び。普通、ずっと会っていなかったのなら旧姓の北川さんで呼ばない?だから中身は中野で不倫相手なのではと思っていたのだが、何か違っていたみたい。
てか雨宮、望緒のワインに睡眠薬を入れたっぽいし、本当にヤバい人みたいな気がする。(←まさかの母親の罪を背負ってとかはないよね?)
中野の両親が虐待してた、だから花火の失火を中野が利用した可能性も浮上。でもそれを明かした田村先生を演じているのが近藤公園だから、実は…の展開も有りそうな(笑)
3話から確実に面白くなっている。そして3話からここ迄脚本を担当しているのが…。
脚本=神田優 演出=樹下直美
【2022冬ドラマ】
「シジュウカラ」6話まで終了。
「悠太を置いて行けないの」
この忍の言葉は、母親に置いてきぼりにされてばかりだった千秋には、一番堪えた言葉だろうなあ。
家迄は送れないとしても何で駅前で降ろすかなあ、誰かに見られたらどうすんのと思っていたら案の定、千秋の母は見た!(笑)そして洋平に告げ口。
悠太を味方に付けようと悪手を使い、忍を怒らせ、息子にも愛想を尽かされてしまう洋平。「今迄俺の事なんか関心無かった癖に。俺の事もおじいちゃんの事も、全部お母さんに押し付けて」
「悠太が一番大事」と言う忍に対しては、「そういうのやめて欲しい。俺はお母さんの好きな様にして欲しい」
大人っぽいけどまだ子供。母親と千秋の事を見張っておけなんて父親から言われたら、傷付かない訳がない。
「もう橘くんとは会えない。私は母で妻だから」と、千秋に別れを告げる忍。
帰宅すると玄関に、忍が何かを挟んでいた“スパイス”が捨ててあり、その何かは夫の浮気を知った時に泣きながら書いた離婚届だった。
物音がしてリビングに行くと、洋平が倒れていて、悠太は「息をしてない!」
えー、まさかの展開にびっくり仰天。
離婚届を見て当て付けで薬でも飲んだか?
息してないは本当?勘違い?
次回はいきなり5年後になるらしい。
演出=大九明子
>> 444
【2022冬ドラマ】
「逃亡医F」4話まで終了。
藤木を水責めにしたら脈が止まって「やり過ぎた」と焦る(八神)拓兄ぃ。石を脇に挟…
【2022冬ドラマ】
「逃亡医F」5話まで終了。
肝心な事を忘れてた。
バイオネオが欲しいのは、妙子が持っていた筈の開発にに成功した新薬のデータだった。だから妙子も生き返らせたいし、恋人の藤木なら在処を知っているかもしれないから、警察に身柄を引き渡せと言っていたんだよね。
でも今回、佐々木の手下の幹(堺小春)が長谷川(桐山照史)の後をつけて藤木の居場所を特定したのに、烏丸(前田敦子)を会いに行かせただけで、誰かを手配して捕まえさせたりしなかったのは何故なんだろう。
警察経由じゃないと誘拐監禁罪とかに問われるから?よく分からん。
今回はトンチキな部分が、拓兄ぃの弱い振りした立ち回り位で、もしも不法滞在者が重病になったら等、ヒューマンドラマにかなり寄せた内容になっていて、正直戸惑ってしまった。
初回みたいな訳の分からない傍若無人な八神は苦手だったけど、今のちょっとは聞く耳を持つ様になって来た破天荒キャラの拓兄ぃは嫌いじゃ無いので、もう少しトンチキドラマに貢献して欲しい。
と思っていたら、次回は今回の不法滞在者グループを相手に大暴れをするみたいなので、またトンチキドラマに振れる事を期待している。
演出=大谷太郎
- << 469 【2022冬ドラマ】 「逃亡医F」6話まで終了。 今回は主人公の後悔と苦悩、ヒロインの役割、主人公を敵視する助演の苦悩と気持ちの揺れを、それぞれ時間を取ってきっちり描いて、連ドラの基本形みたいな作り方をしていたから観やすかったし、トンチキは影を潜めてしまったけど、これはこれでドラマにスーッと入り込めて面白かった。 何故妙子の研究は狙われたのか、それは妙子から研究が軌道に乗ったと聞いた藤木が嬉しくて、飲んだ勢いで相手に喋ってしまったから。画面では相手を映さなかったけど、これは長谷川(桐山照史=何か体がパンパンだよね)が第一候補? 烏丸が持って来たカセットテープの曲だけノイズが有る事に気付いたモー(中村蒼)は、データをカセットテープに保存していた時代の事を話し、技術を駆使してデータの取り出しに成功、都波に見せるとDDSηのデータだ間違いないと言う。だがしかし、何処から来たのか幹にデータを奪われてしまう。 また振り出しだあ。 拓兄ぃ大暴れかと思ったら、まさかのなだめ役(笑)痛めていた左肩を殴られて更に悪化。嫌々ながら藤木の手術をOKして、麻酔無しでいい!と言いながら、中々の叫び声を上げて、ドアの蝶番で骨を繋げられていた(笑) ※提供のバックで流れていた、眠る妙子にバカな事をやっている佐々木の映像、桜庭ななみがよく吹き出さなかったね、お見事! 演出=佐藤東弥
>> 445
【2022冬ドラマ】
「おいハンサム!!」5話まで終了。
三女美香の究極の男運の悪さと言ったら…。「いつか結婚しようか」がプロポ…
【2022冬ドラマ】
「おいハンサム!!」6話まで終了。
今回のテーマは先入観と思い込みには気を付けようかな?
会社の会議に怪しまれる事なく潜り込み、意味の無い会議で使われがちな、意味の無い単語を散りばめた手製のBINGOを使って、その言葉が出たら穴を開けるを繰り返し、BINGOが完成したら嫌味たらしく置いて去って行く、官僚崩れの男(石黒賢)の話が面白かった。普通は受付でチェックをしてパスを渡すと思うけど、まあ緩くなってる会社も有りそうだから意外と盲点なのかも(笑)
美香はプロポーズを受け入れ、両家の顔合わせをしたのだが、父は学が傘を真横にして持ち、前後に振って歩く姿が気になり、母は学がスーツの襟に付いたソースのシミを、ずっと気にして何度もチェックしていた姿が気になった。多くを知らなくても、そういう所から危険を察知して値踏みして行くものなのね。
そして懲りない里香の夫・大輔が、初回に里香が作ったタンメンを「タンメンじゃない」って喚いていた理由が分かった今回。
ちょっと演出がくどくて笑えなかったけど、喚く理由が分かった偶々居合わせた渡辺が、「タンメンはワンタン麺の略じゃないですよ」とビシッと教えて、大輔が俺には他にも沢山の“タンメン”が有ったのかもしれないと、自分の思い込みに気付く流れは良かった。でも里香は…?
脚本協力=兵藤るり 脚本、演出=山口雅俊
- << 470 【2022冬ドラマ】 「おいハンサム!!」7話まで終了。 今回のテーマは「閉店が決まってから惜しんで来る位なら、普段からちょくちょく通ってやれよ!」 転じて人との付き合いも同じだ。 「大切な人だと思っても、積極的に関わろうとしないとその関係は守れない」 「遠慮するな、考えるな、電話をしろ、手紙を書け、会いに行け、後で後悔しない様に」 確かにそうだ。遠慮しちゃうの、考えちゃうのよねえ。それでいつの間にか疎遠になっちゃうの。 美香が“学は違う”って気付くのが、スマホが壊れて買い替える間、学からの電話やメールを“合法的に”シャットアウト出来て、そこで得られる自由と解放感を味わったから、というのが今風で美香らしくて良かった。 別れを切り出した時に、モラハラ学がどんな反撃をするのかヒヤヒヤしたけど、意外と打たれ弱くて、美香が「本音で行こうよ、マナブ」って呼び捨てで、肩をポンとしたのには笑ってしまった。 里香はいつの間にか離婚が成立、前の会社で再雇用して貰い、取り敢えずは実家に居候。 由香は見た目で選ばなかった男とまた別れた。一応学ぶのだけど、男選びだけは過ちを繰り返す難儀な女だわ。視聴者はみんな思っているよ、大森にしなさいと(笑) 美香は結局、相性はいいけど生活能力の無いユウジに戻るのかね。才能が有るなら漫画は一発当てればリターンは大きいんだけどさ。 脚本、演出=山口雅俊
【2022冬ドラマ】/簡単投稿
「封刃師」5話まで終了。
穢れ刃を生む“フードの男”は、翔の役割を肇が担っていた時に、相方の封刃師をしていた悟堂真(坂口拓)だった様だ。
今の駆の“人崩れの印”をもっと酷くした末期に陥り、肇に「殺してくれ!」と頼んで、肇が斬って最期を迎えた男。
肇達はまだ気付いてはいないが、最悪の形で“甦った?”様だ。駆もいずれそうなるのか?辛い話だなあ。
演出=桑島憲司
「DCU」4話まで終了。
監察医の真鍋(角田晃広)は、どうやって経済的排他水域ギリギリの所を漂っていた船に辿り着いた?他の船はレーダーには映っていなかったぞ。泳いで行ったなら、DCUより遥かに上を行く体力と技巧(笑)
瀬能は何も着けずに海に飛び込んだのに、取ったど~って浮かび上がった時には、シュノーケル&マスクを着けていた。おいおい(笑)演出は辻褄位は合わせなさいよ。
脚本=青柳祐美子、小谷暢亮 演出=青山貴洋
「真犯人フラグ」16話まで終了。
“ワル二宮”はミスリードという事の様だが、まだ何か隠している様な。
橘は本木に監禁されていたので、廃墟から連れ出したのは日野と外に居た誰か、多分強羅。日野は真帆失踪に絡んでいて、それを強羅に発注して協力関係にあるか、脅されているのか、かな?
“猫おばさん”の不思議な能力みたいなのはズルくない?
演出=中島悟
>> 448
【2022冬ドラマ】
「ミステリと言う勿れ」5話まで終了。
前回バランスを崩して落ちた整は検査入院。寝ようと思った時に隣のベッド…
【2022冬ドラマ】
「ミステリと言う勿れ」6話まで終了。
今回は近年特に深刻な社会問題となっている虐待をテーマにした話の前編。
ライカの提示する暗号に導かれて整がその場所に行くと、虐待に関係した人に出会うというのが何故なのかがまだよく分からないのだが、そこに描かれた話は現実とシンクロし感情を抉って来る。
冒頭の亡くなった老婦人が、親切にしてくれた病院施設の温室の管理人・梅津(阿南敦子)に、現金と手紙を入れたバッグを残した話も、一度も病院に来なかった娘との断絶の原因は娘を愛せなかった事、つまり若かりし頃の精神的な虐待にあった。
そして子供への暴力を伴った虐待を実力行使で解決する男二人の話へと展開。
子供から頼まれたらという形を取って、放火で虐待する親を殺してしまう香音人(早乙女太一)と、彼に助けられ心酔している陸太(岡山天音)の二人組。
整が陸太に絡まれた事をきっかけに会話を重ねる二人。「虐待された子はみんな凝った綺麗な名前が付いているんだよな。親が名前を付けた時は、そんな事になるなんて思わなかったんだろうな」と陸太。
確かにキラキラネームみたいなのが多いなという印象は持っているが、生まれた時の親の思いに迄想像を馳せた事は無かったのでドキッとした。
医師達は気付いている筈なのにという陸太の嘆きには、「アメリカは専門職の人が通報しないと責任を問われる」
(続く)
>> 461
(続き)
「それは司法が前面に出ているから」「日本では強制的に親子を引き離す権利は誰にもない。まだまだ家庭には介入出来ない」と応じる整。
誰に通報の義務を負わせ、誰に家庭への介入の権限を持たせ、誰が最終の決定をするのかを決めるのも重要だが、法律を整備しても「微妙な部分が有るので」と慎重に時間を掛け過ぎるのが日本人の欠点でも有るので、こと虐待に関してはスピード感を持って事に当たって欲しいと強く願う。
頭の回転がいい筈の整が、梅津が夜の11時に手伝いに来てと言っているからと陸太に誘われた事を、何で不審に思わなかったのかが不思議なのだが、とにかくのこのこ出掛けて行って陸太に捕まり、SOSを出した女の子の両親と一緒に燃やされそうになる危機に直面。
どうやって脱する?やはり眼鏡無しの陸太に、ライトで照らした“赤い物”を見せるのかな?
放火を子供自身に決めさせる事には香音人なりの理論が有るのだろうが、その事自体がその子供の精神的な負担や重荷になる日がきっと来ると思う。それについては後編で整が指摘してくれるのだろうが。
共同演出=松山博昭 演出=阿部博行
- << 472 【2022冬ドラマ】 「ミステリと言う勿れ」7話まで終了。 前編で描かれていた香音人と陸太の関係が、後編の途中で見事に引っくり返される、これぞ映像表現の妙。 後編の途中迄視聴者が見せられていたのは、陸太の脳内の思い込み(もしくは記憶のすり替え)で、整の「僕は一度も香音人さんを見ていません」で“えっ、どういう事?”となり、「火事現場で貴方は一人でぶつぶつ喋っていました」の後に、整が実際に見た映像が再現されて、“ああそうなのか”と分かる仕掛け。 「炎の天使」のサイトを運営していたのは、香音人が助けた鷲見(今井悠貴)で、半年前訪ねて行った香音人は、助けた子達が皆苦しんでいる、自殺した子もいる事を知る。「あんたの親は火事で死んだ。俺とは違う。俺は許可して殺した。あんたとは違う。二度と来んな!」 幸せにしてあげたいと思ってしていた事がそうでは無かったと知り、「もうこれ以上出来ない。天使をやめる」と香音人に言われて、到底受け入れられなかった陸太。 明確な殺意ではなく、絶望からの誤解による偶発的な事故と言ったらいいのかな。 そして香音人を失った陸太は、脳内の香音人と共に“天使”を続けていた。 ライカは妹の為に“天使”を依頼していた事が分かる。妹はその事を知らないので、この先も苦しまずに済む。ライカは香音人の死を悼み感謝していた。 (続く)
>> 449
【2022冬ドラマ】
「ドクターホワイト」4話まで終了。
今回は研修医の佐久間(高橋文哉)の高校時代の恩師・鳥羽(橋爪淳)が、オ…
【2022冬ドラマ】
「ドクターホワイト」5話まで終了。
出たよ、AI診断。医療ドラマの脚本家は好きだねえ、これ。困った時のAI頼み(笑)
こういうのが好きそうな白夜が興味津々で食い付いたのには笑ってしまったけど。
真壁が海江田が持つグループ企業の医療コンサル会社JMAのAI診断を導入して、CDTを潰そうとしてる訳だが、資金導入の能力が無い院長は影が薄くなるばかり。(←癌みたいだけど、その内こっそり勇気が助けに来るんじゃない?)
診断が難しいケースの患者の診断対決に勝てば、CDTが存続出来るという“患者で遊ぶな”の展開に。
本気を出した白夜が圧勝する訳だが、知識優先だった白夜に「あなた達は人を診ていない」と言わせる皮肉。
感染したら救えない狂犬病だが、救った症例のある実験的なアプローチのミルウォーキープロトコル(救えたのは50人中6人とか)。確かつい最近何かで読んだか見たかで知っていた方法だったので、こういうのもドラマに使うのかと興味深かった。(原作に有るのかな?)
白夜が将貴に打ち明けた話だと、彼女はどこかの施設で育ち、白い何も無い部屋に一人だったと。「もう二度とあの場所には戻りたくない。これが怖いという事なんでしょうか」「俺が絶対に君を守るから」(←どうやって?)
記憶が無いのは嘘で、勇気から逃げ続ける為に本当の事は言うなと言われていたのかな。
演出=城宝秀則
>> 451
【2022冬ドラマ】
「ファイトソング」5話まで終了。
花枝は“恋の取り組み”については何でも仲間に話してしまうのに、何故“耳”…
【2022冬ドラマ】
「ファイトソング」6話まで終了。
春樹の告白を勝手に「お断りします」と遮ったのに、結局面白くしたかっただけと道化師になってしまう慎吾。
後の方で花枝をバックハグしながら「俺はずっと花枝を愛し続けるし守り続ける」と話すシーンが有るんだけど、その感覚は慎吾達の居る施設に年下の花枝が入所した時から始まっているから、中々男として踏み込む勇気が出ないというのは何となく分かる気がする。その辺りの感情の出し入れが菊池風磨は上手いよねえ。
対する春樹は花枝から取り組み再開のOKが出て、早速花枝が組んだ予定に従って遊園地デートに。
高いのは苦手だからと、春樹に一人で行かせたジェットコースター。でも多分耳鳴りが始まっているから、そうなるとジェットコースターの様な機械音は耳に響くから、それが不安で乗らなかったのかなと思う。
降りて来た春樹は、何故隣に花枝が居ないのか切なくて涙が溢れる位に心が動いたらしく、その事を饒舌に話す。死んだ様な目でどんよりしていた春樹から、心が動き笑顔が増えて目が輝き出した春樹への変貌を、間宮祥太朗が実に繊細に演じていて感動。
立石医師に手術は一人では受けない方がいい、支えてくれる人が必要と説得されて、漸く直美達に話す決心がついた花枝。花枝が何かを隠している事は察知している仲間達。
次回はボロ泣き必至だな、きっと。
演出=石井康晴
- << 475 【2022冬ドラマ】 「ファイトソング」7話まで終了。 冒頭の花枝の“無駄な抵抗の5分間”って要るのかな。 冒頭から「聞いて下さい」って正座して話し始めるのじゃダメなのかな。 何か毎回冒頭に花枝の饒舌が有って、今迄もこれ必要?って書いて来たけど、今回が自分にとっては一番キツかったわ。 前回からの流れで、いよいよ腹を決めて辛い告白をする時が来たって、こっちも覚悟を決めて観始めているのに、ここ迄来てまだ話の腰を折るのか、岡田さんって。 何、これは彼の癖なの? と少しシラケながら観始めた訳だが、花枝の涙がツーっと流れ、呼応する様に慎吾の涙がツーっと流れた時に、早い!でも美しい!と感じて、そこからはドラマに入り込む事が出来た(慎吾様!)。 立石医師に「次は誰かと一緒に来る様に」と言われなければ、皆にも話すつもりは無かったと言う花枝は、期限を設けた春樹には当然話すつもりは無いし、皆にも言わない様に念を押す。 でもどんどん彼を好きになっているし、彼も花枝を好きになっているし、気持ちも前向きになっている。以前なら考えられない様な「一発屋」がテーマのラジオ番組にも、歌を歌わせて貰えるなら出ますと言って、マネージャーの伊達を驚かせる位に。 その公開生放送を観に来ていた花枝が倒れた。歌い始めた所だったので、春樹は気付いたのかどうか。こういう形で事実を知るのはなあ…。 演出=村長嘉昭
>> 453
【2022冬ドラマ】
「ゴシップ #彼女が知りたい本当の○○」6話まで終了。
現在のコンプライアンスに照らして問題の有る有名人の…
【2022冬ドラマ】
「ゴシップ #彼女が知りたい本当の○○」7話まで終了。
今回のテーマは“猫占い”で、素材として猫はバズるからと提案したのは、やる気が出て来た一本というのがまず良かったし、取材は私が行くと言う瀬古に、笹目が「動物写真は意外と難しいから僕が一緒に行きます」と言ったのも自然な流れで良かったけど、何故か強引に根津も付いて来たというのが、仕事が理由ではなくて笹目を瀬古と組ませたくないという“男の嫉妬”だったのが、やっぱり話をそっちへ持って行くの?と、ちょっと不安になったのだけど、猫はモフモフで可愛いし、当初の“猫占い”の記事から、占う女性が陥った“マッチングアプリの光と闇”という記事に繋げる迄の流れも、いかにもネット記事で扱うのに適した内容だったし、小ぢんまりとしたネットニュース編集部カンフルNEWSの身の丈に合った題材で、こういうのを丁寧に描くのが、このドラマには合っているんじゃないかなって観てて思った。
で、新たに出て来た縦軸なのか?「16年前、俺は瀬古先生とお前を守れなかった。もう少し早く気付いていればと何度も思ったよ」という仁和の台詞。えーっと、覚えてないんだけど、シングルマザーの瀬古の母親って学校の先生だったっけ?仁和は教え子?瀬古母子が逃げる様に引っ越して、その後母親は病んで…とかなのかしら。
脚本=青塚美穂 演出=木村真人
- << 477 【2022冬ドラマ】 「ゴシップ #彼女が知りたい本当の○○」8話まで終了。 人は親を選べずに生まれて来る。だからどういう親の元に生まれるかはガチャガチャと同じ運次第、それが親ガチャ。 貧乏な家に生まれて大学に行けず、資格は取ったけど正社員にはなれずに派遣で大学に勤めている坂田彩(松本妃代)が、親ガチャに恵まれた学生に嫉妬し、ある受験生の不正入学をでっち上げてカンフルに持ち込み、記事を書かせようとした話。 まずね、家が貧乏で大学に行けなかった子なんてごまんといる訳で、そこから他人に対して攻撃的になるには何かのきっかけが欲しいんだけど、そこが描かれていないから彼女の行為に全然説得力が無い。 あと彼女が不正入学の証拠だと言ってカンフルに持ち込んだ、学長と受験生の父親の会話の音声データだけど、あの時点で「何故貴女は二人の会話を録音しようと思ったの?」と、瀬古や椛谷が質問しなかったのは何故?あの採点水増し指示書類にしても、ただの派遣がどうやって手に入れたのか、普通は証拠が揃っている事を寧ろ怪しんでチェックするものなのでは? 記者歴の長いカバさんすら何も言わないって有り得ない。 捨てアカに間違って一瞬写真をUPして、カンフルに身元がバレるくだりなんかは、このドラマの特性を生かしていて上手いなと思ったんだけどね。 ※恋愛要素はホントに要らんわ 脚本=橋本夏 演出=淵上正人
>> 454
【2022冬ドラマ】
「ケイ×ヤク-あぶない相棒-」5話まで終了。
いやあ今回は説明台詞多過ぎ。
あんなに莉音と田口に事細かに…
【2022冬ドラマ】
「ケイ×ヤク-あぶない相棒-」6話まで終了。
今回は一狼が突破口を開く為に、田口に頼んで拘置所に野々村(眞島秀和)の面会に行く話がメイン。もう終わった事と取り合わない野々村に、一狼が「桜香園の出身ですよね」と声を掛けると一瞬立ち止まった。
獅郎は当時の施設の園長(麻丘めぐみ!)に会い、話している内に経営が苦しかったが、あの事件の少し前に匿名の寄付が有った事を思い出してくれる。獅郎は当時野々村が峰上組の息の掛かったヤミ金から借金をしていた事も突き止める。
借金を棒引きにする条件が、爆破事件犯人として自首する事という図式が描けた一狼は、もう一度野々村に面会し、自分が爆破事件の遺児である事を明かし、莉音や獅郎のその後も語り、遂に野々村の口から真実を引き出す。
仕事も無く唯一の心の拠り所だった桜香園は、絶対に失いたくなかった野々村に付け入った峰上組、その指示を出したのは一体誰なのか。
澤口、森川が殺され、東は行方不明で、入院している匡はビビりまくり。「お前は何をしたのか」と聞きに来た父親に言い訳をした後、自分を探っている二人と言って一狼と獅郎の写真を見せ、驚愕する総理。
総理は何も知らない体なのか。
おまけ⑥一晩遊ぶ女を勧める獅郎に「最初は好きな人とがいいんだ」と断る一狼。そのスペックで?とからかう獅郎が可愛かった。
脚本=小川眞住枝 演出=蔵方政俊
- << 478 【2022冬ドラマ】 「ケイ×ヤク-あぶない相棒-」7話まで終了。 総理が床屋で顔剃りしていると、2本の指に太い指輪のあの男が入って来た。総理は「息子が迷惑を掛けた様だ、申し訳なかった。君達のお灸がよく効いた様だ」(←澤口、森川の死を“お灸”と表現) 「2匹のハエ(一狼と獅郎の事)はお任せ下さい」 この会話を黙って聞いている床屋の主人(平田満)。この三人は取り敢えず秘密を共有してる仲なのね。 獅郎は中村(松本利夫=いい味出してるよね)が敵対組織に寝返ろうとしている事をネタに脅し、野々村の件を指示したのは当時の若頭の山田だと吐かせる。獅郎は今の志尾組組長村本経由で山田に会おうとするが、現れたのはあの指輪男で林(三浦誠己)と名乗る。美味しいケーキ屋のパティシエ(千夏の事)は、もうケーキを作れないみたいな事をサラッと口にする脅し方が超怖い。一狼が必死に走り千夏の無事を確認してホッとしたけど、アイツなら本当に殺りそうだから怖い。 山田が自ら獅郎に会いに来て床屋に連れて行き、剃刀を革砥ベルトでジョリジョリしてから獅郎の顔を剃り始める。「私は隠居の身です。出来れば静かに暮らしたい」怖いよー。 剃刀を喉に当てた時に一狼が来て、拳銃の安全装置を外し暫し睨み合い。山田が剃刀を外した。 一人で行動した事を謝る獅郎。 「謝らなくていい。もう二度とあんな危険な事はするな」 (続く)
>> 455
【2022冬ドラマ】
「妻、小学生になる。」4話まで終了。
予想通り万理華が出て来て「友達のお父さんが送ってくれた」と誤魔化した…
【2022冬ドラマ】
「妻、小学生になる。」5話まで終了。
激怒した千嘉に追い出された万理香は圭介の自宅でお泊まり。「まず座んな」から始まる圭介へのお説教(笑)
中身がアラフォーだからというのも有るけど、友利の話だと二人の母親も毒親だったらしく、貴恵は気を使い怒らせない様に上手く相手をしていて、「姉ちゃんは母ちゃんの母ちゃんみたいだった」らしく、ああいう女の相手はお手の物という自信も有ったのだろう。
遂に千嘉に“生まれ変わり”について話すのだが、当然信じない千嘉は腹を立て、万理香に「邪魔なんだよ!」の暴言。
「今迄も娘にそんな言葉言ってたの?子供が黙って聞いてるからって、何も感じてない訳じゃないのよ」この万理香の言葉は千嘉に響いたみたいだ。
いつも目を反らしていた娘が、真っ直ぐに自分を見て話してる事、美味しいオムライスなんて娘が作れる筈がない事、何よりママと呼んでた娘がお母さんと呼び始めた事、「あなたは万理香じゃない。あなたは誰なの?」「私は新島貴恵なんだと思う」「じゃあ万理香は?」
その答えなのかもしれない凛音のケースは、凛音が失神すると、それを見ていた凛音と同じ癖を持った男が去って行くのだが、何と幽霊になってる。
あの男は目的を果たしたのか?それなら貴恵も千嘉を正し、圭介と麻衣を再生させたら去って行くのだろうか。
演出=坪井敏雄
- << 480 【2022冬ドラマ】 「妻、小学生になる。」6話まで終了。 病院で目覚めた凛音は友利を見て「誰?」 そこに居た両親や医師達が、一斉に疑惑の目で見詰める中、どうやって逃げ出したのだろう? 万理香の中身が貴恵だと悟った千嘉は、万理香に敬語で接してる。 朝っぱらから訪ねて来て「お母さん」を連発する圭介に「そのお母さんはやめて下さい!」と千嘉。やり過ぎを万理香に叱られる圭介。でも今回は“やり過ぎ圭介”はここ迄で、圭介の優しさ、思いやり、行動力が拗らせていた人達の心に響き、いい方向に進んで行きそうな兆しも見えて、いよいよここからなのかなと感じさせてくれる、“起承転結”の“転”だったと思う。 寺カフェのマスターの「見えるわよ」が本当で、それを切っ掛けに圭介に守屋が話した“小さい頃、病気の姉に掛かり切りの両親に嫌われない様にしっかり者になったけど、姉が亡くなって「これからは甘えてね」と言われても、甘え方が分からなくなっていた”は切なかったなあ。そして「好きです」と言われても信じない鈍い圭介(笑) 蓮司の“大切な人”は、亡くなった母親パターンかな。マスターの見えるわよで解決か?(←好きな人って聞けなかった麻衣) 自分が最低の母親だったと自覚した千嘉と手を繋いであげる万理香。今の千嘉なら万理香が戻って来ても大丈夫そう。 マスターが見た“万理香”は、その兆しかな。 演出=山本剛義
【2022冬ドラマ】/簡単投稿
「愛しい嘘〜優しい闇〜」6話まで終了。
うーん、また分からなくなって来た。
望緒が雨宮に抱いた違和感が耳の形だったと明かされた今回。昔ずっと横からスケッチをしていたから覚えていたし、そのスケッチも持っていたから直ぐに確認して「雨宮くんじゃない!」
予告だとワル雨宮が「これじゃ足りねえだろ、殺人犯よ」相手は中野?古堀?
今の雨宮が誰かに「今井望緒は僕が殺す」と言って「さよなら今井さん」と言いながらナイフで緩~く刺すシーン。(殺してないに1票)
ワル雨宮を中野が殺して整形したのかな。あの時中野は放火で両親を殺し、それを見ていた雨宮がワルになってから脅し始めたとか?
脚本=神田優 演出=木内健人
「シジュウカラ」7話まで終了。
洋平、生きてて主夫してた。売れっ子漫画家の忍は食事は要らないって連絡せずに外食をして、洋平を苛々させる意趣返し(笑)。悠太は家を出たかったのか、関西の大学に進学したのね。
あの時何が有ったのかの説明は無いのだけど、洋平がニトログリセリンを肌身離さず持っているので、狭心症を発症したのね、多分。
帰宅の遅い忍の浮気を疑い嫉妬し、絡み付き「やめてよ!出来ないくせに」と言われて崩れ落ち発作、口に薬を入れてた。
忍には元カレ(池内博之)が接近、千秋は女(山口まゆ)と同棲中?
次回は忍と千秋が再会するみたい。
演出=大九明子
- << 481 【2022冬ドラマ】/簡単投稿 「愛しい嘘〜優しい闇〜」7話まで終了。 前回の私の読みは、中野が雨宮を殺さずにどこかに監禁していた事以外はほぼほぼ当たっていた。ああ、雨宮は中学時代から外面は良いけど家庭内では既にワルだったそうで、中野はずっと金をせびられていて、母親は病を偽って施設に逃げ込んだと。 中野が会社を作って雨宮に社長の座を与えたって、その資金はどこから捻出?あと整形はしても声はどうしたのか?会社の社員は分かりそうなものだけど。 ワル雨宮が古堀を殺しちゃったので、次回は雨宮×2で、林遣都の演技が楽しめそう! 脚本=丑尾健太郎 演出=日暮謙 「シジュウカラ」8話まで終了。 岡野との新作が当たり、インタビューを受ける忍。その記事を読んだ千秋の様子からピンと来て、忍に会いに行き「千秋は夫」だとマウントを取るみひろ(山口まゆ)。←この時の目だけをアップにする演出が、彼女の不安定さをよく表していたと思う。 洋平も記事を読み「今度は編集者と浮気してるだろ」と責める。離婚を決意していた忍は遂に口に出し、死ぬと脅す洋平に「一人で勝手に死んで、迷惑掛けないで」 結局死ねない洋平。冬子の店を引き継いでる涼子と再開して、気が合いそうなんだから、引き取って貰え! 千秋の新作の担当が岡野というのがねえ。既に相手が分からない年下青年に嫉妬をしてたからねえ。 演出=上田迅
>> 458
【2022冬ドラマ】
「逃亡医F」5話まで終了。
肝心な事を忘れてた。
バイオネオが欲しいのは、妙子が持っていた筈の開発にに成…
【2022冬ドラマ】
「逃亡医F」6話まで終了。
今回は主人公の後悔と苦悩、ヒロインの役割、主人公を敵視する助演の苦悩と気持ちの揺れを、それぞれ時間を取ってきっちり描いて、連ドラの基本形みたいな作り方をしていたから観やすかったし、トンチキは影を潜めてしまったけど、これはこれでドラマにスーッと入り込めて面白かった。
何故妙子の研究は狙われたのか、それは妙子から研究が軌道に乗ったと聞いた藤木が嬉しくて、飲んだ勢いで相手に喋ってしまったから。画面では相手を映さなかったけど、これは長谷川(桐山照史=何か体がパンパンだよね)が第一候補?
烏丸が持って来たカセットテープの曲だけノイズが有る事に気付いたモー(中村蒼)は、データをカセットテープに保存していた時代の事を話し、技術を駆使してデータの取り出しに成功、都波に見せるとDDSηのデータだ間違いないと言う。だがしかし、何処から来たのか幹にデータを奪われてしまう。
また振り出しだあ。
拓兄ぃ大暴れかと思ったら、まさかのなだめ役(笑)痛めていた左肩を殴られて更に悪化。嫌々ながら藤木の手術をOKして、麻酔無しでいい!と言いながら、中々の叫び声を上げて、ドアの蝶番で骨を繋げられていた(笑)
※提供のバックで流れていた、眠る妙子にバカな事をやっている佐々木の映像、桜庭ななみがよく吹き出さなかったね、お見事!
演出=佐藤東弥
- << 483 【2022冬ドラマ】 「逃亡医F」7話まで終了。 近所の人が呼んだパトカーが来た。 誰かが警官に向けて植木鉢を落とした為、警官は応援要請。野村はチューヤンにナイフを突き付け、助けに行って揉めて倒れた藤木の腹に、ブロックの鉄筋が刺さってしまう。藤木は鏡を使って自分で手術をする事に。 そこからの時間稼ぎの描き方が、警官を貶めてかなりのトンチキだったけど、その後の日本人ホームレスが囮になって、外国人を逃がすと決めた時のネクタイ(宮崎吐夢)の台詞「俺達は捕まっても送還にはならないからな」が泣かせた(洋平のくせに←分かる人は分かる)。 結局、藤木達を逃がす為にモー達も投降したんだけど。自分達の国にもお天道様はあるって言って。 幹に殴られた都波は生きていて自宅に戻るが、直ぐに長谷川が来てDDSηのデータが不完全だとPCを見せるが、教授はあの時ある言葉を打ち込んでおり、これは盗んだデータだと長谷川に言う。幹が来て殴られ死んだ振りをした教授だが、それもバレて火を点けられてしまう。 藤木は喉を火傷した教授の気管切開をしようとするが、あのカセットテープを渡され、まだ話しておきたい事がと言われて手を止めてしまう。耳元で何かを伝え聞いた藤木だが、教授は亡くなってしまい、泣きながら「私が殺しました」と後悔する藤木。 教授の微生物データは何処に? 次回からは反撃編! 演出=佐藤東弥
>> 459
【2022冬ドラマ】
「おいハンサム!!」6話まで終了。
今回のテーマは先入観と思い込みには気を付けようかな?
会社の会議…
【2022冬ドラマ】
「おいハンサム!!」7話まで終了。
今回のテーマは「閉店が決まってから惜しんで来る位なら、普段からちょくちょく通ってやれよ!」
転じて人との付き合いも同じだ。
「大切な人だと思っても、積極的に関わろうとしないとその関係は守れない」
「遠慮するな、考えるな、電話をしろ、手紙を書け、会いに行け、後で後悔しない様に」
確かにそうだ。遠慮しちゃうの、考えちゃうのよねえ。それでいつの間にか疎遠になっちゃうの。
美香が“学は違う”って気付くのが、スマホが壊れて買い替える間、学からの電話やメールを“合法的に”シャットアウト出来て、そこで得られる自由と解放感を味わったから、というのが今風で美香らしくて良かった。
別れを切り出した時に、モラハラ学がどんな反撃をするのかヒヤヒヤしたけど、意外と打たれ弱くて、美香が「本音で行こうよ、マナブ」って呼び捨てで、肩をポンとしたのには笑ってしまった。
里香はいつの間にか離婚が成立、前の会社で再雇用して貰い、取り敢えずは実家に居候。
由香は見た目で選ばなかった男とまた別れた。一応学ぶのだけど、男選びだけは過ちを繰り返す難儀な女だわ。視聴者はみんな思っているよ、大森にしなさいと(笑)
美香は結局、相性はいいけど生活能力の無いユウジに戻るのかね。才能が有るなら漫画は一発当てればリターンは大きいんだけどさ。
脚本、演出=山口雅俊
- << 484 【2022冬ドラマ】 「おいハンサム!!」全8話終了。 今回のテーマは人生は選択の連続、その中でどう生きて行ったら良いのか? 美香は「私の人生はユウジが居ないと整合性が取れない」と気付くが、彼は引っ越した後だった。 でもユウジから電話が有り話し合う二人。 「パパ、許してくれないだろうなあ」 案の定「まだ早い」「パパだって早かった、ママは二十歳だったんでしょ?」「そういう流れで…本当はまだしたくなかったんだよ」これには千鶴が「えっ?」からの怒りのうどん作り。バンッバンッバンッ(笑) いくつか前の感想で、『才能が有るなら漫画は一発当てればリターンは大きい』と書いたけど、ユウジは賞を取り早速のリターンで出版社からカニその他を貰い、それを抱えて伊藤家へ。カニを見せると家に上げてくれる源太郎(笑) 「何でも二人で話し合って決めなさい」とビール迄注いでくれる。ユウジは酔い潰れてしまうが、その横で受賞した漫画を読んでいる父。志望が取れて漫画家になったなら、認めてやるって感じだった。 人生は選択の連続で、選ばなかった道を選んでいたらと思う事もあるだろう。でも「今現実に歩くその道を歩き続けなさい」 「なあに言ってんのハンサムで」 由香と大森の腐れ縁、里香と本の彼とのその先、美香もまだ不安定で、続編も有りそうな終わり方だった。 脚本、演出=山口雅俊
【2022冬ドラマ】/簡単投稿
「DCU」5話まで終了。
人質にされた麻薬漬けの政治家のドラ息子を救出する為に、極秘に税金で賄われている組織の海保や警察を動かすという設定自体が如何なものかとは思うし、結末に導く為のご都合主義な設定が有ったのも否めないが、一応軽めのどんでん返しも有ったし、今迄の体たらくを考えれば、まあまあの出来だったかなとは思う。
但し今回も隊長がチョロっと潜っただけで、他の隊員は船を操縦するか本部でCPをいじっているだけ。えっと、DCUの理念って何でしたっけ?
ひょっとして初回を撮った後に何らかの事情が有って、設定変更を余儀無くされたのかな?そう勘繰らざるを得ない位破綻しちゃってるよね、理念が。これじゃない感が酷過ぎる。
脚本=青柳祐美子、小谷暢亮、谷口純一郎 脚本協力=宮本勇人 演出=田中健太
【シーズン枠外ドラマ】
「真犯人フラグ」17話まで終了。
二宮が姉は殺されたと相良に告白。殺したか自殺に追い込んだのが強羅だとしたら、何話か前に二宮を見た強羅が「あの時の子か」と呟いた事と繋がるのだが。
今回は篤人がバタコにどうやって洗脳されたかの話が悲惨だった。
あと橘くんねえ、ご飯を拒否してフラフラだったのに、どうやって手錠を切ったのかね。彼はまだ何かを隠していそうだな。
演出=長沼誠
※今回の視聴率は9.0%で過去最高。残り3話でまだ伸びそうだね。
- << 485 【2022冬ドラマ】/簡単投稿 「DCU」6話まで終了。 水族館なら普通のダイバーでも潜れる。防犯カメラ映像のチェックなら、やり慣れている警察官の方が得意だし、人海戦術も取れる。 『彼らの使命は、従来の海上水域だけでなく警察の捜査では困難な「危険極まりない日本全国の河川や湖」など、あらゆる水中に潜り隠された証拠を探し事件を解決する。』←大風呂敷を広げた割には、寧ろ警察が捜査した方が適している事件ばかりだから「どうなってんの?」ってなるのよ。 話の作りは単純だけど、前に比べれば良くはなっている。←普通の捜査物として見ればね。 脚本=青柳祐美子他数名 演出=青山貴洋 「封刃師」7話まで終了。 穢れ刃を生み出す事が出来る悟堂は“鬼噛”。昔、戦争の秘密兵器として政府が秘かに研究し、戦局の行方と共に断念した方法を悟堂が手に入れた…らしい。←大きく出たな。 瀕死の駆の後継者(山本千尋)と悟堂の殺陣、上手いんだから撮り方でもっと迫力が出た筈なのに。次回は駆がまさかの鬼噛に?😱 演出=小山巧 【シーズン枠外ドラマ】 「真犯人フラグ」18話まで終了。 豹変の橘、“全部俺が”の痛々しさ。“本木が手錠で監禁映像”との整合性はどうした?まだ裏が有るんじゃない? 猫おばさんは占い師だった!の後出しと、個人情報流出(笑) で、真帆事件の犯人は二宮&日野なのかなあ。 演出=中島悟
>> 462
(続き)
「それは司法が前面に出ているから」「日本では強制的に親子を引き離す権利は誰にもない。まだまだ家庭には介入出来ない」と応じる整。
…
【2022冬ドラマ】
「ミステリと言う勿れ」7話まで終了。
前編で描かれていた香音人と陸太の関係が、後編の途中で見事に引っくり返される、これぞ映像表現の妙。
後編の途中迄視聴者が見せられていたのは、陸太の脳内の思い込み(もしくは記憶のすり替え)で、整の「僕は一度も香音人さんを見ていません」で“えっ、どういう事?”となり、「火事現場で貴方は一人でぶつぶつ喋っていました」の後に、整が実際に見た映像が再現されて、“ああそうなのか”と分かる仕掛け。
「炎の天使」のサイトを運営していたのは、香音人が助けた鷲見(今井悠貴)で、半年前訪ねて行った香音人は、助けた子達が皆苦しんでいる、自殺した子もいる事を知る。「あんたの親は火事で死んだ。俺とは違う。俺は許可して殺した。あんたとは違う。二度と来んな!」
幸せにしてあげたいと思ってしていた事がそうでは無かったと知り、「もうこれ以上出来ない。天使をやめる」と香音人に言われて、到底受け入れられなかった陸太。
明確な殺意ではなく、絶望からの誤解による偶発的な事故と言ったらいいのかな。
そして香音人を失った陸太は、脳内の香音人と共に“天使”を続けていた。
ライカは妹の為に“天使”を依頼していた事が分かる。妹はその事を知らないので、この先も苦しまずに済む。ライカは香音人の死を悼み感謝していた。
(続く)
>> 472
(続き)
神出鬼没なライカに、もしかして彼女も幽霊?とか思った事も有ったけど、今回、風呂光が病院の売店でオーナメントを手に取るライカを見ているシーンが有ったので、やっぱり実存するんだと確認、それならどうして入院中の彼女が“天使”の件を整に指示出来たのかが不思議だったのだが、最後の告白でやっと理解出来た。
香音人は母親から酷い虐待を受けていたけど、偶然の火事で自分だけ助かり、母親の支配から解放されて幸せだった。
陸太は出来の良い兄と比べられ、罵られて育ったが、兄が病気であっけなく亡くなってからは、更に虐待が酷くなった。加えてその容姿と名字からカエルというあだ名を付けられ、同級生にイジメられていた。更に担任教師もカエル呼びをして、イジメは見て見ぬ振り。
そんな生き地獄の時に公園で声を掛けてくれて、“天使”になってくれたお兄ちゃんが香音人。
だから陸太は香音人を崇拝し、依存し、“天使”の仕事が生き甲斐だった。間違っているなんて思っていなかった。
でも心に蓋はしても体は正直で、罪の意識に反応して裸眼で赤い物を見ると発作を起こして苦しむ体になってしまった。
遅々として進まない法整備。苦しむ子供達。そしてどう手を差しのべれば正解なのかが分からず、思考がぐるぐるしてしまう自分自身。色々考えさせられたな、今回は。
演出=松山博昭
- << 486 【2022冬ドラマ】 「ミステリと言う勿れ」8話まで終了。 episode.6の前編。サブタイトル『ミステリーナイト開幕! 殺すのか?殺されるのか?』 この“殺すのか?殺されるのか?やっぱり殺すしかないんだろうな”と、誰かがPCに打ち込むシーンが何度か出て来るのだが、そのPCには2011というタイトルのファイルが有り、クリックすると天達教授(鈴木浩介)、喜和(水川あさみ)、蔦(池内万作)、橘高(佐々木蔵之介)の4人が笑顔で写っている写真、という事は亡くなった喜和以外の3人の内の誰かなのか? それとも蔦がサイトで知り合いミステリー会に招待したという体のデラ(田口浩正)なのか、パン(渋谷謙人)なのか。 辛い時代のチビ整に、いい意味での影響を与えた喜和は天達の恋人だったが、5年前に、今回ミステリー会が開かれたこの蔦の別荘に匿われていたのに、何故かストーカーに突き止められ二人で死んでいた。死因は暖炉にくべられていた夾竹桃による中毒死だった。 その死因に納得していない天達が、ミステリー会を利用して真実を炙り出そうとしているのか?天達が整と風呂光に与えた矛盾する課題は、何を意味するのか? 喜和はあの絵に整が言う様なメッセージを込めていたのか? 後編に向けての掴みはOKだったな。誰が嘘つきで誰が嘘つきでは無いのか、その意味も含め次も楽しみ。 脚本協力=烏丸棗 演出=相沢秀幸
>> 438
【2022冬ドラマ】
「恋せぬふたり」4話まで終了。
前回の予告を観て松岡は羽に嫉妬して無理矢理同居するの?嫌な奴だなとか思って…
【2022冬ドラマ】
「恋せぬふたり」5話まで終了。
いつの間にか連絡が取れなくなり、小田原の店に異動してしまった千鶴に会いたいけど会いには行けないと悩む咲子に、カズくんは「会いに行けよ」羽は「介入し過ぎるのは…」それに対してカズくんの「家族(仮)って、結構ドライなんすね」の呟きが効いたのか、腰痛も癒えた羽は3人でのお出掛けを提案。「彼へのお礼も兼ねて小田原なんてどうでしょう」戸惑う咲子に「僕だけじゃ考えられませんでした。カズくんさんが居たからです」
カズくんは羽がくれたアロマアセクに関する本を沢山読み込んで、知ろうとしてくれてるのが分かっていたから、羽もカズくんの言い分、考え方に耳を傾ける様になって来たのね。勿論彼が好い人なのが分かったからというのも有るけど。
千鶴はまさかの咲子への恋愛感情を自覚してしまった事が、離れた理由だった。咲子が人を好きになれない子だと分かっていたから。これも苦しいよなあ。
カズくんは家族と仲良しで、その中に咲子も加わって欲しいと願っているけど、それは無理だよねえ。親は普通の結婚を望むもの。そしてカズくんの幸せはそういう所に有る。
「だから解散しよう」と咲子。
羽が用意してくれた蟹を、泣きながら食べる咲子が切なくもあり。
演出=野口雄大
>> 464
【2022冬ドラマ】
「ファイトソング」6話まで終了。
春樹の告白を勝手に「お断りします」と遮ったのに、結局面白くしたかっただけ…
【2022冬ドラマ】
「ファイトソング」7話まで終了。
冒頭の花枝の“無駄な抵抗の5分間”って要るのかな。
冒頭から「聞いて下さい」って正座して話し始めるのじゃダメなのかな。
何か毎回冒頭に花枝の饒舌が有って、今迄もこれ必要?って書いて来たけど、今回が自分にとっては一番キツかったわ。
前回からの流れで、いよいよ腹を決めて辛い告白をする時が来たって、こっちも覚悟を決めて観始めているのに、ここ迄来てまだ話の腰を折るのか、岡田さんって。
何、これは彼の癖なの?
と少しシラケながら観始めた訳だが、花枝の涙がツーっと流れ、呼応する様に慎吾の涙がツーっと流れた時に、早い!でも美しい!と感じて、そこからはドラマに入り込む事が出来た(慎吾様!)。
立石医師に「次は誰かと一緒に来る様に」と言われなければ、皆にも話すつもりは無かったと言う花枝は、期限を設けた春樹には当然話すつもりは無いし、皆にも言わない様に念を押す。
でもどんどん彼を好きになっているし、彼も花枝を好きになっているし、気持ちも前向きになっている。以前なら考えられない様な「一発屋」がテーマのラジオ番組にも、歌を歌わせて貰えるなら出ますと言って、マネージャーの伊達を驚かせる位に。
その公開生放送を観に来ていた花枝が倒れた。歌い始めた所だったので、春樹は気付いたのかどうか。こういう形で事実を知るのはなあ…。
演出=村長嘉昭
- << 488 【2022冬ドラマ】 「ファイトソング」8話まで終了。 春樹は花枝が倒れた所は見ていなくて、目を向けたら居る筈の花枝が居なかった…。花枝は慎吾の車で生放送を聴き続け、後から春樹には、仕事中だったからあの後は車の中で聴いていたと辻褄の合う説明。あれこれ気が回らない春樹には、これで十分だったという流れ。気を回して損した(笑) 今回、一番腑に落ちたのは、耳が聞こえなくなるとは限らないと励ましたつもりの慎吾に対し、花枝がそれでは負ける、空手では常に最悪の手で攻撃されると想定して備えなければ勝てない、だから手術に関しても最悪の結果を想定して、そこから勝つ事だけを考えていると話した事。ああ、だからなんだなと。勿論そうしなければ折れてしまう程の現実という事も有るけど、空手で培って来たバックボーンも、花枝にとっては大きかったんだなって。 花枝に口止めの念押しをされても、どうしても春樹に隠し通すのが納得出来ない慎吾は、ギリギリの線で春樹をけしかけるが、花枝が嫌がる事はしたくないという春樹の言葉に引き下がるしか無かった。そう、春樹は裏の裏迄読もうとする様な性格ではない。そういう人間なら音楽でもあそこ迄行き詰まってはいなかっただろう。 手術の結果は見せずに、次回は2年後に飛ぶ。春樹はクビにはなっていない様なのだが、花枝は果たして…? 演出=村尾嘉昭
【2022冬ドラマ】/簡単投稿
「ドクターホワイト」6話まで終了。
CDT内の口喧嘩がくだらないし、レベルが低過ぎ。あと召集されなくても部屋にたむろしているのは何なの?
今回の少年が毒蜘蛛に刺された件。草むらで足が見えにくかったのならまだしも、家の中の階段で、あんな足の長い蜘蛛とてんとう虫を見間違えるなんて、無理矢理過ぎるでしょ。
演出=河野圭太
「ユーチューバーに娘はやらん!」5話まで終了。
何なの?あのテレ東のマスコットキャラの押し売りは。コロナ感染クラスターで撮影ストックが不足で、尺を埋める苦肉の策?それとも視聴者を呼び戻す為の苦肉の策?どっちにしてもドラマを観たい視聴者にとっては邪魔なだけ。最悪だ。
脚本=舘そらみ 演出=西浦正記
「鉄オタ道子、2万キロ」7話まで終了。
感想は書いていないけど、毎週癒されなが観ている。
今回は北海道函館本線砂原線の無人駅渡島沼尻駅の話。2021年11月30日に小さな駅舎が完全に取り壊されるので、その前日に道子が訪ね、初回で出会い、その後も連絡を取り合っていたという甲斐と待ち合わせ、甲斐が借りて来たレンタカーで海の側迄行き、大自然の中で景色を堪能し、厳しくて冷たそうな海風を全身で浴びる二人の姿を、ひたすら羨望の眼差しで観ていた私。ドローンの登場で低予算でもこんな映像が撮れる!素晴らしい!
脚本=竹村武司 演出=古澤健
>> 465
【2022冬ドラマ】
「ゴシップ #彼女が知りたい本当の○○」7話まで終了。
今回のテーマは“猫占い”で、素材として猫はバズるか…
【2022冬ドラマ】
「ゴシップ #彼女が知りたい本当の○○」8話まで終了。
人は親を選べずに生まれて来る。だからどういう親の元に生まれるかはガチャガチャと同じ運次第、それが親ガチャ。
貧乏な家に生まれて大学に行けず、資格は取ったけど正社員にはなれずに派遣で大学に勤めている坂田彩(松本妃代)が、親ガチャに恵まれた学生に嫉妬し、ある受験生の不正入学をでっち上げてカンフルに持ち込み、記事を書かせようとした話。
まずね、家が貧乏で大学に行けなかった子なんてごまんといる訳で、そこから他人に対して攻撃的になるには何かのきっかけが欲しいんだけど、そこが描かれていないから彼女の行為に全然説得力が無い。
あと彼女が不正入学の証拠だと言ってカンフルに持ち込んだ、学長と受験生の父親の会話の音声データだけど、あの時点で「何故貴女は二人の会話を録音しようと思ったの?」と、瀬古や椛谷が質問しなかったのは何故?あの採点水増し指示書類にしても、ただの派遣がどうやって手に入れたのか、普通は証拠が揃っている事を寧ろ怪しんでチェックするものなのでは?
記者歴の長いカバさんすら何も言わないって有り得ない。
捨てアカに間違って一瞬写真をUPして、カンフルに身元がバレるくだりなんかは、このドラマの特性を生かしていて上手いなと思ったんだけどね。
※恋愛要素はホントに要らんわ
脚本=橋本夏 演出=淵上正人
- << 490 【2022冬ドラマ】 「ゴシップ #彼女が知りたい本当の○○」9話まで終了。 人気作家の草川と女性のデート現場を下馬が写真に撮り、事務所に確認の電話を入れたら何故か書籍編集部の部長・井伏(津田寛治)が部下と共にカンフル編集部に乗り込んで来て、記事にはさせないと全員のスマホやPCを取り上げて監視を始める。要するに“ウチのドル箱作家に手を出すな”ってヤツで、最初は強引でこんなの有り?って嫌な感じだったけど、女性の裏には井伏が忌み嫌っている“引き抜き編集者・川端”が居るのではと分かってからは、こいつだけは許せないと急に協力的に。適役を津田さんが気持ち良さそうに演じてた(笑) 下馬が書いた“こたつ記事”が原因で好きな地下アイドルが引退したと誤解し、逆恨みしたオタクがカンフル編集部を脅迫する為に、大量に送り付けて来た部員の隠し撮り写真の中に、たまたま井端と女が写り込んでいたという設定は、ちとご都合主義だったかなあ。 それ以外は上手く組み立てられていたと思う。 仁和は瀬古の事を、自分には忠実で他人には一切情を掛けない、そもそも情が分かっていないからこそ、仕事で利用出来る事が有る筈と踏んで入社させたのではという疑念が頭をもたげて来た。 仁和に指示を出されていたあの靴のアップの男は矢部?それともミスリード? 脚本=青塚美穂 演出=木村真人
>> 466
【2022冬ドラマ】
「ケイ×ヤク-あぶない相棒-」6話まで終了。
今回は一狼が突破口を開く為に、田口に頼んで拘置所に野々村(眞…
【2022冬ドラマ】
「ケイ×ヤク-あぶない相棒-」7話まで終了。
総理が床屋で顔剃りしていると、2本の指に太い指輪のあの男が入って来た。総理は「息子が迷惑を掛けた様だ、申し訳なかった。君達のお灸がよく効いた様だ」(←澤口、森川の死を“お灸”と表現)
「2匹のハエ(一狼と獅郎の事)はお任せ下さい」
この会話を黙って聞いている床屋の主人(平田満)。この三人は取り敢えず秘密を共有してる仲なのね。
獅郎は中村(松本利夫=いい味出してるよね)が敵対組織に寝返ろうとしている事をネタに脅し、野々村の件を指示したのは当時の若頭の山田だと吐かせる。獅郎は今の志尾組組長村本経由で山田に会おうとするが、現れたのはあの指輪男で林(三浦誠己)と名乗る。美味しいケーキ屋のパティシエ(千夏の事)は、もうケーキを作れないみたいな事をサラッと口にする脅し方が超怖い。一狼が必死に走り千夏の無事を確認してホッとしたけど、アイツなら本当に殺りそうだから怖い。
山田が自ら獅郎に会いに来て床屋に連れて行き、剃刀を革砥ベルトでジョリジョリしてから獅郎の顔を剃り始める。「私は隠居の身です。出来れば静かに暮らしたい」怖いよー。
剃刀を喉に当てた時に一狼が来て、拳銃の安全装置を外し暫し睨み合い。山田が剃刀を外した。
一人で行動した事を謝る獅郎。
「謝らなくていい。もう二度とあんな危険な事はするな」
(続く)
>> 478
(続き)
「来てくれてありがとう」と一狼に抱き付く獅郎。思わず背中に手を回し抱き締める一狼。ええ!?もうプチラブラブじゃん(笑)
今度は山田の床屋に中村が捕らわれている。側でまたまた剃刀をジョリジョリ研いでる山田。「いい夢見て下さいね」
首辺りに返り血を浴びた山田が、血だらけの剃刀を洗っている。怖いよー。静かで物腰の柔らかそうな平田満が、顔色一つ変えずに人を殺すから本当にゾッとする。
千夏は幼い頃からずっと一狼が好きで、一狼も千夏が好きで両想いなのに、鈍い一狼はその想いには全く気付かず、あろう事か千夏は獅郎が好きで、獅郎も満更でも無さそうと勘違いしている節がある。
千夏は遠回しには一狼にサインを出しているのだけど、こういうそっち系に疎い男には、ズバッと言ってやらないと伝わらなさそう。
年齢の事を考えると、20年前に暗躍していた諜報員というのは林では無さそう。
その諜報員と大須(現総理)と山田は当時繋がっていて、一体何を目的にテトラビル爆破を企てたのか?
そして林はいつから大須の手足となったのか。
後は中学2年生だった匡達の見た物(或いはやってしまった事?)とは、一体何だったのか。
おまけ⑦
じゃんけんブルドッグって初めて見たけど、大の大人がやると可愛くて笑ってしまう。折角のタバコが…ってオチも笑えた。
脚本=酒井雅秋 演出=波多野貴文←やはりいいね!
- << 491 【2022冬ドラマ】 「ケイ×ヤク-あぶない相棒-」8話まで終了。 冒頭の一狼のモノローグが『大須と山田は中麻布(某国大使館)に協力を得て爆破事件を起こし、自らの地位を確立して行った』 莉音がマークしていたのが中麻布に出入りしていた諜報員Jで、前回の感想で『年齢の事を考えると、20年前に暗躍していた諜報員というのは林では無さそう』と書いたのだが、今回一狼達はJ=林だと結論付けていた。でも林=あの時の諜報員とは限らないからなあとは思ったのだが、今回ちょっと気になる台詞が。 逃げようとした匡が林の部下に威嚇射撃をされ、匡が林を「先生!」と呼んだシーン。林は「変わらないな君は。都合が悪くなると誰かの後ろに隠れる」 これってもし林が、当時の匡達の学校の本当の教師だったのだとしたら、何か一つの絵が描けるんだよなあ。音楽祭の日、匡達4人が林の別の顔を見てしまったのだとしたら…。その後の4人の変貌と辻褄が合う様な。 一狼達が相手にしている連中は、躊躇なく人を殺すけど、一狼や莉音は警察官だからその教育が身に染み付いていて、勿論正当防衛以外では撃てないし、命を狙われた人間に対しては、例えそれが敵対する人物であっても身を挺して守りに行ってしまう悲しい性と正義感。 エミリを守って撃たれた莉音は果たして…? 脚本=三浦駿斗 演出=日高貴士
>> 467
【2022冬ドラマ】
「妻、小学生になる。」5話まで終了。
激怒した千嘉に追い出された万理香は圭介の自宅でお泊まり。「まず座んな…
【2022冬ドラマ】
「妻、小学生になる。」6話まで終了。
病院で目覚めた凛音は友利を見て「誰?」
そこに居た両親や医師達が、一斉に疑惑の目で見詰める中、どうやって逃げ出したのだろう?
万理香の中身が貴恵だと悟った千嘉は、万理香に敬語で接してる。
朝っぱらから訪ねて来て「お母さん」を連発する圭介に「そのお母さんはやめて下さい!」と千嘉。やり過ぎを万理香に叱られる圭介。でも今回は“やり過ぎ圭介”はここ迄で、圭介の優しさ、思いやり、行動力が拗らせていた人達の心に響き、いい方向に進んで行きそうな兆しも見えて、いよいよここからなのかなと感じさせてくれる、“起承転結”の“転”だったと思う。
寺カフェのマスターの「見えるわよ」が本当で、それを切っ掛けに圭介に守屋が話した“小さい頃、病気の姉に掛かり切りの両親に嫌われない様にしっかり者になったけど、姉が亡くなって「これからは甘えてね」と言われても、甘え方が分からなくなっていた”は切なかったなあ。そして「好きです」と言われても信じない鈍い圭介(笑)
蓮司の“大切な人”は、亡くなった母親パターンかな。マスターの見えるわよで解決か?(←好きな人って聞けなかった麻衣)
自分が最低の母親だったと自覚した千嘉と手を繋いであげる万理香。今の千嘉なら万理香が戻って来ても大丈夫そう。
マスターが見た“万理香”は、その兆しかな。
演出=山本剛義
- << 492 【2022冬ドラマ】 「妻、小学生になる。」7話まで終了。 貴恵と友利の母・礼子(由紀さおり=凄い存在感)は認知症で、再婚相手が面倒を見ていたが骨折入院したので、叔母の和子(鷲尾真知子)から友利に帰って来る様に連絡があり、色々と後ろめたい友利は“弾除け”として圭介や麻衣にも同行を頼み、万理華も同行する事に。 万理華は従妹の萌子(戸田菜穂)にいきなり「萌子!久し振り!」(笑)そりゃ「誰?」になるわな。慌てて“僕の親戚の子”にする圭介。 色々ダメダメな友利は皆に責められ、言い返したら麻衣に迄説教をされて逃げ出した。追い掛けた万理華は真っ直ぐに子供の頃の隠れ家に行き、友利を見付けて「あんたって生まれた時から行動パターン変わって無いわよね」言い合いになるけど、「何だよ姉ちゃんじゃん」って、今迄の半信半疑からやっと確信に変わったみたいな友利。 そして大晦日。圭介、麻衣、千嘉、万理華の4人で御詣りに。日付が変わった瞬間、気を失う万理華だが直ぐに気が付き、千嘉を見て「ママ」。「大丈夫か?貴恵?」と圭介。「たかえ?」怖がって千嘉にすり寄ってから「おじさん誰?」 確かに圭介と麻衣は復活し、友利も後1年で芽が出なければ実家に戻ると宣言したから、貴恵の心残りは無くなったのかもしれないが、消えるのちょっと早くないか?それとも千嘉への罪悪感が消滅を早めた? あと何話だろう。 演出=加藤尚樹
>> 468
【2022冬ドラマ】/簡単投稿
「愛しい嘘〜優しい闇〜」6話まで終了。
うーん、また分からなくなって来た。
望緒が雨宮に抱いた違…
【2022冬ドラマ】/簡単投稿
「愛しい嘘〜優しい闇〜」7話まで終了。
前回の私の読みは、中野が雨宮を殺さずにどこかに監禁していた事以外はほぼほぼ当たっていた。ああ、雨宮は中学時代から外面は良いけど家庭内では既にワルだったそうで、中野はずっと金をせびられていて、母親は病を偽って施設に逃げ込んだと。
中野が会社を作って雨宮に社長の座を与えたって、その資金はどこから捻出?あと整形はしても声はどうしたのか?会社の社員は分かりそうなものだけど。
ワル雨宮が古堀を殺しちゃったので、次回は雨宮×2で、林遣都の演技が楽しめそう!
脚本=丑尾健太郎 演出=日暮謙
「シジュウカラ」8話まで終了。
岡野との新作が当たり、インタビューを受ける忍。その記事を読んだ千秋の様子からピンと来て、忍に会いに行き「千秋は夫」だとマウントを取るみひろ(山口まゆ)。←この時の目だけをアップにする演出が、彼女の不安定さをよく表していたと思う。
洋平も記事を読み「今度は編集者と浮気してるだろ」と責める。離婚を決意していた忍は遂に口に出し、死ぬと脅す洋平に「一人で勝手に死んで、迷惑掛けないで」
結局死ねない洋平。冬子の店を引き継いでる涼子と再開して、気が合いそうなんだから、引き取って貰え!
千秋の新作の担当が岡野というのがねえ。既に相手が分からない年下青年に嫉妬をしてたからねえ。
演出=上田迅
- << 493 【2022冬ドラマ】 「愛しい嘘〜優しい闇〜」全8話終了。 正が“雨宮が二人いる”事を知らなくて、小綺麗になったワル雨宮を襲えばいいのにと思ったけど、そうは問屋が卸さなかった最終回。 突っ込みどころが満載でどこから書いたらいいのやら(笑) まずワル雨宮はどうやって中野くんの部屋に入ったの?昔は合鍵も持っていたのかもだけど、ずっと監禁されてたのよ? その部屋で望緒と中野の写真を見ただけで、望緒のアパート迄直ぐに来たけど、何で住所を知ってたの? その時は小汚ないままだったけど、望緒の病院に来た時は“中野くん”に仕上がっていたって事は、一度中野のマンションに戻って風呂に入り、中野の服を来て美容院に行って、中野の写真を見せて「これにして」って言ってカットしたんだよね。それだったら望緒の病院に着くのは中野くんの方が早いよね。だって玲子がワル雨宮に刺された直後に中野はアパートに着いて、直ぐに病院に向かったんだから。 あと雨宮母が息子を刺したのは小振りのハサミで、何で持っていたのかは置いといて、あれで死ぬ?しかも病院の敷地内だから救急医も居るのよ? 正が中野を署の前で刺した事については、ずっと山梨県警は無能設定だったので、そこは突っ込まない(笑) 正のおかげで途中からは突っ込みながら楽しめた。まあ脚本が荒っぽいので評価は低くなってしまうけどね。 脚本=丑尾健太郎 演出=樹下直美
>> 430
【2022冬ドラマ】/簡単投稿
「しもべえ」4話まで終了。
辰馬の父は廃人の様になってるけど、辰馬が蔑んでいる様に見えるから、病…
【2022冬ドラマ】
「しもべえ」5話まで終了。
長いお休みを経て4週間振りの再開。まあコンテンツとしては特徴が有って強いので、内容を忘れてしまう様な事は無かった。
今回は文化祭のクラスの役員決め、生徒会からの嫌がらせ、そして多田の活躍で出店がバズる迄の話に、辰馬と父・和馬の関係、和馬の過去に何が有ったのか、父子の和解、和泉に別れを切り出す辰馬等々の話を絡ませ、たこ焼き出店の話は明るく振り切った雰囲気で、ユリカvs.辰馬の話はシリアスにと、メリハリが効いていてそれなりに面白かった。
和馬が教授執刀の患者が死亡したのは、教授の術前検査ミスが原因と指摘して、教授と和泉の父に陥れられて、手術ミスで患者を死なせた医師としてリークされ、大学病院から追放され、教授が手を回したから勤務医は叶わず、開業の資金も借りられずに八方塞がりで、気力を失ってしまったという真相は、ドラマ界では手垢の付いた設定で、ちょっとがっかりな面は有るのだが、次回しもべえが大学病院で証拠探しをするみたいなので、そっちに期待したい。
辰馬は和泉に「別れよう。君の事好きじゃないんだ」←😱「君に親父の事を言いふらされるのが怖かったから」「じゃ、言いふらしてもいいのね?」「いいよ。親父は何も悪い事はしていない」
ユリナ憎しの和泉は、また何かをしでかしそう。父親そっくりだな。
脚本=遠山絵梨香 演出=紙谷楓
>> 469
【2022冬ドラマ】
「逃亡医F」6話まで終了。
今回は主人公の後悔と苦悩、ヒロインの役割、主人公を敵視する助演の苦悩と気持ちの…
【2022冬ドラマ】
「逃亡医F」7話まで終了。
近所の人が呼んだパトカーが来た。
誰かが警官に向けて植木鉢を落とした為、警官は応援要請。野村はチューヤンにナイフを突き付け、助けに行って揉めて倒れた藤木の腹に、ブロックの鉄筋が刺さってしまう。藤木は鏡を使って自分で手術をする事に。
そこからの時間稼ぎの描き方が、警官を貶めてかなりのトンチキだったけど、その後の日本人ホームレスが囮になって、外国人を逃がすと決めた時のネクタイ(宮崎吐夢)の台詞「俺達は捕まっても送還にはならないからな」が泣かせた(洋平のくせに←分かる人は分かる)。
結局、藤木達を逃がす為にモー達も投降したんだけど。自分達の国にもお天道様はあるって言って。
幹に殴られた都波は生きていて自宅に戻るが、直ぐに長谷川が来てDDSηのデータが不完全だとPCを見せるが、教授はあの時ある言葉を打ち込んでおり、これは盗んだデータだと長谷川に言う。幹が来て殴られ死んだ振りをした教授だが、それもバレて火を点けられてしまう。
藤木は喉を火傷した教授の気管切開をしようとするが、あのカセットテープを渡され、まだ話しておきたい事がと言われて手を止めてしまう。耳元で何かを伝え聞いた藤木だが、教授は亡くなってしまい、泣きながら「私が殺しました」と後悔する藤木。
教授の微生物データは何処に?
次回からは反撃編!
演出=佐藤東弥
- << 495 【2022冬ドラマ】 「逃亡医F」8話まで終了。 反撃編とは謳っているが、取り敢えず都波のデータの隠し場所が分かって手に入れただけで、長谷川の弱味は握ったけど、長谷川自身にも藤木がデータを手に入れた事はバレているし、そもそも長谷川が妙子の研究の事を知ったのは、居酒屋で藤木がベラベラ喋ったからだと言った事に対して、藤木は「俺はお前には喋っていない」と否定、最後に長谷川は“まだ先輩に隠している事がある”と呟いていたので、実質の反撃はまだ始まっていないよね、これでは。 妙子の虫食いデータに都波のデータを合わせると完成した事から、やっと妙子の最後の言葉「あたしに何かあったら、都波さんとあわせて…」の本来の意味を理解出来た藤木。“都波さんとあって”なら“会って”でBINGOだけど、“あわせて”だからね。 妙子が本当に処分されそうで、藤木達に「妙子は生きてる」と伝えた烏丸。これはバイオネオに誘い出す罠なのか、それとも良心の呵責なのか、どっちなんだろう。 予告だとバイオネオに乗り込んで、妙子と対面するみたいなので、そこからまた一波乱有るのかな? 藤木がベラベラ喋った相手は誰なのかも気になるなあ。(←覚えているならさっさと拓兄に特攻させろって話だけど) 演出=本多繁勝
>> 470
【2022冬ドラマ】
「おいハンサム!!」7話まで終了。
今回のテーマは「閉店が決まってから惜しんで来る位なら、普段からちょくち…
【2022冬ドラマ】
「おいハンサム!!」全8話終了。
今回のテーマは人生は選択の連続、その中でどう生きて行ったら良いのか?
美香は「私の人生はユウジが居ないと整合性が取れない」と気付くが、彼は引っ越した後だった。
でもユウジから電話が有り話し合う二人。
「パパ、許してくれないだろうなあ」
案の定「まだ早い」「パパだって早かった、ママは二十歳だったんでしょ?」「そういう流れで…本当はまだしたくなかったんだよ」これには千鶴が「えっ?」からの怒りのうどん作り。バンッバンッバンッ(笑)
いくつか前の感想で、『才能が有るなら漫画は一発当てればリターンは大きい』と書いたけど、ユウジは賞を取り早速のリターンで出版社からカニその他を貰い、それを抱えて伊藤家へ。カニを見せると家に上げてくれる源太郎(笑)
「何でも二人で話し合って決めなさい」とビール迄注いでくれる。ユウジは酔い潰れてしまうが、その横で受賞した漫画を読んでいる父。志望が取れて漫画家になったなら、認めてやるって感じだった。
人生は選択の連続で、選ばなかった道を選んでいたらと思う事もあるだろう。でも「今現実に歩くその道を歩き続けなさい」
「なあに言ってんのハンサムで」
由香と大森の腐れ縁、里香と本の彼とのその先、美香もまだ不安定で、続編も有りそうな終わり方だった。
脚本、演出=山口雅俊
>> 471
【2022冬ドラマ】/簡単投稿
「DCU」5話まで終了。
人質にされた麻薬漬けの政治家のドラ息子を救出する為に、極秘に税金で賄われ…
【2022冬ドラマ】/簡単投稿
「DCU」6話まで終了。
水族館なら普通のダイバーでも潜れる。防犯カメラ映像のチェックなら、やり慣れている警察官の方が得意だし、人海戦術も取れる。
『彼らの使命は、従来の海上水域だけでなく警察の捜査では困難な「危険極まりない日本全国の河川や湖」など、あらゆる水中に潜り隠された証拠を探し事件を解決する。』←大風呂敷を広げた割には、寧ろ警察が捜査した方が適している事件ばかりだから「どうなってんの?」ってなるのよ。
話の作りは単純だけど、前に比べれば良くはなっている。←普通の捜査物として見ればね。
脚本=青柳祐美子他数名 演出=青山貴洋
「封刃師」7話まで終了。
穢れ刃を生み出す事が出来る悟堂は“鬼噛”。昔、戦争の秘密兵器として政府が秘かに研究し、戦局の行方と共に断念した方法を悟堂が手に入れた…らしい。←大きく出たな。
瀕死の駆の後継者(山本千尋)と悟堂の殺陣、上手いんだから撮り方でもっと迫力が出た筈なのに。次回は駆がまさかの鬼噛に?😱
演出=小山巧
【シーズン枠外ドラマ】
「真犯人フラグ」18話まで終了。
豹変の橘、“全部俺が”の痛々しさ。“本木が手錠で監禁映像”との整合性はどうした?まだ裏が有るんじゃない?
猫おばさんは占い師だった!の後出しと、個人情報流出(笑)
で、真帆事件の犯人は二宮&日野なのかなあ。
演出=中島悟
- << 497 【2022冬ドラマ】/簡単投稿 「DCU」7話まで終了。 魚雷化した異動型水中カメラが水上バイクを爆破した事件。これこそDCUの出番だけど、回収した残骸を並べて置いたシーンは有れど、潜るシーンは無しという徹底振りにはもう笑うしかない。 ずっと成合がチョロチョロしていて、新名の回想も成合との潜水泳法対決。成合なら3分05秒潜水で泳げるって新名は断言したけど、15年前の話だし、新名みたいに鍛えているのかも不明なのに、よく言うわ。 DCUの活躍より成合は何者かに重点を置き過ぎで、DCUのお飾り感が半端ない。 脚本=青柳祐美子他数名 演出=宮崎陽平 【シーズン枠外ドラマ】/簡単投稿 「真犯人フラグ」19話まで終了。 橘も母親に危害を加えるぞと何者かに脅されていて、全部の罪を被る様に命令されていた。まっそうだろうね。あっ、監禁から橘を逃がしたのは強羅ね。 で、ここへ来て二宮ラスボス説の補強を始めたんだけど、これも何かミスリード臭いなあ。根拠は二宮と一緒に居る(協力者?)人物が望月っぽくて、望月はキヨくんに対する行動から見ても、真犯人側の人間とは思えないから。その彼が協力しているなら二宮も白で、今やっているのは真犯人への餌やりなのでは? 真帆の拉致犯は日野、バラバラに拉致された事件を一つの事件に仕立てたのも日野、強羅を使っているのも日野、にしておく。 演出=小室直子
>> 473
(続き)
神出鬼没なライカに、もしかして彼女も幽霊?とか思った事も有ったけど、今回、風呂光が病院の売店でオーナメントを手に取るライカを見て…
【2022冬ドラマ】
「ミステリと言う勿れ」8話まで終了。
episode.6の前編。サブタイトル『ミステリーナイト開幕! 殺すのか?殺されるのか?』
この“殺すのか?殺されるのか?やっぱり殺すしかないんだろうな”と、誰かがPCに打ち込むシーンが何度か出て来るのだが、そのPCには2011というタイトルのファイルが有り、クリックすると天達教授(鈴木浩介)、喜和(水川あさみ)、蔦(池内万作)、橘高(佐々木蔵之介)の4人が笑顔で写っている写真、という事は亡くなった喜和以外の3人の内の誰かなのか?
それとも蔦がサイトで知り合いミステリー会に招待したという体のデラ(田口浩正)なのか、パン(渋谷謙人)なのか。
辛い時代のチビ整に、いい意味での影響を与えた喜和は天達の恋人だったが、5年前に、今回ミステリー会が開かれたこの蔦の別荘に匿われていたのに、何故かストーカーに突き止められ二人で死んでいた。死因は暖炉にくべられていた夾竹桃による中毒死だった。
その死因に納得していない天達が、ミステリー会を利用して真実を炙り出そうとしているのか?天達が整と風呂光に与えた矛盾する課題は、何を意味するのか?
喜和はあの絵に整が言う様なメッセージを込めていたのか?
後編に向けての掴みはOKだったな。誰が嘘つきで誰が嘘つきでは無いのか、その意味も含め次も楽しみ。
脚本協力=烏丸棗 演出=相沢秀幸
- << 498 【2022冬ドラマ】 「ミステリと言う勿れ」9話まで終了。 episode.6の後編。 いやあ面白かった。 何故ストーカーに喜和の居場所が分かったのか、喜和を道連れに死ぬのなら、何故ストーカーは雪掻きをして足跡を消したのか等、違和感を持っていた天達が、橘高がその“何故か”を知っていると確信し、本人から話してくれる事を期待しながらも、そうならない時に備えて整を連れて来た(風呂光に関しては連れて来る必然性は感じられなかった)のだが、天達の読み以上に橘高は壊れていて、自分を“透明人間化”させた完全犯罪で会の参加者皆殺しを目論んでいたが、これも整に看破され、遂に“喜和事件の何故か”から狂い出し、溜まりに溜まった橘高の負の感情(始まりは一つのミスだが、それを認められずにどんどん利己的になって行った)が爆発するという展開で、それだけでも凄かったのに、デラとパンは実は刑事で、頻発するストーカー殺人事件の類似ケースとして喜和事件を調べたら、関係者の中に橘高(今回の被害者達の個人情報を入手出来る役所に勤務)の名が有り、観察する為に天達に頼んでこの会に潜入させて貰っていたという驚きの設定も隠されていて、意表を突かれると共に原作者凄いなと感心しきり、大満足の1時間だった。 また佐々木蔵之介を筆頭に役者陣がいい仕事をしてくれてたわあ。 脚本協力=烏丸棗 演出=相沢秀幸
【2022冬ドラマ】/簡単投稿
「ドクターホワイト」7話まで終了。
国外でコウモリに噛まれて狂犬病→国内には存在しない筈の毒蜘蛛に刺されて中毒→空気中の鳩の糞を吸い込みクリプトコッカス症、白夜が診断を下しても他の医師を下げずに済む様に、特殊な症例(しかも結構なご都合主義)ばかり続けてるわ。
最後に出て来たRh nullは調べたら、抗原を持たない血液なので誰にでも輸血出来るが、世界でも何十人程度の希少血液型らしい。て事は、金で買えるならみたいな輩は出て来そうな話だな。
演出=北坊信一
「恋せぬふたり」6話まで終了。
咲子の妹のみのり(北香那)は臨月だが、夫が浮気をしたと言って娘を連れて羽と暮らす家に転がり込んで来る。
許せない離婚すると言いながらも、二児を抱えてのシングルマザーに踏み切るのも恐怖でしかない。「お姉ちゃんには分からない!」ついつい怒鳴ってしまうみのり。
夫もやって来て平謝りするが更に興奮したみのりは破水してしまう。
病院の廊下で待つ咲子は羽と二人で咲子の両親と思わぬ再会。母親はまだギクシャクしているが、父親は羽に前回の非礼を詫び、咲子には笑顔を見せる。娘婿の浮気を知った時の父親の顔😱小市さん上手いなあ。
赤ちゃんを抱き笑顔の咲子を複雑な表情で見ている羽。この先どう話をまとめるのか予想が出来ないなあ。
※1回お休みで次回は2週間後
演出=土井祥平
>> 475
【2022冬ドラマ】
「ファイトソング」7話まで終了。
冒頭の花枝の“無駄な抵抗の5分間”って要るのかな。
冒頭から「聞いて下…
【2022冬ドラマ】
「ファイトソング」8話まで終了。
春樹は花枝が倒れた所は見ていなくて、目を向けたら居る筈の花枝が居なかった…。花枝は慎吾の車で生放送を聴き続け、後から春樹には、仕事中だったからあの後は車の中で聴いていたと辻褄の合う説明。あれこれ気が回らない春樹には、これで十分だったという流れ。気を回して損した(笑)
今回、一番腑に落ちたのは、耳が聞こえなくなるとは限らないと励ましたつもりの慎吾に対し、花枝がそれでは負ける、空手では常に最悪の手で攻撃されると想定して備えなければ勝てない、だから手術に関しても最悪の結果を想定して、そこから勝つ事だけを考えていると話した事。ああ、だからなんだなと。勿論そうしなければ折れてしまう程の現実という事も有るけど、空手で培って来たバックボーンも、花枝にとっては大きかったんだなって。
花枝に口止めの念押しをされても、どうしても春樹に隠し通すのが納得出来ない慎吾は、ギリギリの線で春樹をけしかけるが、花枝が嫌がる事はしたくないという春樹の言葉に引き下がるしか無かった。そう、春樹は裏の裏迄読もうとする様な性格ではない。そういう人間なら音楽でもあそこ迄行き詰まってはいなかっただろう。
手術の結果は見せずに、次回は2年後に飛ぶ。春樹はクビにはなっていない様なのだが、花枝は果たして…?
演出=村尾嘉昭
- << 499 【2022冬ドラマ】 「ファイトソング」9話まで終了。 2年飛ぶ意味とは…。 恐らく中途失聴者への取材を重ね、精神的にも受け入れ生活面でも慣れるおおよその期間に、花枝の持つ特性をドラマ的に加味して弾き出したのかなと。 嫌な奴が一人も出て来ないファンタジー寄りのドラマとしては、リアルな闘病姿は敢えて見せない様にしたかったのだろう。 そしてその判断は良かったと思う。 ただ、2年であそこまで相手の唇の動きを読める様になるのか、生活面の不自由もあの程度で済むのかという疑問は残った。 あと最初の方で花枝が一気に喋った後に「何か私、前より喋る人になってるよね」という台詞が有ったのだが、以前の感想で『何か毎回冒頭に花枝の饒舌が有って』『違和感』や『嫌悪感』すら持ってしまうと書いて来た自分としては、何の冗談かと思ってしまった。 大笑いした“見守り地蔵”から脱するべく、フリップの力を借りながらの慎吾の花枝への告白シーンは胸に来たし、その真剣さに初めて慎吾の本心を知った花枝が、「ずっと辛い思いをさせてたってことじゃない」と気付き、「ごめんなさいって言うしかないじゃない、世界で一番好きな人なのに」、それを聞いた慎吾が“俺の恋人になって下さい”を飛ばして“これからも変わらずろしくな”のフリップを出す切なさよ。花枝にとっての「慎吾が好き」の意味は、子供の頃からずっと変わらないのよねえ。 (続く)
>> 452
【2022冬ドラマ】/簡単投稿
「となりのチカラ」3話まで終了。
前回《ただねえ、ドラマとして観ているとあの迷い過ぎる所が結構キ…
【2022冬ドラマ】
「となりのチカラ」5話まで終了。
少年Aかもしれない上条くんの話。
噂を流していたのは管理人の星で、その理由は自分の息子が被害者で、それを苦に妻は自殺、未成年だから遺族にも加害者の情報は教えてくれず、ずっと苦しんで来たが、感情を全く出さない上条に不信感を抱き、チカラを焚き付けたら「少年院に居た」事は聞き出してくれて、そこから星の感情は一気に爆発、少年Aである根拠は無いのに馬乗りになって上条を殴りつけた。それでも無反応の上条。
ドラマでは病名は出さなかったが、上条の母親は恐らく代理ミュンヒハウゼン症候群で、その影響なのかは分からないが、上条自身は自分の感情を表現出来ない病気。それでイジメに遭い、振り払ったアルコールランプで火災が起き、イジメた相手が死んで少年院に入っていた。
チカラは病気の事を調べ、住人の怒ったり笑ったり等、様々な感情を浮かべた写真を撮り、これを参考にして欲しいと上条に渡す。じっと見詰め涙を溢す上条。「僕は悲しいんですか?」「いや嬉しいんだと思うよ」「じゃあ笑った方が…」と言いながら、ひきつった顔になる清水尋也の名演に思わずこちらも涙が。
初めてチカラがいい仕事をしたなと思えた反面、管理人が私怨からの間違いで居住者にあれだけの事をしておいて、他の居住者が署名活動でクビを撤回させる強引な流れにはシラケてしまった。
演出=竹園元
>> 477
【2022冬ドラマ】
「ゴシップ #彼女が知りたい本当の○○」8話まで終了。
人は親を選べずに生まれて来る。だからどういう親の元…
【2022冬ドラマ】
「ゴシップ #彼女が知りたい本当の○○」9話まで終了。
人気作家の草川と女性のデート現場を下馬が写真に撮り、事務所に確認の電話を入れたら何故か書籍編集部の部長・井伏(津田寛治)が部下と共にカンフル編集部に乗り込んで来て、記事にはさせないと全員のスマホやPCを取り上げて監視を始める。要するに“ウチのドル箱作家に手を出すな”ってヤツで、最初は強引でこんなの有り?って嫌な感じだったけど、女性の裏には井伏が忌み嫌っている“引き抜き編集者・川端”が居るのではと分かってからは、こいつだけは許せないと急に協力的に。適役を津田さんが気持ち良さそうに演じてた(笑)
下馬が書いた“こたつ記事”が原因で好きな地下アイドルが引退したと誤解し、逆恨みしたオタクがカンフル編集部を脅迫する為に、大量に送り付けて来た部員の隠し撮り写真の中に、たまたま井端と女が写り込んでいたという設定は、ちとご都合主義だったかなあ。
それ以外は上手く組み立てられていたと思う。
仁和は瀬古の事を、自分には忠実で他人には一切情を掛けない、そもそも情が分かっていないからこそ、仕事で利用出来る事が有る筈と踏んで入社させたのではという疑念が頭をもたげて来た。
仁和に指示を出されていたあの靴のアップの男は矢部?それともミスリード?
脚本=青塚美穂 演出=木村真人
>> 479
(続き)
「来てくれてありがとう」と一狼に抱き付く獅郎。思わず背中に手を回し抱き締める一狼。ええ!?もうプチラブラブじゃん(笑)
今…
【2022冬ドラマ】
「ケイ×ヤク-あぶない相棒-」8話まで終了。
冒頭の一狼のモノローグが『大須と山田は中麻布(某国大使館)に協力を得て爆破事件を起こし、自らの地位を確立して行った』
莉音がマークしていたのが中麻布に出入りしていた諜報員Jで、前回の感想で『年齢の事を考えると、20年前に暗躍していた諜報員というのは林では無さそう』と書いたのだが、今回一狼達はJ=林だと結論付けていた。でも林=あの時の諜報員とは限らないからなあとは思ったのだが、今回ちょっと気になる台詞が。
逃げようとした匡が林の部下に威嚇射撃をされ、匡が林を「先生!」と呼んだシーン。林は「変わらないな君は。都合が悪くなると誰かの後ろに隠れる」
これってもし林が、当時の匡達の学校の本当の教師だったのだとしたら、何か一つの絵が描けるんだよなあ。音楽祭の日、匡達4人が林の別の顔を見てしまったのだとしたら…。その後の4人の変貌と辻褄が合う様な。
一狼達が相手にしている連中は、躊躇なく人を殺すけど、一狼や莉音は警察官だからその教育が身に染み付いていて、勿論正当防衛以外では撃てないし、命を狙われた人間に対しては、例えそれが敵対する人物であっても身を挺して守りに行ってしまう悲しい性と正義感。
エミリを守って撃たれた莉音は果たして…?
脚本=三浦駿斗 演出=日高貴士
>> 480
【2022冬ドラマ】
「妻、小学生になる。」6話まで終了。
病院で目覚めた凛音は友利を見て「誰?」
そこに居た両親や医師達が、…
【2022冬ドラマ】
「妻、小学生になる。」7話まで終了。
貴恵と友利の母・礼子(由紀さおり=凄い存在感)は認知症で、再婚相手が面倒を見ていたが骨折入院したので、叔母の和子(鷲尾真知子)から友利に帰って来る様に連絡があり、色々と後ろめたい友利は“弾除け”として圭介や麻衣にも同行を頼み、万理華も同行する事に。
万理華は従妹の萌子(戸田菜穂)にいきなり「萌子!久し振り!」(笑)そりゃ「誰?」になるわな。慌てて“僕の親戚の子”にする圭介。
色々ダメダメな友利は皆に責められ、言い返したら麻衣に迄説教をされて逃げ出した。追い掛けた万理華は真っ直ぐに子供の頃の隠れ家に行き、友利を見付けて「あんたって生まれた時から行動パターン変わって無いわよね」言い合いになるけど、「何だよ姉ちゃんじゃん」って、今迄の半信半疑からやっと確信に変わったみたいな友利。
そして大晦日。圭介、麻衣、千嘉、万理華の4人で御詣りに。日付が変わった瞬間、気を失う万理華だが直ぐに気が付き、千嘉を見て「ママ」。「大丈夫か?貴恵?」と圭介。「たかえ?」怖がって千嘉にすり寄ってから「おじさん誰?」
確かに圭介と麻衣は復活し、友利も後1年で芽が出なければ実家に戻ると宣言したから、貴恵の心残りは無くなったのかもしれないが、消えるのちょっと早くないか?それとも千嘉への罪悪感が消滅を早めた?
あと何話だろう。
演出=加藤尚樹
>> 481
【2022冬ドラマ】/簡単投稿
「愛しい嘘〜優しい闇〜」7話まで終了。
前回の私の読みは、中野が雨宮を殺さずにどこかに監禁していた…
【2022冬ドラマ】
「愛しい嘘〜優しい闇〜」全8話終了。
正が“雨宮が二人いる”事を知らなくて、小綺麗になったワル雨宮を襲えばいいのにと思ったけど、そうは問屋が卸さなかった最終回。
突っ込みどころが満載でどこから書いたらいいのやら(笑)
まずワル雨宮はどうやって中野くんの部屋に入ったの?昔は合鍵も持っていたのかもだけど、ずっと監禁されてたのよ?
その部屋で望緒と中野の写真を見ただけで、望緒のアパート迄直ぐに来たけど、何で住所を知ってたの?
その時は小汚ないままだったけど、望緒の病院に来た時は“中野くん”に仕上がっていたって事は、一度中野のマンションに戻って風呂に入り、中野の服を来て美容院に行って、中野の写真を見せて「これにして」って言ってカットしたんだよね。それだったら望緒の病院に着くのは中野くんの方が早いよね。だって玲子がワル雨宮に刺された直後に中野はアパートに着いて、直ぐに病院に向かったんだから。
あと雨宮母が息子を刺したのは小振りのハサミで、何で持っていたのかは置いといて、あれで死ぬ?しかも病院の敷地内だから救急医も居るのよ?
正が中野を署の前で刺した事については、ずっと山梨県警は無能設定だったので、そこは突っ込まない(笑)
正のおかげで途中からは突っ込みながら楽しめた。まあ脚本が荒っぽいので評価は低くなってしまうけどね。
脚本=丑尾健太郎 演出=樹下直美
【2022冬ドラマ】
「シジュウカラ」9話まで終了。
何か、みひろの背景が分かってみると痛々しくて。父親のDVに耐えきれずに逃げて来た子って想像していたんだけど、まさか千秋と同じだったなんて。千秋の場合は放置子でお金が必要だったという側面もあり、隣のおばさんに買われてしまった訳だけど、みひろの場合は父親に売らされたのかもしれなくて、心の闇は相当深かった様に思う。
千秋の漫画エッセイを読み『私も千秋さんと同じ傷を持っています。千秋さんの本を読んで、私も家を飛び出しました。でも行くところがなくて…』とDMを送ったら『うちに来ますか?』
そこから始まった二人の生活だが、千秋は指一本触れていず、それが益々みひろの気持ちを傷付けていた。「私が汚れているから?」「違うよ」
ある種の共依存だったのかもしれないが、忍と出会ってしまい、担当編集者が同じ岡野で煽られた事もあり、千秋の心はまた奮い立ってしまったのかもしれない。
忍の仕事部屋に直接出向き、外に連れ出す千秋。「先生にとってあの時の僕は何だったんですか?」「好きだった」「だったら何で」「もう終わった事なの」忍を抱き締めて「僕にとっては過去じゃないです」忍の頬に伝う一筋の涙。
部屋に取り残されたみひろには男(父親?)から電話。取り乱し千秋に連絡をするが出てくれない。みひろ、何かやりそうだなあ。
演出=上田迅
>> 483
【2022冬ドラマ】
「逃亡医F」7話まで終了。
近所の人が呼んだパトカーが来た。
誰かが警官に向けて植木鉢を落とした為、警官…
【2022冬ドラマ】
「逃亡医F」8話まで終了。
反撃編とは謳っているが、取り敢えず都波のデータの隠し場所が分かって手に入れただけで、長谷川の弱味は握ったけど、長谷川自身にも藤木がデータを手に入れた事はバレているし、そもそも長谷川が妙子の研究の事を知ったのは、居酒屋で藤木がベラベラ喋ったからだと言った事に対して、藤木は「俺はお前には喋っていない」と否定、最後に長谷川は“まだ先輩に隠している事がある”と呟いていたので、実質の反撃はまだ始まっていないよね、これでは。
妙子の虫食いデータに都波のデータを合わせると完成した事から、やっと妙子の最後の言葉「あたしに何かあったら、都波さんとあわせて…」の本来の意味を理解出来た藤木。“都波さんとあって”なら“会って”でBINGOだけど、“あわせて”だからね。
妙子が本当に処分されそうで、藤木達に「妙子は生きてる」と伝えた烏丸。これはバイオネオに誘い出す罠なのか、それとも良心の呵責なのか、どっちなんだろう。
予告だとバイオネオに乗り込んで、妙子と対面するみたいなので、そこからまた一波乱有るのかな?
藤木がベラベラ喋った相手は誰なのかも気になるなあ。(←覚えているならさっさと拓兄に特攻させろって話だけど)
演出=本多繁勝
【2022冬ドラマ】/簡単投稿
「鹿楓堂よついろ日和」8話まで終了。
純粋に店の雰囲気と客に出されるメニューの調和を楽しめたのは、2話迄だった様な気がする。
スイと八京の仲違いの話が出て来た3話からは、自分の望んでいた世界観からは離れて行ったので、観てはいたけど3話を最後に感想を書く気にはなれなかった。
仲間の過去の話では、7話のときたかの話は、ゲストの光石研さんとときたか役の葉山くんの芝居が噛み合っていて良かったけどね。
今回は話自体は洸一郎の発言が意味不明で何だかなあだったけど、グラタンとサバの味噌煮の飯テロに屈して、思わず書いてみたくなった。それだけ(笑)
脚本=遠山絵梨香 演出=二宮崇
「封刃師」8話まで終了。
悟堂の亡骸を埋めたのが、鬼噛の研究施設だった場所の直ぐ側だった為、外道に堕ちて穢れを溜め込んだ封刃師だからこそ、鬼噛を完成する事が出来たとの事。
で、ビルのロビーみたいな所で駆が鬼噛でバンバン人を斬り殺していた映像は、現実だったの?幻影だったの?よく分からなかった。
カレンが目指した駆を助ける為の、穢れ刃だけを封刃し人は残す鞘は、何と店のテーブルで作り、仲間の血を塗った物。これで見事に翔が「鬼噛、封刃仕る」で、駆だけ残した。
今回の殺陣の演出は迫力が有って良かった。
次回最終回は駆が悟堂を封刃し、改めて弔うのかな?
演出=曽根隼人
>> 485
【2022冬ドラマ】/簡単投稿
「DCU」6話まで終了。
水族館なら普通のダイバーでも潜れる。防犯カメラ映像のチェックなら、やり慣…
【2022冬ドラマ】/簡単投稿
「DCU」7話まで終了。
魚雷化した異動型水中カメラが水上バイクを爆破した事件。これこそDCUの出番だけど、回収した残骸を並べて置いたシーンは有れど、潜るシーンは無しという徹底振りにはもう笑うしかない。
ずっと成合がチョロチョロしていて、新名の回想も成合との潜水泳法対決。成合なら3分05秒潜水で泳げるって新名は断言したけど、15年前の話だし、新名みたいに鍛えているのかも不明なのに、よく言うわ。
DCUの活躍より成合は何者かに重点を置き過ぎで、DCUのお飾り感が半端ない。
脚本=青柳祐美子他数名 演出=宮崎陽平
【シーズン枠外ドラマ】/簡単投稿
「真犯人フラグ」19話まで終了。
橘も母親に危害を加えるぞと何者かに脅されていて、全部の罪を被る様に命令されていた。まっそうだろうね。あっ、監禁から橘を逃がしたのは強羅ね。
で、ここへ来て二宮ラスボス説の補強を始めたんだけど、これも何かミスリード臭いなあ。根拠は二宮と一緒に居る(協力者?)人物が望月っぽくて、望月はキヨくんに対する行動から見ても、真犯人側の人間とは思えないから。その彼が協力しているなら二宮も白で、今やっているのは真犯人への餌やりなのでは?
真帆の拉致犯は日野、バラバラに拉致された事件を一つの事件に仕立てたのも日野、強羅を使っているのも日野、にしておく。
演出=小室直子
>> 486
【2022冬ドラマ】
「ミステリと言う勿れ」8話まで終了。
episode.6の前編。サブタイトル『ミステリーナイト開幕! 殺す…
【2022冬ドラマ】
「ミステリと言う勿れ」9話まで終了。
episode.6の後編。
いやあ面白かった。
何故ストーカーに喜和の居場所が分かったのか、喜和を道連れに死ぬのなら、何故ストーカーは雪掻きをして足跡を消したのか等、違和感を持っていた天達が、橘高がその“何故か”を知っていると確信し、本人から話してくれる事を期待しながらも、そうならない時に備えて整を連れて来た(風呂光に関しては連れて来る必然性は感じられなかった)のだが、天達の読み以上に橘高は壊れていて、自分を“透明人間化”させた完全犯罪で会の参加者皆殺しを目論んでいたが、これも整に看破され、遂に“喜和事件の何故か”から狂い出し、溜まりに溜まった橘高の負の感情(始まりは一つのミスだが、それを認められずにどんどん利己的になって行った)が爆発するという展開で、それだけでも凄かったのに、デラとパンは実は刑事で、頻発するストーカー殺人事件の類似ケースとして喜和事件を調べたら、関係者の中に橘高(今回の被害者達の個人情報を入手出来る役所に勤務)の名が有り、観察する為に天達に頼んでこの会に潜入させて貰っていたという驚きの設定も隠されていて、意表を突かれると共に原作者凄いなと感心しきり、大満足の1時間だった。
また佐々木蔵之介を筆頭に役者陣がいい仕事をしてくれてたわあ。
脚本協力=烏丸棗 演出=相沢秀幸
>> 488
【2022冬ドラマ】
「ファイトソング」8話まで終了。
春樹は花枝が倒れた所は見ていなくて、目を向けたら居る筈の花枝が居なかった…
【2022冬ドラマ】
「ファイトソング」9話まで終了。
2年飛ぶ意味とは…。
恐らく中途失聴者への取材を重ね、精神的にも受け入れ生活面でも慣れるおおよその期間に、花枝の持つ特性をドラマ的に加味して弾き出したのかなと。
嫌な奴が一人も出て来ないファンタジー寄りのドラマとしては、リアルな闘病姿は敢えて見せない様にしたかったのだろう。
そしてその判断は良かったと思う。
ただ、2年であそこまで相手の唇の動きを読める様になるのか、生活面の不自由もあの程度で済むのかという疑問は残った。
あと最初の方で花枝が一気に喋った後に「何か私、前より喋る人になってるよね」という台詞が有ったのだが、以前の感想で『何か毎回冒頭に花枝の饒舌が有って』『違和感』や『嫌悪感』すら持ってしまうと書いて来た自分としては、何の冗談かと思ってしまった。
大笑いした“見守り地蔵”から脱するべく、フリップの力を借りながらの慎吾の花枝への告白シーンは胸に来たし、その真剣さに初めて慎吾の本心を知った花枝が、「ずっと辛い思いをさせてたってことじゃない」と気付き、「ごめんなさいって言うしかないじゃない、世界で一番好きな人なのに」、それを聞いた慎吾が“俺の恋人になって下さい”を飛ばして“これからも変わらずろしくな”のフリップを出す切なさよ。花枝にとっての「慎吾が好き」の意味は、子供の頃からずっと変わらないのよねえ。
(続く)
>> 499
(続き)
街で偶然花枝を見掛け、車道の反対側から名前を呼び続けるも気付いて貰えなかった春樹は、一気に想いがぶり返したのかネットで“木皿花枝”と検索し、グラフィックデザイナー杉野葉子の友人としてインタビューを受ける動画を見付け、そこで“花枝の身に起きた事”を知る事となる。
あのインタビューの設定の不自然さには物申したい部分も有るのだが、“花枝の嫌がる事はしない”春樹が、更に慎吾から“もう花枝には関わらないで下さい”と言われて、それを守っていたであろう堅物設定にしている以上、こういう回りくどいやり方にでもしないと再会に迄は辿り着かないのかなと。
そしてそんな大事な事を知った以上は春樹と言えども約束は反故にする、以前に花枝を見掛けた場所で待ち伏せをする、逃げる花枝、追い掛ける春樹、その二人を見て自分も追い掛ける慎吾、ここ迄の流れはいい。いや百歩譲って花枝が飛び乗ったエレベーターに、春樹も慎吾も飛び乗った、ここ迄も良しとしよう。
だけど何故にエレベーターが止まる?
岡田さんの事だから、何か秘策が有るのだろうと一応期待はしているのだが。
次回が最終回。
花枝と春樹がくっついてハッピーエンド、かな?
演出=村尾嘉昭
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