夕陽と星とそしてあの海に〜ありがとう、さようなら〜

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匿名
2018/07/08 19:17(更新日時)

「夕陽くん、最近寒くなったね。私冬になると手が凄く冷たいんだよ。」
「星さんて冷え性なんですね。俺は温かいですよ。触ってみて。」
「本当〜。若いからね」
「あれ？星さん今日指輪してない」
「あ、うん。昨日外して、忘れて来ちゃった」
「へ〜旦那さんに怒られますよ。」
「大丈夫よ。気づいてないと思う」
「なら、今日は独身てことで」
あの日初めて貴方に私の手を握ってもらったんだよね
温かくて、優しくて。…恥ずかしくて。
貴方は私を少しずつ変えていったの
貴方に触れて、嬉しかった。
帰り道みたあの満月、忘れない。
その夜、私は貴方に2回目のLINEを送りました。
貴方にもあの満月みて欲しくて…

私達はその日から毎日のようにLINEするようになって、
他の人に言えない事も何でも話せるようになったよね。

「夕陽くん、私の手冷たいから…」
「手、かしてみて。あれ？そういえば、星さんあれからずっと指輪しなくなった？」
「私今独身なの。旦那さん今イタリアだから当分独身」
「へ〜。今日はLINEじゃなく、イタズラ電話しようかな」
「は？イタズラ？夕陽くんて暇ね。もうすぐクリスマスですよ。彼女出来ましたって報告待ってるからね。」
その夜長電話したね。そして、その日LINEでデートの約束したのよね。

あの場所
雨が降ったら行けないあの場所
私は、雨が降りませんようにって神様にお願いしたのよ。
でも、待ち合わせの時間が近づいて、やっぱり…雨が降って来ますようにってお願いしたの。
でも神様は雨を降らせてくれなかった。
もうすぐクリスマスのあの日、外は寒くて私の手、冷たかった…
神様は私達をあの日からずっとみていたのかな…

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《追記致しました。シスオペ》