年の差20～知り合った彼女は子持ちの既婚者だった。

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l_hiro_l（ 20代 ♂ E7hOv ）
2016/08/10 00:10(更新日時)

今から数年前。
僕は20代中盤で同じ職場の40代後半の女性と付き合うこととなる。
元々熟女が好きだったかというと、そうではなく、全く興味はなかった。

彼女は天真爛漫というかおてんばというべきか、とにかく明るく前向き
そして誰に対しても笑顔を振りまいていた。真面目で、仕事もとにかく早い。
そんな第一印象だった。

僕は毎日、一番最後まで一人で残ってやらなければならない仕事があった。
ある時から彼女も同じ仕事をすることとなる。
すると、互いに話すようになり、子供がいて既婚者であることがわかる。
なにも珍しいことではない。
仕事上では良きライバルという感じだけど、お互いにいじったりして
いつも笑ってた。

しかし、ある時から彼女への印象がガラッと変わることとなる。
彼女がしばらく仕事に来なくなったのだ。

最初は風邪かなとかそんな風にしか思わなかった。
何日もそれが続いた時、仲のいい人から
旦那さんが亡くなったことを知った。

そして以前から闘病生活を送っていて、仕事が終わったら40キロ以上離れた大学病院まで通っていたそうだ。それから子供たちのご飯を作ったり、家事全般もやって
寝不足なのは想像できた。

だけど、直前まで話していたけどそんな素振りを全く見せることもなく
笑顔を振りまいていたことに驚かされた。

物凄い芯の強い女性というか、この人すごい。
そして、僕は普段から彼女に馬鹿なことを言ったりして、笑ってくれてはいたが
傷つけたりしたような気がして物凄く申し訳なく、恥ずかしく思えた。

しばらく落ち込んだ。合わせる顔が無くて。

けれども、仲を知ってた周囲の人の今まで通り接してあげてという言葉に
救われた気がした。

しばらくして彼女が復帰し、僕はいつしか彼女を陰ながらサポートしていた。
その後、彼女と共通仲の良かった他の女性と買い物に行くこととなり、
仏壇に手を合わせた。

自然といつしか二人きりで夜勤明けに二人きりでご飯を食べたり、彼女の家の用事を頼まれるようになる。

子供たちと過ごすことも増えた。

ある時大雪が降り彼女が車で自宅へ帰れなくなってしまったので、変わりに運転して送ってくことにした。
それから家に無事着いたので、僕は自宅まで歩いて帰ろうとすると、夜勤明けで雪も降ってるし泊まってきなよと彼女に仕切りに言われる。

僕は鈍感だったのか、このくらいの雪なんかヘッチャラだよ笑と言い、
笑いながら徒歩で帰った。彼女からしたら頑なに帰ろうとしたように映ったそうだ。

案の定、僕の自宅前は急勾配の登り坂で徒歩では靴が滑ってしまい、登っては滑り落ちて一番下まで転げ落ちて、家まで100mほどだったが30分もかかった。

翌日も送って行ったんだけど、今度は流石に泊まってきなよと言われ
お言葉に甘えることにした。

続く