娘へ

2500もあるなら
良いじゃない
辛うじて未熟児では
ないのだから……
うちの子は本当に
小さかった

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小さく生まれたからか入院中から泣き虫で
他の赤ちゃんはスヤスヤ寝ているのに
あなただけずっと真っ赤な顔して
泣いて泣いて

助産師さんから
『この子は頑固よ～』と言われるほど
泣き虫で

数時間前に母親になった私はというと
出産後
身体中のｱﾁｺﾁが痛くてトイレにいくのも怖くて
３８℃の熱が出て
寝れないってこんなに辛いんだなぁと思ったり

出産のことを振り返ったり
今日のご飯は何かなとか考えただけで
ポロポロ涙がでたり
泣き止まないお母さんをみてお父さんが『産んだことを悔してるんか？』と困った顔をしてました

それに対して
『ちがう…ﾎﾟﾛﾎﾟﾛ
そんなイジワル言わんといてよ…ﾎﾟﾛﾎﾟﾛ私だってなんで泣いてんかわからんねんから…ﾎﾟﾛﾎﾟﾛ』と

入院中は
母子ともに泣き虫でした

お母さんが思い描いてた微笑ましい光景はそこにはなく
他のお母さん達がそつなくこなしてるのに

お母さんはオムツの替え方もわからない
おっぱいのあげ方もわからない
抱き方もわからないと

沐浴の練習中
他のお母さん達がいてる中もポロポロ涙が止まりませんでした

これが
マタニティーブルーというやつです

（覚えといて
テストにでます）

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産後１ヶ月おばあちゃんとこに里帰りしその間にマタニティーブルーはどっかにいってました

そりゃ数回泣きました

泣き止まないあなたを２時間抱っこして家の中を行ったり来たり

風味堂という歌手の『なきむしのうた』という曲を口ずさみながらワンワン泣きました

（あの歌は良い歌です
TSUTAYAで探してください）

１ヶ月後
お宮参りでおっきな太鼓の音がするなかスヤスヤ寝てるあなたをみて全力で

『今寝るーーー！』と突っ込んだのは言うまでもありません
お宮参りのお母さんの服装は
寝不足と気持ちがついていってないのとでヤバかったです

（ﾍﾟﾗﾍﾟﾗの黒いＴシャツ黒ズボン白いゴツいスニーカー
スニーカーを脱ぐと靴下に穴があいてた）

今でも写真を見返すと
あの時の自分に渇を入れてやりたいのと同時に
慣れない育児で四苦八苦してたんやなぁとシミジミします

それも良い思い出？

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お宮参りを無事すませてお家に帰ってきてからも

あなたは泣き虫で

近所のおばちゃんから『泣いてるのはこの子か～』と言われ
ヤバい怒られる～と思い
『いつもうるさくてすみません』と申し訳なさそうに言うと
『いいんやいいんやよぉ泣かし～
赤ちゃんは泣くのが仕事やからな～』と優しく言ってもらい

お母さんはジィーンとしました

鼻の奥が痛かったです

この頃にはポロポロ泣かなくなっていました

やはりあのポロポロ涙はマタニティーブルーのせいやったんやろうな

それと
入院中も里帰り中も泣かしたらアカンと気を使って疲れていたのかも


お家にあなたを連れて帰った日お父さんと初めにしたことは
近所のお宅に
『赤ちゃんが生まれてうるさくてご迷惑おかけしますが宜しくお願いします』とお菓子を渡しにいきました

お菓子を配ってて良かったと心底思いました
(てへっ)

ちなみに
配ったお菓子は

ご年輩の家庭にはプラスチックの竹型の容器に入った羊羹
若い家庭には洋菓子のクッキーでした

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お家に帰ってから
初めてのお風呂は
お父さんが入れてくれました

里帰り中は数回オムツを替えたくらいで
お父さんになって初めての大仕事です

ハイツの狭いお風呂にベビーバスを置くと
床は大人一人が座るのにピッチピチな感じで窮屈そうにしながら
でも落とさないようにこわごわ

『どうやるんどうやるん』と軽くパニック

ガーゼで優しく顔をふこうとするものの優しくし過ぎて泡がなかなか取れず

ビクッ！となるあなたにビクッ！とするお父さん

お母さんが手ぬぐいをかけて落ち着かせてやると

気持ちよさそうに
スヤスヤ寝てる

またまた渾身の
『今寝るーーー！』を言い放ったのは言うまでもなく

そんな二人を
カシャカシャ写真に収め

お父さんの『あげるぞー』の声に
またバタバタと着替えの用意をしてと慌ただしいお風呂の時間

平日は帰りが遅く毎日は無理やけど
休みの日はいつも入れてくれました

なんなら
お母さんより丁寧に洗ってたかも

『首のゴミどんなけたまってんねん』が風呂上がりの決まり文句でした

（いやあれは知らん間にすぐたまる
なんならホコリやアカをためるところや）

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２ヶ月位かな

夜中ベビーベットから視線を感じて振り返ると
暗闇からジィーと
コッチを見ていたあなた

『起きてたん？！えっ…こわいこわい(笑)教えてよ～』なんて独り言いうお母さん
ジィーと見てたかと思うと『ﾆﾔｯ』と笑ったり

右手をあげ自分の右手をジィーと見たり
天井をジィーと見たり

かと思えば
泣かずにスーッと目を閉じ
ひとりでに就寝

あら～以外とお家に帰ってきたら手がかからんくなったんやな～なんて

暗闇のなか
ニマニマしてたよ

明日また暗闇でジィーて見たりﾆﾔｯってしたらムービー撮ろ～とか余裕ぶっこいてたら

毎日１５分づつ起きるのが早くなってきて

えっ
まだ５時…
まだ４時やん…
全然寝えへんやんってなってきて

しかも
夜中に泣いて何回起きるねん

４ヶ月になるころには完璧なる
『夜泣きマン』に変貌をとげたのよ

そうよ
あなたのことよ
ﾖｳﾁｪｷﾗｰ

その頃のお母さんはまだまだ新米母さんやったから
９時には寝かさなっ！って頭ガチガチやって

９時から添い乳で寝かしつけ開始して
気づけば１２時…
三時間も添い乳してるなんてこともよくあって

眠たくないんやから寝られんのよな～しゃーないな～とか思われへんかってん

あん時は
ごめんな

あなたを早く寝かしつけて
１人でひっそりとコーヒー飲みたい気持ちばっかり頭にあって

おっぱいで
口をふさいでたようなもんよな

まぁあなたは
泣き出したらおっぱいしかアカン子やって

抱っこしたら力いっぱい反るし
足で蹴ってくるし

夜風にあたりに何度外にでたか

何しても泣きやまん

結局はおっぱい頼みやったんやけど

やっとの思いで
三時間かけて寝かしつけて
やっとコーヒー飲める！って静か～に暖かいコーヒーすすった瞬間

『ビィエーン！』

何度耳を塞いだか
もうあなたの声が
聞こえない
聞きたくない

涙がほろり

いったん涙が出始めるともうダメで

胸が苦しくて
三角座りしながら
耳塞いで
ﾋｯｸﾋｯｸ言いながら
しばらく現実逃避

でも
あなたはこんなお母さんでも必要としてくれ

『ビッエーン』とよんでくれる

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『ごめんごめん
わかったわかった
おっぱいあげるよ』
さっきまで三時間吸っていたおっぱいをまたﾌｸﾞﾌｸﾞｯと吸い始める

飲んでるのなんて一分くらいで後はおしゃぶりみたいなもん

おっ
吸わんくなった
寝たかなと思って
おっぱいはなそうとすると


ﾌｸﾞﾌｸﾞｯ！
飲んでますーーー！
チュウチュウ！！


え


まるで
寝てるからチャンネル変えたら
『変えるな！観てるわ！』という父のよう


『嘘をつけいっ！』

その後３０分かけて寝かしつけ
３０分したら泣くを断乳するまで続けよったからな
（遠い目）

たまーに
１、２時間寝てくれる時や１０分に一回起きたりで

６ヶ月の時には
夜泣き１０数回とかザラやった
（困ったちゃんだこと）


もうこの頃には
お母さんも
コーヒーすするの諦め（悟りの境地）


あなた一本にしぼり自分の時間なんていらんから

睡眠時間を下さい！と切に願いました


毎朝起きると
おっぱいポロリンで夜中からずっと出てるスタイル

夜こんなけ寝んかったら
昼は寝るやろと思うが
寝ないのがあなた

そう
あなた

おっぱいで寝かし
寝て１５分したら
『ビッエーン！』

すかさずおっぱい
１５分したら『ビッエーン！』

これを繰り返し
一時間ほど寝てもらう

この頃のお母さんは寝不足で
毎日フラフラ
判断力皆無
頭がボーっとしてるから難しいことは考えられず

ただ
今をやり過ごすのに精一杯やったよ


そしたらお父さんが休みの日
早く起きて
お母さんを起こさないように
あなたの世話をして
昼まで寝かせてくれるという
神様っぷりを披露してくれていました

もちろん父親なんだから育児するのは当たり前なんやけど
お父さんも毎日仕事で疲れて休みの日くらい自分も昼まで寝たいよね

そう思うと
お母さんはお父さんとケンカした時
この時の優しいお父さんを思い出すと
まぁ許したろうか…という気持ちになります

困った時に助けてくれた記憶は大事だな
あなたもお父さんのような優しい人と結婚してほしいな

昔お父さんが
『俺は学もない
金もない
でも優しさだけは自信ある』と言っていました(笑)


辛い時期助けてくれてありがとう
お父さん

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１ヶ月健診の時

あなたが泣きながらあまりにも反りくり返るもんだから
手首も腱鞘炎になり身体も心も辛いし

健診中も
ずーっと泣いてるのはあなたくらいで
泣きやますことも出来ないお母さんに

看護師さんがあなたを抱きながら

『この子は抱きにくいでしょ～ちょっと力を抜くのが下手なのよね～』って言ってくれたんやけど

やっぱりーー！！って思ったわ

お母さんの抱き方やあやし方のせいじゃなく
元々こーいう子なのをわかってくれて

ただそれだけで
その理解があるだけで嬉しかったこと
今でもはっきり覚えてるよ

お父さんやじいちゃんばぁちゃんは
ずーっと泣いてて抱っこしても寝らんし
『なんで泣いてるんや？』ってお母さんに聞いてくるんやけど

お母さんもわからへん

お母さんやのにわからへん

『おっぱいでてるんか？ちゃんと抱っこしたれよ』

悪気はなくても疲れ果ててたお母さんにはグサッとくることばかり

１人で抱えるには大きすぎて
辛かった時

看護師さんがたくさん話を聞いてくれて『うんうんそうだね～大変だよね～お母さんよく頑張ってるよ～！』って言ってくれて

うぅー(T_T)
心に染みるーー

もっと頑張ろうって思えたよ

周りは
母親なんやから頑張って当たり前って感じやったし

まぁ当たり前なんやけど

看護師さんの一言で気持ちが軽くなってんなぁ

看護師さんあの時はありがとうございました

私も人に優しくしたいなぁと思いました
あなたの子育てに対するアドバイスももらったように思うんやけど
全然覚えてないや(笑)

なんし
お母さん頑張ってるねが染みすぎて

おでんの大根くらい
しゅみすぎて

ちなみに
お母さんは

牛すじ
大根
餅巾着入れといてな

あ
おでんの話な

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ミクルには『日記・つぶやき』カテってものがありますけど？

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毎日泣いてばかりのあなたやったけど
発達はすこぶる早く

４ヶ月前に寝返りをし
５ヶ月前には腰がすわり
同時にｽﾞﾘﾊﾞｲでソファーの下にもぐりこんでいったり

５ヶ月でうつ伏せから１人でお座りしてたり

５ヶ月半になるころにはハイハイしたり膝立ちで机の上に手をのばしだしたりと
立ちまくる日々でした

まぁ
発達を心配する間もないくらい
いろんな事をサササッとやっていました
６ヶ月ごろから
泣いてばかりやったあなたの心の成長を感じれることも…

おもちゃで１人で遊んでたり
お母さんがあやすと笑ったり

すごく嬉しかったな
それまで
全然笑ったりなかったから

心が通じてるーー！ってだけでジィーンとしたわ

でも
後追いと人見知りも始まり
お母さんが台所にたつと脚にまとわりついてはズボンをズラし何度もパンツ一丁にさせられ

お母さんは一瞬でもいいから１人になりたくて
もぉー！ついてくるなー！ってなって

逆にあなたを追いかけ回すという意味不明なことをしだし


パンツ丸出しであなたを追いかけ回してたら

その姿をお父さんが写真におさめました

今見ても笑ける一枚です

あなたの結婚式の思い出の写真にはなるべく選ばないように（相手の親御さんに失笑されかねます）

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主さん 続きを待ってます！
育てにくい赤ちゃんだった娘さんが今どうなのか気になるし
大変な育児ながらたっぷりの愛情が感じられて…
主さんの笑いのセンスも関西弁もいい感じ！

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私も続き楽しみにしてます！

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ありがとうございます

見ててくれた人がいるなんてビックリしました

そっけないレスもあったので
なんかｹﾞﾝﾅﾘしちゃって(>_<)

不定期ですが
また思い出しながらかいてみますね

優しいレスありがとうございます

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◎
初めての離乳食は
育児書通りの５ヶ月から始めてみた

１日過ぎたってどーってことないのに
初めてのことで頭ガチガチやったから

カレンダーに花丸して『離乳食開始日！』とか書いてたかな(笑)


あなたは『は？なんのこと？そんなことより早くお乳ださんかーい！』って思ってたかもね


お母さん普段はズボラでいい加減やねんけど
ここぞとばかりに張り切っていました

なんか知らんけど
ドキドキもしたわ
（ﾅﾝﾉｺｯﾁｬ）

ちょうどブドウの季節やったから

ブドウの汁を薄めてあげた

どんな反応するんかなー



バクッ！
…
バクッ！
…
バクッ！

『早く次持ってこんかーい！』と
言ったか言わなかったかは知らんけど

食いつきの良さに

お母さん楽しくなって『ひとさじ』からやのに『１０さじ』もあげてしもうたわ

ごめんな
張り切りすぎて


喋れるようになってから
『あん時いきなり１０さじもくるからお腹痛かったわ～ホンマ頼むで』と
言われなかったので

ヨシとしましょう



なっ



しといてな


その後の離乳食も
超がつくほど順調でしたよ

お母さんも全部手作りしたりして
小分けして冷凍したり

今日はアレとコレの組み合わせ～とか
面倒な離乳食作りもあなたがよく食べてくれるから
全く苦にならんかったよ



しかし

事件は


大晦日におこるのでした…
（ﾎﾗｰ）

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あなたは８ヶ月
初めて迎える大晦日

お婆ちゃんの家に泊まりに行ってたときに
あの事件はおこったんや


お婆ちゃんが
夕飯に玉子粥を作ってくれてな

離乳食で卵の黄身は食べれてて

卵白はまだやけど
いけるかな…と不安があり

お婆ちゃんに聞くと
『まっいけるやろー』となり


みんなでワイワイ夕飯食べてたん

あなたもバクバク！うっまー！と食べてて２／３食べたくらいから

口の周りが
赤くなってきて

頭の中に蚊にかまれたようなプツプツがいっぱいでてきて

あれ？赤くない？
いや、絶対赤いよな！プツプツなんか膨らんできてるよな？！って言うてる間に

全身パンパンに腫れ上がり
耳も３倍くらいに腫れてきて


ヤバイー！
アレルギー反応やー！やっぱりあかんかったー！って

のんびりしていた大晦日の実家が

急に慌ただしくなり

姉の車で緊急に連れてっもらい

ココでは
アレルギーの検査は出来ないから

年明けかかりつけで採血して検査してみてって言われ

かゆみ止めだけ処方してもらってん


お母さんは
真っ赤にパンパンに腫れ上がったあなたにゴメンしか言えなくて

すごい悪いことをしてしまったよ

アナフラキシーにならんで本間に良かったけど

腫れは２､３日続き
夜中も掻いて掻いて辛そうでした


年明けかかりつけで検査したら

卵アレルギーと言われました

先生から
『様子みて少しずつ食べれるようになると思うよ
あ、母乳やったらお母さんも卵やめてね』



え
まじ？
(°□°;)


↑
反省してるんかーい

あなたの除去食なんてのはﾁｮﾁｮｲﾉチョイ！やってんけど

お母さんの除去食ってのが
とてつもなく
辛かったです


↑
反省の色なしーー


だって
フワフワしたもんには卵が使われてんねん

せんべいばっかじゃ嫌やねん

フワフワ
食べたいーー！！ってストレスを
お父さんにブツケていたら

『コレ卵入ってないって、ちゃんと聞いてきたから』って
仕事帰りに
５５１の豚まんを
よく買って帰ってきてくれました


神ーー！！と
叫んだかどうかは知らんけど


それだけで
また明日から頑張れるぞっ！と思ったよ

あなたに赤ちゃんが生まれたら
５５１の豚まん買っていくわな

食べ過ぎて
太らんようにな

ちなみにお母さんはふとっ……

ええい！
みなまで言うな！！

断乳まで卵禁止生活は続くのでした…

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お母さんな
『大晦日の卵事件』とな
もう一つ
謝らなアカンことがあるねん

この話はな
思い出すだけで
胸が痛くて
当時の事が鮮明にﾌﾗｯｼｭﾊﾞｯｸしてな
息ができなくなるねん

本間は思い出したくないけど
正直にかくわな


あなたが９ヶ月過ぎてつたい歩きをし始めたころやってん

この頃のお母さんは毎日寝不足でフラフラしてた
頭も回ってなくて
１日をボーっとしながら過ごしてたんや

季節は冬
昼間に
あっついコーヒーをいれて飲んでてん

何を思ったか
コタツの上にコーヒーを置いたまま
キッチンにいってしまってん

コタツには
つかまり立ち真っ只中のあなたがいたのに


キッチンに何しにいったんかも思い出せないんやけど

キッチンに
はいった瞬間

『ギャァー！！』って今まで聞いたことない叫び声が聞こえてきて

お母さんは
あ！コーヒー！！ってすぐわかって

慌ててコタツに戻ると倒れたマグカップとコーヒーがこぼれてる

あなたの服に
コーヒーがかかってて

どこにかかったかわからんかったんやけど

もう無我夢中で
抱きかかえて風呂場いって

服の上からシャワーで水をかけた

かけ続けた

『ごめんごめん
ごめんごめんごめんごめん
どうしよう！どうしよう！どうしよう！』

もうパニックやったわ

体が震えて
足がガクガクいうてな

２０分はかけ続けてたかな

あなたはケロッとしてて

あれ？火傷してないんかな？
でもこんな時服脱がしたらアカンっていうよな…とか
頭がいっぱいいっぱいなって

段々あなたの唇の色が紫色になってきて
水からぬるま湯にかえて

チラッと服の隙間から肌をみたら

胸んとこが赤くなってるくらいで

コレってどうなんやろう…

でも病院いかなって思ってタクシーよぼうとしたら
足ガクガクして
四つん這いになりながら必死で携帯取りに行ったわ


タクシーに電話かけても
うまいこと喋られへんくて住所も
『あ､あ､あ､あ､あ』って次の言葉がでてけーへんかった

携帯持つ手も
震えて震えて


そんなお母さんをよそに
ビッショビショの
あなたは
デン！と
仁王立ちしてたわ


ねぇ
おぼえてる？

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主さん素敵な人ですね！娘さんへの愛情がすごく伝わってくる☆
続き楽しみにしてます！

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お婆ちゃんはな
小児科の看護師でな

かかりつけは
お婆ちゃんの小児科やってん

パニックでお婆ちゃんの小児科にタクシーでいったんやけど

火傷の処置とかはしてなくて総合病院いかなアカンくてな

お婆ちゃんが奥から出てきて
『あんた何してんよ～！』って言われて

お母さんはお婆ちゃんの顔みて安心したのと
本間何してんねんって感情で

涙が溢れてきてさ

仕事中やったお婆ちゃんも一緒に総合病院ついてきてくれて

総合病院に向かうタクシーの中で
言いたいことは沢山あったやろうに
お母さんを責めずに
『なってしまったのはしょうがない』と

あなたをずっと抱っこしててくれていたお婆ちゃん

お婆ちゃんの腕の中でスヤスヤ眠るあなた

お母さんはというと
泣いたらアカン
痛くて辛いんはあなたやって自分に言い聞かせながら
でも涙がジワッジワッと溢れ出てきて
でも涙をこらえるもんやから

ポロッと落ちる涙の玉がめっちゃデッカくなって膝に落ちた

お婆ちゃんがハンカチ渡してくれたんやけど

でも涙を拭くことも許されない気がして

タクシーの中でも
体の震えがとまらんかった

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総合病院について先生に診てもらったら

お母さんが家で見た胸がちょっと赤くなってるかなって感じやったんが


右胸の乳首のとこ子供の手のひら位が水ぶくれが破れててヒドいことになってて
胸全体が真っ赤で
両腕も真っ赤で


ひどかった


お母さんは
あなたにひどいことをした


こんなに小さなあなたに
こんなひどい火傷をさせてしまうなんて

こんなひどいことをしたのに

ごめんなさい
という簡単な言葉しかみつからない


処置をされている間
あなたは痛くて泣き叫んでた

お母さんがしてしまったことやのに
それを見つめるしかできないお母さん


先生に
『痕残るかもね』と言われた

『明日から一週間続けて通ってね』と言われた

『家でも消毒と薬とガーゼ交換してね』と言われた



お母さんは
馬鹿で無力だと思った


処置が終わりお母さんの腕に抱かれ
あなたは幸せ？
また痛い思いさせられるんじゃ…と恐怖を感じてる？

お母さんが抱いていいの？
こんな小さな体に痕を残してしまったお母さんが

私がお母さん？

何言うてんねん
お母さん失格やろ


頭ん中で
グルグルいらぬ事ばかり考えては

ごめんなさい
ごめんなさい

もう
ごめんなさいしかでてこない


１人ではガーゼ交換もできないから
数日実家に泊めてもらうことにした

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夕方実家について
初めて床に座るという動作をしたら

腰がくだけて
崩れ落ちるように座った

立ち上がろうとしても中々立てなくて

まだ手も足も震えてる


お婆ちゃんが
ご飯食べよって声かけてくれてんけど


昼間の光景がﾌﾗｯｼｭﾊﾞｯｸで頭に映し出されて
あなたの泣き叫ぶ声や
シャワーの音


心臓がドクドクして呼吸が早くなって
ハァハァいいだして

思えば朝から何も食べてなくてお腹空いてるはずやのに

なんか考えようとするだけでﾌﾗｯｼｭﾊﾞｯｸするから

食べようと思うだけで吐き気がしてハァハァなってた
喋ろうにも声も震えだして


完全におかしくなってた


そんなお母さんを知ってか知らずか


泣きもせず
笑いもせず

ただひたすら
おもちゃで１人遊ぶあなた


今日一日
痛かったよな
怖かったよな

本間ごめんな


せっかく少しずつ笑うようになってたのにな…
ってジィーって見てたら


『え？お母さん見てたの？』ってな感じでニコッとしてくれて


お母さんは
涙がドゥーン！でした


お母さんの不注意で火傷さしてしまったけど

ちゃんとその火傷と向き合うわな


もし大きくなって
からかわれても
負けない子に育てるわな

痕があっても
あなたはあなたや

変わらずに愛を注ぐわな


火傷させて本間に申し訳ないけど

お母さんは泣いて
クヨクヨばっかりしてられへん


↑
言えた分際ーー！！


本間や本間…


でもこう思うまで結構メソメソしてたし
立ち直られへんかったけど

未だに思い出してハァハァ言うけど
もう泣かない


痕残るかもって言われてたけど

一年くらいは赤さが残ってたくらいで
今はジィーと見ないとわからんくらいまでなった


大きい怪我や火傷があると

『でも生きてて良かった』って思うよ

あなたが今こうして生きてくれていることが幸せ


あなたは
こんなお母さんで幸せ？


もちろん幸せやろ
（自分でﾕﾅｯ）

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喜怒哀楽の

『怒』と『哀』しかないようなあなたが

たまに見せるニッコリに癒された

いつでも写真が撮れるようカメラがスタンバイしてて

いつも泣いてばっかのあなただから
泣き顔の写真も沢山あるんやけど

ふとみせるニッコリを逃さないぞ！とパシャリパシャリと撮ってたから

写真の中のあなたはよく笑うニコニコマンです


笑った顔にも
色んな顔があって

菩薩のような神々しい微笑みから

炊飯器に片足突っ込んでニヒヒッと悪巧みしてる顔

いないいないばぁとカーテンをバァ！としたときのキャハハー！という爆笑顔


ダンボールに入れて引っ張ってあげるとちょっと不安そうなでもなんだか楽しいかもという期待の顔

たくさんの
笑顔が収められてるわ


実際は
噛みついてきて
腕から血がでたり

おもちゃで殴られ唇切れて血がでたり

引っかいてきて
おでこから血がでたり


お母さんは
流血三昧やったわ


お母さんも
ムキィー！なって
『痛いことはしたらアカーン！』と

あなたを噛んでみたり

おもちゃでゴンッっと叩いてみたり

爪でキッとおしてみたり


目には目を
歯には歯を作戦で対抗してたわ


『痛いわ～ワーン！』と顔伏せて泣いてみれば

髪の毛わしづかみにされ『ｵｲ!下向くんじゃねぇ！』と言わんばかりに扱われ


もうイヤだ！とトイレに閉じこもれば

『ｵｲ！ここに居るのはわかってんだぞ！』と言わんばかりに扉をドンドン叩き泣き叫ぶ


困った奴だよ
まったくもう

そのくせ
夜はベッターリのおっぱいマンで
１０ヶ月とかで１日１０回はあげてたな…

この１０回は
セーブして１０回やからな


セーブせんかったら永遠吸い続けてることでしょう

↑
ののの伸びるわ

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主さんの愛情が伝わってきて、読んでいて涙ぐんでしまいます。
主さん、このスレを丸ごと保存して
いつか娘さんがものごころついたとき…
あるいは女の子は早めに来るという反抗期の頃に見せてあげてください。
お母さんの愛情を知り、何があっても一生大切にして乗り越えてゆけるはずです。
主さんは心豊かな人ですね

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10ヶ月になる頃には歩き始め
指差しもできるようになってた

あなたが初めて指差ししたのは
ノンタンの水色のカバンやったよ

でもな
ノンタンじゃなく
サブキャラの端っこのクマを嬉しそうに指差ししてたわ

このノンタンのカバンはお出掛けする時にオムツとお尻拭き入れてたカバンやねん

あなた用に初めて買ったカバンやから
ちゃんと残しとくわな


お母さんな
小さい頃ノンタン好きでな
絵本でしか読んだことなかってんけど

大人になってノンタンの声を
千秋さんがやってたんやーーって衝撃受けたわ

アンパンマンも
戸田さんがやってたんやーーって衝撃受けたから

きっとあなたも
こんな人が
あんな声ーーってなると思うよ


変なとこお母さんとあなた似てるから


ちなみに
ﾄﾞﾗｺﾞﾝﾎﾞｰﾙの悟空や忍たまの乱太郎とかの男の子の声を
女の人が出してるってことにも

エェッー！ってなったし

悟空と悟飯と悟天の声が同じ人ってことにも

エェッー！ってなったわ


どうでもいいよな
この話

3ヶ月健診で
寝返りが出てたのはあなただけで

10ヶ月健診でも
歩いてるのはあなただけで


周りのお母さん達が『わ～すご～い!!』って褒めてくれててんけど


お母さんはあなたが褒められてる中
看護師さんにめっちゃ言いにくかってんけど

小声で
『実は１日でおっぱい10回以上はあげてまして…
はい…
離乳食はﾊﾞｸﾊﾞｸ食べて順調なんですけど…
おっぱい10回以上…ダメですよねぇ

夜泣きもヒドイし
日中も泣いてばっかりで…
ダメですよねぇ…』

↑
いいよ！と
言ってもらいたい
言い回しーー！


もちろん
いいよ！とはならず

『そやね～ちょっとあげすぎやね～』

ですよねーーｱﾊｯ

『体重も平均線内やけど上の方やし』

ですよねーーｱﾊﾊｯ

『夜から減らすのは大変やから日中の回数から減らしてみて～』


で･で･で
できるかなーーｽﾝ


おっぱいあげな平気で二時間とか泣いてるでぇ

暴力行為で訴えてくるでぇ

反りくりかえるでぇ

絶対無理やってぇと思いながらも

夜泣きも辛かったし

卵禁止生活からも解放されたかったし

第三者に言われて
やらなければならないこと！みたいな気持ちになり


次の日から
早速実践にうつしてみるのでした

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結果？

ええ


もちろん


期待を裏切らない



怒りっぷり(笑)


ﾔｯﾊﾟﾘー
ﾔｯﾊﾟﾘー


そうなっちゃいますよねぇ


でも
お母さんの意思は
思ったよりも強く


日中を３回にまで減らしてん


日中３回に慣れるまで１ヶ月かかったよ

この１ヶ月が地獄

まさに地獄
地獄絵図

聞くところによると断乳は長くても一週間位で諦めてくれるらしい

早い子なんて
ちょっとグズグズ言うけど抱っこしたりお散歩いったりでやり過ごしてたら１日でってパターンもあるらしいで


うちは
ちゃうパターンやったみたいやわ


ウチはウチ！
ヨソはヨソ！

身にしみるわ


そやけどな
色んな方法を試してみたで

◎抱く→反り泣く

◎ﾍﾞﾋﾞｰｶｰで散歩→永遠泣く（地獄の散歩）

◎お菓子をあげる→全部食べてなくなったら泣く（ｴﾝﾄﾞﾚｽお菓子）

◎ほっとく→ほっとけないほど泣く


一回本間にほっといたらどの位泣き続けんやろう…って
布団の部屋に閉じ込めて寝るまで待ってみるっていうのもしてん

これは
こっちが辛過ぎたわ
布団の部屋が磨り硝子の引き戸やって
磨り硝子にへばり付いて泣いてんのが
見えんねん

あぁこんなことせんとおっぱいあげよかな…

あぁでも今ここであげたらいつまでもこのままや…


あぁあぁと葛藤しながらも寝るまで待つ！って決めてん

どうしていいんか
お手上げ状態やったし

磨り硝子の前でおったらお母さんの姿が見えるわけで

キッチン挟んで隣の部屋で待機しててん
１０分たっては磨り硝子越しにキッチンに見にいき

また１０分たってはキッチンに

ウロウロしながら胸が痛くて

泣き声が聞こえんくなった頃には

気づけば
２時間たってたわ


布団いっぱいに涙が染みてて
顔も涙と鼻水でｸﾞｯﾁｬｸﾞﾁｬなあなたをみて
お母さん
なにやってるんやろう
これは違う
なんかわからんけど
これはしたらアカンかったなって反省して涙がでたわ


気づくの遅いねん

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あなたを育てるのにこんな失敗もしてたんやで

↑
こんな失敗ばっかりや！ｿｳﾔｿｳﾔ！


でもな
おっぱいなしの
寝かしつけが何やってもアカンくて


どうしていいんかわからんくなってて

もう何もしたくないって思いだしてきてな


何もできないっていうのが本音やったんかな…


泣いてるあなたの横で何もできない
何もしない
ただ寝転ぶ


もちろん
あなたは
髪の毛わしづかみや
噛む叩く引っ掻く
上に乗っかり飛び跳ねる


普段やったら
痛いことはしたらアカン！って怒るのに

怒ることもできんくて

ただひたすら
耐える


閉じ込めて１人にするより
側にいてできること…


耐える
何もせずに
耐える


数日続けたら
怒りながらも目が眠たい目になってて


一言


『おいで
コテンしい』って
腕を伸ばし待ってたら


スリスリ～とお母さんの腕にすり寄ってきて


コテンと寝た



…………



え




寝た？





寝たぁーーーー！！



これは夢？！
リアル？！（出川哲朗）



キャー！！
初おっぱいなしで
寝たーーー


しかも
スリスリ寄ってくるなんて
そんな可愛い仕草できるタイプやったんやと初めて知ったわ

ドスドスドンドン
ムキィー！っていう動きしかせんかったから

新しい発見やったわ

しかも
おっぱいなしやと
一時間くらい続けて寝てくれて

久々に一緒に昼寝ができた


この日は嬉しすぎて

仕事から帰ってきたお父さんに
今日の一連の流れを話しスリスリ寄ってくるとこと再現して

鼻息あらめで
ﾌｶﾞﾌｶﾞ興奮しながら話してたら

昼間のお母さんとあなたの格闘を知らんお父さんは
そんな喜ぶ事なん？みたいに
キョトンとしてたわ


お母さんは
『赤飯炊いたってーーー』ってくらい

嬉しい１日やった


２人の頑張りが実を結んだ日やったな

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スリスリコテンが慣れてきて
出来るようになり

あぁ～幸せ～
楽～この寝かせ方楽～なんて思いつつ

お母さんの腕枕で寝るあなたが可愛くて
こんな寝かせ方してみたかって～んって

幸せ噛みしめながらト～ントンてしたら


可愛く眠ってたあなたが急変し

『サワルナッ！』って顔して手をﾊﾞﾁﾊﾞﾁ払いのけんねん



これには
ガーーーーン！！
ってなったわ


あれ？
赤ちゃんって
トントンとかされるん好きなんちゃうん？

母の温もりちゃうん？


キビシー


トントンされたくないタイプも稀にいてる…っと（ﾒﾓﾒﾓ）



スリスリコテンが定着し始めた頃から

日中の３回もやめるために

牛乳を飲ませ始めて

食には強いあなたやったから

牛乳も嫌がらずに飲んでくれたわ

でもまだストローが上手く使えなくて

勢いよく吸いすぎでゴホゴホむせては

リアル（出川哲朗）
『ﾀﾗﾘ～鼻から牛乳』を披露してたわ


おっぱいが減ると
自然とお茶や牛乳をよく飲むようになったわ

おっぱいあげながらお茶飲んで欲しいなぁって思ってたけど

おっぱいで喉潤わしてんねんから
お茶なんていらん！って当たり前よな


当たり前やけど
おっぱいなくなって気づいた事の一つやったわ

よく言われる
いつか○○できるようになるってあるけど

いつか飲めるようになるんじゃなく
お茶飲む前の
おっぱいなくすっていう
ステップアップが
飲めるようになるってことよな

このステップアップはお母さんとあなたにとっては
大きなものやったね

よっしぃ


残すは
夜中の授乳だけやー

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>> 26 >『サワルナッ！』って顔して手をﾊﾞﾁﾊﾞﾁ払いのけんねん


すみません
笑えてしまいます(*^^*)
微笑ましいけど
当時は必死でしたよね

主さんのスレで思い出しましたが
私も長男が寝ない子で、３時間添い寝おっぱいやっても ３時間後「うきゃっ」とお目めぱっちりで笑ってて…

運動が足りないから寝ないのかと悩み、一日中公園にいたりしても寝なくて

泣き疲れで寝かせようと企み、虐待と思われたらまずいと思って(アパートでしたし）
泣き声が聞こえないように、羽毛布団でくるんで泣かせ…

布団をはいで鼻水たらし泣き叫んでる長男を見て
抱きしめてゴメンねゴメンねと謝りました。
何やってるんだ私… と 我に返ったことありますよ

また朝から涙が…(^^)

続き 楽しみにしてます。

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残すは夜中の授乳

昼間の授乳をやめてから
夜泣きもマシになってて
それまで１０回位夜泣きあったから

↑
どんなけーーー(笑)


だいぶ楽になってたころやねんけど


２時と５時の夜泣きだけは
時間も時間やし泣かし続けるのも気が引けて
フラフラになりながらもずっと抱っこしててん

一回電気をつけて
目を覚ましたったら良いとか

夜風に当たりに外いったり

２時５時にするには辛かったなぁ


おろしたら泣くんやけど
この頃は抱っこしてたら『ｳｯｸﾞｳｯｸﾞ』位の引き泣き？っていうん？


普通に二時間とか『ｳｯｸﾞｳｯｸﾞ』言うてたな

電気つけたり
電気けしたり
つけたりけしたりつけたりけしたりつけたりけしたり


お母さん
電気つけたりけしたりオバサンやったわ

もちろん窓は閉め切ってるんやけど
カーテン開けてな
外の景色見んねん

外の景色言うても
ただの道路でな

夜中の２時なんかは人っ子一人居なくて
たまーに
車がサァーと通る位で

たまーに
酔っ払いが『ギャハハー』って通る位で

あの車は
あの酔っ払いは


お母さんが見てんの知ってんやろうか…とか考えてたわ


↑
知らんわーー


何度も
体力と睡魔に負けてもうムリ…とおっぱいをあげてしまったり

へなちょこな
お母さんやったんやけど


お出かけした時
昼にたこ焼きを食べてん

そう
卵入ってる
たこ焼き


我慢できんくて…

でも
今日はもうおっぱいあげれんぞっ！と自分に渇を入れるのにちょうどよかって


その夜は
抱っこもいっぱいしたんやけど
お出かけもしたし
眠くて
ギャーギャー泣くあなたをよそ目に
絶対おっぱいはやれん！&疲れてて爆睡

そんな感じが
２日間続き

気がつけば
２日前の明け方５時に添い乳したのが
最後やったわ

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念願の断乳で
ヤッターー！ってなるはずやってんけど

いや
寝れるしヤッターー！やねんけど


母親って
母性って不思議なもんで


めーっちゃ
寂しなりました



自分がおっぱいをあげんようにしたのに
もうこの子はお母さんのおっぱい飲むことはないんや…ﾒｿﾒｿ

あのおっぱいを飲む愛おしい口や手のポジション
足をﾌﾟｰﾗﾌﾟﾗさせたりも
もうないんや…ﾒｿﾒｿ


もうさ
メソメソしまくり


おっぱいあげてる写真見ながら
ジィーンとし


やったらアカン
やったらアカンって思いながら

『おっぱい飲む？』とおっぱいを見せてみる(笑)


そしたら
あなたは顔を近づけ

あっヤバイ！飲んでしまうわ！と焦ったら


口じゃなく
鼻でおっぱいをツンツンしてんねん…


え

もうおっぱいの飲み方も忘れてしまったん？


すごい執着やったわりに
振り返らないタイプやね



ってお母さん
あなたをおっぱいでもてあそんで
勝手にメソメソして
なにやってんねやろうな

ごめんな

あの頃は母性が大変やって(笑)


おっぱいから解き放たれたあなたは
ずいぶんと成長しましたよ


泣き虫やったあなたが日中も泣かなくなった

夜泣きもピタァーとなくなった


それと同時に
お母さんも良く寝れるようになり


やっと育児が楽しいなと思えるようになってきたよ


それまでは
毎日をどうやり過ごすか半目でボォーとしてたから



睡眠って大事やなぁって再確認したよ


あなたが１１ヶ月過ぎのことでした

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>> 29 断乳ってめちゃくちゃ大変だったけど
いざ断乳したら私も淋しかったな～
主さん 続きを気長に待っています。

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睡眠がとれるようになり
食事制限もなくなり
やっと育児が楽しいかも…と思い始めた１歳すぎ

ふとしたことで
あなたが癇癪をおこすようになり

お母さんは
初めてのことで
動揺したのか
当時の育児日記に
こう書いてたわ

『今日○○が癇癪でひっくり返ってｼﾞｯﾀﾝﾊﾞｯﾀﾝした…
ジタバタするなよ～
byシブがき隊

少しショック…
ｼｮｯｷﾝｸﾞﾋﾟﾝｸ！』と
書いていました

ねぇ
あなたに子供が産まれたら
是非育児日記をつけてみて

数年して読み返してみると
ビックリするくらいしょうもない事書いてるから

疲れた日々に
笑いが訪れるorつまらなさすぎて余計疲れるという

当たり外れがオッキすぎる特典がついてきます

是非お試しあれ～

ともあれ
癇癪＝自我

自我の時代がやってきたのですよ

でも
産まれた時から育てにくかったあなたは

初めが大変過ぎて自我が芽生え始めたころなんてもんは

ﾁｮﾁｮｲのチョイ！って感じやったかもしれん

そしてこの頃
お母さんはもう一人赤ちゃんがきてくれたらなぁと考え始めるようになってて

早く二人目産んだら仕事してお金貯めて自分の好きな事したい！って思っててん

でも中々赤ちゃんがきてくれなくて
モンモンとした気持ちのまま
あなたの保育園の申し込みをしてん

そっから
一年過ぎようやく保育園に入れるようになり

二歳になったあなたは
保育園児になったわけです


１歳から保育園に通い始める２歳までの一年間にも様々なことがありましたね

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なんといっても
この時期の大きな出来事と言えば
『引っ越し』でしたね

お父さんと
同棲して結婚し
あなたが生まれ
初めての思い出が
ｲｯﾊﾟｲ詰まった
狭くて古いハイツ
二階の角部屋から

お母さんの実家から歩いて五分の所に
中古やけど一軒家を買ったんや

新居に引っ越すにあたりワクワクウキウキは勿論やったんやけど

引っ越し当日
荷物がなくなったガラーンとした部屋を見て

あっ
この部屋であなたとカーテンでｲﾅｲｲﾅｲﾊﾞｰしたな…とか

この部屋で夜泣きの真っ只中に夜中窓から外をボンヤリと見てたな…とか

この古ぼけたキッチンで離乳食作りに励んだな…とか

この玄関で
あなたが何度も郵便受けを開けたり閉めたりしてたな…とか

この狭いお風呂で
家族三人ｷﾞｭｳｷﾞｭｳで湯船浸かったな…とか

このトイレであなたの泣き声に耳を塞いだ日もあったな…とか


もうほんと
失敗ばかりの甘酸っぱい思い出が
たーーくさんの
あなたとの初めてがいっぱい詰まったハイツやったよ


今でも
たまに近くを通ると時間のあるときは路肩に車を停め
あなたに『あそこ前住んでたんやで～覚えてる？』と昔話をするんやけど

あなたは
『そうなん？覚えてないわぁ～』と寂しい返事

まぁそりゃ一歳半やったから覚えてないやろうけど

こうやって何度も思い出話をするうちにあなたの思い出の中に温かな記憶が残るといいなと思ってるよ


ちなみに
ハイツでは壁に落書きとかせず綺麗に退去出来たのに

引っ越してソッコーで新居にクレヨンで壁に落書きをしていました


色は緑です


いらないダンボールに絵を描いて良いよと渡してたら
いつの間にかダンボールを越え壁紙に絵を描いていました


スケールのデカい女子になるんだなと楽しみになりながら
必死でこすって消そうとしたけど

今でも家具の後ろの壁紙は緑色が健在です

前途多難な
新居での生活スタートです

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