ハル
だいぶ寒さも和らいできた4月の初め、家庭支援センターの小山さんと校庭の隅で話をしていた。
たわいもない家での子どもの様子を時々、笑いながら話す。
私たちの横を校舎に向かって、歩く同年齢くらいの女性。
春休みなのに、どこに行くのかな?
後ろ姿を見送りつつ、ふと、そんなことを思った。
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就学前検診で通級を考えてることは伝えたけれど、実際、学校に入ってからのコウタがどんな感じになるか分からなくて、
4月の当初に連絡帳に“よろしくお願いします”と書いたけれど、担任印が押されて戻ってきただけだった。
4月末に通級の保護者面談があって、5月から通級開始になっているけれど、担任の先生からは特に話は何もなかった。
担任の先生や学校との関わり方がよく分からなかった。
私たち親も1年生だった。
小山さんや幼稚園のときのような親近感は学校には持てず、1歩引いたところで、学校との距離を感じていた。
コウタは元気に学校に行き、
“今日は学校探検で理科室に行った”“お兄さんが遊んでくれた”“外が広かった”など発見や幼稚園との違いを話してくれた。
楽しそうだった。
保護者面談の帰り、早速、小山さんのいる家庭支援センターに顔を出した。
小山さんは相変わらずのニコちゃん顔で田村さ~んと私に声をかけてくれた。
「コウタくんは元気?」
「元気です♪」
「そう。お母さんは?」
「うーん、たぶん元気」
「うん?どうかした?」
私は学校に対する気持ちを話した。
不満というか
不安?
緊張していた分、学校から何もなくて肩すかしみたいな…。
「そうね、まだ1ヶ月だものね。これから少しずつ話していけたらいいわ。通級は?」
「さっきまで保護者面談でした」
「担任は誰になったの?」
「斉藤先生です。小山さん、知ってます?」
「うーん、あまり分からないなぁ。ごめんね。新設でうちのほうでも期待の声を聞いてるから、いい先生だといいわね。曜日はいつ?」
「月曜日!」
「あは!3連休♪」
小山さんも同じことを言うから、笑ってしまった。
GW明けの月曜日。
初通級日。
通級は9時登校なので、コウタとゆっくりと朝の時間を過ごした。
家庭支援センターにはコウタも通い慣れていたから、通級にはさほど抵抗がなく、
「小山先生から斉藤先生に変わったよ」
男性先生だよと話すと、
「お兄ちゃん?」
と聞いてきた。
お兄ちゃん?
歳は知らないけど、多分年上っぽい。
「お兄ちゃんではないかな…」
コウタはふーん…と、何の期待だったのかな?
「楽しいと思うよ」
うん!とご機嫌な感じになった。
通級の出入り口は普通級の子たちとは違う。
靴箱もあり、その1つにたむら こうた とひらがなで名前が書いてあった。
コウタはぼくの場所!と靴をポンと入れると猫のシールが靴箱内面に貼ってあることに気付いた。
「お母さん、ニャンコ♪」
「あ、ホントだ。コウタの好きなニャンコだね」
私たちの声が聞こえたのか、教室から斉藤先生が出てきた。
「おはよう、コウタくん」
「おはようございますッ」
「斉藤先生です。よろしくね」
コウタは頭をペコリ。
あいさつは教えてきても、ペコリは初めて見た。でも、どこで??
「学校ではこうするんだよ」
エッヘン!とちょっと自慢げなコウタ。
へぇ、何かお兄ちゃんになったな…。
13時過ぎにコウタのお迎え。
靴箱あたりで他のお母さんたちと待っていると、扉が開いて、子どもたちと先生たちが出てきた。
4人の子どもたちに4人の先生。
今はひと部屋でしているが、また子どもの数が増えて来たら、2つに分かれるらしい。
今は1対1の対応…何かぜいたく。
コウタが私にまとわりついて、ぐるぐる回る。
斉藤先生が私のところに来て、今日のコウタの様子を伝えてくれる。
「お迎えありがとうございます。今日1日でコウタくんのこと、いっぱい分かりました」
その言葉の通り、家庭→通級→学校→家庭と回る連絡帳には、
コウタの好きなことや思っていることがたくさん書いてあってすごく嬉しかった。
私も分かっていてもなかなか言葉にできなかったコウタの良いところも全部、まるごと書いてあった感じ。
反対に担任からは“火曜日にコウタくんが通級でのことをお話をしてくれました。よろしくお願いします”とあって、斉藤先生とのコウタに対する温度差を感じてしまった。
コウタの担任の先生への不満や不安が一気に不信感へと変わり、私はますます学校と距離を置く出来事があった。
あったというよりずっと続いていたのに、担任の先生は私には何も言わなかった…コウタも言わなかった。
“何かあれば教えてください”それだけの発信では、担任の先生は何も言ってくれないのだろうか?
1学期も終わりの頃、斉藤先生から“コウタくんが…”と切り出された。
いつものように通級のお迎えに行くと斉藤先生が今までも何回か口にしているセリフを言ってきた。
「コウタくん、学校は楽しく通ってますか?」
私はいつも通り、はいと返事をした。
「前も気になったんですが、コウタくん、学校で泣いているみたいですね。友だちから言われた言葉に言い返せなくて」
え!?
「今日、個別指導のときに絵を描きながら、話してくれました。ときどき、こういうときはどうしたらいいの?って聞いてきていたので学校で何かあったんだろうと思っていたのですが…担任の先生に伺っても子ども同士のトラブルでって言われて…」
コウタが私の背中に回って、ギュッと抱きついてきた。
「コウタくんからけしかけてケンカになるようだと言うんですが、自分にはコウタくんからとは思えなかった」
初回から続いていた猫シール見つけた!が今日で8回。
全部、見つけて“すごいね!”と折り紙で作ってもらった手裏剣を手に持ってる。
1学期は今日で通級が終わりの日。
頑張って学校に通っていたコウタに何も気付けず、何もできなかった私がいた。
2学期、まだ夏の日差しが強く、しばらくはプールがまだ嬉しい。
私は恐る恐る、慎重にコウタを朝、見送った。
コウタは何も言わなかった。
何日経っても、それは変わらなかった。
通級もまた通い始めたけれど、猫シールはもう見つけなかった。
…コウタが笑わなくなった。
朝、おなかが痛いと言うようになった。
学校に行きたくないと言って、泣くようになった。
布団から出なくなり、あるときは部屋のクローゼットに隠れたりした。
私はコウタに優しくしたり、叱ったり、なだめてみたり…学校は休むようになった。
それでも学校からは連絡はなかった。
“今日、休みます”
“分かりました。お大事にしてください”
それだけだった。
無気力感だけが残り、疲れたと思った。
コウタが学校を休み始めて、1ヶ月が過ぎた頃、通級の斉藤先生が少し、話しませんか?と連絡をくれた。
私の様子を見ていて、見かねたらしい。
「コウタくんはここではいっぱいお話をしてくれます。猫シールは終わりになっちゃったけど」
猫シール、懐かしい。
「お母さん、どうでしょう?今、週1の通級ですが、週2にしてみませんか?コウタくんの足が学校には向きませんが、幸いにもここには来てくれてます」
私は力なく笑った。
「コウタくんはお友だちも勉強も好きです。花や虫も大好きです。素直で優しい子です。この前、絵ハガキを作りましたが、お母さんと猫とコウタくんが笑ってる絵でした。お母さんのこと、大好きなんです」
涙が浮かぶ。
「今は先が見えないかもしれませんが、もう少しだけコウタくんと頑張って行きましょう。寄り道ありです!」
斉藤先生は絵ハガキを机の上に置いた。
さっき、斉藤先生はコウタと猫と私の絵と言ったけれど、そこには手裏剣も描いてあった。
…コウタ。
泣くこともあったけど頑張った自分と、すごいね!って折り紙の手裏剣を作って頑張りを認めてくれた斉藤先生、お母さんはこんなにニコニコしてたかな?それから大好きな猫。
コウタ。お母さん、泣いてばかりでごめんね。
前を見て、頑張るね。
泣きそうになるを我慢して、何とかコウタの話をする。
本当は学校に来たい
友だちと遊びたい
勉強したい
でも、コウタからではなく、冷やかしやからかい、意地悪を言ってくる子がいるため、イヤなこと
やめてと言っても殴る真似をして怖いこと
コウタの持ち物を勝手に取り、返してくれなかったり、その辺にポイと捨てられる
それを拾うのを邪魔されたり、笑って見てること
担任は私の話を聞いて、そんな事実はないと言った。
息子さんが学校に来たくないから、嘘を言ってるのでは?
その証拠に通級には通えている…。
目の前が暗くなる。
この人、何を言っているんだろう?
最後には、
学校にはいろんな子がいる。コウタくんだけを特別には見れない。
もうイヤだった。
誰とも話したくない!
ふらふらと立ち上がり、帰ろうと廊下を歩く。
早く帰って、コウタを抱きしめよう。きっと暖かな温もりが、小さなコウタの手が私をなぐさめてくれる。
早く帰ろう。
私は後ろから声をかけられたのにも気付かず、よほど重い足取りだったのだろうか。
「田村さん!」
少し強めに大きな声で呼ばれて、その声にびっくりした。
振り向くと、さっき応接室にいた養護の先生と特別支援コーディネーターの先生だった。
「田村さん、大丈夫ですか?」
私は泣いた顔を見られまいと頬をなでた。
「…何とか」
変な返事だが仕方ない。
「少し話せるかしら?コウタくん、待ってる?」
「コウタは私の母に頼んであります」
「じゃ、少しいい?ここで話す?」
応接室を指差されたが、私は首を振った。
「そうよねぇ、じゃ保健室にしましょ」
「時間も遅いから簡単に話すね。さっきの面談はひどかったと思う。ごめんなさい。
今日、田村さんと管理職、担任が面談と聞いて、慌てて私とコーディネーターの森先生が入ったの。田村さんからみたら多勢に無勢よね。申し訳ありませんでした」
養護の坂本先生がペコリと頭を下げた。
森先生が言葉を続けた。
「私たちが担任から聞いていたコウタくんの様子とは違っていて、私たちもお母さんやコウタくんから話を聞くことができなくてごめんなさい。
今、坂本先生とも話していたのだけれど、コウタくん、相談室登校はどうかしら」
相談室登校?
「保健室登校は分かる?」
教室に何らかの理由でいられない子が保健室で1日を過ごす?
「そうね、その子が落ち着いて過ごせるように」
私は恐る恐る聞いた。
「うちの学校に保健室登校や相談室登校ってありました?」
2人の先生は小さく笑って、
「実は相談室は9月からできたの。だから知らなくても無理もないわ。保健室登校もときどきだけどね」
「…コウタ、相談室登校?」
「コウタくんに学校に来たい気持ちがあるなら、考えてみませんか?」
「相談室…できたんですね。コウタくんにどんな対応をしてくれるのかな?」
私の話を静かに聞いていた斉藤先生は言った。
「うちの通級と同じでいろいろ模索しながらだけど、頑張ってくれるでしょう」
私は小さくうなずいた。
「コウタくんが教室に戻るにはクラスの雰囲気が大事です。担任の先生があのままなら、今は難しいでしょう。コウタくんが学校で過ごせる時間が持てるのも大事なので、相談室で少しずつそういう時間が持てるといいですね」
私の中でも相談室の話はいいと思っていた。
家で過ごすにはコウタの時間はたいくつ過ぎる。
私が教えてあげられることも限られている。
そんな中、週2回の通級はありがたかった。
緊急対応で斉藤先生が見てくれていたが、相談室に行くようになったら、それも週1に戻る。
でも、私は本当に勉強不足で通級のことや緊急対応のこと、相談室(保健室登校)のことも知らなかった。
思いつきもしなかった。
周りの人にこうして助けてもらえなかったら、今も担任の先生だけで何の糸口も見つからなかった。
コウタに苦しい思いや担任の先生をただ憎しみの感情で人間不信・学校不信になっていたと思う。
そう思うと人の出会いの何たるかを奇跡と偶然の重なり合いに感じ、そして感謝したい。
斉藤先生に会ったその足で、感謝したい出会いのトップの小山さんのところに行った。
コウタのこと、面談のこと、坂本先生と森先生と相談室のこと、斉藤先生との面談のことを一気に話した。
「良かったね。大変だったけど頑張ったね。本当に頑張った」
ふわっと抱きしめてくれるように小山さんは優しく言葉をくれた。
「斉藤先生もずいぶん味方になってくれて、緊急対応ってめったにないみたいだよ。もっと学校に行けない期間が長かったりとか…お母さんの頑張りを認めてくれたのかな?」
私はいっぱい頑張ったねって言ってもらえて、照れくさくて、くすぐったかった。
今はまだコウタが相談室に行くという方向しか決まってないから手放しで喜ぶのは早いけれど、素直に嬉しかった。
「斉藤先生が…」
私は照れくさかったけれど、バッグから通級の連絡ノートを取り出した。
「さっき、斉藤先生のところに言って話したときも頑張ったねってほめていただいて…」
学校との面談日時が書いてある
ページを開いた。
そこにはコウタと同じ猫シール…。
「猫シールを貼ってくれて、、、コウタの頑張りを認めてくれたときも手裏剣をさりげなく渡してくれて…嬉しかったです」
「うんうん、応援してくれてるんだね。猫シール1枚でも、自分のことちゃんと見てくれてるって嬉しいね!」
「はい、また頑張れそう」
「斉藤先生、やるなぁ!!」
小山さんは少し体勢を崩し、先を越されてしまったか!と笑って見せた。
私も久しぶりに笑った。
そして良かったのは相談室に行き始めて少ししたら、クラスのお友だちが休み時間にコウタを誘いに来てくれたこと。
2学期の終わりには図工や音楽の専科ならクラスに入れるようになり、一緒に授業が受けれるようになった。
担任の先生が顔を出したりすると、固まるコウタがいるようだが、コウタの苦手な子からは離してもらい、常に大人は見ているぞ!の姿勢は崩さず、コウタは少しずつ学校に行くことを楽しむようになっていた。
ただ給食だけは相談室ではなく、教室だったから、コウタは行きたくないと言っていて、それは保健室だったり、たまに校長室だったりして、坂本先生が出張だったりすると、早退していた。
それぐらいは毎日、学校に行けることを思うと小さなことだった。
あと、たまに他学年の先生やコウタの隣のクラスのお兄ちゃん先生が空き時間に相談室に来てくれた。
課題プリントの他にもドリル、音読をしたり、教科書に書き込み勉強をしたり、学年を越えてそこにいる子どもたちに国語や算数を教えてくれた。
面白い話やときどき怖い話、落語や先生の話もしてくれ、私がとても嬉しかったのは、来てくれた先生たちが、ここにいる子どもたちを受け入れて、認めてくれてること。
まぁ、やんちゃやいたずらがすぎたら大きな爆弾が落ちたりしたけど…。
コウタの相談室での1日は勉強、休み時間、給食、掃除で過ごし、生活も学習も充実していた。
⚠(´・ω・`)注意!
順調そうだった相談室に暗雲が立ち込めてきたのは3学期に入ってからだった。
廊下の向こうから泣き声とも叫び声とも分からない声とともに、男の子が相談室に駆け込んできた。
ときどきパニック状態になったときに相談室にあるダンボールハウス(コウタも一緒に作った)でクールダウンをしていた子だった。
クラスの子に吐かれた暴言に太刀打ちができなくて泣いてしまうのだ。
担任の先生も根気強く繰り返し指導してきているが、気持ちが落ち着いてるときには言ってはいけないと分かっているのに、興奮状態やキレてしまうと自分の感情がコントロールできなくなってしまう。
それを言われて傷つく人がいることに気付くところまで、その子の成長が来ていない。
その彼が男の子を今回、しつこく追いかけ、逃げ込んだダンボールハウスに向かって捨てぜりふを吐いた…。
「ばーかばーかばーか、しねッ
お前なんかいらねぇんだよ!
しね!」
支援員さんが急いで相談室に戻ると、窓ガラスが割れ、パニックに陥った男の子が手から血を流し、机や壁に体当たりをし暴れていた。
すぐに相談室にいた子どもたちを廊下に出し、ドアを閉め、身体全体で暴れている男の子の前に立ちはだかった。
一瞬、動きが止まったところでぎゅっと抱きしめる。
手を見ると、ガラス片は刺さっていないが血が流れ落ちてる。
止血と保温…
支援員さんの頭にはそれが浮かんだそう。
割れた窓から離れた場所に男の子を座らせ、着ていたパーカーを着せ、自分の持っていたハンカチで傷を押さえ、腕を心臓の位置よりも高く上げる。
そこに騒ぎを聞きつけ、他の先生たちが走ってきた。
その中に坂本先生の姿を見たとき、張り詰めた緊張から一転、身体がカダガタと震え出したという。
“怖かった…”
後日、支援員さんはそのときのことをそう言った。
私ももしその場にいたら、そう思うし、悲鳴を上げて座り込んでしまうだろう。
コウタは…というと、あの日のことが忘れられず、怖いと言って、学校には行けなくなっていた。
私だけ、相談室をのぞいて見ると、割れた窓ガラスは入れ替えられ、みんなで作ったダンボールハウスはなくなり、カーテンは新しくなっていた。
そんな相談室の中、女の子が学生ボランティアさんと一緒に、新しく置かれた丸テーブルで寄り添って、絵を描いていた。
「コウタくんのお母さん!」
私を見つけた女の子が声をかけて来た。
「こんにちは」
「ね、コウタくんは?お休み?」
「うん、ちょっとね」
私が顔を曇らせ、言葉を濁すと
「やっぱり怖かったよね」
と、こちらの思いを察したようだ。
「私も怖いよ。部屋はきれいになったけど、あそこは血の匂いする…。けどね、ヤなこと言われてカッとなっちゃったの。私も分かる」
女の子は下を向いてしまった。
私はコウタよりも大きなその子を抱き寄せた。
今日はコウタの通級日。
斎藤先生とお迎えの時間に女の子との会話の話をした。
先生は腕組みをして何か考えてる様子で、私も静かに目を伏せた。
「…うーん、相談室のことは坂本先生や森先生に今は耐えて頑張ってもらうしかないけど、その子のことは寂しいね」
「はい、苦しいです。コウタにはここや家とまだ居場所があるんだなぁって思って…」
「うん、コウタくんはお母さんから暖かなものをもらっているからいずれ回復するだろうけど。
その子は傷のままかもしれないね」
「コウタは元気になってくれるかな…?」
「大丈夫ですよ!こんなにお母さんが一生懸命なんだし、自分もそんなお母さんから元気をもらってるから」
私はちょっとドキッとした。
斎藤先生がいたずらっ子のように笑う。
胸のざわめきは先生のいつもの笑顔に消えていき、私は照れくさくて小さく笑った。
相談室がうまく機能するかどうかはやはり、それをどう受け入れるかだと思う。
相談室に来てくれている先生方は子どもたちの受け入れ間口が大きく、余裕があるのかもしれない。
でも一転、あそこは~の集まりだとか、あんなところに行ったってとか、居心地が悪い言い方をしていたら、相談室としての機能はしない。
どの子も教室でできる、分かる、認められるだったら、きっと少々のことがあっても頑張れると思う。
ただ、自分でも分からない感情や気持ちのコントロールがあるだろう。
それとどう付き合うか…
折り合いや納得、思いやり、譲り合い、すべてが教室だけで経験できるか、またはそこで感じ取れるか…
子どもたち、ひとりひとりが違うように成長や発達段階もみんなそれぞれだと思う。
そこにできるだけ寄り添い、近くにいてあげられるかを考えたら、相談室も1つの場所なんだと思う。
いいか悪いか、それを議論していたら、困っている子どもたちはどうなるのか…
時間がもったいない
でも、周りの理解なしに特別支援は成り立たない。
手間ひまがかかる
それを分かっていないと、
強引なひとりよがりなことになってしまう。
誰のためになのか、
それを今いちど、大切に考えないと……。
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