なみだくんさよなら

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2013/06/08 21:24(更新日時)

いつまでも沈んだままでは居られないので今までの悲しかった事、苦しかった事、嫌な思いをした事など少しずつ吐き出していきます。


気持ちが切り替えられますように…



No.1845759 (スレ作成日時)

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No.201

その時はYの名前さえも知らなかった。
部屋に入ると先生が「いらっしゃい。空いてる席に適当に座って」と言ってきた。


空いてる席を見付けて座ると、Yが無理矢理私の横に入ってきた。
えっ💧何この人…💧
先生が「○○くん(下の名前)こっちおいでよ」と言ってくれた。
ホッ💨


それから2時間程、みんなのピアノを聞いたりゲームをしたりプレゼント交換をしたりでみんな楽しんでお開きになった。


小さい子から順番に外に出て行ったから、私は最後の方だった。
後ろにYも居た。


私はすぐ帰りたくて歩道がほとんどない道路沿いを歩き始めた。
歩くと家まで1分弱。
すぐにYが自転車で追いかけてきた。
中の道の方が安全なのに。


No.202

「ねぇ、今日楽しかったね」「ピアノいつから習ってるの❓」「兄弟何人居るの❓」「家どこ❓」など色々言ってくる。


しかもベッタリひっついてきて、肩を触ったりしてくる。
なんか気持ち悪い💦
適当に答えて「家、ここなんで…」と言って走って玄関に向かった。
Yはこっちを見て手を振っている。


私は苦笑いしてサッと頭を下げて家の中に入った。
帰ってすぐ母に「ピアノ教室に○○っていう人が居るんだけど、なんか変❗ベタベタひっついてきて気持ち悪い❗」と話した。


母に「あぁ、Yさんのところの子ね。男3人兄弟の末っ子で家の患者さんよ。女の子との接し方が分かってないだけじゃないかな❓仲良くしなさいね」と言われた。


仲良く………❓
いや…無理だわ💧
生理的に受け付けないというか、とにかく無理。


No.203

そんなYが部活中、私にすごく馴れ馴れしくしてくる。
何故か名字も呼び捨てにされる。
私、あなたと友達でしたっけ❓(笑)


Nくんが私に「あいつと友達なん❓あいつ変わった奴だよな…」と言ってきた。
「友達じゃない❗勝手に馴れ馴れしくされてるだけ❗」
ピアノ教室であった事を話すと
「分かるわー。あいつはそんな奴(笑)」と笑っていた。


それを聞いていたKはドン引き(笑)
そして私はもう1つ暴露した。


Yがピアノ教室で使ってるバッグ。
いかにもお母さん手作りって感じの物。
水色の生地に蝶や鳥や花が縫われていて、フェルトで大きな音符が3つ。
その下にひらがなで大きく○○○(下の名前)と刺繍されている。
中2でこのバッグは恥ずかしくないかい❓


当時『ずっとあなたが好きだった』っていうドラマの『冬彦さん』や『誰にも言えない』っていうドラマの『まりおさん』が流行っていて、Yのあだ名を勝手に○○さん(下の名前)と名付けた。
マザコンって意味で。
卓球部の1年生女子とNだけが呼んでいたあだ名。


No.204

秋。
文化祭の季節。
文化祭で歌う歌を決めなければいけなかった。
1曲は課題曲でもう決まっていて、もう1曲は自由曲。
何故か『いい日旅立ち』に決まった。


歌が好きな子は普通に歌う。
でも中学生にもなれば恥ずかしくて歌わない子も居る。
私は前者。


担任がある日キレた。
「歌う気がないんだったら帰れ❗もう歌わんでええわ❗」
そして美術室にこもって出てこなくなってしまった💧
日直が話しに行っても出てこない。


毎日HRの時に練習してたのに、翌日もその翌日も練習をする事なくそのままHRが終わってしまう。
そして担任は美術室にこもる。


その後の部活は気まずかった。
私が歌について何か声をかけるべき❓
スルーして良いの❓
部活の間、葛藤していた。


No.205

一応、担任に「歌の練習をしなくて良いんですか❓」と聞いてみた。
「お前らがやる気無いんだからこっちも知らんわ。勝手にやれば良い」と言われた💧


翌日、それをクラスの子に話して帰る時にみんなで練習を始めた。
3日程経って日直が美術室に「ちゃんと歌います」のような事を言いに行った。
やっと担任が見に来てくれた。


「お前らのやる気見せてもらうからな。やる気が無かったらもう来んから自分らで勝手にやれ」と言われた。
みんな真面目に歌った。


「始めっからそうやって歌えば良いんよ」
その日からまたHRの時に歌うようになった


文化祭では4クラス中2位だった。
4位だったら担任に絶対何か言われてたと思う。
セーフ👍


No.206

私は夏前に好きな人ができた。
同じクラブの2年生。その人も左利き。
私は眼鏡が似合う人が好きだった。
Kに「あの人カッコ良くない❓」って聞いたら「どんだけ目が悪いんよ😂」と言われた。
不細工と言いたかったらしい(笑)


Kとは好きな人のタイプが全然違う。
Kは活発でよく喋ってスポーツができる人が好き。
私は大人しくて眼鏡が似合って勉強がそこそこできて色白な人が好き。


Kに好きな人を告白したら、Kがわざとらしく私をその人にぶつけようとしたり、ひっつけようとするようになった。
KがNにも話して協力するように言った。


もう最悪😣
何してくれてんだか💧


Nが好きなアーティストとか趣味を聞いてくれてコソッと教えてくれた。
好きなアーティストは『XのYOSHIKI』らしい。
趣味は寝ること。


そっかぁ…
Xって…あの凄いメイクと髪型の人達…だよね❓



No.207

まずは共通の趣味かなって思って、母とビデオをレンタルしに行った時にXのアルバムを買った。
自分のお小遣いで初めて買ったのがそのCDだった。


母を車で待ってる間にCDを入れ替えて聞いてみた。
始めの曲は『紅』
衝撃的だった。
こんなのが好きなの⁉😱
声かすれてるしウルサい❗
何この歌⁉


帰ってから1曲ずつ聞いていった。
似たようなウルサい曲ばかり。
え~💧どうしよ💧
こんなのが好きって。
私は好きになれそうにないよ😥


それでも何度も何度も聞いてる内に慣れてきたのか少しずつ好きになってきた。
その1ヶ月後、WOWOWでXのメンバーのhideのライブをやるのを知った。
早速ビデオテープ(笑)を買ってきて録画しながら見た。


何かこの人カッコイイ‼
スゴくイイ‼


私はhideの事が好きになって毎日ビデオを見続けて歌を覚えた。
そしてhideのアルバムも買った。
録画した曲と同じ曲ばかり👍


No.208

その後、Xのアルバムも全部買った。
曲を聞いてて「これ、hideっぽい曲だな」と思う物はhide作曲だったり。
こっちでも作曲してるんだ~と、聞くのが楽しくなった。


夏が終わる頃には私はX JAPANのhideにハマっていた。
そして好きだった先輩の事なんてどーでも良くなっていた(笑)


その頃、同じくWOWOWで放送されていた女子プロレスにもハマっていた。
私の事をいつもメチャクチャ怒って叩いてくる母に技をかけて絶対勝つ❗とか思って日々鍛える(笑)
そして将来はプロレスラーになろうかと本気で思うようになった。


小さい頃、剣道をやっていた事もあって体力は結構ある。
腕立て伏せや腹筋は50回は当たり前にできるし、技も結構覚えてる。


小学生の間は大人しかった私だけど、中学生になってから、趣味が一気に過激になった。



No.209

2学期の終わりになると練習試合に出してもらえるようになった。
相手は隣町の中学校。
結構な頻度で練習試合をしてたから、隣町の中学生とも仲良くなっていった。


2年生になると女子が2人減って7人に。
3年生女子はいい加減な人が多いという理由で試合に出してもらえるのは2人。
2年生からは6人の計8人が試合に出してもらえる事になった。
男子は2年生4人と3年生4人の8人。


結構弱かった卓球部だったけど、試合で勝ってしまってなんと地区大会に行く事になった。


大会前日「お前ら絶対遅刻するなよ」と顧問の先生に言われた。
朝5時半駅前集合。
みんなぞろぞろと来た。


でも先生が来ない…💧
まさかの事態。
先生が寝坊していた😱
顧問の先生のところは子供が生まれたばかり。
夜泣きであまり寝られてなかったらしい💧


No.210

みんなが「試合に行けないよね。どうしよう…💧」とか言っていると、陸上部の先生が一緒に連れて行ってくれる事になった。
大会の場所は同じ場所だった。


先生が駅員さんに紙を見せて、みんな改札口を通っていく。
6時前の電車に乗って1時間半程して降りる駅に着いた。
それから更に30分程バスに乗り、会場に到着。


私達は陸上部の先生にお礼を言って体育館へ向かった。
強い学校のユニフォームを着た人達が沢山居る。
私達も適当な場所を探してユニフォームに着替えた。


しばらくして顧問の先生が到着。
「悪かったのう」と一言💧
それから少しして大会が始まった。


私は個人戦と団体戦の両方に出た。
始めの内は勝ってたけど、強い相手に当たって負けてしまった。
結果は5位か何かになった。


お弁当を食べて午後からも試合は続いた。

No.211

朝早くから来てたし、結構暑かったからみんなお茶はとっくに空っぽ。
目の前には自販機がある。


私はお茶を買って水筒に入れた。
Nくんはロング缶のコーラを買った。
ふざけて軽く缶を振ったりそれを見て笑ったりして、それぞれ談笑していた。
Nくんが缶をプシュっと開けた瞬間、先生が来た。


まるでコントのように、履いてたスリッパを片手に持ってNくんの頭をパコン🔥って叩いた。
私達は何が起こったのか分からずポカーン


「お前ら何やっとんや‼まだ○○(3年男子)の個人戦が終わってないじゃろうが。応援もせずに何ジュース買っとんや‼」と怒られた。


ヤバっと思ってみんな応援に行った。
個人戦で残ってた3年生男子は、3位になって終わった。
先生はまだ怒ってる。
私達を完全無視してくる。


No.212

みんな着替えて帰る準備ができた。


先生は真面目に応援してた人と試合をしてた人だけを連れてバス停の方へ向かう。
私達には「お前ら歩いて帰れ‼」と言ってきた。
すぐに(勝手にマザコンの)Yが「先生ごめんなさい。僕も連れて帰って下さい」と先生にベタベタしながらへつらっていた。


それを見た私達は「うわぁ😨何だコイツ」とドン引き。
先生は「お前も歩いて帰れ。知らん‼」とすぐ振り払う(笑)
Yは「先生❗先生❗ごめんなさい❗お願いします❗」と何度も言ってたけど、先生達はバスに乗って行ってしまった。
その姿にみんな爆笑。


Yは次のバスの時刻を確認し始めた。
バスで帰る気満々。


私達は「じゃあ、歩いて帰ろうか」と歩き始めた。
8人で歩くから心強い。


No.213

歩いても歩いても駅はまだまだ遠い。
バスで30分くらいだから相当な距離。


途中の自販機でジュースを買ったりしながらみんなダラダラと歩いていた。
私は遠足気分でちょっと楽しかった。


何時間か歩いたら駅が見えてきた。
夕方5時頃だったかな。
お腹空いたーってNくんがたこ焼きを買って食べ始めた。


そしてふと、Nくんが気付いた。
「うおぉ😱あそこ顧問座ってるじゃん❗」
その方向を見るとベンチに先生が座っていた💧


急いでたこ焼きを食べて先生の前に行った
先生が「お前ら、何で怒られとるんか分かっとるか❓」と言ってきた。

私「ちゃんと応援しなかったからです」

先生「それもあるけど、飲み物を買ったりするのは禁止だからじゃ❗」


初耳だった。
飲み物を買ったらいけないなんて知らなかった。
それはみんなも同じで「えっ❓そうなん❓知らんかった」と口々に言った。


No.214

先生は呆れて「当たり前じゃろ」と言ってきた。
そんな事言われても、500ml~1Lのお茶をスポーツしながら8時間以上保たせるのは難しいと思うんだけど。


その後、地元の駅に着いたのは夜7時前だった。
駅で解散。


帰って母に「飲み物買ったらダメなのに知らずに買ってめちゃくちゃ歩かされた💧あれだけのお茶じゃあ全然足りんわ。死ぬ」と言った。
母は私が家を出る前に飲み物代と言って千円渡してくれていた。


翌日、担任に呼び出された。
昨日あった事を教えてほしいって。
私は正直に話した。
担任も「飲み物を買ったらダメって決まりがあるんよ」と。
みんな知らなくて買ったと言ったら、次からは気を付けるように言われた。


朝会でも校長がその事に触れていた。
まさか飲み物1本でこんなに大騒ぎになるとは思っていなかった。


No.215

2年生になると、何故かKが嫌がらせをされるようになった。
よくシューズや靴が無くなる。


クラブが始まる前にシューズが無くなっていたり、クラブが終わって帰ろうとすると靴が無かったり。
私も一緒に何度も探した。
大体、校舎と体育館を繋ぐ通路の横の雑草の所やトイレ、ゴミ箱に捨てられていた。
誰がやっているのか全く分からない。


私は習い事があったから6時頃になっても見付からない時はKに「ごめん。もう遅いから帰って良いよ」と言われた。
「ごめんね😥」と言いながら仕方なく帰る私。
Nくんが後を引き継いで2人で探す。
そんな事が何度も続いた。


ある日、K以外の2年生の女子部員に囲まれて「KとNって怪しいよね。あの2人付き合ってるんじゃない❓」と言われた。
私は凄く鈍感だから、2人の事をそんな風に思った事がなかった。


No.216

Kに「みんながNくんと付き合ってるんじゃないかって言ってたよ。もしかして付き合ってんの❓😁」と聞いてみた。


「そんな事あるわけないじゃん❗😁みんなに付き合ってないって言っといて😉」と言われた。


私はその言葉を信じて他の子達に伝えた。
女子「そうなん❓でも絶対怪しいって」

私「ははっ😁そうかなぁ❓本人が違うって言ってんだから違うんでしょうよ👍」


みんな怪しんではいたけど、私の言葉で少し落ち着いたらしく、それ以来何も言わなくなった。


KとNくんは帰る方向が同じ。
いつも一緒に居たけど、友達同士での付き合いだと思っていた。
私って本当に鈍い。


No.217

秋。
修学旅行の季節。
2年生になったら仲の良かった子はほとんど他のクラスになって、女子は苦手な子ばかりになってしまった。
私はリーダーっぽい子や何でもズバズバ言う子、グループになって人の悪口ばかり言う子達が嫌いだった。


クラスの女子はほとんどそんな感じ。
でもそんな中にも、大人しくてまあまあ仲の良い子達が3人だけ居た。
この3人は仲良しで、いつも3人で行動をする。


修学旅行の班決めをしないといけない。
私はこの3人のところに無理矢理入れてもらう形になった。
私を含め、みんな幼稚園からの友達。
その内の1人は凄く可愛くて、男子から結構モテていた。


クラスの中にもこの子(Yちゃん)の事が好きな男子が何人か居た。
その中の1人がD。
最悪なヤツ。


No.218

Dと私は幼稚園が同じ。
Dは小さい頃から乱暴者で、よく他の子を殴ったり蹴ったりしていた。
私も何もしてないのに近くに居ただけでお腹をパンチされた事がある。
その頃から私はDの事が大嫌いだった。


Dがいじめたせいで、不登校になった人も3人以上居る。
でも本人はいじめた感覚は無いと思う。
遊びだと言って、休憩時間に執拗に殴ったり蹴ったりしてたから…


修学旅行当日。
バスに乗って移動。
私はYちゃんの隣に座っていた。
Dは後ろの方の席。
なのにDがうちの班の男子に「お前、席代われ」と言って私達の後ろの席に来た。


そして後ろから「Yちゃん❤」と呼んで話しかけてくる。
YちゃんもDの事を嫌っていた。
本当に嫌そうな顔をして答える。


Dは時々ちょっかいも出してきた。
Yちゃんの胸を触ろうとしたり、ハンカチ貸してと言って勝手に取り上げてベロベロ舐めようとする。(ハンカチは胸ポケットに入れてる)
本当、気持ち悪い。


No.219

旅行先は熊本と長崎。
あちこち見て回る。
違う班なのに、何故かDも一緒に行動しようとついてくる。
私もかなりイライラしてたから「いい加減自分の班に戻ったらどうなん❓自分の班があるでしょ❓」と言った。


D「うるさい❗お前に関係ないだろ❗」

私「ある❗ここは私の班だし、みんな迷惑してるのが分からんのん❓しつこかったら先生に言いに行くよ❗」

D「はっ⁉どこが迷惑⁉○○(うちの班の男子)迷惑してないよのぅ❓😒」

男子「いや………迷惑…」

拳を見せながら
D「何⁉お前今何て言った⁉」

男子「何でもないです💦」

D「分かった❗帰れば良いんじゃろ❗後で覚えとけよ😒Yちゃん、また来るわ」


Dは文句を言いながらも自分の班に戻って行った。


No.220

帰る日。
学校に戻るバスの中。
またDが席を代われと言っている。
Dが後ろの席に来た。


しばらくしたら今度は私に席を代われと言ってきた。
Yちゃんが嫌がる姿を見て私は断固拒否。
Dはかなりイライラしていた。


今度は私達の横の席の人に席を代わるように言っている。
通路側に居る私を挟んでDがYちゃんに話しかける。
「もう放っといてよ❗」と何度も言うYちゃん。


私もイライラして「いい加減にしたら❓Yちゃんが嫌がってるのが見えんのん❓しつこい‼」と言った。


Dがかなり怒って「お前殴ろうか❓お前何様なん❓この前から…ムカつくんじゃ‼」と言ってきた。

私「殴れば❓好きにすれば良いじゃん」

D「分かった。お前、絶対先生に言うなよ」

私「さあ、どうかね」

D「今から殴るからな」

私「だから殴れば良いじゃん」


No.221

顔を4発殴られた。
痛みに結構強い私。
あんまり痛くなかった。
私「痛くないわ(笑)」

D「先生に言うなよ❗」
先生が怖いのか…情けない。


Yちゃんは私が殴られる姿を見て泣き出した。
周りの3~4人が気付いただけで、担任も他の人も気付かない。
気付いた人とYちゃんが「大丈夫❓」と何度も聞いてくる。
「大丈夫。そんなに痛くなかったし👍」


Dは諦めたのか、Yちゃんにちょっかいを出さなくなった。


夜7時頃。
家の近くのバス停で降りて、友達と写真を撮ってワイワイ言いながら帰った。
家族に「ただいま」と言って沢山のおみやげを渡す。


祖父母にはお菓子。
父母にはお揃いの湯のみ。
妹弟にはキーホルダー。
叔父と従業員さん達用のお菓子も忘れずに買ってきた。


ちょっと予算オーバー㊙


父にはカラスミを買ってきてと頼まれていたけど、カラスミがどんな物なのか分からなかった私…💧
買えなかった。


No.222

翌日。
見事に顔が青くなっていた(笑)
青アザだらけ(笑)


母がビックリして「どうしたんその顔⁉」と言ってきた。
実はこんな事があって…とDが殴った事を話した。


母「DくんてあのDくん❓こりゃ酷いね。ちょっと先生に言わないと」

私「Dが言うなって言ってたから言わなくていいよ」

母「いやぁ…これは言わなあかんわ」


いつの間にか母が学校に電話したらしい。
Dが担任と他のクラスの先生に呼び出されていた。


Kも私の顔を見てビックリしてた。
「あんなバカは放っときゃ良いんよ。無視よ無視。それにしてもこの顔、可哀相すぎる😭」


クラスの班の男子にも「あんな酔っ払い相手にすんな❗あれは頭オカシイから」と言われた。


Dは調理実習の時、コッソリ料理酒を飲んだらしい(笑)
マズいだろうに(笑)


で、自分で酔った~ハッハーとか言いながらふざけてて先生に説教された(笑)
それ以来、クラスの男子からは酔っ払いと陰で呼ばれていた。


No.223

私は中2の頃から週2回、家庭教師に来てもらっていた。


初めて来た先生は20歳の男の先生だった。
何か陰気でオドオドしてる感じが…
でもまぁ、ちゃんと教えてもらえるなら…と気にしないようにした。


私は数学と理科が苦手だから、数学を主に教えてもらいたかった。
けどこの先生、社会が得意なのか、社会ばかりやろうとする。
確かに社会も苦手だけど。
それより数学…💧


テストは歴史なのに地理をやろうとする。
何なんだろう💧
母にやって欲しい科目をやってもらえない事を話した。
母は、もう少し様子見たら❓と。


テストが返ってきた。
歴史のテストは笑える点だった。
母「先生には社会を教えてもらってたハズなんですけどねぇ…ハハ…」


先生「これはいかんですねぇ😥」
いかんですねぇじゃないでしょ😩
テスト範囲の所をちゃんと勉強してないからじゃん💧


No.224

この先生、結構図々しいところもあった。


家庭教師の派遣会社と契約を切るように言ってくる。
派遣会社を通すと、給料のいくらかは派遣会社に払わないといけないらしい。
だから契約を切って全額こっちに回して欲しいみたいな事を言ってきた。


それと、勉強時間は2時間あって、1時間程すると母がおやつを出してくれる。
ケーキだったり、生菓子だったり色々。
そして勉強が終わる頃、「1人暮らしは大変でしょう」と母が晩御飯を運んでくる。
それを先生と私が2人で食べる。
それがいつもの事になっていた。


先生はいつも終わりの時間10分前になると勉強を終わらせて晩御飯を食べる準備を始める。
母は多めに作ってタッパーに入れて持ち帰るように言う時もあった。


私にはこの先生が、それが当たり前だと思ってるように見えた。
何か…この先生嫌…。
教えて欲しい所は教えてくれないし。


という事でチェーンジ‼
先生を変えてもらった👍


No.225

次に来た先生は19歳の女の先生で地元の人だった。


この先生は、英語と国語を主に教えてくれた。
数学もたまに見てくれる。
すごく楽しくて、先生が来る日が待ち遠しかった。


その頃、教育実習で大学生が学校に来ていて、この教育実習生と家庭教師の先生が同級生だという事が分かった。
その話で盛り上がった。


他にも、小中学校の先生で知ってる先生が居てまた話が盛り上がる。
好きな漫画を見せたり見せてもらったり。
お姉ちゃんが出来た感じがしてすごく嬉しかった。


今まではずっと先生が家に来ていたけど、ある日、先生が「うちに来てみる❓」と言ってくれた。
それ以来、週1回は先生の家で、残りの1回はうちで勉強をする事になった。


本当に楽しかった。
でも楽しすぎて雑談が多くて成績が上がらなかった💧
8ヶ月近く続けた辺りで、母に「先生を変えてもらうことにしたから」と言われ、その先生にはもう見てもらえなくなった。
すごくショックだった…


No.226

次に来た先生は19歳の女の先生。


主に数学を見てくれる。
雑談はほとんど無し。
解りやすく説明してくれるから、私にも理解できて成績が少しだけ上がった。


先生は分厚い問題集を持ってきていて、私はそれをどんどん解いていく。
ちゃんと勉強をするなら、私にはこの先生が合っていた。
この先生には中学校を卒業するまで見てもらった。


この時の私は
塾A 週2回
塾B 週3回
家庭教師 週2回
ピアノ 週1回
習っていた。


中学校を卒業してからはしばらく家庭教師はつけずに塾に通っていた。
次に家庭教師がついたのは高校3年生の時だった。


No.227

3年生になるとみんな進路とか決めてしっかり勉強をしている。


私は…
女子プロレスラーになるか(笑)仕事をするか迷っていた。
勉強嫌いの私。
中学を出たら働くつもりでいた。


Kも中学を出たら働きたいと言っていて「2人で一緒に働こうね。そして一緒に住もうね」と言っていた。
でも母に全力で止められた(笑)


母に高校へ行ったらどんなに楽しい事があるかとか色々聞かされた。
でもどれも魅力的じゃない。
働いたお給料で家を出てKと一緒に暮らす方が魅力的だった。


母に、人生そんな甘いもんじゃないとか色々言われた。


父は私の味方だと思っていた。
私の前では「好きにしたら良い」と言ってたから。
でも実際は違った。
母が「お父さん呆れてるよ。また○○(私)がバカな事言ってるわ。どうにかならんのんかって言ってるし」と言った。


父は私を怒らない。
私が何を言おうといつも笑ってる。
裏でそんな事言ってたなんて…
ショックだった。
裏切られたと思った。


No.228

母はいつも怒ってばかりだから母に本心を話す事はあまりなかった。
父は甘えさせてくれるけど、裏切られたという気持ちが大きくなって3年生になってからは父に本心を言うのを辞めた。


やっぱり私の味方は祖母だけ。
でも祖母も昔学校の先生をやってただけあって進学するように言ってくる。


私は3年の進路を決めるギリギリまで本気で働こうと思っていた。
担任と三者面談をしたら「この私立高校だったら推薦しますよ」と言われた。
母が笑いながら「この子、中学校出たら働くって言うんですよ(笑)先生、何か言ってやって下さい」と言った。


私は母の発言にイラっとした。
担任は「働くって大変な事なんぞ。ちゃんと分かっとるか❓」と聞いてきた。

私「はい」

担任「もう1回、しっかり話し合え」

私「はい…」


家族と話し合ってこの私立高校を推薦してもらう事にした。


No.229

選んだ高校は女子校。


A:特待生が居るクラス。
1クラス20人。
成績が上から3番目までは授業料免除。
上から10番までは授業料半額。
国公立の大学を目指すクラス。


B:授業内容はAと同じ。
1クラス30人。
四年制大学を目指すクラス。


C:ABより授業時間が少ない。
1クラス40人。
短大、専門学校を目指すクラス。


商業科:1クラス40人。
資格を取ったり就職できるように頑張るクラス。


私はBCコースの受験をする事にした。
Kも同じ高校を受験することになった。
Kもお母さんやお兄ちゃんに高校へ行くように言われたらしい。


No.230

受験日当日。
英語と国語は意外と簡単だった。
他はどうだったかなぁ…


面接は…めちゃくちゃ緊張した。
志望動機を聞かれた瞬間、暗記してたやつが吹っ飛んで頭真っ白。
自分でも意味の分からない事を口走ってて「あぁ…終わったorz」と思った。


塾で採点したら英語はなんと90点以上。
国語は80点以上。
普通のテストでもなかなかお目にかかれない点。
自分、スゴいじゃん‼と思った(笑)
「これAコースでも受かってたかもよ」と母に何度も言った(笑)


合格発表の日
家に合格通知が届いた。
「ヤッター‼受かった‼」


急いで祖母に見せに行った。
「良かったねぇ。早よお母さんにも見せておいで」と言われて急いで母に見せに行った。


母は「おぉ~❗受かったやん❗今日はご馳走にしようかねぇ」と言ってくれた。


嬉しかった。


No.231

ご馳走で思い出した💧


小学校6年のお盆休み。
母方の祖父母の家に来ていた。
祖父がプールに連れて行ってあげようと言うから、水着を持ってきてなかった私達姉弟は母に連れられて近所の商店街の水着屋さんへ行った。


そこでそれぞれ水着を買ってもらって、家に帰って祖父とプールに出掛けた。
更衣室で水着に着替えようとパンツを脱ごうとしたら、何か…パンツが赤茶色に…


えっ❓💧と思って恐る恐るもう一度見る。
やはり同じ色。


4年生の時に学校で女子だけ呼ばれて性教育があった。
でもそんなん随分先。
私には関係ない事と思ってまともに聞いてなかった。
だからどうすれば良いのか分からない💧


No.232

2つ下の妹に「ねぇ、これって生理なんかねぇ❓」と聞いてみた(笑)
妹が覗き込んで「そうなんじゃないん❓おじいちゃんに言った方が良いと思うよ」と言ってきた。


でも何て言ったら良いか分からないし、まぁ大丈夫だろうと思ってそのまま着替えてプールに入った。
(プールに居た方ごめんなさい)


2時間程遊んで帰って、母に「パンツに血がついてる。多分、生理だと思う」と話した。


母は「あらら💦いつなったん❓」と聞くから「プールに入る前」と答えた。

母「泳いだらあかんやん❗おじいちゃんに言うたら良かったのに」

私「何て言えば良いんか分からんかったんだもん」

母「おばあちゃん、私が使ってたパンツ残ってる❓」

祖母「ある思うよ」
押し入れをゴソゴソして毛糸のパンツみたいなのを発見。

祖母「これか❓」

母「そうそう。取り敢えずコレ履き❓」

私「うん」


No.233

母は子供の時、ガリガリだった。
おデブちゃんな私。

私「きっつ💦入らんわ」

母「アンタ太ってるからやで。アカンわ。新しいパンツ買ってくるわ」

祖母「ありゃ~入らんのかいな(笑)」


取り敢えず、持ってきていた普通のパンツに履き替えてナプキンを装着。
30分程して母が帰ってきた。
パンツ2枚と生理用品を持って。


祖母「今日はお赤飯炊かなあかんな」


夜、お赤飯が出された。
祖父と父がどうしたのか聞いてきた。
母が「○○ちゃん(私)なってん」と一言。父は「あぁ~❗」と。

祖父は「何❓」と。

母が「プールに入る前に大人の女性になってん」と言った。

祖父に「○○ちゃん(私)がか❓プール入る前に❓早よ言わな❗どうすることもできんが」と言われた。


何かめちゃくちゃ恥ずかしかった💦


私の事で学習した妹。
妹に生理が来た日。
母に「お赤飯は炊かんとってよ‼後お父さんにも言わんといてね‼」と言っていた。
妹の時はお赤飯は出てこなかった。
私の時と違って羨ましかった。


No.234

高校に通い始めた。
家が割と近かった5~6年生の時に仲が良かった友達と4人で待ち合わせをし、毎朝一緒に駅へ向かう。


電車で20分。
更にそこから20分程歩くと学校に着く。
私はBコース。『黒ブタ(笑)』と三姉妹の末っ子はCコース。
4人兄弟の子は商業科。
私は商業科の子と一番仲が良かった。
(KもCコースだったけど、Kの家はうちからかなり離れてるから、Kはいつも他の友達と学校へ行っていた)


その子に同じクラブに入ろうと誘われた。
今度はテニス。
学校から30分程歩いた所にテニスコートがあって、そこまで毎日歩いていかないといけない…


友達と見学に行った。
1年生は素振りと球拾いが主にやること。
入部届けを出す事になって、私も友達と一緒に出した。
顧問の先生は、Bコースの英語の先生。


No.235

私は帰って母に「○○ちゃんとテニス部になったからラケット買って~」と言った。
母は「ふーん」と言ってスポーツ用品店に連れて行ってくれた。
初心者だからと8000円のラケットを買ってもらった。


そして私はもう1つ、クラブに入部しようと思っていた。
それはそろばん部。
体育会系のクラブは毎日だけど、文化系のクラブは週1回だから掛け持ちができる。


私は小2くらいから中1までそろばんを習っていたけど、2級までしか取る事ができなかった。
1級も受けたけど、2回すべってそのままになっていたからどうしても1級が取りたかった。


そろばん部に見学に行ってみた。
先生は商業科の先生。
教卓でクラブとは関係ないテストの採点をしていた…
他の子達はタイマーをかけてひたすらパチパチやってて何だか陰気…


入部するのをやめた(笑)


No.236

翌日からクラブが始まった。
商業科の子は毎日6時間で授業が終わる。
でもA、Bコースは毎日7時間授業で、週2日は8時間授業。
8時間目が終わるのは夕方5時前だった。


それに対してテニス部は夕方5時まで。
全然間に合わない。
7時間目が終わって行っても4時半頃。
途中から行って準備運動や素振りをするだけじゃあ全然面白くない。
って事でずーっと行かなかった(笑)


英語(顧問)の先生が授業が終わったら時々私を呼ぶ。
「○○、お前たまにはクラブに顔出せよ。全然来んじゃないか(笑)」


「あ~…時間が無いんで。すみません。また時間がある時に行きます」
これを3年間通して、結局1度も行かなかった💧(笑)
ラケットはホコリをかぶった状態でいつまでもベッドの下に。


母が、ラケットせっかく買ったのに…勿体無い‼と怒っていた(笑)


No.237

入学してからしばらくは出席番号順に座らされた。
私は右から2列目の一番前。
両隣はもう友達ができてワイワイ言ってるけど、私は友達がまだできていなかった。


同じ中学出身の子は、4年生の時のあの日直だけ。ちょっと苦手…
私の後ろの子はムスっとしてて、全然笑わないし…💧
でも思い切って声をかけてみると、意外と普通に話してくれた。
名前はNちゃん。


Nちゃんの親友が休憩時間になる度に後ろの方から来る。この子はMちゃん。
私はMちゃんとタイプが似てるらしく、笑いのツボも同じで話すとよく盛り上がる。


私は毎日この2人と一緒に居るようになった。
出身中学を聞いてみると、隣町だった。
中学の時に練習試合をよくしてた学校。
「○○ちゃん知ってる❓練習試合の時によく一緒に話してたんだけど」と言うと、その2人の友達だった事が判明して、また盛り上がった。


No.238

NちゃんとMちゃんは幼稚園の時からずっと友達らしい。
だから何でも言いたい放題。
遠慮がない。


この2人と居るのが楽しくて、朝は同じ車両に乗って行くようにした。
帰りは方向が一緒の子みんなで帰るから10人くらいの大きなグループになる。


いつも乗る電車に乗り遅れた。
駅に着いて歩き始めると前にKが居る事に気付いた。
Kに声をかけて一緒に学校に向かう。


突然Kが「ごめん、ちょっと隠れさせて」と言ってきた。
どうしたのか聞くと、前にNが居るからと答えた。
続けて「私ら、中学校の時付き合ってたじゃん❓喧嘩別れみたいな形になったから気マズいんよね💦」と言ってきた。


えっ…💧
付き合ってたの❓
「付き合ってないからみんなにそう言っといて」って私に言ったのに❓
友達にそう伝えてしまった私の立場は❓


……ショックだった。
Kは私に嘘をつかないと思ってたのに…
裏切られたと思った。


No.239

ショックだったけど、顔に出さずに「そうなん…」とだけ言ってNが見えなくなるまでKを隠しながら歩いた。


それ以来、Kとはどんどん距離を置いていき、学校で会っても「おはよ」「バイバイ」としか言わない関係になっていった。
一緒に住もうと言うくらい仲が良かったのに…


それからすぐに春の遠足があった。
行き先は私が子供の頃から何度も行ってる島だった。
先月、水子供養に行った島。


島に着くと鹿が沢山居る。
その辺、フンだらけ💧
あちこち歩いてる内にお昼になった。
私はNちゃんとMちゃんと海の側の岩❓に座ってお弁当の用意をして食べ始めた。


そこに4人兄弟の友達が来た。
「こんな所に座っとん❓もぅ鹿だらけでゆっくり食べられんわ💢」って言うから笑ってると、横で何か変な感触が…


No.240

見ると私の真横に鹿が居て、私のお弁当を食べている😱💦
ギャー😨ってみんな逃げ出した。


最悪…
まだウィンナー1本しか食べてないのに…
おかずを鹿にほとんど食べられた⤵
友達は大爆笑。


仕方なく、残ってたご飯だけを食べた。
(2段弁当で良かった~💦)
うぅ~😭足りない…
ご飯にかかってた鮭フレークが有り難かった(笑)


帰って母に「鹿におかず食べられた💢」と言ったら「ありゃ~」と言いながら爆笑していた。


遠足にあの島は絶対やめた方が良い。
お弁当に限らず、食べ物を持ってたら追いかけられる。


そういえば、先月行った時は三男が服をかじられたらしい。
三男はその事を日記に書いていた(笑)


No.241

2年生になるとそろそろ進路を決めないといけない。
私は子供が好きだし、保母さんになろうかなぁなんて思っていた。
まぁ、なれなかったら家でアシスタントとして雇ってもらお…と安易な事も考えていた。


私の母は、少しでも私にプラスになるならと学校で役員をしていた。
そこで母が知り合った、私より1学年上の子の保護者。
ピアノの講師をしているらしい。


その人に「進路指導の先生はN先生が良いですよ。こっちから話しといてあげるからお嬢さんをN先生の所に行かせてみたらどう❓」と提案された。
N先生は娘さんの担任で50代の女の先生。
化学担当。


2年生になると、ビックリな事にこの先生が化学の先生になった。
初めての化学の授業が終わった後、先生に呼ばれて、翌日の昼休憩に進路指導室に来るように言われた。


翌日の昼休憩。
この先生の発言で私の人生は一気に変わった。
まさかこんな事になるとは…


No.242

軽い挨拶が終わったらすぐ本題に入った。
「で、どういう道に進みたいんですか❓」


私「子供の頃からピアノを習ってるので、それを生かして小さな子供達と触れあえるような仕事に就きたいと思ってます」
(保育士や幼稚園教諭という意味で言った)


先生「じゃあ、音楽の道に進むという事ですね。解りました。この辺では△△音大が有名ですよ。○○さん(この先生を紹介した保護者)はこの音大を出た方なので、色々と話を聞いたら良いですよ。こちらからも連絡しておきますから」
(先生は、ピアノの講師や学校の音楽の先生になると解釈)


私「はい。お願いします」
へぇ~。音大からも保育士や幼稚園教諭になれるんだぁ。知らなかったなぁ。
帰って母に音大を薦められたと話した。


No.243

私は小1からピアノを習っていたけど、本っ当に趣味程度でゆっくりゆっくり弾いていた。
普通の子が小3くらいで弾く曲を私は小6くらいで弾くという遅れ様。


素質がある子には厳しくする先生だけど、私は素質が無いから怒られる事がほとんど無かった(笑)
妹や弟は素質があったみたいで、よく怒られてたし、叩かれて椅子から落とされるなんて事もあった。


妹と弟は先生が怖いからと小4の時に辞めた。
私だけは怒られないから、ずっと続けていた。


私はかなり手が小さい。
小学生くらいの大きさしかないから、1オクターブがギリギリ届くくらい。
更に両手の小指の第一関節の骨が生まれつき内側に向いてるから小指が弱くてすぐヘニャってなる。
だから基礎の手の形を作るのに物凄く時間がかかった。


速く弾くのも苦手。
音に抑揚をつけたり曲に感情を入れたりするのも苦手。
先生に、歌うように弾いてと言われてもよく分からない。


No.244

そんな私が音大に行きたいと、ピアノの先生に母と話しに行った時は物凄くビックリされた。
「今から頑張っても間に合わないかもしれないよ❗死ぬ気でやらないと❗そんな覚悟ある⁉」と言われた。


「頑張ります」とだけ答えると、いきなり教本を増やされた。
今まで3冊しかやってなかったのが5冊になった。
「1曲、1週間~10日で仕上がるようにやっていくよ❗本気で頑張ってよ❗」と言われた。


週1回通っていたピアノ教室を、週3~4回通う事になった。
練習時間は週3時間くらいだったのが、1日4~5時間練習するように言われた。
先生は鬼のように厳しくなったし、練習時間が長い…
「頑張ります」とは言ったものの不安になってきた。


No.245

ある日、N先生を紹介してくれた保護者の方(Tさん)が学校を見学しに行きましょうと言って、音大に連れて行ってくれる事になった。


Tさんと母と私。
3人で電車に乗って行った。
1時間程電車に乗って、そこから30分程歩いたら学校が見えてきた。
学校があるのは街中。
隣には教会があって、そこで入学式や卒業式をする事を教えてもらった。


学校は見た目は大きな会社という感じ。
中に入るとすぐロビーで、ソファーが沢山ある。
奥の方はガラス張りで中庭が見える。
すごく綺麗。


ロビーの端の方にはグランドピアノが置いてあった。
時々ロビーコンサートをやるらしい。
だからソファーが沢山ある。


受付へ行って見学させて欲しいと申し出たらすぐに許可が下りた。
エレベーターに乗って色んな階へ行ってみた。


No.246

3畳程の練習室が何部屋もあった。
1つ1つの部屋にピアノ(アップライト)が置いてある。
練習室に入ってすぐの所に小さな機械があって、そこに練習室カードを入れないと電気が点かない仕組みになっていた。


上の方の階へ行くと広い部屋があった。
その内の1つからパイプオルガンの音がしてくる。
ノックして開けてみると、3人でパイプオルガンの練習をしていた。


Tさんが「せっかくだから弾かせてもらったら❓」と言ってきた。
パイプオルガンなんて触った事が無い。
どうやって弾けば良いんだろう…


取り敢えず、習い始めたJ.Sバッハの三声の曲を弾いてみた。
メチャクチャ響く。
上手な人達の前で下手くそな私が弾くのは恥ずかしかった。
パイプオルガンを弾いていた3人は宗教音楽コースらしい。


パイプオルガン良いなぁ…
これをジャンジャン弾いてたら絶対格好イイ👍
私は宗教音楽コースも受験する事にした。

No.247

別の日。
Tさんが今度は「私の後輩で、学校で助教授をしてる人に会わせてあげる」と言ってきた。


電車で2時間、更にそこから40分程歩いた場所にその助教授の家があった。
色々話していく内に、音楽理論とソルフェージュ(聴音と初見)、コールユーブンゲン(歌)を見てくれる事になった。


毎週日曜日の午後、ここへ通わなければいけない。
往復だけで5時間以上かかる。
あまりの距離に「嫌だなぁ…」と思った。
でもそんな事は言えない…💧
助教授とTさんにお礼を言った。


ピアノの先生に助教授に教えてもらえる事を話した。
先生は「良かったじゃない。そこの学校の先生に見てもらえるなんて」と喜んでいた


ピアノの先生には週1回、聴音と歌を。
週2~3回はピアノを見てもらっていた。
それに加えて助教授には週1回、音楽理論などを見てもらう。3時間みっちりと…


忙しい日々になってきた。


No.248

私は歌も苦手だった。
息が続かない。
変な所で息を吸ってしまうか、息が続かなくてブレスの直前が変な声になるかのどっちかだった(笑)


ピアノの先生が今度は歌の先生を紹介してくれた
そこへ週1回通う事になった。
夜8時からのレッスン。


ピアノや歌、音楽理論以外に塾にも通っていたから、毎日全く休む暇がない。
学校から帰ったら夜9時までピアノの練習をしていた。
そんな中、更に習い事が増える事になる。


ピアノの先生の先輩に月1回、ピアノを見てもらう事になった。
先生の先輩の家は電車で1時間。そこからバスで30分。
ちょっと遠い。
しかもレッスンは日曜日だと言う…助教授との勉強の日とかぶる。


No.249

朝6時半の電車でピアノの先生の家に向かって、レッスンが終わったらバスで駅まで戻る。
そこから1時間電車に乗って40分歩いて助教授の家に向かう。
帰ってくるのは夜9時頃だった。
習い事が重なった日曜日はヘトヘト。


この学校は受験が1回だけじゃない。
夏期講習、冬期講習、入試の3回受けられる。
その内、一番点数が高かったのを受験結果としてくれる。


しかも英検を持っていたら点数と見なすから英語の試験を受けなくても良い。
英検3級→60点、準2級→70点、2級→80点、準1級→90点、1級→95点
という具合。
私は2年の時に3級、3年の時に準2級を取った。


2年生の夏、夏期講習に参加する事になった。
同じ高校から来てる子が1人居た。
その子はピアノコースを受けるらしい。
私は音楽教育コース。


その子は学校でピアノ部に入っていると言っていたから、私も2学期にピアノ部に入った。


No.250

音大に行くと決めてから半年が経った。
今までのんびりだったピアノが一気に進んだ。
それまではあまり練習もしてこなかったのに急に練習するようになったせいか、手の甲が痛くなり始めた。
腱鞘炎になりかかっているんだろうとの事で、練習時間を少し減らす事になった。


痛みを気にしながら弾くから、手がウマく基礎の形にならない。
何だかどんどん下手になってる気がする。


何度練習しても同じ所でつまずく。
スランプというものが来てしまった。
教本が進まない。
1週間~10日で仕上げてた曲が、2週間経ってもできない事があった。
先生には怒られるし、ウマく弾けないしでかなり焦る。


辞めたいなと思っても、ここまで来たらもう辞められない。
前に進むしかなかった。


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