人よりちょっと短い人生

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2013/04/30 07:49(更新日時)

私の寿命は後三年です。

肝臓癌で人より少し短い人生です。

結婚して寿命を縮めてる生活そして離婚が有り自分でもドラマみたいな人生です。

寿命が尽き途中で終わるかも知れないけど一生懸命書きます。

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No.1775748 (スレ作成日時)

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No.101

芸人魂さんありがとうございます🙇

そうですね!普通はそう思われてもしょうがないですね💦

長くなる話でまだ序章です

後から詳しく分かる内容ですので読んで下さい!

ただ、私にとってこれから八年間がピークだったという事です🍀

No.102

忙しい中にも私には支えがあった

毎日、仕事が終わると寄り道もせずに帰宅し

毎日が待ち遠しくもあり楽しい生活が続いた

半年が過ぎちょっとした揉め事があった

休日、お昼近くに電話がなった

りかの父親からだった!

りかはお腹の子供の話や生活の話をしていた

その時、お金の話をしていた

りかは困ってるの?
少しなら余裕があるから振り込むよ!
五万位で大丈夫?

私はムッときた

りかはそれじゃねと電話を切った

私はりかに言った
さっきのお金の話どう云う事!

りかは生活費が大変だから少し融通してほしいと…

私は少し怒り口調で言った…

No.103

私はりかに言った
それは相談してからじゃないの?

普通、それが常識じゃないかな?
都合が悪い事は言いやすいりかに云うのもおかしな事じゃない

休みで居たの分かってて代わって話するべきじゃない?

りかは下を向いたままごめんなさい…と言った

それと結婚した時に
両方の身内から貰った御祝いのお金どうしてるの?

私は気になっていた事があったからついでに聞いた

りかは少し間を開けボソボソと話た…

私の身内から貰ったお金は親にあげた

私は は~?いくら?五十万!

どうして?

私が貰ったお金だから…

私はそれじゃ!俺の貰ったお金は?

あれは夫婦で貰ったお金だから…

いや!お前の言い方ならそれは俺が貰ったお金だろ~

意味が分からない?

父親にやったお金の行方を聞いた

No.104

りかは生活費で使ったみたいと言った

私はギャンブルだと思った

数回、りかの実家に行った際、車券やパッキーカードが箱に綺麗に並べて有り一度これは何か父親聞いていた

父親は今まで使ったカードや車券を取ってると言った

私は頭に来た!

うちの親は生活で困る事があるだろうから大切に貯金しなさいと言って身内の祝儀と一緒に持って来てもその祝儀を取り上げる事はない絶対有り得ない

りか!お前の父親は祝儀を持って来るどころかその祝儀を平気で持って帰る事が出来るのか?不思議でならない!

子供がお腹にいる妊婦に悪いと思ったが我慢出来なかった

No.105

りかは下を向き泣いていた

私はりかの父親を元々から信用もしていないし好きには成れない

ただ、妻の親と云う事だけで顔を立ていただけだった

離れて暮らしていて良かったと心から思う

りかは私じゃダメだね…

私は何が…?

勝手な事ばかりして怒らせて…

逆の立場だったら気持ちのいい事じゃないんじゃない?

私は頭を冷やす為に外に出て行った…

No.106

私は夕方に帰宅した

奥の部屋でゴソゴソと音がした

何してるの?

りかは出て行くと泣きながら言う

なぜ?そうなるの?

私じゃダメみたいだから…
親が迎えに来てる

ピンポーンとチャイムがなる

私は玄関に行きドアを開けた

父親はどうしたの?
娘から電話があってすっとんで来た!

まぁ~上がって下さい

私とりかと父親はリビングに腰掛けた

私は父親に経緯を話た…

父親はこの通りごめんなさいと頭を下げた

私が娘に甘えたせいでこんな事になって
りか、今回の事はこっちが悪いから謝ってここに残りなさい

と父親は言った

いや!私は構わないんですよ…

どっちとも取れる返事をしてしまた…

No.107

続きは?

No.108

父親は色々と言い訳をしていたが苦し紛れの内容だった

りかもごめんなさいと頭を下げた

私は今回の事に対しては納得がいかなかったが腹に納めた

私自身、母親が小学生の時に肝臓病で他界し片親の寂しさ、不自由さは分かっている

お腹の子供に同じ思いをさせたくない

それと私自身が家庭に対する憧れが強くせっかく手に入れた家庭を手放したく無かった

その日はお互い疲れ食事も外で取り父親も自宅へ戻って行った…

No.109

その日はお互いよそよそしかった

寝る時も背中併せで寝た!

翌朝、りかはおはようーと寝てる私のお腹に乗って来た

朝だよ!お仕事だよ!とキスをしてきた

りかは明るく振る舞った

私も分かったと起き上がり、顔と歯を洗った

ご飯を食べ、スーツに着替え仕事の準備をした

りかは昨日はごめんね!お仕事頑張ってね…笑顔で送りだしてくれた

私にとってはありがたかった

不器用な私は朝どう接していいのか分から無かった

その後は楽しく、りかの大きくなるお腹が楽しみで毎日が充実した日が続いた


No.110

>> 109 読ませて頂いています。

大変なご苦労があったと思います。

お体は大丈夫ですか❓

無理されないで下さい。

応援させて頂きます。


No.111

華さんありがとうございます🙇

治療、仕事と頑張ってます😃

もう一度、一花咲かせたいと思ってます。

読んで頂きありがとうございます🌷

No.112

あっと云う間に時間が過ぎ4月の末が出産予定日だった

4月に入り子供に必要となる肌着や靴下、オモチャなど一杯買い漁っていた

出産予定の一週間前私は朝から会議で本社に行くようになっていた

りかは今日、病院に行くね!と言った

うん!大丈夫?

生まれるのは一週間先だからと私を送り出した

会議が終わり、毎月の恒例で社長が食事や飲みに連れて行ってくれる

私は仕事に対する社長の考えが好きだった

能力があるものは年齢問わず評価し情も厚く仕事も出来る人だった

食事が終わり、今日は社長の奥さんも来ている

社長の奥さんがたけしくん!奥さんもう直ぐお子さんが生まれるんじゃない?

ハイ!今週、末の予定です!
今日は病院に行くように言ってました

あら!そうなんだ!楽しみね!

自宅に連絡は入れたの?

いえ!まだですが…後から入れる予定です

奥さんはお店の電話を持って来てくれた

ありがとうございます!私は自宅へ連絡した…

プルルル、プルルル
誰も出ない

出ないのか?社長が言った

産婦人科の名前は?
○○クリニックです

私は番号が分からなかった為、奥さんが調べてくれた

私は産婦人科に連絡した

もしもし、○○クリニックですがと女性の方が出た…

○○と言いますが妻は来ていませんか?

今、さっきこられました…夜、9時過ぎだった

社長がすぐ戻れー!と大きな声で言った

No.113

私は大急ぎで車に乗り込み車を走らせた

途中から高速に乗り初めての事で焦っていた

1時間程走り途中、パーキングエリアに寄り産婦人科へ電話した

看護士さんがさっき生まれられました

私ははや!と言った

看護士さんはハイ!安産でしたよ!

母子共に元気です!

かわいい女の子でしたよ!

私はありがとうございます!今、向かってますと言った

気を付けて来て下さい!

ハイ!分かりました

車に乗り、ほっともしたがあまりの早さに唖然とした

ボチボチと車を走らせ産婦人科に着き初のご対面にドキドキ、ワクワクした





No.114

病院の玄関に入り窓口で部屋を聞いた

部屋へ向かう…深呼吸をして中に入った

りかと子供が寝ていた

りかはお疲れさま!とニコッと笑い言った

私は良く頑張ったねと手を握った

子供を見た 色が白く綺麗な女の子だった

私は抱っこした…口をムニュムニュと動かす

軽く少しでも力を入れると壊れそうな感じで怖かった

名前の札には楓と書いてあった

私が決めた名前だった

楓ちゃんと話しかけ人差し指をギュッと握る小さな手に感動し胸が一杯になった


私は病院にその日は泊まった

なかなか、眠れない夜だった…

No.115

翌朝、社長、義親、親父に連絡を入れた

社長は本当か良かったな~!ちょっと早いがゴールデンウイークをとれと言われ私はハイ!ありがとうございますと言った

義親も喜び、若いじーばーだね

近々、行くように言っていた

親父も初孫オマケに女の子だったから大変喜んだ!

一応、退院は一週間後と伝え電話を切った

私は一度、自宅に戻りシャワーを浴び着替えてから睡眠を取った



私は毎日、病院に通った

楓を見るのが楽しみでたまらなく朝になるのが待ち遠しかった

ゴールデンウイークも終わり、りかと楓が退院し帰宅する日私は仕事をさっさっと切り上げ帰宅した

No.116

ただいま!お帰りなさい!

りかと楓が帰宅していた

私は手を洗い楓を抱っこした

スヤスヤ寝ていた

横にベビーベッドがある?

どうしたの?私はりかに訪ねた

社長さん宛てで夕方届いたよ!

聞いて無かったの?

うん!知らなかった

急いで社長の携帯に連絡した

社長はいや!いいんだ!

若いのに良く頑張って貰っているから妻と話し合って送ったんだ

これからも奥さんや子供の為に頑張るんだぞ!

ありがとうございます!と言った

社長もいや!こっちこそありがとうと言ってくれた

私が生涯この人以上の社長はいないと思う程、尊敬する社長だった

社長も43才という若さで私と同じ肝臓ガンで他界する事になるとはこの時も想像しなかった…

No.117

翌週の日曜日!親父や叔母さんが神社へ参拝に行こうと言い出した

親子三人で初の外出になる


日曜日、親父は叔母さんと朝からやって来た!

楓との初のご対面

叔母さんはあらーかわいい女の子

色も白いし綺麗なお顔ね!と抱っこした

親父は照れ臭そうに手を握っている

初孫だった事も有りなかなか、勝手が分からないみたいだ

私の車に乗り神社へ向かった

外はいい天気で暖かかった

大きな神社だった為、人が多かった

参拝に来られた人から何ヶ月?とよく聞かれた

みんな口を揃えて色が白く、綺麗な女の子ねと言ってくれた

私は自慢の娘だった
(今は本当に浅田真央そっくりになり私もビックリしている)

No.118

神社から帰宅し親父はビールを呑みながらおもむろにバックを開けた

封筒を10枚程出し私に差し出した

出産祝い!叔父さんや叔母さん色んな所からだった

大事に子供の為に遣いなさいと渡された

私とりかはありがとうと頭を下げた

その夜、名残惜しそうに親父は自宅に帰って行った

数日後、今度はりかの親戚、私の会社からお祝いが届いた…

私とりかは色々な所に連絡を入れ、お祝いのお礼を買いに行き送ったりとバタバタだった

私とりかは近くのお店を予約し近くに住む親父や叔母さん、りかの両親などを呼びお祝いを兼ね食事をする事にした

No.119

数日後、私とりかは楓を抱っこし予約したお店へ向かった

親父や叔母さんは先に来ていた

着くなり親父は楓を抱っこし話かけていた

楓もニコニコしていた

30分位が経った事、みんなが集まり席についた

私とりかは席を立ち今日はありがとうございますといい

面々、食事を食べだし会話をしだした

ただ、やはり親父とりかの父親はなかなか馴染めない

りかの父親は親父に建設業をやってられるんですね!など聞いていたが素っ気ない態度だった

私の父親は元々が職人であまり会話もしない上にお世辞一つ言わない人だった

その中で楓がその場を和ませてくれた

色んな人から抱っこされニコニコとしていた

私はホッとした…

No.120

食事も終わりおのおの帰る準備をしだし私とりかは帰宅される方にお礼を言いお土産を渡した

楓もお疲れで帰宅する頃には座布団の上でスヤスヤと寝ていた

私達とりかの両親は同じ車で私の自宅へ向かった

りかの父親はソファーに座りせっかくの日曜日だったのに稼ぎ損ねたと言い出した

日曜日は三万にはなるのにな~など言う

私はムッときた…

孫の祝いにお金の話!俺に補填しろ!と言いたげな言葉だった

私はムッとした口調で今日は忙しい時にありがとうございますと言った

りかはそれに気付いたのか…

お父さん!と言う

私は結婚祝い、子供の出産祝いなど何一つりかの両親からは一円たりと貰っていない

私の父親は結婚祝いや子供の出産祝いなどちょっと多いと思う位にしてくれた

お金や物はどうでも良かった

ただ、気持ちが許せなかった

私は疲れてもいたし明日は仕事だからとお風呂に入る事にした

私がお風呂に入っている間に両親は帰宅したみたいだった。

No.121

私はお風呂から上がりお父さん、お母さんはどうしたの?と聞いた。疲れただろうからって先に帰ったよ!とりかは言った
りかは父親が嫌な事言ってごめんね…

いいよ…悪気はないんだろうから…と私は答えた

楓も起きていてモソモソしていた

顔を見ただけで癒やされ嫌な事も忘れさせてくれた

ただ、りかの両親は離婚しても仲が良く私にはあまり理解が出来なかった

(後々、この母親もまた常識も無い似た者夫婦だと後で分かる)

No.122

毎日があっと云う間に過ぎ忙しいながらもりか、楓との楽しい時間が過ぎた

年末近くになり、楓も8ヶ月ハイハイで自由に動き回るようになっていた

りかの叔母さんが年末に泊まりで来る事になり布団を購入する事になった

私も楓も初対面だった

年末、三人で空港へ迎えに行った!

ロービで楓を抱っこし待っている所に…

りか!と呼ぶ声が聞こえた

綺麗で優しそうな叔母さんだった

それとりかと親子と言っていいほど良く似ていた

たけしですと頭を下げ挨拶した

りかの叔母の明子ですと挨拶された

叔母さんは楓に会うのを楽しみにしていた

楓を抱っこし嬉しそうに話かけそれに答えるように楓でもニコニコしていた

私は嬉しく、それとホッとした

No.123

車に乗り、自宅に戻る間、明子さんはずっと楓を抱っこしていた

家に着いても楓と一緒に遊んでいた

私は明子さんの事を何も知らなかった

楓が疲れて寝てしまいリビングで話をする事になった

明子さんは子供が出来ない身体らしく、りかの事を娘のように可愛いがっていた

色々とお土産や楓の洋服も一杯貰った

明子さんは私の孫と一緒だから可愛くてたまらないと言ってくれた

私は正直嬉しく、あの父親と本当に兄妹なのか?疑いたいほどだった

りかが外に買い物に行くと言い出し私と明子さんの二人になり話しをした

明子さんがたけしさん、ごめんなさいね

うちの兄が色々、迷惑かけたみたいでと言いだした

私はいえ!いいんですよ!と言った

その後、色んな昔話しを聞き明子さんもあの父親で苦労をした一人だった…

No.124

明子さんは昔の話をしだした

りかが中学3年生の時、卒業したら就職するように父親から言われたらしく

りかは叔母さんに手紙を出しどうしても高校へ行きたいと頼んできたらしい

明子さんはりかの父親に連絡し進学を進めたらしく

ただ父親は学費も払えないし女に教養があっても意味がないと言ったらしい

明子さんはりかを娘のように可愛いがっていた為、入学金と学校にかかるお金を三年間負担したらしい

私はその話を聞いて
父親に対する不信感が一層強くなった

明子さんは実の兄の事を悪く言いたくないけど甘え出すときりがない人だからたけしさんは絶対甘えさせないで欲しいと言ってきた

私はポッリと過去の話、質問をした

No.125

私はりかとの交際中の出来事や結婚式をしなかった事情を話した

明子さんは肩を落としやっぱりそんな事があったんですね…と悲しそうな顔をした

明子さんは困った事があったら相談して下さい。それとどうか、あの子と楓の事を頼みますと言ってきた

私は任せて下さいと応えた

多分、明子さんも多くの嫌な出来事があった事を私は感じ取れたがそれ以上は聞こうとしなかった

私は父親との距離を置き付き合う事にした…

No.126

明子さんは楓にベッタリだった

食事もお風呂も寝る時も一緒だった

一週間があっと言う間に過ぎ帰る日が着た

明子さんを空港まで送った


明子さんは楓をずっと車の中で抱っこしていた

別れが寂しそうだった…

楓に今度はうちにお泊まりに来てねと話しかけていた

私は夏の休みにそちらに伺いますと応えた

たけしさん、必ず来て下さいと言われ私はお約束しますと応えた

りかも寂しいそうに夏に行くねと泣いていた

明子さんは後ろ髪を引かれる思いで帰って行った

私はりかの身内にこれほどいい人が居ると思うとホッともしたがなんだ心強くなった

No.127

春になり、楓も歩き周り目が離せないようになった

子供の成長が嬉しく、観察しているだけでも楽しかった

ある休みの日、私はたまたま銀行に行く用事が有りついでに残高照会をした

その時、変な記載が二つあった

一つは五十万の入金記載と三十万の送金記載だった

入金は明子さんからで送金はりかの父親宛てだった

私は自宅に帰った

りかを呼びリビングに座った

私は通帳を見せ二つの事を聞いた

りかはバツが悪そうな顔をした

りかは…明子さんからの送金は車の頭金にしてと送って来たらしい

父親宛ての送金は家賃の滞納や生活費に困ってると相談があったらしい…

私はりかに対しまた俺に黙ってか?

どう言うつもり?と言った

りかはどちらとも私に黙っといて欲しいと言われたらしい

私は父親の三十万はどこから出てきたお金か聞いた

するとりかの身内が楓の出産祝いで貰ったお金を渡したと言い出した

私は頭に血が登り罵声を浴びせた

私がりかに対して初めて暴言を吐いた…

No.128

横レス失礼します
明日で41の♂で厄年ド真ん中

第二次ベビーブームに生まれ
歩んできた時代も主とほぼ一緒で
時代の移り変わりもよくわかります

大病のお体を無理なさらず
ゆっくりで構いませんので
また続きをお願いします

がんばってください

No.129

りか!あれは両家の身内が楓の為にと貰ったお金だろ!

りかもりかなら親も親だな!

孫の祝いで貰ったお金を平気な顔で貰えるな!

生活費も出ない仕事か?

それともギャンブルか?

私は怒りにまかせて大声で怒った…

りかは下を向き黙っている

明子さんからのお金にしても車が買えないほどの稼ぎじゃないはずだ!

もう、一つそのお金はどうした?
引き落ろした後どうした?

りかは下を向き、両親に渡したと泣きながら答えた…

は~ぁ!私は呆れて物も言えない

私はりかに今すぐ親を呼ぶように言った

No.130

私はイライラしながらリビングで煙草を吸い親の到着を待った

2時間後、ピンポーンとチャイムが鳴った…

楓はハイハイしながら玄関に向かった

りかもハイ!と言って玄関を開ける

父親は静かにリビングに上がって来た

私はどう言う事ですか?と父親に尋ねた

父親は言い訳を並べ出した

物が売れない、客が悪い、世間(景気)が悪いだの言って来た

私は勤めたらどうですか?と言った

父親は自分の性格上使われる事が嫌いだと言って来た

この人に何を言っても無駄だと思った

私は本題に入った

明子さんのお金と楓のお金の事を話した…

  • << 157 更新が無いけど…体調悪いですかい? 義理父は人に使われるの嫌だって言ってても?テキ屋稼業だって人に頭下げて商いの許可を貰うんだし…物を買ってもらった客にも礼はしなきゃならんのやし… その義理父の客足が付かない原因は…客に対して『オマエ等に売ってやってる』って態度が通る客に見えるからなんじゃないのかな? 俺は祭りの出店でもくわえ煙草や腕組みしてる奴からは買いたくないもんだな('ζ')

No.131

お父さん、悪いですが楓のお金を返却して下さい!

それと明子さんのお金は私が立て替えて返却しますからそれも月々返却して下さい!

父親は引きつった顔で分かったと言った

父親はおかしな事を言い出した

楓のお金はりかの身内から貰った物だからりかの自由に出来るお金なんだけどね…

私は頭に来た

私達、夫婦が頂いた楓の為に貰った物です!

父親は娘から聞いたが君は収入もいいらしいじゃないか!

少しくらい言いじゃにいか!と言いだした

完全に開き直りだった

私は呆れて話す気も無くなった

楓のお金は一週間以内に返却するように言った

父親とは話す気もサラサラ無くなり部屋を出た

父親が帰宅後、りかと離婚も覚悟の上で話しをした…

No.132

私はりかに今回の経緯を聞いた

リビングはしんとしていた

りかは静かに話しだした

私の親はあんな親だから仕方ない

あんな親でも親だからと言い出した

私は何に対しても限度があると応えた

泣きながら謝罪するりかだった

彼女の性格上、ある一定の内容からは耳に入らなくなる事は分かっていだが今回の事は納得いかなかった

私は電話を取り明子さんに連絡した…

No.133

もしもし○○さんのお宅でしょうか?

明子さんですか?

たけしですがその節は大変お世話になりました!と挨拶をした

明子さんは今日は何事か聞いて来た

私は今回の経緯を明子さんに話した

りかは焦った表情をしていた

明子さんも唖然としていた

明子さんは帰った後でも楓にお菓子や服、高価な肉、私の親にもお酒など色々送ってくれていた

私は気の毒でたまらなかった

私が何か物を送る度にお返しを送ってくれるから最近はなかなか送りずらくなったと明子さんが言った

私はその事に対しても相談が無く、ムッときた


No.134

私は明子さんの気持ちも分かった

若い夫婦が小さい子供と生活している上で対等にお返しをされると気がひける事を…

りかの事は後に回し明子さんに車のお金を返却する事を伝えた

明子さんはりかに電話をした時、買い物や親の所に自由に行けないと話したらしく明子さんは車を買う余裕もないと思い送金したらしい

ただ、数日前に電話した際 りかは私の給料の事を話したらしく明子さんは自分がしていた事が恥ずかしいと言いだした…

No.135

明子さんは私の収入が明子さんの旦那さんよりも多い事を知り誠意と思ってやっていた事が恥ずかく思ったらしい

それと明子さんは自分の了見で若いからという観念で人を見た事が恥ずかしいと言った

私は収入は別として明子さんの気持ちが嬉しかったと伝えた

ただ、りかの父親がそこをあてにしなければと明子さんは心配もしたらしい

私は理由がある事に関しては理解しますが筋が通らない事には頭を縦には振らないと言った

りかは私のこういう性格を知って陰で行った行動だと思った

私は明日にでもお金を振り込みと言い口座番号を聞いた

お金に関しては私が一時的に立て替えるだけでりかの父親に返済させる事も伝えた

明子さんはしぶしぶ了承してくれた

私は明子さんに気まずさが残らないように今まで通りお付き合いをして貰うように頼んだ

明子さんもありがとうと言って電話を切った

No.136

りか!今の話を聞いて何も思わなかった?私はりかに尋ねた

りかは黙っている

私たち夫婦や楓の事を考えてくれている人を裏切るような真似はして欲しく無い

恩や義理は大切じゃないかな?

りかは下を向いて小さく頷く

りかは小さな声でごめんなさいと言った

ただ……

ただどうしたの?

親の恥をあまり外に話して欲しくないとりかは言った

私は ん?何?

親の恥を話さなければ明子さんに失礼でも有り騙す事になるじゃないか?

それに軽率で自分達で作った今回の経緯で恥も何もないんじゃないか?

そういう原因をつくらないでほしい!

私は強い口調で話した

No.137

私はりかの言う事が理解出来なかった

私はりかに納得いかなければ出て行って貰っても構わない!

これから親の事で隠れてコソコソされるのも嫌だからね

多分、りかも逆の立場だったら嫌だろうしねと言った

りかはそれは嫌だと言い…今後は相談をすると応えた

私は何でも相談じゃ無くても構わないが相談が必要な事は相談するように言った

もし、今度同じような事があったら覚悟しておいてと伝えた

No.138

>> 137 りかさんは糞ジジイにマインドコントロールされてるな?

No.139

それから、父親に連絡する事も来る事もなかった

数日後の夜、電話が鳴った

りかは楓とお風呂に入っていた為私が電話に出た

もしもし○○ですが

りかの母親からだった

りかの母親はいきなり あんた!何様のつもり!
ガキが舐めた事を言うな!と言いだした

私は何の事ですか?
と言った

元の旦那に恥を掻かせる用な真似しやがってと言って来た

私は呆気に取られた

私は母親にこっちに怒るのは筋違いです

怒るならりかの父親に怒って下さい!
と言った

母親はあんたは義親を親と思っていない

それと元旦那を嫌っているから身内の人間にそんな態度がとれるのだと言い出した

私はカッときた!
親なら親らしくして下さいと言った

結局、楓の祝いのお金は両親に渡したとりかから聞きました

という事は貴方も受け取ったという事になりますよね?

母親は返せばいいんだろと悪態をついた

電話で言い争いを聞いたりかは慌ててお風呂を出て来た

No.140

りかは母親からの電話と分かり焦って私から受話器を取り上げた

りかは母親に向かっていい加減にしてたけしくんは悪くないんだからと怒って電話を切った

りかは裸のまま私の足元に正座して頭を床にこすりつけるように謝った

私は先に服を着るようにりかに言った

りかは脱衣場に行き服を来て楓を抱っこしリビングへ来た

私は楓が起きている間は一切夫婦の言い争いはしないと言ってあった

楓をりかは寝かし付けコーヒーを運びリビングへ来た

私はどう言う事か聞いた

昔から母親は父親の事になると父親が悪くても相手に食ってかかるらしく、今回の事に関しても今まで同様の事らしい…

私はりかの家族の考える事が分からない

はっきり言ってりかの親とは関わりたくないと言った

No.141

りかの母親は父親から養ってやれないから他の男に養って貰えと言って離婚したらしく

何故、そんな旦那の肩を持つのか分からない

ましてや自分が困った時は私に少しお金を貸してくれとせがんで来る

ただ、父親と違って返金はちゃんとして貰っていた

私はがっかりだった
母親は物事の道理をわきまえてくれてる人と思っていた

りかは親に関しては任してほしいと頼んで来た

私は必要以上に会う事はしないとりかに伝えた

正直、これから先どう付き合えばいいのか分からなかった

ただ、りかは謝る一方だった…

No.142

りかの両親とはその後、距離を置き半年が過ぎた

色々とあったがりかと楓と楽しい時間を過ごした

明子さんからはチョチョク連絡はあった

その頃、りかは体調が優れない日が続き病院へ行くように言った

病院へ行った夜、私は帰宅しりかと楓は走って玄関に来た

りかはニコニコしながらお帰りなさい!と言った

私は楓を抱っこしリビングへ行った

りかは嬉しそうに二人目が出来たみたいと言った

私は素直に喜び、楓にお姉ちゃんだね!
と顔をスリスリした

楓はキャハハと笑いニコニコしていた

No.143

楓もかたごとだが会話をするようになった

私の生活は朝がゆっくり夜は遅いが習慣になっており

楓も私が帰宅するまで起きて朝は私が家を出る事起きると言った感じだった

休みも不定休、なかなか家族との約束も守れないようになった

25才の割には大変な日常を送っていた

夏近くになりりかの母親が交際相手と会ってほしいとりかに言ってきた

私は嫌だったがりかのお腹に子供がいたので渋々だったが動向した

りかの母親は以前の事は無かったかのようにニコニコしながらいらっしゃいと言ってきた

私もこんにちはお久しぶりです!と言った

楓はバァ~バァとニコニコしながら笑っていた

母親は楓を抱っこし奥の部屋へ入り私達も後から部屋へ入った

そこに体格のいい男の人が座っていた…

No.144

座っていた男が立ち上がり緊張した様子で初めまして堀野と言います!と挨拶してきた

私もりかの旦那の○○たけしです!と挨拶した

お互い立ったまま話をするのもなんだから座ったらとりかが言い座る事にした

(堀野さんは身長は165センチほどだったが体重は100キロ近くあった)

りかは堀野さんの事を母親から聞いていたらしが私はりかからデカイとだけ聞いていただけだった

私は堀野さんの職業を聞いた

堀野さんは大工だった

堀野さんは私の職業を知っていたらしく最近の仕事や景気の話を聞いてきた

私の会社自体ある程度名の通った会社だった為、仕事には苦労していなかった

堀野さんは羨ましいね…隣の県でここまで差があるんだな~とボヤいた

No.145

私は堀野さんにお仕事大変なんですか?と尋ねた!

すると堀野さんはええ…最近は特に酷いね…

去年の三分の一位に仕事が落ち込んで2、3ヵ月遊ぶ事もあると言い出した

私はそうなんですか~と応えた

確かに工務店や下請けの業者さんは叩かれる上にコンスタントに仕事が来る状況じゃないと聞いていた

私の会社は毎月、10件近い受注が有り職人さん達も手が回らない状況だった

以前から社長が腕のいい大工はいないかよく聞かれていた

私は堀野さんにうちの仕事で良ければしませんか?と言った

ただし、新築は入る方が決まっていますからリフォームが専門になります!

それで良ければ!

堀野さんはありがとう十分です!と応えた

会うなり仕事の話だったが同じ業種で親近感は湧いた!

堀野さんはたけしくんの一存で大丈夫なのか?聞いて来た

私は多分大丈夫ですよと応えた

後日でも会社に来て下さいと言った!



No.146

私達夫婦は夕食までお世話になりゆっくりくつろいでから帰った

帰宅途中、りかがありがとうと言った!

私は何が?と聞いた

りかは仕事の件と言ってきた

私は同業種だからね!特別な事はしてないよ

ただ、元請けとしても工事が片づかないと回収も出来ない後は堀野さんの腕次第だよ!と言った

りかは鼻が高かったと喜んだ!

数日後、堀野さんから連絡が有り会社に来て貰う事にした

No.147

朝、会社へ出勤して間もなく堀野さんから連絡が有り会社で話をする事にした

一応、前もって社長には私の身内という事を話し許可を貰ってあった

堀野さんはおはようございます!と大きな声で来社し気合いも入っていた

私と現場監督それと堀野さんは会議室に入った

恒例の名刺交換をした

堀野さんは私に支店長?

ハイ!

私はニコッとした

監督は最年少の支店長なんですよ!

うちの売り上げは三分の二が彼なんです!と伝えた

(堀野さんには私の肩書きや仕事の内容は一切話して無かった)

堀野さんは面食らった表情だった

お互い席に付き話をし始めた

No.148

現場監督は現場での現場調査、単価、見積もりなどの話をしだした

最終は支店長を経由して上が合う単価であればOKがでます

堀野さんは単価は合わせますので一度使って下さいと言ってきた

現場監督は部長に連絡を取り事情を説明し空きのある現場の見積もりを頼む事にした

私は営業部屋へ戻り朝礼をすませる事にした

朝礼が終わると堀野さんがソファーに座り私を待っていた

私と堀野さんは外へ出て近くの喫茶店へ行った

向かい合わせに座りコーヒーを飲みながら話をした

堀野さんは会ったばかりなのに迷惑をかけて悪いね!と言ってきた

私はイヤ!こちらこそ助かります!と言った

でも、たけしくんは凄いね!
この若さで支店長なんだ

イヤ!たまたま運が良かっただけです!
と応えた

No.149

私は当時、仕事に対しては本当に運が良かった

景気がいい時代に悪徳業者がかなり多く、その業者も景気の低迷と同時に姿を消し始めていた

私が勤めていた会社は地元でも有名で社長自体が利益に走らずお客様には仕事をした分の報酬しか貰わないという考えだった

私は社長の考えが好きだった為、胸を張ってお客様と接してこれた

クレームも少なく紹介も多かった

それとお客様の年齢層が私の父親に近い方が多くよく可愛いがってくれた

堀野さんにもその話をした

堀野さんは見習わないといけないな!と応えた

一時間ほど話、お互いまた現場でと言い別れた

No.150

その日の夜、自宅に堀野さんからお礼の連絡があった!

一応、現場の見積もりを二軒貰ったらしく喜んでいた

先々だがこの堀野さんからも裏切られる事になるとはこの時は思わなかった



りかもその日は喜んでいて私は疲れて早めに寝る事にした

三人で川の字になり楓が寝てイビキをかき出した

りかはそっと場所を変え私の上に乗りキスをしてきた

りかは私の股関に自分の局部を押し付けてきた

私は大丈夫なのか?
と聞いた

りかは首を縦に振りうん!と言い服を脱ぎだした

私の局部を触り自分の局部へ挿入した

2ヶ月近く行為も無かったせいか、りかは激しかった

私はバックからりかを突き上げ果てた

りかはありがとう!
と言い眠りについた

朝になりりかはおはよう!たけしさん朝だよ!と機嫌が良かった

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