あの女に出会わなければ

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2017/12/28 14:08(更新日時)

あの時の出会いは今でも後悔している。

あの事がなければ、もっと楽しい人生を送っていただろう。

まだ自分も若かったから、深く考えず行動してしまった。

No.1774418 (スレ作成日時)

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No.1

あの日仕事を終えた俺は、次の日休みだった事もあり暇だったから何しようか考えた。

携帯をイジっているとメル友の掲示板を発見した。

ちょうど近くで暇してるという女の子の伝言を見つけ、当時の掲示板は直アド可能だった為、
俺はアドレスを載せて返信した。

「今○○にいるからこれから会おうよ」

と返事が来た。

俺は会いに行った。

No.2

俺は20分くらいで着くと連絡し、車を走らせた。

途中、彼女からメールが来た。

服の特徴と待ち合わせ場所の出入り口付近で待ってるということだった。

目的地に着くとそれらしい子が座っていた。

俺は「○○ちゃん?」と聞くと「うん」と答えた。

とりあえず車に乗ってもらい近くのファミレスに行く事にした。

No.3

>> 2 ファミレスに着いてから色々彼女の事を聞いた。

彼女は同じ市内に住んでいる19歳で専門学校に通っているが、日々通っているわけでもないらしい。

最初の待ち合わせ場所の近くに住んでいるとの事。

見た目の印象は決して可愛いと言えないが、服装や持ち物など今風の少し遊んでいそうな感じを受けた。

あとはお互いの自己紹介みたいな事を話し、2時間くらいファミレスで過ごし

最初の待ち合わせ場所まで送って行きその日は別れた。

No.4

>> 3 続き楽しみに待ってます😃楽しみにしてていいものなのか‥😥気になるので待ってます😃

No.5

そして2日後、仕事を終えて携帯を見ると彼女からメールが届いていた。

今日会えないかという内容のメールだった。

俺は行けるよと返信して待ち合わせ場所に向かった。

それから彼女と合流しごはんを食べに行った。

この日から毎日彼女と会うようになった。

平日は仕事を終えてから、休日は朝から彼女を迎えに行くというパターンになっていった。

No.6

平日はほとんど食事に行くことが多く、

彼女は専門生でバイトもしていない為、

支払いはいつも俺がしていた。

ただ俺と会う約束した時間前には、たまにパチンコで暇を潰しているという事を聞いた。

その時は、「あまり金がないのによく行く金があるなぁ」くらいにしか思ってなかった。

No.7

ある時、いつも通り待ち合わせをすると、

「ちょっと、○○まで行ってくれる?」

と彼女が言うのでそこへ向かった。

着くなり彼女は誰かに電話をかけ、駐車場に来てと言った。

しばらくすると男がやって来た。

男と言ってもおじさんだ

聞く所によると年齢が50半ばで、妻子がいるらしい。

よくわからなかったが、その人を乗せてファミレスに向かった。

No.8

彼女はその人とパチンコ屋で知り合ったそうだ。

どうやらお金はその人から貰ってるみたいだ。

彼女は暇な時はパチンコ行ったり、その人と会ったりしている。

時にはパチンコ屋に呼び出される事もあった。

俺はパチンコをやめて数年経っていて、正直やりたくなかったが付き合ってしまった。

No.9

知り合って1ヶ月程たち、相変わらず毎日会っていた。

カラオケやゲーセン、ショッピングや近場のドライブなどだいたい同じ行動だった。

ただ、パチンコ屋へ行く時だけはあの男を誘っていた。

この頃から彼女の事を意識し始めていたが、彼女の性格が自分の心を悩ませていた。

No.10

彼女はどちらかと言うと我が儘で、言いたい事もハッキリ言うタイプだ。

結構我が儘に振り回される事も出てきたので、その辺が少し気になっていた。

そして日曜日は休みだったので、週末は土曜の夜から遠出する事も増えてきた。

とある週末は夜景が綺麗だと言う事で、六甲山に向かった。

No.11

>> 10 土曜の夜に出発し、高速を使い数時間かかったが夜景には間に合った。

そのまま寝ずに遊んで帰って来た。

時に、県外の湖も見に行った。

ある時、東京へ行こうと言う話しになった。

勿論、高速を使って数時間かかる距離だが行く事になった。

  • << 13 特に行きたい所もなく、東京の街を車で走った。 横浜にも行った。赤レンガ倉庫と中華街に行った。 富士山に向かったが時間も遅くなってきたので帰る事にした。 それからも相変わらず毎日会っていた。 ある時、平日が休みなった。 朝からその子とおじさんと3人で遠出しようという事になった。

No.12

続きが楽しみです

No.13

>> 11 土曜の夜に出発し、高速を使い数時間かかったが夜景には間に合った。 そのまま寝ずに遊んで帰って来た。 時に、県外の湖も見に行った。 ある… 特に行きたい所もなく、東京の街を車で走った。

横浜にも行った。赤レンガ倉庫と中華街に行った。

富士山に向かったが時間も遅くなってきたので帰る事にした。

それからも相変わらず毎日会っていた。

ある時、平日が休みなった。

朝からその子とおじさんと3人で遠出しようという事になった。

No.14

続きが気になります。m(_ _)m お待ちしてます。

No.15

続き楽しみにしてます!

No.16

彼女とは食事や遠出でだいぶお金も使っていたので、今回はおじさんに車を出してもらった。

今はなくなってしまったが、県外の遊園地など行った。

よくわからないが、そんなに楽しくなかった。

その後も彼女とは相変わらず毎日会っていた。

ある時、ファミレスで彼女がこんな事を言った。

No.17

この時ファミレスには、彼女の友達の女の子も一緒だった。

彼女は友達に

「○○君て、何となく生田斗真(当時はまだジャニーズJrの頃)に似てない?」

と聞くとその友達は

「目の辺りがちょっと似てるかな」

と言ったが俺はこの時、生田斗真を知らなかった。

彼女は

「二重にした方がカッコよくなる感じがする」

と言ったので場所を変え、何故かアイプチで二重にしてみようという話しになった。

No.18

アイプチで二重にされた俺を見て2人は

「やっぱり二重の方がいい!絶対いいよ」

と言われたが、正直俺は一重でも別によかった。

自分で鏡を見ると、やっぱり変な違和感もありこんなのがいいのかと思った。

しかし、彼女と会う度にまずは俺のアイプチから始まるようになった。

まぁ彼女がいいと言うならいいかと思った。

No.19

そんなある時彼女が、

「ねぇ、アイプチで二重じゃなくてホントに二重の整形したら?」

って言われた。

「何でだよ、やだよ」

と俺は当然拒んだ。

「だって二重の方がいいし、絶対モテるよ」

「別にモテなくてもいいし、やりたくたい」

「はぁ?何で?」

「何で?って意味がわかんねぇし、本人がやりたくないって言ってんのに、何でそこまで強制する?」

「だってモテたくないの?」

「だから別にモテなくてもいいし、整形してまでモテたいとも思わん」

と会話が続くと彼女が

「ああそぅ」

と何故か少し逆ギレだった。

No.20

主さんこれは実話ですか?

No.21

主です。

皆さんレスありがとうございます。

更新が遅くすみませんが、最後までレスしていきます。

♀40さん

実話です。10年くらい前の事です。

No.22

しかも、何故かスネていた。

「わかったからとりあえずスネるなって。ていうか整形なんてお金かかるし、何か手術もやだし」

当時、俺は整形の事なんて知識なかったし、ただ顔を変えるというイメージしかなかった。

「整形した友達から聞いたら、そんなにお金かからないし全然痛くもないって言ってたよ」

「じゃあやらなくてもいいから、カウンセリングだけでも行こうよ」

と彼女は詳しそうだった。

何か嫌な予感がしたが、俺は彼女の押しに負けてしまった。

「じゃあカウンセリングだけなら」

俺は言ってしまった。

No.23

数日後、そこそこ有名な美容外科へ行きカウンセリングを受けた。

あまり詳しく覚えていないが、施術の方法や二重の大きさ、簡単な診断をした。

料金の事も教えてくれたが、ここで初めて知ったのは健康保険が適用されないという事だった。

当然知らなかった。

カウンセリングが終わり彼女の元へ戻ると、勝手に申込書を貰っていた。

「金額も高いしやっぱりやめる」

「えっ?ここまできたらもう無理だよ。申込みなよ」

あぁ~もうと俺はわけわからなくなって、もういいやと開き直って

「わかった。やるわ。申込めばいいんだろ?」

「ホント?やった~」

と、彼女は喜んでいたが俺は内心泣きそうだった。

そしてその場で申込んだ。

あぁ終わった。

俺は施術までの間、色々な事を考えた。

No.24

家族や友人、会社の人に何て言われるか。

そもそも顔を変えるなんて。

当然、整形する事は誰にも言わなかった。不安になってきた。

そんな事を家や仕事中に考えてるうちに その日がやって来た。

俺は彼女と美容外科へ向かった。

No.25

施術方法は、二重の整形で一番行われている短時間で低料金の「埋没法」というやり方だ。

これはメスを使わず特殊な糸を使い、術後に仮に気に入らなければ元に戻す事もできる。

料金は両目で10万円程だった。

しかし、当時の俺には10万円は大金だった。

No.26

元々彼女と出会う前から俺は友人と遊んだりしていたから、あまり貯金がなかった。

ちょうど給料日後だったから何とか10万あったが、正直キツかった。

それでも何とかなるだろうと甘い考えをもっていた。

若かったので後先の事を深く考えていなかった。

No.27

最終確認で二重の幅を決めた。

いよいよ始まる。

両瞼に部分麻酔をした。

その為、術中の出来事は何をやっているか何となくわかった。

麻酔のおかげで痛みはほとんど感じなかった。

恐怖感もほとんどなくなっていた。

15分か20分くらいで終了した。

鏡で確認すると綺麗に二重が出来ていて、目もパッチリしていた。

No.28

待合室で待っていた彼女は俺を見てわぁ凄い、格好いいなど感動していたが、

俺は特に嬉しくなかった。

そして最後に痛み止めの薬を貰い美容外科を出た。

数時間後、麻酔が切れると両瞼が痛い。

ヒリヒリすると言うかまともに両目が開けれない状態だった。

早速痛み止めの薬を飲み、痛みは緩和した。

No.29

まだ瞼に違和感はあったが、夜になり家に帰った。

時間も遅かった為、この日家族に会う事はなかった。

あまり目を目立たせたくないと思い、何故かブリーチで髪を染めた。

そんなに目立つ色にしていないが、少しでも誤魔化せればと思った。

とりあえずその日は就寝した。

No.30

次の日の朝、家族に会わず家を出た。

会社に着いた。

課長に挨拶すると、早速気付かれた。

「目、どうした?」

「これはちょっと自分でやりました。」

「整形じゃないのか?」

「違います」

とてもじゃないが、整形したとは言えなかった。

あとは先輩とパートさんにも会わなければいけない。

始業前はいつも休憩室に集まっている。

「おはようございます」

俺は休憩室に入った。

No.31

更新待ってます

No.32

やはり、すぐに気付かれた。

髪を茶色にした事より目の事を言われた。

どうしたのか、整形したのか、何でだなど皆興味津々だ。

「ちょっとアイプチでやってみました」

当然、整形したなんて言えるわけがない。

あるパートさんは

「あぁ、うちの娘もやってるわ、それ」

とか

「何か雰囲気が変わった感じ」

と言った。

髪の色の事を言ってきた人には

「ただ気分転換です」

と言った。

No.33

その日は彼女が他の用事があった為、仕事を終えて家に帰った。

母親に会った。

母はビックリして

「何それ?二重にしたの?」

「アイプチって一時的に二重にするやつがあって、それでやっただけ」

「何か変だよ。何かあった?」

「別に。気分転換でやっただけ。今だけだから」

とゴチャゴチャ言われるのが嫌だったから誤魔化すのに必死だった。

兄貴にも同様な事を言われたが、同じ返事で誤魔化した。

No.34

それから数日後、友人から飲み会の誘いがあった。

ホントは会いたくないから行きたくなかったけど、いずれ会わないといけない時もくるから行く事にした。

飲み会の日が来た。

この日も彼女と会っていた。

彼女に

「今日、ツレ達と飲み会があるから○○時までね」

と言ったが、

「何で?私といるの嫌なの?」

「いやそういう事じゃなくて、たまには飲み会だって行くわ」

「じゃあ私はどうするの?」

「送ってくから」

「意味がわかんない」

相変わらず我が儘だ。

すると彼女はこう言った。

No.35


面白いっす😂👍

No.36

「じゃあ私も行く」

「はぁ?それは無理。ツレの飲み会だぞ。」

「別にいいじゃん。……もういい、帰る」

「すぐそう言う。わかった、連れてくから」

また押しに負けた。

目の事、髪の事、彼女の事、何て言おうかな。

出会い系で探したなんて言えないし。

少し考えて

「俺達、出会い系で会ったなんてツレ達に言えんから、パチンコ屋で知り会ったって事にしといて」

「うん、わかった」

しばらくしてツレ達のいる店に着いた。

No.37

俺を見た友人達は当然色々聞いてきた。

「なんだその頭?」

「ちょっとイメチェン」

「おい、整形した?」

「これはアイプチで やっただけ」

「その子彼女?」

「パチンコ屋で知り合っただけ」

予想通り色々聞かれだが、適当に誤魔化した。

これで一通りの人達に会ったからもういいや。

何か安心した。

それからも彼女と毎日会っていた。

結構遠くにも出掛けていたので、そろそろお金も無くなってきた。

No.38

主さんその彼女とは付き合っていたんですか?

No.39

彼女と会う以外でも何かと出費が多い為、俺はクレジットのキャッシングを利用した。

一括で返済するのは難しいから、リボ払いにした。

それからして、あのおじさんと会う事も増えてきた。

相変わらずパチンコ屋に行っているみたいだが、何をしている人かあえて聞かなかった。

奥さんと娘さんがいるみたいだ。

見た目とかは別に恐いわけでもない。

まあごく普通のおじさんだ。

No.40

それからまた数日後、土曜の夜に出掛けた。

その時は初めてラブホに泊まった。

彼女の誘いにのってしまい、ヤッてしまった。

もちろん避妊具は着けたが。

そしてそのまま日曜日もいつも通り過ごした。

ここまできたらホントに付き合おうかと思ったが、やっぱり辞めた。

何を考えているかわからない部分もあったから、もう少し様子を見ようと思った。

No.41

それから1、2ヶ月後、同居していたばあちゃんが入院した。

癌が見つかったので手術する事になった。

胃の3分の1を除去する手術だ。

手術当日を迎えた。

数時間かかる為、午前中から始まった。

その日は仕事終わったら病院に来るように母親に言われた。

俺は今日はこういう理由だから会えないと彼女に前日に伝えた。

そして仕事が終わり、携帯を見ると彼女から連絡があった。

一応電話すると、とんでもない事を言ってきた。

No.42

とりあえず彼女に会いに行った。

初期段階だが妊娠したらしい。当然おろすと言った。

俺もそうしてくれと言った。

今日は一緒にいて欲しいと言われたので一緒にいる事にした。

病院へは行けない事を母親に連絡すると怒られたが、必死に謝った。

No.43

半分パニックになっていた俺はどうしようと1人で悩んでいたが、

彼女の方が何故か冷静で落ち着いていた。

完全に信じきってしまった俺はホントの事を確認しようとする事すら頭が回っていなかった。

お金は全て出すと伝えた。

その金額がホントかどうかも確認せず後日彼女に10万渡した。

俺は更に借金をしてしまった。

No.44

次の日病院へ行った。

ばあちゃんの手術は成功したが、まだ眠っていた。

ばあちゃんごめんと言って病院を出た。

家でも母親と顔を殆ど合わせていなかったから、母親は俺の事を心配していてくれた。

「大丈夫、夜もちゃんと食べてるから」

俺はいつもそう言っていた。

それからまた数日後、今度はあのおじさんが彼女と一緒に俺に頼み事をしてきた。

No.45


ワクワク☺💦

No.46

主さん、頼むよサクサクいこう!

続き続き!

No.47

その日は仕事が休みで、俺は彼女の指定してきた場所に向かった。

そこにおじさんもおり、3人で別の場所に向かった。

そしておじさんがこんな事を言ってきた。

「実は俺、借金しちゃっててどうしてもお金が必要なんだけど、消費者金融でもう借りれないんだよ。

だから○○君にお願いがあって、代わりに借りて欲しいんだ。

もちろん俺が全額返済するし、絶対迷惑かけないから。

頼む。信じてくれ。」

と言ってきた。

No.48

「おじさん仕事してないの?」

「ちょっと前にリストラにあってな、探してたけどなかなかなくてな」

「奥さんとか家族に借りれないの?」

「実はリストラが原因で離婚したんだ」

「ホントに?車は?売れば?」

「奥さんに持っていかれた。だから住むところしか今ないんだ」

「理由はわかったけど、それだけは出来ない」

と、俺は断った。

No.49

すると彼女が

「私からもお願い。助けてあげて」

と言った。

「本当に今回だけだから。借用書も書くから。」

滅茶苦茶悩んだ俺は、おじさんを信じてついに了承してしまった。

「ありがとう。ホントに助かる。」

まぁ最悪なんとかなるかなと思った。

No.50

実際、そのおじさんの家は1度送った事があり知っていた。

市営団地に住んでおり、そこの近くの駐車場に車が停まっているのも確認している。

その後、そこの駐車場の停めていた場所が空車の貼紙がしてあったので、車は持っていないと確認した。

団地の住んでる場所は彼女から聞いていた。

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