サレ夫の独り言
妻にW不倫された夫の独り言です。
結婚生活15年
平凡な家庭を襲った悲劇
家庭崩壊の危機
ノンフィクションです。
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リビングのテーブルにつくと…
マルから話だした。
甲斐…ごめんなさい…
私…今までずっと嘘ついてた…
自分がどれだけの人を傷つけていたかやっと分かった…
今度は本当に別れるから…
許して…
涙を流しながら言った。
俺は
マル…気づくのが遅いよ…
今までどれだけ嘘を付いてきたんだ?
今までだって涙流しながら嘘ついて…
いまさらマルの言葉を信じろって無理だと思わないか?
ここで俺がマルを信じても タカに
巧くごまかしたよ
とか言うんだろ?
と言った
するとマルは…
甲斐が私を信じられないのは当たり前だと思ってる…
だけど今はホントの気持ちだから…信じて…
と
しかし もう俺はマルを信じることができない
マルの話を真っ直ぐに受け止めることができない位に性格が曲がってしまっていた。
甲斐…甲斐はどうしたいの?やっぱり離婚?
マルが聞いて来た…
俺は…
いろいろなことが頭に浮かんだ…
マルと出会ってから…
一緒にいろいろな所へ行ったこと
結婚式
ミカやシゲが生まれた時のこと
言葉に詰まっていると…
マルが話だした
私は…何が大切か…やっと分かった…だから…今までの…家族四人での生活を大切にしたい…
俺はそれを聞いて
何をいまさらと思いながら
大事にしなかったのは誰だ?
と聞き返した。
すると…ミカが起きてきた…
パパとママまだ起きてるの?
早く寝ようよ…
分かった 分かった…
と言いながら
マルには
続きはまたにしよう…
と言ってミカを子供部屋に連れて行った。
もしもし…甲斐さん?
マルのお母さんからだった。
はい…
と俺が返事をすると義母は…
ごめんなさいね…仕事中に…
マルからは甲斐さんには話すなって言われてたんだけど…
心配で…
実はね…
一昨日…マルから電話があって…
甲斐さんと別れて…子供連れて帰りたいなんて言うから…
理由を聞いたら…
どこの家にでもあるような理由で…
そのうえ好きな人ができて…とか言うから…
離婚も帰ってくることも許さない…甲斐さんに謝って許してもらいなさい
って言ったんだけど…
マルと話をしてくれた…?
本当にごめんなさいね…
分かっていると思うけどマルはイノシシと一緒で回りも見ないで一直線なところがあるから…
もう二度としないっていってるから…
ミカやシゲのこともあるし…
甲斐さんマルを許してあげて…お願い…
俺は義母に
昨日 少し話はしたんですが…結論は出てません
私はもうマルのこと信じらんないんです…
と答えた
義母は
そんなこと言わないでお願い…
と言ったが俺は
仕事なんで切ります
と電話を切った。
家に帰ると子供達が丁度寝るところだった。
パパおやすみ~
子供達は子供部屋へいってもすぐには寝ない
暫くは笑い声やドタドタ音がしている。
俺はマルとリビングのテーブルに向かい合って座り子供達が静かになるまで黙っていた。
子供達が静かになったころマルの方から
甲斐…私…この前話したとおり…離婚はしたくない…
と話し始めた。
俺はそれを聞いて
マル…前にも言ったかもしれないけど…
もし俺が女作ったりしたら…
マルは俺を許してくれるか?
マルは首を横に振った。
それなら…マルは俺がどう考えてるか分かるよな?
マルの目から涙がこぼれだした。
俺は
もうその涙には騙されない
と思いながら
マル…泣いても俺はもう…マルのこと信用できないんだ…
このまま一緒には生活できない…
とマルに言った。
マルは
子供達は?
とかすれるような声で言った。
俺が
マルが考えることじゃない…
俺が親の手を借りるか…転職するかしてでも
ちゃんと育てるから
と言うと
マルは泣き崩れた…
そのとき俺は
マルの携帯を見ながら
こんなものがなければ…
と思った。
しかし
今、思えば携帯には何の罪もなく…
俺たち夫婦がお互いに意志の疎通を図っていなかったことが原因だった…
俺は俺で
仕事で
帰りが遅くても
休みかなくても
子供の面倒があまり見れなくても
仕事のストレスを家に持って帰っていたかもしれなくても
俺に文句一つ言わないマルに感謝していたが…
言葉や態度に示していなかった…
マルが不満のサインを出していたのにも気づかなかった…
マルはマルで
俺に不満があってサインを出してはいたかもしれないが…
気づかない俺にはっきりと気づかせることをせず自分の心の中にしまい込んだ
そして…心のすき間に入り込んできた男に安易に流された…
と感じている。
えっ…こんな写真お互いに見たくもないものじゃ…
とタカの奥さんに言うと
この写真は消しません‼
私が夫の浮気を許さないために一生残します。
そんな…
俺はどうしたらいいか考えた…
じゃ…買わせてもらえますか?
と言ったがタカの奥さんは
売りません‼
そういうつもりはありません‼
と断られた…
タカの奥さんの考えが分からない…
するとタカの奥さんは
ところで…甲斐さん…
どうしてウチがわかったんですか?
と聞いてきた
俺は
アドレスから弁護士に頼んで…
と答えた。
そうですか…そんなことできるんですね…
とタカの奥さんは返事した。
そして
とりあえず奥さんのことは許せません‼
きちんとけじめをつけさせてください
と言い出した。
俺は
それは私も同じです‼
旦那さんにケジメつけさせてください
と返した
タカの奥さんとは四人で会う機会を作ることを約束して分かれた。
それから…
俺は…暫くマルの顔は見れないまま…
マルも今までと同じように俺とはほとんど話をしない…
俺は
イラついていた…
タカの奥さんとのこと
マルの今の態度に
そして
仕事から帰り寝ているマルに声を掛けた
起きてるか?
マルは
うん
と答えた
俺は
マル…今 楽しいか?
というとマルからの返事はなかった
こんな生活嫌だろ?
俺は嫌だ‼
俺は今のマルの態度からしてマルのこと許せる自信はない
別れよう…
それがお互いのためだ…
と言った
マルは
子供は…
と言ったが俺は
お前には任せられないよ…
とするとマルは
子供だけは絶対はなさない…
と
しかし俺は
マルには無理だよ…
するとマルは
法律とかじゃなくて私は子供と離れたくない‼
俺は
子供も大切だが…俺は?
俺の気持ちはどうでもいいのか?
子供達はいずれいなくなる
夫婦ってそんなもんじゃないだろ?
と思った
今考えると…俺は
子供にヤキモチを焼いていたのかもしれない…
特に下のシゲはママ ママと甘えていて…
俺から見てマルにつきっきりで俺とマルの間にいつも入っていた…
そんなシゲに嫉妬していたのかもしれない…
親としては失格だが…
マル…マルはこれからどうしたいんだ…
俺は…やり直せるならやり直したい…
と言った。
こんなことがあって自分でもオカシイと思ったが…
俺は…マルのことが嫌いになれなかった…
嫌いだったり、嫌いになれたら…どんなに楽になれただろう?
好きだから…苦しい、悲しい、辛い…
父親失格かもしれないが子供よりもマル…
と考えていた。
しかしマルは…
私は…今は甲斐のことは考えられない…
子供が第一で考えてる…
甲斐のことは…もう少し時間が欲しい…
と答えた…
予想はしていたものの俺にとってかなりショックだった…
あれだけ嘘をついたのだから…
同じように嘘でもいいから…
俺のことを好きといって欲しかった…
そんな状態の中…
タカの奥さんから俺の携帯に電話があった。
甲斐さん‼奥さんがうちの旦那とまだ連絡とってますよ‼
俺は驚いた…
まさか…携帯以外に連絡する方法はいくらでもあるのは分かっていたが…
俺は
どうやって連絡を?
と聞くと タカの奥さんは興奮しながら
公衆電話です‼
旦那の携帯見たら…公衆電話からの着信が…
俺は
旦那さんがマルからと言っているんですか?
と聞き返すと
いえ…旦那は誰からとはいいません…言わないから 奥さんだと思います…
もう許さない‼
メール見たから…
お宅の家も
子供の名前も小学校も
旦那さんの会社も
奥さんのパート先もバレーのチームも
分かっているんですよ‼
みんなにバラして住めないようにしてやる‼
タカの奥さんは冷静さを失っている…
俺は
ちょっと待ってくださいマルが電話したとは限らないじゃないですか‼
帰って本人に確認しますから早まらないでください‼
タカの奥さんは
早く確認して電話ください‼
と言って電話を切った。
電話したのは間違いないんだな?
相手が出なかったのも間違いないんだな?
マルに念を押して聞いた。
マルは黙って頷いた
俺は
分かった…
と返事をしてタカの奥さんに電話をした。
すみません…妻は電話したそうです。
ただ旦那さんは出なかったようです
妻は謝りたくて電話したと…
そう言うとタカの奥さんは…
絶対許さない‼
と言って電話を切った。
俺はマルに
何でそんなことするんだ‼
お前一人だけのことじゃないんだぞ‼
と怒鳴りつけた…
マルは黙ってうつむいていた…
俺はマルがタカへの気持ちが捨てられないのだろう
と思った。
そして
マル…マルはどうしたいんだよ
別れたいなら別れよう…
と言うとマルは
別れたくない…
と返事をした。
俺は
それなら相手とは別れろよ…
今ここで俺の前で電話しろよ…
と言った…
俺はマルとタカが本当に別れるのか目の前で見て確証が欲しかった
この週の土曜日はマルのバレーの試合があった。
俺は子供達を連れ応援にいった。
試合を見ていてもマルは元気もなくミスばかりしている。
いろいろなことを考え試合に集中できないのだろう…
いつものように輝いているマルはいなかった。
このころ俺は…気を紛らわせるために
いろいろな本を読んだ
その中に
人を信じられない者は相手からも信じてもらえない…
自分がしたことに見返りを求めると期待どおり見返りがないと腹が立つ…
と書かれていた…
自分を考えるとそのとおりになっていることに気づいた。
また騙されるならそれでもいい…
もう一度だけマルを信じてみてから結論を出しても遅くはないだろう
と思った。
バレーの帰りの車の中…
子供達は寝てしまった。
黙って窓の外ばかり見ているマルに俺は
マル…俺はマルを信じる…信じるしかないからな…
自分に言い聞かせるようにマルに言った。
マルは
うん
とだけ返事をした。
俺の態度もあってか
マルは俺とほとんど話をしない日が続いた。
俺自身も…
マルとこれから生活していけるのか不安だった
マルとタカを完全に別れさせなければ無理だとおもいタカの奥さんに電話をした
四人で話をする機会を作ろうと考えたからだ
もしもし甲斐ですが…
四人で会う話なんですが…
と言うとタカの奥さんは
ウチのは…イヤだと言って…
あまり言うと…また浮気されそうで…
との返事だった…俺は
奥さんはそれでいいんですか?
と聞き返すと
私はお宅の奥さんに言いたいことは山ほどあります
三人ではどうですか?
と言い出した
俺は
逃げるタカを許せない
こんな男にマルは…
マルだけ攻められるのは見ていられない
と思い
四人でなければダメです意味がありません
と返事をした。
そして再度タカの奥さんと直接会うことになった。
俺は寝室に行ってしまったマルを追いかけることはしなかった。
これ以上責めてもマルは変わらないと思ったからだった。
翌日
俺はタカの奥さんと会った‥
タカの奥さんはマルの様子を気にしているようで
最近奥さんはどうですかウチのに連絡している様子はありませんか?
と聞かれ俺は
大丈夫だと‥
と答えお宅はどうですか
と聞き返すと
子供に仲良くするように言われ今は仲良くしています。
と答えた
子供?
ドアの外から聞いた声はまだ小さい感じだったので思わず声に出してしまった
するとタカの奥さんは
ええ 結婚して外にいますが‥
と俺は
お宅にいた小さいお子さんは?
と聞くと
孫です
聞かされた。
タカの奥さんは
お宅の奥さん勘違いしてませんか?
タカの奥さんから今まで知らなかったことを聞かされた
タカの奥さんは
私たち×1同士なんです。
ネットで知り合って‥
W不倫でお互いに元の家庭があって‥
子供もお互いにいて
私の子供の方には孫がいるんです‥
と話しだした。
今まで不倫なんてドラマの中だけしか知らなかった俺は驚いた。
タカの奥さんは続けて
だから奥さんはウチの人のこと勘違いしているか‥
ウチの人が嘘ついてたか‥
どちらかだと‥
もし奥さんが知らないのなら‥教えてあげてください‥
あと‥ウチの人私と一緒に
なるときも元旦那と直接話しもしなかったので‥お宅とも話すのは無理だと思います‥
このまま暫く様子を見た方が‥
と言った
俺は
けじめをつけられないとウチは‥これからが決められません
と言ったが タカの奥さんは
無理矢理会わせたりしたら‥ウチがうまく行かなくなりそうで‥
と結局 話はつかなかった。
俺は家に帰り‥
マルにタカの奥さんから聞いた話をした‥
マルは
信じられないような顔をしなから
ホントに‥
とショックを感じているようだった。
俺はマルに
お前は騙されていたんじゃないのか?
と言った
マルは
黙っていた
俺は‥
やり直す決断をするのは今しかないと思って
マル‥俺は今までのこと忘れることはできないかもしれない‥
忘れるように努力するけど‥記憶を薄くしてくれるのはマルだから‥
マル‥俺もがんばるけどマルも頑張ってくれるか?
この数ヶ月のことなんて俺たちが過ごした20年弱に比べれば一瞬かもしれない
たった一瞬のことで今までを無駄にしたくないんだ
これから一緒に暮らして行くならつまらないより楽しい方がいいだろ
楽しくやろう 同じ時間を過ごすなら楽しくやろう
一緒に幸せになろう
と言った‥
マルは
私は‥もう幸せにはなちゃいけない‥
幸せになんてなれないんだよ‥
幸せなんて考えちゃいけないんだよ
みんなをキズつけたから‥
と泣きだした
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