+夢とリアルの中で+

レス28 HIT数 8635 あ+ あ-


2012/01/02 00:45(更新日時)

初めまして。

私、百合華は初めて携帯小説を書こうと決めました。

自己満足に日記程度の内容にはなると思いますが、リアル100%


で、望みたいと思います(笑)



No.1722231 (スレ作成日時)

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No.1

『あたしも今向かってる❤

…早くダーリンに会いたいぉっ😢💓💓💓』









パタンッ…












パカッ…



??????????



「会いたいぉっ?



…ぉっって、そもそも何じゃいっ!!!!!!(怒)」






とりあえず私は手に持っていた携帯を、


『ダーリン』と呼ばれている糞旦那目掛けてぶん投げる。













…これから始まる夢とリアルを生きるとも知らずに。




No.2

携帯をぶん投げた
私、百合華は何処にでもいる


普~通の専業主婦。


子供は一人。






結婚して、5年目を迎えるところだった。





No.3

>> 2 旦那の携帯画面を突き付け

「あんたっ……
忘年会行くんじゃないのっ!?…………」



こんな時って、頭が真っ白でも涙が勝手に出てることを知った。



『ばっ💦…違うよっこれはっ……』





バチーン!!!!!!




「あたしを騙してたのっ!!?最低っっっ!!!

…汚い手で触らないで」



なんて、

よくある話で…








当然旦那は私にしがみついて謝ってくると思ってた。




No.4








『…別れよう。』








旦那が私に告げる。









自分が生きてきた中で、
人をこんなにも殴ったのは初めてかもしれない。












殴った素手も





心も






………とっても痛い







No.5


『ぱーぱーっっっ!!!起きて~!!!!

サンジハン……だよ!!!(笑)』



娘の成長を感じる。





気が付けば、あれから1年も経ったんだ。





『…はいよー凜ありがと、パパ起きたよ~(笑)』


何事もなかったかのような旦那と娘のやり取りを聴きながら






私だけが。。。。




変われないでいる。。。




No.6

『…気晴らしに美容院でも行ってこいよ!……
髪とんでもねー事になってるし(笑)』







…わざとだよ(怒)



お前に浮気されて、弱った女を久しぶりに演じてんだよ!!












さて………


美容院なんて久しぶりすぎて…













何処行こう…⤴(笑)




No.7

………




っざけんなよ!!!!






まじで(怒)





髪色、緑かよ!!!!(怒)









わざわざ評判の良い、少し高めな美容室に来たってのに…







仕上がりは……







ビジュアル系。







No.8

家に帰りたくなかった…。






『……っぷっっ(笑)
どーした、その頭っっっ!?(笑)』







ほらね。




糞旦那の笑いのネタにされるから(怒)




『(笑)直しに行ってきなよっ(笑)』



…声、ひっくり返ってんじゃねーよ


気持ち悪りーな(怒)




素人のあんたなんかに言われなくても、
直しに行きますよ。



一応、元プロだったんで
この仕上がりはプライドが許しません(怒)





はぁ~………

No.9

ブーッブーッ…






パカッ…






『久しぶり‼リョウです。

春菜さんから話は聞いた聞いた。

いつにする⁉』









…………











ピッピッピッッッ…













送信。






No.10

「ねぇ、パパ。…来週の水曜友達にカラーお願いしたから、凜連れて行ってくるね。」




『別にいいけど



…男?』



出勤前の慌ただしい準備の中で

旦那が手を止め、
私を直視しながら聞く。





「…?女だよ(笑)」





『………ふ~ん。

…じゃ、俺仕事行くわ。

凜っ!行ってきまーす
(笑)』




『ぱぱっ!!イッテシャッシャーイ(笑)』





バタン…









…とっさに出た嘘だった。













もちろん。





旦那に初めてついた嘘だった…





No.11

『…実は俺も去年結婚したんだ。
デキ婚だけどね(笑)』



久しぶりの電話で浮かれてた私は、それまでの懐かしい思い出話を急いで隣に投げ捨て、

現実に戻る。





「そっ、ーなんですか!…おめでとうございます
(笑)」











まじか…





独身の頃私はリョウさんのことナルシスト全開だったけど、

ちょっといいな。って思ってたのに~っっ!!!
(泣)



付き合ったこともないけど、自分が気に入っていた世の男どもはフリーでいて欲しい。

と、願うのは女子達みんな心に秘めていると思う…。







まじか…

これから何話そ……




No.12

…男は




自分勝手。。。






電話越しの無防備な私に、


リョウさんが続けて口を開く







『…俺さ、今だから言えるけど
……香川さんのこと


ずっと好きだったんだよね…。


…今更?だけど…(笑)』












なにそれ?


今さら…







今さら


積極的になってんじゃねーよっっっ!!!(泣)






止まっていたリョウさんとの時が、
あの頃から進み始めた。




とても静かに…



とても早く……




No.13

リョウさんと出逢ったのは、


今から6年前…。









駅周辺は色んな美容院が建て並んでいたから、

他のお店の同業者と話したり、仲良くなるのは珍しくなかった。









店が暇になると、駅前でチラシ配り。




その繰り返しをしている中、




私の目に止まったのが
リョウさんだった…。





No.14

『…いらっしゃいませ

…かな?(笑)

久しぶり(笑)(笑)』









お店の自動ドアの前、


6年前と変わらず
懐かしい笑顔で出迎えてくれる。







あの頃のまま、
変わらずに優しい彼。。


あの頃のまま、
口が悪いわたし。。。













そう。












変わってしまったのは、




【今】



と云うリアル。。。





No.15





居心地の良い手つき…




とっても気持ちがいい……







……もっと




触ってっっっ………













『……っさん!





香川…さん?



…寝ちゃってた?(笑)』






………リョウ


さん…?



あっ!!!!!!(恥)




意識がハッキリとした時、、、














私はシャンプー台で髪を拭かれて居た。




(笑)




No.16

ドライヤーの音と、
娘のはしゃぐ声が入り交じっている…



その居心地の良い音達が
私の耳に届く。。。





ブーッブーッッッ






…不快な音が手元で震えた。。。




パカッ…






さらに不快な内容





『もう終わった⁉』


「まだ…もう少し💦
帰る頃にまた✉入れるよ💡」


『分かったよ‼』



現状報告の短文メールがやり取りされる…




…パタンッ…








『…旦那さん?』




鏡の中のリョウさんが
気まずそうに聞く。








「…うん。」
















ブローが終わった。。







No.17

娘の寝顔を見ながら、


メールを送るか送らないかで悩む26歳母。。。






ブーッブーッッッ…



「わっ!…ビックリした
(汗)」




画面の受信メールを見て
思わず笑顔になる。








『今日はありがとな😄

長い時間、凜ちゃんもお疲れさまでした😁👍

…今度飯でも食いに行こーぜ‼』




ピッピッピッ…



「逆にこちらこそありがとうございました💦

メール送るか悩んでました😫⤵


飯食い行くって…ただの社交辞令ですか⁉😁」







送信。
















久しぶりの













…駆け引き。





(笑)







No.18

私の枕元ですぐに返信音が震える…






『つーか、メール送れよ‼(笑)


待ってたし⤵


えっ⁉

俺は社交辞令のつもりないけど…😁



いつ暇⁉』













駆け引きに引っ掛かる男









パタンッ…















駆け引き続行










(笑)








No.19

リョウさんは


とても分かりやすい。





ブーッブーッブーッッ…




キッチンでキャベツの千切りを刻むテンポと携帯のバイブの響きが重なる…



パカッ…


【090********】





「…(笑)もしもし?」



『もしもし、俺!!


…なんでシカトなんだよ!?』






「…ぃゃ。
……電話掛かってくるかな?って思って(笑)」





『…何っだよ!

…俺の行動バレバレじゃん(笑)





すっげー恥ずかしい
(笑)』









…可愛い。














「私、明後日なら暇ですよ(笑)」

No.20

みんな、

【専業主婦】

と、言う立派な職業を馬鹿にしすぎてる…。







『…百合華はいいな~。

三食昼寝つきでしょ~

いいな~。


あたしも早く結婚したーい。』







親友の瑠美が嘆く。






「…自分の時間がなくなってもいいなら進めるよ、
………結婚。」



本気で語る私。









『…落ち着いたね、


百合華…。(笑)』










瑠美はそう言うと、

私の悩みを察知した。














『………

話、聞くよ…(笑)』









彼女は笑顔で受け身になってくれた。


No.21

『明日ゎ話してた彼と会うんでしょ⁉😁


…正直、あたしゎ別にいいと思うょ❤


あんたが好きならね✌


がんばれ~⤴』










…言葉が軽い親友。




だけど、


瑠美は私を気にして、

このメールを送ってきてくれたんだろうな。。









…好きか、嫌いか……










今は









まだ













【無。】













これが本音。。。


No.22

止まっていた時が動き出してから、




リョウさんとは毎日連絡を取るようになった。






『…敬語じゃなくていいよ(笑)


……香川さん………


俺、いつまで名字で呼べば良い?』










確かに(笑)






「…じゃ、敬語なしで
(笑)


リョウさんはなんて呼びたいの?」





『おっ!タメ口いいね~
(笑)




……ゆりか。かな』













…距離が縮まる。













「…いいよ。リョウ…」


No.23

【+夢とリアルの中で+
……番外編No.1】







白い息を
煙草の煙と一緒に吐く





今年のX'masは



きっと


white Christmas。












少しだけ早い














秘密のX'mas…。













これ以上彼を…













好きになっちゃいけない












これ以上私を…













求めちゃいけない













お互いの罪を隠しながら


















今日と云う夢の中を
彼と楽しむ。。。。。








2011,12/22,00:59

No.24

>> 23 16:21





時計を見る。




ほんの少しの時間だけど、二人で会う約束の



木曜日。





ついにこの日が来てしまった!!!!!











約束の時間より約10分早く待ち合わせの駅に着いてしまった私…。







すれ違う人々の中に知り合いがいるんじゃないか…?







反射的に顔を下に向ける















ブーッブーッブーッッ…



「…はい?

着いた??(笑)」





『…うん。

着いてる(笑)』









…ついてる??







『…俺、早く着きすぎちゃって(笑)


ゆりか見てた(笑)



…お前ビビりすぎ(笑)』













りょうさんの声が近くなる……













振り返ると彼は
私に笑顔を向ける。













『…どこ行こっか?笑』












そう、云いながら…

No.25

>> 24




……何を考えているのか












さっぱり。













人の心は














…分からない。














ブーッブーッ…





『彼とのデートどうだったの⁉


それともまだ一緒❤

…かな😆💓

報告よろしく~⤴⤴⤴』







瑠美…















期待を裏切って




申し訳ない…。















もう帰宅しとります…















変に期待しすぎた私。














恥ずかしすぎる…!!!












そう、期待とはかけ離れた時間だった。


ただ食事して、
カラオケ歌って、
喫茶店でお互いの世間話




を、して帰ってきた。















やっぱり…







テレビドラマのようにはいかない…(笑)













リアルな生活に戻ろうとしたら















ブーッブーッブーッ…
















携帯が鳴った



No.26

>> 25 『今日はありがとな。

楽しかった😄



次、いつ暇⁉





……もっと攻めてもいい⁉(笑)』














りょうさんなりの
駆け引きを仕掛けてくる












…よし。




乗りましょう(笑)













ただ…








曖昧に。










「…






もっとドキドキさせてよ‼」















彼が一人で…













妄想する程度に…















送信。




No.27

>> 26 『…百合華?…』



寝ぼけている私を旦那が後ろから首筋を舐めながら抱き付いてきた…。









体が反応してしまう。







「…んっ……な に?」


『…そろそろ、

二人目…作ろうか…』




そう言うと、旦那の指が 後ろからゆっくりと
私の中へ入ってくる…




「…んっっ!!!

だっっっめっっ……」






『…気持ちいい?

もっ といやらしい声

出せよ…』





指の動きがだんだん速くなる





「んっっ…
あぁっっっ…」














りょうさんを想像しながらイッてしまった…。













そのまま旦那の硬くなったモノが入ってきた…











『…あぁっ気持ちいっ


百合華っっ…


愛して…るっ』

















そう…



云われたい彼を想いながら……














「あぁっっっんっっ…





………イッちゃっうっ
!!!!!!!」














リアルな快楽に溺れてく…………





No.28

>> 27 「…俺……頑張るよ」




わたしを腕枕しながら
旦那が云う……。







『…………


も、…寝よう?』





お互いの顔を見合わせながら、
ふと笑顔がこぼれた。













夫婦とは難しい。













ブーッブーッッ…














携帯が鳴った。。













夢の時間が始まる

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