偽愛

レス63 HIT数 59945 あ+ あ-


2010/12/13 00:02(更新日時)

運命の出逢いが真実の愛とは限らない

私達夫婦に愛はないと悟った。


私という人格が少しずつ変わる…



※体験談を元にした自己満足な物語です。
気長にやっていきます。

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No.1350245 (スレ作成日時)

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No.51

朝、私は友人に📱した。

夫の疑いを時々話していた友人。

すぐに自宅に来てくれた。
昨夜の夫とのやり取りを説明すると友人は

友人「お母さんに相談したほうがいいよ。(離婚するしない)どちらにしてもそれなりの助言をしてくれると思うから」


そして友人が帰ってから私は悩みに悩んで、母親に📱した。


母にこんな📱をする事が現実になるなんて…

私の両親は10年以上も前に離婚してる。

原因は【父親の不倫】

それも本気で母も子供達を捨てた…


私は心から父親を憎んでいた。

No.53

母が📱に出た。

声を聞いただけでダメだった…

辛いのと情さとで涙が溢れてきた。

母「もしもし」
私『もしもし…お母さん…あたし…』

言葉が詰まる。

私『夏雄…浮気してた…』

震える声で話す。

母は驚く事なく、冷静に答えた。

母「そう。不思議な事あるね、さっきふと夏雄君が浮気したらうちで子供達は引き取るよね~って頭よぎったのよ。とりあえず帰ってきなさい。会いたくないやろ?」

この言葉に救われた。

すぐに荷造りして準備をした。

最後に旦那に📧をした。

私『体調悪いから実家に帰る』

すると…

夫「仕事にならないから早退しようと思ってたとこ。きついなら俺が子供達見るから実家でゆっくり休んでおいで』

何⁉
意味わかんない⁉

子供達を私から離す為にって事⁉

私『いいから。余計な事しないで』
夫『子供いたらゆっくりできんやん』
私「そういうのが嫌‼」

No.54

私の📧に夫は…

夫「わかった」


すぐに家を出て実家に向かった。

祖母には体調が悪く療養させてほしいと伝えた。

でも本当に体調が悪かった。

不倫📧を見た日から高熱が続き、生理が始まり、食欲もなかった。
体重が3日で五キロは減った…
ふと思い出せば涙が込み上げてくる。
目が真っ赤になる…
その異常な姿に祖母は薄々感じていたけど、何も言わずただ子供達を見てくれた。

夫の事は無視していた。
📧が来ようが何もしない。
夫も覚悟の上だろう…

私は夫より相手の女をどうするか考えた。

自分でケジメをつけたかった…

No.55

実家に帰って2日目。
夫から話し合いしたいと📧がきた。

家族と離れて冷静になった夫の考えも聞きたかった。


子供達を母と祖母に頼み、自宅へ…。


私は割りと冷静だった。

私「話って?」
夫は驚いた顔で私を見た。
そして、
夫「本当にごめん。最低な事をしたと思ってる。勝手だけど離婚したくないし、二度としないと誓う」

私は夫に言った。

私『じゃあさ、うちだけこんなってあんまりだよね?相手の旦那にも話すから』
夫はまた驚いた。
夫「えっ、だから本当にごめんって…」
土下座した。

どうでもよくて、私は

私『相手夫婦と私たちで会って話すべきよね?』
夫は黙った。

黙って口を開いた。

夫「それで向こうが離婚になったら俺らも別れるよ」

私『はぁ⁉離婚したくないって言ったやん⁉そんなに一緒になりたいの⁉』
私は怒鳴った。

夫「俺だけ離婚しないとかできない。責任があるから」
私『馬鹿じゃないの⁉あんたは父親としての責任が先やろが💢』

やっぱり不倫する父親って子供捨てれるんだって私は思った…

No.56

沸々と別の感情が込み上がる。
その感情はまるで子どものような感情…
私達を捨てた父親に対する感情。

…………………
私『…いいよ、離婚になっても』


夫はこの時、何を失うか理解したのかもしれない。
その計り知れない『モノ』に。

夫は泣いた。


夫『本当にごめん、もう絶対しないし、すぐには信用できないかもしれないけど努力するから‼頼む‼‼』

私もいつの間に涙を流してた。

遠い存在になったこの人に何を想って泣いたか解らない。

ただ…

この人は私が必要って実感したかった。

それが見つからない悔しさかもしれない。

No.57

涙を流す私を夫が泣きながら抱き締める…


私には振り払う気持ちも抱き締め返す気持ちもなく、ただただ涙を流すだけだった…………



冷静になり、まずは仕事を探す事を考えた。

夫がまた裏切っても、私が修復に限界を感じても取り乱さず、子ども達を守れるように。



そして『修復』という地獄のようなツラさの毎日が始まった…

No.58

なかなか仕事が見つからない。

子ども達と過ごしていても時間が空くと思い出す絶望感、裏切られた事実を消化しきれないツラさ、気持ちの逃げ場がなく一人涙を流すしかなかった…

夫への愛情があるかないか分からず、でも確かめたくて実感したくて私は考える。


周りは言う。

『修復したいなら求めてばかりじゃなく、自分からも歩み寄らなきゃ。チャンスを与えるってそういう事よ』


私から…❓

歩み寄る…❓


なんで裏切った人に私が尽くさなきゃいけないのか、苦しさは増すばかり…

No.59

私なりに『歩み寄る』努力をした。

苦痛ながらも失ったものを得る為に必死だった。

手探りで早く解決したくて…

私は自分の苦痛の努力に比べ最も反省すべき夫の自分本意の態度に苛つき、修復なんて希望は見えなかった。

でも、何故か諦める事もできずにいた。

苦痛なのに諦められない事がより苦痛だった…

No.60

夫は休日は家族と過ごしたがるようになった。


私は夫が不倫相手を乗せたファミリーカーには乗らない。

新しい車を買うように言っても、『ローン』だの『家を買う時に』だの現実的言う夫。
ここで気づいていたのに…
結局、夫は私のツラさや日々の苦痛、絶望感を理解してない。

まだ私は夫を追っていた。

No.61

偶然、前の職場で欠員募集の話があり相談したところ働ける事になった。

夫に相談せず決めた。

夫は私が働く事は離婚を考えてると思って賛成していなかったから。

働く事で何か変わればと思った。

でも逃げ場はなく、タバコやパチンコをするようになった。

私が夫にパチンコを禁止させていて、私がパチンコを始めた『何で俺はダメなんだ⁉』と言ってきた。

あんた、どこで誰とよく会ってたんだっけ❓

反論する事はないが、理不尽だと言う顔をする。


しばらくして夫をパチンコへ行けるようになった。
不倫相手がよく来ていた、会っていたパチンコ店には行く事はなかった。

No.62

私は夜出る事が増えた。

独身の友人の影響もあって、オシャレ等を気にするようになった。

それが楽しみになっていた。

何か解放されてきた気がした…


夫とはお互いの温度差で何度も喧嘩して、罵って不倫話を蒸し返しては、自分で傷ついて…
その繰り返しだった。

『時間の解決がまず優先』

ずっと納得いかなかった。
何の努力もなく、傷の痛みに慣れていつの間に許してる事は何の解決にもなってないって。

でも、
ようやく一年経ってわかってしまった。


というより、私が変わった。

No.63

何の前触れもなく、きた。

離婚も修復も関係なくなった。

傷の痛みが鈍くなってきた。

夫に歩み寄る事をしなくなっていた。



私は夫に愛情はなくなっていた。

夫を異性とみず『家族』の一員。

やっと理解できた。

夫が私に言った事、これだって。

夫婦は終わったけど家族としての事。


不思議な解放感だった。

夫に触れる事もなく、不安になる事もなくなった。

夫への依存だったかもしれない。

私のほうが夫を受け入れられなくなった。

それから夫の私に対する態度や姿勢が冷静にみえてきた。

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