偽愛
運命の出逢いが真実の愛とは限らない
私達夫婦に愛はないと悟った。
私という人格が少しずつ変わる…
※体験談を元にした自己満足な物語です。
気長にやっていきます。
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ある朝、買物を済ませて🚗を走らせた。
ふと見覚えのある🚗に胸がざわついた。
すれ違った瞬間、相手も確認できた。
夫の不倫相手。
一瞬にしてあの地獄の一年を思い出した。
でも…
私の中に変化も感じた。
結婚5年目。
二人目を出産。
その頃、夫は仕事に終われていた。
育児に参加なんてなかった。
専業主婦の私を見下していた夫。
家事も育児も専業主婦なら一人でやって当然。そう思っているようだった。
お互い愚痴なんて言えない。
一人で乗り切るしかなかった。
夫は飲みに行く事が
私は子ども連れて実家に
帰る事がストレス発散だと思ってた。
それで乗り越えるしかないと…
産まれたばかりの息子はよく母乳を飲む子だった。
夜中は一時間起きが続く事も。
この時期、寝れない事は当たり前と分かっていても辛い時は辛い。
夫も同じだと思った。
夜遅くまで働いてすぐ寝る毎日。
夜泣きも気づかないくらい疲れて寝てるんだと思っていた。
朝、私が起きれなくても夫は何も言わない。
お互いが「今」は自分達で乗り越えるしかないと思っていると思っていた。
下の子は5ヶ月。
夫のその行動がすべての始まりだった。
運転する夫の後ろに座っていた私は、何気に運転席に寄りかかった。
夫の📱が鳴った。
ふいに夫の📱に目がいくと、それはおきた。
📱画面に暗証番号を入力する画面が見えた。
『え…』
見間違い?
目をそらす事はできず息を止め📧の内容も見た。
「チビ達は今お昼寝したよo(^-^)o」
女性…
チビ達?
職場の人…?
モヤモヤと胸騒ぎはおさまらなかった。
何も聞けないまま、📧の内容だけが頭を占領する。
不安と胸騒ぎの毎日だった。
それからは夫の怪しい行動に目がついた。
常に📱はマナーモード。
時には家の中で肌身離さずに持ち歩く。
どうしてかと聞くと
「📧とか気付かない時があるから、兄ちゃんみたいに側においておこうかと」
今思えば必死の言い訳だったなと思う。
胸騒ぎはおさまらず、私はとうとう行動に出た。
夫の📱を見たのだ。
📱の📧受信フォルダを開く。
家族・職場・友人。
そして3つ名前の無いフォルダがあった。
友人フォルダ📧を確認し、名前の無いフォルダを開こうとしたが、ロックがかかっていた。
不安は的中した。
モヤモヤはおさまる事なく、私は📧の予測変換入力を調べた。
目を疑うような内容…
🏩・エッチ・❤…
そして見つけた「エリ」という名前。
アドレス帳の検索をかけた。
「エリ」
友人の中にその名前はあった。
そして情報を開くと、プロフィールはすべて記入してあり、📧着信音が設定されていた。
すぐに私は自分の📱にこの女の情報すべてを転送した。
ここから私の戦いは始まった。
だいたい予測変換の内容で、どれだけの仲なのかは分かっていた。
でも信じたくない気持ちと、疑いを明確にしたい気持ちがごちゃごちゃになっていた。
毎日毎日頭がおかしくなっていくばかりだった。
そして私は初めて夫に聞いた。
「このまま悩んで病みたくないから、聞くけど。何で📧フォルダにロックかけてるの❓」
すると夫は…
「え❓ロック❓あ~、あれ買った時からそのままだよ。ロック番号知らないし💨」
え…?
確かにロックをかけてるフォルダに📧は存在してる。
嘘だと分かっていて、それ以上責めるのはやめた。
様子をみる事に…
次の日、夫の📱を調べた。
ロックのかかっているフォルダを開こうと…
『受信メールはありません』
昨日は確かに📧が存在していて暗証番号を入力しなければ開けなかった。
夫は嘘をついている。
でもここで問い詰めてもはぐらかされるだけ。
証拠を集めないとダメだと思った。
📧は開けない。
私は📱ショップに電話をした。
ロック番号を忘れたという夫の代わりに私が番号を確認する事ができるか。
購入時に📧フォルダにロックがかかった状態の場合があるのか。
ロック番号を教える事はできないし、購入した時からフォルダにロックがかかった状態はありえない。
夫の嘘は確認できた。
あとは相手だった。
毎日、夫が寝た事を確認して📱をチェックした。
予測変換を調べて、何か情報を得たかった。
毎日毎日残業で遅い夫に不信感はつのるばかりだった。
急に飲みが入れば
「今日の飲みは誰?友達?職場?どこの店?」
と急に送ってみたり…
ケロっとした顔で「急に驚いたよ(笑)」と言う。
何も感じてないのかな…
私も友人から転送してるよと聞きましたがお互い📱会社違うんです…転送無理ですょね😢半年前未遂か浮気が知りませんが私は5か月見て見ぬふり我慢しつつ毎日📱見てけ証拠探ししたけど肝心なのは全部消されてました
今はより警戒し風呂にまで📱を持っていく始末です
何の進展もないまま、ただ時間だけが過ぎた。
焦る気持ちから「エリ」に📧をしてみようか、呼び出してみようか。
でも証拠もない。
何の責める材料がない。
夫にも。
ある日、夫が話をしてきた。
夫「カワタさんから相談受けた」
私「何の❓」
夫「嫁さんが浮気してたって」
私「はぁ⁉」
夫「相手が俺と同じ課のキダ君よ」
私「え…」
夫「だから今日の飲み会でキダ君に言ったんよ」
私「何を…❓」
夫「(カワタさんの嫁)会うのはやめとけよって」
私「あんたが言ったの…?」
夫「でもお互い気持ちが入ってたからきつく言えなかった…」
私「…」
私「あのさ、私が嫁さんの立場だったらどうすんの❓」
夫「えっ…ん…分からん」
私「はぁ⁉分からん⁉」
夫「なってみないと分からん…」
私「へぇ~…」
私「まぁ、自分が浮気してたらされてる人の相談とか乗らないよね💨」
夫「まぁね…」
絶対夫は浮気を許さない人だった。
それが「分からない」と答えた。
もう答えは見えてるのに証拠がない悔しさは日に日に増すばかりだった。
そして、私はミクル依存性になった…
毎日毎日書き込みをして夫の状況を客観的に読んでもらった。
同じように悩んでる人逹がいる事に驚いた。
色んな人のアドバイスをもらいながら、私は決心を固めていった。
『もしクロだったら離婚する覚悟はあるのか?』
私は絶対裏切った事は許さない。
そんな男いらない。
そう思っていた。
でも『もしシロでこんなに疑われていたら旦那さん可哀想だよ』というレスに心が動いた。
何故か信じてみようか…って思えた。
それから夫に変化が現れた。
本人に自覚がない。
言葉がきつくなった。
本当に。
ちょっとした事でキツい言い方をする。
私が「子どもの前でそういう言い方やめて」と言うけど、変わらない。
そして夫の実家で子どもが泊まる泊まらないで大喧嘩になった。
機嫌の悪い子どもを預けるには気が退けた。
夫は私の実家のように子どもを泊まらせたい。
だが、今回はやめようと言った意味を理解してくれず帰りの車の中でぶち切れ、後部座席から運転席に蹴りを入れる。
私は怖くなり子どもを連れて自分の実家に逃げた。
次の日冷静になって夫に📧したが、反省どころか私に「頭は冷えたか」と…
私の言い分なんて聞く耳持たない。
また疑いが始まった。
相手が先か📧が先か覚えてないが、ある日削除してようが📧フォルダにロックしてようが受信📧を見れる方法を教えてくれた人がいた。
私はその日の夜に実行した。
深夜零時…
夫の📱を開く。
今にないくらい心臓が鳴る。
何かを察してるから?
運命のボタンを押した。
そこにはすべて見覚えのあるアドレスしかなかった。
一つ一つ📧は開けた。
私は初めから読み始めた。
📧は毎日やり取りしていた。
あの時間も、ちょっと出かけた時も、仕事中も…
「今○○🎰にいるよ」「隣空いてるよ😊」「喫煙所きたよ」「ごめん💦気を悪くしたよね😢」「大好きだよ❤❤❤」「愛してる❤❤❤」
恋人同士みたい。
そして…
「誕生日おめでとう☺会えて良かった❤今日が○○ちゃんにとって素敵な誕生日になりますように💕」
誕生日って確かいつも仕事で残業で疲れてるから、1日好きにしていいよって…私子どもとずっと居たよね…?
会ってたんだ…
遡って📧を開いていく。
そして見つけた…
「生理前だけど🏩行ってもいいですか☺」
血の気が引いた。
身体の中で血が逆流したと思った…
身震いが止まらない。
吐き気がする…
もう無理だった。
欲しかった証拠は私には想像以上の結果をもたらした。
その夜は眠れなかった…
頭の中で女の📧が…
寒気が酷かった。
身震いも止まらない…
このまま死ぬかもとさえ感じた。
でも私は母親。
二人の子どもを抱きしめた。
朝、私は夫の会社に電話した。
人事部に。
聞く事は決まってる。
「○○エリさんにお世話になった者ですが、今どちらの部におられますか?」
「○○さん?ちょっと待って下さいね…あ~、○○さんは結婚して△△さんになられてます。今は●●部にいます」
姓が変わってる…
私が思う以上に長い付き合いだったの…?
私は夫に📧した。
今夜「話したい事があります」
夫がいつもより早く帰宅した。
夕食を済ませてもらい、子ども達を寝かせる。
その間、会話はない。
そして夫が口を開く。
「話って何?」
会話のみ伝えます。
私『前にも聞いたけど女性と📧してるよね?』
夫「女性?まぁ、たまに友達とかね」
私『前に見たのは子持ちだったね』
夫「結婚してる人もいるから」
私『まぁいいわ。誕生日🎰で女性と会ってたよね。友達が見たって』
夫「女性?職場のヤマダさんとは会って話したけど」
私『ヤマダさんだけ?』
夫「もう覚えてない」
私『違うでしょ。会ったのも📧も日頃してる人いるでしょ』
夫「…」
私『○○エリ』
夫「あ…でもたまにしか📧しないし、結婚してて子どもいるし」
私『てか、誕生日に🎰で会ってたよね?』
夫「…会ったかもしれない」
私『はぁ⁉覚えてないの⁉最近の話じゃん』
夫「…」
私『ロックしてる相手よね?』
夫「違うって」
私「怪しい📧やり取りしてるよね?」
夫「何もないって。たまにしか📧してないから」
私『送信📧も受信📧も削除してるけど、📱容量が重くなるからって嘘だよね』
夫「本当って」
私『アドレス見たらさ、一人だけ着信音設定してあるよね。おかしくない?』
夫「あれは深い意味はない…」
私『いやいや…設定することに意味あるから』
夫「本当に何もないから。俺は正直に答えてるだけだし。やましい事は何もないから」
私『信じてほしいの…?』
夫「ほしいよ!」
私『じゃあ、📱見せて』夫「いいよ」
📱を受けとる。
私は夫を見下ろしながら言った…
私『削除した📧を見る方法があるんだよね。何もないなら見ていいよね?』
夫は黙って小さく頷いた。
私『本当に見ていいのね?』
夫「いいよ」
私は操作を始めて、ふと夫に視線を向けた…
夫は自分の📱を一瞬見た。
動揺してる証拠だった。
私は運命のボタンを押した。
そして…
私『このアドレス○○エリだよね?毎日📧してるよね』
夫「…」
私『誕生日…会えて良かった☺って書いてるね』夫「…」
私『毎日、📧、してるよね?!』
夫「…してたね…」
私『この📧は何かな??』
運命の📧を探す。
そして、声に出した。
私『生理前に🏩行ってもいいですかぁ☺』
夫「…」
🚬を吸いに外に逃げる。
私は続けて📧を開く…
次第に涙が出る…
でもやめられない。
夫が部屋に戻ると言った。
夫「そんなの見て楽しいか…?」
私『いい』
そして夫は、私の側にきた。
夫「楽しくないだろ」
そういうと📱を取り上げた。
私『話は終わってない‼』
怒鳴った私を見て夫は言った。
夫「もういい。してたから」
一瞬で頭が真っ白になった…
今何て言った…?
私『えっ…してた?浮気した?どこまでしたって⁉』
夫「だから…浮気をした…」
私の涙は一瞬にして引いた。
夫は認めたのに、私にはそれが現実のものとして受け取れずにいた。
これが求めていた答えだったのに。
身体の震えは止まったが、頭の中はまとまってない。
私『で…どうするの…別れる気あるの…?』
夫「付き合ってるとかじゃないから…」
私『はぁ?!…不倫してたんでしょ…?!』
気がつくと、夫が泣いていた。
なんで泣くの…?
相手の事を思うから…?
何が悲しいの…!?
夫「俺が出て行こうか…」
私はパニックな上にこの理解できない発言に…
私『別れたいの!?子どもは渡さないから!』
夫「子どもは育てられんやろ…」
私『はぁ!!?裏切った上に子どもは産ませて奪うの?!』
私はそれだけは絶対許さない。
子どもだけは絶対…!
私の訴えが効いたのか夫は引き下がった。
夫「わかった…」
またタバコに外に出る。
私は怖かった。
専業主婦である自分に子どもを引き取る権利は取れるのか…
夫は安定した仕事。
義両親も健在。
私は不安でたまらなかった…
タバコから戻ってきた夫…
何も言わない。
私も放心状態だった。
このまま眠ってる子どもを連れて実家に帰ろうか…
でもその判断は正しいのか…
夫はもう夫じゃない…?
一緒にいるのは無理…?
何も話さない私に夫は驚く事を口出す。
夫「仲良い夫婦だったのにね…」
え……?
思わず私は。
私『……誰が?』
夫は鼻をすすりながら
夫「俺たち。喧嘩もしないし、仲良いねってよく言われてたし…」
だから何?
だから許せって言いたいの??
よくもまぁそんな言葉吐けるね、あんた。
どう返事したかすら覚えていない。
ただ、どうしてこうなったか考えても考えても答えが出ない。
夫はさっさと寝た。
私はショックで吐き気が止まらなくなった。
寝れない。
頭から離れない。
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何で…どうして…どうすれば…
その夜は一睡も出来なかった…
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