リアル

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2009/01/17 19:13(更新日時)

「ただいまぁ~」

パートから帰った私は子猫のハコにゴハンを与え、洗濯物と布団を取り込みお風呂を洗い、やっと一服、コーヒーを飲む。
「「たっだいまぁ~」」

ゆっくりする間もなく子供達が帰って来た!

「「遊びに行って来る!!」」

「宿題は?」

「「帰ったらやるってばぁ~」」

「ったくもぉ~!五時になったらさっさと帰ってきなよ!車に気をつけてね!」
…毎日がこんな調子で平凡に流れて行く。でも時々…

昔の事を思い出す。

No.1158781 (スレ作成日時)

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No.151

「マキはなんで、こんな事に!?」私は先輩の腕を掴み聞いた…『アツシの運転する車に乗っていて…途中の曲がりカーブで狸が飛び出して来て、とっさに狸を避けたらマキの乗っていた助手席側が壁に激突して…事故した瞬間、アツシがマキ大丈夫か?と声かくたら…あのこ…大丈夫だよ!って答えて…それから意識なくなって…』
「アツシは?…」
『今、警察で事情聴取されてる…なんで!!マキがぁー!!ヒック、ヒック』私は先輩を抱きしめ二人で泣いた…

No.152

私は先輩に断ってナナに電話をした…

トゥルルートゥルルートゥルルートゥルルートゥルルートゥルルートゥルルートゥルルートゥルルートゥルルートゥルルー…
『はい!もしもし!!』
「ナナ…」
『ケイ…どうしたの?』
「マキが……事故で…ヒックヒック」
『どこの病院!?今すぐ行くから!!』私はナナに病院の場所を教えナナを待った…ナナが走ってきた…『ケイ!!マキは!?』
「この部屋中…」ナナが部屋に入る…
『イヤー!!マキ!!マキー!!嘘だって言ってー!!』……私とナナと先輩は一日中泣いていた…朝になりマキは家に帰って行った…
私とナナも仕事を休みマキの側にいた…

アツシが来た!!

『てめぇ!!よくも!!マキを返せ…』マキのお父さんはアツシに殴りかかった…

『すいませ…ヒックヒックヒックすいませ…んヒックヒックヒックすいません!!』アツシはずっとその言葉を繰り返していた…

No.153

私は歯科医院に電話し訳を話し3日程休みをもらった…

高校の時、同じグループで毎日マキの家にたむろしていた子達はマキを見てみんな泣き叫んでいた…お通夜が終わりお葬式の日が来た…アツシとアツシの両親の姿もあった…誰もアツシに声をかけられなかった…アツシが一番辛い筈なのに…翔や隼人の姿もあった!
『ケイ!!大丈夫か?』
「私は大丈夫…アツシを…アツシが後を追わないよう見張っていて!!」
『わかった』と翔が返事をした…

私達はお葬式の日もずっとマキの側にいた…お葬式が終わり夜になりみんなそれぞれ家に帰った。

No.154

私はリョウヤに電話した。
「もしもし、リョウヤ…」
『ナナから聞いた!!今から行くから…』…リョウヤはすぐに来た!!私はリョウヤに抱きついた!!私はお風呂もトイレもリョウヤに着いて来てもらいとにかくリョウヤに側にいてもらった…そうしていないと心が壊れてしまいそうだった…
翌日は仕事に行った…本当は行きたくなかったが大人としてやるべき事はやらなければ!!…仕事が終わるとリョウヤは毎日うちまで来てくれた。この一週間とにかく私の側にいてくれた。私もリョウヤが側にいてくれると安心出来た…

No.155

私にとって、リョウヤは居なくてはならない存在になっていった…マキの死でリョウヤの大切さに気づくなんて!!
そう言えば、マキ言ってたね『そのうち自分の気持ちに気づく時がくるから大丈夫!』って…
マキーまたいつか会えるよね?今度会った時はきっと可愛い赤ちゃんを抱っこしてるよね…マキ、いつまでもマキは特別な友達だからね。

No.156

リョウヤのおかげで私は立ち直っていった…リョウヤの存在が私の中で大きくなっていった…

「ねぇ~リョウヤ…私ずっとリョウヤの側にいたい!!」と呟いた…
『おぅ、任せとけ!!お前の事は俺に任せろ…』と言いリョウヤは私に優しいキスをした…私は今までの誰よりもリョウヤを信じリョウヤを愛していった。

No.157

リョウヤと再び付き合う事になら、ずっとリョウヤの側にいたい!!とは思ったけど『お互いの友達関係、仕事のお付き合いや自分の時間も大事にしような!!』とリョウヤが言ってくれたので何だかリョウヤが成長している事が私は嬉しかった…。週末はナナとハルキとリョウヤと私で遊んだり、リョウヤの家族と過ごしたり、リョウヤが私の家族と食事したり何の問題もなく、私達は順調に付き合っていた…

No.158

私は何の悩みもなく幸せに過ごしていた…
でも、ある時生理が遅れている事に気づいた。結婚には憧れていたがまだまだ先の事だと思っていたし生理が来ない事に不安を感じた…
私はその頃良く遊んでいた小学校からの友達のミサキに相談した…
「生理が遅れてるの…どうしよう!!」
『マジで!?どの位来てないの?』
「わかんない!!でも2ヶ月位かも!」
『ケイ!!今からチェッカー買いに行こう!!私がついてる、大丈夫だから!!ね!』私とミサキは薬局に行き妊娠検査薬を買った…家に帰り、不安な私に『とりあえず、今は赤ちゃん出来ているのか、はっきりさせる事が先決だと思う!心配するのは検査してからにしよ!!結果がどうであれ私が側にいるし、私も一緒に考えるから!!』とミサキに諭され、私はトイレに向かった…

No.159

トイレに入り、不安な気持ちを抑え、検査薬の説明書を読みその順番通りに検査を進めた…尿をかけた検査薬を持ちミサキが待つ部屋に急いで戻った。
検査の結果は直ぐに出た…ピンクの線がくっきり二本浮かび上がってきた!!
私は妊娠していた!!「どうしよう…」
『とりあえず、リョウヤ君と話ししないとね…でも、ケイの気持ちが一番大事だよ。今は不安で一杯だろうけど、ケイはどうしたいと思う?』
「私は…嬉しい気持ちもあるけど…正直、怖いの。私の中に命がある事が信じられないし怖いよ!!…でも…下ろすなんて出来ない…」
『うん、うんそうだよね。不安だよね。怖いよね。…でもね、母親になるってそういう事全てを乗り越えて行く事だと思う。お腹の中の赤ちゃんはケイをママに選んだんだね…』と言いミサキはそっと私の肩を撫でていてくれた。ミサキの言う通りだね…この子が私を選んでくれたのなら私は絶対産みたい!!そう思ったのと同時に私の中に母性本能が目覚めた…

No.160

次の日、話したい事があるとリョウヤに電話をかけた。
リョウヤは夜、私の家に来た…

「お疲れ~!!」
『おぅ。何だ?話しって?』……
「リョウヤは結婚って考えた事ある?」
『はぁ?そりゃ~あるよ。でもまだ20だろ!!結婚はもう少し先の話しかな?』「そう…リョウヤはまだ20だもんねー自分の給料で家族を養うとか家族を守るとかまだ早いのかな…」
『何で突然そんな話しするの?何かあったか?』
「……」
『黙ってちゃわからん!』
「…ぢゃあ~質問かえる!リョウヤは子供って好き?」
『うん、好きだけど……まさか!?』
「…大丈夫、リョウヤには迷惑かけないから!私1人で育てる!!」
『………!!!お前、バカか!!お前だけの子供ぢゃないんだぞ!!俺達の子供だろ!!』
「リョウヤはまだ20だよ。結婚は考えられない…ってだから…」
『あヾー!!もう!!相手がケイなら文句ねぇよ!!俺とケイの子供なら2人で親になろうぜ!!給料だって、少ねぇけどケイと子供を養う為に使うのは当たり前の事だろ!!お前、もっと俺を信じろよ!!』

No.161

『ケイ!!俺と結婚して下さい…ケイと子供の事、ちゃんと守るから!!』…私は結婚なんて2、3年は先の話しだと思っていた…リョウヤだってそう思ってたはず…でもお腹の赤ちゃんは確実に育っている‥
「結婚するって、親になるって大変な事なんだよ!!リョウヤは本当に覚悟出来てるの?」

『わかってるよ!!…ケイと赤ちゃんを養う為に俺、今まで以上に仕事頑張って働くしケイや赤ちゃんに対する責任も持ちだい、それよりも俺はケイを愛してるから俺の家族になってほしい。俺と結婚して下さい!』リョウヤの言葉が嬉しかった。
「はい。ぢゃあ~よろしく~♪しっかり稼いでね!!(笑)」

『おぅ!!任せろ!!』

No.162

俗に言うできちゃった結婚なのでロマンティックなプロポーズ✨と言う訳には行かなかったが…いつも冗談ばかり言い合っている私達には、この位のプロポーズのがお似合いなのかも…私は充分幸せだった✨

次の日、私は産婦人科に行った。

私の名前が呼ばれ、生理が2ヶ月近く来てない事を告げ、検尿をし、診察をしてもらった。

『妊娠していますね。これが赤ちゃんの袋です。妊娠四週目に入っています…まだ未婚のようですが、出産は考えていますか?』

「はい。」

『では、また二週間後、診察に来て下さいね。』と赤ちゃんの袋が写った写真をもらった。私は嬉しさで一杯だった✨

その日の夕方、リョウヤが家に来た…

「おっ?今日は早いね(笑)」

『診察の結果が気になって残業を断って逃げるように会社を出て来たんだよ!!』
「ぷっ(笑)…」

『んで結果はどうだったの?』

No.163

「……」
私は無言で赤ちゃんの袋が写った写真を見せた。

「四週目に入ってるって」

『マジで~♪これが俺らの赤ちゃんかぁ~♪』

「バカ!まだ赤ちゃんの袋だよ!!」

『おぉ…通りで豆みたいだと思ったよ!!でも!!豆でも袋でもいいよ♪俺めちゃめちゃ嬉しい♪』

「ははっ恥ずかしいヤツー(笑)」
それから、私達は作戦を練った…まずは、今晩リョウヤの両親に報告をして、その足でウチの両親に報告する…1日で報告を済ませる安易な作戦だ(笑)

No.164

その日の夕方、リョウヤの家に2人で行った…
『あら、ケイちゃんいらっしゃーい♪』
「お、お邪魔します‥」リョウヤの両親と妹が居るリビングに座った。
リョウヤのお母さんがコーヒーとシュークリームを出してくれた…暫くたわいのない話しをし、リョウヤが本題を切り出した…
『二人に見てほしいものがあるんだ!
これなんだけど…
』とリョウヤは赤ちゃんの袋が写った写真をお父さんとお母さんに見せた…
『今、四週目に入った所なんだけど…
ケイのお腹の中には俺らの子供がいるんだ…俺はケイと結婚したい!!』と一気に話した。
『ケイはどう思っているんだ?』とリョウヤのお父さんに聞かれた…

「私は赤ちゃんが出来た時、正直不安もあったけど、それ以上に嬉しく思いせっかく授かった命なので生みたいと思っています…結婚も親になる事も想像以上に大変な事だと思いますが、私もリョウヤも覚悟しています。私はリョウヤの赤ちゃんを生みたいです。」と自分の意志をリョウヤの両親に話した…。

No.165

お父さんは私の話しを頷きながら聞いてくれた…
リョウヤのお母さんは『ケイちゃんは、凄くしっかりした子だと思う…でもリョウヤはいつまで経っても子供に見えて…本当にリョウヤが父親なんて大丈夫かしら?ケイちゃんと赤ちゃんを養っていけるのかしら?って心配になるの…』と言った。
『俺、ケイと子供の事責任持って守るよ!!仕事だって今以上にしっかり働く!!…俺はケイと結婚したいんだよ!!』とリョウヤが力強く言った。
お父さんは
『そうか、わかった。』と答えた…
お母さんは
『こんな写真見せられたら、誰もダメだなんて言えないでしょー!私を42でおばあちゃんにするなんて!!』
『はっはとはっ(笑)』とお父さんが笑い出した。
『ちょっと!!お父さんだって43でおじいちゃんなんだからね!!おじいちゃん!(笑)』とお母さんが反撃した…
『私なんて高3で、おばさん!って…』とトウコちゃんが言いみんなで爆笑した!

No.166

『まぁ~お父さんとお母さんも結婚早かったからな…』とお父さんが言った。

来年、赤ちゃんが産まれた頃は私は22でリョウヤは21になっている‥22でママは良くある話しだがリョウヤは21のパパは相当若い‥
リョウヤの両親は結婚を認めてくれ、孫の誕生をとても喜んでくれた✨

暫く話し、リョウヤの両親に次は私の両親に報告に行く事を話した…

『ケイ、ケイのお父さんとお母さんに明日の都合を伺ってくれ。こう言う事は早い方が良いからな‥明日、ケイの両親に挨拶に伺いたいと話しておいてほしい。』とリョウヤのお父さんに言われた。
「はい。宜しくお願い致します。」と私は答えた。

玄関を出る時、お母さんがリョウヤにお菓子の包みを持たせてくれた…
『サンキュ!行ってくる。』とリョウヤは答え私達は私の家に向かった。
さっきは私が緊張していたが今度はリョウヤが緊張している(笑)…そして私の家についた。

No.167

夜の8時半頃に私の家に着き、リョウヤは緊張しながらも、私の家に入った…
『こんばんは、お邪魔します。』とリョウヤが挨拶をしリビングに腰を下ろした。私は私のお父さんとお母さんに話しはじめた。
「あのね、気を確かに聞いてほしいんだけど…私、今日産婦人科に行って来たの。四週目に入ってるって…」と赤ちゃんの袋が写った写真を見せた。
『子供が出来たって事なのか?』父親が確かめてきた…
「うん、予定日は来年の7月の中旬だって。」と私は答えた。
『この度は、本当にすいません!!…ケイさんを僕にください!絶対に幸せにしますから!!仕事も今以上に頑張って働きます。ケイさんと子供を一生大事にします!!お願いします、結婚させて下さい…』とリョウヤは精一杯頭を下げてくれた。

No.168

『リョウヤは、まだ若い、本当に大丈夫なのか?ケイは、負けず嫌いで芯が強い。だから、ケイが子供を生む事は心配していない!でも、リョウヤはまだ20だし、人生の中で一番遊びたい年頃だろ?大して遊んでもいないくせに結婚なんてして大丈夫か?俺が聞いてる意味を本当にわかっているのか?結婚生活は甘くないんだぞ。沢山自分のやりたい事を諦めて家族の為に生きて行かなきゃならないんだぞ。お前にそれが出来ると言うなら、結婚を認めてやる。』お父さんは穏やかな口調だがリョウヤにとっては一番覚悟しなければならない所を突いてきた…

『はい!!覚悟してます。僕の人生にはケイが必要なんです。ケイと子供を哀しませないよう生きて行くつもりです!』とリョウヤが堂々と答えた。

No.169

『そうか…そんなに胸を張って言えるならケイと子供を頼む。そのうち、本当の意味で俺が言った言葉がわかる時が来るだろう…その時は今の約束を思い出せよ。』とお父さんが念を押した。
『はい!!約束は絶対に守ります!!』とリョウヤが答えた。
お母さんは、涙を流していた…私が、この家を出て行く時がとうとう来てしまったのだと泣いていた…
『明日、僕の両親が挨拶にお伺いしたいと言っているのですが、お邪魔させていただいても宜しいでしょうか?』とリョウヤが聞いた。
私の両親は頷いて、『明日、お待ちしております!と伝えてくれ。』と答えた。
それから、リョウヤはもう一度両親に
『本当にすいません!!明日、宜しくお願い致します。』と言い帰って行った。

No.170

リョウヤが帰った後、お父さんもお母さんもどこか吹っ切れたようで…
『ケイ、人間を一人育てるのは大変だぞ!覚悟しときなさい。』と言って笑っていた。
お母さんは、
『私がお兄ちゃんを生んだ時は今のケイの年だったけど、あんたよりしっかりしてたわよ!!45でおばあちゃんか~♪まぁ、おばあちゃんとは呼ばせないけどね(笑)』と笑っていた。『ばぁさんは婆さんだろ~!!』とお父さんが突っ込んでいた。
「お父さん、お母さん、本当にありがとう✨私頑張るよ!」とニッコリ笑ったら『まぁ~無理だろ~』と口を揃えて言っていた。
数年後、この両親の言った言葉の意味がわかるなんてこの時の私には知る由もなかった。

No.171

次の日の夜、リョウヤとリョウヤの両親がウチに来た…

『こんばんは、初めましてリョウヤの父親で朝倉と申します。この度は、ウチの息子がとんでもない事をしてしまい、お詫びさせていただきます。本当にすいませんでした!』とリョウヤの両親とリョウヤが頭を下げていた…
『頭を上げて下さい…リョウヤ君だけの責任ではありませんから!!』と父親が言った。
頭を下げたままリョウヤのお父さんが、『お嬢さんをください!!お願いします。』と言うと、リョウヤが『俺の台詞だろ!!お父さん、お母さん、ケイさんを僕にください!!』と言った。お父さんは困った顔で、『頭を上げて下さい…わかりましたから…こちらこそ不束な娘ですが宜しくお願い致します!』と答えた。
『さぁさっ、こちらにお酒とお料理を用意してありますのでどうぞ~』と母が和室に案内した。

No.172

めったに食べられない豪華な料理とお酒が並んでいた…お母さん、ありがとう!!と心の中で呟いた。それから、お互いの両親は意気投合した様子で楽しそうに話していた。
私はリョウヤから小さい箱の包みを渡された。包みを開けるとダイヤの付いた指輪が入っていた…リョウヤが私の薬指に指輪をはめてくれた。私は指輪なんて期待してなかったので驚いた!!
『安物だけど…』
「ありがとう✨凄く嬉しい💕大切にするね!」4人の親は嬉しそうに私達を見つめていた。
『普通は給料の3ヶ月分と言われているがリョウヤは給料の1ヶ月半分だよな(笑)』とリョウヤのお父さんが言ったらみんな笑っていた…それから、結納と結婚式のだいたいの日取りを相談して、その日はお開きとなった。

No.173

歯科医院には事情を話し、来月のお給料の締めまで働き退職させてもらう事になった。退職が決まると無性に淋しく感じ1日、1日を精一杯働かせてもらった。
最後の日はケーキが沢山入った包みを用意し、先生やスタッフに挨拶をした。先生にはブランドの靴下のセット、奥さんにはブランドのスカーフを一緒に働いたみんなにはディオールの口紅を贈った。その日はあやちゃんとノリちゃんと夕飯を食べに言った。沢山お喋りをし私はこの二人に沢山感謝した。後日、改めて送別会をしてもらった。

No.174

数日後、母子手帳の関係もあり、リョウヤと私は入籍をした。その帰り、マキのお墓参りに行き私はマキに報告をした。
「マキ、元気してた?実はね、私のお腹に赤ちゃんがいるんだよ…あの時のマキと同じだよ。マキは天国で子育て頑張っていますか?マキは母親として先輩なんだから、私が子育てで悩んでたら『大丈夫だよ!』って見守ってね!マキはずっと私の中に生き続けてるからね✨」…リョウヤもマキのお墓に手を合わせていた。初対面だから『初めまして!これから、宜しくお願いします。』と挨拶をしていたそうです(笑)
マキが亡くなった時、私なかなか立ち直れなかった…でもリョウヤがそばにいて支えてくれたから、なんとか立ち直る事が出来たよ…私、母親になるんだから強くなるからね!!マキに負けない位、良いお母さんになるからね!!お互い子育て頑張ろうね!

No.175

横レスごめんなさぃ💦初めまして😃✨

ケイさんと旦那さんの家族が、結婚する前から仲良しで羨ましぃです😊🎵

私も彼氏の家族とこんな関係になれたらぃぃなって思います☺

更新頑張って下さぃ‼‼

No.176

>> 175 こんばんわ~🙇

りんごさん、

ありがとうございます✨

このお話しはここからケイの結婚生活が狂って行くのでだんだんと大変な事になって行きます

( ̄○ ̄;)

幸せの絶頂から落ちた事が私の人生の中で一番の大事件でした
\(゜□゜)/

りんごさん、

りんごさんは、幸せになって下さいね💕
(*゜▽゜ノノ゛☆

No.177

私達は、お腹の目立たないうちに結婚式をあげた…

リョウヤのお母さんは美容室を経営していて親戚も多く、
招待客が200人を越す大披露宴になってしまった…
私は着物とウエディングドレスとワインレッドのドレスを着た…長~い披露宴が終わり、二次会も終わりその日は結婚式を挙げたホテルに泊まった…なぜか?つまらない事から大喧嘩になってしまった…結婚式の少し前から口喧嘩をする事が増えて行った…理由はリョウヤの浮気疑惑だ!!リョウヤは私に出会う前は、スナックのユリと言う女の子の事が好きだったらしい…ユリは可愛いらしくてアイドル系の女の子で派手目の私とは対象的だった。私にはそれがコンプレックスに感じた…

No.178

結婚式を挙げる1ヶ月前にさかのぼる。リョウヤはなぜか私にオルゴールをプレゼントした。そのオルゴールは私達の住んでる街から一時間ちょいかかるショップのものだった…オルゴールをプレゼントされた事は凄く嬉しかったし曲がラブストーリーは突然に!!だったので感激してしまった。
だが、紙袋の底にくしゃくしゃに丸めたレシートが入っていた…レシートを見るとオルゴールは2つ買っている。それからレストランのレシートには人数二人と明記されていた…まさか、リョウヤが浮気?と頭をよぎった…私はリョウヤにカマをかけた…

No.179

「ねぇ、リョウヤこのオルゴールを買ってくれた日、あやがリョウヤと女の子をN市のショッピングモールで見かけた!って電話をくれたの…おまけにAQUASEEDってレストランで二人で楽しそうに食事してたって。このオルゴール、その子と買いに行ったんだよね?その子とはどういう関係?言っとくけど嘘はすぐに見破るよ!!

『……』
「何とか言いなよ!!だいたいは知ってるけどリョウヤの口から説明して。」とカマをかけた…

No.180

リョウヤがとうとう観念したように話し始めた…
『その子は俺が高校の時から飲みに行ってるスナックの娘でユリって名前でケイに出会う前は、ユリの事、可愛いいな~と確かに思ってたよ…ケイと結婚して、高校の時の友達が久しぶりにユリのスナックで飲んでお祝いしよう!って話しになってユリの店に行ったんだ。俺の結婚を知ってユリがお祝いにボトルを卸してくれたんだ。そのお礼にN市でお昼ご飯を奢ったんだ!!』

「リョウヤ、オルゴールを2つ買ってるよね!一つはユリって子にオルゴール一つプレゼントしてるよね?」
『あぁ、ケイのを買ったついでにユリにも一つ買ってあげた…』
「信じられない!!その女と同じオルゴールなんていらないよ!!普通、結婚したばかりの男が女と二人で出かけないよね?リョウヤの車で行ったんだよね。リョウヤの車の助手席は私専用ぢゃなかったの?私、もうリョウヤの車には乗らないしあんたなんて信じられない!!」

No.181

リョウヤは私のカマにまんまと引っかかり白状した…
『ケイ、ごめん…でも本当にお礼にオルゴール買ってご飯食べただけなんだよ!!』
「許さない!!こんなオルゴールいらねーよ!!下心あったからお礼にオルゴール買ってご飯食べたんでしょ?なら私もそうする!!誰か他の男の子と私の車で買い物行ってプレゼント選んで買ってあげてランチしてくるね!!」
『ケイ、マジでごめんって!!ユリの事は何とも思ってないし本当に何にもないんだから…信じてよ!!』
「何もなくても、頭くる!!…すぐには許せないと思う。もう寝る!!」と布団を被って寝たふりをした…それから3日は口を聞かずリョウヤを無視した。用事があって出かける時もリョウヤの車には乗らずに自分の車で行った。

No.182

『ケイ、どうしたら許してくれるの?』

「許さない!!って言ったでしょ…でも、リョウヤの助手席のシート全部取り替えるなら考えてあげてもいいよ!!」
『わかった!』
一週間後、リョウヤの車の助手席は新しい物に変わっていた…約束は約束なので私はリョウヤの事を許した…
でもこの時、許さなければ良かった。
リョウヤの優しさ、情の深さ、ノリの良さ、親身になって人の話しを聞く所、可愛らしい笑顔、依存、リョウヤの全てが不倫体質、恋愛体質なのだと後々思い知る事になる。

No.183

私達はアパートに済んでいたが、リョウヤのお母さんが美容室の店舗の二回を買い取ったからそこに住みなさい!と言われ引っ越しをした。私に美容室を手伝ってみない?給料は月10万払うから!!と言われ私は美容室を手伝う事になった。美容室の仕事はとても楽しくてやりがいのある仕事で私はシャンプーしたり、お客様の髪を染めたり、パーマをかけたり出来るようになっていた。美容室の仕事が楽しくて楽しくて仕方なかった。
美容室の仕事が終わると頻繁にお母さんに『ウチでご飯食べない?』と誘われ大手スーパーでお母さんと買い物をして一緒に夕飯を作った。お母さんは本当に私の事を可愛がってくれた。私はお母さんの事が大好きだった。嫁、姑のバトルは一切なくパチンコにお供したり、夜二人で散歩に出かけたり本当に仲良しだった。

No.184

私は妊娠10ヶ月になった。毎日美容室を雑巾がけし、階段を上り下りしていた。いつものように階段を上り下りしていたらお腹がプツンプツンと弾けた…その瞬間、膣から水が流れてきた…私はバスタオルを股に挟みトイレへ向かった。透明な水が膣から出てくる!!急いでリョウヤに電話をし、産婦人科に連絡を入れた。産婦人科ではすぐに来て下さい!と言われリョウヤの帰りを待って荷物を持ちリョウヤの車で産婦人科へ向かった。初めての陣痛はめちゃくちゃ痛かった。膣を下から太くて大きな尖った釘で刺されているような痛みだった。破水してるのに、あまり膣口が開かない。朝まで一睡も出来ずに痛みに耐え、朝の8時に分娩室に入った。あまりの痛みに体が震えた…初産で破水していて陣痛促進剤を打たれたので痛みは半端ない!!マジで泣きながら、しまいには、看護師さんにお腹を押され膣をハサミで切られやっとの事で生まれてきた…

No.185

気づくと看護学生が5、6人私のお股の方にいた!!

( ̄□ ̄;)!!

最悪だ!!勝手に人の出産シーン見やがって💢と思っていると胎盤がニョロっと出て来た!!

数分後、赤ちゃんが戻って来た!!
『2900gの元気な男の子ですよ!!』
うわ~ちっちゃい!!なんじゃこれ~…
サルやんけ~…

お股を縫ってもらい処置が終わると部屋に戻された。

部屋に戻ってすぐにリョウヤとお母さんが来た!!
『生まれたのか?』
「うん、今さっき!!」
『お前!!なんで電話かけて来ないんだよ!!おかげで感動の瞬間に立ち会えなかっただろ~!!』
「電話なんか出来るか!!ボケ!!こっちは死にそうだったんぢゃい!!それに出産は女の仕事ぢゃい!!」とキレた。
『おぉ、そうか…ごめん…。』とリョウヤが謝った。
お母さんがリョウヤを連れて赤ちゃんを見に言った。私はお股がいたくて見に行けない…

No.186

その夜、たまごクラブの名付け辞典をみながら名前を寝ずに考えていた…

💡ひらめいた‼
英雄と書いて『ヒーロー』と名付けよう!
私は、リョウヤに電話をかけた。

「赤ちゃんの名前だけど英雄と書いてヒーロー!!ってどう?」

『おぅ!!ナイスなネーミングだ!!』と賛成してくれた。

リョウヤは、
『本気と書いてマジ!理由と書いてワケ!技術と書いてテクニック!そして英雄と書いてヒーロー!!』と一人で言ってウケていた…!!
ヒーローが部屋にやって来た!!
看護師さんから、赤ちゃんの抱き方、オムツの変え方、ミルクの作り方、飲ませ方、ゲップの出させ方を教えてもらい病室で赤ちゃんの世話をする事になった。

No.187

私はすぐに母性本能が目覚めヒーローが愛おしくてたまらなかった!赤ちゃんは赤ちゃん用の透明のベッドが用意されていたが私は自分のベッドに赤ちゃんを寝かせずっと眺めていた…ヤバい!!可愛い過ぎる!!超~ラブリー♪と既に親バカ全開だった。
昼間は入れ替わり立ち替わり赤ちゃんを見に来ていた…リョウヤやリョウヤの両親や私の両親やリョウヤの親戚、私の親戚、ナナとハルキ、私の中学時代と高校時代、リョウヤの友達、美容室のスタッフ、仲人さんなどなど…沢山の人がお見舞いに来てくれた。
いよいよ、退院!!私は白い服と白い帽子、をヒーローに着せてカゴに入れて退院した…一旦、自宅に帰り、里帰りの荷物を車に詰め、ヒーローを抱っこし、美容室に顔を出した…

No.188

『ケイちゃん、お帰り!!うわ~ちっちゃい!!可愛い~』と美容室のスタッフがヒーローを見ていた。
お母さんもヒーローを抱っこし頬ずりしていた。
「お母さん、今から実家に帰ってきます。なるべく早く戻りますがお母さんもヒーローの顔見に来てね!!本当にすぐ一週間位で帰りますから~♪」
『淋しいからすぐ帰って来てね!!気をつけてね!!』
「はーい♪行ってきまーす!」
私はリョウヤに送ってもらい実家に帰って来た。
言い忘れていたが…実はウチの兄も結婚していて、3歳と1歳の姪っ子がいた…

No.189

お兄ちゃんのお嫁さんは両親と同居してくれていた。
新婚当初、嫁さんの真知子さんは大手企業に勤めていて夕方6時頃には家に帰ってきて、そのまま寝室に行ってしまい、なかなか出て来ない。夕方の支度もしないけど買い物にも行かない。訳のわからない人だった…私は真知子さんが苦手だ!!一度、リョウヤのお弁当を作っていて、ご飯があまり、炊飯器にそのまま入れといたら、真知子さんもご飯が炊きたかったらしく、私はお兄ちゃんに凄く怒られた…!!
『真知子がご飯炊こうとしたら、お前の炊いたご飯が余ってて真知子、怒って実家に帰っちまったじゃね~か!!余ったご飯なんとかしろ!!』と兄に言われ、ラップして残して置くとまた真知子に何か言われそうだったので新聞紙にご飯を包みこっそり捨てた覚えがある…その後、真知子さんが帰って来たから「勝手にご飯を炊いて余らせてごめんなさい!」と謝ったのだ。

No.190

その事件前から苦手だったが事件後はますます苦手になった。私は兄の子供達をとても可愛がっていたが自分が出産して帰って来ると自分とヒーローの事で精一杯だった…でも姪っ子達にはそんな事はわからないから、しょっちゅう私の部屋に来ては遊んでいた…私は我慢が頂点に達し、両親に明日自宅に帰る事を告げた。両親も『ここにいて気を使うより自宅で誰にも気兼ねせずゆっくり過ごした方がいいだろう!!』と言ってくれた。

翌日、自宅に帰るとお母さんが凄く喜んでいた。美容室の仕事が暇になるとヒーローの面倒を見てくれたので私はとても助かった。

No.191

ヒーローは、8ヶ月になり、保育園に預けて私は美容室に復帰する事になった。初めてヒーローを保育園へ預けた時は身が引きちぎられるような悲しみが襲ったがいざ、美容室の仕事に入ると仕事に没頭していた。
美容室では、スタッフの女の子達に色々教わり、私は美容師の資格はなかったがワインディングのコンテストに何度か出場させてもらったり本気で美容師の資格が欲しいと考えていた…でも子供あともう一人欲しいし…よし、子づくりしよう💡もう一人生んでから資格を取ろう!!なんて考えていた…ヒーローが一歳四カ月の時に私は二どめの妊娠をした…次は女の子がいいな~なんて思っていたら、またチンチンを付けて生まれてきた。二人めはあっという間にツルンと生まれてしまいリョウヤはまたまた出産に立ち会えなかった(笑)

No.192

下の子はレオと名付けた。レオも8ヶ月になった時に保育園に入れた。私は通信教育で美容の免許を取り始めていた…
私は母として嫁として美容室のスタッフとして一生懸命だった。妻としては、毎日お弁当を作り、リョウヤがお風呂に入る時は下着とパジャマを必ず用意し朝はリョウヤの出勤に合わせリョウヤの車のエンジンをかけた。でも夫婦生活は私がヒーローとレオを寝かし付けてると一緒に寝てしまう為、1ヶ月に一度位しかしなかった。その頃からリョウヤは先輩と飲み行く、友達と飲み行く、後輩と飲み行く…と頻繁に遊びに行っていた…私はリョウヤの事を全く疑ってなく信用しきっていた…!

No.193

私は、今の生活に満足していた。
母親として子供達の事が愛しくてたまらなかった。
嫁としては、お父さん、お母さんに本当~の娘以上に可愛がってもらい、私はお父さんとお母さんの事が大好きだったので、週に4日は子供達を連れてリョウヤの実家で過ごしていた。美容室のスタッフとしても毎日が充実していて仕事が楽しくて仕方なかった。リョウヤは美容室を継がないし、妹のトウコちゃんは高校を卒業し他県の交通会社に就職し会社の寮に住んでいたので、私が美容室をやって行けたらな~と本気で思っていた。

でも、私は大事な事を蔑ろにしていた事に気づかないでいた。リョウヤの事だ!!
私は美容室の仕事を手伝い、お父さんお母さんと仲良く過ごし子供達に愛情を注いで子育てする事がリョウヤに対して妻として尽くしている事なのだと思っていた。リョウヤの事を1ミリも疑わず信じきったいたので、リョウヤが頻繁に飲みに出かける事も快く送り出していた。

No.194

リョウヤの先輩の奥さんで私と年の近い玲子さんと私は大の仲良しだった。

ある時、玲子さんがウチに遊びに来た。
ヒーローとレオはお母さんが面倒を見たい!!と言い実家に連れて帰ってしまったので私は自由だった。
リョウヤはいつものように飲みに行っていた…

玲子さんは…
『ねぇ…変な事言ってごめんね…リョウヤ君いつも、飲みに行って、こんな時間まで帰って来ないんでしょ?私はリョウヤ君は浮気してると思うよ!!』と言った。この時、玲子さんはリョウヤが浮気してる事、知っていたから私に気づかせようと遠まわしに聞いてきたんだね…その時の私はそんな玲子さんの気持ちに気づく由もなく
「まっさか~それは無いですよ~」と笑って答えていた。

No.195

『そんな事言って!!リョウヤ君しょっちゅう飲みに行って帰りは朝方でしょ!?もっとリョウヤ君の事ちゃんと見た方がいいよ!』と玲子さんは念を押すように言った。この時の私は、本当にリョウヤの事信じていたので
「は~い!」と一応、返事をする程度で玲子さんの忠告を軽く聞き流していた…その日の玲子さんは夜中の2じになっても帰ろうとせず、
朝方の3時頃、リョウヤが帰って来ると『リョウヤ君遅かったね!!ぢゃあ~私は帰るから、おやすみ!』と言って帰って言った。
リョウヤが
『玲子さん、こんな時間まで人の家で何してたの?』と聞いてきた。
「なんかね~リョウヤが浮気してんじゃないの~?って心配してくれてたんだよ(笑)」
『はぁ~?玲子さんも暇だな~』とリョウヤが言った。でもこの時、リョウヤは玲子さんの行動にビビってたんだね。だから私に…
『あんまり玲子さんとは仲良くしてほしくない!!』なんて私に言ったんだね。

No.196

その後もリョウヤは頻繁に飲みに行って気づけば夫婦生活も4ヶ月なかった。
私は美容室のスタッフのなっちゃんに、その事を話すと、
『リョウちゃん、浮気してんじゃない?』と言っていた…

私は昔、リョウヤがユリとオルゴールを買いに行き、食事をした際のレシートの事を思い出した。

リョウヤがお風呂に入ってる隙に財布の中身を調べた。

誰かと二人で行ったレストランのレシートやらカラオケのレシートやらが出てきた。よく見るとリョウヤが仕事に行ってる筈の時間帯が明記されていた…

更に、禁断のリョウヤの携帯の中身を見てしまった!
見なければ良かった!!

No.197

そこには、ミユキという女の子に送ったメールが沢山あった!メールの内容は、俺もミユキが大好きだよ、愛してる。
会いたい!昨日は楽しかった!!など沢山不倫の証拠が出て来た…受信メールもミユキからのメールで一杯だった。その内容もリョウの事が大好き、愛してる。今日も会いたい。ずっとリョウと一緒に居たい…などなど
私は血の気が引いた。携帯を持つ手が震えた…とっさに、リョウヤのメールとミユキのメールを私の携帯に転送し、私に転送した証拠を消した。
直ぐにリョウヤに問いただす事はしないでリョウヤの行動を観察する事にした。

No.198

その頃のリョウヤは悪で有名な先輩達と連んでいた…ウチにも先輩達を何度か連れて来ていた…
私はリョウヤの尊敬する先輩達だと思い出来る限りもてなしていた。リョウヤがお世話になっている先輩達なので私も笑顔で対応していた。
その日もリョウヤは先輩達と出かけて行った…

私はお母さんに子供達を預かってもらい玲子さんに連絡を取った。

「もしもし、玲子さん!リョウヤの事で相談があるのですが、今からうかがってもいいですか?」

『なんかあった?
いいよ!今直ぐおいで!!』と玲子さんが言ってくれたので電話を切って直ぐに家を出た。

No.199

玲子さんの家についた。玲子さんの旦那さんでリョウヤの会社の先輩の徹さんも居た…
「こんばんわ~お邪魔します。徹さん、突然すいません…」
『全然気にしなくていいって!!リョウヤの事だろ?』と徹さんが言った。
「はい。実はリョウヤ最近悪い先輩達と付き合っていて…
頻繁に飲みに行くし不安になって、リョウヤの携帯を見たら…ミユキと言う女の子と頻繁にメールをしてるんです!!」と言って、リョウヤの携帯から転送したメールを徹さんと玲子さんに見せた…

『これって!!』
「リョウヤ、不倫してるみたいなんです…」私の話しを聞き玲子さんが話し始めた。
『前に私がケイちゃんにリョウヤ君浮気してると思うって話したよね…その頃は、マリ子って女の子と不倫してたの…マリ子は徹のいとこで、スナックで働いてる子なの。マリ子の話しでは、リョウヤ君は何度か子供を連れてマリ子の部屋に行ったり…マリ子とリョウヤ君はとても深い仲だったの!!』

No.200

次に徹さんが話し始めた…
『ケイちゃん、ごめんな!!俺が一度リョウヤをマリ子のスナックに連れて行ったんだ。でもまさか、こんな事になるなんて!!マリ子とリョウヤの不倫関係を知って俺、リョウヤの事殴ったんだ…リョウヤにはケイちゃんと子供が2人もいるのに、何やってんだ!!って。マリ子だってリョウヤとでは幸せになれないし…でもあの二人は俺が殴って怒っても関係をやめなかった。…でも結局、マリ子は体を壊し鹿児島の実家に帰ったんだ…それで二人は終わったんだよ。でも、まさかリョウヤがまた別の女と不倫してるとは…!!』徹さんと玲子さんはありのままを話してくれた…

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