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白銀翼の彼方

No.66 07/02/13 23:28
アルミ ( 20代 ♂ yXSV )
あ+あ-

≫65

その頃屋敷に向かった神崎達は目の前まで来ていた。

『屋敷が見えて来たな。』ガイが言うとミッキーが答えた。

『こっちに裏口があるはずよ。』ミッキーは屋敷の奥の方を指差した。その先を神崎達は見た。確かにそちらの方に扉らしき物が見えた。

『俺達で近づいたらバレてしまうな…。』神崎は考え込んでしまった。沈黙を破ったのはガイだった。

『俺なら顔割れてないぜ。俺が観光に来た人が屋敷に迷ったように近づけば疑われないと思うのだが…。どう思う…。』ガイの意見に反対する者はいなかったが神崎は言った。

『しかしそれでは肝心のマーナが居るか調べるには無理があると思うのだが…。』ガイはハッとした肝心な事を忘れていた。

『それならガイが言ったようにして見張りのヤツらの気を引いている内に屋敷に忍び込むっていうのはどうかしら…。』ミッキーが言った。それを聞いて神崎達はミッキーにしては良い事を言うと思った。

『その手があるな。それではガイは言った通りに観光に来て迷った人のフリをしてくれ。後の皆はその隙を見計らって屋敷に侵入する。それで良いな…。』と神崎が皆に言った。その近くで赤穂が鳴き叫ぶ。〈どうした…〉皆がそう思った。すると屋敷から一台の車が出て来たのだ。それは黒い外車で多分ホイルの車だろう。ガラスは黒のスモークで中は見えなかった。〈もしかしたらあの中にマーナが乗っているかもしれない〉と神崎は思った。するとガイが口笛をピッと鳴らした。空の彼方に何かが見えた。鷹のようだ。それはガイの差し出した腕にとまった。

『よし疾風あの車をつけろ…。』そう言うとその鷹は再び飛び立って車を追いかけるように飛んでいった。

『なんだあの鳥は…。』神崎が尋ねるとガイはニヤリと笑った。

『アイツは疾風。俺の相棒だ。ヤツにあの車の追跡は任せて俺達はさっきの作戦を実行しようぜ。』ガイはそう言うとまたニヤリと笑った。

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