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神社仏閣巡り珍道中・改  東北路編

No.35 21/02/23 04:56
旅人さん0
あ+あ-

【瑞巌寺】さんに話をもどします。
【中門】、という太鼓塀につながる門が大きく開け放たれていました。そこに入っていいものかどうかをなぜかためらう私がおりました。┉この図々しさを絵に書いたような、おばさんの中のおばさん!という私が、なぜ?
他の方も入っておられるのですし、そもそもが扉が開けられ足止めのようなものもなく、ためらっている自分自身にむしろ驚きを感じためらうくらいであります。
でもきっとそれは、門の外からですら圧倒されるような御本堂の威風であったのでありましょう。
はあぁ。
敷きつめられた白い砂利には枯葉一枚落ちておらず、まるで常に均しているかのようにみえます。目の前にひろがる御本堂はその所々の戸が開けられていますが、やはり圧倒されて側によることすらできない私。
その威風堂々とした御本堂、横に四十メートルあるのだそうです。
御本堂に圧倒された私は、ただ立ちつくして、まるでお白洲にでもいるかのよう。
国宝指定の御成玄関も南蛮鉄燈籠も遠くからただ見つめるだけで、私がここにおることすらなにか罪のように思え、そおっと中門を退出したのでありました。

┉ここは、さきの津波による被害はどうだったのだろう。
海岸は目と鼻の先です。そもそもが震度も凄まじかった地であります。
不思議なくらいに、たぶん元のまま、なのだと思われます。
とはいえ、私は初めてここに訪れたものであり、さらにはさきの東日本大震災からすでに九年の年月が流れてはおります。
あくまでも、そう感じた、というだけなのですが、そう思わせるくらいに、古くからの年月の重みを感じさせる瑞巌寺御本堂でありました。

いつもの私であれば、もしかしたらもう二度と来られないかも知れないところを訪れたのですから、少しでも多く見て感じて行こうとするのですが、少しもそうならなかった不思議は、まああとになって後悔となるのですが。

中門を出たところには岩に腰掛けたお姿の観音さまがおられます。
この観音さまは灌水観音さまとおっしゃるようで、右手に小さな水差しを持ち気だるげに腰のあたりにその手を置いておられます。
こちらの観音さまが松島、瑞巌寺に何かあったときにはお水を調整してくださっておられるのでしょうか。

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